特許第6548470号(P6548470)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6548470
(24)【登録日】2019年7月5日
(45)【発行日】2019年7月24日
(54)【発明の名称】集合住宅
(51)【国際特許分類】
   E04B 1/00 20060101AFI20190711BHJP
【FI】
   E04B1/00 501M
【請求項の数】2
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-118298(P2015-118298)
(22)【出願日】2015年6月11日
(65)【公開番号】特開2017-2588(P2017-2588A)
(43)【公開日】2017年1月5日
【審査請求日】2018年3月27日
【新規性喪失の例外の表示】特許法第30条第2項適用 展示会名 第3回国連防災世界会議仙台開催のパブリック・フォーラム「世界の防災展」 開催日 平成27年3月14日〜18日 開催場所 せんだいメディアテーク 6階(宮城県仙台市青葉区春日町2‐1) 〔刊行物等〕掲載年月日 平成27年4月16日 掲載アドレス http://kenplatz.nikkeibp.co.jp/article/building/news/20150414/697951/?ST=nad
(73)【特許権者】
【識別番号】000003621
【氏名又は名称】株式会社竹中工務店
(74)【代理人】
【識別番号】110001818
【氏名又は名称】特許業務法人R&C
(72)【発明者】
【氏名】河合 哲夫
(72)【発明者】
【氏名】阪本 泰智
(72)【発明者】
【氏名】大松 俊祐
(72)【発明者】
【氏名】安藤 邦明
(72)【発明者】
【氏名】藪 輝人
(72)【発明者】
【氏名】大知 啓介
【審査官】 新井 夕起子
(56)【参考文献】
【文献】 特開2012−132311(JP,A)
【文献】 特開2013−253475(JP,A)
【文献】 韓国公開特許第10−2010−0127366(KR,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
E04H 1/00 − 3/30
E04B 1/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数階からなり、かつ、同一階層において互いに区画された複数の住戸を有する建物本体と、
前記住戸から外方に向けて張り出されたデッキ部と、を備え、
前記デッキ部は、前記住戸に近い側に位置する第1デッキ部と、前記住戸から遠い側に位置する第2デッキ部と、を備え、
前記第2デッキ部は、前記第1デッキ部との間に段差部を設けた状態で前記第1デッキ部よりも低い位置に設けられ、前記第2デッキ部の先端部に手摺部が設けられ
隣接する前記住戸に対応する前記第2デッキ部どうしは、互いの往来が可能なように隣接方向に連続させてあり、
隣接する前記住戸に対応する前記第2デッキ部に、互いの往来を牽制する状態で植栽部が備えられている集合住宅
【請求項2】
前記段差部に、前記第2デッキ部の上方空間から前記第1デッキ部の下方空間に透光可能な透光部が設けてある請求項1に記載の集合住宅
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、複数階からなる建物本体と、建物本体から外方に向けて張り出され、先端部に手摺部が設けられているデッキ部と、を備えてある集合住宅に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、この種の建物としては、広いデッキ部を形成するために、デッキ部として、建物本体に近い側に位置する第1デッキ部に加えて、同じ平面内で外側に連続する状態に第2デッキ部を設けたものがあった(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許第2610755号公報(図1図5
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上述した従来の建物によれば、デッキ部の突出寸法が大きくなるから、広いデッキ部が得られるようになり、例えば、喫茶や食事等をデッキ部で楽しむ等、日常を有意義に過ごすことが可能となる。
しかしながら、デッキ部の先端部には手摺部が設けられており、この手摺部が、デッキ部を通して外方を見た時の視線を遮ることになり、折角の眺望が半減してしまうという問題がある。
【0005】
手摺部には、そもそも、デッキ部からの落下を防止する役割があることから、手摺部の高さに関しては、例えば、建築基準法等の法規においては最低高さ寸法が規定されている。
また、高層階においては、手摺部が低いと、デッキ部に立った時に恐怖感が生まれる虞があり、この点からも、手摺部の高さは低くできない。
【0006】
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、手摺部の高さを低くせずに、良好な眺望が得られる集合住宅を提供するところにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の特徴は、複数階からなり、かつ、同一階層において互いに区画された複数の住戸を有する建物本体と、前記住戸から外方に向けて張り出されたデッキ部と、を備え、前記デッキ部は、前記住戸に近い側に位置する第1デッキ部と、前記住戸から遠い側に位置する第2デッキ部と、を備え、前記第2デッキ部は、前記第1デッキ部との間に段差部を設けた状態で前記第1デッキ部よりも低い位置に設けられ、前記第2デッキ部の先端部に手摺部が設けられ、隣接する前記住戸に対応する前記第2デッキ部どうしは、互いの往来が可能なように隣接方向に連続させてあり、隣接する前記住戸に対応する前記第2デッキ部に、互いの往来を牽制する状態で植栽部が備えられているところにある。
【0008】
本発明によれば、手摺部が設けられている第2デッキ部を、第1デッキ部よりも低い位置に設けてあるから、手摺の高さ寸法は所定の値を満たした状態で、二段デッキの段差に相当する高さ分、手摺の上端部が低くなるように配置でき、室内からの眺望を、手摺部によって阻害され難くすることができる。
【0009】
また、特に高層階においては、デッキ部に立った時に、高さによる恐怖感を感じることがあるが、第1デッキ部に立った状態では、その外側の一段下に第2デッキ部が控えていることで、恐怖感が和らぎ、外側の眺望を楽しむことができる。
そして、手摺部は、所定の高さ寸法を満たすように設置できるから、例えば、デッキ部を避難通路として使用するような場合でも問題なく利用できる。
【0010】
このように、デッキ部の使用感を向上させながら、日常的に、良好な眺望が得られるようになり、且つ、非常時の防災にも対応することができるようになる。
【0011】
【0012】
また、本構成によれば、隣接する専用スペース部相互の行き来を、第2デッキ部を使用して行うことができる。
よって、日常的に、第2デッキ部を通じて、隣接する専用スペース部の人どうしのコミュニケーション性を確保できると共に、非常時は、第2デッキ部を避難通路として使用でき、防災性の向上を図れる。
また、本構成によれば、植栽部が第2デッキ部に設けてあることで、第1デッキ部から第2デッキ部を臨んだ時に、植栽部の存在が心理的なバリア効果を生み出し、第2デッキ部の先端側に近付き過ぎるのを防止し易い。
また、植栽による美観性の向上と、癒し効果、及び、太陽光の照り返しの緩和を期待でき、広いデッキ部の環境をより良好に保つことができる。
また、隣接する第2デッキ部どうしを連続させて設けてある場合には、相互に亘る往来が可能ではあるものの、植栽部の存在による心理的なバリア効果を期待でき、境界部に柵や遮蔽壁等を設けなくても、適度なセキュリティー効果を期待できる。
【0013】
本発明においては、前記段差部に、前記第2デッキ部の上方空間から前記第1デッキ部の下方空間に透光可能な透光部が設けてあると好適である。
【0014】
本構成によれば、透光部を通して、第2デッキ部の上方から、第1デッキ部の下方空間へ光を通すことができるから、デッキ部の下部が薄暗くなるのを防止し易くなる。
よって、室内やデッキ部における環境を明るく保ち、居住性の向上を図ることができる。
【0015】
また、透光部の構造として、通風可能な構造を採用してあれば、第1デッキ部の下方空間に空気溜りができて空気が澱むことを防止でき、より快適な環境を構築できる。
【0016】
【0017】
【図面の簡単な説明】
【0018】
図1集合住宅の要部を示す断面図である。
図2集合住宅の要部を示す平面図である。
図3】別実施形態の建物の要部を示す断面図である。
図4】別実施形態の建物の要部を示す平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0019】
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
【0020】
図1図2は、本発明の集合住宅(例えば、高層住宅)の要部を示すものであり、建物本体1は、複数階建てで、構造は、例えば、鉄筋コンクリート造や、鉄骨造や、鉄骨鉄筋コンクリート造や、木造等、何れの構造をも採用することができる。
【0021】
同一階層には、互いに区画された複数件の住居スペース(専用スペース部の一例)2が隣接状態に設けられている(図2参照)。
また、各住居スペース2から外方に向けて張り出す状態にデッキ部3が設けられている。
【0022】
尚、当該実施形態においては、隣接する2件の住居スペース2を例に挙げて説明するが、他の住居スペース2においても、同様の形態が保たれている。
また、図には示していないが、上下階にわたる階段やエレベータ等の上下移動手段が設けてあり、日常的な上下移動、及び、非常時の避難に利用できるように構成されている。
【0023】
隣接する住居スペース2どうしは、戸境壁4によって区画されている。
建物本体1におけるデッキ部3に面する部分は、ガラス窓5を備えて構成してあり、デッキ部3の外方に広がる眺望を眺めたり、デッキ部3への出入りを実施できるように構成されている。
【0024】
デッキ部3は、建物本体1に近い側に位置する第1デッキ部3Aと、建物本体1から遠い側に位置する第2デッキ部3Bと、第1デッキ部3Aと第2デッキ部3Bとの間にあって第2デッキ部3Bを第1デッキ部3Aより低い状態に連結している段差部3Cと、を備えて構成してある。
【0025】
第1デッキ部3Aは、その上面が、室内の床上面と略同じ高さとなるように設けてあり、バリアフリーを実現している。
また、隣接する住居スペース2の第1デッキ部3Aどうしは、隣接方向に連続させてあり、互いに亘って往来自在な状態に形成されている。
【0026】
第1デッキ部3Aにおける隣接住居スペース2との境界部分には、例えば、非常時に突き破ることができる状態に遮蔽板6を設けてあってもよい(図2参照)。この場合、日常的には、隣接住居スペース2どうしのプライバシーを確保でき、非常時には、遮蔽板6を突き破ることで、隣接住居スペース2側への避難通路を確保することができ、防災上、好ましい。
【0027】
第2デッキ部3Bは、上述のとおり、段差部3Cを介して第1デッキ部3Aの先端側の低い位置に設けられている。
但し、第2デッキ部3Bは、下階のガラス窓5の開口上縁より上方に配置されており、室内からの眺望が、より広い範囲となるように考慮されている。
【0028】
第2デッキ部3Bの張り出し方向における先端部には、デッキ長手方向(住居スペースどうしの隣接方向と同じ方向)に沿って手摺部7が一体的に立設してある。
第2デッキ部3Bの上面部における手摺部7の位置より基端側には、植栽部8が設けてある。
また、第2デッキ部3Bの下面部における先端部には、デッキ長手方向に沿って凹溝部9が形成してある。
隣接する住居スペース2の第2デッキ部3Bどうしは、隣接方向に連続する状態に形成されている。
【0029】
手摺部7は、その面部分の素材として、例えば、半透明の素材を用いてあれば、植栽部8への日射を確保できながら、外部からの視線を遮って、プライバシーの確保を図れる。
更には、手摺部7の際に立った時に、足元から下方の景色が透けて見えるのを遮ることができ、視覚的な恐怖感が生じ難くなる。
また、デッキ伝いで隣接住居スペース2側へ移動したり避難する際に、手摺部7がガイドとなり、スムーズに通行することができる。
【0030】
植栽部8は、図1図2に示すように、第2デッキ部3Bの上面の内、第1デッキ部3Aと手摺部7との間の範囲に設けてある。植栽部8の構成としては、例えば、植栽マットを第2デッキ部3Bの上に敷き詰めて形成したものや、土壌を第2デッキ部3Bの上に設けてその土壌に植物を植え付けることで形成したもの等、何れの形態も採用することができる。
【0031】
凹溝部9は、内部に、給水源に接続された給水管9Aが配設してあり、この給水管9Aに備えた複数のノズル(不図示)から、ミスト状に水を噴出させることができるように構成されている。
従って、ノズルから吹出されたミストによる蒸散作用で、デッキ部3の環境を涼しく保つことができる。更には、植栽部8への給水作用も期待することができる。
【0032】
また、給水管9Aそのものは、凹溝部9内に配設されているから、第2デッキ部3Bの下面に大きく突出することがなく、美観性の低下を防止できている。
そしてまた、凹溝部9は、第2デッキ部3Bにおける水切り溝としての機能も発揮するので、雨水が第2デッキ部3Bの下面に沿って広がって跡形を残すのを防止でき、この点からも美観性の維持を図っている。
【0033】
段差部3Cは、第1デッキ部3Aの張り出し方向における先端部と、その下方に位置す第2デッキ部3Bの基端部とにわたる連結部10を設けて構成してある。
連結部10は、デッキ長手方向に間隔をあけた複数個所に設けられ、第1デッキ部3Aと第2デッキ部3Bとを一体連結している。
【0034】
また、隣接する連結部10の間は、空間として開口させてあり、この開口部(透光部の一例)11を通して、第2デッキ部3Bの上方空間と、第1デッキ部3Aの下方空間とを連通させている。従って、開口部11を通して光や風が通過することができ、室内やデッキ部3における環境を、明るく、且つ、風の通る快適なものにでき、居住性の向上を図ることができる。
【0035】
尚、デッキ部3の支持構造は、建物本体1から片持ち支持状態に張り出す支持構造でも、支柱を別途設けた支持構造でもよい。
【0036】
当該実施形態の建物によれば、手摺部7の高さ寸法は所定の値を満たした状態で、二段デッキの段差に相当する高さ分、手摺部7の上端部が低く位置するように配置でき、室内からの眺望を、手摺部7によって阻害され難くすることができる。
また、第1デッキ部3Aに立った状態では、その外側の一段下に第2デッキ部3Bが控えていることで、高層階であっても恐怖感が和らぎ、外側の眺望を楽しむことができる。
更には、第2デッキ部3Bは、隣接住居スペース2に連続しているから、例えば、デッキ部3を伝って隣接する住居スペース2側へ避難することが可能となり、手摺部7が設けられたデッキ部3を避難通路として問題なく利用できる。
【0037】
このように、日常的に、良好な眺望が得られ、且つ、非常時の防災にも対応することができるようになる。
しかも、植栽部8による美観性の向上や癒し効果に加えて、段差部3Cの開口部11による通風や採光の効果により、より快適な住環境を提供することができる。
【0038】
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
【0039】
〈1〉 専用スペース部2は、先の実施形態で説明した各戸の住居スペースに限るものではなく、例えば、同一戸内で隣接する居室が該当する場合もある。また、建物の用途や、種類が異なるのに伴って、専用スペース部2に対応するスペースの呼称が異なるが、それらを総称して、専用スペース部という。
また、同一階層において互いに区画された専用スペース部2は、先の実施形態で説明したように、単一の戸境壁4によって区画されているものに限らず、複数の区画壁によって区画されているものも含む。一例としては、隣接する専用スペース部2の間に、通路やパイプスペース等が位置する場合もあり、この場合は、専用スペース部2どうしは、複数の区画壁によって区画される。
【0040】
また、図4に示すように、隣接する専用スペース部2の間に、吹抜け空間Vが設けてあってもよい。この実施形態においては、隣接する第1デッキ部3Aの間にも吹抜け空間Vが位置しているから、第1デッキ部3Aどうしは、不連続な状態に設けられている。但し、第2デッキ部3Bどうしは、連続な状態に設けられている。
この実施形態の建物においては、隣接専用スペース部2間のコミュニケーションや非常時の避難通路の確保は実現できながら、プライバシー性をより向上させることができる。
【0041】
〈2〉 植栽部8は、先の実施形態で説明したように第2デッキ部3Bの全域に設けることに限るものではなく、例えば、図4に示すように、第2デッキ部3Bの全幅の内、一部の範囲に設けてあってもよい。
特に、第1デッキ部3A側に寄せて植栽部8を設けてあれば、第2デッキ部3Bにおける手摺部7側の平坦部分12には、障害となる植栽が無いから、その部分をスムーズに通行できるようになる。従って、平坦部分12を使用した往来や避難をスムーに実施できるようになる。更には、隣地の平坦部分12から隣地の第1デッキ部3Aに侵入する場合には、植栽部8が心理的なバリア(踏むことによる危険はないが、踏みたくないという心理が生まれる心理的バリア)となり、セキュリティー性の向上を図れる。
また、第2デッキ部3Bに植栽部8を設けないものであってもよい。また、植栽部8を設けない場合でも、植栽部8に替わって心理的バリア効果を期待できるものとして、例えば、砂利敷き部を設けてあってもよい。
また、物理的にバリアの機能を備えたものとして、例えば、境界部に沿って、低い柵や、低い立上り部や、低い植込み等を設けてもよい。
【0042】
〈3〉 段差部3Cは、先の実施形態で説明したように、角張った段が存在するものに限るものではなく、例えば、図3に示すように、第1デッキ部3Aと第2デッキ部3Bとの高さが異なる状態に滑らかな曲線で連結するように構成してあってもよい。
この場合も、段差部3Cに、透光部11を設けてあることが好ましい。
【0043】
〈4〉 透光部11は、先の実施形態で説明した開口部によることに限るものではなく、例えば、開口部に透光性を有する板材等を嵌めてあってもよい。この場合は、透光部11に光を通す機能は維持しながら、水等が通過するのを防止でき、例えば、デッキ部への降雨の吹降りがあっても、雨粒が透光部を通過しないので、下階のデッキ部の濡れを防止し易い。この様に、透光部11は、光を通せる機能を備えていることが必須であり、必ずしも通風の機能を備えていなくてもよく、それらを総称して、透光部11という。
【0044】
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
【産業上の利用可能性】
【0045】
本発明は、高層集合住宅に限るものではなく、例えば、低層や中層の集合住宅や、戸建住宅、及び、ホテルや病院やオフィスビルやテナントビル等、各種の建物にも利用することができる。
【符号の説明】
【0046】
1 建物本体
2 住居スペース(専用スペース部の一例)
3 デッキ部
3A 第1デッキ部
3B 第2デッキ部
3C 段差部
7 手摺部
8 植栽部
11 開口部(透光部の一例)
図1
図2
図3
図4