(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
コンピューティングデバイスのユーザに関連性があると決定された複数の検索結果を特定するために、前記コンピューティングデバイスのコンテキストに少なくとも一部基づいてコンピューティングシステムによってパラメータなしの検索クエリを実行するステップと、
前記複数の検索結果の各々に関して前記コンピューティングシステムによってそれぞれの目標のプロパティを決定するステップであって、前記それぞれの目標のプロパティは、検索結果がオーディオコンテンツ、ビジュアルコンテンツ、オーディオおよびビジュアルコンテンツ、触覚に基づくコンテンツ、それともテキストコンテンツに関連付けられるのかを示す、ステップと、
前記コンピューティングシステムによって前記コンピューティングデバイスの1つまたは複数の動的なプロパティを決定するステップであって、前記1つまたは複数の動的なプロパティが、ネットワーク接続の強さ、オーディオ出力デバイスへの接続ステータス、バッテリレベル、またはマルチメディアストリーミングデバイスへの接続ステータスのうちの少なくとも1つを示す、ステップと、
前記コンピューティングデバイスの前記1つまたは複数の動的なプロパティおよび前記複数の検索結果の各々の前記それぞれの目標のプロパティに基づいて、前記コンピューティングシステムによって、前記複数の検索結果の動的なランク付けを決定するステップと、
前記複数の検索結果および前記動的なランク付けを前記コンピューティングシステムによって前記コンピューティングデバイスに送信するステップと
を含む、方法。
前記コンピューティングシステムによって前記コンピューティングデバイスの1つまたは複数の静的なプロパティを決定するステップであって、前記1つまたは複数の静的なプロパティが、スクリーンサイズ、デバイスの種類、ディスプレイデバイスの可用性、またはオーディオデバイスの可用性のうちの少なくとも1つを示す、ステップをさらに含み、
前記複数の検索結果の前記動的なランク付けが、前記コンピューティングデバイスの前記1つまたは複数の静的なプロパティに少なくとも一部基づいてさらに決定される、請求項1または2に記載の方法。
前記複数の検索結果の各々の前記それぞれの目標のプロパティが、前記検索結果に関連するタッチ目標サイズ、前記検索結果に関連する画像サイズ、前記検索結果に関連するネットワークロケーション、および前記検索結果に関連するデータサイズのうちの少なくとも1つをさらに示す、請求項1から4のいずれか1項に記載の方法。
前記コンピューティングデバイスの前記ユーザに関連する通信情報に基づいて前記コンピューティングシステムによって前記コンピューティングデバイスの前記コンテキストを決定するステップをさらに含む、請求項1から5のいずれか1項に記載の方法。
実行されたときにコンピューティングシステムの少なくとも1つのプロセッサに請求項1から11のいずれか1項に記載の方法を実行させる命令を記憶したコンピュータ可読ストレージ媒体。
【発明を実施するための形態】
【0008】
概して、本開示の技術は、コンピューティングシステムがコンピューティングデバイスの動的なプロパティに基づいて検索結果(たとえば、パラメータなしの検索の結果)をランク付けすることを可能にし得る。本明細書において使用されるとき、用語「パラメータなしの検索の結果」は、ユーザ入力パラメータ(たとえば、検索語)に頼らない情報検索として定義される「パラメータなしの検索」によって導出された検索結果を指す。「ゼロ入力」検索と呼ばれることもあるが、パラメータなしの検索は、実行されたとき、コンピューティングデバイスの現在のコンテキスト(たとえば、時刻、地理的位置、カレンダの約束など)を前提としてコンピューティングデバイスのユーザにとって関心あるものとなる可能性が高いとコンピューティングシステムが予想する情報の検索をコンピューティングシステムに実行させる。
【0009】
説明される技術は、コンピューティングシステムが現在のコンテキストに関連性がありかつ現在のコンテキストにおいてコンピューティングデバイスによって直ちに提示するのに好適であるコンテンツの種類を指すパラメータなしの検索の結果により高いランク付けを割り振ることを可能にし得る。反対に、説明される技術は、コンピューティングシステムが現在のコンテンツに関連性があるにもかかわらず、異なるコンピューティングデバイスによっておよび/または異なるコンテキストにおいてより適切に提示されるコンテンツの他の種類に関連付けられる他のパラメータなしの検索の結果により低いランク付けを割り振ることを可能にし得る。
【0010】
本開示の全体を通じて、コンピューティングデバイスが情報を分析するためにコンピューティングデバイスのユーザから許可を受け取る場合にのみ、コンピューティングデバイスおよび/またはコンピューティングシステムがコンピューティングデバイスおよびコンピューティングデバイスのユーザに関連する情報(たとえば、コンテキスト、位置、速度、検索クエリなど)を分析する例が説明される。たとえば、下で検討される状況においては、コンピューティングデバイスまたはコンピューティングシステムがユーザに関連する情報を収集し得るかまたは利用し得るよりも前に、ユーザは、コンピューティングデバイスおよび/またはコンピューティングシステムのプログラムまたは特徴がユーザ情報(たとえば、ユーザの現在位置、現在の速度などについての情報)を収集し、利用することができるかどうかを制御する、あるいはデバイスおよび/もしくはシステムがユーザに関連性がある可能性があるコンテンツを受信し得るかどうかならびに/またはデバイスおよび/もしくはシステムがユーザに関連性がある可能性があるコンテンツをどのようにして受信し得るかを命ずる入力を与える機会を与えられ得る。さらに、特定のデータが、個人を特定し得る情報が削除されるように、コンピューティングデバイスおよび/またはコンピューティングシステムによって記憶されるかまたは使用される前に1つまたは複数の方法で処理される可能性がある。たとえば、ユーザの識別情報が、個人を特定し得る情報がユーザについて決定され得ないように、または位置情報が取得される場合にユーザの地理的位置が(都市、郵便番号、もしくは州のレベルまでになど)一般化される可能性があり、したがって、ユーザの特定の位置が決定され得ないように処理される可能性がある。したがって、ユーザは、どのようにして情報がユーザについて収集され、コンピューティングデバイスおよびコンピューティングシステムによって使用されるのかを制御することができる可能性がある。
【0011】
図1は、本開示の1つまたは複数の態様による、コンピューティングデバイスの動的なプロパティに少なくとも一部基づいてパラメータなしの検索の結果をランク付けするための例示的なシステムとしてシステム100を示す概念図である。システム100は、ネットワーク130を介してコンピューティングデバイス110と通信する情報サーバシステム(「ISS」) 160を含む。コンピューティングデバイス110は、コンピューティングデバイス110の現在のコンテキストを示す情報をISS 160に提供するためにネットワーク130を介してISS 160と通信し得る。ISS 160は、コンピューティングデバイス110の現在のコンテキストに基づいてパラメータなしの検索を実行し、現在のコンテキストに関連性がある可能性がある情報として検索結果を出力し得る。ISS 160は、検索結果をコンピューティングデバイス110のユーザに提示するときにコンピューティングデバイス110が検索結果を優先順位付けすることを可能にするための検索結果のランク付けをさらに提供し得る。
【0012】
ネットワーク130は、コンピューティングシステムと、サーバと、コンピューティングデバイスとの間でデータを送信するための任意の公共または私設通信ネットワーク、たとえば、セルラ、Wi-Fi、および/または他の種類のネットワークを表す。ネットワーク130は、相互に動作可能なように結合され、それによって、ISS 160とコンピューティングデバイス110との間の情報のやりとりを提供する1つまたは複数のネットワークハブ、ネットワークスイッチ、ネットワークルータ、または任意の他のネットワーク機器を含み得る。コンピューティングデバイス110およびISS 160は、任意の好適な通信技術を使用してネットワーク130を介してデータを送信および受信し得る。
【0013】
ISS 160およびコンピューティングデバイス110は、それぞれが、それぞれのネットワークリンクを使用してネットワーク130に動作可能なように結合され得る。コンピューティングデバイス110およびISS 160をネットワーク130に結合するリンクは、イーサネット(登録商標)または他の種類のネットワーク接続である可能性があり、そのような接続は、ワイヤレス接続および/または有線接続である可能性がある。
【0014】
コンピューティングデバイス110は、個々のモバイルまたは非モバイルコンピューティングデバイスを表す。コンピューティングデバイス110の例は、モバイル電話、タブレットコンピュータ、ラップトップコンピュータ、デスクトップコンピュータ、サーバ、メインフレーム、セットトップボックス、テレビ、ウェアラブルデバイス(たとえば、コンピュータ化された腕時計、コンピュータ化されたアイウェア、コンピュータ化された手袋など)、ホームオートメーションデバイスもしくはシステム(たとえば、インテリジェントサーモスタットもしくはホームアシスタント)、携帯情報端末(PDA)、ポータブルゲームシステム、メディアプレイヤー、電子ブックリーダ、モバイルテレビプラットフォーム、自動車ナビゲーションおよびエンターテインメントシステム、またはネットワーク130などのネットワークを介して情報を受信するように構成された任意の他の種類のモバイル、非モバイル、ウェアラブル、および非ウェアラブルコンピューティングデバイスを含む。
【0015】
コンピューティングデバイス110は、ユーザインターフェースデバイス(UID) 112、ユーザインターフェース(UI)モジュール120、およびコンテキストモジュール122を含む。モジュール120〜122は、それぞれのコンピューティングデバイス110に存在しおよび/またはそれぞれのコンピューティングデバイス110において実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェア、ソフトウェア、およびファームウェアの混合を使用して説明される動作を実行し得る。コンピューティングデバイス110は、複数のプロセッサまたは複数のデバイスによってモジュール120〜122を実行する可能性がある。コンピューティングデバイス110は、基礎をなすハードウェア上で実行される仮想マシンとしてモジュール120〜122を実行する可能性がある。モジュール120〜122は、オペレーティングシステムまたはコンピューティングプラットフォームの1つまたは複数のサービスとして実行される可能性がある。モジュール120〜122は、コンピューティングプラットフォームのアプリケーションレイヤにおいて1つまたは複数の実行可能なプログラムを実行する可能性がある。
【0016】
コンピューティングデバイス110のUID 112は、コンピューティングデバイス110のための入力および/または出力デバイスとして機能し得る。UID 112は、様々な技術を使用して実装され得る。たとえば、UID 112は、抵抗式タッチスクリーン、表面弾性波式タッチスクリーン、静電容量式タッチスクリーン、投影型静電容量式タッチスクリーン、感圧スクリーン、音響波照合(acoustic pulse recognition)タッチスクリーン、または別の存在感知(presence-sensitive)ディスプレイ技術などの存在感知入力スクリーンを使用する入力デバイスとして機能する可能性がある。加えて、UID 112は、マイクロフォン技術、赤外線センサ技術、またはユーザ入力を受け取る際に使用するための他の入力デバイス技術を含む可能性がある。
【0017】
UID 112は、液晶ディスプレイ(LCD)、ドットマトリクスディスプレイ、発光ダイオード(LED)ディスプレイ、有機発光ダイオード(OLED)ディスプレイ、電子インク、またはコンピューティングデバイス110のユーザに可視情報を出力することができる同様のモノクロもしくはカラーディスプレイなどの任意の1つまたは複数のディスプレイデバイスを使用する出力(たとえば、表示)デバイスとして機能する可能性がある。加えて、UID 112は、スピーカ技術、触覚フィードバック技術、またはユーザに情報を出力する際に使用するための他の出力デバイス技術を含む可能性がある。
【0018】
UID 112は、それぞれが、コンピューティングデバイス110のユーザから触覚入力を受け取り得るそれぞれの存在感知ディスプレイを含む可能性がある。UID 112は、ユーザから1つまたは複数のジェスチャー(たとえば、ユーザが指またはスタイラスペンによってUID 112の1つまたは複数の位置にタッチするかまたはそれらの位置を指すこと)を検出することによって触覚入力の指示を受け取る可能性がある。UID 112は、たとえば、それぞれの存在感知ディスプレイにおいてユーザに出力を提示する可能性がある。UID 112は、コンピューティングデバイス110によって提供される機能に関連付けられ得るグラフィカルユーザインターフェース(たとえば、ユーザインターフェース114)として出力を提示する可能性がある。たとえば、UID 112は、UIモジュール120によって提供されるパラメータなしの検索機能、あるいはコンピューティングデバイス110において実行されるかもしくはコンピューティングデバイス110からアクセスされ得るコンピューティングプラットフォーム、オペレーティングシステム、アプリケーション、および/またはサービス(たとえば、電子メッセージアプリケーション、インターネットブラウザアプリケーション、モバイルもしくはデスクトップオペレーティングシステムなど)の他の特徴に関連する様々なユーザインターフェース(たとえば、ユーザインターフェース114)を提示する可能性がある。
【0019】
UIモジュール120は、UID 112においてパラメータなしの検索の結果を提供するためにISS 160とインタラクションすることを含む、コンピューティングデバイス110のUID 112および他の構成要素とのユーザインタラクションを管理し得る。UIモジュール120は、コンピューティングデバイス110のユーザがUID 112において出力を見るおよび/または入力を与えるときに、表示するためにユーザインターフェース114(または他の例示的なユーザインターフェース)などのユーザインターフェースをUID 112に出力させ得る。UIモジュール120およびUID 112は、ユーザがユーザインターフェースとインタラクションするときに、異なる時間に、ならびにユーザおよびコンピューティングデバイス110が異なる位置にあるときに、ユーザから入力の1つまたは複数の指示を受け取り得る。UIモジュール120およびUID 112は、UID 112において検出された入力を解釈する可能性があり、たとえば、コンピューティングデバイス110に機能を実行させるために、コンピューティングデバイス110において実行される1つまたは複数の関連するプラットフォーム、オペレーティングシステム、アプリケーション、および/またはサービスに、UID 112において検出された入力についての情報を中継する可能性がある。
【0020】
UIモジュール120は、コンピューティングデバイス110および/またはISS 160などの1つまたは複数のリモートコンピューティングシステムにおいて実行される1つまたは複数の関連するプラットフォーム、オペレーティングシステム、アプリケーション、および/またはサービスから情報および命令を受信し得る。加えて、UIモジュール120は、コンピューティングデバイス110において実行される1つまたは複数の関連するプラットフォーム、オペレーティングシステム、アプリケーション、および/またはサービスと、コンピューティングデバイス110によって出力(たとえば、グラフィック、光のひらめき、音、触覚による応答など)を生成するためのコンピューティングデバイス110の様々な出力デバイス(たとえば、スピーカ、LEDインジケータ、オーディオまたは静電式の触覚出力デバイスなど)との間の仲介者として働き得る。
【0021】
図1の例において、ユーザインターフェース114は、ISS 160によって提供され、コンピューティングデバイス110によってアクセスされるパラメータなしの検索サービスに関連するグラフィカルユーザインターフェースである。
図1に示されるように、ユーザインターフェース114は、「検索結果A」〜「検索結果N」までランク付けされた順序で表示された複数のパラメータなしの検索の結果を含む。下で詳細に説明されるように、ユーザインターフェース114は、コンピューティングデバイス110の現在のコンテキストに関してコンピューティングデバイス110のユーザが関心を示し得るとISS 160が発見し、推測する情報を表すグラフィカルな情報(たとえば、テキスト)を含む。ユーザインターフェース114は、パラメータなしの検索の結果の視覚的な描写(たとえば、リスト、コンテンツカード(content card)など)、パラメータなしの検索の結果に関連する実際のコンテンツ(たとえば、ビデオ、画像、テキストなど)、および現在のコンテキストに関してコンピューティングデバイス110のユーザが関心を示し得る他の情報などの様々な他の種類のグラフィカルな指示を含み得る。UIモジュール120は、UIモジュール120がISS 160からネットワーク130を介して受信するデータに基づいてUID 112にユーザインターフェース114を出力させ得る。UIモジュール120は、UID 112においてユーザインターフェース114内にグラフィカルな情報を提示するためのISS 160からの命令と一緒にISS 160からの入力としてユーザインターフェース114を提示するためのグラフィカルな情報(たとえば、テキストデータ、画像データなど)を受信し得る。
【0022】
コンテキストモジュール122は、コンピューティングデバイス110に関連するコンテキスト情報を処理し、分析してコンピューティングデバイス110のコンテキストを定義し得る。本開示全体を通じて使用されるとき、用語「コンテキスト情報」は、コンピューティングデバイスおよびコンピューティングデバイスのユーザが特定の時間に経験している可能性がある仮想的なおよび/または物理的な動作条件を定義するためにISS 160およびコンピューティングデバイス110などのコンピューティングシステムおよび/またはコンピューティングデバイスによって使用され得る任意の情報を記述するために使用される。
【0023】
コンピューティングデバイス110のコンテキストを決定する際、コンテキストモジュール122は、コンピューティングデバイス110、コンピューティングデバイス110のユーザ、ならびにコンピューティングデバイス110およびユーザの物理的なおよび/または仮想的な環境に関連する1つまたは複数の特徴を決定する可能性がある。(たとえば、経時的な動きを示すセンサ情報に基づいて)コンテキスト情報が変わるとき、コンテキストモジュール122は、コンピューティングデバイス110の決定されたコンテキストを更新し得る。コンテキストモジュール122は、ネットワーク130を介してコンピューティングデバイス110の現在のコンテキストをISS 160に送信する可能性があり、検索モジュール164は、コンピューティングデバイス110のコンテキストに関連する情報のパラメータなしの検索を実行する可能性がある。
【0024】
コンピューティングデバイス110およびユーザの物理的なおよび/または仮想的な環境についてコンテキストモジュール122が決定する可能性がある1つまたは複数の特徴の例は、位置を特定する特徴(たとえば、住居、建物、建物内の部屋の名前、住所、場所の種類、座標位置、標高、高度など)、気象条件または予報(たとえば、温度、風速、湿度、曇り具合など)、交通状況または予報、環境光の条件、湿度、気圧の条件、ならびにコンピューティングデバイス110の物理的なおよび/または仮想的な周囲の状況についての任意のおよびすべての他の情報を含む。
【0025】
コンピューティングデバイス110のユーザについてコンテキストモジュール122が決定する可能性がある1つまたは複数の特徴の例は、日程の情報、通信情報(たとえば、電子メール、テキストに基づくメッセージ、インスタントメッセージなど)、買い物の履歴、コンテンツ閲覧履歴(たとえば、映画、TV番組など)、薬歴、インターネット閲覧履歴、ソーシャルメディアまたはソーシャルネットワーク情報(たとえば、友達、フォロワ、記事、投稿、および他のソーシャルメディアまたはソーシャルネットワーク情報)、タスクリスト、移動パターン、頻繁に訪れる場所、位置の履歴、デモグラフィック情報(demographic information)、デバイスの使用パターン、ならびにコンピューティングデバイス110のユーザについての任意のおよびすべてのその他情報を含む。
【0026】
コンピューティングデバイス110についてコンテキストモジュール122が決定する可能性がある1つまたは複数の特徴の例は、静的なプロパティと動的なプロパティとの両方を含む。コンピューティングデバイス110の静的なプロパティは、デバイスの種類(たとえば、タブレット、電話、ウェアラブルなど)、スクリーンサイズ(たとえば、寸法、大きいまたは小さいなど)、様々な入力および出力デバイスの可用性(たとえば、ディスプレイデバイスの可用性、オーディオデバイスの可用性、マイクロフォンの可用性、キーボードの可用性、タッチ入力デバイスの可用性など)、デバイスにおいて実行されるオペレーティングシステムまたはコンピューティングプラットフォームの種類、ならびに概して静的で変化しないコンピューティングデバイス110についての任意のおよびすべての他のプロパティを含み得る。
【0027】
概して変化しないコンピューティングデバイス110の静的なプロパティとは異なり、コンピューティングデバイス110についてコンテキストモジュール122が決定する可能性がある1つまたは複数の特徴は、動的なプロパティ、または経時的に変化するもしくは変動する可能性があり、概して経時的に実際に変化するかもしくは変動するコンピューティングデバイス110についてのプロパティを含む。コンピューティングデバイス110の動的なプロパティは、動きの度合い(たとえば、向き、軌道、速度、方向、加速度など)と、動きの度合いに関連する変化の大きさと、動きのパターンと、アプリケーションの使用(たとえば、どの種類のアプリケーションが実行されているかまたは実行されていたか、様々な場所および時間において閲覧されたウェブページアドレス、様々な場所および時間において閲覧されたウェブページのデータフィールド内でなされたテキスト入力、ならびに様々な場所および時間に関連する他のアプリケーション使用データ)と、ネットワーク接続の種類(たとえば、有線、ワイヤレス、セルラ、Wi-Fi、近距離通信、Bluetooth(登録商標)など)と、ネットワーク接続の強さ(たとえば、帯域幅、速度、レイテンシなど)と、バッテリレベル(たとえば、満タン、パーセンテージなど)と、バッテリ充電ステータス(たとえば、バッテリが充電されているか否か)とを含み得る。
【0028】
コンピューティングデバイス110の動的なプロパティは、オーディオ出力デバイスへの接続ステータス(たとえば、ヘッドフォンが接続されているか否か、カーオーディオシステムが接続されるかどうか、ホームオーディオシステムが接続されるかどうかなど)と、マルチメディアストリーミングデバイスへの接続ステータス(たとえば、オーディオ/データが外部ディスプレイにマルチメディアストリーミングデバイスを介して出力されているか否かまたは出力され得るか否か)と、コンピューティングデバイス110の1つまたは複数のセンサ(たとえば、ジャイロスコープ、加速度計、近接センサ)によって取得されるまたはそれらのセンサについての任意のおよびすべての他のセンサ情報と、コンピューティングデバイス110の1つまたは複数の通信ユニットおよび/または無線(たとえば、全地球測位システム(GPS)、セルラ、Wi-Fi)によって取得されるまたはそれらの通信ユニットおよび/または無線についての無線送信情報と、コンピューティングデバイス110の1つまたは複数の入力デバイス(たとえば、カメラ、マイクロフォン、キーボード、タッチパッド、マウス)によって取得されるまたはそれらの入力デバイスについての情報と、コンピューティングデバイス110の1つまたは複数の入力デバイス(たとえば、カメラ、マイクロフォン、キーボード、タッチパッド、マウス)によって取得されるまたはそれらの入力デバイスについての情報と、コンピューティングデバイス110の1つまたは複数のネットワークデバイスによって取得されるまたはそれらのネットワークデバイスについての情報(たとえば、ネットワーク/デバイス識別子情報、ネットワーク名、デバイスのインターネットプロトコルアドレス)とについての情報も含み得る。コンピューティングデバイス110の動的なプロパティは、様々な場所および時間においてコンピューティングデバイスによってアクセスされるオーディオおよび/またはビデオストリーム、様々な場所および時間においてコンピューティングデバイスによってアクセスされるテレビジョンまたはケーブル/衛星放送、ならびに様々な場所および時間においてコンピューティングデバイスによってアクセスされる他のサービスについての情報も含み得る。
【0029】
一部の例において、コンテキストモジュール122は、コンピューティングデバイス110のユーザに関連する過去のおよび将来のコンテキストの履歴を保有する可能性がある。コンテキストモジュール122は、過去の様々な場所および時間におけるコンピューティングデバイス110の以前のコンテキストをカタログ化し、記録する可能性があり、以前の記録されたコンテキストから、様々な将来の場所および将来の時間におけるコンピューティングデバイス110の将来のコンテキストを見積もるかまたは推測する可能性がある。コンテキストモジュール122は、将来の日および将来の時間を過去の日および時間の繰り返し起こるコンテキストと関連付けて、コンピューティングデバイス110のユーザに関連する将来のコンテキストの履歴を構築する可能性がある。
【0030】
たとえば、コンピューティングデバイス110の過去のコンテキストの履歴に含まれる情報は、ユーザが職場へのおよび職場から家の場所までの典型的な経路を移動するときの、ユーザの典型的な勤務週(work week)の間のユーザの位置およびネットワーク信号強度を示し得る。過去のコンテキストの履歴に基づいて、コンテキストモジュール122は、過去のコンテキストの履歴に記録された実際の位置およびネットワーク信号強度を反映する、将来の勤務週の間のユーザの予測される位置および予測されるネットワーク信号強度を示す情報を含む将来のコンテキストの履歴を生成し得る。
【0031】
ISS 160は、ネットワーク130などのネットワークに情報を送信することとネットワークから情報を受信することとの両方が可能な1つまたは複数のデスクトップコンピュータ、ラップトップコンピュータ、メインフレーム、サーバ、クラウドコンピューティングシステムなどの任意の好適なリモートコンピューティングシステムを表す。ISS 160は、コンピューティングデバイス110の現在のコンテキストに関連性がある可能性がある情報を自動的に提供するためのパラメータなしの検索システムをホストする(または少なくともパラメータなしの検索システムへのアクセスを提供する)。コンピューティングデバイス110は、ISS 160によって提供される検索システムにアクセスするためにネットワーク130を介してISS 160と通信し得る。一部の例において、ISS 160は、クラウドを介してアクセス可能であるサービスとして検索システムへのアクセスを提供するクラウドコンピューティングシステムを表す。
【0032】
図1の例において、ISS 160は、検索モジュール164およびランク付けモジュール166を含む。モジュール164および166は、コンピューティングデバイス110の現在のコンテキストに関連性がある可能性がある情報を自動的に提供するためにネットワーク130に接続されたコンピューティングデバイス110および他のコンピューティングデバイスがアクセス可能なパラメータなしの検索サービスを一緒に提供する。モジュール164および166は、ISS 160に存在しおよび/またはISS 160において実行されるソフトウェア、ハードウェア、ファームウェア、またはハードウェア、ソフトウェア、およびファームウェアの混合を使用して説明される動作を実行し得る。ISS 160は、モジュール164および166を複数のプロセッサ、複数のデバイスによって、基礎をなすハードウェア上で実行される仮想マシンとして、またはオペレーティングシステムもしくはコンピューティングプラットフォームの1つまたは複数のサービスとして実行する可能性がある。一部の例において、モジュール164および166は、ISS 160のコンピューティングプラットフォームのアプリケーションレイヤにおいて1つまたは複数の実行可能なプログラムを実行する可能性がある。
【0033】
検索モジュール164は、コンピューティングデバイス110のユーザに関連性があると決定された複数の検索結果を特定するために、コンピューティングデバイス110のコンテキストに少なくとも一部基づいてパラメータなしの検索クエリを実行する。換言すれば、検索モジュール164は、コンピューティングデバイス110の現在のコンテキストに関して、コンピューティングデバイス110のユーザに関連性がある可能性がある情報を取得し得る。
【0034】
検索モジュール164は、コンピューティングデバイス110のコンテキストを決定し、コンテキストに基づいて検索クエリを生成し、検索クエリに関連する情報の検索を実行し得る。検索モジュール164は、コンピューティングデバイス110および他のコンピューティングデバイスのユーザが異なるコンテキストにおいて通常どのタイプの情報を検索するかを含む、ユーザの振る舞いを学習し、モデル化するために機械学習および/または他の人工知能技術を使用し得る。異なるコンテキストに関するユーザの検索を学習し、モデル化することを通じて、検索モジュール164は、特定のコンテキストに関してコンピューティングデバイス110のユーザが取得したい情報を発見する可能性が高い検索クエリを自動的に生成するための1つまたは複数の規則を生成し得る。
【0035】
検索モジュール164は、自動生成された検索クエリに基づくインターネット検索を行って、検索クエリに関連する情報を特定し得る。検索を実行した後、検索モジュール164は、検索結果をコンピューティングデバイス110に送信する前に、検索から返された情報(たとえば、パラメータなしの検索の結果)をランク付けモジュール166に出力し得る。
【0036】
ランク付けモジュール166は、現在のコンテキストに関してコンピューティングデバイス110による提示により好適であるコンテンツを有する検索結果が現在のコンテキストにおいてコンピューティングデバイス110による提示により適さないコンテンツを指す可能性がある他の検索結果よりも高くランク付けされるように、検索モジュール164から返されたパラメータなしの検索の結果をランク付けし得る。たとえば、ランク付けモジュール166は、コンピューティングデバイス110がヘッドフォンの組に接続されることを現在のコンテキストが示すとき、オーディオコンテンツに関連付けられる検索結果により高いランク付けを割り振る可能性がある。反対に、ランク付けモジュール166は、コンピューティングデバイス110がヘッドフォンの組に接続されないことを現在のコンテキストが示すとき、オーディオコンテンツに関連付けられる同じ検索結果により低いランク付けを割り振る可能性がある。
【0037】
ランク付けモジュール166は、規則に基づく機械学習または人工知能システムを使用して、どの検索結果がコンピューティングデバイス110の動的なプロパティおよび/または静的なプロパティに最も適するコンテンツを有するかを決定し得る。たとえば、ランク付けモジュール166は、コンピューティングデバイス110の現在のコンテキストに基づいてコンピューティングデバイス110の1つまたは複数の動的なプロパティを決定する可能性がある。ランク付けモジュール166は、コンピューティングデバイス110の動的なまたは静的なプロパティのうちの1つまたは複数を1つまたは複数の規則に入力し、パラメータなしの検索の結果に通常関連付けられる潜在的な目標のプロパティのランク付けを1つまたは複数の規則からの出力として受け取る可能性がある。いくつかの例として、検索結果の目標のプロパティは、検索結果がオーディオコンテンツ、ビジュアルコンテンツ、オーディオおよびビジュアルコンテンツ、触覚に基づくコンテンツ、それともテキストコンテンツに関連付けられるのかを示す可能性がある。いずれの場合も、様々な目標のプロパティのランク付けを使用して、ランク付けモジュール166は、コンピューティングデバイス110の現在の動的なおよび/または静的なプロパティを前提として、複数のパラメータなしの検索の結果の各々に関連するコンテンツを分析して、どの検索結果がコンピューティングデバイス110による提示に最も適する目標のプロパティを有するかを決定し得る。
【0038】
たとえば、ランク付けモジュール166は、コンテキストモジュール122からのコンテキストに基づいて、コンピューティングデバイス110が低速なまたは信頼できないネットワーク接続を有することをコンピューティングデバイス110の1つまたは複数の動的なプロパティが示すと決定する可能性がある。ランク付けモジュール166は、コンピューティングデバイス110の動的なプロパティを規則に入力する可能性があり、それに応答して、規則は、テキストまたは静止画コンテンツが現在のコンテキストに最も適しており、その後に、触覚に基づくコンテンツ、オーディオコンテンツ、ビデオコンテンツ、ならびに最後にオーディオおよびビデオコンテンツが続くという指示を出力する可能性がある。
【0039】
したがって、ランク付けモジュール166は、パラメータなしの検索の結果の動的なランク付けを決定し得る。動的なランク付けは、コンピューティングデバイス110のコンテキストおよび/または動的なプロパティが変わるときに変わり得る。ランク付けモジュール166は、貧弱なまたは低い帯域幅のネットワーク条件においては低い帯域幅の結果を優先する可能性があり、良好なまたは高い帯域幅のネットワーク条件においては高い帯域幅の結果を優先する可能性がある。
【0040】
たとえば、低速なまたは信頼できないネットワーク接続によって、ランク付けモジュール166は、テキストまたは静止画に関連付けられるパラメータなしの検索の結果を他の種類のコンテンツに関連付けられるパラメータなしの検索の結果よりも高くランク付けする可能性がある。コンピューティングデバイス110に関連する動的なプロパティがネットワーク接続が改善することを示す場合、ランク付けモジュール166は、それに応じて、テキストまたは静止画に関連付けられる検索結果が他の種類のコンテンツに関連付けられるパラメータなしの検索の結果よりも必ずしも高くランク付けされない可能性があるようにパラメータなしの検索の結果のランク付けを調整し得る。
【0041】
ランク付けモジュール166は、他の種類の情報に基づいてパラメータなしの検索の結果をランク付けする可能性もある。たとえば、ランク付けモジュール166は、パラメータなしの検索の結果をランク付けするためのそのランク付けモジュール166の規則を、ユーザの検索履歴から導出された情報によって補足し(たとえば、ユーザの検索履歴のあちこちで決まって閲覧されたコンテンツを有するパラメータなしの検索の結果を、このことがユーザがそのような結果を好む可能性があるという指示であるのでより高くランク付けする)、検索結果が提示されたときのユーザインターフェース114などのユーザインターフェースとの過去のインタラクションから導出された情報によって補足し(たとえば、検索結果を提示された以前の機会にユーザがインタラクションしたものと同様のコンテンツを有するパラメータなしの検索の結果をより高くランク付けする)、ユーザおよびコンピューティングデバイス110に関連する追加的なコンテキスト情報から導出された情報によって補足する可能性がある。
【0042】
一部の例において、ランク付けモジュール166は、コンピューティングデバイス110の動的なプロパティだけでなくコンピューティングデバイス110の1つまたは複数の静的なプロパティにも少なくとも一部基づいて複数の検索結果の動的なランク付けを決定し得る。たとえば、ランク付けモジュール166は、スクリーンサイズ、デバイスの種類、ディスプレイデバイスの可用性、オーディオデバイスの可用性、またはコンピューティングデバイス110の何らかの他の静的なプロパティにも部分的に基づいて動的なランク付けを決定する可能性がある。
【0043】
ランク付けモジュール166は、UID 112におけるフォーマットおよび提示のためにUIモジュール120にパラメータなしの検索の結果および関連する動的なランク付けを出力し得る。つまり、ランク付けモジュール166は、パラメータなしの検索および動的なランク付けから返された複数の検索結果の指示(たとえば、データの代表)をネットワーク130を介してコンピューティングデバイス110に送信し得る。
【0044】
UIモジュール120は、ランク付けモジュール166から受信された動的なランク付けに従ってパラメータなしの検索の結果を提示し得る。たとえば、UIモジュール120は、より高いランク付けの検索結果をユーザインターフェース114の最前面またはランク付けされたリストの最上部に(たとえば、「検索結果A」として)提示する可能性があり、より低いランク付けの検索結果をユーザインターフェース114の背景またはランク付けされたリストの最下部に(たとえば、「検索結果N」として)提示する可能性がある。このようにして、コンピューティングデバイス110は、現在のコンテキストを前提としてコンピューティングデバイス110による提示に最も適するパラメータなしの検索の結果を、現在のコンテキストにおいてコンピューティングデバイス110による提示にそれほど適さない他の検索結果よりも目立つように提示し得る。
【0045】
したがって、本明細書において説明される例示的なコンピューティングシステムによって提供されるパラメータなしの検索およびランク付けサービスとしてのパラメータなしの検索およびランク付けサービスにアクセスするコンピューティングデバイスが、現在のコンテキストに関する関連性があり有用な情報を自動的に受信し得るだけでなく、情報が、現在のコンテキストにおいてより高いランク付けのパラメータなしの検索の結果に関連するコンテンツがコンピューティングデバイスによる提示にやはり適するように予め配置されるかまたはフォーマットされ得る。
【0046】
現在のコンテキストを前提としてより高いランク付けの結果がコンピューティングデバイスによる提示により適するようにコンピューティングデバイスの動的なプロパティに従ってパラメータなしの検索の結果を自動的にランク付けすることによって、ユーザは、現在のコンテキストにおいて適さないまたは容易に理解されない結果に関連するコンテンツを見ようとすることにあまり時間を費やさずにすむ可能性がある。加えて、ユーザは、最も好適な検索結果がすべての結果の最前面に提示されるので、現在のコンテキストを前提として提示に適さないコンテンツを有する過去の結果を循環させる入力がより少なくてすむ可能性がある。ユーザからのより少ない入力によって、例示的なシステムは、コンピューティングデバイスが、パラメータなしの検索の結果を提供する他のシステムと比較してエネルギーを節約し、より少ないバッテリ電力を使用することを可能にし得る。
【0047】
図2は、本開示の1つまたは複数の態様による、コンピューティングデバイスの動的なプロパティに少なくとも一部基づいてパラメータなしの検索の結果をランク付けするように構成された例示的なコンピューティングシステムとしてISS 260を示すブロック図である。ISS 260は、
図1のISS 160のより詳細な例であり、
図1のシステム100のコンテキストの範囲内で以下で説明される。
図2は、ISS 260のただ1つの特定の例を示し、ISS 260の多くの他の例が、他の場合に使用される可能性があり、例示的なISS 260に含まれる構成要素のサブセットを含む可能性があり、または
図2に示されていないさらなる構成要素を含む可能性がある。
【0048】
ISS 260は、コンピューティングデバイス110などのコンピューティングデバイスがコンピューティングデバイスの現在のコンテキストに関して関連性がある情報を自動的に受信するためにパラメータなしの検索の結果のサービスにアクセスし得るルートをコンピューティングデバイス110に提供する。
図2の例に示されるように、ISS 260は、1つまたは複数のプロセッサ270、1つまたは複数の通信ユニット272、および1つまたは複数のストレージデバイス274を含む。ISS 260のストレージデバイス274は、コンテキストモジュール222、検索モジュール264、およびランク付けモジュール266を含む。ランク付けモジュール266内に、ストレージデバイス274は、コンテンツ分析モジュール268を含む。モジュール222、264、および266は、それぞれ、
図1のモジュール122、164、および166以上ではないにしても少なくとも同じ能力を含む。
【0049】
ISS 260のストレージデバイス274は、検索クエリ規則データストア236Aおよびデバイスプロパティ規則データストア236B(集合的に「データストア268」)をさらに含む。通信チャネル276は、構成要素間通信のために(物理的に、通信可能なように、および/または動作可能なように)構成要素270、272、および274の各々を相互に接続し得る。一部の例において、通信チャネル276は、システムバス、ネットワーク接続、プロセス間通信データ構造、またはデータを伝達するための任意の他の方法を含み得る。
【0050】
ISS 260の1つまたは複数の通信ユニット272は、
図1のネットワーク130などの1つまたは複数のネットワーク上でネットワーク信号を送信および/または受信することによって
図1のコンピューティングデバイス110などの外部コンピューティングデバイスと通信し得る。たとえば、ISS 260は、コンピューティングデバイス110と情報をやりとりするために通信ユニット272を使用してネットワーク130を介して無線信号を送信および/または受信し得る。通信ユニット272の例は、(たとえば、イーサネット(登録商標)カードなどの)ネットワークインターフェースカード、光トランシーバ、無線周波数トランシーバ、GPS受信機、または情報を送信および/もしくは受信することができる任意の他の種類のデバイスを含む。通信ユニット272の他の例は、短波無線、セルラデータ無線、ワイヤレスイーサネットワーク無線、およびユニバーサルシリアルバス(USB)コントローラを含み得る。
【0051】
ストレージデバイス274は、ISS 260の動作中に処理するために情報を記憶し得る(たとえば、ISS 260は、ISS 260の実行中にモジュール222、264、266、および268によってアクセスされるデータを記憶し得る)。一部の例において、ストレージデバイス274は一時的メモリであり、つまり、ストレージデバイス274の主目的は長期的な記憶ではない。ISS 260のストレージデバイス274は、揮発性メモリとしての情報の短期記憶のために構成され、したがって、電源がオフにされた場合、記憶されたコンテンツを保たない可能性がある。揮発性メモリの例は、ランダムアクセスメモリ(RAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、および当技術分野で知られている他の形態の揮発性メモリを含む。
【0052】
一部の例において、さらに、ストレージデバイス274は、1つまたは複数のコンピュータ可読ストレージ媒体を含む。ストレージデバイス274は、揮発性メモリよりも多くの量の情報を記憶するように構成され得る。さらに、ストレージデバイス274は、不揮発性メモリ空間としての情報の長期記憶のために構成され、電源のオン/オフのサイクルの後に情報を保つ可能性がある。不揮発性メモリの例は、磁気ハードディスク、光ディスク、フロッピーディスク、フラッシュメモリ、または電気的にプログラミング可能なメモリ(EPROM)もしくは電気的に消去可能でありプログラミング可能である(EEPROM)メモリの形態を含む。ストレージデバイス274は、モジュール222、264、266、および268に関連するプログラム命令および/またはデータを記憶し得る。
【0053】
1つまたは複数のプロセッサ270は、ISS 260内で機能を実施し得るおよび/または命令を実行し得る。たとえば、ISS 260のプロセッサ270は、モジュール222、264、266、および268の機能を実行するストレージデバイス274によって記憶された命令を受け取り、実行し得る。プロセッサ270によって実行されたとき、これらの命令は、ISS 260にプログラムの実行中にストレージデバイス274内に情報を記憶させ得る。プロセッサ270は、モジュール222、264、266、および268の命令を実行して、パラメータなしの検索を実行し、パラメータなしの検索の結果が対象とするコンピューティングデバイスの動的なプロパティに少なくとも一部基づいてパラメータなしの検索の結果をランク付けし得る。つまり、モジュール222、264、266、および268は、本明細書において説明されるISS 260の様々な行為または機能を実行するためにプロセッサ270によって動作可能である可能性がある。
【0054】
データストア268に記憶された情報は、検索可能でありおよび/またはカテゴリー分けされる可能性がある。たとえば、1つまたは複数のモジュール222、264、266、および268は、データストア268のうちの1つまたは複数からの情報を要求する入力を与え、入力に応答して、データストア268に記憶された情報を受け取る可能性がある。ISS 260は、コンピューティングデバイス110などのネットワーク130に接続されたデバイスに、データストア268に記憶された情報へのアクセスを、クラウドに基づくデータアクセスサービスとして提供する可能性がある。データストア268が個々のユーザに関連する情報を含むとき、または情報が複数のユーザの間で不特定化されるとき、情報を個々の人に再びリンクする、名前、住所、電話番号、および/または電子メールアドレスなどのすべての個人を特定し得る情報は、ISS 260に記憶される前に削除される可能性がある。さらに、ISS 260は、ISS 260に記憶された任意の情報へのアクセスを防止するためにデータストア268に記憶される情報を暗号化する可能性がある。加えて、ISS 260は、コンピューティングデバイスのユーザが情報のそのような集合に同意する場合にのみそれらのユーザに関連する情報を記憶する可能性がある。さらに、ISS 260は、ユーザが同意を撤回する機会を与える可能性があり、その場合、ISS 260は、その特定のユーザに関連する情報を収集することまたはそうではなく保持することをやめる可能性がある。
【0055】
コンテキストモジュール222は、ネットワーク130を介してコンピューティングデバイス110に関連するコンテキスト情報を受信する可能性があり、コンピューティングデバイス110のコンテキストモジュール122と同様に、コンテキストモジュール222は、コンピューティングデバイス110に関連するコンテキストおよびコンテキストの履歴を生成する可能性がある。つまり、コンテキストモジュール222は、位置情報、センサ情報、通信情報、ならびにコンピューティングデバイス110のコンテキストを決定するためのコンピューティングデバイス110に関連する任意のおよびすべてのその他情報を集める可能性がある。たとえば、コンテキストモジュール222は、コンピューティングデバイス110のユーザに関連する通信情報(たとえば、電子メール、テキストメッセージ、音声会話、ボイスメール、ビデオ会話、日程の情報など)に基づいてコンピューティングデバイス110のコンテキストを決定する可能性がある。
【0056】
検索モジュール264は、パラメータなしの検索のためのクエリを生成するためにコンテキストモジュール222によって決定されたコンテキストに依拠し得る。ランク付けモジュール266は、パラメータなしの検索から返されたパラメータなしの検索の結果をランク付けするためにコンテキストモジュール222によって決定されたコンテキストに依拠し得る。
【0057】
コンピューティングデバイス110のコンテキストを決定する際、コンテキストモジュール222は、ネットワーク接続の強さ、速度、または帯域幅、ヘッドフォン、ワイヤレススピーカ、または有線もしくはワイヤレスヘッドセットがコンピューティングデバイス110に接続されるかどうかの指示、利用可能なバッテリストレージの量の指示、コンピューティングデバイス110がそのコンピューティングデバイス110のバッテリを充電しているかどうかの指示、およびコンピューティングデバイス110の他の動的なプロパティなどのコンピューティングデバイス110の動的なプロパティを決定し得る。コンテキストモジュール222は、スクリーンサイズ、デバイスの種類、およびコンピューティングデバイス110に関連する利用可能な入力または出力デバイスの種類の指示、およびコンピューティングデバイス110の他の静的なプロパティなどのコンピューティングデバイス110の静的なプロパティも決定し得る。
【0058】
データストア268は、本明細書において説明される技術によってパラメータなしの検索を実行し、パラメータなしの検索の結果をランク付けするためにモジュール222、264、266、および268によって使用される機械学習または人工知能システムの規則を記憶し得る。たとえば、データストア236Aは、コンテキストモジュール222によって決定されたコンピューティングデバイスに関連するコンテキストに基づいてクエリを生成するために検索モジュール264によってアクセスされる1つまたは複数の規則を記憶する可能性がある。たとえば、データストア236Bは、検索結果に関連するどの目標のプロパティがコンテキストモジュール222によって決定されたコンピューティングデバイスに関連するコンテキストに最も適するかを決定するためにランク付けモジュール266によってアクセスされる1つまたは複数の規則を記憶する可能性がある。
【0059】
データストア236Aは、コンテキストを入力として受け取り、検索モジュール164がパラメータなしの検索を実行する際に使用するためのパラメータなしの検索クエリを出力として提供し得る。たとえば、ユーザが特定の時刻に家の場所でユーザの居間にいてテレビを見ている可能性があることを示すコンピューティングデバイス110の現在のコンテキストを入力することが、データストア236Aの規則に、ユーザにとって関心あるものであり得るテレビ番組を見つけるための用語を用いる検索クエリの指示を出力させる可能性がある。別の例として、ユーザが通常昼食を食べる特定の時刻に外国に旅行している可能性があることを示すコンピューティングデバイス110の現在のコンテキストを入力することが、データストア236Aの規則に、ユーザの口に合う可能性があるレストランを見つけるための用語を用いる検索クエリの指示を出力させる可能性がある。
【0060】
データストア236Bは、コンピューティングデバイス110の現在のコンテキストにおいて示された1つまたは複数の動的なおよび/または静的なデバイスのプロパティを入力として受け取り、現在のコンテキストに関してコンピューティングデバイス110による提示に適する最もありそうなまたは最もなさそうなコンテンツの指示としてコンテンツに関連する目標のプロパティのそれぞれのスコアを出力として提供し得る。たとえば、コンピューティングデバイス110が任意のオーディオ出力デバイス(たとえば、ワイヤレススピーカ、ヘッドフォン、カースピーカシステム、有線スピーカ、または他のオーディオ出力デバイス)に接続されることを示すものとしてコンピューティングデバイス110の1つまたは複数の動的なプロパティを定義するコンピューティングデバイス110の現在のコンテキストをデータストア236Bに入力することが、データストア236Bの規則に、オーディオコンテンツが現在のコンテキストを前提としてすべての他の目標のプロパティおよびコンテンツの種類に対して最も高くランク付けされた目標のプロパティまたは提示するためのコンテンツの最も適する種類であるという指示(たとえば、スコア、パーセンテージ、見込みの度合いなど)を出力させる可能性がある。別の例として、コンピューティングデバイス110が任意のオーディオ出力デバイス(たとえば、ワイヤレススピーカ、ヘッドフォン、カースピーカシステム、有線スピーカ、または他のオーディオ出力デバイス)に接続されないことを示すものとしてコンピューティングデバイス110の1つまたは複数の動的なプロパティを定義するコンピューティングデバイス110の現在のコンテキストをデータストア236Bに入力することが、データストア236Bの規則に、オーディオコンテンツが現在のコンテキストを前提としてすべての他の目標のプロパティおよびコンテンツの種類に対して最も低くランク付けされた目標のプロパティまたは提示するためのコンテンツの最も適さない種類であるという指示(たとえば、スコア、パーセンテージ、見込みの度合いなど)を出力させる可能性がある。
【0061】
別の例として、コンピューティングデバイス110が低いネットワーク接続の強さ(たとえば、dBの閾値未満)または低いバッテリレベル(たとえば、100%未満、10%未満など)を有することを示すものとしてコンピューティングデバイス110の1つまたは複数の動的なプロパティを定義するコンピューティングデバイス110の現在のコンテキストをデータストア236Bに入力することが、データストア236Bの規則に、テキストコンテンツが現在のコンテキストを前提としてすべての他の目標のプロパティおよびコンテンツの種類に対して最も高くランク付けされた目標のプロパティまたは提示するためのコンテンツの最も適する種類であるという指示を出力させる可能性がある。さらに別の例として、コンピューティングデバイス110が高いネットワーク接続の強さ(たとえば、dBの閾値を超える)または高いバッテリレベル(たとえば、100%、10%を超えるなど)を有することを示すものとしてコンピューティングデバイス110の1つまたは複数の動的なプロパティを定義するコンピューティングデバイス110の現在のコンテキストをデータストア236Bに入力することが、データストア236Bの規則に、触覚に基づくコンテンツまたはビジュアルコンテンツが現在のコンテキストを前提としてすべての他の目標のプロパティおよびコンテンツの種類に対して最も高くランク付けされた目標のプロパティまたは提示するためのコンテンツの最も適する種類であるという指示を出力させる可能性がある。さらにもう1つの例として、コンピューティングデバイス110が任意のオーディオ出力デバイスに接続され、高いネットワーク接続の強さ(たとえば、dBの閾値を超える)または高いバッテリレベル(たとえば、100%、10%を超えるなど)を有することを示すものとしてコンピューティングデバイス110の1つまたは複数の動的なプロパティを定義するコンピューティングデバイス110の現在のコンテキストをデータストア236Bに入力することが、データストア236Bの規則に、オーディオおよびビジュアルコンテンツが現在のコンテキストを前提としてすべての他の目標のプロパティおよびコンテンツの種類に対して最も高くランク付けされた目標のプロパティまたは提示するためのコンテンツの最も適する種類であるという指示を出力させる可能性が
ある。
【0062】
ランク付けモジュール266のコンテンツ分析モジュール268は、個々のパラメータなしの検索の結果に関連するコンテンツの目標のプロパティを推測し得る。目標のプロパティの例は、コンテンツの種類(たとえば、オーディオ、テキスト、ビジュアル、触覚、オーディオおよびビジュアルなど)、タッチ目標サイズ(たとえば、コンピューティングデバイス110のUID 112などのタッチ感知スクリーンの入力位置として提示されるグラフィカルな要素の物理的なサイズ)、コンテンツがモバイルに合ったものであるのかまたは非モバイルプラットフォーム用に設計されるのかの指示、コンテンツを提示するシステムの要件(たとえば、利用可能なメモリの量、プロセッサの能力の要件、オペレーティングシステムまたはコンピューティングプラットフォームの種類など)、コンテンツのサイズ(たとえば、画像サイズ、ページ上のコンテンツまたは単語の量など)、ネットワークロケーション(たとえば、内部ネットワークロケーションまたは外部ネットワークロケーション)、ならびにデータサイズ(たとえば、ファイルサイズ、長さ、バイトの量など)、ならびにコンテンツを定義する他のプロパティを含む。
【0063】
コンテンツ分析モジュール268は、パラメータなしの検索の結果の各々のコンテンツに関連する「関与時間(engagement time)」スコアを決定または予測し得る。言い換えれば、コンテンツ分析モジュール268は、ユーザが検索結果のコンテンツとインタラクションするのにかけると予測される時間の量を予測し得る。コンテンツ分析モジュール268は、コンピューティングデバイス110のコンテキストおよびコンピューティングデバイス110のユーザについて経時的に学習された他の情報(たとえば、通信情報、使用の癖など)に基づいて、ユーザがパラメータなしの検索の結果の各々のコンテンツとどれぐらい長くインタラクションする(たとえば、閲覧する、聞く、感じるなど)と予測されるかを推測し得る。コンテンツ分析モジュール268は、コンテンツの種類、コンテンツのソースなどの他の情報にも基づいてコンテンツの関与時間を推測し得る。一例として、コンテンツ分析モジュール268は、ユーザの関心を引く可能性がある映画のビデオストリームにより大きな関与時間スコアを割り振る可能性があり、一般大衆全体に人気があるビデオストリームにより小さな関与時間スコアを割り振る可能性があり、つまり、コンテンツ分析モジュール268は、ユーザは誰もが関心のある映画よりもユーザが本当に関心のある映画を見ることにより多くの時間を費やすと推測する可能性がある。
【0064】
コンテンツ分析モジュール268を使用して、ランク付けモジュール266は、コンピューティングデバイスの1つまたは複数の動的なプロパティおよび複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、複数の検索結果の各々に関連するそれぞれの関与時間を予測し、それぞれの関与時間に従って複数の検索結果の各々をランク付けし得る。検索結果をランク付けする前に、ランク付けモジュール266は、複数の検索結果の各々に関してコンテンツ分析モジュール268によって決定された関与時間スコアを調整し得る。ランク付けモジュール266は、コンテンツに関連する目標のプロパティの累積されたそれぞれのスコアに比例する量だけコンテンツ分析モジュール268が各検索結果に適用する予測される関与時間スコアを調整し得る。言い換えれば、ランク付けモジュール266は、現在のコンテキストに関してコンテンツがコンピューティングデバイス110による提示に適することを示すスコアをコンテンツに関連する目標のプロパティが有する場合、関与時間を上げる方向に調整し得る(たとえば、関与時間を増やし得る)。反対に、ランク付けモジュール266は、現在のコンテキストに関してコンテンツがコンピューティングデバイス110による提示に適さないことを全体として示すスコアをコンテンツに関連する目標のプロパティが有する場合、関与時間を下げる方向に調整し得る(たとえば、関与時間を減らし得る)。
【0065】
図3Aおよび
図3Bは、本開示の1つまたは複数の態様による、例示的なコンピューティングデバイスの動的なプロパティに少なくとも一部基づいてランク付けされたパラメータなしの検索の結果を提示するように構成される例示的なコンピューティングデバイスとしてのコンピューティングデバイス310Aおよび310Bによってそれぞれ提示される例示的なグラフィカルユーザインターフェース314Aおよび314Bを示す概念図である。コンピューティングデバイス310Aおよび310Bは、
図1のシステム100のコンピューティングデバイス110の例である。
図3Aおよび
図3Bは、
図1のシステム100の文脈で以下で説明される。
【0066】
図3Aの例において、コンピューティングデバイス310Aは、モバイル電話またはタブレットデバイスである。コンピューティングデバイス310Aは、ユーザインターフェース314Aを表示するように構成されるUID 312Aを含む。やはり
図3Aの例に示されるように、オーディオ出力デバイス316(たとえば、1対のヘッドフォン)が、コンピューティングデバイス310Aに接続され、オーディオを出力するために利用され得る。
【0067】
ユーザインターフェース310Aは、
図3Aの例の最も高いランク付けの検索結果が他の検索結果(検索結果B〜D)の上に層上に重ねられる検索結果Aである動的なランク付けで提示される検索結果A〜Dを含む。
図3Aに示される動的なランク付けの中の最も低いランク付けの検索結果は、テキストコンテンツまたは非オーディオコンテンツに関連付けられる検索結果Dである。検索結果Aは、オーディオコンテンツに関連付けられる。
【0068】
検索結果A〜Dの動的なランク付けを決定するとき、ISS 160は、コンピューティングデバイス310Aがいずれかのオーディオ出力デバイス316に接続されることを1つまたは複数の動的なプロパティが示すと決定したことに応答して、複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、オーディオコンテンツに関連付けられる複数の検索結果からの1つまたは複数の検索結果を動的なランク付けにおいて複数の検索結果からの他の検索結果よりも高くランク付けする可能性がある。言い換えれば、
図3Aは、ISS 160によって決定された動的なランク付けが、UIモジュール120に、おそらくヘッドフォンを着用しているときにユーザがオーディオコンテンツを聞きたい可能性がより高いという推測に基づいて、ヘッドフォンがコンピューティングデバイス310Aに接続されるとき、グラフィカルユーザインターフェースの最前面に(たとえば、ランク付けの中でより高く)オーディオコンテンツに関連付けられる検索結果を提示させる可能性があることを示す。ヘッドフォンがオーディオ出力デバイス316の一例として示されるが、オーディオコンテンツに関してより高いランク付けをもたらす可能性があるオーディオ出力デバイスの他の例は、有線またはワイヤレススピーカ、カーオーディオシステム、およびホームオーディオシステムを含む。一部の例において、ISS 160は、ユーザがオーディオコンテンツを聞きたい可能性がより高いと推測し、したがって、他の規則または条件に基づいて(たとえば、コンピューティングデバイス310Aのスピーカフォンの設定が有効化されることを検出したことに応答して、またはコンピューティングデバイス310Aに関連する音量設定が閾値の音量設定よりも大きく設定されることを検出したことに応答してなど)オーディオコンテンツに関連付けられる検索結果をグラフィカルユーザインターフェースの最前面に提示する可能性がある。
【0069】
図3Bの例において、コンピューティングデバイス310Bは、腕時計デバイスである。コンピューティングデバイス310Bは、ユーザインターフェース314Bを表示するように構成されるUID 312Bを含む。コンピューティングデバイス310Aとは異なり、コンピューティングデバイス310Bは、コンピューティングデバイス310Bに接続され、オーディオを出力するために利用され得るオーディオ出力デバイス316(たとえば、1対のヘッドフォン)を含まない。
【0070】
ユーザインターフェース310Bは、
図3Bの例の最も高いランク付けの検索結果が他の検索結果(検索結果B、C、およびA)の上に層上に重ねられる検索結果Dである動的なランク付けで提示される検索結果A〜Dを含む。
図3Aに示される動的なランク付けの中の最も低いランク付けの検索結果は、検索結果A(たとえば、オーディオコンテンツに関連付けられる検索結果)である。検索結果Dは、テキストコンテンツに関連付けられる。
【0071】
検索結果A〜Dの動的なランク付けを決定するとき、ISS 160は、コンピューティングデバイス310Bがいずれのオーディオ出力デバイスにも接続されないことを1つまたは複数の動的なプロパティが示すと決定したことに応答して、複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、複数の検索結果からの他の検索結果を動的なランク付けにおいてオーディオコンテンツに関連付けられる複数の検索結果からの1つまたは複数の検索結果よりも高くランク付けする可能性がある。言い換えれば、
図3Bは、ISS 160によって決定された動的にランク付けが、UIモジュール120に、オーディオ出力デバイスが利用可能でないときにユーザがオーディオコンテンツを聞きたい可能性がより低いという推測に基づいて、ヘッドフォンがコンピューティングデバイス310Bに接続されないとき、グラフィカルユーザインターフェースの最前面に(たとえば、ランク付けの中でより高く)非オーディオコンテンツに関連付けられる検索結果を提示させる可能性があることを示す。ユーザがオーディオコンテンツを聞きたくないことを示す可能性がある他の指示または動的なプロパティは、デバイス310Aが一緒に置かれた有線もしくはワイヤレススピーカに結合されないこと、一緒に置かれたカーオーディオシステムに結合されないこと、閾値の音量設定未満に設定されたスピーカフォンの設定もしくは音量設定を有すること、またはオフにされることなどを示す動的なプロパティを含む可能性がある。
【0072】
図4は、本開示の1つまたは複数の態様による、コンピューティングデバイスの動的なプロパティに少なくとも一部基づいてパラメータなしの検索の結果をランク付けするように構成されるISS 260などの例示的なコンピューティングシステムによって実行される例示的な動作400〜440を示す流れ図である。
図4は、
図1のシステム100の文脈で以下で説明される。たとえば、ISS 160は、本開示の1つまたは複数の態様に従って動作400〜440を実行し得る。
【0073】
図4の例において、ISS 160は、コンピューティングデバイスのユーザに関連性があると決定された複数の検索結果を特定するために、コンピューティングデバイスのコンテキストに少なくとも一部基づいてパラメータなしの検索クエリを実行し得る(400)。たとえば、検索モジュール164は、コンテキストモジュール122からコンピューティングデバイス110のコンテキストを受信し、現在のコンテキストに関して関連性がある情報を生成する可能性が高いパラメータなしの検索クエリを生成し、生成されたクエリを使用して(たとえば、インターネット上で)情報の検索を実行することによってパラメータなしの検索の結果を生成し得る。
【0074】
ISS 160は、複数の検索結果の各々に関してそれぞれの目標のプロパティを決定し得る(410)。たとえば、単に検索が完了するとコンピューティングデバイス110に検索結果を出力するのではなく、検索モジュール164は、UID 112における検索結果の提示を改善するために検索結果に関連する動的なランク付けを決定するためのランク付けモジュール166への入力として検索結果を供給する可能性がある。ランク付けモジュール166は、各検索結果がオーディオコンテンツ、ビジュアルコンテンツ、オーディオおよびビジュアルコンテンツ、触覚に基づくコンテンツ、それともテキストコンテンツに関連付けられるのかを示す少なくとも1つのそれぞれの目標のプロパティを含む検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティを決定し得る。
【0075】
ISS 160は、コンピューティングデバイスの1つまたは複数の動的なプロパティを決定し得る(420)。たとえば、ランク付けモジュール166は、コンテキストモジュール122から受信されたコンテキストを分析して、ネットワーク接続の強さ、オーディオ出力デバイスへの接続ステータス、バッテリレベル、またはマルチメディアストリーミングデバイスへの接続ステータスのうちの少なくとも1つを示す動的なプロパティを決定する可能性がある。
【0076】
ISS 160は、コンピューティングデバイスの1つまたは複数の動的なプロパティおよび複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、複数の検索結果の動的なランク付けを決定し得る(430)。たとえば、規則に基づくアルゴリズムまたは機械学習システムを使用して、ランク付けモジュール166は、まず、検索結果の各々に関連するコンテンツを分析してそれぞれの結果に関連する「予測される関与時間」を決定する可能性がある。予測される関与時間は、コンピューティングデバイス110のユーザがコンテンツとインタラクションするのにかけると予測される時間の推定される量である。他のパラメータなしの検索システムにおいて、検索結果は、予測される関与時間にのみしたがってランク付けされる可能性がある。
【0077】
次に、ランク付けモジュール166は、検索結果の各々の予測される関与時間への「調整」を決定し得る。ランク付けモジュール166は、コンピューティングデバイス110の動的なプロパティを入力し、目標のプロパティの種類毎のスコアの調整量を出力し得る。たとえば、目標のプロパティがコンピューティングデバイス110の動的なプロパティに適合する場合、スコアの調整量はゼロである可能性がある。言い換えれば、ランク付けモジュール166は、コンピューティングデバイス110の現在のコンテキストを前提として予測されるだけ長くユーザがコンテンツを閲覧するか、聞くか、または感じる可能性が高いと推測する可能性がある。しかし、目標のプロパティがコンピューティングデバイス110の動的なプロパティに適合しない(たとえば、目標のプロパティのその種類に関連するコンテンツが現在のコンテンツにおいて提示するのに適さないことを示す)場合、ランク付けモジュール166は、ゼロを超える調整分だけ検索結果の予測される関与時間を調整する可能性がある。言い換えれば、ランク付けモジュール166は、コンピューティングデバイス110の現在のコンテキストを前提として予測されるだけ長くユーザがコンテンツを閲覧するか、聞くか、または感じる可能性が高くないと推測する可能性があり、それに応じて、予測される関与時間を調整する。
【0078】
ランク付けモジュール166は、スコアの調整量だけ関与時間を減らすことによって検索結果の各々の予測される関与時間の各々を調整し得る。たとえば、コンテンツが1分の関与時間を有すると仮定する。ランク付けモジュール166は、コンテンツに関連する目標のプロパティがコンピューティングデバイス110の動的なプロパティに適合する場合に関与時間を調整することを控える可能性があり、したがって、調整された関与時間が1分のままになる。しかし、目標のプロパティがコンピューティングデバイス110の動的なプロパティに適合しない場合、ランク付けモジュール166は、現在のコンテキストにそれほど適合しない他の目標のプロパティよりも適合する目標のプロパティに関して減少がより少ないように何らかの量だけ関与時間を減らしてもよい。
【0079】
ランク付けモジュール166は、複数のパラメータなしの検索の結果をそれらのそれぞれの調整された関与時間に従って順序付け得る。ランク付けモジュール166は、調整された関与時間がより多い検索結果に、調整された関与時間がより少ない検索結果よりも高いランク付けを割り振り得る。
【0080】
ISS 160は、複数の検索結果および動的なランク付けをコンピューティングデバイスに送信し得る(440)。たとえば、ランク付けモジュール166は、ネットワーク130を介してコンピューティングデバイス110に検索結果および動的なランク付けを出力する可能性がある。UIモジュール120は、動的なランク付けに基づいて検索結果をフォーマットし、UID 112を使用してユーザに検索結果を提示し得る。
【0081】
図4に示されるように、ISS 160は、動的なプロパティが変化するときに動作420〜440を繰り返し得る。たとえば、ISS 160は、より早い時間のコンピューティングデバイス110の初期の動的なプロパティに少なくとも一部基づいて複数のパラメータなしの検索の結果の初期の動的なランク付けを決定する可能性がある。それから、より後の時間に、ISS 160は、コンピューティングデバイス110の1つまたは複数の後続の動的なプロパティを決定する可能性があり、1つまたは複数の後続の動的なプロパティの少なくとも1つは、1つまたは複数の初期の動的なプロパティの各々とは異なる。ISS 160は、コンピューティングデバイス110の1つまたは複数の後続の動的なプロパティおよび複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、初期の動的なランク付けとは異なる複数の検索結果の後続の動的なランク付けを決定し得る。そして、ISS 160は、後続の動的なランク付けをコンピューティングデバイス110に送信し得る。ISS 160から後続の動的なランク付けを受信すると、コンピューティングデバイス110のUIモジュール120は、どの検索結果がそのUIモジュール120のユーザインターフェースの最前面に提示されるかを変更し得る。
【0082】
たとえば、ISS 160は、オーディオ出力デバイス(たとえば、ヘッドフォン)がコンピューティングデバイス110に接続されないことをコンピューティングデバイス110の動的なプロパティが示すので、オーディオファイルがテキストまたは静止画ファイルよりも低くランク付けされる検索結果の初期の動的なランク付けを決定する可能性がある。その後、ISS 160は、オーディオ出力デバイス(たとえば、ヘッドフォン)がコンピューティングデバイス110に接続されることをコンピューティングデバイス110の動的なプロパティが後になって示すので、オーディオファイルがテキストまたは静止画ファイルよりも高くランク付けされる検索結果の後続のランク付けを決定する可能性がある。
【0083】
一部の例において、ISS 160は、コンピューティングデバイスが低いネットワーク接続の強さまたは低いバッテリレベルを有すると1つまたは複数の動的なプロパティが示すと決定したことに応答して、複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、テキストコンテンツに関連付けられる複数の検索結果からの1つまたは複数の検索結果を動的なランク付けにおいて複数の検索結果からの他の検索結果よりも高くランク付けすることによって、複数の検索結果の動的なランク付けを決定する可能性がある。たとえば、ネットワーク接続の速度、帯域幅、レイテンシ、または他のネットワークの特徴が特定の種類の手の込んだコンテンツ(たとえば、オーディオ、ビジュアル、オーディオおよびビジュアル)を扱うことができない、ならびに/または残りのバッテリ電力がそれらの特定の種類の手の込んだコンテンツ(たとえば、オーディオ、ビジュアル、オーディオおよびビジュアル)を提示するのに十分でないことをコンピューティングデバイス110の動的なプロパティが示す場合、ランク付けモジュール166は、より手の込んだコンテンツに関連する検索結果を動的なランク付けの中でより下に動かし、より手の込んでいないコンテンツ(たとえば、テキストコンテンツ)の位置を高くする可能性がある。
【0084】
一部の例において、ISS 160は、コンピューティングデバイスが高いネットワーク接続の強さまたは高いバッテリレベルを有すると1つまたは複数の動的なプロパティが示すと決定したことに応答して、複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、触覚に基づくコンテンツまたはビジュアルコンテンツに関連付けられる複数の検索結果からの1つまたは複数の検索結果を動的なランク付けにおいて複数の検索結果からの他の検索結果よりも高くランク付けすることによって、複数の検索結果の動的なランク付けを決定する可能性がある。たとえば、ネットワーク接続の速度、帯域幅、レイテンシ、または他のネットワークの特徴がオーディオ再生のない特定の種類の手の込んだコンテンツ(たとえば、ビジュアル、触覚など)を扱うことができ、ならびに/または残りのバッテリ電力がオーディオ再生のないそれらの特定の種類の手の込んだコンテンツ(たとえば、ビジュアル、触覚など)を提示するのに十分であることをコンピューティングデバイス110の動的なプロパティが示す場合、ランク付けモジュール166は、より手の込んだ非オーディオコンテンツに関連する検索結果を動的なランク付けの中でより上に動かし、オーディオおよびより手の込んでいないコンテンツ(たとえば、テキストコンテンツ)の位置を低くする可能性がある。
【0085】
一部の例において、ISS 160は、コンピューティングデバイスがいずれかのオーディオ出力デバイスに接続され、高いネットワーク接続の強さまたは高いバッテリレベルを有すると1つまたは複数の動的なプロパティが示すと決定したことに応答して、複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、オーディオおよびビジュアルコンテンツに関連付けられる複数の検索結果からの1つまたは複数の検索結果を動的なランク付けにおいて複数の検索結果からの他の検索結果よりも高くランク付けすることによって、複数の検索結果の動的なランク付けを決定する可能性がある。たとえば、ネットワーク接続の速度、帯域幅、レイテンシ、または他のネットワークの特徴がオーディオ再生をともなう特定の種類の手の込んだコンテンツ(たとえば、オーディオ、オーディオおよびビジュアルなど)を扱うことができ、ならびに/または残りのバッテリ電力がオーディオ再生をともなうそれらの特定の種類の手の込んだコンテンツ(たとえば、オーディオ、オーディオおよびビジュアルなど)を提示するのに十分であることをコンピューティングデバイス110の動的なプロパティが示す場合、ランク付けモジュール166は、より手の込んだオーディオコンテンツに関連する検索結果を動的なランク付けの中でより上に動かし、非オーディオおよびより手の込んでいないコンテンツの位置を低くする可能性がある。
【0086】
したがって、一部の例において、デバイスのプロパティおよびユーザの接続性の状態に基づいて検索結果のランク付けを調整することを学習し得るシステムが説明される。一部の例において、システムは、コンテンツの種類(たとえば、ビデオ、テキスト、オーディオ)およびユーザのデバイス/接続性のレベルに基づいて、コンテンツによって所与のユーザが費やす「関与時間」に対するディスカウント因子(discount factor)を予測するユーザにまたがったモデルを使用する。デバイスのプロパティの例は、静的なおよび動的なプロパティを含む。静的なプロパティの例は、デバイスの種類(たとえば、タブレット、電話、腕時計)、スクリーンサイズ、利用可能な入力/出力メカニズムを含む。動的なプロパティの例は、接続性のレベル、ヘッドフォンが利用可能かどうか、ストリーミングメディアデバイスが利用可能かどうか、バッテリレベル、およびデバイスがユーザの主たるデバイスであるのかまたは補助的なデバイスであるのかを含む。
【0087】
一部の例において、システムは、各検索結果に関するスコアを予測し、予測されたスコアに従って検索結果をランク付けする。たとえば、スコアは、ユーザの検索履歴、同様の種類の情報とのインタラクション、およびユーザのコンテキストに基づいて決定され得る。システムは、目標のコンテンツについてのプロパティ(たとえば、モバイルに合っているか否か、タッチ目標のサイズ、デバイス上での予測されるロード時間、目標の送信先のサイズ、プロセッサおよびメモリまたは他のシステムの要件、ページ上のコンテンツの量、主な記事の文字数、主なメディアコンテンツの種類がオーディオ、ビジュアル、オーディオ/ビジュアルのいずれかであること、ページ上の画像のサイズ、内部の送信先、ならびに情報の種類)を推測し得る。そして、システムは、デバイスのプロパティおよび目標のプロパティに基づいてスコアの間のリンクを機械学習し得る。
【0088】
たとえば、タッチ目標サイズおよび画像サイズに関して、システムは、検索結果に関連するタッチ目標のサイズまたは画像サイズが原因で、ユーザがタッチ目標に触れることまたは画像を閲覧することが困難である場合(たとえば、時計などの小さいサイズのスクリーンに提示された場合)、システムが他の検索結果の中でその結果により低いランク付けを与え得ると推測する可能性がある。反対に、システムは、検索結果に関連するタッチ目標のサイズまたは画像サイズが原因で、ユーザがタッチ目標に触れることまたは画像を閲覧することが困難でない場合(たとえば、タブレットなどのより大きなサイズのスクリーンに提示された場合)、システムが他の検索結果の中でその結果により高いランク付けを与え得るかまたはランク付けを変更することを控え得ると推測する可能性がある。
【0089】
一部の例において、検索結果に関連するネットワークロケーションに関して、システムは、デバイスに関連する現在のネットワーク接続を前提とすると利用不可能であるコンテンツの位置を検索結果が指し、したがって、コンテンツに関与することを少なくとも難しくする場合(たとえば、コンテンツがファイアウォールの後ろに置かれているかまたはそれ以外の形で現在のネットワーク接続からアクセス可能でない場合)、システムが他の検索結果の中でその結果により低いランク付けを与え得ると推測する可能性がある。反対に、システムは、デバイスに関連する現在のネットワーク接続を前提として利用可能であるコンテンツの位置を検索結果が指し、したがって、コンテンツに関与することを可能にする場合(たとえば、コンテンツがファイアウォールの後ろに置かれているが、デバイスの現在のネットワーク接続がファイアウォールを越えたアクセスをデバイスにやはり与える場合)、システムが他の検索結果の中でその結果により高いランク付けを与え得るかまたはランク付けを変更することを控え得ると推測する可能性がある。
【0090】
一部の例において、検索結果に関連するデータサイズに関して、システムは、現在のネットワーク接続を前提としてロードするのに長い時間がかかるより大きなサイズのファイルを検索結果が指す場合、システムが他の検索結果の中でその結果により低いランク付けを与え得ると推測する可能性がある。反対に、システムは、検索結果がより小さなサイズのファイルを指す場合、またはデバイスの速いネットワーク接続のために、現在のネットワーク接続を前提として結果がロードするのに長い時間がかからないと推測する場合、システムが他の検索結果の中でその結果により高いランク付けを与え得るかまたはランク付けを変更することを控え得ると推測する可能性がある。
【0091】
一部の例において、システムは、このスコアをユーザ毎にパーソナライズする可能性がある。たとえば、一部のユーザがそれらのユーザのタブレット上で長い記事を読むのみであるが、それらのユーザが家でそれらのユーザのストリーミングデバイスに接続されるときにはTV番組を見ることが好きであることがあり得る。システムは、ユーザがそれらのユーザのタブレットを使用しているとき、長い記事により高いスコアを与え、家でストリーミングデバイスに接続されるとき、TV番組により高いスコアを与える。
【0092】
第1項. コンピューティングデバイスのユーザに関連性があると決定された複数の検索結果を特定するために、コンピューティングデバイスのコンテキストに少なくとも一部基づいてコンピューティングシステムによってパラメータなしの検索クエリを実行するステップと、複数の検索結果の各々に関してコンピューティングシステムによってそれぞれの目標のプロパティを決定するステップであって、それぞれの目標のプロパティは、検索結果がオーディオコンテンツ、ビジュアルコンテンツ、オーディオおよびビジュアルコンテンツ、触覚に基づくコンテンツ、それともテキストコンテンツに関連付けられるのかを示す、ステップと、コンピューティングシステムによってコンピューティングデバイスの1つまたは複数の動的なプロパティを決定するステップであって、1つまたは複数の動的なプロパティが、ネットワーク接続の強さ、オーディオ出力デバイスへの接続ステータス、バッテリレベル、またはマルチメディアストリーミングデバイスへの接続ステータスのうちの少なくとも1つを示す、ステップと、コンピューティングデバイスの1つまたは複数の動的なプロパティおよび複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、コンピューティングシステムによって、複数の検索結果の動的なランク付けを決定するステップと、複数の検索結果および動的なランク付けをコンピューティングシステムによってコンピューティングデバイスに送信するステップとを含む方法。
【0093】
第2項. 1つまたは複数の動的なプロパティが、初期の動的なプロパティであり、動的なランク付けが、初期の動的なランク付けであり、方法が、コンピューティングシステムによってコンピューティングデバイスの1つまたは複数の後続の動的なプロパティを決定するステップであって、1つまたは複数の後続の動的なプロパティのうちの少なくとも1つが、1つまたは複数の初期の動的なプロパティの各々と異なる、ステップ、コンピューティングデバイスの1つまたは複数の後続の動的なプロパティおよび複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、コンピューティングシステムによって、初期の動的なランク付けとは異なる複数の検索結果の後続の動的なランク付けを決定するステップ、後続の動的なランク付けをコンピューティングシステムによってコンピューティングデバイスに送信するステップをさらに含む第1項の方法。
【0094】
第3項. コンピューティングシステムによってコンピューティングデバイスの1つまたは複数の静的なプロパティを決定するステップであって、1つまたは複数の静的なプロパティが、スクリーンサイズ、デバイスの種類、ディスプレイデバイスの可用性、またはオーディオデバイスの可用性のうちの少なくとも1つを示す、ステップをさらに含み、複数の検索結果の動的なランク付けが、コンピューティングデバイスの1つまたは複数の静的なプロパティに少なくとも一部基づいてさらに決定される第1項または第2項の方法。
【0095】
第4項. 複数の検索結果の動的なランク付けを決定するステップが、コンピューティングデバイスの1つまたは複数の動的なプロパティおよび複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、コンピューティングシステムによって、複数の検索結果の各々に関連するそれぞれの関与時間を予測することであって、検索結果のそれぞれの関与時間が、ユーザがその検索結果のコンテンツとインタラクションするのにかけると予測される時間の推定される量である、予測することと、コンピューティングシステムによってそれぞれの関与時間に従って複数の検索結果の各々をランク付けすることとを含む第1項から第3項のいずれか一項の方法。
【0096】
第5項. 複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティが、その検索結果に関連するタッチ目標サイズ、その検索結果に関連する画像サイズ、その検索結果に関連するネットワークロケーション、およびその検索結果に関連するデータサイズのうちの少なくとも1つをさらに示す第1項から第4項のいずれか一項の方法。
【0097】
第6項. コンピューティングデバイスのユーザに関連する通信情報に基づいてコンピューティングシステムによってコンピューティングデバイスのコンテキストを決定するステップをさらに含む第1項から第5項のいずれか一項の方法。
【0098】
第7項. 複数の検索結果の動的なランク付けを決定するステップが、コンピューティングデバイスがいずれかのオーディオ出力デバイスに接続されることを1つまたは複数の動的なプロパティが示すと決定したことに応答して、複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、コンピューティングシステムによって、オーディオコンテンツに関連付けられる複数の検索結果からの1つまたは複数の検索結果を動的なランク付けにおいて複数の検索結果からの他の検索結果よりも高くランク付けすることを含む第1項から第6項のいずれか一項の方法。
【0099】
第8項. 複数の検索結果の動的なランク付けを決定するステップが、コンピューティングデバイスがいずれのオーディオ出力デバイスにも接続されないことを1つまたは複数の動的なプロパティが示すと決定したことに応答して、複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、コンピューティングシステムによって、複数の検索結果からの他の検索結果を動的なランク付けにおいてオーディオコンテンツに関連付けられる複数の検索結果からの1つまたは複数の検索結果よりも高くランク付けすることを含む第7項の方法。
【0100】
第9項. 複数の検索結果の動的なランク付けを決定するステップが、コンピューティングデバイスが低いネットワーク接続の強さまたは低いバッテリレベルを有すると1つまたは複数の動的なプロパティが示すと決定したことに応答して、複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、コンピューティングシステムによって、テキストコンテンツに関連付けられる複数の検索結果からの1つまたは複数の検索結果を動的なランク付けにおいて複数の検索結果からの他の検索結果よりも高くランク付けすることを含む第1項から第8項のいずれか一項の方法。
【0101】
第10項. 複数の検索結果の動的なランク付けを決定するステップが、コンピューティングデバイスが高いネットワーク接続の強さまたは高いバッテリレベルを有すると1つまたは複数の動的なプロパティが示すと決定したことに応答して、複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、コンピューティングシステムによって、触覚に基づくコンテンツまたはビジュアルコンテンツに関連付けられる複数の検索結果からの1つまたは複数の検索結果を動的なランク付けにおいて複数の検索結果からの他の検索結果よりも高くランク付けすることを含む第1項から第9項のいずれか一項の方法。
【0102】
第11項. 複数の検索結果の動的なランク付けを決定するステップが、コンピューティングデバイスがいずれかのオーディオ出力デバイスに接続され、高いネットワーク接続の強さまたは高いバッテリレベルを有すると1つまたは複数の動的なプロパティが示すと決定したことに応答して、複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、コンピューティングシステムによって、オーディオおよびビジュアルコンテンツに関連付けられる複数の検索結果からの1つまたは複数の検索結果を動的なランク付けにおいて複数の検索結果からの他の検索結果よりも高くランク付けすることを含む第1項から第10項のいずれか一項の方法。
【0103】
第12項. 実行されたときにコンピューティングシステムの少なくとも1つのプロセッサに、コンピューティングデバイスのユーザに関連性があると決定された複数の検索結果を特定するために、コンピューティングデバイスのコンテキストに少なくとも一部基づいてパラメータなしの検索クエリを実行すること、複数の検索結果の各々に関してそれぞれの目標のプロパティを決定することであって、それぞれの目標のプロパティは、検索結果がオーディオコンテンツ、ビジュアルコンテンツ、オーディオおよびビジュアルコンテンツ、触覚に基づくコンテンツ、それともテキストコンテンツに関連付けられるのかを示す、決定すること、コンピューティングデバイスの1つまたは複数の動的なプロパティを決定することであって、1つまたは複数の動的なプロパティが、ネットワーク接続の強さ、オーディオ出力デバイスへの接続ステータス、バッテリレベル、またはマルチメディアストリーミングデバイスへの接続ステータスのうちの少なくとも1つを示す、決定すること、コンピューティングデバイスの1つまたは複数の動的なプロパティおよび複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、複数の検索結果の動的なランク付けを決定すること、ならびに複数の検索結果および動的なランク付けをコンピューティングデバイスに送信することを行わせる命令を含むコンピュータ可読ストレージ媒体。
【0104】
第13項. 1つまたは複数の動的なプロパティが、初期の動的なプロパティであり、動的なランク付けが、初期の動的なランク付けであり、命令が、実行されたときに、コンピューティングシステムの少なくとも1つのプロセッサにさらに、コンピューティングデバイスの1つまたは複数の後続の動的なプロパティを決定することであって、1つまたは複数の後続の動的なプロパティのうちの少なくとも1つが、1つまたは複数の初期の動的なプロパティの各々と異なる、決定すること、コンピューティングデバイスの1つまたは複数の後続の動的なプロパティおよび複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、初期の動的なランク付けとは異なる複数の検索結果の後続の動的なランク付けを決定すること、後続の動的なランク付けをコンピューティングデバイスに送信することを行わせる第12項のコンピュータ可読ストレージ媒体。
【0105】
第14項. 命令が、実行されたときに、コンピューティングシステムの少なくとも1つのプロセッサにさらに、コンピューティングデバイスの1つまたは複数の静的なプロパティを決定することであって、1つまたは複数の静的なプロパティが、スクリーンサイズ、デバイスの種類、ディスプレイデバイスの可用性、またはオーディオデバイスの可用性のうちの少なくとも1つを示す、決定することを行わせ、複数の検索結果の動的なランク付けが、コンピューティングデバイスの1つまたは複数の静的なプロパティに少なくとも一部基づいてさらに決定される第12項または第13項のコンピュータ可読ストレージ媒体。
【0106】
第15項. 命令が、実行されたときに、コンピューティングシステムの少なくとも1つのプロセッサにさらに、コンピューティングデバイスの1つまたは複数の動的なプロパティおよび複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、複数の検索結果の各々に関連するそれぞれの関与時間を予測することであって、検索結果のそれぞれの関与時間が、ユーザがその検索結果のコンテンツとインタラクションするのにかけると予測される時間の推定される量である、予測することと、それぞれの関与時間に従って複数の検索結果の各々をランク付けすることとを行わせる第12項から第14項のいずれか一項のコンピュータ可読ストレージ媒体。
【0107】
第16項. 複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティが、その検索結果に関連するタッチ目標サイズ、その検索結果に関連する画像サイズ、その検索結果に関連するネットワークロケーション、およびその検索結果に関連するデータサイズのうちの少なくとも1つをさらに示す第12項から第15項のいずれか一項のコンピュータ可読ストレージ媒体。
【0108】
第17項. 少なくとも1つのプロセッサ、少なくとも1つのモジュールであって、コンピューティングデバイスのユーザに関連性があると決定された複数の検索結果を特定するために、コンピューティングデバイスのコンテキストに少なくとも一部基づいてパラメータなしの検索クエリを実行すること、複数の検索結果の各々に関してそれぞれの目標のプロパティを決定することであって、それぞれの目標のプロパティは、検索結果がオーディオコンテンツ、ビジュアルコンテンツ、オーディオおよびビジュアルコンテンツ、触覚に基づくコンテンツ、それともテキストコンテンツに関連付けられるのかを示す、決定すること、コンピューティングデバイスの1つまたは複数の動的なプロパティを決定することであって、1つまたは複数の動的なプロパティが、ネットワーク接続の強さ、オーディオ出力デバイスへの接続ステータス、バッテリレベル、またはマルチメディアストリーミングデバイスへの接続ステータスのうちの少なくとも1つを示す、決定すること、コンピューティングデバイスの1つまたは複数の動的なプロパティおよび複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、複数の検索結果の動的なランク付けを決定すること、ならびに複数の検索結果および動的なランク付けをコンピューティングデバイスに送信することを行わせるために少なくとも1つのプロセッサによって動作可能である、少なくとも1つのモジュールを含むコンピューティングシステム。
【0109】
第18項. 少なくとも1つのモジュールが、少なくとも、コンピューティングデバイスが低いネットワーク接続の強さまたは低いバッテリレベルを有すると1つまたは複数の動的なプロパティが示すと決定したことに応答して、複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、テキストコンテンツに関連付けられる複数の検索結果からの1つまたは複数の検索結果を動的なランク付けにおいて複数の検索結果からの他の検索結果よりも高くランク付けすることによって複数の検索結果の動的なランク付けを決定するために少なくとも1つのプロセッサによってさらに動作可能である第17項のコンピューティングシステム。
【0110】
第19項. 少なくとも1つのモジュールが、少なくとも、コンピューティングデバイスが高いネットワーク接続の強さまたは高いバッテリレベルを有すると1つまたは複数の動的なプロパティが示すと決定したことに応答して、複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、触覚に基づくコンテンツまたはビジュアルコンテンツに関連付けられる複数の検索結果からの1つまたは複数の検索結果を動的なランク付けにおいて複数の検索結果からの他の検索結果よりも高くランク付けすることによって複数の検索結果の動的なランク付けを決定するために少なくとも1つのプロセッサによってさらに動作可能である第17項または第18項のコンピューティングシステム。
【0111】
第20項. 少なくとも1つのモジュールが、少なくとも、コンピューティングデバイスがいずれかのオーディオ出力デバイスに接続され、高いネットワーク接続の強さまたは高いバッテリレベルを有すると1つまたは複数の動的なプロパティが示すと決定したことに応答して、複数の検索結果の各々のそれぞれの目標のプロパティに基づいて、オーディオおよびビジュアルコンテンツに関連付けられる複数の検索結果からの1つまたは複数の検索結果を動的なランク付けにおいて複数の検索結果からの他の検索結果よりも高くランク付けすることによって複数の検索結果の動的なランク付けを決定するために少なくとも1つのプロセッサによってさらに動作可能である第17項から第19項のいずれか一項のコンピューティングシステム。
【0112】
第21項. 第1項から第11項の方法のいずれかを実行するための手段を含むコンピューティングシステム。
【0113】
第22項. 実行されたときにコンピューティングシステムの少なくとも1つのプロセッサに第1項から第11項の方法のいずれかを実行させるさらなる命令を含む第12項のコンピュータ可読ストレージ媒体。
【0114】
第23項. 第1項から第11項の方法のいずれかを実行するための手段を含む第17項のコンピューティングシステム。
【0115】
1つまたは複数の例において、説明される機能は、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、またはこれらの任意の組合せで実装され得る。ソフトウェアに実装される場合、機能は、1つまたは複数の命令またはコードとしてコンピュータ可読媒体上に記憶されるかまたはコンピュータ可読媒体上で送信され、ハードウェアに基づく処理ユニットによって実行され得る。コンピュータ可読媒体は、データストレージ媒体などの有形の媒体に対応するコンピュータ可読ストレージ媒体、またはたとえば通信プロトコルによるある場所から別の場所へのコンピュータプログラムの転送を容易にする任意の媒体を含む通信媒体を含む可能性がある。このようにして、概して、コンピュータ可読媒体は、(1)非一時的である有形のコンピュータ可読ストレージ媒体または(2)信号もしくは搬送波などの通信媒体に対応する可能性がある。データストレージ媒体は、本開示において説明された技術の実装のための命令、コード、および/またはデータ構造を取り出すために1つまたは複数のコンピュータまたは1つまたは複数のプロセッサによってアクセスされ得る任意の利用可能な媒体である可能性がある。コンピュータプログラム製品は、コンピュータ可読媒体を含む可能性がある。
【0116】
限定ではなく例として、そのようなコンピュータ可読ストレージ媒体は、RAM、ROM、EEPROM、CD-ROMもしくは他の光ディスクストレージ、磁気ディスクストレージもしくは他の磁気ストレージデバイス、フラッシュメモリ、または命令もしくはデータ構造の形態で所望のプログラムコードを記憶するために使用可能であり、コンピュータによってアクセス可能である任意の他のストレージ媒体を含み得る。また、当然、任意の接続がコンピュータ可読媒体と呼ばれる。たとえば、命令が、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペアケーブル、デジタル加入者線(DSL)、または赤外線、ラジオ波、およびマイクロ波などのワイヤレス技術を用いてウェブサイト、サーバ、または他のリモートソースから送信される場合、同軸ケーブル、光ファイバケーブル、ツイストペアケーブル、DSL、または赤外線、ラジオ波、およびマイクロ波などのワイヤレス技術は、媒体の定義に含まれる。しかし、コンピュータ可読ストレージ媒体およびデータストレージ媒体は、接続、搬送波、信号、または他の一時的媒体を含まず、その代わりに、非一時的な有形のストレージ媒体を対象とすることを理解されたい。本明細書において使用されるとき、ディスク(disk)およびディスク(disc)は、コンパクトディスク(CD:compact disc)、レーザディスク(laser disc)、光ディスク(optical disc)、デジタルバーサタイルディスク(DVD:digital versatile disc)、フロッピーディスク(floppy disk)、およびブルーレイディスク(Blu-ray(登録商標) disc)を含み、ディスク(disk)が、通常、磁気的にデータを再生する一方、ディスク(disc)は、レーザを用いて光学的にデータを再生する。上記のものの組合せも、コンピュータ可読媒体の範囲内に含まれるべきである。
【0117】
命令は1つまたは複数のデジタル信号プロセッサ(DSP)、汎用マイクロプロセッサ、特定用途向け集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルロジックアレイ(FPGA)、または他の等価な集積もしくはディスクリート論理回路などの1つまたは複数のプロセッサによって実行され得る。したがって、用語「プロセッサ」は、本明細書において使用されるとき、上述の構造または本明細書において説明された技術の実装に好適な任意の他の構造のいずれかを指す可能性がある。加えて、一部の態様において、本明細書において説明された機能は、専用のハードウェアおよび/またはソフトウェアモジュール内に設けられる。また、技術は、1つまたは複数の回路または論理要素にすべて実装される可能性がある。
【0118】
本開示の技術は、ワイヤレスハンドセット、集積回路(IC)、または1組のIC(たとえば、チップセット)を含む多種多様なデバイスまたは装置に実装される可能性がある。様々な構成要素、モジュール、またはユニットが、開示された技術を実行するように構成されたデバイスの機能の態様を強調するために本開示において説明されているが、異なるハードウェアユニットによる実現を必ずしも必要としない。むしろ、上述のように、様々なユニットが、ハードウェアユニットにおいて組み合わされるか、または好適なソフトウェアおよび/もしくはファームウェアと連携した、上述の1つまたは複数のプロセッサを含む相互運用性のあるハードウェアユニットの集合によって提供される可能性がある。
【0119】
様々な実施形態が、説明された。これらのおよび他の実施形態は、添付の請求項の範囲内にある。