(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6544467
(24)【登録日】2019年6月28日
(45)【発行日】2019年7月17日
(54)【発明の名称】空気調和機
(51)【国際特許分類】
G01S 13/58 20060101AFI20190705BHJP
G01S 13/88 20060101ALI20190705BHJP
F24F 11/50 20180101ALI20190705BHJP
F24F 11/89 20180101ALI20190705BHJP
F24F 120/14 20180101ALN20190705BHJP
【FI】
G01S13/58 210
G01S13/88
F24F11/50
F24F11/89
F24F120:14
【請求項の数】6
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2018-130114(P2018-130114)
(22)【出願日】2018年7月9日
(65)【公開番号】特開2019-32152(P2019-32152A)
(43)【公開日】2019年2月28日
【審査請求日】2018年7月9日
(31)【優先権主張番号】特願2017-152156(P2017-152156)
(32)【優先日】2017年8月7日
(33)【優先権主張国】JP
(73)【特許権者】
【識別番号】000002853
【氏名又は名称】ダイキン工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100101454
【弁理士】
【氏名又は名称】山田 卓二
(74)【代理人】
【識別番号】100084146
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 宏
(74)【代理人】
【識別番号】100176463
【弁理士】
【氏名又は名称】磯江 悦子
(74)【代理人】
【識別番号】100183232
【弁理士】
【氏名又は名称】山崎 敏行
(72)【発明者】
【氏名】坪井 宏祐
【審査官】
藤田 都志行
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2016/157379(WO,A1)
【文献】
特開2008−104597(JP,A)
【文献】
特開2001−174540(JP,A)
【文献】
国際公開第2017/098609(WO,A1)
【文献】
米国特許出願公開第2017/0109481(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01S 7/00− 7/42
G01S 13/00−13/95
F24F 11/50
F24F 11/89
F24F 120/14
A61B 5/024
A61B 5/113
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
室内制御部(102)を有する室内ユニット(100,300)と、
上記室内制御部(102)に接続されたセンサユニット(200,400)と
を備え、
上記センサユニット(200,400)は、
生体情報を検出するためのレーダー(201)と、
上記レーダー(201)を制御すると共に、上記室内制御部(102)と通信を行うレーダー制御部(202)と、
上記レーダー制御部(202)により制御され、上記レーダー(201)により検出された上記生体情報を表す信号を無線送信する無線通信部(203)と
を有し、
上記室内制御部(102)が故障しても、上記無線通信部(203)により上記レーダー(201)の検知情報を外部に上記室内制御部(102)を介さないで無線送信可能としていることを特徴とする空気調和機。
【請求項2】
請求項1に記載の空気調和機において、
上記センサユニット(200,400)の上記無線通信部(203)の通信状態を表示する通信状態表示部(217a)を備えることを特徴とする空気調和機。
【請求項3】
請求項1または2に記載の空気調和機において、
上記センサユニット(200,400)の上記レーダー(201)の検知状態を表示する検知状態表示部(217b)を備えることを特徴とする空気調和機。
【請求項4】
請求項1から3のいずれか1つに記載の空気調和機において、
上記センサユニット(200)は、上記室内ユニット(100)と別体であることを特徴とする空気調和機。
【請求項5】
請求項4に記載の空気調和機において、
上記室内ユニット(100)と上記センサユニット(200)は、配線(20)で接続され、
上記室内ユニット(100)の上記室内制御部(102)と上記センサユニット(200)の上記レーダー制御部(202)は、上記配線(20)を介して通信を行うことを特徴とする空気調和機。
【請求項6】
請求項5に記載の空気調和機において、
上記センサユニット(200)は、上記室内ユニット(100)から上記配線(20)に含まれる電源線(20b)を介して給電されることを特徴とする空気調和機。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、空気調和機に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、空気調和機としては、生体情報を検知するドップラーセンサを内蔵する室内ユニットを備えたものがある(例えば、国際公開第2016/181546号(特許文献1)参照)。
【0003】
上記空気調和機では、ドップラーセンサを制御するコントローラを備え、ドップラーセンサにより検知された生体情報を、コントローラに接続された通信インターフェースを介して外部に送信する。これにより、ドップラーセンサの検知情報を外部で利用することが可能になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】国際公開第2016/181546号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記従来の空気調和機では、室内ユニットのコントローラが故障すると、ドップラーセンサの検知情報を外部に送信することができなくなるという問題がある。
【0006】
そこで、この発明の課題は、室内ユニットの制御部が故障しても、レーダーの検知情報を外部に送信することができる空気調和機を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
この発明の一態様に係る空気調和機は、
室内制御部を有する室内ユニットと、
上記室内制御部に接続されたセンサユニットと
を備え、
上記センサユニットは、
生体情報を検出するためのレーダーと、
上記レーダーを制御する
と共に、上記室内制御部と通信を行うレーダー制御部と、
上記レーダー制御部により制御され、上記レーダーにより検出された上記生体情報を表す信号を無線送信する無線通信部と
を有する
と共に、
上記室内制御部が故障しても、上記無線通信部により上記レーダーの検知情報を外部に上記室内制御部を介さないで無線送信可能としていることを特徴とする。
【0008】
ここで、レーダーにより検出される生体情報として、人体の心拍、呼吸、体動などの生体情報がある。
【0009】
上記構成によれば、室内ユニットを制御する室内制御部とは別にレーダーを制御するレーダー制御部を備え、そのレーダー制御部により無線通信部を制御して、レーダーで検出された生体情報を表す信号を無線送信することによって、室内ユニットの室内制御部が故障しても、レーダー制御部によりレーダーを制御して、無線通信部によりレーダーの検知情報を外部に無線送信することができる。
【0010】
また、一実施形態の空気調和機では、
上記センサユニットの上記無線通信部の通信状態を表示する通信状態表示部を備える。
【0011】
上記実施形態によれば、センサユニットの無線通信部の通信状態を通信状態表示部により表示することによって、通信状態をユーザーが視覚的に確認でき、利便性が向上する。
【0012】
また、一実施形態の空気調和機では、
上記センサユニットの上記レーダーの検知状態を表示する検知状態表示部を備える。
【0013】
上記実施形態によれば、センサユニットのレーダーの検知状態を検知状態表示部により表示することによって、レーダーの検知状態をユーザーが視覚的に確認でき、利便性が向上する。例えば、センサユニットが室内ユニットと別体の場合、センサユニットの設置時に、検知状態表示部に表示されたレーダーの検知状態を確認しながら、最適な方向にレーダーを向けることができる。
【0014】
また、一実施形態の空気調和機では、
上記センサユニットは、上記室内ユニットと別体である。
【0015】
上記実施形態によれば、レーダーが搭載されたセンサユニットを室内ユニットとは別体とすることにより、室内ユニットの送風ファンの回転やルーバー動作による振動の影響をレーダーが受けないので、室内ユニットにレーダーを内蔵した場合に比べてレーダーの検知精度を向上できる。この室内ユニットと別体のセンサユニットに搭載されたレーダーで検出された正確な生体情報に基づいて、室内ユニットの運転を制御することにより、最適な空調制御が可能になる。さらに、センサユニットは、室内ユニットとは別体であるので、設置の自由度が広がり、検出範囲が比較的狭いレーダーの検出方向を最適な方向に向けてセンサユニットを設置することができる。
【0016】
また、一実施形態の空気調和機では、
上記室内ユニットと上記センサユニットは、配線で接続され、
上記室内ユニットの上記室内制御部と上記センサユニットの上記レーダー制御部は、上記配線を介して通信を行う。
【0017】
上記実施形態によれば、室内ユニットとセンサユニットが配線を介して接続され、その室内ユニットの室内制御部とセンサユニットのレーダー制御部が配線を介して互いに通信を行うので、無線通信などに比べて応答性が向上すると共に、設置時に配線を接続するだけでよいので、無線通信の接続設定などの煩わしさがない。
【0018】
また、一実施形態の空気調和機では、
上記センサユニットは、上記室内ユニットから上記配線に含まれる電源線を介して給電される。
【0019】
上記実施形態によれば、室内ユニットから配線に含まれる電源線を介してセンサユニットに給電することによって、センサユニット用に電源コンセントを用意する必要がなくなる。
【発明の効果】
【0020】
以上より明らかなように、この発明によれば、室内ユニットを制御する室内制御部とは別にレーダーを制御するレーダー制御部を備え、そのレーダー制御部により無線通信部を制御して、レーダーにより検出された物理量を表す信号を無線送信することによって、室内ユニットの制御部が故障しても、レーダーの検知情報を外部に送信することができる空気調和機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0021】
【
図1】
図1はこの発明の第1実施形態の空気調和機の外観図である。
【
図3】
図3は上記空気調和機のセンサユニットの斜視図である。
【
図4】
図4は円錐形状のケーシングを外した状態のセンサユニットの斜視図である。
【
図5】
図5は上記センサユニットの分解斜視図である。
【
図6】
図6はこの発明の第2実施形態の空気調和機のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0022】
以下、この発明の空気調和機を図示の実施の形態により詳細に説明する。
【0023】
〔第1実施形態〕
図1はこの発明の第1実施形態の空気調和機の外観図を示している。
【0024】
この第1実施形態の空気調和機は、
図1に示すように、室内ユニット100と、室内ユニット100と別体のセンサユニット200と、室内ユニット100と接続された図示しない室外ユニットとを備えている。
【0025】
また、室内ユニット100は、室内の壁面1の上側に設置され、同じ壁面1に設けられたコンセント2に電源ケーブル10を介して接続されている。
【0026】
また、センサユニット200は、壁面1の室内ユニット100よりも下側に設置されている。このセンサユニット200は、室内ユニット100とケーブル20を介して接続されている。ケーブル20は、配線の一例である。なお、センサユニット200は、壁面に限らず、天井に設置してもよい。
【0027】
図2は上記空気調和機のブロック図を示している。
図2において、
図1と同一の構成部には同一参照番号を付している。
【0028】
図2に示すように、室内ユニット100は、電源部101と、送風ファン(図示せず)などを制御する室内制御部102とを有する。
【0029】
また、センサユニット200は、レーダーの一例としてのドップラーセンサ201と、ドップラーセンサ201を制御するセンサ制御部202と、無線通信部203とを有する。このセンサ制御部202は、ドップラーセンサ201により検出された生体情報に基づいて、室内ユニット100の運転を制御する制御信号を送信する。また、センサ制御部202は、レーダー制御部の一例である。
【0030】
上記無線通信部203は、通信規格の一例としての無線LANの規格であるWiFi(登録商標)を用い、図示しない無線アダプタなどを介して携帯情報端末(例えばスマートフォン)やサーバーなどと通信を行う。なお、WiFiの代わりにBluetooth(登録商標)などの他の通信規格を用いてもよい。また、無線通信部203は、携帯情報端末と直接通信を行ってもよい。
【0031】
上記ドップラーセンサ201は、FM−CW(Frequency Modulated Continuous Wave)方式のドップラーレーダーを用いている。
【0032】
上記ドップラーセンサ201から周波数変調されたマイクロ波(またはミリ波)を人体に出射し、人体とドップラーセンサ201との距離が変化すると、ドップラー効果によって人体で反射した反射波が変化する。この人体からの反射波をドップラーセンサ201で受信して、受信した反射波の信号をセンサ制御部202で処理することにより、人体の心拍、呼吸、体動などの生体情報を検知する。
【0033】
室内ユニット100とセンサユニット200を接続するケーブル20は、信号線20aと電源線20bを有する。センサ制御部202は、室内制御部102と信号線20aを介して接続されている。また、センサユニット200は、室内ユニット100の電源部101から電源線20bを介して給電される。
【0034】
図3はセンサユニット200の斜視図を示している。
【0035】
センサユニット200は、
図3に示すように、ユニット本体210と、ユニット本体210を支持する固定支柱220と、固定支柱220の下端が固定された円錐台形状の据付部230とを有する。
【0036】
ユニット本体210は、円錐形状のケーシング211と、ケーシング211の前面を覆うカバー部材212とを有する。
【0037】
また、
図4は円錐形状のケーシング211を外した状態のセンサユニット200の斜視図を示している。
図4において、
図3と同一の構成部には同一参照番号を付している。
【0038】
図4に示すように、固定支柱220の上端にハーネス内蔵の自在継手221を設けている。この自在継手221は、図示しない取り付け金具を用いてケーシング211に固定されている。上記自在継手221は、ドップラーセンサ201の検出範囲を変更可能な機構の一例である。
【0039】
また、
図5は上記センサユニット200の分解斜視図を示している。
図5において、
図3,
図4と同一の構成部には同一参照番号を付している。
【0040】
図5に示すように、カバー部材212の裏面側に立設された4つのスタッド213(
図5では1つのみ示す)を介して、ドップラーセンサ201が実装されたセンサ実装基板214をカバー部材212に固定している。また、図示しない取り付け金具にユニット制御基板215を固定している。このユニット制御基板215は、センサ制御部202(
図2に示す)を有する。センサ実装基板214とユニット制御基板215とを配線(図示せず)を介して接続している。
【0041】
また、ユニット制御基板215の裏面側に無線通信部203である無線モジュールを実装している。
【0042】
また、ユニット制御基板215の前面かつ上側に押ボタンスイッチ218と導光体217を実装している。この導光体217は、ユニット制御基板215の前面に実装された発光ダイオードLED1,LED2から出射された光を外部に導く。
【0043】
導光体217は、発光ダイオードLED1から出射された光で点灯する通信状態表示部217aと、発光ダイオードLED2から出射された光で点灯する検知状態表示部217bとを有する。通信状態表示部217aは、無線通信部203による通信状態を表示し、検知状態表示部217bは、ドップラーセンサ201による検出状況を表示する。導光体217の通信状態表示部217aと検知状態表示部217bは、ケーシング211の上部に設けられた開口に挿入されており、外部から視認できる。
【0044】
また、上記押ボタンスイッチ218によって、センサユニット200や無線通信部203の起動および停止を設定する。この押ボタンスイッチ218は、ケーシング211の上部に設けられた開口に一部が挿入されており、外部から操作できる。
【0045】
また、据付部230は、底部が開口する円錐台形状の底カバー203aと、その底カバー203aを覆う底板203bとを有する。この据付部230を介して固定支柱220内にケーブル20(
図1に示す)が挿通され、自在継手221を介してケーブル20の先端がユニット制御基板215に接続されている。
【0046】
上記構成の空気調和機によれば、室内ユニット100を制御する室内制御部102とは別にドップラーセンサ201を制御するセンサ制御部202を備え、そのセンサ制御部202により無線通信部203を制御して、ドップラーセンサ201により検出された生体情報を表す信号を無線送信する。したがって、室内ユニット100の室内制御部102が故障しても、センサ制御部202によりドップラーセンサ201を制御して、無線通信部203によりドップラーセンサ201の検知情報を外部に無線送信することができる。
【0047】
また、上記センサユニット200の無線通信部203の通信状態を通信状態表示部217aにより表示することによって、通信状態をユーザーが視覚的に確認でき、利便性が向上する。ここで、無線通信部203の通信状態(通信のオンオフ、電波強度、通信速度、接続モードなど)は、通信状態表示部217aの点滅あるいは色変化などにより表示する。
【0048】
また、上記センサユニット200のドップラーセンサ201の検知状態を検知状態表示部217bにより表示することによって、ドップラーセンサ201の検知状態をユーザーが視覚的に確認でき、利便性が向上する。例えば、センサユニット200が室内ユニット100と別体の場合、センサユニット200の設置時に、検知状態表示部217bに表示されたドップラーセンサ201の検知状態を確認しながら、最適な方向にドップラーセンサ201を向けることができる。ここで、ドップラーセンサ201の検知状態は、検知状態表示部217bの点滅あるいは色変化などにより表示する。
【0049】
なお、この実施の形態では、検知状態表示部217bおよび検知状態表示部217bを発光ダイオードLED1,LED2により点灯させたが、検知状態表示部および検知状態表示部はこれに限らず、液晶表示素子などを用いてもよい。
【0050】
また、ドップラーセンサ201が搭載されたセンサユニット200を室内ユニット100とは別体とすることによって、室内ユニット100の送風ファン(図示せず)の回転やルーバー(図示せず)の動作による振動の影響をドップラーセンサ201が受けないので、室内ユニット100にドップラーセンサを内蔵した場合に比べてドップラーセンサ201の検知精度を向上できる。
【0051】
また、上記室内ユニット100と別体のセンサユニット200に搭載されたドップラーセンサ201で検出された正確な生体情報に基づいて、センサ制御部202(送信部)から制御信号を送信して室内ユニット100の運転を制御することにより、最適な空調制御が可能になる。
【0052】
さらに、センサユニット200は、室内ユニット100とは別体であるので、設置の自由度が広がり、検出範囲が比較的狭いドップラーセンサ201の検出方向を最適な方向に向けてセンサユニット200を設置することができる。
【0053】
また、上記室内ユニット100とセンサユニット200がケーブル20(配線)を介して接続され、その室内ユニット100の室内制御部102とセンサユニット200のセンサ制御部202が、ケーブル20(配線)に含まれる信号線20aを介して互いに通信を行うので、無線通信などに比べて応答性が向上すると共に、設置時にケーブル20を接続するだけでよいので、無線通信の接続設定などの煩わしさがない。
【0054】
また、上記室内ユニット100からケーブル20(配線)に含まれる電源線20bを介してセンサユニット200に給電することによって、センサユニット200用に電源コンセントを用意する必要がなくなる。
【0055】
また、上記センサユニット200において、ドップラーセンサ201の搭載部分であるユニット本体210を自在継手221により回動可能に支持することによって、ドップラーセンサ201の検出方向をより最適な方向に向けることができる。
【0056】
上記第1実施形態では、レーダーの一例としてFM−CW方式のドップラーセンサ201を用いたが、レーダーはこれに限らず、パルスレーダー、CW(Continuous Wave;接続波)レーダー、FM−CWレーダー、FM−CW方式を除く他のドップラーレーダーなどを用いてもよい。
【0057】
〔第2実施形態〕
図6はこの発明の第2実施形態の空気調和機のブロック図を示している。この第2実施形態の空気調和機は、室内ユニット300内にセンサユニット400を搭載している点を除いて第1実施形態の空気調和機と同一の構成をしており、同一の構成部には同一参照番号を付している。
【0058】
この第2実施形態の空気調和機は、
図6に示すように、室内ユニット300は、電源部101と、送風ファン(図示せず)などを制御する室内制御部102を有すると共に、センサユニット400を内蔵する。このセンサユニット400は、ドップラーセンサ201と、ドップラーセンサ201を制御するセンサ制御部202と、無線通信部203とを有する。センサ制御部202は、ドップラーセンサ201により検出された生体情報に基づいて、室内ユニット100の運転を制御する制御信号を送信する。
【0059】
また、上記室内ユニット300は、センサユニット400の無線通信部203の通信状態を表示する通信状態表示部(図示せず)と、センサユニット400のドップラーセンサ201の検知状態を表示する検知状態表示部(図示せず)を備える。
【0060】
上記第2実施形態の空気調和機は、第1実施形態の空気調和機と同様の効果を有する。
【0061】
〔第3実施形態〕
この発明の第3実施形態の空気調和機のセンサユニットは、画像センサを除いて第1実施形態のセンサユニット200と同一の構成をしており、
図1〜
図5を援用する。
【0062】
この第3実施形態の空気調和機のセンサユニットは、ドップラーセンサ201と、センサ制御部202と、画像センサとを有する。センサ制御部202は、ドップラーセンサ201と画像センサを制御する。
【0063】
上記構成の空気調和機によれば、ドップラーセンサ201により検出される物理量(人体の心拍、呼吸、体動などの生体情報)と異なる物理量を検出する画像センサを備えることによって、各センサが得意でないところを互いに補うことで室内の状況を正確に判断することが可能になる。
【0064】
画像センサは、ドップラーセンサ201と異なり、撮像した画像に基づいて、室内にいる人数を検知したり、顔認識などにより個人を特定したりできる。
【0065】
しかしながら、画像センサは、暗闇では検知能力が低下(または検知不能)したり、遮蔽物があると検知できなくなったりする。これに対して、ドップラーセンサ201を用いることによって、暗闇でも人体の心拍、呼吸、体動などの生体情報を検知でき、遮蔽物があっても、マイクロ波(またはミリ波)が透過する材質の遮蔽物であれば検知可能である。
【0066】
〔第4実施形態〕
この発明の第4実施形態の空気調和機は、センサユニットの画像センサと焦電センサを除いて第1実施形態の空気調和機と同一の構成をしており、
図1〜
図5を援用する。
【0067】
上記第4実施形態の空気調和機は、ドップラーセンサ201により検出される物理量(人体の心拍、呼吸、体動などの生体情報)と異なる物理量を検出する画像センサおよび焦電センサを備えることによって、各センサが得意でないところを互いに補うことで室内の状況を正確に判断することが可能になる。
【0068】
赤外線センサの一例である焦電センサは、ドップラーセンサ201や画像センサに比べて広い範囲の赤外線の変化を検知できる。
【0069】
上記第1,第3,第4実施形態では、室内ユニット100とセンサユニット200がケーブル20により接続された空気調和機について説明したが、室内ユニットとセンサユニットが無線接続された空気調和機にこの発明を適用してもよい。
【0070】
この発明の具体的な実施の形態について説明したが、この発明は上記第1〜第4実施形態に限定されるものではなく、この発明の範囲内で種々変更して実施することができる。例えば、上記第1〜第4実施形態で記載した内容を適宜組み合わせたものを、この発明の一実施形態としてもよい。
【符号の説明】
【0071】
1…壁面
2…コンセント
10…電源ケーブル
20…ケーブル
20a…信号線
20b…電源線
100,300…室内ユニット
101…電源部
102…室内制御部
200,400…センサユニット
201…ドップラーセンサ(レーダー)
202…センサ制御部(レーダー制御部)
203…無線通信部
210…ユニット本体
211…ケーシング
212…カバー部材
213…スタッド
214…センサ実装基板
215…ユニット制御基板
217…導光体
217a…通信状態表示部
217b…検知状態表示部
218…押ボタンスイッチ
220…固定支柱
221…自在継手
230…据付部
LED1,LED2…発光ダイオード