特許第6543672号(P6543672)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2015.5.11 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6543672
(24)【登録日】2019年6月21日
(45)【発行日】2019年7月10日
(54)【発明の名称】腕時計製造用ガスケット
(51)【国際特許分類】
   G04B 19/32 20060101AFI20190628BHJP
   G04B 39/00 20060101ALI20190628BHJP
   G04B 39/02 20060101ALI20190628BHJP
【FI】
   G04B19/32 Z
   G04B39/00 Z
   G04B39/02 A
【請求項の数】24
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-192405(P2017-192405)
(22)【出願日】2017年10月2日
(65)【公開番号】特開2018-59933(P2018-59933A)
(43)【公開日】2018年4月12日
【審査請求日】2017年10月2日
(31)【優先権主張番号】16192302.4
(32)【優先日】2016年10月5日
(33)【優先権主張国】EP
(73)【特許権者】
【識別番号】506425538
【氏名又は名称】ザ・スウォッチ・グループ・リサーチ・アンド・ディベロップメント・リミテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100098394
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 茂樹
(74)【代理人】
【識別番号】100064621
【弁理士】
【氏名又は名称】山川 政樹
(72)【発明者】
【氏名】ニコラ・フランソワ
(72)【発明者】
【氏名】マリア・フェルナンデス チュルレオ
(72)【発明者】
【氏名】クレール・ラヌー
【審査官】 榮永 雅夫
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭48−95662(JP,U)
【文献】 特開2014−56740(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第2363036(EP,A1)
【文献】 国際公開第2013/034841(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G04B 19/30 − 32
G04B 39/00 − 02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ガスケット(8)と中間部分(6)と時計ガラス(7)とを有する時計であって、前記ガスケットは、燐光および/または蛍光顔料を装填したポリママトリックスを備え
前記ガスケット(8)は、前記中間部分(6)の台座と前記時計ガラス(7)との間に挟まれ、前記ガスケットは前記時計ガラスの外周縁と面するように配置され、前記時計ガラスは、前記ガスケットから放出される光線を前記時計のダイヤルの方向へ向かうように構成される
ことを特徴とする、時計。
【請求項2】
請求項1に記載の時計であって、前記ポリママトリックスは、1から70重量%の燐光および/または蛍光顔料を含有することを特徴とする、時計。
【請求項3】
請求項1に記載の時計であって、前記ポリママトリックスは、2から20重量%の燐光および/または蛍光顔料を含有することを特徴とする、時計。
【請求項4】
請求項1に記載の時計であって、前記ポリママトリックスは、2から10重量%の燐光および/または蛍光顔料を含有することを特徴とする、時計。
【請求項5】
請求項1に記載の時計であって、前記ポリママトリックスは、2から5重量%の燐光および/または蛍光顔料を含有することを特徴とする、時計。
【請求項6】
請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の時計であって、前記燐光顔料は、希土酸化物でドープされるアルカリ土類酸化物の種類である、時計。
【請求項7】
請求項1から請求項のうちいずれか一項に記載の時計であって、前記ポリママトリックスは、燐光顔料および蛍光顔料の混合物を備える、時計。
【請求項8】
請求項1から請求項7のうちいずれか一項に記載の時計であって、前記ポリママトリックスはエラストマ素材、熱可塑性素材または熱可塑性エラストマ素材からなる、時計。
【請求項9】
請求項1から請求項のうちいずれか一項に記載の時計であって、前記ポリママトリックスは複合ポリウレタン、シリコーン、熱可塑性ポリウレタン、ポリアミド12、ポリエステル、感光性重合可能樹脂を含有する、時計。
【請求項10】
請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載の時計であって、前記蛍光顔料は、フルオロセイン、ナフチル、アントラセン、クマリン、ローダミン、フルオロ安息香酸塩からなる群から選択される、時計。
【請求項11】
請求項1から10のいずれか一項に記載の時計(1)であって、前記時計(1)の外面の周辺部上で、前記時計ガラス(7)は収束レンズ(9)を有する、時計(1)。
【請求項12】
請求項1から11のいずれか一項に記載の時計(1)であって、前記時計(1)の内面の周辺部上で、前記時計ガラス(7)は収束またはフレネル型のレンズ(9)を有する、時計(1)。
【請求項13】
請求項1から12のいずれか一項に記載の時計(1)であって、前記レンズ(9)は10mm未満の厚さの環状空間を占める、時計(1)。
【請求項14】
請求項1から12のいずれか一項に記載の時計(1)であって、前記レンズ(9)は5mm未満の厚さの環状空間を占める、時計(1)。
【請求項15】
ベゼル(5)を有する請求項1から14のいずれか一項に記載の時計(1)であって、前記ベゼルは前記中間部分上に取り付けられ、または前記中間部分上の部品に取り付けられ、前記時計の外面上に、前記ベゼル(5)は、前記顔料を励起する適切な波長を透過させるドーム(10)を有し、それによって、前記光は前記ベゼルの部分(11)に集中および誘導され、前記ベゼルは前記腕時計ガラスのガスケット(8)まで導波路として機能し、前記部分(11)は、外面上に、反射層または前記部分11よりわずかに低い屈折率を有する層を有する、時計(1)。
【請求項16】
ベゼル(5)を有する請求項1から15のいずれか一項に記載の時計(1)であって、前記べゼルは前記中間部分上に取り付けられ、または前記中間部分上の部品に取り付けられ、前記ベゼル(5)および前記中間部分(6)は完全に、または部分的に適切な波を透過させる素材からなる、腕時計(1)。
【請求項17】
請求項1から16のいずれか一項に記載の時計(1)のガスケット(8)の製造方法であって、
−ポリマならびに燐光および/または蛍光顔料を提供する段階と、
−前記ポリマと前記顔料を混合し、混合物を製造する段階であって、前記顔料の割合は、1から70重量%の範囲である段階と、
を備える、方法。
【請求項18】
請求項1から16のいずれか一項に記載の時計(1)のガスケット(8)の製造方法であって、
−ポリマならびに燐光および/または蛍光顔料を提供する段階と、
−前記ポリマと前記顔料を混合し、混合物を製造する段階であって、前記顔料の割合は、2から20重量%の範囲である段階と、
を備える、方法。
【請求項19】
請求項1から16のいずれか一項に記載の時計(1)のガスケット(8)の製造方法であって、
−ポリマならびに燐光および/または蛍光顔料を提供する段階と、
−前記ポリマと前記顔料を混合し、混合物を製造する段階であって、前記顔料の割合は、2から10重量%の範囲である段階と、
を備える、方法。
【請求項20】
請求項1から16のいずれか一項に記載の時計(1)のガスケット(8)の製造方法であって、
−ポリマならびに燐光および/または蛍光顔料を提供する段階と、
−前記ポリマと前記顔料を混合し、混合物を製造する段階であって、前記顔料の割合は、2から5重量%の範囲である段階と、
を備える、方法。
【請求項21】
請求項17から20のいずれか一項に記載の方法であって、前記顔料は、D90が40μm未満である粒径分布を有する粉末の形状で存在する、方法。
【請求項22】
請求項17から21のいずれか一項に記載の方法であって、前記混合物は、燐光顔料および蛍光顔料の混合物を備える、方法。
【請求項23】
請求項17から22のいずれか一項に記載の方法であって、結合剤前記混合物に導入され、前記混合物内の塊の形成を防ぎ、前記顔料を浮遊状態に保つ、方法。
【請求項24】
前記結合剤は官能基化シランである、請求項23に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は腕時計製造分野に関する。より具体的には、本発明は、時計に用いられるガスケットに関し、特に、燐光および/または蛍光腕時計ガラスのガスケット、その製造方法、上記ガスケットを備えた時計に関する。
【背景技術】
【0002】
要素を暗闇で可視にするために、光エネルギで充電され、その後光エネルギを放出する発光化合物を用いることは既知である。腕時計製造業界における例として、燐光および/または蛍光化合物の使用が記載される特許文献1、特許文献2および特許文献3を引用することができる。これらの要素は針であってもよく、またはダイヤル、ベゼル、底面もしくは中間部分などの外部要素であってもよい。これらの要素は発光粒子で装填され、または発光体で覆われる。一変形では、発光源は、腕時計ケース内または腕時計ケース上の様々な場所に配置されるチップの形で提供されてもよい。
【0003】
出願人の知る限り、従来技術においては、中間部分とガラスの間に配置され、腕時計ケースが外側に対して確実に密封され、必要に応じて、発光源として、ガラスが中間部分に確実に固定されることを目的とする腕時計ガラスのガスケットの使用を提案している文献はない。腕時計の美的外観を傷つけず、デザインを損なわないようにするために、腕時計ガラスのガスケットをできるだけ分離することが現在までの傾向であった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】欧州特許出願第2264554号
【特許文献2】欧州特許第2717104号
【特許文献3】欧州特許第1837387号
【発明の概要】
【0005】
本発明は、腕時計製造用ガスケット、特に、腕時計ガラスのガスケットに、新規の照明機能を与えることを提案する。より具体的には、本発明は、ガスケット、特に、燐光および/または蛍光腕時計ガラスのガスケットを発展させ、特にダイヤル上の情報を暗闇でも読むことができるような発光環境を生成することを提案する。
【0006】
そのために、添付請求項によるガスケット、特に、腕時計ガラスのガスケット、その製造方法ならびに時計を提案する。
【図面の簡単な説明】
【0007】
本発明の特徴および有利点は以下の図を参照して、以下の詳細な説明を読むことによって明らかになるであろう。
【0008】
図1】本発明による腕時計ガラスのガスケットを備える時計の断面図を示す。ガスケットが放出する入射光線の軌道を概略的に示す。
図2図2aは、本発明による腕時計ガラスのガスケットを備える時計の変形の断面図を示す。本変形によれば、ダイヤルに向かう光線の伝達を改良するために、腕時計ガラスは修正される。図2bは、腕時計ガラスの修正部分の拡大図を示す。
図3図3aは、本発明による腕時計ガラスのガスケットを備える時計の別の変形の断面図を示す。この別の変形によれば、ダイヤルに向かう光線の伝達を改良するために、ベゼルは修正される。図3bは、ベゼルの修正部分の拡大図を示す。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本発明は、燐光および/または蛍光腕時計製造用ガスケットに関し、以下、非限定的な方法で、腕時計ケースの燐光腕時計ガラスのガスケットとしての使用、その製造方法および燐光ガスケットを備えた腕時計などの時計に関する。従来の様式において、図1に断面で示す時計1は、底面2と、ダイヤル3と、針4と、固定または回転式ベゼル5と、中間部分6と、腕時計ガラス7と、腕時計ガラスのガスケット8を有する。腕時計ガラスのガスケット8は、確実に密封するために中間部分6と腕時計ガラス7との間に配置され、例示実施形態においては、さらに腕時計ガラスを中間部分に確実に固定する。腕時計ガラスのガスケットは発光性であるという特徴を有し、ガスケットに隣接する腕時計ケースの要素、特に、ダイヤルおよび/または針が暗闇で照明されるようにする。日中モードでは、入射光は腕時計ガラスを経由して発光ガスケットに導かれる。腕時計ガラスは上面と下面の間に導波路を形成し、光は腕時計ガラスの下面7aから外に出る。ガスケットが充電されるとガスケットは可視光を放出し、図1に概略的に示すように、可視光は特にダイヤルに向かって拡散される。一変形によると、時計はベゼルを備えず、ベゼル5はガスケット8を覆わない。この事例では、入射光も直接ガスケット8の上部露出面に到達する。例示する実施例では、腕時計ガラス7は球形の丸い形状を有するが、別の変形によれば、腕時計ガラス7は明らかに他の形状を有することができる。たとえば、腕時計ガラス7は平坦であってもよく、または円筒形の丸い形状であってもよい。
【0010】
腕時計ガラスのガスケットは燐光顔料を装填したポリママトリックスから形成される。腕時計ガラスのガスケットは以下のように作製される。顔料で調製後に必要な以下の特性を提供することができるように、ガスケットの素材を選択する。
−ショア硬度:60〜75ショアD;
−加水分解抵抗;
−通常の使用条件(シャワー、入浴など)で凝縮現象が起きないように、水蒸気に対して十分低い浸透性であって、適当な期間に腕時計の外部と内部の平衡が実現可能である十分に高い浸透性;
−黄変、変色またはガスケットの特性の損失を防ぐ紫外線抵抗性;
−熱変化抵抗性。
【0011】
そのためには、出発原料はエラストマ、熱可塑性物質または熱可塑性エラストマであり、複合ポリウレタン、シリコーン、熱可塑性ポリウレタン、ポリアミド12、ポリエステル、感光性重合可能樹脂からなる非限定的なリストから選択される。出発原料は、希土酸化物でドープされるアルカリ土類酸化物などの燐光顔料と混合される。たとえば、燐光顔料は、ユウロピウムまたはジスプロシウムでドープされるアルミン酸ストロンチウム、ケイ酸ストロンチウム、ケイ酸バリウムまたはケイ酸カルシウムであってもよい。顔料は粉末の形で存在する。一例として、粉末はD90が40μm未満となるような粒径分布を有する。燐光顔料は、1から70重量%、好ましくは2から20重量%、さらに好ましくは2から10重量%、さらにより好ましくは2から5重量%の範囲の容量で出発原料に導入され、ガスケットの機械的および密封特性を損なわずに燐光特性を得る。蛍光顔料または着色剤を燐光顔料と組み合わせて用いることによって、所望する着色発光を得る。燐光顔料、場合によっては蛍光顔料または着色剤を、官能基化シラン親水性結合剤、たとえば、エボニック社のDynasylan4148と混合操作中に導入し、混合物内に塊が形成されることを防ぎ、顔料が分散し続けるようにする。結合剤は、すでに顔料の処方に含まれていてもよいことに留意されたい。次に、金型内で押出し、注入または鋳造することによって、従来の様式でガスケットを作製してもよい。
【0012】
一例として、ガスケットは、A:Bの比率が100:175であるポリウレタンAおよびBの複合成分から作製されてもよい。最初に、2重量%の燐光顔料を有する成分Aの混合物を均質化し、真空下に置いて混合物を脱気した。使用した燐光顔料は、ユウロピウムおよびジスプロシウムでドープされたアルミン酸ストロンチウムであり、粒径は5から15μmの範囲であった。その後成分Bを混合物に添加し、新しい脱気段階を行った。このようにして得た混合物を周辺温度で金型に鋳造する。金型は最初に離型剤で浸透され、金型に最低2時間維持してから離型し、24時間安定させる。このようにして得た素材は、59〜63ショアDの範囲の硬度を有し、用途に必要な密封特性を有する。
【0013】
図1の実施形態によれば、ガスケットを従来の時計に配置することもできる。ただし、ダイヤル、カウンタもしくはカレンダの日付穴、または電子光学表示などの対象区分に向かう光波の伝達を改良するため、時計の部品を以下のように修正することが有益であると証明することができる。
【0014】
図2aおよび2bに示す第1の変形によれば、入射光が燐光ガスケットに集中するように、腕時計ガラスは修正される。たとえば、外面(a)の周辺部上に、腕時計ガラス7は収束レンズ9を備える。収束レンズ9によって、入射光線をガスケット8に集中することができる。ダイヤルの読み取りに干渉しないように、レンズは腕時計ガラスの周辺部上に配置され、10mm、または5mmであっても最大距離を覆うようにリングを形成する。任意に、腕時計ガラス7は、収束またはフレネル型レンズ9を内面(b)上に備えていてもよい。レンズ9によって、ガスケット8から放出される光線をダイヤル3の所望する表示に集中させることができる。両方の事例において、レンズは、腕時計ガラスに機械加工されてもよく、または接着によって取り付けられてもよい。腕時計ガラスが金型によって形成される場合は明らかに、レンズは腕時計ガラスの製造素材と同じ素材から製造されてもよい。
【0015】
図3aおよび図3bに示す第2の変形によれば、ガスケット8が周辺光を最適に受光できるように、ベゼル5が修正される。その外面で、ベゼル5はフレネルレンズ型の伝達ドーム10を有し、ガスケット8まで導波路として機能するベゼルの部分11に向けて入射光を集中および誘導する。この部分11の外面上に、反射層または屈折率が部分11よりわずかに低い層を備える。部分11は反射性であるか、または導波路内で光を屈折させる。本実施形態によれば、ベゼルは燐光顔料を励起するのに必要な波長を透過させる素材からなる。ただし、反射性であるか、または屈折率が部分11よりわずかに低い屈折率を有する層12を除く。この層12は、たとえば金属化層であってもよい。ガスケットから放出された光線をダイヤルの特定の場所に集中させるために、図2に示すように、腕時計ガラスの内面を修正することも考案される。
【0016】
第3の変形によれば、ベゼルおよび中間部分などの腕時計ケースの部品は、少なくとも80%の光透過率を有する透明素材からなる。たとえば、素材は、ポリメタクリル酸メチル(PMMA)、非晶質ポリアミド、ポリカーボネート、メチルメタクリレートアクリロニトリルブタジェンスチレン(MABS)、ガラス、サファイヤなどであってもよい。
【0017】
本発明は、前述の変形を組み合わせることを除外するものではないことに留意されたい。また、別の腕時計製造用ガスケットは、この燐光および/または蛍光から恩恵を得ることができることに留意されたい。たとえば、アフターサービス(SAV)(ガスケットの存在または不在)または組立作業の際に、特にガスケットが透明な類似する寸法であって、異なる機械的特性を有する場合には、取り付けるガスケットの型を識別するために、燐光および/または蛍光を役立てることができる。
【0018】
本発明の変形によれば、ポリママトリックス内に蛍光顔料または着色剤のみを有することも考案される。この事例では、純粋に外観上の効果のために、蛍光顔料は刺激光を当てられると、腕時計のある区分を特定の色で照明することができる。一例として、これらの蛍光顔料または着色剤は、燐光顔料に関して前述したのと同じ割合でマトリックス内に存在し、フルオロセイン、ナフチル、アントラセン、クマリン、ローダミン、フルオロ安息香酸塩からなる群から選択されてもよい。
【0019】
別の変形において、燐光および蛍光顔料の混合物を装填し、前述の効果を組み合わせるためのポリママトリックスを備えるガスケットを提供してもよい。
【0020】
本明細書に記載したガスケットは、腕時計ガラスを中間部分に固定することに役立つだけではなく、腕時計ガラスの密封を形成することもできる。ガスケットはまた、制御棒またはプッシュボタンなどの時計の別の要素を密封することに役立つことも可能である。
【符号の説明】
【0021】
(1) 時計
(2) 底面
(3) ダイヤル
(4) 針
(5) ベゼル
(6) 中間部分
(7) 腕時計ガラス
(a) 外面
(b) 内面
(8) 腕時計ガラスのガスケット
(9) レンズ、より具体的には、収束レンズまたはフレネル型のレンズ
(10) ベゼルの伝達ドーム
(11) 導波路として機能するベゼルの部分
(12) 拡散層
図1
図2
図3