(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
  前記囲繞構造体は、分割した状態で移動させることが可能な複数の部分囲繞構造体により構成されていることを特徴とする請求項1記載の放射性物質に汚染された廃棄物の処理方法。
【発明を実施するための形態】
【0011】
  以下、本発明の一例としての実施の形態について、図面に基づいて詳細に説明する。なお、実施の形態を説明するための図面において、同一の構成要素には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
 
【0012】
  本実施の形態の放射性物質に汚染された廃棄物の処理方法は、例えば、敷地内に埋設された放射性物質を含む混合焼却灰(放射性物質に汚染された廃棄物)を掘削し、コンテナバックに詰め込んで搬出する廃棄物の除去処理方法である。以下、本実施の形態の放射性物質に汚染された廃棄物の処理方法について
図1〜
図22を参照して説明する。なお、
図1〜
図4および
図6〜
図22において左右横方向を掘削処理方向(第1の方向)といい、これに交差する上下縦方向をレール間移動方向(第2の方向)という。また、
図1、
図3、
図6、
図9、
図11、
図13、
図15、
図17〜
図20は平面図であるが、図面を見易くするため混合焼却灰の掘削領域Wにハッチングを付した。
 
【0013】
  図1は混合焼却灰の掘削領域の平面図、
図2(a)は
図1のI−I線の断面図、
図2(b)は
図1のII−II線の断面図である。
 
【0014】
  まず、大地G内において混合焼却灰の掘削領域Wの範囲を測量する。掘削領域Wには、例えば、放射線セシウム等のような放射性物質に汚染された混合焼却灰が埋設されている。
 
【0015】
  次に、
図3は
図1の後のレール敷設工程およびテント組立工程における混合焼却灰の掘削領域の平面図、
図4(a)は
図3のI−I線の断面図、
図4(b)は
図3のII−II線の断面図、
図5は
図4(b)のテントの破線Dで囲んだ脚部の拡大側面図である。
 
【0016】
  まず、
図3および
図4に示すように、大地G上に掘削処理方向に沿って延在する一対のレール(第1の走行路)L1,L1をレール間移動方向に所定の間隔だけ離した状態で敷設する。一方のレールL1は掘削領域Wの外側に敷設され、他方のレールL1は掘削領域W上を通過するように敷設されており、一対のレールL1,L1の間には、掘削領域Wの一部が配置されている。なお、
図5に示すように、レールL1,L1は、例えば、H鋼材により構成されている。
 
【0017】
  続いて、
図3および
図4に示すように、大地G上にテントSA,SBを組み立てる。テントSAは、混合焼却灰の掘削作業空間を取り囲む囲繞構造体であり、例えば、同一構成の2個のテントSA1,SA2が機械的に接合されることで構成されている。テントSA1,SA2において主な骨組み部は、例えば、ボルトおよびナットにより接合されている。その他の骨組み部は、例えば、クリップにより接合しても良い。テントSA1,SA2の遮蔽シートは、例えば、面ファスナや嵌合プレートにより接合しても良い。
 
【0018】
  テントSAを構成する2個のテントSA1,SA2の間には遮蔽シートが存在しないが、テントSAにおいて掘削処理方向の両側面、レール間移動方向の両側面および上面には掘削作業空間を取り囲むように遮蔽シートが設けられている。なお、テントSAの寸法は、特に限定されるものではないが、例えば、掘削処理方向の寸法が50m程度、レール間移動方向の寸法が40m程度、高さ(最も高い位置)が15m程度である。
 
【0019】
  また、テントSA(SA1,SA2)は、掘削処理方向に沿って移動可能な状態で一対のレールL1,L1上に組み立てられている。
図5に示すように、レールL1,L1上には幅広のガイドGLが設置されている。テントSA(SA1,SA2)の脚部SLの底面には、例えば、ボールキャスタ等のような移動部材Mが設置されている。ただし、移動部材Mは、ボールキャスタに限定されるものではなく種々変更可能であり、例えば、チルローラを用いても良い。チルローラを用いる場合は、後述のように、テントSAの移動方向の転換に際して、基礎桁の交差点でチルローラをジャッキで支えて浮かせた状態で直角に方向転換する。また、他の構成として、例えば、小口径の鋼球をガイドGL内に敷き詰めておき、その上にテントSAの脚部SLをスライドさせる構成としても良い。
 
【0020】
  一方、テントSAよりも小型のテントSBは、混合焼却灰を詰め込んだコンベアバッグを搬出するトラックの搬出空間を取り囲む囲繞構造体であり、テントSA2に機械的に接合された状態で大地G上に組み立てられている。テントSA2とテントSBとの接合構成は、例えば、上記したテントSA1,SA2の接合構成と同じである。テントSBにおいて、掘削処理方向の両側面、レール間移動方向の両側面および上面には、トラックを取り囲むように遮蔽シートが設けられている。ただし、掘削処理方向の両側面の遮蔽シートは、開閉可能な状態になっている。
 
【0021】
  次に、
図6は
図3の後の掘削工程における混合焼却灰の掘削領域の平面図、
図7(a)は
図6のI−I線の断面図、
図7(b)は
図7(a)に続く掘削工程における
図6のI−I線の断面図、
図8は
図6のII−II線の断面図である。
 
【0022】
  ここでは、掘削領域Wの混合焼却灰を掘削する作業、掘削した混合焼却灰をコンベアバッグCBに詰め込む作業、そのコンベアバッグCBをトラックDtに載せる作業およびコンベアバッグCBを載せたトラックDtを搬出する作業等の各作業をテントSA,SB内において並列で実施する。例えば、以下のようにする。
 
【0023】
  まず、掘削領域Wの混合焼却灰を、油圧シャベルE1,E2等により掘削する。大地Gにおいて混合焼却灰が掘削された場所は窪み部Cとなる。続いて、掘削された混合焼却灰を、油圧シャベルE2によりホッパHに投入し、そのホッパHの下方の空のコンベアバッグCB内に投入する。コンベアバッグCBはベルトコンベア等により掘削処理方向に沿って移動し、その途中でホッパHの下方を通過するようになっている。その後、混合焼却灰が詰め込まれたコンベアバッグCBを、クレーンE3等によりトラックDtの荷台上に搭載する。荷台に所定数のコンベアバッグCBを搭載したらトラックDtをテントSA内からテントSB内に移動する。この際、本実施の形態においては、掘削処理の進行に従ってテントSA,SBをレールL1,L1に沿って移動し、各作業を常にテントSA,SB内で実施することにより、作業空間を遮蔽することができるので、作業時に放射性物質を含む混合焼却灰が外部に漏れるのを防止することができる。また、テントSBを設けたことにより、テントSA内のトラックDtが外部に出る際に、テントSA内の放射性物質を含む混合焼却灰を巻き込んでしまっても、その混合焼却灰が外部に漏れてしまうのを防止することができる。
 
【0024】
  また、
図6に示すように、掘削作業によって大地Gに生じる窪み部Cの側面において、テントSAの移動により混合焼却灰が露出してしまう側面(法面)を防護用の養生シートCS1で覆う。これにより、テントSAの移動により、放射性物質を含む混合焼却灰が存在する窪み部Cの側面部がテントSAの外部に位置したとしても、その側面部から放射性物質を含む混合焼却灰が飛散してしまうのを防止することができる。
 
【0025】
  また、
図7に示すように、掘削作業の進行により、テントSA1の脚部と窪み部Cの底面との間に隙間が生じるが、その隙間を無くすように、テントSA1の掘削処理方向の片側の側面(テントSA2が接続されていない側面)に、テントSA1の脚部から窪み部Cの底面に延びる遮蔽シートSSを設ける。これにより、掘削作業の進行により生じる隙間を無くすことができるので、その隙間を通じて放射性物質を含む混合焼却灰が外部に漏れてしまうのを防止することができる。
 
【0026】
  次に、
図9は
図6に続く掘削工程における混合焼却灰の掘削領域の平面図、
図10(a)は
図9のI−I線の断面図、
図10(b)は
図10(a)に続く
図9のI−I線の断面図、
図11は
図9の後の掘削工程における混合焼却灰の掘削領域の平面図、
図12は
図11のI−I線の断面図である。
 
【0027】
  図9〜
図12に示すように、テントSA,SBを移動して、掘削領域Wの混合焼却灰を掘削する作業、掘削した混合焼却灰をコンベアバッグCBに詰め込む作業、そのコンベアバッグCBをトラックDtに載せる作業およびコンベアバッグCBを載せたトラックDtを搬出する作業等の各作業を上記と同様に実施する。また、
図9および
図11に示すように、テントSA,SBの移動に伴って、養生シートCS1を掘削処理方向に延長する。
 
【0028】
  また、
図11および
図12に示すように、混合焼却灰の掘削作業が進んだところで、クレーンE4およびテント分割用の重機E5を搬入路R(
図11参照)から窪み部C内に搬入する。そして、クレーンE4により、新しい一対のレール(第2の走行路)L2,L2、複数本の接続レール(第3の走行路)LjおよびこれらのレールL2,Ljを支持する複数本の支持柱PをクレーンE4等により敷設する。また、テント分割用の重機E5をテントSA内に配置する。なお、
図11においては、最初のレールL1と新しいレールL2との区別するために、新しいレールL2にハッチングを付した。
 
【0029】
  一対のレールL2,L2は、
図11において一対のレールL1,L1よりもレール間移動方向の下段に位置しており、互いにレール間移動方向に所定の間隔だけ離れた状態で、掘削処理方向に延在している。ただし、この段階では、一対のレールL2,L2は完成されておらず、掘削処理方向の途中位置(掘削領域W内)で終端している。
 
【0030】
  一方のレールL2は、一対のレールL1,L1の間の窪み部Cの領域内に複数本の支持柱Pに支持された状態で敷設され、他方のレールL2は、混合焼却灰の掘削領域Wを通過するように大地G上に敷設されている。そして、一対のレールL1,L1の間の領域と一対のレールL2,L2の間の領域とが一部重なっており、その重なり部分に、窪み部Cと、残された掘削領域Wとの境界が位置している。一対のレールL1,L1と一対のレールL2,L2との一部を平面的に重ねずに、一対のレールL2,L2の足場を残すため、レールL2,L2を
図11の下側のレールL1から下方に離れた位置に配置すると、隣接するレールL1とレールL2との間に混合焼却灰が残されるが、その残された部分が一対のレールL2,L2のラインでの掘削処理に際して、テントSAから露出するので、その部分にも養生シートを被せる必要が生じる。また、レールL2の足場のために残された混合焼却灰部分を後ほど掘削除去する必要が生じる。これらにより、掘削除去の処理効率が下がり、作業期間が長くなる上、作業コストも高くなる。これに対して、本実施の形態においては、一対のレールL1,L1と一対のレールL2,L2との隣接間を部分的に重ねることで、養生シートの範囲を小さくすることができる。また、一対のレールL2,L2のラインでの混合焼却灰の掘削除去後に、一対のレールL1,L1と一対のレールL2,L2との間に混合焼却灰が残されない。これらにより、放射性物質を含む混合焼却灰の除去処理の効率を向上させることができる。したがって、放射性物質を含む混合焼却灰の除去作業の期間を短縮できる。また、作業コストを低減することができる。
 
【0031】
  接続レールLjは、最初の一対のレールL1,L1と新しい一対のレールL2,L2とを接続するレールであり、一対のレールL1,L1と一対のレールL2,L2との間に、これらのレールL1,L2に交差するレール移動間方向に沿って延在した状態で設けられている。窪み部Cの領域内の接続レールLjは複数本の支持柱Pにより支持されている。一方、掘削領域W上の接続レールLjは大地G上に敷設されている。支持柱Pは、例えば、H鋼材からなり、窪み部Cの底面に立設されている。
 
【0033】
  まず、
図13および
図14に示すように、テントSA1,SA2をテント分割用の重機E5等により分割した後、その重機E5によりテントSA1をレールL1,L1および接続レールLjを介して一対のレールL2,L2上に移動する。その後、
図15および
図16に示すように、同様に、テントSA2をレールL1,L1および接続レールLjを介して一対のレールL2,L2上に移動した後、テントSA1,SA2を再び接合する。テントSA1,SA2の移動に際しては、例えば、2つのウィンチの巻き取りと送り出しとを制御することで所定の位置に移動させた後、チェーンブロック等によりテントSA1,SA2の位置を微調整する。このようにしてテントSAを一対のレールL2,L2上に移動する。また、テントSBもテントSA2の位置に移動して接合する。その後、
図15に示すように、一対のレールL2,L2を掘削処理方向の掘削領域Wの端部を超える位置まで延長する。また、支持柱Pおよび接続レールLjを撤去する。
 
【0034】
  このように本実施の形態においては、テントSAを複数のテントSA1,SA2で構成し、テントSAの移動に際してはテントSA1,SA2を分割して移動することにより、テントSAの移動を容易にすることができる。また、テントSAを分割して移動することにより、移動時のテントの重量を軽くすることができるので、接続レールLjおよび支持柱Pの構造も簡単化することができる。したがって、放射性物質を含む混合焼却灰の除去処理の時間やコストを低減することができる。
 
【0035】
  次に、
図17は
図15の後の掘削工程における混合焼却灰の掘削領域の平面図、
図18は
図17に続く掘削工程における混合焼却灰の掘削領域の平面図、
図19は
図18の後の掘削工程における混合焼却灰の掘削領域の平面図である。
 
【0036】
  ここでは、上記一対のレールL1,L1の掘削と同様に,
図17、
図18および
図19に示すように、テントSA,SBを移動して、テントSA,SB内において、掘削領域Wの混合焼却灰を掘削する作業、掘削した混合焼却灰をコンベアバッグCBに詰め込む作業、そのコンベアバッグCBをトラックDtに載せる作業およびコンベアバッグCBを載せたトラックDtを搬出する作業等の各作業を上記と同様に実施する。
 
【0037】
  また、テントSA,SBの移動に伴って、養生シートCS1を取り外す一方、窪み部Cと残りの掘削領域Wとの境界の養生シートCS2を掘削処理方向に敷き、延長する。これにより、テントSAの移動により、放射性物質を含む混合焼却灰が存在する窪み部Cの側面部がテントSAの外部に位置したとしても、その側面部から放射性物質を含む混合焼却灰が飛散してしまうのを防止することができる。
 
【0038】
  また、この場合も、掘削作業の進行により、テントSA1の脚部と窪み部Cの底面との間に生じた隙間を無くすように、テントSA1の掘削処理方向の片側の側面(テントSA2が接続されていない側面)に、テントSA1の脚部から窪み部Cの底面に延びる遮蔽シートSS(
図7等参照)を設ける。これにより、掘削作業の進行により生じる隙間を無くすことができるので、その隙間を通じて放射性物質を含む混合焼却灰が外部に漏れてしまうのを防止することができる。
 
【0039】
  また、この場合も、
図19に示すように、混合焼却灰の掘削作業が進んだところで、クレーンE4により、新しい一対のレールL3,L3、複数本の接続レールLjおよびこれらのレールL3,Ljを支持する複数本の支持柱PをクレーンE4等により敷設する。
 
【0040】
  一対のレールL3,L3は、
図19において一対のレールL2,L2よりもレール間移動方向の下段に位置しており、互いにレール間移動方向に所定の間隔だけ離れた状態で、掘削処理方向に延在している。ただし、この段階では、一対のレールL3,L3は完成されておらず、掘削処理方向の途中位置(掘削領域W内)で終端している。
 
【0041】
  一方のレールL3は、一対のレールL2,L2の間の窪み部Cの領域内に複数本の支持柱P(
図12参照)に支持された状態で敷設され、他方のレールL3は、混合焼却灰の掘削領域Wの外側の大地G上に敷設されている。そして、一対のレールL2,L2の間の領域と一対のレールL3,L3の間の領域とが一部重なっており、その重なり部分に、窪み部Cと、残された掘削領域Wとの境界が位置している。これにより、上記したように、放射性物質を含む混合焼却灰の除去処理の効率を向上させることができる。したがって、放射性物質を含む混合焼却灰の除去作業の期間を短縮できる。また、作業コストを低減することができる。
 
【0042】
  接続レールLjは、一対のレールL2,L2と新しい一対のレールL3,L3とを接続するレールであり、一対のレールL2,L2と一対のレールL3,L3との間に、これらのレールL2,L3に交差するレール移動間方向に沿って延在した状態で設けられている。窪み部Cの領域内の接続レールLjは複数本の支持柱P(
図12参照)により支持されている。一方、掘削領域W上の接続レールLjは大地G上に敷設されている。
 
【0043】
  次に、
図20は
図19の後のテント移動工程後の混合焼却灰の掘削領域の平面図、
図21は掘削工程後の混合焼却灰の掘削領域の平面図、
図22は掘削設備を撤去した後の混合焼却灰の掘削領域の平面図である。
 
【0044】
  ここでは、
図21に示すように、上記と同様に、テントSA(SA1,SA2)を一対のレールL2,L2から一対のレールL3,L3上に移動した後、テントSA,SBを移動して、テントSA,SB内において、掘削領域Wの混合焼却灰を掘削する作業、掘削した混合焼却灰をコンベアバッグCBに詰め込む作業、そのコンベアバッグCBをトラックDtに載せる作業およびコンベアバッグCBを載せたトラックDtを搬出する作業等の各作業を実施する。
 
【0045】
  また、この場合も、掘削作業の進行により、テントSA1の脚部と窪み部Cの底面との間に生じた隙間を無くすように、テントSA1の掘削処理方向の片側の側面(テントSA2が接続されていない側面)に、テントSA1の脚部から窪み部Cの底面に延びる遮蔽シートSS(
図7等参照)を設ける。これにより、掘削作業の進行により生じる隙間を無くすことができるので、その隙間を通じて放射性物質を含む混合焼却灰が外部に漏れてしまうのを防止することができる。
 
【0046】
  また、
図20および
図21に示すように、テントSA,SBの移動に伴って、一方のレールL3の近傍側の養生シートCS2を取り外す。なお、この場合は、他方のレールL3の近傍側には、混合焼却灰が無いので、養生シートを敷く必要はない。
 
【0047】
  その後、
図21に示すように、混合焼却灰を除去し終えたら、
図22に示すように、一対のレールL3,L3、テントSA,SBを撤去する処理を終了する。
 
【0048】
  以上、本発明者によってなされた発明を実施の形態に基づき具体的に説明したが、本明細書で開示された実施の形態はすべての点で例示であって、開示された技術に限定されるものではない。すなわち、本発明の技術的な範囲は、前記の実施の形態における説明に基づいて制限的に解釈されるものでなく、あくまでも特許請求の範囲の記載に従って解釈されるべきであり、特許請求の範囲の記載技術と均等な技術および特許請求の範囲の要旨を逸脱しない限りにおけるすべての変更が含まれる。
 
【0049】
  例えば、テントの脚部に電動式の車輪を設けても良い。また、その電動式の車輪を無線で操作することが可能な構成としても良い。