(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
第1溝は、少なくとも1つの第1横方向スリットの内端部と外端部との間において、複数の第1横方向スリットのうちの少なくとも1つの第1横方向スリットと交わる、請求項1に記載のファスニングテープ。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【
図1】本開示の態様に従ったファスニングテープの1セグメントの上面図である。
【
図2】
図1のファスニングテープの1セグメントの別の上面図である。
【
図3A】ファスニングテープのフランジの折曲部が折曲構成にある
図1のファスニングテープの1セグメントの端面図である。
【
図3B】ファスニングテープのフランジの折曲部が別の折曲構成にある
図1のファスニングテープの1セグメントの端面図である。
【
図4】トレンチに配置された
図1のファスニングテープの1セグメントの斜視図である。
【
図5】ファスニングテープのフランジの折曲部が展開構成にある
図4のトレンチに配置された
図1のファスニングテープの1セグメントの端面図である。
【
図6】ファスニングテープのフランジの折曲部が折曲構成にある
図4のトレンチに配置された
図1のファスニングテープの1セグメントの端面図である。
【
図7】段差トレンチにおける
図1のファスニングテープの1セグメントの端面図である。
【
図8】フラットトレンチにおける
図1のファスニングテープの1セグメントの端面図である。
【
図9】ファスニングテープのフランジの折曲部が折曲構成にある
図1のファスニングテープの1セグメントの上面斜視図である。
【
図10】ファスニングテープのフランジの折曲部が折曲構成にあるフラットトレンチに配置された
図1のファスニングテープの1セグメントの端面図である。
【
図11】本開示の態様に従ったファスニングテープの1セグメントの一部分の上面斜視図である。
【
図12】
図11のファスニングテープの1セグメントの端面図である。
【
図13】本開示の態様に従ったファスニングテープの1セグメントの上面斜視図である。
【
図14】
図13のファスニングテープの1セグメントの上面図である。
【
図15】
図13のファスニングテープの1セグメントの端面図である。
【
図16】凸面トレンチにおける
図1のファスニングテープの1セグメントの側面図である。
【
図17】凸面トレンチにおける
図13のファスニングテープの1セグメントの側面図である。
【
図18】本開示の態様に従ったファスニングテープの1セグメントの上面斜視図である。
【
図19】
図18のファスニングテープの1セグメントの上面図である。
【
図20】
図18のファスニングテープの1セグメントの端面図である。
【
図21】本開示の態様に従ったファスニングテープの1セグメントの上面斜視図である。
【
図22】
図21のファスニングテープの1セグメントの上面図である。
【
図23】
図21のファスニングテープの1セグメントの端面図である。
【
図24】
図21のファスニングテープの1セグメントの別の上面図である。
【
図25】本開示の態様に従ったファスニングテープの1セグメントの上面斜視図である。
【
図26】
図25のファスニングテープの1セグメントの上面図である。
【
図27】
図26のファスニングテープの1セグメントの端面図である。
【
図28】本開示の態様に従ったファスニングテープの1セグメントの上面斜視図である。
【
図29】
図28のファスニングテープの1セグメントの上面図である。
【
図30】
図28のファスニングテープの1セグメントの端面図である。
【
図31】本開示の態様に従ったファスニングテープの1セグメントの上面斜視図である。
【
図32】
図31のファスニングテープの1セグメントの上面図である。
【
図33】
図31のファスニングテープの1セグメントの端面図である。
【
図34】フォームの層に配置され引張力を受けている
図31のファスニングテープの1セグメントの側面図である。
【
図35】本開示の態様に従ったファスニングテープの1セグメントの上面図である。
【
図36】本開示の態様に従ったファスニングテープの1セグメントの上面図である。
【
図37】本開示の態様に従ったファスニングテープの1セグメントの上面斜視図である。
【
図38】
図37のファスニングテープの1セグメントの上面図である。
【
図39】
図37のファスニングテープの1セグメントの端面図である。
【
図40】本開示の態様に従ったファスニングテープの1セグメントの上面斜視図である。
【
図41】
図40のファスニングテープの1セグメントの上面図である。
【
図42】
図40のファスニングテープの1セグメントの端面図である。
【
図43】本開示の態様に従ったファスニングテープの1セグメントの上面斜視図である。
【
図44】
図43のファスニングテープの1セグメントの上面図である。
【
図45】
図43のファスニングテープの1セグメントの端面図である。
【
図46】本開示の態様に従ったファスニングテープの1セグメントの上面斜視図である。
【
図47】
図46のファスニングテープの1セグメントの上面図である。
【
図48】
図46のファスニングテープの1セグメントの端面図である。
【
図49】本開示の態様に従ったファスニングテープの1セグメントの上面斜視図である。
【
図50】
図49のファスニングテープの1セグメントの上面図である。
【
図51】本開示の態様に従ったファスニングテープの1セグメントの上面斜視図である。
【
図52】
図51のファスニングテープの1セグメントの上面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の態様及び実施例の内容は法定要件を満たすために本書では特定的に説明するが、この説明は必ずしも限定するように意図していない。説明した内容は、他のやり方で実施してよいし、異なる要素又はステップを含んでもよく、他の現行又は将来の技術と連係して使用してもよい。この説明は、個々のステップの順序又は要素の配列が明示的に述べられている場合を除き、各種ステップ又は要素間のいかなる特定の順序又は配列も意味していると解釈してはならない。
【0013】
以下の説明は本発明の効果的な教示として提示されている。このために、本発明の有益な成果を変わらず得ながら、本書に記載された本発明の各種態様に多くの変更がなし得ることを当業者は十分に認識するであろう。所望の利益の一部は他の特徴を利用することなく本発明の特徴の一部を選択することによって得られることもまた明白である。従って、本発明への多くの修正及び適応が可能であり、場合によっては望ましくさえあって、本発明の一部であることを当業者は認識するであろう。このように、以下の説明は、その限定としてではなく本発明の原理の例示として提示される。
【0014】
全体を通じて使用される通り、単数形「a」、「an」及び「the」は、文脈が明確に別様に示していない限り、複数の指示物も含む。従って、例えば「ファスナー」という言及は、文脈が別様に示していない限り、2個以上の当該ファスナーを含み得る。範囲は、「およそ」ある1個の値から、及び/又は「およそ」ある別の値までとして表現され得る。そのような範囲が表現された場合、別の態様はその特定の値から、及び/又は他の特定の値までを含む。同様に、先行する「およそ」の使用によって値が近似として表現された場合、その特定の値は別の態様を成す。更に、範囲の各々の端点は、他方の端点に関して、且つ他方の端点とは独立に、両方とも有意である。
【0015】
ここで使用する限り、用語「随意の」又は「随意で」は、以後に記述された特徴が存在してもしなくてもどちらでもよいこと及び、その記述は特徴が存在する事例及び存在しない事例を含むことを意味する。ここで使用する限り、語「又は」は、あるリストの任意の1構成員を意味し、更にはそのリストの構成員の任意の組合せも含む。更に、例えばとりわけ、「できる」、「できた」、「かもしれない」又は「できる」といった条件を表す言語は一般に、特定的に別様に述べていない限り、又は使用された文脈内で別様に理解されない限り、他の態様が含まない一方、特定の態様が特定の特徴、要素及び/又はステップを含むことを伝えるように意図している。従って、そのような条件を表す言語は一般に、特徴、要素及び/又はステップが1以上の特定の態様に何らかの形で必要であることを意味するように意図していない。とりわけ、「上」、「下」、「最も上」、「最も下」、「左」、「右」、「前」及び「後」といった方向を示す言及は、その構成要素及び方向が参照している単数又は複数の図に図示記載されている向きを指すように意図している。
【0016】
ファスニングテープ並びに関連する方法、システム、装置及び器械を開示する。1態様において、ファスニングテープは、本体、側壁、フックといった複数のファスナー、及びフランジを有する。開示したファスニングテープが多数の中のごく少数の例示的態様において説明されていることを当業者は理解するであろう。
【0017】
図1〜
図10に言及すれば、ファスニングテープ100は、第1端縁104及び第1端縁104の反対側の第2端縁106を有する本体102を備える。さらに、本体102は、第1端縁104と第2端縁106との間に各々延在する上面108及び底面302(
図3A〜
図3B参照)を含む。本体102は、第1端縁104から第2端縁106へ延びる方向である横方向110及び、横方向110に交差するように延びる縦方向112を画成する。
【0018】
ファスニングテープ100は、第1側壁114A及び第2側壁114Bを備える。第1側壁114A及び第2側壁114Bは、上面108から上方向に延出し、本体102の上面108に沿って縦方向112に延在する。
図1及び
図2に示すように、非限定的1実施例において、第1側壁114Aは、第1端縁104と第2側壁114Bとの間に配置され、第2側壁114Bは、第1側壁114Aと第2端縁106との間に配置される。
【0019】
第1側壁114A及び第2側壁114Bの各々は、任意の数の側壁構成要素を含み得る。第1側壁114A及び第2側壁114Bは、種々の形状の輪郭を有することができ、例示した配置構成に限らない。第1側壁114A及び第2側壁114Bは、成形プロセス中に第1側壁114Aと第2側壁114Bとの間の空間へのフォーム侵入の量を低減する防壁の働きをするために配置構成されている。
【0020】
また、
図1及び
図2に示すように、ファスニングテープ100は、本体102の上面108から上方向に延出する複数のファスナー118を備える。ファスナー118は、第1側壁114Aと第2側壁114Bとの間に配置される。少なくとも1個のファスナーを含む任意の適切な数のファスナー118がファスニングテープ100から延出し得る。ファスナー118は、一般にY字形、J字形などを含む、任意の適切な形状及び構成を有してよい。
図1及び
図2に示すように、ファスナー118は、第1側壁114Aと第2側壁114Bとの間で横方向110に延在する列に配列される。例示実施例では、ファスナー118の各列は4個のファスナー118を含むが、1列につき任意の適切な数のファスナー118が存在し得る。さらに、第1端縁104から第2端縁106までの距離であるファスニングテープ100の幅は必要に応じて調整できる。例えば、ファスニングテープ100の幅及び/又はファスナー118の寸法に応じて、更なる又はもっと少数のファスナー118がファスニングテープ100の幅にわたり存在し得る。
【0021】
図1〜
図10に言及すれば、ファスニングテープ100は、以下に限らないが鉄又は鉄合金といった磁気材料128A,128Bを含む。一部実施例では、磁気材料128A,128Bは、第1側壁114Aと第2側壁114Bとの間に配置できるが、必ずしもその必要はない。非限定的1実施例において、磁気材料128は鉄モノフィラメントであるが、他の任意の適切な磁気材料も存在し得る。
図1及び
図2に示す実施例では、磁気材料128は、縦方向112に延在し、一般に第1側壁114A及び第2側壁114Bに平行である。
【0022】
図1〜
図10に言及すれば、各種実施例において、ファスニングテープ100は、複数のファスナー118と第1端縁104との間に配置される第1フランジ140A、及び複数のファスナー118と第2端縁106との間に配置される第2フランジ140Bを備える。第1フランジ140Aは第1端縁104と第1側壁114Aとの間に配置され、第2フランジ140Bは第2端縁106と第2側壁114Bとの間に配置される。以下の検討は第1フランジ140Aに言及するが、以下の検討は第2フランジ140Bにも同様に適用可能である。各種実施例において、第1側壁114Aから第1端縁104までの距離はフランジ幅を画成する。一部実施例では、フランジ幅は、第1側壁114Aと第2側壁114Bとの間の距離のほぼ半分であってもよい。しかし、他の各種実施例では、フランジ幅は、第1側壁114Aと第2側壁114Bとの間の距離の半分よりも大きくてもよいし、又は第1側壁114Aと第2側壁114Bとの間の距離の半分よりも小さくてもよい。フランジ140A,140Bは、側壁114A,114Bの上面よりも下方に位置するフィン状の部分であって、成形プロセス後にフォーム160の中に埋没する部分である。フランジ140A,140Bの幅が増大することにより、フォーム160の中にフランジ140A,140Bをより深く配置させるのを助け、フランジ140A,140Bと係合するフォーム160の量が増大することになる(
図7〜
図8及び
図10参照)。またフランジ140A,140Bの幅が増大することにより、自動車その他の用途において、ファスニングテープ100をフォーム160内部に保持するのを助ける。ファスニングテープ100とフォーム160との間の付着量、つまり「フック対フォーム強さ」が、フランジのない、又はフランジの幅が狭いファスニングテープに比べてより増大するからである。
【0023】
図1及び
図2に示すように、一部実施例では、第1フランジ140Aは、上面108に画成され、第1側壁114Aと第1端縁104との間で縦方向112に延在する第1溝142を備える。第1フランジ140Aの非折曲部144が第1側壁114Aと第1溝142との間にあり、第1フランジ140Aの折曲部146が第1溝142と第1端縁104との間にある。折曲部146は、第1溝142に関して折られ、非折曲部144に対して種々の折曲角度に位置決めしてもよい。例えば、折曲部146は、非折曲部144に対してほぼ0°の角度に位置決めしてもよく(
図1、
図2、
図5及び
図7参照)、又は非折曲部144に対して0°以外の角度に位置決めしてもよい(
図3A、
図3B、
図4、
図6、
図9及び
図10参照)。0°以外の角度は、例えば45°、90°又は他の任意の所要の角度といった任意の適切な角度であることができる。一部実施例では、第1フランジ140Aの折曲部146は、第2フランジ140Bの折曲部146と同じ角度であってもよいし(
図1、
図3A及び
図3B参照)、又は第2フランジ140Bの折曲部の角度とは異なる角度であってもよい(
図6参照)。一部実施例では、第1溝142は、折曲部146を手で曲げられるようにする寸法とされるが、必ずしもその必要はない。
【0024】
各種実施例において、第1フランジ140Aは、縦方向112に延在し第1側壁114Aと第1端縁104との間に配置された複数の開口148を画成する。開口148は、液体ウレタン(又はファスニングテープ100が設置される他の材料)が第1フランジ140Aを貫通し、少なくとも部分的に開口148内部で硬化するフォーム160(
図7〜
図8及び
図10参照)を形成可能なように構成される。フォーム160が開口148を貫通可能にすることにより、自動車座席その他の用途において、ファスニングテープ100をフォーム160内部に保持するのを助ける。ファスニングテープ100とフォーム160との間の付着量、つまり「フック対フォーム強さ」が、開口148のないファスニングテープに比べてより増大するからである。
【0025】
本実施例において、開口148は縦方向112に延びており、それにより各開口148は第1端150及び第2端152を有する。一部実施例では、第1端150から第2端152までの距離、つまり開口148の長さはフランジ幅よりも大きいが、必ずしもその必要はない。他の各種実施例において開口148は種々の形状/寸法を有してよく、又は任意の適切な数の開口148が必要に応じて存在可能なことから、開口148の形状、寸法及び数を本開示に限定するものとみなしてはならない。
図1に示すように、一部実施例では、開口148が存在する場合、第1溝142は各開口148と交わる。一部実施例では、第1フランジ140Aの開口148は、第2フランジ140Bの開口148と横方向110で整列している。他の各種実施例では、第1フランジ140Aの開口148は、第2フランジ140Bの開口148に対して横方向110でオフセットされている。
【0026】
図4〜
図10に言及すれば、自動車座席といった種々の物品及び構成要素を成形するプロセスにおいて、ファスニングテープ100は型内部のトレンチ154に配置される。トレンチ154の磁石156(
図5〜
図8及び
図10参照)がファスニングテープ100の磁気材料128と協働して、ウレタン(又は他の材料)がファスニングテープ100のまわりに注入される際にファスニングテープ100を適所に保持する。
図7〜
図8及び
図10に示すように、ウレタンが硬化すると、ファスニングテープ100は座席クッションその他の所要の製品を形成するフォーム160内部に保持される。以下で詳述するように、トレンチ154の形状は、製造者、成形している構成要素又は種々の他の要因に応じて異なり得る。
【0027】
成形プロセスの重要な検討事項は、ウレタンの注入前にファスニングテープ100をトレンチ154に正しく配置させることである。トレンチ154でのファスニングテープ100の位置ずれは、ファスニングテープ100がフォーム160内部で不正に設置されることになり、フォーム侵入につながり得る。一部実施例では、
図5〜
図6に示すように、トレンチ154は、ファスニングテープが正しくトレンチ154に配置されるのを妨げ得る壁158又は他の障害物を含むこともある。
図6に示すように、ファスニングテープ100に関して、第1フランジ140A(及び/又は第2フランジ140B)の折曲部146は、第1溝142で非折曲部144に対して所要の角度に折られ、それによりファスニングテープ100は壁158に対して正しく配置され得る。
【0028】
別の重要な検討事項は、ファスニングテープ100をフォーム160内部に保持するためのフック対フォーム強さである。各種実施例において、ファスニングテープ100に適用され得る様々な剥離力又は他の力にファスニングテープ100が抵抗し得るように、ファスニングテープ100はファスニングテープ100とフォーム160との間に比較的強い付着を有することが望ましいとしてよい。十分なフック対フォーム強さがなければ、これらの剥離力又は他の力はファスニングテープ100をフォーム160から不必要に分離させ得る。一部実施例では、成形プロセス中又は使用中に剥離力がファスニングテープ100に加えられることもある。
【0029】
図7に示すように、一部実施例では、トレンチ154は段差トレンチであり、ウレタンが導入される時に、ファスニングテープ100とフォーム160の頂部との間の厚さ159が強いアンダーカット効果を生じ、それがファスニングテープ100をフォーム160内部に保持するのを助ける(すなわち、フック対フォーム強さは一般にファスニングテープ100をフォーム160内部に保持するために強力である)。他の実施例では、
図8に示すように、トレンチ154は段差のないフラットトレンチである。
図8に示す実施例において、ファスニングテープ100をフォーム160内部に保持するファスニングテープ100とフォーム160の頂部との間の厚さ159は、
図7に示すものよりも小さい。
図8に示されたフォーム160のこの縮小した厚さ159は、ファスニングテープ100を保持するために比較的弱いアンダーカット効果を生じる(すなわち、フック対フォーム強さは一般にフラットトレンチにおいて弱い)。
【0030】
図9及び
図10に言及すれば、フォーム160内部でのファスニングテープ100のアンダーカット効果を高める(従ってフック対フォーム強さを増大する)ために、第1フランジ140A及び第2フランジ140Bの折曲部146は、第1溝142によって第1フランジ140A及び第2フランジ140Bの非折曲部144に対して0°以外の角度で曲げられる。
図10に示すように、折曲部146の曲げは、ファスニングテープ100のフランジ140A及び140Bとフォーム160の頂部との間のフォーム160の厚さ159を増すのを助ける。フォーム160の厚さ159を増すことにより転じてアンダーカット効果を高め、フック対フォーム強さを増大させる。第1溝142によって折曲部146を曲げることは、種々の他の形式のトレンチ154の中でも、段差トレンチ及び段差のないトレンチの両方においてフック対フォーム強さを増大させるために使用してもよい。
【0031】
図11及び
図12は、ファスニングテープ200の第1フランジ140A(及び随意で第2フランジ140B)が第1溝142、及び上面108に画成された第2溝260を含むこと以外、ファスニングテープ100とほとんど類似であるファスニングテープ200の実施例を図示している。第1溝142と同様、第2溝260は第1側壁114Aと第1端縁104との間で縦方向112に延在する。
図11及び
図12に示すように、一部実施例では、
第1溝142は
第2溝260と第1端縁104との間にある。図示の通り、
第1溝142は各種実施例において開口148の第1端150と隣り合う開口148の第2端152との間に延在する。
第1溝142は、横方向110でほぼ中間に開口148の長さに沿って配置されるが、必ずしもその必要はない。例示実施例では、
第2溝260は開口148と交わらない。
【0032】
各種実施例において、第1フランジ140Aの非折曲部144は第1側壁114Aと
第2溝260との間にあり、折曲部146は第1溝142と第2溝260との間にあり、第2折曲部262は
第1溝142と第1端縁104との間にある。これらの実施例において、第2折曲部262は、非折曲部144及び折曲部146に対して種々の折曲角度に位置決めしてよい。同様にして、折曲部146は、非折曲部144及び第2折曲部262に対して種々の折曲角度に位置決めしてよい。他の各種実施例では、付加的な折曲部が画成され得るように、縦方向112に延在する付加的な溝を設けてもよい。
【0033】
図13〜
図15及び
図17は、ファスニングテープ100とほとんど類似であるファスニングテープ300の実施例を図示しているが、開口148が除かれ、ファスニングテープ300の第1フランジ140A(及び随意で第2フランジ140B)は、複数の横方向スリット364を更に備える。これらの実施例において、横方向スリット364は第1フランジ140Aに沿って一定間隔で画成されているが、必ずしもその必要はない。各横方向スリット364は、第1端縁104付近から第1側壁114A付近まで横方向110に延在し、第1端縁104付近に外端部366及び第1側壁114A付近に内端部368を含む。一部実施例では、外端部366は第1端縁104まで及んでおり、それにより横方向スリット開口370が第1端縁104に画成される。他の実施例では、外端部366は第1端縁104から離され、横方向スリット開口370は除かれる(
図31及び
図32参照)。外端部366が第1端縁104から離れている場合、第1フランジ140Aの架橋部881が横方向スリット364の外端部366と第1端縁104との間に存在する(
図31及び
図32参照)。
【0034】
図13及び
図14に示すように、第1溝142は横方向スリット364の各々と交わるが、必ずしもその必要はない。一部実施例では、第1溝142は横方向スリット364の各々と、外端部366と内端部368との間で交わる(
図13及び
図14参照)。他の実施例では、第1溝142は横方向スリット364の各々と内端部368で交わる。各種実施例において、横方向スリット364は第1溝142に対してほぼ垂直であるが、必ずしもその必要はない。
図13及び
図14に示すように、各横方向スリット364は、各種実施例においてフランジ幅よりも小さいスリット幅Wを有する。一部実施例では、第1フランジ140Aの横方向スリット364は、第2フランジ140Bの横方向スリット364と横方向110で整列している(
図14参照)。他の実施例では、第1フランジ140Aの横方向スリット364は、第2フランジ140Bの横方向スリット364に対して横方向110でオフセットされている。
【0035】
横方向スリット364は、備わった場合、ファスニングテープ100に縦方向112で柔軟性を与えることができ、それによりファスニングテープ300は多様な形状のトレンチ表面に良好に適合するようになる。例えば、
図16に示すように、成形プロセスによっては、トレンチ154は凸面トレンチであってもよいし、種々の他の非直線形状を有してもよい。
図16に示すように、横方向スリット364のないファスニングテープ100は、トレンチ154の形状に適合するのが難しいこともある。他方、
図17に示すように、ファスニングテープ300は、横方向スリット364が縦方向112に柔軟性を与えるので、凸面トレンチ154の表面により良好に適合できる。
【0036】
図18〜
図20は、複数の結合したファスニングテープセグメント472を有するファスニングテープ400の別の実施例を図示している。各々のファスニングテープセグメント472はファスニングテープ300と同様に造られている。図示の通り、各々のファスニングテープセグメント472は、上面108から上方向に延出するバリア壁474も有する。図示の通り、ファスニングテープセグメント472はフレキシブル要素476によって互いに連結されている。
【0037】
図21〜
図24は、ファスニングテープ400の第1フランジ140A(及び随意で第2フランジ140B)が突起578を更に含むこと以外、ファスニングテープ300とほとんど類似であるファスニングテープ500の実施例を図示している。図示の通り、突起578は、上面108から上方向に延出し上面108に沿って縦方向112に延在する。突起578は第1側壁114Aと第1端縁104との間に配置される。一部実施例では、突起578は第1溝142と第1端縁104との間に配置される。
図21、
図22及び
図24に示すように、横方向スリット364は突起578に対して直角である。一部実施例では、横方向スリット364は突起578と交わってもよいし、突起578の構成要素間に延在してもよい。
【0038】
各種実施例において、第1側壁114Aから突起578までの距離は第1側壁114Aの高さよりも大きいが、必ずしもその必要はない。突起578の高さは、第1側壁114Aの高さとほぼ同じであるか、第1側壁114Aの高さよりも小さいか、又は第1側壁114Aの高さよりも大きくてもよい。
【0039】
例示実施例では、突起578は複数の台地部及び谷部を含む。台地部及び谷部は一定間隔又は不規則間隔で存在し得る。突起578は多様な形状の輪郭を有してよく、例示の配置構成に限らない。一部実施例では、突起578は複数の台地部及び谷部を持たない。一部実施例では、第1側壁114Aと同様、突起578は多数の外壁構成要素を含み得る。突起578は、成形プロセス中に第1フランジ140Aに対して支持を与え、ファスニングテープ500のフック対フォーム強さを高めるために配置構成される。
【0040】
図25〜
図27は、ファスニングテープ600がフレキシブル要素476によって互いに連結されたファスニングテープセグメント472を含むという点でファスニングテープ400と類似であるファスニングテープ600を図示している。ファスニングテープ600の各々のファスニングテープセグメント472はファスニングテープ500と類似の構成を有する。
【0041】
図28〜
図30は、ファスニングテープ700が複数の開口148を更に含むこと以外、ファスニングテープ300とほとんど類似であるファスニングテープ700を図示している。図示の通り、横方向スリット364の各々は隣り合う開口148の間に延在する。
【0042】
図31〜
図34は、ファスニングテープ800が複数の横方向スリット364を含むという点でファスニングテープ300と類似であるファスニングテープ800の実施例を図示している。
図31及び
図32に示すように、横方向スリット364の外端部366は第1端縁104から離れており、それにより横方向スリット364は第1端縁104まで及ばない。これらの実施例において、第1フランジ140Aの架橋部881は、横方向スリット364の外端部366と第1端縁104との間に存在する。他の実施例では、外端部366は第1端縁104にあり、それにより横方向スリット開口370が画成される(
図35参照)。
【0043】
ファスニングテープ300と比較すると、ファスニングテープ800は第1溝142を含まないが、代わりに複数の縦方向スリット880を含み、各縦方向スリット880は対応する横方向スリット364と交わる。一部実施例では、第1フランジ140A及び第2フランジ140Bの両方が縦方向スリット880及び横方向スリット364を含む場合、第1フランジ140Aの縦方向スリット880及び横方向スリット364は、第2フランジ140Bの縦方向スリット880及び横方向スリット364と横方向110で整列され得る。他の実施例では、第1フランジ140Aの縦方向スリット880及び横方向スリット364は、第2フランジ140Bの縦方向スリット880及び横方向スリット364に対して横方向110でオフセットされている。
【0044】
一部実施例では、縦方向スリット880は、対応する横方向スリット364に対してほぼ垂直であるが、必ずしもその必要はない。各種実施例において、各縦方向スリット880は随意で第1スリット部882及び第2スリット部884を含み、縦方向112で第1スリット部882は横方向スリット364の一方側にあり、第2スリット部884は横方向スリット364の他方側にある。特定の実施例において、横方向スリット364は、第1スリット部882と交わる第1円弧部886及び第2スリット部884と交わる第2円弧部888を含む。他の各種実施例では、横方向スリット364は、種々の他の角度又は構成で縦方向スリット880と交わってもよい。一部実施例では、横方向スリット364は、円弧部886、888を含まず、代わりに縦方向スリット880と直角(
図36参照)又は種々の他の角度で交わる。
【0045】
図31に示すように、各種実施例において、第1側壁114Aと第1端縁104との間で横方向110に複数のリブ890が延在する。一部実施例では、複数の縦方向スリット880は複数のリブ890のうちの少なくとも一部と交わる。複数のリブ890は第1フランジ140Aの厚さを補強し得る。また、第2フランジ140Bも必要に応じて複数のリブ890を含み得る。両方のフランジ140A,140Bに備わった場合、第1フランジ140Aのリブ890は第2フランジ140Bのリブ890と整列していてもオフセットされていてもよい。
【0046】
図34に言及すれば、縦方向スリット880及び横方向スリット364は、ファスニングテープ800に引張力883が加わった時にフィン892を生じるために設けられ得る。ファスニングテープ800において、各々のフィン892は、隣り合う横方向スリット364間の第1フランジ140Aの部分である。ファスナー118及び磁気材料128A,128Bを備えるファスニングテープ800の本体102に引張力883が加わった時(ファスナー118及び磁気材料128A,128Bは
図34には図示していない)、横方向スリット364の外端部366と第1端縁104との間の第1フランジ140Aの部分(上記架橋部881に相当)は壊れてフィン892を形成する。
図34に示すように、ファスニングテープ800が引っ張られた時、フィン892は、フィン892のないファスニングテープに比べてより大きい表面積にわたるフォーム160との複数の接触点でフォーム160と係合し続け得る。フィン892によって生じたより大きい表面積にわたるフォーム160とのこれらの接触点は、引張力883から剪断力885を生じ、それがフック対フォーム強さを増大させる。各種実施例において、第1フランジ140Aの縦方向スリット880及び横方向スリット364を、第2フランジ140Bの縦方向スリット880及び横方向スリット364に対して横方向110にずらすことにより、第1フランジ140A及び第2フランジ140Bの縦方向スリット880及び横方向スリット364が横方向110で整列したファスニングテープに比べて、ある面積でより低い剪断力885をファスニングテープ800に与えられる。この低い剪断力885は、そうでなければ剪断力885が過度に大きい場合に起こり得る引き裂きを低減するのを助け得る。
【0047】
一部実施例では、横方向スリット364は、縦方向スリット880のほぼ中間で縦方向スリット880と交わり、それにより横方向スリット364及び縦方向スリット880はT字形のフィン892を形成する。しかし、他の各種実施例では、横方向スリット364は縦方向スリット880の長さに沿った種々の他の位置で縦方向スリット880と交わり、種々の他の形状を有するフィン892を形成してもよい。非限定的1実施例として、横方向スリット364は縦方向スリット880の両端の一方で縦方向スリット880と交わり、T字形ではなくL字形のフィン892を形成してもよい。
【0048】
図35は、ファスニングテープ800とほとんど類似であるファスニングテープ1900を図示している。例えば、ファスニングテープ1900は、第1溝142を含まず、代わりに複数の縦方向スリット880を含む。ファスニングテープ800と比較すると、ファスニングテープ1900では、横方向スリット364の外端部366は第1端縁104にあり、横方向スリット開口370を画成する。この実施例では、壊れてフィン892を形成するような第1フランジ140Aの部分が横方向スリット364の外端部366と第1端縁104との間にまったく存在しないので、フィン892は予め成形される。
【0049】
図36は、ファスニングテープ800とほとんど類似であるファスニングテープ900を図示している。例えば、ファスニングテープ900は、第1溝142を含まず、代わりに複数の縦方向スリット880を含む。ファスニングテープ800と比較すると、ファスニングテープ900では、横方向スリット364の円弧部886及び888が除かれている。この実施例では、縦方向スリット880は、横方向スリット364の内端部368と交わる。しかし、他の各種実施例では、縦方向スリット880は、横方向スリット364の内端部368と外端部366との間で交わる。
【0050】
図37〜
図39は、ファスニングテープ800とほとんど類似であるファスニングテープ1000を図示している。例えば、ファスニングテープ1900は、第1溝142を含まず、代わりに複数の縦方向スリット880を含む。ファスニングテープ800と比較すると、ファスニングテープ1000では、ファスニングテープ800に比べて横方向スリット364の幅Wが増大しているとともに、縦方向スリット880の長さXが増大している。ファスニングテープ900と同様、ファスニングテープ1000においてフィン892は予め成形される。
【0051】
図40〜
図42は、ファスニングテープ1000とほとんど類似であるファスニングテープ1100を図示している。例えば、ファスニングテープ1900は、第1溝142を含まず、代わりに複数の縦方向スリット880を含む。ファスニングテープ1100と比較すると、ファスニングテープ1000では、ファスニングテープ1100の第1フランジ140A(及び随意で第2フランジ140B)は、隣り合う横方向スリット364間に複数の離間切欠き1194を更に含む。図示の通り、離間切欠き1194は第1端縁104から第1側壁114A付近まで延在する。ファスニングテープ900と同様、ファスニングテープ1100においてフィン892は予め成形される。各種実施例において、離間切欠き1194は、ファスニングテープ1100に沿ってフィン892を更に離間し、ファスニングテープ1100とフォームとの間の付着を更に向上させ得る。
図40及び
図41に示すように、離間切欠き1194は、ファスニングテープ1000のT字形のフィン892に対してL字形のフィン892を形成するのを助ける。
【0052】
図43〜
図45は、横方向スリット364の幅W(
図44参照)がファスニングテープ500に比べて増大していること以外、ファスニングテープ500と類似であるファスニングテープ1200を図示している。一部実施例では、第1フランジ140Aの横方向スリット364は、第2フランジ140Bの横方向スリット364とオフセットされている。各種実施例において、ファスニングテープ1200の横方向スリット364の幅Wは、ファスニングテープ1200の隣り合うスリット364の隣り合う端縁間の距離とほぼ同じであるが、必ずしもその必要はない。加えて、第1フランジ140Aの横方向スリット364は、第2フランジ140Bの横方向スリット364とオフセットされており、それによりジグザクパターンが形成される。他の実施例では、ファスニングテープ500と同様、第1フランジ140A及び第2フランジ140Bの横方向スリット364は整列され得る。
【0053】
図46〜
図48は、ファスニングテープ600と類似であり、フレキシブル要素476によって互いに連結されたファスニングテープセグメント472を含むファスニングテープ1300を図示している。ファスニングテープ1300の各々のファスニングテープセグメント472は、ファスニングテープ1200と類似の構成を有する。しかし、ファスニングテープ600と比較すると、ファスニングテープ1300の横方向スリット364の幅Wは増大している。各種実施例において、ファスニングテープ1300の横方向スリット364の幅W(
図47参照)はファスニングテープ1300の隣り合う横方向スリット364の隣り合う端縁間の距離とほぼ同じであるが、必ずしもその必要はない。さらに、ファスニングテープ1300の第1フランジ140Aの横方向スリット364は、ファスニングテープ1300の第2フランジ140Bの横方向スリット364とオフセットされており、それによりジグザクパターンが形成される。他の実施例では、ファスニングテープ600と同様、第1フランジ140A及び第2フランジ140Bの横方向スリット364は整列され得る。
【0054】
図49及び
図50は、横方向スリット364の形状が変更されていること、及び第1溝142が形成されていないこと以外、ファスニングテープ1200と類似であるファスニングテープ1400を図示している。一部実施例では、突起578は、第1端縁104と第1側壁114Aとの間において、横方向スリット364の内端部368よりも第1端縁104寄りの位置に配置されている。一部実施例では、突起578は、第2端縁106と第2側壁114Bとの間において、横方向スリット364の内端部368よりも第2端縁106寄りの位置に配置されている。一部実施例では、突起578は、第1側壁114A及び第2側壁114Bの高さと同じ又は第1側壁114A及び第2側壁114Bより低く形成されている。一部実施例では、横方向スリット364の形状は、第1端縁104及び第2端縁106をウェーブ形状にするような形状である。具体的には、横方向スリット364の内端部368及び外端部366が円弧状に形成されている。
【0055】
ファスニングテープ1400によれば、横方向スリット364が形成されるため、第1フランジ140A及び第2フランジ140Bに柔軟性があり、トレンチ154に対する追従性を向上することができる。また、ファスニングテープ1400によれば、突起578が、第1側壁114A及び第2側壁114Bの高さと同じ又は第1側壁114A及び第2側壁114Bより低く形成されるため、成形プロセス時におけるファスナー領域へのフォームの侵入を抑制することができる。また、ファスニングテープ1400では、突起578が、ファスナー118の突出方向と同じ方向に突出しているため、ファスニングテープ同士の絡まりを抑制することができ、ファスニングテープの取り扱いを容易にすることができる。また、ファスニングテープ1400によれば、第1端縁104及び第2端縁106がウェーブ形状に形成されるため、ファスニングテープ同士の絡まりを抑制することができ、ファスニングテープの取り扱いを容易にすることができる。
【0056】
図51及び
図52は、第1溝142が形成されていないこと以外、ファスニングテープ1200と類似であるファスニングテープ1500を図示している。一部実施例では、突起578は、第1端縁104と第1側壁114Aとの間において、横方向スリット364の内端部368よりも第1端縁104寄りの位置に配置されている。一部実施例では、突起578は、第2端縁106と第2側壁114Bとの間において、横方向スリット364の内端部368よりも第2端縁106寄りの位置に配置されている。一部実施例では、突起578は、第1側壁114A及び第2側壁114Bの高さと同じ又は第1側壁114A及び第2側壁114Bより低く形成されている。
【0057】
ファスニングテープ1500によれば、横方向スリット364が形成されるため、第1フランジ140A及び第2フランジ140Bに柔軟性があり、トレンチ154に対する追従性を向上することができる。また、ファスニングテープ1500によれば、突起578が、第1側壁114A及び第2側壁114Bの高さと同じ又は第1側壁114A及び第2側壁114Bより低く形成されるため、成形プロセス時におけるファスナー領域へのフォームの侵入を抑制することができる。また、ファスニングテープ1500では、突起578が、ファスナー118の突出方向と同じ方向に突出しているため、ファスニングテープ同士の絡まりを抑制することができ、ファスニングテープの取り扱いを容易にすることができる。
【0058】
本書に述べた概念に従った多様な種類の実施形態の追加説明を示す、「EC」(実施例の組合せ)として明示的に列挙した少なくとも数例を含む例示的な実施形態の集合を以下に提示する。これらの実施例は互いに排他的、網羅的又は限定的であるように意図しておらず、本発明はこれらの例示実施形態に限定されず、むしろ、請求したクレーム及びそれらの等価物の範囲内の全部の可能な修正及び変更を包含する。
【0059】
EC1.ファスニングテープであって、第1端縁、第1端縁の反対側の第2端縁、第1端縁と第2端縁との間に延在する底面、及び第1端縁と第2端縁との間に延在する上面を含む本体を備え、本体は、第1端縁から第2端縁への横方向及び横方向に対して直交する縦方向を画成しており、本体の上面から上方向に延出し第1端縁と第2端縁との間に配置された第1側壁と、本体の上面から上方向に延出し第1側壁と第2端縁との間に配置された第2側壁と、本体の上面から上方向に延出し、第1側壁と第2側壁との間に配置され、本体の横方向に延在する列に配列された複数のファスナーと、上面に画成され第1側壁と第1端縁との間で縦方向に延在する第1溝と、上面に画成され第2側壁と第2端縁との間で縦方向に延在する第2溝と、を備え、第1溝は、第1溝と第1端縁との間に配置される第1折曲部及び第1溝と第1側壁との間に配置される第1非折曲部を画成しており、第2溝は、第2溝と第2端縁との間に配置される第2折曲部及び第2溝と第2側壁との間に配置される第2非折曲部を画成しており、第1側壁と第1端縁との間にあって、且つ第1端縁付近から第1側壁付近まで横方向に延在する複数の第1横方向スリットを備える、第1フランジと、第2側壁と第2端縁との間にあって、且つ第2端縁付近から第2側壁付近まで横方向に延在する複数の第2横方向スリットを備える、第2フランジと、を備え、第1折曲部は、第1非折曲部に対して位置決め可能であり、第2折曲部は、第2非折曲部に対して位置決め可能であり、複数の第1横方向スリットの各第1横方向スリットの幅は、隣り合う第1横方向スリットの隣り合う端縁間の距離とほぼ同じであり、複数の第2横方向スリットの各第2横方向スリットの幅は、隣り合う第2横方向スリットの隣り合う端縁間の距離とほぼ同じである、ファスニングテープ。
【0060】
EC2.複数の第1横方向スリットの各第1横方向スリットは第1端縁から第1側壁付近まで延在しており、複数の第2横方向スリットの各第2横方向スリットは第2端縁から第2側壁付近まで延在する、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0061】
EC3.第2横方向スリットは、第1横方向スリットと横方向でオフセットされている、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0062】
EC4.第1横方向スリットは、第2横方向スリットと横方向で整列している、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0063】
EC5.第1溝は、複数の第1横方向スリットの各第1横方向スリットと交わる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0064】
EC6.第1溝は、各第1横方向スリットの外端部と内端部との間において、複数の第1横方向スリットの各第1横方向スリットと交わる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0065】
EC7.本体の上面から上方向に延出し第1端縁と第1溝との間に配置された第1突起を更に備え、第1突起は、複数の第1横方向スリットの各第1横方向スリットと交わる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0066】
EC8.各第1横方向スリットの外端部は第1端縁又はその近くにある、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0067】
EC9.第1横方向スリットは第1溝に対してほぼ垂直である、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0068】
EC10.ファスニングテープは、フレキシブル要素によって互いに連結された複数のファスニングテープセグメントを備える、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0069】
EC11.縦方向に延在する少なくとも1つの磁気部を更に備える、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0070】
EC12.ファスニングテープであって、第1端縁、第1端縁の反対側の第2端縁、第1端縁と第2端縁との間に延在する底面、及び第1端縁と第2端縁との間に延在する上面を含む本体を備え、本体は、第1端縁から第2端縁への横方向及び横方向に対して直交する縦方向を画成しており、本体の上面から上方向に延出し第1端縁と第2端縁との間に配置された第1側壁と、本体の上面から上方向に延出し第1側壁と第2端縁との間に配置された第2側壁と、本体の上面から上方向に延出し、第1側壁と第2側壁との間に配置され、本体の横方向に延在する列に配列された複数のファスナーと、上面に画成され第1側壁と第1端縁との間で縦方向に延在する第1溝と、上面に画成され第2側壁と第2端縁との間で縦方向に延在する第2溝と、を備え、第1溝は、第1溝と第1端縁との間に配置される第1折曲部及び第1溝と第1側壁との間に配置される第1非折曲部を画成しており、第2溝は、第2溝と第2端縁との間に配置される第2折曲部及び第2溝と第2側壁との間に配置される第2非折曲部を画成しており、第1側壁と第1端縁との間にあって、且つ第1端縁付近から第1側壁付近まで横方向に延在する複数の第1横方向スリットを備える、第1フランジと、第2側壁と第2端縁との間にあって、且つ第2端縁付近から第2側壁付近まで横方向に延在する複数の第2横方向スリットを備える、第2フランジと、を備え、第1折曲部は、第1非折曲部に対して位置決め可能であり、第2折曲部は、第2非折曲部に対して位置決め可能であり、第2横方向スリットは、第1横方向スリットと横方向でオフセットされている、ファスニングテープ。
【0071】
EC13.複数の第1横方向スリットの各第1横方向スリットの幅は、隣り合う第1横方向スリットの隣り合う端縁間の距離とほぼ同じであり、複数の第2横方向スリットの各第2横方向スリットの幅は、隣り合う第2横方向スリットの隣り合う端縁間の距離とほぼ同じである、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0072】
EC14.複数の第1横方向スリットの各第1横方向スリットは、第1端縁から第1側壁付近まで延在しており、複数の第2横方向スリットの各第2横方向スリットは、第2端縁から第2側壁付近まで延在する、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0073】
EC15.第1溝は、複数の第1横方向スリットの各第1横方向スリットと交わる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0074】
EC16.本体の上面から上方向に延出し第1端縁と第1溝との間に配置された第1突起を更に備え、第1突起は、複数の第1横方向スリットの各第1横方向スリットと交わる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0075】
EC17.各第1横方向スリットの外端部は第1端縁又はその近くにある、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0076】
EC18.第1横方向スリットの交わりは第1溝に対してほぼ垂直である、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0077】
EC19.ファスニングテープは、フレキシブル要素によって互いに連結された複数のファスニングテープセグメントを備える、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0078】
EC20.縦方向に延在する少なくとも1つの磁気部を更に備える、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0079】
EC21.ファスニングテープであって、第1端縁、第1端縁の反対側の第2端縁、第1端縁と第2端縁との間に延在する底面、及び第1端縁と第2端縁との間に延在する上面を含む本体を備え、本体は、第1端縁から第2端縁への横方向及び横方向に対して直交する縦方向を画成しており、本体の上面から上方向に延出し第1端縁と第2端縁との間に配置された第1側壁と、本体の上面から上方向に延出し第1側壁と第2端縁との間に配置された第2側壁と、本体の上面から上方向に延出し、第1側壁と第2側壁との間に配置され、本体の横方向に延在する列に配列された複数のファスナーと、上面に画成され第1側壁と第1端縁との間で縦方向に延在する第1溝と、上面に画成され第2側壁と第2端縁との間で縦方向に延在する第2溝と、を備え、第1溝は、第1溝と第1端縁との間に配置される第1折曲部及び第1溝と第1側壁との間に配置される第1非折曲部を画成しており、第2溝は、第2溝と第2端縁との間に配置される第2折曲部及び第2溝と第2側壁との間に配置される第2非折曲部を画成しており、第1側壁と第1端縁との間にあって、且つ第1端縁付近から第1側壁付近まで横方向に延在する複数の第1横方向スリットを備える、第1フランジと、第2側壁と第2端縁との間にあって、且つ第2端縁付近から第2側壁付近まで横方向に延在する複数の第2横方向スリットを備える、第2フランジと、を備え、第1折曲部は、第1非折曲部に対して位置決め可能であり、第2折曲部は、第2非折曲部に対して位置決め可能であり、第2横方向スリットは、第1横方向スリットと横方向で整列している、ファスニングテープ。
【0080】
EC22.複数の第1横方向スリットの各第1横方向スリットの幅は、隣り合う第1横方向スリットの隣り合う端縁間の距離とほぼ同じであり、複数の第2横方向スリットの各第2横方向スリットの幅は、隣り合う第2横方向スリットの隣り合う端縁間の距離とほぼ同じである、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0081】
EC23.複数の第1横方向スリットの各第1横方向スリットは、第1端縁から第1側壁付近まで延在しており、複数の第2横方向スリットの各第2横方向スリットは、第2端縁から第2側壁付近まで延在する、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0082】
EC24.第1溝は、複数の第1横方向スリットの各第1横方向スリットと交わる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0083】
EC25.第1溝は、各第1横方向スリットの外端部と内端部との間において、複数の第1横方向スリットの各第1横方向スリットと交わる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0084】
EC26.本体の上面から上方向に延出し第1端縁と第1溝との間に配置された第1突起を更に備え、第1突起は、複数の第1横方向スリットの各第1横方向スリットと交わる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0085】
EC27.各第1横方向スリットの外端部は第1端縁又はその近くにある、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0086】
EC28.第1横方向スリットは第1溝に対してほぼ垂直である、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0087】
EC29.ファスニングテープは、フレキシブル要素によって互いに連結された複数のファスニングテープセグメントを備える、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0088】
EC30.縦方向に延在する少なくとも1つの磁気部を更に備える、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0089】
EC31.第1折曲部は、第1非折曲部に対してほぼ0°の角度にある、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0090】
EC32.第1折曲部は、第1非折曲部に対して0°以外の角度にある、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0091】
EC33.第1折曲部は、第1非折曲部に対して45°の角度に位置決めされる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0092】
EC34.第1折曲部は、第1非折曲部に対して90°の角度に位置決めされる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0093】
EC35.第1非折曲部に対する第1折曲部の角度は、おおよそ第2非折曲部に対する第2折曲部の角度である、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0094】
EC36.第1非折曲部に対する第1折曲部の角度は、第2非折曲部に対する第2折曲部の角度と異なる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0095】
EC37.ファスニングテープであって、第1端縁、第1端縁の反対側の第2端縁、及び上面を含む本体と、本体の上面において第1端縁と第2端縁との間に配置される複数のファスナーと、複数のファスナーと第1端縁との間に配置される第1フランジと、を備え、本体は、第1端縁から第2端縁への横方向及び横方向に対して直交する縦方向を画成しており、第1フランジは、本体の上面において縦方向に延在する第1溝と、横方向に延在する複数の第1横方向スリットと、を備え、第1フランジは、第1溝と第1端縁との間に配置される第1折曲部、及び第1溝と複数のファスナーとの間に配置される第1非折曲部を画成しており、第1折曲部は、第1非折曲部に対して位置決め可能であり、複数の横方向スリットのうちの少なくとも1つの第1横方向スリットは第1溝と交わる、ファスニングテープ。
【0096】
EC38.複数のファスナーと第1フランジの第1溝との間に配置される第1側壁と、複数のファスナーと第2端縁との間に配置される第2側壁と、第2側壁と第2端縁との間に配置される第2フランジと、を更に備え、第2フランジは、本体の上面において縦方向に延在する第2溝と、横方向に延在する複数の第2横方向スリットと、を備え、第2フランジは、第2溝と第2端縁との間に配置される第2折曲部、及び第2溝と第2側壁との間に配置される第2非折曲部を画成しており、第2折曲部は、第2非折曲部に対して位置決め可能であり、複数の第2横方向スリットのうちの少なくとも1つの第2横方向スリットは第2溝と交わる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0097】
EC39.複数の第1横方向スリットの各第1横方向スリットは、内端部及び外端部を備え、各第1横方向スリットの外端部は第1端縁にあり、それにより、各第1横方向スリットは第1端縁に横方向スリット開口を備える、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0098】
EC40.複数の第1横方向スリットの各第1横方向スリットは、内端部及び外端部を備え、各第1横方向スリットの外端部は第1端縁から離れており、第1フランジは、各第1横方向スリットの外端部と第1端縁との間に架橋部を備える、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0099】
EC41.第1溝は、複数の横方向スリットの各第1横方向スリットと交わる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0100】
EC42.第1溝は、少なくとも1つの第1横方向スリットの外端部と内端部との間において、複数の第1横方向スリットのうちの少なくとも1つの第1横方向スリットと交わる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0101】
EC43.第1フランジは、第1端縁と第1溝との間に配置される突起を更に備え、突起は、複数の第1横方向スリットの各第1横方向スリットと交わる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0102】
EC44.ファスニングテープは、フレキシブル要素によって互いに連結された複数のファスニングテープセグメントを備える、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0103】
EC45.ファスニングテープであって、第1端縁、第1端縁の反対側の第2端縁、及び上面を含む本体と、本体の上面において第1端縁と第2端縁との間に配置される複数のファスナーと、複数のファスナーと第1端縁との間に配置されるフランジと、を備え、本体は、第1端縁から第2端縁への横方向及び横方向に対して直交する縦方向を画成しており、フランジは、本体の上面において縦方向に延在する溝と、複数の開口と、を備え、フランジは、溝と第1端縁との間に配置される折曲部、及び溝と複数のファスナーとの間に配置される非折曲部を画成しており、複数の開口のうちの少なくとも1つの開口は溝と交わる、ファスニングテープ。
【0104】
EC46.複数の開口の各開口は縦方向に延びており、それにより、各開口は、第1端及び第2端を有する、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0105】
EC47.複数の開口の各開口は、溝と交わる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0106】
EC48.溝は、複数の開口の各開口の第1端及び第2端と交わる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0107】
EC49.溝は、各開口の第1端及び第2端とオフセットした位置において、複数の開口の各開口と交わる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0108】
EC50.フランジは、横方向に延在する複数の横方向スリットを更に備え、各横方向スリットは、隣り合う開口間に配置され、溝は、複数の横方向スリットの各横方向スリットと交わる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0109】
EC.51.溝は、第1溝であり、フランジは、本体の上面において縦方向に延在する第2溝を更に備え、第2溝は、第1溝と複数のファスナーとの間にあり、それにより、第2溝は、複数の開口と交わらない、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0110】
EC52.ファスニングテープであって、第1端縁、第1端縁の反対側の第2端縁、及び上面を含む本体と、本体の上面において第1端縁と第2端縁との間に配置される複数のファスナーと、複数のファスナーと第1端縁との間に配置されるフランジと、を備え、本体は、第1端縁から第2端縁への横方向及び横方向に対して直交する縦方向を画成しており、フランジは、縦方向に延在する複数の縦方向スリットと、横方向に延在する複数の横方向スリットと、を備え、複数の横方向スリットの各横方向スリットは、複数の縦方向スリットの対応する縦方向スリットと交わる、ファスニングテープ。
【0111】
EC53.各縦方向スリットは、第1スリット部及び第2スリット部を備え、各横方向スリットは、第1スリット部と交わる第1円弧部、及び対応する縦方向スリットの第2スリット部と交わる第2円弧部を備える、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0112】
EC54.各横方向スリットは、対応する縦方向スリットの第1端と第2端との間の中間位置で対応する縦方向スリットと交わる、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0113】
EC55.複数の横方向スリットの各横方向スリットは、内端部及び外端部を備え、各横方向スリットの外端部は第1端縁にあり、それにより、各横方向スリットは第1端縁に横方向スリット開口を備える、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0114】
EC56.複数の横方向スリットの各横方向スリットは、内端部及び外端部を備え、各横方向スリットの外端部は第1端縁から離れており、フランジは、各横方向スリットの外端部と第1端縁との間に架橋部を備える、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0115】
EC57.フランジは、複数の離間切欠きを更に備え、各離間切欠きは、複数の横方向スリットの隣り合う横方向スリット間に配置される、上記又は以降の実施例組合せのいずれかのファスニングテープ。
【0116】
上記の態様は、単に本開示の原理の明確な理解のために述べた、具体化の想定可能な実施例にすぎない。本開示の精神及び原理を逸脱しなければ上記の実施形態(複数も)には多くの変更及び修正をなすことができる。全部のそうした修正及び変更はここで本開示の範囲内に含まれるべく意図しており、個々の態様又は要素もしくはステップの組合せに対する全部の可能なクレームは本開示によって支持されるべく意図している。更に、特定的な用語を本書のほか後続のクレームにおいて使用しているが、それらは一般的且つ記述的な意味だけで使用されており、記載された本発明も後続のクレームも限定するためのものではない。