(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【0004】
本発明の実施形態の目的は、タッチスクリーン端末がタッチスクリーンエッジ領域にある全てのタッチポイントを有効なタッチポイントとして認識し、これがタッチジェスチャを認識する結果を妨げ、したがって認識されるタッチジェスチャは実際のタッチジェスチャと異なるという問題を解決するために、タッチポイント認識方法を提供することである。タッチスクリーン上のタッチジェスチャの認識の精度及び操作効率が
向上される。
【0005】
第1の態様によると、本発明の一実施形態は、タッチポイント認識方法であって、タッチスクリーン端末により、タッチポイント無効ポリシを決定するステップと、タッチスクリーンの上のタッチイベントを得るステップと、前記タッチイベントに従いタッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントを決定するステップと、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントと前記タッチポイント無効ポリシとに従い、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの無効なタッチポイントを認識するステップと、を含む方法を提供する。
【0006】
第1の態様を参照して、第1の態様の第1の可能な実装方法では、前記タッチポイント無効ポリシは、以下のポリシのうちの少なくとも1つを含む。第1のポリシであって、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが最初のタッチポイントであり、前記タッチジェスチャの期間が予め設定された時間閾より大きい又は等しいとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される、第1のポリシ、第2のポリシであって、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動し、前記タッチスクリーンエッジ領域にある前記タッチポイントの移動距離が、予め設定された時間閾の範囲内で予め設定された距離閾より少ないとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される、第2のポリシ、第3のポリシであって、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動し、前記タッチスクリーンエッジ領域にある前記タッチポイントの移動速度が、予め設定された時間閾の範囲内で予め設定された速度閾より少ないとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される、第3のポリシ、又は、第4のポリシであって、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動せず、前記タッチポイントが移動しない期間が予め設定された時間閾より大きい又は等しいとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される、第4のポリシ。
【0007】
第1の態様及び第1の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第1の態様の第2の可能な実装方法では、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の無効なタッチポイントを認識するステップは、具体的には、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが最初のタッチポイントであるか否かを検出するステップと、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが最初のタッチポイントであることが検出されると、前記タッチジェスチャの期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいか否かを検出するステップと、前記タッチジェスチャの前記期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識するステップと、である。
【0008】
第1の態様及び第1の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第1の態様の第3の可能な実装方法では、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の無効なタッチポイントを認識するステップは、具体的には、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動するか否かを検出するステップと、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動することが検出されると、前記タッチスクリーンエッジ領域上の前記タッチポイントの移動距離が前記予め設定された時間閾の範囲内で予め設定された距離閾より小さいか否かを検出するステップと、前記タッチスクリーンエッジ領域上の前記タッチポイントの前記移動距離が前記予め設定された時間閾の範囲内で予め設定された距離閾より小さいとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識するステップと、である。
【0009】
第1の態様及び第1の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第1の態様の第4の可能な実装方法では、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の無効なタッチポイントを認識するステップは、具体的には、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動するか否かを検出するステップと、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動することが検出されると、前記タッチスクリーンエッジ領域上の前記タッチポイントの移動速度が前記予め設定された時間閾の範囲内で予め設定された速度閾より小さいか否かを検出するステップと、前記タッチスクリーンエッジ領域上の前記タッチポイントの前記移動速度が前記予め設定された時間閾の範囲内で予め設定された速度閾より小さいとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識するステップと、である。
【0010】
第1の態様及び第1の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第1の態様の第5の可能な実装方法では、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の無効なタッチポイントを認識するステップは、具体的には、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動するか否かを検出するステップと、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動しないことが検出されると、前記タッチポイントが移動しない期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいか否かを検出するステップと、前記タッチポイントが移動しない期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識するステップと、である。
【0011】
第1の態様及び第1の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第1の態様の第6の可能な実装方法では、タッチスクリーン端末が、タッチポイント無効ポリシはタッチスクリーン端末によりタッチポイントを無効であると決定するための第1のポリシ、第2のポリシ、第3のポリシ、及び第4のポリシの中の複数のポリシの任意の組合せであることを決定するとき、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントとタッチポイント無効ポリシとに従い無効なタッチポイントを認識するステップは、具体的には、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが最初のタッチポイントであるか否かを検出するステップと、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが最初のタッチポイントであることが検出されると、前記タッチジェスチャの期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいか否かを検出し、前記タッチジェスチャの前記期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいことが検出されると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識し、又は前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが最初のタッチポイントではないことが検出されると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動するか否かを検出するステップと、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動することが検出されると、前記タッチスクリーンエッジ領域の上の移動距離が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された距離閾より小さいか否かを検出し、又は前記タッチスクリーンエッジ領域の上の移動速度が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された速度閾より小さいか否かを検出するステップと、前記タッチスクリーンエッジ領域の上の前記移動距離が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された距離閾より小さいことが検出され、又は前記タッチスクリーンエッジ領域の上の移動速度が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された速度閾より小さいことが検出されると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識するステップ、又は前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動しないことが検出されると、前記タッチポイントが移動しない期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいか否かを検出し、前記タッチポイントが移動しない期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいことが検出されると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識するステップと、である。
【0012】
第2の態様によると、本発明の一実施形態は、タッチポイント認識装置であって、タッチポイント無効ポリシを決定するよう構成される第1の決定モジュールと、タッチスクリーンの上のタッチイベントを得るよう構成される取得モジュールと、前記タッチイベントに従いタッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントを決定するよう構成される第2の決定モジュールと、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントと前記タッチポイント無効ポリシとに従い、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの無効なタッチポイントを認識するよう構成される認識モジュールと、を含むタッチポイント認識装置を提供する。
【0013】
第2の態様を参照して、第2の態様の第1の可能な実装方法では、前記タッチポイント無効ポリシは、以下のポリシのうちの少なくとも1つを含む、第1のポリシであって、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが最初のタッチポイントであるとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される、第1のポリシ、第2のポリシであって、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動し、前記タッチスクリーンエッジ領域にある前記タッチポイントの移動距離が、予め設定された時間閾の範囲内で予め設定された距離閾より少ないとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される、第2のポリシ、第3のポリシであって、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動し、前記タッチスクリーンエッジ領域にある前記タッチポイントの移動速度が、予め設定された時間閾の範囲内で予め設定された速度閾より少ないとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される、第3のポリシ、又は、第4のポリシであって、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動せず、前記タッチポイントが移動しない期間が予め設定された時間閾より大きい又は等しいとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される、第4のポリシ。
【0014】
第2の態様及び第2の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の態様の第2の可能な実装方法では、前記認識モジュールは、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが最初のタッチポイントか否かを検出するよう構成される第1のタッチポイント検出ユニットと、前記第1のタッチポイント検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが最初のタッチポイントであることを決定すると、前記タッチジェスチャの期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいか否かを検出するよう構成される第1のタッチ期間検出ユニットと、前記第1のタッチ期間検出ユニットが、前記タッチジェスチャの前記期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいことを決定すると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識するよう構成される第1の無効認識ユニットと、を含む。
【0015】
第2の態様及び第2の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の態様の第3の可能な実装方法では、前記認識モジュールは、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動するか否かを検出するよう構成される第1のタッチポイント移動検出ユニットと、前記第1のタッチポイント移動検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動することを検出すると、前記タッチスクリーンエッジ領域にある前記タッチポイントの移動距離が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された距離閾より小さいか否かを検出するよう構成される移動距離検出ユニットと、前記移動距離検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域にある前記タッチポイントの前記移動距離が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された距離閾より小さいことを検出すると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントと認識するよう構成される第2の無効認識ユニットと、を含む。
【0016】
第2の態様及び第2の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の態様の第4の可能な実装方法では、前記認識モジュールは、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動するか否かを検出するよう構成される第2のタッチポイント移動検出ユニットと、前記第2のタッチポイント移動検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動することを検出すると、前記タッチスクリーンエッジ領域にある前記タッチポイントの移動速度が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された速度閾より小さいか否かを検出するよう構成される移動速度検出ユニットと、前記移動速度検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域にある前記タッチポイントの前記移動速度が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された速度閾より小さいことを検出すると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントと認識するよう構成される第3の無効認識ユニットと、を含む。
【0017】
第2の態様及び第2の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の態様の第5の可能な実装方法では、前記認識モジュールは、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動するか否かを検出するよう構成される第3のタッチポイント移動検出ユニットと、前記第3のタッチポイント移動検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動しないことを決定すると、前記タッチポイントが移動しない期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいか否かを検出するよう構成される第1の移動期間検出ユニットと、前記第1の移動期間検出ユニットが、前記タッチポイントが移動しない期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいことを決定すると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識するよう構成される第4の無効認識ユニットと、を含む。
【0018】
第2の態様及び第2の態様の第1の可能な実装方法を参照して、第2の態様の第6の可能な実装方法では、前記認識モジュールは、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが最初のタッチポイントか否かを検出するよう構成される第2のタッチポイント検出ユニットと、前記第2のタッチポイント検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが最初のタッチポイントであることを決定すると、前記タッチジェスチャの期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいか否かを検出するよう構成される第2のタッチ期間検出ユニットと、前記第2のタッチ期間検出ユニットが、前記タッチジェスチャの前記期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいことを検出すると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識するよう構成される第5の無効認識ユニットと、前記第2のタッチポイント検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが最初のタッチポイントではないことを検出すると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動するか否かを検出するよう構成される第4のタッチポイント移動検出ユニットと、前記第4のタッチポイント移動検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動することを検出すると、前記タッチスクリーンエッジ領域の上の移動距離が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された距離閾より小さいか否かを検出し、又は前記タッチスクリーンエッジ領域の上の移動速度が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された速度閾より小さいか否かを検出するよう構成される距離及び速度検出ユニットと、前記距離及び速度検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域の上の前記移動距離が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された距離閾より小さいことを検出し、又は前記タッチスクリーンエッジ領域の上の前記移動速度が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された速度閾より小さいことを検出すると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識するよう構成される第6の無効認識ユニットと、前記第4のタッチポイント移動検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動しないことを検出すると、前記タッチポイントが移動しない期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいか否かを検出するよう構成される第2の移動期間検出ユニットと、前記第2の移動期間検出ユニットが、前記タッチポイントが移動しない期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいことを検出すると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識するよう構成される第7の無効認識ユニットと、を含む。
【0019】
実施形態では、タッチスクリーン端末は、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャの無効なタッチポイントを認識できる。したがって、タッチスクリーン端末は、タッチスクリーンエッジ領域にある全てのタッチポイントを有効なタッチポイントとして認識しない。タッチジェスチャの認識の結果は、妨げられない。これにより、タッチスクリーン上のタッチジェスチャの認識の精度及び操作効率を向上する。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の目的、技術的解決策、及び利点を一層明らかに且つ一層分かり易くするために、以下に、本発明を、添付の図面及び実施形態を参照して以下に詳述する。本願明細書に記載される特定の実施形態は、単に本発明を説明するために用いられるが、本発明を制限することを意図しないことが理解されるべきである。
【0022】
<実施形態1>
図1を参照すると、
図1は、本発明の実施形態によるタッチポイント認識方法の一実装のフローチャートである。
【0023】
ステップS101で、タッチスクリーン端末は、タッチポイント無効ポリシを決定する。
【0024】
前記タッチポイント無効ポリシは、以下のポリシのうちの少なくとも1つを含む:第1のポリシであって、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが最初のタッチポイントであり、前記タッチジェスチャの期間が予め設定された時間閾より大きい又は等しいとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される、第1のポリシ、第2のポリシであって、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動し、前記タッチスクリーンエッジ領域にある前記タッチポイントの移動距離が、予め設定された時間閾の範囲内で予め設定された距離閾より少ないとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される、第2のポリシ、第3のポリシであって、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動し、前記タッチスクリーンエッジ領域にある前記タッチポイントの移動速度が、予め設定された時間閾の範囲内で予め設定された速度閾より少ないとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される、第3のポリシ、又は、第4のポリシであって、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動せず、前記タッチポイントが移動しない期間が予め設定された時間閾より大きい又は等しいとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される、第4のポリシ。
【0025】
タッチスクリーン端末がタッチポイント無効ポリシを決定することは、具体的には、以下であっても良い:タッチスクリーン端末が、タッチポイント無効ポリシの第1のポリシ、第2のポリシ、第3のポリシ、及び第4のポリシの中の任意のポリシを決定する、又は、タッチスクリーン端末が、タッチポイント無効ポリシの第1のポリシ、第2のポリシ、第3のポリシ、及び第4のポリシの中の複数のポリシの任意の組合せを決定する。
【0026】
ステップS101及びステップS102の実行シーケンスは、本発明の本実施形態において限定されないことに留意すべきである。具体的には、ステップS101はステップS102の前に実行されても良く、又はステップS102はステップS101の前に実行されても良く、又はステップS101及びステップS102は同時に実行されても良い。
【0027】
ステップS102で、タッチスクリーン上のタッチイベントを取得する。
【0028】
タッチイベントは、タッチジェスチャがタッチスクリーンに作用するときトリガされるイベントであっても良い。タッチスクリーン端末によりタッチスクリーン上のタッチイベントを取得する処理は、次の通りである。予め設定されたデータ送信インタフェースを用いることにより、タッチスクリーンにより渡されるタッチイベントをリアルタイムに受信する。ここで、タッチイベントは、タッチプレスイベント、タッチリーブイベント、及びタッチ移動イベントを含む。
【0029】
ステップS103で、タッチイベントに従いタッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントを決定する。
【0030】
タッチスクリーンエッジ領域は、タッチスクリーンエッジから予め設定されるピクセル幅だけ離れている曲線とタッチスクリーンフレームとの間に形成される閉領域である。タッチスクリーンエッジ領域は、システムの中の規定により設定されても良く、又はユーザにより設定されても良く、本願明細書において限定されない。
【0031】
タッチプレスイベントは、タッチポイントのタッチジェスチャ座標を有する。タッチジェスチャ座標がタッチスクリーンエッジ領域の座標範囲の中にあるか否かが検出される。タッチジェスチャ座標がタッチスクリーンエッジ領域の座標範囲の中にある場合、これは、タッチポイントのタッチジェスチャがタッチスクリーンエッジ領域の範囲内にあることを示す。つまり、タッチポイントが、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントであることが決定できる。
【0032】
ステップS104で、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントとタッチポイント無効ポリシとに従い、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャの無効なタッチポイントを認識する。
【0033】
タッチスクリーン端末による、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャの無効なタッチポイントを認識する一実装の処理は、実施形態2及び実施形態3において記載され、ここでは記載されない。
【0034】
本実施形態では、タッチスクリーン端末は、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャの無効なタッチポイントを認識できる。したがって、タッチスクリーン端末は、タッチスクリーンエッジ領域にある全てのタッチポイントを有効なタッチポイントとして認識しない。タッチジェスチャの認識の結果は、妨げられない。これにより、タッチスクリーン上のタッチジェスチャの認識の精度及び操作効率を向上する。
【0035】
<実施形態2>
本実施形態は、主に、タッチスクリーン端末が、タッチポイント無効ポリシは具体的にタッチスクリーン端末によりタッチポイントを無効であると決定するための第1のポリシ、第2のポリシ、第3のポリシ、及び第4のポリシの中の任意のポリシであることを決定するとき、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントとタッチポイント無効ポリシとに従い無効なタッチポイントを認識する一実装の処理を記載する。詳細は以下の通り記載される。
【0036】
本発明の本実施形態の一実装方法では、タッチポイント無効ポリシが第1のポリシであるとき、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントとタッチポイント無効ポリシとに従いタッチスクリーンエッジ領域の範囲内の無効なタッチポイントを認識することは、具体的には、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが最初のタッチポイントか否かを検出し、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが最初のタッチポイントであることが検出されると、タッチジェスチャの期間が予め設定された時間閾より大きい又は等しいか否かを検出し、タッチジェスチャの期間が予め設定された時間閾より大きい又は等しいとき、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントを無効なタッチポイントとして認識する、ことである。
【0037】
タッチジェスチャがタッチスクリーンエッジ領域の範囲内の唯一のタッチポイントを有するとき、タッチスクリーン端末は、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチポイントが最初のタッチポイントであることを検出でき、最初のタッチポイントを無効なタッチポイントとして認識する。
【0038】
タッチジェスチャがタッチスクリーンエッジ領域の範囲内に複数のタッチポイントを有するとき、タッチスクリーン端末は、複数のタッチポイントの中に最初のタッチポイントが存在するか否かを検出できる。複数のタッチポイントの中に最初のタッチポイントが存在する場合、最初のタッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される。
【0039】
タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが最初のタッチポイントであるか否かを検出する検出処理は、次の通りである。
【0040】
タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントがタッチイベントに従い決定された後に、タッチスクリーンにより渡されるタッチプレスイベントが受信されるか否かは、予め設定された時間閾が達成されるまで常に検出されている。この時間期間の間、タッチスクリーンにより渡されるタッチプレスイベントが受信されない場合、これは、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが最初のタッチポイントであることを示す。
【0041】
第1のポリシの適用シナリオは、単一タッチ操作方法に適用可能である。
【0042】
単一タッチ操作方法は、1つのタッチポイントに応答する操作方法である。
【0043】
図2を参照すると、
図2は、本発明の本実施形態によるスライド操作を実行する例示的なサンプルの指である。詳細は次の通り記載される。
【0044】
ユーザは、端末を持ち出し、手の平と親指を除く4本の指とを用いることにより端末を握る。親指を除く4本の指は、先ず、タッチスクリーンエッジ領域に触れる。この場合、ユーザは、次に、親指を用いることによりスライド操作を実行する。
【0045】
従来技術では、スライド操作の操作方法は、単一タッチ操作方法であり、タッチスクリーン端末は、タッチスクリーンエッジ領域上のユーザの指のタッチポイントを検出し、タッチポイントを有効なタッチポイントとして認識する。したがって、タッチスクリーン端末は、親指のスライド操作をブロックし、スライド操作を実行しない。
【0046】
しかしながら、本実装方法では、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが最初のタッチポイントであることが検出され、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される。したがって、タッチスクリーン端末は、親指のスライド操作をブロックせず、スライド操作を実行する。
【0047】
本発明の本実施形態の一実装方法では、タッチポイント無効ポリシが第2のポリシであるとき、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントとタッチポイント無効ポリシとに従いタッチスクリーンエッジ領域の範囲内の無効なタッチポイントを認識することは、具体的には、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動するか否かを検出し、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動することが検出されると、タッチスクリーンエッジ領域にあるタッチポイントの移動距離が予め設定された距離閾より小さいか否かを検出し、タッチスクリーンエッジ領域にあるタッチポイントの移動距離が予め設定された距離閾より小さいことが検出されると、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントを無効なタッチポイントとして認識する、ことである。
【0048】
タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動するか否かを検出する検出処理は、次の通りである。
【0049】
タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントがタッチイベントに従い決定された後に、タッチスクリーンにより渡されるタッチ移動イベントが受信されるか否かは、予め設定された時間閾が達成されるまで常に検出されている。この時間期間の間、タッチスクリーンにより渡されるタッチ移動イベントが受信される場合、これは、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動することを示す。
【0050】
タッチスクリーンエッジ領域上の移動距離が予め設定された距離閾より小さいか否かを検出する検出処理は、タッチプレスイベントを用いることにより、初期タッチジェスチャ座標を取得し、タッチ移動イベントから移動タッチジェスチャ座標を取得し、初期タッチジェスチャ座標と移動タッチジェスチャ座標と二従い移動距離を生成し、生成した移動距離を予め設定された距離閾と比較して、タッチスクリーンエッジ領域上の移動距離が予め設定された距離閾より小さいか否かを検出するようにし、移動距離が予め設定された距離閾より小さく、移動距離が予め設定された距離閾より小さい期間が予め設定された時間閾より大きい又は等しい場合、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントを無効なタッチポイントとして認識する、ことである。
【0051】
第2のポリシの適用シナリオは、複数のタッチ操作方法に適用可能である。複数のタッチ操作方法は、複数のタッチポイントに応答する操作方法であり、次の通り記載される。
【0052】
ユーザは、端末を持ち出し、手の平と親指を除く4本の指とを用いることにより端末を握る。親指を除く4本の指は、先ず、タッチスクリーンエッジ領域に触れる。この場合、ユーザは、次に、別の指を用いることによりズーム操作を実行する。
【0053】
従来技術では、提示操作方法は、複数タッチ操作方法であり、タッチスクリーン端末は、タッチスクリーンエッジ領域上のユーザの指のタッチポイントを検出し、タッチポイントを有効なタッチポイントとして認識する。したがって、タッチスクリーン端末は、タッチスクリーンエッジ領域上のタッチポイントを参照してタッチジェスチャを認識する。処理が実行されない場合、タッチスクリーンエッジ領域に少なくとも2つのタッチポイントが存在するとき、タッチスクリーン端末は、2つの指のタッチジェスチャを認識できず、さらに、タッチスクリーンエッジ領域に少なくとも3つのタッチポイントが存在するとき、タッチスクリーン端末は、3つの指のタッチジェスチャを認識できない。
【0054】
しかしながら、本実装方法では、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントの移動距離が予め設定された距離閾より小さいことが検出されるので、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントは、無効なタッチポイントとして認識される。したがって、タッチスクリーン端末は、2つの指のタッチジェスチャ、3つの指のタッチジェスチャ、及び別の複数の指のタッチジェスチャを認識でき、対応するタッチ操作を実行する。
【0055】
本発明の本実施形態の一実装方法では、タッチポイント無効ポリシが第3のポリシであるとき、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントとタッチポイント無効ポリシとに従いタッチスクリーンエッジ領域の範囲内の無効なタッチポイントを認識することは、具体的には、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動するか否かを検出し、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動することが検出されると、タッチスクリーンエッジ領域にあるタッチポイントの移動速度が予め設定された速度閾より小さいか否かを検出し、タッチスクリーンエッジ領域にあるタッチポイントの移動速度が予め設定された速度閾より小さいことが検出される場合、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントを無効なタッチポイントとして認識する、ことである。
【0056】
第3のポリシの適用シナリオは、複数タッチ操作方法に適用可能であり、説明を容易にするため、詳細は次の通り記載される。
【0057】
ユーザは、端末を持ち出し、手の平と親指を除く4本の指とを用いることにより端末を握る。親指を除く4本の指は、先ず、タッチスクリーンエッジ領域に触れる。この場合、ユーザは、次に、別の指を用いることによりズーム操作を実行する。
【0058】
従来技術では、提示操作方法は、複数タッチ操作方法であり、タッチスクリーン端末は、タッチスクリーンエッジ領域上のユーザの指のタッチポイントを検出し、タッチポイントを有効なタッチポイントとして認識する。したがって、タッチスクリーン端末は、タッチスクリーンエッジ領域上のタッチポイントを参照してタッチジェスチャを認識する。処理が実行されない場合、タッチスクリーンエッジ領域に少なくとも2つのタッチポイントが存在するとき、タッチスクリーン端末は、2つの指のタッチジェスチャを認識できず、さらに、タッチスクリーンエッジ領域に少なくとも3つのタッチポイントが存在するとき、タッチスクリーン端末は、3つの指のタッチジェスチャを認識できない。
【0059】
しかしながら、本実装方法では、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントの移動速度が予め設定された速度閾より小さいことが検出されるので、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントは、無効なタッチポイントとして認識される。したがって、タッチスクリーン端末は、2つの指のタッチジェスチャ、3つの指のタッチジェスチャ、及び別の複数の指のタッチジェスチャを認識でき、対応するタッチ操作を実行する。
【0060】
図3を参照すると、
図3は、本実施形態によるピンチジェスチャ操作を実行する例示的なサンプルの指である。
【0061】
ピンチジェスチャは、2本の指をつまむことにより生成される。タッチスクリーンエッジ領域に触れる、2本の指のうちの1本の指は、以下では第1の指として参照され、2本の指のうちの他方の指は、以下では第2の指として参照される。
【0062】
2本の指がピンチジェスチャを実行するとき、第1の指は、タッチスクリーンエッジ領域から移動し始め、第1の指のタッチスクリーンエッジ領域における滞在時間は、指定期間に達しない。前述の第3のポリシに基づき、タッチスクリーン端末は、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントの移動速度が、予め設定された速度閾より大きいことを検出する。したがって、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントは、有効なタッチポイントとして認識される。この場合、第2の指により生成されるタッチポイントを参照して、ピンチジェスチャが認識され、ピンチジェスチャが機能する。
【0063】
本発明の本実施形態の一実装方法では、タッチポイント無効ポリシが第4のポリシであるとき、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントとタッチポイント無効ポリシとに従いタッチスクリーンエッジ領域の範囲内の無効なタッチポイントを認識することは、具体的には、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動するか否かを検出し、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動しないことが検出されると、タッチポイントが移動しない期間が予め設定された時間閾より大きい又は等しいか否かを検出し、タッチポイントが移動しない期間が予め設定された時間閾より大きい又は等しいことが検出されると、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントを無効なタッチポイントとして認識する、ことである。
【0064】
第4のポリシの適用シナリオは、単一タッチ操作方法に適用可能である。説明を容易にするために、アイコンをタップする操作を実行することが一例として用いられ、詳細は次の通り説明される。
【0065】
ユーザは、端末を持ち出し、手の平と親指を除く4本の指とを用いることにより端末を握る。親指を除く4本の指は、先ず、タッチスクリーンエッジ領域に触れる。この場合、ユーザは、次に、別の指を用いることによりアイコンをタップする。
【0066】
従来技術では、アイコンをタップする操作方法は、単一のタッチ操作方法であり、タッチスクリーン端末は、タッチスクリーンエッジ領域上のユーザの指のタッチポイントを検出し、タッチポイントを有効なタッチポイントとして認識する。したがって、タッチスクリーンは、別の指のタッピング操作をブロックする。その結果、タッチスクリーン端末は、アイコンをタップする操作を実行できない。
【0067】
本実装方法では、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動しない期間が予め設定された時間閾より大きい又は等しいことが検出されるので、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される。したがって、タッチスクリーン端末は、別の指のタップをブロックしない。したがって、タッチスクリーン端末は、アイコンをタップする操作を実行できる。
【0068】
<実施形態3>
本実施形態は、主に、タッチスクリーン端末が、タッチポイント無効ポリシはタッチスクリーン端末によりタッチポイントを無効であると決定するための第1のポリシ、第2のポリシ、第3のポリシ、及び第4のポリシの中の複数のポリシの任意の組合せであることを決定するとき、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントとタッチポイント無効ポリシとに従い無効なタッチポイントを認識する一実装の処理を記載する。実装処理は具体的には次の通りである。前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが最初のタッチポイントであるか否かを検出するステップと、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが最初のタッチポイントであることが検出されると、前記タッチジェスチャの期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいか否かを検出し、前記タッチジェスチャの前記期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいことが検出されると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識し、又は前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが最初のタッチポイントではないことが検出されると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動するか否かを検出するステップと、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動することが検出されると、前記タッチスクリーンエッジ領域の上の移動距離が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された距離閾より小さいか否かを検出し、又は前記タッチスクリーンエッジ領域の上の移動速度が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された速度閾より小さいか否かを検出するステップと、前記タッチスクリーンエッジ領域の上の前記移動距離が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された距離閾より小さいことが検出され、又は前記タッチスクリーンエッジ領域の上の移動速度が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された速度閾より小さいことが検出されると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識するステップ、又は前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動しないことが検出されると、前記タッチポイントが移動しない期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいか否かを検出し、前記タッチポイントが移動しない期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいことが検出されると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識するステップと、である。
【0069】
タッチジェスチャがタッチスクリーンエッジ領域の範囲内の唯一のタッチポイントを有するとき、タッチスクリーン端末は、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチポイントが最初のタッチポイントであることを検出でき、最初のタッチポイントを無効なタッチポイントとして認識する。
【0070】
タッチジェスチャがタッチスクリーンエッジ領域の範囲内に複数のタッチポイントを有するとき、タッチスクリーン端末は、複数のタッチポイントの中に最初のタッチポイントが存在するか否かを検出できる。
【0071】
複数のタッチポイントの中に最初のタッチポイントが存在する場合、最初のタッチポイントは無効なタッチポイントとして認識され、独立して、複数のタッチポイントの中の最初のタッチポイントを除くタッチポイントが移動するか否かが検出される。複数のタッチポイントの中の最初のタッチポイントを除くタッチポイントが移動する場合、独立して、複数のタッチポイントの中の最初のタッチポイントを除く移動タッチポイントの及びタッチスクリーンエッジ領域上の移動距離が、予め設定された時間閾の範囲内で予め設定された距離閾より小さいか否かが検出され、或いは、タッチスクリーンエッジ領域上の移動速度が予め設定された時間閾の範囲内で予め設定された速度閾より小さいか否かが検出される。移動距離が予め設定された距離閾より小さい若しくは移動速度が予め設定された速度閾より小さいとき、複数のタッチポイントの中の最初のタッチポイントを除く移動タッチポイントは、無効なタッチポイントとして認識される。複数のタッチポイントの中の最初のタッチポイントを除くタッチポイントが移動しない場合、独立して、複数のタッチポイントの中の最初のタッチポイントを除くタッチポイントが移動しない期間が予め設定された時間閾より大きい又は等しいか否かが検出される。複数のタッチポイントの中の最初のタッチポイントを除くタッチポイントが移動しない期間が予め設定された時間閾より大きい又は等しいことが検出されると、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャの、複数のタッチポイントの中の最初のタッチポイントを除くタッチポイントは、無効なタッチポイントとして認識される。
【0072】
複数のタッチポイントの中に最初のタッチポイントが存在しない場合、独立して、複数のタッチポイントが移動するか否かが検出される。複数のタッチポイントの中の1つのタッチポイントが移動する場合、独立して、複数のタッチポイントの中の移動タッチポイントの及びタッチスクリーンエッジ領域上の移動距離が、予め設定された時間閾の範囲内で予め設定された距離閾より小さいか否かが検出され、或いは、タッチスクリーンエッジ領域上の移動速度が予め設定された時間閾の範囲内で予め設定された速度閾より小さいか否かが検出される。移動距離が予め設定された距離閾より小さい若しくは移動速度が予め設定された速度閾より小さいとき、複数のタッチポイントの中の移動タッチポイントは、無効なタッチポイントとして認識される。複数のタッチポイントのうちの1つのタッチポイントが移動しない場合、独立して、非移動タッチポイントが移動しない期間が予め設定された時間閾より大きい又は等しいか否かが検出される。非移動タッチポイントが移動しない期間が予め設定された時間閾より大きい又は等しいことが検出されると、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントは、無効なタッチポイントとして認識される。
【0073】
本実施形態では、複数のポリシが結合され、技術的解決策は、単一タッチ操作方法及び複数タッチ操作方法に適用可能である。タッチジェスチャを認識する結果を妨げ、その結果、認識されるタッチジェスチャは実際のタッチジェスチャと異なる、タッチスクリーンエッジ領域上の全てのタッチポイントが有効なタッチポイントとして認識される場合が回避される。それにより、タッチスクリーン上のタッチジェスチャを認識する精度及び操作効率を向上する。
【0074】
<実施形態4>
図4を参照すると、
図4は、装置がタッチスクリーンを備える種々の端末で実行できる、本発明の一実施形態によるタッチポイント認識装置の構造ブロック図である。タッチスクリーンは、容量性タッチスクリーン及び誘導性タッチスクリーンを含むが、これらに限定されない。説明を容易にするために、本実施形態に関連する部分のみが示される。
【0075】
タッチポイント認識装置であって、タッチポイント無効ポリシを決定するよう構成される無効ポリシ決定モジュール41と、タッチスクリーンの上のタッチイベントを得るよう構成される取得モジュール42と、前記タッチイベントに従いタッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントを決定するよう構成されるタッチポイント決定モジュール43と、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントと前記タッチポイント無効ポリシとに従い、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの無効なタッチポイントを認識するよう構成される認識モジュール44と、を含む。
【0076】
本発明の本実施形態の第1の実装方法では、タッチポイント認識装置において、前記タッチポイント無効ポリシは、第1のポリシであって、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが最初のタッチポイントであり、前記タッチジェスチャの期間が予め設定された時間閾より大きい又は等しいとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される、第1のポリシ、第2のポリシであって、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動し、前記タッチスクリーンエッジ領域にある前記タッチポイントの移動距離が、予め設定された時間閾の範囲内で予め設定された距離閾より少ないとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される、第2のポリシ、第3のポリシであって、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動し、前記タッチスクリーンエッジ領域にある前記タッチポイントの移動速度が、予め設定された時間閾の範囲内で予め設定された速度閾より少ないとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される、第3のポリシ、又は、第4のポリシであって、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャのタッチポイントが移動せず、前記タッチポイントが移動しない期間が予め設定された時間閾より大きい又は等しいとき、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントは無効なタッチポイントとして認識される、第4のポリシ、を含む。
【0077】
本実施形態では、タッチスクリーン端末は、タッチスクリーンエッジ領域の範囲内のタッチジェスチャの無効なタッチポイントを認識できる。したがって、タッチスクリーン端末は、タッチスクリーンエッジ領域にある全てのタッチポイントを有効なタッチポイントとして認識しない。タッチジェスチャの認識の結果は、妨げられない。これにより、タッチスクリーン上のタッチジェスチャの認識の精度及び操作効率を向上する。
【0078】
本発明の本実施形態の一実装方法において、
図5を参照すると、
図5は、本発明の本実施形態による認識モジュールの構造ブロック図である。ここで、タッチポイント認識装置において、前記認識モジュールは、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが最初のタッチポイントか否かを検出するよう構成される第1のタッチポイント検出ユニット51と、前記第1のタッチポイント検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが最初のタッチポイントであることを決定すると、前記タッチジェスチャの期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいか否かを検出するよう構成される第1のタッチ期間検出ユニット52と、前記第1のタッチ期間検出ユニットが、前記タッチジェスチャの前記期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいことを決定すると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識するよう構成される第1の無効認識ユニット53と、を含む。
【0079】
本発明の本実施形態の一実装方法において、
図6を参照すると、
図6は、本発明の本実施形態による認識モジュールの構造ブロック図である。ここで、タッチポイント認識装置において、前記認識モジュールは、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動するか否かを検出するよう構成される第1のタッチポイント移動検出ユニット61と、前記第1のタッチポイント移動検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動することを検出すると、前記タッチスクリーンエッジ領域にある前記タッチポイントの移動距離が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された距離閾より小さいか否かを検出するよう構成される移動距離検出ユニット62と、前記移動距離検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域にある前記タッチポイントの前記移動距離が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された距離閾より小さいことを検出すると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントと認識するよう構成される第2の無効認識ユニット63と、を含む。
【0080】
本発明の本実施形態の一実装方法において、
図7を参照すると、
図7は、本発明の本実施形態による認識モジュールの構造ブロック図である。ここで、タッチポイント認識装置において、前記認識モジュールは、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動するか否かを検出するよう構成される第2のタッチポイント移動検出ユニット71と、前記第2のタッチポイント移動検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動することを検出すると、前記タッチスクリーンエッジ領域にある前記タッチポイントの移動速度が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された速度閾より小さいか否かを検出するよう構成される移動速度検出ユニット72と、前記移動速度検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域にある前記タッチポイントの前記移動速度が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された速度閾より小さいことを検出すると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントと認識するよう構成される第3の無効認識ユニット73と、を含む。
【0081】
本発明の本実施形態の一実装方法において、
図8を参照すると、
図8は、本発明の本実施形態による認識モジュールの構造ブロック図である。ここで、タッチポイント認識装置において、前記認識モジュールは、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動するか否かを検出するよう構成される第3のタッチポイント移動検出ユニット81と、前記第3のタッチポイント移動検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動しないことを決定すると、前記タッチポイントが移動しない期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいか否かを検出するよう構成される第1の移動期間検出ユニット82と、前記第1の移動期間検出ユニットが、前記タッチポイントが移動しない期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいことを決定すると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識するよう構成される第4の無効認識ユニット83と、を含む。
【0082】
本発明の本実施形態の一実装方法において、
図9を参照すると、
図9は、本発明の本実施形態による認識モジュールの構造ブロック図である。ここで、タッチポイント認識装置において、前記認識モジュールは、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが最初のタッチポイントか否かを検出するよう構成される第2のタッチポイント検出ユニット91と、前記第2のタッチポイント検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが最初のタッチポイントであることを決定すると、前記タッチジェスチャの期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいか否かを検出するよう構成される第2のタッチ期間検出ユニット92と、前記第2のタッチ期間検出ユニットが、前記タッチジェスチャの前記期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいことを検出すると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識するよう構成される第5の無効認識ユニット93と、前記第2のタッチポイント検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが最初のタッチポイントではないことを検出すると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動するか否かを検出するよう構成される第4のタッチポイント移動検出ユニット94と、前記第4のタッチポイント移動検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動することを検出すると、前記タッチスクリーンエッジ領域の上の移動距離が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された距離閾より小さいか否かを検出し、又は前記タッチスクリーンエッジ領域の上の移動速度が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された速度閾より小さいか否かを検出するよう構成される距離及び速度検出ユニット95と、前記距離及び速度検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域の上の前記移動距離が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された距離閾より小さいことを検出し、又は前記タッチスクリーンエッジ領域の上の前記移動速度が前記予め設定された時間閾の範囲内で前記予め設定された速度閾より小さいことを検出すると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識するよう構成される第6の無効認識ユニット96と、前記第4のタッチポイント移動検出ユニットが、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントが移動しないことを検出すると、前記タッチポイントが移動しない期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいか否かを検出するよう構成される第2の移動期間検出ユニット97と、前記第2の移動期間検出ユニットが、前記タッチポイントが移動しない期間が前記予め設定された時間閾より大きい又は等しいことを検出すると、前記タッチスクリーンエッジ領域の範囲内の前記タッチジェスチャの前記タッチポイントを無効なタッチポイントとして認識するよう構成される第7の無効認識ユニット98と、を含む。
【0083】
本発明の別の実施形態は、前述のタッチポイント認識装置を含むタッチスクリーン端末を更に提供する。該端末は、モバイル端末を含むが、これに限定されない。
【0084】
本発明の別の実施形態は、前述の方法の実施形態におけるステップ及び方法を実施する装置の実施形態を更に提供する。本発明の別の実施形態は、タッチスクリーン端末に適用されても良い。ここで、端末は、モバイル端末を含むが、これに限定されない。
【0085】
図10を参照すると、
図10は、本発明の一実施形態によるタッチスクリーン端末の概略的構造図である。本実施形態では、タッチスクリーン端末1000は、プロセッサ(プロセッサ)101と、タッチスクリーン102と、メモリ(メモリ)103と、バス104と、を含む。
【0086】
本発明の前述の実施形態において開示された方法は、プロセッサ101に適用されても良い。或いは、言い換えると、プロセッサ101により実施されても良い。プロセッサ101は、タッチスクリーン端末1000の動作を制御し、プロセッサ101は、集積回路チップであっても良く、信号処理能力を有する。一実装処理では、本発明の実施形態において開示された方法を実行するよう構成される前述のプロセッサ101は、本発明の実施形態において開示された方法、ステップ、及び論理ブロック図を実装し又は実行できる、中央処理装置(Central Processing Unit、CPU)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、又は別のプログラマブル論理素子、離散的ゲート若しくはトランジスタ論理素子、又は離散的ハードウェアアセンブリであっても良い。本発明の実施形態を参照して開示された方法のステップは、ハードウェアプロセッサ101により直接実行されても良く、又はプロセッサ101の中でハードウェア及びソフトウェアの組合せを用いることにより実行されても良い。ソフトウェアは、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、又はレジスタのような、当分野で成熟した記憶媒体の中に配置されても良い。記憶媒体は、メモリ103の中に配置されても良い。プロセッサ101は、メモリ103の中の情報を読み取り、プロセッサ101の中のハードウェアと組み合わせて、前述の方法のステップを実施する。
【0087】
タッチスクリーン102は、入力機能及び出力ディスプレイ機能を備えるスクリーンを表す。タッチスクリーンは、容量性タッチスクリーン及び誘導性タッチスクリーンを含むが、これらに限定されない。
【0088】
メモリ103は、読み出し専用メモリ及びランダムアクセスメモリを含み得、プロセッサ101に命令及びデータを提供する。メモリ103の一部は、不揮発性ランダムアクセスメモリ(NVRAM)を更に含み得る。メモリ103は、プロセッサ101により実行されるソフトウェアを格納する。
【0089】
タッチスクリーン端末1000の全てのコンポーネントは、バス104を用いることにより一緒に結合される。ここで、データバスに加えて、バス104は、電力バス、制御バス、及び状態信号バスを含む。しかしながら、説明の明確さのために、種々のバスは、図中、バス104として記される。
【0090】
当業者は、前述の実施形態における方法のステップの全部又は一部がプログラム及び関連するハードウェアの命令の方法で実装され得ることを理解できる。ここで、プログラムは、可読記憶媒体に格納されても良く、ランダムアクセスメモリ、フラッシュメモリ、読み出し専用メモリ、プログラマブル読み出し専用メモリ、電気的消去可能プログラマブルメモリ、又はレジスタのような記憶媒体は、メモリの中に置かれる。タッチスクリーン端末のプロセッサは、メモリの中の情報を読み取り、プロセッサの中のハードウェアと組み合わせて、本発明の実施形態における方法を実施する。
【0091】
上述の説明は、本発明の単なる例示的な実施形態であり、本発明を制限することを意図しない。本発明の精神及び原理から逸脱することなく行われる変更、等価置換、又は改良は、本発明の保護範囲に含まれるべきである。