【実施例】
【0275】
本発明の化合物のための実験的手順が、下に提供される。調製された化合物のうちのいくつかの分取LC−MS精製を、Watersの質量に基づいた分画系上で行った。これらの系の操作のための基本的な機器設定、プロトコル、および制御ソフトウェアは、文献に詳述されている。例えば、“Two−Pump At Column Dilution Configuration for Preparative LC−MS”,K.Blom,J.Combi.Chem.,4,295(2002)、“Optimizing Preparative LC−MS Configurations and Methods for Parallel Synthesis Purification”,K.Blom,R.Sparks,J.Doughty,G.Everlof,T.Haque,A.Combs,J.Combi.Chem.,5,670(2003)、および“Preparative LC−MS Purification:Improved Compound Specific Method Optimization”,K.Blom,B.Glass,R.Sparks,A.Combs,J.Combi.Chem.,6,874−883(2004)を参照されたい。分離された化合物を、典型的に、次の条件下で、純度の確認のために、分析液体クロマトグラフィー質量分析(LCMS)に供した:機器、Agilent 1100シリーズ、LC/MSD、カラム:Waters Sunfire(商標)C
18 5μm、2.1×5.0mm、緩衝液:移動相A:水中0.025% TFAおよび移動相B:アセトニトリル中0.025% TFA、勾配2%〜80%のBを、流量1.5mL/分で3分間。
【0276】
調製された化合物のうちのいくつかをまた、分取規模で、MS検出器を備える逆相高性能液体クロマトグラフィー(RP−HPLC)、またはフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル)により、実施例に示されるように分離した。典型的な分取逆相高性能液体クロマトグラフィー(RP−HPLC)カラム条件は、次の通りである:
【0277】
pH=2精製:Waters Sunfire(商標)C
18 5μm、19×100mmカラム、移動相A:水中0.1% TFA(トリフルオロ酢酸)および移動相B:アセトニトリル中0.1% TFAで溶出;流量は、30mL/分であり、分離勾配は、文献に記載されるCompound Specific Method Optimizationプロトコルを使用して、各化合物に対して最適化した。[“Preparative LCMS Purification:Improved Compound Specific Method Optimization”,K.Blom,B.Glass,R.Sparks,A.Combs,J.Comb.Chem.,6,874−883(2004)を参照されたい]。典型的に、30×100mmカラムと共に使用された流量は、60mL/分であった。
【0278】
pH=10精製:Waters XBridge C
18 5μm、19×100mmカラム、移動相A:水中0.15% NH
4OHおよび移動相B:アセトニトリル中0.15% NH
4OHで溶出;流量は、30mL/分であり、分離勾配は、文献に記載されるCompound Specific Method Optimizationプロトコルを使用して、各化合物に対して最適化した。[“Preparative LCMS Purification:Improved Compound Specific Method Optimization”,K.Blom,B.Glass,R.Sparks,A.Combs,J.Comb.Chem.,6,874−883(2004)を参照されたい]。典型的に、30×100mmカラムと共に使用された流量は、60mL/分であった。
【0279】
実施例1
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化40】
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ステップ1:4−(メチルアミノ)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒド
【化41】
[この文献は図面を表示できません]
2−メトキシエタノール(6mL)中の4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒド(Adesis、カタログ番号4−263、Synnovator、カタログ番号PBN2011188:2.71g、15mmol)からのCAS番号958230−19−8)およびメチルアミン(エタノール中33重量%、24mL、200mmol)の混合物を、110℃まで加熱し、密閉圧フラスコ中で一晩撹拌した。次いで、反応混合物を室温まで冷却し、濃縮した。残渣をHCl溶液(1N、25mL)中に溶解し、50℃まで加熱した。2時間撹拌した後、反応混合物を室温まで冷却し、飽和NaHCO
3溶液で中和した。淡黄色の沈殿物を濾過によって収集し、水およびヘキサンで洗浄し、次いで、真空下で乾燥させ、淡黄色固体として所望の生成物(2.54g、97%)を得た。LC−MSのC
9H
10N
3O[M+H]
+m/zについての計算値:176.1、実測値176.1。
【0280】
ステップ2:5−{[(3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−N−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−アミン
【化42】
[この文献は図面を表示できません]
エタノール(50mL)中の4−(メチルアミノ)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒド(1.75g、10mmol)および3,5−ジメトキシ−ベンゼンアミン(2.30g、15.0mmol)の混合物に、酢酸(8.5mL、150mmol)を添加した。得られた淡黄色の懸濁液を加熱還流した。3時間撹拌した後、得られた赤色溶液を室温まで冷却し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(1.9g、30mmol)を添加した。反応混合物を、室温で一晩撹拌し、次いで、飽和Na
2CO
3溶液で中和した。混合物を酢酸エチル(EtOAc)で抽出した。有機層を、水およびブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。残渣を、0〜10%のMeOH/DCMで溶出するカラム(Biotage(登録商標)):40gのシリカゲルカラムによって精製し、淡黄色固体として所望の生成物(2.33g、75%)を得た。LC−MSのC
17H
21N
4O
2[M+H]
+m/zについての計算値:313.2、実測値313.1。
【0281】
ステップ3:3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
テトラヒドロフラン(1.5mL)中の5−{[(3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−N−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−アミン(16mg、0.05mmol)およびトリエチルアミン(21μL、0.15mmol)の撹拌溶液に、テトラヒドロフラン(0.5mL)中のトリホスゲン(18mg、0.06mmol)を0℃で添加した。得られた黄色懸濁液を、0℃で30分間撹拌し、次いで、NaOH溶液(1N、1mL)を添加した。沈殿物をすべて溶解させ、2層の溶液を得、反応混合物を0℃でさらに30分間撹拌した。所望の生成物を含有する有機層を、RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
18H
19N
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:339.1、実測値:339.1。
【0282】
実施例2
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化43】
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この化合物は、実施例1に記載されたものと同様の手順を用いて、ステップ1においてメチルアミンを水酸化アンモニウム溶液と置き換え、反応温度を130℃まで上昇させて調製した。LC−MSのC
17H
17N
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:325.1、実測値:325.1。
【0283】
実施例3
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化44】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例1に記載されたものと同様の手順を用いて、ステップ1においてメチルアミンをエチルアミン(THF中2M)と置き換え、反応温度を130℃まで上昇させて調製した。LC−MSのC
19H
21N
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:353.2、実測値:353.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ12.18(s,1H),8.12(s,1H),7.58−7.53(m,1H),6.75(d,J=2.9Hz,1H),6.56(d,J=2.2Hz,2H),6.42(t,J=2.2Hz,1H),4.86(s,2H),4.21(q,J=6.9Hz,2H),3.75(s,6H),1.38(t,J=6.9Hz,3H)。
【0284】
実施例4
1−シクロプロピル−3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化45】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例1に記載されたものと同様の手順を用いて、ステップ1においてメチルアミンをシクロプロピルアミンと置き換え、反応温度を130℃まで上昇させて調製した。LC−MSのC
20H
21N
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:365.2、実測値:365.2。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ12.20(s,1H),8.16(s,1H),7.55−7.51(m,1H),7.03(d,J=2.5Hz,1H),6.54(d,J=2.2Hz,2H),6.39(t,J=2.2Hz,1H),4.77(s,2H),3.74(s,6H),3.39−3.33(m,1H),1.14−1.08(m,2H),0.76−0.66(m,2H)。
【0285】
実施例5
1−(シクロプロピルメチル)−3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化46】
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この化合物は、実施例1に記載されたものと同様の手順を用いて、ステップ1においてメチルアミンをシクロプロピルメチルアミンと置き換え、反応温度を130℃まで上昇させて調製した。LC−MSのC
21H
23N
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:379.2、実測値:379.1。
【0286】
実施例6
1−ベンジル−3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化47】
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この化合物は、実施例1に記載されたものと同様の手順を用いて、ステップ1においてメチルアミンをベンジルアミンと置き換え、反応温度を130℃まで上昇させて調製した。LC−MSのC
24H
23N
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:415.2、実測値:415.2。
【0287】
実施例7
3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化48】
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ステップ1:3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化49】
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【0288】
テトラヒドロフラン(50mL)中の5−{[(3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−N−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−アミン(実施例1、ステップ2:2.33g、7.46mmol)およびトリエチルアミン(3.1mL、22mmol)の撹拌溶液に、テトラヒドロフラン(20mL)中のトリホスゲン(2.66g、8.95mmol)を0℃で添加した。得られた黄色懸濁液を、0℃で30分間撹拌し、次いで、NaOH溶液(1N、20mL)を添加した。沈殿物がすべて溶解され、2層の溶液を得、反応混合物を0℃でさらに30分間撹拌した。混合物を酢酸エチル(EtOAc)で抽出した。有機層を合わせ、水、ブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。残渣をテトラヒドロフラン(50mL)中に溶解し、0℃まで冷却し、次いで、水酸化ナトリウム(鉱油中60重量%分散、600mg、15mmol)を3回に分けて添加した。得られた茶色溶液を、0℃で30分間撹拌し、次いで、塩化ベンゼンスルホニル(1.4mL、11mmol)を滴加した。0℃で30分間撹拌した後、反応物を水で反応停止処理し、混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、水、ブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、残渣を20〜50%のEtOAc/ヘキサンで溶出するカラム(Biotage(登録商標)):40gのシリカゲルカラムによって精製し、淡黄色固体を得、これをジエチルエーテルで粉砕して、白色固体として純生成物(2.75g、77%)を得た。LC−MSのC
24H
23N
4O
5S[M+1]
+m/zについての計算値:479.1、実測値:479.1。
【0289】
ステップ2:3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
アセトニトリル(3mL、60mmol)中の3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(29mg、0.06mmol)の撹拌溶液に、0℃で5分間にわたってジクロロメタン(0.2mL)中の塩化スルフリル(7.36μL、0.09mmol)を滴加した。得られた淡黄色溶液を0℃で10分間撹拌し、この時点で、LC−MSは出発材料の完全な消費を示した。反応物を、0℃で、飽和NaHCO
3溶液で反応停止処理し、次いで、EtOAcで抽出した。有機層を、水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。残渣および炭酸カリウム(50mg、0.36mmol)を、メタノール(9.5mL)および水(0.5mL)中に溶解した。得られた溶液を65℃まで加熱し、2時間撹拌した。混合物を、RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
18H
18ClN
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:373.1、実測値:373.2。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ12.05(s,1H),8.07(s,1H),7.53−7.48(m,1H),6.85(d,J=2.1Hz,1H),6.79(d,J=2.7Hz,1H),6.73(d,J=2.7Hz,1H),4.89(d,J=13.4Hz,1H),4.66(d,J=13.4Hz,1H),3.87(s,3H),3.80(s,3H),3.66(s,3H)。
【0290】
実施例8
3−(2,6−ジクロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化50】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例7、ステップ2に記載されたものと同じ反応において形成された。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として純生成物を得た。LC−MSのC
18H
17Cl
2N
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:407.1、実測値:407.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ12.07(s,1H),8.06(s,1H),7.53−7.48(m,1H),7.00(s,1H),6.86(d,J=2.6Hz,2H),4.73(s,2H),3.96(s,6H),3.66(s,3H)。
【0291】
実施例9
3−(2,4−ジクロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化51】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例7、ステップ2に記載されたものと同じ反応において少量生成物として形成された。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として純化合物を得た。LC−MSのC
18H
17Cl
2N
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:407.1、実測値:407.0。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.96(s,1H),8.05(s,1H),7.51−7.46(m,1H),7.28(s,1H),6.83(br,1H),4.95(d,J=12.9Hz,1H),4.69(d,J=12.9Hz,1H),3.89(s,3H),3.83(s,3H),3.66(s,3H)。
【0292】
実施例10
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化52】
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ステップ1:リチウムジイソプロピルアミド(LDA)溶液(THF中1M)の調製
テトラヒドロフラン(0.46mL)中のN,N−ジイソプロピルアミン(0.14mL、1.0mmol)の冷却された(−78℃)溶液に、n−ブチルリチウム(ヘキサン中2.5M、0.40mL、1.0mmol)を滴加した。混合物を−78℃で5分間撹拌し、次いで、0℃まで加温し、20分間撹拌して、1mLのTHF中1M LDA溶液を得た。
【0293】
ステップ2:8−ブロモ−3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化53】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロフラン(3mL)中の3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例7、ステップ1、49mg、0.10mmol)の冷却された(−78℃)溶液に、新たに調製した(LDA)溶液(THF中1M、0.30mL)を滴加した。得られた溶液を−78℃で30分間撹拌し、次いで、テトラヒドロフラン(0.2mL)中の1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラクロロエタン(37mg、0.11mmol)の溶液を添加した。−78℃で1時間撹拌した後、反応物を、−78℃で、飽和NH
4Cl溶液で反応停止処理し、次いで、室温まで加温した。混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、次いで、水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
24H
22BrN
4O
5S[M+H]
+m/zについての計算値:557.0、実測値:557.1。
【0294】
ステップ3:3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化54】
[この文献は図面を表示できません]
8−ブロモ−3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(12mg、0.022mmol)、1−メチル−4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピペラジン(Alfa Aesarのカタログ番号H51659から、13mg、0.043mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロ−パラジウム(II)とジクロロメタンとの錯体(1:1)(4mg、0.004mmol)、および炭酸カリウム(6.0mg、0.043mmol)の混合物を、1,4−ジオキサン(3mL)中に溶解し、次いで、水(0.3mL)を添加した。混合物を脱気し、次いで、窒素で逆充填した。この工程を3回繰り返した。反応混合物を90℃まで加熱し、1時間撹拌し、この時点で、LC−MSは反応が完了したことを示した。混合物を室温まで冷却し、濃縮した。残渣を、0〜10%のMeOH/DCMで溶出するカラム(Biotage(登録商標)):12gのシリカゲルカラムによって精製し、黄色固体として所望の生成物(12mg、86%)を得た。LC−MSのC
35H
37N
6O
5S[M+H]
+m/zについての計算値:653.3、実測値:653.3。
【0295】
ステップ4:3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
テトラヒドロフラン(2mL)中の3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]−ピリミジン−2−オン(12mg、0.02mmol)の撹拌溶液に、カリウムt−ブトキシド(THF中1M、0.2mL)を添加した。得られた黄色溶液を、室温で15分間撹拌し、次いで、メタノールで希釈し、RP−HPLC(pH=2)によって精製して、黄色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
29H
33N
6O
3[M+H]
+m/zについての計算値:513.3、実測値:513.3。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ12.27(s,1H),8.00(s,1H),7.89(d,J=8.8Hz,2H),7.15(s,1H),7.11(d,J=8.9Hz,2H),6.55(d,J=2.1Hz,2H),6.40(t,J=2.1Hz,1H),4.83(s,2H),3.98(br,2H),3.75(s,6H),3.70(s,3H),3.54(br,2H),3.18(br,2H),3.05(br,2H),2.88(s,3H)。
【0296】
実施例11
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化55】
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この化合物は、実施例10に記載されたものと同様の手順を用いて、1−メチル−4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピペラジンを1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールと置き換えて調製した。LC−MSのC
22H
23N
6O
3[M+H]
+m/zについての計算値:419.2、実測値:419.2。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ12.34(s,1H),8.22(s,1H),8.01(d,J=1.6Hz,2H),7.02(d,J=1.5Hz,1H),6.55(d,J=2.2Hz,2H),6.40(t,J=2.2Hz,1H),4.84(s,2H),3.90(s,3H),3.75(s,6H),3.67(s,3H)。
【0297】
実施例12
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−N,1−ジメチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド
【化56】
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ステップ1:3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボン酸
【化57】
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テトラヒドロフラン(3mL)中の3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(44mg、0.092mmol)の冷却された(−78℃)溶液に、LDA溶液(新たに調製した、THF中1M、0.30mL、0.3mmol)を滴加した。得られた溶液を、−78℃で30分間撹拌し、次いで、乾燥CO
2ガス(乾燥管を通過することによりドライアイスから調製した)を反応混合物に30分間気泡注入した。混合物を室温までゆっくりと加温し、1N HClで酸性化し、次いで、EtOAcで抽出した。有機層を、水、ブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
25H
23N
4O
7S[M+H]
+m/zについての計算値:523.1、実測値:523.2。
【0298】
ステップ2:3−(3,5−ジメトキシフェニル)−N,1−ジメチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド
【化58】
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ステップ1からの粗生成物およびベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)−ホスホニウムヘキサフルオロリン酸塩(41mg、0.092mmol)を、テトラヒドロフラン(5mL)中に溶解し、次いで、トリエチルアミン(38μL、0.28mmol)を添加した。混合物を室温で5分間撹拌し、次いで、メチルアミン(THF中2M、140μL、0.28mmol)を添加した。室温で30分間撹拌した後、反応混合物をEtOAcで希釈し、次いで、水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、残渣を30〜100%のEtOAc/ヘキサンで溶出するカラム(Biotage(登録商標)):12gのシリカゲルカラムによって精製し、所望の生成物(21mg、43%)を得た。LC−MSのC
26H
26N
5O
6S[M+H]
+m/zについての計算値:536.2、実測値:536.1。
【0299】
ステップ3:3−(3,5−ジメトキシフェニル)−N,1−ジメチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド
テトラヒドロフラン(3mL)中の3−(3,5−ジメトキシフェニル)−N,1−ジメチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド(21mg、0.039mmol)の撹拌溶液に、カリウムtert−ブトキシド(THF中1M、0.4mL、0.4mmol)を添加した。得られた黄色溶液を、室温で15分間撹拌し、次いで、MeOHで希釈し、RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
20H
22N
5O
4[M+H]
+m/zについての計算値:396.2、実測値:396.2。
【0300】
実施例13
3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化59】
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ステップ1:8−ブロモ−3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化60】
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アセトニトリル(3mL)中の3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(96mg、0.20mmol)の冷却された(0℃)溶液に、塩化メチレン(1mL)中塩化スルフリル(16μL、0.20mmol)の溶液に滴加した。0℃で5分間撹拌した後、反応物を水で反応停止処理し、次いで、EtOAcで抽出した。次いで、有機層を水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。残渣をテトラヒドロフラン(3mL、40mmol)中に溶解し、−78℃まで冷却し、次いで、LDA溶液(新たに調製した、THF中1M、0.70mL、0.70mmol)を添加した。得られた黄色溶液を、−78℃で30分間撹拌し、次いで、0.5mLのTHF中1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラクロロエタン(72mg、0.22mmol)の溶液を添加した。得られた茶色溶液を、−78℃で1時間撹拌し、この時点で、LC−MSは反応が完了したことを示した。反応物を、−78℃で、飽和NH
4Cl溶液で反応停止処理し、次いで、室温まで加温した。混合物をEtOAcで抽出し、有機層を水、ブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、残渣を0〜5%のEtOAc/DCMで溶出するBiotage(登録商標):12gのシリカゲルカラムによって精製し、黄色固体として所望の生成物(45mg、38%)を得た。
【0301】
ステップ2:3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
8−ブロモ−3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(15mg、0.025mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(10mg、0.051mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)とジクロロメタンとの錯体(1:1)(2mg、0.002mmol)、および炭酸カリウム(10.mg、0.076mmol)の混合物を、1,4−ジオキサン(3mL、40mmol)中に溶解し、次いで、水(0.3mL、20mmol)を添加した。混合物を脱気し、次いで、窒素で3回逆充填した。得られた赤色溶液を、90℃まで加熱し、30分間撹拌し、この時点で、LC−MSは反応が完了したことを示した。反応混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去した。残渣をテトラヒドロフラン(3mL)中に溶解し、次いで、カリウムtert−ブトキシド(THF中1M、0.2mL、0.2mmol)を添加した。得られた黄色溶液を、室温で30分間撹拌し、次いで、MeOHで希釈し、RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
22H
22ClN
6O
3[M+H]
+m/zについての計算値:453.1、実測値:453.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ12.25(s,1H),8.20(s,1H),8.00(s,1H),7.96(s,1H),7.00(d,J=1.8Hz,1H),6.78(d,J=2.7Hz,1H),6.73(d,J=2.7Hz,1H),4.87(d,J=13.4Hz,1H),4.64(d,J=13.4Hz,1H),3.90(s,3H),3.87(s,3H),3.80(s,3H),3.67(s,3H)。
【0302】
実施例14
3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化61】
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ステップ1:8−ブロモ−3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化62】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロフラン(3mL)中の8−ブロモ−3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(15mg、0.025mmol)の溶液に、カリウムtert−ブトキシド(THF中1M、0.1mL、0.1mmol)を添加した。室温で20分間撹拌した後、反応物を水で反応停止処理し、次いで、EtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
18H
17BrClN
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:451.0、実測値:451.0。
【0303】
ステップ2:3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
ステップ1からの粗生成物、2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノール(12mg、0.051mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)とジクロロメタンとの錯体(1:1)(2mg、0.002mmol)、および炭酸カリウム(10mg、0.076mmol)の混合物を、1,4−ジオキサン(3mL)および水(0.3mL)中に溶解した。反応混合物を脱気し、次いで、窒素で3回逆充填した。得られた溶液を90℃まで加熱した。7時間撹拌した後、反応混合物を室温まで冷却し、MeOHで希釈し、次いで、濾過し、RP−HPLC(pH=10)によって精製して、黄色固体として生成物を得た。LC−MSのC
23H
24ClN
6O
4[M+H]
+m/zについての計算値:483.2、実測値:483.2。
【0304】
実施例15
3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化63】
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この化合物は、実施例14、ステップ2に記載されたものと同様の手順を用いて、2−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール−1−イル]エタノールを1−メチル−5−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールと置き換え、反応時間を2時間にして調製した。LC−MSのC
22H
22ClN
6O
3[M+H]
+m/zについての計算値:453.1、実測値:453.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ12.31(s,1H),8.06(s,1H),7.52(d,J=1.9Hz,1H),7.07(s,1H),6.79(d,J=2.7Hz,1H),6.76(d,J=1.9Hz,1H),6.73(d,J=2.7Hz,1H),4.90(d,J=13.4Hz,1H),4.65(d,J=13.4Hz,1H),4.07(s,3H),3.87(s,3H),3.81(s,3H),3.70(s,3H)。
【0305】
実施例16
3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボニトリル
【化64】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボニトリル
【化65】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例13、ステップ1に記載されたものと同様の手順を用いて、1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラクロロエタンを4−メチルベンゼンスルホニルシアン化物と置き換えて調製した。反応混合物を、RP−HPLC(pH=10)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。
【0306】
ステップ2:3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボニトリル
実施例10、ステップ4に記載される同様の条件を用いて、フェニルスルフォニル保護基を除去した。生成物を、RP−HPLC(pH=10)によって精製して、白色固体を得た。LC−MSのC
19H
17ClN
5O
3[M+H]
+m/zについての計算値:398.1、実測値:398.0。
【0307】
実施例17
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化66】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例10に記載されたものと同様の手順を用いて、1−メチル−4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]−ピペラジンを1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジンと置き換えて調製した。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として純生成物を得た。LC−MSのC
24H
28N
5O
3[M+H]
+m/zについての計算値:434.2、実測値:434.2。
【0308】
実施例18
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化67】
[この文献は図面を表示できません]
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(8mg、0.02mmol)およびパラジウム(炭素上10重量%、10mg、0.009mmol)の混合物を、メタノール(5mL)中に溶解した。反応混合物を、水素バルーン下に室温で2時間撹拌し、この時点で、LC−MSは、反応が完了したことを示した。混合物を濾過し、RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として生成物を得た。LC−MSのC
24H
30N
5O
3[M+H]
+m/zについての計算値:436.2、実測値:436.2。
【0309】
実施例19
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−N,N,1−トリメチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド
【化68】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボン酸
【化69】
[この文献は図面を表示できません]
THF中の3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボン酸(実施例12、ステップ1に記載されるように調製した、1当量)の撹拌溶液に、カリウムtert−ブトキシド(THF中1M、5当量)を添加した。得られた混合物を、室温で20分間撹拌し、次いで、1N HClで酸性化した。混合物を水で希釈し、次いで、ジクロロメタン/イソプロピルアルコール(2:1)で抽出した。有機層を合わせ、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
19H
19N
4O
5[M+H]
+m/zについての計算値:383.1、実測値:383.1。
【0310】
ステップ2:3−(3,5−ジメトキシフェニル)−N,N,1−トリメチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド
N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中の3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボン酸(13mg、0.034mmol)およびベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロリン酸塩(16mg、0.037mmol)の溶液に、トリエチルアミン(50μL、0.3mmol)およびジメチルアミン(THF中2M、80μL、0.2mmol)を添加した。混合物を室温で30分間撹拌し、この時点で、LC−MSは、反応が完了したことを示した。混合物をMeOHで希釈し、RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
21H
24N
5O
4[M+H]
+m/zについての計算値:410.2、実測値:410.2。
【0311】
実施例20
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化70】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例19、ステップ2におけるものと同様の手順を用いて、ジメチルアミンをアゼチジン−3−オール塩酸塩と置き換えて調製した。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
22H
24N
5O
5[M+H]
+m/zについての計算値:438.2、実測値:438.2。
【0312】
実施例21
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)カルボニル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化71】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例19、ステップ2におけるものと同様の手順を用いて、ジメチルアミンを3−ピロリジノールと置き換えて調製した。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
23H
26N
5O
5[M+H]
+m/zについての計算値:452.2、実測値:452.2。
【0313】
実施例22
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化72】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例19、ステップ2におけるものと同様の手順を用いて、ジメチルアミンを1−メチル−ピペラジンと置き換えて調製した。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
24H
29N
6O
4[M+H]
+m/zについての計算値:465.2、実測値:465.2。
【0314】
実施例23
3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−N,1−ジメチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド
【化73】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボン酸
【化74】
[この文献は図面を表示できません]
アセトニトリル(3mL)中の3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(107mg、0.224mmol)の冷却された(0℃)溶液に、塩化メチレン(1mL)中の塩化スルフリル(18μL、0.224mmol)の溶液を滴加した。0℃で5分間撹拌した後、反応物を水で反応停止処理し、次いで、EtOAcで抽出した。次いで、有機層を水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、残渣をテトラヒドロフラン(3mL)中に溶解し、−78℃まで冷却し、次いで、LDA溶液(新たに調製した、THF中1M、0.78mL、0.78mmol)を添加した。得られた黄色溶液を−78℃で30分間撹拌し、次いで、乾燥CO
2ガス(乾燥管を通過することによりドライアイスから調製した)を反応混合物に30分間気泡注入した。混合物を室温までゆっくりと加温し、1N HClで酸性化し、次いで、EtOAcで抽出した。有機層を、水、ブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
25H
22ClN
4O
7S[M+H]
+m/zについての計算値:557.1、実測値:557.1。
【0315】
ステップ2:3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボン酸
【化75】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロフラン(3mL、40mmol)中の3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボン酸(20mg、0.04mmol)の溶液に、カリウムtert−ブトキシド(THF中1M、0.2mL、0.2mmol)を添加した。得られた黄色溶液を室温で30分間撹拌し、次いで、水で反応停止処理し、1NHClで酸性化した。混合物をEtOAcで抽出した。有機層を合わせ、次いで、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去して、粗生成物を得、これをさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
19H
18ClN
4O
5[M+H]
+m/zについての計算値:417.1、実測値:417.1。
【0316】
ステップ3:3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−N,1−ジメチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド
N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中のステップ2からの粗生成物およびベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロリン酸塩(17mg、0.039mmol)の溶液に、トリエチルアミン(25μL、0.18mmol)およびメチルアミン(THF中2M、54μL、0.11mmol)を添加した。混合物を室温で30分間撹拌し、この時点で、LC−MSは、反応が完了したことを示した。混合物をMeOHで希釈し、RP−HPLC(pH=10)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
20H
21ClN
5O
4[M+H]
+m/zについての計算値:430.1、実測値:430.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ12.11(s,1H),8.46(d,J=4.6Hz,1H),8.06(s,1H),7.46(s,1H),6.78(d,J=2.7Hz,1H),6.72(d,J=2.7Hz,1H),4.86(d,J=13.4Hz,1H),4.64(d,J=13.4Hz,1H),3.87(s,3H),3.80(s,3H),3.66(s,3H),2.83(d,J=4.6Hz,3H)。
【0317】
実施例24
3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−N,N,1−トリメチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド
【化76】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例23、ステップ3におけるものと同様の手順を用いて、メチルアミンをジメチルアミン(THF中2M)と置き換えて調製した。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
21H
23ClN
5O
4[M+H]
+m/zについての計算値:444.1、実測値:444.1。
【0318】
実施例25
3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化77】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例23、ステップ3におけるものと同様の手順を用いて、メチルアミンをアゼチジン−3−オール塩酸塩と置き換えて調製した。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
22H
23ClN
5O
5[M+H]
+m/zについての計算値:472.1、実測値:472.2。
【0319】
実施例26
3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化78】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例23、ステップ3におけるものと同様の手順を用いて、メチルアミンを1−メチル−ピペラジンと置き換えて調製した。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
24H
28ClN
6O
4[M+H]
+m/zについての計算値:499.2、実測値:499.2。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.50(br,1H),8.31(s,1H),7.32(s,1H),6.80(d,J=2.7Hz,1H),6.74(d,J=2.7Hz,1H),4.95(d,J=13.9Hz,1H),4.73(d,J=13.9Hz,1H),4.50(br,2H),3.86(s,3H),3.79(s,3H),3.72(s,3H),3.52(br,2H),3.42(br,2H),3.13(br,2H),2.87(s,3H)。
【0320】
実施例27
N−シクロプロピル−3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド
【化79】
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ステップ1:3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボン酸
【化80】
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アセトニトリル(5mL)中の3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボン酸(125mg、0.239mmol)の撹拌溶液に、1−(クロロメチル)−4−フルオロ−1,4−ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンジテトラフルオロホウ酸塩(Aldrich、カタログ番号439479から、102mg、0.287mmol)を添加した。得られた黄色溶液を室温で2時間撹拌し、この時点で、LCMSは、所望の生成物に対する反応の完了を示した。反応混合物をEtOAcで希釈し、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、次いで、濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(5mL)中に溶解し、次いで、カリウムtert−ブトキシド(THF中1M、1.2mL、1.2mmol)を添加した。混合物を室温で20分間撹拌し、次いで、1N HClで酸性化した。混合物をDCM/IPA(2:1)で抽出し、有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
19H
18FN
4O
5[M+H]
+m/zについての計算値:401.1、実測値:401.1。
【0321】
ステップ2:N−シクロプロピル−3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド
N,N−ジメチルホルムアミド(2.5mL)中の3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボン酸(6mg、0.015mmol)およびベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロリン酸塩(8mg、0.018mmol)の溶液に、トリエチルアミン(20μL、0.1mmol)およびシクロプロピルアミン(5.2μL、0.075mmol)を添加した。得られた黄色溶液を室温で30分間撹拌し、この時点で、LC−MSは、反応が完了したことを示した。混合物をMeOHで希釈し、RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
22H
23FN
5O
4[M+H]
+m/zについての計算値:440.2、実測値:440.1。
【0322】
実施例28
3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化81】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例27、ステップ2におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンをアゼチジン−3−オール塩酸塩と置き換えて調製した。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
22H
23FN
5O
5[M+H]
+m/zについての計算値:456.2、実測値:456.2。
【0323】
実施例29
1−{[3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]カルボニル}ピロリジン−3−カルボニトリル
【化82】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例27、ステップ2におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンをピロリジン−3−カルボニトリル塩酸塩と置き換えて調製した。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
24H
24FN
6O
4[M+H]
+m/zについての計算値:479.2、実測値:479.2。
【0324】
実施例30
3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化83】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例27、ステップ2におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンを1−メチル−ピペラジンと置き換えて調製した。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
24H
28FN
6O
4[M+H]
+m/zについての計算値:483.2、実測値:483.2。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ12.32(s,1H),8.11(s,1H),7.07(s,1H),6.69(dd,J=6.7,2.9Hz,1H),6.62(dd,J=6.7,2.9Hz,1H),4.81(s,2H),4.50(br,2H),3.84(s,3H),3.76(s,3H),3.65(s,3H),3.49(br,2H),3.39(br,2H),3.14(br,2H),2.86(s,3H)。
【0325】
実施例31
3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)カルボニル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化84】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例27、ステップ2におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンをピペリジン−3−オールと置き換えて調製した。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
24H
27FN
5O
5[M+H]
+m/zについての計算値:484.2、実測値:484.2。
【0326】
実施例32
3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化85】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化86】
[この文献は図面を表示できません]
アセトニトリル(9mL)中の3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例7、ステップ1:63.0mg、0.132mmol)の溶液に、1−(クロロメチル)−4−フルオロ−1,4−ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンジテトラフルオロホウ酸塩(95.6mg、0.270mmol)を添加した。懸濁液を室温で一晩撹拌した。次いで、得られた溶液を濃縮して、溶媒を除去した。残渣をAcOEt中に溶解し、NaHCO
3水溶液、ブラインで洗浄し、次いで、MgSO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、所望の化合物を得、これをさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
24H
22FN
4O
5S[M+H]
+m/zについての計算値:497.1、実測値:497.1。
【0327】
ステップ2:3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化87】
[この文献は図面を表示できません]
THF(2mL)中のステップ1における上記の残渣の溶液に、THF(390μL、0.39mmol)中の1.0M カリウムtert−ブトキシドを添加した。溶液を室温で30分間撹拌し、次いで、濃縮して、溶媒を除去した。残渣をMeOH中に溶解し、RP−HPLC(pH=2)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
18H
18FN
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:357.1、実測値:357.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ12.10(s,1H),8.08(s,1H),7.53−7.49(m,1H),6.85(d,J=2.3Hz,1H),6.70(dd,J=6.7,2.9Hz,1H),6.63(dd,J=5.2,2.9Hz,1H),4.82(s,2H),3.84(s,3H),3.76(s,3H),3.65(s,3H)。
【0328】
実施例33
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化88】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例32に記載されたものと同じ反応において形成された。LC−MSのC
18H
17F
2N
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:375.1、実測値:375.2。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.98(s,1H),8.03(s,1H),7.52−7.46(m,1H),7.04(t,J=8.1Hz,1H),6.82(d,J=2.0Hz,1H),4.78(s,2H),3.89(s,6H),3.65(s,3H)。
【0329】
実施例34
3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−N,N,1−トリメチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド
【化89】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−N,N,1−トリメチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド
【化90】
[この文献は図面を表示できません]
THF(0.5mL)中のN,N−ジイソプロピルアミン(1.0E2μL、0.76mmol)の溶液に、ヘキサン(0.30mL、0.76mmol)中の2.5M n−ブチルリチウムを−78℃で滴加した。混合物を−78℃で5分間撹拌し、次いで、0℃まで加温し、20分間撹拌し、次いで、−78℃まで再冷却した。
【0330】
テトラヒドロフラン(1.0mL)中の3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(75.0mg、0.151mmol)(3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンと混合、実施例32、ステップ1)の溶液に、調製したLDA溶液を−78℃で滴加した。得られた黄色懸濁液を−78℃で50分間撹拌し、次いで、テトラヒドロフラン(1.0mL)中のN,N−ジメチルカルバモイルクロリド(70μL、0.76mmol)の溶液を滴加した。反応混合物を−20℃で1時間撹拌し、次いで、飽和NH
4Cl溶液で反応停止処理し、次いで、AcOEtで2回抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、溶媒を減圧下で除去して、所望の化合物を得、これをさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
27H
27FN
5O
6S[M+H]
+m/zについての計算値:568.2、実測値:568.2。
【0331】
ステップ2:3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−N,N,1−トリメチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド
THF(2mL)中のステップ1において作製された上記の残渣の溶液に、THF(450μL、0.45mmol)中の1.0M カリウムtert−ブトキシドを添加した。溶液を室温で30分間撹拌し、次いで、濃縮して、溶媒を除去した。残渣をMeOH中に溶解し、RP−HPLC(pH=2)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
21H
23FN
5O
4[M+H]
+m/zについての計算値:428.2、実測値:428.2。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ12.27(s,1H),8.10(s,1H),7.07(s,1H),6.72−6.66(m,1H),6.64−6.60(m,1H),4.81(s,2H),3.84(s,3H),3.76(s,3H),3.64(s,3H),3.35−2.95(m,6H)。
【0332】
実施例35
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−N,N,1−トリメチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド
【化91】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例34に記載されたものと同じ反応において形成された、LC−MSのC
21H
22F
2N
5O
4[M+H]
+m/zについての計算値:446.2、実測値:446.2。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ12.23(s,1H),8.07(s,1H),7.08−7.00(m,2H),4.78(s,2H),3.89(s,6H),3.65(s,3H),3.36−2.92(m,6H)。
【0333】
実施例36
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化92】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化93】
[この文献は図面を表示できません]
アセトニトリル(8mL)中の3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(290.0mg、0.5841mmol)の溶液に、塩化メチレン(2mL)中の塩化スルフリル(49.6μL、0.613mmol)の溶液を0℃で滴加した。得られた溶液を0℃10分間撹拌した。反応物を水で反応停止処理し、次いで、EtOAcで抽出した。次いで、有機層を水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、所望の化合物を得、これをさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
24H
21ClFN
4O
5S[M+H]
+m/zについての計算値:531.1、実測値:531.1。
【0334】
ステップ2:3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
THF(3mL)中のステップ2において形成された上記の残渣の溶液に、THF(1.8mL、1.8mmol)中の1.0M カリウムtert−ブトキシドを添加した。溶液を室温で30分間撹拌し、次いで、濃縮して、溶媒を除去した。残渣をMeOH中に溶解し、RP−HPLC(pH=2)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
18H
17ClFN
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:391.1、実測値:391.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ12.10(s,1H),8.07(s,1H),7.52(s,1H),7.03(d,J=7.7Hz,1H),6.86(d,J=3.2Hz,1H),4.79−4.71(m,2H),3.94(s,3H),3.91(s,3H),3.66(s,3H)。
【0335】
実施例37
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
【化94】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:9,9−ジブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオンおよび9−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
【化95】
[この文献は図面を表示できません]
三臭化ピリジニウム(120mg、0.37mmol)を、tert−ブチルアルコール(1.2mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(40.0mg、0.107mmol)の混合物に添加し、次いで、反応物を30℃で一晩撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、飽和NaHCO
3、水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、次いで、濃縮して、上記の2つの生成物の混合物として粗生成物を得、これらを次のステップで直接使用した。LCMS(M+H)
+:m/z=549.0、471.0。
【0336】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
亜鉛(10mg、0.2mmol)を、メタノール(0.3mL)/酢酸(0.3mL)中の9−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン(10.0mg、0.0213mmol)および9,9−ジブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン(10.0mg、0.0182mmol)の混合物に添加し、次いで、混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を濾過し、次いで、生成物をRP−HPLC(pH=2)によって精製した。LC−MSのC
18H
17F
2N
4O
4[M+H]
+m/zについての計算値:391.1、実測値:391.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ10.99(s,1H),7.82(s,1H),7.03(t,J=8.1Hz,1H),4.60(s,2H),4.00(s,2H),3.88(s,6H),3.39(s,3H)。
【0337】
実施例38
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−3,4−ジヒドロチエノ[2’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2(1H)−オン
【化96】
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ステップ1:7−クロロチエノ[3,2−b]ピリジン−6−カルバルデヒド
【化97】
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テトラヒドロフラン(5.0mL)中のSynthonix,Inc、カタログ番号E4282から購入したエチル7−クロロチエノ[3,2−b]ピリジン−6−カルボキシレート(CAS番号90690−94−1)、409mg、1.69mmol)の溶液に、水素化ジイソブチルアルミニウム(ヘキサン中1.0M、5.1mL、5.1mmol)を0℃で添加した。得られた混合物を、この温度で2時間撹拌した後、それをMeOH(5mL)およびNaHCO
3溶液(10mL)で反応停止処理した。水相をEtOAc(3×10mL)で抽出し、それをNa
2SO
4で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗アルコールをさらに精製することなく使用した。LC−MSのC
8H
7ONSCl[M+H]
+m/zについての計算値:200.1、実測値200.1。
【0338】
塩化メチレン(5.0mL)中の上で得られたアルコールの溶液に、重炭酸ナトリウム(710mg、8.5mmol)およびデスマーチンペリオジナン(860mg、2.0mmol)を添加した。得られた混合物を1時間撹拌した後、それをNa
2S
2O
3溶液(5mL)およびNaHCO
3溶液(5mL)で反応停止処理した。水相を塩化メチレン(3×10mL)で抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、真空下で濃縮した。粗混合物をフラッシュカラム(MeOH/DCM、3%〜20%)によって精製して、白色固体としてアルデヒド(237mg、2ステップにおいて72%)を得た。LC−MSのC
8H
5ONSCl[M+H]
+m/zについての計算値:198.1、実測値198.1。
【0339】
ステップ2:7−(メチルアミノ)チエノ[3,2−b]ピリジン−6−カルバルデヒド
【化98】
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メチルアミン(エタノール中33%、2.0mL、16.0mmol)中の7−クロロチエノ[3,2−b]ピリジン−6−カルバルデヒド(237mg、1.20mmol)の溶液を110℃まで3時間加熱した。室温まで冷却した後、溶液を真空下で濃縮した。粗イミンを塩化水素(水中1.0M、3.6mL、3.6mmol)中に溶解し、得られた混合物を60℃で3時間撹拌した。溶液をNaOH(2.0M、1.7mL、3.4mmol)およびNaHCO
3飽和溶液で中和した。それを濾過し、高真空で乾燥させた後、純粋な7−(メチルアミノ)チエノ[3,2−b]ピリジン−6−カルバルデヒド(150mg、65%)を黄色固体として得た。LC−MSのC
9H
9ON
2S[M+H]
+m/zについての計算値:193.2、実測値193.2。
【0340】
ステップ3:6−{[(3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−N−メチルチエノ[3,2−b]ピリジン−7−アミン
【化99】
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エタノール(3.0mL)中の7−(メチルアミノ)チエノ[3,2−b]ピリジン−6−カルバルデヒド(75mg、0.39mmol)の溶液に、3,5−ジメトキシアニリン(120mg、0.78mmol)および酢酸(0.223mL、3.92mmol)を添加した。得られた混合物を90℃で2時間撹拌した後、それを室温まで冷却した。シアノ水素化ホウ素ナトリウム(120mg、2.0mmol)を溶液に添加し、混合物をさらに2時間撹拌した。反応混合物をMeOHで希釈し、RF−HPLC(pH10)によって精製して、白色固体として6−{[(3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−N−メチルチエノ[3,2−b]ピリジン−7−アミン(96mg、74%)を得た。LC−MSのC
17H
20O
2N
3S[M+H]
+m/zについての計算値:330.1、実測値330.1。
【0341】
ステップ4:3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−3,4−ジヒドロチエノ[2’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2(1H)−オン
【化100】
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CH
3CN(3.0mL)中の6−{[(3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−N−メチルチエノ[3,2−b]ピリジン−7−アミン(96mg、0.13mmol)の溶液に、1,1’−チオカルボニルジイミダゾール(210mg、1.2mmol)を添加した。得られた混合物を110℃で12時間撹拌した後、それを真空下で濃縮した。粗混合物をフラッシュカラム(MeOH/DCM 5%〜20%)によって精製して、黄色固体として3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−3,4−ジヒドロチエノ[2’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2(1H)−オン(120mg、86%)を得た。LC−MSのC
18H
18O
3N
3S[M+H]
+m/zについての計算値:356.1、実測値356.1。
【0342】
ステップ5:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−3,4−ジヒドロチエノ[2’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2(1H)−オン
CH
3CN(1.0mL)中の3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−3,4−ジヒドロチエノ[2’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2(1H)−オン(10.0mg、0.0281mmol)の溶液に、1−(クロロメチル)−4−フルオロ−1,4−ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンジテトラフルオロホウ酸塩(Selectfluor(登録商標))(24.9mg、0.0703mmol)を室温で添加した。得られた混合物を室温で2時間撹拌した後、それをMeOH(9mL)で希釈した。化合物をRF−HPLC(pH=10)によって精製して、白色固体として3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−3,4−ジヒドロチエノ[2’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2(1H)(3.0mg、27%)を得た。LC−MSのC
18H
16F
2N
3O
3S[M+H]
+m/zについての計算値:392.1、実測値392.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ8.40(s,1H),8.15(d,J=5.6Hz,1H),7.55(d,J=5.6Hz,1H),7.05(t,J=8.2Hz,1H),4.85(s,2H),3.89(s,6H),3.71(s,3H)。
【0343】
実施例39
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化101】
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ステップ1:5−{(E)−[(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)イミノ]メチル}−N−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−アミン
【化102】
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トルエン(200mL)中の4−(メチルアミノ)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒド(1.98g、11.3mmol、実施例1、ステップ1に記載されるように調製した)、2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(2.6g、14mmol)、およびD−(+)−10−カンファースルホン酸(Aldrich、カタログ番号21360から:0.72g、3.1mmol)の混合物を、加熱還流し、Dean−stark管を用いて水を48時間共沸除去した。反応混合物を濃縮し、残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
17H
17F
2N
4O
2[M+H]
+m/zについての計算値:347.1、実測値347.1。
【0344】
ステップ2:5−{[(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−N−メチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−アミン
【化103】
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ステップ1からの粗生成物をテトラヒドロフラン(200mL)中に溶解し、0℃まで冷却し、次いで、LiAlH
4(0.86g、23mmol)を添加した。反応混合物を50℃まで加温し、一晩撹拌した。最低限の量の水を0℃で添加することにより、反応停止処理し、セライトを通して濾過し、THFで洗浄した。濾液を減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタン中の0〜5%のメタノールで溶出するシリカゲルカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、黄色固体として所望の生成物(2.00、51%)を得た。LC−MSのC
17H
19F
2N
4O
2[M+H]
+m/zについての計算値:349.1、実測値349.1。
【0345】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化104】
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トリホスゲン(2.0g、6.8mmol)を、テトラヒドロフラン(160mL)中のステップ2からの生成物およびトリエチルアミン(7.9mL、56mmol)の溶液に0℃で添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、1M NaOH(50mL)を添加した。室温で30分間撹拌した後、NH
4Cl飽和水溶液(10mL)を添加した。混合物を酢酸エチル(2×100mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。混合物をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
18H
17F
2N
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:375.1、実測値375.0。
【0346】
ステップ4:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化105】
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テトラヒドロフラン(30mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(2.30g、6.14mmol)の撹拌溶液に、NaH(鉱油中60%、0.344g、8.60mmol)を0℃で添加した。反応混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで、ベンゼンスルホニルクロリド(0.94mL、7.4mmol)を添加した。0℃で1時間撹拌した後、反応物を飽和NH
4Cl水溶液で反応停止処理し、次いで、酢酸エチル(3×40mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、次いで、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をDCM(0〜30%)中の酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物(1.89g、68.8%)を得た。LC−MSのC
24H
21F
2N
4O
5S[M+H]
+m/zについての計算値:515.1、実測値515.0。
【0347】
ステップ5:8−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化106】
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(1)LDA溶液の調製:テトラヒドロフラン(10mL)中のN,N−ジイソプロピルアミン(0.632mL、4.51mmol)の撹拌溶液に、ヘキサン(1.6mL、4.0mmol)中の2.5M n−ブチルリチウムを−78℃で滴加した。白色沈殿物を形成した後、混合物を0℃まで加温し、10分間撹拌した。
【0348】
(2)テトラヒドロフラン(100mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(1.60g、3.11mmol)の撹拌溶液に、新たに調製したLDA溶液を−78℃で滴加した。30分後、テトラヒドロフラン(6mL)中の1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラクロロエタン(1.06g、3.26mmol)の溶液を滴加した。得られた透明な黄色溶液を−78℃で1時間撹拌した。反応混合物を飽和NH
4Cl水溶液で反応停止処理し、酢酸エチル(3×40mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をDCM(0〜10%)中のEtOAcを用いるシリカゲルカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製し、所望の生成物(1.50g、81.3%)を得た。LC−MSのC
24H
20BrF
2N
4O
5S[M+H]
+m/zについての計算値:593.0、実測値592.9。
【0349】
ステップ6:8−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化107】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロフラン(10mL)中の8−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(1.50g)の撹拌溶液に、メタノール(1.9mL、9.3mmol)中の5.0M ナトリウムメトキシドを添加した。室温で1時間撹拌した後、混合物を水で希釈し、1N HClでpH=8に調整し、次いで、濃縮して、THFを除去した。固体を濾過し、水で洗浄し、真空下で乾燥させて、所望の生成物(0.83g)を得た。LC−MSのC
18H
16BrF
2N
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:453.0、実測値453.0。
【0350】
ステップ7:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(3,6−ジヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化108】
[この文献は図面を表示できません]
1,4−ジオキサン(0.80mL)および水(0.20mL)中の8−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(10.0mg、0.0221mmol)、4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−3,6−ジヒドロ−2H−ピラン(6.0mg、0.029mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(1:1)(2mg、0.003mmol)、および炭酸カリウム(9.1mg、0.066mmol)の混合物を脱気し、窒素を充填した。95℃で3時間撹拌した後、反応混合物をMeOHで希釈し、濾過した。この溶液を次のステップで使用した。LC−MSのC
23H
23F
2N
4O
4[M+H]
+m/zについての計算値:457.2、実測値457.1。
【0351】
ステップ8:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
活性炭上パラジウム(10重量%、10mg)を、メタノール(5mL)中のステップ7からの生成物の溶液に添加し、反応混合物をH
2バルーン下、室温で2時間撹拌した。混合物を濾過し、RP−HPLC(pH=2)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
23H
25F
2N
4O
4[M+H]
+m/zについての計算値:459.2、実測値459.1。
【0352】
実施例40
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化109】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5、6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボン酸
【化110】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロフラン(20mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(700mg、1.36mmol)の撹拌溶液に、新たに調製したLDA溶液(THF中1M、1.95mL、1.4当量)を−78℃で添加した。混合物を−78℃で30分間撹拌し、次いで、乾燥CO
2ガス(乾燥管を通過することによりドライアイスから調製した)を反応混合物に30分間気泡注入した。次いで、反応物を、−78℃で、1N HClで反応停止処理した。室温まで加温した後、反応混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をカラム:0〜5%のMeOH/DCMによって精製して、所望の生成物(519mg、68%)を得た。LC−MSのC
25H
21F
2N
4O
7S[M+H]
+m/zについての計算値:559.1、実測値559.1。
【0353】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボン酸
【化111】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロフラン(23mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボン酸(762mg、1.36mmol)の溶液に、THF(6.0mL、6.0mmol)中の1.0M カリウムtert−ブトキシドを添加した。得られた淡黄色懸濁液を室温で30分間撹拌し、この時点で、LC−MSは、所望の生成物への反応が完了したことを示した。反応物を水で反応停止処理し、次いで、EtOAcで抽出した。水層を1N HClで酸性化し、白色沈殿物を濾過により収集し、乾燥させて、白色固体として純生成物(528mg、93%)を得た。LC−MSのC
19H
17F
2N
4O
5[M+H]
+m/zについての計算値:419.1、実測値419.1。
【0354】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−1、3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
N,N−ジメチルホルムアミド(15mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボン酸(207mg、0.495mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(210μL、1.5mmol)を添加し、続いて、ベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロリン酸塩(230mg、0.52mmol)を添加した。混合物を室温で5分間撹拌し、次いで、1−メチルピペラジン(160μL、1.5mmol)を添加した。室温で30分間撹拌した後、反応混合物をMeOHで希釈し、次いで、RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物(200mg、81%)を得た。LC−MSのC
24H
27F
2N
6O
4[M+H]
+m/zについての計算値:501.2、実測値501.1。
【0355】
実施例41
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(モルホリン−4−イルカルボニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化112】
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この化合物は、実施例40、ステップ3におけるものと同様の手順を用いて、1−メチルピペラジンをモルホリンと置き換えて調製した。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
23H
24F
2N
5O
5[M+H]
+m/zについての計算値:488.2、実測値:488.2。
【0356】
実施例42
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)カルボニル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化113】
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この化合物は、実施例40、ステップ3におけるものと同様の手順を用いて、1−メチルピペラジンを4,4−ジフルオロピペリジン塩酸塩と置き換えて調製した。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
24H
24F
4N
5O
4[M+H]
+m/zについての計算値:522.2、実測値:522.1。
【0357】
実施例43
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−9−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化114】
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ステップ1:9−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化115】
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N,N−ジメチルホルムアミド(4mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(168.0mg、0.4488mmol)の溶液に、N,N−ジメチルホルムアミド(0.56mL)中のN−ブロモスクシンイミド(88mg、0.49mmol)の溶液を0℃で滴加した。得られた溶液を室温で2時間撹拌した。反応物を水で反応停止処理し、CH
2Cl
2で抽出した。合わせた有機相をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させた。溶媒を減圧下で除去し、所望の化合物を得、これをさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
18H
16BrF
2N
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:453.0、実測値:453.1。
【0358】
ステップ2:tert−ブチル9−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−7H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−7−カルボン酸塩
【化116】
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塩化メチレン(3mL)中の9−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(200mg、0.4mmol)の撹拌溶液に、ジ−tert−ブチル炭酸塩(180mg、1.0mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(10.8mg、0.088mmol)を添加した。得られた溶液を室温で2時間撹拌し、この時点で、LC−MS分析は、反応が完了したことを示した。反応混合物を濃縮し、残渣をCH
2Cl
2中の10%のAcOEtで溶出するシリカゲルカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の化合物(170mg、70%)を得た。LC−MSのC
23H
24BrF
2N
4O
5[M+H]
+m/zについての計算値:553.1、実測値:553.0。
【0359】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−9−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
1,4−ジオキサン(1.7mL)および水(0.2mL)中のtert−ブチル9−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−7H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−7−カルボン酸塩(35.0mg、0.063mmol)、1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾール(26mg、0.13mmol)、ビス(トリ−t−ブチルホスフィン)パラジウム(6mg、0.01mmol)、およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(33μL、0.19mmol)の混合物を脱気し、次いで、窒素を充填した。120℃で2時間撹拌した後、反応混合物を濾過し、乾燥するまで濃縮した。残渣をTFA/CH
2Cl
2(1:1、1mL)中に溶解し、室温で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、残渣をMeOH中に溶解し、RP−HPLC(pH=2)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
22H
21F
2N
6O
3[M+H]
+m/zについての計算値:455.2、実測値:455.1。
【0360】
実施例44
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化117】
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ステップ1:1−アリル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化118】
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この化合物は、実施例39、ステップ1〜3の合成について記載されたものと同様の手順を用いることにより、4−(メチルアミノ)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒドを4−(アリルアミノ)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒド(実施例1、ステップ1に従って調製した)と置き換えて調製した。LC−MSのC
20H
19F
2N
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:401.1、実測値:401.1。
【0361】
ステップ2:1−アリル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化119】
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DMF(4mL)中の1−アリル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4、3−d]ピリミジン−2−オン(0.35g、0.89mmol)の溶液に、水素化ナトリウム((鉱油中60%分散、0.053g、1.3mmol)を0℃で添加した。混合物を20分間撹拌し、次いで、ベンゼンスルホニルクロリド(0.14mL、1.1mmol)を添加し、反応物を0℃でさらに1時間撹拌した。混合物を水で希釈し、形成された沈殿物を濾過により収集し、次いで、水で洗浄し、乾燥させて、所望の生成物を得た。LC−MSのC
26H
23F
2N
4O
5S[M+H]
+m/zについての計算値:541.1、実測値:541.1。
【0362】
ステップ3.[3−(2,6−ジフルオロ−3、5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2、3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]アセトアルデヒド
【化120】
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tert−ブチルアルコール(2mL)中の1−アリル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(120mg、0.22mmol)の溶液に、N−メチルモルホリンN−オキシド(28.6mg、0.244mmol)および水(0.70mL、39mmol)を添加した。次いで、この溶液に、四酸化オスミウム水溶液(0.070mL、0.011mmol、4%)を添加した。3時間後、別分量のN−メチルモルホリンN−オキシド(28.6mg、0.244mmol)を添加した。反応混合物を室温で3日間撹拌した。この溶液を水で希釈し、塩化メチレンで抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、濾過し、次いで、濃縮した。残渣をTHF(1.7mL)/水(0.83mL)中に溶解し、次いで、過ヨウ素酸ナトリウム(0.14g、0.66mmol)を添加し、続いて、酢酸(0.0032mL、0.055mmol)を0℃で添加した。2時間撹拌した後、反応混合物を水で希釈し、塩化メチレンで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をEtOAc/CH
2Cl
2(0〜20%)で溶出するシリカゲルカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製した。LC−MSのC
25H
21F
2N
4O
6S[M+H]
+m/zについての計算値:543.1、実測値:543.1。
【0363】
ステップ4.3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3、4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化121】
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メタノール(1.5mL)中の[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]アセトアルデヒド(50.0mg、0.0922mmol)の溶液に、テトラヒドロホウ酸ナトリウム(7.0mg、0.18mmol)を添加した。室温で30分間撹拌した後、混合物を塩化メチレンで希釈し、次いで、NaHCO
3飽和水溶液、水、およびブラインで洗浄し、次いで、混合物をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、生成物を得、これを次のステップで直接使用した。LC−MSのC
25H
23F
2N
4O
6S[M+H]
+m/zについての計算値:545.1、実測値:545.1。
【0364】
ステップ5.3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
水(0.1mL、0.6mmol)中の6.0M 水酸化カリウムをTHF(0.6mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(30.0mg、0.0551mmol)の溶液に添加し、次いで、混合物を70℃で一晩撹拌した。生成物をRP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
19H
19F
2N
4O
4[M+H]
+m/zについての計算値:405.1、実測値:405.2。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ12.03(s,1H),8.03(s,1H),7.54(s,1H),7.04(t,J=8.0Hz,3H),6.73(s,1H),4.78(s,2H),4.23(t,J=6.8Hz,2H),3.89(s,6H),3.70(t,J=6.8Hz,2H)。
【0365】
実施例45
1−シクロプロピル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化122】
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ステップ1:N−[(1E)−(4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)メチレン]−2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン
【化123】
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トルエン(300mL)中の4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒド(5.00g、27.7mmol)、2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(6.3g、33mmol)、およびp−トルエンスルホン酸一水和物(1.1g、5.8mmol)の混合物を加熱還流し、Dean−Stark管を用いて水を共沸除去した。一晩撹拌した後、反応混合物を濃縮し、残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。
【0366】
ステップ2:N−[(4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)メチル]−2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン
【化124】
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ステップ1からの粗生成物をテトラヒドロフラン(300mL)中に溶解し、0℃まで冷却し、次いで、LiAlH4(3.6g、96mmol)を添加した。反応混合物を50℃まで加温し、一晩撹拌した。次いで、反応物を最低限の量の水で反応停止処理し、酢酸エチルで希釈した。混合物を、セライトを通して濾過し、濾液を減圧下で濃縮した。残渣をジクロロメタン(0〜5%)中のメタノールで溶出するシリカゲルカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物(7.00g、71.5%)を得た。LC−MSのC
16H
15ClF
2N
3O
2[M+H]
+m/zについての計算値:354.1、実測値354.0。
【0367】
ステップ3:N−シクロプロピル−5−{[(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−アミン
【化125】
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1,4−ジオキサン(10mL)中のN−[(4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)メチル]−2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(0.25g、0.71mmol)、シクロプロピルアミン(0.088mL、1.3mmol)、酢酸パラジウム(16mg、0.071mmol)、(R)−(+)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(44mg、0.071mmol)、および炭酸セシウム(0.70g、2.1mmol)の混合物を脱気し、次いで、窒素を充填した。160℃で一晩撹拌した後、反応混合物を酢酸エチルで希釈し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をDCM(0〜5%)中のMeOHで溶出するシリカゲルカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物(0.17g、64%)を得た。LC−MSのC
19H
21F
2N
4O
2[M+H]
+m/zについての計算値:375.2、実測値375.1。
【0368】
ステップ4:1−シクロプロピル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
トリホスゲン(0.20g、0.6mmol)をテトラヒドロフラン(5mL)中のN−シクロプロピル−5−{[(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−アミン(0.17g、0.44mmol)およびトリエチルアミン(590μL、4.2mmol)の溶液に0℃で添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、2N NaOH(2.0mL)を添加した。室温で1時間撹拌した後、反応混合物を酢酸エチル(3×10mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をDCM(0〜5%)中のMeOHで溶出するシリカゲルカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
20H
19F
2N
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:401.1、実測値401.1。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ11.97(s,1H),8.04(s,1H),7.52−7.46(m,1H),7.03(t,J=8.2Hz,1H),6.97−6.93(m,1H),4.66(s,2H),3.88(s,6H),3.38−3.28(m,1H),1.13−1.03(m,2H),0.70−0.62(m,2H)。
【0369】
実施例46
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化126】
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この化合物は、実施例45におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンをテトラヒドロ−2H−ピラン−4−アミンと置き換えて調製した。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
22H
23F
2N
4O
4[M+H]
+m/zについての計算値:445.2、実測値445.0。
1H NMR(300MHz,DMSO)δ11.95(s,1H),8.03(s,1H),7.56−7.49(m,1H),7.03(t,J=8.2Hz,1H),6.45−6.36(m,1H),4.69(s,2H),4.48−4.32(m,1H),4.03−3.92(m,2H),3.88(s,6H),3.52−3.37(m,2H),2.82−2.62(m,2H),1.94−1.83(m,2H)。
【0370】
実施例47
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−フェニル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化127】
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この化合物は、実施例45におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンをアニリンと置き換えて調製した。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC23H19F2N4O3[M+H]
+m/zについての計算値:437.1、実測値437.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.81(s,1H),8.11(s,1H),7.57−7.51(m,3H),7.50−7.44(m,2H),7.13−7.09(m,1H),7.06(t,J=8.2Hz,1H),4.99(s,2H),4.31−4.27(m,1H),3.89(s,6H)。
【0371】
実施例48
1−シクロプロピル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
【化128】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例37におけるものと同様の手順を用いて、3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンを1−シクロプロピル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例45)と置き換えて調製した。RP−HPLC(pH=10)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
20H
19F
2N
4O
4[M+H]
+m/zについての計算値:417.1、実測値417.0。
1H NMR(300MHz,DMSO)δ11.03(s,1H),7.82(s,1H),7.02(t,J=8.2Hz,1H),4.48(s,2H),3.99(s,2H),3.87(s,6H),3.14−3.00(m,1H),1.08−0.94(m,2H),0.69−0.58(m,2H)。
【0372】
実施例49
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
【化129】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:4−(エチルアミノ)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒド
【化130】
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2−メトキシエタノール(20mL、200mmol)中の4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒド(CAS番号958230−19−8、Lakestar Tech、ロット:124−132−29:3.0g、17mmol)およびエチルアミン(水中10M、8.3mL、83mmol)の混合物を130℃まで加熱し、一晩撹拌した。混合物を室温まで冷却し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣を1N HCl(30mL)で処理し、室温で1時間撹拌し、次いで、飽和NaHCO
3水溶液で中和した。沈殿物を濾過により収集し、次いで、水で洗浄し、乾燥させて、所望の生成物(2.9g、92%)を得た。LC−MSのC
10H
12N
3O[M+H]
+m/zについての計算値:190.1、実測値:190.1。
【0373】
ステップ2:5−{[(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−N−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−アミン
【化131】
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キシレン(250mL)中の4−(エチルアミノ)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒド(7.0g、37mmol)、2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(9.1g、48mmol)および[(1S)−7,7−ジメチル−2−オキソビシクロ[2.2.1]ヘプト−1−イル]メタンスルホン酸(Aldrich、カタログ番号21360:2g、7mmol)の混合物を加熱還流し、Dean−Starkを用いて水を2日間共沸除去し、この時点で、LC−MSは、反応が完了したことを示した。混合物を室温まで冷却し、溶媒を減圧下で除去した。残渣をテトラヒドロフラン(500mL)中に溶解し、次いで、THF(37mL、74mmol)中の2.0M テトラヒドロアルミン酸リチウムをゆっくりと添加し、得られた混合物を50℃で3時間撹拌し、次いで、室温まで冷却した。反応物を、水、15% NaOH水溶液、および水を添加することにより反応停止処理した。混合物を濾過し、THFで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をCH
2Cl
2で洗浄し、次いで、濾過して、純生成物(11g、82%)を得た。LC−MSのC
18H
21F
2N
4O
2[M+H]
+m/zについての計算値:363.2、実測値:363.1。
【0374】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化132】
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テトラヒドロフラン(30mL)中のトリホスゲン(5.5g、18mmol)の溶液をテトラヒドロフラン(100mL)中の5−{[(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−N−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−アミン(5.6g、15mmol)の混合物に0℃でゆっくりと添加し、次いで、混合物を室温で6時間撹拌した。混合物を0℃まで冷却し、次いで、水(100mL、100mmol)中の1.0M 水酸化ナトリウムをゆっくりと添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、形成された沈殿物を濾過により収集し、水で洗浄し、次いで、乾燥させて、第1のバッチの精製された所望の生成物を得た。濾液中の有機層を分離し、水層を塩化メチレンで抽出した。合わせた有機層を濃縮し、残渣を塩化メチレンで粉砕し、次いで、濾過し、乾燥させて、第2のバッチの生成物(合計5.5g、92%)を得た。LC−MSのC
19H
19F
2N
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:389.1、実測値:389.1。
【0375】
ステップ4:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
イソプロピルアルコール(70mL、900mmol)/水(7mL、400mmol)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(3.0g、7.7mmol)の混合物に、三臭化ピリジニウム(11g、31mmol)を添加した。次いで、反応混合物を40℃で3時間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、次いで、酢酸(10mL、200mmol)および亜鉛(5.05g、77.2mmol)を添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、濾過した。濾液を濃縮し、残渣を水(100mL)/AcCN(10mL)で粉砕し、30分間撹拌した。固体を濾過により収集し、次いで、乾燥させた。次いで、固体をCH
2Cl
2/MeOH(100mL/10mL)で30分間撹拌し、次いで、濾過し、純粋な所望の生成物を得た。濾液を濃縮し、残渣をAcCN/水(40mL/5mL)で、40℃で10分間撹拌し、次いで、濾過し、乾燥させて、もう1つのバッチの純生成物を得た。LC−MSのC
19H
19F
2N
4O
4[M+H]
+m/zについての計算値:405.1、実測値:405.2。
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6):δ1.19(t,3H),3.86(m,2H),3.88(s,6H),3.90(m,2H),4.61(s,2H),7.03(m,1H),7.83(s,1H),11.01(s,1H)ppm。
【0376】
実施例50
1−(シクロプロピルメチル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
【化133】
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この化合物は、実施例49の合成について記載されたものと同様の手順を用いることにより、4−(エチルアミノ)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒドを4−(シクロプロピルメチルアミノ)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒド(実施例1、ステップ1に従って調製した)と置き換えて調製した。LC−MSのC
21H
21F
2N
4O
4[M+H]
+m/zについての計算値:431.2、実測値:431.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.03(s,1H),7.85(s,1H),7.04(t,J=8.1Hz,1H),4.62(s,2H),3.19−3.87(m,8H),3.83(d,J=6.6Hz,2H),1.16−1.07(m,1H),0.50−0.43(m,2H),0.31−0.24(m,2H)。
【0377】
実施例51
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化134】
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ステップ1:5−{[(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−1−(4−メトキシベンジル)−N−メチル−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−アミン
【化135】
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この化合物は、実施例39、ステップ1〜2におけるものと同様の手順を用いて、1−(4−メトキシベンジル)−4−(メチルアミノ)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−カルバルデヒド(国際公開第WO2007/134259号に記載されるのと同じ方法により調製した)から調製した。粗混合物をフラッシュカラム(MeOH/DCM、3%〜20%)によって精製して、白色固体としてアニリンを得た。LC−MSのC
24H
26F
2N
5O
3[M+H]
+m/zについての計算値:470.2、実測値470.2。
【0378】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−7−(4−メトキシベンジル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化136】
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【0379】
この化合物は、実施例39、ステップ3におけるものと同様の手順を用いて調製した。生成物をフラッシュカラム(EtOAc/ヘキサン、30%〜80%)によって精製して、白色固体として尿素を得た。LC−MSのC
25H
24F
2N
5O
4[M+H]
+m/zについての計算値:496.2、実測値496.1。
【0380】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
TFA(4.0mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−7−(4−メトキシベンジル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(300mg、0.6mmol)の溶液を70℃まで2時間加熱した。溶液を室温まで冷却し、減圧下で濃縮した。残渣をRP−HPLC(pH2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
17H
16O
3N
5F
2[M+H]
+m/zについての計算値:376.1、実測値376.1。
1H NMR(300MHz,DMSO)δ13.67(s,1H),8.41(s,1H),8.24(s,1H),7.06(t,J=8.2Hz,1H),4.83(s,2H),3.89(s,6H),3.66(s,3H)。
【0381】
実施例52
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,9−ジメチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化137】
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【0382】
ステップ1:9−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化138】
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CH
3CN(6.0mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(250.0mg、0.6661mmol)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(150mg、0.86mmol)を0℃で添加した。混合物を2時間撹拌した後、減圧下で濃縮した。残渣をカラム(MeOH/DCM、3%〜30%)によって精製して、白色固体として生成物(300.0mg、99%)を得た。LC−MSのC
17H
15BrO
3N
5F
2[M+H]
+m/zについての計算値:454.0、実測値454.1。
【0383】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,9−ジメチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
1,4−ジオキサン(2.0mL)中の9−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(80.0mg、0.176mmol)の溶液に、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)とジクロロメタンとの錯体(20.0mg、0.0245mmol)を添加した。この溶液に、ZnMe
2(0.50mL、トルエン中2.0M溶液、1.0mmol)を添加した。得られた混合物を100℃まで1時間加熱した後、それをMeOHで希釈し、RP−HPLC(pH2)によって精製した。LC−MSのC
18H
18O
3N
5F
2[M+H]
+m/zについての計算値:390.1、実測値390.1。
1H NMR(300MHz,DMSO)δ8.22(s,1H),7.03(t,J=9.0Hz,1H),4.78(s,2H),3.88(s,6H),3.55(s,3H),2.67ppm(s,3H)。
【0384】
実施例53
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−9−カルボニトリル
【化139】
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DMF(1.0mL)中の9−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(15.0mg、0.033mmol)の溶液に、シアン化亜鉛(12.0mg、0.099mmol)および[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)とジクロロメタンとの錯体(5.0mg、0.007mmol)を添加した。得られた混合物を180℃まで1時間加熱した後、それをMeOHで希釈し、RP−HPLC(pH2)によって精製した。LC−MSのC
18H
15O
3N
6F
2[M+H]
+m/zについての計算値:401.1、実測値401.1。
【0385】
実施例54
[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−9−イル]アセトニトリル
【化140】
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N,N−ジメチルホルムアミド(1.0mL、13mmol)中の(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−4,5−ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン)(3.3mg、0.0057mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(2.6mg、0.0029mmol)、9−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(13.0mg、0.0286mmol)の混合物に、窒素雰囲気下で(トリメチルシリル)アセトニトリル(12μL、0.086mmol)を添加し、続いて、ジフルオロ亜鉛(5.9mg、0.057mmol)を添加した。反応混合物を、マイクロ波条件下で、140℃で4.5時間撹拌した。混合物をMeOHで希釈し、RP−HPLC(pH2)によって精製して、生成物を得た。LC−MSのC
19H
17O
3N
6F
2[M+H]
+m/zについての計算値:415.1、実測値415.1。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ13.82(s,1H),8.26(s,1H),7.04(t,J=8.1Hz,1H),4.80(s,2H),4.59(s,2H),3.88(s,6H),3.52(s,3H)。
【0386】
実施例55
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−9−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化141】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例39、ステップ7〜8におけるものと同様の手順を用いて、9−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンおよび1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1,2,3,6−テトラヒドロ−ピリジンから精製した。残渣をRP−HPLC(pH2)によって精製して、白色固体として生成物を得た。LC−MSのC
23H
27F
2N
6O
3[M+H]
+m/zについての計算値:473.2、実測値473.2。
【0387】
実施例56
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9−(2−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化142】
[この文献は図面を表示できません]
1,4−ジオキサン(0.80mL、10.mmol)/水(0.20mL、11mmol)中の4,4,5,5−テトラメチル−2−ビニル−1,3,2−ジオキサボロラン(13.6mg、0.0881mmol) 9−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(20.0mg、0.0440mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)とジクロロメタンとの錯体(1:1)(5.4mg、0.0066mmol)、および炭酸カリウム(18.0mg、0.13mmol)の混合物を88℃で加熱した。1.5時間後、反応物を水で反応停止処理し、DCMで抽出し、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。粗混合物をフラッシュカラムクロマトグラフィー(MeOH/DCM、3%〜30%)によって精製して、3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−9−ビニル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンを得た。
【0388】
THF(1.0mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−9−ビニル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(17.0mg、0.036mmol)の溶液に、BH
3−THF(0.40mmol)を添加した。得られた混合物を室温で12時間撹拌した後、それをNaOH(2N、0.2mL)およびH
2O
2(0.2mL)で反応停止処理した。混合物をMeOHで希釈し、RP−HPLC(pH2)によって精製して、白色固体として生成物を得た。LC−MSのC
19H
20F
2N
5O
4[M+H]
+m/zについての計算値:420.1、実測値420.1。
【0389】
実施例57
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化143】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例51におけるものと同様の手順を用いて調製した。残渣をRP−HPLC(pH2)によって精製して、白色固体として生成物を得た。LC−MSのC
18H
18O
3N
5F
2[M+H]
+m/zについての計算値:390.1、実測値390.1。
1H NMR(300MHz,DMSO)δ13.71(s,1H),8.29(s,1H),8.23(s,1H),7.06(t,J=8.2Hz,1H),4.83(s,2H),4.19(q,J=6.8Hz,2H),3.89(s,6H),1.32(t,J=6.8Hz,3H)。
【0390】
実施例58
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化144】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例44におけるものと同様の手順を用いて調製した。残渣をRP−HPLC(pH2)によって精製して、白色固体として生成物を得た。LC−MSのC
18H
18O
4N
5F
2[M+H]
+m/zについての計算値:406.1、実測値406.1。
【0391】
実施例59
3’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1’−メチル−4’,7’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,9’−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン]−2’,8’(1’H,3’H)−ジオン
【化145】
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ステップ1.3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化146】
[この文献は図面を表示できません]
DMF(0.8mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(0.10g、0.27mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中60重量%分散、0.013g、0.32mmol)を0℃で添加し、20分間撹拌した。次いで、(トリメチルシリル)エトキシメチルクロリド(0.057mL、0.32mmol)を添加し、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、次いで、水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。生成物を、0〜40%のEtOAc/CH
2Cl
2で溶出するクロマトグラフィーにより単離した。LC−MSのC
24H
31F
2N
4O
4Si(M+H)
+m/zについての計算値:505.2、実測値505.2。
【0392】
ステップ2.3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
【化147】
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三臭化ピリジニウム(0.299g、0.841mmol)をイソプロピルアルコール(2mL)/水(0.12mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(0.12g、0.24mmol)の混合物に添加し、次いで、反応混合物を50℃で2時間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、次いで、酢酸(0.9mL)および亜鉛(0.157g、2.40mmol)を添加した。混合物を6時間撹拌し、次いで、濾過し、溶媒を除去した。残渣を塩化メチレンで希釈し、次いで、飽和NaHCO
3、水、およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、次いで、濾過し、濃縮した。残渣を0〜50%のEtOAc/CH
2Cl
2で溶出するクロマトグラフィーによって精製した。LC−MSのC
24H
31F
2N
4O
5Si(M+H)
+m/zについての計算値:521.2、実測値:521.1。
【0393】
ステップ3.3’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1’−メチル−4’,7’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,9’−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン]−2’,8’(1’H,3’H)−ジオン
窒素をDMF(2.0mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン(100.0mg、0.192mmol)の溶液を通して20分間気泡注入し、次いで、炭酸セシウム(190mg、0.58mmol)および1−ブロモ−2−クロロエタン(48μL、0.58mmol)を窒素下で添加した。室温で一晩撹拌した後、混合物を濾過し、次いで、溶媒を減圧下で除去した。残渣をCH
2Cl
2(0.5mL)中に溶解し、次いで、TFA(0.8mL)を添加し、反応混合物を1時間撹拌した。溶媒を除去し、残渣をメタノール(2mL)中に溶解し、次いで、エチレンジアミン(0.15mL)を添加し、混合物を室温で2時間撹拌した。生成物を分取HPLC(pH2)によって精製した。LC−MSのC
20H
19F
2N
4O
4(M+H)
+m/zについての計算値:417.1、実測値:417.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.31(s,1H),7.90(s,1H),7.01(t,J=8.1Hz,1H),4.59(s,2H),3.87(s,6H),3.14(s,3H),1.92−1.87(m,2H),1.49−1.43(m,2H)。
【0394】
実施例60
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化148】
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ステップ1.N−[(4−クロロ−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)メチル]−2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン
【化149】
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DMF(3.0mL)中のN−[(4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)メチル]−2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(0.35g、0.99mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(鉱油中60重量%分散、48mg、1.19mmol)を0℃で添加した。混合物を20分間撹拌し、次いで、トリメチルシリルエトキシメチルクロリド(0.210mL、1.19mmol)を添加し、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。混合物を酢酸エチルで希釈し、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を0〜10%のEtOAc/CH
2Cl
2で溶出するクロマトグラフィーにより単離した。LC−MSのC
22H
29ClF
2N
3O
3Si(M+H)
+m/zについての計算値:484.2、実測値:484.2。
【0395】
ステップ2.7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化150】
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カリウムエチルマロン酸塩の調製:100mLの二口丸底フラスコをマロン酸ジエチル(22.0mmol)、水(20.5mmol)、およびエタノール(20mL)で充填し、次いで、反応混合物を40℃で撹拌した。エタノール(20mL)中のカリウムtert−ブトキシド(2.24g、20.0mmol)の溶液を30分間にわたって滴加した。添加の完了後、出発材料が消費されるまで、反応混合物を40℃で撹拌した。反応混合物を濃縮し、次いで、ジエチエルエーテル(20mL)を添加した。得られた固体を濾過により収集し、1:1のジエチルエーテルおよびエタノールの混合物、次いで、ジエチルエーテルで順次洗浄した。固体を乾燥させて、カリウム塩を得た。
【0396】
メシチレン(2.0mL)中のN−[(4−クロロ−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)メチル]−2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(200.0mg、0.4132mmol)、カリウムエチルマロン酸塩(140mg、0.83mmol)、ジシクロヘキシル(2’,6’−ジイソプロポキシビフェニル−2−イル)ホスフィン(5.8mg、0.012mmol)、およびπ−アリルパラジウムクロリド二量体(14mg、0.037mmol)の混合物を排気し、窒素を3回補充した。反応混合物を160℃で一晩撹拌した。混合物を室温まで冷却し、濾過し、次いで、酢酸エチルで洗浄した。濾液を濃縮した。残渣を0〜40%のEtOAc/CH
2Cl
2で溶出するクロマトグラフィーによって精製した。LC−MSのC
24H
30F
2N
3O
4Si(M+H)
+m/zについての計算値:490.2、実測値:490.2。
【0397】
ステップ3.7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
トリフルオロ酢酸(1.0mL)を、塩化メチレン(1.0mL)中の7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン(60.0mg、0.122mmol)の溶液に添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、濃縮した。残渣をメタノール(1.0mL)中に溶解し、次いで、エチレンジアミン(0.2mL)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。生成物を分取HPLC(pH2)によって精製した。LC−MSのC
18H
16F
2N
3O
3(M+H)
+m/zについての計算値:360.1、実測値:360.2。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.77(s,1H),8.17(s,1H),7.53−7.48(m,1H),7.05(t,J=8.2Hz,1H),6.64−6.60(m,1H),4.90(s,2H),4.06(s,2H),3.89(s,6H)。
【0398】
実施例61
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9−メチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−イミダゾ[4’,5’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−オン
【化151】
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ステップ1:6−ブロモ−7−クロロ−3−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−3Hイミダゾ[4,5−b]ピリジン
【化152】
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N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の6−ブロモ−7−クロロ−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(560mg、2.4mmol、PharmaBlock Inc.、カタログ番号PB02862)の溶液に、0℃で水素化ナトリウム(鉱油中60% NaH分散、125mg、3.13mmol)を少量ずつ添加した。得られた混合物を0℃で30分間撹拌した。次いで、[β−(トリメチルシリル)エトキシ]メチルクロリド(0.51mL、2.89mmol)を添加し、反応混合物を0℃で2時間撹拌した。反応物を飽和NH
4Cl水溶液で反応停止処理し、次いで、酢酸エチルで抽出した。有機層を、水、ブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を0〜10%のEtOAc/DCMで溶出するシリカゲルカラム上でのクロマトグラフィーによって精製して、黄色油として所望の生成物(615mg、70%)を得た。LC−MSのC
12H
18BrClN
3OSi[M+H]
+m/zについての計算値:362.0、実測値:362.0。
【0399】
ステップ2:7−クロロ−3−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−6−ビニル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン
【化153】
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1,4−ジオキサン(9mL、100mmol)および水(1mL、60mmol)中の6−ブロモ−7−クロロ−3−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(615mg、1.70mmol)、4−メチル−2,6−ジオキソ−8−ビニルテトラヒドロ[1,3,2]オキサザボロロ[2,3−b][1,3,2]オキサザボロール−4−イウム−8−ウイド(326mg、1.78mmol)、炭酸カリウム(470mg、3.4mmol)、およびビス(ジ−tert−ブチル(4−ジメチルアミノフェニル)ホスフィン)ジクロロパラジウム(II)(Aldrich、カタログ番号678740、36mg、0.05mmol)の溶液を排気し、次いで、窒素を3回充填した。得られた混合物を95℃まで加熱し、5時間撹拌し、この時点で、LC−MSは、反応が完了したことを示した。混合物を室温まで冷却し、EtOAcで希釈し、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を0〜10%のEtOAc/DCMで溶出するシリカゲルカラム上でのクロマトグラフィーによって精製して、黄色油として所望の生成物(454mg、86%)を得た。LC−MSのC
14H
21ClN
3OSi[M+H]
+m/zについての計算値:310.1、実測値:310.0。
【0400】
ステップ3:7−クロロ−3−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−カルバルデヒド
【化154】
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tert−ブチルアルコール(10mL、100mmol)および水(2mL、100mmol)中の7−クロロ−3−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−6−ビニル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン(454mg、1.46mmol)の溶液に、N−メチルモルホリンN−オキシド(257mg、2.20mmol)を添加し、続いて、四酸化オスミウム(水中4重量%、0.46mL、0.073mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(11mL、140mmol)および水(5.5mL、3.0E2mmol)中に溶解し、次いで、0℃まで冷却した。この溶液に、過ヨウ素酸ナトリウム(940mg、4.4mmol)および酢酸(21μL、0.37mmol)を添加した。0℃で2時間撹拌した後、反応混合物を水で希釈し、次いで、EtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を0〜20%のEtOAc/DCMで溶出するシリカゲルカラム上でのクロマトグラフィーによって精製して、白色固体として所望の生成物(290mg、63%)を得た。LC−MSのC
13H
19ClN
3O
2Si[M+H]
+m/zについての計算値:312.1、実測値:312.0。
【0401】
ステップ4:7−(メチルアミノ)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−カルバルデヒド
【化155】
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2−メトキシエタノール(2mL)中の7−クロロ−3−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−カルバルデヒド(225mg,0.722mmol)の溶液に、メチルアミン(EtOH中33重量%、2mL、16mmol)を添加した。密閉した管中で、混合物を110℃で一晩撹拌した。混合物を濃縮し、残渣を10mLの0.5N HCl中に溶解し、室温で1時間撹拌した。混合物を飽和NaHCO
3水溶液で中和した。得られた白色沈殿物を濾過により収集し、次いで、乾燥させた。
上記の固体を3mLのDCM中に溶解し、3mLのTFAを添加した。得られた透明な溶液を室温で1時間撹拌した。反応混合物を濃縮し、次いで、真空下で乾燥させた。この粗生成物を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
8H
9N
4O[M+H]
+m/zについての計算値:177.1、実測値:177.1。
【0402】
ステップ5:6−{[(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−N−メチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−7−アミン
【化156】
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トルエン(20mL、200mmol)中の7−(メチルアミノ)−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−6−カルバルデヒド(100mg、0.6mmol)、2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(160mg、0.85mmol)、およびD−(+)−10−カンファースルホン酸(40mg、0.2mmol)の混合物を加熱還流し、Dean−Stark管を用いて水を共沸除去した。混合物を24時間還流し、次いで、室温まで冷却し、濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(15mL、180mmol)中に溶解し、0℃まで冷却し、次いで、テトラヒドロアルミン酸リチウム(75mg、2.0mmol)を少量ずつ添加した。反応混合物を45℃まで加温し、1時間撹拌した。この反応物を、0.1mLの水、次いで、0.1mLの15% NaOH溶液、続いて、0.3mLの水を添加することにより反応停止処理した。混合物を10分間撹拌し、次いで、濾過した。濾液を濃縮し、残渣を0〜10%のMeOH/DCMで溶出するカラムによって精製して、黄色固体として所望の生成物(155mg、80%)を得た。LC−MSのC
16H
18F
2N
5O
2[M+H]
+m/zについての計算値:350.1、実測値:350.0。
【0403】
ステップ6:7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9−メチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−イミダゾ[4’,5’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−オン
テトラヒドロフラン(5mL、60mmol)中の6−{[(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−Nメチル−3H−イミダゾ[4,5−b]ピリジン−7−アミン(155mg、0.44mmol)の溶液に、トリエチルアミン(0.31mL、2.2mmol)を添加し、続いて、トリホスゲン(140mg、0.49mmol)を添加した。得られた黄色懸濁液を室温で1時間撹拌し、次いで、5mLの1N NaOH水溶液を添加した。室温で30分間撹拌した後、混合物をEtOAcで希釈した。有機層を、水、ブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をMeOH中に溶解し、分取HPLC(pH2、ACN/水)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
17H
16F
2N
5O
3[M+H]
+m/zについての計算値:376.1、実測値:376.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ8.41(s,1H),8.10(s,1H),7.05(t,J=8.2Hz,1H),4.83(s,2H),3.89(s,6H),3.85(s,3H)。
【0404】
実施例62
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−4,7−ジヒドロピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−e][1,3]オキサジン−2(3H)−オン
【化157】
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ステップ1:4−クロロ−5−(クロロメチル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン
【化158】
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塩化メチレン(30mL、500mmol)中の[4−クロロ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル]メタノール(2.70g、8.9mmol)(Lakestar Tech:ロット番号123−017−22)の撹拌溶液に、0℃でN,N−ジイソプロピルエチルアミン(3.10mL、17.8mmol)およびメチレンスルホニルクロリド(820μL、11mmol)を順次添加した。15分後、反応混合物を室温まで加温した。さらに2時間後、この反応物を飽和NaHCO
3水溶液で反応停止処理し、次いで、塩化メチレンで抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、次いで、濃縮した。残渣(2.50g)をさらに精製することなく、次のステップで直接使用した。LC−MSのC
15H
14Cl
2N
3O(M+H)
+:m/zについての計算値=322.1、実測値:322.1。
【0405】
ステップ2:N−{[4−クロロ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル]メチル}−2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン
【化159】
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N,N−ジイソプロピルエチルアミン(15mL)中の2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(0.88g、4.6mmol)および4−クロロ−5−(クロロメチル)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン(1.00g、3.10mmol)の撹拌したスラリーを、90℃まで加熱した。8時間後、この揮発性物質を減圧下で除去し、残渣をフラッシュカラム(ヘキサン中0〜45%のEtOAcを溶出する)上で精製して、白色固体として所望の生成物(1.02g、71%)を得た。LC−MSのC
23H
22ClF
2N
4O
3(M+H)
+:m/zについての計算値=475.1、実測値:475.1。
【0406】
ステップ3:N−{[4−(アリルオキシ)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル]メチル}−2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン
【化160】
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N,N−ジメチルホルムアミド(9mL、100mmol)中の2−プロペン−1−オール(43μL、0.63mmol)の撹拌溶液に、0℃で水素化ナトリウム(鉱油中60重量%、34mg、0.84mmol)を添加した。15分後、N−{[4−クロロ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル]メチル}−2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(200mg、0.4mmol)を添加し、得られた混合物を100℃まで加熱した。100℃で30分間撹拌した後、反応混合物を室温まで冷却し、飽和NH
4Cl水溶液で反応停止処理し、次いで、塩化メチレンで抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、次いで、濃縮した。残渣(0.2g、96%)をさらに精製することなく、次のステップで直接使用した。LC−MSのC
26H
27F
2N
4O
4(M+H)
+:m/zについての計算値=497.2、実測値:497.1
【0407】
ステップ4:{[4−(アリルオキシ)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル]メチル}(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)カルバミン酸クロリド
【化161】
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THF(6mL)中のN−{[4−(アリルオキシ)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル]メチル}−2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(150mg、0.30mmol)の撹拌溶液に、トリエチルアミン(84.2μL、0.604mmol)およびトリホスゲン(134mg、0.453mmol)を、室温で順次添加した。3時間後、この反応混合物を、飽和NH
4Cl水溶液で反応停止処理し、次いで、塩化メチレンで抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、次いで、濃縮した。残渣(0.16g、95%)をさらに精製することなく、次のステップで直接使用した。LC−MSのC
27H
25ClF
2N
4O
5(M+H)
+:m/zについての計算値=559.2、実測値:559.2。
【0408】
ステップ5:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−4,7−ジヒドロピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−e][1,3]オキサジン−2(3H)−オン
THF(0.5mL)/1−プロパノール(3mL、40mmol)中の粗{[4−(アリルオキシ)−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル]メチル}(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)カルバミン酸クロリド(0.16g、0.287mmol)の撹拌溶液に、塩化ロジウム三水和物(7.95mg、0.0302mmol)を添加した。次いで、混合物を90℃まで加温した。2時間後、この反応物を、飽和NH
4Cl水溶液で反応停止処理し、次いで、塩化メチレンで抽出した。合わせた有機層をMgSO
4で乾燥させ、次いで、濃縮した。残渣をトリフルオロ酢酸(2mL、20mmol)中に溶解し、75℃まで1時間加熱した。次いで、この揮発性物質を減圧下で除去し、残渣をRP−HPLC(60mL/分の流速で、0.05% TFAを含むアセトニトリル/水の勾配で溶出するXBridge C18カラム)上で精製して、そのTFA塩として所望の生成物(50mg、46%)を得た。LC−MSのC
16H
13F
2N
4O
4(M+H)
+:m/zについての計算値=363.1、実測値:363.1;
1H NMR(500MHz,DMSO−d
6):δ8.41(s,1H),8.26(s,1H),7.14(t,J=10.0Hz,1H),4.99(s,2H),3.92(s,6H)ppm。
【0409】
実施例63
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
【化162】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:N−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アセトアミド
【化163】
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アセトニトリル(200mL)中のN−(3,5−ジメトキシフェニル)アセトアミド(14.8g、75.8mmol)の溶液に、1−(クロロメチル)−4−フルオロ−1,4−ジアゾニアビシクロ[2.2.2]オクタンジテトラフルオロホウ酸塩(Alfa Aesar、カタログ番号L17003:29g、81mmol)を添加した。得られた懸濁液を室温で一晩撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(AcOEt)中に溶解し、次いで、飽和NaHCO
3水溶液およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、次いで、濾過し、濃縮した。残渣をヘキサン中0〜50%のAcOEtで溶出するクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物(7.8g、48%)を得た。LC−MSのC
10H
13FNO
3(M+H)
+m/zについての計算値:214.1、実測値214.0。
【0410】
ステップ2:N−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アセトアミド
【化164】
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アセトニトリル(40mL)中のN−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アセトアミド(3.50g、16.4mmol)の溶液に、0℃で塩化スルフリル(1.3mL、16mmol)を滴加した。得られた黄色溶液を室温まで加温し、30分間撹拌した。次いで、この反応物を、飽和NaHCO
3溶液(25mL)を滴加することにより反応停止処理した。沈殿物を濾過により収集し、次いで、水で洗浄し、乾燥させて、所望の生成物(3.0g、77%)を得た。LC−MSのC
10H
12ClFNO
3(M+H)
+m/zについての計算値:248.0、実測値248.0。
【0411】
ステップ3:2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシアニリン
【化165】
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エタノール(120mL)中のN−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アセトアミド(3.0g、12mmol)の溶液に、水(60mL)中の2.0M 水酸化カリウムを添加した。得られた溶液を一晩還流し、次いで、室温まで冷却し、濃縮して、エタノールを除去した。沈殿物を濾過により収集し、次いで、水およびヘキサンで洗浄し、次いで、乾燥させて、生成物(1.44g、58%)を得た。LC−MSのC
8H
10ClFNO
2(M+H)
+m/zについての計算値:206.0、実測値206.1。
【0412】
ステップ4:5−{[(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−N−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−アミン
【化166】
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トルエン(200mL、2000mmol)中の4−(エチルアミノ)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒド(実施例49、ステップ1:1.6g、8.3mmol)、2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(1.7g、8.3mmol)、および[(1S)−7,7−ジメチル−2−オキソビシクロ[2.2.1]ヘプト−1−イル]メタンスルホン酸(Aldrich、カタログ番号21360:0.6g、2mmol)の混合物を加熱還流し、Dean−Stark管を用いて水を4日間共沸除去した。反応混合物を室温まで冷却し、濃縮した。残渣をテトラヒドロフラン(40mL)中に溶解し、次いで、テトラヒドロアルミン酸リチウム(0.78g、21mmol)を滴加した。混合物を50℃で3時間撹拌し、次いで、室温まで冷却した。この反応物を、水(0.8mL)、15% NaOH水溶液(0.8mL)、次いで、水(2.4mL)の添加により反応停止処理した。混合物を濾過し、THFで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣をCH
2Cl
2中0〜5%のMeOHで溶出するクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物(1.1g、35%)を得た。LC−MSのC
18H
21ClFN
4O
2(M+H)
+m/zについての計算値:379.1、実測値379.1。
【0413】
ステップ5:3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化167】
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テトラヒドロフラン(30mL)中の5−{[(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−N−エチル−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−アミン(1.55g、4.09mmol)の混合物に、0℃でトリエチルアミン(2.8mL、20mmol)を添加し、続いて、テトラヒドロフラン(8mL)中のトリホスゲン(1.8g、6.1mmol)の溶液を添加した。得られた混合物を室温で3時間撹拌し、次いで、0℃まで冷却し、次いで、水(30mL)中の1.0M 水酸化ナトリウムをゆっくりと添加した。室温で一晩撹拌した後、反応混合物をCH
2Cl
2で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をCH
2Cl
2中0〜5%のMeOHで溶出するクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物(1.1g、66%)を得た。LC−MSのC
19H
19ClFN
4O
3(M+H)
+m/zについての計算値:405.1、実測値:405.1。
【0414】
ステップ6:3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
イソプロピルアルコール(10mL、100mmol)および水(0.8mL、40mmol)中の3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(1.14g、2.82mmol)の混合物に、三臭化ピリジニウム(3.5g、9.8mmol)を添加した。得られた混合物を30℃で一晩撹拌し、次いで、室温まで冷却し、酢酸(10mL、200mmol)および亜鉛(1.84g、28.2mmol)を添加した。室温で2時間撹拌した後、混合物を濾過し、濾液を濃縮した。残渣を水で粉砕し、沈殿物を濾過により収集し、次いで、水で洗浄した。固体を、CH
2Cl
2中0〜5%のMeOHで溶出するクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
19H
19ClFN
4O
4(M+H)
+m/zについての計算値:421.1、実測値:421.0。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.02(s,1H),7.83(s,1H),7.01(d,J=7.7Hz,1H),4.56(s,2H),3.94−3.85(m,10H),1.19(t,J=7.0Hz,3H)。
【0415】
実施例64
1−シクロブチル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
【化168】
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【0416】
ステップ1:1−シクロブチル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化169】
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この化合物は、実施例45におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンをシクロブチルアミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
21H
21F
2N
4O
3(M+H)
+m/zについての計算値:415.2、実測値:415.1。
【0417】
ステップ2:1−シクロブチル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
この化合物は、実施例63、ステップ6におけるものと同様の手順を用いて、3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンを1−シクロブチル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンと置き換えて調製した。LC−MSのC
21H
21F
2N
4O
4(M+H)
+m/zについての計算値:431.2、実測値:431.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.00(s,1H),7.86(s,1H),7.02(t,J=8.2Hz,1H),4.53(s,2H),4.51−4.42(m,1H),3.88(s,6H),3.80(s,2H),2.64−2.53(m,2H),2.32−2.22(m,2H),1.77−1.64(m,2H)。
【0418】
実施例65
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロベンジル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
【化170】
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ステップ1:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロベンジル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化171】
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この化合物は、実施例45におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンを1−(3−フルオロフェニル)と置き換えて調製した。LC−MSのC
24H
20F
3N
4O
3(M+H)
+m/zについての計算値:469.1、実測値:469.1。
【0419】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロベンジル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
この化合物は、実施例63、ステップ6におけるものと同様の手順を用いて、3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンを3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロベンジル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンと置き換えて調製した。LC−MSのC
24H
20F
3N
4O
4(M+H)
+m/zについての計算値:485.1、実測値:485.0。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ10.99(s,1H),7.89(s,1H),7.44−7.37(m,1H),7.12−6.96(m,4H),5.18(s,2H),4.77(s,2H),3.88(s,6H),3.41(s,2H)。
【0420】
実施例66
7’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−6’,7’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,9’−ピロロ[2,3−c][2,7]ナフチリジン]−8’(3’H)−オン
【化172】
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窒素をN,N−ジメチルホルムアミド(0.85mL、11mmol)中の7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン(40mg、0.082mmol)の溶液を通して20分間気泡注入し、次いで、炭酸セシウム(80mg、0.24mmol)および1−ブロモ−2−クロロ−エタン(20.3μL、0.245mmol)を窒素下で添加した。室温で一晩撹拌した後、反応混合物を濾過し、次いで、濃縮した。残渣をCH
2Cl
2(1mL)中に溶解し、次いで、TFA(1mL)を添加した。室温で1時間撹拌した後、混合物を濃縮し、残渣をメタノール(2mL)中に溶解し、次いで、エチレンジアミン(0.15mL)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌した。生成物を、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
20H
18F
2N
3O
3(M+H)
+m/zについての計算値:386.1、実測値:386.1。
【0421】
実施例67
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化173】
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この化合物は、実施例66におけるものと同様の手順を用いて、1−ブロモ−2−クロロエタンをヨウ化メチルと置き換えて調製した。生成物を、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
20H
20F
2N
3O
3(M+H)
+m/zについての計算値:388.1、実測値:388.0。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.82(s,1H),8.12(s,1H),7.56−7.46(m,1H),7.07(t,J=8.2Hz,1H),6.73−6.70(m,1H),4.90(s,2H),3.90(s,6H),1.72(s,6H)。
【0422】
実施例68
1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
【化174】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化175】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例45におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンを4−クロロ−2−フルオロアニリンと置き換えて調製した。LC−MSのC
23H
17ClF
3N
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:489.1、実測値489.0。
【0423】
ステップ2:1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
この化合物は、実施例63、ステップ6におけるものと同様の手順を用いて、3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンを1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンと置き換えて調製した。LC−MSのC
23H
17ClF
3N
4O
4(M+H)
+m/zについての計算値:505.1、実測値:505.0。
1H NMR(300MHz,DMSO)δ11.03(s,1H),7.95(s,1H),7.73−7.62(m,2H),7.50−7.41(m,1H),7.06(t,J=8.2Hz,1H),4.93(d,J=14.0Hz,1H),4.76(d,J=14.0Hz,1H),3.88(s,6H),2.58−2.34(m,2H)。
【0424】
実施例69
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9−[4−(4−エチルピペラジン−1−イル)フェニル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化176】
[この文献は図面を表示できません]
1,4−ジオキサン(0.75mL)および水(0.25mL)中の9−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(30.0mg、0.066mmol)および1−エチル−4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピペラジン(31.0mg、0.099mmol)の溶液に、炭酸カリウム(36.0mg、0.26mmol)およびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(7.6mg、0.0066mmol)を添加した。得られた混合物を100℃まで12時間加熱した後、それをMeOHで希釈し、RP−HPLC(pH2)によって精製した。LC−MSのC
29H
32F
2N
7O
3[M+H]
+m/zについての計算値:564.3、実測値564.3。
1H NMR(300MHz,DMSO)δ13.8(s,1H),8.27(s,1H),7.42(d,J=9.0Hz,2H),7.13(d,J=9.0Hz,2H),7.03(t,J=6.0Hz,1H),4.82(s,2H),3.98(d,J=9.0Hz,2H),3.88(s,6H),3.59(d,J=9.0Hz,2H),3.22−2.98(m,6H),2.78(s,3H),1.24(t,J=6.0Hz,3H)。
【0425】
実施例70
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化177】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルバルデヒド
【化178】
[この文献は図面を表示できません]
−78℃に冷却されたテトラヒドロフラン(20mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例39、ステップ4:885mg、1.72mmol)の溶液に、新たに調製したリチウムジイソプロピルアミド(LDA)溶液(THF中1M、2.6mL)を添加した。得られた黄色懸濁液を−78℃で30分間撹拌し、次いで、N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)を添加した。混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで、1NのHClで反応停止処理した。次いで、反応混合物を室温まで加温し、EtOAcで抽出した。有機層を、水、ブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、DCM中0〜10%のEtOAcで溶出するシリカゲルカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、白色固体として所望の生成物(730mg、78%)を得た。LC−MSのC
25H
21F
2N
4O
6S[M+H]
+m/zについての計算値:543.1、実測値543.1。
【0426】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化179】
[この文献は図面を表示できません]
0℃に冷却されたトリフルオロ酢酸(2.1mL、28mmol)中のトリアセトキシホウ化水素ナトリウム(680mg、3.2mmol)の溶液に、3mLのジクロロメタン(DCM)を添加し、次いで、1−エチルピペラジン(580μL、4.6mmol)を添加して、黄色溶液を得た。次いで、DCM(10mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルバルデヒド(500mg、0.92mmol)の溶液を5分間にわたって滴加した。混合物を0℃で2時間撹拌し、次いで、室温まで加温し、一晩撹拌した。混合物を飽和NaHCO
3中に注ぎ入れ、次いで、DCMで抽出した。次いで、有機層を、水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、DCM中0〜10%のMeOHで溶出するシリカゲルカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、白色固体として所望の生成物(590mg、100%)を得た。LC−MSのC
31H
35F
2N
6O
5S[M+H]
+m/zについての計算値:641.2、実測値641.2。
【0427】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
25mLのTHF中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(590mg、0.92mmol)の溶液に、カリウムtert−ブトキシド(THF中1M、4.6mL)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、この反応物を、飽和NH
4Cl溶液で反応停止処理し、EtOAcで抽出した。有機層を、水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、分取HPLC(pH=2、ACN/H
2O)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
25H
31F
2N
6O
3[M+H]
+m/zについての計算値:501.2、実測値501.2。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ12.01(s,1H),8.00(s,1H),7.04(t,J=8.1Hz,1H),6.77(s,1H),4.77(s,2H),3.89(s,8H),3.63(s,3H),3.49(br,2H),3.21−2.91(m,6H),2.57(br,2H),1.19(t,J=7.3Hz,3H)。
【0428】
実施例71
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[2−(4−エチルピペラジン−1−イル)エチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化180】
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ステップ1:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(Z)−2−エトキシビニル]−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化181】
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1,4−ジオキサン(5mL、60mmol)および水(0.5mL、30mmol)中の8−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例39、ステップ5:120mg、0.20mmol)、2−[(Z)−2−エトキシビニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(Synthonix、カタログ番号E2791:79mg、0.40mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]−ジクロロパラジウム(II)とジクロロメタンとの錯体(1:1)(Aldrich、カタログ番号379670:20mg、0.02mmol)、および炭酸カリウム(83mg、0.60mmol)の混合物が入っているフラスコを排気し、次いで、窒素を3回充填した。反応混合物を95℃で1時間撹拌し、次いで、室温まで冷却し、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0〜20%のEtOAcで溶出するシリカゲルカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物(106mg、91%)を得た。LC−MSのC
28H
27F
2N
4O
6S[M+H]
+m/zについての計算値:585.2、実測値585.1。
【0429】
ステップ2:[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]アセトアルデヒド
【化182】
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テトラヒドロフラン(10mL、100mmol)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(Z)−2−エトキシビニル]−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(97mg、0.16mmol)の溶液に、水(1.6mL、1.6mmol)中の1.0M 塩化水素を添加した。混合物を60℃で2時間撹拌し、次いで、室温まで冷却し、飽和NaHCO
3溶液で中和した。混合物をEtOAcで抽出した。有機層を、水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
26H
23F
2N
4O
6S[M+H]
+m/zについての計算値:557.1、実測値557.1。
【0430】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[2−(4−エチルピペラジン−1−イル)エチル]−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化183】
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塩化メチレン(2mL)中の[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]アセトアルデヒド(30mg、0.054mmol)の溶液に、1−エチルピペラジン(21μL、0.16mmol)および酢酸(100μL)を添加した。得られた黄色溶液を室温で2時間撹拌し、次いで、トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(35mg、0.16mmol)を添加し、反応混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を飽和Na
2CO
3で中和し、次いで、EtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、次いで、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
32H
37F
2N
6O
5S[M+H]
+m/zについての計算値:655.3、実測値655.2。
【0431】
ステップ4:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[2−(4−エチルピペラジン−1−イル)エチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
ステップ3からの粗生成物をテトラヒドロフラン(3mL)中に溶解し、次いで、THF(0.20mL、0.20mmol)中の1.0M カリウムtert−ブトキシドを添加した。得られた黄色懸濁液を室温で30分間撹拌し、次いで、MeOHで希釈し、分取HPLC(pH2、ACN/H
2O)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
26H
33F
2N
6O
3[M+H]
+m/zについての計算値:515.3、実測値515.2。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.43(s,1H),7.91(s,1H),7.00(t,J=8.2Hz,1H),6.57(s,1H),4.74(s,2H),3.89(s,6H),3.65(s,3H),3.18(br,4H),3.07(q,J=7.3Hz,2H),3.02−2.93(m,4H),2.88(br,4H),1.22(t,J=7.3Hz,3H)。
【0432】
実施例72
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[3−(4−エチルピペラジン−1−イル)プロピル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化184】
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ステップ1:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(3−ヒドロキシプロプ−1−エン−1−イル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化185】
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N,N−ジメチルホルムアミド(2mL,20mmol)中の8−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(40mg、0.088mmol)、テトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)(10mg、0.009mmol)、およびヨウ化銅(I)(3mg、0.02mmol)の混合物が入っているフラスコを排気し、次いで、窒素を充填した。次いで、2−プロピン−1−オール(26μL、0.44mmol)およびN,N−ジイソプロピルエチルアミン(77μL、0.44mmol)を添加した。得られた溶液を80℃まで加熱し、1時間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、濾過し、次いで、分取HPLC(pH2、ACN/H
2O)によって精製して、黄色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
21H
19F
2N
4O
4[M+H]
+m/zについての計算値:429.1、実測値429.1。
【0433】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(3−ヒドロキシプロピル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化186】
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ステップ1からの生成物を、テトラヒドロフラン(3mL、60mmol)およびメタノール(3mL、100mmol)中に溶解し、次いで、パラジウム(炭素上10重量%、20mg)を添加した。混合物を、水素バルーン下、室温で2時間撹拌し、次いで、セライトを通して濾過し、濃縮して、粗生成物を得、これをさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
21H
23F
2N
4O
4[M+H]
+m/zについての計算値:433.2、実測値433.2。
【0434】
ステップ3:3−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]プロパナール
【化187】
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塩化メチレン(5mL、80mmol)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(3−ヒドロキシプロピル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(40.mg、0.092mmol)の溶液に、デスマーチンペリオジナン(59mg、0.14mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、この反応物を、飽和NaHCO
3溶液で反応停止処理し、EtOAcで抽出した。有機層を、水、ブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
21H
21F
2N
4O
4[M+H]
+m/zについての計算値:431.2、実測値431.1。
【0435】
ステップ4:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[3−(4−エチルピペラジン−1−イル)プロピル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
ステップ3からの粗生成物をメタノール(10mL)中に溶解し、次いで、1−エチルピペラジン(59μL、0.46mmol)および酢酸(100μL、2mmol)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌し、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(29mg、0.46mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、この反応物を、飽和Na
2CO
3溶液で反応停止処理し、EtOAcで抽出した。有機層を、水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をMeOH中に溶解し、次いで、分取HPLC(pH2、ACN/H
2O)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
27H
35F
2N
6O
3[M+H]
+m/zについての計算値:529.3、実測値529.3。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.37(s,1H),7.89(s,1H),7.00(t,J=8.2Hz,1H),6.49(s,1H),4.73(s,2H),3.89(s,6H),3.64(s,3H),3.09(br,4H),3.03−2.94(m,2H),2.87(br,4H),2.80(t,J=7.4Hz,2H),2.73−2.64(m,2H),2.02−1.92(m,2H),1.19(t,J=7.3Hz,3H)。
【0436】
実施例73
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(1−エチルピペリジン−4−イル)メチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化188】
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ステップ1:{[1−(tert−ブトキシカルボニル)ピペリジン−4−イル]メチル}(ヨード)亜鉛
【化189】
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N,N−ジメチルホルムアミド(0.6mL、8mmol)中の亜鉛(255mg、3.90mmol)およびセライトP65(50mg)のスラリーに、7:5のクロロトリメチルシラン:1,2−ジブロモエタンのV/V混合物(81μL)を5分間にわたって滴加した。このスラリーを室温で15分間撹拌し、次いで、N,N−ジメチルホルムアミド(1.5mL、19mmol)中のtert−ブチル4−(ヨードメチル)ピペリジン−1−カルボン酸塩(国際公開第WO2007/030366号に記載されるような報告された手順を用いて調製された:976mg、3.00mmol)の溶液を添加した。添加の完了後、反応混合物を65℃で5分間加熱し、次いで、室温まで冷却し、30分間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を次のステップで直接使用した。
【0437】
ステップ2:tert−ブチル4−{[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]メチル}ピペリジン−1−カルボン酸塩
【化190】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチルホルムアミド(5mL)中の8−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(163mg、0.275mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)とジクロロメタンとの錯体(1:1)(22mg、0.027mmol)、およびヨウ化銅(I)(16mg、0.082mmol)の混合物が入っているフラスコを排気し、次いで、窒素を充填した。ステップ1からの溶液(0.82mL)を添加し、次いで、反応混合物を再度排気し、窒素を充填した。得られた混合物を85℃まで加熱し、一晩撹拌した。混合物を室温まで冷却し、次いで、セライトを通して濾過し、EtOAcで洗浄した。次いで、濾液を、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、DCM中0〜30%のEtOAcで溶出するシリカゲルカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、淡黄色固体として所望の生成物(148mg、76%)を得た。LC−MSのC
35H
40F
2N
5O
7S[M+H]
+m/zについての計算値:712.3、実測値712.1。
【0438】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(ピペリジン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化191】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロフラン(5mL、60mmol)中のtert−ブチル4−{[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]メチル}ピペリジン−1−カルボン酸塩(140mg、0.20mmol)の溶液に、THF(1.0mL)中の1.0M カリウムtert−ブトキシドを添加した。混合物を室温で1時間撹拌した。この反応物を、飽和NH
4Cl溶液で反応停止処理し、次いで、EtOAcで抽出した。有機層を、水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、次いで、濃縮した。残渣を、2mLのDCM中に溶解し、次いで、2mLのTFAを添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、濃縮した。残渣を、EtOAc中に溶解し、次いで、飽和NaHCO
3溶液で洗浄した。有機層を、水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、次いで、濃縮して、黄色固体として所望の生成物を得、これをさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
24H
28F
2N
5O
3[M+H]
+m/zについての計算値:472.2、実測値472.1。
【0439】
ステップ4:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(1−エチルピペリジン−4−イル)メチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
MeOH(2mL)およびTHF(2mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(ピペリジン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(17mg、0.035mmol)の撹拌溶液に、THF(35μL)中の5.0M アセトアルデヒドを添加した。混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(11mg、0.18mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、分取HPLC(pH2、ACN/H
2O)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
26H
32F
2N
5O
3[M+H]
+m/zについての計算値:500.2、実測値500.2。
【0440】
実施例74
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(1R,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化192】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:N−[(1R,2R)−2−(ベンジルオキシ)シクロペンチル]−5−{[(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−アミン
【化193】
[この文献は図面を表示できません]
1,4−ジオキサン(3mL、40mmol)中のN−[(4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)メチル]−2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(実施例45、ステップ1〜2に記載されるように調製した:100.mg、0.283mmol)、(1R,2R)−2−(ベンジルオキシ)シクロペンタンアミン(Aldrich、カタログ番号671533:81.1mg、0.424mmol)、酢酸パラジウム(6mg、0.03mmol)、(R)−(+)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(20mg、0.03mmol)、および炭酸セシウム(280mg、0.85mmol)の混合物を排気し、次いで、窒素を充填した。混合物を160℃まで加熱し、一晩撹拌した。室温まで冷却した後、混合物をEtOAcで希釈し、濾過し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣を、DCM中0〜5%のMeOHで溶出するフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、黄色固体として所望の生成物(63mg、44%)を得た。LC−MSのC
28H
31F
2N
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:509.2、実測値509.3。
【0441】
ステップ2:1−[(1R,2R)−2−(ベンジルオキシ)シクロペンチル]−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化194】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロフラン(3mL、40mmol)中のステップ1からの生成物の溶液に、トリエチルアミン(90μL、0.65mmol)およびトリホスゲン(56mg、0.19mmol)を添加した。得られた黄色懸濁液を室温で1時間撹拌し、次いで、3mLの1N NaOHを添加した。混合物を室温でさらに1時間撹拌し、次いで、EtOAcで希釈した。有機層を、水、ブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、減圧下で濃縮した。残渣を、DCM中0〜5%のMeOHで溶出するフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、黄色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
29H
29F
2N
4O
4[M+H]
+m/zについての計算値:535.2、実測値535.1。
【0442】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(1R,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
メタノール(5mL)およびテトラヒドロフラン(5mL)中のステップ2からの生成物の溶液に、パラジウム(活性炭上10重量%、20mg)および数滴の濃縮HClを添加した。混合物を、水素バルーン下、室温で6時間撹拌し、次いで、セライトを通して濾過し、濃縮した。残渣を、分取HPLC(pH2、ACN/H
2O)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
22H
23F
2N
4O
4[M+H]
+m/zについての計算値:445.2、実測値445.2。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.93(s,1H),8.04(s,1H),7.54−7.47(m,1H),7.03(t,J=8.1Hz,1H),6.86−6.81(m,1H),4.83(d,J=13.2Hz,1H),4.63(d,J=13.2Hz,1H),4.61−4.55(m,1H),4.54−4.47(m,1H),3.90(s,3H),3.87(s,3H),2.29−2.12(m,2H),2.06−1.96(m,1H),1.86−1.66(m,2H),1.56−1.44(m,1H)。
【0443】
実施例75
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(1R,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
【化195】
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イソプロピルアルコール(5mL)および水(0.25mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(1R,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例74:8mg、0.02mmol)の溶液に、三臭化ピリジニウム(29mg、0.09mmol)を添加した。得られた黄色溶液を30℃まで加温し、一晩撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、次いで、亜鉛(24mg、0.37mmol)および酢酸(0.2mL、4mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、濾過し、濃縮した。残渣をMeOH中に溶解し、次いで、分取HPLC(pH2、ACN/H
2O)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
22H
23F
2N
4O
5[M+H]
+m/zについての計算値:461.2、実測値461.2。
【0444】
実施例76
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化196】
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この化合物は、実施例45におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンを2,3−ジフルオロアニリンと置き換えて調製した。LC−MSのC
23H
17F
4N
4O
3(M+H)
+m/zについての計算値:473.1、実測値:473.0。
1H NMR(300MHz,DMSO)δ11.84(s,1H),8.09(s,1H),7.77−7.65(m,1H),7.57−7.48(m,1H),7.45−7.35(m,1H),7.23−7.17(m,1H),7.07(t,J=8.2Hz,1H),5.15−4.85(m,2H),4.48−4.42(m,1H),3.90(s,6H)。
【0445】
実施例77
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
【化197】
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この化合物は、実施例75におけるものと同様の手順を用いて、3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(1R,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンを3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例76)と置き換えて調製した。LC−MSのC
23H
17F
4N
4O
4(M+H)
+m/zについての計算値:489.1、実測値:489.0。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.01(s,1H),7.96(s,1H),7.66(q,J=8.4Hz,1H),7.48(t,J=7.2Hz,1H),7.36(q,J=7.2Hz,1H),7.06(t,J=8.1Hz,1H),4.95(d,J=14.0Hz,1H),4.77(d,J=14.0Hz,1H),3.89(s,6H),2.55(d,J=21.7Hz,1H),2.35(d,J=21.7Hz,1H)。
【0446】
実施例78
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化198】
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この化合物は、実施例45におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンを2−ピリジンメタンアミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
23H
20F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:452.2、実測値:452.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.65(s,1H),8.54(d,J=4.2Hz,1H),8.01(s,1H),7.71(td,J=7.7,1.7Hz,1H),7.27−7.20(m,2H),7.17(d,J=7.9Hz,1H),7.04(t,J=8.1Hz,1H),6.11−6.06(m,1H),5.44(s,2H),4.91(s,2H),3.89(s,6H)。
【0447】
実施例79
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
【化199】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例75におけるものと同様の手順を用いて、3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(1R,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンを3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例78)と置き換えて調製した。LC−MSのC
23H
20F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:468.1、実測値:468.1。
【0448】
実施例80
1−(4−クロロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
【化200】
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ステップ1:1−(4−クロロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化201】
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この化合物は、実施例45におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンをp−クロロアニリンと置き換えて調製した。LC−MSのC
23H
18ClF
2N
4O
3(M+H)
+m/zについての計算値:471.1、実測値:471.0。
【0449】
ステップ2:1−(4−クロロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
この化合物は、実施例75におけるものと同様の手順を用いて、3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(1R,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンを1−(4−クロロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンと置き換えて調製した。LC−MSのC
23H
18ClF
2N
4O
4(M+H)
+m/zについての計算値:487.1、実測値:487.1。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ10.97(s,1H),7.93(s,1H),7.60−7.54(m,2H),7.52−7.46(m,2H),7.05(t,J=8.2Hz,1H),4.83(s,2H),3.88(s,6H),2.36(s,2H)。
【0450】
実施例81
1−(5−クロロピリジン−2−イル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
【化202】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:1−(5−クロロピリジン−2−イル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化203】
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この化合物は、実施例45におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンを2−アミノ−5−クロロピリジンと置き換えて調製した。LC−MSのC
22H
17ClF
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:472.1、実測値:472.0。
【0451】
ステップ2:1−(5−クロロピリジン−2−イル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
この化合物は、実施例75におけるものと同様の手順を用いて、3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(1R,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンを1−(5−クロロピリジン−2−イル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンと置き換えて調製した。LC−MSのC
22H
17ClF
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:488.1、実測値:488.1。
【0452】
実施例82
3−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]ベンゾニトリル
【化204】
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この化合物は、実施例45におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンを3−アミノ−ベンゾニトリルと置き換えて調製した。LC−MSのC
24H
18F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:462.1、実測値:462.1。
【0453】
実施例83
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−ピリジン−3−イル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化205】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例45におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンを3−ピリジンアミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
22H
18F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:438.1、実測値:438.1。
1H NMR(400MHz,DMSO)δ11.84(s,1H),8.75−8.68(m,2H),8.11(s,1H),8.03−7.97(m,1H),7.67−7.60(m,1H),7.19−7.13(m,1H),7.07(t,J=8.2Hz,1H),5.01(s,2H),4.31−4.26(m,1H),3.90(s,6H)。
【0454】
実施例84
1−(3−クロロ−2−フルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化206】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例45におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンを3−クロロ−2−フルオロアニリンと置き換えて調製した。LC−MSのC
23H
17ClF
3N
4O
3(M+H)
+m/zについての計算値:489.1、実測値:489.0。
【0455】
実施例85
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化207】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:5−{[(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−1−(4−メトキシベンジル)−N−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−4−アミン
【化208】
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トルエン(3mL)中のN−{[4−クロロ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル]メチル}−2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(実施例62、ステップ2に記載されるように調製した、100mg、0.2mmol)、1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミン(Astatech、カタログ番号CL4553:31mg、0.32mmol)、炭酸セシウム(380mg、1.2mmol)、(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−4,5−ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン)(24mg、0.042mmol)、および酢酸パラジウム(9.4mg、0.042mmol)の混合物が入っている容器を排気し、次いで、窒素を充填した。混合物を150℃で1時間撹拌し、次いで、室温まで冷却し、酢酸エチルで希釈し、水で洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
27H
28F
2N
7O
3(M+H)
+m/zについての計算値:536.2、実測値:536.2。
【0456】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−7−(4−メトキシベンジル)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化209】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1からの粗生成物を、テトラヒドロフラン(3mL、40mmol)中に溶解し、0℃まで冷却し、次いで、トリホスゲン(75mg、0.25mmol)およびトリエチルアミン(150μL、1.0mmol)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
28H
26F
2N
7O
4(M+H)
+m/zについての計算値:562.2、実測値:562.2。
【0457】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
ステップ2からの生成物を、トリフルオロ酢酸(2mL、20mmol)中に溶解し、得られた溶液を70℃で1時間撹拌した。次いで、それを濃縮し、残渣を分取HPLC(pH2、ACN/H
2O)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
20H
18F
2N
7O
3(M+H)
+m/zについての計算値:442.1、実測値:442.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ8.30(s,1H),8.06(s,1H),7.62(s,1H),7.07(t,J=8.1Hz,1H),6.26(s,1H),4.97(s,2H),3.96(s,3H),3.90(s,6H)。
【0458】
実施例86
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化210】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを2−ピリジンメタンアミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
22H
19F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:453.1、実測値:453.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ8.61−8.55(m,1H),8.29(s,1H),7.85(td,J=7.8,1.7Hz,1H),7.78(s,1H),7.39−7.31(m,2H),7.06(t,J=8.1Hz,1H),5.54(s,2H),4.98(s,2H),3.89(s,6H)。
【0459】
実施例87
1−シクロプロピル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化211】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンをシクロプロピルアミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
19H
18F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:402.1、実測値:402.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ13.58(br,1H),8.47(s,1H),8.24(s,1H),7.04(t,J=8.2Hz,1H),4.70(s,2H),3.88(s,6H),3.38−3.29(m,1H),1.19−1.12(m,2H),0.73−0.66(m,2H)。
【0460】
実施例88
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(3S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化212】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを(3S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−アミン塩酸塩(J & W PharmLab、カタログ番号20−1041S)と置き換えて調製した。LC−MSのC
21H
22F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:446.2、実測値:446.1。
【0461】
実施例89
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化213】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを(3S)−テトラヒドロフラン−3−アミン塩酸塩(Advanced ChemBlocks、カタログ番号F4071)と置き換えて調製した。LC−MSのC
20H
20F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:432.1、実測値:432.2。
【0462】
実施例90
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化214】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを(3R)−テトラヒドロフラン−3−アミン塩酸塩(Advanced ChemBlocks、カタログ番号F4072)と置き換えて調製した。LC−MSのC
20H
20F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:432.1、実測値:432.1。
【0463】
実施例91
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−イソプロピル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化215】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを2−プロパンアミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
19H
20F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:404.2、実測値:404.1。
【0464】
実施例92
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化216】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを2−(トリフルオロメトキシ)アニリンと置き換えて調製した。LC−MSのC
23H
17F
5N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:522.1、実測値:522.1。
【0465】
実施例93
3−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]ベンゾニトリル
【化217】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを3−アミノベンゾニトリルと置き換えて調製した。LC−MSのC
23H
17F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:463.1、実測値:463.0。
【0466】
実施例94
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−ピリジン−3−イル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化218】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを3−ピリジンアミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
21H
17F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:439.1、実測値:439.2。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ13.68(s,1H),8.80(dd,J=4.8,1.4Hz,1H),8.76(d,J=2.3Hz,1H),8.35(s,1H),8.08−8.03(m,1H),7.71−7.66(m,1H),7.11−7.05(m,1H),5.72(s,1H),5.06(s,2H),3.90(s,6H)。
【0467】
実施例95
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化219】
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この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを2−メチル−2H−テトラゾール−5−アミン(Ark Pharm、カタログ番号AK−25219)と置き換えて調製した。LC−MSのC
18H
16F
2N
9O
3(M+H)
+m/zについての計算値:444.1、実測値:444.1。
1H NMR(300MHz,DMSO)δ13.84(s,1H),8.39(s,1H),7.11(t,J=8.2Hz,1H),6.07(s,1H),5.12(s,2H),4.59(s,3H),3.91(s,6H)。
【0468】
実施例96
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−キノリン−8−イル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化220】
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この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを8−キノリンアミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
25H
19F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:489.1、実測値:489.2。
【0469】
実施例97
1−シクロプロピル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化221】
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この化合物は、実施例52におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンを1−シクロプロピル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例87)と置き換えて調製した。LC−MSのC
20H
20F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:416.2、実測値:416.1。
【0470】
実施例98
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−9−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化222】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例52におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンを3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例57)と置き換えて調製した。LC−MSのC
19H
20F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:404.2、実測値:404.2。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ13.35(s,1H),8.24(s,1H),7.04(t,J=8.1Hz,1H),4.74(s,2H),4.13(q,J=6.9Hz,2H),3.88(s,6H),2.65(s,3H),1.21(t,J=6.9Hz,3H)。
【0471】
実施例99
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化223】
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ステップ1:1−アリル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−7−(4−メトキシベンジル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化224】
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この化合物は、実施例51、ステップ1〜2におけるものと同様の手順を用いて調製した。LC−MSのC
27H
26F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:522.2、実測値:522.2。
【0472】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−7−(4−メトキシベンジル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化225】
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エタノール(1.0mL、17mmol)およびN−エチルエタンアミン(1.0mL、9.7mmol)中の1−アリル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−7−(4−メトキシベンジル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(30.0mg、0.0575mmol)の溶液に、窒素下で1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン(7.6mg、0.017mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(16mg、0.017mmol)を添加した。得られた混合物を90℃まで加熱し、6時間撹拌し、次いで、濃縮した。残渣を、DCM中1〜10%のMeOHで溶出するカラムによって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
24H
22F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:482.2、実測値:482.2。
【0473】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
ステップ2からの生成物を、TFA(1mL)中に溶解し、次いで、75℃まで加熱し、1時間撹拌した。混合物を室温まで冷却し、濃縮した。残渣を、分取HPLC(pH2、アセトニトリル/水)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
16H
14F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:362.1、実測値:362.2。
【0474】
実施例100
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−9−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化226】
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ステップ1:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9−[(Z)−2−エトキシビニル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化227】
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1,4−ジオキサン(3.0mL)/水(1.0mL)中の2−[(Z)−2−エトキシビニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(157mg、0.792mmol)、9−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(180.0mg、0.3963mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)とジクロロメタンとの錯体(1:1)(48mg、0.059mmol)および炭酸カリウム(160mg、1.2mmol)の混合物を88℃で1.5時間加熱した。混合物を室温まで冷却し、次いで、水で希釈し、DCMで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、フラッシュカラムを介して精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
21H
22F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:446.2、実測値:446.1。
【0475】
ステップ2:[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−9−イル]アセトアルデヒド
【化228】
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ステップ2からの生成物をアセトン(2mL)中に溶解し、次いで、10滴の濃縮HClを添加した。得られた混合物を室温で5時間撹拌し、次いで、EtOAcで希釈し、飽和NaHCO
3およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。
【0476】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−9−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
MeOH中のステップ1からの生成物の溶液に、モルホリン(3当量)およびシアノ水素化ホウ素ナトリウム(3当量)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、分取HPLC(pH2、アセトニトリル/水)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
23H
27F
2N
6O
4(M+H)
+m/zについての計算値:489.2、実測値:489.2。
1H NMR(300MHz,DMSO)δ13.67(s,1H),8.25(s,1H),7.04(t,J=8.2Hz,1H),4.81(s,2H),4.07−3.97(m,2H),3.88(s,6H),3.77−3.46(m,11H),3.30−3.13(m,2H)。
【0477】
実施例101
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−シクロプロピル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化229】
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ステップ1:2−クロロ−N−{[4−クロロ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル]メチル}−6−フルオロ−3,5−ジメトキシアニリン
【化230】
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この化合物は、実施例62、ステップ2におけるものと同様の手順を用いて、2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリンを2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシアニリンと置き換えて調製した。LC−MSのC
23H
22Cl
2FN
4O
3(M+H)
+m/zについての計算値:491.1、実測値:491.1。
【0478】
ステップ2:3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−シクロプロピル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、N−{[4−クロロ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル]メチル}−2,6−ジフルオロ−3、5−ジメトキシアニリンを2−クロロ−N−{[4−クロロ−1−(4−メトキシベンジル)−1H−ピラゾロ[3,4−b]ピリジン−5−イル]メチル}−6−フルオロ−3,5−ジメトキシアニリンと、そして、1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミン二塩酸塩をシクロプロピルアミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
19H
18ClFN
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:418.1、実測値:418.0。
【0479】
実施例102
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−シクロブチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化231】
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この化合物は、実施例101におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンをシクロブチルアミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
20H
20ClFN
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:432.1、実測値:432.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ13.63(s,1H),8.29(s,2H),7.01(d,J=7.7Hz,1H),4.90−4.80(m,1H),4.69(s,2H),3.93(s,3H),3.90(s,3H),2.55−2.45(m,2H),2.40−2.30(m,2H),1.88−1.71(m,2H)。
【0480】
実施例103
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化232】
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THF(1.0mL、1.0mmol)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例44、ステップ4:52mg、0.095mmol)および1.0M カリウムtert−ブトキシドの混合物を、室温で1時間撹拌した。混合物を塩化メチレンで希釈し、飽和NaHCO
3、水、およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、メタノール中に溶解し、Pd/C(10%、10mg)を添加し、反応混合物を水素バルーン下で3時間撹拌した。混合物を濾過し、濾液を分取HPLC(pH2、アセトニトリル/水)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
17H
15F
2N
4O
3(M+H)
+m/zについての計算値:361.1、実測値:361.1。
【0481】
実施例104
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,9−ジメチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化233】
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ステップ1:tert−ブチル3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9−ヨード−1−メチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−7H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−7−カルボン酸塩
【化234】
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N,N−ジメチルホルムアミド(20mL、200mmol)中のを3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5、6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例33:0.99g、2.6mmol)の溶液に、水酸化カリウム(160mg、2.9mmol)を添加した。混合物を室温で15分間撹拌し、次いで、ヨウ素(1.0g、4.0mmol)を添加した。得られた溶液を室温で1時間撹拌し、次いで、ジ−tert−ブチルジカルボネート(860mg、4.0mmol)および4−ジメチルアミノピリジン(60mg、0.5mmol)を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。混合物をEtOAcで希釈し、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、CH
2Cl
2中0〜10%のAcOEtで溶出するカラムによって精製した。LC−MSのC
23H
24F
2IN
4O
5(M+H)
+m/zについての計算値:601.1、実測値:601.0。
【0482】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,9−ジメチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
テトラヒドロフラン(5mL、60mmol)中のtert−ブチル3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9−ヨード−1−メチル−2−オキソ−1,2,3,4−テトラヒドロ−7H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−7−カルボン酸塩(100.0mg、0.1666mmol)、トルエン(0.17mL、0.33mmol)中2.0M ジメチル亜鉛、ビス(トリ−t−ブチルホスフィン)パラジウム(5mg、0.01mmol)の混合物を排気して、窒素を充填した。反応混合物を65℃で2.5時間撹拌し、次いで、室温まで冷却し、濾過した。濾液をメタノールで希釈し、分取HPLC(pH2、アセトニトリル/水)で精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
19H
19F
2N
4O
3(M+H)
+m/zについての計算値:389.1、実測値:389.0。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.78(s,1H),8.02(s,1H),7.35(s,1H),7.02(t,J=8.1Hz,1H),4.76(s,2H),3.88(s,6H),3.51(s,3H),2.42(s,3H)。
【0483】
実施例105
[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−9−イル]アセトニトリル
【化235】
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ステップ1:9−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化236】
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N,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例33:400mg、1.07mmol)の溶液に、N−ブロモスクシンイミド(210mg、1.2mmol)を添加した。得られた赤色溶液を室温で2時間撹拌した。反応物を水で反応停止処理し、DCMで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、DMF(5mL)中に溶解し、0℃まで冷却し、次いで、鉱油中NaH(60重量%、0.13g、3.2mmol)を添加した。混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで、[β−(トリメチルシリル)エトキシ]メチルクロリド(0.36g、2.1mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、水で希釈し、DCMで抽出した。有機層を、水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、DCM中0〜10%のAcOEtで溶出するカラムによって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
24H
30BrF
2N
4O
4Si(M+H)
+m/zについての計算値:583.1、実測値:583.0。
【0484】
ステップ2:[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−9−イル]アセトニトリル
N,N−ジメチルホルムアミド(2mL)中の9−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(60mg、0.10mmol)、(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−4,5−ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン)(1.2mg、0.002mmol)、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(1.9mg、0.002mmol)の混合物に、(トリメチルシリル)アセトニトリル(17.6μL、0.128mmol)を添加し、続いて、ジフルオロ亜鉛(8.50mg、0.0823mmol)を添加した。混合物を排気し、次いで、窒素を充填した。反応混合物を110℃で一晩撹拌し、次いで、室温まで冷却し、水で希釈した。混合物をEtOAcで抽出した。有機層を、水、ブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、DCM(2mL)中に溶解し、TFA(2mL)を添加した。得られた溶液を室温で1時間撹拌し、次いで、濃縮した。残渣を、MeOH中に溶解し、次いで、エチレンジアミンを添加した。混合物を室温で1時間撹拌し、分取HPLC(pH2、アセトニトリル/水)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
20H
18F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:414.1、実測値:414.1。
【0485】
実施例106
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−シクロブチル−3,4、7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
【化237】
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ステップ1:4−クロロ−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒド
【化238】
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N,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒド(2.0g、11mmol)の溶液に、0℃で水素化ナトリウム(鉱油中60重量%、580mg、14mmol)を少量ずつ添加した。混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで、[β−(トリメチルシリル)エトキシ]メチルクロリド(2.4mL、13mmol)を滴加した。反応混合物を0℃で1.5時間撹拌し、次いで、飽和NH
4Cl溶液で反応停止処理した。次いで、混合物をEtOAcで抽出した。合わせた有機層を、水、ブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0〜20%のEtOAcで溶出するカラムによって精製して、白色固体として所望の生成物(2.3g、67%)を得た。LC−MSのC
14H
20ClN
2O
2Si(M+H)
+m/zについての計算値:311.1、実測値:311.0。
【0486】
ステップ2:2−クロロ−N−[(4−クロロ−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)メチル]−6−フルオロ−3,5−ジメトキシアニリン
【化239】
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トリフルオロ酢酸(4mL)中のトリアセトキシホウ化水素ナトリウム(1.8g、8.8mmol)の溶液に、塩化メチレン(10mL)中の4−クロロ−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒド(600mg、1.9mmol)および2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(400.0mg、1.945mmol)の溶液を0℃で滴加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで、氷水中に注ぎ入れ、NaHCO
3で中和した。混合物をCH
2Cl
2で抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、CH
2Cl
2中0〜5%のAcOEtで溶出するカラムによって精製して、所望の生成物(0.6g、60%)を得た。LC−MSのC
22H
29Cl
2FN
3O
3Si(M+H)
+m/zについての計算値:500.1、実測値:500.0。
【0487】
ステップ3:5−{[(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−N−シクロブチル−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−アミン
【化240】
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1,4−ジオキサン(2mL、20mmol)中の2−クロロ−N−[(4−クロロ−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)メチル]−6−フルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(0.10g、0.20mmol)、シクロブチルアミン(34μL、0.40mmol)、酢酸パラジウム(4.5mg、0.020mmol)、(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−4,5−ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン)(10mg、0.02mmol)、および炭酸セシウム(2.0×10
2mg、0.60mmol)の混合物を排気し、次いで、窒素を充填した。混合物を160℃で一晩撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、次いで、酢酸エチル(20mL)で希釈し、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣をDCM(0〜5%)中のMeOHで溶出するシリカゲルカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
26H
37ClFN
4O
3Si(M+H)
+m/zについての計算値:535.2、実測値:535.1。
【0488】
ステップ4:3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−シクロブチル−7−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化241】
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THF(5mL)中の5−{[(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−N−シクロブチル−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−アミン(82mg、0.15mmol)の溶液に、0℃でトリエチルアミン(110 μL、0.76mmol)を添加し、続いて、トリホスゲン(68mg、0.23mmol)を添加した。得られた混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで、1N NaOH(2mL)を添加した。混合物を0℃で10分間撹拌し、次いで、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
27H
35ClFN
4O
4Si(M+H)
+m/zについての計算値:561.2、実測値:561.1。
【0489】
ステップ5:3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−シクロブチル−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
イソプロピルアルコール(0.6mL)および水(0.04mL)中の3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−シクロブチル−7−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(82mg、0.15mmol)の混合物に、三臭化ピリジニウム(180mg、0.51mmol)を添加した。得られた溶液を30℃で2時間撹拌し、次いで、室温まで冷却し、酢酸(0.5mL、9mmol)および亜鉛(95mg、1.5mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、濾過し、濾液を濃縮した。残渣を、DCM(1mL)中に溶解し、TFA(1mL)を添加した。得られた溶液を室温で1時間撹拌し、次いで、濃縮した。残渣を、MeOH(2mL)中に溶解し、次いで、エチレンジアミン(0.2mL)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌し、分取HPLC(pH2、アセトニトリル/水)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
21H
21ClFN
4O
4(M+H)
+m/zについての計算値:447.1、実測値:447.0。
【0490】
実施例107
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化242】
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この化合物は、実施例45におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリンを2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシアニリンと、そして、ステップ3においてシクロプロピルアミンを1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミン二塩酸塩と置き換えて調製した。LC−MSのC
21H
19ClFN
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:457.1、実測値:457.0。
【0491】
実施例108
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−ピリジン−3−イル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化243】
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この化合物は、実施例107におけるものと同様の手順を用いて、1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミン二塩酸塩を3−ピリジンアミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
22H
18ClFN
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:454.1、実測値:454.1。
【0492】
実施例109
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−ピリダジン−3−イル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化244】
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この化合物は、実施例45におけるものと同様の手順を用いて、ステップ3においてシクロプロピルアミンをピリダジン−3−アミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
21H
17F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:439.1、実測値:439.2。
【0493】
実施例110
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化245】
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ステップ1:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(モルホリン−4−イルメチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化246】
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塩化メチレン(30mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルバルデヒド(実施例70、ステップ1:1.09g、2.01mmol)の溶液に、モルホリン(880μL、10.mmol)を添加し、続いて、酢酸(1.0mL、18mmol)を添加した。得られた黄色溶液を室温で一晩撹拌し、次いで、トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(1.3g、6.0mmol)を添加した。混合物を室温で4時間撹拌し、この時点で、LC−MSは、反応が所望の生成物になるまで完了したことを示した。この反応物を飽和NaHCO
3溶液で反応停止処理し、次いで、DCMで抽出した。有機抽出物を合わせ、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、次いで、濃縮した。残渣を、0〜40%のEtOAc/DCMで溶出するカラムによって精製して、白色固体として所望の生成物(930mg、75%)を得た。LC−MSのC
29H
30F
2N
5O
6S(M+H)
+m/zについての計算値:614.2、実測値:614.0。
【0494】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
ステップ1からの生成物をテトラヒドロフラン(65mL)中に溶解し、次いで、THF(4.5mL、4.5mmol)中の1.0M フッ化テトラ−n−ブチルアンモニウムを添加した。混合物を60℃まで加熱し、1.5時間撹拌し、この時点で、LC−MSは、反応が所望の生成物になるまで完了したことを示した。混合物を室温まで冷却し、次いで、水で反応停止処理し、DCMで抽出した。合わせた抽出物を混合し、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、0〜10%のMeOH/DCMで溶出するカラムによって精製して、所望の生成物(649mg、68%)を得、これを分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によりさらに精製した。LC−MSのC
23H
26F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:474.2、実測値:474.2。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.75(s,1H),8.04(s,1H),7.03(t,J=8.2Hz,1H),6.95(s,1H),4.77(s,2H),4.39(s,2H),3.89(s,6H),3.81(br,4H),3.67(s,3H),3.18(br,4H)。
【0495】
実施例111
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)メチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化247】
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この化合物は、実施例70におけるものと同様の手順を用いて、ステップ2において1−エチルピペラジンを4−ヒドロキシピペリジンと置き換えて調製した。LC−MSのC
24H
28F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:488.2、実測値:488.1。
【0496】
実施例112
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化248】
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この化合物は、実施例70におけるものと同様の手順を用いて、ステップ2において1−エチルピペラジンを4,4−ジフルオロピペリジン塩酸塩と置き換えて調製した。LC−MSのC
24H
26F
4N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:508.2、実測値:508.2。
【0497】
実施例113
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化249】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例70におけるものと同様の手順を用いて、ステップ2において1−エチルピペラジンを3,3−ジフルオロピペリジン塩酸塩と置き換えて調製した。LC−MSのC
24H
26F
4N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:508.2、実測値:508.2。
【0498】
実施例114
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化250】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化251】
[この文献は図面を表示できません]
塩化メチレン(25mL、390mmol)中の[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]アセトアルデヒド(実施例71、ステップ2:522mg、0.938mmol)の溶液に、モルホリン(0.41mL、4.7mmol)を添加し、続いて、酢酸(0.32mL、5.6mmol)を添加した。混合物を室温で1時間撹拌し、トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(696mg、3.28mmol)を添加した。得られた混合物を室温で1時間撹拌し、この時点で、LC−MSは、反応が所望の生成物になるまで完了したことを示した。混合物を飽和NaHCO
3で中和し、次いで、DCMで抽出した。合わせた抽出物をブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、0〜50%のEtOAc/DCM、次いで、0〜10%のMeOH/DCMで溶出するカラムによって精製して、黄色固体として所望の生成物(483mg、82%)を得た。LC−MSのC
30H
32F
2N
5O
6S(M+H)
+m/zについての計算値:628.2、実測値:628.0。
【0499】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
ステップ1からの生成物をテトラヒドロフラン(25mL)中に溶解し、次いで、THF(2.3mL、2.3mmol)中の1.0M カリウムtert−ブトキシドを添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、この時点は、LC−MSは、反応が所望の生成物になるまで完了したことを示した。この反応物を、飽和NH
4Cl溶液で反応停止処理し、次いで、EtOAcで抽出した。合わせた抽出物を水およびブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、0〜10%のMeOH/DCMで溶出するカラムによって精製して、白色固体として所望の生成物(258mg、56%)を得、これを分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によりさらに精製した。LC−MSのC
24H
28F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:488.2、実測値:488.2。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.88(s,1H),7.95(s,1H),7.04(t,J=8.2Hz,1H),6.67(s,1H),4.75(s,2H),4.06−3.95(m,2H),3.88(s,6H),3.73−3.64(m,2H),3.62(s,3H),3.57−3.46(m,4H),3.22−3.09(m,4H)。
【0500】
実施例115
8−(2−アゼチジン−1−イルエチル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化252】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例71におけるものと同様の手順を用いて、ステップ3において1−エチルピペラジンをアゼチジン塩酸塩と置き換えて調製した。LC−MSのC
23H
26F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:458.2、実測値:458.3。
【0501】
実施例116
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化253】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例71におけるものと同様の手順を用いて、ステップ3において1−エチルピペラジンをピロリジンと置き換えて調製した。LC−MSのC
24H
28F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:472.2、実測値:472.3。
【0502】
実施例117
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(3−モルホリン−4−イルプロピル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化254】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例72におけるものと同様の手順を用いて、ステップ4において1−エチルピペラジンをモルホリンと置き換えて調製した。LC−MSのC
25H
30F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:502.2、実測値:502.2。
【0503】
実施例118
8−[3−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)プロピル]−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化255】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例72におけるものと同様の手順を用いて、ステップ4において1−エチルピペラジンを1−シクロプロピルピペラジン二塩酸塩(Oakwood、カタログ番号029229)と置き換えて調製した。LC−MSのC
28H
35F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:541.3、実測値:541.2。
【0504】
実施例119
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化256】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例40、ステップ3におけるものと同様の手順を用いて、1−メチルピペラジンを1−エチルピペラジンと置き換えて調製した。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
25H
29F
2N
6O
4[M+H]
+m/zについての計算値:515.2、実測値:515.2。
【0505】
実施例120
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−{[(3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化257】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例40、ステップ3におけるものと同様の手順を用いて、1−メチルピペラジンをシス−2,6−ジメチルピペラジン(Aldrich、カタログ番号D179809)と置き換えて調製した。RP−HPLC(pH=2)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
25H
29F
2N
6O
4[M+H]
+m/zについての計算値:515.2、実測値:515.1。
【0506】
実施例121
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化258】
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この化合物は、実施例49、ステップ1〜3に記載される通りに調製した。LC−MSのC
19H
19F
2N
4O
3[M+H]
+m/zについての計算値:389.1、実測値:389.1。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.86(s,1H),7.99(s,1H),7.52−7.46(m,1H),7.04(t,J=8.2Hz,1H),6.67−6.62(m,1H),4.76(s,2H),4.18(q,J=6.9Hz,2H),3.89(s,6H),1.34(t,J=6.9Hz,3H)。
【0507】
実施例122
4−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2,8−ジオキソ−2,3,4,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]ベンゾニトリル
【化259】
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ステップ1:4−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]ベンゾニトリル
【化260】
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この化合物は、実施例45におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンを4−アミノベンゾニトリルと置き換えて調製した。LC−MSのC
24H
18F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:462.1、実測値:462.0。
【0508】
ステップ2:4−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2,8−ジオキソ−2,3,4,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]ベンゾニトリル
この化合物は、実施例75におけるものと同様の手順を用いて、3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(1R,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンを4−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]ベンゾニトリル(ステップ1において調製された)と置き換えて調製した。LC−MSのC
24H
18F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:478.1、実測値:478.0。
【0509】
実施例123
3−{[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2,8−ジオキソ−2,3,4,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]メチル}ベンゾニトリル
【化261】
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ステップ1:N−[(4−クロロ−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)メチル]−2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン
【化262】
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トリフルオロ酢酸(10.0mL、1.30E2mmol)中のトリアセトキシホウ化水素ナトリウム(6.2g、29mmol)の溶液に、0℃で塩化メチレン(10mL)中の2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(1.52g、8.03mmol)の溶液に添加し、続いて、塩化メチレン(40mL、700mmol)中の4−クロロ−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒド(実施例106、ステップ1:2.27g、7.30mmol)の溶液を添加した。反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次いで、NaHCO
3の冷却水溶液中に注ぎ入れ、次いで、塩化メチレンで抽出した。有機相をブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、DCM中0〜40%のEtOAcで溶出するフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、黄色油として所望の生成物を得、これを静置して固化した(3.32g、94%)。LC−MSのC
22H
29ClF
2N
3O
3Si(M+H)
+m/zについての計算値:484.2、実測値:484.1。
【0510】
ステップ2:3−{[(5−{[(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−4−イル)アミノ]メチル}ベンゾニトリル
【化263】
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1,4−ジオキサン(3mL、40mmol)中のN−[(4−クロロ−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)メチル]−2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(110mg、0.23mmol)、3−(アミノメチル)ベンゾニトリル(45.0mg、0.341mmol)、酢酸パラジウム(5.1mg、0.023mmol)、(R)−(+)−2,2’−ビス(ジフェニルホスフィノ)−1,1’−ビナフチル(14mg、0.023mmol)、および炭酸セシウム(220mg、0.68mmol)の混合物を排気し、次いで、窒素を充填した。得られた混合物を150℃で2時間撹拌し、次いで、室温まで冷却し、水で希釈し、EtOAcで抽出した。有機層を、水、ブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
30H
36F
2N
5O
3Si(M+H)
+m/zについての計算値:580.3、実測値:580.2。
【0511】
ステップ3:3−[(3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−7−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル)メチル]ベンゾニトリル
【化264】
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ステップ2からの粗生成物をテトラヒドロフラン(5mL、60mmol)中に溶解し、次いで、トリエチルアミン(0.16mL、1.1mmol)を添加し、続いて、トリホスゲン(74mg、0.25mmol)を添加した。得られた茶色懸濁液を室温で30分間撹拌し、次いで、反応物を3mLの1N NaOH溶液で反応停止処理した。混合物を室温で20分間撹拌し、次いで、EtOAcで抽出した。次いで、有機層を、水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、ヘキサン中0〜50%のEtOAcで溶出するカラムによって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
31H
34F
2N
5O
4Si(M+H)
+m/zについての計算値:606.2、実測値:606.3。
【0512】
ステップ4:3−{[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2,8−ジオキソ−2,3,4,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]メチル}ベンゾニトリル
イソプロピルアルコール(5mL、60mmol)および水(0.5mL、30mmol)中の3−[(3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−7−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル)メチル]ベンゾニトリル(60.mg、0.099mmol)の溶液に、三臭化ピリジニウム(160mg、0.50mmol)を添加した。得られた黄色溶液を35℃で1時間撹拌し、次いで、室温まで冷却し、亜鉛(130mg、2.0mmol)および酢酸(0.11mL、2.0mmol)を添加した。反応混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、濾過し、MeOH/DCMで洗浄した。濾液を濃縮し、残渣を、水で粉砕し、白色固体を濾過により収集し、次いで、水で洗浄し、乾燥させた。
上記の固体を2mLのDCM中に溶解し、次いで、2mLのTFAを添加した。得られた黄色溶液を室温で2時間撹拌し、次いで、濃縮した。残渣を、5mLのMeOH中に溶解し、次いで、エチレンジアミン(0.33mL、5.0mmol)を添加した。得られた黄色溶液を室温で2時間撹拌し、次いで、分取HPLC(pH2、アセトニトリル/水)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
25H
20F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:492.1、実測値:492.1。
【0513】
実施例124
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−3,4,7、9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
【化265】
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この化合物は、実施例106におけるものと同様の手順を用いて、ステップ3においてシクロブチルアミンを2,3−ジフルオロアニリンと置き換えて調製した。LC−MSのC
23H
17ClF
3N
4O
4(M+H)
+m/zについての計算値:505.1、実測値:505.0。
【0514】
実施例125
4−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2,8−ジオキソ−2,3,4,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−3−フルオロベンゾニトリル
【化266】
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この化合物は、実施例123におけるものと同様の手順を用いて、ステップ2において3−(アミノメチル)ベンゾニトリルを4−アミノ−3−フルオロベンゾニトリルと置き換えて調製した。LC−MSのC
24H
17F
3N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:496.1、実測値:496.0。
【0515】
実施例126
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化267】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化268】
[この文献は図面を表示できません]
0℃まで冷却されたN,N−ジメチルホルムアミド(20mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例49、ステップ3:900mg、2.32mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(185mg、4.63mmol、鉱油中60重量%)を添加した。得られた混合物を0℃で30分間撹拌し、次いで、ベンゼンスルホニルクロリド(0.444mL、3.48mmol)を添加した。反応混合物を0℃で1.5時間撹拌し、この時点で、LC−MSは、反応が所望の生成物になるまで完了したことを示した。この反応物を、飽和NH
4Cl溶液で反応停止処理し、水で希釈した。白色沈殿物を濾過により収集し、次いで、水およびヘキサンで洗浄し、乾燥させて、白色固体として所望の生成物(1.2g、98%)を得、これをさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
25H
23F
2N
4O
5S[M+H]
+m/zについての計算値:529.1、実測値:529.1。
【0516】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルバルデヒド
【化269】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロフラン(80mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(1.75g、3.31mmol)の溶液に、−78℃で新たに調製したリチウムジイソプロピルアミド(テトラヒドロフラン(THF)中1M、3.48mL、3.48mmol)を添加した。得られた混合物を−78℃で30分間撹拌し、次いで、N,N−ジメチルホルムアミド(1.4mL、18mmol)をゆっくりと添加した。反応混合物を−78℃で30分間撹拌し、次いで、水で反応停止処理し、EtOAcで抽出した。有機抽出物を合わせ、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、DCM中0〜20%のEtOAcで溶出するフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、白色固体として所望の生成物(1.68g、91%)を得た。LC−MSのC
26H
23F
2N
4O
6S(M+H)
+m/zについての計算値:557.1、実測値:556.9。
【0517】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−(モルホリン−4−イルメチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化270】
[この文献は図面を表示できません]
ジクロロメタン(50mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルバルデヒド(1.73g、3.11mmol)の溶液に、モルホリン(0.95mL、11mmol)を添加し、続いて、酢酸(2mL、30mmol)を添加した。得られた黄色溶液を室温で一晩撹拌し、次いで、トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(2.3g、11mmol)を添加した。混合物を室温で3時間撹拌し、この時点で、LC−MSは、反応が所望の生成物になるまで完了したことを示した。この反応物を飽和NaHCO
3で反応停止処理し、次いで、酢酸エチル(EtOAc)で抽出した。有機抽出物を合わせ、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、DCM中0〜40%のEtOAcで溶出するフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、黄色固体として所望の生成物(1.85g、95%)を得た。LC−MSのC
30H
32F
2N
5O
6S(M+H)
+m/zについての計算値:628.2、実測値:628.0。
【0518】
ステップ4:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
テトラヒドロフラン(40mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−(モルホリン−4−イルメチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(1.5g、2.4mmol)の溶液に、フッ化テトラ−n−ブチルアンモニウム(THF中1M、7.2mL、7.2mmol)を添加した。得られた溶液を50℃で1.5時間撹拌し、次いで、室温まで冷却し、水で反応停止処理した。混合物をジクロロメタン(DCM)で抽出し、有機抽出物を合わせ、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、DCM中0〜10%のMeOHで溶出するフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、白色固体として所望の生成物を得、これを分取HPLC(pH2、アセトニトリル/H
2O)によりさらに精製した。LC−MSのC
24H
28F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:488.2、実測値:488.0。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ12.09(s,1H),8.06(s,1H),7.05(t,J=8.1Hz,1H),6.87(s,1H),4.78(s,2H),4.50(s,2H),4.17(q,J=6.8Hz,2H),3.97(br,2H),3.89(s,6H),3.65(br,2H),3.37(br,2H),3.15(br,2H),1.37(t,J=6.8Hz,3H)。
【0519】
実施例127
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化271】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例126におけるものと同様の手順を用いて、ステップ3においてモルホリンを1−メチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/H
2O)によって精製した。LC−MSのC
25H
31F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:501.2、実測値:501.1。
【0520】
実施例128
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化272】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例126におけるものと同様の手順を用いて、ステップ3においてモルホリンを1−エチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/H
2O)によって精製した。LC−MSのC
26H
33F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:515.3、実測値:515.1。
【0521】
実施例129
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化273】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例126におけるものと同様の手順を用いて、3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルバルデヒド(実施例70、ステップ1)および1−メチルピペラジンから開始して調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/H
2O)によって精製した。LC−MSのC
24H
29F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:487.2、実測値:487.1。
【0522】
実施例130
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]メチル}−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化274】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルバルデヒド
【化275】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロフラン(25mL)、イソプロピルアルコール(2.5mL)、および水(2.5mL)の混合物中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルバルデヒド(実施例70、ステップ1:500mg、0.9mmol)の溶液に、水(1.54mL、9.24mmol)中の6.0M 水酸化カリウムを添加した。得られた黄色溶液を室温で一晩撹拌し、次いで、40℃まで加温し、1時間撹拌した。反応混合物を室温まで冷却し、1N HClで中和し、次いで、飽和NH
4Cl溶液を添加した。得られた淡黄色沈殿物を濾過により収集し、乾燥させて、淡黄色固体として生成物(350mg、90%)を得、これをさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
19H
17F
2N
4O
4(M+H)
+m/zについての計算値:403.1、実測値:402.9。
【0523】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]メチル}−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
塩化メチレン(3mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルバルデヒド(13mg、0.032mmol)の溶液に、1−ピペラジン−エタノール(20μL、0.16mmol)を添加し、続いて、酢酸(55μL、0.97mmol)を添加した。得られた黄色懸濁液を室温で3時間撹拌し、次いで、トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(40.mg、0.19mmol)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌した。この反応物を飽和NaHCO
3溶液で反応停止処理し、次いで、塩化メチレンで抽出した。有機抽出物を合わせ、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/H
2O)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
25H
31F
2N
6O
4(M+H)
+m/zについての計算値:517.2、実測値:517.1。
【0524】
実施例131
3−(4−{[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]メチル}ピペラジン−1−イル)プロパンニトリル
【化276】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例130におけるものと同様の手順を用いて、ステップ2において1−ピペラジン−エタノールを3−ピペラジン−1−イルプロパンニトリルと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/H
2O)によって精製した。LC−MSのC
26H
30F
2N
7O
3(M+H)
+m/zについての計算値:526.2、実測値:526.1。
【0525】
実施例132
1−{[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]メチル}ピペリジン−4−カルボニトリル
【化277】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例130におけるものと同様の手順を用いて、ステップ2において1−ピペラジン−エタノールをピペリジン−4−カルボニトリルと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/H
2O)によって精製した。LC−MSのC
25H
27F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:497.2、実測値:496.9。
【0526】
実施例133
(3S)−1−{[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]メチル}ピロリジン−3−カルボニトリル
【化278】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例130におけるものと同様の手順を用いて、ステップ2において1−ピペラジンエタノールを(3S)−ピロリジン−3−カルボニトリル塩酸塩と置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/H
2O)によって精製した。LC−MSのC
24H
25F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:483.2、実測値:483.2。
【0527】
実施例134
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−{[(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ]メチル}−1,3,4,7−テトラヒドロ−2Hピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化279】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例130におけるものと同様の手順を用いて、ステップ2において1−ピペラジン−エタノールを1−メチルピペリジン−4−アミンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/H
2O)によって精製した。LC−MSのC
25H
31F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:501.2、実測値:501.0。
【0528】
実施例135
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−{[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルアミノ]メチル}−1,3,4,7−テトラヒドロ−2Hピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化280】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例130におけるものと同様の手順を用いて、ステップ2において1−ピペラジン−エタノールを(3S)−テトラヒドロフラン−3−アミン塩酸塩と置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/H
2O)によって精製した。LC−MSのC
23H
26F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:474.2、実測値:474.0。
【0529】
実施例136
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−{[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イルアミノ]メチル}−1,3,4,7−テトラヒドロ−2Hピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化281】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例130におけるものと同様の手順を用いて、ステップ2において1−ピペラジン−エタノールを(3R)−テトラヒドロフラン−3−アミン塩酸塩と置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/H
2O)によって精製した。LC−MSのC
23H
26F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:474.2、実測値:474.2。
【0530】
実施例137
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化282】
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ステップ1:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(ヒドロキシメチル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化283】
[この文献は図面を表示できません]
0℃まで冷却されたテトラヒドロフラン(5mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルバルデヒド(実施例70、ステップ1:101mg、0.186mmol)の溶液に、テトラヒドロホウ酸ナトリウム(21mg、0.56mmol)を添加した。得られた混合物を0℃で2時間撹拌し、水で反応停止処理し、次いで、EtOAcで抽出した。有機抽出物を合わせ、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
25H
23F
2N
4O
6S(M+H)
+m/zについての計算値:545.1、実測値:545.0。
【0531】
ステップ2:8−(クロロメチル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化284】
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ステップ1からの粗生成物を塩化メチレン(5mL)中に溶解し、0℃まで冷却し、次いで、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(65μL、0.37mmol)を添加し、続いて、メタンスルホニルクロリド(19μL、0.24mmol)を添加した。得られた混合物を室温まで加温し、一晩撹拌した。反応物を水で反応停止処理し、次いで、EtOAcで抽出した。有機抽出物を合わせ、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
25H
22ClF
2N
4O
5S(M+H)
+m/zについての計算値:563.1、実測値:562.9。
【0532】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2Hピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化285】
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アセトニトリル(3mL)中の8−(クロロメチル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(30.mg、0.053mmol)、1H−イミダゾール(18mg、0.27mmol)、および炭酸セシウム(87mg、0.27mmol)の混合物を、60℃で一晩撹拌し、この時点で、LC−MSは、反応が所望の生成物になるまで完了したことを示した。混合物を室温まで冷却し、ジクロロメタンで希釈し、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、次いで、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
28H
25F
2N
6O
5S(M+H)
+m/zについての計算値:595.2、実測値:595.2。
【0533】
ステップ4:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
ステップ3からの粗生成物をテトラヒドロフラン(3mL)中に溶解し、次いで、THF(0.27mL、0.27mmol)中の1.0M フッ化テトラ−nブチルアンモニウムを添加した。混合物を60℃で30分間撹拌し、この時点で、LC−MSは、反応が所望の生成物になるまで完了したことを示した。反応混合物を室温まで冷却し、次いで、水で反応停止処理し、ジクロロメタンで抽出した。有機抽出物を合わせ、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、次いで、濃縮した。残渣を、MeOH中に溶解し、次いで、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/H
2O)によって精製して、白色固体として所望の生成物を得た。LC−MSのC
22H
21F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:455.2、実測値:455.1。
【0534】
実施例138
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(1H−ピラゾール−1−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化286】
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この化合物は、実施例137におけるものと同様の手順を用いて、ステップ3において1H−イミダゾールを1H−ピラゾールと置き換えて調製し、反応混合物を80℃で撹拌した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/H
2O)によって精製した。LC−MSのC
22H
21F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:455.2、実測値:454.9。
【0535】
実施例139
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化287】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[ヒドロキシ(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化288】
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テトラヒドロフラン(2mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(70.0mg、0.136mmol)の溶液に、−78℃で新たに調製したリチウムジイソプロピルアミド(THF中0.5M、0.3mL、0.15mmol)を添加した。得られた混合物を−78℃で30分間撹拌し、次いで、THF(0.5mL)中の1−メチル−1H−ピラゾール−4−カルバルデヒド(45mg、0.41mmol)の溶液を添加した。反応混合物を−78℃で30分間撹拌し、次いで、この反応物を水で反応停止処理した。混合物を室温まで加温し、次いで、EtOAcで抽出した。有機抽出物を合わせ、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
29H
27F
2N
6O
6S(M+H)
+m/zについての計算値:625.2、実測値:624.9。
【0536】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化289】
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1,4−ジオキサン(1mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[ヒドロキシ(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(ステップ1からの粗生成物:50mg、0.08mmol)、2,4−ビス(4−メトキシフェニル)−2,4−ジチオキソ−1,3,2,4−ジチアジホスフェタン(32mg、0.080mmol)、およびモルブデニウムヘキサカルボニル(6mg、0.02mmol)の混合物を有する容器を排気し、次いで、窒素を充填した。得られた混合物を190℃で2時間撹拌し、次いで、室温まで冷却し、水で反応停止処理し、次いで、EtOAcで抽出した。有機抽出物を合わせ、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、次いで、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
29H
27F
2N
6O
5S(M+H)
+m/zについての計算値:609.2、実測値:609.0。
【0537】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1、3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
ステップ2からの粗生成物をTHF(2mL)中に溶解し、次いで、THF(0.40mL、0.40mmol)中の1.0M カリウムtert−ブトキシドを添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、MeOHで希釈し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/H
2O)によって精製した。LC−MSのC
23H
23F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:469.2、実測値:469.0。
【0538】
実施例140
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(2−ピリジン−2−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化290】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−8−[(E)−2−ピリジン−2−イルビニル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化291】
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N,N−ジメチルホルムアミド(1mL、20mmol)および数滴の水中の8−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(40.0mg、0.0674mmol)、2−ビニルピリジン(21mg、0.20mmol)、[1,1’−ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)とジクロロメタンとの錯体(1:1)(3mg、0.004mmol)、および水酸化バリウム八水和物(42mg、0.13mmol)の混合物を有する容器を排気し、次いで、窒素を充填した。得られた混合物を100℃で5時間撹拌し、次いで、室温まで冷却した。混合物を水で希釈し、次いで、EtOAcで抽出した。有機抽出物を合わせ、次いで、水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
31H
26F
2N
5O
5S(M+H)
+m/zについての計算値:618.2、実測値:617.9。
【0539】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[(E)−2−ピリジン−2−イルビニル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化292】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1からの粗生成物をTHF(2mL)中に溶解し、次いで、THF(674μL、0.674mmol)中の1.0M フッ化テトラ−n−ブチルアンモニウムを添加した。得られた混合物を60℃で2時間撹拌し、室温まで冷却し、EtOAcで希釈した。混合物を水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
25H
22F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:478.2、実測値:478.1。
【0540】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(2−ピリジン−2−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
ステップ2からの粗生成物をMeOH(2mL)中に溶解し、次いで、パラジウム(活性炭上10重量、30mg)を添加した。混合物を、水素バルーン下、室温で2時間撹拌し、次いで、濾過し、濃縮した。残渣をMeOH中に溶解し、次いで、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/H
2O)によって精製した。LC−MSのC
25H
24F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:480.2、実測値:480.0。
【0541】
実施例141
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化293】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例126におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オンを3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例63、ステップ5)と置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/H
2O)によって精製した。LC−MSのC
24H
28ClFN
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:504.2、実測値:504.0。
【0542】
実施例142
8−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化294】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例71におけるものと同様の手順を用いて、ステップ3において1−エチルピペラジンをジエチルアミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
24H
30F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:474.2、実測値:474.0。
【0543】
実施例143
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[2−(3−フルオロアゼチジン−1−イル)エチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2Hピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化295】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例71におけるものと同様の手順を用いて、ステップ3において1−エチルピペラジンを3−フルオロアゼチジン塩酸塩と置き換えて調製した。LC−MSのC
23H
25F
3N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:476.2、実測値:476.0。
【0544】
実施例144
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[2−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)エチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2Hピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化296】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例71におけるものと同様の手順を用いて、ステップ3において1−エチルピペラジンを3−メトキシ−アゼチジンと置き換えて調製した。LC−MSのC
24H
28F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:488.2、実測値:488.0。
【0545】
実施例145
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化297】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例101におけるものと同様の手順を用いて、シクロプロピルアミンを1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
20H
18ClFN
7O
3(M+H)
+m/zについての計算値:458.1、実測値:457.9。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ13.56(s,1H),8.29(s,1H),8.05(s,1H),7.60(s,1H),7.04(d,J=7.7Hz,1H),6.23(s,1H),4.91(d,J=4.4Hz,2H),3.95(s,3H),3.94(s,3H),3.92(s,3H)。
【0546】
実施例146
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化298】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:4−クロロ−1−(フェニルスルフォニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒド
【化299】
[この文献は図面を表示できません]
4−クロロ−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒド(1.08g、6.00mmol)および炭酸セシウム(3.91g、12.0mmol)をN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)、淡黄色懸濁液中に溶解した。混合物を室温で20分間撹拌し、次いで、ベンゼンスルホニルクロリド(1.53mL、12.0mmol)を滴加した。添加の完了後、白っぽいピンク色の懸濁液を得た。混合物を室温で2時間撹拌し、この時点で、LC−MSは、反応が所望の生成物になるまで完了したことを示した。反応混合物を水で希釈した。固体を濾過により収集し、水で洗浄し、次いで、乾燥させて、白色固体(1.92g、定量)を得、これをさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
14H
10ClN
2O
3S(M+H)
+m/zについての計算値:321.0、実測値:320.9。
【0547】
ステップ2:N−{[4−クロロ−1−(フェニルスルフォニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル]メチル}−2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン
【化300】
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この化合物は、実施例123、ステップ1におけるものと同様の手順を用いて、4−クロロ−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒドを4−クロロ−1−(フェニルスルフォニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−カルバルデヒドと置き換えて調製した。LC−MSのC
22H
19ClF
2N
3O
4S(M+H)
+m/zについての計算値:494.1、実測値:494.1。
【0548】
ステップ3:N−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−5−{[(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]メチル}−1−(フェニルスルフォニル)−1Hピロロ[2,3−b]ピリジン−4−アミン
【化301】
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トルエン(10mL)中のN−{[4−クロロ−1−(フェニルスルフォニル)−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル]メチル}−2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(480mg、0.97mmol)、2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エタンアミン(337mg、1.92mmol)、酢酸パラジウム(22mg、0.097mmol)、(9,9−ジメチル−9H−キサンテン−4,5−ジイル)ビス(ジフェニルホスフィン)(56mg、0.097mmol)、および炭酸セシウム(630mg、1.94mmol)の混合物を有する容器を脱気し、次いで、窒素を充填した。得られた混合物を120℃で2時間撹拌し、この時点で、LC−MSは、反応が所望の生成物になるまで完了したことを示した。混合物を室温まで冷却し、次いで、DCMで希釈し、濾過した。濾液を濃縮し、残渣を、0〜30%のEtOAc/DCMで溶出するカラムによって精製して、所望の生成物(625mg、定量)を得た。LC−MSのC
30H
39F
2N
4O
5SSi(M+H)
+m/zについての計算値:633.2、実測値:633.1。
【0549】
ステップ4:1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2Hピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化302】
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ステップ3からの生成物をテトラヒドロフラン(10mL)中に溶解し、次いで、トリエチルアミン(0.70mL、5.0mmol)を添加し、続いて、トリホスゲン(290mg、0.97mmol)を添加した。得られた懸濁液を室温で30分間撹拌し、次いで、反応物を10mLの1N NaOH溶液で反応停止処理した。混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、EtOAcで抽出した。次いで、合わせた抽出物を水、ブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、0〜30%のEtOAc/DCMで溶出するカラムによって精製して、所望の生成物(313mg、49%)を得た。LC−MSのC
31H
37F
2N
4O
6SSi(M+H)
+m/zについての計算値:659.2、実測値:659.2。
【0550】
ステップ5:8−ブロモ−1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化303】
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テトラヒドロフラン(8mL)中の1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(313mg、0.475mmol)の溶液に、−78℃で新たに調製したリチウムジイソプロピルアミン溶液(THF中1M、0.5mL、0.5mmol)を添加した。混合物を−78℃で30分間撹拌し、次いで、1mLのTHF中の1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラクロロエタン(155mg、0.475mmol)の溶液を添加した。混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで、飽和NH
4Cl溶液で反応停止処理した。混合物を室温まで加温し、EtOAcで抽出した。次いで、合わせた抽出物を水、ブラインで洗浄し、次いで、Na
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、0〜20%のEtOAc/DCMで溶出するカラムによって精製して、所望の生成物(320mg、91%)を得た。LC−MSのC
31H
36BrF
2N
4O
6SSi(M+H)
+m/zについての計算値:737.1、実測値:736.9。
【0551】
ステップ6:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化304】
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この化合物は、実施例71、ステップ1〜3におけるものと同様の手順を用いて、8−ブロモ−1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(ステップ5からの生成物)およびモルホリンから開始して調製した。LC−MSのC
31H
34F
2N
5O
7S(M+H)
+m/zについての計算値:658.2、実測値:658.2。
【0552】
ステップ7:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
テトラヒドロフラン(2mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(16mg、0.024mmol)の溶液に、THF(120μL、0.12mmol)中の1.0M フッ化テトラ−n−ブチルアンモニウムを添加した。得られた黄色溶液を50℃で20分間撹拌し、この時点で、LC−MSは、反応が所望の生成物になるまで完了したことを示した。混合物を室温まで冷却し、次いで、数滴のTFAで反応停止処理した。混合物をMeOHで希釈し、次いで、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製して、白色固体として生成物を得た。LC−MSのC
25H
30F
2N
5O
5(M+H)
+m/zについての計算値:518.2、実測値:518.0。
【0553】
実施例147
1−(3−クロロピリジン−2−イル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
【化305】
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この化合物は、実施例123におけるものと同様の手順を用いて、ステップ2において3−(アミノメチル)ベンゾニトリルを3−クロロピリジン−2−アミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
22H
17ClF
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:488.1、実測値:488.1。
【0554】
実施例148
7’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−6’,7’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,9’−ピロロ[2,3−c][2,7]ナフチリジン]−8’(3’H)−オン
【化306】
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この化合物は、実施例66におけるものと同様の手順を用いて、1−ブロモ−2−クロロエタンを1,3−ジブロモプロパンと置き換えて調製した。生成物を、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
21H
20F
2N
3O
3(M+H)
+m/zについての計算値:400.1、実測値:400.0。
【0555】
実施例149
7’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−6’,7’−ジヒドロスピロ[シクロペンタン−1,9’−ピロロ[2,3−c][2,7]ナフチリジン]−8’(3’H)−オン
【化307】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例66におけるものと同様の手順を用いて、1−ブロモ−2−クロロエタンを1,4−ジブロモブタンと置き換えて調製した。生成物を、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
22H
22F
2N
3O
3(M+H)
+m/zについての計算値:414.2、実測値:414.1。
【0556】
実施例150
7’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2,3,5,6,6’,7’−ヘキサヒドロスピロ[ピラン−4,9’−ピロロ[2,3−c][2,7]ナフチリジン]−8’(3’H)−オン
【化308】
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この化合物は、実施例66におけるものと同様の手順を用いて、1−ブロモ−2−クロロエタンをビス(2−ブロモエチル)エーテルと置き換えて調製した。生成物を、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
22H
22F
2N
3O
4(M+H)
+m/zについての計算値:430.2、実測値:430.0。
【0557】
実施例151
7’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−6’,7’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,9’−ピロロ[2,3−c][2,7]ナフチリジン]−8’(3’H)−オン
【化309】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:tert−ブチル−7’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8’−オキソ−3’−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−3’,6’,7’,8’−テトラヒドロ−1H−スピロ[ピペリジン−4,9’−ピロロ[2,3−c][2,7]ナフチリジン]−1−カルボン酸塩
【化310】
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窒素をDMF(1.1mL)中の7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン(実施例60、ステップ2:50.0mg、0.102mmol)の溶液を通して10分間気泡注入し、次いで、炭酸セシウム(100.0mg、0.31mmol)およびtert−ブチル−ビス(2−クロロエチル)カルボン酸塩(0.0742g、0.306mmol)を窒素下で添加し、次いで、混合物を50℃で一晩撹拌した。混合物を濾過し、次いで、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
33H
45F
2N
4O
6Si(M+H)
+m/zについての計算値:659.3、実測値:659.4。
【0558】
ステップ2:7’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3’−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−6’,7’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,9’−ピロロ[2,3−c][2,7]ナフチリジン]−8’(3’H)−オン
【化311】
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塩化メチレン(0.5mL)中のtert−ブチル−7’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8’−オキソ−3’−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−3’,6’,7’,8’−テトラヒドロ−1H−スピロ[ピペリジン−4,9’−ピロロ[2,3−c][2,7]ナフチリジン]−1−カルボン酸塩(95.5mg、0.145mmol)(ステップ1からの粗生成物)の溶液に、塩化水素(1,4−ジオキサン中4M、0.5mL、2mmol)を添加し、混合物を室温で45分間撹拌した。次いで、溶媒を減圧下で除去し、残渣を、さらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
28H
37F
2N
4O
4Si(M+H)
+m/zについての計算値:559.3、実測値:559.3。
【0559】
ステップ3:7’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−3’−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−6’,7’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,9’−ピロロ[2,3−c][2,7]ナフチリジン]−8’(3’H)−オン
【化312】
[この文献は図面を表示できません]
塩化メチレン(0.5mL)中の7’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3’−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]−メチル}−6’,7’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,9’−ピロロ[2,3−c][2,7]ナフチリジン]−8’(3’H)−オン(20.0mg、0.0358mmol)およびホルムアルデヒド(水中9.0M、12μL、0.11mmol)の混合物を室温で5分間撹拌し、次いで、トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(23mg、0.11mmol)を添加した。反応混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、塩化メチレンで希釈し、1N NaOH、水、およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、粗生成物を得、これをさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
29H
39F
2N
4O
4Si(M+H)
+m/zについての計算値:573.3、実測値:573.3。
【0560】
ステップ4:7’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−6’,7’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,9’−ピロロ[2,3−c][2,7]ナフチリジン]−8’(3’H)−オン
塩化メチレン(0.3mL)中の7’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−3’−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−6’,7’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,9’−ピロロ[2,3−c][2,7]ナフチリジン]−8’(3’H)−オン(20.0mg、0.035mmol)の溶液に、TFA(0.2mL)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、濃縮した。残渣を、メタノール(0.3mL)中に溶解し、次いで、エチレンジアミン(0.2mL)を添加した。混合物を50℃で1.5時間撹拌し、次いで、室温まで冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
23H
25F
2N
4O
3(M+H)
+m/zについての計算値:443.2、実測値:443.2。
【0561】
実施例152
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−2−(モルホリン−4−イルメチル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化313】
[この文献は図面を表示できません]
【0562】
ステップ1:エチル3−[[(4−クロロ−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)メチル](2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]−3−オキソプロパン酸塩
【化314】
[この文献は図面を表示できません]
マロン酸エチル(5.0mL、33mmol)中のN−[(4−クロロ−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)メチル]−2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシアニリン(実施例123、ステップ1:1.45g、3.00mmol)およびトリエチルアミン(0.84mL、6.0mmol)の混合物を165℃で4時間撹拌し、次いで、室温まで冷却した。混合物を減圧下で濃縮し、次いで、0〜40%のEtOAc/ヘキサンで溶出するカラムによって精製して、所望の生成物(0.8g、44%)を得た。LC−MSのC
27H
35ClF
2N
3O
6Si(M+H)
+m/zについての計算値:598.2、実測値:598.0。
【0563】
ステップ2:7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化315】
[この文献は図面を表示できません]
トルエン(10mL)中のエチル3−[[(4−クロロ−1−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−1H−ピロロ[2,3−b]ピリジン−5−イル)メチル](2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)アミノ]−3−オキソプロパン酸塩(1.60g、2.68mmol)の溶液に、ナトリウムビス(トリメチルシリル)アミド(589mg、3.21mmol)を添加し、混合物を窒素下で、室温で15分間撹拌した。次いで、ジブロモビス(トリ−t−ブチルホスフィノ)ジパラジウム(I)(Aldrich、カタログ番号677728:62mg、0.080mmol)を添加し、混合物を排気し、次いで、窒素を3回補充した。次いで、反応混合物を115℃で一晩撹拌した。混合物を室温まで冷却し、次いで、塩化メチレンで希釈し、飽和NaHCO
3、水、およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、次いで、濃縮した。残渣を、0〜40%のEtOAc/ヘキサンで溶出するカラムによって精製して、所望の生成物(0.81g、62%)を得た。LC−MSのC
24H
30F
2N
3O
4Si(M+H)
+m/zについての計算値:490.2、実測値:490.1。
【0564】
ステップ3:7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−3−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化316】
[この文献は図面を表示できません]
窒素をN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)中の7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン(1.00g、2.04mmol)の溶液を通して20分間気泡注入し、次いで、炭酸セシウム(2.0g、6.1mmol)およびヨウ化メチル(509μL、8.17mmol)を窒素下で添加した。得られた混合物を室温で一晩撹拌した。混合物を濾過し、次いで、濃縮した。残渣を、0〜40%のEtOAc/ヘキサンで溶出するカラムによって精製して、所望の生成物(0.95g、90%)を得た。LC−MSのC
26H
34F
2N
3O
4Si(M+H)
+m/zについての計算値:518.2、実測値:518.2。
【0565】
ステップ4:7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化317】
[この文献は図面を表示できません]
塩化メチレン(4mL)中の7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−3−{[2−(トリメチルシリル)エトキシ]メチル}−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン(1.0g、1.9mmol)の溶液に、トリフルオロ酢酸(4mL、50mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、次いで、減圧下で濃縮した。残渣を、メタノール(6mL)中に溶解し、次いで、エチレンジアミン(3mL)を添加した。混合物を50℃で2.5時間撹拌し、次いで、室温まで冷却し、濃縮した。残渣を、水で粉砕し、沈殿物を濾過により収集し、次いで、水で洗浄し、乾燥させて、所望の生成物(0.67g、90%)を得た。LC−MSのC
20H
20F
2N
3O
3(M+H)
+m/zについての計算値:388.1、実測値:388.2。
【0566】
ステップ5:7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−3−(フェニルスルフォニル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化318】
[この文献は図面を表示できません]
ジメチルホルムアミド(DMF)(1.0mL)中の7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン(0.070g、0.18mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(0.0108g、0.271mmol)(鉱油中60%NaH分散)を0℃で添加し、得られた混合物を15分間撹拌した。この時、ベンゼンスルホニルクロリド(25.4μL、0.199mmol)を添加し、反応混合物を0℃で1時間撹拌した。この反応物を飽和NH
4Cl水溶液の添加により反応停止処理し、次いで、塩化メチレンで抽出した。次いで、合わせた抽出物を飽和NaHCO
3、水、およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、DCM(0〜10%)中酢酸エチルで溶出するシリカゲルカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
26H
24F
2N
3O
5S[M+H]
+m/zについての計算値:528.1、実測値528.1。
【0567】
ステップ6:7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−8−オキソ−3−(フェニルスルフォニル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−2−カルバルデヒド
【化319】
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テトラヒドロフラン(4mL)中の7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9、9−ジメチル−3−(フェニルスルフォニル)−3、6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン(0.80g、1.5mmol)の溶液に、−78℃で新たに調製したリチウムジイソプロピルアミド(THF中1M、2.3mL、2.3mmol)を添加した。混合物を0.5時間撹拌し、次いで、N,N−ジメチルホルムアミド(0.69mL、8.9mmol)を添加した。混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで、水で反応停止処理し、室温まで加温した。混合物を塩化メチレンで希釈し、飽和NaHCO
3、水、およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、次いで、濃縮した。混合物をさらに精製することなく、次のステップで使用した。
LC−MSのC
27H
24F
2N
3O
6S(M+H)
+m/zのについての計算値:556.1、実測値:556.0。
【0568】
ステップ7:7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−2−(モルホリン−4−イルメチル)−3−(フェニルスルフォニル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化320】
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1,2−ジクロロエタン(12mL)中の7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−8−オキソ−3−(フェニルスルフォニル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−2−カルバルデヒド(0.50g、0.90mmol)の溶液に、モルホリン(0.47mL、5.4mmol)を添加し、続いて、酢酸(0.15mL、2.7mmol)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(570mg、2.7mmol)を添加し、反応混合物を室温で1時間撹拌した。混合物を塩化メチレンで希釈し、次いで、1N NaOH、水、およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、0〜20%のEtOAc/DCMで溶出するカラムによって精製して、所望の生成物(0.40g、71%)を得た。LC−MSのC
31H
33F
2N
4O
6S[M+H]
+m/zについての計算値:627.2、実測値627.3。
【0569】
ステップ8:7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−2−(モルホリン−4−イルメチル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
テトラヒドロフラン(8.0mL)中の7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−2−(モルホリン−4−イルメチル)−3−(フェニルスルフォニル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン(0.48g、0.76mmol)の混合物に、THF(4.5mL、4.5mmol)中の1.0M フッ化テトラ−n−ブチルアンモニウムを添加した。反応混合物を60℃で1時間撹拌し、次いで、室温まで冷却し、水で反応停止処理した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
25H
29F
2N
4O
4(M+H)
+m/zについての計算値:487.2、実測値:487.0。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.81(s,1H),8.19(s,1H),7.06(t,J=8.2Hz,1H),6.91(s,1H),4.91(s,2H),4.40(s,2H),3.90(s,6H),3.81(s,4H),3.17(s,4H),1.75(s,6H)。
【0570】
実施例153
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化321】
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ステップ1:7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−3−(フェニルスルフォニル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化322】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例152、ステップ7におけるものと同様の手順を用いて、モルホリンをN−メチルピペラジンと置き換えて調製した。LC−MSのC
32H
36F
2N
5O
5S(M+H)
+m/zについての計算値:640.2、実測値:640.3。
【0571】
ステップ2:7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
THF(1.0mL)中の7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−3−(フェニルスルフォニル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン(25.0mg)の溶液に、THF(0.1mL)中の1M TBAFを添加した。混合物を60℃で30分間撹拌し、次いで、室温まで冷却し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
26H
32F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:500.2、実測値:500.0。
【0572】
実施例154
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−9,9−ジメチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化323】
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この化合物は、実施例153におけるものと同様の手順を用いて、N−メチルピペラジンをN−エチルピペラジンと置き換えて調製した。LC−MSのC
27H
34F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:514.3、実測値:514.0。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ11.92(s,1H),8.12(s,1H),7.08(t,J=8.2Hz,1H),6.69(s,1H),4.90(s,2H),3.94(s,2H),3.90(s,6H),3.51(br,2H),3.24−3.08(m,4H),3.03(br,2H),2.57(br,2H),1.71(s,6H),1.18(t,J=7.3Hz,3H)。
【0573】
実施例155
1−{[7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−8−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−2−イル]メチル}ピペリジン−4−カルボニトリル
【化324】
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この化合物は、実施例153におけるものと同様の手順を用いて、N−メチルピペラジンをピペリジン−4−カルボニトリルと置き換えて調製した。LC−MSのC
27H
30F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:510.2、実測値:510.0。
【0574】
実施例156
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−{[(3S)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]メチル}−9,9−ジメチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化325】
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この化合物は、実施例153におけるものと同様の手順を用いて、N−メチルピペラジンを(3S)−N,N−ジメチルピロリジン−3−アミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
27H
34F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:514.3、実測値:514.1。
【0575】
実施例157
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−{[(3R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]メチル}−9,9−ジメチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化326】
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この化合物は、実施例153におけるものと同様の手順を用いて、N−メチルピペラジンを(3R)−N,N−ジメチルピロリジン−3−アミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
27H
34F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:514.3、実測値:514.1。
【0576】
実施例158
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−2−(2−モルホリン−4−イルエチル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化327】
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ステップ1:2−ブロモ−7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−3−(フェニルスルフォニル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化328】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロフラン(5mL)中の7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−3−(フェニルスルフォニル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン(実施例152、ステップ5:0.25g、0.47mmol)の溶液に、−78℃で新たに調製したリチウムジイソプロピルアミド溶液(THF中1M、0.7mL)を添加した。混合物を−78℃で30分間撹拌し、次いで、THF(1mL)中の1,2−ジブロモ−1,1,2,2−テトラクロロエタン(0.23g、0.71mmol)の溶液を添加した。得られた混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで、水で反応停止処理し、室温まで加温した。混合物をEtOAcで抽出した。合わせた抽出物を水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、0〜10%のEtOAc/DCMで溶出するカラムによって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
26H
23BrF
2N
3O
5S(M+H)
+m/zについての計算値:606.1、実測値:605.8。
【0577】
ステップ2:7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−[(E)−2−エトキシビニル]−9,9−ジメチル−3−(フェニルスルフォニル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化329】
[この文献は図面を表示できません]
1,4−ジオキサン(1mL、10mmol)/水(0.2mL、10mmol)中の2−ブロモ−7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−3−(フェニルスルフォニル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン(0.10g、0.16mmol)、2−[(E)−2−エトキシビニル]−4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン(Aldrich、カタログ番号731528:0.033g、0.16mmol)および炭酸ナトリウム(0.035g、0.33mmol)の混合物に、ジクロロ(ビス{ジ−tert−ブチル[4−(ジメチルアミノ)フェニル]ホスホラニル})パラジウム(3.5mg、0.0049mmol)を添加した。混合物を排気し、次いで、N
2を3回補充した。次いで、反応混合物を95℃で一晩撹拌し、次いで、室温まで冷却し、DCMで希釈した。混合物を水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濃縮した。残渣を、0〜10%のEtOAc/DCM で溶出するカラムによって精製して、所望の生成物を得た。
LC−MSのC
30H
30F
2N
3O
6S(M+H)
+m/zについての計算値:598.2、実測値:598.2。
【0578】
ステップ3:[7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−8−オキソ−3−(フェニルスルフォニル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−2−イル]アセトアルデヒド
【化330】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ2からの生成物をテトラヒドロフラン(1.0mL)中に溶解し、次いで、濃縮HCl(0.1mL)を添加し、混合物を室温で2時間撹拌した。混合物を塩化メチレンで希釈し、次いで、飽和NaHCO
3、水、およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮して、生成物を得、これをさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
28H
26F
2N
3O
6S(M+H)
+m/zについての計算値:570.1、実測値:570.0。
【0579】
ステップ4:7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−2−(2−モルホリン−4−イルエチル)−3−(フェニルスルフォニル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化331】
[この文献は図面を表示できません]
塩化メチレン(0.8mL、10mmol)中の[7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−8−オキソ−3−(フェニルスルフォニル)−6,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−2−イル]アセトアルデヒド(30.0mg、0.0527mmol)、モルホリン(0.06mL、0.7mmol)および酢酸(0.030mL)の混合物を室温で1時間撹拌し、次いで、トリアセトキシホウ化水素ナトリウム(33mg、0.16mmol)を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、塩化メチレンで希釈し、飽和NaHCO
3、水、およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
32H
35F
2N
4O
6S(M+H)
+m/zについての計算値:641.2、実測値:641.0。
【0580】
ステップ5:7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−2−(2−モルホリン−4−イルエチル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
THF(0.5mL)中の7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−2−(2−モルホリン−4−イルエチル)−3−(フェニルスルフォニル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン(25.0mg)の溶液に、THF(0.2mL)中の1M カリウムt−ブトキシドを添加した。混合物を拌室温で30分間撹し、次いで、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
26H
31F
2N
4O
4(M+H)
+m/zについての計算値:501.2、実測値:501.0。
【0581】
実施例159
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−[2−(4−エチルピペラジン−1−イル)エチル]−9,9−ジメチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化332】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例158におけるものと同様の手順を用いて、ステップ4においてモルホリンをN−エチルピペラジンと置き換えて調製した。LC−MSのC
28H
36F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:528.3、実測値:528.0。
【0582】
実施例160
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−2−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化333】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例158におけるものと同様の手順を用いて、ステップ4においてモルホリンをN−メチルピペラジンと置き換えて調製した。LC−MSのC
27H
34F
2N
5O
3(M+H)
+m/zについての計算値:514.3、実測値:514.0。
【0583】
実施例161
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(1,3−オキサゾール−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化334】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを1−(1,3−オキサゾール−4−イル)メタンアミン塩酸塩と置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
20H
17F
2N
6O
4(M+H)
+m/zについての計算値:443.1、実測値:443.1。
【0584】
実施例162
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(イソオキサゾール−3−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化335】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを1−イソオキサゾール−3−イルメタンアミン塩酸塩と置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
20H
17F
2N
6O
4(M+H)
+m/zについての計算値:443.1、実測値:443.1。
【0585】
実施例163
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(1,3−チアゾール−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化336】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを1−(1,3−チアゾール−4−イル)メンタンアミン塩酸塩と置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
20H
17F
2N
6O
3S(M+H)
+m/zについての計算値:459.1、実測値:459.0。
【0586】
実施例164
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化337】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを2−(ジフルオロメトキシ)アニリンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
23H
18F
4N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:504.1、実測値:503.9。
【0587】
実施例165
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[2−(1H−ピラゾール−1−イル)エチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化338】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを2−(1H−ピラゾール−1−イル)エタンアミンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
21H
20F
2N
7O
3(M+H)
+m/zについての計算値:456.2、実測値:456.0。
【0588】
実施例166
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イルメチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化339】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを1−[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イル]メタンアミンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
21H
22F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:446.2、実測値:445.9。
【0589】
実施例167
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化340】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを1−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イル]メタンアミンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
21H
22F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:446.2、実測値:446.0。
【0590】
実施例168
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ピラジン−2−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化341】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを2−ピラジン−2−イルエタンアミンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
22H
20F
2N
7O
3(M+H)
+m/zについての計算値:468.2、実測値:468.0。
【0591】
実施例169
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ピリジン−2−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化342】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを2−ピリジン−エタンアミンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
23H
21F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:467.2、実測値:467.1。
【0592】
実施例170
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ピリジン−3−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化343】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを2−ピリジン−3−イルエタンアミンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
23H
21F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:467.2、実測値:467.1。
【0593】
実施例171
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ピリジン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化344】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを2−ピリジン−4−イルエタンアミンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
23H
21F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:467.2、実測値:467.0。
【0594】
実施例172
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化345】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを1−エチル−1H−ピラゾール−4−アミン(Ark Pharm、カタログ番号AK−43711)と置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
21H
20F
2N
7O
3(M+H)
+m/zについての計算値:456.2、実測値:456.2。
【0595】
実施例173
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化346】
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ステップ1:1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−2−メトルプロピル)−1H−ピラゾール−4−アミン
【化347】
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アセトニトリル(5mL)中の4−ニトロ−1H−ピラゾール(0.50g、4.4mmol)、2,2−ジメチル−オキシラン(1.1mL、13mmol)、および1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]ウンデカ−7−エン(1.3mL、8.8mmol)の混合物を70℃で1時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた抽出物を水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、濃縮した。残渣を、テトラヒドロフラン(20mL)中に溶解し、次いで、tert−ブチルジメチルシリルクロリド(0.73g、4.9mmol)、1H−イミダゾール(30mg、0.44mmol)、およびトリエチルアミン(2.5mL、18mmol)を添加した。混合物を室温で一晩撹拌し、次いで、水で希釈し、EtOAcで抽出した。合わせた抽出物を水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、次いで、濾過し、濃縮した。残渣を、メタノール(30mL)中に溶解し、次いで、パラジウム(炭素上10重量%、110mg、0.10mmol)を添加した。懸濁液をH
2雰囲気(バルーン)下で、室温で一晩撹拌した。混合物を濾過し、濾液を濃縮して、所望の生成物を得、これをさらに精製することなく、次のステップで使用した。
【0596】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}−2−メチルプロピル)−1H−ピラゾール−4−アミン(ステップ1からの生成物)と置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
23H
24F
2N
7O
4(M+H)
+m/zについての計算値:500.2、実測値:500.0。
【0597】
実施例174
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化348】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−アミン
【化349】
[この文献は図面を表示できません]
N,N−ジメチルホルムアミド(8mL、100mmol)中の4−ニトロ−1H−ピラゾール(0.5g、4mmol)、エタン、1−ブロモ−2−メトキシ(0.84mL、8.8mmol)、および炭酸カリウム(1.2g、8.8mmol)の混合物を、70℃で1時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を水で希釈し、次いで、EtOAcで抽出した。合わせた抽出物を水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、濾過し、次いで、濃縮した。残渣を、メタノール(10ml)中に溶解し、次いで、触媒量のパラジウム(活性炭上10重量%)を添加した。懸濁液を、H
2のバルーン下で、室温で2時間撹拌し、次いで、濾過し、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。
【0598】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−アミン(ステップ1からの生成物)と置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
22H
22F
2N
7O
4(M+H)
+m/zについての計算値:486.2、実測値:486.2。
【0599】
実施例175
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化350】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミン
【化351】
[この文献は図面を表示できません]
アセトニトリル(8mL、200mmol)中の4−ニトロ−1H−ピラゾール(0.25g、2.2mmol)、1,1−ジフルオロ−2−ヨードエタン(0.23mL、2.4mmol)、および炭酸カリウム(0.61g、4.4mmol)の混合物を70℃で1時間撹拌した。室温まで冷却した後、混合物を水で希釈し、次いで、EtOAcで抽出した。合わせた抽出物を水およびブラインで洗浄した。有機層をNa
2SO
4で乾燥させ、次いで、濃縮した。残渣を、メタノール(8mL)中に溶解し、次いで、パラジウム(活性炭上10重量%、50mg)を添加した。懸濁液を、H
2雰囲気(バルーン)下で、室温で2時間撹拌し、次いで、濾過し、濃縮した。残渣をさらに精製することなく、次のステップで使用した。
【0600】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−アミン(ステップ1からの生成物)と置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
21H
18F
4N
7O
3(M+H)
+m/zについての計算値:492.1、実測値:492.0。
【0601】
実施例176
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(6−メトキシピリジン−2−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化352】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを1−(6−メトキシピリジン−2−イル)メタンアミン(Ark Pharm、カタログ番号AK−28243)と置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
23H
21F
2N
6O
4(M+H)
+m/zについての計算値:483.2、実測値:483.0。
【0602】
実施例177
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(2−メトキシピリジン−4−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化353】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを1−(2−メトキシピリジン−4−イル)メタンアミンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
23H
21F
2N
6O
4(M+H)
+m/zについての計算値:483.2、実測値:483.0。
【0603】
実施例178
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イルメチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化354】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを1−[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イル]メタンアミン(AstaTech、カタログ番号68889)と置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
21H
22F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:446.2、実測値:446.0。
【0604】
実施例179
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルメチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化355】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを1−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]メタンアミン(AstaTech、カタログ番号68891)と置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
21H
22F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:446.2、実測値:446.0。
【0605】
実施例180
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化356】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化357】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例146、ステップ1〜4におけるものと同様の手順を用いて、ステップ3において2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エタンアミンを2−フルオロ−ベンゼンアミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
29H
22F
3N
4O
5S(M+H)
+m/zについての計算値:595.1、実測値:595.1。
【0606】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
この化合物は、実施例126、ステップ2〜4におけるものと同様の手順を用いて、3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロフェニル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(ステップ1からの生成物)から開始して調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
28H
27F
3N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:554.2、実測値:553.9。
【0607】
実施例181
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1−(2−フルオロフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化358】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例180におけるものと同様の手順を用いて、モルホリンを1−エチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
30H
32F
3N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:581.2、実測値:581.0。
【0608】
実施例182
1−シクロブチル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化359】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例180におけるものと同様の手順を用いて、2−フルオロベンゼンアミンをシクロブチルアミンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
26H
30F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:514.2、実測値:514.0。
【0609】
実施例183
1−シクロブチル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化360】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例146におけるものと同様の手順を用いて、ステップ3において2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エタンアミンをシクロブチルアミンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
27H
32F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:528.2、実測値:528.0。
【0610】
実施例184
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1−プロピル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化361】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:1−アリル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化362】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例126、ステップ1〜3におけるものと同様の手順を用いて、1−アリル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例44、ステップ2からの生成物)から開始して調製した。LC−MSのC
31H
32F
2N
5O
6S[M+H]
+m/zについての計算値:640.2、実測値640.2。
【0611】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1−プロピル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化363】
[この文献は図面を表示できません]
メタノール(1.0mL)中の1−アリル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(20.0mg、0.0313mmol)の溶液に、水酸化パラジウム(炭素上20重量%、5.0mg)を添加した。得られた混合物を水素雰囲気下で、2時間撹拌した後、それを濾過し、真空下で濃縮した。この粗生成物を、さらに精製することなく、次のステップで直接使用した。LC−MSのC
31H
34F
2N
5O
6S[M+H]
+m/zについての計算値:642.2、実測値642.2。
【0612】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1−プロピル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
この化合物は、実施例126、ステップ4に記載される同一の方法で、出発材料として3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1−プロピル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(ステップ2からの生成物)を使用することにより合成した。LC−MSのC
25H
30F
2N
5O
4[M+H]
+m/zについての計算値:502.2、実測値502.2。
【0613】
実施例185
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化364】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:8−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化365】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例39、ステップ5におけるものと同様の手順を用いて、3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例126、ステップ1からの生成物)から開始して調製した。LC−MSのC
25H
22BrF
2N
4O
5S[M+H]
+m/zについての計算値:607.0、実測値607.0。
【0614】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
この化合物は、実施例71におけるものと同様の手順を用いて、8−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(ステップからの生成物1)およびモルホリンから開始して調製した。LC−MSのC
25H
30F
2N
5O
4[M+H]
+m/zについての計算値:502.2、実測値502.0。
1H NMR(500MHz,DMSO)δ12.01(s,1H),7.97(s,1H),7.04(t,J=8.1Hz,1H),6.55(s,1H),4.75(s,2H),4.16(q,J=6.8Hz,2H),4.06−3.94(m,2H),3.89(s,6H),3.73−3.61(m,2H),3.58−3.43(m,4H),3.25−3.07(m,4H),1.34(t,J=6.8Hz,3H)。
【0615】
実施例186
1−シクロプロピル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化366】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例180におけるものと同様の手順を用いて、2−フルオロベンゼンアミンをシクロプロピルアミンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
25H
28F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:500.2、実測値:500.0。
【0616】
実施例187
1−シクロプロピル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化367】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例186におけるものと同様の手順を用いて、モルホリンを1−メチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
26H
31F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:513.2、実測値:513.0。
【0617】
実施例188
1−シクロプロピル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化368】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例186におけるものと同様の手順を用いて、モルホリンを1−エチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
27H
33F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:527.3、実測値:527.1。
【0618】
実施例189
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化369】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例180におけるものと同様の手順を用いて、2−フルオロベンゼンアミンをp−フルオロアニリンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
28H
27F
3N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:554.2、実測値:554.0。
【0619】
実施例190
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化370】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例189におけるものと同様の手順を用いて、モルホリンを1−メチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
29H
30F
3N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:567.2、実測値:567.0。
【0620】
実施例191
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化371】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例189におけるものと同様の手順を用いて、モルホリンを1−エチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
30H
32F
3N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:581.2、実測値:581.1。
【0621】
実施例192
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化372】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例190におけるものと同様の手順を用いて、4−フルオロアニリンを2,3−ジフルオロアニリンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
29H
29F
4N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:585.2、実測値:585.0。
【0622】
実施例193
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化373】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例192におけるものと同様の手順を用いて、1−メチルピペラジンを1−エチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
30H
31F
4N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:599.2、実測値:599.0。
【0623】
実施例194
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1−ピリジン−4−イル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化374】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例180におけるものと同様の手順を用いて、2−フルオロベンゼンアミンを4−ピリジンアミンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
27H
27F
2N
6O
4(M+H)
+m/zについての計算値:537.2、実測値:537.0。
【0624】
実施例195
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1−ピリジン−4−イル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化375】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例194におけるものと同様の手順を用いて、モルホリンを1−メチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
28H
30F
2N
7O
3(M+H)
+m/zについての計算値:550.2、実測値:550.1。
【0625】
実施例196
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロフェニル)−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化376】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロフェニル)−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化377】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例146、ステップ1〜6におけるものと同様の手順を用いて、ステップ3において2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エタンアミンを2−フルオロ−ベンゼンアミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
35H
33F
3N
5O
6S(M+H)
+m/zについての計算値:708.2、実測値:708.2。
【0626】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロフェニル)−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
ステップ1からの生成物をテトラヒドロフラン中に溶解し、次いで、カリウムtert−ブトキシド(THF中1M、5当量)を添加した。得られた混合物を室温で30分間撹拌し、次いで、数滴のTFAで反応停止処理し、分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
29H
29F
3N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:568.2、実測値:568.2。
【0627】
実施例197
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロフェニル)−8−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化378】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例196におけるものと同様の手順を用いて、モルホリンを1−メチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
30H
32F
3N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:581.2、実測値:581.2。
【0628】
実施例198
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロフェニル)−8−[2−(4−エチルピペラジン−1−イル)エチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化379】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例196におけるものと同様の手順を用いて、モルホリンを1−エチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
31H
34F
3N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:595.3、実測値:595.2。
【0629】
実施例199
3−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−2−フルオロ−N−イソプロピルベンズアミド
【化380】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:メチル3−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−2−フルオロベンズアミド
【化381】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンをメチル3−アミノ−2−フルオロベンゾエートと置き換えて調製した。LC−MSのC
24H
19F
3N
5O
5(M+H)
+m/zについての計算値:514.1、実測値:514.0。
【0630】
ステップ2:3−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−2−フルオロ安息香酸
【化382】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1からの生成物をテトラヒドロフラン(10mL)および水(5mL)中に溶解し、次いで、水酸化リチウム一水和物(0.11g、2.5mmol)を添加した。反応混合物を50℃で一晩撹拌し、次いで、室温まで冷却し、2N HCl水溶液を用いてpH=5になるまで調整した。混合物をEtOAcで3回抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、所望の生成物を得、これをさらに精製することなく、次のステップで使用した。LC−MSのC
23H
17F
3N
5O
5(M+H)
+m/zについての計算値:500.1、実測値:499.9。
【0631】
ステップ3:3−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−2−フルオロ−N−イソプロピルベンズアミド
N,N−ジメチルホルムアミド(0.5mL)中の3−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−2−フルオロ安息香酸(8.9mg、0.018mmol)、2−プロパンアミン(1.6mg、0.027mmol)、およびベンゾトリアゾール−1−イルオキシトリス(ジメチルアミノ)ホスホニウムヘキサフルオロリン酸塩(8.7mg、0.020mmol)の混合物に、N,N−ジイソプロピルエチルアミン(9.3μL、0.054mmol)を添加した。反応混合物を室温で3時間撹拌し、次いで、分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
26H
24F
3N
6O
4(M+H)
+m/zについての計算値:541.2、実測値:541.0。
【0632】
実施例200
N−シクロプロピル−3−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−2−フルオロベンズアミド
【化383】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例199におけるものと同様の手順を用いて、ステップ3において2−プロパンアミンをシクロプロピルアミンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
26H
22F
3N
6O
4(M+H)
+m/zについての計算値:539.2、実測値:539.0。
【0633】
実施例201
3−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−N−エチル−2−フルオロベンズアミド
【化384】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例199におけるものと同様の手順を用いて、ステップ3において2−プロパンアミンをエチルアミン(THF中2.0M)と置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=10、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
25H
22F
3N
6O
4(M+H)
+m/zについての計算値:527.2、実測値:527.0。
【0634】
実施例202
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(2−メトキシピリジン−4−イル)メチル]−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化385】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化386】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロフラン(0.6mL)およびジメチルアミン(0.6mL)中の1−アリル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(18.0mg、0.028mmol、実施例184、ステップ1から)の溶液に、1,4−ビス(ジフェニルホスフィノ)ブタン(10.0mg、0.0227mmol)およびトリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム(0)(10.0mg、0.0109mmol)を添加した。反応物を90℃で一晩撹拌した後、それを真空下で濃縮し、カラムによって精製して、生成物を得た。LC−MSのC
28H
28F
2N
5O
6S[M+H]
+m/zについての計算値:600.2、実測値600.1。
【0635】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(2−メトキシピリジン−4−イル)メチル]−8−(モルホリン−4−イルメチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化387】
[この文献は図面を表示できません]
テトラヒドロフラン(1.0mL、12mmol)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(10.0mg、0.0167mmol、ステップ1から)、(2−メトキシピリジン−4−イル)メタノール(23.2mg、0.167mmol、Ark Pharmaから購入、カタログ番号AK−28607)の溶液に、トリフェニルホスフィン(26.0mg、0.0991mmol)およびジエチルアゾジカルボン酸塩(16μL、0.10mmol)を添加した。得られた混合物を60℃で12時間撹拌した。反応物をMeOH(4.0mL)で希釈し、RP−HPLC(pH10)によって精製して、生成物を得た。LC−MSのC
35H
35F
2N
6O
7S[M+H]
+m/zについての計算値:721.2、実測値721.0。
【0636】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(2−メトキシピリジン−4−イル)メチル]−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
この化合物は、実施例126、ステップ4に記載された同じ方法で、出発材料として3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(2−メトキシピリジン−4−イル)メチル]−8−(モルホリン−4−イルメチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(ステップ2からの生成物)を使用することにより合成した。LC−MSのC
29H
31F
2N
6O
5[M+H]
+m/zについての計算値:581.2、実測値581.1。
【0637】
実施例203
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化388】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例180におけるものと同様の手順を用いて、2−フルオロベンゼンアミンを1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミン(Astatech Inc、カタログ番号CL4553)と置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
26H
28F
2N
7O
4(M+H)
+m/zについての計算値:540.2、実測値:540.1。
【0638】
実施例204
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化389】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例203におけるものと同様の手順を用いて、モルホリンを1−メチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
27H
31F
2N
8O
3(M+H)
+m/zについての計算値:553.2、実測値:553.2。
【0639】
実施例205
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化390】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例203におけるものと同様の手順を用いて、モルホリンを1−エチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
28H
33F
2N
8O
3(M+H)
+m/zについての計算値:567.3、実測値:567.0。
【0640】
実施例206
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)メチル]−9,9−ジメチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化391】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例152におけるものと同様の手順を用いて、ステップ7においてモルホリンをアゼチジン−3−オール塩酸塩と置き換えて調製した。LC−MSのC
24H
27F
2N
4O
4(M+H)
+m/zについての計算値:473.2、実測値:473.1。
【0641】
実施例207
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−[(3−フルオロアゼチジン−1−イル)メチル]−9,9−ジメチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン
【化392】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例152におけるものと同様の手順を用いて、ステップ7においてモルホリンを3−フルオロアゼチジン塩酸塩と置き換えて調製した。LC−MSのC
24H
26F
3N
4O
3(M+H)
+m/zについての計算値:475.2、実測値:475.0。
【0642】
実施例208
1−{[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]メチル}アゼチジン−3−カルボニトリル
【化393】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例70におけるものと同様の手順を用いて、ステップ2において1−エチルピペラジンをアゼチジン−3−カルボニトリル塩酸塩と置き換えて調製した。LC−MSのC
23H
23F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:469.2、実測値:469.0。
【0643】
実施例209
(3R)−1−{[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]メチル}ピロリジン−3−カルボニトリル
【化394】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例70におけるものと同様の手順を用いて、ステップ2において1−エチルピペラジンを(3R)−ピロリジン−3−カルボニトリル塩酸塩と置き換えて調製した。LC−MSのC
24H
25F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:483.2、実測値:483.0。
【0644】
実施例210
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[2−(3−フルオロアゼチジン−1−イル)エチル]−1−(2−ヒドロキシエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化395】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例146におけるものと同様の手順を用いて、ステップ6においてモルホリンを3−フルオロアゼチジン塩酸塩と置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
24H
27F
3N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:506.2、実測値:506.0。
【0645】
実施例211
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化396】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例192におけるものと同様の手順を用いて、1−メチルピペラジンをモルホリンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
28H
26F
4N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:572.2、実測値:571.9。
【0646】
実施例212
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化397】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例180におけるものと同様の手順を用いることにより、2−フルオロベンゼンアミンを3−フルオロベンゼンアミンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
28H
27F
3N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:554.2、実測値:554.2。
【0647】
実施例213
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロフェニル)−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化398】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例212におけるものと同様の手順を用いて、モルホリンを1−メチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
29H
30F
3N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:567.2、実測値:567.2。
【0648】
実施例214
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化399】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例212におけるものと同様の手順を用いて、モルホリンを1−メチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
29H
30F
3N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:567.2、実測値:567.2。
【0649】
実施例215
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−9−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化400】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例69におけるものと同様の手順を用いて、1−エチル−4−[4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)フェニル]ピペラジンを1−メチル−4−(4,4,5,5−テトラメチル−1,3,2−ジオキサボロラン−2−イル)−1H−ピラゾールと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
21H
20F
2N
7O
3(M+H)
+m/zについての計算値:456.2、実測値:456.1。
【0650】
実施例216
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(6−フルオロピリジン−2−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化401】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを1−(6−フルオロピリジン−2−イル)メタンアミン塩酸塩と置き換えて調製した。LC−MSのC
22H
18F
3N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:471.1、実測値:471.0。
【0651】
実施例217
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(6−メチルピリジン−2−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化402】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを1−(6−メチルピリジン−2−イル)メタンアミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
23H
21F
2N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:467.2、実測値:466.9。
【0652】
実施例218
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化403】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例85におけるものと同様の手順を用いることにより、ステップ1において1−メチル−1H−ピラゾール−4−アミンを3−フルオロピリジン−2−アミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
21H
16F
3N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:457.1、実測値:457.1。
【0653】
実施例219
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−[(2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化404】
[この文献は図面を表示できません]
ステップ1:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−(ヒドロキシメチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化405】
[この文献は図面を表示できません]
塩化メチレン(20mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルバルデヒド(0.60g、1.1mmol、実施例126、ステップ2から)の溶液に、トリアセトキシ水素化ホウ素ナトリウム(0.80g、3.8mmol)を添加した。混合物を室温で3時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO
3水溶液で反応停止処理し、酢酸エチル(3×20mL)で抽出した。合わせた有機層をブラインで洗浄し、MgSO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、DCM(0〜5%)中のMeOHを用いるシリカゲルカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物(0.40g、66%)を得た。LC−MSのC
26H
25F
2N
4O
6S(M+H)
+m/zについての計算値:559.1、実測値:558.9。
【0654】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−[(2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
トリフェニルホスフィン(21mg、0.079mmol)を、テトラヒドロフラン(0.5mL)中の3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−(ヒドロキシメチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(22mg、0.039mmol)および2−ヒドロキシピリジン(7.4mg、0.078mmol)の溶液に室温で添加した。テトラヒドロフラン(0.3mL)中のジエチルアゾジカルボン酸塩(12μL、0.079mmol)の溶液を添加した。反応混合物を室温で一晩撹拌した。MeOH(25重量%、0.1mL)中のNaOMeの溶液を添加した。反応混合物を室温で1時間撹拌した。混合物をRP−HPLC(pH=10)によって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
25H
24F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:496.2、実測値:496.0。
【0655】
実施例220
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−[(ピリジン−3−イルオキシ)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化406】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例219におけるものと同様の手順を用いることにより、ステップ2において2−ヒドロキシピリジンを3−ピリジノールと置き換えて調製した。LC−MSのC
25H
24F
2N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:496.2、実測値:496.0。
【0656】
実施例221
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化407】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例126(ステップ2〜4)におけるものと同様の手順を用いることにより、出発材料として1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2Hピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例146、ステップ4から)を用いて調製した。LC−MSのC
24H
28F
2N
5O
5(M+H)
+m/zについての計算値:504.2、実測値:504.0。
【0657】
実施例222
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化408】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例196、ステップ1〜2におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において2−フルオロベンゼンアミンを2,3−ジフルオロアニリンと置き換えて調製した。LC−MSのC
29H
28F
4N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:586.2、実測値:586.0。
【0658】
実施例223
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−8−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化409】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例222におけるものと同様の手順を用いて、モルホリンを1−メチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
30H
31F
4N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:599.2、実測値:599.0。
【0659】
実施例224
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−8−[2−(4−エチルピペラジン−1−イル)エチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化410】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例222におけるものと同様の手順を用いて、モルホリンを1−エチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
31H
33F
4N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:613.2、実測値:613.0。
【0660】
実施例225
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化411】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例196、ステップ1〜2におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において2−フルオロベンゼンアミンを4−フルオロベンゼンアミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
29H
29F
3N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:568.2、実測値:568.0。
【0661】
実施例226
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−8−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化412】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例225におけるものと同様の手順を用いて、モルホリンを1−メチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
30H
32F
3N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:581.2、実測値:581.0。
【0662】
実施例227
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロフェニル)−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化413】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例196、ステップ1〜2におけるものと同様の手順を用いて、ステップ1において2−フルオロベンゼンアミンを3−フルオロベンゼンアミンと置き換えて調製した。LC−MSのC
29H
29F
3N
5O
4(M+H)
+m/zについての計算値:568.2、実測値:568.0。
【0663】
実施例228
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロフェニル)−8−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化414】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例227におけるものと同様の手順を用いて、モルホリンを1−メチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
30H
32F
3N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:581.2、実測値:581.0。
【0664】
実施例229
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロフェニル)−8−[2−(4−エチルピペラジン−1−イル)エチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化415】
[この文献は図面を表示できません]
この化合物は、実施例227におけるものと同様の手順を用いて、モルホリンを1−エチルピペラジンと置き換えて調製した。生成物を分取HPLC(pH=2、アセトニトリル/水)によって精製した。LC−MSのC
31H
34F
3N
6O
3(M+H)
+m/zについての計算値:595.3、実測値:595.0。
【0665】
実施例230
1−{2−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]エチル}アゼチジン−3−カルボニトリル
【化416】
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この化合物は、実施例71におけるものと同様の手順を用いて、8−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例185、ステップ1)およびアゼチジン−3−カルボニトリル塩酸塩から開始して調製した。LC−MSのC
25H
27F
2N
6O
3[M+H]
+m/zについての計算値:497.2、実測値496.9。
【0666】
実施例231
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−[2−(3−フルオロアゼチジン−1−イル)エチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化417】
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この化合物は、実施例71におけるものと同様の手順を用いて、8−ブロモ−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(実施例185、ステップ1)および3−フルオロアゼチジン塩酸塩から開始して調製した。LC−MSのC
24H
27F
3N
5O
3[M+H]
+m/zについての計算値:490.2、実測値489.9。
【0667】
実施例232
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロエチル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化418】
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ステップ1:1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルバルデヒド
【化419】
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テトラヒドロフラン(10mL)中の1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(456mg、0.69mmol)(実施例146、ステップ4)の溶液に、−78℃でLDA(新たに調製した、THF中1M、1.44mL)を添加した。混合物を−78℃で30分間撹拌し、次いで、N,N−ジメチルホルムアミド(0.77mL)を添加した。混合物を−78℃で1時間撹拌し、次いで、−78℃で、飽和NH
4Cl溶液で反応停止処理した。混合物を室温まで加温し、EtOAcで抽出した。合わせた抽出物を水およびブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮して、黄色固体として所望の生成物(452mg)を得、これをさらに精製することなく、次のステップで直接使用した。LC−MSのC
32H
37F
2N
4O
7SSi[M+H]
+m/zについての計算値:687.2、実測値687.2。
【0668】
ステップ2:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルバルデヒド
【化420】
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テトラヒドロフラン(10mL)および水(2mL)中の1−(2−{[tert−ブチル(ジメチル)シリル]オキシ}エチル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルバルデヒド(430mg、0.63mmol)の溶液に、水(1.04mL)中の12.0M 塩化水素を添加した。得られた黄色溶液を室温で1.5時間撹拌した。反応混合物を飽和NaHCO
3溶液で中和し、EtOAcで抽出した。合わせた抽出物をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、DCM(勾配:0〜60%)中のEtOAcで溶出するシリカゲルカラムによって精製して、淡黄色固体として所望の生成物(265mg)を得た。LC−MSのC
26H
23F
2N
4O
7S[M+H]
+m/zについての計算値:573.1、実測値572.9。
【0669】
ステップ3:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化421】
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この化合物は、実施例110、ステップ1におけるものと同様の手順を用いて、3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルバルデヒドおよびモルホリンから開始して調製した。LC−MSのC
30H
32F
2N
5O
7S[M+H]
+m/zについての計算値:644.2、実測値644.0。
【0670】
ステップ4:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロエチル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化422】
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3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(ステップ3から)をDCM(3mL)中に溶解した。この溶液に、三フッ化ジエチルアミノ硫黄(40.0μL、0.303mmol)を添加した。混合物を室温で2時間撹拌し、水で反応停止処理し、DCMで抽出した。有機層をブラインで洗浄し、Na
2SO
4で乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。残渣を、DCM(0〜10%)中のメタノールを用いたシリカゲルカラム上でのフラッシュクロマトグラフィーによって精製して、所望の生成物を得た。LC−MSのC
30H
31F
3N
5O
6S[M+H]
+m/zについての計算値:646.2、実測値646.0。
【0671】
ステップ5:3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロエチル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3、4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロエチル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−7−(フェニルスルフォニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン(ステップ4から)をTHF(2.0mL)中に溶解し、次いで、THF溶液中の1.0M TBAF(0.40mL)を添加した。得られた溶液を60℃で1時間撹拌した。冷却した後、この溶液を数滴のTFAで反応停止処理し、メタノールで希釈し、RP−HPLC(pH=2)によって精製して、TFA塩として所望の生成物を得た。LC−MSのC
24H
27F
3N
5O
4[M+H]
+m/zについての計算値:506.2、実測値506.0。
【0672】
実施例233
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロエチル)−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
【化423】
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この化合物は、実施例232におけるものと同様の手順を用いて、3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−2−オキソ−7−(フェニルスルフォニル)−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルバルデヒド(実施例232、ステップ2)から開始して、ステップ3においてモルホリンを1−メチル−ピペラジンと置き換えて調製した。LC−MSのC
25H
30F
3N
6O
3[M+H]
+m/zについての計算値:519.2、実測値519.0。
【0673】
実施例A
FGFR酵素アッセイ
例示の化合物の阻害剤の有効性を、生成物形成を検出するFRET測定を用いて、ペプチドのリン酸化を測定する酵素アッセイにおいて測定した。阻害剤を、DMSO中に段階希釈し、0.5μLの体積を384ウェルプレートのウェルに移した。FGFR3については、アッセイ緩衝液(50mMのHEPES、10mMのMgCl
2、1mMのEGTA、0.01% Tween−20、5mMのDTT、pH7.5)中で希釈された10μLの体積のFGFR3酵素(Millipore)をプレートに添加し、5〜10分間プレインキュベートした。適切な対照(酵素なしおよび阻害剤を含まない酵素)をプレート上に含んだ。このアッセイは、アッセイ緩衝液中におけるビオチン化EQEDEPEGDYFEWLEペプチド基質(配列番号1)およびATPを含む10μL溶液(それぞれ、500nMおよび140μMの最終濃度)のウェルへの添加により開始された。プレートを25℃で1時間インキュベートした。この反応は、10μL/ウェルの反応停止溶液(50mMのTris、150mMのNaCl、0.5mg/mLのBSA、pH7.8、3.75nMのEu抗体PY20および180nMのAPC−ストレプトアビジンでPerkin Elmer Lance試薬を含む30mMのEDTA)の添加で終了した。プレートを約1時間平衡化した後、PheraStarプレートリーダー(BMG Labtech)上でウェルを走査した。
【0674】
FGFR1およびFGFR2を、酵素およびATP濃度において以下の変更を伴う同等の条件下で測定した:FGFR1、それぞれ0.02nMおよび210μM、ならびにFGFR2、それぞれ0.01nMおよび100μM。酵素はMilliporeまたはInvitrogenから購入された。
【0675】
GraphPadプリズム3を使用して、データを分析した。IC
50値は、可変勾配を有するS字形の用量応答の等式にデータを適合させることにより得られた。Y=下+(上−下)/(1+10^((LogIC
50−X)
*傾斜(HillSlope)))であり、Xが濃度の対数であり、Yが応答である。1μM以下のIC
50を有する化合物が、活性であると見なされる。
【0676】
本発明の化合物は、上記のアッセイに従って、FGFR1、FGFR2、およびFGFR3のうちの1つ以上の阻害剤であることが見出された。IC
50データを下表1に示す。記号「+」は、100nM未満のIC
50を示し、記号「++」は、100〜500nMのIC
50を示す。
【表1-1】
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【表1-2】
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【表1-3】
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【表1-4】
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【表1-5】
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【表1-6】
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【0677】
実施例B
FGFRの細胞増殖/生存アッセイ
生存のためにFGFRシグナル伝達に依存する細胞の成長を阻害する例となる化合物の能力を、生存アッセイ(assasy)を用いて測定した。ヒトFGFR3を過剰発現する組換え細胞株を、完全長ヒトFGFR3をコードするプラスミドを用いて、マウスのpro−B Ba/F3細胞(Deutsche Sammlung von Mikroorganismen und Zellkulturenから得られた)の安定なトランスフェクションにより発育させた。細胞は、ヘパリンおよびFGF1の存在下で、ピューロマイシン耐性および増殖のために逐次的に選択された。単一の細胞クローンを単離し、FGFR3の機能的発現を特徴付けた。このBa/F3−FGFR3クローンを細胞増殖において使用し、化合物を細胞増殖/生存を阻害するそれらの能力についてスクリーニングする。Ba/F3−FGFR3細胞を、2%のFBS、20μg/mLのヘパリン、および5ng/mLのFGF1を含むRPMI1640培地中の3500細胞/ウェルで96ウェルの黒色細胞培養プレート中に播種した。最終体積100μL/ウェルになるまで、細胞を、10μLの10倍の濃度の段階希釈された化合物(5mMのDSMOドットからの血清を欠いている培地で希釈された)で処理した。72時間インキュベーションした後、細胞内ATPレベルを測定する100μLのCell Titer Glo(登録商標)試薬(Promega Corporation)を各ウェルに添加する。振とうしながら20分間インキュベーションした後、発光をプレートリーダー上で読み取る。発光読み取り値が、DMSOで処理した対照ウェルに対する阻害パーセントに変換され、IC
50値は、GraphPad Prismソフトウェアを使用して、可変勾配を有するS字形の用量応答の等式にデータを適合させることにより計算される。10μM以下のIC
50を有する化合物が、活性であると見なされる。KMS−11(多発性骨髄腫、FGFR3転座)、RT112(膀胱癌、FGFR3過剰発現)、KatoIII(胃癌、FGFR2遺伝子増幅)、およびH−1581(肺、FGFR1遺伝子増幅)を含む様々な腫瘍型を示す細胞株を、同様の増殖アッセイにおいて使用する。いくつかの実験において、MTS試薬、Cell Titer 96(登録商標)AQueous One Solution試薬(Promega Corporation)を、Cell Titer Gloの適所に最終濃度の333μg/mLになるまで添加し、プレートリーダー上で490/650nmで読み取る。5μM以下のIC
50を有する化合物が、活性であると見なされる。
【0678】
実施例C
細胞系FGFRのリン酸化反応アッセイ
関連細胞株(Ba/F3−FGFR3、KMS−11、RT112、KatoIII、H−1581癌細胞株およびHUVEC細胞株)中のFGFRのリン酸化反応における化合物の阻害効果を、FGFRのリン酸化反応に特異的な免疫アッセイを用いて評価することができる。減少した血清(0.5%)を含み、FGF1のない培地内で、細胞を、細胞株に応じて4〜18時間飢餓状態にし、次いで、様々な濃度の個々の阻害剤で1〜4時間処理する。Ba/F3−FGFR3およびKMS−11等のいくつかの細胞株については、細胞をヘパリン(20μg/mL)およびFGF1(10ng/mL)で10分間刺激する。全細胞タンパク質抽出物を、溶解緩衝液中でのプロテアーゼおよびホスファターゼ阻害剤[50mMのHEPES(pH7.5)、150mMのNaCl、1.5mMのMgCl
2、10%のグリセロール、1%のTriton X−100、1mMのオルトバナジウム酸ナトリウム、1mMのフッ化ナトリウム、アプロチニン(2μg/mL)、ロイペプチン(2μg/mL)、ペプスタチンA(2μg/mL)、およびフッ化フェニルメチルスルホニル(1mM)]を用いたインキュベーションにより4℃で調製した。
タンパク質抽出物は、10分間14,000xgでの遠心分離により細胞残屑を取り除き、BCA(ビシンコニン酸)マイクロプレートアッセイ試薬(Thermo Scientific)を用いて定量化する。
【0679】
タンパク質抽出物におけるFGFR受容体のリン酸反応を、ウエスタンブロット法、酵素結合免疫測定法(ELISA)、またはビーズ系免疫測定法(Luminex)を含む免疫測定法を用いて決定した。リン酸化FGFR2の検出については、市販のELISAキットDuoSet IC Human Phospho−FGF R2α ELISAアッセイ(R&D Systems,Minneapolis,MN)を使用することができる。このアッセイのために、KatoIII細胞を、96ウェルの平底組織培養で処理されたプレート(Corning,Corning,NY)中の0.2%のFBSを含有したIscove培地(100μLあたり50,000細胞/ウェル)で、試験化合物の濃度領域の存在または非存在下で平面培養し、37℃、5% CO
2で4時間インキュベートする。このアッセイは、200μLの冷却PBSの添加および遠視分離により停止する。洗浄した細胞を、細胞溶解緩衝液(Cell Signaling、番号9803)中で、プロテアーゼ阻害剤(Calbiochem、番号535140)およびPMSF(Sigma、番号P7626)を用いて、ウェットアイス上で30分間溶解する。細胞溶解物を、−80℃で冷凍し、その後、DuoSet IC Human Phospho−FGF R2α ELISAアッセイキットを用いてアリコートを試験した。GraphPadプリズム3を使用して、データを分析した。IC
50値は、可変勾配を有するS字形の用量応答の等式にデータを適合させることにより得られた。
【0680】
リン酸化FGFR3の検出のために、ビーズ系免疫アッセイが開発された。抗ヒトFGFR3マウスmAb(R&D Systems、カタログ番号MAB7661)をLuminex MAGplex ミクロスフェア、ビーズ領域20に結合させ、捕捉抗体として使用した。RT−112細胞を、マルチウェル組織培養プレートに播種し、70%のコンフルエンスまで培養した。細胞をPBSで洗浄し、RPMI+0.5% FBS中で18時間飢餓状態にした。細胞を、10μLの10倍の濃度の段階希釈された化合物で、37℃で1時間、5% CO
2で処理し、その後、10ng/mLのヒトFGF1および20μg/mLのヘパリンで10分間刺激した。細胞を、冷却PBSで洗浄し、細胞抽出緩衝液(Invitrogen)で溶解し、遠心分離した。浄化した上清を、分析まで−80℃で冷凍した。
【0681】
このアッセイのために、細胞溶解物をアッセイ希釈剤中において1:10に希釈し、プレートシェーカー上で96ウェルフィルタープレート中の捕捉抗体結合ビーズで、室温で2時間インキュベートする。プレートを、真空マニホールドを使用して3回洗浄し、抗−ホスホ−FGF R1−4(Y653/Y654)ウサギポリクローナル抗体(R&D Systems カタログ番号AF3285)を用いて、振とうしながら室温で1時間インキュベートする。プレートを3回洗浄する。希釈されたレポーター抗体、ヤギ抗ウサギRPE共役抗体(Invitrogen カタログ番号LHB0002)を添加し、振とうしながら30分間インキュベートする。プレートを3回洗浄する。ビーズを、振とうしながら室温で5分間、洗浄緩衝液中に懸濁し、次いで、ゲートセッティング7500〜13500の、試料あたり50の事象を計数するように設定されたLuminex 200装置上で読み取る。データは、平均蛍光強度(MFI)として表される。化合物で処理した試料からのMFIは、DMSO対照からのMFI値で割って、パーセント阻害を決定し、IC
50値は、GraphPad Prismソフトウェアを用いて計算する。1μM以下のIC
50を有する化合物が、活性であると見なされる。
【0682】
実施例D
FGFR細胞系シグナル伝達アッセイ
FGFRの活性化は、Erkタンパク質のリン酸化反応をもたらす。pErkの検出が、製造業者のプロトコルに従って、Cellu’Erk HTRF(均一時間分解蛍光(Homogeneous Time Resolved Flurorescence))Assay(CisBio)を用いてモニタリングされる。KMS−11細胞を、0.25% FBSを有するRPMI中の40,000細胞/ウェルで96ウェルプレート中に播種し、2日間飢餓状態にする。培地を吸引し、最終体積30μL/ウェルになるまで、細胞を、30μLの1倍の濃度の段階希釈された化合物(5mMのDSMOドットからの血清を欠いている培地で希釈された)で処理し、室温で45分間インキュベートする。10μLのヘパリン(100μg/mL)およびFGF1(50ng/mL)を各ウェルに添加することにより細胞を刺激し、室温で10分間インキュベートする。溶解後、細胞抽出物のアリコートを384ウェルの低体積プレートに移し、および4μLの検出試薬を添加し、続いて、室温で3時間インキュベートする。プレートをHTRFのためにセッティングされたPheraStar装置上で読み取る。正規化蛍光読み取り値をDMSOで処理した対照ウェルに対するパーセント阻害に変換し、IC
50値は、GraphPad Prismソフトウェアを使用して計算される。1μM以下のIC
50を有する化合物が、活性であると見なされた。
【0683】
実施例E
VEGFR2キナーゼアッセイ
40μLの酵素の反応を、黒色384ウェルのポリスチレンプレート中で、25℃で1時間行う。ウェルは、DMSO中の0.8μLの試験化合物でドットを付ける。アッセイ緩衝液は、50mMのTris、pH7.5、0.01% Tween−20、10mMのMgCl
2、1mMのEGTA、5mMのDTT、0.5μMのビオチン標識化EQEDEPEGDYFEWLEペプチド基質(配列番号1)、1mMのATP、および0.1nMの酵素(Millipore カタログ番号14−630)を含有する。反応は、225nMのLANCE Streptavidin Surelight(登録商標)APC(PerkinElmer カタログ番号CR130−100)および4.5nMのLANCE Eu−W1024抗ホスホチロシン(PY20)抗体(PerkinElmer カタログ番号AD0067)とともに、20μLの停止緩衝液(50mMのTris、pH=7.8、150mMのNaCl、0.5mg/mLのBSA、45mMのEDTA)を添加することにより停止する。室温で20分間インキュベーションした後、プレートをPheraStar FSプレートリーダー(BMG Labtech)上で読み取る。IC
50値は、GraphPadプリズムを使用して、可変勾配を有するS字形の用量応答の等式にデータを適合させることにより計算することができる。1μM以下のIC
50を有する化合物が、活性であると見なされる。
【0684】
本発明としては、以下の発明も挙げられる。
[発明1]
式I:
【化424】
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の化合物、またはその薬学的に許容される塩であって、式中、
Wが、NR
9、O、またはCR
17R
18であり、
環Aが、
【化425】
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であり、
Xが、CR
15またはNであり、
Yが、NR
16、O、またはSであり、
Zが、NまたはCHであり、
Qが、不在であるか、O、NR
16a、またはCR
12aR
13aであり、
nが、0または1であり、nが0であるとき、Qは不在ではなく、
R
1が、H、NR
AR
B、ハロ、およびC
1−3アルキルであり、
R
2およびR
3が各々独立して、H、CN、C(O)NR
cR
d、およびC
1−7アルキルから選択され、前記C
1−7アルキルが任意に、ハロ、OR
a、CN、NR
cR
d、およびC(O)NR
cR
dから独立して選択される1、2、または3個の置換基によって置換されているか、
あるいは、R
2およびR
3が、それらが結合する炭素原子と一緒に、3〜7員のシクロアルキル環または4〜7員のヘテロシクロアルキル環を形成し、各々任意に、ハロ、C
1−6アルキル、C
1−6ハロアルキル、CN、OR
a、SR
a、C(O)R
b、C(O)NR
cR
d、C(O)OR
a、OC(O)R
b、OC(O)NR
cR
d、NR
cR
d、NR
cC(O)R
b、およびNR
cC(O)OR
aから独立して選択される1、2、または3個の置換基によって置換されており、
R
4、R
5、R
6、R
7、およびR
8が各々、H、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、CN、OR
a1、SR
a1、C(O)R
b1、C(O)NR
c1R
d1、C(O)OR
a1、OC(O)R
b1、OC(O)NR
c1R
d1、NR
c1R
d1、NR
c1C(O)R
b1、NR
c1C(O)OR
a1、NR
c1C(O)NR
c1R
d1、C(=NR
e1)R
b1、C(=NR
e1)NR
c1R
d1、NR
c1C(=NR
e1)NR
c1R
d1、NR
c1S(O)R
b1、NR
c1S(O)
2R
b1、NR
c1S(O)
2NR
c1R
d1、S(O)R
b1、S(O)NR
c1R
d1、S(O)
2R
b1、およびS(O)
2NR
c1R
d1から独立して選択され、前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および4〜10員のヘテロシクロアルキルが各々任意に、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、CN、NO
2、OR
a1、SR
a1、C(O)R
b1、C(O)NR
c1R
d1、C(O)OR
a1、OC(O)R
b1、OC(O)NR
c1R
d1、C(=NR
e1)NR
c1R
d1、NR
c1C(=NR
e1)NR
c1R
d1、NR
c1R
d1、NR
c1C(O)R
b1、NR
c1C(O)OR
a1、NR
c1C(O)NR
c1R
d1、NR
c1S(O)R
b1、NR
c1S(O)
2R
b1、NR
c1S(O)
2NR
c1R
d1、S(O)R
b1、S(O)NR
c1R
d1、S(O)
2R
b1、およびS(O)
2NR
c1R
d1から独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されており、
R
9が、H、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル、(5〜10員のヘテロアリール)−C
1−4アルキル、または(4〜10員のヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキルであり、前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル、(5〜10員のヘテロアリール)−C
1−4アルキル、および(4〜10員のヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキルが各々任意に、R
9aから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されており、
各R
9aが独立して、Cy
1、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、CN、NO
2、OR
a2、SR
a2、C(O)R
b2、C(O)NR
c2R
d2、C(O)OR
a2、OC(O)R
b2、OC(O)NR
c2R
d2、C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2R
d2、NR
c2C(O)R
b2、NR
c2C(O)OR
a2、NR
c2C(O)NR
c2R
d2、NR
c2S(O)R
b2、NR
c2S(O)
2R
b2、NR
c2S(O)
2NR
c2R
d2、S(O)R
b2、S(O)NR
c2R
d2、S(O)
2R
b2、およびS(O)
2NR
c2R
d2から選択され、前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、およびC
2−6アルキニルが各々任意に、Cy
1、ハロ、CN、NO
2、OR
a2、SR
a2、C(O)R
b2、C(O)NR
c2R
d2、C(O)OR
a2、OC(O)R
b2、OC(O)NR
c2R
d2、C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2C(=NR
e2)NR
c2R
d2、NR
c2R
d2、NR
c2C(O)R
b2、NR
c2C(O)OR
a2、NR
c2C(O)NR
c2R
d2、NR
c2S(O)R
b2、NR
c2S(O)
2R
b2、NR
c2S(O)
2NR
c2R
d2、S(O)R
b2、S(O)NR
c2R
d2、S(O)
2R
b2、およびS(O)
2NR
c2R
d2から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されており、
R
10、R
11、R
12、R
13、R
12a、R
13a、R
14、R
15、R
17、およびR
18が各々独立して、H、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、CN、NO
2、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)OR
a3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、C(=NR
e3)R
b3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3S(O)R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、およびS(O)
2NR
c3R
d3から選択され、前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および4〜10員のヘテロシクロアルキルが各々任意に、R
10aから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されており、
各R
10aが独立して、Cy
2、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、CN、NO
2、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)OR
a3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3S(O)R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、およびS(O)
2NR
c3R
d3から選択され、前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、およびC
2−6アルキニルが各々任意に、Cy
2、ハロ、CN、NO
2、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)OR
a3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3S(O)R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、およびS(O)
2NR
c3R
d3から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されているか、
あるいは、R
12およびR
13が、それらが結合する炭素原子と一緒に、3、4、5、6、もしくは7員のシクロアルキル基、または4、5、6、もしくは7員のヘテロシクロアルキル基を形成し、各々任意に、Cy
2、C
1−6アルキル、C
1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3C(O)OR
a3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、およびS(O)
2NR
c3R
d3から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されており、前記C
1−6アルキルが任意に、Cy
2、ハロ、CN、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3C(O)OR
a3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、およびS(O)
2NR
c3R
d3から独立して選択される1、2、または3個の置換基によって置換されているか、
あるいは、R
12aおよびR
13aが、それらが結合する炭素原子と一緒に、3、4、5、6、もしくは7員のシクロアルキル基、または4、5、6、もしくは7員のヘテロシクロアルキル基を形成し、各々任意に、Cy
2、C
1−6アルキル、C
1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3C(O)OR
a3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、およびS(O)
2NR
c3R
d3から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されており、前記C
1−6アルキルが任意に、Cy
2、ハロ、CN、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3C(O)OR
a3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、およびS(O)
2NR
c3R
d3から独立して選択される1、2、または3個の置換基によって置換されているか、
あるいは、R
17およびR
18が、それらが結合する炭素原子と一緒に、3、4、5、6、もしくは7員のシクロアルキル基、または4、5、6、もしくは7員のヘテロシクロアルキル基を形成し、各々任意に、Cy
2、C
1−6アルキル、C
1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3C(O)OR
a3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、およびS(O)
2NR
c3R
d3から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されており、前記C
1−6アルキルが任意に、Cy
2、ハロ、CN、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3C(O)OR
a3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、およびS(O)
2NR
c3R
d3から独立して選択される1、2、または3個の置換基によって置換されており、
R
16およびR
16aが各々独立して、H、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、アリール−C
1−4アルキル、シクロアルキル−C
1−4アルキル、(5〜10員のヘテロアリール)−C
1−4アルキル、および(4〜10員のヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキルから選択されており、前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、アリール−C
1−4アルキル、シクロアルキル−C
1−4アルキル、(5〜10員のヘテロアリール)−C
1−4アルキル、および(4〜10員のヘテロシクロアルキル)−C
1−4アリールが各々任意に、Cy
3、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、CN、NO
2、OR
a4、SR
a4、C(O)R
b4、C(O)NR
c4R
d4、C(O)OR
a4、OC(O)R
b4、OC(O)NR
c4R
d4、C(=NR
e4)NR
c4R
d4、NR
c4C(=NR
e4)NR
c4R
d4、NR
c4R
d4、NR
c4C(O)R
b4、NR
c4C(O)OR
a4、NR
c4C(O)NR
c4R
d4、NR
c4S(O)R
b4、NR
c4S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2NR
c4R
d4、S(O)R
b4、S(O)NR
c4R
d4、S(O)
2R
b4、およびS(O)
2NR
c4R
d4から独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されており、前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、およびC
2−6アルキニルが各々任意に、Cy
3、ハロ、CN、NO
2、OR
a4、SR
a4、C(O)R
b4、C(O)NR
c4R
d4、C(O)OR
a4、OC(O)R
b4、OC(O)NR
c4R
d4、C(=NR
e4)NR
c4R
d4、NR
c4C(=NR
e4)NR
c4R
d4、NR
c4R
d4、NR
c4C(O)R
b4、NR
c4C(O)OR
a4、NR
c4C(O)NR
c4R
d4、NR
c4S(O)R
b4、NR
c4S(O)
2R
b4、NR
c4S(O)
2NR
c4R
d4、S(O)R
b4、S(O)NR
c4R
d4、S(O)
2R
b4、およびS(O)
2NR
c4R
d4から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されており、
R
AおよびR
Bが各々独立して、H、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
2−4アルケニル、C
2−4アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10 シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル、(5〜10員のヘテロアリール)−C
1−4アルキル、または(4〜10員のヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキルから選択され、前記C
1−4アルキル、C
2−4アルケニル、C
2−4アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル、(5〜10員のヘテロアリール)−C
1−4アルキル、および(4〜10員のヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキルが任意に、OH、CN、アミノ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4アルコキシ、C
1−4アルキルチオ、C
1−4アルキルアミノ、ジ(C
1−4アルキル)アミノ、C
1−4ハロアルキル、およびC
1−4ハロアルコキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されており、
Cy
1、Cy
2、およびCy
3が各々独立して、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキルから選択され、これらの各々が任意に、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、3〜10員のヘテロシクロアルキル、CN、NO
2、OR
a5、SR
a5、C(O)R
b5、C(O)NR
c5R
d5、C(O)OR
a5、OC(O)R
b5、OC(O)NR
c5R
d5、NR
c5R
d5、NR
c5C(O)R
b5、NR
c5C(O)OR
a5、NR
c5C(O)NR
c5R
d5、C(=NR
e5)R
b5、C(=NR
e5)NR
c5R
d5、NR
c5C(=NR
e5)NR
c5R
d5、NR
c5S(O)R
b5、NR
c5S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2NR
c5R
d5、S(O)R
b5、S(O)NR
c5R
d5、S(O)
2R
b5、およびS(O)
2NR
c5R
d5から独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基によって置換されており、前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および4〜10員のヘテロシクロアルキルが各々任意に、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、CN、NO
2、OR
a5、SR
a5、C(O)R
b5、C(O)NR
c5R
d5、C(O)OR
a5、OC(O)R
b5、OC(O)NR
c5R
d5、C(=NR
e5)NR
c5R
d5、NR
c5C(=NR
e5)NR
c5R
d5、NR
c5R
d5、NR
c5C(O)R
b5、NR
c5C(O)OR
a5、NR
c5C(O)NR
c5R
d5、NR
c5S(O)R
b5、NR
c5S(O)
2R
b5、NR
c5S(O)
2NR
c5R
d5、S(O)R
b5、S(O)NR
c5R
d5、S(O)
2R
b5、およびS(O)
2NR
c5R
d5から独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されており、
各R
a、R
b、R
c、R
d、R
a1、R
b1、R
c1、R
d1、R
a2、R
b2、R
c2、R
d2、R
a3、R
b3、R
c3、R
d3、R
a4、R
b4、R
c4、およびR
d4、R
a5、R
b5、R
c5、およびR
d5が独立して、H、C
1−6アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル、(5〜10員のヘテロアリール)−C
1−4アルキル、または(4〜10員のヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキルから選択され、前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル、(5〜10員のヘテロアリール)−C
1−4アルキル、および(4〜10員のヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキルが任意に、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、ハロ、CN、OR
a6、SR
a6、C(O)R
b6、C(O)NR
c6R
d6、C(O)OR
a6、OC(O)R
b6、OC(O)NR
c6R
d6、NR
c6R
d6、NR
c6C(O)R
b6、NR
c6C(O)NR
c6R
d6、NR
c6C(O)OR
a6、C(=NR
e6)NR
c6R
d6、NR
c6C(=NR
e6)NR
c6R
d6、S(O)R
b6、S(O)NR
c6R
d6、S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2NR
c6R
d6、およびS(O)
2NR
c6R
d6から独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されているか、
あるいは、任意のR
cおよびR
dが、それらが結合するN原子と一緒に、C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、5〜6員のヘテロアリール、C
1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR
a6、SR
a6、C(O)R
b6、C(O)NR
c6R
d6、C(O)OR
a6、OC(O)R
b6、OC(O)NR
c6R
d6、NR
c6R
d6、NR
c6C(O)R
b6、NR
c6C(O)NR
c6R
d6、NR
c6C(O)OR
a6、C(=NR
e6)NR
c6R
d6、NR
c6C(=NR
e6)NR
c6R
d6、S(O)R
b6、S(O)NR
c6R
d6、S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2NR
c6R
d6、およびS(O)
2NR
c6R
d6から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換された4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し、前記C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、および5〜6員のヘテロアリールが任意に、ハロ、CN、OR
a6、SR
a6、C(O)R
b6、C(O)NR
c6R
d6、C(O)OR
a6、OC(O)R
b6、OC(O)NR
c6R
d6、NR
c6R
d6、NR
c6C(O)R
b6、NR
c6C(O)NR
c6R
d6、NR
c6C(O)OR
a6、C(=NR
e6)NR
c6R
d6、NR
c6C(=NR
e6)NR
c6R
d6、S(O)R
b6、S(O)NR
c6R
d6、S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2NR
c6R
d6、およびS(O)
2NR
c6R
d6から独立して選択される1、2、または3個の置換基によって置換されているか、
あるいは、任意のR
c1およびR
d1が、それらが結合するN原子と一緒に、C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、5〜6員のヘテロアリール、C
1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR
a6、SR
a6、C(O)R
b6、C(O)NR
c6R
d6、C(O)OR
a6、OC(O)R
b6、OC(O)NR
c6R
d6、NR
c6R
d6、NR
c6C(O)R
b6、NR
c6C(O)NR
c6R
d6、NR
c6C(O)OR
a6、C(=NR
e6)NR
c6R
d6、NR
c6C(=NR
e6)NR
c6R
d6、S(O)R
b6、S(O)NR
c6R
d6、S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2NR
c6R
d6、およびS(O)
2NR
c6R
d6から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換された4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し、前記C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、および5〜6員のヘテロアリールが任意に、ハロ、CN、OR
a6、SR
a6、C(O)R
b6、C(O)NR
c6R
d6、C(O)OR
a6、OC(O)R
b6、OC(O)NR
c6R
d6、NR
c6R
d6、NR
c6C(O)R
b6、NR
c6C(O)NR
c6R
d6、NR
c6C(O)OR
a6、C(=NR
e6)NR
c6R
d6、NR
c6C(=NR
e6)NR
c6R
d6、S(O)R
b6、S(O)NR
c6R
d6、S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2NR
c6R
d6、およびS(O)
2NR
c6R
d6から独立して選択される1、2、または3個の置換基によって置換されているか、
あるいは、任意のR
c2およびR
d2が、それらが結合するN原子と一緒に、C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、5〜6員のヘテロアリール、C
1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR
a6、SR
a6、C(O)R
b6、C(O)NR
c6R
d6、C(O)OR
a6、OC(O)R
b6、OC(O)NR
c6R
d6、NR
c6R
d6、NR
c6C(O)R
b6、NR
c6C(O)NR
c6R
d6、NR
c6C(O)OR
a6、C(=NR
e6)NR
c6R
d6、NR
c6C(=NR
e6)NR
c6R
d6、S(O)R
b6、S(O)NR
c6R
d6、S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2NR
c6R
d6、およびS(O)
2NR
c6R
d6から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換された4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し、前記C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、および5〜6員のヘテロアリールが任意に、ハロ、CN、OR
a6、SR
a6、C(O)R
b6、C(O)NR
c6R
d6、C(O)OR
a6、OC(O)R
b6、OC(O)NR
c6R
d6、NR
c6R
d6、NR
c6C(O)R
b6、NR
c6C(O)NR
c6R
d6、NR
c6C(O)OR
a6、C(=NR
e6)NR
c6R
d6、NR
c6C(=NR
e6)NR
c6R
d6、S(O)R
b6、S(O)NR
c6R
d6、S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2NR
c6R
d6、およびS(O)
2NR
c6R
d6から独立して選択される1、2、または3個の置換基によって置換されているか、
あるいは、任意のR
c3およびR
d3が、それらが結合するN原子と一緒に、C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、5〜6員のヘテロアリール、C
1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR
a6、SR
a6、C(O)R
b6、C(O)NR
c6R
d6、C(O)OR
a6、OC(O)R
b6、OC(O)NR
c6R
d6、NR
c6R
d6、NR
c6C(O)R
b6、NR
c6C(O)NR
c6R
d6、NR
c6C(O)OR
a6、C(=NR
e6)NR
c6R
d6、NR
c6C(=NR
e6)NR
c6R
d6、S(O)R
b6、S(O)NR
c6R
d6、S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2NR
c6R
d6、およびS(O)
2NR
c6R
d6から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換された4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し、前記C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、および5〜6員のヘテロアリールが任意に、ハロ、CN、OR
a6、SR
a6、C(O)R
b6、C(O)NR
c6R
d6、C(O)OR
a6、OC(O)R
b6、OC(O)NR
c6R
d6、NR
c6R
d6、NR
c6C(O)R
b6、NR
c6C(O)NR
c6R
d6、NR
c6C(O)OR
a6、C(=NR
e6)NR
c6R
d6、NR
c6C(=NR
e6)NR
c6R
d6、S(O)R
b6、S(O)NR
c6R
d6、S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2NR
c6R
d6、およびS(O)
2NR
c6R
d6から独立して選択される1、2、または3個の置換基によって置換されているか、
あるいは、任意のR
c4およびR
d4が、それらが結合するN原子と一緒に、C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、5〜6員のヘテロアリール、C
1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR
a6、SR
a6、C(O)R
b6、C(O)NR
c6R
d6、C(O)OR
a6、OC(O)R
b6、OC(O)NR
c6R
d6、NR
c6R
d6、NR
c6C(O)R
b6、NR
c6C(O)NR
c6R
d6、NR
c6C(O)OR
a6、C(=NR
e6)NR
c6R
d6、NR
c6C(=NR
e6)NR
c6R
d6、S(O)R
b6、S(O)NR
c6R
d6、S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2NR
c6R
d6、およびS(O)
2NR
c6R
d6から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換された4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し、前記C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、および5〜6員のヘテロアリールが任意に、ハロ、CN、OR
a6、SR
a6、C(O)R
b6、C(O)NR
c6R
d6、C(O)OR
a6、OC(O)R
b6、OC(O)NR
c6R
d6、NR
c6R
d6、NR
c6C(O)R
b6、NR
c6C(O)NR
c6R
d6、NR
c6C(O)OR
a6、C(=NR
e6)NR
c6R
d6、NR
c6C(=NR
e6)NR
c6R
d6、S(O)R
b6、S(O)NR
c6R
d6、S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2NR
c6R
d6、およびS(O)
2NR
c6R
d6から独立して選択される1、2、または3個の置換基によって置換されているか、
あるいは、任意のR
c5およびR
d5が、それらが結合するN原子と一緒に、C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、5〜6員のヘテロアリール、C
1−6ハロアルキル、ハロ、CN、OR
a6、SR
a6、C(O)R
b6、C(O)NR
c6R
d6、C(O)OR
a6、OC(O)R
b6、OC(O)NR
c6R
d6、NR
c6R
d6、NR
c6C(O)R
b6、NR
c6C(O)NR
c6R
d6、NR
c6C(O)OR
a6、C(=NR
e6)NR
c6R
d6、NR
c6C(=NR
e6)NR
c6R
d6、S(O)R
b6、S(O)NR
c6R
d6、S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2NR
c6R
d6、およびS(O)
2NR
c6R
d6から独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換された4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し、前記C
1−6アルキル、C
3−7シクロアルキル、4〜7員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、および5〜6員のヘテロアリールが任意に、ハロ、CN、OR
a6、SR
a6、C(O)R
b6、C(O)NR
c6R
d6、C(O)OR
a6、OC(O)R
b6、OC(O)NR
c6R
d6、NR
c6R
d6、NR
c6C(O)R
b6、NR
c6C(O)NR
c6R
d6、NR
c6C(O)OR
a6、C(=NR
e6)NR
c6R
d6、NR
c6C(=NR
e6)NR
c6R
d6、S(O)R
b6、S(O)NR
c6R
d6、S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2R
b6、NR
c6S(O)
2NR
c6R
d6、およびS(O)
2NR
c6R
d6から独立して選択される1、2、または3個の置換基によって置換されており、
各R
e1、R
e2、R
e3、R
e4、およびR
e5が独立して、H、C
1−4アルキル、CN、OR
a6、SR
b6、S(O)
2R
b6、C(O)R
b6、S(O)
2NR
c6R
d6、およびC(O)NR
c6R
d6から選択され、
各R
a6、R
b6、R
c6、およびR
d6が独立して、H、C
1−4アルキル、C
1−4ハロアルキル、C
2−4アルケニル、およびC
2−4アルキニルから選択され、前記C
1−4アルキル、C
2−4アルケニル、およびC
2−4アルキニルが任意に、OH、CN、アミノ、ハロ、C
1−4アルキル、C
1−4アルコキシ、C
1−4アルキルチオ、C
1−4アルキルアミノ、ジ(C
1−4アルキル)アミノ、C
1−4ハロアルキル、およびC
1−4ハロアルコキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されているか、
あるいは、任意のR
c6およびR
d6が、それらが結合するN原子と一緒に、OH、CN、アミノ、ハロ、C
1−6アルキル、C
1−4アルコキシ、C
1−4アルキルチオ、C
1−4アルキルアミノ、ジ(C
1−4アルキル)アミノ、C
1−4ハロアルキル、およびC
1−4ハロアルコキシから独立して選択される1、2、または3個の置換基で任意に置換された4、5、6、または7員のヘテロシクロアルキル基を形成し、
各R
e6が独立して、H、C
1−4アルキル、およびCNから選択されるが、
但し、環Aが、
【化426】
[この文献は図面を表示できません]
であり、
WがNR
9であり、
R
1、R
2、R
3が各々、Hであり、
R
9がC
1−6アルキルであるとき、
R
4、R
5、R
6、R
7、およびR
8のうちの少なくとも4つがH以外であるものとする、化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明2]
式II、III、またはIV:
【化427】
[この文献は図面を表示できません]
を有する、発明1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明3]
WがOである、発明1または2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明4]
WがNR
9である、発明1または2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明5]
R
9が、H、C
1−6アルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル、(5〜10員のヘテロアリール)−C
1−4アルキル、または(4〜10員のヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキルであり、前記C
1−6アルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル、(5〜10員のヘテロアリール)−C
1−4アルキル、および(4〜10員のヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキルが各々任意に、R
9aで置換されている、発明1、2、および4のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明6]
R
9が、H、C
1−6アルキル、C
3−10シクロアルキル、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル、またはC
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキルである、発明1、2、および4のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明7]
R
9がC
1−6アルキルである、発明1、2、および4のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明8]
R
9がメチルである、発明1、2、および4のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明9]
WがCR
17R
18である、発明1または2に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明10]
R
17およびR
18が各々独立して、H、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、およびCNから選択され、前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および4〜10員のヘテロシクロアルキルが各々任意に、R
10aから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されている、発明1、2、および9のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明11]
R
17およびR
18が各々独立して、H、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、およびC
1−6ハロアルキルから選択され、前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニルが各々任意に、R
10aから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されている、発明1、2、および9のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明12]
R
17およびR
18が各々独立して、HおよびC
1−6アルキルから選択される、発明1、2、および9のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明13]
R
17およびR
18が、それらが結合する炭素原子と一緒に、C
3−7シクロアルキルを形成する、発明1、2、および9のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明14]
R
1、R
2、およびR
3の各々がHである、発明1〜13のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明15]
R
4、R
5、R
6、R
7、およびR
8が各々独立して、H、ハロ、C
1−6アルキル、C
1−6ハロアルキル、CN、およびOR
a1から選択される、発明1〜14のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明16]
R
4、R
5、R
6、R
7、およびR
8が各々独立して、H、ハロ、およびメトキシから選択される、発明1〜14のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明17]
R
5およびR
7が両方ともにメトキシであり、R
4、R
6、およびR
8が各々独立して、Hおよびハロから選択される、発明1〜14のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明18]
R
4がハロであり、R
5がメトキシであり、R
6がHであり、R
7がメトキシであり、R
8がハロである、発明1〜14のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明19]
式IIを有する、発明1〜14のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明20]
XがCR
15である、発明1〜19のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明21]
XがCHである、発明1〜19のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明22]
R
15が、H、またはC
1−6アルキルによって任意に置換された5〜10員のヘテロアリールである、発明1〜21のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明23]
R
10が、H、C
1−6アルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、CN、またはC(O)NR
c3R
d3であり、前記C
1−6アルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および4〜10員のヘテロシクロアルキルが各々任意に、Cy
2、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、CN、NO
2、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)OR
a3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3S(O)R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、およびS(O)
2NR
c3R
d3から独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されており、前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、およびC
2−6アルキニルが各々任意に、Cy
2、ハロ、CN、NO
2、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)OR
a3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3S(O)R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、およびS(O)
2NR
c3R
d3から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されている、発明1〜22のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明24]
R
10が、H、メチル、エチル、フェニル、ピラゾリル、ピペリジニル、テトラヒドロピリジニル、CN、またはC(O)NR
c3R
d3であり、前記メチル、エチル、フェニル、ピラゾリル、ピペリジニル、およびテトラヒドロピリジニルが各々任意に、Cy
2、NR
c3R
d3、およびOR
a3で任意に置換されたC
1−6アルキルから独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されている、発明1〜22のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明25]
R
10が、H、(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル、1−メチル−1H−ピラゾリル、1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾリル、メチルアミノカルボニル、シアノ、1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、1−メチルピペリジン−4−イル、ジメチルアミノカルボニル、(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)カルボニル、(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)カルボニル、(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル、シクロプロピルアミノカルボニル、(3−シアノピロリジン−1−イル)カルボニル、(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)カルボニル、テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル、(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル、モルホリン−4−イルカルボニル、または(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)カルボニルである、発明1〜22のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明26]
R
10が、4〜7員のヘテロシクロアルキルで任意に置換されたC
1−6アルキルであり、前記4〜7員のヘテロシクロアルキルが、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、およびアゼチジニルから選択され、前記4〜7員のヘテロシクロアルキルが任意に、ハロ、C
1−6アルキル、C
1−6ハロアルキル、CN、OR
a5、C(O)R
b5、C(O)NR
c5R
d5、C(O)OR
a5、OC(O)R
b5、NR
c5R
d5、およびNR
c5C(O)R
b5から独立して選択される1、2、または3個の置換基によって置換されている、発明1〜22のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明27]
R
10が、H、(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル、1−メチル−1H−ピラゾリル、1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾリル、メチルアミノカルボニル、シアノ、1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジニル、1−メチルピペリジン−4−イル、ジメチルアミノカルボニル、(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)カルボニル、(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)カルボニル、(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル、シクロプロピルアミノカルボニル、(3−シアノピロリジン−1−イル)カルボニル、(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)カルボニル、モルホリン−4−イルメチル、(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル、4−エチルピペラジン−1−イル)メチル、4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]メチル、シアノエチルピペラジニルメチル、シアノピペリジニルメチル、シアノピロリジニルメチル、(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノメチル、(テトラヒドロフラン−3−イルアミノ)メチル、1H−イミダゾール−1−イルメチル、1H−ピラゾール−1−イルメチル、(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル、2−ピリジン−2−イルエチル、2−モルホリン−4−イルエチル、2−(ジエチルアミノ)エチル、2−(3−フルオロアゼチジン−1−イル)エチル、2−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)エチル、(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル、3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]メチル、2−(4−エチルピペラジン−1−イル)エチル、2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル、(ピリジン−3−イルオキシ)メチル、(2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル、(3−シアノアゼチジン−1−イル)メチル、(3−フルオロアゼチジン−1−イル)メチル、または(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)メチルである、発明1〜22のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明28]
R
10がHである、発明1〜22のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明29]
式IIIを有する、発明1〜18のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明30]
ZがCHである、発明1〜18および29のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明31]
YがSである、発明1〜13、29、および30のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明32]
R
11がHである、発明1〜13、および29〜31のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明33]
式IVを有する、発明1〜18のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明34]
R
14が、H、C
1−6アルキル、4〜10員のヘテロシクロアルキル、またはCNであり、前記C
1−6アルキルおよび4〜10員のヘテロシクロアルキルが各々任意に、R
10aから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されている、発明1〜18および33のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明35]
R
14が、H、メチル、1−メチルピペリジニル、CN、シアノメチル、または2−ヒドロキシエチルである、発明1〜18および33のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明36]
R
14が、R
10aで任意に置換されたフェニルである、発明1〜18および33のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明37]
R
14が、(4−エチルピペラジン−1−イル)フェニルである、発明1〜18および33のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明38]
式IIa:
【化428】
[この文献は図面を表示できません]
を有する、発明1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明39]
R
4がハロであり、R
5がメトキシであり、R
6がHであり、R
7がメトキシであり、R
8がハロである、発明38に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明40]
R
9がC
1−6アルキルである、発明38または39に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明41]
R
10が、H、C
1−6アルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、CN、またはC(O)NR
c3R
d3であり、前記C
1−6アルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および4〜10員のヘテロシクロアルキルが各々任意に、Cy
2、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、CN、NO
2、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)OR
a3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3S(O)R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、およびS(O)
2NR
c3R
d3から独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されており、前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、およびC
2−6アルキニルが各々任意に、Cy
2、ハロ、CN、NO
2、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)OR
a3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3S(O)R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、およびS(O)
2NR
c3R
d3から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されている、発明38〜40のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明42]
R
10が、4〜7員のヘテロシクロアルキルで任意に置換されたC
1−6アルキルであり、前記4〜7員のヘテロシクロアルキルが、モルホリニル、ピペラジニル、ピペリジニル、ピロリジニル、テトラヒドロフラニル、およびアゼチジニルから選択され、前記4〜7員のヘテロシクロアルキルが任意に、ハロ、C
1−6アルキル、C
1−6ハロアルキル、CN、OR
a5、C(O)R
b5、C(O)NR
c5R
d5、C(O)OR
a5、OC(O)R
b5、NR
c5R
d5、およびNR
c5C(O)R
b5から独立して選択される1、2、または3個の置換基によって置換されている、発明38〜40のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明43]
式IIb:
【化429】
[この文献は図面を表示できません]
を有する、発明1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明44]
R
4がハロであり、R
5がメトキシであり、R
6がHであり、R
7がメトキシであり、R
8がハロである、発明43に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明45]
R
17およびR
18が各々独立して、H、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、およびC
1−6ハロアルキルから選択され、前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニルが各々任意に、R
10aから独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されている、発明43または44に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明46]
R
17およびR
18が両方ともにC
1−6アルキルである、発明43または44に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明47]
R
10が、H、C
1−6アルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、CN、またはC(O)NR
c3R
d3であり、前記C
1−6アルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および4〜10員のヘテロシクロアルキルが各々任意に、Cy
2、ハロ、C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、C
2−6アルキニル、C
1−6ハロアルキル、CN、NO
2、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)OR
a3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3S(O)R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、およびS(O)
2NR
c3R
d3から独立して選択される1、2、3、4、または5個の置換基で置換されており、前記C
1−6アルキル、C
2−6アルケニル、およびC
2−6アルキニルが各々任意に、Cy
2、ハロ、CN、NO
2、OR
a3、SR
a3、C(O)R
b3、C(O)NR
c3R
d3、C(O)OR
a3、OC(O)R
b3、OC(O)NR
c3R
d3、C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3C(=NR
e3)NR
c3R
d3、NR
c3R
d3、NR
c3C(O)R
b3、NR
c3C(O)OR
a3、NR
c3C(O)NR
c3R
d3、NR
c3S(O)R
b3、NR
c3S(O)
2R
b3、NR
c3S(O)
2NR
c3R
d3、S(O)R
b3、S(O)NR
c3R
d3、S(O)
2R
b3、およびS(O)
2NR
c3R
d3から独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されている、発明43〜46のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明48]
式IVa:
【化430】
[この文献は図面を表示できません]
を有する、発明1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明49]
R
4がハロであり、R
5がメトキシであり、R
6がHであり、R
7がメトキシであり、R
8がハロである、発明48に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明50]
R
9が、H、C
1−6アルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル、(5〜10員のヘテロアリール)−C
1−4アルキル、または(4〜10員のヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキルであり、前記C
1−6アルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル、C
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキル、(5〜10員のヘテロアリール)−C
1−4アルキル、および(4〜10員のヘテロシクロアルキル)−C
1−4アルキルが各々任意に、R
9aから独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されている、発明48または49に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明51]
R
14が、H、C
1−6アルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、4〜10員のヘテロシクロアルキル、およびCNから選択され、前記C
1−6アルキル、C
6−10アリール、C
3−10シクロアルキル、5〜10員のヘテロアリール、および4〜10員のヘテロシクロアルキルが各々任意に、R
10aから独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されている、発明47〜49のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明52]
式V:
【化431】
[この文献は図面を表示できません]
を有する、発明1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明53]
WがNR
9またはCR
17R
18である、発明1および52のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明54]
WがNR
9である、発明1、52、および53のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明55]
R
9が、H、C
1−6アルキル、C
3−10シクロアルキル、3〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール、C
6−10アリール−C
1−4アルキル、またはC
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキルであり、各々任意に、R
9aから独立して選択される1、2、または3個の置換基で置換されている、発明1および52〜54のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明56]
R
9がC
1−6アルキルである、発明1および52〜54のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明57]
R
9が、メチル、エチル、シクロプロピル、シクロプロピルメチル、シクロブチル、3−フルオロフェニルメチル、または4−クロロ−2−フルオロフェニルである、発明1および52〜54のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明58]
R
9がメチルである、発明1および52〜54のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明59]
WがCR
17R
18である、発明1および52に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明60]
R
1、R
2、およびR
3の各々が、Hである、発明1および52〜59のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明61]
R
4、R
5、R
6、R
7、およびR
8が各々独立して、H、ハロ、C
1−6アルキル、C
1−6ハロアルキル、CN、およびOR
a1から選択される、発明1および52〜60のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明62]
R
4、R
5、R
6、R
7、およびR
8が各々独立して、H、ハロ、およびメトキシから選択される、発明1および52〜60のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明63]
R
5およびR
7が両方ともにメトキシであり、R
4、R
6、およびR
8が各々独立して、Hおよびハロから選択される、発明1および52〜60のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明64]
R
4がハロであり、R
5がメトキシであり、R
6がHであり、R
7がメトキシであり、R
8がハロである、発明1および52〜60のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明65]
Qが不在である、発明1および52〜64のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明66]
Qが、O、NR
16a、またはCR
12aR
13aである、発明1および52〜64のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明67]
R
12およびR
13が各々、Hである、発明1および52〜66のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明68]
R
12およびR
13が、それらが結合する炭素原子と一緒に、C
3−7シクロアルキルを形成する、発明1および52〜66のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明69]
nが1であり、Qが不在である、発明1、52、および65〜68のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明70]
式Va:
【化432】
[この文献は図面を表示できません]
を有する、発明1または52に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明71]
R
4がハロであり、R
5がメトキシであり、R
6がHであり、R
7がメトキシであり、R
8がハロである、発明70に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明72]
R
9が、H、C
1−6アルキル、C
3−10シクロアルキル、3〜10員のヘテロシクロアルキル、C
6−10アリール−C
1−4アルキル、またはC
3−10シクロアルキル−C
1−4アルキルである、発明70または71に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明73]
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
1−シクロプロピル−3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
1−(シクロプロピルメチル)−3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
1−ベンジル−3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジクロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,4−ジクロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[4−(4−メチルピペラジン−1−イル)フェニル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−N,1−ジメチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド、
3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[1−(2−ヒドロキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(1−メチル−1H−ピラゾール−5−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボニトリル、
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(1−メチル−1,2,3,6−テトラヒドロピリジン−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−N,N,1−トリメチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド、
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(3−ヒドロキシピロリジン−1−イル)カルボニル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−N,1−ジメチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド、
3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−N,N,1−トリメチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド、
3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
N−シクロプロピル−3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド、
3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)カルボニル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
1−{[3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]カルボニル}ピロリジン−3−カルボニトリル、
3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(3−ヒドロキシピペリジン−1−イル)カルボニル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−N,N,1−トリメチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−N,N,1−トリメチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−カルボキサミド、
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−3,4−ジヒドロチエノ[2’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2(1H)−オン
から選択される発明1に記載の化合物、または前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩。
[発明74]
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、および
3−(2−クロロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
から選択される化合物、または前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩。
[発明75]
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオンである、発明1に記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩。
[発明76]
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(モルホリン−4−イルカルボニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)カルボニル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−9−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
1−シクロプロピル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(テトラヒドロ−2H−ピラン−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−フェニル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,9−ジメチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−9−カルボニトリル、
[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−9−イル]アセトニトリル、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−9−(1−メチルピペリジン−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9−(2−ヒドロキシエチル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、および
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
から選択される、発明1に記載の化合物、または前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩。
[発明77]
1−シクロプロピル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン、および
1−(シクロプロピルメチル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
から選択される、発明1に記載の化合物、または前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩。
[発明78]
3’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1’−メチル−4’,7’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,9’−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン]−2’,8’(1’H,3’H)−ジオン、
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン、
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9−メチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−イミダゾ[4’,5’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−4,7−ジヒドロピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[3,4−e][1,3]オキサジン−2(3H)−オン、
7’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−6’,7’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,9’−ピロロ[2,3−c][2,7]ナフチリジン]−8’(3’H)−オン、
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン、および
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9−[4−(4−エチルピペラジン−1−イル)フェニル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
から選択される、発明1に記載の化合物、または前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩。
[発明79]
3’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1’−メチル−4’,7’−ジヒドロスピロ[シクロプロパン−1,9’−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン]−2’,8’(1’H,3’H)−ジオン、
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン、
1−シクロブチル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロベンジル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン、および
1−(4−クロロ−2−フルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン
から選択される、発明1に記載の化合物、または前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩。
[発明80]
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[2−(4−エチルピペラジン−1−イル)エチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[3−(4−エチルピペラジン−1−イル)プロピル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(1−エチルピペリジン−4−イル)メチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(1R,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(1R,2R)−2−ヒドロキシシクロペンチル]−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(ピリジン−2−イルメチル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン、
1−(4−クロロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン、
1−(5−クロロピリジン−2−イル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン、
3−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]ベンゾニトリル、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−ピリジン−3−イル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
1−(3−クロロ−2−フルオロフェニル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(ピリジン−2−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
1−シクロプロピル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(3S)−テトラヒドロ−2H−ピラン−3−イル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−イソプロピル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[2−(トリフルオロメトキシ)フェニル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]ベンゾニトリル、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−ピリジン−3−イル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−メチル−2H−テトラゾール−5−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−キノリン−8−イル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
1−シクロプロピル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−9−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−9−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−シクロプロピル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−シクロブチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1,9−ジメチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−9−イル]アセトニトリル、
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−シクロブチル−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン、
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−ピリジン−3−イル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−ピリダジン−3−イル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−ヒドロキシピペリジン−1−イル)メチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4,4−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(3,3−ジフルオロピペリジン−1−イル)メチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
8−(2−アゼチジン−1−イルエチル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(2−ピロリジン−1−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(3−モルホリン−4−イルプロピル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
8−[3−(4−シクロプロピルピペラジン−1−イル)プロピル]−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)カルボニル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−{[(3R,5S)−3,5−ジメチルピペラジン−1−イル]カルボニル}−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
4−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2,8−ジオキソ−2,3,4,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]ベンゾニトリル、
3−{[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2,8−ジオキソ−2,3,4,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]メチル}ベンゾニトリル、
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン、および
4−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2,8−ジオキソ−2,3,4,7,8,9−ヘキサヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−3−フルオロベンゾニトリル
から選択される、発明1に記載の化合物、または前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩。
[発明81]
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−{[4−(2−ヒドロキシエチル)ピペラジン−1−イル]メチル}−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(4−{[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]メチル}ピペラジン−1−イル)プロパンニトリル、
1−{[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]メチル}ピペリジン−4−カルボニトリル、
(3S)−1−{[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]メチル}ピロリジン−3−カルボニトリル、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−{[(1−メチルピペリジン−4−イル)アミノ]メチル}−1,3,4,7−テトラヒドロ−2Hピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−{[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルアミノ]メチル}−1,3,4,7−テトラヒドロ−2Hピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−{[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イルアミノ]メチル}−1,3,4,7−テトラヒドロ−2Hピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(1H−イミダゾール−1−イルメチル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(1H−ピラゾール−1−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−[(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−8−(2−ピリジン−2−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
8−[2−(ジエチルアミノ)エチル]−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[2−(3−フルオロアゼチジン−1−イル)エチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2Hピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[2−(3−メトキシアゼチジン−1−イル)エチル]−1−メチル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2Hピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2−クロロ−6−フルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
1−(3−クロロピリジン−2−イル)−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−3,4,7,9−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2,8−ジオン、
7’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−6’,7’−ジヒドロスピロ[シクロブタン−1,9’−ピロロ[2,3−c][2,7]ナフチリジン]−8’(3’H)−オン、
7’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−6’,7’−ジヒドロスピロ[シクロペンタン−1,9’−ピロロ[2,3−c][2,7]ナフチリジン]−8’(3’H)−オン、
7’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2,3,5,6,6’,7’−ヘキサヒドロスピロ[ピラン−4,9’−ピロロ[2,3−c][2,7]ナフチリジン]−8’(3’H)−オン、
7’−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−6’,7’−ジヒドロスピロ[ピペリジン−4,9’−ピロロ[2,3−c][2,7]ナフチリジン]−8’(3’H)−オン、
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−2−(モルホリン−4−イルメチル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン、
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−2−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン、
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−9,9−ジメチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン、
1−{[7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−8−オキソ−6,7,8,9−テトラヒドロ−3H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−2−イル]メチル}ピペリジン−4−カルボニトリル、
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−{[(3S)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]メチル}−9,9−ジメチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン、
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−{[(3R)−3−(ジメチルアミノ)ピロリジン−1−イル]メチル}−9,9−ジメチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン、
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−2−(2−モルホリン−4−イルエチル)−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン、
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−[2−(4−エチルピペラジン−1−イル)エチル]−9,9−ジメチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン、
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−9,9−ジメチル−2−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(1,3−オキサゾール−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(イソオキサゾール−3−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(1,3−チアゾール−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[2−(ジフルオロメトキシ)フェニル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[2−(1H−ピラゾール−1−イル)エチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(2R)−テトラヒドロフラン−2−イルメチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(2S)−テトラヒドロフラン−2−イルメチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ピラジン−2−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ピリジン−2−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ピリジン−3−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ピリジン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(1−エチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[1−(2−ヒドロキシ−2−メチルプロピル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[1−(2−メトキシエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[1−(2,2−ジフルオロエチル)−1H−ピラゾール−4−イル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(6−メトキシピリジン−2−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(2−メトキシピリジン−4−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(3R)−テトラヒドロフラン−3−イルメチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(3S)−テトラヒドロフラン−3−イルメチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1−(2−フルオロフェニル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
1−シクロブチル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
1−シクロブチル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1−プロピル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
1−シクロプロピル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
1−シクロプロピル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
1−シクロプロピル−3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’、2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1−ピリジン−4−イル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3、5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1−ピリジン−4−イル−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロフェニル)−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1、3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロフェニル)−8−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロフェニル)−8−[2−(4−エチルピペラジン−1−イル)エチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−2−フルオロ−N−イソプロピルベンズアミド、
N−シクロプロピル−3−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−2−フルオロベンズアミド、
3−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−1−イル]−N−エチル−2−フルオロベンズアミド、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(2−メトキシピリジン−4−イル)メチル]−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−[(3−ヒドロキシアゼチジン−1−イル)メチル]−9,9−ジメチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン、
7−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−2−[(3−フルオロアゼチジン−1−イル)メチル]−9,9−ジメチル−3,6,7,9−テトラヒドロ−8H−ピロロ[2,3−c]−2,7−ナフチリジン−8−オン、
1−{[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]メチル}アゼチジン−3−カルボニトリル、
(3R)−1−{[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]メチル}ピロリジン−3−カルボニトリル、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−8−[2−(3−フルオロアゼチジン−1−イル)エチル]−1−(2−ヒドロキシエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロフェニル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロフェニル)−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロフェニル)−8−[(4−エチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−メチル−9−(1−メチル−1H−ピラゾール−4−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(6−フルオロピリジン−2−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−[(6−メチルピリジン−2−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロピリジン−2−イル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピラゾロ[4’,3’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−[(2−オキソピリジン−1(2H)−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−[(ピリジン−3−イルオキシ)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−ヒドロキシエチル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−8−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2,3−ジフルオロフェニル)−8−[2−(4−エチルピペラジン−1−イル)エチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(4−フルオロフェニル)−8−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロフェニル)−8−(2−モルホリン−4−イルエチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロフェニル)−8−[2−(4−メチルピペラジン−1−イル)エチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(3−フルオロフェニル)−8−[2−(4−エチルピペラジン−1−イル)エチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
1−{2−[3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−2−オキソ−2,3,4,7−テトラヒドロ−1H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−8−イル]エチル}アゼチジン−3−カルボニトリル、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−エチル−8−[2−(3−フルオロアゼチジン−1−イル)エチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロエチル)−8−(モルホリン−4−イルメチル)−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン、および
3−(2,6−ジフルオロ−3,5−ジメトキシフェニル)−1−(2−フルオロエチル)−8−[(4−メチルピペラジン−1−イル)メチル]−1,3,4,7−テトラヒドロ−2H−ピロロ[3’,2’:5,6]ピリド[4,3−d]ピリミジン−2−オン
から選択される、発明1に記載の化合物、または前述のうちのいずれかの薬学的に許容される塩。
[発明82]
発明1〜81のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩、および少なくとも1つの薬学的に許容される担体を含む、医薬組成物。
[発明83]
FGFR酵素を阻害する方法であって、前記酵素を、発明1〜81のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩と接触させることを含む、方法。
[発明84]
患者における癌を治療する方法であって、前記患者に、治療有効量の発明1〜81のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
[発明85]
前記癌が、膀胱癌、乳癌、子宮頸癌、結腸直腸癌、子宮内膜癌、胃癌、頭頸部癌、腎臓癌、肝臓癌、肺癌、卵巣癌、前立腺癌、食道癌、胆嚢癌、膵臓癌、甲状腺癌、皮膚癌、白血病、多発性骨髄腫、慢性リンパ球性リンパ腫、成人T細胞白血病、B細胞リンパ腫、急性骨髄性白血病、ホジキンまたは非ホジキンリンパ腫、ヴァルデンストレームマクログロブリン血症、有毛細胞リンパ腫、バーキットリンパ腫、グリア芽腫、黒色腫、および横紋肉腫から選択される、発明84に記載の方法。
[発明86]
患者における骨髄増殖性障害を治療する方法であって、前記患者に、治療有効量の発明1〜81のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
[発明87]
前記骨髄増殖性障害が、真性赤血球増加症、本態性血小板血症、および原発性骨髄線維症から選択される、発明86に記載の方法。
[発明88]
患者における骨格または軟骨細胞障害を治療する方法であって、前記患者に、治療有効量の発明1〜81のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
[発明89]
前記骨格または軟骨細胞障害が、軟骨発育不全症(achrondroplasia)、低軟骨形成症、小人症、致死性骨異形成症(TD)、アペール症候群、クルゾン症候群、ジャクソンワイス症候群、ベーレースティーブンソン脳回状頭皮症候群(Beare−Stevenson cutis gyrate syndrome)、パイフェル症候群、および頭蓋骨癒合症症候群から選択される、発明88に記載の方法。
[発明90]
患者における低リン酸血症性障害を治療する方法であって、前記患者に、治療有効量の発明1〜81のいずれか一つに記載の化合物、またはその薬学的に許容される塩を投与することを含む、方法。
[発明91]
前記低リン酸血症性障害が、X連鎖低リン酸血症性くる病、常染色体劣性低リン酸血症性くる病、および常染色体優性低リン酸血症性くる病、または腫瘍誘発性骨軟化症である、発明90に記載の方法。
本明細書に記載されるものに加えて、本発明の種々の修正が、前述の説明から当業者に明らかとなろう。かかる修正もまた、添付の特許請求の範囲内に入ることが意図される。本出願において引用される、すべての特許、特許出願、および刊行物を含む、各参考文献は、参照によりその全体が本明細書に組み込まれる。