(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
このようなラベル発行装置では、通常、カッタ動作中に作業者がカッタ刃に触れないようにするために、カッタ動作中においては、作業者がアクセス可能な発行口とカッタとの間に距離が設けられており、ラベルを切断するカッタとラベル片の発行口の距離との関係に基づいて、発行可能なラベル片の送り出し方向への最小サイズが規定されている。また、規定サイズよりも長いラベル片であっても、規定サイズに近いラベル片は、作業者にとって発行口から取り出し難い。
【0005】
そこで、本発明は、発行されるラベル片のサイズによらず、ラベル片の取り出しを容易にできるラベル発行装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のラベル発行装置は、台紙レスラベルに商品情報を印字する印字部と、台紙レスラベルを発行口に向けて送り出す第1送出部と、第1送出部によって送り出されてきた台紙レスラベルをラベル片として切り離す切断部と、を備え、ラベル片の送り出し方向における長さである第1長さが規定値以下の場合には、切断部により切り離されたラベル片が送り出し方向下流側に送り出される。
【0007】
この構成のラベル発行装置では、通常、切断部により切り離されたラベル片は更に送り出されることなく、その位置に留まるところ、ラベル片の第1長さが規定値以下の場合、すなわち、ラベル片が発行口から飛び出していないような場合や、飛び出していてもその飛び出し量が短すぎて発行口から取り出しにくい場合には、切断部により切り離されたラベル片が、送り出し方向下流側に向けて、発行口から取り出しやすい位置にまで送り出される。これにより、発行されたラベル片のサイズによらず、ラベル片の取り出しを容易にできる。
【0008】
本発明のラベル発行装置では、第1長さを取得する取得部を更に備えていてもよい。取得部は、例えば、予め設定されたラベルの長さ又は印字内容等の情報に基づいて、第1長さを取得したり、センサ等から得られる測定情報に基づいて第1長さを取得したりできる。
【0009】
本発明のラベル発行装置では、第1長さが規定値以下の場合には、台紙レスラベルを送り出すように送出部を制御する第1制御を実行する第1制御部を更に備え、台紙レスラベルの送り出し方向下流側端部によってラベル片の送り出し方向上流側端部を送り出してもよい。
【0010】
この構成のラベル発行装置によれば、切断後のラベル片を送り出す駆動部等を新たに設けることなく、簡易な構成及び制御によって、台紙レスラベルから切断されたラベル片を発行口に送り出すことができる。
【0011】
本発明のラベル発行装置は、ラベル片を保持すると共に、保持するラベル片の送り出し方向上流側端部を、送出部によって送り出されてくる台紙レスラベルの送り出し方向下流側端部に重ね合わせる仮着部を更に備え、台紙レスラベルの送り出し方向下流側端部によって、ラベル片の送り出し方向上流側端部を押し出してもよい。
【0012】
この構成のラベル発行装置によれば、複数のラベル片をシート状に連ねた状態の連続シート片として送り出すことができる。
【0013】
本発明のラベル発行装置では、第1制御部は、仮着部において複数のラベル片からなる連続ラベル片が形成される場合には、連続ラベル片の送り出し方向における長さである第2長さを取得し、当該第2長さが規定値以下の場合、第1制御を実行して、連続ラベル片を送り出し方向下流側に送り出してもよい。
【0014】
この構成のラベル発行装置によれば、複数ラベル片からなる連続シートの長さが所定長さ以下の場合にのみ、後続の台紙レスラベルにより連続シートを送り出す制御を実行し、上記連続シートの長さが所定長さよりも長い場合には、後続の台紙レスラベルにより連続シートを送り出す制御を実行しない。これにより、発行された連続シート片のサイズによらず、連続シート片の取り出しを容易にできる。
【0015】
本発明のラベル発行装置では、第1制御部は、第1制御を実行して、ラベル片を送り出し方向下流側に送り出した後、次の商品情報を印字するタイミングで、台紙レスラベルの送り出し方向下流側端部を、第1制御が実行される前の位置に戻す第2制御を実行してもよい。
【0016】
この構成のラベル発行装置によれば、発行口から取り出しにくいラベル片を排出させるために発行口方向に送り出した台紙レスラベルを巻き戻して、次の商品情報の印字がなされる。これにより、台紙レスラベルにおいて印字されない部分が減るので、台紙レスラベルの無駄を抑制することができる。
【0017】
本発明のラベル発行装置では、発行口に送り出されてくるラベル片を検知可能な検知部を更に備え、第1制御部は、第1制御を実行して、検知部によってラベル片が検知された後、ラベル片が検知されなくなったタイミングで、台紙レスラベルの送り出し方向下流側端部を、第1制御が実行される前の位置に戻す第2制御を実行してもよい。
【0018】
この構成のラベル発行装置によれば、発行口から取り出しにくいラベル片を排出させるために発行口方向に送り出した台紙レスラベルを巻き戻して、次の商品情報の印字がなされる。これにより、台紙レスラベルにおいて印字されない部分が減るので、台紙レスラベルの無駄を抑制することができる。更に、この構成のラベル発行装置によれば、次の商品情報を印字する際に、第1制御が実行される前の位置に戻す手間が省けるので、台紙レスラベルにすぐに印字することができる。
【0019】
本発明のラベル発行装置では、切断部よりも送り出し方向における下流側に配置される第2送出部と、第2送出部を制御する第2制御部と、を更に備え、第2制御部は、第1長さが所定値以下の場合、第2送出部を制御して、切断部によって切断されたラベル片を発行口に向けて送り出してもよい。
【0020】
この構成のラベル発行装置によれば、第1送出部を制御する第1制御部を備えなくても、切断部よりも送り出し方向における下流側に配置される第2送出部と、この第2送出部を制御する第2制御部と、を新たに備えることで、切断部によって切断されたラベル片を送り出すことができる。また、第1送出部を制御する第1制御部に加え、上記第2送出部及び上記第2制御部と、を新たに備えることにより、切断部によって切断されたラベル片を、送り出し方向にずれることなく安定的に送り出すことができる。
【発明の効果】
【0021】
本発明によれば、発行されるラベル片のサイズによらず、ラベル片の取り出しを容易にできる。
【発明を実施するための形態】
【0023】
以下、図面を参照して一実施形態について説明する。図面の説明において、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。図面の寸法比率は、説明のものと必ずしも一致していない。
【0024】
〔第1実施形態〕
一実施形態のラベル発行装置30を備える電子秤1について説明する。電子秤1は、商品の重量を計量するとともに、計量した商品に貼り付けるラベル片LCを発行する機能を有している。
図1及び
図2に示されるように、電子秤1は、本体ケース3と、本体ケース3の構成面に設けられた操作部10と、本体ケース3の中に収容された計量部20、ラベル発行装置30及び本体制御ユニット70と、を備えている。
【0025】
操作部10は、本体ケース3の前面に配置された店員側操作部11と、本体ケース3の後面に配置された図示しない客側操作部と、を有している。店員側操作部11は、ヒンジ部11Aを軸として回動可能に設けられている。店員側操作部11は、タッチパネル13と固定キー15とスピーカ17を含んでいる。タッチパネル13には、本体制御ユニット70の制御により、電子秤1の操作に必要な基本的情報が表示される。固定キー15には、料金秤として必要な「単価」キー、「定額」キー、「風袋」キー、「印字」キー、及び「呼出」キー等があり、これらが数字キーと共に適宜配置されている。
【0026】
作業者が、「呼出」キーを操作し、タッチパネル13に表示された項目にタッチすると、計量対象商品の登録情報が読み出される。ここで、作業者が、商品を計量台21に載置すれば、重量、価格、及び商品名等が店員側操作部11のタッチパネル13及び客側操作部の液晶ディスプレイに表示される。客側操作部の液晶ディスプレイには、重量、価格の他に商品に関する種々の広告メッセージが表示される。
【0027】
計量部20は、主として、計量台21と、図示しないロードセル、信号処理回路、及び送信モジュールを有している。ロードセルは、計量台21の下方に設けられており、計量台21に被計量物が載置されることにより発生する機械的歪を電気信号に変換する。信号処理回路は、ロードセルから出力される電気信号を増幅してデジタル信号に変換する。送信モジュールは、デジタル信号を本体ケース3内の本体制御ユニット70に無線で送信する。
【0028】
本体制御ユニット70は、電子秤1における各種動作を制御する部分であり、CPU(CentralProcessing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)は、アドレスバスやデータバス等のバスラインを介して相互に接続されている。本体制御ユニット70は、電子秤1における各種制御処理を実行する。本体制御ユニット70は、例えば、計量部20から送信されるデジタル信号を受信したり、受信した信号から得られる質量に予め設定された単位質量当りの単価を乗じて価格を算出したり、算出された価格を、店員側操作部11のタッチパネル13及び客側操作部の液晶ディスプレイに表示させたりする。なお、本実施形態では、計量部20から本体制御ユニット70に無線で信号を送信するようにしているが、これに代えて有線で送信するようにしても良い。
【0029】
図5に示されるように、本体制御ユニット70は、予め設定された時間になったら店員側操作部11に特定のメッセージを表示させたり、スピーカからメッセージを出力させたり、当該メッセージを登録したりする機能を実行する概念的な部分としての設定部71と、報知制御部73と、を有している。このような概念的な部分は、例えばROMに格納されているプログラムがRAM上にロードされてCPUで実行される。
【0030】
設定部71は、店員側操作部11にメッセージを表示させる時間、店員側操作部11に表示させるメッセージの内容、スピーカ17からメッセージを音声出力させる時間、及びスピーカ17から音声出力させるメッセージの内容について、店員側操作部11を介して受け付ける。作業者は、例えば、店員側操作部11にメッセージを表示させる時間として「毎時00分」を設定したり、店員側操作部11に表示させるメッセージの内容として「手を洗いましょう。」を設定したり、スピーカ17からメッセージを音声出力させる時間として「毎時00分」を設定したり、スピーカ17から音声出力させるメッセージの内容として「手洗いの時間です。」を設定したりすることができる。
【0031】
報知制御部73は、設定部71において受け付けた内容、すなわち、メッセージの表示及び出力時間、並びにメッセージの内容に基づいて、店員側操作部11にメッセージを表示させたり、スピーカ17からメッセージを音声出力させたりする。
【0032】
また、報知制御部73は、店員側操作部11へ上記メッセージを表示すると共に、確認ボタンを表示させ、当該確認ボタンが操作(タッチ)されるまでは、計量部20が機能しないように制御してもよい。また、例えば、メッセージとして計量台21の洗浄等を報知する場合には、上記確認ボタンに代えて、又は、加えて、計量台21の取り外しが検知されるまで、計量部20が機能しないように制御してもよい。計量台21の取り外しは、例えば、計量部20(ロードセル)から送信されるデジタル信号を受信したり、受信した信号から質量を得たりすることに基づいて検知することができる。
【0033】
図1〜
図3に示されるように、ラベル発行装置30は、本体ケース3の前面右側に設けられた開閉扉3Aの奥に配置されている。開閉扉3Aは、下端を軸として回動することにより、開閉可能に設けられている。ラベル発行装置30は、開閉扉3Aが開状態となることで露出するように配置される。ラベル発行装置30は、カセット部31と、印字部33と、カッターユニット(切断部)40と、仮着部50と、発行口55と、プリンタ制御ユニット90と、を備えている。
【0034】
カセット部31は、ラベルロールLRを着脱自在に支持する。カセット部31の側壁31Aには、
図2に示されるように、ラベルロールLRを片持ち状態で支持可能なロール支持部Rが形成されており、ラベルロールLRは、ロール支持部Rに装着される。
【0035】
ここで、ラベルロールLRについて説明する。ラベルロールLRは、いわゆる台紙レスラベルLが紙管に巻回されてロール状に形成されたものである。台紙レスラベルL(以下、単に「ラベルL」と称す。)は、基材である紙の裏面に接着剤が塗布され、表面に熱で発色する感熱剤が塗布され、更にその上から剥離剤としてのシリコン樹脂が塗布されている。ラベルロールLRは、ラベルLの裏面(貼着面)を内側にして紙管に巻き付けたものであるから、裏面がプラテンローラ(第1送出部)37と接触するように引き出される。
【0036】
図3に示されるように、印字部33は、印字ヘッド(印字部)35と、プラテンローラ37と、を有している。印字部33は、ラベルLの印字と送出とを兼ねる部分である。
【0037】
印字ヘッド35は、開閉扉3Aの裏面に設けられており、ラベルLに商品情報を印字する。印字ヘッド35は、サーマル式の印字ヘッドで構成されている。印字ヘッド35は、開閉扉3Aを閉じることにより、プラテンローラ37と接するように位置決めされている。具体的には、印字ヘッド35は、図示しないヒンジを介して開閉扉3Aに近接離反するように取り付けられた支持フレーム35Aに固定されている。また、支持フレーム35Aと開閉扉3Aとの間には、開閉扉3Aを閉じたときに印字ヘッド35をプラテンローラ37に押し付ける方向に付勢するバネ35Bが設けられている。
【0038】
プラテンローラ37は、開閉扉3Aを閉じたときの印字ヘッド35の位置に対向するように配置されている。プラテンローラ37は、印字ヘッド35によって商品情報が印字されるラベルLを送り出す。プラテンローラ37の上方には、印字されたラベルLの移動経路を規制する第1ガイド板39Aが取り付けられている。
図2に示されるように、カセット部31の側壁31A内には、プラテンローラ37を駆動するギア機構(図示せず)が組み込まれている。カセット部31を本体ケース3の装着部3Bに装着すると、そのギア機構が駆動モータと連結されてプラテンローラ37が回転駆動される。以下、当該プラテンローラ37を駆動させる駆動モータを制御することを「プラテンローラ37を制御する」として説明する。
【0039】
図3に戻り、印字ヘッド35の上方(開閉扉3A側の支持フレーム35Aの先端部)には、印字されたラベルLの移動経路を規制する第2ガイド板39Bが取り付けられている。第1ガイド板39Aと第2ガイド板39Bとは、開閉扉3Aを閉じた際に、ラベルLを送り出す方向に徐々に狭くなるように互いに対向(「ハ」の字に対向)するように配置されている。ラベルLは、第1ガイド板39Aと第2ガイド板39Bとが対向する隙間が狭くなる一方の先端部から送り出される。
【0040】
カッターユニット40は、印字部33から送り出されてくるラベルLを所定長さ(第1長さ)のラベル片LC(
図1参照)として切り離す。カッターユニット40は、一対のガイド板39A,39B及びプラテンローラ37の上部に取り付けられている。また、カッターユニット40は、本体ケース3の上部に取り付けられている。カッターユニット40は、固定刃41と可動刃43とを備えている。カッターユニット40は、可動刃43がカッターユニット40内部のクランク機構に連結されて、高速で固定刃41との間を水平方向に往復運動するようになっている。
【0041】
仮着部50は、カッターユニット40によってラベルLからラベル片LCが切り離される時に、ラベルLを表裏から保持する。また、仮着部50は、カッターユニット40から切り離されたラベル片LCを表裏から保持すると共に、ラベル片LCの後端部(送り出し方向上流端部)を後続で送り出されてくるラベルLの前端部(送り出し方向下流端部)に接触しない位置に退避させる。仮着部50は、その表面にラベルLを軽く押し付ける押さえ部材51と、保持ローラ53と、を主に含んでいる。
【0042】
押さえ部材51は、印字されたラベルLを保持ローラ53に軽く押さえ付けるために配置された部材であり、薄い樹脂製プレートで形成されている。保持ローラ53は、カッターユニット40よりも送り出し方向における下流側に配置される。保持ローラ53は、ラベルLの貼着面との接触面積を減らすために、その周面が凹凸状に形成されている。
【0043】
発行口55は、押さえ部材51と保持ローラ53との隙間により形成されている。すなわち、ラベル片LCは、押さえ部材51と保持ローラ53との隙間から排出される。本実施形態では、押さえ部材51と保持ローラ53とがカッターユニット40を被うカバーケース47に固定されているが、この仮着部50をユニット化して、カッターユニット40に対して近接離反できるようにしてもよい。
【0044】
剥離センサ(検知部)57は、カバーケース47に設けられており、発行口55に送り出されてくるラベル片LCの有無を検知する。剥離センサ57は、ラベル片LCを検知すると、その旨の情報を後段にて詳述するプリンタ制御ユニット90(
図4参照)に送信する。
【0045】
プリンタ制御ユニット90は、ラベル発行装置30における各種動作を制御する部分であり、CPU、ROM、RAMは、アドレスバスやデータバス等のバスラインを介して相互に接続されている。
図4に示されるように、プリンタ制御ユニット90は、ラベル発行装置30における各種制御処理を実行する概念的な部分としての取得部91と、送出制御部(第1制御部)93と、を有している。このような概念的な部分は、例えばROMに格納されているプログラムがRAM上にロードされてCPUで実行される。
【0046】
取得部91は、ラベル片LCの送り出し方向における長さである第1長さLaを取得する。取得部91は、例えば、本体制御ユニット70から送信されてくる商品情報に基づいて、第1長さLaを算出する。
【0047】
送出制御部93は、取得部91によって取得された第1長さLaが規定値L
0以下(例えば、20mm以下)の場合には、すなわち、発行口55からラベル片LCが取り出しにくい場合には、ラベルLを送り出すようにプラテンローラ37を制御する(第1制御)。これにより、第1長さLaが規定値L
0以下のラベル片LCは、後続のラベルLの送り出し方向下流側端部によって、ラベル片LCの送り出し方向上流側端部が押し出される。また、送出制御部93は、上記第1制御を実行して、剥離センサ57によってラベル片LCが検知された後、ラベル片LCが検知されなくなったタイミング(作業者によってラベル片LCが取り出されたタイミング)で、ラベルLの送り出し方向下流側端部を、第1制御が実行される前の位置に戻す(第2制御)。
【0048】
次に、本実施形態の一つの特徴部分であるラベル発行装置30に動作について、
図5〜
図9を主に用いて説明する。ここで使用するラベルLは、上側が印字面であり、下側が貼着面である。例えば、作業者によって「印字」キーが操作されることにより印字を受け付ける(ステップS1)と、印字ヘッド35は、プラテンローラ37が順方向に回転することによって送り出されるラベルLに対して、重量、価格、及び商品情報等を所定のフォーマットで印字する(ステップS2)。
【0049】
図6(a)に示されるように、ラベルLは、印字ヘッド35とプラテンローラ37とによって商品情報が印字されながら送り出される。次に、商品情報が印字されたラベルLは、仮着部50によって表裏が保持された状態でカッターユニット40によって切断されてラベル片LC(以下、「先行ラベル片LC」とも称す。)となる(ステップS3)。
図6(b)に示されるように、先行ラベル片LCは、仮着部50によって表裏が保持された状態となる。
【0050】
次に、取得部91は、ステップS3において切断された先行ラベル片LCの第1長さLaを取得する(ステップS4)。次に、送出制御部93は、先行ラベル片LCの第1長さLaが、規定値L
0よりも短いか否かを判定する(ステップS5)。ここで、先行ラベル片LCの第1長さLaが、規定値L
0よりも長い場合には(ステップS5:NO)には、作業者に先行ラベル片LCが取り出されるまで、
図6(b)に示される状態が維持される。作業者によって先行ラベル片LCが取り出されたことは、剥離センサ57が出力する信号に基づいて判断される(ステップS6)。
【0051】
一方、
図7(a)に示されるように、先行ラベル片LCの第1長さLaが、規定値L
0以下の場合には(ステップS5:YES)には、送出制御部93は、次のラベル片LCの発行があるか否か、すなわち、次のラベル片LCの印字を受け付けているか否かを判定する(ステップS11)。ここで、次のラベル片LCの印字を受け付けていない場合(ステップS11:YES)、すなわち、連続してラベル片LCが発行されない場合には、
図7(b)に示されるように、仮着部50によって、先行ラベル片LCの送り出し方向上流側端部が、プラテンローラ37によって送り出されてくるラベルLの送り出し方向下流側端部に重ね合わされる。そして、
図7(c)に示されるように、プラテンローラ37によってラベルLが送り出されることによって、ラベルLの送り出し方向下流側端部が、先行ラベル片LCの送り出し方向上流側端部を押し出す(第1制御:ステップS12)。
【0052】
次に、剥離センサ57によってラベルLによって送り出されてくる先行ラベル片LCが検知されると、作業者によって先行ラベル片LCが取り出されるまで、
図7(c)に示される状態が維持される。具体的には、剥離センサ57が先行ラベル片LCを検知しなくなるまで(ステップS13:NO)、
図7(c)に示される状態が維持される(ステップS13)。
【0053】
作業者によって先行ラベル片LCが取り出され、剥離センサ57によって先行ラベル片LCが検知されなくなると(ステップS13:YES)、送出制御部93は、ラベルLの送り出し方向下流側端部を、
図7(d)に示されるように、ステップS12が実行される前の位置(
図7(a)参照)に戻す(第2制御:ステップS14)。これにより、次のラベル片LCへの印字が可能な状態となる。
【0054】
ステップS11に戻り、次のラベル片LCの印字を受け付けている場合(ステップS11:NO)には、すなわち、連続してラベル片LCが発行される場合には、次のラベル片LCとして印字する内容をラベルLに印字する(ステップS21)。印字されたラベルLは、プラテンローラ37によって送り出される。このとき、
図8(a)に示されるように、仮着部50は、押さえ部材51と保持ローラ53とによって、先行ラベル片LCの表裏を軽く保持すると共に、先行ラベル片LCの後端部が後から送り出されるラベルLの先端部の進行を妨げないように、先行ラベル片LCの先端に向かって下方に傾斜する姿勢(前下方姿勢)で保持する。
【0055】
次に、
図8(b)に示されるように、仮着部50によって、先行ラベル片LCの送り出し方向上流側端部が、プラテンローラ37によって送り出されてくるラベルLの送り出し方向下流側端部に重ね合わされる。そして、
図8(c)に示されるように、プラテンローラ37によってラベルLが送り出されることによって、ラベルLの送り出し方向下流側端部が、先行ラベル片LCの送り出し方向上流側端部を押し出す(第1制御:ステップS22)。そして、
図8(d)に示されるように、ラベルLは、仮着部50によって上下に保持された状態で、カッターユニット40によって、次のラベル片LCの後端部となる位置が切断される(ステップS23)。
【0056】
取得部91は、先行ラベル片LCの後端部に後続ラベルLの先端部が接合されたラベル片シート(連続ラベル片)LSの送り出し方向における長さである第2長さLbを取得する(ステップS24)。次に、送出制御部93は、ラベル片シートLSの第2長さLbが、規定値L
0よりも短いか否かを判定する(ステップS25)。ラベル片シートLSの第2長さLbは、
図9に示されるように、取得部91により取得される第1長さLaと、設定値等から取得可能な重ね代LWと、接合されたラベル片LCの枚数と、によって算出することができる。
【0057】
ここで、先行ラベル片シートLSの第2長さLbが、規定値L
0よりも長い場合には(ステップS25:NO)には、作業者に先行ラベル片シートLSが取り出されるまで、
図8(d)に示される状態が維持される。作業者によって先行ラベル片シートLSが取り出されたことは、剥離センサ57が出力する信号に基づいて判断される(ステップS6)。
【0058】
一方、ラベル片LCシートの第2長さLbが、規定値L
0以下の場合には(ステップS25:YES)には、ステップS11に戻り、送出制御部93は、次のラベル片LCの発行があるか否か、すなわち、次のラベル片LCの印字を受け付けているか否かを判定する。ここで、次のラベル片LCの印字を受け付けていなければ、先に説明したステップS12〜ステップS14の一連の動作を繰り返し、後続のラベルLによってラベル片シートLSが発行口55の方向に送り出される。
【0059】
また、次のラベル片LCの印字を受け付けると、ステップS21〜ステップS24の一連の動作を繰り返し、先のラベル片シートLSに次のラベル片LCが接合されることにより新たなラベル片シートLSが形成される。
【0060】
次に、上記実施形態のラベル発行装置30を備える電子秤1の特徴及び作用・効果について説明する。上記実施形態では、ラベル片LCの第1長さLaが規定値L
0以下の場合、すなわち、ラベル片LCが発行口55から飛び出さない場合や、飛び出したとしてもその飛び出し量が短すぎて発行口55から取り出しにくい場合には、カッターユニット40によって切り離されたラベル片LCが、送り出し方向下流側に向けて、発行口55から取り出し易い位置にまで送り出される。このように、ラベル片LCは、台紙レスラベルLから切断された後に、発行口55に向けて送り出される。これにより、発行されたラベル片LCのサイズによらず、発行口55におけるラベル片LCの取り出しが容易になる。
【0061】
また、発行されたラベル片LCのサイズが制限されることがなくなるので、例えば、ポップラベル又は注意ラベルのような比較的に送り出し方向に短いラベル片LCを発行することが可能になる。
【0062】
上記実施形態では、第1長さLaが規定値L
0以下の場合には、ラベルLを送り出すようにプラテンローラ37が制御され、先のラベル片LCの送り出し方向上流側端部をラベルLの送り出し方向下流側端部によって送り出している。これにより、先のラベル片LCを送り出すための新たな駆動部等を設けることなく、簡易な構成及び制御で、ラベルLから切断されたラベル片LCを発行口55に送り出すことができる。
【0063】
上記実施形態では、先のラベル片LCを保持すると共に、保持するラベル片LCの送り出し方向上流側端部を、プラテンローラ37によって送り出されてくるラベルLの送り出し方向下流側端部に重ね合わせる仮着部50を備えているので、複数のラベル片LCをシート状に連ねた状態のラベル片シートLSとして送り出すことができる。
【0064】
上記実施形態では、ラベル片シートLSの送り出し方向における長さである第2長さLbが規定値L
0以下の場合、ラベル片LCと同様の方法で、ラベル片シートLSが送り出し方向下流側に送り出される。これにより、発行されたラベル片シートLSのサイズによらず、発行口55におけるラベル片シートLSの取り出しが容易になる。
【0065】
上記実施形態では、後続のラベルLがラベル片LC又はラベル片シートLSを送り出した後、作業者がラベル片LC又はラベル片シートLSを取り出したタイミング、すなわち、剥離センサ57がラベル片LC又はラベル片シートLSを検知しなくなったタイミングで、ラベル片LC又はラベル片シートLSを送り出す前の位置に巻き戻される。これにより、ラベルLにおいて印字されない部分が減るので、ラベルLの無駄を抑制することができる。更に、上記実施形態では、次の商品情報を印字する際に、第1制御が実行される前の位置に戻す手間が省けるので、ラベルLにすぐに印字することができる。
【0066】
〔第2実施形態〕
一実施形態のラベル発行装置30を備える包装貼付システム100について説明する。包装貼付システム100は、商品Mが載置されたトレーTを包装し、包装されたトレーTの上面にラベル片LC1を貼付し、下面にラベル片LCを貼付する装置である。
図10及び
図11に示されるように、包装貼付システム100は、供給装置101と、包装機構110と、搬送部120(第1搬送コンベヤ121、第2搬送コンベヤ123、及びストックコンベヤ125)と、上貼システム130と、下貼システム150と、本体制御ユニット170と、を備えている。
【0067】
供給装置101は、包装貼付システム100の正面に配置されている。供給装置101は、商品Mが載置されたトレーTを、包装機構110におけるリフタ111に供給する。
【0068】
包装機構110は、包装ステーションSと、リフタ111と、移送機構112,112と、フィルム折込機構113と、熱溶着コンベヤ115と、を有している。リフタ111は、包装ステーションSの直下に配置されていると共に、図示しない駆動手段により上下昇降可能に構成されている。リフタ111は、供給装置101から商品Mが供給されると、商品Mを包装ステーションSまで持ち上げる。
【0069】
移送機構112,112は、包装ステーションSに張設状態のフィルムFを供給する。フィルム折込機構113は、移送機構112,112によって供給されるフィルムFの前後左右の各側縁部を、トレーTの底面側に織り込んで商品Mを包装する折込板113a,113bと、包装された商品Mを熱溶着コンベヤ115上に排出するプッシャ113cとを有している。熱溶着コンベヤ115は、底面に折り込まれたフィルムF同士を互いに溶着し、第1搬送コンベヤ121に排出する。
【0070】
上貼システム130は、包装ステーションSの上方に設けられている。上貼システム130は、商品Mの内容に応じたラベル片LC1を発行するプリンタ131と、ラベル片LC1の貼付を行う上貼機132を有している。プリンタ131は、ラベル片LCを保持部131aの上面に排出する。上貼機132は、保持部131a上のラベル片LCを吸着し、商品Mが第1搬送コンベヤ121に排出されるまでの間にラベルLを商品Mの上面に貼付する。
【0071】
第1搬送コンベヤ121に供給された商品Mは、第1搬送コンベヤ121によって
図11に示す矢印方向に搬送され、第2搬送コンベヤ123を通り、ストックコンベヤ125にストックされる。
【0072】
下貼システム150は、第2搬送コンベヤ123の搬送面の下方に設けられている。下貼システム150は、商品Mの内容に応じたラベル片LCを発行するラベル発行装置30と、第2搬送コンベヤ123によって搬送中の商品Mの下面にラベル片LCを貼付する下貼機160と、を有している。
【0073】
ラベル発行装置30は、ケース151に収容されている。
図12に示されるように、ラベル発行装置30は、上記第1実施形態の電子秤1に搭載される装置と同様に、カセット部31(
図10参照)と、印字部33と、カッターユニット(切断部)40と、仮着部50と、発行口55と、プリンタ制御ユニット90(
図13参照)と、を備えている。なお、ラベル発行装置30を構成する各部の詳細は、上記第1実施形態と同様であるので、ここでは詳細な説明を省略する。
【0074】
下貼機160は、負圧による吸引機構(図示せず)を備えた吸着プレート161及び搬送ベルト163を有している。搬送ベルト163は、商品Mの搬送方向に直交する方向に複数本設けられており、常に回転している。吸着プレート161は、ラベル発行装置30の発行口55から排出されるラベル片LCの印字面(貼付面とは反対の面)を吸着する。吸着プレート161は、ラベル片LCを吸着した状態で時計回りに回動することにより、ラベル片LCを搬送ベルト163に受け渡す。搬送ベルト163は、吸着プレート161から受け渡されたラベル片LCを第2搬送コンベヤ123に向かって、斜め上方に搬送する。
【0075】
第2搬送コンベヤ123は、商品Mの搬送方向に並設された複数の搬送ローラ123aを有している。搬送ベルト163によって搬送されるラベル片LCは、貼付面を上方に向けた状態で、搬送ローラ123aの隙間から飛び出す。これにより、第2搬送コンベヤ123によって搬送されてくる商品Mの下面Mbにラベル片LCが貼着される。
【0076】
本体制御ユニット170は、包装貼付システム100における各種動作を制御する部分であり、CPU、ROM、RAMが、アドレスバスやデータバス等のバスラインを介して相互に接続されている。
図13に示されるように、本体制御ユニット170は、包装貼付システム100における各種制御処理を実行する。以下、上記各種制御処理の一つである、モードの切り替えについて説明する。
【0077】
本体制御ユニット170は、包装貼付システム100において、上述した構成により、ラベル発行装置30によって発行されたラベルLを作業者の手を介さずに商品Mの下面Mbに貼り付けられる自動貼モードに加え、手貼モードを有している。手貼モードは、搬送ベルト163によって搬送ローラ123aの隙間から飛び出させるまでは同じであるが、第2搬送コンベヤ123に商品Mが搬送されていない点で異なる。すなわち、作業者は、搬送ローラ123aの隙間からラベル片LCを取り出し、取り出したラベル片LCを、例えば、自分の手で商品Mの下面Mbに貼り付けるなどして使用する。なお、モードの切り替えは、例えば、スイッチ157を介して行われる。
【0078】
次に、上記実施形態のラベル発行装置30を備える包装貼付システム100の特徴及び作用・効果について説明する。上記実施形態では、ラベル片LCの第1長さLaが規定値L
0以下の場合、すなわち、ラベル片LCが発行口55から飛び出さないような場合や、飛び出したとしてもその飛び出し量が短すぎて発行口55から排出されるラベル片LCを吸着プレート161が吸着できないような場合には、カッターユニット40により切り離されたラベル片LCが、送り出し方向下流側に向けて、吸着プレート161に確実に吸着される位置にまで送り出される。この結果、ラベル片LCのサイズによらず、ラベル片LCを、吸着プレート161に確実に吸着させることができる。
【0079】
上記実施形態では、第1長さLaが規定値L
0以下の場合には、ラベルLを送り出すようにプラテンローラ37が制御され、先のラベル片LCの送り出し方向上流側端部をラベルLの送り出し方向下流側端部によって送り出している。これにより、ラベル発行装置30と吸着プレート161との間に、ラベル片LCを送り出すための駆動部等を新たに設けることなく、簡易な構成及び制御で、ラベルLから切断されたラベル片LCを吸着プレート161に吸着させることができる。
【0080】
上記実施形態では、先のラベル片LCを保持すると共に、保持するラベル片LCの送り出し方向上流側端部を、プラテンローラ37によって送り出されてくるラベルLの送り出し方向下流側端部に重ね合わせる仮着部50を備えている。これにより、複数のラベル片LCをシート状に連ねた状態のラベル片シートLSを、吸着プレート161に吸着させることができる。
【0081】
以上、第1及び第2実施形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限られるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0082】
<変形例1>
上記実施形態では、送出制御部93は、第1制御を実行して、剥離センサ57によってラベル片LCが検知された後、当該ラベル片LCが検知されなくなったタイミングで、ラベルLの送り出し方向下流側端部を、第1制御が実行される前の位置に戻す第2制御を実行する例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、送出制御部(第1制御部・第2制御部)93は、第1制御を実行して、ラベル片LCを送り出し方向下流側に送り出した後、次の商品情報を印字するタイミングで、ラベルLの送り出し方向下流側端部を、第1制御が実行される前の位置に戻す第2制御を実行してもよい。この場合であっても、発行口55から取り出しにくい(又は吸着プレート161に吸着されにくい)ラベル片LCを排出させるために発行口方向に送り出したラベルLを巻き戻して、次の商品情報の印字がなされるので、ラベルLの無駄を抑制することができる。
【0083】
<変形例2>
上記実施形態では、ラベル片LCの第1長さLaが規定値以下の場合には、送出制御部93が、プラテンローラ37を制御してラベルLを送り出すことによって、ラベル片LC送り出す例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、送出制御部93は、プラテンローラ37の制御に代えて、カッターユニット40よりも送り出し方向における下流側に配置される保持ローラ(第2送出部)53を制御して、ラベルLから切断されたラベル片LCを送り出してもよい。この場合であっても、上記実施形態又は変形例と同様の効果を得ることができる。
【0084】
また、例えば、送出制御部93は、プラテンローラ37の制御に加えて、カッターユニット40よりも送り出し方向における下流側に配置される保持ローラ(第2送出部)53を制御して、ラベルLから切断されたラベル片LCを送り出してもよい。これにより、ラベルLから切断されたラベル片LCは、送り出し方向にずれることなく安定的に送り出し方向下流側に送り出される。
【0085】
<その他の変形例>
上記実施形態又は上記変形例では、先行ラベル片LCの貼着面に後続ラベルLの印字面を部分的に重ねた例を挙げて説明したが、先行ラベル片LCの印字面に後続ラベルLの貼着面を部分的に重ね合わせることによりラベル片シートLSを形成してもよい。
【0086】
上記実施形態又は上記変形例では、取得部91は、例えば、本体制御ユニット70から送信されてくる商品情報に基づいて、第1長さLaを算出する例を挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、取得部91は、設定情報等から第1長さLaを取得してもよい。また、取得部91は、ラベル片LCの長さを直接測定するセンサ等であってもよい。また、取得部91は、剥離センサ57でもよい。具体的には、印字及び切断されたラベル片LCが剥離センサ57によって検知できない場合には、第1長さLaが規定値L
0以下であると判断して、ラベル片LCが送り出し方向下流側に送り出されるような制御にしてもよい。
【0087】
上記実施形態の包装貼付システム100では、下貼システム150が収容されるケース151を、ローラなどがレール面上を転がることにより、システム本体に対して水平方向(
図10に示す矢印A方向)に移動させ、ラベル発行装置30における発行口55が上方に露出可能な構成としてもよい。この場合であっても、発行されたラベル片LCのサイズによらず、ラベル片LCの取り出しを容易にできる。
【0088】
また、上記実施形態又は上記変形例では、カッターユニット40は、一方を固定刃41、他方を可動刃43とする例を挙げて説明したが、両方が可動刃であってもよい。また、印字ヘッド35は、サーマル式の印字ヘッドで構成されている例を挙げて説明したが、これに限定されるものではなく、インクリボン式、インクジェット式等、種々の方式のものが採用可能である。
【0089】
上記実施形態又は上記変形例では、ラベルLの印字と送出とを兼ねた構成の印字部33を例に挙げて説明したが、印字部と送出部とはそれぞれ別に構成されていてもよい。
【0090】
上記実施形態、上記変形例では、制御ユニットとしての本体制御ユニット70(170)とプリンタ制御ユニット90とが別々に設けられる例を挙げて説明したが、一体として設けられてもよい。
【0091】
以上説明した種々の実施形態及び変形例は、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々、組み合わせられてもよい。