特許第6543269号(P6543269)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6543269農業において使用される殺菌・殺カビ性N’−[2−メチル−6−[2−アルコキシ−エトキシ]−3−ピリジル]−N−アルキル−ホルムアミジン誘導体
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6543269
(24)【登録日】2019年6月21日
(45)【発行日】2019年7月10日
(54)【発明の名称】農業において使用される殺菌・殺カビ性N’−[2−メチル−6−[2−アルコキシ−エトキシ]−3−ピリジル]−N−アルキル−ホルムアミジン誘導体
(51)【国際特許分類】
   C07D 213/74 20060101AFI20190628BHJP
   C07D 213/82 20060101ALI20190628BHJP
   A01N 43/40 20060101ALI20190628BHJP
   C07D 213/80 20060101ALI20190628BHJP
   C07D 213/85 20060101ALI20190628BHJP
   C07D 401/12 20060101ALI20190628BHJP
   A01P 3/00 20060101ALI20190628BHJP
【FI】
   C07D213/74CSP
   C07D213/82
   A01N43/40 101J
   C07D213/80
   C07D213/85
   C07D401/12
   A01P3/00
【請求項の数】13
【全頁数】46
(21)【出願番号】特願2016-561738(P2016-561738)
(86)(22)【出願日】2015年3月31日
(65)【公表番号】特表2017-513832(P2017-513832A)
(43)【公表日】2017年6月1日
(86)【国際出願番号】EP2015057088
(87)【国際公開番号】WO2015155075
(87)【国際公開日】20151015
【審査請求日】2018年3月30日
(31)【優先権主張番号】14164464.1
(32)【優先日】2014年4月11日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】300091441
【氏名又は名称】シンジェンタ パーティシペーションズ アーゲー
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100084663
【弁理士】
【氏名又は名称】箱田 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100093300
【弁理士】
【氏名又は名称】浅井 賢治
(74)【代理人】
【識別番号】100119013
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 一夫
(74)【代理人】
【識別番号】100123777
【弁理士】
【氏名又は名称】市川 さつき
(74)【代理人】
【識別番号】100111796
【弁理士】
【氏名又は名称】服部 博信
(74)【代理人】
【識別番号】100196405
【弁理士】
【氏名又は名称】小松 邦光
(72)【発明者】
【氏名】ホフマン トーマス ジェームズ
(72)【発明者】
【氏名】サルザー−モセ サラ
(72)【発明者】
【氏名】ネベル クルト
(72)【発明者】
【氏名】セデルバウム フレドリク エミル マルコム
【審査官】 伊佐地 公美
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2012/146125(WO,A1)
【文献】 特表2010−519267(JP,A)
【文献】 特開2009−185020(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
C07D
A01N
A01P
CAplus/REGISTRY(STN)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
式(I)の化合物
【化1】
(式中、
1は、水素、ハロゲン、シアノ、OH、NH2、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、NH(C1〜C4アルキル)、N(C1〜C4アルキル)2、CO(C1〜C4アルキル)、CO2(C1〜C4アルキル)、CO2H、CONH(C1〜C4アルキル)、CON(C1〜C4アルキル)2、SO2NH(C1〜C4アルキル)、SO2N(C1〜C4アルキル)2、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキル−C1〜C4アルコキシまたはC2〜C4アルキニルを表し;
2は、C3〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、R7または−C1〜C2アルキル−R7を表し、その各々は、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキルおよびC1〜C4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換されてもよく;
3およびR4は、相互に独立して、水素、C1〜C4アルキルもしくはC3〜C6シクロアルキルを表すか;または
3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3〜6員飽和環式基を形成し;
5は、H、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4ハロアルキルを表し;
6は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルキルまたはC1〜C4ハロアルコキシを表し;
7は、部分飽和もしくは完全飽和芳香族であり得て、かつ、窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有し得る3〜10員単環系または縮合二環系を表し、前記3〜10員環系自体が、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシおよびC1〜C4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換され得る)
ならびに、互変異性体/立体異性体/エナンチオマー/これらの化合物の塩およびN−オキシド。
【請求項2】
1が、水素、ハロゲン、シアノ、OH、NH2、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、NH(C1〜C4アルキル)、N(C1〜C4アルキル)2、CO(C1〜C4アルキル)、CO2(C1〜C4アルキル)、CO2H、CONH(C1〜C4アルキル)、CON(C1〜C4アルキル)2、SO2NH(C1〜C4アルキル)、SO2N(C1〜C4アルキル)2、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、またはC2〜C4アルキニルを表し;
2が、C3〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C5シクロアルケニル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルキル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルケニルを表し、その各々は、ハロゲン、C1〜C2アルキル、C1〜C2ハロアルキル、C1〜C2アルコキシおよびC1〜C2ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換されてもよく;
3およびR4が、相互に独立して、水素、C1〜C4アルキルもしくはC3〜C6シクロアルキルを表すか;または
3およびR4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3〜6員飽和環式基を形成し;
5が、H、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4ハロアルキルを表し;
6が、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルキルまたはC1〜C4ハロアルコキシを表す、
請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項3】
1が、水素、ハロゲン、シアノ、OH、NH2、メチル、エチル、シクロプロピル、NH(C1〜C2アルキル)、N(C1〜C2アルキル)2、CO(C1〜C2アルキル)、CO2(C1〜C2アルキル)、CO2H、CONH(C1〜C2アルキル)、CON(C1〜C2アルキル)2、SO2NH(C1〜C2アルキル)、SO2N(C1〜C2アルキル)2、C1〜C4フルオロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C2ハロアルコキシまたはC2〜C4アルキニルを表し;
2が、C3〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C5シクロアルケニル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルキル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルケニルを表し、その各々はハロゲン、C1〜C2アルキル、C1〜C2ハロアルキルおよびC1〜C2ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換されてもよく;
3およびR4が、相互に独立して、水素、C1〜C3アルキルもしくはC3〜C5シクロアルキルを表すか;または
3およびR4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって、5員飽和環式基を形成し;
5が、HまたはC1〜C4アルキルを表し;
6が、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルキルまたはC1〜C4ハロアルコキシを表す、
請求項1または請求項2に記載の式(I)の化合物。
【請求項4】
1が、水素、ハロゲン、シアノ、OH、NH2、メチル、エチル、シクロプロピル、NHMe、NMe2、COMe、CO2Me、CO2H、CONHMe、CONMe2、SO2NHMe、SO2NMe2、CHF2、CF3、OMe、OCHF2またはアセチレニルを表し;
2が、C3〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C5シクロアルケニル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルキル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルケニルを表し、これらは、フルオロ、C1〜C2アルキル、C1〜C2フルオロアルキルおよびC1〜C2フルオロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換されてもよく;
3およびR4が、相互に独立して、水素、メチル、エチル、イソプロピルもしくはシクロプロピルを表すか;または
3およびR4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって、5員飽和環式基を形成し;
5が、Hまたはメチルを表し;
6が、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4アルコキシを表す、
請求項1〜3のいずれかに記載の式(I)の化合物。
【請求項5】
1が、水素、ハロゲン、シアノ、メチル、エチル、シクロプロピル、CHF2、CF3、OMeまたはOCHF2を表し;
2が、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、2−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル−CH2−シクロプロピル、−CH2−シクロブチル、−CH2−シクロペンチルおよび−CH2−シクロペンテニルであり、その各々は、フルオロ、メチルおよびジフルオロメトキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換されてもよく;
3が、水素またはメチルであり;
4が、メチルまたはエチルであり;
5が、Hまたはメチルを表し;
6が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、メトキシまたはエトキシを表す、
請求項1〜4のいずれかに記載の式(I)の化合物。
【請求項6】
1が、水素、Cl、Br、メチル、CHF2またはシアノを表し;
2が、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルであり、その各々は、フルオロおよびジフルオロメトキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換されてもよく;
3が、水素またはメチルを表し;
4が、エチルであり;
5が、水素またはメチルであり;
6が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、メトキシまたはエトキシを表す、
請求項1〜5のいずれかに記載の式(I)の化合物。
【請求項7】
1が、水素、Cl、Br、メチル、CHF2またはシアノを表し;
2が、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルであり、その各々は、フルオロおよびジフルオロメトキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換されてもよく;
3が、水素またはメチルを表し;
4が、エチルであり;
5が、水素またはメチルであり;
6が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、シクロブチルまたはシクロペンチルを表す、
請求項1〜6のいずれかに記載の式(I)の化合物。
【請求項8】
1が、水素、Cl、Br、メチル、CHF2またはシアノを表し;
2が、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルであり、その各々は、フルオロおよびジフルオロメトキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換されてもよく;
3が、水素またはメチルを表し;
4が、エチルであり;
5が、水素またはメチルであり;
6が、メチル、エチル、n−プロピルまたはイソ−プロピルを表す、
請求項1〜7のいずれかに記載の式(I)の化合物。
【請求項9】
1が、水素、Cl、Br、メチル、CHF2またはシアノを表し;
2が、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルを表し、その各々は、フルオロおよびジフルオロメトキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換されてもよく;
3が、水素またはメチルを表し;
4が、エチルであり;
5が、水素またはメチルであり;
6が、メチルである、
請求項1〜8のいずれかに記載の式(I)の化合物。
【請求項10】
1が、水素、Cl、Br、メチル、CHF2またはシアノを表し;
2が、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルまたはシクロプロピルであり;
3が、水素またはメチルを表し;
4が、エチルであり;
5が、水素であり;
6が、メチルである、
請求項1〜9のいずれかに記載の式(I)の化合物。
【請求項11】
N’−[5−ブロモ−2−メチル−6−[(1S)−1−メチル−2−プロポキシ−エトキシ]−3−ピリジル]−N−エチル−N−メチル−ホルムアミジン(化合物67.002)、
N’−[5−ブロモ−2−メチル−6−[(1R)−1−メチル−2−プロポキシ−エトキシ]−3−ピリジル]−N−エチル−N−メチル−ホルムアミジン(化合物67.003)、
N’−[5−ブロモ−2−メチル−6−(1−メチル−2−プロポキシ−エトキシ)−3−ピリジル]−N−エチル−N−メチル−ホルムアミジン(化合物67.013)、
N’−[5−クロロ−2−メチル−6−(1−メチル−2−プロポキシ−エトキシ)−3−ピリジル]−N−エチル−N−メチル−ホルムアミジン(化合物67.015)、または、
N’−[5−ブロモ−2−メチル−6−(1−メチル−2−プロポキシ−エトキシ)−3−ピリジル]−N−イソプロピル−N−メチル−ホルムアミジン(化合物67.018)である、
請求項1に記載の式(I)の化合物。
【請求項12】
殺菌・殺カビ的に有効な量の請求項1〜11のいずれか一項に定義されている式(I)の化合物を含み、少なくとも1種の追加の活性処方成分を任意に含むことを特徴とする、組成物。
【請求項13】
有用な植物またはその繁殖体における植物病原性病害を防除または予防する方法であって、前記有用な植物、その生息地またはその繁殖体に、殺菌・殺カビ的に有効な量の請求項1〜11のいずれか一項に定義されている式(I)の化合物を適用する工程を含むことを特徴とする、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、新規の殺微生物剤であって、特に殺菌・殺カビ性(fungicidal)ピリジルアミジン化合物に関する。本発明はさらに、これらの化合物の調製に用いられる中間体、これらの化合物を含む組成物、好ましくは真菌といった植物病原性微生物による植物の外寄生を防除または予防するための農業または園芸におけるこれらの使用に関する。
【背景技術】
【0002】
一定のピリジルアミジン誘導体が、有害生物防除剤における殺微生物活性処方成分として文献中において提言されてきている。例えば国際公開第00/46184号パンフレットおよび国際公開第03/093224号パンフレットには、殺菌・殺カビ剤として有用であるピリジルアミジンが開示されている。しかしながら、これらの公知の化合物の生物学的特性は植物病原性微生物による植物の外寄生の防除または予防に際して十分に満足されるものではなく、従って、殺微生物特性を有する他の化合物の提供に対する要求が存在している。
【発明の概要】
【0003】
本発明は、式(I)の化合物
【化1】
(式中、
1は、水素、ハロゲン、シアノ、OH、NH2、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、NH(C1〜C4アルキル)、N(C1〜C4アルキル)2、CO(C1〜C4アルキル)、CO2(C1〜C4アルキル)、CO2H、CONH(C1〜C4アルキル)、CON(C1〜C4アルキル)2、SO2NH(C1〜C4アルキル)、SO2N(C1〜C4アルキル)2、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキル−C1〜C4アルコキシまたはC2〜C4アルキニルを表し;
2は、C3〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、R7または−C1〜C2アルキル−R7を表し、その各々は、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキルおよびC1〜C4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換され得;
3およびR4は、相互に独立して、水素、C1〜C4アルキルもしくはC3〜C6シクロアルキルを表し;または
3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3〜6員飽和環式基を形成し;
5は、H、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4ハロアルキルを表し;
6は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルキルまたはC1〜C4ハロアルコキシを表し;
7は、部分飽和もしくは完全飽和芳香族であることが可能であり、ならびに、窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有していることが可能である3〜10員単環系または縮合二環系を表し、3〜10員環系である場合、これ自体が、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシおよびC1〜C4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換されていることが可能である)
ならびに、互変異性体/異性体/エナンチオマー/これらの化合物の塩およびN−オキシドに関する。
【発明を実施するための形態】
【0004】
窒素原子における置換基は常にハロゲン以外である。ヒドロキシ、メルカプトまたはアミノ置換基は、核となる断片のヘテロ原子を基準としたα−炭素には位置されない。
【0005】
ハロゲンは、独立した置換基として、または、他の置換基との組み合わせにおいて(例えばハロアルキル)、一般に、フッ素、塩素、臭素またはヨウ素であり、通常は、フッ素、塩素または臭素である。
【0006】
各アルキル部分(アルコキシ、アルキルチオ等のアルキル部分を含む)は、直鎖または分岐鎖であり、含有する炭素原子の数に応じて、例えば、メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、イソ−プロピル、sec−ブチル、イソ−ブチル、tert−ブチル、neo−ペンチル、n−ヘプチルまたは1,3−ジメチルブチルであり、通常はメチルまたはエチルである。
【0007】
アルケニルおよびアルキニル基は、一不飽和または二不飽和であることが可能であり、その例は、上記のアルキル基から誘導される。
【0008】
アルケニル基は、炭素−炭素二重結合を有する不飽和直鎖または分岐鎖であり、含有する炭素原子の数に応じて、例えばエテニル、1−プロペニル、2−プロペニル、1−メチル−エテニル、1−ブテニル、2−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−1−プロペニル、2−メチル−1−プロペニル、2−メチル−2−プロペニル、1−ペンテニル、2−ペンテニル、3−ペンテニル、4−ペンテニル、1−メチル−1−ブテニル、2−メチル−1−ブテニル、3−メチル−1−ブテニル、1−メチル−2−ブテニル、2−メチル−2−ブテニル、3−メチル−2−ブテニル、1−メチル−3−ブテニル、2−メチル−3−ブテニル、3−メチル−3−ブテニル、1,1−ジメチル−2−プロペニル、1,2−ジメチル−1−プロペニル、1,2−ジメチル−2−プロペニル、1−エチル−2−プロペニル、1−ヘキセニル、2−ヘキセニル、3−ヘキセニル、4−ヘキセニル、5−ヘキセニル、1−メチル−1−ペンテニル、2−メチル−1−ペンテニル、3−メチル−1−ペンテニル、4−メチル−1−ペンテニル、1−メチル−2−ペンテニル、2−メチル−2−ペンテニル、3−メチル−2−ペンテニル、4−メチル−2−ペンテニル、1−メチル−3−ペンテニル、2−メチル−3−ペンテニル、3−メチル−3−ペンテニル、4−メチル−3−ペンテニル、1−メチル−4−ペンテニル、2−メチル−4−ペンテニル、3−メチル−4−ペンテニル、4−メチル−4−ペンテニル、1,1−ジメチル−2−ブテニル、1,1−ジメチル−3−ブテニル、1,2−ジメチル−1−ブテニル、1,2−ジメチル−2−ブテニル、1,2−ジメチル−3−ブテニル、1,3−ジメチル−1−ブテニル、1,3−ジメチル−2−ブテニル、1,3−ジメチル−3−ブテニルであり、通常は、2−プロペニル、1−メチル−2−プロペニル、2−ブテニル、2−メチル−2−プロペニルである。
【0009】
アルキニル基は、炭素−炭素三重結合を有する不飽和直鎖または分岐鎖であり、含有する炭素原子の数に応じて、例えばエチニル、1−プロピニル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3−ブチニル、1−メチル−2−プロピニル、1−ペンチニル、2−ペンチニル、3−ペンチニル、4−ペンチニル、3−メチル−1−ブチニル、1−メチル−2−ブチニル、1−メチル−3−ブチニル、2−メチル−3−ブチニル、1,1−ジメチル−2−プロピニル、1−エチル−2−プロピニル、1−ヘキシニル、2−ヘキシニル、3−ヘキシニル、4−ヘキシニル、5−ヘキシニル、3−メチル−1−ペンチニル、4−メチル−1−ペンチニル、1−メチル−2−ペンチニル、4−メチル−2−ペンチニル、1−メチル−3−ペンチニル、2−メチル−3−ペンチニル、1−メチル−4−ペンチニル、2−メチル−4−ペンチニル、3−メチル−4−ペンチニル、3,3,−ジメチル−1−ブチニル、1−エチル−2−ブチニル、1,1−ジメチル−2−ブチニル、1−エチル−3−ブチニル、2−エチル−3−ブチニル、1,1−ジメチル−3−ブチニル、2,2−ジメチル−3−ブチニル、1,2−ジメチル−3−ブチニルである。
【0010】
ハロアルキル部分は、1つまたは複数個の同一または異なるハロゲン原子によって置換されているアルキル部分であり、例えば、モノフルオロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチル、モノクロロメチル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、2,2,2−トリフルオロエチル、2,2−ジフルオロエチル、2−フルオロエチル、1,1−ジフルオロエチル、1−フルオロエチル、2−クロロエチル、ペンタフルオロエチル、1,1−ジフルオロ−2,2,2−トリクロロエチル、2,2,3,3−テトラフルオロエチルおよび2,2,2−トリクロロエチルであり、典型的には、トリクロロメチル、ジフルオロクロロメチル、ジフルオロメチル、トリフルオロメチルおよびジクロロフルオロメチルである。
【0011】
アルコキシは例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソ−プロポキシ、n−ブトキシ、イソ−ブトキシ、sec−ブトキシおよびtert−ブトキシであり、通常は、メトキシまたはエトキシである。
【0012】
ハロアルコキシは例えば、フルオロメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ、2−フルオロエトキシ、2−クロロエトキシ、2,2−ジフルオロエトキシおよび2,2,2−トリクロロエトキシであり、通常は、ジフルオロメトキシ、2−クロロエトキシおよびトリフルオロメトキシである。
【0013】
アルキルチオは例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソ−プロピルチオ、n−ブチルチオ、イソ−ブチルチオ、sec−ブチルチオまたはtert−ブチルチオであり、通常は、メチルチオまたはエチルチオである。
【0014】
アルキルスルホニルは、例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソ−プロピルスルホニル、n−ブチルスルホニル、イソ−ブチルスルホニル、sec−ブチルスルホニルまたはtert−ブチルスルホニルであり、通常は、メチルスルホニルまたはエチルスルホニルである。
【0015】
アルキルスルフィニルは、例えば、メチルスルフィニル、エチルスルフィニル、プロピルスルフィニル、イソ−プロピルスルフィニル、n−ブチルスルフィニル、イソ−ブチルスルフィニル、sec−ブチルスルフィニルまたはtert−ブチルスルフィニルであり、通常は、メチルスルフィニルまたはエチルスルフィニルである。
【0016】
シクロアルキルは、飽和または部分飽和、好ましくは完全飽和であり得、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルである。
【0017】
アルコキシアルキルは、例えば、メトキシメチル、メトキシエチル、エトキシメチル、エトキシエチル、n−プロポキシメチル、n−プロポキシエチル、イソ−プロポキシメチルまたはイソ−プロポキシエチルである。
【0018】
アリールとしては、フェニル、ナフチル、アントラシル、フルオレニルおよびインダニルが挙げられるが、通常はフェニルである。
【0019】
炭素環としては、シクロアルキル基およびアリール基が挙げられる。
【0020】
ヘテロシクロアルキルは、環員として炭素原子を含有すると共に、環員としてO、SおよびNから選択される少なくとも1個のヘテロ原子を含有する、飽和または部分飽和、好ましくは完全飽和であり得る非芳香族環である。例としては、オキシラニル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、1,3−ジオキソラニル、1,4−ジオキサニル、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、オキサジナニル、モルホリニル、チオモルホリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニルおよびピペラジニル、好ましくは、モルホリニル、ピロリジニル、ピペリジニルおよびピペラジニル、より好ましくはモルホリニルおよびピロリジニルが挙げられる。
【0021】
ヘテロアリールは、例えば、一価の単環式または二環式芳香族炭化水素ラジカルである。単環式基の例としては、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピローリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、フラニル、チオフェニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリルおよびチアジアゾリルが挙げられる。二環式基の例としては、キノリニル、シノリニル、キノキサリニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチオフェニルおよびベンゾチアジアゾリルが挙げられる。単環式ヘテロアリール基が好ましく、好ましくは、ピリジル、ピローリル、イミダゾリルおよびトリアゾリルであり、例えば1,2,4トリアゾリル、ピリジルおよびイミダゾリルが最も好ましい。
【0022】
「複素環(heterocycle)」および「複素環(heterocyclic ring)」という用語は同義で用いられ、ヘテロシクロアルキルおよびヘテロアリール基を含むよう定義される。本明細書における複素環(heterocycle)または複素環(heterocyclic ring)に係るいずれの言及も、上記のヘテロアリールおよびヘテロシクロアルキルの定義下に挙げられる特定の例を指すことが好ましく、これらは、好ましくはモルホリニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニルピリジル、ピローリル、イミダゾリルおよびトリアゾリル、例えば1,2,4トリアゾリル、より好ましくはモルホリニル、ピロリジニル、ピリジルおよびイミダゾリルである。複素環は、隣接する酸素原子、隣接する硫黄原子または隣接する酸素および硫黄原子を含有しない。
【0023】
ある部分が(任意選択により)置換されていると記載されている場合(例えばアルキル)、これは、例えばアルキルチオ基中のアルキルといった、より大きな基の一部である部分を含む。例えばフェニルチオ中のフェニル部分等についても同様である。ある部分が1つまたは複数の他の基によって任意選択により置換されていると記載されている場合、好ましくは、1〜5個の任意選択の置換基、より好ましくは、1〜3個の任意選択の置換基が存在する。ある部分が例えばアリール、ヘテロアリール、シクロアルキルといった環式基によって置換されている場合、好ましくは、2個以下のこのような置換基、より好ましくは、1個以下のこのような置換基が存在している。
【0024】
以下の列挙が、式Iの化合物に関する置換基R1、R2、R3、R4、R5、R6およびR7に係る定義(好ましい定義を含む)を提供する。これらの置換基のいずれか1つについて、以下に示されている定義はいずれも、本書面中以下または他の箇所に示されているいずれかの他の置換基のいずれかの定義と組み合わされてもよい。
【0025】
1は、水素、ハロゲン、シアノ、OH、NH2、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、NH(C1〜C4アルキル)、N(C1〜C4アルキル)2、CO(C1〜C4アルキル)、CO2(C1〜C4アルキル)、CO2H、CONH(C1〜C4アルキル)、CON(C1〜C4アルキル)2、SO2NH(C1〜C4アルキル)、SO2N(C1〜C4アルキル)2、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキル−C1〜C4アルコキシまたはC2〜C4アルキニルを表す。
【0026】
好ましくは、R1は、水素、ハロゲン、シアノ、OH、NH2、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、NH(C1〜C4アルキル)、N(C1〜C4アルキル)2、CO(C1〜C4アルキル)、CO2(C1〜C4アルキル)、CO2H、CONH(C1〜C4アルキル)、CON(C1〜C4アルキル)2、SO2NH(C1〜C4アルキル)、SO2N(C1〜C4アルキル)2、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシまたはC2〜C4アルキニルを表す。
【0027】
より好ましくは、R1は、水素、ハロゲン、シアノ、OH、NH2、メチル、エチル、シクロプロピル、NH(C1〜C2アルキル)、N(C1〜C2アルキル)2、CO(C1〜C2アルキル)、CO2(C1〜C2アルキル)、CO2H、CONH(C1〜C2アルキル)、CON(C1〜C2アルキル)2、SO2NH(C1〜C2アルキル)、SO2N(C1〜C2アルキル)2、C1〜C4フルオロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C2ハロアルコキシまたはC2〜C4アルキニルを表す。
【0028】
さらにより好ましくは、R1は、水素、ハロゲン、シアノ、OH、NH2、メチル、エチル、シクロプロピル、NHMe、NMe2、COMe、CO2Me、CO2H、CONHMe、CONMe2、SO2NHMe、SO2NMe2、CHF2、CF3、OMe、OCHF2またはアセチレニルを表す。
【0029】
さらにより好ましくは、R1は、水素、ハロゲン、シアノ、メチル、エチル、シクロプロピル、CHF2、CF3、OMeまたはOCHF2を表す。
【0030】
最も好ましくは、R1は、水素、Cl、Br、メチル、CHF2またはシアノを表す。
【0031】
2は、C3〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、R7または−C1〜C2アルキル−R7を表し、その各々は、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキルおよびC1〜C4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換され得る。
【0032】
好ましくは、R2はC3〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C5シクロアルケニル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルキル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルケニルを表し、その各々は、ハロゲン、C1〜C2アルキル、C1〜C2ハロアルキルおよびC1〜C2ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換され得る。
【0033】
より好ましくは、R2は、C3〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C5シクロアルケニル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルキル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルケニルを表し、これらは、フルオロ、C1〜C2アルキル、C1〜C2フルオロアルキルおよびC1〜C2フルオロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換され得る。
【0034】
さらにより好ましくは、R2は、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、2−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル−CH2−シクロプロピル、−CH2−シクロブチル、−CH2−シクロペンチルおよび−CH2−シクロペンテニルであり、その各々は、フルオロ、メチルおよびジフルオロメトキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換され得る。
【0035】
さらにより好ましくは、R2は、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルであり、その各々は、フルオロおよびジフルオロメトキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換され得る。
【0036】
最も好ましくは、R2は、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルまたはシクロプロピルである。
【0037】
他の化合物の群において、R2は、C3〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、R7または−C1〜C2アルキル−R7を表し、その各々は、ハロゲン、C1〜C4アルキルおよびC1〜C4ハロアルキルからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換され得る。
【0038】
好ましくは、この化合物の群において、R2は、C3〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C5シクロアルケニル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルキル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルケニルを表し、その各々は、ハロゲン、C1〜C2アルキルおよびC1〜C2ハロアルキルからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換され得る。
【0039】
より好ましくは、この化合物の群において、R2は、C3〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C5シクロアルケニル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルキル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルケニルを表し、これらは、フルオロ、C1〜C2アルキルおよびC1〜C2フルオロアルキルからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換され得る。
【0040】
さらにより好ましくは、この化合物の群において、R2は、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、2−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル−CH2−シクロプロピル、−CH2−シクロブチル、−CH2−シクロペンチルおよび−CH2−シクロペンテニルであり、その各々は、フルオロおよびメチルからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換され得る。
【0041】
さらにさらにより好ましくは、この化合物の群において、R2は、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルであり、その各々は、1個または複数個のフルオロによって任意選択により置換され得る。
【0042】
3およびR4は、相互に独立して、水素、C1〜C4アルキルもしくはC3〜C6シクロアルキルを表し;または
3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3〜6員飽和環式基を形成し;
好ましくは、R3およびR4は、相互に独立して、水素、C1〜C3アルキルもしくはC3〜C5シクロアルキルを表し;または
3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、4−または5員飽和環式基を形成する。
【0043】
より好ましくは、R3およびR4は、相互に独立して、水素、メチル、エチル、イソプロピルもしくはシクロプロピルを表し;または
3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、4員飽和環式基を形成する。
【0044】
化合物の一群において、R3は水素またはメチルであり;
4はメチルまたはエチルである。
【0045】
好ましくは、この化合物の群において、R3は水素またはメチルを表し;
4エチルである。
【0046】
5は、H、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4ハロアルキルを表す。
【0047】
好ましくは、R5はHまたはC1〜C4アルキルを表す。
【0048】
より好ましくは、R5はHまたはメチルを表す。
【0049】
最も好ましくは、R5は水素である。
【0050】
6は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルキルまたはC1〜C4ハロアルコキシを表す。
【0051】
好ましくは、R6は、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4アルコキシを表す。
【0052】
より好ましくは、R6は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、メトキシまたはエトキシを表す。
【0053】
さらにより好ましくは、R6は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル、またはシクロペンチルを表す。
【0054】
さらにより好ましくは、R6は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、シクロブチルまたはシクロペンチルを表す。
【0055】
さらにより好ましくは、R6は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、またはシクロプロピルを表す。
【0056】
さらにより好ましくは、R6は、メチル、エチル、n−プロピルまたはイソ−プロピルを表す。
【0057】
最も好ましくは、R6はメチルである。
【0058】
5およびR6が同一ではない場合、式(I)の化合物は、(少なくとも)2種のエナンチオマー型:(Ia)および(Ib)で生じることが可能である。
【化2】
【0059】
ラセミ化合物(I)は、式(Ia)の化合物と式(Ib)の化合物の1:1混合物である。(Ia)および(Ib)の他の比率が可能であり、本発明の一部を構成する。このような(Ia)対(Ib)の比率の例は、1:99、2:98、5:95、10:90、20:80、30:70;40:60、45:55;55:45;60;40、70:30、80:20、90:10、95:5、98;2および99:1である。
【0060】
本発明の一実施形態において、(Ib)対(Ia)の重量比は式(Ia)の化合物に対して計量され、例えば、(Ib)対(Ia)の比率は、1:99、2:98、5:95、10:90、20:80、30:70;40:60または45:55である。より好ましくは、本発明の本実施形態において、式(I)の化合物は実質的に式(Ia)の化合物からなり;さらにより好ましくは、式(I)の化合物は式(Ia)の化合物である。
【0061】
本発明の他の実施形態において、(Ia)対(Ib)の重量比は式(Ib)の化合物に対して計量され、例えば、(Ia)対(Ib)の比率は、1:99、2:98、5:95、10:90、20:80、30:70;40:60または45:55である。より好ましくは、本発明の本実施形態において、式(I)の化合物は実質的に式(Ib)の化合物からなり;さらにより好ましくは、式(I)の化合物は式(Ib)の化合物である。
【0062】
7は、部分飽和もしくは完全飽和芳香族であることが可能であり、ならびに、窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有していることが可能である3〜10員単環系または縮合二環系を表し、3〜10員環系である場合、これ自体が、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシおよびC1〜C4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換されていることが可能である。
【0063】
好ましくは、R7は、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C5シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、アントラシル、フルオレニル、インダニル、オキシラニル、オキセタニル、テトラヒドロフラニル、テトラヒドロピラニル、1,3−ジオキソラニル、1,4−ジオキサニル、アジリジニル、アゼチジニル、ピロリジニル、ピペリジニル、オキサジナニル、モルホリニル、チオモルホリニル、イミダゾリジニル、ピラゾリジニル、ピペラジニル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニル、ピローリル、ピラゾリル、イミダゾリル、トリアゾリル、テトラゾリル、フラニル、チオフェニル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、オキサジアゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、チアジアゾリル、キノリニル、シノリニル、キノキサリニル、ベンズイミダゾリル、ベンゾチオフェニルまたはベンゾチアジアゾリルを表し、その各々は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシおよびC1〜C4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換される。
【0064】
より好ましくは、R7は、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C5シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、アントラシル、フルオレニル、インダニル、モルホリニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピリジル、ピローリル、イミダゾリルおよびトリアゾリルを表し、その各々は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシおよびC1〜C4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換される。
【0065】
さらにより好ましくは、R7は、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C5シクロアルケニル、フェニル、ナフチル、モルホリニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピリジル、ピローリル、イミダゾリルおよびトリアゾリルを表し、その各々は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシおよびC1〜C4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換される。
【0066】
さらにより好ましくは、R7は、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C5シクロアルケニル、フェニル、モルホリニル、ピロリジニル、ピペリジニル、ピペラジニル、ピリジル、ピローリル、イミダゾリルおよびトリアゾリルを表し、その各々は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシおよびC1〜C4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換される。
【0067】
さらにより好ましくは、R7は、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C5シクロアルケニル、フェニル、モルホリニル、ピロリジニル、ピリジルおよびイミダゾリルを表し、その各々は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシおよびC1〜C4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換される。
【0068】
最も好ましくは、R7は、C3〜C6シクロアルキルまたはC3〜C5シクロアルケニルを表し、その各々は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシおよびC1〜C4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換される。
【0069】
式(I)の化合物の一群において、R1は、水素、ハロゲン、シアノ、OH、NH2、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、NH(C1〜C4アルキル)、N(C1〜C4アルキル)2、CO(C1〜C4アルキル)、CO2(C1〜C4アルキル)、CO2H、CONH(C1〜C4アルキル)、CON(C1〜C4アルキル)2、SO2NH(C1〜C4アルキル)、SO2N(C1〜C4アルキル)2、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシまたはC2〜C4アルキニルを表し;
2は、C3〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C5シクロアルケニル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルキル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルケニルを表し、その各々は、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキルおよびC1〜C4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換され得;
3およびR4は、相互に独立して、水素、C1〜C4アルキルもしくはC3〜C6シクロアルキルを表し;または
3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3〜6員飽和環式基を形成し;
5は、H、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4ハロアルキルを表し;
6は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルキルまたはC1〜C4ハロアルコキシを表す。
【0070】
式(I)の化合物の他の群において、R1は、水素、ハロゲン、シアノ、OH、NH2、メチル、エチル、シクロプロピル、NH(C1〜C2アルキル)、N(C1〜C2アルキル)2、CO(C1〜C2アルキル)、CO2(C1〜C2アルキル)、CO2H、CONH(C1〜C2アルキル)、CON(C1〜C2アルキル)2、SO2NH(C1〜C2アルキル)、SO2N(C1〜C2アルキル)2、C1〜C4フルオロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C2ハロアルコキシまたはC2〜C4アルキニルを表し;
2は、C3〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C5シクロアルケニル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルキル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルケニルを表し、その各々は、ハロゲン、C1〜C2ハロアルキルおよびC1〜C2ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換され得;
3およびR4は、相互に独立して、水素、C1〜C3アルキルもしくはC3〜C5シクロアルキルを表し;または
3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、5員飽和環式基を形成し;
5は、HまたはC1〜C4アルキルを表し;
6は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルキルまたはC1〜C4ハロアルコキシを表す。
【0071】
式(I)の化合物の他の群において、R1は、水素、ハロゲン、シアノ、OH、NH2、メチル、エチル、シクロプロピル、NHMe、NMe2、COMe、CO2Me、CO2H、CONHMe、CONMe2、SO2NHMe、SO2NMe2、CHF2、CF3、OMe、OCHF2またはアセチレニルを表し;
2は、C3〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C5シクロアルケニル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルキル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルケニルを表し、これらは、フルオロ、C1〜C2アルキル、C1〜C2フルオロアルキルおよびC1〜C2フルオロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換され得;
3およびR4は、相互に独立して、水素、メチル、エチル、イソプロピルもしくはシクロプロピルを表し;または
3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、5員飽和環式基を形成し;
5は、Hまたはメチルを表し;
6は、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4アルコキシを表す。
【0072】
式(I)の化合物の他の群において、R1は、水素、ハロゲン、シアノ、メチル、エチル、シクロプロピル、CHF2、CF3、OMeまたはOCHF2を表し;
2は、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、2−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル−CH2−シクロプロピル、−CH2−シクロブチル、−CH2−シクロペンチルおよび−CH2−シクロペンテニルであり、その各々は、フルオロ、メチルおよびジフルオロメトキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換され得;
3は水素またはメチルであり;
4はメチルまたはエチルであり;
5はHまたはメチルを表し;
6は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、メトキシまたはエトキシを表す。
【0073】
式(I)の化合物の他の群において、R1は、水素、Cl、Br、メチル、CHF2またはシアノを表し;
2は、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルであり、その各々は、フルオロおよびジフルオロメトキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換され得;
3は水素またはメチルを表し;
4はエチルであり;
5は水素またはメチルであり;
6は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、メトキシまたはエトキシを表す。
【0074】
式(I)の化合物の他の群において、R1は、水素、Cl、Br、メチル、CHF2またはシアノを表し;
2は、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルであり、その各々は、フルオロおよびジフルオロメトキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換され得;
3は水素またはメチルを表し;
4はエチルであり;
5は水素またはメチルであり;
6は、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、シクロブチルまたはシクロペンチルを表す。
【0075】
式(I)の化合物の他の群において、R1は、水素、Cl、Br、メチル、CHF2またはシアノを表し;
2は、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルであり、その各々は、フルオロおよびジフルオロメトキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換され得;
3は水素またはメチルを表し;
4はエチルであり;
5は水素またはメチルであり;
6は、メチル、エチル、n−プロピルまたはイソ−プロピルを表す。
【0076】
式(I)の化合物の他の群において、R1は、水素、Cl、Br、メチル、CHF2またはシアノを表し;
2は、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルであり、その各々は、フルオロおよびジフルオロメトキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意選択により置換され得;
3は水素またはメチルを表し;
4はエチルであり;
5は水素またはメチルであり;
6はメチルである。
【0077】
式(I)の化合物の他の群において、R1は、水素、Cl、Br、メチル、CHF2またはシアノを表し;
2は、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルまたはシクロプロピルであり;
3は水素またはメチルを表し;
4はエチルであり;
5は水素であり;
6はメチルである。
【0078】
表1〜22:式(I)の化合物
本発明はさらに、以下において表1〜22に列挙されている以下の個別の式(I)の化合物を利用可能とすることによって例示される。
【化3】
【0079】
以下の表Aに続く表1〜22の各々は47種の式(I)の化合物を提供するものであって、ここで、R2、R3、R4、R5およびR6は表Aにおいて定義されている置換基であり、R1は表1〜22に関連して定義されている置換基である。それ故、表1には47種の式(I)の化合物が特定されており、ここで、表Aの各行については、R1は表1において定義されているとおりである。同様に、表2には47種の式(I)の化合物が特定されており、ここで、表Aの各行については、R1は表2において定義されているとおりであり;表3〜22についても同様である。
【0080】
表Aには、式Iの化合物における可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の47通りの意味が開示されている。
【0081】
表23〜44:式(Ia)の化合物
本発明はさらに、以下において表23〜44に列挙されている以下の個別の式(Ia)の化合物を利用可能とすることによって例示される。
【化4】
【0082】
以下の表Aに続く表23〜44の各々は47種の式(Ia)の化合物を提供するものであって、ここで、R2、R3、R4、R5およびR6は表Aにおいて定義されている置換基であり、R1は表23〜44に関連して定義されている置換基である。それ故、表23には47種の式(Ia)の化合物が特定されており、ここで、表Aの各行については、R1は表23において定義されているとおりである。同様に、表24には47種の式(Ia)の化合物が特定されており、ここで、表Aの各行については、R1は表24において定義されているとおりであり;表25〜44についても同様である。
【0083】
表Aには、式Iaの化合物における可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の47通りの意味が開示されている。
【0084】
表45〜66:式(Ib)の化合物
本発明はさらに、以下において表45〜66に列挙されている以下の個別の式(Ib)の化合物を利用可能とすることによって例示される。
【化5】
【0085】
以下の表Aに続く表45〜66の各々は47種の式(Ib)の化合物を提供するものであって、ここで、R2、R3、R4、R5およびR6は表Aにおいて定義されている置換基であり、R1は表45〜66に関連して定義されている置換基である。それ故、表45には47種の式(Ib)の化合物が特定されており、ここで、表Aの各行については、R1は表45において定義されているとおりである。同様に、表46には47種の式(Ib)の化合物が特定されており、ここで、表Aの各行については、R1は表46において定義されているとおりであり;表47〜66についても同様である。
【0086】
表Aには、式Ibの化合物における可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の47通りの意味が開示されている。
【0087】
表A

【0088】
表1、23および45:表1、23および45には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物、および、47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1は水素であり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。例えば;
化合物1.1.016は以下の構造を有する。
【化6】
化合物23.1.043は以下の構造を有する。
【化7】
化合物45.1.043は以下の構造を有する。
【化8】
【0089】
表2、24および46:表2、24および46には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はクロロであり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【0090】
表3、25および47:表3、25および47には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はブロモであり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【0091】
表4、26および48:表4、26および48には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はヨードであり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【0092】
表5、27および49:表5、27および49には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はメチルであり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【0093】
表6、28および50:表6、28および50には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はエチルであり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【0094】
表7、29および51:表7、29および51には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はシクロプロピルであり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【0095】
表8、30および52:表8、30および52には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はトリフルオロメチルであり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【0096】
表9、31および53:表9、31および53には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はジフルオロメチルであり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【0097】
表10、32および54:表10、32および54には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はエチニルであり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【0098】
表11、33および55:表11、33および55には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はメトキシであり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【0099】
表12、34および56:表12、34および56には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はジフルオロメトキシであり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【0100】
表13、35および57:表13、35および57には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はメチルアミノであり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【0101】
表14、36および58:表14、36および58には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はジメチルアミノであり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【0102】
表15、37および59:表15、37および59には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はN−メチルスルホンアミド(式中、以下の破線は基R1の化合物の残部に対する結合点を示す)であり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【化9】
【0103】
表16、38および60:表16、38および60には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はN,N−ジメチルスルホンアミド(式中、以下の破線は基R1の化合物の残部に対する結合点を示す)であり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【化10】
【0104】
表17、39および61:表17、39および61には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はフルオロであり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【0105】
表18、40および62:表18、40および62には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はアセチルであり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【0106】
表19、41および63:表19、41および63には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はメトキシホルミル(式中、以下の破線は基R1の化合物の残部に対する結合点を示す)であり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【化11】
【0107】
表20、42および64:表20、42および64には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はヒドロキシであり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【0108】
表21、43および65:表21、43および65には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はフルオロメチルであり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【0109】
表22、44および66:表22、44および66には、それぞれ、47種の式(I)の化合物、47種の式(Ia)の化合物および47種の式(Ib)の化合物が開示されており、ここで、R1はシアノであり、可変要素R2、R3、R4、R5およびR6の各々は表Aの対応する行に記載されている特定の意味を有する。
【0110】
ここでは、本発明に係る式(I)の化合物は、実用上の目的のために、真菌、バクテリアまたはウイルスなどの植物病原性微生物によって引き起こされる病害であって、特に真菌によって引き起こされる病害に対する有用な植物の保護に関してきわめて有利な活性範囲を有することが見いだされた。
【0111】
従って、本発明はまた、有用な植物に係る植物病原性微生物による外寄生を防除または予防する方法に関し、ここで、式(I)の化合物は、植物、その一部またはその生息地に活性処方成分として適用される。
【0112】
「植物」という用語は、種子、実生、若木、根、塊茎、茎、茎、群葉および果実を含む植物のすべての物理的な部分を指す。
【0113】
「生息地」という用語は、本明細書において用いられるところ、植物が成長している圃場、または、栽培されている植物の種子が播種された圃場、または、種子が土壌に蒔かれることとなる圃場を意味する。これは、土壌、種子および実生、ならびに、確立した植生を含む。
【0114】
式Iの化合物は、農業分野および関連する使用分野において、例えば植物有害生物を防除するための活性処方成分として、または、人間に対して潜在的に有害である腐敗微生物もしくは生体を防除するために非生体材料に使用されることが可能である。
【0115】
本発明に係る式(I)の化合物は、低施用量で優れた活性を有すること、植物が十分に耐性であること、環境的に安全であることにより優れているものである。これらは、きわめて有用な治効性、予防性および浸透移行特性を有し、数多くの有用な植物を保護するために用いられる。式(I)の化合物は、植物、または、有用な植物の異なる作物の植物の一部で生じる病害を阻害または撲滅するために用いられることが可能であり、その一方では、同時に、後に成長する植物の部分を植物病原性微生物から保護することも可能である。
【0116】
式Iの化合物を殺菌・殺カビ剤として用いることが可能である。本明細書において用いられるところ、「殺菌・殺カビ剤」という用語は、真菌の増殖を防除し、変性し、または、予防する化合物を意味する。「殺菌・殺カビ的に有効な量」という用語は、真菌の増殖に対して効果をもたらすことが可能である、このような化合物またはこのような化合物の組み合わせの量を意味する。防除効果または変性効果は、死滅、遅延等などの自然な発育からのすべての異常を含み、また、予防は、真菌性感染を予防するための植物におけるバリアまたは他の防御系の形成を含む。
【0117】
式(I)の化合物の好ましい適用方法は葉面処理である。適用頻度および施用量は、対応する病原体による外寄生のリスクに応じることとなる。しかしながら、式(I)の化合物はまた、液体配合物による植物の生息地の潅注により、または、例えば粒状形態といった固体形態の化合物を土壌に適用する(土壌施用)ことにより、土壌(浸透作用)を介し、根から植物に浸透し得る。水稲作物においては、このような粒質物は湛水させた水田に適用可能である。
【0118】
特に種子および植物挿穂(例えばイネ)といった植物繁殖体を土壌中で発生する真菌性感染症ならびに植物病原性真菌に対して保護するための処理のための粉衣剤として式(I)の化合物を用いることも可能である。
【0119】
繁殖体は植える前に式Iの化合物を含む組成物で処理することが可能であり、例えば種子は、播種の前にコーティング可能である。本発明に係る活性処方成分はまた、種子を液体配合物中に含浸させることにより、または、固体配合物でコーティングすることにより穀粒に適用(コーティング)することが可能である。この組成物はまた、例えば播種中の蒔き溝といった繁殖体を植え付ける際における植え付け場所に適用することが可能である。本発明はまた、このような植物繁殖体の処理方法、および、このようにして処理された植物繁殖体に関する。
【0120】
「植物繁殖体」という用語は、例えば種子、または、挿穂および塊茎などの植物の栄養体といった植物のすべての繁殖部を指す。「植物繁殖体」はまた、厳密な意味での種子、ならびに、根、果実、塊茎、鱗茎、根茎および植物の一部を含む。
【0121】
さらに、本発明に係る式(I)の化合物は、例えば木材および木材系工業用製品を含む工業用材料の保護、食品保管または衛生管理といった関連する分野における真菌の防除に用いられてもよい。
【0122】
加えて、本発明は、例えば材木、壁板および塗料といった非生体材料を真菌による侵襲から保護するために用いられることが可能である。
【0123】
式Iの化合物は、例えば、病害の真菌および真菌ベクター、ならびに、植物病原性バクテリアおよびウイルスに対して有効である。これらの病害の真菌および真菌ベクター、ならびに、植物病原性バクテリアおよびウイルスは、例えば以下のとおりである。
アブシジアコリムビフェラ(Absidia corymbifera)、アルテルナリア属の一種(Alternaria spp)、アファノミセス属の一種(Aphanomyces spp)、アスコキタ属の一種(Ascochyta spp)、A.フラバス(A.flavus)、A.フミガーツス(A.fumigatus)、A.ニズランス(A.nidulans)、A.ニガー(A.niger)、A.テルス(A.terrus)を含むアスペルギルス属の一種(Aspergillus spp.)、A.プルランス(A.pullulans)を含むアウレオバシジウム属の一種(Aureobasidium spp.)、ブラストミセスデルマチチディス(Blastomyces dermatitidis)、ブルメリアグラミニス(Blumeria graminis)、ブレミア ラクツカエ(Bremia lactucae)、B.ドチデア(B.dothidea)、B.オブツサ(B.obtusa)を含むボトリオスファエリア属の一種(Botryosphaeria spp.)、B.シネレア(B.cinerea)を含むボトリチス属の一種(Botrytis spp.)、C.アルビカンス(C.albicans)、C.グラブラータ(C.glabrata)、C.クルセイ(C.krusei)、C.ルシタニエ(C.lusitaniae)、C.パラプシロシス(C.parapsilosis)、C.トロピカリス(C.tropicalis)を含むカンジダ属の一種(Candida spp.)、セファロアスクスフラグランス(Cephaloascus fragrans)、セラトシスチス属の一種(Ceratocystis spp)、C.アラキジコラ(C.arachidicola)を含むセルコスポラ属の一種(Cercospora spp.)、セルコスポリジウム ペルソナツム(Cercosporidium personatum)、クラドスポリウム属の一種(Cladosporium spp)、クラビセプスプルプレア(Claviceps purpurea)、コクシジオイデスイミティス(Coccidioides immitis)、コクリオボルス属の一種(Cochliobolus spp)、C.ムサエ(C.musae)を含むコレトトリカム属の一種(Colletotrichum spp.)、クリプトコッカスネオフォルマンス(Cryptococcus neoformans)、ジアポルテ属の一種(Diaporthe spp)、ジディメラ属の一種(Didymella spp)、ドレックスレラ属の一種(Drechslera spp)、エルシノエ属の一種(Elsinoe spp)、エピデルモフィトン属の一種(Epidermophyton spp)、エルウィニア アミロボラ(Erwinia amylovora)、E.シコラセアルム(E.cichoracearum)のエリシフェ属の一種(Erysiphe spp.)、ユーチパラタ(Eutypa lata)、F.クルモルム(F.culmorum)、F.グラミネアルム(F.graminearum)、F.ラングセチエ(F.langsethiae)、F.モニリホルメ(F.moniliforme)、F.オキシスポルム(F.oxysporum)、F.プロリフェラツム(F.proliferatum)、F.スブグルチナンス(F.subglutinans)、F.ソラニ(F.solani)を含むフザリウム属の一種(Fusarium spp.)、ゲーウマノミセス グラミニス(Gaeumannomyces graminis)、ギベレラフジクロイ(Gibberella fujikuroi)、グロエオデスポミゲナ(Gloeodes pomigena)、グロエオスポリウムムサルム(Gloeosporium musarum)、グロメレラシングレート(Glomerella cingulate)、ガイグナルディア ビドウェル(Guignardia bidwellii)、ギムノスポルアンギウムジュニペリ−ヴィルギニアナエ(Gymnosporangium juniperi−virginianae)、ヘルミントスポリウム属の一種(Helminthosporium spp)、ヘミレイア属の一種(Hemileia spp)、H.カプスラツム(H.capsulatum)を含むヒストプラズマ属の一種(Histoplasma spp.)、ラエチサリアフシホルミス(Laetisaria fuciformis)、レプトグラフィウムリンドベルギ(Leptographium lindbergi)、レベイルラタウリカ(Leveillula taurica)、ロフォデルミウムセディチオスム(Lophodermium seditiosum)、コムギ赤かび病菌(Microdochium nivale)、ミクロスポルム属の一種(Microsporum spp)、モニリニア属の一種(Monilinia spp)、ムコール属の一種(Mucor spp)、コムギ葉枯病菌(M.graminicola)、M.ポミ(M.pomi)を含むミコスファエレラ属の一種(Mycosphaerella spp.)、オンコバシジウムテオブロマエオン(Oncobasidium theobromaeon)、オフィオストマピセエ(Ophiostoma piceae)、パラコジディオイデス属の一種(Paracoccidioides spp)、P.ディジタツム(P.digitatum)、P.イタリクム(P.italicum)を含むペニシリウム属の一種(Penicillium spp.)、ペトリエリジウム属の一種(Petriellidium spp)、P.メイディス(P.maydis)、P.フィリピネンシス(P.philippinensis)およびP.ソルギ(P.sorghi)を含むペロノスクレロスポラ属の一種(Peronosclerospora spp.)、ペロノスポラ属の一種(Peronospora spp)、コムギふ枯病菌(Phaeosphaeria nodorum)、ファコプソラ パチリジ(Phakopsora pachyrhizi)、フェリヌスイグニアルス(Phellinus igniarus)、フィアロフォラ属の一種(Phialophora spp)、フォーマ属の一種(Phoma spp)、ホモプシス ビティコーラ(Phomopsis viticola)、P.インフェスタンス(P.infestans)を含むフィトフトラ属の一種(Phytophthora spp.)、P.ハルステジイ(P.halstedii)、P.ビチコラ(P.viticola)を含むプラスモパラ属の一種(Plasmopara spp.)、プレオスポラ属の一種(Pleospora spp.)、リンゴうどんこ病菌(P.leucotricha)を含むポドスファエラ属の一種(Podosphaera spp.)、ポリミキサグラミニス(Polymyxa graminis)、ポリミキサベタエ(Polymyxa betae)、シュードセルコスポレラ ヘルポトリコイド(Pseudocercosporella herpotrichoides)、シュードモナス属の一種(Pseudomonas spp)、P.クベンシス(P.cubensis)、P.フムリ(P.humuli)を含むシュードペロノスポラ属の一種(Pseudoperonospora spp.)、シュードペジザトラケイフィラ(Pseudopeziza tracheiphila)、P.ホルデイ(P.hordei)、P.レコンディタ(P.recondita)、P.ストリイホルミス(P.striiformis)、P.トリチシナ(P.triticina)を含むプッシニア属の一種(Puccinia spp.)、ピレノペジザ属の一種(Pyrenopeziza spp)、ピレノフォラ属の一種(Pyrenophora spp)、イネいもち病菌(P.oryzae)を含むピリクラリア属の一種(Pyricularia spp.)、P.ウルチムム(P.ultimum)を含むピシウム属の一種(Pythium spp.)、ラムラリア属の一種(Ramularia spp)、リゾクトニア属の一種(Rhizoctonia spp)、リゾムコールプシルス(Rhizomucor pusillus)、リゾプスアリズス(Rhizopus arrhizus)、リンコスポリウム属の一種(Rhynchosporium spp)、S.アピオスペルムム(S.apiospermum)およびS.プロリフィカンス(S.prolificans)を含むスケドスポリウム属の一種(Scedosporium spp.)、スキゾチリウムポミ(Schizothyrium pomi)、スクレロチニア属の一種(Sclerotinia spp)、スクレロチウム属の一種(Sclerotium spp)、S.ノドルム(S.nodorum)、S.トリティシ(S. tritici)を含むセプトリア属の一種(Septoria spp)、スファエロテカマクラリス(Sphaerotheca macularis)、スファエロテカフスカ(Sphaerotheca fusca)(スファエロテカフリギネア(Sphaerotheca fuliginea))、スポロトリクス属の一種(Sporothorix spp)、スタゴノスポラノドルム(Stagonospora nodorum)、(Stemphylium spp.)、ステレウムヒルスツム(Stereum hirsutum)、タナテホルスククメリス(Thanatephorus cucumeris)、チエラビオプシスバシコラ(Thielaviopsis basicola)、チレチア属の一種(Tilletia spp)、T.ハルジアヌム(T.harzianum)、T.シュードコニンギイ(T.pseudokoningii)、T.ヴィリデ(T.viride)を含むトリコデルマ属の一種(Trichoderma spp.)、トリコフィトン属の一種(Trichophyton spp)、チフラ属の一種(Typhula spp)、ウンシヌラ ネカトル(Uncinula necator)、ウロシスチス(Urocystis spp)、ウスチラゴ属の一種(Ustilago spp)、リンゴ黒星病菌(V.inaequalis)を含むベンチュリア属の一種(Venturia spp.)、ベルチシリウム属の一種(Verticillium spp)およびキサントモナス属の一種(Xanthomonas spp)。
【0124】
本発明に係る組成物を用いることが可能である有用な植物の作物としては、例えばブラックベリー、ブルーベリー、クランベリー、ラズベリーおよびイチゴといった液果植物;例えばオオムギ、トウモロコシ(コーン)、キビ、カラスムギ、イネ、ライ麦、モロコシ属(sorghum)ライコムギおよびコムギといった穀類;例えば綿、亜麻、アサ、ジュートおよびサイザルといった繊維植物;例えばテンサイおよび飼料ビート、コーヒー、ホップ、マスタード、アブラナ(カノーラ)、ケシ、サトウキビ、ヒマワリ、チャおよびタバコといった農作物;例えばリンゴ、アンズ、アボカド、バナナ、サクランボ、柑橘類、ネクタリン、モモ、セイヨウナシおよびセイヨウスモモといった果樹;例えばバミューダグラス、イチゴツナギ、ベントグラス、センチピードグラス、ウシノケグサ、ライグラス、アメリカシバおよびノシバといった草;バジル、ルリジサ、チャイブ、コリアンダー、ラベンダー、ラベージ、ミント、オレガノ、パセリ、ローズマリー、セージおよびタイムなどのハーブ;例えばインゲンマメ、レンズマメ、エンドウマメおよびダイズ、インゲンマメといったマメ科植物;例えばアーモンド、カシュー、落花生、ヘーゼルナッツ、ピーナッツ、ペカン、ピスタチオおよびクルミといった堅果;例えばアブラヤシといったヤシ;例えば花、低木および高木といった観賞用植物;例えばカカオ、ココナツ、オリーヴおよびゴムといった他の高木;例えばアスパラガス、ナス、ブロッコリ、キャベツ、ニンジン、キュウリ、ニンニク、レタス、ペポカボチャ、メロン、オクラ、タマネギ、コショウ、ジャガイモ、カボチャ、ダイオウ、ホウレンソウおよびトマトといった野菜;ならびに、例えばブドウといったつる植物などの多年生および一年生作物が挙げられる。
【0125】
作物は、天然のもの、従来の品種改良法により得られたもの、または、遺伝子操作により得られたものであると理解されるべきである。これらは、いわゆる出力形質(例えば向上した保管安定性、高い栄養価および向上した風味)を有する作物を含む。
【0126】
作物は、ブロモキシニルのような除草剤またはALS−、EPSPS−、GS−、HPPD−およびPPO−抑制剤などの除草剤クラスに対する耐性が与えられた作物をも含むと理解されるべきである。従来の勾配方法によって例えばイマザモックスといったイミダゾリノンに対する耐性が与えられた作物の一例は、Clearfield(登録商標)菜の花(summer canola)である。遺伝子操作法によって除草剤に対する耐性が与えられた作物の例としては、商品名RoundupReady(登録商標)、Herculex I(登録商標)およびLibertyLink(登録商標)で市販されている例えばグリホサート−およびグルホシネート−耐性トウモロコシ品種が挙げられる。
【0127】
作物もまた、天然のものであるか、または、有害な昆虫に対する耐性が与えられたものであると理解されるべきである。これは、例えば、トキシン−産生バクテリア由来として公知であるものなどの1種以上の選択的に作用するトキシンの合成能を例えば有するよう、組換えDNA技術を用いることで形質転換された植物を含む。発現されることが可能であるトキシンの例としては、δ−エンドトキシン、栄養型殺虫性タンパク質(Vip)、線虫共生バクテリアの殺虫性タンパク質、ならびに、サソリ、蛛形類、大型のハチ(wasp)および真菌によって産生されるトキシンが挙げられる。
【0128】
バチルスチューリンゲンシス(Bacillus thuringiensis)トキシンを発現するよう変性された作物の一例は、BtトウモロコシKnockOut(登録商標)(Syngenta Seeds)である。殺虫性耐性をコードする2種以上の遺伝子を含み、それ故、2種以上のトキシンを発現する作物の一例は、VipCot(登録商標)(Syngenta Seeds)である。作物またはその種子材料もまた、複数種の有害生物に対して耐性であることが可能である(いわゆる、遺伝子修飾により形成される場合の重畳的なトランスジェニックイベント)。例えば、植物は、例えばHerculex I(登録商標)(Dow AgroSciences,Pioneer Hi−Bred International)のように除草剤耐性であると同時に、殺虫性タンパク質の発現能を有していることが可能である。
【0129】
式(I)の化合物は、未変性の形態で、または、好ましくは、配合技術分野において簡便に採用されるキャリアおよび補助剤と一緒に用いられることが可能である。
【0130】
従って、本発明はまた、植物病原性微生物に対する防除および保護のための式(I)の化合物と不活性キャリアとを含む組成物、ならびに、有用な植物に係る植物病原性微生物による外寄生を防除または予防する方法であって、活性処方成分としての式(I)の化合物と不活性キャリアとを含む組成物を植物、その一部またはその生息地に適用する方法に関する。
【0131】
この目的のために、式(I)の化合物および不活性キャリアは、乳化性濃縮物、コーティング可能なペースト、直接噴霧可能であるか、希釈可能である溶液、希釈エマルジョン、水和剤、可溶性の粉末、粉剤、粒質物、および、例えば高分子物質中への封入として、公知の方法で簡便に配合される。組成物の種類と同様に、吹付け、霧吹き、散粉、散布、コーティングまたはかけ流しなどの適用方法が、意図される目的および支配的な状況に応じて選択される。組成物はまた、安定化剤、消泡剤、粘度調節剤、バインダまたは粘着剤、ならびに、肥料、微量元素の供給源、または、特別な効果を得るための他の配合物などのさらなる補助剤を含有していてもよい。
【0132】
好適なキャリアおよび補助剤(助剤)は固体または液体であることが可能であり、配合技術において有用な物質であり、例えば天然もしくは再生ミネラル物質、溶剤、分散剤、湿潤剤、粘着剤、増粘剤、バインダまたは肥料である。このようなキャリアは、例えば国際公開第97/33890号パンフレットに記載されている。
【0133】
配合物(すなわち式(I)の化合物および所望の場合には固体もしくは液体補助剤、または、所望の場合には、さらに、他の殺菌活性処方成分を含む組成物)は、典型的には、化合物を、増量剤、例えば溶剤、固体キャリアおよび、任意選択により、表面活性化合物(界面活性剤)としっかり混合および/または粉砕することにより、公知の様式で調製される。
【0134】
農芸化学配合物は通常、0.1〜99重量%、好ましくは0.1〜95重量%の式(I)の化合物、99.9〜1重量%、好ましくは99.8〜5重量%の固体または液体補助剤、および、0〜25重量%、好ましくは0.1〜25重量%の界面活性剤を含有するであろう。
【0135】
市販製品を濃縮物として配合することが好ましい場合、通常、エンドユーザーは希釈配合物を用いることとなる。
【0136】
有利な適用量は、通常5g〜2kgの活性処方成分(a.i.)/1ヘクタール(ha)、好ましくは10g〜1kg a.i./ha、最も好ましくは20g〜600g a.i./haである。種子潅注剤として用いられる場合、簡便な適用量は1kgの種子当たり10mg〜1gの活性物質である。所望の作用に係る施用量は実験により決定することが可能である。これは、例えば、作用タイプ、有用な植物の生育段階、適用(場所、時期、適用方法)に応じ、これらのパラメータに応じて、幅広い範囲内において様々である可能性がある。
【0137】
作物の管理においては通常、栽培者は、本発明の化合物に追加して、1種または複数種の他の農業容薬品を用いるであろう。農業容薬品の例としては、殺ダニ剤、殺菌剤、殺菌・殺カビ剤、除草剤、殺虫剤、殺線虫剤などの有害生物防除剤、ならびに、植物栄養分および植物肥料が挙げられる。
【0138】
従って、本発明は、本発明に係る式(I)の化合物を、1種または複数種の有害生物防除剤、植物栄養分または植物肥料と一緒に含む組成物を提供する。この組み合わせはまた、例えば従来の交配または遺伝子修飾といったいずれかの手段を用いて植物に組み込まれた特定の植物形質を包含し得る。このような組成物はまた、上記のとおり1種または複数種の不活性キャリアを含有し得る。
【0139】
本発明はまた、本発明に係る式(I)の化合物を、1種または複数種の有害生物防除剤、植物栄養分または植物肥料と一緒に含む組成物の提供に係る使用をも提供する。この組み合わせはまた、例えば従来の交配または遺伝子修飾といったいずれかの手段を用いて植物に組み込まれた特定の植物形質を包含し得る。
【0140】
植物栄養分または植物肥料の好適な例は硫酸カルシウム(CaSO4)、硝酸カルシウム(Ca(NO32.4H2O)、炭酸カルシウム(CaCO3)、硝酸カリウム(KNO3)、硫酸マグネシウム(MgSO4)、カリウム水素リン酸塩(KH2PO4)、硫酸マンガン(MnSO4)、硫酸銅(CuSO4)、硫酸亜鉛(ZnSO4)、塩化ニッケル(NiCl2)、硫酸コバルト(CoSO4)、水酸化カリウム(KOH)、塩化ナトリウム(NaCl)、硼酸(H3BO3)、および、その金属塩(Na2MoO4)である。栄養分は、各々、5%〜50重量%、好ましくは10%〜25重量%、または、15%〜20重量%の量で存在し得る。好ましい追加の栄養分は、尿素((NH22CO)、メラミン(C366)、酸化カリウム(K2O)および無機硝酸塩である。最も好ましい追加の植物栄養分は酸化カリウムである。好ましい追加の栄養分が尿素である場合、これは、一般に1%〜20重量%、好ましくは2%〜10重量%、または、3%〜7重量%の量で存在する。
【0141】
有害生物防除剤の好適な例は、アシクロアミノ酸殺菌・殺カビ剤、脂肪族窒素殺菌・殺カビ剤、アミド殺菌・殺カビ剤、アニリド殺菌・殺カビ剤、抗生物質系殺菌・殺カビ剤、芳香族殺菌・殺カビ剤、ヒ素殺菌・殺カビ剤、アリールフェニルケトン殺菌・殺カビ剤、ベンズアミド殺菌・殺カビ剤、ベンズアニリド殺菌・殺カビ剤、ベンズイミダゾール殺菌・殺カビ剤、ベンゾチアゾール殺菌・殺カビ剤、植物学的殺菌・殺カビ剤、架橋ジフェニル殺菌・殺カビ剤、カルバメート殺菌・殺カビ剤、カルバニレート殺菌・殺カビ剤、コナゾール殺菌・殺カビ剤、銅殺菌・殺カビ剤、ジカルボキシイミド殺菌・殺カビ剤、ジニトロフェノール殺菌・殺カビ剤、ジチオカルバメート殺菌・殺カビ剤、ジチオラン殺菌・殺カビ剤、フラミド殺菌・殺カビ剤、フラニリド殺菌・殺カビ剤、ヒドラジド殺菌・殺カビ剤、イミダゾール殺菌・殺カビ剤、水銀殺菌・殺カビ剤、モルホリン殺菌・殺カビ剤、有機リン殺菌・殺カビ剤、有機スズ殺菌・殺カビ剤、オキサチイン殺菌・殺カビ剤、オキサゾール殺菌・殺カビ剤、フェニルスルファミド殺菌・殺カビ剤、ポリスルフィド殺菌・殺カビ剤、ピラゾール殺菌・殺カビ剤、ピリジン殺菌・殺カビ剤、ピリミジン殺菌・殺カビ剤、ピロール殺菌・殺カビ剤、第4級アンモニウム殺菌・殺カビ剤、キノリン殺菌・殺カビ剤、キノン殺菌・殺カビ剤、キノキサリン殺菌・殺カビ剤、ストロビルリン殺菌・殺カビ剤、スルホンアニリド殺菌・殺カビ剤、チアジアゾール殺菌・殺カビ剤、チアゾール殺菌・殺カビ剤、チアゾリジン殺菌・殺カビ剤、チオカルバメート殺菌・殺カビ剤、チオフェン殺菌・殺カビ剤、トリアジン殺菌・殺カビ剤、トリアゾール殺菌・殺カビ剤、トリアゾロピリミジン殺菌・殺カビ剤、尿素殺菌・殺カビ剤、バリンアミド殺菌・殺カビ剤、亜鉛殺菌・殺カビ剤、ベンゾイル尿素、カルバメート、クロロニコチニル、ジアシルヒドラジン、ジアミド、フィプロル、マクロライド、ニトロイミン、ニトロメチレン、有機塩素、有機リン酸塩、有機ケイ素、有機スズ、フェニルピラゾール、リン酸エステル、ピレスロイド、スピノシン、テトラミン酸誘導体、テトロン酸誘導体、抗生物質系殺線虫剤、アベルメクチン殺線虫剤、植物学的殺線虫剤、カルバメート殺線虫剤、オキシムカルバメート殺線虫剤、有機リン殺線虫剤、線虫捕食菌またはバクテリア、アミド除草剤、アニリド除草剤、ヒ素除草剤、アリールアラニン除草剤、アリールオキシフェノキシプロピオン酸除草剤、ベンゾフラニル除草剤、安息香酸除草剤、ベンゾチアゾール除草剤、ベンゾイルシクロヘキサンジオン除草剤、カルバメート除草剤、カルバニレート除草剤、クロロアセタニリド除草剤、クロロトリアジン除草剤、シクロヘキセンオキシム除草剤、シクロプロピルイソキサゾール除草剤、ジカルボキシイミド除草剤、ジニトロアニリン除草剤、ジニトロフェノール除草剤、ジフェニルエーテル除草剤、ジチオカルバメート除草剤、フルオロアルキルトリアジン除草剤、ハロゲン化脂肪族除草剤、イミダゾリノン除草剤、無機除草剤、メトキシトリアジン除草剤、メチルチオトリアジン除草剤、ニトリル除草剤、ニトロフェニルエーテル除草剤、有機リン除草剤、オキサジアゾロン除草剤、オキサゾール除草剤、フェノキシ除草剤、フェノキシ酢酸除草剤、フェノキシ酪酸除草剤、フェノキシプロピオン酸除草剤、フェニレンジアミン除草剤、フェニル尿素除草剤、フタル酸除草剤、ピコリン酸除草剤、ピラゾール除草剤、ピリダジン除草剤、ピリダジノン除草剤、ピリジン除草剤、ピリミジンジアミン除草剤、ピリミジニルオキシベンジルアミン除草剤、ピリミジニルスルホニル尿素除草剤、第4級アンモニウム除草剤、キノリンカルボン酸除草剤、スルホンアミド除草剤、スルホンアニリド除草剤、スルホニル尿素除草剤、チアジアゾリル尿素除草剤、チオアミド除草剤、チオカルバメート除草剤、チオ炭酸塩除草剤、チオ尿素除草剤、トリアジン除草剤、トリアジノン除草剤、トリアジニルスルホニル尿素除草剤、トリアゾール除草剤、トリアゾロン除草剤、トリアゾロピリミジン除草剤、ウラシル除草剤、尿素除草剤、微生物、植物抽出物、フェロモン、微生物製剤および他の生物学的製剤である。
【0142】
以下の非限定的な実施例は、上記の発明を限定することなくより詳細に例示するものである。当業者は、反応体ならびに反応条件および技術の両方に関して、手法について適切な変更を直ちに認識するであろう。本明細書において言及されているすべての参照は、参照によりそれらの全体が援用される。
【0143】
合成例
国際公開第12/146125号パンフレット(pp.370−378)に記載のものと同様の技術、さらに、例えば国際公開第08/101682号パンフレット(pp.22−33)に見出されるものといった当業者に公知である技術を用いて、式(I)の化合物を調製し得る。
【0144】
(2R)−1−プロポキシプロパン−2−オールの調製
【化12】
水素化ナトリウム(12g、490mmol、5当量)のTHF(400mL)中の氷浴で冷却した溶液に、不活性雰囲気(Ar)下で、1−プロパノール(40mL、490mmol、5当量)を滴下した。氷浴を外し、この反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、(2R)−2−メチルオキシラン(5.8g、99mmol)を滴下し、この反応を加熱下に50℃で18時間撹拌した。この時間の後、GC−MSおよびNMRによって出発材料が消費されたことが示され、この反応混合物を室温とし、その後、水性NH4Cl溶液で失活させ、ジクロロメタンで抽出した。有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、ろ過した。溶剤を減圧中に(200mbar以上を維持)30℃で除去して、黄色の液体として表題の化合物(4.4g、38%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)4.00〜3.87(1H,m)3.50〜3.40(m,3H),3.30〜3.20(m,1H),2.64(d,1H),1.61(m,2H),1.12(d,3H),0.95(t,3H)
【0145】
N’−[5−ブロモ−2−メチル−6−[(1S)−1−メチル−2−プロポキシ−エトキシ]−3−ピリジル]−N−エチル−N−メチル−ホルムアミジンの調製
【化13】
N’−(5−ブロモ−6−ヒドロキシ−2−メチル−3−ピリジル)−N−エチル−N−メチル−ホルムアミジン(0.75g、2.8mmol)のTHF(15mL)中の攪拌懸濁液に、(2R)−1−プロポキシプロパン−2−オール(0.36g、3mmol、1.1当量)およびトリフェニルホスフィン(0.80g、3mmol、1.1当量)を、室温、不活性雰囲気(Ar)下で添加した。この混合物に、DIAD(ジアゾジカルボン酸ジイソプロピル)(0.60mL、3mmol、1.1当量)を、温度を40℃未満に維持しながら10分間かけて滴下した。この反応混合物を室温で24時間撹拌した。この時間の後、LC−MSによって出発材料がほぼ消費されたことが示され、この反応混合物を水(40mL)で失活させた。水相を酢酸エチルで抽出した(3×50mL)。有機層を無水Na2SO4で乾燥させ、ろ過した。溶剤を減圧中で除去して茶色の残渣を得、これを分取逆相クロマトグラフィーにより精製して所望の生成物を得た(0.10g、10%収率)。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)7.45〜7.30(幅広s,1H),7.24(s,1H),5.40〜5.30(m,1H),3.70〜3.60(m,1H),3.55〜3.45(m,3H),3.45〜3.30(幅広m,2H),3.00(s,3H),2.35(s,3H),1.65〜1.50(m,2H),1.35(m,3H),1.20(m,3H),0.90(t,3H)。
【0146】
N’−[5−ブロモ−2−メチル−6−[(1R)−1−メチル−2−プロポキシ−エトキシ]−3−ピリジル]−N−エチル−N−メチル−ホルムアミジンの調製
【化14】
(2R)−1−プロポキシプロパン−2−オール(0.103g、0.88mmol、1.2当量)のDMF(4mL)中の氷浴で冷却した溶液に、不活性雰囲気(Ar)下で、カリウムtertブトキシド(0.25g、2.19mmol、3当量)およびトリフェニルホスフィン(0.14g、0.55mmol、1.5当量)を添加した。この反応混合物を20分間撹拌し、その後、N’−(5−ブロモ−6−フルオロ−2−メチル−3−ピリジル)−N−エチル−N−メチル−ホルムアミジン(0.20g、0.73mmol)を添加した。この反応混合物を室温で4時間撹拌し、完了した後に水で失活させた。水相を酢酸エチルで抽出した(2×50mL)。有機層を組み合わせ、水で洗浄し(3×50mL)、無水Na2SO4で乾燥させ、ろ過した。溶剤を減圧中で除去して茶色の残渣を得、これを分取逆相クロマトグラフィーにより精製して、所望化合物を得た(0.130g、13%収率)。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)7.45〜7.30(幅広s,1H),7.24(s,1H),5.40〜5.30(m,1H),3.70〜3.60(m,1H),3.55〜3.45(m,3H),3.50〜3.30(幅広m,2H),3.00(s,3H),2.35(s,3H),1.65〜1.50(m,2H),1.35(m,3H),1.20(m,3H),0.90(t,3H)。
【0147】
N’−[5−ブロモ−2−メチル−6−(1−メチル−2−プロポキシ−エトキシ)−3−ピリジル]−N−エチル−N−メチル−ホルムアミジンの調製
【化15】
N’−(5−ブロモ−6−ヒドロキシ−2−メチル−3−ピリジル)−N−エチル−N−メチル−ホルムアミジン(6.0g、22.05mmol)のTHF(30mL)中の攪拌懸濁液に、1−プロポキシプロパン−2−オール(3.53mL、26.46mmol、1.2当量)およびトリフェニルホスフィン(6.94g、26.46mmol、1.2当量)を、室温、不活性雰囲気(Ar)下で添加した。この混合物に、DIAD(ジアゾジカルボン酸ジイソプロピル)(5.21mL、26.46mmol、1.2当量)を、温度を40℃未満に維持しながら10分間かけて滴下した。この反応混合物を室温で1.5時間撹拌した。この時間の後、LC−MSによって、出発材料が消費されたことが示され、この反応混合物を減圧中で濃縮した。ヘプタンを残渣に添加し、混合物を氷浴で冷却してトリフェニルホスフィンオキシドを再結晶させた。茶色の残渣をcombiflashカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン/酢酸エチル、v/v=90/10〜4/1)により精製した。純粋な化合物を含有する画分を回収し、減圧中で濃縮して、明るい黄色の油として表題の化合物を得た(7.80g、95%収率)。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)7.45〜7.30(幅広s,1H),7.24(s,1H),5.40〜5.30(m,1H),3.70〜3.60(m,1H),3.55〜3.45(m,3H),3.45〜3.30(幅広m,2H),3.00(s,3H),2.35(s,3H),1.65〜1.50(m,2H),1.35(m,3H),1.20(m,3H),0.90(t,3H)。
【0148】
N’−[5−シアノ−2−メチル−6−(1−メチル−2−プロポキシ−エトキシ)−3−ピリジル]−N−エチル−N−メチル−ホルムアミジンの調製
【化16】
N’−[5−ブロモ−2−メチル−6−(1−メチル−2−プロポキシ−エトキシ)−3−ピリジル]−N−エチル−N−メチル−ホルムアミジン(0.25g、0.67mmol)のDMF(1mL)中の撹拌溶液に、不活性雰囲気(Ar)下で、シアン化亜鉛(0.087g、0.74mmol、1.1当量)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0.23g、0.20mmol、0.3当量)を添加し、この反応混合物を加熱下に120℃で18時間撹拌した。この時間の後、TLCおよびLC−MSによって出発材料が消費されたことが示され、この反応混合物を室温とし、その後、水で失活させた。水相を酢酸エチル(2×30mL)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し(3×50mL)、無水Na2SO4で乾燥させ、ろ過した。溶剤を減圧中で除去して茶色の残渣を得、これをcombiflashカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン/酢酸エチル、v/v=90/10〜70/30)により精製した。純粋な化合物を含有する画分を回収し、減圧中で濃縮して、無色の油として表題の化合物を得た(0.207g、97%収率)。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)7.45〜7.30(幅広s,1H),7.20(s,1H),5.50〜5.40(m,1H),3.70〜3.60(m,1H),3.55〜3.40(m,3H),3.45〜3.30(幅広m,2H),3.00(s,3H),2.40(s,3H),1.65〜1.50(m,2H),1.35(m,3H),1.20(m,3H),0.90(t,3H)。
【0149】
3−クロロ−6−メチル−5−ニトロ−ピリジン−2−オールの調製
【化17】
氷浴で冷却した6−メチル−5−ニトロ−ピリジン−2−オール(0.50g、3.24mmol)のアセトニトリル(5mL)中の懸濁液に、不活性雰囲気(Ar)下で、N−クロロスクシンイミド(0.43g、3.24mmol、1当量)を数回に分けて添加した。この反応混合物を加熱下に67℃で20時間撹拌した。この時点で、LC−MSによって出発材料が消費されたことが示され、この反応混合物を0℃に冷却し、沈殿物をろ過して、ベージュ−白色の固体として表題の化合物(0.36g、48%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD):δ(ppm)8.5(s,1H),2.7(s,3H)。
【0150】
5−クロロ−2−メチル−3−ニトロ−6−(o−トリルメトキシ)ピリジンの調製
【化18】
o−トリルメタノール(3.99g、32.1mmol、1.2当量)のTHF(100mL)中の撹拌溶液に、3−クロロ−6−メチル−5−ニトロ−ピリジン−2−オール(5.30g、26.7mmol)およびトリフェニルホスフィン(8.41g、32.1mmol、1.2当量)を、室温、不活性雰囲気(Ar)下で添加した。この混合物に、DIAD(ジアゾジカルボン酸ジイソプロピル)(6.58mL、33.4mmol、1.25当量)を、温度を40℃未満に維持しながら10分間かけて滴下した。この反応混合物を室温で16時間撹拌した。この時点で、LC−MSによって出発材料が消費されたことが示され、この反応混合物を水(20mL)で失活させた。沈殿物が形成され、これをろ過し、メタノール/水(v/v=5/1)の混合物で洗浄し、トルエン中に懸濁させ、減圧中で濃縮して、黄色の固体として表題の化合物(5.28g、47%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,DMSO):δ(ppm)=8.60(s,1H),7.45(d,1H),7.30〜7.20(m,3H),5.50(s,2H),2.70(s,3H),2.35(s,3H)。
【0151】
6−ベンジルオキシ−5−クロロ−2−メチル−ピリジン−3−アミンの調製
【化19】
2−ベンジルオキシ−3−クロロ−6−メチル−5−ニトロ−ピリジン(250mg、0.90mmol)、炭素に担持された10%白金(12mg、0.062mmol)のTHF(5mL)中の溶液を、3barの水素(3当量、2.70mmol)圧力下におき、この反応を37℃で18時間撹拌した。この時間の後、TLCによって、出発材料が消費されたことが示された。この反応混合物をろ過し、残渣をメタノールで洗浄した。有機層を濃縮して表題の化合物(0.216g、97%収率)を得、これをさらに精製せずに用いた。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)7.50〜7.45(m,1H),7.25〜7.15(m,3H),7.0(s,1H),5.35(s,2H),3.40〜3.10(幅広s,2H),2.42(s,3H),2.30(s,3H)。
【0152】
N’−(5−クロロ−6−ヒドロキシ−2−メチル−3−ピリジル)−N−エチル−N−メチル−ホルムアミジンの調製
【化20】
N−エチル−N−メチル−ホルムアミド(1.29g、14.76mmol、1.1当量)のジクロロメタン(70mL)中の溶液に、オキシ塩化リン(1.38mL、14.76mmol、1.1当量)を添加した。この溶液を室温で1.5時間撹拌し、次いで、5−クロロ−2−メチル−6−(o−トリルメトキシ)ピリジン−3−アミン(3.52g、13.41mmol)のジクロロメタン(10mL)中の溶液を滴下した。室温で20時間撹拌した後、固体をろ過し、ジクロロメタンで洗浄した。残渣をcombiflashカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ジクロロメタン/メタノール+5%トリエチルアミンv/v=10/0〜9/1)により精製した。化合物を含有する画分を回収し、減圧中で濃縮して黄色の固体として表題の化合物(2.52g、82%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,CD3OD):δ(ppm)7.65〜7.50(幅広s,1H),3.50〜3.30(幅広s,1H),3.0(s,2H),2.25(s,3H),1.35(m,3H),1.25(m,3H)。
【0153】
N’−[5−クロロ−2−メチル−6−(1−メチル−2−プロポキシ−エトキシ)−3−ピリジル]−N−エチル−N−メチル−ホルムアミジンの調製
【化21】
N’−(5−クロロ−6−ヒドロキシ−2−メチル−3−ピリジル)−N−エチル−N−メチル−ホルムアミジン(0.25g、1.10mmol)のTHF(10mL)中の撹拌溶液に、1−プロポキシプロパン−2−オール(0.14g、1.21mmol、1.1当量)およびトリフェニルホスフィン(0.32g、1.21mmol、1.1当量)を、室温、不活性雰囲気(Ar)下で添加した。この混合物に、DIAD(ジアゾジカルボン酸ジイソプロピル)(0.24mL、1.21mmol、1.1当量)を、温度を40℃未満に維持しながら10分間かけて滴下した。この反応混合物を加熱下に60℃で16時間撹拌した。この時間の後、トリフェニルホスフィン(0.15g、0.55mmol、0.5当量)およびDIAD(ジアゾジカルボン酸ジイソプロピル)(0.11mL、0.55mmol、0.5当量)を再度添加し、この反応混合物をさらに9時間撹拌した。この反応混合物を室温とし、その後、水(10mL)および2M NaOH水溶液(2mL)で失活させた。水相を酢酸エチル(1×25mL)で抽出した。有機層を組み合わせ、無水Na2SO4で乾燥させ、ろ過した。溶剤を減圧中で除去して茶色の残渣を得、これをcombiflashカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン/酢酸エチル、v/v=9/1〜1/1)により精製した。純粋な化合物を含有する画分を回収し、減圧中で濃縮して、黄色の油として表題の化合物を得た(0.19g、53%収率)。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)7.45〜7.30(幅広s,1H),7.05(s,1H),5.40〜5.30(m,1H),3.70〜3.60(m,1H),3.55〜3.40(m,3H),3.45〜3.30(幅広m,2H),3.00(s,3H),2.35(s,3H),1.65〜1.50(m,2H),1.35(m,3H),1.20(m,3H),0.85(t,3H)。
【0154】
5−ブロモ−2−メチル−6−(1−メチル−2−プロポキシ−エトキシ)−3−ニトロ−ピリジンの調製
【化22】
3−ブロモ−6−メチル−5−ニトロ−ピリジン−2−オール(0.23g、1mmol)のTHF(0.08mL)中の撹拌懸濁液に、1−プロポキシプロパン−2−オール(0.15g、1.2mmol、1.2当量)およびトリフェニルホスフィン(0.32g、1.2mmol、1.2当量)を、室温、不活性雰囲気(Ar)下で添加した。この混合物に、DIAD(ジアゾジカルボン酸ジイソプロピル)(0.24mL、1.2mmol、1.2当量)を、温度を40℃未満に維持しながら10分間かけて滴下した。この反応混合物を加熱下に65℃で12時間撹拌した。この時間の後、LC−MSにより出発材料の残留が未だ示されていたが、この反応混合物を室温とし、溶剤を減圧中で除去して茶色の残渣を得、これをcombiflashカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン/トリエチルアミン、v/v=95/5)により精製した。純粋な化合物を含有する画分を回収し、減圧中で濃縮して、ベージュ色の油として表題の化合物を得た(0.20g、60%収率)。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)8.45(s,1H),5.50〜5.40(m,1H),3.65〜3.60(m,1H),3.65〜3.50(m,1H),3.50〜3.35(m,2H),2.70(s,3H),1.50(m,2H),1.30(m,3H),0.80(t,3H)。
【0155】
5−ブロモ−2−メチル−6−(1−メチル−2−プロポキシ−エトキシ)ピリジン−3−アミンの調製
【化23】
5−ブロモ−2−メチル−6−(1−メチル−2−プロポキシ−エトキシ)−3−ニトロ−ピリジン(0.47g、1.41mmol)のエタノール(10mL)中の撹拌懸濁液に、塩化アンモニウム(0.15g、2.82mmol、2当量)、水(2.8mL)、次いで、鉄(0.32g、5.64mmol、4当量)を添加した。この反応混合物を加熱下に85℃で4時間撹拌した。反応の監視によって出発材料の大量の残留が示されたため、塩化アンモニウム(0.75g、1.41mmol、1当量)および鉄(0.16g、2.82mmol、2当量)を添加し、反応混合物を、加熱下に85℃でさらに10時間撹拌した。この時間の後、LC−MSによって出発材料が消費されたことが示され、この反応混合物を室温とし、その後、セライトでろ過した。溶剤を減圧中に除去し、残渣を酢酸エチル(15mL)で再度溶解させた。有機相を2N NaOH水溶液で洗浄し(2×25mL)、無水Na2SO4で乾燥させ、ろ過した。溶剤を減圧中で除去して茶色の残渣を得、これをcombiflashカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘプタン/酢酸エチル+10%トリエチルアミン、v/v=10/0〜1/1)により精製した。純粋な化合物を含有する画分を回収し、減圧中で濃縮して、オレンジ色−茶色の油として表題の化合物を得た(0.27g、63%収率)。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)7.10(s,1H),5.25〜5.15(m,1H),3.65〜3.60(m,1H),3.55〜3.50(m,3H),3.50〜3.35(幅広m,2H),2.20(s,3H),1.50(m,2H),1.25(m,3H),0.80(t,3H)。
【0156】
N’−[5−ブロモ−2−メチル−6−(1−メチル−2−プロポキシ−エトキシ)−3−ピリジル]−N−エチル−ホルムアミジンの調製
【化24】
N−エチルホルムアミド(0.070mL、0.91mmol、1.1当量)のジクロロメタン(6.6mL)中の溶液に、オキシ塩化リン(0.085mL、0.91mmol、1.1当量)を添加した。溶液を室温で1時間撹拌した。次いで、5−ブロモ−2−メチル−6−(1−メチル−2−プロポキシ−エトキシ)ピリジン−3−アミン(0.25g、0.83mmol)のジクロロメタン(3mL)中の溶液を滴下した。懸濁液を室温で2時間撹拌し、次いで、2N NaOH水溶液(25mL)および氷の混合物に注ぎ入れた。水性層を分離し、ジクロロメタンで抽出した(2×15mL)。有機相を2N NaOH水溶液(25mL)および塩水(25mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、ろ過した。溶剤を減圧中で除去して濃い黄色の残渣を得、これを逆相分取HPLCによって精製して、オレンジ色−茶色の油として表題の化合物(0.09g、29%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)7.45(s,1H),7.25(s,1H),5.40〜5.30(m,1H),4,70〜4,50(幅広s,1H),3.75〜3.60(m,1H),3.55〜3.45(m,3H),3.50〜3.35(幅広m,2H),2.30(s,3H),1.60〜1.50(m,2H),1,35(m,3H),1.25(m,3H),0.80(t,3H)。
【0157】
N’−[5−ブロモ−2−メチル−6−(1−メチル−2−プロポキシ−エトキシ)−3−ピリジル]−N−メチル−ホルムアミジンの調製
【化25】
N−メチルN−エチルホルムアミド(0.30g、2.37mmol、1.1当量、80%wt.)のジクロロメタン(4.0mL)中の溶液に、オキシ塩化リン(0.20mL、2.2mmol、1.1当量)を添加した。溶液を室温で1時間撹拌した。次いで、5−ブロモ−2−メチル−6−(1−メチル−2−プロポキシ−エトキシ)ピリジン−3−アミン(0.60g、2.0mmol)のジクロロメタン(0.5mL)中の溶液を滴下した。懸濁液を室温で2時間撹拌した。次いで、2N NaOH水溶液(25mL)および氷の混合物に注ぎ入れた。水性層を分離し、ジクロロメタンで抽出した(2×15mL)。有機相を2N NaOH水溶液(25mL)および塩水(25mL)で洗浄し、無水Na2SO4で乾燥させ、ろ過した。溶剤を減圧中で除去して濃い黄色の残渣を得、これを逆相分取HPLCによって精製して、オレンジ色の油として表題の化合物(0.30g、40%収率)を得た。
1H NMR(400MHz,CDCl3):δ(ppm)7.47(幅広s,1H),7.25(s,1H),5.40〜5.30(m,2H),3.70〜3.64(m,3H),3.60〜3.40(m,3H),2.94(幅広s,2H)2.35(d,3H),1.65〜1.50(m,2H),1.35(m,3H),1.25(m,6H),0.90(t,3H)。
【0158】
表67
この表は、上記のもの、ならびに、国際公開第12/146125号パンフレット(pp.370−378)に記載のもの、および、例えば国際公開第08/101682号パンフレット(pp.22−33)に見いだされるものといった当業者に公知であるさらなる技術と同様の技術を用いて調製された式(I)の化合物に係る分析データを示すものである。
【0159】


【0160】
使用した分析方法
方法1:質量スペクトルを、エレクトロスプレーソース(極性:陽イオンまたは陰イオン、キャピラリ:3.00kV、コーン範囲:30〜60V、抽出器:2.00V、ソース温度:150℃、脱溶媒温度:350℃、コーンガス流:0L/Hr、脱溶媒ガス流:650L/Hr、質量範囲:100〜900Da)、および、Waters製のAcquity UPLC:バイナリポンプ、被加熱カラムコンパートメントおよびダイオード−アレイ検出器、溶剤デガッサ、バイナリポンプ、被加熱カラムコンパートメントおよびダイオード−アレイ検出器を備えるWaters製の質量分光計(SQDまたはZQシングル四重極型質量分析計)で記録した。カラム:Waters製UPLC HSS T3、1.8m、30×2.1mm、温度:60℃、DAD波長範囲(nm):210〜500、溶剤勾配:A=水+5% MeOH+0.05% HCOOH、B=アセトニトリル+0.05% HCOOH。勾配:0分間 0% B、100%A;1.2〜1.5分間 100% B:流量(ml/min)0.85。
【0161】
方法2:質量スペクトルを、エレクトロスプレーソース(極性:陽イオンまたは陰イオン、キャピラリ:1.5kV、コーン範囲:不明、抽出器:5.00V、ソース温度:200℃、脱溶媒温度:250℃、コーンガス流:90L/Hr、脱溶媒ガス流:90L/Hr、質量範囲:50〜900Da)、および、株式会社島津製作所製のLCからのSPD−20A:溶剤デガッサ、バイナリポンプ、被加熱カラムコンパートメント、および、紫外線検出器を備える、株式会社島津製作所製の質量分光計(SQDまたはZQシングル四重極型質量分析計)で記録した。カラム:Diamonsil C18(2)5u 150×4.6mm、温度:40℃、SPD−20A 波長範囲(nm):210〜500、溶剤勾配:A=水+0.1% F3CCOOH、B=アセトニトリル+0.1% F3CCOOH;勾配:0分間 10% B、90% A;15分間 100% B;流量1.00(ml/min)
【0162】
方法3:質量スペクトルを、エレクトロスプレーソース(極性:陽イオン、キャピラリ(kV)3.5、コーン(V)60.00、抽出器(V)3.00、ソース温度(℃)150、脱溶媒温度(℃)350、コーンガス流(L/Hr)50、脱溶媒ガス流(L/Hr)800、質量範囲:140〜800Da)DAD波長範囲(nm):210〜400、カラムタイプ:Waters製ACQUITY UPLC HSS T3;カラム長:30mm;カラム内径:2.1mm;粒径:1.8ミクロン;温度:60℃を備える、Waters製のZQ2000質量分光計(シングル四重極型質量分析計)で記録した。溶剤勾配:A=水+10% MeOH+0.1% HCOOH、B=アセトニトリル+0.1% HCOOH。勾配:0分間 0% B、100% A;2.5〜2.8分間 100% B;0% A;3.0分間 100% A、0% B:流量(ml/min)0.85。
【0163】
生物学的実施例
ブルメリアグラミニス(Blumeria graminisf.sp.tritici)(エリシフェグラミニス(Erysiphe graminisf.sp.tritici))/コムギ/葉片予防(コムギに係るウドンコ病)
コムギ葉断片(cv.Kanzler)をマルチウェルプレート(24−ウェル型)中の寒天上に載せ、水で希釈した配合したテスト化合物を噴霧した。適用から1日後に、テストプレート上でウドンコ病に感染した植物を振ることにより葉片に播種した。播種した葉片を、20℃および60% rhで、24時間の暗闇、これに続く、12時間の光/12時間の暗闇の光環境下に、気候室中でインキュベートし、化合物の活性を、適切なレベルの病害による損傷が未処理の検査用葉断片に現れた時点で(適用から6〜8日間後)、未処理のものと比した病害防除割合として評価した。
【0164】
以下の化合物は、このテストにおいて、大幅な病害の発生を示す同一の条件下において、未処理の対照葉片と比した場合に、200ppmで、少なくとも80%の病害防除を示した。
Q.002、Q.003、Q.007、Q.008、Q.009、Q.010、Q.011、Q.013、Q.014、Q.015、Q.016、Q.017、Q.018、Q.020、Q.021、Q.022、Q.023、Q.024、Q.025、Q.026、Q.027、Q.028、Q.029、Q.030。
【0165】
プッシニア レコンディタ(Puccinia recondita f.sp.tritici)/コムギ/葉片予防(さび病)
コムギ葉断片(cv.Kanzler)をマルチウェルプレート(24−ウェル型)中の寒天上に載せ、水で希釈した配合したテスト化合物を噴霧した。適用から1日後に、葉片に、真菌の胞子懸濁液を播種した。播種した葉断片を19℃および75% rhで、12時間の光/12時間の暗闇の光環境下に、気候キャビネット中でインキュベートし、化合物の活性を、適切なレベルの病害による損傷が未処理の検査用葉断片に現れた時点で(適用から7〜9日間後)、未処理のものと比した病害防除割合として評価した。
【0166】
以下の化合物は、このテストにおいて、大幅な病害の発生を示す同一の条件下において、未処理の対照葉片と比した場合に、200ppmで、少なくとも80%の病害防除を示した。
Q.002、Q.003、Q.007、Q.008、Q.009、Q.010、Q.011、Q.013、Q.014、Q.015、Q.016、Q.017、Q.018、Q.020、Q.021、Q.022、Q.023、Q.024、Q.025、Q.026、Q.028、Q.029、Q.030。
【0167】
プッシニア レコンディタ(Puccinia recondita f.sp.tritici)/コムギ/葉片硬化剤(さび病)
コムギ葉断片(cv.Kanzler)をマルチウェルプレート(24−ウェル型)中の寒天に入れる。この葉断片に真菌の胞子懸濁液を播種する。プレートを、暗中にて19℃および75% rhで保管した。水で希釈した配合したテスト化合物を播種から1日後に適用した。葉断片を19℃および75% rhで、12時間の光/12時間の暗闇の光環境下に、気候キャビネット中でインキュベートし、化合物の活性を、適切なレベルの病害による損傷が未処理の検査用葉断片に現れた時点で(適用から6〜8日間後)、未処理のものと比した病害防除割合として評価した。
【0168】
以下の化合物は、このテストにおいて、大幅な病害の発生を示す同一の条件下において、未処理の対照葉片と比した場合に、200ppmで、少なくとも80%の病害防除を示した。
Q.002、Q.003、Q.007、Q.008、Q.009、Q.010、Q.011、Q.012、Q.013、Q.014、Q.015、Q.016、Q.017、Q.018、Q.019、Q.020、Q.021、Q.022、Q.023、Q.024、Q.025、Q.026、Q.027、Q.028、Q.029、Q.030。
【0169】
ダイズにおけるファコプソラ パチリジ(Phakopsora pachyrhizi)、予防処理
化合物の活性を1日間の予防条件下でテストした。完全に畳まれた最初の三出葉を有するダイズ植物に対して、トラック噴霧器により、以下の表に示されているとおり単独で、または、タンク混合でテスト化合物を含む50l/haの噴霧体積による噴霧を行った。適用から1日後に葉片を最初の三出葉から切り取り、マルチウェルプレート中の水−寒天上に置いた。処理当たり5枚の葉片に、トリアゾール耐性ダイズさび病菌株の芽胞を播種した。マルチウェルプレートを密閉し、暗中に48時間、その後、12時間の光/暗闇サイクルでインキュベータ中に置いた。葉片に対するさび病外寄生は適用から11日間後に視覚的に評価し、未処理のチェック葉片に係る病害の重傷度との比較において平均的な活性を算出した。
【0170】
以下の化合物は、このテストにおいて、大幅な病害の発生を示す同一の条件下において、未処理の対照葉片と比した場合に、200ppmで、少なくとも80%の病害防除を示した。
Q.002、Q.003、Q.007、Q.008、Q.009、Q.010、Q.011、Q.012、Q.013、Q.014、Q.015、Q.016、Q.017、Q.018、Q.019Q.020、Q.023、Q.024、Q.025、Q.026、Q.027、Q.028、Q.029、Q.030。

本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕式(I)の化合物
【化26】
(式中、
1は、水素、ハロゲン、シアノ、OH、NH2、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、NH(C1〜C4アルキル)、N(C1〜C4アルキル)2、CO(C1〜C4アルキル)、CO2(C1〜C4アルキル)、CO2H、CONH(C1〜C4アルキル)、CON(C1〜C4アルキル)2、SO2NH(C1〜C4アルキル)、SO2N(C1〜C4アルキル)2、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、C1〜C4アルキル−C1〜C4アルコキシまたはC2〜C4アルキニルを表し;
2は、C3〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、R7または−C1〜C2アルキル−R7を表し、その各々は、ハロゲン、C1〜C4アルキル、C1〜C4ハロアルキルおよびC1〜C4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換されてもよく;
3およびR4は、相互に独立して、水素、C1〜C4アルキルもしくはC3〜C6シクロアルキルを表すか;または
3およびR4は、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3〜6員飽和環式基を形成し;
5は、H、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4ハロアルキルを表し;
6は、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルキルまたはC1〜C4ハロアルコキシを表し;
7は、部分飽和もしくは完全飽和芳香族であり得て、かつ、窒素、酸素および硫黄からなる群から選択される1〜4個のヘテロ原子を含有し得る3〜10員単環系または縮合二環系を表し、前記3〜10員環系自体が、ハロゲン、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシおよびC1〜C4ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換され得る)
ならびに、互変異性体/異性体/エナンチオマー/これらの化合物の塩およびN−オキシド。
〔2〕R1が、水素、ハロゲン、シアノ、OH、NH2、C1〜C4アルキル、C3〜C6シクロアルキル、NH(C1〜C4アルキル)、N(C1〜C4アルキル)2、CO(C1〜C4アルキル)、CO2(C1〜C4アルキル)、CO2H、CONH(C1〜C4アルキル)、CON(C1〜C4アルキル)2、SO2NH(C1〜C4アルキル)、SO2N(C1〜C4アルキル)2、C1〜C4ハロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルコキシ、またはC2〜C4アルキニルを表し;
2が、C3〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C5シクロアルケニル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルキル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルケニルを表し、その各々は、ハロゲン、C1〜C2アルキル、C1〜C2ハロアルキル、C1〜C2アルコキシおよびC1〜C2ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換されてもよく;
3およびR4が、相互に独立して、水素、C1〜C4アルキルもしくはC3〜C6シクロアルキルを表すか;または
3およびR4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって、3〜6員飽和環式基を形成し;
5が、H、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4ハロアルキルを表し;
6が、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルキルまたはC1〜C4ハロアルコキシを表す、
前記〔1〕に記載の式(I)の化合物。
〔3〕R1が、水素、ハロゲン、シアノ、OH、NH2、メチル、エチル、シクロプロピル、NH(C1〜C2アルキル)、N(C1〜C2アルキル)2、CO(C1〜C2アルキル)、CO2(C1〜C2アルキル)、CO2H、CONH(C1〜C2アルキル)、CON(C1〜C2アルキル)2、SO2NH(C1〜C2アルキル)、SO2N(C1〜C2アルキル)2、C1〜C4フルオロアルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C2ハロアルコキシまたはC2〜C4アルキニルを表し;
2が、C3〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C5シクロアルケニル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルキル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルケニルを表し、その各々はハロゲン、C1〜C2アルキル、C1〜C2ハロアルキルおよびC1〜C2ハロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換されてもよく;
3およびR4が、相互に独立して、水素、C1〜C3アルキルもしくはC3〜C5シクロアルキルを表すか;または
3およびR4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって、5員飽和環式基を形成し;
5が、HまたはC1〜C4アルキルを表し;
6が、C1〜C4アルキル、C1〜C4アルコキシ、C1〜C4ハロアルキルまたはC1〜C4ハロアルコキシを表す、
前記〔1〕または前記〔2〕に記載の式(I)の化合物。
〔4〕R1が、水素、ハロゲン、シアノ、OH、NH2、メチル、エチル、シクロプロピル、NHMe、NMe2、COMe、CO2Me、CO2H、CONHMe、CONMe2、SO2NHMe、SO2NMe2、CHF2、CF3、OMe、OCHF2またはアセチレニルを表し;
2が、C3〜C6アルキル、C3〜C6アルケニル、C3〜C6アルキニル、C3〜C6シクロアルキル、C3〜C5シクロアルケニル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルキル、−C1〜C2アルキル−C3〜C6シクロアルケニルを表し、これらは、フルオロ、C1〜C2アルキル、C1〜C2フルオロアルキルおよびC1〜C2フルオロアルコキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換されてもよく;
3およびR4が、相互に独立して、水素、メチル、エチル、イソプロピルもしくはシクロプロピルを表すか;または
3およびR4が、これらが結合している窒素原子と一緒になって、5員飽和環式基を形成し;
5が、Hまたはメチルを表し;
6が、C1〜C4アルキルまたはC1〜C4アルコキシを表す、
前記〔1〕〜〔3〕のいずれかに記載の式(I)の化合物。
〔5〕R1が、水素、ハロゲン、シアノ、メチル、エチル、シクロプロピル、CHF2、CF3、OMeまたはOCHF2を表し;
2が、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチル、n−ペンチル、2−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、2,3−ジメチルブチル、2,2−ジメチルブチル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロペンテニル−CH2−シクロプロピル、−CH2−シクロブチル、−CH2−シクロペンチルおよび−CH2−シクロペンテニルであり、その各々は、フルオロ、メチルおよびジフルオロメトキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換されてもよく;
3が、水素またはメチルであり;
4が、メチルまたはエチルであり;
5が、Hまたはメチルを表し;
6が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、メトキシまたはエトキシを表す、
前記〔1〕〜〔4〕のいずれかに記載の式(I)の化合物。
〔6〕R1が、水素、Cl、Br、メチル、CHF2またはシアノを表し;
2が、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルであり、その各々は、フルオロおよびジフルオロメトキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換されてもよく;
3が、水素またはメチルを表し;
4が、エチルであり;
5が、水素またはメチルであり;
6が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、メトキシまたはエトキシを表す、
前記〔1〕〜〔5〕のいずれかに記載の式(I)の化合物。
〔7〕R1が、水素、Cl、Br、メチル、CHF2またはシアノを表し;
2が、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルであり、その各々は、フルオロおよびジフルオロメトキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換されてもよく;
3が、水素またはメチルを表し;
4が、エチルであり;
5が、水素またはメチルであり;
6が、メチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロピル、シクロプロピル、シクロブチルまたはシクロペンチルを表す、
前記〔1〕〜〔6〕のいずれかに記載の式(I)の化合物。
〔8〕R1が、水素、Cl、Br、メチル、CHF2またはシアノを表し;
2が、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルであり、その各々は、フルオロおよびジフルオロメトキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換されてもよく;
3が、水素またはメチルを表し;
4が、エチルであり;
5が、水素またはメチルであり;
6が、メチル、エチル、n−プロピルまたはイソ−プロピルを表す、
前記〔1〕〜〔7〕のいずれかに記載の式(I)の化合物。
〔9〕R1が、水素、Cl、Br、メチル、CHF2またはシアノを表し;
2が、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルを表し、その各々は、フルオロおよびジフルオロメトキシからなる群から独立して選択される1つ以上の基によって任意に置換されてもよく;
3が、水素またはメチルを表し;
4が、エチルであり;
5が、水素またはメチルであり;
6が、メチルである、
前記〔1〕〜〔8〕のいずれかに記載の式(I)の化合物。
〔10〕R1が、水素、Cl、Br、メチル、CHF2またはシアノを表し;
2が、n−プロピル、イソ−プロピル、n−ブチル、イソ−ブチル、sec−ブチルまたはシクロプロピルであり;
3が、水素またはメチルを表し;
4が、エチルであり;
5が、水素であり;
6が、メチルである、
前記〔1〕〜〔9〕のいずれかに記載の式(I)の化合物。
〔11〕殺菌・殺カビ的に有効な量の前記〔1〕〜〔10〕のいずれか一項に定義されている式(I)の化合物を含み、少なくとも1種の追加の活性処方成分を任意に含むことを特徴とする、組成物。
〔12〕有用な植物またはその繁殖体における植物病原性病害を防除または予防する方法であって、前記有用な植物、その生息地またはその繁殖体に、殺菌・殺カビ的に有効な量の前記〔1〕〜〔10〕のいずれか一項に定義されている式(I)の化合物を適用する工程を含むことを特徴とする、方法。