特許第6548192号(P6548192)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

知財求人 - 知財ポータルサイト「IP Force」

▶ 許敏修の特許一覧

<>
  • 特許6548192-ダストモップ 図000002
  • 特許6548192-ダストモップ 図000003
  • 特許6548192-ダストモップ 図000004
  • 特許6548192-ダストモップ 図000005
  • 特許6548192-ダストモップ 図000006
  • 特許6548192-ダストモップ 図000007
  • 特許6548192-ダストモップ 図000008
< >
(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6548192
(24)【登録日】2019年7月5日
(45)【発行日】2019年7月24日
(54)【発明の名称】ダストモップ
(51)【国際特許分類】
   A47L 13/258 20060101AFI20190711BHJP
   A47L 13/24 20060101ALI20190711BHJP
   A47L 13/20 20060101ALI20190711BHJP
【FI】
   A47L13/258
   A47L13/24 A
   A47L13/20 A
【請求項の数】1
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2016-3955(P2016-3955)
(22)【出願日】2016年1月12日
(65)【公開番号】特開2016-221240(P2016-221240A)
(43)【公開日】2016年12月28日
【審査請求日】2017年7月11日
(31)【優先権主張番号】104117596
(32)【優先日】2015年5月29日
(33)【優先権主張国】TW
(73)【特許権者】
【識別番号】515115714
【氏名又は名称】許敏修
(74)【代理人】
【識別番号】100103207
【弁理士】
【氏名又は名称】尾崎 隆弘
(72)【発明者】
【氏名】許敏修
【審査官】 新井 浩士
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3198754(JP,U)
【文献】 特開2002−102133(JP,A)
【文献】 特表2000−508945(JP,A)
【文献】 国際公開第2007/040463(WO,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A47L 13/258
A47L 13/20
A47L 13/24
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ダストモップであって、ベース、2個の第一連接部材、ハンドル、2個の第二連接部材、2個の第三連接部材、板体を有し、
前記ベースは、2個の側板部、平板部、及び2個の突起部を有し、前記2個の側板部は、前記平板部の長手方向両端からそれぞれ下方へと延伸して設置され、前記平板部中央には、開溝を有し、前記2個の突起部は、前記開溝の長手方向の両端にそれぞれ短手方向に位置し、且つ前記各突起部の短手方向と前記平板部の短手方向とは平行で、前記各突起部の中央には、第一枢接孔を形成し、前記各側板部の中央には、第二枢接孔を形成し、
前記2個の第一連接部材は、逆三角形を呈し間隔をおいて平行に配置される垂直な板状体であり、片体、前上連接孔、後上連接孔、中上連接孔、及び中下連接孔を有し、前記前上連接孔及び前記後上連接孔は、前記片体の前上端及び後上端にそれぞれ形成され、前記中上連接孔は、前記片体の中上端に形成され、前記前上連接孔と前記後上連接孔との間に位置し、前記中下連接孔は、前記片体の中下端に位置し、前記中上連接孔と対応し、前記各第一連接部材は、前記開溝内に位置し、前記各第一連接部材は、前記中上連接孔により、対応する突起部の第一枢接孔とそれぞれ間隔を開けて回転するように連接され、
前記ハンドルの底端は、前記開溝のうち、前記2個の第一連接部材の間に形成された空間に位置し、且つ前記ハンドルの底端両側部にある軸部は、対応する第一連接部材の中下連接孔と、回転するようにそれぞれ連接され、
前記2個の第二連接部材は、前記開溝内に間隔をおいて縦方向に位置し、また前記各第一連接部材側辺に位置し、前記各第二連接部材の上端は、対応する前記各第一連接部材の後上連接孔と、それぞれ回転するように連接し、
前記2個の第三連接部材は、前記2個の第二連接部材と対向するように配置され、前記開溝内に間隔をおいて縦方向に位置し、また前記各第一連接部材側辺に位置し、前記各第三連接部材の上端は、対応する前記各第一連接部材の前上連接孔と、それぞれ回転するように連接し、
前記板体は、前記ベースの平板部下方であって前記2個の側板部の間に位置し、且つ前記板体の長手方向両側は、対応する前記側板部の第二枢接孔と、それぞれ回転するように連接し、前記板体は、第一板部及び第二板部を有し、前記2個の第二連接部材が前記第二板部上に配置され、前記2個の第二連接部材が前記第二板部上に配置され、前記第一板部の上表面と前記第二板部の上表面の間には、鈍角を形成し、前記第一板部は、前記各第三連接部材の側辺に対応し、それぞれ第一枢接台を設置し、前記第二板部は前記各第二連接部材の側辺に対応し、それぞれ第二枢接台を設置し、前記各第三連接部材下端は、対応する前記各第一枢接台と、それぞれ回転するように連接し、前記各第二連接部材の下端は、対応する前記各第二枢接台と、それぞれ回転するように連接することを特徴とするダストモップ
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はホコリを取り除く設備に関し、特に前後にスイングさせて前進及び後退時のホコリを取り除くことができるダストモップに関する。
【背景技術】
【0002】
一般のダストモップ200は、図1に示すとおり、底板210、凸軸220、ハンドル230を有する。
【0003】
凸軸220は、底板210上方に設置される。
【0004】
ダストペーパー300は、底板210下方を覆う。
【0005】
ホコリ拭き取りを行う時には、使用者はハンドル230を握り、前へ或いは後へ移動する。
【0006】
底板210下方のダストペーパー300は、床面に密着するため、ホコリは底板210の前側或いは後側に集められる。
【0007】
しかし、これら集められたホコリを、ダストペーパー300により静電方式で吸着しようとするなら、ハンドル230を用いて、底板210を先ず前方へと持ち上げ、次に後方へと移動させ、或いは先ず後方へと持ち上げ、次に前方へと移動させ、ホコリをダストペーパー300下方に集めなければ、吸着させることはできない。
【0008】
そのため、使用時の操作が非常に面倒である。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0009】
前記先行技術の説明で分かるとおり、集められたホコリを、ダストペーパーにより静電方式で吸着しようとするなら、ハンドルを用いて、底板を先ず前方へと持ち上げ次に後方へと移動させ、或いは先ず後方へと持ち上げ次に前方へと移動させ、ホコリをダストペーパー下方に集めなければ吸着させることはできないため、使用時の操作が非常に面倒であるという欠点がある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は前後にスイングさせて前進及び後退時のホコリを取り除くことができるダストモップに関する。
【0011】
本発明によるダストモップは、使用者がハンドルを握り、パッド体或いはキャスター体を前方へと移動(すなわち第一板部方向へと移動)させると、各第一連接部材は前方へ、且つ上方へと傾斜する。
【0012】
該各第一連接部材の後上端(すなわち、後上連接孔位置)は、対応する第二連接部材を通して、第二板部を下方へと押す。
【0013】
これにより、第二板部下表面位置のダストペーパー(或いはダストファイバー)或いはダストパッドは、緊密に床面に接触する。
【0014】
同時に、該各第一連接部材の前上端(すなわち、前上連接孔位置)は各第三連接部材を通して第一板部を持ち上げ床面から離す。
【0015】
これにより、床面上のほこり等雑物を前方へと押し、第一板部下方(或いは第一板部下表面位置のダストペーパー或いはダストファイバー或いはダストパッド下方)において、前方へと集塵作業を行う。
【0016】
使用者がハンドルを握り、パッド体或いはキャスター体を後方へと移動させる(すなわち、第二板部方向へと移動させる)と、各第一連接部材は後方へ且つ上方へと傾斜し、各第一連接部材の前上端(すなわち、前上連接孔位置)は、各第三連接部材を通して、第一板部を下方へと押し、床面に緊密に接触させる。
【0017】
これにより、該第一板部下表面位置のダストペーパー(或いはダストファイバー)或いはダストパッドは床面に緊密に接触し、集められたほこり等雑物をその間に圧迫し、それを吸着し、ほこりを取り除く。
【0018】
同時に、該各第一連接部材の後上端(すなわち、後上連接孔位置)は、該対応する第二連接部材を通して、第二板部を持ち上げ、これにより第二板部下表面位置のダストペーパー(或いはダストファイバー)或いはダストパッドは床面から離れ、床面上のほこり等雑物を後方へと押し、第二板部下方(或いは第二板部下表面位置のダストペーパー或いはダストファイバー或いはダストパッド下方)において、後方へと集塵作業を行う。
【0019】
すなわち、前方へと押し前方のほこりを集め、後方でほこりを取り除き、及び後方へと力を入れ後方のほこりを集め、前方でほこりを取り除き、これにより前進及び後退の何れでもほこりを取り除くことができる。
【0020】
本発明によるダストモップにおいて、ベースは、2個の側板部、平板部、及び2個の突起部を有する。
【0021】
該2個の側板部は、前記平板部の長手方向両端からそれぞれ下方へと延伸して設置され、該平板部中央には、開溝を有する。
【0022】
該2個の突起部は、該開溝の長手方向の両端にそれぞれ短手方向に位置する。
【0023】
且つ該各突起部の短手方向と該平板部の短手方向とは平行で、該各突起部の中央には、第一枢接孔を形成し、該各側板部の中央には、第二枢接孔を形成する。
【0024】
該2個の第一連接部材は、片体、前上連接孔、後上連接孔、中上連接孔、及び中下連接孔を有する。
【0025】
該前上連接孔及び該後上連接孔は、片体の前上端及び後上端にそれぞれ形成される。
【0026】
該中上連接孔は、該片体の中上端に形成され、該前上連接孔と該後上連接孔との間に位置する。
該中下連接孔は、該片体の中下端に位置し、該中上連接孔と対応する。
【0027】
該各第一連接部材は、開溝内に位置し、該各第一連接部材は、中上連接孔により、対応する突起部の第一枢接孔とそれぞれ間隔を開けて回転するように連接される。
【0028】
該ハンドルの底端は、前記開溝のうち、前記2個の第一連接部材の間に形成された空間に位置し、且つ該ハンドルの底端両側部にある軸部は、対応する第一連接部材の中下連接孔と、回転するようにそれぞれ連接される。
【0029】
該2個の第二連接部材は、該開溝内に間隔をおいて縦方向に位置し、また該各第一連接部材側辺に位置し、該各第二連接部材の上端は、対応する該各第一連接部材の後上連接孔と、それぞれ回転するように連接される。
【0030】
該2個の第三連接部材は、前記2個の第二連接部材と対向するように配置され、前記開溝内に間隔をおいて縦方向に位置し、また該各第一連接部材側辺に位置し、該各第三連接部材の上端は、対応する該各第一連接部材の前上連接孔と、それぞれ回転するように連接される。
【0031】
該板体は、該ベースの平板部下方であって該2個の側板部の間に位置し、且つ該板体の長手方向両側は、対応する該側板部の第二枢接孔と、それぞれ回転するように連接し、該板体は、第一板部及び第二板部を有し、前記2個の第二連接部材が前記第二板部上に配置され、前記2個の第二連接部材が前記第二板部上に配置される
【0032】
該第一板部の上表面と該第二板部の上表面の間には、鈍角を形成し、該第一板部は該各第三連接部材側辺に対応し、第一枢接台をそれぞれ設置し、該第二板部は該各第二連接部材側辺に対応し、第二枢接台をそれぞれ設置し、該各第三連接部材下端は、対応する該各第一枢接台と、それぞれ回転するように連接し、該各第二連接部材の下端は、対応する該各第二枢接台と、それぞれ回転するように連接する。
【0033】
2個の第一連接部材は、逆三角形を呈し間隔をおいて平行に配置される垂直な板状体である。
【0038】
本発明の実施形態を応用する特徴の一つは、前後にスイングさせて前進及び後退時のホコリを取り除くことができる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
図1】従来のダストモップの模式図である。
図2】本発明の一実施形態によるダストモップの分解模式図である。
図3】本発明の一実施形態によるダストモップの立体模式図である。
図4図3にダストペーパーを取り付けた立体模式図である。
図5】本発明の一実施形態によるダストモップが前進してホコリを取る断面模式図である。
図6】本発明の一実施形態によるダストモップが後退してホコリを取る断面模式図である。
図7図3の底視模式図である。
【発明を実施するための形態】
【0040】
(一実施形態)
図2図7に示すとおり、本発明の実施形態によるダストモップ100は、ベース1、2個の第一連接部材2、ハンドル3、2個の第二連接部材4、2個の第三連接部材5、及び板体6を有する。ベース1は例えば図では角形であるが、これに限定されない。2個の第一連接部材2は縦方向に平行に配置された一対の板状部材を備えるが、これに限定されない。2個の第二連接部材4は、一対の板状部材を備えるが、これに限定されない。2個の第三連接部材5は一対の板状部材を有するが、これに限定されない。板体6は、ベール1の下部に取り付けられるものである。
【0041】
ベース1は、2個の側板部11、平板部12、及び2個の突起部13を有する。突起13は平板部12の上面中央に位置する。
【0042】
2個の側板部11は、平板部12の軸方向の両端からそれぞれ下方へと延伸して設置される。
【0043】
平板部12の中央は、開溝14を有する。
【0044】
2個の突起部13は、開溝14の両端にそれぞれ位置する。
【0045】
且つ、各突起部13の軸方向と平板部12の幅方向とは平行で、各突起部13の中央には、第一枢接孔15を形成し、各側板部11の中央には、第二枢接孔16を形成する。
【0046】
各第一連接部材2は、逆三角形を呈する板状体である。各第一連接部材2は、所定間隔を空けて平行に配置される。各第一連接部材2は、一体回転可能であり、軸部31、第二連接部材4、第二連接部材4、突起13に対して、軸によって連結されている。中上連接孔24が回転中心である。
【0047】
各第一連接部材2は、片体21、前上連接孔22、後上連接孔23、中上連接孔24、及び中下連接孔25を有する。
【0048】
前上連接孔22及び後上連接孔23は、片体21の前上端及び後上端にそれぞれ形成される。
【0049】
中上連接孔24は、片体21の中上端に形成され、前上連接孔22と後上連接孔23との間に位置する。
【0050】
中下連接孔25は、片体21の中下端に位置し、中上連接孔24と対応する。
【0051】
2個の第一連接部材2は、開溝14内に位置し、各第一連接部材2は、中上連接孔24により、対応する突起部13の第一枢接孔15とそれぞれ間隔を開けて、回転するように連接される。
【0052】
ハンドル3は、開溝14を通過し、2個の第一連接部材2の間に位置し、且つハンドル3の底端の両側部にある軸部31は、対応する第一連接部材2の中下連接孔25と、回転するようにそれぞれ連接される。
【0053】
2個の第二連接部材4は、長い板体で、開溝14内に位置し、2個の第一連接部材2の側辺に位置する。図3に示す通り、2個の第二連接部材4は間隔を置いて縦方向に位置する。
【0054】
各第二連接部材4の上端は、対応する各第一連接部材2の後上連接孔23と、回転するようにそれぞれ連接される。
【0055】
本実施形態では、各第二連接部材4は、対応する第一連接部材2の外側辺に位置するが、これに制限されない。
【0056】
2個の第三連接部材5は、長い板体で、開溝14内に位置し、2個の第一連接部材2側辺に位置する。図3に示す通り、2個の第連接部材は間隔を置いて縦方向に位置する。

【0057】
各第三連接部材5の上端は、対応する各第一連接部材2の前上連接孔22と、回転するようにそれぞれ連接される。
【0058】
本実施形態では、各第三連接部材5は対応する第一連接部材2の内側辺に位置するが、これに制限されない。
【0059】
板体6は、ベース1の平板部12の下方に位置し、かつ、2個の側板部11の間に位置する。
【0060】
板体6の軸方向の両側は、対応する側板部11の第二枢接孔16と、それぞれ回転するように連接される。ここでは板体6の方向の両端部に軸部を設け、第二枢接孔16と連接可能である。
【0061】
板体6は、第一板部61及び第二板部62を有する。第一板部61及び第二板部62は軸方向に延出し、並設される。
【0062】
第一板部61の上表面と第二板部62の上表面は、鈍角を形成する。
【0063】
第一板部61は、2個の第三連接部材5の下端部にそれぞれ対応して位置する第一枢接台63を設置する。
【0064】
第二板部62は、2個の第二連接部材4の下端部にそれぞれ対応して位置する第二枢接台64を設置する。
【0065】
各第三連接部材5の下端は、対応する各第一枢接台63とそれぞれ回転するように連接される。
【0066】
各第二連接部材4の下端は、対応する各第二枢接台64とそれぞれ回転するように連接される。
【0067】
第一板部61の上表面及び第二板部62上表面の両端には、それぞれ挟固部65を有する。この挟固部65は細溝を有し、ダストペーパー9を挟むことができる。
【0068】
一実施形態において、ダストペーパー9(或いはダストファイバー)は、板体6の下表面を覆い、ダストペーパー9(或いはダストファイバー)の片側辺は、上方へと巻き上がり、第一板部61の各挟固部65に挟んで固定する。
【0069】
ダストペーパー9(或いはダストファイバー)の反対の片側辺は、上方へと巻き上がり、第二板部62の各挟固部65に挟んで固定する。
【0070】
別種の実施形態中では、ダストパッド10(静電気を帯びる)が、板体6の下方に設置される。
【0071】
本発明のダストモップ100は、図2図6に示す通り、4個のパッド体7、或いは、図7に示す通り、4個のキャスター体8をさらに有し、それぞれ2個の側板部11の下端両側に設置される。
【0072】
上述の「回転するように連接」は、ボルトBが軸となって、その周りに回転運動が達成されるが、その構成はこれに制限されない。
【0073】
上述の構造により、図5に示す通り、使用者がハンドル3を握り、ハンドル3を傾斜させ、パッド体7或いはキャスター体8を前方へと移動させる(すなわち、第一板部61方向へと移動)と、各第一連接部材2は前方へ、且つ、上方へと傾斜し、各第一連接部材2の後上端(すなわち、後上連接孔23位置)は、対応する第二連接部材4を通して、第二板部62を下方へと押す。
【0074】
これにより、第二板部62の下表面位置のダストペーパー9(或いはダストファイバー)、或いは、ダストパッド10は、緊密に床面に接触する。
【0075】
同時に、各第一連接部材2の前上端(すなわち、前上連接孔22位置)は、第三連接部材5を通して、第一板部61を持ち上げ床面から離す。
【0076】
これにより、床面上のほこり等の雑物を前方へと押し、第一板部61下方(或いは第一板部61の下表面位置のダストペーパー9、或いは、ダストファイバー、或いは、ダストパッド10下方)において、前方へと集塵作業を行う。
【0077】
さらに図6に示すとおり、使用者がハンドル3を握り、ハンドル3を傾斜させ、パッド体7、或いは、キャスター体8を、後方へと移動させる(すなわち、第二板部62方向へと移動させる)と、各第一連接部材2後方へ、且つ上方へと傾斜し、各第一連接部材2の前上端(すなわち、前上連接孔22位置)は、第三連接部材5を通して、第一板部61を下方へと押し、床面に緊密に接触させる。
【0078】
これにより、第一板部61の下表面位置のダストペーパー9(或いはダストファイバー)或いはダストパッド10は、床面に緊密に接触され、集められたほこり等の雑物をその間に圧迫し、それを吸着し、ほこりを取り除く。
【0079】
同時に、各第一連接部材2の後上端(すなわち、後上連接孔23位置)は、対応する第二連接部材4を通して、第二板部62を持ち上げ、これにより、第二板部62下表面位置のダストペーパー9(或いはダストファイバー)或いはダストパッド10は床面から離れ、床面上のほこり等の雑物を後方へと押し、第二板部62下方(或いは第二板部62下表面位置のダストペーパー9或いはダストファイバー或いはダストパッド10下方)において、後方へと集塵作業を行う。
【0080】
すなわち、前方へと力を入れ前方のほこりを集め、後方でほこりを取り除き、一方、後方へと力を入れ後方のほこりを集め、前方でほこりを取り除き、これにより、前進及び後退の何れでもほこりを取り除くことができる。
【0081】
前述した本発明の実施形態は本発明を限定するものではなく、よって、本発明により保護される範囲は後述される特許請求の範囲を基準とする。
【符号の説明】
【0082】
100・・・ダストモップ
1・・・ベース
11・・・側板部
12・・・平板部
13・・・突起部
14・・・開溝
15・・・第一枢接孔
16・・・第二枢接孔
2・・・第一連接部材
21・・・片体
22・・・前上連接孔
23・・・後上連接孔
24・・・中上連接孔
25・・・中下連接孔
31・・・軸部
3・・・ハンドル
4・・・第二連接部材
5・・・第三連接部材
6・・・板体
61・・・第一板部
62・・・第二板部
63・・・第一枢接台
64・・・第二枢接台
65・・・挟固部
7・・・パッド体
8・・・キャスター体
9・・・ダストペーパー
10・・・ダストパッド
B・・・ボルト
200・・・ダストモップ
210・・・底板
220・・・凸軸
230・・・ハンドル
300・・・ダストペーパー
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7