(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6551669
(24)【登録日】2019年7月12日
(45)【発行日】2019年7月31日
(54)【発明の名称】印刷方法
(51)【国際特許分類】
B41M 7/02 20060101AFI20190722BHJP
B41M 3/06 20060101ALI20190722BHJP
B42D 25/48 20140101ALI20190722BHJP
C09D 11/02 20140101ALI20190722BHJP
【FI】
B41M7/02
B41M3/06 D
B42D25/48
C09D11/02
【請求項の数】5
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2015-150658(P2015-150658)
(22)【出願日】2015年7月30日
(65)【公開番号】特開2017-30190(P2017-30190A)
(43)【公開日】2017年2月9日
【審査請求日】2018年6月21日
(73)【特許権者】
【識別番号】000003193
【氏名又は名称】凸版印刷株式会社
(72)【発明者】
【氏名】宮本 大地
【審査官】
亀田 宏之
(56)【参考文献】
【文献】
特開2009−208348(JP,A)
【文献】
特開2013−132791(JP,A)
【文献】
米国特許出願公開第2011/0115861(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B41M 7/02
B41M 3/06
B42D 25/48
C09D 11/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
基材シート表面に第1の印刷領域と第2の印刷領域とを設け、第1の印刷領域に第1の印刷絵柄を施して硬化させる第1印刷工程と、
前記第2の領域に第2の印刷絵柄を施す第2印刷工程と、
前記第2の絵柄が粘着性を有している状況で、これら第1の印刷絵柄と第2の印刷絵柄の両方を被覆して、固形粒子を含有するマットニスをオフセット印刷法により塗布するオーバープリント工程と、
を備えることを特徴とする印刷方法。
【請求項2】
第1の印刷絵柄と第2の印刷絵柄とが同色又は同一組成の印刷インキによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の印刷方法。
【請求項3】
前記マットニスが紫外線硬化型であることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷方法。
【請求項4】
前記第1印刷工程、第2印刷工程のいずれをもオフセット印刷法によって行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の印刷方法。
【請求項5】
前記第1印刷工程、第2印刷工程、オーバープリント工程をインラインで行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の印刷方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、絵柄に応じて光沢の異なるオーバープリント層を有する印刷物を印刷する技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
紙等の基材シートに複数色の印刷を行った後、この印刷絵柄を被覆する透明ニスを塗布して、オーバープリント層を形成した印刷物は周知である。
【0003】
そこで、基材シートに形成された絵柄に応じて、オーバープリント層の光沢を変化させる印刷方法も知られている。例えば、特許文献1は、複数色のプロセス印刷を施し、紫外線硬化型グロスニスをパターン状に塗布硬化させた後、金属粒子を含有する紫外線硬化型低グロスニスをパターン状に塗布硬化させる方法を記載している。この方法によれば、グロスニスを塗布した領域は高光沢のグロス調となり、低グロスニスを塗布した領域は低光沢のマット調となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特許第3489284号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
以上のような印刷技術では、グロスニスと低グロスニスとの両者を塗布してオーバープリント層を形成しているため、2工程を必要とする。
【0006】
また、複数色の印刷絵柄に同調して、所定の絵柄の上のオーバープリント層をグロス調とし、他の絵柄の上のオーバープリント層をマット調とするためには、それぞれの絵柄とニスとの正確な見当合わせを必要とする。
【0007】
そこで、本発明は、複数色の印刷絵柄の上に単一の工程で単一の組成のニスを塗布するにも拘わらず、それぞれの絵柄に同調して、所定の絵柄の上のオーバープリント層をグロス調とし、他の絵柄の上のオーバープリント層をマット調とすることができ、しかも、これらそれぞれの絵柄とグロス調又はマット調の領域との見当が正確に一致する印刷技術を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
すなわち、請求項1に記載の発明は、基材シート表面に第1の印刷領域と第2の印刷領
域とを設け、第1の印刷領域に第1の印刷絵柄を施して硬化させる第1印刷工程と、
前記第2の領域に第2の印刷絵柄を施す第2印刷工程と、
前記第2の絵柄が粘着性を有している状況で、これら第1の印刷絵柄と第2の印刷絵柄の両方を被覆して、
固形粒子を含有するマットニスを
オフセット印刷法により塗布するオーバープリント工程と、
を備えることを特徴とする印刷方法である。
【0009】
次に、請求項2に記載の発明は、第1の印刷絵柄と第2の印刷絵柄とが同色又は同一組成の印刷インキによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載の印刷方法である。
【0010】
また、請求項3に記載の発明は、前記マットニスが紫外線硬化型であることを特徴とす
る請求項1又は2に記載の印刷方法である。
【0011】
また、請求項4に記載の発明は、前記第1印刷工程、第2印刷工
程のいずれをもオフセット印刷法によって行うことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の印刷方法である。
【0012】
また、請求項5に記載の発明は、前記第1印刷工程、第2印刷工程、オーバープリント工程をインラインで行うことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の印刷方法である。
【発明の効果】
【0014】
後述する実施データから分かるように、硬化した印刷皮膜上にマットニスを塗布してオーバープリント層を形成した場合と、硬化前で粘着性を維持している印刷皮膜上にマットニスを塗布した場合とを比較すると、硬化前の印刷皮膜上のオーバープリント層の光沢は、硬化した印刷皮膜上のオーバープリント層の光沢より高い。すなわち、印刷皮膜が硬化する前にマットニスを塗布すると、マットニス本来のマット感が得られないのである。この理由は定かではないが、マットニスに含まれる粒子が未硬化の印刷皮膜中に沈降してマット感が低下することが予想される。あるいは、未硬化で粘着性の印刷皮膜にマットニスを塗布した場合、ニスのピッキングが低下し、その結果、オーバープリント層のマット感が低下すると考えることもできる。
【0015】
本発明の印刷方法においては、硬化した印刷皮膜(第1の印刷絵柄)と硬化前で粘着性を維持している印刷皮膜(第2の印刷絵柄)の両方を被覆してマットニスを塗布するため、第1の印刷絵柄に重なった部位(第1の印刷領域)のオーバープリント層にはマットニス本来のマット感が生じ、第2の印刷絵柄(第2の印刷領域)のオーバープリント層ではマット感が乏しいものとなる。このため、単一の組成のマットニスを単一の工程で塗布するにも拘わらず、マット感の高い低光沢の領域とマット感の乏しい高光沢の領域とを形成することができるのである。そして、第1の印刷絵柄と低光沢の領域とはその見当が正確に一致し、第2の印刷絵柄と高光沢の領域とはその見当が正確に一致する。
【0016】
こうして得られた印刷物は、いうまでもなく、マットニスが第1の印刷絵柄と第2の印刷絵柄との両印刷絵柄に跨る単一のニスから構成されており、しかも、第1の印刷領域のオーバープリント層の光沢と第2の印刷領域のオーバープリント層の光沢とが互いに異なっている。そして、それぞれの印刷絵柄と、高光沢領域又は低光沢領域とが正確に一致して、それぞれの印刷絵柄の上に高光沢領域又は低光沢領域が重なっているのである。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【
図1】本発明の具体例に係り、
図1(a)は平面説明図、
図1(b)は断面説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
本発明の印刷方法は、基材シート表面に第1の印刷領域と第2の印刷領域とを設け、そ
れぞれの領域に印刷絵柄を印刷するものである。
【0019】
基材シートは任意のシートでよく、例えば、紙、プラスチックフィルム等が使用できる。例えば、コート紙、アート紙、上質紙、マット紙、厚紙、ポリエステルフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム等である。
【0020】
第1の印刷領域と第2の印刷領域とは印刷絵柄を施す領域を意味している。人物の印刷柄を有する印刷物を例として説明すると、
図1に示すように、例えば、人物の顔を第1の印刷絵柄21として、これを印刷する領域が第1の印刷領域11であり、その衣服を第2の印刷絵柄22として、これを印刷する領域が第2の印刷領域12である。もちろん、逆であってもよいし、これら顔や衣服の絵柄の周囲の地を第1の印刷領域11又は第2の印刷領域12としてもよい。また、後述するように、人物の髪をその髪の毛に沿って線状に2分割し、一方の線状領域を第1の印刷領域11とし、他方の線状領域を第2の印刷領域12とすることも可能である。
【0021】
そして、本発明の印刷方法においては、まず、第1の印刷領域11に第1の印刷絵柄21を施して硬化させる。印刷インキの種類や印刷方法は任意であるが、紫外線硬化型のインキを使用して、オフセット印刷法で印刷することが望ましい。この紫外線硬化型インキが溶剤を含む場合には、乾燥して溶剤を除去した後、紫外線照射することで硬化させることができる。また、無溶剤型の紫外線硬化型インキの場合には、印刷の後、乾燥工程を経ることなく、紫外線照射することで硬化させることができる。
【0022】
次に、第2の印刷領域12に第2の印刷絵柄22を印刷する。この第2の印刷絵柄22も、紫外線硬化型のインキを使用して、オフセット印刷法で印刷することが望ましい。
【0023】
そして、第2の印刷絵柄22が未硬化で、粘着性を帯びている間に、これら第1の印刷絵柄と第2の印刷絵柄の両方を被覆してマットニスを塗布することにより、オーバープリント層3を形成する。オーバープリント層3は、これら第1の印刷絵柄と第2の印刷絵柄の周囲を含め、基材シートの全面に塗布形成することが望ましい。
【0024】
ところで、第1の印刷絵柄21と第2の印刷絵柄22とを同色又は同一組成の印刷インキで構成することも可能である。例えば、前述のように、人物の髪をその髪の毛に沿って線状に2分割し、一方の線状領域を第1の印刷領域11とすると共に、他方の線状領域を第2の印刷領域12とした場合には、これら第1の印刷領域11と第2の印刷領域12の両方を同色又は同一組成の墨色印刷インキで印刷することができる。すなわち、この場合には、線状の前記第1の印刷領域11に墨色の印刷インキで印刷し硬化させて第1の印刷絵柄21を形成し、線状の前記第2の印刷領域12に墨色の印刷インキで印刷して第2の印刷絵柄22を形成し、この第2の印刷絵柄22が未硬化の間に、両印刷絵柄21,22を被覆してマットニスを塗布することによりオーバープリント層3を形成すれば、その毛髪を同色の墨インキで構成しているにも拘わらず、髪の毛の伸びる方向を光沢の相違で表現することが可能となる。
【0025】
マットニスはバインダー中に固形粒子を含有するものが望ましい。例えば、紫外線硬化型樹脂をバインダーとして固形粒子を分散させた透明ニスである。例えば、特許第3489284号公報は、紫外線硬化型樹脂をバインダーとして、金属粒子を分散させたマットニスを開示している。また、特開2013−185001号公報は、紫外線硬化型樹脂をバインダーとして、粒径0.1〜10μmのウレタンビーズを分散させたマットニスを開示している。この他、固形粒子としてシリコン粒子等を使用してもよい。あるいは、市販の任意のマットニスを使用することもできる。
【0026】
マットニスはオフセット印刷法によって塗布することが望ましい。第1の印刷絵柄21、第2の印刷絵柄22、マットニスのいずれについても、オフセット印刷法によって印刷する場合には、多数の印刷ユニットを有する印刷機によってインラインで印刷できる。第1の印刷絵柄21が無溶剤の紫外線硬化型インキである場合には、第1の印刷絵柄21を印刷する印刷ユニットと、第2の印刷絵柄22を印刷する印刷ユニットとの間に紫外線照射装置を配置することによって、第1の印刷絵柄21を硬化させ、第2の印刷絵柄22を印刷して未硬化の状態のまま、マットニスを塗布することが可能である。
【0027】
そして、マットニスを塗布した後、紫外線照射して、第2の印刷絵柄22とマットニスとを同時に硬化させることができる。
【0028】
本発明の印刷方法は、書籍やカタログ等のいわゆる刊行物を印刷する際に使用できるだけでなく、包装袋や包装用紙箱等のパッケージ、あるいは、壁紙等の住宅用内装材を印刷する際にも使用できる。
【0029】
そして、その印刷物の種類に拘わりなく、この印刷方法によって得られた印刷物は、
図1(b)の断面説明図に示すように、基材シート1の表面に第1の印刷領域11と第2の印刷領域12とが設けられており、第1の印刷領域11には第1の印刷絵柄21が設けられ、第2の印刷領域12に第2の印刷絵柄22が設けられている。そして、これらを被覆して、マットニスを硬化して形成されたオーバープリント層3が設けられている。このオーバープリント層3は、両印刷絵柄21,22に跨って単一の塗布工程で形成されたものであり、もちろん単一のニスから構成されたものである。
【0030】
そして、このようにオーバープリント層3は単一のニスから構成されているにも拘わらず、第1の印刷絵柄21に重畳した部位(第1の印刷領域11)ではマットニス本来のつや消し状態を示し、一方、第2の印刷絵柄22に重畳した部位(第2の印刷領域12)では、マットニス本来のマット感が低下して、比較的光沢のある状態を示すのである。このように、本発明によれば、第1の印刷絵柄21と第2の印刷絵柄22に同調して、しかも、これら両絵柄21,22との見当が正確に一致して、その光沢が異なるオーバープリント層を単一の工程で形成することが可能となる。
【実施例】
【0031】
以下、実験データに基づいて本発明を説明する。これらのデータは、同一組成の印刷インキを使用して、その硬化後の印刷皮膜にマットニスを塗布してオーバープリント層を設けた場合と、硬化前で粘着性を帯びている印刷皮膜にマットニスを塗布してオーバープリント層を設けた場合とを対比して、そのオーバープリント層の光沢値を比較したものである。
【0032】
基材シート1としては、王子マテリア(株)製OKボール紙(坪量310g/m
2)を使用した。
【0033】
印刷インキとしては、東洋インキ製造(株)製紫外線硬化型オフセットインキ(FDカルトンXTSS)を使用した。インキの色彩は、墨色(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の4色である。
【0034】
マットニスとしては、次の2種類のニス1及びニス2を使用した。ニス1及びニス2は、いずれも、紫外線硬化型のバインダーを使用し、固形粒子を分散したニスである。
【0035】
ニス1‥東洋インキ製造(株)製T&TOKA UVマットOPニスAT.
ニス2‥東洋インキ製造(株)製T&TOKA UVマットOPニスATと、東洋イン
キ製造(株)製FDOLマットOPMCSとを1:2の重量比で混合した混合ニス。
【0036】
(実験例1〜14)
基材シート中に前記印刷インキでベタ印刷し、紫外線照射してその印刷皮膜を硬化した後、この硬化済み印刷皮膜上にマットニスを塗布し、更に紫外線照射してマットニスの皮膜を硬化させることにより14種類のサンプルを製造した。また、印刷皮膜を硬化することなく、粘着性を維持した印刷皮膜上にマットニスを塗布し、更に紫外線照射して印刷皮膜とマットニスの皮膜との両者を硬化させることによりサンプルを製造した。以下、硬化済み印刷皮膜の上にマットニスを塗布したサンプルをドライON、未硬化の印刷皮膜の上にマットニスを塗布したサンプルをウェットONと呼んで区別する。
【0037】
そして、ドライONのサンプル1〜14及びウェットONのサンプル1〜14をそれぞれ10個作成し、(株)堀場製作所製HORIBA IG−320を使用してその光沢値を測定した。なお、ドライONのサンプルとウェットONのサンプルとの相違は、マットニスを塗布するときに印刷皮膜が硬化しているか否かの違いであり、サンプル番号は互いに対応している。
【0038】
ドライONのサンプル1〜14に使用したマットニスの種類、印刷インキの色彩に加えて、光沢値の平均値及び標準偏差を表1に示す。また、ウェットONのサンプルのそれを表2に示す。
【0039】
なお、表1及び表2中、「Kベタ」は墨色(K)の印刷インキでベタ状に印刷したことを示す。同様に、「Cベタ」はシアン(C)の印刷インキでベタ状に印刷したことを、「Mベタ」はマゼンタ(M)の印刷インキでベタ状に印刷したことを、「Yベタ」はイエロー(Y)の印刷インキでベタ状に印刷したことを、それぞれ、示す。
【0040】
また、「Mベタ+Yベタ」は、マゼンタ(M)の印刷インキで印刷した後、イエロー(Y)の印刷インキで印刷したことを意味する。同様に、「Cベタ+Yベタ」は、シアン(C)の印刷インキで印刷した後、イエロー(Y)の印刷インキで印刷したことを意味し、「Cベタ+Mベタ」は、シアン(C)の印刷インキで印刷した後、マゼンタ(M)の印刷インキで印刷したことを意味する。
【0041】
【表1】
【0042】
【表2】
【0043】
そして、これらドライONのサンプルの光沢値の平均値、ウェットONの光沢値の平均値、及び、その光沢値の差を表3に示す。
【0044】
【表3】
【0045】
この結果から分かるように、同一組成の印刷インキを使用した場合であっても、硬化済みの印刷皮膜上にマットニスを塗布して形成した(ドライON)オーバープリントニス層と、未硬化で粘着性を有する印刷皮膜上にマットニスを塗布して形成した(ウェットON)オーバープリントニス層とは、その光沢が相違する。すなわち、ドライONのオーバープリント層はマットニス本来のつや消し状態を示して光沢値が低いのに対して、ウェットONのオーバープリント層はマットニス本来のマット感が低下して、比較的光沢のある状態を示す。
【0046】
このため、基材シート上に硬化済みの印刷皮膜と未硬化で粘着性を有する印刷皮膜とを設け、これらを被覆してマットニスを塗布することによりオーバープリントニス層を形成した場合には、その印刷絵柄に応じて光沢の異なる部位を形成できることが理解できる。
【符号の説明】
【0047】
1:基材シート 11:第1の印刷領域 12:第2の印刷領域
21:第1の印刷絵柄 22:第2の印刷絵柄
3:オーバープリント層