【実施例】
【0029】
(第1実施形態)
図面を参照すると、本発明は、撮像光学レンズ10を提供する。
図1は、本発明の第1実施形態の撮像光学レンズ10を示す。当該撮像光学レンズ10は、6枚のレンズを備える。具体的に、前記撮像光学レンズ10は、物体側から像側に向かって、順次に第1レンズL1、絞りS1、第2レンズL2、第3レンズL3、第4レンズL4、第5レンズL5及び第6レンズL6からなる。第6レンズL6と像面Siとの間に光学フィルタ(filter)GFなどの光学素子が設けられてもよい。
【0030】
ここで、第1レンズL1がプラスチック材質であり、第2レンズL2がプラスチック材質であり、第3レンズL3がプラスチック材質であり、第4レンズL4がプラスチック材質であり、第5レンズL5がプラスチック材質であり、第6レンズL6がガラス材質である。前記第2レンズL2は、正の屈折力を有し、前記第3レンズL3は、正の屈折力を有する。
【0031】
ここで、撮像光学レンズ10全体の焦点距離をf、前記第1レンズL1の焦点距離をf1として定義する。
【0032】
条件式−3≦f1/f≦−1は、第1レンズL1の負の屈折力を規定するものである。上限の規定値を超えると、レンズの極薄化には有利であるが、第1レンズL1の負の屈折力が強くなり過ぎ、収差の補正が困難となると共に、レンズの広角化にも不利になる。逆に、下限の規定値を下回ると、第1レンズの負の屈折力が弱くなり過ぎ、レンズの極薄化が困難となる。好ましくは、条件式−2.997≦f1/f≦−1.535を満たす。
【0033】
前記第6レンズL6の屈折率をn6として定義する。条件式1.7≦n6≦2.2は、第6レンズL6の屈折率を規定するものである。この範囲内に設定することがレンズの極薄化に一層有利であると共に、収差の補正にも有利である。好ましくは、条件式1.701≦n6≦2.046を満たす。
【0034】
前記第6レンズL6の軸上厚みをd11、撮像光学レンズの光学長をTTLとして定義する。条件式0.03≦d11/TTL≦0.075は、第6レンズL6の軸上厚みと撮像光学レンズ10の光学長TTLの比を規定するものである。これにより、極薄化を図ることに有利である。好ましくは、条件式0.0475≦d11/TTL≦0.0745を満たす。
【0035】
本発明の前記撮像光学レンズ10の焦点距離、各レンズの焦点距離、関連するレンズの屈折率、撮像光学レンズの光学長、軸上厚み及び曲率半径が上記条件式を満足する場合、撮像光学レンズ10が高性能を有し、且つ低TTLの設計需要を満足する。
【0036】
本実施形態において、第1レンズL1は、物体側面が近軸において凸面であり、像側面が近軸において凹面であり、負の屈折力を有する。
【0037】
第1レンズL1の物体側面の曲率半径をR1、第1レンズL1の像側面の曲率半径をR2として定義すると、条件式1.01≦(R1+R2)/(R1−R2)≦5.68を満たす。第1レンズL1の形状を合理的に規定することにより、第1レンズL1によってシステムの球面収差を効果的に補正可能である。好ましくは、条件式1.61≦(R1+R2)/(R1−R2)≦4.55を満たす。
【0038】
第1レンズL1の軸上厚みd1は、以下の条件式を満たす。即ち、条件式0.02≦d1/TTL≦0.07を満たす。これにより、極薄化を図ることに有利である。好ましくは、条件式0.04≦d1/TTL≦0.05を満たす。
【0039】
本実施形態において、第2レンズL2は、物体側面が近軸において凸面であり、像側面が近軸において凹面であり、正の屈折力を有する。
【0040】
撮像光学レンズ10全体の焦点距離f及び第2レンズL2の焦点距離f2は、以下の条件式を満たす。即ち、条件式10.8≦f2/f≦275.23を満たし、第2レンズL2の正屈折力を合理的な範囲に規定することにより、負屈折力を有する第1レンズL1により生じた球面収差とシステムの像面湾曲量とのバランスを合理的、且つ効果的に取る。好ましくは、条件式17.28≦f2/f≦220.18を満たす。
【0041】
第2レンズL2の物体側面の曲率半径をR3、第2レンズL2の像側面の曲率半径をR4として定義する。条件式17.49≦(R3+R4)/(R3−R4)≦89.21を満たし、これにより、第2レンズL2の形状を規定する。この範囲外では、レンズの極薄広角化が進行するにつれて、軸上色収差の補正が困難となる。好ましくは、条件式27.99≦(R3+R4)/(R3−R4)≦71.37を満たす。
【0042】
第2レンズL2の軸上厚みd3は、条件式0.02≦d3/TTL≦0.07を満たし、極薄化を図ることに有利である。好ましくは、条件式0.04≦d3/TTL≦0.05を満たす。
【0043】
本実施形態において、第3レンズL3は、物体側面が近軸において凸面であり、像側面が近軸において凸面であり、正の屈折力を有する。
【0044】
撮像光学レンズ10全体の焦点距離f及び第3レンズL3の焦点距離f3は、以下の条件式を満たす。即ち、条件式0.35≦f3/f≦1.16を満たす。屈折力の合理的な配分により、システムが優れた結像品質及び低い感度を有する。好ましくは、条件式0.56≦f3/f≦0.93を満たす。
【0045】
第3レンズL3の物体側面の曲率半径R5及び第3レンズL3の像側面の曲率半径R6は、以下の条件式を満たす。即ち、条件式−1.57≦(R5+R6)/(R5−R6)≦−0.51を満たし、第3レンズL3の形状を規定するものである。この範囲外では、レンズの極薄広角化が進行するにつれて、軸上色収差の補正が困難となる。好ましくは、条件式−0.98≦(R5+R6)/(R5−R6)≦−0.64を満たす。
【0046】
第3レンズL3の軸上厚みd5は、条件式0.05≦d5/TTL≦0.17を満たし、極薄化を図ることに有利である。好ましくは、条件式0.08≦d5/TTL≦0.14を満たす。
【0047】
本実施形態において、第4レンズL4は、物体側面が近軸において凹面であり、像側面が近軸において凸面であり、負の屈折力を有する。
【0048】
撮像光学レンズ10全体の焦点距離f及び第4レンズL4の焦点距離f4は、以下の条件式を満たす。即ち、条件式−3.77≦f4/f≦−1.08を満たす。屈折力の合理的な配分により、システムが優れた結像品質及び低い感度を有する。好ましくは、条件式−2.36≦f4/f≦−1.36を満たす。
【0049】
第4レンズL4の物体側面の曲率半径R7及び第4レンズL4の像側面の曲率半径R8は、−5.99≦(R7+R8)/(R7−R8)≦−1.62を満たし、第4レンズL4の形状を規定するものである。この範囲外では、レンズの極薄広角化が進行するにつれて、軸外画角の収差の補正が困難となる。好ましくは、条件式−3.74≦(R7+R8)/(R7−R8)≦−2.02を満たす。
【0050】
第4レンズL4の軸上厚みd7は、条件式0.03≦d7/TTL≦0.11を満たし、極薄化を図ることに有利である。好ましくは、条件式0.04≦d7/TTL≦0.09を満たす。
【0051】
本実施形態において、第5レンズL5は、物体側面が近軸において凹面であり、像側面が近軸において凸面であり、正の屈折力を有する。
【0052】
撮像光学レンズ10全体の焦点距離f及び第5レンズL5の焦点距離f5は、以下の条件式を満たす。即ち、条件式0.31≦f5/f≦1.06で第5レンズL5を限定することは、撮像レンズの光線角度を効果的に緩やかにし、公差感度を低減することができる。好ましくは、条件式0.5≦f5/f≦0.85を満たす。
【0053】
第5レンズL5の物体側面の曲率半径R9及び第5レンズL5の像側面の曲率半径R10は、条件式0.79≦(R9+R10)/(R9−R10)≦2.47を満たし、第5レンズL5の形状を規定するものである。この範囲外では、レンズの極薄広角化が進行するにつれて、軸外画角の収差の補正が困難となる。好ましくは、条件式1.26≦(R9+R10)/(R9−R10)≦1.97を満たす。
【0054】
第5レンズL5の軸上厚みd9は、条件式0.05≦d9/TTL≦0.16を満たし、極薄化を図ることに有利である。好ましくは、条件式0.08≦d9/TTL≦0.13を満たす。
【0055】
本実施形態において、第6レンズL6は、物体側面が近軸において凸面であり、像側面が近軸において凹面であり、負の屈折力を有する。
【0056】
撮像光学レンズ10全体の焦点距離f及び第6レンズL6の焦点距離f6は、以下の条件式を満たす。即ち、条件式−2.13≦f6/f≦−0.53を満たす。屈折力の合理的な配分により、システムが優れた結像品質及び低い感度を有する。好ましくは、条件式−1.33≦f6/f≦−0.66を満たす。
【0057】
第6レンズL6の物体側面の曲率半径R11及び第6レンズL6の像側面の曲率半径R12は、条件式1.62≦(R11+R12)/(R11−R12)≦6.66を満たし、第6レンズL6の形状を規定するものである。この範囲外では、レンズの極薄広角化が進行するにつれて、軸外画角の収差の補正が困難となる。好ましくは、条件式2.59≦(R11+R12)/(R11−R12)≦5.32を満たす。
【0058】
第6レンズL6の軸上厚みd11は、条件式0.03≦d11/TTL≦0.11を満たし、極薄化を図ることに有利である。好ましくは、条件式0.05≦d11/TTL≦0.09を満たす。
【0059】
本実施形態において、撮像光学レンズ10全体の焦点距離f、及び前記第1レンズと前記第2レンズとの合成焦点距離f12は、条件式−5.72≦f12/f≦−1.34を満たす。これにより、撮像光学レンズの像面湾曲と歪曲収差を解消することができ、且つ撮像光学レンズのバックフォーカスを抑えることができ、映像レンズシステム群の小型化を維持することができる。好ましくは、条件式−3.58≦f12/f≦−1.67を満たす。
【0060】
本実施形態において、撮像光学レンズ10の光学長TTLは、5.18mm以下であり、極薄化を図ることに有利である。好ましくは、撮像光学レンズ10の光学長TTLは、4.95mm以下である。
【0061】
本実施形態において、撮像光学レンズ10は、大絞りを有し、その絞りF値が2.25以下であり、結像性能に優れる。好ましくは、撮像光学レンズ10の絞りF値は、2.20以下である。
【0062】
このように設計すると、撮像光学レンズ10全体の光学長TTLをできる限り短くし、小型化の特性を維持することができる。
【0063】
以下、実施例を用いて、本発明に係る撮像光学レンズ10について説明する。各実施例に記載の符号は、以下の通りである。
【0064】
焦点距離、軸上距離、曲率半径、軸上厚み、変曲点位置及び停留点位置の単位は、mmである。
【0065】
TTLは、光学長(第1レンズL1の物体側面から結像面までの軸上距離)であり、単位がmmである。
【0066】
好ましくは、高品質の結像需要を満足するように、前記レンズの物体側面及び/又は像側面には、変曲点及び/又は停留点(Stationary Point)が設置されてもよい。具体的な実施案について、下記の説明を参照する。
【0067】
表1、表2は、本発明の第1実施形態に係る撮像光学レンズ10の設計データを示す。
【0068】
【表1】
【0069】
ここで、各符号の意味は、以下の通りであり、
S1 :絞り
R :光学面の曲率半径、レンズの場合は中心曲率半径
R1 :第1レンズL1の物体側面の曲率半径
R2 :第1レンズL1の像側面の曲率半径
R3 :第2レンズL2の物体側面の曲率半径
R4 :第2レンズL2の像側面の曲率半径
R5 :第3レンズL3の物体側面の曲率半径
R6 :第3レンズL3の像側面の曲率半径
R7 :第4レンズL4の物体側面の曲率半径
R8 :第4レンズL4の像側面の曲率半径
R9 :第5レンズL5の物体側面の曲率半径
R10:第5レンズL5の像側面の曲率半径
R11:第6レンズL6の物体側面の曲率半径
R12:第6レンズL6の像側面の曲率半径
R13:光学フィルタGFの物体側面の曲率半径
R14:光学フィルタGFの像側面の曲率半径
d :レンズの軸上厚み、又は、レンズ間の軸上距離
d0 :絞りS1から第1レンズL1の物体側面までの軸上距離
d1 :第1レンズL1の軸上厚み
d2 :第1レンズL1の像側面から第2レンズL2の物体側面までの軸上距離
d3 :第2レンズL2の軸上厚み
d4 :第2レンズL2の像側面から第3レンズL3の物体側面までの軸上距離
d5 :第3レンズL3の軸上厚み
d6 :第3レンズL3の像側面から第4レンズL4の物体側面までの軸上距離
d7 :第4レンズL4の軸上厚み
d8 :第4レンズL4の像側面から第5レンズL5の物体側面までの軸上距離
d9 :第5レンズL5の軸上厚み
d10:第5レンズL5の像側面から第6レンズL6の物体側面までの軸上距離
d11:第6レンズL6の軸上厚み
d12:第6レンズL6の像側面から光学フィルタGFの物体側面までの軸上距離
d13:光学フィルタGFの軸上厚み
d14:光学フィルタGFの像側面から像面までの軸上距離
nd :d線の屈折率
nd1:第1レンズL1のd線の屈折率
nd2:第2レンズL2のd線の屈折率
nd3:第3レンズL3のd線の屈折率
nd4:第4レンズL4のd線の屈折率
nd5:第5レンズL5のd線の屈折率
nd6:第6レンズL6のd線の屈折率
ndg:光学フィルタGFのd線の屈折率
vd :アッベ数
v1 :第1レンズL1のアッベ数
v2 :第2レンズL2のアッベ数
v3 :第3レンズL3のアッベ数
v4 :第4レンズL4のアッベ数
v5 :第5レンズL5のアッベ数
v6 :第6レンズL6のアッベ数
vg :光学フィルタGFのアッベ数
【0070】
表2は、本発明の第1実施形態に係る撮像光学レンズ10における各レンズの非球面データを示す。
【0071】
【表2】
【0072】
ここで、kは円錐係数であり、A4、A6、A8、A10、A12、A14、A16は非球面係数である。
IH:像高
y=(x
2/R)/[1+{1−(k+1)(x
2/R
2)}
1/2]
+A4x
4+A6x
6+A8x
8+A10x
10+A12x
12+A14x
14+A16x
16
(43)
【0073】
各レンズ面の非球面は、便宜上、上記式(43)で表される非球面を使用している。しかしながら、本発明は、特にこの式(43)の非球面多項式に限定されるものではない。
【0074】
表3、表4は、本発明の第1実施形態に係る撮像光学レンズ10における各レンズの変曲点及び停留点の設計データを示す。ここで、P1R1、P1R2は、それぞれ第1レンズL1の物体側面と像側面を示し、P2R1、P2R2は、それぞれ第2レンズL2の物体側面と像側面を示し、P3R1、P3R2は、それぞれ第3レンズL3の物体側面と像側面を示し、P4R1、P4R2は、それぞれ第4レンズL4の物体側面と像側面を示し、P5R1、P5R2は、それぞれ第5レンズL5の物体側面と像側面を示し、P6R1、P6R2は、それぞれ第6レンズL6の物体側面と像側面を示す。「変曲点位置」欄の対応するデータは、各レンズの表面に設置された変曲点から撮像光学レンズ10の光軸までの垂直距離である。「停留点位置」欄の対応するデータは、各レンズの表面に設置された停留点から撮像光学レンズ10の光軸までの垂直距離である。
【0075】
【表3】
【0076】
【表4】
【0077】
図2、
図3は、それぞれ波長470nm、555nm及び650nmの光が第1実施形態に係る撮像光学レンズ10を通った後の軸上色収差及び倍率色収差を示す模式図である。
図4は、波長555nmの光が第1実施形態に係る撮像光学レンズ10を通った後の像面湾曲及び歪曲収差を示す模式図であり、
図4の像面湾曲Sは、サジタル方向の像面湾曲であり、Tは、子午方向の像面湾曲である。
【0078】
後の表13は、各実施例1、2、3の諸値及び条件式で規定されたパラメータに対応する値を示す。
【0079】
表13に示すように、第1実施形態は、各条件式を満足する。
【0080】
本実施形態において、前記撮像光学レンズの入射瞳径が1.66mmであり、全視野の像高が2.933mmであり、対角線方向の画角は83.19°であり、広角、極薄であり、その軸上、軸外色収差が十分に補正され、且つ優れた光学特性を有する。
【0081】
(第2実施形態)
第2実施形態は、第1実施形態と基本的に同じであり、符号の意味も第1実施形態と同様であるため、異なる点のみを以下に示す。
図5は、本発明の第2実施形態に係る撮像光学レンズ20を示す。
【0082】
表5、表6は、本発明の第2実施形態に係る撮像光学レンズ20の設計データを示す。
【0083】
【表5】
【0084】
表6は、本発明の第2実施形態に係る撮像光学レンズ20における各レンズの非球面データを示す。
【0085】
【表6】
【0086】
表7、表8は本発明の実施形態2に係る撮像光学レンズ20における各レンズの変曲点及び停留点の設計データを示す。
【0087】
【表7】
【0088】
【表8】
【0089】
図6、
図7は、それぞれ波長470nm、555nmおよび650nmの光が第2実施形態に係る撮像光学レンズ20を通った後の軸上色収差及び倍率色収差を示す模式図である。
図8は、波長555nmの光が第2実施形態に係る撮像光学レンズ20を通った後の像面湾曲及び歪曲収差を示す模式図である。
【0090】
表13に示すように、第2実施形態は各条件式を満足する。
【0091】
本実施形態において、前記撮像光学レンズの入射瞳径は1.508mmであり、全視野の像高は2.933mmであり、対角線方向の画角は82.94°であり、広角、極薄であり、その軸上、軸外色収差が十分に補正され、且つ優れた光学特性を有する。
【0092】
(第3実施形態)
第3実施形態は、第1実施形態と基本的に同じであり、符号の意味も第1実施形態と同様であるため、異なる点のみを以下に示す。
図9は、本発明の第3実施形態に係る撮像光学レンズ30を示す。
【0093】
表9、表10は、本発明の第3実施形態に係る撮像光学レンズ30の設計データを示す。
【0094】
【表9】
【0095】
表10は、本発明の第3実施形態の撮像光学レンズ30における各レンズの非球面データを示す。
【0096】
【表10】
【0097】
表11、表12は、本発明の第3実施形態の撮像光学レンズ30における各レンズの変曲点および停留点設計データを示す。
【0098】
【表11】
【0099】
【表12】
【0100】
図10、
図11は、それぞれ波長470nm、555nmおよび650nmの光が第3実施形態の撮像光学レンズ30を通った後の軸上色収差および倍率色収差を示す模式図である。
図12は、波長555nmの光が第3実施形態の撮像光学レンズ30を通った後の像面湾曲および歪曲収差を示す模式図である。
【0101】
表13では、上記条件式に従って本実施形態における各条件式に対応する数値が挙げられた。明らかに、本実施形態の撮像光学システムは、上記条件式を満足する。
【0102】
本実施形態において、前記撮像光学レンズの入射瞳径が1.502mmであり、全視野の像高が2.933mmであり、対角線方向の画角は82.96°であり、広角、極薄であり、その軸上、軸外色収差が十分に補正され、且つ優れた光学特性を有する。
【0103】
【表13】
【0104】
当業者であれば分かるように、上記各実施形態が本発明を実現するための具体的な実施形態であり、実際の応用において、本発明の要旨と範囲から逸脱しない限り、形式及び詳細に対する各種の変更は可能である。