【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明は移動管理手順開始方法およびデバイスを提供し、その結果、デバイスのネットワークアクセス速度は改善されることができる。
【0007】
第1の態様によると、本発明は移動管理手順開始方法を提供し、方法は、
デバイスによってコアネットワークエンティティに対して開始される移動管理手順の失敗の数Nが第1の閾値以上であるとき、デバイスによって、N個の失敗情報が、無線リソース制
御接続を確立することにおける失敗を示すために使用される第1の情報を含むかどうかを決定するステップであって、ここで、第1の閾値は0よりも大きい整数であり、Nは0よりも大きい整数であり、N個の失敗情報は、デバイスによってコアネットワークエンティティに対して開始される移動管理手順のNの失敗から取得される失敗情報である、ステップと、
デバイスが、N個の失敗情報が第1の情報を含むと決定したとき、デバイスによって、移動管理手順を開始するための開始条件パラメータを設定するステップと、
デバイスによって、開始条件パラメータに基づいて、移動管理手順を開始するステップとを含む。
【0008】
第1の態様の第1の可能な実施方式では、デバイスによって、N個の失敗情報が、無線リソース制
御接続を確立することにおける失敗を示すために使用される第1の情報を含むかどうかを決定するステップは、
デバイスによって、N個の失敗情報に含まれる第1の情報の数が、第2の閾値以上であるかどうかを決定するステップであって、ここで、第2の閾値は、第1の閾値よりも大きくない正の整数である、ステップか、または、
デバイスによって、N個の失敗情報の最後の失敗情報が第1の情報であるかどうかを決定するステップを含む。
【0009】
第1の態様または第1の態様の第1の可能な実施方式を参照すると、デバイスによって、移動管理手順を開始するための開始条件パラメータを設定するステップは、
デバイスによって、タイマーの事前に設定された持続時間を、事前に設定された持続時間よりも短い第1の持続時間に調整するステップであって、ここで、タイマーは、開始された移動管理手順の失敗の数Nが第1の閾値以上であるときに開始されるように使用される、ステップを含み、且つ、
デバイスによって、開始条件パラメータに基づいて、移動管理手順を開始するステップは、
デバイスによって、タイマーが第1の持続時間を超過するときに、移動管理手順を開始するステップを含む。
【0010】
第1の態様の第2の可能な実施方式を参照すると、第1の態様の第3の可能な実施方式では、デバイスによって、タイマーの事前に設定された持続時間を、事前に設定された持続時間よりも短い第1の持続時間に調整するステップの前に、方法は、
デバイスが、N個の失敗情報が第1の情報を含むと決定したとき、リスニングによって現在検出されている全てのセルが属する移動管理領域が、デバイスが現在登録されている移動管理領域と同じであるかどうかを決定し、且つ、同じである場合には、デバイスによって、タイマーの事前に設定された持続時間を、事前に設定された持続時間よりも短い第1の持続時間に調整するステップをトリガするステップか、または、
デバイスが、N個の失敗情報が第1の情報を含むと決定したとき、リスニングによって現在検出されている全てのセルが属する移動管理領域が、デバイスが現在登録されている移動管理領域のリスト内にあるかどうかを決定し、且つ、リスト内にある場合には、デバイスによって、タイマーの事前に設定された持続時間を、事前に設定された持続時間よりも短い第1の持続時間に調整するステップをトリガするステップをさらに含む。
【0011】
第1の態様または第1の態様の第1の可能な実施方式を参照すると、第1の態様の第4の可能な実施方式では、デバイスによって、移動管理手順を開始するための開始条件パラメータを設定するステップは、
デバイスによって、デバイスが現在登録されている第1の移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定するステップか、または、
デバイスによって、デバイスが現在登録されている移動管理領域のリストにおける移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定するステップを含み、且つ、
デバイスによって、開始条件パラメータに基づいて、移動管理手順を開始するステップは、
デバイスによって、開始条件パラメータに従って、セル再選択手順を実行して、デバイスが第2の移動管理領域に属するセルを選択したとき、コアネットワークエンティティに対して移動管理手順を開始するステップを含み、ここで、
第2の移動管理領域は、移動管理手順の開始が禁止されていない移動管理領域である。
【0012】
第1の態様の第4の可能な実施方式を参照すると、第1の態様の第5の可能な実施方式では、デバイスによって、デバイスが現在登録されている第1の移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定するステップは、
デバイスによって、リスニングによって現在検出されているセル内にターゲットセルが存在するかどうかを決定し、且つ、存在する場合には、第1の移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定するステップであって、ここで、ターゲットセルが属する移動管理領域は第1の移動管理領域ではなく、且つ、ターゲットセルはセル選択条件を満たす、ステップを含む。
【0013】
第1の態様の第4の可能な実施方式を参照すると、第1の態様の第6の可能な実施方式では、デバイスによって、デバイスが現在登録されている移動管理領域のリストにおける移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定するステップは、
デバイスによって、リスニングによって現在検出されているセル内にターゲットセルが存在するかどうかを決定し、且つ、存在する場合には、移動管理領域のリストにおける移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定するステップであって、ここで、ターゲットセルが属する移動管理領域は、デバイスが現在登録されている移動管理領域のリスト内になく、且つ、ターゲットセルはセル選択条件を満たす、ステップを含む。
【0014】
第1の態様または第1の態様の第1の可能な実施方式を参照すると、第1の態様の第7の可能な実施方式では、デバイスによって、移動管理手順を開始するための開始条件パラメータを設定するステップは、
デバイスによって、タイマーの事前に設定された持続時間を、事前に設定された持続時間よりも短い第1の持続時間に調整して、デバイスが現在登録されている第1の移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定するステップであって、ここで、タイマーは、開始された移動管理手順の失敗の数Nが第1の閾値以上であるときに開始されるように使用される、ステップか、または、
デバイスによって、タイマーの事前に設定された持続時間を、事前に設定された持続時間よりも短い第1の持続時間に調整して、デバイスが現在登録されている移動管理領域のリストにおける移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定するステップであって、ここで、タイマーは、開始された移動管理手順の失敗の数Nが第1の閾値以上であるときに開始されるように使用される、ステップを含み、且つ、
デバイスによって、開始条件パラメータに基づいて、移動管理手順を開始するステップは、
デバイスによって、開始条件パラメータに従って、セル再選択手順を実行するステップと、
デバイスが第2の移動管理領域に属するセルを選択したとき、デバイスによって、タイマーを停止して、コアネットワークエンティティに対して、移動管理手順を開始するステップとを含み、ここで、
第2の移動管理領域は、移動管理手順の開始が禁止されていない移動管理領域である。
【0015】
第1の態様の第4の可能な実施方式または第1の態様の第5の可能な実施方式または第1の態様の第6の可能な実施方式または第1の態様の第7の可能な実施方式を参照すると、第1の態様の第8の可能な実施方式では、デバイスによって、デバイスが現在登録されている第1の移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定するステップは、
デバイスによって、デバイスが現在登録されている第1の移動管理領域の識別情報を禁止リストに追加するステップを含み、ここで、
禁止リストは、移動管理手順の開始が禁止されている移動管理領域を記録するために使用され、且つ、第2の移動管理領域の識別情報は禁止リスト内に記録されない。
【0016】
第1の態様の第4の可能な実施方式または第1の態様の第5の可能な実施方式または第1の態様の第6の可能な実施方式または第1の態様の第7の可能な実施方式を参照すると、第1の態様の第9の可能な実施方式では、デバイスによって、デバイスが現在登録されている移動管理領域のリストにおける移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定するステップは、
デバイスによって、デバイスが現在登録されている移動管理領域のリストにおける移動管理領域の識別情報を禁止リストに追加するステップを含み、ここで、
禁止リストは、移動管理手順の開始が禁止されている移動管理領域を記録するために使用され、且つ、第2の移動管理領域の識別情報は、禁止リスト内に記録されない。
【0017】
第1の態様の第8の可能な実施方式を参照すると、第1の態様の第10の可能な実施方式では、デバイスによって、移動管理手順を開始するステップの後、方法は、
デバイスによって、第1の移動管理領域の識別情報を禁止リストから削除するステップをさらに含む。
【0018】
第1の態様の第9の可能な実施方式を参照すると、第1の態様の第11の可能な実施方式では、デバイスによって、移動管理手順を開始するステップの後、方法は、
デバイスによって、移動管理領域のリストにおける移動管理領域の識別情報を禁止リストから削除するステップをさらに含む。
【0019】
第2の態様によると、本発明は、決定ユニット、設定ユニットおよび開始ユニットを含むデバイスを提供し、ここで、
決定ユニットは、デバイスによってコアネットワークエンティティに対して開始される移動管理手順の失敗の数Nが第1の閾値以上であるとき、N個の失敗情報が、無線リソース制
御接続を確立することにおける失敗を示すために使用される第1の情報を含むかどうかを決定するように構成され、ここで、第1の閾値は0よりも大きい整数であり、Nは0よりも大きい整数であり、N個の失敗情報は、デバイスによってコアネットワークエンティティに対して開始される移動管理手順のNの失敗から取得される失敗情報であり、
設定ユニットは、決定ユニットが、N個の失敗情報が第1の情報を含むと決定したとき、移動管理手順を開始するための開始条件パラメータを設定するように構成され、
開始ユニットは、開始条件パラメータに基づいて、移動管理手順を開始するように構成される。
【0020】
第2の態様の第1の可能な実施方式では、決定ユニットは、具体的には、デバイスによってコアネットワークエンティティに対して開始される移動管理手順の失敗の数Nが第1の閾値以上であるとき、N個の失敗情報に含まれる第1の情報の数が、第2の閾値以上であるかどうかを決定するように構成され、ここで、第2の閾値は、第1の閾値よりも大きくない正の整数であり、または、
決定ユニットは、具体的には、デバイスによってコアネットワークエンティティに対して開始される移動管理手順の失敗の数Nが第1の閾値以上であるとき、N個の失敗情報の最後の失敗情報が第1の情報であるかどうかを決定するように構成される。
【0021】
第2の態様または第2の態様の第1の可能な実施方式を参照すると、第2の態様の第2の可能な実施方式では、設定ユニットは、具体的には、決定ユニットが、N個の失敗情報が第1の情報を含むと決定したとき、タイマーの事前に設定された持続時間を、事前に設定された持続時間よりも短い第1の持続時間に調整するように構成され、ここで、タイマーは、開始された移動管理手順の失敗の数Nが第1の閾値以上であるときに開始されるように使用され、且つ、
開始ユニットは、具体的には、タイマーが第1の持続時間を超過するときに、移動管理手順を開始するように構成される。
【0022】
第2の態様の第2の可能な実施方式を参照すると、第2の態様の第3の可能な実施方式では、デバイスは、
決定ユニットが、N個の失敗情報が第1の情報を含むと決定したとき、リスニングによって現在検出されている全てのセルが属する移動管理領域が、デバイスが現在登録されている移動管理領域と同じであるかどうかを決定し、且つ、決定結果が肯定である場合には、タイマーの事前に設定された持続時間を、事前に設定された持続時間よりも短い第1の持続時間に調整するように設定ユニットをトリガするように構成される第1の判定ユニットか、または、
決定ユニットが、N個の失敗情報が第1の情報を含むと決定したとき、リスニングによって現在検出されている全てのセルが属する移動管理領域が、デバイスが現在登録されている移動管理領域のリスト内にあるかどうかを決定し、且つ、決定結果が肯定である場合には、タイマーの事前に設定された持続時間を、事前に設定された持続時間よりも短い第1の持続時間に調整するように設定ユニットをトリガするように構成される第2の判定ユニットをさらに含む。
【0023】
第2の態様または第2の態様の第1の可能な実施方式を参照すると、第2の態様の第4の可能な実施方式では、設定ユニットは、具体的には、決定ユニットが、N個の失敗情報が第1の情報を含むと決定したとき、デバイスが現在登録されている第1の移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定するように構成されるか、または、設定ユニットは、具体的には、決定ユニットが、N個の失敗情報が第1の情報を含むと決定したとき、デバイスが現在登録されている移動管理領域のリストにおける移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定するように構成され、且つ、
開始ユニットは、具体的には、開始条件パラメータに従って、セル再選択手順を実行して、デバイスが第2の移動管理領域に属するセルを選択したとき、コアネットワークエンティティに対して移動管理手順を開始するように構成され、ここで、第2の移動管理領域は、移動管理手順の開始が禁止されていない移動管理領域である。
【0024】
第2の態様の第4の可能な実施方式を参照すると、第2の態様の第5の可能な実施方式では、設定ユニットは、決定ユニットが、N個の失敗情報が第1の情報を含むと決定したとき、リスニングによって現在検出されているセル内にターゲットセルが存在するかどうかを決定し、且つ、存在する場合には、第1の移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定するようにさらに構成され、ここで、ターゲットセルが属する移動管理領域は第1の移動管理領域ではなく、且つ、ターゲットセルはセル選択条件を満たし、または、
設定ユニットは、決定ユニットが、N個の失敗情報が第1の情報を含むと決定したとき、リスニングによって現在検出されているセル内にターゲットセルが存在するかどうかを決定し、且つ、存在する場合には、移動管理領域のリストにおける移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定するようにさらに構成され、ここで、ターゲットセルが属する移動管理領域は、デバイスが現在登録されている移動管理領域のリスト内になく、且つ、ターゲットセルはセル選択条件を満たす。
【0025】
第2の態様または第2の態様の第1の可能な実施方式を参照すると、第2の態様の第6の可能な実施方式では、設定ユニットは、具体的には、決定ユニットが、N個の失敗情報が第1の情報を含むと決定したとき、タイマーの事前に設定された持続時間を、事前に設定された持続時間よりも短い第1の持続時間に調整して、デバイスが現在登録されている第1の移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定するように構成され、ここで、タイマーは、開始された移動管理手順の失敗の数Nが第1の閾値以上であるときに開始されるように使用され、または、設定ユニットは、具体的には、決定ユニットが、N個の失敗情報が第1の情報を含むと決定したとき、タイマーの事前に設定された持続時間を、事前に設定された持続時間よりも短い第1の持続時間に調整して、デバイスが現在登録されている移動管理領域のリストにおける移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定するように構成され、ここで、タイマーは、開始された移動管理手順の失敗の数Nが第1の閾値以上であるときに開始されるように使用され、且つ、
開始ユニットは、具体的には、開始条件パラメータに従って、セル再選択手順を実行し、デバイスが第2の移動管理領域に属するセルを選択したとき、タイマーを停止して、コアネットワークエンティティに対して、移動管理手順を開始するように構成され、ここで、第2の移動管理領域は、移動管理手順の開始が禁止されていない移動管理領域である。
【0026】
第2の態様の第4の可能な実施方式を参照すると、第2の態様の第7の可能な実施方式では、設定ユニットは、決定ユニットが、N個の失敗情報が第1の情報を含むと決定したとき、デバイスが現在登録されている第1の移動管理領域の識別情報を禁止リストに追加するようにさらに構成され、または、設定ユニットは、決定ユニットが、N個の失敗情報が第1の情報を含むと決定したとき、デバイスが現在登録されている移動管理領域のリストにおける移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定するようにさらに構成され、ここで、
禁止リストは、移動管理手順の開始が禁止されている移動管理領域を記録するために使用され、且つ、第2の移動管理領域の識別情報は禁止リスト内に記録されない。
【0027】
第2の態様の第7の可能な実施方式を参照すると、第2の態様の第8の可能な実施方式では、装置は、
第1の移動管理領域の識別情報を禁止リストから削除するように構成されるか、または、移動管理領域のリストにおける移動管理領域の識別情報を禁止リストから削除するように構成される削除ユニットをさらに含む。
【0028】
第3の態様によると、本発明はデバイスを提供し、ここで、デバイスは、プロセッサ、ネットワークインタフェース、メモリおよび通信バスを含み、ここで、通信バスは、プロセッサ、ネットワークインタフェースおよびメモリ間の接続および通信を実施するように構成され、且つ、プロセッサは、メモリ内に記憶されるプログラムを実行するように構成され、プログラムは、
デバイスによってコアネットワークエンティティに対して開始される移動管理手順の失敗の数Nが第1の閾値以上であるとき、N個の失敗情報が、無線リソース制
御接続を確立することにおける失敗を示すために使用される第1の情報を含むかどうかを決定することであって、ここで、第1の閾値は0よりも大きい整数であり、Nは0よりも大きい整数であり、N個の失敗情報は、デバイスによってコアネットワークエンティティに対して開始される移動管理手順のNの失敗から取得される失敗情報である、決定することと、
N個の失敗情報が第1の情報を含むと決定されたとき、移動管理手順を開始するための開始条件パラメータを設定することと、
開始条件パラメータに基づいて、移動管理手順を開始することとを含む。
【0029】
第3の態様の第1の可能な実施方式では、N個の失敗情報が、無線リソース制
御接続を確立することにおける失敗を示すために使用される第1の情報を含むかどうかを決定することの、プロセッサによって実行されるプログラムは、
N個の失敗情報に含まれる第1の情報の数が、第2の閾値以上であるかどうかを決定することであって、ここで、第2の閾値は、第1の閾値よりも大きくない正の整数である、決定することか、または、
N個の失敗情報の最後の失敗情報が第1の情報であるかどうかを決定することを含む。
【0030】
第3の態様または第3の態様の第1の可能な実施方式を参照すると、第3の態様の第2の可能な実施方式では、移動管理手順を開始するための開始条件パラメータを設定することの、プロセッサによって実行されるプログラムは、
タイマーの事前に設定された持続時間を、事前に設定された持続時間よりも短い第1の持続時間に調整することであって、ここで、タイマーは、開始された移動管理手順の失敗の数Nが第1の閾値以上であるときに開始されるように使用される、調整することを含み、且つ、
開始条件パラメータに基づいて、移動管理手順を開始することの、プロセッサによって実行されるプログラムは、
タイマーが第1の持続時間を超過するときに、移動管理手順を開始することを含む。
【0031】
第3の態様の第2の可能な実施方式を参照すると、第3の態様の第3の可能な実施方式では、プロセッサによって実行されるプログラムは、
N個の失敗情報が第1の情報を含
むとき、リスニングによって現在検出されている全てのセルが属する移動管理領域が、デバイスが現在登録されている移動管理領域と同じであるかどうかを決定し、且つ、同じである場合には、デバイスによって、タイマーの事前に設定された持続時間を、事前に設定された持続時間よりも短い第1の持続時間に調整することのプログラムをトリガすることか、または、
N個の失敗情報が第1の情報を含
むとき、リスニングによって現在検出されている全てのセルが属する移動管理領域が、デバイスが現在登録されている移動管理領域のリスト内にあるかどうかを決定し、且つ、リスト内にある場合には、デバイスによって、タイマーの事前に設定された持続時間を、事前に設定された持続時間よりも短い第1の持続時間に調整することのプログラムをトリガすることをさらに含む。
【0032】
第3の態様または第3の態様の第1の可能な実施方式を参照すると、第3の態様の第4の可能な実施方式では、移動管理手順を開始するための開始条件パラメータを設定することの、プロセッサによって実行されるプログラムは、
デバイスが現在登録されている第1の移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定することか、または、
デバイスが現在登録されている移動管理領域のリストにおける移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定することを含み、且つ、
開始条件パラメータに基づいて、移動管理手順を開始することの、プロセッサによって実行されるプログラムは、
開始条件パラメータに従って、セル再選択手順を実行して、デバイスが第2の移動管理領域に属するセルを選択したとき、コアネットワークエンティティに対して移動管理手順を開始することを含み、ここで、
第2の移動管理領域は、移動管理手順の開始が禁止されていない移動管理領域である。
【0033】
第3の態様の第4の可能な実施方式を参照すると、第3の態様の第5の可能な実施方式では、デバイスが現在登録されている第1の移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定することの、プロセッサによって実行されるプログラムは、
リスニングによって現在検出されているセル内にターゲットセルが存在するかどうかを決定し、且つ、存在する場合には、第1の移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定することであって、ここで、ターゲットセルが属する移動管理領域は第1の移動管理領域ではなく、且つ、ターゲットセルはセル選択条件を満たす、設定することを含む。
【0034】
第3の態様の第4の可能な実施方式を参照すると、第3の態様の第6の可能な実施方式では、デバイスが現在登録されている移動管理領域のリストにおける移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定することの、プロセッサによって実行されるプログラムは、
リスニングによって現在検出されているセル内にターゲットセルが存在するかどうかを決定し、且つ、存在する場合には、移動管理領域のリストにおける移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定することであって、ここで、ターゲットセルが属する移動管理領域は、デバイスが現在登録されている移動管理領域のリスト内になく、且つ、ターゲットセルはセル選択条件を満たす、設定することを含む。
【0035】
第3の態様または第3の態様の第1の可能な実施方式を参照すると、第3の態様の第7の可能な実施方式では、移動管理手順を開始するための開始条件パラメータを設定することの、プロセッサによって実行されるプログラムは、
タイマーの事前に設定された持続時間を、事前に設定された持続時間よりも短い第1の持続時間に調整して、デバイスが現在登録されている第1の移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定することであって、ここで、タイマーは、開始された移動管理手順の失敗の数Nが第1の閾値以上であるときに開始されるように使用される、設定することか、または、
タイマーの事前に設定された持続時間を、事前に設定された持続時間よりも短い第1の持続時間に調整して、デバイスが現在登録されている移動管理領域のリストにおける移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定することであって、ここで、タイマーは、開始された移動管理手順の失敗の数Nが第1の閾値以上であるときに開始されるように使用される、設定することを含み、且つ、
開始条件パラメータに基づいて、移動管理手順を開始することの、プロセッサによって実行されるプログラムは、
開始条件パラメータに従って、セル再選択手順を実行することと、
第2の移動管理領域に属するセルが選択されたとき、タイマーを停止して、コアネットワークエンティティに対して、移動管理手順を開始することとを含み、ここで、
第2の移動管理領域は、移動管理手順の開始が禁止されていない移動管理領域である。
【0036】
第3の態様の第5の
可能な実施方式または第3の態様の第6の可能な実施方式または第3の態様の第7の可能な実施方式を参照すると、第3の態様の第8の可能な実施方式では、デバイスが現在登録されている第1の移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定することの、プロセッサによって実行されるプログラムは、
デバイスが現在登録されている第1の移動管理領域の識別情報を禁止リストに追加することを含み、ここで、
禁止リストは、移動管理手順の開始が禁止されている移動管理領域を記録するために使用され、且つ、第2の移動管理領域の識別情報は禁止リスト内に記録されない。
【0037】
第3の態様の第5の
可能な実施方式または第3の態様の第6の可能な実施方式または第3の態様の第7の可能な実施方式を参照すると、第3の態様の第9の可能な実施方式では、デバイスが現在登録されている移動管理領域のリストにおける移動管理領域において、移動管理手順の開始を禁止するために使用される開始条件パラメータを設定することの、プロセッサによって実行されるプログラムは、
デバイスが登録されている移動管理領域のリストにおける移動管理領域の識別情報を禁止リストに追加することを含み、ここで、
禁止リストは、移動管理手順の開始が禁止されている移動管理領域を記録するために使用され、且つ、第2の移動管理領域の識別情報は、禁止リスト内に記録されない。
【0038】
第3の態様の第8の
可能な実施方式を参照すると、第3の態様の第10の可能な実施方式では、プロセッサによって実行されるプログラムは、
第1の移動管理領域の識別情報を禁止リストから削除することをさらに含む。
【0039】
第3の態様の第9の
可能な実施方式を参照すると、第3の態様の第11の可能な実施方式では、プロセッサによって実行されるプログラムは、
移動管理領域のリストにおける移動管理領域の識別情報を禁止リストから削除することをさらに含む。
【0040】
前述の技術的解決手段では、デバイスによってコアネットワークエンティティに対して開始される移動管理手順の失敗の数Nが第1の閾値以上であるとき、デバイスは、N個の失敗情報が、無線リソース制
御接続を確立することにおける失敗を示すために使用される第1の情報を含むかどうかを決定し、N個の失敗情報が第1の情報を含むと決定したとき、デバイスは、移動管理手順を開始するための開始条件パラメータを設定し、デバイスは、開始条件パラメータに基づいて、移動管理手順を開始する。移動管理手順がタイミング装置の期限が切れるまで開始されない従来技術と比較すると、本発明では、移動管理手順はより速く開始されることができ、その結果、デバイスのネットワークアクセス速度が改善されることができる。