特許第6548905号(P6548905)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6548905
(24)【登録日】2019年7月5日
(45)【発行日】2019年7月24日
(54)【発明の名称】スイッチ
(51)【国際特許分類】
   H01H 9/44 20060101AFI20190711BHJP
【FI】
   H01H9/44 A
【請求項の数】4
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2015-22620(P2015-22620)
(22)【出願日】2015年2月6日
(65)【公開番号】特開2016-146273(P2016-146273A)
(43)【公開日】2016年8月12日
【審査請求日】2017年12月1日
(73)【特許権者】
【識別番号】501398606
【氏名又は名称】富士通コンポーネント株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100107766
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠重
(74)【代理人】
【識別番号】100070150
【弁理士】
【氏名又は名称】伊東 忠彦
(72)【発明者】
【氏名】岩本 大栄
【審査官】 内田 勝久
(56)【参考文献】
【文献】 特開2013−041690(JP,A)
【文献】 特開平10−154448(JP,A)
【文献】 特開2004−355844(JP,A)
【文献】 特開2010−073352(JP,A)
【文献】 特開2010−287455(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01H 9/30 〜 9/52
H01H 33/00 〜 33/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
第1の固定接点と第1の可動接点とを有する第1のスイッチ部と、
第2の固定接点と第2の可動接点とを有する第2のスイッチ部と、
を有し、
前記第1の固定接点は第1の固定バネに取り付けられており、
前記第2の固定接点は第2の固定バネに取り付けられており、
前記第1の可動接点は第1の可動板部に取り付けられており、
前記第2の可動接点は第2の可動板部に取り付けられており、
前記第1の固定接点と前記第1の可動接点とが接触し、前記第2の固定接点と前記第2の可動接点とが接触することによりオンとなるスイッチにおいて、
前記第1のスイッチ部と、前記第2のスイッチ部との間に、磁石が設置されており、
前記第1の固定接点と前記第1の可動接点との間で生じたアークは、前記第1の固定接点及び前記第1の可動接点から、前記第1の固定バネ及び前記第1の可動板部固定されている方向とは、反対方向に向かって消弧され、
前記第2の固定接点と前記第2の可動接点との間で生じたアークは、前記第2の固定接点及び前記第2の可動接点から、前記第2の固定バネ及び前記第2の可動板部固定されている方向とは、反対方向に向かって消弧されることを特徴とするスイッチ。
【請求項2】
コの字状に形成されたヨークを有しており、
前記ヨークと前記磁石とは接しており、
前記ヨークの一方の端部と前記磁石との間には、前記第1のスイッチ部が位置しており、
前記ヨークの他方の端部と前記磁石との間には、前記第2のスイッチ部が位置していることを特徴とする請求項1に記載のスイッチ。
【請求項3】
前記スイッチは、両切りスイッチであることを特徴とする請求項1または2に記載のスイッチ。
【請求項4】
第1の固定接点と第1の可動接点とを有する第1のスイッチ部と、
第2の固定接点と第2の可動接点とを有する第2のスイッチ部と、
を有し、
前記第1の固定接点は第1の固定バネに取り付けられており、
前記第2の固定接点は第2の固定バネに取り付けられており、
前記第1の固定接点と前記第1の可動接点とが接触し、前記第2の固定接点と前記第2の可動接点とが接触することによりオンとなるスイッチにおいて、
前記第1のスイッチ部と、前記第2のスイッチ部との間に、磁石が設置されており、
前記磁石の中心位置は、前記第1の固定接点の中心と前記第2の固定接点の中心とを結ぶ位置より、前記第1の固定バネ及び前記第2の固定バネに流れる電流の方向にずれた位置であることを特徴とするスイッチ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、スイッチに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に電気機器は、電源から電力の供給を受け動作しており、電源から電力の供給を受ける際には、電源と電気機器とがコネクタにより接続され、この状態で、スイッチによるオンオフ制御を行うことにより、電力の供給がなされる。
【0003】
近年、地球温暖化等に対する対策の一つとして、ローカルエリアにおける送電においても、電圧変換や送電等における電力損失が少なく、ケーブルの太さも太くする必要のない、直流で高電圧の電力の供給が検討されている。特に、サーバ等の情報機器においては、大量に電力を消費するためこのような電力供給が望ましいものとされている。
【0004】
ところで、このような高電圧の電力の供給の制御をスイッチにより行う場合、スイッチにおける端子間にアークが発生する場合がある。このようなアークが発生すると、アークによる熱により各々の端子が破壊される場合があるため、発生したアークを短時間で消弧する方法が検討されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2013−41690号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
特許文献1において開示されている方法は、発生したアークを消弧するため永久磁石を用いた構造のものであり、固定接点と可動接点からなる一組の接点ごとに、一つの永久磁石が設置されている。しかしながら、高電圧の電力の供給を制御する場合には、複数の接点の組を有するスイッチ、例えば、両切りスイッチと呼ばれる二組の接点を有するスイッチ等が用いられる。このような両切りスイッチ等において、一組の接点ごとに一つの永久磁石を設置すると、永久磁石は接点の組に対応した数、即ち、二個必要となるため、スイッチのコストアップ、大型化、更には、重くなるといった弊害が生じてしまう。
【0007】
このため、複数の接点の組を有しているスイッチにおいて、大型化することなく低コストで、アークを消弧することのできるスイッチが求められている。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本実施の形態の一観点によれば、第1の固定接点と第1の可動接点とを有する第1のスイッチ部と、第2の固定接点と第2の可動接点とを有する第2のスイッチ部と、を有し、前記第1の固定接点は第1の固定バネに取り付けられており、前記第2の固定接点は第2の固定バネに取り付けられており、前記第1の可動接点は第1の可動板部に取り付けられており、前記第2の可動接点は第2の可動板部に取り付けられており、前記第1の固定接点と前記第1の可動接点とが接触し、前記第2の固定接点と前記第2の可動接点とが接触することによりオンとなるスイッチにおいて、前記第1のスイッチ部と、前記第2のスイッチ部との間に、磁石が設置されており、前記第1の固定接点と前記第1の可動接点との間で生じたアークは、前記第1の固定接点及び前記第1の可動接点から、前記第1の固定バネ及び前記第1の可動板部固定されている方向とは、反対方向に向かって消弧され、前記第2の固定接点と前記第2の可動接点との間で生じたアークは、前記第2の固定接点及び前記第2の可動接点から、前記第2の固定バネ及び前記第2の可動板部固定されている方向とは、反対方向に向かって消弧されることを特徴とする。


















【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、複数の接点の組を有しているスイッチにおいて、大型化することなく低コストで、アークを消弧することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
図1】第1の実施の形態におけるスイッチの正面図
図2】第1の実施の形態におけるスイッチの上面図
図3】第1の実施の形態におけるスイッチの断面図
図4】第1の実施の形態におけるスイッチが設置されている回路図
図5】第1の実施の形態における他のスイッチの上面図
図6】第2の実施の形態におけるスイッチが設置されている回路図
図7】第2の実施の形態におけるスイッチの上面図
図8】第2の実施の形態におけるスイッチの断面図
図9】第3の実施の形態におけるスイッチの上面図
図10】第3の実施の形態におけるスイッチの斜視図
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明を実施するための形態について、以下に説明する。尚、同じ部材等については、同一の符号を付して説明を省略する。
【0012】
本実施の形態において説明するスイッチは、高電圧に対応しているものであるが、本実施の形態においては、高電圧とは、電気設備技術基準に定められている「直流750V超」や、国際電気標準会議(IEC:International Electrotechnical Commission)による国際規定である「直流1500V以上」を意味するものではなく、安全低電圧(直流60V未満)を超える電圧、即ち、60V以上を意味するものとする。
【0013】
〔第1の実施の形態〕
第1の実施の形態におけるスイッチについて、図1から図4に基づき説明する。尚、図1は、本実施の形態におけるスイッチの要部における正面図であり、図2は上面図であり、図3(a)は後述する第1のスイッチ部100における断面図であり、図3(b)は第2のスイッチ部200における断面図である。
【0014】
本実施の形態におけるスイッチは、両切りスイッチと呼ばれるものであり、図1から図3に示されるように、第1のスイッチ部100と第2のスイッチ部200とを有している。第1のスイッチ部100は、第1の固定部110と第1の可動部120とを有しており、第2のスイッチ部200は、第2の固定部210と第2の可動部220とを有している。
【0015】
本実施の形態におけるスイッチでは、第1の固定部110と第1の可動部120とが接触し、第2の固定部210と第2の可動部220とが接触することにより、スイッチがオンとなり電子機器等への電力の供給がなされる。尚、第1の固定部110と第1の可動部120、または、第2の固定部210と第2の可動部220のうちのいずれか一方が接触していない状態においては、スイッチはオフ状態となるため、電子機器等への電力の供給はなされない。
【0016】
第1の固定部110は、第1の固定接点111及び第1の固定バネ112を有しており、第1の固定バネ112には第1の固定部外部端子113が接続されている。第2の固定部210は、第2の固定接点211及び第2の固定バネ212を有しており、第2の固定バネ212には第2の固定部外部端子213が接続されている。第1の可動部120は、第1の可動接点121、第1の可動板部122及び第1の可動バネ123を有しており、第1の可動バネ123には第1の可動部外部端子124が接続されている。第2の可動部220は、第2の可動接点221、第2の可動板部222及び第2の可動バネ223を有しており、第2の可動部外部端子224が接続されている。
【0017】
第1の可動部120の第1の可動板部122及び、第2の可動部220の第2の可動板部222は、ともにカード310に接続されている。よって、カード310を図面において押し下げることにより、第1の可動部120の第1の可動接点121及び第2の可動部220の第2の可動接点221を下方向に動かすことができる。これにより、第1の可動接点121を第1の固定部110の第1の固定接点111に接触させるとともに、第2の可動接点221を第2の固定部210の第2の固定接点211に接触させることができる。このようにして、本実施の形態におけるスイッチはオンとなる。
【0018】
本実施の形態におけるスイッチでは、アークを消弧する永久磁石320が第1のスイッチ部100と第2のスイッチ部200との間に設置されている。より詳細には、永久磁石320は、第1の固定接点111及び第1の可動接点と121とが配置される部分と、第2の固定接点211及び第2の可動接点と221とが配置される部分との間に設置されている。これにより、第1の固定接点111と第1の可動接点と121との間の接点間領域、及び第2の固定接点211と第2の可動接点と221との間の接点間領域に、磁界を発生させることができる。このように、接点間領域に磁界を発生させることにより、接点間にアークが発生した場合にはアークを飛ばし、効率よくアークを消弧することができる。
【0019】
本実施の形態におけるスイッチは、図4に示されるように、直流電源10及び負荷となる電子機器20に接続されている。直流電源10の正極は第1のスイッチ部100の第1の可動接点121と接続されており、第1のスイッチ部100の第1の固定接点111は電子機器20に接続されている。また、直流電源10の負極は、第2のスイッチ部200の第2の可動接点221と接続されており、第2のスイッチ部200の第2の固定接点211は電子機器20に接続されている。
【0020】
図4に示されるように本実施の形態におけるスイッチを直流電源10及び電子機器20に接続することにより、本実施の形態におけるスイッチがオンとなった場合には、電流は図2及び図3における破線矢印に示される向きに流れる。具体的には、第1のスイッチ部100において電流は第1の可動接点121から第1の固定接点111に向かって流れ、第2のスイッチ部200において電流は第2の固定接点211から第2の可動接点221に向かって流れる。図2に示されるように、第1のスイッチ部100側がS極となり、第2のスイッチ部200側がN極となるように永久磁石320が設置されている場合、永久磁石320の磁界は、図2において一点鎖線の矢印で示される方向に発生する。よって、アークは、二点鎖線の矢印で示される方向、即ち、第1のスイッチ部100においては第1の可動バネ123及び第1の固定バネ112が設けられている方向に向かって飛ばすことができ、第2のスイッチ部200においては、第2の可動バネ223及び第2の固定バネ212が設けられている方向とは反対方向に向かって飛ばすことができる。
【0021】
本実施の形態においては、第1のスイッチ部100及び第2のスイッチ部200を有する両切りスイッチにおいても、一つの永久磁石320により、各々の接点間において発生したアークを飛ばすことができる。従って、両切りスイッチにおいて、小型で、軽量で、低コストで、アークを消弧することのできるスイッチを得ることができる。
【0022】
尚、本実施の形態におけるスイッチは、図5に示すように、永久磁石320を第1の固定接点111・第1の可動接点と121と第2の固定接点211・第2の可動接点と221との中間の位置より外側(図5図示右側)にずれた位置に設置してもよい。この場合、各接点位置に働く磁界の向きは、図5図示二点鎖線の矢印で示すように可動バネ・固定バネの延長方向に対して斜め向きとなる。これにより、第1のスイッチ部100で発生するアークを、第1の固定バネ112及び第1の可動バネ123に沿った方向、即ち、第1の固定バネ112及び第1の可動バネ123において電流の流れる方向とは平行ではない方向に飛ばすことができ、アークを消弧しやすい。第2のスイッチ部200で発生するアークについても、第2の固定バネ212及び第2の可動バネ223に沿った方向とは平行ではない方向に飛ばすことができる。尚、図5においては、電流の流れる方向を破線矢印で示し、永久磁石320により生じた磁界の方向を一点鎖線矢印で示し、アークの飛ぶ方向を二点鎖線矢印により示す。
【0023】
図2の場合には、第1のスイッチ部100で発生したアークは、第1の可動バネ123の根元に向けて飛ばされるため、第1の可動バネ123の根元でそれ以上アークを伸ばすことができず、アークの消弧が十分にできない可能性がある。一方、図5のようにアークを飛ばすことで、接点間に発生したアークを十分伸ばすことができ、より効果的にアークを消弧することが可能となる。
【0024】
本実施の形態におけるスイッチは、スイッチ単体として用いることができ、また、コネクタにスイッチを組み入れたスイッチ付きコネクタにおけるスイッチとして用いることも可能である。
【0025】
〔第2の実施の形態〕
次に、第2の実施の形態について説明する。本実施の形態におけるスイッチは、第2のスイッチ部200における接続を逆にすることにより、第1のスイッチ部100及び第2のスイッチ部200において、双方とも電流が可動接点から固定接点に流れるようにしている。本実施の形態におけるスイッチについて、図6から図8に基づき説明する。尚、図6は、本実施の形態におけるスイッチの接続状態を示す回路図であり、図7は、本実施の形態におけるスイッチの要部の上面図であり、図8(a)は第1のスイッチ部100における断面図であり、図8(b)は第2のスイッチ部200における断面図である。
【0026】
本実施の形態におけるスイッチは、図6に示されるように直流電源10及び電子機器20に接続されている。直流電源10の正極は、第1のスイッチ部100の第1の可動接点121と接続されており、第1のスイッチ部100の第1の固定接点111は電子機器20の正極端子に接続されている。また、直流電源10の負極は、第2のスイッチ部200の第2の固定接点211と接続されており、第2のスイッチ部200の第2の可動接点221は電子機器20の負極端子に接続されている。
【0027】
本実施の形態におけるスイッチを、図6に示されるように直流電源10及び電子機器20に接続することにより、スイッチがオンとなった際には、電流は、図7及び図8における破線矢印に示される向きに流れる。具体的には、電流は、第1のスイッチ部100においては第1の可動接点121から第1の固定接点111に向かって流れ、第2のスイッチ部200においても第2の可動接点221から第2の固定接点211に向かって流れる。図7に示されるように、第1のスイッチ部100側がS極となり、第2のスイッチ部200側がN極となるように永久磁石320が設置されている場合、永久磁石320が発生する磁界は、図7において一点鎖線の矢印で示される方向に発生する。
【0028】
よって、接点間に発生するアークは二点鎖線の矢印で示される方向、即ち、第1のスイッチ部100においては、第1の可動バネ123及び第1の固定バネ112が設けられている方向とは反対方向に向かって飛ばすことができる。また、第2のスイッチ部200においては、即ち、第2の可動バネ223及び第2の固定バネ212が設けられている方向とは反対方向に向かって飛ばすことができる。言い換えるならば、第1のスイッチ部100では第1の固定部110及び第1の可動部120から離れる方向にアークを飛ばすことができ、第2のスイッチ部200でも第2の固定部210及び第2の可動部220から離れる方向にアークを飛ばすことができる。
【0029】
尚、上記においては、電流が、第1のスイッチ部100では第1の可動接点121から第1の固定接点111に向かって流れ、第2のスイッチ部200でも第2の可動接点221から第2の固定接点211に向かって流れる場合について説明した。しかしながら、永久磁石320を逆向きに設置し、第1のスイッチ部100及び第2のスイッチ部200の双方において固定接点から可動接点に向かうように電流が流れるようにスイッチを電源および負荷に接続してもよい。即ち、第1のスイッチ部100側がN極となり、第2のスイッチ部200側がS極となるように永久磁石320を設置してもよい。
【0030】
尚、上記以外の構成は第1の実施の形態と同様である。
【0031】
〔第3の実施の形態〕
次に、第3の実施の形態について、図9及び図10に基づき説明する。本実施の形態は、固定接点と可動接点との間の領域に磁界を集中させるためのヨーク330が設けられている構造のものである。即ち、永久磁石320により発生した磁界を第1の固定接点111と第1の可動接点121との間の接点間の領域、および第2の固定接点211と第2の可動接点221との間の接点間の領域に集中させるためのヨーク330が設けられている。
【0032】
本実施の形態におけるヨーク330はコの字状に形成されている。コの字状に形成されているヨーク330の内側の中央近傍には永久磁石320が設置されている。ヨーク330は、第1の固定接点111及び第1の可動接点121、第2の固定接点211及び第2の可動接点221がコの字状に形成されている部分の内側に位置するように設置されている。よって、第1の固定接点111及び第1の可動接点121はヨーク330の一方の端部331と永久磁石320との間に挟まれており、第2の固定接点211及び第2の可動接点221はヨーク330の他方の端部332と永久磁石320との間に挟まれている。
【0033】
ヨーク330は、鉄、コバルト、ニッケル等の磁性材料を含む材料により形成されている。また、永久磁石320とヨーク330は磁束の漏れが少なくなるように接しており、永久磁石320において発生した磁束は、ヨーク330内を通る。即ち、永久磁石320において発生した磁束は、図9における一点鎖線に示されるように、ヨーク330内を通り、第1の固定接点111と第1の可動接点121との間、第2の固定接点211と第2の可動接点221との間を通る。
【0034】
本実施の形態において、ヨーク330の一方の端部331と永久磁石320との間に挟まれている第1のスイッチ部100の接点間の領域に永久磁石320により発生した磁界を集中させることができる。これにより、第1の固定接点111と第1の可動接点121との間の接点間の領域における磁界を強めることができ、接点間にアークが発生してもアークを効率よく短時間で消弧することができる。同様に、ヨーク330の他方の端部332と永久磁石320との間に挟まれている第2のスイッチ部200の接点間の領域に永久磁石320により発生した磁界を集中させることができる。これにより、第2の固定接点211と第2の可動接点221との間の接点間の領域における磁界を強めることができ、接点間にアークが発生しても、アークを効率よく短時間で消弧することができる。
【0035】
尚、上記以外の内容については、第1の実施の形態と同様である。
【0036】
以上、本発明の実施に係る形態について説明したが、上記内容は、発明の内容を限定するものではない。
【符号の説明】
【0037】
10 電源
20 電子機器
100 第1のスイッチ部
110 第1の固定部
111 第1の固定接点
112 第1の固定バネ
113 第1の固定部外部端子
120 第1の可動部
121 第1の可動接点
122 第1の可動板部
123 第1の可動バネ
124 第1の可動部外部端子
200 第2のスイッチ部
210 第2の固定部
211 第2の固定接点
212 第2の固定バネ
213 第2の固定部外部端子
220 第2の可動部
221 第2の可動接点
222 第2の可動板部
223 第2の可動バネ
224 第2の可動部外部端子
310 カード
320 永久磁石
330 ヨーク
331 一方の端部
332 他方の端部
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10