(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6550135
(24)【登録日】2019年7月5日
(45)【発行日】2019年7月24日
(54)【発明の名称】幾何学的に改良された抵抗変化型メモリ(RRAM)セル及びその形成方法
(51)【国際特許分類】
H01L 21/8239 20060101AFI20190711BHJP
H01L 27/105 20060101ALI20190711BHJP
H01L 45/00 20060101ALI20190711BHJP
H01L 49/00 20060101ALI20190711BHJP
【FI】
H01L27/105 448
H01L45/00 Z
H01L49/00 Z
【請求項の数】12
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2017-534284(P2017-534284)
(86)(22)【出願日】2015年11月6日
(65)【公表番号】特表2018-506846(P2018-506846A)
(43)【公表日】2018年3月8日
(86)【国際出願番号】US2015059536
(87)【国際公開番号】WO2016105673
(87)【国際公開日】20160630
【審査請求日】2017年6月23日
(31)【優先権主張番号】14/582,089
(32)【優先日】2014年12月23日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500147506
【氏名又は名称】シリコン ストーリッジ テクノロージー インコーポレイテッド
【氏名又は名称原語表記】SILICON STORAGE TECHNOLOGY, INC.
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健
(74)【代理人】
【識別番号】100103610
【弁理士】
【氏名又は名称】▲吉▼田 和彦
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(72)【発明者】
【氏名】チョウ フェン
(72)【発明者】
【氏名】リウ シアン
(72)【発明者】
【氏名】ドー ニャン
(72)【発明者】
【氏名】トラン ヒュー ヴァン
(72)【発明者】
【氏名】グエン フン クオック
【審査官】
上田 智志
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2010/0110758(US,A1)
【文献】
特開2013−004976(JP,A)
【文献】
特開2012−244017(JP,A)
【文献】
特表2013−534722(JP,A)
【文献】
特開2010−062265(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 21/8239,27/105,45/00,49/00
G11C 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
メモリデバイスであって、
導電材料製の第1の電極と、
導電材料製の第2の電極と、
鋭角部で互いに接する第1の細長部分及び第2の細長部分を含む遷移金属酸化物材料の層であって、前記第1の細長部分及び前記第2の細長部分の各々が、前記第1の電極と前記第2の電極との間に配設され、前記第1の電極及び前記第2の電極と電気的に接触している、遷移金属酸化物材料の層と、を備え、
前記遷移金属酸化物材料の層が、TaOxの第2の副層とHfOx層の第3の副層との間に配設されたHfの第1の副層を含む、メモリデバイス。
【請求項2】
前記第1の細長部分が、第1の方向に延在し、前記第2の細長部分が、第2の方向に延在し、前記第1の方向及び前記第2の方向が、互いに直交している、請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項3】
前記遷移金属酸化物材料の層が、L字形状である、請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項4】
第1の導電型の基板と、
前記基板の表面内に形成された、前記第1の導電型とは異なる第2の導電型の第1の領域及び第2の領域と、
前記基板上に配設され、前記基板から絶縁され、前記第1の領域と前記第2の領域との間にある導電ゲートと、を更に備え、
前記第2の電極が、前記第2の領域に電気的に連結されている、請求項1に記載のメモリデバイス。
【請求項5】
メモリデバイスを作製する方法であって、
導電材料製の第1の電極を形成することと、
導電材料製の第2の電極を形成することと、
鋭角部で互いに接する第1の細長部分及び第2の細長部分を含む遷移金属酸化物材料の層であって、前記第1の細長部分及び前記第2の細長部分の各々が、前記第1の電極と前記第2の電極との間に配設され、前記第1の電極及び前記第2の電極と電気的に接触している、遷移金属酸化物材料の層を形成することと、を含み、
前記遷移金属酸化物材料の層の前記形成が、
Hfの第1の副層を形成することと、
TaOxの第2の副層を形成することと、
HfOx層の第3の副層を形成することと、を含み、
前記第1の副層が、前記第2の副層と前記第3の副層との間に配設されている、方法。
【請求項6】
前記第1の電極と前記第2の電極との間に第1の電圧を印加することにより、前記遷移金属酸化物材料の層にわたって導電性フィラメントを形成することを更に含む、請求項5に記載の方法。
【請求項7】
前記第1の細長部分が、第1の方向に延在し、前記第2の細長部分が、第2の方向に延在し、前記第1の方向及び前記第2の方向が、互いに直交している、請求項5に記載の方法。
【請求項8】
前記遷移金属酸化物材料の層が、L字形状である、請求項5に記載の方法。
【請求項9】
第1の導電型の第1の領域及び第2の領域を、前記第1の導電型とは異なる第2の導電型の基板の表面内に形成することと、
前記基板上に配設され、前記基板から絶縁され、前記第1の領域と前記第2の領域との間にある導電ゲートを形成することと、
前記第2の電極を前記第2の領域に電気的に連結することと、を更に含む、請求項5に記載の方法。
【請求項10】
導電材料製の第1の電極と、導電材料製の第2の電極と、鋭角部で互いに接する第1の細長部分及び第2の細長部分を含む遷移金属酸化物材料の層であって、前記第1の細長部分及び前記第2の細長部分の各々が、前記第1の電極と前記第2の電極との間に配設され、前記第1の電極及び前記第2の電極と電気的に接触している、遷移金属酸化物材料の層と、前記遷移金属酸化物材料の層を貫通して延在する導電性フィラメントと、を有するメモリデバイスをプログラムし、消去する方法であって、
前記遷移金属酸化物材料の層が前記第1の電極と前記第2の電極との間で第1の電気抵抗を提供するように前記第1の電極と前記第2の電極との間に第1の電圧を印加することにより、前記フィラメントを断線させることと、
前記遷移金属酸化物材料の層が前記第1の電極と前記第2の電極との間で前記第1の電気抵抗より低い第2の電気抵抗を提供するように前記第1の電極と前記第2の電極との間に第2の電圧を印加することにより、前記断線されたフィラメントを復元することと、を含み、
前記遷移金属酸化物材料の層が、TaOxの第2の副層とHfOx層の第3の副層との間に配設されたHfの第1の副層を含む、方法。
【請求項11】
前記第1の細長部分が、第1の方向に延在し、前記第2の細長部分が、第2の方向に延在し、前記第1の方向及び前記第2の方向が、互いに直交している、請求項10に記載の方法。
【請求項12】
前記遷移金属酸化物材料の層が、L字形状である、請求項10に記載の方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、非揮発性メモリに関し、より具体的には抵抗変化型メモリに関する。
【背景技術】
【0002】
抵抗変化型メモリ(RRAM)は、非揮発性メモリの一種である。一般に、RRAMメモリセルは、2つの導電性電極の間に挟まれた抵抗性誘電材料層をそれぞれ含む。誘電材料は、通常絶縁性である。しかしながら、誘電体層の両端に適切な電圧を印加することにより、誘電材料層を貫通する導電路(典型的にフィラメントと呼ばれる)を形成することができる。ひとたびフィラメントが形成されると、誘電体層の両端に適切な電圧を印加することにより、フィラメントを「リセット」(すなわち、破壊又は断線され、RRAMセルの両端間が高抵抗状態になる)及び設定(すなわち、再形成され、RRAMセルの両端間が低抵抗状態になる)することができる。低抵抗状態及び高抵抗状態を利用して、抵抗状態に応じて「1」又は「0」のデジタル信号を表示することができ、それにより、情報ビットを記憶することができる再プログラム可能な非揮発性メモリセルを提供する。
【0003】
図1は、RRAMメモリセル1の従来の構成を示す。メモリセル1は、頂部電極3及び底部電極4をそれぞれ形成する2つの導電材料層の間に挟まれた抵抗性誘電材料層2を含む。
【0004】
図2A〜2Dは、誘電材料層2の切り替え機構を示す。具体的には、
図2Aは、製作後の初期状態における抵抗性誘電材料層2を示し、層2は、比較的高い抵抗を呈する。
図2Bは、層2の両端に適切な電圧を印加することによる、層2を貫通する導電性フィラメント7の形成を示す。フィラメント7は、層2を貫通する導電路であり、これにより、層2は、両端間で比較的低い電圧を呈する(フィラメント7の比較的高い導電度のため)。
図2Cは、層2の両端に「リセット」電圧を印加することにより引き起こされる、フィラメント7の断線8の形成を示す。断線8の区域は、比較的高い抵抗を有し、そのため、層2は、両端間で比較的高い電圧を呈する。
図2Dは、層2の両端に「設定」電圧を印加することにより引き起こされる、断線8の区域におけるフィラメント7の復元を示す。フィラメント7の復元は、層2が両端間で比較的低い抵抗を呈することを意味する。
図2B及び2Dの「形成」状態又は「設定」状態における層2の比較的低い抵抗は、それぞれデジタル信号状態(例えば、「1」)を表すことができ、
図2Cの「リセット」状態における層2の比較的高い抵抗は、異なるデジタル信号状態(例えば、「0」)を表すことができる。RRAMセル1は、繰り返し「リセット」及び「設定」することができ、そのため、RRAMセル1は、理想的な再プログラム可能な非揮発性メモリセルを形成する。
【0005】
RRAMメモリセルの1つの欠点は、フィラメントを形成するために必要とされる電圧及び電流が、比較的高い(メモリセルを設定及びリセットするために必要とされる電圧よりも著しく高いことがある)ことである。セルのフィラメントを形成するためにより低い電圧及び電流が必要とされるRRAMメモリセルに対するニーズが存在する。
【発明の概要】
【0006】
上記の問題及びニーズは、導電材料製の第1の電極と、導電材料製の第2の電極と、鋭角部で互いに接する第1の細長部分及び第2の細長部分を含む層遷移金属酸化物材料であって、第1の細長部分及び第2の細長部分の各々が、第1の電極と第2の電極との間に配設され、第1の電極及び第2の電極と電気的に接触している、層遷移金属酸化物材料と、を含むメモリデバイスにより解決される。
【0007】
メモリデバイスを作製する方法は、導電材料製の第1の電極を形成することと、導電材料製の第2の電極を形成することと、鋭角部で互いに接する第1の細長部分及び第2の細長部分を含む遷移金属酸化物材料の層であって、第1の細長部分及び第2の細長部分の各々が、第1の電極と第2の電極との間に配設され、第1の電極及び第2の電極と電気的に接触している、遷移金属酸化物材料の層を形成することと、を含む。
【0008】
導電材料製の第1の電極と、導電材料製の第2の電極と、鋭角部で互いに接する第1の細長部分及び第2の細長部分を含む遷移金属酸化物材料の層であって、第1の細長部分及び第2の細長部分の各々が、第1の電極と第2の電極との間に配設され、第1の電極及び第2の電極と電気的に接触している、遷移金属酸化物材料の層と、遷移金属酸化物材料の層を貫通して延在する導電性フィラメントと、を有するメモリデバイスをプログラムし、消去する方法。この方法は、遷移金属酸化物材料の層が第1の電極と第2の電極との間で第1の電気抵抗を提供するように第1の電極と第2の電極との間に第1の電圧を印加することにより、フィラメントを断線させることと、遷移金属酸化物材料の層が第1の電極と第2の電極との間で第1の電気抵抗より低い第2の電気抵抗を提供するように第1の電極と第2の電極との間に第2の電圧を印加することにより、断線されたフィラメントを復元することと、を含む。
【0009】
本発明の他の目的及び特徴は、明細書、請求項、付属の図面を見直すことにより明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【
図1】従来の抵抗変化型メモリ(RRAM)セルの横断面図である。
【
図2A】製作後の初期状態における従来のRRAMセルの抵抗性誘電体層の横断面図である。
【
図2B】形成された状態における従来のRRAMセルの抵抗性誘電体層の横断面図である。
【
図2C】リセット状態における従来のRRAMセルの抵抗性誘電体層の横断面図である。
【
図2D】設定状態における従来のRRAMセルの抵抗性誘電体層の横断面図である。
【
図3】本発明の抵抗変化型メモリ(RRAM)セルの横断面図である。
【
図4A】RRAMセルの形成における工程を示す横断面図である。
【
図4B】RRAMセルの形成における工程を示す横断面図である。
【
図4C】RRAMセルの形成における工程を示す横断面図である。
【
図5A】RRAMセルの代替的な実施形態の形成における工程を示す横断面図である。
【
図5B】RRAMセルの代替的な実施形態の形成における工程を示す横断面図である。
【
図5C】RRAMセルの代替的な実施形態の形成における工程を示す横断面図である。
【
図6A】初期状態における本発明のRRAMセルの横断面図である。
【
図6B】形成された状態における本発明のRRAMセルの横断面図である。
【
図6C】リセット状態における本発明のRRAMセルの横断面図である。
【
図6D】設定状態における本発明のRRAMセルの横断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明は、セルの導電性フィラメントを形成するために必要な電圧を低減する様式で構成された電極及び抵抗性誘電体層を有する、幾何学的に改良されたRRAMセルである。2つの電極間のある点において抵抗性誘電体層内に鋭角部を設けることにより、フィラメントを効果的に形成するために必要な電圧及び電流を著しく低減することが発見された。
【0012】
図3は、それぞれ直角に接する細長い第1の部分12a及び第2の部分12bを有する抵抗性誘電体層12を含む本発明のRRAMメモリセル10の一般構造を例示する。具体的には、2つの部分12a及び12bが鋭角部12cで接するように、第1の部分12aは、細長く、水平に延在し、第2の部分12bは、細長く、垂直に延在する(すなわち、抵抗性誘電体層12は、「L」字形状を有する)。第1の電極14を、水平層部分12aの上、かつ垂直層部分12bの左に配設する。第2の電極16を、水平層部分12aの下、かつ垂直層部分12bの右に配設する。したがって、第1の層部分12a及び第2の層部分12bの各々は、電極14と電極16との間に配設され、電極14及び電極16と電気的に接触している。電極14及び電極16は、W、Al、Cu、Ti、Pt、TaN、TiNなどの適切な導電材料から形成することができ、抵抗性誘電体層12は、HfOx、TaOx、TiOx、WOx、VOx、CuOxなどの遷移金属酸化物、又はそうした材料などの複数の層から作製される)。あるいは、抵抗性誘電体層12は、1つ又は複数の遷移金属酸化物の副層を含む別々の副層の複合体であってもよい(例えば、層12は、TaOx層とHfOx層との間にHf層が配設された、複数の層であってもよい)。鋭角部12cで層12を貫通するフィラメントの形成は、鋭角部12cにおける高い電場のため、誘電体層12が平面状である場合よりも低い電圧で発生し得ることが発見されている。
【0013】
図4A〜4Cは、本発明のRRAMメモリセル10及び関連回路を形成する際の工程を示す。プロセスは、選択したトランジスタを基板18上に形成することから始まる。トランジスタは、基板18内に形成されたソース領域20/ドレイン領域22、及びそれらの間のチャネル領域上に配設され、チャネル領域から絶縁されているゲート24を含む。
図4Aに例示するように、ドレイン22上に導電ブロック26及び28、並びに導電プラグ30を形成する。
【0014】
導電材料32の層をプラグ30の上に形成する(例えば、当技術分野でよく知られているフォトリソグラフィ技法を使用して)。次いで、導電材料34のブロックを、導電材料32の層のごく一部分の上に形成する。層32とブロック34が接する角部は、プラズマ処理により磨かれてもよい。次いで、遷移金属酸化物層36を、層32上に、及びブロック34の垂直部分上に堆積する。これに続いて、導電材料の堆積及びCMPエッチバックを行って、導電材料38のブロックを層36上に形成する。結果得られた構造を
図4Bに示す。
【0015】
導電プラグ40を導電ブロック38上に形成する。導電線(例えば、ビット線)42をプラグ40上に形成し、プラグ40に接続する。結果得られた構造を
図4Cに示す。層32及びブロック34は、RRAMセル10の下部電極16を形成し、層36は、RRAMセル10の抵抗性誘電体層12を形成し、ブロック38は、RRAMセル10の上部電極14を形成する。
【0016】
図5A〜5Cは、本発明のRRAMメモリセル10及び関連回路の代替的な実施形態を形成する際の工程を示す。プロセスは、選択したトランジスタを基板18上に上述のように形成することから始まる(基板18内に形成されるソース領域20/ドレイン領域22、及びそれらの間のチャネル領域上に配設され、チャネル領域から絶縁されているゲート24)。
図5Aに例示するように、ドレイン22上に導電ブロック44を形成する。
【0017】
導電材料46の層をブロック44上に形成する。遷移金属酸化物層48を、ブロック46上に、ブロック46の垂直側面のうちの1つに沿って、ブロック46から離れる方向に堆積する。これに続いて、導電材料50の層を堆積及びCMPエッチバックにより形成する。結果得られた構造を
図5Bに示す。それゆえに、層48/層50の交点である別の鋭角端部に対向する材料46の鋭角端部46aが存在する。これは、頂角部46aの局所場を高め、それにより必要な形成電圧を低減させる。
【0018】
導電プラグ52を導電層50上に形成する。導電線(例えば、ビット線)54をプラグ52上に形成し、プラグ52に接続する。結果得られた構造を
図5Cに示す。層46は、RRAMセル10の下部電極16を形成し、層48は、RRAMセル10の抵抗性誘電体層12を形成し、層50は、RRAMセル10の上部電極14を形成する。
【0019】
非限定的な例として、初期状態におけるRRAMセル10を
図6Aに示す。電極14及び電極16は、CUで形成され、抵抗性誘電体層12は、HfOxで形成される。
図6Bに示すように鋭角部12cを貫通する導電性フィラメント56を形成するために、約3〜6Vの電位差を電極14と電極16との間に印加する。
図6Cに示すようにフィラメント56の断線58を形成することによりRRAMセル10をリセットするために、約1〜4Vの電位差を電極14と電極16との間に印加する。
図6Dに示すようにフィラメント56の断線58を取り除くことによりRRAMセル10を設定するために、約1〜4Vの電位差を電極16と電極14との間に印加する(すなわち、形成電圧及びリセット電圧に対して逆極性)。
【0020】
本発明は、図示された上記実施例(複数可)に限定されるものではなく、添付の請求の範囲にあるあらゆる全ての変形例も包含することが理解されよう。例えば、本明細書における本発明への言及は、いかなる特許請求の範囲又は特許請求の範囲の用語も限定することを意図するものではなく、代わりに特許請求の範囲の1つ以上によって網羅され得る1つ以上の特徴に言及するにすぎない。上述の材料、プロセス、及び数値例は、単なる例示であり、請求項を限定するものと見なされるべきではない。更に、特許請求の範囲及び明細書を見てわかるように、全ての方法の工程が例示又は請求した正確な順序で実施される必要はなく、むしろ本発明のRRAMメモリセルの適切な形成を可能にする任意の順序で実施すればよい。最後に、単一層の材料をそのような又は同様の材料の複数層として形成することができ、逆もまた同様である。
【0021】
本明細書で使用される、用語「〜の上方に(over)」及び「〜の上に(on)」はともに、「直接的に〜の上に」(中間の材料、要素、又は間隙がそれらの間に配設されていない)及び「間接的に〜の上に」(中間の材料、要素、又は間隙がそれらの間に配設されている)を包括的に含むことに留意されるべきである。同様に、「隣接した」という用語は、「直接隣接した」(中間の材料、要素、又は間隙がそれらの間に配設されていない)、及び「間接的に隣接した」(中間の材料、要素、又は間隙がそれらの間に配設されている)を含み、「取付けられた」は、「直接取付けられた」(中間の材料、要素、又は間隙がそれらの間に配設されていない)、及び「間接的に取付けられた」(中間の材料、要素、又は間隙がそれらの間に配設されている)を含み、「電気的に結合された」は、「直接電気的に結合された」(中間の材料又は要素がそれらの間で要素を電気的に連結していない)、及び「間接的に電気的に結合された」(中間の材料又は要素がそれらの間で要素を電気的に連結している)を含む。例えば、「基板の上方に」要素を形成することは、中間の材料/要素が介在せずに直接的に基板の上にその要素を形成することも、1つ以上の中間の材料/要素が介在して間接的に基板の上にその要素を形成することも含む可能性がある。