(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【背景技術】
【0002】
一般的に染毛剤組成物として、染毛剤、脱染剤、脱色剤、脱染・脱色剤などが知られており、2種類以上の剤を用時混合して調合される。染毛剤組成物は少なくとも2種類以上の剤としてアルカリ剤や用途に応じて酸化染料を含有する第1剤と、酸化剤を含有する第2剤とがあり、用時混合して調合し毛髪に塗布して用いられる。染毛剤組成物は、アルカリ剤によって毛髪表面のキューティクルを開いて毛髪内部に浸透する。毛髪内部に浸透した染毛剤組成物は、酸化剤により毛髪自身が持つメラニン色素を酸化分解し毛髪を明るくさせたり、酸化染料を毛髪中で化学反応(酸化重合)させ、色素を形成し毛髪内部に固定させることにより毛髪を染色する。
【0003】
しかし、染毛剤組成物は含有するアルカリ剤や酸化剤によって毛髪を損傷するため、毛髪に「パサつき」、「ごわつき」、「つやの消失」等といった毛髪の感触低下や質感低下が生じる。従来技術では、染毛後の毛髪の損傷を軽減するために、染毛剤組成物にローヤルゼリーエキス、海藻エキス、ハチミツ、ラノリン等を配合することにより毛髪の損傷を軽減する方法が提案されている(特許文献1〜3)。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、従来技術では、染毛後の毛髪の損傷軽減はいまだ不十分であり、染毛後の毛髪の損傷による「パサつき」、「ごわつき」、「つやの消失」等といった毛髪の感触低下や質感低下が生ずることがあった。本発明は、染毛後の毛髪の感触低下や質感低下がなく使用感のよい染毛剤組成物を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明者らは、前記課題を解決するために鋭意検討した結果、アルカリ剤および酸化剤をそれぞれ含有する染毛剤組成物において、意外にも、一般的に育毛剤等の頭皮に用いられていたウコン根茎エキスやオタネニンジン根エキスといった(B)植物根エキスおよび植物根茎エキスの少なくとも1種と(A)アーモンド油、(C)海藻エキス、(D)ローヤルゼリーエキスとを併用することにより、染毛後に毛髪の感触低下や質感低下がなく、染毛後に「しっとり感」、「うるおい感」や「つや感」を得られる驚きの効果を見出した。
【0007】
本発明は、アルカリ剤および酸化剤をそれぞれ含有する染毛剤組成物であって、
(A)アーモンド油
(B)植物根エキスおよび植物根茎エキスの少なくとも1種
(C)海藻エキス
(D)ローヤルゼリーエキス
を含有することを特徴とする染毛剤組成物を提供するものである。
【発明の効果】
【0008】
本発明は、染毛後に「パサつき」、「ごわつき」、「つやの消失」等といった毛髪の感触低下や質感低下がなく、染毛後に「しっとり感」、「うるおい感」や「つや感」を得られる使用感のよい染毛剤組成物を提供することである。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下、本発明を詳細に説明する。本発明はアルカリ剤および酸化剤をそれぞれ含有する染毛剤組成物であって、
(A)アーモンド油
(B)植物根エキスおよび植物根茎エキスの少なくとも1種
(C)海藻エキス
(D)ローヤルゼリーエキス
を含有することを特徴とする染毛剤組成物を提供することである。
【0010】
本発明による、染毛剤組成物には(A)アーモンド油を含有する。これにより、毛髪の質感低下が抑えられ染毛後の毛髪の「つや感」を向上させる効果がある。(A)アーモンド油は染毛剤組成物に含有されていればよい。好ましくは0.0003重量%〜3.3重量%、より好ましくは0.003重量%〜0.33重量%がよい。(A)アーモンド油が0.0003重量%未満の場合、毛髪の感触低下や質感低下を抑えられない恐れがある。(A)アーモンド油が3.3重量%を超える場合、(A)アーモンド油の持つ臭気が強くなり、不快に感じる恐れがある。
【0011】
本発明による、染毛剤組成物には(B)植物根エキスおよび植物根茎エキスの少なくとも1種を含有する。一般的に育毛剤等の頭皮用として用いられるものであるが、(A)アーモンド油、(C)海藻エキス、(D)ローヤルゼリーエキスと併用することにより非常に感触低下や質感低下を抑えられ、染毛後に「しっとり感」、「うるおい感」や「つや感」を向上させる効果がある。(B)植物根エキスおよび植物根茎エキスの少なくとも1種は染毛剤組成物に含有されていればよい。好ましくは、乾燥させたときの残留分換算で0.00000083重量%〜0.036重量%、より好ましくは乾燥させたときの残留分換算で0.0000083重量%〜0.0036重量%がよい。(B)植物根エキスおよび植物根茎エキスの少なくとも1種が0.00000083重量%未満の場合、毛髪の感触低下や質感低下を抑えられない恐れがある。(B)植物根エキスおよび植物根茎エキスの少なくとも1種が0.036重量%を超える場合、(B)植物根エキスおよび植物根茎エキスの少なくとも1種の持つ臭気が強くなり、不快に感じる恐れがある。
【0012】
本発明に用いる(B)植物根エキスおよび植物根茎エキスの少なくとも1種の具体例としては、ウコン根茎エキス、オタネニンジン根エキス、クララエキス(1)、ショウガ根エキス、センキュウエキス、トウキエキス(1)、ゴボウ根エキス、ニンジン根エキス、アケビ茎エキス、オドリコソウ花/葉/茎エキス、オランダガラシ葉/茎エキス、セイヨウキズタ葉/茎エキス等が挙げられる。これら、(B)植物根エキスおよび植物根茎エキスの少なくとも1種のうち、好ましくは、ウコン根茎エキス、オタネニンジン根エキス、クララエキス(1)、ショウガ根エキス、センキュウエキス、トウキエキス(1)がよく、より好ましくは、ウコン根茎エキス、オタネニンジン根エキスがよく、特に好ましくは、ウコン根茎エキスおよびオタネニンジン根エキスをそれぞれ含有させることがよい。これら(B)植物根エキスおよび植物根茎エキスは1または2種以上を含有してよい。
【0013】
本発明に用いる(B)植物根エキスおよび植物根茎エキスの少なくとも1種は植物の根または茎のいずれか、または両方をそのまま、あるいは乾燥させて、溶媒で抽出したものである。抽出溶媒としては、例えば、水、メタノール、エタノール等の低級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール、アセトン等のケトン、ジエチルエーテル、ジオキサン等のエーテル、酢酸エチル等のエステル、その他アセトニトリル、キシレン、ベンゼン、クロロホルム、トルエン等の有機溶媒を使用することができる。また、これら抽出物から溶媒除去して乾燥物として使用してもよい。
【0014】
本発明による、染毛剤組成物には(C)海藻エキスを含有する。これにより、感触低下や質感低下を抑えられ、染毛後に「しっとり感」、「うるおい感」や「つや感」を向上させる効果がある。(C)海藻エキスは染毛剤組成物に含有されていればよい。好ましくは、乾燥させたときの残留分換算で0.000025重量%〜0.25重量%、より好ましくは乾燥させたときの残留分換算で0.00025重量%〜0.025重量%がよい。(C)海藻エキスが0.000025重量%未満の場合、毛髪の感触低下や質感低下を抑えられない恐れがある。(C)海藻エキスが0.25重量%を超える場合、(C)海藻エキスの持つ臭気が強くなり、不快に感じる恐れがある。
【0015】
上記(C)海藻エキスの具体例としては、褐藻類、紅藻類、緑藻類等に由来するエキスが挙げられる。これら(C)海藻エキスは1または2種以上を含有してよい。
【0016】
上記(C)海藻エキスは海藻をそのまま、あるいは乾燥させて、溶媒で抽出したものである。抽出溶媒としては、例えば、水、メタノール、エタノール等の低級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール、アセトン等のケトン、ジエチルエーテル、ジオキサン等のエーテル、酢酸エチル等のエステル、その他アセトニトリル、キシレン、ベンゼン、クロロホルム、トルエン等の有機溶媒を使用することができる。また、これら抽出物から溶媒除去して乾燥物として使用してもよい。
【0017】
本発明による、染毛剤組成物には(D)ローヤルゼリーエキスを含有する。これにより、感触低下や質感低下を抑えられ、染毛後に「しっとり感」、「うるおい感」や「つや感」を向上させる効果がある。(D)ローヤルゼリーエキスは染毛剤組成物に含有されていればよい。好ましくは、乾燥させたときの残留分換算で0.000002重量%〜0.02重量%、より好ましくは乾燥させたときの残留分換算で0.00002重量%〜0.002重量%がよい。(D)ローヤルゼリーエキスが0.000002重量%未満の場合、毛髪の感触低下や質感低下を抑えられない恐れがある。(D)ローヤルゼリーエキスが0.02重量%を超える場合、染毛後の毛髪にべたつきを感じる恐れがある。
【0018】
上記(D)ローヤルゼリーエキスはミツバチが分泌するローヤルゼリーをそのまま、あるいは乾燥させて、溶媒で抽出したものである。抽出溶媒としては、例えば、水、メタノール、エタノール等の低級アルコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール等の多価アルコール、アセトン等のケトン、ジエチルエーテル、ジオキサン等のエーテル、酢酸エチル等のエステル、その他アセトニトリル、キシレン、ベンゼン、クロロホルム、トルエン等の有機溶媒を使用することができる。また、これら抽出物から溶媒除去して乾燥物として使用してもよい。
【0019】
本発明による、染毛剤組成物に用いるアルカリ剤は、特に限定されないが、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンなどのアルカノールアミン類、モルホリン、グアニジンなどの有機アミン類、アンモニア、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素ナトリウムなどの無機アルカリ、アルギニン、リジンなどの塩基性アミノ酸およびそれらの塩などが挙げられる。これらアルカリ剤のうち、モノエタノールアミン、ジエタノールアミンなどのアルカノールアミン類、アンモニア、炭酸アンモニウム、炭酸水素アンモニウムなどの無機アルカリから選択されるアルカリ剤がよい。これらのアルカリ剤は、少なくとも1または2種以上を含有してもよい。
【0020】
本発明による、染毛剤組成物に用いる酸化剤は、特に限定されないが、過酸化水素、過酸化尿素、過酸化メラミン、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過ホウ酸ナトリウム、過ホウ酸カリウム、過硫酸アンモニウム、過酸化ナトリウム、過酸化カリウム、過酸化マグネシウム、過酸化バリウム、過酸化カルシウム、過酸化ストロンチウム、過酸化塩の過酸化水素付加物、リン酸塩の過酸化水素付加物、ピロリン酸塩の過酸化水素付加物、臭素酸ナトリウムなどが挙げられる。これら酸化剤のうち、過酸化水素、過炭酸ナトリウム、過炭酸カリウム、過硫酸アンモニウムから選択される酸化剤が最もよい。これらの酸化剤は、少なくとも1または2種以上を含有してもよい。
【0021】
本発明による、染毛剤組成物に関して酸化染料を含有する酸化染毛剤に用いる酸化染料は、特に限定されないが、パラフェニレンジアミン、トルエン2,5−ジアミン、オルトアミノフェノール、パラアミノフェノール、メタアミノフェノール、5−アミノオルトクレゾール、2,6−ジアミノピリジン、塩酸2,4−ジアミノフェノキシエタノール、1−ナフトールおよびそれらの塩類などが挙げられる。その他、「医薬部外品原料規格2006 統合版」(2013年11月発行、薬事日報社)に収載されたものも適宜用いることができる。これらの酸化染料は、少なくとも1または2種以上を含有してもよい。
【0022】
本発明に用いる直接染料は特に限定されないが、4−ニトロ−m−フェニレンジアミン、4−ニトロ−o−フェニレンジアミン、2−ニトロ−p−フェニレンジアミンおよびそれらの塩類、黄色202号(1)、8−アミノ−2−ブロム−5−ヒドロキシ−4−イミノ−6−[(3−(トリメチルアンモニオ)フェニル)アミノ]−1(4H)−ナフタリノン−クロライド(CI56059;ベーシック・ブルーNo.99)などが挙げられる。その他、直接染料や「医薬品等に使用することができるタール色素を定める省令」(昭和41年厚生省告示)により定められた酸性染料や塩基性染料も適宜用いることができる。これらの染料は少なくとも1または2種以上を含有してもよい。
【0023】
本発明の毛髪化粧料組成物は、上記成分の他に、必要に応じて、本発明の効果を損なわない範囲で上記成分以外の各成分、例えば、水、多価アルコール、低級アルコール、油性成分、界面活性剤、水溶性増粘剤、金属封鎖剤、コラーゲン、ケラチン、エラスチン、フィブロイン、コンキオリン、大豆タンパク、カゼイン、ゼラチンなどの蛋白質、酸やアルカリや酵素などにより加水分解した加水分解物およびこれらを4級化したカチオン変性蛋白質などのポリペプタイド、ピロリドンカルボン酸ナトリウム、ヒアルロン酸などの保湿剤、パラベンなどの防腐剤、リン酸ナトリウム、クエン酸ナトリウム、乳酸ナトリウムなどのpH調整剤、チオグリコール酸、亜硫酸塩、アスコルビン酸、ジブチルヒドロキシトルエンなどの酸化防止剤、アミノ酸、(B)植物根エキスおよび植物根茎エキスの少なくとも1種に由来する抽出液以外の植物エキス、(B)植物根エキスおよび植物根茎エキスの少なくとも1種に由来するエキス以外の生薬抽出物、ビタミン類、色素、香料、顔料、紫外線吸収剤などから選ばれる1または2種以上を含有してもよい。
【0024】
以上、本発明による、アルカリ剤および酸化剤をそれぞれ含有する染毛剤組成物であって、
(A)アーモンド油
(B)植物根エキスおよび植物根茎エキスの少なくとも1種
(C)海藻エキス
(D)ローヤルゼリーエキス
を含有することを特徴とする染毛剤組成物は、それぞれの成分を単独で配合した場合では実現できない感触低下や質感低下を抑える効果によって、染毛後の毛髪の損傷を低減させ、従来技術では不十分であった染毛後の毛髪の損傷軽減を実現できる。このため、染毛後に「パサつき」、「ごわつき」、「つやの消失」等といった毛髪の感触低下や質感低下がなく、染毛後に「しっとり感」、「うるおい感」や「つや感」を得られる使用感のよい染毛剤組成物を提供できる。また、(B)植物根エキスおよび植物根茎エキスの少なくとも1種に由来するエキスのなかでもウコン根茎エキスおよびオタネニンジン根エキスそれぞれ含有することにより、驚くべき、特筆すべき効果を奏し、染毛後の毛髪の損傷を抑えられ、染毛後に「パサつき」、「ごわつき」、「つやの消失」等といった毛髪の感触低下や質感低下がなく、染毛後に「しっとり感」、「うるおい感」や「つや感」を実現できる染毛剤組成物を得ることができる。
【実施例】
【0025】
以下に実施例を挙げて本発明をより詳細に説明するが、本発明はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
【0026】
本明細書に示す評価試験において、染毛剤組成物に含まれる成分、およびその含有量を種々変更しながら実施した。染毛剤組成物の各成分の含有量を示す単位は全て重量%である。本明細書に示す評価試験における混合比は、複数の剤を混合する比率を示す。
【0027】
本明細書に示す染毛操作は、複数の剤を記載された比率(重量比)で混合し、得られた染毛剤組成物120gを、毛髪試験用ドール(株式会社ビューラックス社製「カットマネキンNO.775N」)の毛髪に塗布し20分間放置後洗い流す脱色または染毛操作を行ない、乾かした毛髪を目視で確認するとともに、毛髪の手触りを確認して比較評価した。
【0028】
本明細書に示す評価試験は25℃条件下において、専門のパネラー1名が染毛操作行い、染毛操作を行っていない専門のパネラー5名が毛髪を目視で確認するとともに、毛髪の手触りを確認して毛髪の「しっとり感」、「さらさら感」および、「つや感」の3項目で評価した。
【0029】
評価基準として、次の通り評価しその平均(四捨五入)を評価結果とした。
【0030】
「しっとり感」の評価基準
5:毛髪のパサつきが全くなくしっとり感が特に優れる
4:毛髪のパサつきがほぼなくしっとり感が良好
3:毛髪のパサつきがあるが問題ない程度でしっとり感がある
2:毛髪のパサつきがありしっとり感がない
1:毛髪のパサつきが非常にありしっとり感が全くない
【0031】
「さらさら感」の評価基準
5:毛髪のごわつきが全くなくさらさら感が特に優れる
4:毛髪のごわつきがほぼなくさらさら感が良好
3:毛髪のごわつきがあるが問題ない程度でさらさら感がある
2:毛髪のごわつきがありさらさら感がない
1:毛髪のごわつきが非常にありさらさら感が全くない
【0032】
「つや感」の評価基準
5:毛髪につやが非常にある
4:毛髪につやがある
3:毛髪につやがややある
2:毛髪につやがほとんどない
1:毛髪につやが全くない
【0033】
評価試験
評価試験では、発明者は、(A)〜(D)成分の種類、含有量、混合比を様々に代えた染毛剤組成物に関して評価した。表1および表2に染毛剤組成物の第1剤および第2剤の成分、含有量、混合比および、評価結果を示す。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】
(実施例1〜16)
評価試験の実施例1〜16の結果から、染毛剤組成物の(A)〜(D)成分の種類、含有量、混合比を様々に代えたとしても良好な結果が得られた。
【0037】
実施例2〜8の結果から、(B)植物根エキスおよび植物根茎エキスの少なくとも1種のうち、好ましくは、ウコン根茎エキス、オタネニンジン根エキス、クララエキス(1)、ショウガ根エキス、センキュウエキス、トウキエキス(1)がよく、より好ましくは、ウコン根茎エキス、オタネニンジン根エキスがよく、特に好ましくは、ウコン根茎エキスおよびオタネニンジン根エキスをそれぞれ含有させることがよいことがわかる。
【0038】
(比較例1〜10)
比較例1〜10では(A)〜(D)成分を含有しない染毛剤組成物について評価した。この結果、(A)〜(D)成分を含有しない染毛剤組成物は良好な評価結果は得られなかった。