(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記複数の導電性パッドのうちの1対の導電性パッドが前記複数のキャビティの各々の中に配設され、導電性パッドの各対のうちの第1の導電性パッドが前記複数のキャビティのうちのキャビティの底面上に配設され、導電性パッドの各対のうちの第2の導電性パッドが前記複数の導体のうちの導体に結合される、請求項1に記載のデバイス。
【発明を実施するための形態】
【0009】
本開示の態様は、具体的な例を対象とする以下の記載および関係する図面中に記載される。本開示の範囲から逸脱することなく、代替の例が考案され得る。加えて、よく知られている要素は、本開示の関連する詳細を不明瞭にしないように、詳細には記載しない、または省略することとする。
【0010】
「例示的(exemplary)」という言葉は、本明細書では、「例、事例、または説明として働くこと」を意味するように使用される。本明細書において「例示的」として説明されるどんな例も、他の例に比べて好ましいまたは有利であると必ずしも解釈すべきではない。同様に、「例(example)」という用語は、論じられる特徴、利点、または動作モードをすべての例が含むことを要求するものではない。
【0011】
本明細書で使用される用語法は、特定の例を記載することのみのためであり、例を制限することを意図していない。本明細書で使用するとき、単数形「a」、「an」、および「the」は、文脈がそうでないと明らかに示さない限り、複数形を同様に含むことを意図している。「備える、含む(comprises)」、「備えている、含んでいる(comprising)」、「含む(includes)」または「含んでいる(including)」という用語は、本明細書で使用するとき、明記される特徴、整数、動作、要素、および/または構成要素の存在を指定するが、1つまたは複数の他の特徴、整数、動作、要素、構成要素、またはそれらのグループの存在または追加を排除しないことをさらに理解されよう。さらに、「または、もしくは(or)」という言葉は、ブール演算子の「OR」と同じ意味を有しており、すなわち、「いずれか」および「両方」の可能性を包含しており、別段に明記されていない限り、「排他的or」(「XOR」)に限定されない。2つの隣接する語の間の記号「/」は、別段に明記されていない限り、「または」と同じ意味を有することも理解される。さらに、「〜に接続される」、「〜に結合される」、または「〜と通信している」などの語句は、別段に明記されていない限り、直接の接続に限定されない。
【0012】
図1は集積回路デバイスの例の断面図である。
図1に示される例では、誘電体層104がパッケージ102上に設けられる。誘電体104は、パッケージ102と直接接触する第1の面106、および第1の面106と反対の第2の面108を有する。接着剤122が誘電体層104内に設けられる。導電性パッドの1つまたは複数の層、たとえば、
図1に示されるような、それぞれ導電性ビア114a〜cによって接続される導電性パッド112a〜cと導電性パッド116a〜cの2つの層が誘電体層104内に設けられ、接着剤122によって少なくとも部分的に囲繞される。
【0013】
導電性パッド(たとえば、116a〜c)の最も外側の層のみが、部分的にくぼみまたはキャビティ内にあってよい。言い換えると、導電性パッド(たとえば、116a〜c)の最も外側の層は、その面を別の導体に電気的に接続するために露出される面を有することができる。この例では、導電性パッド112a、112b、112c、114a、114b、114c、116a、116b、および116cの側壁が、接着剤122と直接接触する。あるいは、導電性パッドの単一の層、2つの層、または3つ以上の層を設けることができる。一例では、複数の導体120a、120b、および120cが、それぞれ導電性パッド116a、116b、および116c上に設けられる。
【0014】
一例では、パッケージ102は、ウェハレベルパッケージ(WLP)などのパッケージ、またはボールグリッドアレイ(BGA)のボールを利用するインターポーザ技術を使用する別のタイプのデバイスであってよい。一例では、誘電体層104は、ポリイミド(PI)層などのパッシベーション層であって、外側の要素との化学反応から導電性パッドを保護することができる。一例では、導電性パッド112a、112b、112c、114a、114b、114c、116a、116b、および116cは、たとえば、2つの再分配層(RDL)および2つのRDLを接続するビアとして設けることができる。一例では、導体120a、120b、および120cは、たとえば、BGAのボールなどの金属ボールまたは銅のピラーなどのピラーであってよい。
図1に図示される例における集積回路デバイスの底面図が
図3に示されており、それは、下でより詳細に記載されることになる。
図1の集積回路デバイスを作るためのプロセスの例は、
図4A〜
図4Dに関して下でより詳細に記載されることになる。
【0015】
図2は、集積回路デバイスの代替例の断面図である。
図1に示される例のように、
図2に図示される例は、パッケージ102と直接接触する第1の面106、および第1の面106と反対の第2の面108を有する誘電体層104を含む。導電性パッドの1つまたは複数の層、たとえば、
図2に示されるような、それぞれ導電性ビア114a〜cによって接続される導電性パッド112a〜cと導電性パッド116a〜cの2つの層が誘電体層104内に設けられ、接着剤122によって少なくとも部分的に囲繞される。
図2に示される代替例では、導電性パッド112a〜cおよび導電性パッド116a〜cの側壁ならびに導電性ビア114a〜cは、
図1に示されるような接着剤122の代わりに、誘電体層104によって囲繞される。
図2では、接着剤122が誘電体層104内に設けられる。接着剤122は、導電性パッド112a〜cおよび導電性パッド116a〜cならびに導電性ビア114a〜cを囲繞する誘電体層104内のドーナツ型のくぼみまたはキャビティ内に設けることができる。その底面図が、
図3に示される。あるいは、接着剤122が設けられる円形のドーナツ型のキャビティの代わりに、そのようなキャビティは、矩形、六角形、八角形、または他の多角形として形成することができる。
【0016】
導電性パッド(たとえば、116a〜c)の最も外側の層のみが、部分的にくぼみまたはキャビティ内にあってよい。言い換えると、導電性パッド(たとえば、116a〜c)の最も外側の層は、その面を別の導体に電気的に接続するために露出される面を有することができる。
図2に示される例では、導電性パッド112a、112b、112c、114a、114b、114c、116a、116b、および116cの側壁が、誘電体層104と直接接触する。あるいは、導電性パッドの単一の層、2つの層、または3つ以上の層を設けることができる。一例では、複数の導体120a、120b、および120cが、それぞれ導電性パッド116a、116b、および116c上に設けられる。
【0017】
一例では、
図2に示されるようなパッケージ102は、WLPなどのパッケージ、またはBGAのボールを利用するインターポーザ技術を使用する別のタイプのデバイスであってよい。一例では、誘電体層104は、PI層などのパッシベーション層であり、外側の要素との化学反応から導電性パッドを保護することができる。一例では、導電性パッド112a、112b、112c、114a、114b、114c、116a、116b、および116cは、たとえば、2つのRDLおよび2つのRDLを接続するビアによって形成することができる。一例では、導体120a、120b、および120cは、BGAのボールなどの金属ボールまたは銅のピラーなどのピラーであってよい。
図2に図示される例における集積回路デバイスの底面図が
図3に示されており、それは、下でより詳細に記載されることになる。
図2の集積回路デバイスを作るためのプロセスの例は、
図5A〜
図5Cに関して下でより詳細に記載されることになる。
【0018】
図3は、
図1の集積回路デバイスと
図2の集積回路デバイスの両方の例に当てはまる底面図である。言い換えると、
図1および
図2は、たとえば、
図3の分割線302a〜302bに沿った断面図と考えることができる。集積回路デバイスの底面図の一部を示す
図3を参照すると、複数の導体304a、304b、…304fが、3行2列の配列で設けられる。この底面図では、接着剤122が、WLPの誘電体層104から導体304a、304b、…304fの各々を分離する。一例では、導体304a、304b、…304fはBGAのボールを備える。あるいは、導体304a、304b、…304fは、電気的な接続を実現するため、たとえば、銅のピラーなどのピラーといった、他のタイプの導体を備える場合がある。
【0019】
接着剤122は樹脂を含む場合がある。あるいは、接着剤122は、シリコーン、エポキシ、室温加硫(RTV)材料、または熱可塑材を含む場合がある。誘電体層104は、PI層などのパッシベーション層を備える場合がある。
図1および
図2の断面図に示されるような2つの例では、接着剤122の一部は、導体120a、120b、および120cのためのさらなる支持を提供するために、導体120a、120b、および120cの部分をカバーする。
図3では、接着剤122は、底面図において、導体304a、304b、…304fの各々を囲繞するように示される。
図3に示される構造では、接着剤122は、導体304a、304b、…304fのための機械的な支持を提供する。導体304a、304b、…304fが、プリント回路板(PCB)に対する電気的な接続のためのはんだ接合として機能するBGAのボールを備える例では、たとえば、はんだ接合の機械的な信頼性は、導体304a、304b、…304fを囲繞する接着剤122によって提供される機械的な支持によって改善することができる。
【0020】
図4Aは、
図1に示される集積回路デバイスの例の製造における第1のプロセスの例を図示する断面図である。
図4Aでは、パッケージ102が設けられ、第1の面106および第2の面108を有する誘電体層104がパッケージ102上に設けられる。
図4Aに示される例では、誘電体層104の第1の面106は、パッケージ102と直接接触する。パッケージ102は、シリコンまたはウェハレベルパッケージ(WLP)に好適な別のタイプの材料を含む場合がある。一例では、誘電体層104は、ポリイミド(PI)誘電体などの誘電体材料を含む。代替例では、他のタイプの誘電体材料を誘電体層104のために実装することもできる。一例では、誘電体層104は、外側の要素との化学的な反応から金属層を保護するパッシベーション層としても機能するように実装することができる。
【0021】
集積回路デバイスの例を製造する第1のプロセスを図示する
図4Aに示される例では、誘電体層104の第2の面108からくぼんでいる複数のキャビティ110a、110b、および110cが設けられる。キャビティは、1つまたは複数のパッシベーション材料を含む場合がある、誘電体層104をパターニングおよびエッチングすることで形成することができる。あるいは、キャビティ110a、110b、および110cは、たとえばレーザアブレーションによるといった、他のプロセスを使用することによって形成することができる。
【0022】
一例では、第1の複数の導電性パッド112a、112b、および112cは、それぞれ誘電体層104のキャビティ110a、110b、および110c内に設けられる。
図1Aに示される例では、第1の複数の導電性パッド112a、112b、および112cは、導電性パッドの第1の層として設けられる。
図4Bに示されるように、導電性パッドの1つまたは複数の追加の層を、キャビティ110a、110b、および110c内に設けることもできる。一例では、導電性パッド112a、112b、および112cは、再分配層(RDL)として設けられる。RDLは、当業者に知られている方法で、WLP中に、誘電体層、たとえばPI材料から作られる誘電体層上に形成することができる。
【0023】
図4Bは、
図4Aの集積回路デバイスの例の製造における第2のプロセスの例を図示する断面図である。
図4Bに図示される例では、複数の導電性ビア114a、114b、および114cは、それぞれ導電性パッド112a、112b、および112cの第1の層上に設けられる。さらに、別の複数の導電性パッド116a、116b、および116cが、それぞれ、導電性ビア114a、114b、および114c上の導電性パッドの別の層として設けられる。この例では、導電性パッド112a〜cおよび導電性パッド116a〜cは、2つの別個のRDLとして設けられ、導電性ビア114a〜cは、それぞれ、導電性パッド112a〜cと導電性パッド116a〜cを接続するために設けられる。代替例では、キャビティの各々の中の導電性パッドは、当業者に知られている様々な方法で、単一の層、2つの層、または3つ以上の層によって形成することができる。
【0024】
図4Cは、
図4A〜
図4Bの集積回路デバイスの例の製造における第3のプロセスの例を図示する断面図である。複数の導体120a、120b、および120cが、それぞれ導電性パッド116a、116b、および116c上に設けられる。一例では、第3の層の中の導電性パッド116a、116b、および116cは、それぞれ、導体120a、120b、および120cと直接接触し導体120a、120b、および120cによって支持されるボールパッドである。一例では、導体120a、120b、および120cは、たとえば、WLP中のボールグリッドアレイ(BGA)のボールなどの金属ボールまたは銅のピラーである。
【0025】
図4Dは、
図4A〜
図4Cの集積回路デバイスの例の製造における第4のプロセスの例を図示する断面図である。接着剤122は、
図4A〜
図4Cにおいて、キャビティ110a、110b、および110cの各々の中に設けられる。
図4Dに示される例では、導電性パッド112a、112b、112c、114a、114b、114c、116a、116b、および116cの側壁がキャビティ110a、110b、および110cの各々の中で接着剤122と直接接触するように、接着剤122がキャビティ110a、110b、および110cの各々を満たす。
図1Dに示される例では、導体120a、120b、および120cは誘電体層104と直接接触しない。一例では、接着剤122は、樹脂材料からなる。あるいは、たとえば、シリコーン、エポキシ、RTV材料、または熱可塑材を含む他のタイプの接着剤を使用することもできる。
図4Dに示されるように、接着剤122の一部は、導体120a、120b、および120cのためのさらなる支持を提供するために、それぞれ、導電性パッド116a、116b、および116cの底部層の近くの導体120a、120b、および120cの部分をカバーする場合がある。
【0026】
図5Aは、
図2に示されるような集積回路デバイスの代替例の製造における第1のプロセスの例を図示する断面図である。
図5Aでは、パッケージ102が設けられ、第1の面106および第2の面108を有する誘電体層104が、上で記載された
図4Aと同様の方法でパッケージ102上に設けられる。
図5Aに示される例では、誘電体層104の第1の面106は、パッケージ102と直接接触する。パッケージ102は、シリコンまたはWLPに好適な別のタイプの材料を含む場合がある。誘電体層104は、PI誘電体、あるいは、WLPに好適な別のタイプの誘電体材料などの誘電体材料を含む場合がある。一例では、誘電体層104は、外側の要素との化学的な反応から金属層を保護するパッシベーション層としても機能することができる。
【0027】
図5Aでは、第1の複数の導電性パッド112a、112b、および112cは、導電性パッドの第1の層として設けられる。一例では、導電性パッド112a、112b、および112cは、再分配層(RDL)として設けられる。RDLは、当業者に知られている方法で、WLP中に、誘電体層、たとえばPI材料から作られる誘電体層上に形成することができる。
図5Aに示される例では、複数の導電性ビア114a、114b、および114cは、それぞれ導電性パッド112a、112b、および112cの第1の層上に設けられる。さらに、別の複数の導電性パッド116a、116b、および116cが、それぞれ、導電性ビア114a、114b、および114c上の導電性パッドの別の層として設けられる。
【0028】
この例では、導電性パッド112a〜cおよび導電性パッド116a〜cは、2つの別個のRDLとして設けられ、導電性ビア114a〜cは、それぞれ、導電性パッド112a〜cと導電性パッド116a〜cを接続するために設けられる。代替例では、キャビティの各々の中の導電性パッドは、当業者に知られている様々な方法で、単一の層、2つの層、または3つ以上の層によって形成することができる。導電性パッド(たとえば、116a〜c)の最も外側の層は、その面を別の導体に電気的に接続するために露出される面を有することができる。
図5Aに示される例では、導電性パッド112a〜c、導電性パッド116a〜cの2つの層および導電性パッドの2つの層を接続する導電性ビア114a〜cは、誘電体104と直接接触する側壁を有する。一例では、複数の導体120a、120b、および120cが、それぞれ導電性パッド116a、116b、および116c上に設けられる。
【0029】
図5Aに示される例では、複数のキャビティ110a、110b、および110cは、導電性パッド112a〜cおよび導電性パッド116a〜cの層ならびに導電性ビア114a〜cが位置する誘電体104を囲繞するドーナツ型のキャビティとして設けられる。ドーナツ型のキャビティ110a、110b、および110cは、円形のドーナツ型のキャビティとして設けることができる。あるいは、たとえば、矩形、六角形、八角形、または他の多角形といった他の形状のキャビティを、導電性パッド112a〜cおよび導電性パッド116a〜cならびに導電性ビア114a〜cが位置する誘電体104を囲繞するように設けることができる。キャビティは、1つまたは複数のパッシベーション材料を含む場合がある、誘電体層104をパターニングおよびエッチングすることで形成することができる。あるいは、キャビティ110a、110b、および110cは、たとえばレーザアブレーションによるといった、他のプロセスを使用することによって形成することができる。
【0030】
図5Bは、
図5Aの集積回路デバイスの例の製造における第2のプロセスの例を図示する断面図である。
図5Bに図示される例では、複数の導体120a、120b、および120cが、それぞれ導電性パッド116a、116b、および116cの底部層の底面118a、118b、および118c上に設けられる。しかし、
図5Bに示される例では、導電性パッド112a〜cおよび導電性パッド116a〜cの層の側壁ならびに導電性ビア114a〜cは、キャビティ110a〜cに露出されず、導電性パッド116a、116b、および116cの底面118a、118b、および118cのすべてまたは少なくとも大部分は、それぞれ、導体120a、120b、および120cによってカバーされる。一例では、導体120a、120b、および120cは、たとえば、WLP中のボールグリッドアレイ(BGA)のボールなどの金属ボールである。
【0031】
図5Cは、
図5A〜
図5Bの集積回路デバイスの例の製造における第3のプロセスの例を図示する断面図である。
図5Cに図示される例では、接着剤122は、キャビティ110a、110b、および110cの各々の中に設けられる。この例では、接着剤122は、誘電体層104内のキャビティ110a、110b、および110cの各々を完全に満たす。この例では、接着剤122ではなく誘電体層104が、導電性パッド112a〜c、導電性パッド116a〜cの層の側壁および導電性ビア114a〜cと直接接触する。接着剤122は、樹脂、またはたとえばシリコーン、エポキシ、RTV材料、もしくは熱可塑材といった別のタイプの接着材料を含む場合がある。また、接着剤122の一部は、導体120a、120b、および120cのための機械的な支持を提供するために、それぞれ、導電性パッド116a、116b、および116cの底部層の近くの導体120a、120b、および120cの部分をカバーする場合がある。
【0032】
図6は、集積回路デバイスを作る方法の例を図示するフローチャートである。
図6を参照すると、ブロック605でパッケージが設けられ、ブロック610でパッケージ上に配設される第1の面、および第1の面と反対の第2の面を有する誘電体層が形成される。ブロック615で誘電体層の第2の面からくぼんでいる複数のキャビティが形成され、ブロック620で誘電体層内に複数の導電性パッドが形成される。ブロック625で導電性パッド上に複数の導体が形成される。ブロック630でキャビティ中に接着剤が設けられる。
【0033】
一例では、たとえば、アンダーバンプメタライゼーション(UBM)プロセスを使用することにより、誘電体層内に導電性パッドが形成される。UBMプロセスは、集積回路(IC)結合パッドをバンプ形成するためのフリップチッププロセスであり、集積回路(IC)結合パッドは、アルミニウムがほとんどのはんだによって簡単に結合可能でないために、容易にはんだ付け可能な面を有さない場合があるアルミニウムなどの金属で作られる場合がある。UBMプロセスは、IC結合パッドの上に導電性パッドを設けて、IC結合パッドへの強く安定で低い抵抗の電気的な接続を実現し、IC結合パッド上のアルミニウムなどの金属を、外部環境に露出することから保護する。UBMプロセスにより形成される導電性パッド、たとえば、上に記載された
図1および
図2に示された例における導電性パッド116a〜cの最も外の層は、はんだリフローのために簡単に結合可能となることができる。言い換えると、導電性パッド116a〜cの最も外の層は、たとえば、BGAのボールを備える場合がある導体120a〜cによって容易にはんだ付け可能な面を有することができる。UBM以外の金属プロセスを、当業者に知られている方法で、導電性パッドを形成するために使用することもできる。
【0034】
前述の開示は、例証となる実施例を示しているが、添付の特許請求の範囲に記載の範囲から逸脱することなく、本明細書において様々な変更および修正を行えることに留意されたい。別段に明記されていない限り、本明細書に記載される例にしたがう方法クレームの機能、または行為を、任意の特定の順序で実施する必要はない。さらに、要素は、単数形で記載され、特許請求される場合があるが、単数形への限定が明示的に言及されない限り、複数形が意図される。