(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6549568
(24)【登録日】2019年7月5日
(45)【発行日】2019年7月24日
(54)【発明の名称】ターボ機械用ギアボックスのピニオン壁内の歯車列の組み込み
(51)【国際特許分類】
F16H 1/28 20060101AFI20190711BHJP
F02C 7/36 20060101ALI20190711BHJP
【FI】
F16H1/28
F02C7/36
【請求項の数】8
【全頁数】10
(21)【出願番号】特願2016-524875(P2016-524875)
(86)(22)【出願日】2014年7月9日
(65)【公表番号】特表2016-525193(P2016-525193A)
(43)【公表日】2016年8月22日
(86)【国際出願番号】FR2014051760
(87)【国際公開番号】WO2015004387
(87)【国際公開日】20150115
【審査請求日】2017年6月22日
(31)【優先権主張番号】1356787
(32)【優先日】2013年7月10日
(33)【優先権主張国】FR
(73)【特許権者】
【識別番号】502150878
【氏名又は名称】イスパノ・シユイザ
(74)【代理人】
【識別番号】110001173
【氏名又は名称】特許業務法人川口國際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】プリュネラ−ウサ,ステファーヌ
(72)【発明者】
【氏名】ベック,ギヨーム
(72)【発明者】
【氏名】ペルティエ,ジョルダーヌ
【審査官】
木戸 優華
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2003/0220169(US,A1)
【文献】
特開2003−112693(JP,A)
【文献】
実開平06−028393(JP,U)
【文献】
米国特許出願公開第2003/0145602(US,A1)
【文献】
米国特許第05257685(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F16H 1/28
F02C 7/36
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
互いに噛み合う複数の主ピニオン(10;13、14;15)を備える航空機駆動チェーンであって、第一主ピニオン(10)は内部容積(12)を定める壁(21、22)を含み、外歯(24)は壁(21、22)の外表面(21a)上に設けられ、外歯(24)は少なくとも1つの第二主ピニオン(13、14;15)と噛み合い、ギアシステム(11)は内部容積(12)に組み込まれ、ギアシステム(11)は、環状部材(21、22)を含み、内歯(25)は環状部材の内表面に設けられ、第一主ピニオン(10)およびギアシステム(11)は、増倍器または減速機を形成して駆動部材と従動部材との間の機械的エネルギー伝達を確保するように連帯して構成されており、
ギアシステム(11)が、少なくとも2つの遊星ピニオン(40)、遊星キャリア部材(41)、および太陽歯(50)を含み、太陽歯(50)は駆動部材または従動部材に接続されたシャフト(42)上に設けられ、遊星ピニオン(40)は内歯(25)および太陽歯(50)と噛み合い、
環状部材が第一主ピニオン(10)の壁(21、22)を含み、遊星キャリア部材(41)は航空機マウントに対して静止している、航空機駆動チェーン。
【請求項2】
ギアシステム(11)のすべてのギア歯が、外歯(24)を横切る同じ中央平面Pによって横切られるように配置されている、請求項1に記載の航空機駆動チェーン。
【請求項3】
ギアシステム(11)が、直径(D1、D2)の異なる第一(149a)および第二(149b)の歯を有する少なくとも1つの遊星ピニオン(40)を含む、請求項1に記載の航空機駆動チェーン。
【請求項4】
第一主ピニオン(10)への運動入力が外歯(24)によって行われる、請求項1から3のいずれか一項に記載の航空機駆動チェーン。
【請求項5】
第一主ピニオン(10)への運動入力が、駆動部材に接続されたシャフト(42)を通じて、または第一主ピニオン(10)に接続されたシャフト(42)と同軸の別のシャフト(23)を通じて行われる、請求項1から4のいずれか一項に記載の航空機駆動チェーン。
【請求項6】
第一主ピニオン(10)がベベルギアの一部である、請求項1から5のいずれか一項に記載の航空機駆動チェーン。
【請求項7】
補機ギアボックス(AGB)タイプの駆動装置向けの、請求項1から6のいずれか一項に記載の航空機駆動チェーン。
【請求項8】
請求項1から7のいずれか一項に記載の航空機駆動チェーンを含む、補機ギアボックス(AGB)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、航空機内に存在するギアチェーン(または駆動チェーン)に関する。
【背景技術】
【0002】
これらのギアチェーンは、始動機によって駆動されて回転するとき、たとえばターボ機械始動機または圧縮機などの駆動部材と、たとえば発電器または油圧ポンプタイプの補機などの従動部材、若しくはその始動段階にあるターボ機械そのものとの間の機械的エネルギーの伝達を、可能にする。補機ギアボックス(AGB)は、補機を駆動するためのギアチェーンの具体例である。このタイプの補機ギアボックス構造は、米国特許出願公開第2012/0006137号明細書に記載されている。
【0003】
増倍または減速機能は通常、入力運動の回転速度が各駆動部材または従動部材に特有のパラメータに適合できるようにする。
【0004】
たとえば、始動機は2つの部品を備える:羽根車と称される可動部材と、減速機である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】米国特許出願公開第2012/0006137号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明の目的は、駆動チェーンおよび/または補機の全体的な寸法を制限するように小型の、このような倍増または減速機能を組み込んだギアチェーン構造を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0007】
このため本発明は、互いに噛み合う複数の主ピニオンを備える航空機ターボ機械用の補機駆動チェーンに関し、第一主ピニオンは内部容積を区切る壁を有し、外歯は壁の外表面上に設けられ、外歯は少なくとも1つの第二主ピニオンと噛み合い、ギアシステムは内部容積に組み込まれ、第一主ピニオンおよびギアシステムは、増倍器または減速機を形成して駆動部材と従動部材との間の機械的エネルギー伝達を確保するように連帯して構成されている。
【0008】
このため本発明は、部材自体の中にではなく、ギアチェーンピニオンの中への航空機駆動または従動部材の増倍器(および/または減速機)構造の統合を、可能にする。これにより、この部材の体積および片持ち状になっている重量の減少を可能にする。これは有利なことに、一方ではこの部材の実装フランジに対する制約を軽減し、他方ではギアチェーンがその中に組み立てられるモジュールの内部容積を最適化する結果となる。
【0009】
補機の体積を減少させることで、ターボ機械の中への補機ギアボックスの組み込みを容易にする。
【0010】
有利な特徴によれば、ギアシステムは、環状部材、少なくとも2つの遊星ピニオン、遊星キャリア部材、および太陽歯を含み、太陽歯は駆動部材または従動部材に接続されたシャフト上に設けられ、内歯は環状部材の内表面に設けられ、遊星ピニオンは内歯および太陽歯と噛み合う。
【0011】
有利な特徴によれば、環状部材は第一主ピニオンの壁であり、遊星キャリア部材は航空機マウントに対して静止している。
【0012】
代替の有利な特徴によれば、環状部材は航空機マウントに対して静止している環状壁を含み、遊星キャリア部材はピニオンに固定され、これに対して静止している。
【0013】
有利な特徴によれば、ギアシステムのすべてのギアは、外歯を横切る同じ中央平面Pによって横切られるように、配置される。
【0014】
有利な代替の特徴によれば、ギアシステムは、直径の異なる第一および第二の歯を有する少なくとも1つの遊星ピニオンを含む。
【0015】
このような二重歯は有利なことに、最小限の全体寸法を有する広範な変速比を提供する。
【0016】
有利な特徴によれば、第一主ピニオンへの運動入力は、外歯を通じて行われることが可能である。
【0017】
あるいは、または累積的に、第一主ピニオンへの運動入力は、駆動部材に接続されたシャフトを通じて、またはピニオンに接続されてシャフトと同軸の別のシャフトを通じて、行われる。
【0018】
特定の特徴によれば、第一主ピニオンはリングベベルギアの一部である。
【0019】
たとえば、AGBの第一主ピニオンが圧縮機シャフトに最も近いピニオンであることが、可能である。
【0020】
上述のギアチェーンはたとえば、AGBタイプの駆動装置向けである。
【0021】
本発明はまた、上述のような駆動チェーンを含む補機ギアボックスにも関する。
【0022】
以下、非限定例により、本発明の実施形態は、下記の添付図面を参照して記載される。
【図面の簡単な説明】
【0023】
【
図1A】内部筐体を有するピニオンを示す斜視断面図である。
【
図1B】このピニオンと、内部筐体に組み込まれた倍増機とを組み合わせた機械装置を示す斜視断面図である(ここではブロックにより図式化されている)。
【
図2A】倍増機は示されていないが、たとえば2つのAGBなど、異なるギアチェーンに
図1Aおよび
図1Bのピニオンを組み込む可能性を示す映画的な図である。
【
図2B】倍増機は示されていないが、たとえば2つのAGBなど、異なるギアチェーンに
図1Aおよび
図1Bのピニオンを組み込む可能性を示す映画的な図である。
【
図3】ピニオンの内部筐体に組み込まれた倍増機を詳細に示す、類似の観点による
図1Bの装置の第一の実施形態の斜視断面図である。
【
図4】
図3の代替装置の要素間の相互作用を示す映画的な図である。
【
図5】
図3の別の代替装置に使用されることが可能な二重遊星ピニオンの線図である。
【
図6】
図1Bの装置の第二の実施形態の要素間の相互作用を示す映画的な図である。
【発明を実施するための形態】
【0024】
図1Aは、じょうご型の全体的形状および縦配向Xを有する、歯車とも称されるピニオン10を示す。
【0025】
特定のレイアウトにおいて、ピニオン10は、リム21、壁22、バレル23、外歯24、および内歯25を含む。
【0026】
リム21およびバレル23は円筒形で同軸であり、バレル23の直径はリム21の直径よりも小さい。バレル23はここでは中空シャフトである。あるいは、バレル23は中実シャフトである。壁22はここでは円錐台形状を有する。壁22は、第一縁円径縁22aを通じてリム21の端縁に、そして第一縁22aよりも小さい直径の第二円形縁22bを通じてバレル23の端縁に、連結されている。図示されない代替例として、壁22は平坦である。壁22はまた、その表面の一部に開口部を含むことができる。
【0027】
リム21および壁22は、内部筐体12を共同で区切る。
【0028】
外歯24は、リム21の外表面21aから外側まで径方向に延在する。歯24はここでは直歯である。別の図示されない代替例では、これらの歯は螺旋状またはその他のタイプである。
【0029】
内歯25は、リム21の内表面21bから内側まで、つまりここでは歯24とは反対に内部筐体12の中まで、径方向に延在する。
図1A、
図1B、および
図3に示される例において、歯25は直歯である。図示されない代替例において、これらの歯は螺旋状またはその他のタイプである。
【0030】
図1Bは、増倍器11が上述のピニオン10の内部筐体12の中に実装されている、機械装置9を示す。
図1Bにおいて、増倍器11は、シリンダを半分にして簡素化された形で示されている。
【0031】
図3に詳しく示される装置9において、増倍器11は、遊星歯車40(または遊星ピニオン)、遊星キャリア41、およびシャフト42を含む。
【0032】
ここで、遊星歯車40は直歯49を有する歯車である。図示されない代替例において、これらの歯は螺旋状またはその他のタイプである。歯49は各々内歯25と噛み合う。ここでは3つの遊星歯車40がある(
図3では2つしか見えていない)。図示されない代替例において、遊星歯車の数はたとえば2または4など、3とは異なっている。
【0033】
遊星キャリア41はここで、2つのパネル43、円筒形部分45、円錐台形部分47およびフランジ48を含む。
【0034】
パネル43は互いに平行である。その間では、これらのパネル43は、遊星歯車40が実装されたシャフト44を支持し、その各々は、ころ、軸受、またはその他のタイプの不図示のシステムを通じて、回転運動可能に組み立てられている。
【0035】
遊星キャリア41の円筒形部分45は、バレル23から最も遠いパネル43から延在する。軸受46、ここでは、ころはピニオン10のリム21と部分45との間の回転機械接続を提供する。図示されないバージョンでは、この回転案内は、軸受などの別の技術的要素によって保証される。
【0036】
円錐台形部分47は、円筒形部分45から連続して狭化することによって延在する。
【0037】
最後に、遊星キャリア41のフランジ48は、縦配向Xに対して直角に、円錐台形部分の遠位末端に配置される。フランジ48は、増倍器11が固定フレーム(図示せず)に対して所定位置に保持されることを可能にする。
【0038】
シャフト42は、遊星キャリア41内に収容された末端に、直歯50を有する。図示されないバージョンでは、これらの歯は螺旋状またはその他のタイプである。これらの歯50は、遊星歯車40の各々の歯49と噛み合う。ここでシャフト42は、バレル23およびリム21と同軸に設けられている。歯50はここで、シャフト42の末端に直接形成されている。あるいは、これらはシャフト42の対応する末端に実装されたピニオン(図示せず)に属することができる。
【0039】
増倍器11およびピニオン10から独立したフランジ30は、ここでは、ころであるが軸受などの別のタイプであってもよい軸受31を通じて、バレル23に実装される。このフランジ30は、固定フレーム(図示せず)に対して所定位置にピニオン10を保持する。
【0040】
図3および
図4に示される装置9は単一の遊星歯車列の形態であり、ここでピニオン10は内歯25を介して可動環状体の役割を果たし、シャフト42上に設けられた歯50は可動(または太陽)内部ギアの役割を果たし、遊星キャリア41は固定フレームに固定されている。用語「環状体」は、遊星ピニオンが噛み合う内歯を含む環状要素を指す。
【0041】
装置9の代替実施形態209は、
図6を参照して後述される。
【0042】
図2Aおよび
図2Bに見られるように、装置9のピニオン10は、後に記載されるボックス4aおよび4bなどの補機ギアボックスの中で、ギアチェーンまたは駆動チェーン(または駆動列)の中に異なるやり方で組み込まれることが可能である。
【0043】
図2Aにおいて、ピニオン10は、補機ギアボックス(AGB)4aの第一駆動列5の中に実装される。より正確には、ピニオン10はその歯24によって、24a内の上流では歯車13と、24b内の下流では歯車14と、噛み合う。上流により、歯車13が、駆動チェーン5の中で、そこから機械的運動を受け取ることが可能なターボ機械圧縮機のシャフトに最も近いことが、理解される。このため歯車13を回転させることで、ピニオン10および下流に実装された歯車14を駆動する。ピニオン10への運動入力または動力入力はその後、外歯24を通じて行われる。
【0044】
図2Bにおいて、ピニオン10は補機ギアボックス4bの第二駆動チェーン6とともに実装される。ここで、ピニオン10は、駆動チェーン6の末端で、24cにおいて歯車15と噛み合う。
【0045】
代替例として、圧縮機シャフトからの補機ギアボックス内の運動入力はピニオン10の外歯24を通じて行われ、すなわちピニオン10は、ピニオン13および14(
図2A)または15(
図2B)をそれぞれ含むギアチェーン5または6に動力を送達する。
【0046】
図2Aおよび
図2Bの例は限定的ではなく、ピニオン10は駆動チェーン内の異なる場所に実装されることが可能である。また駆動チェーン内の歯車の数は2または3とは異なってもよく、たとえば非限定的に4または5であってもよい。
【0047】
シャフト42は、補機ギアボックスの外側に位置する不図示の駆動または従動部材に動作可能に接続されている。
【0048】
ピニオン10への運動入力が外歯24を通じて行われるとき、たとえば先に記載されたように運動がターボ機械圧縮機から来るとき、増倍器11は、補機が所望の回転速度で供給されることを可能にする。
【0049】
あるいは、補機は、それ自体がAGBの駆動チェーンを駆動する、駆動部材(たとえば始動機)に置き換えられる。ピニオン10への運動入力または動力入力は、その後、駆動部材に接続されたシャフト42を通じて、あるいはピニオン10のリム21に統合されてシャフト42と同軸のシャフト23を通じて、行われる。
【0050】
図示されない代替例として、ピニオンはベベルギアの一部であり、外歯はたとえば円錐形または円錐台形のリム上に形成される。バレル23は、シャフト42に接続された補機の反対側で、補機ギアボックス4aまたは4bの外側に位置する別の不図示の補機に接続されることが可能である。
【0051】
上述の装置9は、その回転駆動がバレル23、歯24、またはシャフト42のいずれによって行われるかに応じて、増倍器または減速機の両方として使用されることが可能である。
【0052】
上述の装置9の代替例が、
図4に図式化されている。この図には4つの遊星歯車40がある(そのうちの2つが断面に見えている)。
【0053】
図3および
図4に示される装置9において、増倍器11およびピニオン10の歯はリム21の同じ中央平面P内に配置されており、中央平面Pは縦方向Xに対して直角である。
【0054】
代替例として、歯24および25は互いに交互に配置されており、つまりリム21のいずれかの側に面していない。
【0055】
さらに代替的に、たとえばより重要な、異なる変速比を可能にするために、二重遊星歯車140(
図5参照)を含む二重エピサイクリック歯車列を使用することも、可能である。この場合、各二重遊星歯車140は2つの外歯149aおよび19bを含むことができる:第一の歯149aはたとえば第二の歯149bの直径D2よりも小さい直径D1であり、第一の歯149aは歯50と噛み合い、第二の歯は歯25と噛み合っている。
【0056】
図6に示される装置9は、
図3および
図4を参照して記載された装置9の代替案である。装置9および209に共通の部品は同じ参照番号を有し、再度記載されることはない。
【0057】
装置209はピニオン210および環状体241を含む。
【0058】
ピニオン210は、そのリム21上に外歯24と対向する内歯を担持しない点において、ピニオン10とは異なっている。他方で、パネル243はリム21の内面に連結されている。シャフト44はパネル243上に実装され、ピニオン40を担持する。
【0059】
環状体241は、ピニオン210のリム21と同軸の環状部分221を有する。環状部分221は、歯49と噛み合う内歯225を担持する。環状体241はここで、フランジ48を介して固定補機ギアボックスのフレームに固定されている。
【0060】
図6に示される装置209は、ピニオン210が可動遊星キャリアの役割を果たす、単一のエピサイクリック歯車列の形態である。
【0061】
別の代替実施形態もまだ、本発明の範囲から逸脱することなく可能である。たとえば、
図3および
図4を参照して記載される実施形態において、リム21と遊星歯車40との間にフリーホイールシステム(たとえばラチェットホイールタイプ)を挿入することが可能であり、すると歯25はフリーホイールシステムの内部リング上に設けられる。また、
図6を参照して記載される実施形態において、リム221と遊星歯車40との間にフリーホイールシステムを挿入することが可能である。
【0062】
図2Aおよび
図2Bを参照すると、ギアチェーン5および6は、補機ギアボックス(すなわちAGB)4aまたは4b内に実装されるものとして記載されている。
【0063】
一般的に言えば、本発明は上述の例示的装置に限定されるものではないことが、理解されるだろう。本発明は、補機ギアボックスによって駆動され、特定の増倍または減速機能を必要とする、いずれの補機にも適用可能である。