特許第6548475号(P6548475)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6548475
(24)【登録日】2019年7月5日
(45)【発行日】2019年7月24日
(54)【発明の名称】操作説明シート及び環境試験装置
(51)【国際特許分類】
   G09F 7/00 20060101AFI20190711BHJP
   G09F 7/18 20060101ALI20190711BHJP
【FI】
   G09F7/00 M
   G09F7/18 E
【請求項の数】8
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2015-122334(P2015-122334)
(22)【出願日】2015年6月17日
(65)【公開番号】特開2017-9670(P2017-9670A)
(43)【公開日】2017年1月12日
【審査請求日】2018年1月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】000108797
【氏名又は名称】エスペック株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100067828
【弁理士】
【氏名又は名称】小谷 悦司
(74)【代理人】
【識別番号】100115381
【弁理士】
【氏名又は名称】小谷 昌崇
(74)【代理人】
【識別番号】100137143
【弁理士】
【氏名又は名称】玉串 幸久
(72)【発明者】
【氏名】松隈 修
(72)【発明者】
【氏名】渡辺 靖之
(72)【発明者】
【氏名】中井 紀子
(72)【発明者】
【氏名】持田 義人
(72)【発明者】
【氏名】門脇 亜希子
【審査官】 吉田 英一
(56)【参考文献】
【文献】 特開平09−048172(JP,A)
【文献】 特開平07−027374(JP,A)
【文献】 特開2000−177038(JP,A)
【文献】 特開平10−211666(JP,A)
【文献】 特開2014−044413(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G09F 7/00
G01N 17/00
G09F 7/18
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
環境試験装置に貼り付けて使用する操作説明シートであって、
シート表面と、前記シート表面と反対側の裏面と、を有すると共に、前記裏面側が発泡吸着素材によって構成されているシート本体を含み
前記シート表面には、前記環境試験装置の操作方法に関する情報が印刷されたリファレンス部と、前記環境試験装置に関する連絡情報を書き込み可能なスペースを含むボード部と、が設けられており、
前記リファレンス部は、前記環境試験装置の操作方法に関する情報が印刷されたシール部材であって、前記シート表面のうち一部の領域に貼り付けられた前記シール部材によって構成されている、操作説明シート。
【請求項2】
使用される環境試験装置内の様子を観測するための窓部を遮蔽するように構成されている、請求項1に記載の操作説明シート。
【請求項3】
前記窓部の形状に合った形状に設定されている、請求項2に記載の操作説明シート。
【請求項4】
装置を操作するための操作部を備えた環境試験装置に使用され、
前記リファレンス部には、前記操作部における操作画像が表示されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の操作説明シート。
【請求項5】
装置状態に応じて点灯状態が変更される表示部を備えた環境試験装置に使用され、
前記リファレンス部には、前記装置状態と前記点灯状態との対応関係に関する説明が表示されている、請求項1〜4の何れか1項に記載の操作説明シート。
【請求項6】
前記ボード部は、磁石が吸着可能に構成されている、請求項1〜5の何れか1項に記載の操作説明シート。
【請求項7】
記シート本体に設けられた摘み部を有する、請求項1〜6の何れか1項に記載の操作説明シート。
【請求項8】
被試験体を収容する装置本体と、
前記装置本体内を観測するための窓部と、
前記窓部を遮蔽するように貼り付け可能な請求項1〜の何れか1項に記載の操作説明シートと、を備えた、環境試験装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、操作説明シート及び環境試験装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、操作マニュアルやスケジュール表などの様々な情報が表面に印刷され、被着体に貼り付け可能なシートが知られている。例えば、下記特許文献1には、ラベル層と支持体層との積層体からなり、ラベル層側に操作マニュアルなどが印刷されたシートが開示されている。このシートは、使用時に支持体層が剥がされ、静電吸着によってラベル層が被着体に貼り付けられる静電吸着シートである。また下記特許文献2には、ホワイトボード代用シートとして使用可能な粘着シートが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2014−44413号公報
【特許文献2】特開平11−148052号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記特許文献1,2に開示されたシートは、操作マニュアルが印刷されたシートであるか、又はホワイトボードとして使用されるシートのどちらかである。このため、上記特許文献1,2に開示されたシートは、環境試験装置用としてこのまま使用することができない。すなわち、環境試験装置においては種々の操作が必要である一方で、試験実施者が装置から離れた場所にいることが多いため、装置の近くにいる者が操作方法が分からず、試験実施者と連絡を取り合う必要がある場合がある。このため、上記特許文献1,2に開示されたシートを環境試験装置用としてそのまま使用することができない。
【0005】
本発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、環境試験装置に好適に用いることができる操作説明シート及びこれが貼り付けられた環境試験装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一局面に係る操作説明シートは、環境試験装置に貼り付けて使用する操作説明シートである。前記操作説明シートは、シート表面と、前記シート表面と反対側の裏面と、を有すると共に、前記裏面側発泡吸着素材によって構成されているシート本体を含む。前記シート表面には、前記環境試験装置の操作方法に関する情報が印刷されたリファレンス部と、前記環境試験装置に関する連絡情報を書き込み可能なスペースを含むボード部と、が設けられている。前記リファレンス部は、前記環境試験装置の操作方法に関する情報が印刷されたシール部材であって、前記シート表面のうち一部の領域に貼り付けられた前記シール部材によって構成されている。
【0007】
上記操作説明シートでは、環境試験装置の操作表示機能を有するリファレンス部、及び環境試験装置に関する連絡情報(試験実施者の情報など)が書き込まれる連絡機能を有するボード部の両方がシート表面に設けられている。そのため、試験実施者が装置から離れた場所にいる場合にボード部に書き込まれる連絡情報に基づいて試験実施者と装置の近くにいる者とが連絡を取り合うことが可能であり、近くにいる者はリファレンス部を参照しながら試験実施者との連絡に基づいて環境試験装置を容易に操作することができる。また上記構成によれば、リファレンス部に表示される情報をより鮮明に見易くすることができる。
【0008】
上記操作説明シートは、使用される環境試験装置内の様子を観測するための窓部を遮蔽するように構成されていてもよい。
【0009】
上記構成によれば、上記操作説明シートを用いて窓部を遮蔽することにより、環境試験装置内の被試験体の情報を隠すことができる。
【0010】
上記操作説明シートは、前記窓部の形状に合った形状に設定されていてもよい。
【0011】
上記構成によれば、上記操作説明シートにより容易に窓部を遮蔽することが可能となり、環境試験装置内の被試験体の情報をより確実に隠すことができる。
【0012】
上記操作説明シートは、装置を操作するための操作部を備えた環境試験装置に使用されてもよい。前記リファレンス部には、前記操作部における操作画像が表示されていてもよい。
【0013】
上記構成によれば、操作画像によって環境試験装置の操作方法をより直感的に理解することが可能となり、その結果環境試験装置をより容易に操作することができる。
【0014】
上記操作説明シートは、装置状態に応じて点灯状態が変更される表示部を備えた環境試験装置に使用されてもよい。前記リファレンス部には、前記装置状態と前記点灯状態との対応関係に関する説明が表示されていてもよい。
【0015】
上記構成によれば、表示部における点灯状態とリファレンス部の表示説明とを参照することにより、環境試験装置の装置状態を容易に把握することができる。
【0016】
上記操作説明シートにおいて、前記ボード部は、磁石が吸着可能に構成されていてもよい。
【0017】
上記構成によれば、環境試験装置に関する連絡情報が記載された紙媒体などを磁石によりボード部に固定することができる。これにより、連絡情報をボード部に直接書き込まない場合でも、装置から離れた場所にいる試験実施者と装置の近くにいる者との間で連絡を取り合うことができる。
【0020】
上記操作説明シートは、前記シート本体に設けられた摘み部を有していてもよい。
【0021】
上記構成によれば、環境試験装置に貼り付けられた操作説明シートを摘み部から容易に剥がし取ることができる。
【0022】
本発明の他局面に係る環境試験装置は、被試験体を収容する装置本体と、前記装置本体内を観測するための窓部と、前記窓部を遮蔽するように貼り付け可能な上記操作説明シートと、を備える。
【0023】
上記環境試験装置によれば、上記操作説明シートを備えることにより、試験実施者が装置から離れた場所にいる場合にボード部に書き込まれる連絡情報に基づいて試験実施者と装置の近くにいる者とが連絡を取り合うことが可能であり、近くにいる者はリファレンス部を参照しながら試験実施者との連絡に基づいて環境試験装置を容易に操作することができる。また窓部を遮蔽するように上記操作説明シートを貼り付けることで、環境試験装置内の情報を隠すことができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、環境試験装置に好適に用いることができる操作説明シート及びこれが貼り付けられた環境試験装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0025】
図1】本発明の実施形態1に係る試験装置の全体構成を示す概略図である。
図2】上記試験装置において操作説明シートにより窓部が塞がれた状態を示す概略図である。
図3】本発明の実施形態1に係る操作説明シートの全体構成を示す概略図である。
図4】上記操作説明シートの第1の使用態様を説明するための概略図である。
図5】上記操作説明シートの第2の使用態様を説明するための概略図である。
図6】上記操作説明シートの第2の使用態様を説明するための概略図である。
図7】本発明の実施形態2に係る操作説明シートの全体構成を示す概略図である。
図8】上記操作説明シートにより窓部が塞がれた試験装置を示す概略図である。
【発明を実施するための形態】
【0026】
以下、図面に基づいて、本発明の実施形態につき詳細に説明する。
【0027】
[実施形態1]
<環境試験装置の構成>
まず、本発明の実施形態1に係る環境試験装置2の構成について、図1及び図2を参照して説明する。図1及び図2は、環境試験装置2の全体構成を示している。
【0028】
環境試験装置2は、温度湿度が制御された環境下での各種信頼性試験に使用される。環境試験装置2は、装置本体3と、扉4と、操作部5と、窓部6と、窓枠6Aと、表示部7と、操作説明シート1と、を有する。環境試験装置2は、温度湿度が一定に維持された状態で試験を行う定値運転、及び温度湿度が複数ステップに分けて段階的に制御されるプログラム運転を実行可能となっている。なお、環境試験装置2は恒温恒湿槽に限定されず、恒温槽であってもよい。
【0029】
装置本体3は、ステンレス板により断熱材が挟み込まれた構造の断熱パネルによって構成され、被試験体を収容するための内部空間(試験空間)を有する。装置本体3は空調部(図示しない)を有し、これにより内部空間における温度湿度環境を制御することができる。
【0030】
扉4は、装置本体3と同様に断熱パネルによって構成され、装置本体3の内部空間を開閉できるように装置本体3に対して回動自在に取り付けられている。扉4は、図1及び図2における左側端部を回動軸として装置本体3に軸支されており、右側端部の方から開閉自在となっている。扉4には、開閉時にユーザが手で掴むためのハンドル4Aが設けられている。扉4を閉じたときにハンドル4Aの押し込みが不十分である場合には、環境試験装置2は扉開放警告を発生させる。
【0031】
操作部5は、環境試験装置2を操作するための部分であり、図1及び図2において扉4の右側部分に設けられている。操作部5は、タッチパネルによって構成されている。ユーザは、操作部5において環境試験装置2の運転開始や停止操作を行い、また各運転条件(定値運転及びプログラム運転の条件)を入力することができる。
【0032】
窓部6は、装置本体3内を観測するための部分であり、図1及び図2において扉4の略中央部分に設けられている。窓部6は、環境試験装置2の高さ方向において長手方向を有する長方形状を有し、透明なガラス材料によって構成されている。ユーザは、窓部6から内部空間内の状態を目視により確認することができる。窓枠6Aは、窓部6の外周を取り囲む部分であり、窓部6よりも装置の手前側に突出している(出っ張っている)。
【0033】
表示部7は、環境試験装置2の装置状態に応じて点灯状態が変更する部分であり、図1及び図2において操作部5の上側部分に設けられている。表示部7は、環境試験装置2の装置状態に応じて異なる色に点灯する。具体的には、表示部7は、環境試験装置2が運転中である場合には緑色に点灯し、異常発生中である場合には赤色に点滅する。
【0034】
操作説明シート1は、環境試験装置2の操作方法を簡易的に説明するためのクイックリファレンスである。操作説明シート1は、図1及び図2に示すように、環境試験装置2の表面に貼り付けて使用される。具体的には、操作説明シート1は、図1に示すように扉4の表面に貼り付け可能であるとともに、図2に示すように窓部6を塞いで遮蔽するように貼り付け可能となっている。操作説明シート1の詳細な構成については後述する。
【0035】
<操作説明シートの構成>
次に、上記操作説明シート1の詳細な構成について、図3を主に参照して説明する。図3は、上記操作説明シート1の全体構成を示している。
【0036】
操作説明シート1は、シート表面1Aを有し、当該シート表面1Aの平面視において略長方形状を有するシート本体50を含む。シート本体50は、長方形状の長手方向に対向する一対の辺1B,1Cと、短手方向に対向する一対の辺1D,1Eと、を有する。
【0037】
シート本体50は、シート表面1Aと反対側の裏面を有し、当該裏面側が発泡吸着素材によって構成されている。このため、操作説明シート1は、裏面側から扉4のステンレス部分に対して吸着により貼り付け可能であるとともに(図1)、ガラス製の窓部6に対しても同様に貼り付け可能となっている(図2)。
【0038】
操作説明シート1は、環境試験装置2の窓部6全体を遮蔽するように構成されている。具体的には、操作説明シート1は、窓部6よりも一回り大きく、かつ窓部6の形状に合った形状に設計されているため、図2に示すように窓部6全体を塞ぐことができる。なお、操作説明シート1は、本実施形態のように窓部6全体を塞ぐものに限定されず、窓部6を部分的に塞ぐことにより当該窓部6を遮蔽するものでもよい。例えば、操作説明シート1は、窓部6よりも一回り小さいものでもよい。
【0039】
シート表面1Aには、環境試験装置2の操作方法に関する情報が印刷されたリファレンス部10と、環境試験装置2に関する連絡情報を書き込み可能なスペース20Aを含むボード部20と、が設けられている。
【0040】
リファレンス部10は、環境試験装置2の操作方法に関する情報が表面に印刷された略長方形状のシール部材によって構成されている。このシール部材は、シート表面1Aの長手方向における略半分の領域(辺1B側の略半分の領域)を占めるように当該シート表面1Aに貼り付けられている。
【0041】
リファレンス部10は、環境試験装置2の装置状態を知るための情報が印刷された第1のリファレンス部11と、環境試験装置2の運転開始及び停止操作に関する情報が印刷された第2のリファレンス部12と、環境試験装置2の運転開始前の確認事項に関する情報が印刷された第3のリファレンス部13と、環境試験装置2の定値運転の設定方法に関する情報が印刷された第4のリファレンス部14と、環境試験装置2のその他機能に関する情報が印刷された第5のリファレンス部15と、環境試験装置2の操作部5に表示される画面の名称を知る方法及び画面を移動する方法に関する情報が印刷された第6のリファレンス部16と、環境試験装置2の計装の状態を知るための情報が印刷された第7のリファレンス部17と、を含む。またリファレンス部10には、操作部5における環境試験装置2の運転状態(動作状態、温度、湿度など)を示す表示画面18が印刷されている。
【0042】
第1のリファレンス部11は、辺1E,1D間の略中央部に設けられている。第1のリファレンス部11には、環境試験装置2の装置状態と表示部7の点灯状態との対応関係に関する説明が印刷されている。第1のリファレンス部11は、環境試験装置2の装置状態の名称が印刷された第1の部分11Aと、各装置状態に対応する表示部7の点灯状態の情報が印刷された第2の部分11Bと、を含む。環境試験装置2の装置状態には、運転中、停止中、一時停止中、警告発生及び異常発生などが含まれ、環境試験装置2がこれらの装置状態にあるときの表示部7の点灯状態(点灯色や点灯の態様など)の情報が第1のリファレンス部11に印刷されている。具体的には、環境試験装置2の運転中に対応して表示部7が緑色に常灯することや、異常発生中に対応して表示部7が赤色に点滅することなどが印刷されている。これにより、ユーザは、表示部7の点灯色や点灯の態様を確認するとともに第1のリファレンス部11の表示説明を参照することで、環境試験装置2の装置状態を把握することができる。
【0043】
第2のリファレンス部12は、第1のリファレンス部11よりも辺1C側に設けられている。第2のリファレンス部12には、環境試験装置2の定値運転及びプログラム運転を開始・終了する操作方法の説明が印刷されている。第2のリファレンス部12は、定値運転及びプログラム運転を開始・終了するときに操作部5(図1)に表示される操作画像12A(運転操作画面)と、当該操作画像12Aを説明するための文字説明12Bと、を含む。文字説明12Bは、操作部5の画面を運転操作画面に切り替えるためにユーザがタッチする操作部分(「運転状態表示部」)の名称を含む。
【0044】
第3のリファレンス部13は、辺1D側の領域に設けられている。第3のリファレンス部13には、環境試験装置2の運転開始前に確認すべき事項に関する情報が印刷されている。具体的には、湿度運転の開始前に装置にウイックを取り付けること及びその取り付け方法、扉4をハンドル4Aが浮かないように押し込んで確実に閉めること、湿度運転の開始前に給水タンクに給水すること、凝縮器用フィルター(ホコリで目詰まりしていないもの)を装備すること、などが印刷されている。第3のリファレンス部13は、装置図や取扱い方法が図示された図部分13Aと、当該図部分13Aと併せて上記確認事項について説明する文字説明13Bと、を含む。
【0045】
第4のリファレンス部14は、第3のリファレンス部13よりも辺1C側に設けられている。第4のリファレンス部14には、環境試験装置2における定値運転設定の操作方法が印刷されている。第4のリファレンス部14は、定値運転の設定入力時に操作部5に表示される操作画像14A(定値運転設定画面)と、当該操作画像14Aを説明するための文字説明14Bと、を含み、これらによって定値運転設定の操作方法(温度湿度条件の設定入力、湿度運転のオン/オフ切替)が説明されている。文字説明14Bは、操作部5の画面を定値運転設定画面に切り替えるためにユーザがタッチする操作部分(「定値設定」)の名称を含む。
【0046】
第5のリファレンス部15は、第2のリファレンス部12よりも辺1C側に設けられている。第5のリファレンス部15には、例えば言語切替、スクリーン消灯、スケジュールメモ、タイマー設定、クイックアクセスなど、環境試験装置2のその他の便利な機能に関して、操作部5に表示されるアイコン15Aが印刷されている。
【0047】
第6のリファレンス部16は、第5のリファレンス部15よりも辺1C側に設けられている。第6のリファレンス部16は、操作部5の画面移動を行う際にユーザがタッチする操作画像16Aと、当該操作画像16Aを説明するための文字説明16Bと、を含む。
【0048】
第7のリファレンス部17は、第6のリファレンス部16よりも辺1C側に設けられている。第7のリファレンス部17は、環境試験装置2の計装状態の名称が印刷された第1の部分17Aと、各計装状態に対応する計装パネルの電源スイッチの点灯状態(点灯色や点灯の態様)の情報が印刷された第2の部分17Bと、を含む。環境試験装置2の計装状態には、非通電状態、計装パネルオフ状態、電源オン状態、スクリーンオフ状態などが含まれ、各計装状態に対応する電源スイッチの点灯状態に関する情報が第7のリファレンス部17に印刷されている。
【0049】
ボード部20は、リファレンス部10と隣り合い、かつシート表面1Aにおいて長手方向における略半分の領域(辺1C側の略半分の領域)を占めている。ボード部20は、ホワイトボードによって構成され、マーカーなどにより環境試験装置2に関する連絡情報をスペース20Aに書き込むことができる。具体的には、試験実施者の名前及びその連絡先、環境試験装置2の番号、試験のスケジュール表、作業者宛てのメモなどを、環境試験装置2に関する連絡情報としてスペース20Aに書き込むことができる。
【0050】
ボード部20において、シート表面1Aの下層には鉄粉シート(図示しない)が配置されている。このため、ボード部20は、図1に示すように磁石40を吸着可能となっている。これにより、環境試験装置2に関する連絡情報がスペース20Aに直接書き込まれない場合でも、当該連絡情報が記載された紙媒体41等を磁石40により貼り付けてボード部20に固定することができる。そのため、スペース20Aに連絡情報が直接書き込まれる場合と同様にボード部20による連絡のやり取りが可能になる。
【0051】
シート本体50の第1角部50A(図3中の右上角部)には、摘み辺51(摘み部)が設けられている。摘み辺51は、略長方形状のシート本体50の第1角部50Aを直線状に切り落とすことにより形成されている(図3中破線)。摘み辺51は、その一方端が辺1Bに繋がるとともに他方端が辺1Dに繋がり、辺1B,1Dの各々に対して略同じ大きさの鈍角を成している。摘み辺51を設けることにより、環境試験装置2に貼り付けられた操作説明シート1をユーザが容易に剥がし取ることができる。またリファレンス部10を構成するシール部材の角部には、図3に示すように摘み辺51よりも短くかつ摘み辺51に沿ったシール辺19が設けられている。
【0052】
摘み辺51は、第1角部50Aに設けられる場合に限定されず、第2角部50B(辺1Bと辺1Eとが交わる部分)に設けられてもよいし、第3角部50C(辺1Cと辺1Eとが交わる部分)に設けられてもよいし、第4角部50D(辺1Cと辺1Dとが交わる部分)に設けられてもよい。また摘み辺51は、シート本体50の少なくとも一つの角部に設けられていればよく、第1〜第4角部50A〜50Dのうち複数箇所に設けられてもよい。
【0053】
摘み辺51は、辺1B,1Dに対して略同じ角度を成すように斜めに設けられる場合に限定されず、辺1B,1Dに対して異なる角度を成すように斜めに設けられてもよい。また操作説明シート1は、窓部6に貼り付けられた状態で(図2)、辺1B〜1E及び摘み辺51が窓枠6Aの内側に収まり、また摘み辺51を設けることでシート面積が縮小されてもなお窓部6の全体を遮蔽するように設計されている。しかし、操作説明シート1は、窓部6より大きく設計されてもよく、窓部6より小さく設計されてもよい。
【0054】
<操作説明シートの使用態様>
次に、上記操作説明シート1の使用の態様について、図4図6を参照して説明する。
【0055】
(第1の使用態様)
まず、上記操作説明シート1の第1の使用態様について、図4を参照して説明する。この使用態様は、試験実施者100が環境試験装置2から離れた場所にいる場合において、環境試験装置2の近くにいる作業者101と連絡を取り合って環境試験装置2の設定確認や設定操作を依頼するという場面である。
【0056】
試験実施者100は、作業者101と連絡を取り、環境試験装置2の番号を伝えるとともに、当該環境試験装置2の設定確認や操作などを依頼する。作業者101は、環境試験装置2に貼り付けられた操作説明シート1のボード部20において試験実施者100より伝えられた環境試験装置2の番号及び試験実施者100の名前が書き込まれていること(又は紙媒体41等に記載されていること)を確認する。そして、作業者101は、操作説明シート1のリファレンス部10を参照して環境試験装置2の操作方法を確認し、操作部5において試験実施者100より依頼された設定確認や設定操作を行う。
【0057】
(第2の使用態様)
次に、上記操作説明シート1の第2の使用態様について、図5及び図6を参照して説明する。この使用態様は、環境試験装置2の近くにいる作業者101が環境試験装置2の異常発生を認識した場合に、環境試験装置2から離れた場所にいる試験実施者100と連絡を取り合って環境試験装置2の運転を停止させるという場面である。
【0058】
まず、作業者101は、表示部7が赤色に点灯していることを目視確認する(図5)。次に、作業者101は、環境試験装置2に貼り付けられた操作説明シート1のリファレンス部10を参照することにより、赤色の点灯色が環境試験装置2の異常発生に対応することを確認する。これにより、作業者101は、環境試験装置2が異常発生中であることを把握する。
【0059】
次に、作業者101は、操作説明シート1のボード部20に書き込まれた試験実施者100の名前及びその連絡先、並びに環境試験装置2の番号を確認する。そして、作業者101は、試験実施者100と連絡を取り、環境試験装置2が異常発生中であることを報告する(図6)。試験実施者100は、作業者101に対して、操作説明シート1を参照して異常発生の内容を確認すること、操作説明シート1に記載された連絡先を見て装置メーカーに問い合わせることにより異常発生の内容を確認すること、操作説明シート1を参照して環境試験装置2の運転を停止させることなどを依頼する。そして、作業者101は、操作説明シート1のリファレンス部10を参照し、操作部5において環境試験装置2の運転停止操作を行う。
【0060】
<作用効果>
次に、上記操作説明シート1による作用効果について説明する。
【0061】
上記操作説明シート1は、シート表面1Aを有する。当該シート表面1Aには、環境試験装置2の操作方法に関する情報が表示されたリファレンス部10と、環境試験装置2に関する連絡情報を書き込み可能なスペース20Aを含むボード部20と、が設けられている。また上記環境試験装置2は、装置本体3と、装置本体3内を観測するための窓部6と、窓部6を遮蔽するように貼り付け可能な上記操作説明シート1と、を備える。
【0062】
上記操作説明シート1では、環境試験装置2の操作方法が表示されたリファレンス部10、及び試験実施者100の情報などの環境試験装置2に関する連絡情報が書き込まれるボード部20の両方がシート表面1Aに設けられている。そのため、試験実施者100が装置から離れた場所にいる場合にボード部20に書き込まれる連絡情報に基づいて試験実施者100と装置の近くにいる作業者101とが連絡を取り合うことが可能であり、作業者101はリファレンス部10を参照しながら試験実施者100との連絡に基づいて環境試験装置2を容易に操作することができる。
【0063】
また上記操作説明シート1では、リファレンス部10及びボード部20の両方がシート表面1Aに設けられるため、環境試験装置2の表面が乱雑化することを防ぐことができる。具体的には、クイックリファレンス、環境試験装置2の番号、試験のスケジュール、運転状況、試験実施者100の名前や連絡先、その他連絡事項など、種々の情報が記載された紙媒体が別々に環境試験装置2に貼り付けられる場合と異なり、一枚の上記操作説明シート1の貼り付けにより対応することができるため、環境試験装置2の表面を整理することができる。また上記操作説明シート1は、裏面側が発泡吸着素材によって構成されているため、温度湿度の条件が変化する環境試験装置2に貼り付けて使用するのに適している。
【0064】
上記操作説明シート1は、使用される環境試験装置2内を観測するための窓部6を遮蔽するように構成されている。より具体的には、上記操作説明シート1は、窓部6の形状に合った形状に設計されている。これにより、上記操作説明シート1を用いて窓部6を遮蔽し、環境試験装置2内を隠すことができる。このように、クイックリファレンスである上記操作説明シート1を窓部6の遮蔽部材として兼用することにより、別途段ボールなどを窓部6に貼り付ける必要がなく、環境試験装置2内の情報を試験部外者から守ることができる。また上記操作説明シート1は、窓部6から環境試験装置2の内部への光の侵入を防ぐための遮光部材としても利用することができる。
【0065】
上記操作説明シート1において、リファレンス部10には、環境試験装置2の操作部5における操作画像12A,14A,16Aが表示されている。これにより、環境試験装置2の操作方法をより直感的に理解することが可能になり、試験に不慣れな作業者でも容易に操作することができる。
【0066】
上記操作説明シート1において、リファレンス部10(第1のリファレンス部11)には、環境試験装置2の装置状態と表示部7の点灯状態との対応関係に関する説明が表示されている。これにより、ユーザは、表示部7における点灯状態とリファレンス部10(第1のリファレンス部11)の表示説明とを参照することにより、環境試験装置2の装置状態を容易に把握することができる。そして、装置状態に応じて適切な操作を行うことができる。
【0067】
上記操作説明シート1において、ボード部20は、磁石40を吸着可能に構成されている。これにより、環境試験装置2に関する連絡情報が記載された紙媒体41等を磁石40によりボード部20に固定することができる。これにより、ボード部20に直接書き込まない場合でも当該ボード部20における連絡のやり取りが可能になる。
【0068】
上記操作説明シート1において、リファレンス部10には、印刷により各情報が表示されている。これにより、リファレンス部10に表示される情報をより鮮明に見易くすることができる。
【0069】
上記操作説明シート1は、リファレンス部10及びボード部20を含むシート本体50を有している。シート本体50の第1角部50Aには、摘み辺51(摘み部)が設けられている。これにより、環境試験装置2に貼り付けられた操作説明シート1を当該摘み辺51から容易に剥がし取ることができる。
【0070】
[実施形態2]
次に、本発明の実施形態2に係る操作説明シート8の構成について、図7を参照して説明する。図7は、実施形態2に係る操作説明シート8の全体構成を示している。
【0071】
実施形態2に係る操作説明シート8は、基本的には上記実施形態1の場合と同様の構成を有し、かつ同様の効果を奏する。しかし、実施形態2に係る操作説明シート8は、リファレンス部10内のレイアウトにおいて上記実施形態1と異なり、かつ環境試験装置2から剥がし取る際にユーザが掴むための摘み部の構成において上記実施形態1と異なっている。
【0072】
操作説明シート8は、シート表面8Aを有し、当該シート表面8Aの平面視において略長方形状を有するシート本体50を含む。シート表面8Aには、上記実施形態1と同様に、環境試験装置2の操作方法に関する情報が印刷されたリファレンス部10と、環境試験装置2に関する連絡情報を書き込み可能なスペース20Aを含むボード部20と、が設けられている。
【0073】
リファレンス部10は、シート表面8Aにおいて長手方向における略半分の領域(辺1B側の略半分の領域)を占めている。リファレンス部10は、環境試験装置2における定値運転の設定方法が印刷された第1のリファレンス部61と、プログラム運転の設定方法が印刷された第2のリファレンス部62と、環境試験装置2の動作状態を認識するための情報が印刷された第3のリファレンス部63と、環境試験装置2の運転開始及び停止操作に関する情報が印刷された第4のリファレンス部64と、環境試験装置2のその他の機能に関する情報が印刷された第5のリファレンス部65と、を含む。
【0074】
第1のリファレンス部61は、シート表面8Aにおいて辺1E側の領域に設けられている。第1のリファレンス部61には、環境試験装置2における定値運転設定の操作フローが印刷されている。この操作フローは、環境試験装置2における定値運転の設定入力時に操作部5(図1)に表示される操作画像61A(タッチパネル画像)と、当該操作画像61Aを説明するための文字説明61Bと、を含む。文字説明61Bは、操作画像61Aにおいてユーザがタッチする部分名称などを含む。
【0075】
第2のリファレンス部62は、シート表面8Aにおいて辺1D,1E間の中央部分に設けられている。第2のリファレンス部62には、環境試験装置2におけるプログラム運転設定の操作フローが印刷されている。この操作フローは、環境試験装置2におけるプログラム運転の設定入力時に操作部5に表示される操作画像62A(タッチパネル画像)と、当該操作画像62Aを説明するための文字説明62Bと、を含む。文字説明62Bは、操作画像62Aにおいてユーザがタッチする部分名称などを含む。
【0076】
第3のリファレンス部63は、シート表面8Aにおいて辺1D側の領域に設けられている。第3のリファレンス部63には、環境試験装置2の装置状態と表示部7の点灯状態との対応関係に関する説明が表示されている。第3のリファレンス部63は、環境試験装置2の装置状態の名称が印刷された第1の部分63Aと、各装置状態に対応する表示部7の点灯状態の情報が印刷された第2の部分63Bと、を含む。環境試験装置2の装置状態には、例えば運転中、一時停止、待機中及び異常発生などが含まれ、環境試験装置2がこれらの装置状態にあるときの表示部7の点灯状態(点灯色など)の情報が第3のリファレンス部63(第2の部分63B)に印刷されている。より具体的には、環境試験装置2の運転中に対応する表示部7の緑色の点灯色や、異常発生中に対応する赤色の点灯色などの情報が印刷されている。これにより、ユーザは、表示部7の点灯色を確認するとともに第3のリファレンス部63の表示説明を参照することで、環境試験装置2の装置状態を把握することができる。
【0077】
第4のリファレンス部64は、第5のリファレンス部65よりも辺1C側に設けられている。第4のリファレンス部64には、操作部5(図2)の画面を環境試験装置2の運転停止操作を行う画面へ切り替える方法が印刷されている。第5のリファレンス部65は、第3のリファレンス部63よりも辺1C側でかつ第4のリファレンス部64よりも辺1B側に設けられている。第5のリファレンス部65には、例えばタイマー設定、スケジュールメモ、クイックアクセスなど、環境試験装置2のその他の機能に関する情報が印刷されている。
【0078】
操作説明シート8は、リファレンス部10及びボード部20を含む略長方形状のシート本体50と、当該シート本体50の外周縁部から外側へ突出するように設けられた突出部30(摘み部)と、を有する。突出部30は、操作説明シート8を環境試験装置2から剥がし取るときにユーザが摘むための部分である。
【0079】
突出部30は、図7に示すように辺1Cの一部(辺1D側の部分)に設けられていてもよいがこれに限定されず、辺1B,1D,1Eにおいて任意の位置に設けられていてもよい。突出部30は、ユーザが摘み易くするため、図7に示すように辺1Cに沿って一定の長さをもって延びるタブであってもよいが、その形状は特に限定されない。また実施形態2のようなシート本体50の外周縁部から外側へ突出する突出部30に代えて、上記実施形態1のようなシート本体50の角部を切り落とした摘み辺51(図3)が摘み部として設けられてもよいし、これらの両方が設けられてもよい。
【0080】
操作説明シート8は、窓部6に貼り付けられたときに(図8)、突出部30が窓枠6Aと重なり、かつ各辺1B,1C,1D,1Eが窓枠6Aの内側に収まるように設計されている。換言すると、シート本体50が窓枠6Aの内側に収まり、かつ突出部30が窓枠6Aと重なるように外側へ延びていてもよい。窓枠6Aは、窓部6よりも装置の手前側に突出した(出っ張った)部分である。そのため、ユーザは突出部30を容易に摘むことができ、操作説明シート1を環境試験装置2から容易に剥がし取ることができる。なお、操作説明シート1は、窓部6に貼り付けられたときに、突出部30も窓枠6Aの内側に収まるように設計されていてもよい。
【0081】
このように、実施形態2に係る操作説明シート8では、環境試験装置2に貼り付けられた状態においてユーザが突出部30を摘んで容易に剥がし取ることができる。なお、実施形態2の操作説明シート8では、環境試験装置2から剥がし取るときに突出部30が裂けてしまうことも考えられるが、上記実施形態1のように摘み辺51(図3)を設けた場合にはこれを防止することができる。
【0082】
<変形例>
最後に、上記実施形態1,2に係る操作説明シート1,8の変形例について説明する。
【0083】
上記操作説明シート1,8は、外面がステンレスによって構成される扉4やガラス製の窓部6に貼り付けられる場合に限定されず、樹脂製の化粧部に貼り付けられてもよい。また環境試験装置2の正面側に限定されず、側面側に貼り付けられてもよい。
【0084】
上記操作説明シート1,8は、環境試験装置2に対して吸着により貼り付けられる場合に限定されず、テープなどの任意の貼付手段により環境試験装置2に貼り付けられてもよい。しかし、テープの剥がし跡などの汚れを防ぐ観点から、本実施形態のような発泡吸着シートによる貼り付けが好ましい。
【0085】
上記操作説明シート1,8において、リファレンス部10には、操作画像(タッチパネル画像)が表示されることが好ましいがこれに限定されず、操作画像が省略され、文字説明のみが表示されてもよい。
【0086】
上記操作説明シート1,8において、リファレンス部10には、環境試験装置2の装置状態と表示部7の点灯状態との対応関係を表示する部分(第1リファレンス部11、第3リファレンス部63)が設けられることが好ましいがこれに限定されず、当該部分が省略されてもよい。
【0087】
上記操作説明シート1,8において、ボード部20は磁石40が吸着可能でなくてもよい。
【0088】
上記操作説明シート1,8において、摘み部が複数設けられてもよい。また摘み部が省略されてもよい。
【0089】
上記操作説明シート1,8において、シート表面1A,8Aにリファレンス部10及びボード部20を設ける位置は特に限定されず、任意のレイアウトを採用することができる。また上記実施形態1,2のようにリファレンス部10及びボード部20が一つずつ設けられるレイアウトに限定されず、複数設けられてもよい。
【0090】
今回開示された実施形態及びその変形例は、全ての点で例示であって、制限的なものではないと解されるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなくて特許請求の範囲により示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0091】
1,8 操作説明シート、1A,8A シート表面、2 環境試験装置、3 装置本体、5 操作部、6 窓部、7 表示部、10 リファレンス部、12A、14A,16A,61A,62A 操作画像、20 ボード部、20A スペース、30 突出部(摘み部)、40 磁石、50 シート本体、51 摘み辺(摘み部)。
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8