(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
所定の提供元により提供される介護サービスの内容情報が前記提供元を識別するための識別情報と共に第1のデータベースから読み出されて介護情報詳細画面として表示された際に注目情報としてリストアップされた前記介護情報詳細画面を示す注目情報リストを、表示させるリスト表示制御手段と、
前記介護サービスの内容情報を前記識別情報と対応付けて前記第1のデータベースから第2のデータベースに複製すべく、前記リスト表示制御手段により表示されている注目情報リストから何れかの注目情報が選択された場合に、該選択された注目情報に対応する前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに前記第1のデータベースから読み出し、該読み出した介護サービスの内容情報と前記識別情報とを確認画面として表示させる確認画面表示制御手段と、
を備えたことを特徴とするデータ管理システム。
前記第2のデータベースへの複製元となった前記介護サービスの内容情報または前記識別情報が前記第1のデータベースで改変された場合には、前記第2のデータベースから前記介護サービスの内容情報または前記識別情報を読み出して表示させる際に、複製元となった前記介護サービスの内容情報または前記識別情報が前記第1のデータベースで改変された旨を示すフラグを表示させる改変通知手段、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ管理システム。
前記第2のデータベースは、該第2のデータベースから前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに読み出すために、および、該第2のデータベースに前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに書き込むために、所定の権限レベルが必要に設定され、
前記第1のデータベースは、権限レベルにかかわらず該第1のデータベースから前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに読み出し許可されるように設定されていると共に、前記所定の権限レベルでは該第1のデータベースに前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに書き込み禁止されるように設定されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のデータ管理システム。
所定の提供元により提供される介護サービスの内容情報が前記提供元を識別するための識別情報とともに第1のデータベースから読み出されて介護情報詳細画面として表示された際に注目情報としてリストアップされた前記介護情報詳細画面を示す注目情報リストを、表示させるリスト表示制御工程と、
前記介護サービスの内容情報を前記識別情報と対応付けて前記第1のデータベースから第2のデータベースに複製すべく、前記リスト表示制御工程により表示されている注目情報リストから何れかの注目情報が選択された場合に、該選択された注目情報に対応する前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに前記第1のデータベースから読み出し、該読み出した介護サービスの内容情報と前記識別情報とを確認画面として表示させる確認画面表示制御工程と、
を備えたことを特徴とするデータ管理方法。
前記第2のデータベースへの複製元となった前記介護サービスの内容情報または前記識別情報が前記第1のデータベースで改変された場合には、前記第2のデータベースから前記介護サービスの内容情報または前記識別情報を読み出して表示させる際に、複製元となった前記介護サービスの内容情報または前記識別情報が前記第1のデータベースで改変された旨を示すフラグを表示させる改変通知工程を備えた、
ことを特徴とする請求項4に記載のデータ管理方法。
前記第2のデータベースは、該第2のデータベースから前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに読み出すために、および、該第2のデータベースに前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに書き込むために、所定の権限レベルが必要に設定され、
前記第1のデータベースは、権限レベルにかかわらず該第1のデータベースから前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに読み出し許可されるように設定されているとともに、前記所定の権限レベルでは該第1のデータベースに前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに書き込み禁止されるように設定されている、
ことを特徴とする請求項4または5に記載のデータ管理方法。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照しつつ説明する。先ず全体のシステム構成について、
図1から
図6を参照して説明する。一般に公開された第1のデータベースの検索と閲覧について、
図7から
図21を参照して説明する。非公開の第2のデータベースの閲覧と書き込みについて、
図22から
図29を参照して説明する。更にシステム掲載情報の閲覧について、
図30と
図31を参照して説明する。
【0014】
《全体のシステム構成》
データ管理システムの構成について、
図1から
図6を参照して説明する。
図1は、本実施形態におけるデータ管理システム1の概略構成を示す図である。
図1に示すように、本実施形態におけるデータ管理システム1は、サーバ装置3a,3b、ロードバランサ11、関係データベース12、単純記憶装置13を含んで構成される。このデータ管理システム1は、ロードバランサ11とインターネット19を介して端末2a,2bと通信可能に接続される。
図1の端末2aは、市区町村の公共機関の管理者281が操作する。端末2bは、介護サービスを受ける地域住民である一般利用者29が操作する。
インターネット19には、各企業のサーバ装置39が接続される。更にデータ管理システム1の各サーバ装置3a,3bは、システム管理者20の端末2dや企業の管理者281の端末2cと通信可能に接続される。
以下、各サーバ装置3a,3bを特に区別しないときには、単にサーバ装置3と記載する。各端末2a〜2dを特に区別しないときには、単に端末2と記載する。
サーバ装置3は、インターネット19を介して接続された端末2に対して情報検索サービスを提供するためのWebサイトを開設する。本実施形態におけるサーバ装置3は、例えば地域における介護関連の情報を提供する検索サイトを開設する。
【0015】
この検索サイトには、例えば、各地域において介護に関わる利用者をサポートするためのサービス提供元の情報(以下、地域資源情報と称する場合がある)や介護に関係する記事コンテンツを提供する機能、利用者間でのコミュニケーション(掲示板やスケジュール調整/アンケートなど)をサポートするための機能などが設けられる。ここで、サービス提供元とは、民間事業者または公共機関である。
また、利用者としては、例えばケアマネージャ、ケアワーカー、ソーシャルワーカー、介護従事者、介護事業管理者(サービス事業者)、介護家族、要介護者、自治体関係者、団体関係者(NPO、ボランティア)、医師、看護師、薬剤師、リハビリテーション、管理栄養士などを含む。なおNPO(Nonprofit Organization)とは、非営利団体を意味する。
【0016】
サービス提供元の情報は、複数のカテゴリ別に分類されており、更に行政区分などに基づく地域別に分類されている。本実施形態のカテゴリは、「健康・生きがい」、「家事援助・付き添い・介助」、「介護者・認知症サポート」、「緊急通報・見守り・防災」、「配食・配送」、「移送・福祉用具」、「支給・助成金」、「相談窓口・その他」の8種類である。
ロードバランサ11は、端末2の要求をサーバ装置3a,3bに適宜振り分ける。
関係データベース12は、オンラインデータベースを格納するサーバ装置である。この関係データベース12には、検索サイトを通じて提供する一般公開地域資源情報や非公開地域資源情報が登録されたデータベースが格納される。この一般公開地域資源情報や非公開地域資源情報は更に、地域別およびカテゴリ別に分類されて登録される。
単純記憶装置13は、オンラインストレージのWebサービスを提供するサーバ装置である。この単純記憶装置13には、Webサイトを構成する各種コンテンツが格納される。
【0017】
サーバ装置39は、各サービス提供元のホームページなどを開設するものである。サーバ装置39に開設されたホームページには、サーバ装置3の検索サイトにより検索されたサービス提供元の情報(一般公開地域資源情報)に含まれる、ホームページのURL(uniform resource locator)とリンクが設定されている。よって、サーバ装置3の検索サイトの検索結果からURLを指定することで、サーバ装置39に開設されたホームページにアクセスすることができる。
【0018】
端末2aは、市区町村の管理者281が使用する。端末2bは、例えば地域住民である一般利用者29が使用する。これら端末2a,2bは、インターネット19を介して、サーバ装置3が開設する検索サイトや、サーバ装置39が開設するサービス提供元のホームページなどにアクセスしてデータを送受信する。企業の管理者281の端末2cやシステム管理者20の端末2dは、専用回線を介してサーバ装置3にアクセスする。これら端末2a〜2dは、例えばパーソナルコンピュータ、タブレット型コンピュータ、スマートフォン、携帯電話機、通信機能付きテレビ、カーナビゲーション装置、家庭用ゲーム装置などにより実現される。
インターネット19は、コンピュータネットワークが相互に接続されて実現されたネットワークである。
【0019】
図2は、本実施形態におけるサーバ装置3を示すブロック図である。
図2に示すように、サーバ装置3は、プロセッサ31、メモリ32、記憶装置34、入力装置33、表示装置35、および通信装置36を含む。
プロセッサ31は、サーバ装置3全体の制御を司る。プロセッサ31は、記憶装置34に記録された基本プログラムや単純記憶装置13に記録された検索サイトプログラムを実行して、このサーバ装置3の各部を制御する。
メモリ32は、基本プログラムや検索サイトプログラムを含む各種プログラム、各種データが一時的に格納される。記憶装置34は、基本プログラムが記憶される。
入力装置33は、キーボードやポインティングデバイスなどであり、サーバ装置3の管理者(不図示)などによる操作に応じたデータを入力する。表示装置35は、LCD(Liquid Crystal Display)装置などであり、サーバ装置3の処理に応じた情報を表示する。通信装置36は、外部との通信を制御する。
【0020】
図3は、本実施形態における端末2の構成を示すブロック図である。
図3に示すように、端末2は、プロセッサ21、メモリ22、記憶装置24、入力装置23、表示装置25、および通信装置26を含む。
プロセッサ21は、端末2全体の制御を司るもので、記憶装置24に記憶された基本プログラムや各種アプリケーションプログラムを実行することで各部を制御するための回路である。プロセッサ21は、ブラウザプログラムを実行することにより、サーバ装置3が提供する検索サイト(ページ)の画面を表示し、画面を通じて入力されたデータをサーバ装置3に送信する。
メモリ22には、基本プログラムやブラウザプログラムを含む各種プログラム、各種データが一時的に格納される。記憶装置24には、基本プログラムやブラウザプログラムに加えて、検索サイトを通じて受信した一般公開地域資源情報などが記憶される。
【0021】
入力装置23は、キーボードやポインティングデバイス(マウス、タッチパッド)などであり、端末2の利用者などによる操作に応じたデータを入力する。表示装置25は、LCD(Liquid Crystal Display)などであり、端末2の処理に応じた情報を表示する。通信装置26は、インターネット19に接続し、サーバ装置3やサーバ装置39などとの通信を制御する。
【0022】
図4は、データ管理システム1の機能ブロック図である。
データ管理システム1は、一般公開地域資源602、一般公開介護保険サービス607、非公開地域資源603、リスト表示制御部604、確認画面表示制御部605、改変通知部606を含んで構成される。
一般公開地域資源602(第1のデータベースの一部)と一般公開介護保険サービス607(第1のデータベースの一部)は、何れも一般利用者29に公開された介護サービス情報のデータベースである。なお、介護保険の対象となるサービス情報が一般公開介護保険サービス607に格納され、介護保険の対象とならないサービス情報が一般公開地域資源602に格納される。これら一般公開地域資源602と一般公開介護保険サービス607は、関係データベース12(
図1参照)に構築される。
非公開地域資源603(第2のデータベース)は、一般利用者29に公開されない介護サービス情報のデータベースである。この非公開地域資源603は、事業者28の各メンバに閲覧されたり、編集されたりする。この非公開地域資源603は、関係データベース12(
図1参照)に構築される。
【0023】
リスト表示制御部604(リスト表示制御手段)は、所定のサービス提供元により提供される介護サービスの内容情報が、サービス提供元を識別するための識別情報とともに一般公開地域資源602や一般公開介護保険サービス607から読み出されて「サービス情報の共有ページ」メニュー531(
図22参照)に一覧表示された際に、注目情報としてクリップされてリストアップされた一般公開地域資源を示すため、クリップした一般公開地域資源情報一覧512(
図23参照)や一般公開地域資源情報一覧493(
図21参照)を表示させる。リスト表示制御部604は、例えばプロセッサ31が不図示の制御プログラムを実行することにより、具現化される。
【0024】
確認画面表示制御部605(確認画面表示制御手段)は、介護サービスの内容情報を識別情報と対応付けて、一般公開地域資源602や一般公開介護保険サービス607から非公開地域資源603に複製する。そのため確認画面表示制御部605は、リスト表示制御部604により表示されている「クリップした一般公開地域資源情報の一覧」から何れかの一般公開地域資源情報が選択された場合に、選択された一般公開地域資源情報に対応する介護サービスの内容情報を識別情報とともに一般公開地域資源602や一般公開介護保険サービス607から読み出し、読み出した介護サービスの内容情報と識別情報とを確認画面として表示させる。確認画面表示制御部605は、例えばプロセッサ31が不図示の制御プログラムを実行することにより、具現化される。
【0025】
改変通知部606(改変通知手段)は、非公開地域資源603への複製元となった介護サービスの内容情報または識別情報が一般公開地域資源602や一般公開介護保険サービス607で改変され、かつ非公開地域資源603から介護サービスの内容情報または識別情報を読み出して表示させる際には、複製元となった介護サービスの内容情報または識別情報が一般公開地域資源602や一般公開介護保険サービス607で改変された旨を示すフラグを表示させる。改変通知部606は、例えばプロセッサ31が不図示の制御プログラムを実行することにより、具現化される。
その他、このデータ管理システム1の各部の機能は下記で適宜説明する。
【0026】
図5は、第1のデータベースである一般公開地域資源602と、第2のデータベースである非公開地域資源603との関係を示す説明図である。一般公開地域資源602は、一般公開されている介護サービス情報を掲載している。一般公開とは、一般利用者29、事業者28に属する一般会員282および管理者281が閲覧することができることをいう。なお、一般公開介護保険サービス607も第1のデータベースに含まれるが、ここでは代表して一般公開地域資源602で説明する。
【0027】
事業者28に属する一般会員282および管理者281は、自身の提供する介護サービスの情報を一般に公開することができる。一般利用者29は、一般公開されている介護サービス情報を、そのサービスを享受するために利用することができる。
【0028】
非公開地域資源603は、データ管理システム1に登録している事業者28(老人福祉関係事業体)ごとに作成され、その事業者28のメンバである一般会員282および管理者281が閲覧できる。これは、一般公開地域資源602に掲載されている情報等に関して、事業者28ごとに秘密の情報を共有するためである。
具体的には、各事業者28が独自のデータベースを作成することを支援する。すなわち、地域に点在する把握していないサービス情報を収集し、独自にカテゴライズできる。その情報は住民の方々に提供する等で活用することができる。また、事業者28の各メンバ独自のサービス事業者情報や評価をクローズで作成し、登録できる。その情報や評価を知識やノウハウとして事業者28内で共有することで、事業者28のメンバ間におけるスキルを平準化できる。
【0029】
また、一般公開地域資源602のデータから非公開地域資源603にサービス情報をコピーすることができる。一方、非公開地域資源603から一般公開地域資源602にサービス情報を投稿することもできる。
各事業者28では、メンバである一般会員282および管理者281は、サービス情報の共有ページ53(
図22参照)を介して、非公開地域資源603に格納された介護サービスの内容情報や識別情報を閲覧できる。一般会員282および管理者281は、この非公開地域資源603に対して、新たな介護サービスの内容情報や識別情報を書き込むことができる。一般会員282は更に、この非公開地域資源603に対して、自身が作成した介護サービスの内容情報や識別情報を書き込むことができる。管理者281は、自身が属する事業者に係る介護サービスの内容情報や識別情報を書き込むことができる。
【0030】
会員が非公開地域資源603から介護サービスの内容情報や識別情報を読み出すためには、閲覧権限を要する。更に会員が非公開地域資源603に介護サービスの内容情報や識別情報を書き込むためには、書き込み権限を要する。
一般公開地域資源602や一般公開介護保険サービス607から介護サービスの内容情報や識別情報を読み出すことは、一般利用者29、一般会員282および管理者281に許可されている。しかし、一般利用者29、一般会員282および管理者281は、これら一般公開地域資源602や一般公開介護保険サービス607に対する書き込み権限は有していない。
【0031】
図6は、非公開地域資源603のアクセス権限を説明する図である。
図6に示すグループ27(港区グループ)は、地域包括センタXである事業者28xと、地域包括センタYである事業者28yと、行政の介護保険課Zである事業者28zとを含んでいる。事業者28xには、メンバとして職員X1〜X3とケアマネージャX4,X5が属している。事業者28yには、メンバとして職員Y1〜Y5が属している。事業者28zには、メンバとして職員Z1〜Z3とケアマネージャZ4,Z5が属している。なお、
図6ではケアマネージャのことを「ケアマネ」と省略して表記している。
各事業者28x〜28zは、それぞれ自身が管理する非公開地域資源603を共有しており、互いに関連のある複数の老人福祉関係事業体としてグループ27を形成している。このようなグループ27の設定は、システム管理者20が実行する。
【0032】
グループ27間で、各事業者28x〜28zのメンバは、他の事業所に係る非公開地域資源603を閲覧できるが、書き込みできない。これにより各事業者28x〜28zのメンバは、グループ27間で非公開地域資源603に格納された情報を共有できる。
図6に示した例では、例えばグループ27に属する行政の介護保険課Zが、地域包括センタX,Yの情報を統括して閲覧可能である。また、他の事業所に係る非公開地域資源603を書き込み不可とすることで、悪意者による不正な書き込み(編集と削除を含む)を抑止している。
また、地域住民である一般利用者29は、各事業所に係る非公開地域資源603を閲覧できない。これにより各事業者28x〜28zのメンバは、外部には公表できない秘密情報を非公開地域資源603に登録して、ノウハウとして保持することができる。
【0033】
各会員の一般公開地域資源602の閲覧権限、非公開地域資源603の各サービス情報共有ページへの閲覧権限、および書き込み権限は、IDとパスワードにより管理されている。
【0034】
《一般公開地域資源602と一般公開介護保険サービス607》
まず、端末2を介して一般公開地域資源602と一般公開介護保険サービス607を閲覧できるホームページ等について、
図7から
図21を参照して説明する。このホームページは、一般公開地域資源602と一般公開介護保険サービス607を対象としていることを示すため、例えばオレンジ色のテーマカラーでデザインされている。
【0035】
図7は、本実施形態における一般公開地域資源情報の検索サイトのホームページ例を示す図である。
図7に示すホームページ画面40には、例えばゲスト用のログインボタン401、メニュー402、新着の一般公開地域資源表示領域403、会員用のログインボタン405、新規登録ボタン406、キーワード検索テキストボックス407、カテゴリ検索ボタン408、地域検索領域409が設けられている。
ゲスト用のログインボタン401と新規登録ボタン406は、非会員(ゲスト)がログインの指示を入力するためのボタンである。ログインボタン401や新規登録ボタン406が、マウスなどの入力装置23の操作により選択(マウスのクリック)された場合には、非会員が、新たに会員IDであるメールアドレスとパスワードとを入力してアカウントを取得するための利用者登録画面(不図示)に遷移する。アカウント取得により、非会員は、このデータ管理システム1の会員となることができる。なお、データ管理システム1に、事業者28の会員として加入するには、事業者登録画面(不図示)に遷移して申し込みし、システム側の審査を受けることが必要である。
【0036】
会員用のログインボタン405は、一般利用者29・事業者28の管理者281や一般会員282などがログインの指示を入力するためのボタンである。ログインボタン405の上側のメールアドレス欄とパスワード欄とが入力された状態で、ログインボタン405がマウスなどの入力装置23の操作により選択(マウスのクリック)された場合、ログインが実行される。
会員は、
図7のホームページ画面40から一般公開されている地域資源を探すことができる。
メニュー402は、検索サイトが提供する機能を選択するためのもので、例えば「ホーム」、「一般公開地域資源の詳細検索」、「おすすめ介護記事」、「投稿」、「グループツール」、「お問い合わせ」のメニュー項目が設けられている。メニュー402は、何れの画面に遷移された場合でも常に表示されるメニューである。
【0037】
「ホーム」は、このホームページの表示を指示するためのメニュー項目である。「一般公開地域資源の詳細検索」は、検索条件を入力するための詳細検索条件指定画面44(
図13参照)を表示させるためのメニュー項目である。「おすすめ介護記事」は、おすすめの介護に関する情報の表示を指示するためのメニュー項目である。「投稿」は、地域資源に関するユーザの投稿ページに遷移するためのメニュー項目である。
【0038】
「グループツール」は、複数の会員により構成されるグループに関する機能を指示するためのメニュー項目である。「グループツール」には、「掲示板」「会合調整&選択確認」のサブメニューが設けられている。更に
図10に示すログイン後には、この「グループツール」に「グループ管理」のサブメニューが追加される。「掲示板」「会合調整&選択確認」「グループ管理」のサブメニューが指示された場合の処理の詳細については後述する。
【0039】
新着の一般公開地域資源表示領域403は、新着の一般公開地域資源を表示するための領域であり、一定時間ごとに表示内容が横方向にスクロールする。新着の一般公開地域資源表示領域403に表示される情報は、
図10に示すログイン後には、会員が会員登録において指定した地域(登録地域)に該当する情報に絞り込まれる。
新規登録ボタン406は、新規の会員登録を指示するためのボタンである。新規登録ボタン406が選択(クリック)された場合には、会員登録用の画面に遷移する。
本実施形態における検索サイトのホームページでは、一般公開地域資源情報を検索するために3種類の異なる機能、すなわちキーワード検索テキストボックス407、カテゴリ検索ボタン408、地域検索領域409が設けられている。
【0040】
キーワード検索テキストボックス407は、入力されるテキストをキーワードとして一般公開地域資源情報を検索するためのものである。キーワード検索テキストボックス407には、例えば、キーワードとして、[港区、送迎、見守り]などの複数のキーワードを組み合わせて入力することができる。
図7に示すログイン前は、全国の一般公開地域資源情報が検索対象となる。
図10に示すログイン後は、登録地域内の一般公開地域資源情報が検索対象となる。
【0041】
カテゴリ検索ボタン408は、8つのカテゴリで一般公開地域資源情報を検索するためのものである。カテゴリ検索ボタン408は、8つのカテゴリ「健康・生きがい」、「家事援助・付き添い・介助」、「介護者・認知症サポート」、「緊急通報・見守り・防災」、「配食・配送」、「移送・福祉用具」、「支給・助成金」、「相談窓口・その他」が一覧表示されている。
図7に示す各カテゴリの表示には、そのカテゴリに含まれる一般公開地域資源情報の件数が表示されている。
図10に示すログイン後には、登録地域内の一般公開地域資源情報の件数に更新される。カテゴリ検索ボタン408のうち何れかのカテゴリを選択(クリック)した場合、そのカテゴリに含まれる一般公開地域資源情報が検索されて一覧表示される。
【0042】
地域検索領域409は、日本地図と都道府県名のリストが表示されている。この地域検索領域409は、一般公開地域資源を地図から検索するためのものである。地域検索領域409の都道府県を選択することで、検索条件を指定するための画面が表示される。なお、地域検索領域409は、
図10に示すログイン後は、登録地域の範囲内の地図(一般公開地域資源マップ)に表示形態が変更される。
【0043】
このように、複数の異なる方法により一般公開地域資源情報を検索する条件を指定できるので、利用者は、状況に応じて条件の指定方法を任意に選択して必要とするサービス(一般公開地域資源情報)を容易に検索することができる。例えば、施設やサービスなどの名称をもとに検索する、サービスの種類を特定して検索する、自宅から近い場所に制限して検索するなどの方法を選択することができる。
次に、検索サイトを通じて会員登録する場合の処理について説明する。
【0044】
サーバ装置3は、端末2において表示されたホームページにおいて新規登録ボタン406が選択された場合、利用者の基本情報を入力するための会員登録用の画面データを端末2に送信する。会員登録用の画面には、例えば会員登録しようとする利用者の個人情報(氏名、性別、生年月日、職種)の他、登録する会員ID(例えば電子メールアドレス)やパスワードを入力するための入力欄が設けられている。また、会員登録用の画面では、利用者が希望する一般公開地域資源情報の検索対象とする地域を示す情報(場所情報)が入力される。地域としては、例えば、都道府県、市区町村の名前が入力されるものとする。通常、利用者がケアマネージャの場合には、担当する自治体の市区町村名が入力される。また、事業者28の場合には事業者の住所、利用者家族の場合には利用者の住所が入力される。更に、会員登録用の画面では、介護業界に従事している利用者については事業者28に関する情報(事業者番号、事業者名など)、介護者家族の場合には、要介護者についての個人情報(氏名、性別、生年月日、要介護度など)を入力することができる。これらの情報は、一般公開地域資源情報の検索において、情報の絞り込みに利用することができる。
【0045】
更に、会員登録用の画面からは、検索サイトにより検索した一般公開地域資源情報を適用する対象者を登録することができる。例えば、利用者がケアマネージャの場合に、担当する介護者を対象者として登録しておくことができる。利用者は、対象者を登録しなくてもよいし、1人以上の対象者を任意に登録することができる。予め登録した対象者に対しては、例えば後述するクリップ機能により、検索処理により検索された一般公開地域資源情報を対応付けて登録させておくことができる。
サーバ装置3は、会員登録用の画面を通じて入力されたデータを、記憶装置34に会員データとして記録する。利用者は、会員登録を完了した後、ホームページのログインボタン401を選択することで検索サイトの会員用サービスにログインすることができる。
次に、本実施形態のサーバ装置3による検索処理について、
図8および
図9に示すフローチャートを参照しながら説明する。
【0046】
サーバ装置3は、端末2によりアクセスされると、
図7に示すホームページ画面40を表示させる(ステップS10)。サーバ装置3は、このホームページ画面40においてメールアドレスとパスワードが入力され、ログインボタン405が端末2の利用者の操作により選択されると、ログイン要求を受信する。このメールアドレスとパスワードにより会員登録された利用者のアカウントであることが確認できると、サーバ装置3は、端末2の利用者からのログイン要求を受諾する(ステップS11→Yes)。なお、ステップS11でNoの場合はステップS10に戻る。次に、サーバ装置3は、ログインしたアカウントに応じて、ホームページ画面40の表示を変更するための処理をする(ステップS12〜S15)。
【0047】
まず、サーバ装置3は、ログインを要求した利用者が会員登録時に入力した基本情報を関係データベース12から取得し(ステップS12)、基本情報に含まれる場所情報をもとに、各カテゴリについて一般公開地域資源情報を絞り込む。すなわち、サーバ装置3は、データベースに登録された全国の一般公開地域資源情報から場所情報に該当する地域の一般公開地域資源情報のみをカテゴリごとに抽出する(ステップS13)。以下、絞り込まれた一般公開地域資源情報のことを、単に一般公開地域資源情報候補と記載する。
【0048】
また、サーバ装置3は、利用者の場所情報をもとに抽出された一般公開地域資源情報候補に該当する位置を示すための地図情報を設定する。すなわち、サーバ装置3は、利用者が基本情報として登録した場所情報が含まれる地図をホームページ画面40aに表示することができる地図の縮尺を設定する(ステップS14)。なお、後述する詳細検索条件の設定において、場所情報が追加、または複数の場所情報が選択された場合には、選択された場所情報が全て含まれるように、この地図の縮尺を設定する。
【0049】
サーバ装置3は、ログイン前のカテゴリ検索ボタン408に表示された各カテゴリに含まれる一般公開地域資源情報の件数を、場所情報に基づいて絞り込んだ一般公開地域資源情報候補の数に更新する。サーバ装置3は、
図10に示すホームページ画面40aを端末2に表示させる(ステップS15)。
図10のホームページ画面40aでは、地域検索領域409に代えて、一般公開地域資源情報候補に該当する位置を示す地図を含む一般公開地域資源マップ領域409aを表示する。
【0050】
すなわち、サーバ装置3は、利用者のログオン時に、利用者の場所情報をもとに絞り込まれた一般公開地域資源情報候補に基づいて、カテゴリ検索ボタン408を更新し、一般公開地域資源マップ領域409aを表示する。そのため、その後の検索処理において絞り込まれた一般公開地域資源情報候補を対象とすることができ、利用者が必要とする一般公開地域資源情報の検索を容易にすることができる。
【0051】
図10は、本実施形態におけるログイン後のホームページ画面40aを示す図である。
図10に示すように、カテゴリ検索ボタン408には、各カテゴリの一般公開地域資源情報の数を示す数字が更新されている。また、
図7に示した地域検索領域409に代えて、一般公開地域資源マップ領域409aが表示されている。
【0052】
一般公開地域資源マップ領域409aには、利用者の場所情報に応じた地図が表示され、この地図の一般公開地域資源情報に該当する位置にはピンマークが付されている。一般公開地域資源情報に該当する位置とは、例えば、サービスを提供する施設の住所のことをいう。更に一般公開地域資源マップ領域409aをマウスオーバすると、地図内でピンマークが付された各一般公開地域資源情報(例えば、施設名称)の一覧がピンマークと共に表示される。
【0053】
地図中に付されるピンマークは、例えば、カテゴリごとに色分けして表示され、カテゴリ(サービスの種類)が容易に識別可能にしている。また、ピンマークは、後述するクリップ機能によりクリップ対象として指定された一般公開地域資源情報については、他の一般公開地域資源情報と異なる色が用いられる。これにより、利用者は、一般公開地域資源マップ領域409aから利用者が必要とする一般公開地域資源情報を容易に検索できる。
再び
図10に戻って説明する。
図10のホームページ画面40aにおいてサーバ装置3は、ユーザ操作を判定して多重分岐する(ステップS16)。
【0054】
ここで、キーワード検索テキストボックス407において、キーワードが入力されて検索実行が指示されると(ステップS16→キーワード)、サーバ装置3は、場所情報をもとに絞り込まれた一般公開地域資源情報候補からキーワードに該当する一般公開地域資源情報を抽出する(ステップS17)。サーバ装置3は更に、抽出した一般公開地域資源情報を一般公開地域資源情報一覧画面42a(
図11参照)に一覧表示させる(
図9のステップS23)。
【0055】
図11は、本実施形態における一般公開地域資源情報一覧画面42aの一例を示す図である。
図11には、例えば
図10に示すカテゴリ検索ボタン408のカテゴリ「健康・生きがい」が選択された場合の一般公開地域資源情報一覧画面42aを示している。一般公開地域資源情報一覧画面42aには、このカテゴリに含まれる各一般公開地域資源情報候補の情報リスト421が表示される。情報リスト421には、サービスイメージ(アイコン、シンボル、マークなど)、サービス名、提供元(会社名、単体名、役所名など)、サービスの有償/無償の表示、クリップ数、役立数が一覧表示される。なお、クリップ数は、後述する一般公開地域資源情報の詳細画面46(
図15参照)において、他の会員が一般公開地域資源情報に対してクリップした数を集計したものである。役立数は、一般公開地域資源情報の詳細画面46において(
図15参照)、他の会員が一般公開地域資源情報に対して役に立った選択をした数を集計したものである。
また、一般公開地域資源情報一覧画面42aには、表示方法を切り替える表示形態切換ボタン422、および詳細検索条件の設定を指示するための検索条件再設定ボタン423が設けられている。
【0056】
図8に戻り、
図10のホームページ画面40aにおいてカテゴリ検索ボタン408が選択された場合(ステップS16→カテゴリ)、サーバ装置3は、選択されたカテゴリに該当する一般公開地域資源情報を抽出する(ステップS18)。サーバ装置3は更に、抽出した一般公開地域資源情報を一般公開地域資源情報一覧画面42a(
図11参照)に一覧表示させる(
図9のステップS23)。
【0057】
図10のホームページ画面40aにおいて一般公開地域資源マップ領域409aの地図または一覧に対する操作がされた場合(ステップS16→地図操作)、サーバ装置3は、地図操作に応じた処理を実行し(ステップS19)、
図10のホームページ画面40aの表示を継続する(ステップS15)。地図に対する操作としては、例えば、地図の拡大縮小の操作、拡大縮小された地図を最初に表示された地図に戻す表示リセット操作がある。サーバ装置3は、拡大縮小の操作に応じて、地図の縮尺倍率を変更して表示すると共に、拡大縮小された地図に合わせて一般公開地域資源情報に対応するピンマークを表示する。
【0058】
また、地図に表示されたピンマーク、または一覧表示されたピンマークが選択された場合、サーバ装置3は、ピンマークに対応する一般公開地域資源情報の一部、例えば一般公開地域資源情報に含まれる施設名、サービス種類(カテゴリ)、住所と共に、一般公開地域資源情報の詳細情報を表示させるためのリンクボタンをポップアップ表示させる。ポップアップ表示中のリンクボタンが選択された場合、サーバ装置3は、後述する一般公開地域資源情報の詳細画面46を表示させる(
図15参照)。
なお、
図10に示すホームページ画面40aには、詳細検索条件の設定を指示する詳細検索ボタン410が設けられている。サーバ装置3は、詳細検索ボタン410が選択された場合(ステップS16→詳細検索)、詳細検索条件指定画面44(
図13を参照)を端末2に表示させる(ステップS20)。
【0059】
図13は、本実施形態における詳細検索条件指定画面44の一例を示す図である。
図13に示すように、詳細検索条件指定画面44には、場所情報を選択する場所情報チェックボックス441、エリアの変更を指示するエリア変更ボタン442、キーワードを入力するキーワード検索テキストボックス443、カテゴリごとの詳細な選択肢を入力するカテゴリ詳細チェックボックス444が設けられている。詳細検索条件指定画面44には更に、検索対象とする一般公開地域資源情報が登録された期間を指定する期間指定ボタン445、サービスの有償/無償の条件を指定する費用条件選択ボタン446、検索対象とする一般公開地域資源情報を提供する提供元を指定する提供元指定ボタン447が設けられている。また、詳細検索条件指定画面44の最下位置には、選択した条件(チェックボックスにチェックを入れた選択肢)を取り消すための条件クリアボタン448、検索の実行を指示するための検索ボタン449が設けられている。
【0060】
なお、詳細検索条件指定画面44は、その時点で利用者により指定された条件が設定された状態で表示される。例えば、場所情報チェックボックス441では、利用者が登録した場所情報(
図13では「港区」)にチェックが入り、カテゴリ詳細チェックボックス444のカテゴリ「健康・生きがい」にチェックが入っている。詳細検索条件指定画面44では、先に設定済みの条件の取消しや、条件の追加/変更を任意に行うことができる。また、エリア変更ボタン442が選択された場合、サーバ装置3は、
図10に示す一般公開地域資源マップ領域409aと同様の画面を表示させ、任意に地域(場所情報)を選択させることができる。
【0061】
なお、詳細検索条件指定画面44の全体が表示装置25の画面中に表示できない場合、サーバ装置3は、
図14に示すように、条件クリアボタン448および検索ボタン449が表示されない範囲を表示中には、条件クリアボタン448および検索ボタン449と同等の機能を有する条件クリアボタン448aおよび検索ボタン449aを、例えば画面の最下位置に一時的に表示させる。なお、条件クリアボタン448aおよび検索ボタン449aは、画面の最下位置に限らず、画面中の予め決められた固定位置に表示されるようにすればよい。
【0062】
詳細検索条件指定画面44には、条件クリアボタン448および検索ボタン449の組合せと、条件クリアボタン448aおよび検索ボタン449aの組合せのうち何れかが表示されている。よって、利用者は、詳細検索条件指定画面44のスクロール位置によらず、条件クリアまたは検索実行を指示することができ、操作性が向上する。
【0063】
なお、詳細検索条件指定画面44の条件クリアボタン448と検索ボタン449に限らず、他の画面の表示中においても、画面中に表示されないボタンがある場合には、同等の機能を有するボタンを一時的に画面下部に表示させることができる。例えば、
図10に示すホームページ画面40aの詳細検索ボタン410や、
図11に示す一般公開地域資源情報一覧画面42aの検索条件再設定ボタン423などである。これにより、各画面において操作性の向上を図ることができる。
【0064】
再び
図8に戻って処理を説明する。ここで、詳細検索条件指定画面44において任意に条件指定が入力された後、検索ボタン449(検索ボタン449a)の押下により検索実行が指示されると(ステップS21)、サーバ装置3は、新たに設定された検索条件に該当する一般公開地域資源情報候補を検索する(ステップS22)。更にサーバ装置3は、該当する一般公開地域資源情報候補を含む一般公開地域資源情報一覧画面42aを表示させる(
図9のステップS23)。
以下、
図9を参照しつつ説明する。この一般公開地域資源情報一覧画面42a(
図11参照)が表示された後、サーバ装置3は、ユーザ操作を判定して多重分岐する(ステップS24)。
【0065】
一般公開地域資源情報一覧画面42aにて表示形態切換ボタン422の「マップ」が選択された場合(ステップS24→マップ)、サーバ装置3は、
図11に示した情報リスト421の表示に代えて、
図12に示す一般公開地域資源マップ領域425に変更し、一般公開地域資源情報一覧画面42bを表示する(ステップS25)。その後、サーバ装置3は、ユーザ操作を判定して多重分岐する(ステップS26)。
図12に示す一般公開地域資源マップ領域425は、右側のリストが常に表示されている他は、
図10に示した一般公開地域資源マップ領域409bの表示と同様である。
【0066】
図12に示す一般公開地域資源情報一覧画面42bには、
図11に示す一般公開地域資源情報一覧画面42aと同様に表示形態切換ボタン422が設けられている。表示形態切換ボタン422の「リスト」が選択された場合(ステップS26→リスト)、
図11に示した一般公開地域資源情報一覧画面42aの表示に戻る(ステップS23)。すなわち、表示形態切換ボタン422の操作により、情報リスト421の表示と一般公開地域資源マップ領域425の表示とを簡単に切り換えることができるので、利用者は、一般公開地域資源情報を選択しやすい所望の表示形態を選択することができる。よって、必要とする一般公開地域資源情報の検索を容易にすることができる。
【0067】
また、
図11と
図12に示したように、一般公開地域資源情報一覧画面42a,42bには、詳細検索条件の再設定を指示する検索条件再設定ボタン423が設けられている。ステップS24,S26において検索条件再設定ボタン423が選択された場合、サーバ装置3は、
図8のステップS20に戻り、
図13に示した詳細検索条件指定画面44を再表示させる。
【0068】
また、ステップS24,S26において、一般公開地域資源情報一覧画面42a,42bが示す一般公開地域資源情報のうち何れかが選択された場合、サーバ装置3は、選択された一般公開地域資源情報の詳細を表示する一般公開地域資源情報の詳細画面46を表示させる(ステップS27)。その後、サーバ装置3は、ユーザ操作を判定して多重分岐する(ステップS28)。
【0069】
図15は、本実施形態のステップS27においてサーバ装置3が端末2に表示させる一般公開地域資源情報の詳細画面46の一例を示す図である。一般公開地域資源情報の詳細画面46には、例えば一般公開地域資源情報に含まれるサービス名称、サービス概要、サービス説明HP(HomePage)、対象エリア、サービス提供場所、対象者、有償/無償、料金目安、申し込み方法、問い合わせ先情報(住所、電話番号、FAX番号、電子メールアドレス)などを含む基本情報エリア461、クリップボタン462、「役に立った」ボタン463、サービス提供元情報(名称、住所など)とサービス提供元HPとを含むサービス提供元情報エリア464と、「一つ前のページに戻る」ボタン465とが設けられている。
なお、これら一般公開地域資源情報は、内容情報としてのサービス名称、サービス概要、サービス説明HP、対象エリア、サービス提供場所、対象者、有償/無償、料金目安(不図示)、申し込み方法(不図示)など、および識別情報としてのサービス提供元、サービス提供元HP、サービス提供元情報(不図示)に大別できる。ここで識別情報とは、このサービスの提供元を識別するための情報である。内容情報とは、このサービスの内容を示す情報である。
【0070】
一般公開地域資源情報の詳細画面46に表示されたサービス説明HPやサービス提供元HPを選択することで、端末2のブラウザプログラムは、一般公開地域資源情報が示すサービス説明やサービス提供元のWebサイトのページを表示させる。そのため、利用者は、一般公開地域資源情報の詳細画面46を通じて、容易にサービス提供元が公開している詳細な情報を取得することができる。
【0071】
こうして、サーバ装置3は、条件指定により検索された一般公開地域資源情報の詳細を示す一般公開地域資源情報の詳細画面46を、端末2に表示させている。これにより利用者は、一般公開地域資源情報の詳細な内容を確認することができる。ここで、利用者は、一般公開地域資源情報を確認した結果、例えば有用な情報であると判断した場合に、一般公開地域資源情報をクリップボタン462の操作により登録して、後から容易に読み出せるようにすることができる。クリップボタン462の操作により登録された一般公開地域資源情報は、後記するマイページ詳細画面49に、注目情報としてリストアップすることができる。クリップボタン462の操作によりサーバ装置3は、このユーザが注目する介護情報データのリンク情報を追加してもよく、このユーザが注目する介護情報データに当該ユーザを示す識別フラグを付与してもよく、リストアップの動作は限定されない。
【0072】
再び
図9に戻って説明する。サーバ装置3は、一般公開地域資源情報の詳細画面46においてクリップボタン462が選択された場合(ステップS28→クリップ)、クリップ機能により、詳細表示中の一般公開地域資源情報を利用者と対応付けて登録し(ステップS29)、一般公開地域資源情報の詳細画面46の表示を継続する(ステップS27)。
【0073】
また、一般公開地域資源情報の詳細画面46において「役に立った」ボタン463が選択された場合(ステップS28→役に立った)、サーバ装置3は、役に立った選択がされたことを示すデータを詳細表示中の一般公開地域資源情報と対応付けて登録し(ステップS30)、一般公開地域資源情報の詳細画面46の表示を継続する(ステップS27)。
サーバ装置3は、利用者と対応付けられた一般公開地域資源情報については、
図10に示す一般公開地域資源マップ領域409aや、
図12に示す一般公開地域資源マップ領域425において、クリップされたことを明示するため、他の一般公開地域資源情報とは異なる色のピンマークを表示させる。
【0074】
また、サーバ装置3は、各一般公開地域資源情報について、クリップボタン462および「役に立った」ボタン463が選択された数をカウントしており、そのカウント数を例えば
図11に示す情報リスト421のクリップ数、役立数にそれぞれ反映させ、
図15に示す一般公開地域資源情報の詳細画面46において表示させている。これにより、他の利用者に対して、個々の一般公開地域資源情報についての評価状況を知らせることができる。すなわち、利用者は、クリップボタン462および「役に立った」ボタン463の選択(マウスのクリック)により、有用な情報であることを他の利用者に通知可能である。
【0075】
一般公開地域資源情報の詳細画面46において「一つ前のページに戻る」ボタン465が選択された場合(ステップS28→一つ前のページに戻る)、サーバ装置3は該当する一般公開地域資源情報の候補を含む一般公開地域資源情報一覧画面42aを表示させる(ステップS23)。
なお、前述した説明では、クリップボタン462の選択により一般公開地域資源情報を利用者と対応付けて登録するとしているが、会員登録時に予め登録した対象者と対応付けて登録しておき、対象者ごとに登録した一般公開地域資源情報を表示させることも可能である。
【0076】
図16は、本実施形態における対象者ごとに一般公開地域資源情報を対応付けて登録する処理を説明するためのフローチャートである。
サーバ装置3は、クリップボタン462が選択された場合(ステップS40→Yes)、一般公開地域資源情報の詳細画面46に表示中の一般公開地域資源情報を関連付ける対象者を判別する(ステップS41)。例えば、サーバ装置3は、
図17に示すように、クリップボタン462の近傍に、一般公開地域資源情報の登録先を示す登録先一覧466を表示させる。登録先一覧466には、例えば自分のみ(利用者を示す)、対象者全員、登録済みの対象者#1〜#5が一覧表示されている。なお、ここでは5名の対象者が登録されている。
【0077】
利用者による入力装置23の操作により、登録先一覧466から何れかが選択された場合、サーバ装置3は、この選択された登録先と詳細表示中の一般公開地域資源情報とを対応付けて登録する。対象者全員が選択された場合には、全ての対象者#1〜#5のそれぞれと対応付けて記録する(ステップS42)。
【0078】
図18は、本実施形態における対象者と登録された一般公開地域資源情報(クリップデータ)との関係を示す図である。例えば、対象者#1については、クリップデータ#1,#3,#4が対応付けられていることを示している。対象者#2については、クリップデータ#1,#4が対応付けられていることを示している。すなわち、本実施形態におけるクリップ機能では、利用者が検索した有用と判断された一般公開地域資源情報を、複数の対象者に対して個々に対応付けて登録しておくことができる。例えば、利用者がケアマネージャであり、担当する介護者(対象者)が複数いる場合に、介護者ごとに有用な地域資源情報を判断して、介護者別に一般公開地域資源情報を登録しておくことができる。
【0079】
図19は、本実施形態におけるクリップされた一般公開地域資源情報を表示するための処理を説明するためのフローチャートである。
サーバ装置3は、利用者の操作によりクリップされた一般公開地域資源情報の表示が指示された場合に(ステップS50→Yes)、クリップデータ(クリップにより登録された一般公開地域資源情報)を一覧表示させる(ステップS51)。利用者が
図10に示すホームページ画面40aのメニュー402aの「マイページ」にマウスオーバすると、サーバ装置3は、
図20に示すマイページ画像48を端末2にポップアップ表示させる。マイページ画像48には、例えば「ユーザ基本情報」メニュー481、「クリップした一般公開地域資源」メニュー482、「クリップした記事」メニュー483、「一般公開地域資源のユーザ投稿」メニュー484が設けられている。
ここで、利用者による入力装置23の操作により、「クリップした一般公開地域資源」メニュー482が選択された場合、サーバ装置3は、
図21に示すマイページ詳細画面49を表示させる。
【0080】
図21は、本実施形態におけるマイページ詳細画面49の一例を示す図である。
図21に示すマイページ詳細画面49では、「クリップした一般公開地域資源」メニュー482が選択された場合の表示例を示している。マイページ詳細画面49には、表示対象を変更するためのタブ491が設けられている。タブ491は、「ユーザ基本情報」、「クリップした一般公開地域資源」、「クリップした記事」、「一般公開地域資源のユーザ投稿」の4つが選択可能であり、ここでは「クリップした一般公開地域資源」が選択されている。
【0081】
また、「クリップした一般公開地域資源」を表示するための画面において、対象者名表示領域492、一般公開地域資源情報一覧493が設けられている。対象者名表示領域492では、ボタン操作により、登録先一覧466に表示された対象者を一覧表示させて、何れかを任意に選択することができる。
一般公開地域資源情報一覧493には、初期状態として、利用者と対応付けられた一般公開地域資源情報が一覧表示されている。一覧表示では、例えば情報更新日、サービス名称、サービス提供元名称、有償/無償、クリップ数の各情報が一般公開地域資源情報ごとに対応付けて表示されている。この一般公開地域資源情報一覧493は、リスト表示制御部604(
図4参照)により表示されている。
【0082】
図19に戻って処理を説明する。ここで、
図21の対象者名表示領域492の操作により何れかの対象者が選択された場合(ステップS52→Yes)、サーバ装置3は、選択された対象者と対応付けられた一般公開地域資源情報のみを一覧表示させる(ステップS53)。従って、利用者は、対象者ごとに登録した一般公開地域資源情報を、対象者を簡単に切り替えてそれぞれ一覧表示させて確認することができる。
なお、
図20に示すマイページ画像48において「ユーザ基本情報」メニュー481が選択された場合、マイページ詳細画面49にはユーザの基本情報が表示され、タブ491は「ユーザ基本情報」が選択された状態となる。
【0083】
マイページ画像48において「クリップした記事」メニュー483が選択された場合、マイページ詳細画面49にはユーザがクリップした記事が一覧表示され、タブ491は「クリップした記事」が選択された状態となる。
マイページ画像48において「一般公開地域資源のユーザ投稿」メニュー484が選択された場合、マイページ詳細画面49には一般公開地域資源602へのユーザ投稿が一覧表示され、タブ491は「一般公開地域資源のユーザ投稿」が選択された状態となる。
【0084】
《非公開地域資源603》
次いで、端末2を介して非公開地域資源603を閲覧・書き込みできるホームページ等について説明する。このホームページは、主に非公開地域資源603を対象としていることを示すため、例えば青色のテーマカラーでデザインされている。
【0085】
図22は、サービス情報の共有ページ53を示す図である。
このサービス情報の共有ページ53は、ホームページ画面40a(
図10参照)のメニュー402aから「グループツール」をクリックし、更に「事業者・団体ページ」をクリックすることで表示される。
非公開地域資源603に格納された各事業者28の非公開地域資源情報は、このサービス情報の共有ページ53と、このページから遷移する各ページにより、この事業者28に属するメンバ、および、この事業者28が属するグループ27に属する他の事業者28のメンバが閲覧可能である。このサービス情報の共有ページ53は、「サービス情報の共有ページ」メニュー531が強調表示されている。「サービス情報の共有ページ」メニュー531の強調表示は、非公開地域資源603に格納されたサービス情報を表示していることを示している。
【0086】
サービス情報の共有ページ53は、非公開の介護サービス情報を一覧表示しており、各介護サービスの識別情報としてのサービス名称欄532、提供元欄533の他、当該サービスの評価欄534、コメント欄535等を含んでいる。すなわち、サービス情報の共有ページ53は、各サービス情報に係る評価情報やコメント情報を掲載して、この事業者28のメンバの共有情報とすることができる。このサービス名称欄532にはハイパーリンクが付与されている。このハイパーリンクをユーザが選択(クリック)すると、サービス詳細画面54(
図27参照)に遷移して、クリックしたサービスに係る詳細な情報を表示する。
【0087】
サービス情報一覧タブ539は、サービス情報の一覧を表示するタブである。このサービス情報一覧タブ539が選択された場合、データ管理システム1は、
図22のように、非公開地域資源603に格納されたサービス情報の一覧を表示する。サービス情報新規登録タブ5311は、新たなサービス情報を作成して非公開地域資源603に登録するタブである。このサービス情報新規登録タブ5311が選択された場合、非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52(
図23参照)に遷移する。
データ管理システム1は、事業者28ごとに、この事業者28のメンバが共有できるサービス情報の共有ページ53を提供している。
【0088】
また、一般公開地域資源602から読み出して、非公開地域資源603にコピーされた介護サービスの内容情報や識別情報は、一般公開地域資源602において改変される可能性がある。一般公開地域資源602において介護サービスの内容情報や識別情報が改変された場合、改変通知部606(
図4参照)は、修正欄536に改変の事実を示すマーク537をフラグとして表示する。これにより、非公開地域資源603にコピーした介護サービス情報の元となる介護サービスの内容情報や識別情報が、一般公開地域資源602において改変されていることを知ることができる。
【0089】
図23は、非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52である。
この非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52は、非公開地域資源603にサービス情報を新規登録したり、修正更新するためのWebページである。
非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52は、非公開のサービス情報を構成する情報を入力する複数の欄を備えている。これらの非公開地域資源情報は、この情報に対する閲覧権限を有する会員だけが閲覧でき、この情報に対する書き込み権限(編集権限)を有する会員だけが書き込みできる(
図5と
図6参照)。
【0090】
非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52は、クリップ一覧ボタン5211と、この地域資源に係る各種入力欄、「戻る」ボタン5212、登録ボタン5213を含んでいる。
この地域資源に係る入力欄を以下説明する。サービス提供元テキストボックス522は、地域資源のサービス提供元をテキストで入力する。サービス提供元HPテキストボックス523は、地域資源のサービス提供元を示すURLをテキストで入力する。サービス提供元情報テキストボックス524は、サービス提供元に係る情報をテキストで入力する。これらサービス提供元欄、サービス提供元HP欄、サービス提供元情報欄は、介護サービスの提供元を識別する識別情報であり、それ以外の入力欄は、介護サービスの内容情報である。
画像ファイルのアップロード欄525は、画像ファイルをアップロードする欄であり、ファイル選択ダイアログを開くための参照ボタンと、アップロードした画像をキャンセルするキャンセルボタンを含んでいる。サービス名称テキストボックス526は、該当するサービスの名称をテキストで入力する。
【0091】
サービス提供場所入力フォーム追加ボタン527は、サービスの提供場所をテキストで入力する。サービス説明HPテキストボックス528は、サービスを説明するコンテンツのURLをテキストで入力する。カテゴリメニュー529は、サービスのカテゴリを選択するメニューを表示する。
【0092】
以下、非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52のうち、図示が省略されている入力欄について説明する。
「カテゴリ&サービス分類」欄は、「カテゴリ」と「サービス分類」からメニュー選択する欄であり、複数選択が可能である。「カテゴリ」と「サービス分類」は、所定の「サービス情報管理」の「カテゴリ一覧」「サービス分類一覧」に登録されている項目がメニュー表示される。
【0093】
サービス概要テキストボックスは、サービス概要をテキストで入力する。
サービス説明HP欄は、サービス説明に係るHPのURLをテキストで入力する。
対象エリア欄は、「都道府県」「市区町村」をメニュー選択し、「地区」をテキストで入力する欄である。
【0094】
有償・無償チェックボックスは、「有償」「無償」「条件付き無償」「その他」「不明」の各チェックボックスから選択する。料金目安テキストボックスは、料金目安をテキストで入力する。開催日程テキストボックスは、開催日程をテキストで入力する。対象者テキストボックスは、対象者名をテキストで入力する。
申し込み方法テキストボックスは、申し込み方法をテキストで入力する。
問合せ先欄は、このサービス情報への問合せ先の電話番号等をテキストで入力する。
備考テキストボックスは、備考をテキストで入力する。
【0095】
これらの入力欄に情報を入力して、非公開地域資源掲載メニュー521を選択すると、新規に作成したサービス情報を非公開地域資源603に掲載することができる。非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52の「戻る」ボタン5212を選択すると、サービス情報の共有ページ53(
図22参照)に戻ることができ、登録ボタン5213を選択すると、表示中のサービス情報を非公開地域資源603に登録することができる。
【0096】
非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52は、新規登録の際、
図23に示したように「戻る」ボタン5212と登録ボタン5213が表示される。これに対して非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52の修正更新の際には、「戻る」ボタン、更新ボタン、削除ボタンが表示される。
【0097】
図23の非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52でクリップ一覧ボタン5211を選択すると、
図24に示す、「クリップした一般公開地域資源」ページ51が表示される。
この「クリップした一般公開地域資源」ページ51には、各ユーザがクリップした一般公開地域資源情報一覧512と、「コピー」ボタン513と、「キャンセル」ボタン514とが表示される。
一般公開地域資源情報一覧512には、
図15で示したクリップボタン462でクリップした一般公開地域資源情報が一覧表示される。これら一般公開地域資源情報は、介護サービスの内容情報である。クリップした一般公開地域資源情報は、一般公開地域資源602から読み出されて一般公開地域資源情報一覧512として表示された際に、それぞれチェックボックス511が表示される。チェックボックス511の何れかにチェックを入れることで、対応する介護サービスを選択することができる。この「クリップした一般公開地域資源」ページ51および一般公開地域資源情報一覧512(注目情報リスト)を表示するのは、リスト表示制御部604(
図4参照)である。
【0098】
このように、ユーザが所望の一般公開地域資源情報のチェックボックス511にチェックを入れて「コピー」ボタン513を選択すると、その一般公開地域資源情報の詳細は、確認画面表示制御部605(
図4参照)により、
図25に示すように、非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52に反映される。
ユーザが所望の介護サービスの内容情報を識別情報と対応付けて非公開地域資源603に複製すべく、リスト表示制御部604により表示されている一般公開地域資源情報一覧512から何れかの介護サービス情報を選択した場合を考える。この場合、確認画面表示制御部605(
図4参照)は、選択された介護サービス情報に対応する介護サービスの内容情報と識別情報とを一般公開地域資源602から読み出して、非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52(
図25参照)に反映させる。
ユーザが「キャンセル」ボタン514を操作すると、この「クリップした一般公開地域資源」ページ51は閉じて、非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52(
図23参照)に遷移する。このとき、クリップした一般公開地域資源情報は反映されない。
【0099】
サービス情報の共有ページ53(
図22参照)を開く権限を持つユーザは、地域包括支援センタや、居宅介護支援事業所、地域の自治体等の各介護関連事業所などの事業者28に所属している職員である。このデータ管理システム1は、事業者28ごとに、それぞれのサービス情報を非公開地域資源603に格納することができる。この非公開地域資源603に格納された各サービス情報は、このサービス情報に係る事業者28のメンバと、この事業者28と同じグループ27に属する他の事業者のメンバ以外は閲覧することができない。
【0100】
図25は、選択した一般公開地域資源が反映された非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52を示す図である。
図23と同様な要素には同様な符号を付与している。
図25に示す非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52の入力欄には、一般公開地域資源情報一覧512(
図24参照)の4列目で示される介護サービス情報が反映される。以下、反映された情報を説明する。
サービス提供元テキストボックス522には、一般公開地域資源情報一覧512(
図24参照)のサービス提供元名称欄に記載された「〇〇区役所福祉課高齢者福祉課高齢者支援係」が反映される。サービス名称テキストボックス526には、一般公開地域資源情報一覧512(
図24参照)のサービス名称欄に記載された「ほっと安心カフェ」が反映される。
以下、サービス提供元HPテキストボックス523、サービス提供元情報テキストボックス524、画像ファイルのアップロード欄525、サービス説明HPテキストボックス528、カテゴリメニュー529、サービス提供場所入力フォーム追加ボタン527、および、図示が省略されている入力欄にも、一般公開地域資源情報一覧512(
図24参照)の4列目で示される介護サービス情報が反映される。
このように、データ管理システム1は、クリップした一般公開地域資源を非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52に反映できる。よって管理者281や一般会員282は、各入力欄に入力することなく、非公開地域資源情報を新規に登録することができる。
【0101】
図26に示すように、介護保険の対象にならない一般公開地域資源602のサービス情報の他、介護保険の対象となる一般公開介護保険サービス607のサービス情報もクリップすることができる。そして、クリップしたサービス情報を非公開地域資源603にデータ移行することができる。
一般公開地域資源602や一般公開介護保険サービス607のデータを非公開地域資源603にコピーする場合、データ管理システム1は、データ移行のため、共通データフォーマットに変換する(ステップ5321)。共通データフォーマットへの変換とは、介護保険の適用の有無に係る項目の削除または追加をいう。なお、データ移行にあたり、サービス提供元に係る項目の情報は、この事業者の情報に置換するか、または空白にすることが望ましい。これにより、容易にデータ引渡用の介護サービス情報を作成することができる。
【0102】
データ管理システム1は更に、非公開地域資源603から一般公開地域資源602や一般公開介護保険サービス607にサービス情報を引き渡すこともできる。非公開地域資源603からのデータ引渡しは、介護保険の対象となるか否かの区別なく投稿してもらうようにする。そして、その投稿されたデータは、データ管理システム1が介護保険の対象となるか否かを精査して、一般公開地域資源602と一般公開介護保険サービス607のうち何れかに格納して公開する。
【0103】
図27は、非公開地域資源603に係るサービス詳細画面54である。
このサービス詳細画面54により、事業者のメンバは、表示している介護サービス情報に評価を付けることが出来る。そのため、事業者のメンバに好評なサービスを容易に把握することができる。
サービス詳細画面54では、介護サービスに係る基本情報を基本情報タブ541で表示する。更にコメントタブ542の選択により、その介護サービスに対するコメントを表示する(
図28参照)。
【0104】
ここで具体的に表示されるのは、サービス名称、カテゴリ、更新日、総合評価である。総合評価表示欄543は、事業者のメンバが評価した平均値を総合評価として掲載している。すなわち、非常に良い(星5つ)、良い(星4つ)、どちらでもない(星3つ)、悪い(星2つ)、非常に悪い(星1つ)から事業者のメンバが選択して、その星の数の平均値を総合評価とする。評価入力欄547は、この星の評価を入力する欄である。
【0105】
基本情報タブ541の画面で表示されるのは、サービス提供元名称、サービス提供元HP、サービス名称、サービス概要、サービス説明HP、対象エリア、サービス提供場所、対象者、有償・無償の別、料金目安、開催日程、申し込み方法、問合せ先、備考の各項目である。
【0106】
「編集」ボタン544は、非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52(
図23参照)に遷移するボタンである。ユーザが一般会員282の場合、このユーザが作成したサービス情報に限り「編集」ボタン544が表示される。ユーザが管理者281の場合、このユーザが属する事業者28のメンバが作成したサービス情報に限り、「編集」ボタン544が表示される。このように、ユーザがサービス情報の書き込み権限を有しているときには「編集」ボタン544が表示され、書き込み権限を有していないときには「編集」ボタン544が表示されない。
【0107】
「削除」ボタン545は、表示中のサービス情報を削除するボタンである。ユーザが一般会員282の場合、このユーザが作成したサービス情報に限り「削除」ボタン545が表示される。ユーザが管理者281の場合、このユーザが属する事業者28のメンバが作成したサービス情報に限り、「削除」ボタン545が表示される。このように、ユーザがサービス情報の書き込み権限を有しているときには「削除」ボタン545が表示され、書き込み権限を有していないときには「削除」ボタン545が表示されない。
【0108】
「システムへ提供」ボタン546は、表示中のサービス情報を一般公開地域資源602または一般公開介護保険サービス607に投稿するためのボタンである。「戻る」ボタン548は、トップページであるサービス情報の共有ページ53(
図22参照)に遷移するボタンである。「印刷」ボタン549は、表示中のサービス情報を印刷するボタンである。
【0109】
図28は、非公開地域資源603に格納されたサービス情報に係るコメントタブ542を説明する図である。
このコメントタブ542により、介護サービス情報にコメントを付与し、事業者28内でそのコメント情報を共有することができる。コメントタブ542に表示されるコメントは、非公開地域資源603に格納されているので、外部には公表できない秘密情報を、自社のメンバだけで共有することができる。
【0110】
図28に示すように、コメントタブ542で表示されるのは、基本情報タブ541で表示された介護サービスに対するコメントである。具体的には、投稿者名欄5411、投稿年月日欄5412、コメントテキストボックス5413である。新規コメントテキストボックス5414には新たに投稿するコメントをテキストで入力する。「投稿する」ボタン5415は、新規コメントテキストボックス5414に記載したコメントを投稿するボタンである。
【0111】
投稿者名欄5411は、ユーザ基本情報の氏名が登録されていればその氏名が表示され、ユーザ基本情報の氏名が未登録ならばシステムID(メールアドレスまたはユーザ名)が表示される。各投稿者は、サービス提供元の事業者に属した状態でコメントを投稿する。しかし、何れかの投稿者がコメントの投稿後にサービス提供元のメンバから外れた場合、投稿者名は非表示となる。更にメンバから外れた投稿者が、ユーザ基本情報のID(メールアドレス)を変更した場合、第三者にコメント情報は表示されなくなる。更に、投稿者がシステムから退会した場合、投稿者名は非表示となる。これにより、投稿者のプライバシを保つことができる。
【0112】
図29は、非公開地域資源603に係る画面のモード遷移図である。
モードM53のサービス情報の共有ページ53(
図22参照)において、サービス情報新規登録タブ5311がクリックされると、モードM52に係る非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52(
図23参照)に遷移し、サービス情報のリンクがクリックされると、モードM541に係るサービス詳細画面54の基本情報タブ541(
図27参照)に遷移する。
【0113】
モードM52の非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52(
図23参照)では、非公開地域資源情報の編集を行うことができる。更にモードM52において、クリップ一覧ボタン5211がクリックされると、モードM51の「クリップした一般公開地域資源」ページ51(
図24参照)に遷移する。モードM51の「クリップした一般公開地域資源」ページ51では、予めクリップした一般公開地域資源情報を選択することができ、更に「コピー」ボタン513をクリックすることで、選択した一般公開地域資源情報を非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52(
図25参照)に反映させて、その非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52に遷移することができる。モードM52において「戻る」ボタン5212がクリックされると、モードM52に遷移する前のモードに戻る。
【0114】
モードM541の基本情報タブ541の表示(
図27参照)において、コメントタブ542がクリックされると、モードM542のコメントタブ542の表示(
図28参照)に遷移する。このコメントタブ542において、ユーザは非公開のコメントを投稿することができる。
更にモードM542において基本情報タブ541がクリックされると、モードM541の基本情報タブ541の表示(
図27参照)に戻る。更にモードM541の基本情報タブ541の表示(
図27参照)において、「編集」ボタン544がクリックされると、モードM52の非公開地域資源の新規登録・修正更新画面52(
図23参照)に遷移して、基本情報タブ541に表示していたサービス情報を修正・更新することができる。
【0115】
モードM541の基本情報タブ541の表示(
図27参照)において、「戻る」ボタン548がクリックされると、モードM53のサービス情報の共有ページ53(
図22参照)に遷移する。
【0116】
《システム掲載情報》
次いで、端末2を介してシステム掲載情報を閲覧できるホームページ等について、
図30と
図31を参照して説明する。ここでシステム掲載情報とは、事業者が一般利用者に公開するために、このデータ管理システム1に投稿した介護サービス情報のことをいう。データ管理システム1に投稿された介護サービス情報は、データ管理システム1による審査を受けた上で、一般公開地域資源602または一般公開介護保険サービス607に掲載される。これにより一般利用者29は、この介護サービス情報を知ることができる。
【0117】
図30は、引渡データ一覧画面55を示す図である。
引渡データ一覧画面55は引渡データ一覧551を含み、引渡データ一覧551は、更新日欄、サービス名称欄、サービス提供元名称欄、ステータス欄、管理用コメント欄を含んでいる。
図30に示す「高齢者配食サービス」は、ステータス欄が受付中となっている。
【0118】
第2のデータベースである非公開地域資源603から第1のデータベースに引き渡される情報は、データ管理システム1による審査を受けた上で、一般公開地域資源602または一般公開介護保険サービス607に掲載される。ステータス欄の「受付中」表示は、現時点において引渡データが審査を受けていることを示している。
【0119】
サービス名称欄は、サービス名称がハイパーリンクと共に表示されている。そのため、サービス名称の文字列の下には、ハイパーリンクを示す下線が引かれている。このサービス名称を選択すると、後記する引渡データ詳細画面56(
図31参照)に遷移する。
この引渡データ一覧551は、この事業者28がデータ管理システム1に引き渡したサービス情報の一覧である。これに対して一般公開地域資源情報一覧画面42aに表示された情報リスト421は、全ての事業者28に係る公開中の地域資源情報である。
【0120】
図31は、引渡データ詳細画面56を示す図である。
引渡データ詳細画面56は、引渡データ詳細欄561、「戻る」ボタン562、変更申請ボタン563を含んで表示している。
引渡データ詳細欄561は、引渡データの内容を示している。引渡データとは、事業者28がデータ管理システム1に引き渡したサービス情報のことをいう。「戻る」ボタン562は、引渡データ一覧画面55(
図30参照)に戻るためのボタンである。変更申請ボタン563は、この引渡データの変更を申請するためのボタンである。
【0121】
図22から
図29を参照して説明したサービス情報共有ページは、事業者やその経営者に対しては、従業員の退職に伴うノウハウの流出防止や、事業者内だけの評価による若手へのノウハウ共有を可能とする。更にサービス情報共有ページは、スマートフォン等で外から情報閲覧可能であるため即時対応による顧客満足度向上が可能であり、チラシで管理でなくなるため、災害時にもノウハウ情報を確保可能である。
更にサービス情報共有ページは、行政に対して、総合事業の推進に伴う、各地域包括センタ単位での地域サービス情報の集約と、各地域包括センタ間でのサービス情報の共有を可能とする。つまり、サービス情報共有ページは、各地域包括センタに不足しているサービスを可視化することができる。
サービス情報共有ページは、地域包括センタに対して、クローズなノウハウ共有を可能とする。更にサービス情報共有ページは、スマートフォン等で外から情報閲覧可能であるため即時対応による顧客満足度向上が可能であり、チラシで管理でなくなるため、災害時にもノウハウ情報を確保可能である。
【0122】
なお、前述した説明では、介護サービス関連の情報を扱うデータ管理システム1の例を説明しているが、その他の情報を扱うシステムに適用することも可能である。また、前述した説明では、サーバ装置3による処理として説明しているが、端末2の処理によって実現することも可能である。この場合、端末2のプロセッサ21は、前述した検索プログラムと同様のアプリケーションプログラムを実行し、サーバ装置3から必要な処理に必要なデータを受信することで、前述したサーバ装置3と同等の機能を実現する。また、前述した説明では、2台のサーバ装置3a,3bが協同して情報検索サービスを提供するとしているが、サーバ装置3の数は限定されない。
【0123】
また、実施形態において記載した手法、すなわち各フローチャートに示す処理等の各手法は、コンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROM(Read Only Memory)カード、RAM(Random Access Memory)カード等)、磁気ディスク(フレキシブルディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の記録媒体に格納して配布することができる。そして、コンピュータは、外部記録媒体に記録されたプログラムを読み込み、このプログラムによって動作が制御されることにより、実施形態において説明した機能と同様の処理を実現することができる。
【0124】
また、各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態としてネットワーク(インターネット)上を伝送させることができ、このネットワーク(インターネット)に接続されたコンピュータ(サーバ装置等)からプログラムデータを取り込み、前述した実施形態と同様の機能を実現することもできる。
【0125】
なお、本願発明は、実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。更に実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組合せにより種々の発明が抽出され得る。例えば、実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
【0126】
以下に、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲に記載した発明を付記する。付記に記載した請求項の項番は、この出願の願書に最初に添付した特許請求の範囲の通りである。
〔付記〕
《請求項1》
所定の提供元により提供される介護サービスの内容情報が前記提供元を識別するための識別情報と共に第1のデータベースから読み出されて介護情報詳細画面として表示された際に注目情報としてリストアップされた前記介護情報詳細画面を示す注目情報リストを、表示させるリスト表示制御手段と、
前記介護サービスの内容情報を前記識別情報と対応付けて前記第1のデータベースから第2のデータベースに複製すべく、前記リスト表示制御手段により表示されている注目情報リストから何れかの注目情報が選択された場合に、該選択された注目情報に対応する前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに前記第1のデータベースから読み出し、該読み出した介護サービスの内容情報と前記識別情報とを確認画面として表示させる確認画面表示制御手段と、
を備えたことを特徴とするデータ管理システム。
《請求項2》
前記第2のデータベースへの複製元となった前記介護サービスの内容情報または前記識別情報が前記第1のデータベースで改変された場合には、前記第2のデータベースから前記介護サービスの内容情報または前記識別情報を読み出して表示させる際に、複製元となった前記介護サービスの内容情報または前記識別情報が前記第1のデータベースで改変された旨を示すフラグを表示させる改変通知手段、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載のデータ管理システム。
《請求項3》
前記第2のデータベースは、該第2のデータベースから前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに読み出すために、および、該第2のデータベースに前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに書き込むために、所定の権限レベルが必要に設定され、
前記第1のデータベースは、権限レベルにかかわらず該第1のデータベースから前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに読み出し許可されるように設定されていると共に、前記所定の権限レベルでは該第1のデータベースに前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに書き込み禁止されるように設定されている、
ことを特徴とする請求項1または2に記載のデータ管理システム。
《請求項4》
所定の提供元により提供される介護サービスの内容情報が前記提供元を識別するための識別情報とともに第1のデータベースから読み出されて介護情報詳細画面として表示された際に注目情報としてリストアップされた前記介護情報詳細画面を示す注目情報リストを、表示させるリスト表示制御工程と、
前記介護サービスの内容情報を前記識別情報と対応付けて前記第1のデータベースから第2のデータベースに複製すべく、前記リスト表示制御工程により表示されている注目情報リストから何れかの注目情報が選択された場合に、該選択された注目情報に対応する前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに前記第1のデータベースから読み出し、該読み出した介護サービスの内容情報と前記識別情報とを確認画面として表示させる確認画面表示制御工程と、
を備えたことを特徴とするデータ管理方法。
《請求項5》
前記第2のデータベースへの複製元となった前記介護サービスの内容情報または前記識別情報が前記第1のデータベースで改変された場合には、前記第2のデータベースから前記介護サービスの内容情報または前記識別情報を読み出して表示させる際に、複製元となった前記介護サービスの内容情報または前記識別情報が前記第1のデータベースで改変された旨を示すフラグを表示させる改変通知工程を備えた、
ことを特徴とする請求項4に記載のデータ管理方法。
《請求項6》
前記第2のデータベースは、該第2のデータベースから前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに読み出すために、および、該第2のデータベースに前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに書き込むために、所定の権限レベルが必要に設定され、
前記第1のデータベースは、権限レベルにかかわらず該第1のデータベースから前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに読み出し許可されるように設定されているとともに、前記所定の権限レベルでは該第1のデータベースに前記介護サービスの内容情報を前記識別情報とともに書き込み禁止されるように設定されている、
ことを特徴とする請求項4または5に記載のデータ管理方法。