特許第6553136号(P6553136)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6553136タッチ感応表面上でのマルチ圧力相互作用のためのシステムと方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6553136
(24)【登録日】2019年7月12日
(45)【発行日】2019年7月31日
(54)【発明の名称】タッチ感応表面上でのマルチ圧力相互作用のためのシステムと方法
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/01 20060101AFI20190722BHJP
   G06F 3/0484 20130101ALI20190722BHJP
   G06F 3/0488 20130101ALI20190722BHJP
   G06F 3/041 20060101ALI20190722BHJP
【FI】
   G06F3/01 560
   G06F3/0484 150
   G06F3/0488
   G06F3/041 480
   G06F3/041 590
   G06F3/041 600
【請求項の数】22
【外国語出願】
【全頁数】34
(21)【出願番号】特願2017-157477(P2017-157477)
(22)【出願日】2017年8月17日
(62)【分割の表示】特願2012-241448(P2012-241448)の分割
【原出願日】2012年11月1日
(65)【公開番号】特開2018-10659(P2018-10659A)
(43)【公開日】2018年1月18日
【審査請求日】2017年9月15日
(31)【優先権主張番号】13/290,502
(32)【優先日】2011年11月7日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】500390995
【氏名又は名称】イマージョン コーポレーション
【氏名又は名称原語表記】IMMERSION CORPORATION
(74)【代理人】
【識別番号】100083806
【弁理士】
【氏名又は名称】三好 秀和
(74)【代理人】
【識別番号】100095500
【弁理士】
【氏名又は名称】伊藤 正和
(74)【代理人】
【識別番号】100111235
【弁理士】
【氏名又は名称】原 裕子
(72)【発明者】
【氏名】グラント、 ダニー エイ.
(72)【発明者】
【氏名】クルス−ヘルナンデス、 ファン マヌエル
(72)【発明者】
【氏名】モダレス、 アリ
【審査官】 酒井 優一
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2010/009552(WO,A1)
【文献】 特表2010−541071(JP,A)
【文献】 国際公開第2011/011552(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0156818(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0231508(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0018695(US,A1)
【文献】 特開2011−048606(JP,A)
【文献】 特開2010−211509(JP,A)
【文献】 特開2010−033455(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/01
G06F 3/0484
G06F 3/0488
G06F 3/041
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
タッチ感応ディスプレイ上の第1の接触に応答して前記タッチ感応ディスプレイから第1のセンサー信号を受け取ることであって、前記第1のセンサー信号は前記第1の接触に対応する第1の位置を含むことと、
前記第1の接触と実質的に同時に前記タッチ感応ディスプレイ上の第2の接触に応答して前記タッチ感応ディスプレイから第2のセンサー信号を受け取ることであって、前記第2のセンサー信号は前記第2の接触に対応する第2の位置を含むことと、
前記第1の位置が前記タッチ感応ディスプレイ上に表示されるグラフィックオブジェクトに対応するかどうかについての第1の決定を行うことと、
前記第2の位置が前記タッチ感応ディスプレイ上に表示される前記グラフィックオブジェクトに対応するかどうかについての第2の決定を行うことと、
前記グラフィックオブジェクトの特徴の変化を決定することであって、前記特徴の変化は少なくとも前記第1の接触の第1の圧力および前記第2の接触の第2の圧力の関数であることと、
前記第1の決定と前記第2の決定と前記特徴の変化づいて触覚信号を生成することであって、前記触覚信号は前記第1の決定および前記第2の決定および前記特徴の変化を示す触覚効果を引き起こすように構成されていることと、
前記触覚信号を触覚出力デバイスに出力することと、を含む方法。
【請求項2】
前記触覚出力デバイスは、アクチュエータを備え、前記触覚信号は、前記アクチュエータが前記触覚効果を出力することを引き起こすように構成されたアクチュエータ信号を含む、請求項1の方法。
【請求項3】
前記第1のセンサー信号と前記第2のセンサー信号にづいて第2のアクチュエータ信号を決定することと、
第2のアクチュエータ信号を前記触覚出力デバイスに出力することと、を更に含む、請求項2の方法。
【請求項4】
前記アクチュエータは、圧電アクチュエータ、回転モーター、または線形共鳴アクチュエータを含む、請求項2の方法。
【請求項5】
前記触覚信号は、第1の圧力閾値と前記第1の接触および前記第2の接触の少なくとも1つの接触圧力とに更に基づいている、請求項1の方法。
【請求項6】
前記触覚信号は、第1の圧力閾値および前記第1の接触の前記第1の圧力、並びに第2の圧力閾値および前記第2の接触の前記第2の圧力に更に基づいている、請求項1の方法。
【請求項7】
前記触覚信号は、前記第1の接触の前記第1の圧力と前記第2の接触の前記第2の圧力の間の差にづいている、請求項1の方法。
【請求項8】
前記触覚効果は、振動、摩擦、触感、または変形の少なくとも1つを含む、請求項1の方法。
【請求項9】
前記触覚信号を出力することは、前記タッチ感応ディスプレイと通信している第2のデバイスに前記触覚信号を送ることを含み、前記第2のデバイスは触覚出力デバイスを含む、請求項1の方法。
【請求項10】
前記第1の決定は、前記第1の位置が前記タッチ感応ディスプレイ上の前記グラフィックオブジェクトに対応することであり、かつ前記第2の決定は、前記第2の位置が前記タッチ感応ディスプレイ上の前記グラフィックオブジェクトに対応することである、請求項1の方法。
【請求項11】
前記第1の決定は、前記第1の位置が前記タッチ感応ディスプレイ上の前記グラフィックオブジェクトに対応することであり、かつ前記第2の決定は、前記第2の位置が前記タッチ感応ディスプレイ上の前記グラフィックオブジェクトに対応しないことである、請求項1の方法。
【請求項12】
前記第1の決定は、前記第1の位置が前記タッチ感応ディスプレイ上のグラフィックオブジェクトに対応しないことであり、かつ前記第2の決定は、前記第2の位置が前記タッチ感応ディスプレイ上の前記グラフィックオブジェクトに対応することである、請求項1の方法。
【請求項13】
前記第1の決定は、前記第1の位置が前記タッチ感応ディスプレイ上の前記グラフィックオブジェクトに対応しないことであり、かつ前記第2の決定は、前記第2の位置が前記タッチ感応ディスプレイ上の前記グラフィックオブジェクトに対応しないことである、請求項1の方法。
【請求項14】
タッチ感応ディスプレイと、
前記タッチ感応ディスプレイと通信しているプロセッサであって、前記プロセッサは、
前記タッチ感応ディスプレイ上の第1の接触に応答して前記タッチ感応ディスプレイから第1のセンサー信号を受け取り、前記第1のセンサー信号は前記第1の接触に対応する第1の位置を含み、
前記第1の接触と実質的に同時に前記タッチ感応ディスプレイ上の第2の接触に応答して前記タッチ感応ディスプレイから第2のセンサー信号を受け取り、前記第2のセンサー信号は前記第2の接触に対応する第2の位置を含み、
前記第1の位置が前記タッチ感応ディスプレイ上に表示されるグラフィックオブジェクトに対応するかどうかについての第1の決定を行い、
前記第2の位置が前記タッチ感応ディスプレイ上に表示される前記グラフィックオブジェクトに対応するかどうかについての第2の決定を行い、
前記グラフィックオブジェクトの特徴の変化を決定することであって、前記特徴の変化は少なくとも前記第1の接触の第1の圧力および前記第2の接触の第2の圧力の関数であり、
前記第1の決定と前記第2の決定と前記特徴の変化づいて触覚信号を生成し、前記触覚信号は第1の決定および第2の決定およびと前記特徴の変化を示す触覚効果を引き起こすように構成されており、
前記触覚信号を触覚出力デバイスに出力する、ように構成されているものと、を含むシステム。
【請求項15】
携帯型コンピューターデバイスが、前記タッチ感応ディスプレイを含み、前記携帯型コンピューターデバイスは、スマートフォンまたはタブレットを含む、請求項14のシステム。
【請求項16】
前記触覚出力デバイスは、圧電アクチュエータ、または線形共鳴アクチュエータを含む、請求項14のシステム。
【請求項17】
前記第1の決定は、前記第1の接触がグラフィックオブジェクトに対応することであり、かつ前記第2の決定は、前記第2の接触が前記グラフィックオブジェクトに対応しないことである、請求項14のシステム。
【請求項18】
実行可能命令を含む非一時的なコンピューター読み取り可能な媒体であって、実行可能命令は、プロセッサによって実行されると、
タッチ感応ディスプレイ上の第1の接触に応答して前記タッチ感応ディスプレイから第1のセンサー信号を受け取ることであって、前記第1のセンサー信号は前記第1の接触に対応する第1の位置を含むこと、
前記第1の接触と実質的に同時に前記タッチ感応ディスプレイ上の第2の接触に応答して前記タッチ感応ディスプレイから第2のセンサー信号を受け取ることであって、前記第2のセンサー信号は前記第2の接触に対応する第2の位置を含むこと、
前記第1の位置が前記タッチ感応ディスプレイ上に表示されるグラフィックオブジェクトに対応するかどうかについての第1の決定を行うこと、
前記第2の位置が前記タッチ感応ディスプレイ上に表示される前記グラフィックオブジェクトに対応するかどうかについての第2の決定を行うこと、
前記グラフィックオブジェクトの特徴の変化を決定することであって、前記特徴の変化は少なくとも前記第1の接触の第1の圧力および前記第2の接触の第2の圧力の関数であること、
前記第1の決定と前記第2の決定と前記特徴の変化づいて触覚信号を生成することあって、前記触覚信号はアクチュエータが前記第1の決定および前記第2の決定および前記特徴の変化を示す触覚効果を引き起こすように構成されていること、
前記触覚信号を前記アクチュエータに出力すること、をプロセッサに行わせる、非一時的なコンピューター読み取り可能な媒体。
【請求項19】
前記第1の決定は、前記第1の位置が前記タッチ感応ディスプレイ上のグラフィックオブジェクト上にあることである、請求項18の非一時的なコンピューター読み取り可能な媒体。
【請求項20】
前記第2の決定は、前記第2の位置が前記タッチ感応ディスプレイ上の前記グラフィックオブジェクト上にないことである、請求項18の非一時的なコンピューター読み取り可能な媒体。
【請求項21】
前記第2の決定は、前記第2の位置が前記タッチ感応ディスプレイ上のいずれのグラフィックオブジェクト上にもないことである、請求項18の非一時的なコンピューター読み取り可能な媒体。
【請求項22】
前記触覚信号は、
前記第1の決定が、前記第1の位置が前記グラフィックオブジェクトに対応することであり、かつ前記第2の決定が、前記第2の位置が前記グラフィックオブジェクトに対応することである場合に、第1の触覚効果、
前記第1の決定が、前記第1の位置が前記グラフィックオブジェクトに対応することであり、かつ前記第2の決定が、前記第2の位置が前記グラフィックオブジェクトに対応しないことである場合に、第2の触覚効果、
前記第1の決定が、前記第1の位置が前記グラフィックオブジェクトに対応しないことであり、かつ前記第2の決定が、前記第2の位置が前記グラフィックオブジェクトに対応することである場合に、第3の触覚効果、および
前記第1の決定が、前記第1の位置が前記グラフィックオブジェクトに対応しないことであり、かつ前記第2の決定が、前記第2の位置が前記グラフィックオブジェクトに対応しないことである場合に、第4の触覚効果
を引き起こすように構成され、
前記第1の触覚効果、前記第2の触覚効果、前記第3の触覚効果、および前記第4の触覚効果の各々は異なる触覚効果である、請求項18の非一時的なコンピューター読み取り可能な媒体。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本開示は、全体的にタッチ感応表面上でのマルチ圧力相互作用のためのシステムと方法に関する。
【背景技術】
【0002】
手持ちデバイス、特にタッチ感応表面(例えば、タッチスクリーン)を有する移動電話の人気の上昇と共に、伝統的に機械的ボタンによって提供されていた物理的な触覚の感覚は、それらの新しい世代のデバイスの分野にはもはや適用されない。代わりに、ユーザを様々なイベントに喚起するために触覚効果が手持ちデバイスによって出力されても良い。そのような触覚効果は、ボタンの押圧、入ってくる呼び、またはテキストメッセージを指し示すための、あるいはエラー状態を指し示すための、振動を含んでいても良い。
【発明の概要】
【0003】
本発明の実施形態は、タッチ感応表面上でのマルチ圧力相互作用のためのシステムと方法を提供する。例えば、ここに開示された方法の一実施形態では、方法が、タッチ感応入力デバイス上の第1のオブジェクトの第1の接触に応答してタッチ感応入力デバイスから第1のセンサー信号を受け取ることであって、第1のセンサー信号は第1の接触の第1の位置と第1の圧力を含むことと、第1の接触と実質的に同時にタッチ感応入力デバイス上の第2のオブジェクトの第2の接触に応答してタッチ感応入力デバイスから第2のセンサー信号を受け取ることであって、第2のセンサー信号は第2の接触の第2の位置と第2の接触の第2の圧力を含むことと、第1のセンサー信号と第2のセンサー信号に少なくとも一部は基づいて信号を生成することであって、信号は触覚効果を引き起こすように構成されていることと、信号を出力することと、からなる。別の実施形態では、コンピューター読み取り可能な媒体が、プロセッサがそのような方法を実行することを引き起こすためのプログラムコードからなる。
【0004】
これらの描写的実施形態は、発明を制限または規定するためではなく、むしろその理解を助けるための例を提供するために言及される。描写的実施形態は、詳細な記載に説明され、それは発明の更なる記載を提供する。この発明の様々な実施形態によって供される利点は、この明細書を精査することによって更に理解され得る。
【0005】
この明細書に組み込まれその一部を構成する付随する図面は、実施形態の1つ以上の例を描写し、例示的実施形態の記載と共に、実施形態の原理と実装を説明する役目を果たす。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1図1は、本発明の実施形態によるマルチ圧力タッチ感応入力デバイスを示す。
図2図2は、本発明の実施形態によるマルチ圧力タッチ感応入力デバイスを描く。
図3図3は、本発明の実施形態に従ったマルチ圧力タッチ感応入力デバイス上の接触を検出しそれに応答する方法に向けられたフローチャートを描く。
図4図4は、本発明の実施形態に従ったマルチ圧力タッチ感応入力デバイスの動作を描く。
図5図5は、本発明の実施形態に従ったマルチ圧力タッチ感応入力デバイス上の接触を検出しそれに応答する方法に向けられたフローチャートを描く。
図6A図6Aは、本発明の実施形態に従ったマルチ圧力タッチ感応入力デバイスの動作を描く。
図6B図6Bは、本発明の実施形態に従ったマルチ圧力タッチ感応入力デバイスの動作を描く。
図6C図6Cは、本発明の実施形態に従ったマルチ圧力タッチ感応入力デバイスの動作を描く。
図7図7は、本発明の実施形態に従ったマルチ圧力タッチ感応入力デバイスの動作を描く。
図8図8は、本発明の実施形態に従ったマルチ圧力タッチ感応入力デバイス上の接触を検出しそれに応答する方法に向けられたフローチャートを描く。
図9図9は、本発明の実施形態に従ったマルチ圧力タッチ感応入力デバイスの動作を描く。
【発明を実施するための形態】
【0007】
例示的実施形態が、タッチ感応表面上のマルチ圧力相互作用のためのシステムと方法の文脈でここに記載される。当業者は、以下の記載が描写的なもののみであり、いかなるやり方でも限定的であることが意図されていないことが分かるであろう。その他の実施形態は、この開示の恩恵を受けた当業者にそれ自体が容易に示唆するであろう。付随する図面に描かれた例示的実施形態の実装への参照がここで詳細になされる。同じまたは同様の項目を参照するのに同じ参照符号が図面と以下の記載全体を通して使われる。
【0008】
明確さへの関心から、ここに記載された実装の慣例的な特徴の全ては示され記載されはしない。当然ながら、そのような実際の実装の開発においては、アプリケーションおよびビジネス関連の制約との整合のような、開発者の特定のゴールを達成するために多数の実装に特定の決定がなされなければならず、それらの特定のゴールは一つの実装から別の実装で、また1人の開発者から別の開発者で変動することが、理解されるであろう。
【0009】
マルチ圧力タッチ感応入力デバイスの描写的動作
図1を参照すると、図1は、本発明の実施形態によるマルチ圧力タッチ感応入力デバイス100を示す。デバイス100は、ウェブページの一部をユーザに表示する。この描写的実施形態では、ユーザはタッチ感応表面120上でのマルチタッチ、マルチ圧力入力を使ってページをナビゲートしても良い。例えば、もしユーザが2つの指で実質的に同時にタッチ感応表面120にタッチし、スクリーンの底部により近くに位置する指でもう一つの指よりも多くの圧力を印加すれば、デバイス100はディスプレイがウェブページをスクロールダウンすることを引き起こす。代替的に、ユーザは、デバイス100がウェブページをスクロールアップすることを引き起こすように、スクリーンの頂部により近くに位置する指でもう一つの指よりも多くの圧力を印加することができる。いくつかの実施形態では、スクロールのレートまたは速度は、2つ以上の圧力に少なくとも一部は基づいている。例えば、スクロールのレートは、2つの圧力の差の関数であっても良い。一実施形態では、スクロールのレートに対応する周波数または大きさで触覚効果が出力される。
【0010】
ユーザが印加したマルチ圧力入力に基づいてウェブページをスクロールすることに加えて、デバイス100はまた、入力に応答して取られたアクションを指し示すために触覚効果を出力する。例えば、ウェブページをスクロールダウンする間、デバイス100は、デバイスの頂部からデバイス100の底部まで移動するように見える触覚効果を出力し、ユーザがウェブページをスクロールし続ける間繰り返し循環しても良い。あるいは、もしユーザがウェブページをスクロールアップしていれば、触覚効果はデバイス100の底部から始ってデバイス100の頂部に向かって移動するように見え、ユーザがウェブページをスクロールし続ける間繰り返し循環する。よって、ユーザはデバイス100と相互作用するようにマルチタッチ、マルチ圧力入力を提供して、入力に基づいた触覚フィードバックを受け取ることが可能である。
【0011】
この描写的例は、読者をここに説明される全体的主題に紹介するために与えられている。発明はこの例に限定はされない。以下のセクションは、タッチ感応表面上でのマルチ圧力相互作用のためのデバイス、システムおよび方法の様々な追加の非限定的実施形態と例を記載する。
【0012】
描写的マルチ圧力タッチ感応入力デバイス
図2を参照すると、図2は、本発明の実施形態によるマルチ圧力タッチ感応入力デバイス200を描く。図2に示された実施形態では、デバイス200は、ハウジング205、プロセッサ210、メモリー220、タッチ感応ディスプレイ230、アクチュエータ240、およびネットワークインターフェース250からなる。プロセッサ210とメモリー220は、ハウジング205内に配置されている。タッチ感応表面からなるかまたはそれと通信しているタッチ感応ディスプレイ230は、タッチ感応ディスプレイ230の少なくとも一部がデバイス200のユーザに露出されるように、部分的にハウジング205内に配置されている。いくつかの実施形態では、タッチ感応ディスプレイ230は、ハウジング205内に配置されていなくても良い。例えば、デバイス200は、別のハウジング内に配置されたタッチ感応ディスプレイ230に接続されるかまたはそうでなければそれと通信していても良い。
【0013】
図2に示された実施形態では、タッチ感応ディスプレイ230は、プロセッサ210と通信しており、メモリー220とも通信しているプロセッサ210に信号を提供するように構成されている。メモリー220は、プロセッサ210による使用のために、プログラムコードまたはその他のデータあるいはその両方を格納し、プロセッサ210はメモリー220に格納されたプログラムコードを実行して、タッチ感応ディスプレイ230から信号を受け取る。プロセッサ210はまた、タッチ感応ディスプレイ230が画像を出力することを引き起こすために信号を出力するように構成されている。図2に示された実施形態では、プロセッサ210は、ネットワークインターフェース250と通信しており、その他のコンポーネンツまたはデバイスと通信するために、ネットワークインターフェース250から信号を受け取りネットワークインターフェース250に信号を出力するように構成されている。加えて、プロセッサ210は、アクチュエータ240およびアクチュエータ260と通信しており、アクチュエータ240またはアクチュエータ260あるいはその両方が1つ以上の触覚効果を出力することを引き起こすために信号を出力するように更に構成されている。更には、プロセッサ210は、スピーカー270と通信しており、スピーカー270がサウンドを出力することを引き起こすために信号を出力するように構成されている。様々な実施形態では、デバイス200は、より少ないかまたは追加のコンポーネンツまたはデバイスからなるかまたはそれらと通信していても良い。図2に示されたデバイス200のコンポーネンツおよびデバイス200と関連付けられ得るコンポーネンツの詳細な記載は下記される。
【0014】
マルチ圧力タッチ感応入力デバイス200は、タッチ感応表面上の少なくとも2つの接触と関連付けられた圧力を検出することが可能なタッチ感応表面からなるかまたはそれと通信しているあらゆるデバイスであることができる。例えば、図2のデバイス200は、タッチ感応表面からなるタッチ感応ディスプレイ230を含む。いくつかの実施形態では、タッチ感応表面は、ディスプレイ230上にオーバーレイされていても良い。その他の実施形態では、デバイス200は、ディスプレイと別のタッチ感応表面からなるかまたはそれらと通信していても良い。
【0015】
いくつかの実施形態では、1つ以上のタッチ感応表面が、デバイス200の1つ以上のサイド上にあっても良い。例えば、一実施形態では、タッチ感応表面がデバイス200の後方表面内に配置されるかまたはそれからなる。別の実施形態では、第1のタッチ感応表面がデバイス200の後方表面内に配置されるかまたはそれからなり、第2のタッチ感応表面がデバイス200のサイド表面内に配置されるかまたはそれからなる。更には、デバイス200がデバイス200の1つ以上のサイド上の少なくとも1つのタッチ感応表面からなる実施形態では、またはデバイス200が外部のタッチ感応表面と通信している実施形態では、ディスプレイ230はタッチ感応表面からなっていてもなっていなくても良い。いくつかの実施形態では、1つ以上のタッチ感応表面は、柔軟なタッチ感応表面を有していても良い。その他の実施形態では、1つ以上のタッチ感応表面は堅くても良い。様々な実施形態では、デバイス200は、柔軟なおよび堅いタッチ感応表面の両方からなっていても良い。
【0016】
様々な実施形態では、デバイス200は、図2に示された実施形態よりも少ないかまたは追加のコンポーネンツからなっているかまたはそれらと通信していても良い。例えば、一実施形態では、デバイス200は、スピーカー270とは通信しておらず、アクチュエータ240からなっていない。別の実施形態では、デバイス200は、タッチ感応ディスプレイ230またはネットワークインターフェース250からなっていないが、タッチ感応表面からなり、外部のディスプレイと通信している。その他の実施形態では、デバイス200は、全くアクチュエータからなっていないかまたはそれと通信していなくても良い。よって、様々な実施形態では、マルチ圧力タッチ感応入力デバイス200は、ここに開示された様々な実施形態においてか当業者に明らかであろう変形においてのように、あらゆる数のコンポーネンツからなっているかまたはそれらと通信していても良い。
【0017】
図2に示されたデバイス200のハウジング205は、デバイス200のコンポーネンツの少なくともいくつかについて保護を提供する。例えば、ハウジング205は、プロセッサ210とメモリー220を雨のような外来物から保護するプラスチック筐体であっても良い。いくつかの実施形態では、ハウジング205は、もしデバイス200がユーザによって落とされたら、ハウジング205中のコンポーネンツを損傷から保護する。ハウジング205は、プラスチック、ゴム、または金属を含むがそれらに限定はされないあらゆる好適な材料で作られることができる。様々な実施形態は、異なるタイプのハウジングまたは複数のハウジングからなっていても良い。例えば、いくつかの実施形態では、マルチ圧力タッチ感応入力デバイス200は、携帯電話、パーソナルデジタルアシスタント(PDA)、ラップトップ、タブレットコンピューター、デスクトップコンピューター、デジタル音楽プレーヤー、ゲーミングコンソール、ゲームパッド、医療機器等、であっても良い。その他の実施形態では、デバイス200は、例えば車のコンソールのような別のデバイス中に埋め込まれていても良い。
【0018】
図2に示された実施形態では、タッチ感応ディスプレイ230は、ユーザがマルチ圧力タッチ感応入力デバイス200と相互作用するためのメカニズムを提供する。例えば、タッチ感応ディスプレイ230は、タッチ感応ディスプレイ230の上を浮遊している、タッチしている、または押している(それらの全てはこの開示では接触と呼ばれ得る)ユーザに応答して、ユーザの指の位置と圧力を検出する。いくつかの実施形態では、タッチ感応ディスプレイ230は、タッチ感応ディスプレイ230上の1つ以上の接触の位置、圧力またはその両方を決定する1つ以上のセンサーからなるか、またはそれらと接続されるか、またはそうでなければそれらと通信していても良い。例えば、一実施形態では、タッチ感応ディスプレイ230は、相互静電容量システムからなるかまたはそれと通信している。別の実施形態では、タッチ感応ディスプレイ230は、絶対静電容量システムからなるかまたはそれと通信している。いくつかの実施形態では、タッチ感応ディスプレイ230は、抵抗性パネル、静電容量性パネル、赤外線LED、光検出器、画像センサー、光学的カメラ、またはそれらの組み合わせからなるかまたはそれと通信していても良い。よって、タッチ感応ディスプレイ230は、例えば、抵抗性、静電容量性、赤外線、光学的、熱的、拡散性の信号、または音響パルス技術、またはそれらの組み合わせのような、タッチ感応表面120上の接触を決定するためのあらゆる好適な技術を組み込んでも良い。
【0019】
図2に示された実施形態では、アクチュエータ240と260は、プロセッサ210と通信しており、1つ以上の触覚効果を提供するように構成されている。例えば、一実施形態では、プロセッサ210によってアクチュエータ240、アクチュエータ260またはその両方に作動信号が提供された時に、それぞれのアクチュエータ240、260は、作動信号に基づいた触覚効果を出力する。例えば、示された実施形態では、プロセッサ210は、アナログ駆動信号からなるアクチュエータ信号をアクチュエータ240に送信するように構成されている。しかし、プロセッサ210は、アクチュエータ260にコマンドを送信するように構成されており、ここでコマンドはアクチュエータ260が触覚効果を出力することを引き起こすための適切な駆動信号を生成するのに使われるパラメータを含む。その他の実施形態では、異なる信号と異なる信号タイプが、1つ以上のアクチュエータの各々に送られても良い。例えば、いくつかの実施形態では、プロセッサは、触覚効果を出力するようにアクチュエータを駆動するために低レベル駆動信号を送信しても良い。そのような駆動信号は、増幅器によって増幅されても良く、あるいは駆動されている特定のアクチュエータを収容するための好適なプロセッサまたは回路を使ってデジタルからアナログ信号にかまたはアナログからデジタル信号に変換されても良い。
【0020】
アクチュエータ240または260のようなアクチュエータは、1つ以上の触覚効果を出力することが可能なあらゆるコンポーネントまたはコンポーネンツの集合体であることができる。例えば、アクチュエータは、偏心回転質量(ERM)アクチュエータ、線形共鳴アクチュエータ(LRA)、圧電アクチュエータ、ボイスコイルアクチュエータ、電気活性ポリマー(EAP)アクチュエータ、形状記憶合金、ページャー、DCモーター、ACモーター、可動磁石アクチュエータ、E−coreアクチュエータ、スマートゲル、静電アクチュエータ、電気触覚アクチュエータ、またはアクチュエータの機能を行うあらゆるその他のアクチュエータまたはコンポーネンツの集合体を含むがそれらに限定はされない、様々なタイプの1つであることができる。複数のアクチュエータまたは異なるサイズのアクチュエータが振動周波数のレンジを提供するのに使われても良く、それらは個別にかまたは同時に作動されても良い。様々な実施形態は、単一または複数のアクチュエータを含んでも良く、同じタイプかまたは異なるタイプのアクチュエータの組み合わせを有していても良い。
【0021】
様々な実施形態では、1つ以上の触覚効果が、あらゆる数のやり方でかまたはやり方の組み合わせで作成されても良い。例えば、一実施形態では、1つ以上の振動が、偏心質量を回転することによってかまたは質量を線形に振動することによってのように、触覚効果を作成するのに使われても良い。いくつかのそのような実施形態では、触覚効果は、デバイス全体にかあるいは1つの表面かまたはデバイスの限定された部分だけに、振動を伝えるように構成されていても良い。別の実施形態では、2つ以上のコンポーネンツの間の摩擦かまたは少なくとも1つのコンポーネントと少なくとも1つの接触の間の摩擦が、コンポーネントの動きに抵抗を提供するためかまたはトルクを提供するためのように、可動コンポーネントにブレーキをかけることによってのように、触覚効果を作成するのに使われても良い。その他の実施形態では、1つ以上のコンポーネンツの変形が、触覚効果を作成するのに使われることができる。例えば、1つ以上の触覚効果が、表面の形状かまたは表面の摩擦の係数を変えるように出力されても良い。一実施形態では、表面の摩擦を変えるのに使われる静電気力を作り出すことによって1つ以上の触覚効果が作成される。その他の実施形態では、スマートゲルからなる1つ以上のエリアのような、透明な変形するエレメントのアレイが触覚効果を作成するのに使われても良い。
【0022】
図2では、ネットワークインターフェース250は、プロセッサ210と通信しており、デバイス200からその他のコンポーネンツまたはその他のデバイスへの有線または無線通信を提供する。例えば、ネットワークインターフェース250は、デバイス200と無線スピーカーまたは無線作動デバイスの間に無線通信を提供しても良い。いくつかの実施形態では、ネットワークインターフェース250は、ユーザがユーザのそれぞれのデバイスにおいてお互いと相互作用することを許容するために、別のデバイス200のような、1つ以上のその他のデバイスに通信を提供しても良い。ネットワークインターフェース250は、マルチ圧力タッチ感応入力デバイス200が別のコンポーネントまたはデバイスと通信することを可能とするあらゆるコンポーネントまたはコンポーネンツの集合体であることができる。例えば、ネットワークインターフェース250は、PCIネットワークアダプター、USBネットワークアダプター、またはイーサネット(登録商標)アダプターからなっていても良い。ネットワークインターフェース250は、802.11a、g、bまたはn標準を含んだ無線イーサネット(登録商標)を使って通信しても良い。一実施形態では、ネットワークインターフェース250は、ブルーツース、CDMA、GSM(登録商標)、TDMA、FDMA、またはその他の無線技術を使って通信することができる。その他の実施形態では、ネットワークインターフェース250は、有線接続を通して通信しても良く、イーサネット(登録商標)、トークンリング、USB,FireWire 1394等のような1つ以上のネットワークと通信していても良い。しかも図2に示された実施形態がネットワークインターフェース250からなる一方で、その他の実施形態はネットワークインターフェース250からなっていなくても良い。
【0023】
接触を検出しそれに応答する描写的方法
ここで図3を参照すると、図3は、本発明の実施形態に従ったマルチ圧力タッチ感応入力デバイス100上の接触を検出しそれに応答する方法300に向けられたフローチャートを描く。図3に示された方法は、図2に示されたデバイスに対して記載される。
【0024】
方法300は、センサー信号が受け取られた時にブロック310で始まる。例えば、一実施形態では、プロセッサ210は、ユーザがタッチ感応ディスプレイ230に接触する時に、タッチ感応ディスプレイ230から信号を受け取り、信号は、タッチ感応ディスプレイ230上の接触のx、y位置および圧力のような、タッチ感応ディスプレイ230上の入力またはタッチ感応ディスプレイ230のステータスと関連付けられた情報を含む。その他の実施形態では、プロセッサ210は、複数のセンサー信号を受け取る。例えば、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230上の第1の入力と関連付けられた情報を含んだ第1の信号と、タッチ感応ディスプレイ230上の第2の入力と関連付けられた情報を含んだ第2の信号と、タッチ感応ディスプレイ230上の第3の入力と関連付けられた情報を含んだ第3の信号を受け取っても良い。一実施形態では、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230上の接触のx、y位置を含む情報を含んだ第1の信号と、接触の圧力を含む情報を含んだ第2の信号を受け取る。別の実施形態では、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230上の2つの接触のx、y位置を含む情報を含んだ第1の信号と、2つの接触の圧力を含む情報を含んだ第2の信号を受け取る。プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230上の2つ以上の接触と関連付けられた情報を含む単一の信号を受け取っても良い。例えば、一実施形態では、プロセッサ210は、第1の接触のx、y位置および圧力と第2の接触のx、y位置および圧力を含む単一の信号を受け取る。
【0025】
前述したとおり、一実施形態では、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230から信号を受け取る。いくつかの実施形態では、デバイス200は、タッチ感応ディスプレイ230とは別の、あるいはその代わりの、タッチ感応表面からなっていても良い。そのような実施形態では、プロセッサ210はタッチ感応表面から、あるいはもし複数のタッチ感応表面が採用されていれば、複数のタッチ感応表面の1つ以上から、センサー信号を受け取っても良い。
【0026】
いくつかの実施形態では、プロセッサ210は、ネットワークインターフェース250から1つ以上のセンサー信号を受け取っても良い。例えば、一実施形態では、ネットワークインターフェース250は、1つ以上のコンポーネンツまたはデバイス、またはその両方と通信しており、それらから情報を受け取る。この実施形態では、ネットワークインターフェース250は、その他のコンポーネンツまたはデバイス、またはその両方からの情報を含む1つ以上の信号をプロセッサ210に送る。例えば、ネットワークインターフェース250は、別のマルチ圧力タッチ感応入力デバイスから信号を受け取っても良く、信号は、その他のデバイスのタッチ感応ディスプレイ上の入力に関する情報を含んでいても良い。ネットワークインターフェース250は、その他のデバイスのディスプレイ上の入力に関する情報をプロセッサ210に送っても良い。別の実施形態では、ネットワークインターフェース250は、ネットワークインターフェース250と通信している無線タッチ感応表面から信号を受け取り、ネットワークインターフェース250はタッチ感応表面上の入力またはタッチ感応表面のステータスについての情報を含んだ1つ以上の信号をプロセッサ210に送る。
【0027】
その他の実施形態では、ネットワークインターフェース250は、ネットワークインターフェース250と通信している1つ以上のコンポーネンツまたはデバイスから複数のセンサー信号を受け取っても良く、1つ以上の信号をプロセッサ210に送ることができる。例えば、一実施形態では、ネットワークインターフェース250は、無線タッチ感応表面および別のマルチ圧力タッチ感応入力デバイスと通信している。そのような実施形態では、ネットワークインターフェース250は、1つの信号を無線タッチ感応表面から、別の信号をマルチ圧力タッチ感応入力デバイスから、受け取っても良い。加えて、ネットワークインターフェース250は、無線タッチ感応表面からのまたは別のマルチ圧力タッチ感応入力デバイスからの、またはその両方の情報を含んだ1つ以上の信号をプロセッサ210に送っても良い。よって、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230とネットワークインターフェース250の両方から1つ以上の信号を受け取っても良い。例えば、一実施形態では、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230上の入力についての情報を含んだタッチ感応ディスプレイ230からの第1の信号を受け取り、プロセッサ210は、ネットワークインターフェース250と通信している別のマルチ圧力タッチ感応入力デバイスのディスプレイ上の入力についての情報を含んだネットワークインターフェース250からの第2の信号を受け取る。
【0028】
前述したとおり、一実施形態では、プロセッサ210は、ユーザがタッチ感応ディスプレイ230に接触する時に、信号を受け取る。そのような実施形態では、プロセッサ210は、入力がディスプレイ上でなされた時のみ、タッチ感応ディスプレイ230から信号を受け取っても良い。あるいは、プロセッサ210は、入力が最初タッチ感応ディスプレイ230上でなされた時と既存の入力への変更がなされた時に、タッチ感応ディスプレイ230から信号を受け取っても良い。例えば、プロセッサ210は、ユーザがタッチ感応ディスプレイ230に接触する時と、ユーザがタッチ感応ディスプレイ230に沿って接触を動かす毎に、1つ以上の信号を受け取っても良い。その他の実施形態では、プロセッサ210は、1つ以上の接触の持続時間全体についてタッチ感応ディスプレイ230から連続した信号を受け取っても良い。一実施形態では、プロセッサ210は、指定された時間間隔でタッチ感応ディスプレイ230から信号を受け取る。例えば、プロセッサ210は、0.1ms毎にのように、周期的にタッチ感応ディスプレイ230から信号を受け取っても良い。その他の実施形態では、プロセッサ210は、接触がタッチ感応ディスプレイ230上でなされたかどうかに拘わらず、タッチ感応ディスプレイ230からのステータス情報を含んだ信号を受け取る。例えば、一実施形態では、プロセッサ210は、接触がタッチ感応ディスプレイ230上でなされたかどうかに拘わらず、指定された時間間隔でタッチ感応ディスプレイ230から連続した信号を受け取るが、もし接触がタッチ感応ディスプレイ230上に存在すれば、信号は、接触の位置と圧力のような接触に関する情報を含んでいても良い。
【0029】
前述した実施形態では、プロセッサ210が受け取る信号は、タッチ感応ディスプレイ230上の接触のx、y位置および圧力のような、タッチ感応ディスプレイ230上の入力またはタッチ感応ディスプレイ230のステータスに関連付けられた情報を含む。様々な実施形態では、プロセッサ210によって受け取られた信号は、デバイス200上の1つ以上の接触に関連する情報、デバイス200のコンポーネントに関連する情報、またはプロセッサ200が接触を決定するのに使うことができるその他のコンポーネンツまたはデバイスに関連する情報を、提供できる。例えば、一実施形態では、信号は、接触が起こったことを指し示す情報を含む。別の実施形態では、信号は、前回の測定から現行の測定までの接触の圧力の変化を含んでいても良い。同様に、信号は、前回の位置からの接触の位置の変化に関する情報を含んでいても良い。様々な実施形態では、信号は、位置データ、接触データ、相互作用データ、ジェスチャーデータ、持続時間データ、圧力データ、熱的データ、波形データ、静電容量性データ、赤外線データ、光検出データ、光学的データ、接触を決定するのに必要かまたは関係があるその他のデータ、を含むがそれらに限定はされないデータ、を含むことができる。
【0030】
方法300を再度参照すると、一旦センサー信号が受け取られると、方法はブロック320に進む。ブロック320では、接触が決定される。前述した通り、一実施形態では、プロセッサ210は、一旦タッチ感応ディスプレイ230との接触がなされた時だけ信号を受け取る。よって、この実施形態では、ディスプレイ230は、センサー信号を受け取り、接触を決定し、信号をプロセッサ210に送る。一方、プロセッサ210は、一旦接触が決定された時だけディスプレイ230から信号を受け取るので、プロセッサ210は、接触を決定する必要はない。よって、いくつかの実施形態では、ディスプレイ230は、ブロック310で指定されたようにセンサー信号を受け取り、ブロック320で指定されたように接触を決定し、プロセッサは、ブロック330で指定されたように応答を決定する。
【0031】
いくつかの実施形態では、プロセッサ210は、ブロック320で指定されたように接触が起こったかどうかを決定する。例えば、ディスプレイは、ブロック310で指定されたようにセンサー信号を受け取っても良く、ディスプレイは、もしディスプレイがプロセッサ210と通信していれば直接かまたはネットワークインターフェース250を通してのどちらかで、センサー信号と関連付けられた情報をプロセッサ210に送っても良く、それをプロセッサ210が受け取り、ブロック320で指定されたように接触が起こったかどうかを決定するのに使う。一実施形態では、プロセッサ210が受け取る情報は、接触が起こったことを指定する命令からなる。別の実施形態では、プロセッサ210が受け取る情報は、接触が起こったかどうかを指し示すものである。例えば、もしプロセッサ210がx座標、y座標および圧力を含んだ情報を受け取れば、プロセッサ210は、接触が起こったことを決定するのにこの情報を使うことが可能であっても良い。別の実施形態では、プロセッサ210は、圧力情報の変化に基づいて接触が起こったかどうかを決定するのにプロセッサ210が使う圧力情報を周期的な間隔で受け取る。その他の実施形態では、もしプロセッサ210が受け取る圧力情報が閾値圧力よりも少なければ、プロセッサ210は接触が起こらなかったことを決定しても良く、もし圧力が閾値圧力以上であれば、プロセッサ210は接触が起こったことを決定しても良い。
【0032】
前述した通り、デバイス200との接触は、多数のやり方でなされることができる。例えば、接触は、単一の指、複数の指、または鉛筆のような1つ以上のオブジェクトによってタッチ感応ディスプレイ230となされることができる。一実施形態では、接触は、タッチ感応ディスプレイ230に物理的に接触することを含んでも良く、別の実施形態では、接触は、タッチ感応ディスプレイ230に物理的に接触することなくタッチ感応ディスプレイ230の上をオブジェクトで浮遊することを含んでも良い。よって、いくつかの実施形態では、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230との物理的接触に基づいて接触を決定することができ、その他の実施形態では、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230との近接かまたはタッチ感応ディスプレイ230の上を浮遊しているオブジェクトに基づいて接触を決定しても良い。
【0033】
デバイス200は、接触が起こったかどうかを決定するため、または接触に関連する情報を得るために、様々な技術を使っても良い。例えば、タッチ感応ディスプレイ230上またはその近くの温度が、接触が起こったかどうかを決定するために測定されても良い。よって、タッチ感応ディスプレイ230に近づいている指が検出されても良く、デバイス200を取り巻く周囲温度と近づいている指の温度の差に少なくとも一部は基づいて決定される。一実施形態では、デバイス200は、タッチ感応ディスプレイ230に近づいているオブジェクトに基づいて接触を検出するのに使われる1つ以上の静電容量性センサーからなる。デバイス200は、タッチ感応ディスプレイ230上の接触が起こったかどうかを少なくとも一部は決定するためかまたは接触に関連する情報を得るために使われることができる、赤外線LED、光検出器、画像センサー、光学的カメラ、またはそれらの組み合わせ、を含むがそれらに限定はされないその他のコンポーネンツからなっていても良い。よって、デバイス200は、タッチ感応ディスプレイ230が、タッチ感応ディスプレイ230上の接触を決定するかまたはそれを決定する際にプロセッサ210を補助することを許容する、あらゆる好適な技術を使っても良い。
【0034】
いくつかの実施形態では、デバイスは、ブロック320に示されたようにプロセッサ210が接触が起こったかどうかを決定するのに使うネットワークインターフェース250から情報を受け取っても良い。例えば、プロセッサ210は、別のデバイスと通信しているネットワークインターフェース250から情報を受け取っても良い。一実施形態では、別のデバイスと関連付けられたディスプレイが入力を受け取る時に別のデバイスがネットワークインターフェース250に情報を送っても良く、プロセッサ210は、別のデバイス上の入力に関連するネットワークインターフェース250からの情報を受け取っても良い。いくつかの実施形態では、プロセッサ210は、ネットワークインターフェースと通信している別のデバイスについてのネットワークインターフェース250からの周期的な情報を受け取っても良い。ネットワークインターフェース250が遠隔のタッチ感応表面と通信している一実施形態では、ネットワークインターフェース250は、タッチ感応表面から情報を受け取り、プロセッサ210に情報を送り、それをプロセッサ210が接触を決定するのに使う。もっと更なる実施形態では、別のマイクロプロセッサまたはコプロセッサのような別のコンポーネントが、接触を決定することとそのような情報をプロセッサ210に提供することに責任を負っていても良い。様々な実施形態では、メモリー220上に格納されプロセッサ210によって実行されたソフトウェアも、前述した様々な技術を実装することによってのように、接触が起こったかどうかを決定する際に使われても良い。
【0035】
方法300を再度参照すると、320で一旦接触が決定されると、方法300はブロック330に進む。ブロック330では、応答が決定される。前述した通り、一実施形態では、プロセッサ210は、ユーザがタッチ感応ディスプレイ230に接触する時にタッチ感応ディスプレイ230から信号を受け取り、信号は、タッチ感応ディスプレイ230上の接触のx、y位置および圧力を含む。この実施形態では、もしユーザがデバイス200のタッチ感応ディスプレイ230上に表示されたウェブページを閲覧しているのであれば、かつもしプロセッサ210が、ユーザが2つの指で実質的に同時にタッチ感応ディスプレイ230にタッチしていることを決定して2つの接触が決定され、ユーザが他の指よりもスクリーンの底部により近く位置する指でより多くの圧力を印加していることが決定されれば、プロセッサ210は、応答が、ウェブページをスクロールダウンするようにタッチ感応ディスプレイ230を更新することと、ページがウェブページをスクロールダウンしていることを指し示す触覚効果を出力すること、であるべきであることを決定する。代替的に、この実施形態では、プロセッサ210は、もしプロセッサ210がタッチ感応ディスプレイ230上の2つの実質的に同時の接触を検出し、スクリーンの頂部により近く位置する接触の圧力がスクリーンの底部により近く位置する接触の圧力よりも大きければ、応答が、ウェブページをスクロールアップするようにタッチ感応ディスプレイ230を更新することと、ページがウェブページをスクロールアップしていることを指し示す触覚効果を出力すること、であるべきであることを決定しても良い。
【0036】
いくつかの実施形態では、スクロールのレートまたは速度が、圧力に少なくとも一部は基づいている。例えば、スクロールレートは、2つの接触の間の圧力の差が増加するにつれて増加しても良い。一実施形態では、スクロールのレートに基づいて変動する周波数または大きさでデバイスを振動させることによってのような、スクロールのレートに対応する1つ以上の触覚効果が出力される。よって、いくつかの実施形態では、プロセッサ210が、もしあれば、ブロック330で指定されたように、応答を決定する。その他の実施形態では、タッチ感応ディスプレイ230が、もしあれば、応答を決定する。もっと更なる実施形態では、プロセッサ210、タッチ感応ディスプレイ230またはネットワークインターフェース250と通信している別のマイクロプロセッサまたはコプロセッサのような別のコンポーネントが、応答を決定することとそのような情報をプロセッサ210またはネットワークインターフェース250に提供することに責任を負っていても良い。様々な実施形態では、メモリー220上に格納されプロセッサ210によって実行されたソフトウェアも、接触が起こったかどうかを決定するのに使われても良い。
【0037】
プロセッサ210、タッチ感応ディスプレイ230またはその他のコンポーネントは、応答を決定する際に、接触を決定するために受け取った情報のいずれかまたは全部を使っても良い。よって、実施形態では、デバイス200のコンポーネンツまたはデバイス200と通信しているコンポーネンツまたはデバイス200と通信している別のデバイスのコンポーネンツが、位置データ、接触データ、相互作用データ、ジェスチャーデータ、持続時間データ、圧力データ、熱的データ、波形データ、静電容量性データ、赤外線データ、光検出データ、光学的データ、応答を決定するのに必要かまたは関係があるその他のデータ、を含むがそれらに限定はされない様々なデータ、を使っても良い。例えば、一実施形態では、2つの接触についての圧力データが、応答を決定するためにプロセッサ210によって使われる。別の実施形態では、タッチ感応ディスプレイ230が、応答を決定するために、接触の圧力を閾値圧力に対して比較しても良い。その他の実施形態では、1つ以上の接触に関する情報が、デバイス200によってネットワークインターフェース250を通して、もしあれば応答を決定して応答に関する情報をデバイス200に送り返す別のデバイスに送られる。
【0038】
プロセッサ210、タッチ感応ディスプレイ230またはその他のコンポーネントは、応答が必要であるかどうかと、もしそうであればどの応答であるべきかを決定するために、あらゆる数のやり方で受け取られた情報を使っても良い。例えば、一実施形態では、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230と関連付けられた画像が動かされるべきであることを決定しても良い。別の実施形態では、タッチ感応ディスプレイ230が、タッチ感応ディスプレイ230上のオブジェクトの色が変更されるべきであることを決定しても良い。その他の実施形態では、プロセッサ210が、1つ以上のアクチュエータが1つ以上の触覚効果を出力する必要があることを決定しても良い。様々な追加の応答が以下で説明される。
【0039】
いくつかの実施形態では、プロセッサ210、タッチ感応ディスプレイ230またはネットワークインターフェース250によって受け取られ得る持続時間データが、もしあれば、応答を決定するのに使われても良い。例えば、一実施形態では、プロセッサ210は、もし接触がタッチ感応ディスプレイ230に接触している時間の長さが閾値持続時間を超えれば、特定の応答を決定しても良い。その他の実施形態では、もし接触の持続時間が閾値持続時間より下であれば、応答が決定されても良い。プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230との2つ以上の接触の持続時間に基づいて、応答を決定しても良い。例えば、一実施形態では、もし第1の接触の持続時間が第2の接触の持続時間を超えれば、プロセッサ210が応答を決定しても良い。その他の実施形態では、もしタッチ感応ディスプレイ230との第1の接触の後の予め決められた時間内に第2の接触が起これば、応答が決定されても良い。例えば、一実施形態では、プロセッサ210が応答を決定するためには、第2の接触が第1の接触と実質的に同時でなければならない。
【0040】
いくつかの実施形態では、プロセッサ210、タッチ感応ディスプレイ230またはネットワークインターフェース250によって受け取られ得る位置データが、もしあれば、応答を決定するのに使われても良い。接触の位置は、あらゆる数のやり方で決定されても良い。例えば、タッチ感応ディスプレイ230が、デカルトxおよびy座標または極座標を使ってアドレス可能であっても良い。よって、一実施形態では、もし第1の接触の位置が第2の接触の第2の位置のx座標よりも大きなx座標を有していれば、デバイス200は、第1の位置が第2の位置よりも大きいことを決定しても良い。別の実施形態では、もし第1の接触の位置が第2の接触の第2の位置のy座標よりも大きなy座標を有していれば、デバイス200は、第1の位置が第2の位置よりも大きいことを決定しても良い。更にその他の実施形態では、各接触のxおよびy座標に基づいた式が、もしあればデバイス200の応答を決定するのに使われても良い。例えば、一実施形態では、接触がタッチ感応ディスプレイ230上の指定された位置から特定のエリアまたは距離内であるかどうかを決定するために、式sqrt(x2+y2)が使われても良い。別の実施形態では、接触がタッチ感応ディスプレイ230上の指定された座標から長方形内であるかどうかを決定するために、式x+2yが使われても良い。一実施形態では、デバイス200は、タッチ感応ディスプレイ230をセクションに論理的に分割することによって接触の位置を決定しても良い。例えば、デバイス200は、長方形のタッチ感応ディスプレイ230を3行と3列に論理的に分割し、よって、以下により詳細に説明されるように、図4に示されたような9個の接触セルを作り出しても良い。
【0041】
図4を再度参照すると、タッチ感応ディスプレイ230上のセクション「B」中の接触とセクション「F」中の実質的に同時の接触は、検出された接触に対する応答がタッチ感応ディスプレイ230上に表示されたページを北東方向にスクロールすることであることをデバイス200が決定することを引き起こしても良い。同様に、セクション「B」中の接触とセクション「D」中の接触は、検出された接触に対する応答がタッチ感応ディスプレイ230上に表示されたページを北西方向にスクロールすることであることをデバイス200が決定することを引き起こしても良い。一実施形態では、ページがタッチ感応ディスプレイ230上でスクロールされる速度は、1つ以上の接触の圧力かまたは複数の接触の間の圧力の差に基づいている。デバイス200は、1つ以上の触覚効果が、相互作用が検出されたこと、応答が起こっていること、またはページがスクロールしていることのような応答が完了されたことをユーザに喚起することであるべきであることを決定しても良い。一実施形態では、触覚効果は、ページがスクロールしている方向に依存して変動しても良い。
【0042】
例えば、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230との接触がなされる毎に触覚効果が出力されるべきであることを決定しても良い。よって、ユーザがセクション「B」と「F」に接触すると、プロセッサ210は、各接触に応答して触覚効果が出力されるべきであることを決定する。更に、一旦接触がスクロールジェスチャーのようなジェスチャーとして認識されると、プロセッサ210は、ジェスチャーと関連付けられた触覚効果を決定しても良い。
【0043】
別の実施形態では、プロセッサ210は、検出された接触または接触のシーケンスに対する応答が、タッチ感応ディスプレイ230上に表示された画像を更新することと触覚効果を出力することであることを決定しても良い。例えば、応答は、タッチ感応ディスプレイ230上に表示された画像が動かされたことであっても良い。一実施形態では、応答は、タッチ感応ディスプレイ230上に表示された画像が回転されたことであっても良い。例えば、図4を再度参照すると、もしセクション「B」、「D」および「F」が実質的に同時に接触されそれから解放され、それからセクション「B」、「D」および「H」が予め決められた期間内に接触されれば、タッチ感応ディスプレイ230上に表示された画像が反時計回り方向に回転されても良い。同様に、もしセクション「B」、「D」および「F」が実質的に同時に接触されそれから解放され、それからセクション「B」、「H」および「F」が0.1msまたは0.25msまたは0.5msのような予め決められた期間内に接触されれば、タッチ感応ディスプレイ230上に表示された画像が時計回り方向に回転されても良い。いくつかの実施形態では、応答は、画像がタッチ感応ディスプレイ230上で時計回りまたは反時計回り方向に回転されていることを指し示すために少なくとも1つの触覚効果が出力されることであっても良い。例えば、一実施形態では、プロセッサ210は、回転の方向に伝わるように知覚され得るかまたは画像が更に回転されると強度または周波数が増加し得る振動のような、画像の回転と関連付けられた触覚効果を決定しても良い。代替的に、プロセッサ210は、回転の方向に基づいて周波数が変動する非方向性振動効果を同定しても良い。例えば、一実施形態では、振動の周波数は、もし画像が時計回り方向に回転されれば増加されるかまたはもし画像が反時計回り方向に回転されれば減少されても良い。更に、プロセッサは、その開始向きまで戻る画像の回転に応答して出力される、飛び跳ねまたは揺すりのような触覚効果を決定しても良い。
【0044】
一実施形態では、応答は、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックスがズームインまたはズームアウトされることであっても良い。例えば、図4を更に参照すると、もしセクション「A」、「C」、「G」および「I」が実質的に同時に接触されれば、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックスがズームアウトされても良い。同様に、もしセクション「B」、「D」、「F」および「H」が実質的に同時に接触されれば、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックスがズームインされても良い。いくつかの実施形態では、プロセッサ210は、応答が、1つ以上のサウンドが出力される必要があることであることを決定しても良く、必要な信号をスピーカー270に出力できる。その他の実施形態では、応答は、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックスがズームアウトかまたはズームインされていることを指し示すために少なくとも1つの触覚効果が出力され得ることであっても良い。例えば、一実施形態では、プロセッサ210は、ズームがより大きければ強度または周波数が増加し得るかまたはズームレベルがより低ければ周波数または強度が減少し得る振動のような、画像のズームのレベルと関連付けられた触覚効果を決定しても良い。更に、プロセッサ210は、その開始向きまで戻る画像の回転に応答して出力される、飛び跳ねまたは揺すりのような触覚効果を決定しても良い。
【0045】
その他の実施形態では、応答は、タッチ感応ディスプレイ230上の1つ以上の接触の位置の変化に基づいて決定されても良い。例えば、プロセッサ210は、北方向に変化する第1の接触の位置と東方向に変化する第2の接触の位置に基づいて応答を決定しても良い。別の実施形態では、プロセッサ210は、西方向に動いている第1の接触と東方向に動いている第2の接触の位置に基づいて応答を決定しても良い。その他の実施形態では、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230上で第1の接触の位置が第2の接触の位置の反対方向に動いているかどうかに基づいて応答を決定することができる。
【0046】
いくつかの実施形態では、応答は、デバイス200との指定された相互作用に基づいて決定されても良い。相互作用は、1つ以上の接触に基づいたあらゆる数のアクションを含むことができる。例えば、一実施形態では、プロセッサ210は、相互作用が、タッチ感応ディスプレイ230上のグラフィックオブジェクトと対応する位置を有する第1の接触と、タッチ感応ディスプレイ230上のグラフィックオブジェクトと対応しない位置を有する第2の接触とを有するところの相互作用に基づいて、応答を決定しても良い。その他の実施形態では、相互作用は、タッチ感応ディスプレイ230上のグラフィックオブジェクトと対応する位置を有する2つの接触に基づいていても良い。様々な実施形態では、相互作用は、第1の接触の位置が第1のグラフィックオブジェクトと対応し、第2の接触の位置が第2のグラフィックオブジェクトと対応するところの、タッチ感応ディスプレイ230上の2つのグラフィックオブジェクトに基づいていても良い。
【0047】
その他の実施形態では、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230またはネットワークインターフェース250からプロセッサ210が受け取る様々なデータの組み合わせ、または位置の変化または相互作用のような1つ以上のファクターに基づいて、タッチ感応ディスプレイ230上の接触に対する応答を決定することができる。例えば、一実施形態では、応答は、タッチ感応ディスプレイ230上の1つ以上の接触の圧力と位置の両方に基づいて、プロセッサ210によって決定されることができる。別の実施形態では、プロセッサ210は、圧力及び相互作用に基づいて応答を決定することができる。例えば、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックの色が、グラフィックオブジェクトに対応する位置を有する第1の接触と、グラフィックオブジェクトに対応する位置を有しない第2の接触と、指定された圧力を有する第1の接触に基づいて、変更される必要があることを決定しても良い。その他の実施形態がここに記載されるが、更にその他の実施形態は当業者に明らかであろう。
【0048】
図3に示された実施形態を再度参照すると、ブロック330で指定されたように一旦応答が決定されると、プロセッサ210は、ブロック340で指定されたように信号を生成する。例えば、前述した一実施形態では、プロセッサ210は、ユーザがタッチ感応ディスプレイ230に接触する時にタッチ感応ディスプレイ230から信号を受け取り、信号は、タッチ感応ディスプレイ230上の接触のx、y位置および圧力のような、タッチ感応ディスプレイ230上の入力またはタッチ感応ディスプレイ230のステータスと関連付けられた情報を含む。この実施形態では、もしユーザがデバイス200のタッチ感応ディスプレイ230上に表示されたウェブページを閲覧しているのであれば、かつもしプロセッサ210が、ユーザが2つの指(即ち、2つの接触)で実質的に同時にタッチ感応ディスプレイ230にタッチしており、他の指よりもスクリーンの底部により近く位置する指でより多くの圧力を印加していることを決定すれば、プロセッサ210は、応答が、ウェブページをスクロールダウンするようにタッチ感応ディスプレイ230を更新することと、ページがウェブページをスクロールダウンしていることを指し示す触覚効果を出力すること、であるべきであることを決定する。この実施形態では、プロセッサ210は、ウェブページをスクロールダウンすることをタッチ感応ディスプレイ230に引き起こすように構成された第1の信号を生成し、プロセッサ210は、ページがウェブページをスクロールダウンしていることを指し示す触覚効果を出力することをアクチュエータ240に引き起こすように構成された第2の信号を生成する。
【0049】
いくつかの実施形態では、プロセッサ210は、応答を決定した後に、単一の信号を生成する。例えば、もしプロセッサ210が、タッチ感応ディスプレイ230が更新される必要があることを決定すれば、プロセッサ210は、表示信号を生成して信号をタッチ感応ディスプレイ230に送ることができ、それはタッチ感応ディスプレイ230と関連付けられたグラフィックスが更新されることを引き起こす。その他の実施形態では、プロセッサ210は、2つ、3つ、あるいはもっと多くの信号を生成する。例えば、一実施形態では、プロセッサ210は、図3に示された方法300のブロック330で決定された各応答について異なる信号を生成する。よって、もしタッチ感応ディスプレイ230が更新される必要があり、アクチュエータ240が第1の触覚効果を出力する必要があり、アクチュエータ260が第2の触覚効果を出力する必要があることが決定されれば、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230が更新されることを引き起こすように構成された第1の信号と、アクチュエータ240が触覚効果を出力することを引き起こすように構成された第2の信号と、アクチュエータ260が触覚効果を出力することを引き起こすように構成された第3の信号を生成しても良い。その他の実施形態では、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230、ネットワークインターフェース250、アクチュエータ240、アクチュエータ260、スピーカー270、デバイス200のその他のコンポーネンツ、デバイス200と通信しているその他のコンポーネンツまたはデバイス、またはそれらの組み合わせが、特定の機能を行うことを引き起こすように構成された1つ以上の信号を生成しても良い。
【0050】
一実施形態では、生成された信号は、触覚効果を出力すること、画像を表示すること、サウンドを演奏すること、またはメッセージを遠隔デバイスに送信することのような、指定された機能を行うためのデバイスまたはコンポーネントについてのコマンドを含む。別の実施形態では、生成された信号は、応答または応答の何らかの側面を決定するためにコマンドを受け取っているデバイスまたはコンポーネントによって使われるパラメータを含む。パラメータは、例えば、大きさ、周波数、持続時間、またはアクチュエータが触覚効果を決定する、触覚効果を出力する、またはその両方のために使うことができるその他のパラメータ、と関連する様々なデータを含んでも良い。例えば、一実施形態では、プロセッサ210は、アクチュエータ240が触覚効果を出力することを引き起こすように構成された信号を生成する。そのような実施形態では、信号は、アクチュエータ240が出力する触覚効果の強度として使う圧力パラメータを含んでも良い。例えば、一実施形態によると、アクチュエータ240が受け取る圧力パラメータが大きければ大きいほど、出力される触覚効果がより強くなる。よって、信号は、アクチュエータ、ディスプレイ、ネットワークインターフェース、スピーカー、または特定の応答の側面を決定するためのデバイスのその他のコンポーネントかまたはデバイスと通信しているその他のコンポーネントによって処理されるように構成されたデータを含んでも良い。
【0051】
図3を再度参照すると、ブロック340で指定されたように一旦信号が生成されると、方法300の次のステップは、ブロック350に示されたように信号を出力することである。例えば、前述した一実施形態では、プロセッサ210は、ウェブページをスクロールダウンすることをタッチ感応ディスプレイ230に引き起こすように構成された第1の信号を生成し、プロセッサ210は、ページがウェブページをスクロールダウンしていることを指し示す触覚効果を出力することをアクチュエータ240に引き起こすように構成された第2の信号を生成した。そのような実施形態では、プロセッサ210は、第1の信号をタッチ感応ディスプレイ230に出力し、第2の信号をアクチュエータ240に出力する。
【0052】
様々な実施形態では、プロセッサ210は、1つ以上の生成された信号をあらゆる数のデバイスに出力しても良い。例えば、プロセッサ210は、一つの生成された信号をタッチ感応ディスプレイ230に、別の生成された信号をネットワークインターフェース250に、そして別の生成された信号をアクチュエータ260に、出力しても良い。その他の実施形態では、プロセッサ210は、単一の生成された信号を複数のコンポーネンツまたはデバイスに出力しても良い。例えば、一実施形態では、プロセッサ210は、一つの生成された信号をアクチュエータ240とアクチュエータ260の両方に出力する、別の実施形態では、プロセッサ210は、一つの生成された信号をアクチュエータ240と、アクチュエータ260と、ネットワークインターフェース250に出力する。もっと別の実施形態では、プロセッサ210は、一つの生成された信号をアクチュエータ240とアクチュエータ260の両方に出力し、第二の生成された信号をタッチ感応ディスプレイ230に出力する。
【0053】
前述した通り、プロセッサ210は、1つ以上の信号をネットワークインターフェース250に出力しても良い。例えば、プロセッサ210は、デバイス200と通信している別のコンポーネントまたはデバイスにデータを送るようにネットワークインターフェース250に命令する信号をネットワークインターフェース250に出力しても良い。そのような実施形態では、ネットワークインターフェース250は、他のデバイスにデータを送っても良く、他のデバイスは他のデバイスと関連付けられたディスプレイを更新することのような機能を行っても良く、または他のデバイスは触覚効果を出力しても良い。よって、本発明の実施形態では、第2のデバイスが、第2のデバイスと通信している第1のデバイスとの相互作用に少なくとも一部は基づいて触覚効果を出力しても良い。その他の実施形態では、第2のデバイスは、例えば、第1のマルチ圧力タッチ感応入力デバイス200との相互作用に少なくとも一部は基づいて、第2のデバイスと関連付けられたディスプレイを更新すること、または第2のデバイスと関連付けられたスピーカーにサウンドを出力することのような、あらゆる数の機能を行っても良い。
【0054】
様々な実施形態では、プロセッサ210が信号をコンポーネントに出力した後に、コンポーネントは、コンポーネントが信号を受け取ったことを指し示す確認をプロセッサ210に送っても良い。例えば、一実施形態では、アクチュエータ260は、触覚効果を出力するためのコマンドをプロセッサ210から受け取っても良い。一旦アクチュエータ260がコマンドを受け取ると、アクチュエータ260は、コマンドがアクチュエータ260によって受け取られたことの確認応答をプロセッサ210に送っても良い。別の実施形態では、プロセッサ210は、コンポーネントが命令を受け取っただけではなくコンポーネントが応答を行ったことを指し示す完了データを受け取っても良い。例えば、一実施形態では、アクチュエータ240は、プロセッサ210から様々なパラメータを受け取っても良い。それらのパラメータに基づいて、アクチュエータ240は、触覚効果を出力し、アクチュエータ240がパラメータを受け取って触覚効果を出力したことを指し示す完了データをプロセッサ210に送っても良い。
【0055】
図3に示された方法300を実装し、図2に示されたデバイスに対して記載される、本発明の別の実施形態は、ペイント混合アプリケーションである。この実施形態では、ユーザは、第1の色を選択するために1つの指でタッチ感応ディスプレイ230に接触し、第2の色を選択するために第2の指でタッチ感応ディスプレイ230に接触する。この実施形態では、タッチ感応ディスプレイ230は、第2の色と混合された第1の色を表す第3の色を示す。例えば、もし第1の色が赤で第2の色が黄色であれば、タッチ感応ディスプレイ230上に示された第3の色はオレンジであっても良い。いくつかの実施形態では、第3の色の色合いが、第1または第2の指のどちらかの接触の圧力を増加するかまたは減少することによって変更されても良い。よって、第3の混合された色中に示された第1の色の量は、第1の接触の圧力の関数である。同様に、第3の混合された色中に示された第2の色の量は、第2の接触の圧力の関数である。よって、タッチ感応ディスプレイ230上に示された第3の混合された色は、第1の色、第1の圧力、第2の色、および第2の圧力の関数であり、それにより使われるべき新たな色を生成するための直感的なメカニズムを提供する。様々な実施形態では、1つ以上の触覚効果が、少なくとも1つの接触の印加された圧力に少なくとも一部は基づいて出力される。
【0056】
図3に示された方法300を実装する彫刻アプリケーションの実施形態が、図2に示されたデバイスに対して以下に記載される。一実施形態では、粘土の1ピースがタッチ感応ディスプレイ230上に表示される。ユーザは、タッチ感応ディスプレイ230に接触することによって、粘土と相互作用して粘土を成形することができる。例えば、もしユーザが、各々が粘土上の異なる位置と対応している、3つの指でタッチ感応ディスプレイ230に接触すれば、タッチ感応ディスプレイ230は、各位置において変形をもった粘土を示すように更新される。ユーザは、どのように実際の粘土が操作され得るかと同様のやり方で、粘土を更に成形するためのマルチタッチ、マルチ圧力ジェスチャーを行うことがさらに可能であっても良い。よって、ユーザは、タッチ感応ディスプレイ230上で粘土を成形し形成することが可能である。いくつかの実施形態では、接触の変形のレートは、ユーザが各指で印加している圧力または動きの速度の関数であっても良い。様々な実施形態では、1つ以上の触覚効果が、接触の印加された圧力に少なくとも一部は基づいて出力される。
【0057】
本発明の一実施形態は、図3に示された方法300を実装する質感ベースのアプリケーションに向けられている。この実施形態が、図2に示されたデバイスに対して記載される。この実施形態では、1つ以上の質感を表す画像が、タッチ感応ディスプレイ230上に表示される。ユーザは、1つ以上の指でタッチ感応ディスプレイに接触し、質感を表す画像に跨って1つ以上の指を引き摺ることができ、それに応答して、1つ以上の触覚効果が出力されても良い。例えば、一実施形態では、紙やすりの1ピースの画像が、タッチ感応ディスプレイ230上に表示される。この実施形態では、ユーザは、1つの指でタッチ感応ディスプレイ230に接触し、紙やすりの1ピースの画像が位置しているところのディスプレイ230の部分に沿って指を動かすことができる。それに応答して、触覚効果が紙やすりの1ピースに沿って指を実際に擦りつける感じをシミュレートするように、画像の質感を指し示す1つ以上の触覚効果が出力されても良い。いくつかの実施形態では、各接触の圧力に基づいた触覚効果が出力されても良い。よって、もしユーザが、タッチ感応ディスプレイ230上の接触の圧力を増加すれば、1つ以上の触覚効果の大きさも増加されても良く、またはタッチ感応表面の形状を変更することによってかまたはタッチ感応表面上の特徴を持ち上げることによってのように、ユーザの指とタッチ感応表面の間の摩擦が増加されても良い。従って、実施形態では、タッチ感応ディスプレイ230上に表示された1つ以上のオブジェクトの質感をシミュレートする1つ以上の触覚効果が、マルチタッチ、マルチ圧力接触またはジェスチャーに応答して出力されても良い。
【0058】
更なる実施形態では、キーボードの画像が、タッチ感応ディスプレイ230上に表示される。ユーザは、キーボード上のキーに対応する位置においてタッチ感応ディスプレイ230に接触することによってデバイスと相互作用することができる。いくつかの実施形態では、ユーザは、キーボード上でタイプするために複数の指を使っても良い。この実施形態では、触覚効果が、1つ以上の接触の圧力に基づいて出力されても良い。例えば、一実施形態では、触覚効果の大きさは、ユーザがタッチ感応ディスプレイ230に接触する圧力の関数である。よって、より激しく(即ち、より多くの圧力で)ユーザがタッチ感応ディスプレイ230に接触すればするほど、触覚効果がより強くなる。
【0059】
方法300のステップが特定の順序で示され記載されたが、本発明のその他の実施形態は、同じかまたは追加のステップからなっていても良く、あるいは図3に示されたステップを異なる順序かまたは平行して行っても良い。例えば、方法は、応答を決定する前に、複数のセンサー信号を受け取り、複数の接触を実質的に同時にかまたは順次に決定しても良い。
【0060】
接触を検出しそれに応答する描写的方法
ここで図5を参照すると、図5は、本発明の実施形態に従ったマルチ圧力タッチ感応入力デバイスにおいてアクチュエータ信号を出力する方法500に向けられたフローチャートを描く。図5の方法500の記載は、図2に示されたデバイス200と図6に示された例に対してなされる。
【0061】
図6A−6Cは、本発明の実施形態に従ったマルチ圧力タッチ感応入力デバイス200の動作を描く。本発明の実施形態は、ユーザが、マルチ接触マルチ圧力入力を使ってオブジェクトと相互作用することを許容しても良い。いくつかの実施形態では、オブジェクトは、ボタン、スクロールバー、ラジオボタン等のようなグラフィカルユーザオブジェクトであっても良い。いくつかの実施形態では、オブジェクトは、スクリーン上に表示されたあらゆるグラフィックオブジェクトまたは質感オブジェクトであっても良い。例えば、図6Aでは、グラフィックオブジェクトは水平板620を有するシーソー610であり、それはマルチ圧力タッチ感応入力デバイス200のタッチ感応ディスプレイ230上に表示されている。ユーザは、様々な位置において様々な圧力でタッチ感応ディスプレイ230に接触することによってシーソー610と相互作用する。
【0062】
図5に示された方法500は、プロセッサ210が第1と第2のセンサー信号を受け取る時にブロック510で始まる。例えば、ユーザがデバイス200と相互作用するにつれて、プロセッサ210は、もしユーザがシーソー610の左側と関連付けられたタッチ感応ディスプレイ230上の位置に接触すれば、第1の接触と関連する第1の圧力のような、情報を提供される。加えて、ユーザがデバイス200と相互作用するにつれて、プロセッサ210は、もしユーザがシーソー610の右側と関連付けられたタッチ感応ディスプレイ230上の位置に接触すれば、第2の接触と関連する第2の圧力のような、情報を提供される。センサー信号を受け取った後で、方法500はブロック520に進む。
【0063】
ブロック520では、プロセッサ210は、第1の接触の圧力が第2の接触の圧力よりも大きいかどうかを決定する。もし第1の接触の圧力が第2の接触の圧力よりも大きければ、方法500はブロック530に進み、そうでなければそれはブロック550に進む。
【0064】
ブロック530では、プロセッサ210が第1のアクチュエータ信号を生成する。図6に示された実施形態では、第1のアクチュエータ信号は、第1の圧力が第2の圧力よりも大きいので板620の左側が下に動かされているのをシミュレートする触覚効果をアクチュエータ240が出力することを引き起こすように構成されている。生成された信号は、データ、命令、または図3に示された実施形態に対して上述したパラメータのいくつかまたは全てからなることができる。例えば、一実施形態では、生成された信号は、第1のアクチュエータがより大きな圧力に基づいて触覚効果の強度を決定するのに使うパラメータを含む。別の実施形態では、生成されたアクチュエータ信号は、シーソー610の左側上の接触とシーソー610の右側上の接触の間の圧力の差に基づいたパラメータを含んでいても良い。更にその他の実施形態では、生成されたアクチュエータ信号は、シーソー610の左側がどれ程地面に近いかに関連する情報を含んでいても良い。図6に示された実施形態では、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230が図6Bに示されたようにディスプレイ上の画像を更新することを引き起こすように構成された別の信号を生成する。
【0065】
一旦プロセッサ210がブロック530に示されたように第1のアクチュエータ信号を生成すると、プロセッサ210は、ブロック540に示されるように第1のアクチュエータ信号を出力する。例えば、図6に示された実施形態では、プロセッサ210は、アクチュエータ信号をアクチュエータ240に出力する。プロセッサ210からの信号を受け取ることに応答して、アクチュエータ240は、所望の触覚効果を出力する。図6に示された実施形態では、プロセッサ210は別の信号も出力し、それは図6Bに示されたようにディスプレイが更新されることを引き起こす。
【0066】
ブロック550では、プロセッサ210は、第2のアクチュエータ信号を生成し、第2のアクチュエータ信号560をアクチュエータ260に出力する。この実施形態では、第2のアクチュエータ信号は、アクチュエータ260が所望の触覚効果を決定するのに使う大きさパラメータを含み、アクチュエータ260は触覚効果を出力する。例えば、図6に示された実施形態では、もし第1の圧力が第2の圧力よりも大きくなければ、プロセッサ210は、第1の圧力が第2の圧力よりも大きくないので板620の右側が下に動かされているのをシミュレートする触覚効果をアクチュエータ260が出力することを引き起こすように構成された第2のアクチュエータ信号を生成する。加えて、この実施形態では、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230が図6Cに示されたようにディスプレイ上の画像を更新することを引き起こすように構成された別の信号を生成する。プロセッサ210が第2のアクチュエータ信号と別の信号を生成した後で、プロセッサ210は、第2のアクチュエータ信号をアクチュエータ260に出力し、別の信号をタッチ感応ディスプレイ230に出力する。それに応答して、アクチュエータ260は所望の触覚効果を出力し、ディスプレイは図6Cに示されたようにディスプレイを更新する。
【0067】
よって、図6に示された実施形態では、板620の各側上の接触の圧力は、板620の各側に印加されている力と相関していても良い。もし圧力、即ちこの実施形態ではシミュレートされた力が、板620の一方側上で板620の他方側上よりも大きければ、タッチ感応ディスプレイ230は、より大きなシミュレートされた力の下にある側を優遇して板620が傾くことを指し示すように更新し、アクチュエータは、板620が対応する方向に傾いていることを指し示す触覚効果を出力する。一実施形態では、より大きなシミュレートされた力をもった側が傾く度合いは、接触の圧力の差に依存する。よって、シーソー610の板620は、圧力の差が図6Bにおいて程図6Cでは大きくないので、図6Bにおいて程多くは図6Cでは傾かない。更には、そのような実施形態では、圧力の差が図6Bにおいて程図6Cでは大きくないので、図6Bにおける触覚効果出力が図6Cにおける触覚効果出力よりも強くても良い。
【0068】
図5に示された方法500を実装し、図2に示されたデバイスに対して記載される、本発明の別の実施形態は、スノーボードアプリケーションである。この実施形態では、ユーザは、2つの指でタッチ感応ディスプレイ230に接触することによってデバイス200と相互作用することができる。接触の圧力が、スノーボードを操縦するのに使われても良い。例えば、もしスノーボーダーが最初タッチ感応ディスプレイ230の中央に示されていれば、スクリーンの左側上のユーザの指がその接触圧力を増加する時に、スノーボーダーが左に動く。あるいは、もしスクリーンの右側上の接触の圧力が増加されるかまたはスクリーンの左側上の接触の圧力よりも大きければ、スノーボーダーが右に動いても良い。
【0069】
いくつかの実施形態では、1つ以上の接触の圧力が、ターンするレートを決定するのに使われても良い。例えば、一実施形態では、接触の圧力の増加は、ターンの増加されたレートに結果としてなる。その他の実施形態では、1つ以上の接触の圧力が、方向とターンするレートの両方を決定するのに使われる。例えば、実施形態では、1つの接触の圧力がスノーボーダーの方向(即ち、左か右)を決定し、別の接触の圧力がターンするレートを決定する。この実施形態では、スノーボーダーの方向は、閾値圧力の関数であっても良い。よって、もしスノーボーダーの方向と関連付けられた接触の圧力が閾値圧力よりも大きければ、スノーボーダーは右に動いても良い。もしスノーボーダーの方向と関連付けられた接触の圧力が閾値圧力よりも小さければ、スノーボーダーは左に動いても良い。更には、この実施形態では、ターンするレートが圧力の関数であっても良い。よって、ターンするレートと関連付けられた接触の圧力の増加は、スノーボーダーのターンするレートの増加に結果としてなっても良い。同様に、ターンするレートと関連付けられた接触の圧力の減少は、スノーボーダーのターンするレートの減少に結果としてなっても良い。
【0070】
実施形態では、1つ以上の触覚効果がまた、方向またはターンするレート、またはその両方をユーザに指し示すために、1つ以上の接触の圧力に少なくとも一部は基づいて出力されても良い。例えば、一実施形態では、スノーボーダーが左に動いていることを指し示す触覚効果が出力されても良く、スノーボーダーが右に動いていることを指し示す別の触覚効果が出力されても良い。例えば、振動がデバイスの右側上に出力されても良く、または振動がデバイスの左側上に出力され、スノーボーダーのターンのレートに対応するレートでデバイスの右側に動いても良い。別の実施形態では、振動の周波数または大きさを増加するかまたは減少することによってのように、スノーボーダーのターンするレートが増加していることを指し示す触覚効果が出力されても良く、スノーボーダーのターンするレートが減少していることを指し示す別の触覚効果が出力されても良い。
【0071】
接触を検出しそれに応答する描写的方法
ここで図7を参照すると、図7は、本発明の実施形態に従った図2に示されたようなマルチ圧力タッチ感応入力デバイス200の動作を描く。図7に示された実施形態に対して、ユーザが仮想キーボード710をプレイするにつれて触覚フィードバックを提供するために、図5の方法が採用されても良い。図7に示された実施形態では、ピアノのキーがタッチ感応ディスプレイ230上に表示されている。キーボードの「C」音と対応するタッチ感応ディスプレイ230の位置をユーザがタッチするのに応答して、デバイス200は、オーディオ信号を生成してオーディオ信号をスピーカー270に送信することによって、「C」音と対応する周波数を有するサウンドを出力する。同様に、「C」、「E」および「G」音と対応するタッチ感応ディスプレイ230上の位置を実質的に同時にユーザがタッチするのに応答して、デバイス200は、異なるオーディオ信号を生成してそれをスピーカー270に送信することによって、「C−E−G」コードと対応する周波数を有するサウンドを出力する。
【0072】
別の実施形態では、ユーザは、「C」、「E」および「G」音と対応するタッチ感応ディスプレイ230上の位置を一方の手でタッチしても良く、実質的に同時にユーザは、「D」、「F」および「A」音と対応するタッチ感応ディスプレイ230上の位置をもう一方の手でタッチしても良い。それに応答して、デバイス200は、「C−E−G」コードと対応する周波数を有するサウンドと「D−F−A」コードと対応する周波数を有するサウンドを出力しても良い。いくつかの実施形態では、デバイス200は、特定のコードかまたはコードの組み合わせ、またはその両方がユーザによって押されていることをユーザに喚起するために1つ以上の触覚効果を出力しても良い。例えば、どのコードがプレイされているかを指し示す1つ以上の触覚効果が出力されても良い。そのような実施形態では、もしユーザが「C−E−G」コードをプレイすれば1つの触覚効果が出力され、もしユーザが「D−F−A」コードをプレイすれば異なる触覚効果が出力される。よって、難聴のユーザまたはデバイス上のサウンドをミュートしたいユーザが、シミュレートされたピアノ710を演奏する練習をし、デバイス200によって出力された1つ以上の触覚効果に基づいてどのコードが演奏されているのか決定することができる。別の実施形態では、ユーザがシミュレートされたキーボード710上の様々な接触の圧力をそれぞれ増加または減少するにつれて、デバイス200によって出力された1つ以上の触覚効果の強度が増加または減少されても良い。よって、ユーザは、ユーザが演奏したい様々な音と対応するタッチ感応ディスプレイ230上の位置を押すことによってキーボードを演奏することをシミュレートすることができ、ユーザが押す 音または複数の音を指し示す触覚フィードバックを受け取ることができる。
【0073】
一実施形態では、プロセッサ210は、与えられた曲についてユーザが正しい音を正しいタイミングでプレイしているかどうかを決定するソフトウェアを実行する。例えば、特定の曲については、「C」および「E」音が同時にプレイされる必要があっても良く、同時にプレイされた「D」、「F」および「A」音がそれに続く。もしユーザが誤って「C」および「E」音の代りに「C」および「F」音を押すと、デバイス200は、間違った音がプレイされたことをユーザに喚起する触覚効果を出力しても良い。同様に、もしユーザが正しく「C」および「E」音を同時にプレイし、「D」、「F」および「A」音を同時だが誤ったタイミングでプレイすれば、(即ち、音が速すぎるか遅すぎるようにプレイされる)、デバイス200は、それらのタイミングが間違っていたことをユーザに喚起する異なる触覚効果を出力しても良い。
【0074】
別の実施形態では、第1のマルチ圧力タッチ感応入力デバイス200が第2のマルチ圧力タッチ感応入力デバイス200と通信している。この実施形態では、第1のデバイス200のタッチ感応ディスプレイ230は、第2のデバイス200のタッチ感応ディスプレイ230ど同じ情報を表示しても良い。例えば、両方のデバイスが、図7に示されたようなキーボードを表示しても良い。第1のデバイス200と相互作用しているユーザが曲の一部分を演奏することが想定され、第2のデバイス200と相互作用している別のユーザが曲の別の部分を演奏することが想定されるように、第1のデバイス200のプロセッサ210と第2のデバイス200のプロセッサ210は、各それぞれのデバイスのメモリー220上のソフトウェアを実行しても良い。一実施形態では、もし第1のユーザが誤って第1のデバイス200上の音をプレイすると、第1のデバイス200によって触覚効果が出力される。別の実施形態では、もし第1のユーザが誤って第1のデバイス200上の音をプレイすると、第1のデバイスは、触覚効果を出力するために第2のデバイスにコマンドまたは命令を送り、第2のデバイスが触覚効果を出力する。もっと別の実施形態では、もし第1のユーザが誤って第1のデバイス200上の音をプレイすると、第1のデバイス200は、第1のユーザがプレイした間違った音に関するデータを第2のデバイス200に送り、第2のデバイス200は、もしあれば触覚効果が、第2のデバイス200上かまたは第1のデバイス200上で、またはその両方で、出力される必要があるかどうかを決定する。
【0075】
接触を検出しそれに応答する描写的方法
ここで図8を参照すると、図8は、本発明の実施形態に従ったマルチ圧力タッチ感応入力デバイス200においてアクチュエータ信号を出力する方法800に向けられたフローチャートを描く。図8の方法800の記載は、図2に示されたデバイス200と図9に示された例に対してなされる。
【0076】
図8に示された方法は、グラフィックオブジェクトが表示された時に、ブロック810で始まる。例えば、図9では、グラフィックオブジェクト910がタッチ感応ディスプレイ230上に表示される。グラフィックオブジェクトを表示した後で、方法800はブロック820に進む。
【0077】
ブロック820では、第1の接触と第2の接触が受け取られる。例えば、図9に示された実施形態では、ユーザは、指でタッチ感応ディスプレイ230に接触することによってデバイス200と相互作用することができる。この実施形態では、ユーザがデバイス200と相互作用するにつれて、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230上の第1の指からの第1の接触と関連付けられた、第1のx、y座標および第1の圧力のような情報を提供される。加えて、ユーザがデバイス200と相互作用するにつれて、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230上の第2の指からの第2の接触と関連付けられた、第2のx、y座標および第2の圧力のような情報を提供される。いくつかの実施形態では、タッチ感応ディスプレイ上の第1の接触と第2の接触は、プロセッサ210が第1の接触と第2の接触の情報を受け取るために、実質的に同時に起こる必要があっても良い。
【0078】
一旦第1の接触と第2の接触が受け取られれば、方法800はブロック830に進む。ブロック830では、第1の接触がグラフィックオブジェクトに対応する位置にあるかどうかについての決定がなされる。例えば、図9に示された実施形態では、もし第1の接触の位置が、グラフィックオブジェクト910がタッチ感応ディスプレイ230上に表示された位置に対応すれば、プロセッサ210は、第1の接触がグラフィックオブジェクト上の接触であることを決定する。しかしながら、この実施形態では、もし第1の接触の位置が、グラフィックオブジェクト910がタッチ感応ディスプレイ230上に表示された位置に対応しなければ、プロセッサ210は、第1の接触がグラフィックオブジェクト上ではないことを決定する。もし第1の接触がグラフィックオブジェクト上であれば、方法800はブロック840に進み、そうでなければ、それはブロック865に進む。
【0079】
ブロック840では、第2の接触がグラフィックオブジェクトに対応する位置にあるかどうかについての決定がなされる。例えば、図9では、もし第2の接触の位置が、グラフィックオブジェクト910がタッチ感応ディスプレイ230上に表示された位置に対応すれば、プロセッサ210は、第2の接触がグラフィックオブジェクト上の接触であることを決定する。しかしながら、この実施形態では、もし第2の接触の位置が、グラフィックオブジェクト910がタッチ感応ディスプレイ230上に表示された位置に対応しなければ、プロセッサ210は、第2の接触がグラフィックオブジェクト上ではないことを決定する。もし第2の接触がグラフィックオブジェクト上であれば、方法800はブロック845に進み、そうでなければ、それはブロック855に進む。
【0080】
ブロック845では、プロセッサ210が第1のアクチュエータ信号を生成する。例えば、図9では、もし第1の接触がグラフィックオブジェクト910上であり第2の接触もまたグラフィックオブジェクト910上であれば、プロセッサ210は、応答が、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910のサイズを拡大することであることを決定する。加えて、この実施形態では、プロセッサ210は、応答が、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910のサイズが拡大されていることを指し示す触覚効果を出力することであることを決定する。この実施形態では、プロセッサ210は、増加する周波数または強度の振動のような、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910のサイズが拡大されていることを指し示す触覚効果を出力することをアクチュエータ240に引き起こすように構成された第1のアクチュエータ信号を生成する。加えて、プロセッサ210は、飛び跳ねまたは揺すりのような、オブジェクト上の2つの接触を指し示すための触覚効果からまたなる第1のアクチュエータ信号を生成しても良い。加えて、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910のサイズを拡大することをタッチ感応ディスプレイ230に引き起こすように構成されたディスプレイ信号を生成する。
【0081】
依然として図9を参照してブロック845を参照すると、一実施形態では、プロセッサ210は、もし第1の接触の圧力が閾値圧力よりも大きければ、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910のサイズが拡大される必要があることを決定する。そうでなければ、この実施形態では、プロセッサ210は、応答が必要無いことを決定しても良い。別の実施形態では、プロセッサ210は、第2の接触の圧力が閾値圧力の下になるまでタッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910のサイズが拡大される必要があることを決定する。
【0082】
一旦ブロック845に示されたように第1のアクチュエータ信号が生成されると、プロセッサ210は、ブロック850に示されたように第1のアクチュエータ信号を出力する。例えば、図9に示された実施形態では、プロセッサ210は、生成された第1のアクチュエータ信号をアクチュエータ240に出力する。アクチュエータ240は、プロセッサ210から第1のアクチュエータ信号を受け取り、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910のサイズが拡大されていることを指し示す触覚効果を出力する。加えて、図9に示された実施形態では、プロセッサ210は、生成されたディスプレイ信号をタッチ感応ディスプレイ230に出力し、タッチ感応ディスプレイ230は、タッチ感応ディスプレイ230上に示されたグラフィックオブジェクト910のサイズを更新する。
【0083】
ブロック855では、プロセッサ210が第2のアクチュエータ信号を生成する。例えば、図9では、もし第1の接触がグラフィックオブジェクト910上であり第2の接触がグラフィックオブジェクト910上でなければ、プロセッサ210は、応答が、グラフィックオブジェクト910の色を変化させることであることを決定する。加えて、この実施形態では、プロセッサ210は、応答が、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910の色が変化していることを指し示す触覚効果を出力することであることを決定する。例えば、プロセッサ210は、色が変化する毎に飛び跳ねまたは揺すり効果が出力されるべきであることを決定しても良い。この実施形態では、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910の色が変化していることを指し示す触覚効果を出力することをアクチュエータ260に引き起こすように構成された第2のアクチュエータ信号を生成する。加えて、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910の色を変化させることをタッチ感応ディスプレイ230に引き起こすように構成されたディスプレイ信号を生成する。
【0084】
依然として図9を参照してブロック855を参照すると、一実施形態では、プロセッサ210は、もし第1の接触の圧力が閾値圧力よりも大きければ、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910の色が変化させられる必要があることを決定する。そうでなければ、この実施形態では、プロセッサ210は、応答が必要無いことを決定しても良い。別の実施形態では、プロセッサ210は、第2の接触の圧力が閾値圧力の下になるまでタッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910の色が変化させられる必要があることを決定する。例えば、グラフィックオブジェクト910の色は、第2の接触の圧力が閾値圧力の下になるまで、予め決められた時間間隔で黄から緑に更に青に変化しても良い。一実施形態では、グラフィックオブジェクト910の色は、圧力に基づいて変化する。例えば、グラフィックオブジェクト910の色は、第1の接触の圧力が増加するにつれて、赤から黄に更に緑に更に青に変化しても良い。
【0085】
一旦ブロック855に示されたように第2のアクチュエータ信号が生成されると、プロセッサ210は、ブロック860に示されたように第2のアクチュエータ信号を出力する。例えば、図9に示された実施形態では、プロセッサ210は、生成された第2のアクチュエータ信号をアクチュエータ260に出力する。アクチュエータ260は、プロセッサ210から第2のアクチュエータ信号を受け取り、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910の色が変化させられていることを指し示す触覚効果を出力する。加えて、図9に示された実施形態では、プロセッサ210は、生成されたディスプレイ信号をタッチ感応ディスプレイ230に出力し、タッチ感応ディスプレイ230は、タッチ感応ディスプレイ230上に示されたグラフィックオブジェクト910の色を更新する。
【0086】
もし第1の接触がグラフィックオブジェクトに対応する位置にはなかったことがブロック830で決定されたならば、方法はブロック865に進む。ブロック865では、第2の接触がグラフィックオブジェクトに対応する位置にあるかどうかについての決定がなされる。例えば、図9では、もし第2の接触の位置が、グラフィックオブジェクト910がタッチ感応ディスプレイ230上に表示された位置に対応すれば、プロセッサ210は、第2の接触がグラフィックオブジェクト上の接触であることを決定する。しかしながら、この実施形態では、もし第2の接触の位置が、グラフィックオブジェクト910がタッチ感応ディスプレイ230上に表示された位置に対応しなければ、プロセッサ210は、第2の接触がグラフィックオブジェクト上ではないことを決定する。もし第2の接触がグラフィックオブジェクト上であれば、方法800はブロック870に進み、そうでなければ、それはブロック880に進む。
【0087】
ブロック870では、プロセッサ210が第3のアクチュエータ信号を生成する。例えば、図9では、もし第1の接触がグラフィックオブジェクト910上ではなく第2の接触がグラフィックオブジェクト910上であれば、プロセッサ210は、応答が、グラフィックオブジェクト910がタッチ感応ディスプレイ230上に表示された位置を動かすことであることを決定する。加えて、この実施形態では、プロセッサ210は、応答が、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910の位置が変化していることを指し示す触覚効果を出力することであることを決定する。この実施形態では、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910の位置が変化していることを指し示す触覚効果を出力することをアクチュエータ240に引き起こすように構成された第3のアクチュエータ信号を生成する。加えて、プロセッサ210は、グラフィックオブジェクト910がタッチ感応ディスプレイ230上に表示された位置を変化させることをタッチ感応ディスプレイ230に引き起こすように構成されたディスプレイ信号を生成する。
【0088】
依然として図9を参照してブロック870を参照すると、一実施形態では、プロセッサ210は、もし第1の接触の圧力が閾値圧力よりも大きければ、応答は、グラフィックオブジェクト910を上向き方向に動かすことであることを決定する。もし第1の接触の圧力が閾値圧力より小さければ、応答は、グラフィックオブジェクト910を下向き方向に動かすことである。いくつかの実施形態では、もし第2の接触の圧力が閾値圧力よりも大きければ、応答は、グラフィックオブジェクトを左に動かすことである。もし第2の接触の圧力が閾値圧力より小さければ、応答は、グラフィックオブジェクト910を右に動かすことである。いくつかの実施形態では、応答は、第1の圧力と第2の圧力の両方に基づいて決定されても良い。例えば、一実施形態では、第1の圧力と第2の圧力に基づいてグラフィックオブジェクト910の位置を上向きと左の両方に動かすことであっても良い。別の実施形態では、グラフィックオブジェクト910の位置は、接触の位置の変化に基づいて変化させられても良い。よって、もし第1の接触の位置が上向き方向に動けば、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910の位置もまた上向き方向に動かされても良い。一実施形態では、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910の位置および色またはサイズの両方が、第1の接触と第2の接触の両方の位置および圧力に基づいて変化させられても良い。
【0089】
一旦ブロック870に示されたように第3のアクチュエータ信号が生成されると、プロセッサ210は、ブロック875に示されたように第3のアクチュエータ信号を出力する。例えば、上述したいくつかの実施形態では、プロセッサ210は、生成された第3のアクチュエータ信号をアクチュエータ240に出力する。アクチュエータ240は、プロセッサ210から第3のアクチュエータ信号を受け取り、グラフィックオブジェクト910がタッチ感応ディスプレイ230上に表示された位置が変化させられていることを指し示す触覚効果を出力する。加えて、図9に対して示された実施形態では、プロセッサ210は、生成されたディスプレイ信号をタッチ感応ディスプレイ230に出力し、タッチ感応ディスプレイ230は、タッチ感応ディスプレイ230上に示されたグラフィックオブジェクト910の位置を更新する。
【0090】
ブロック880では、プロセッサ210が第4のアクチュエータ信号を生成する。例えば、図9では、もし第1の接触がグラフィックオブジェクト910上ではなく第2の接触がグラフィックオブジェクト910上でなければ、プロセッサ210は、応答が、グラフィックオブジェクト910のサイズを減少することであることを決定する。加えて、この実施形態では、プロセッサ210は、応答が、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910のサイズが減少させられていることを指し示す触覚効果を出力することであることを決定する。この実施形態では、プロセッサ210は、減少する周波数または強度の振動のような、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910のサイズが減少させられていることを指し示す触覚効果を出力することをアクチュエータ260に引き起こすように構成された第4のアクチュエータ信号を生成する。加えて、プロセッサ210は、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910のサイズを減少させることをタッチ感応ディスプレイ230に引き起こすように構成されたディスプレイ信号を生成する。
【0091】
依然として図9を参照してブロック880を参照すると、一実施形態では、プロセッサ210は、もし第1の接触の位置の変化が右向き方向であり第2の接触の位置の変化が左向き方向であれば、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910のサイズが減少させられる必要があることを決定する。別の実施形態では、プロセッサ210は、もし第1の接触の位置の変化が第2の接触の位置の変化の反対方向であり、第1と第2の接触がお互いにより近くに来るように第1と第2の接触の位置が変化していれば、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910のサイズが減少させられる必要があることを決定する。一実施形態では、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910のサイズを減少させることに加えて、プロセッサは、第1の接触の圧力、第2の接触の圧力、またはその両方に基づいて、グラフィックオブジェクト910の色が変化させられる必要があるかまたはグラフィックオブジェクト910の位置が動かされる必要があるという応答を決定しても良い。
【0092】
一旦ブロック880に示されたように第4のアクチュエータ信号が生成されると、プロセッサ210は、ブロック885に示されたように第4のアクチュエータ信号を出力する。例えば、図9に対して上述したいくつかの実施形態では、プロセッサ210は、生成された第4のアクチュエータ信号をアクチュエータ260に出力する。アクチュエータ260は、プロセッサ210から第4のアクチュエータ信号を受け取り、タッチ感応ディスプレイ230上に表示されたグラフィックオブジェクト910のサイズが減少させられていることを指し示す触覚効果を出力する。加えて、図9に示された実施形態では、プロセッサ210は、生成されたディスプレイ信号をタッチ感応ディスプレイ230に出力し、タッチ感応ディスプレイ230は、タッチ感応ディスプレイ230上に示されたグラフィックオブジェクト910のサイズを更新する。
【0093】
図8に示された方法800を実装し、図2に示されたデバイスに対して記載される、本発明の別の実施形態は、ネットワーク化アプリケーションである。この実施形態では、2つのマルチ圧力タッチ感応入力デバイス200が、それぞれのネットワークインターフェース250を使ってお互いと通信している。例えば、一実施形態では、デバイス200はインターネット上でお互いと通信する。別の実施形態では、通信は無線ネットワーク上であっても良い。
【0094】
様々な実施形態では、1つ以上の触覚効果が、1つのデバイス上の2つ以上の接触と別のデバイス上の2つ以上の接触に基づいて出力されても良い。例えば、2つのデバイス200がお互いと通信していても良く、1つのデバイス200のユーザが、第1の指でディスプレイ230上の第1の位置をタッチしても良く、第2の指でディスプレイ230上の第2の位置をタッチしても良い。同様に、第2のデバイス200のユーザが、第1の指でディスプレイ230上の第1の位置をタッチしても良く、第2の指でディスプレイ230上の第2の位置をタッチしても良い。一実施形態では、第1のデバイス上の第1の接触の位置が第2のデバイス上の第1の接触の位置と実質的に対応し、第1のデバイス上の第2の接触の位置が第2のデバイス上の第2の接触の位置と実質的に対応し、それから応答が起こっても良い。例えば、一実施形態では、応答は、ファイル、ウェブサイト、アプリケーション等へのアクセスがどちらか一方かまたは両方のユーザに許可されたということであっても良い。実施形態では、応答は、アクセスが許可されたことまたは各デバイス上の両方の接触の位置が実質的に同じ位置にあることを指し示す1つ以上の触覚効果を含んでいても良い。その他の実施形態では、もし接触のいずれかが実質的に同様の位置になければ少なくとも1つの接触がマッチしないことを指し示す1つ以上の触覚効果が、どちらかのデバイスか又は両方のデバイスに出力されても良い。
【0095】
いくつかの実施形態では、1つ以上の触覚効果が、第1のデバイス上の接触の圧力と第2のデバイス上の接触の圧力に基づいて出力されても良く、ここで第1のデバイスと第2のデバイスはお互いと通信している。例えば、2つ以上のデバイスがお互いと通信しているレスリングアプリケーションでは、デバイスの1つのユーザは、1つの位置において第1の圧力でタッチ感応ディスプレイ230に接触しても良い。別のデバイスのユーザは、第1のデバイスのディスプレイ上の第1の位置に対応する第2の位置において第2の圧力でタッチ感応ディスプレイ230に接触しても良い。この実施形態では、1つ以上の触覚効果が、接触の圧力に基づいてどちらかのデバイスまたは両方のデバイス上に出力されても良い。例えば、一実施形態では、もし第1のデバイス上の第1の接触の圧力が第2のデバイス上の第2の接触の圧力よりも大きければ、第1のユーザが第2のユーザよりも強くパンチしていることを指し示す触覚効果が第2のデバイス上に出力されても良い。別の実施形態では、もし第2のデバイス上の第2の接触の圧力が第1のデバイス上の第1の接触の圧力よりも大きければ、第2のユーザが第1のユーザよりも強くプッシングまたはグラップリングしていることを指し示す触覚効果が第1のデバイス上に出力されても良く、第2のユーザが現在試合に勝っていることを指し示す別の触覚効果が第2のデバイス上に出力されても良い。
【0096】
一実施形態では、1つ以上の触覚効果が、別のデバイスと通信しているデバイスに出力されても良い。例えば、タッチ感応移動電話のような第1のデバイスが、1つ以上のアクチュエータを有する装着可能なアームストラップのような第2のデバイスと通信していても良い。タッチ感応移動電話上の様々なマルチタッチ、マルチ圧力相互作用に応答して、電話は1つ以上の作動コマンドをアームストラップに送っても良い。実施形態では、アームストラップは、1つ以上の作動コマンドを受け取り、それに応答して、1つ以上の触覚効果を出力する。よって、実施形態では、1つ以上の触覚効果を出力するために触覚効果生成デバイスが使われても良い。触覚効果生成デバイスは、マルチタッチ、マルチ圧力接触を受け取るタッチ感応デバイスとは別であることができる。
【0097】
一般
ここでの方法とシステムは、様々なマシーン上で実行されるソフトウェアの観点で記載されたが、方法とシステムはまた、特定に様々な方法を実行するための、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)のような、特定に構成されたハードウェアとして実装されても良い。例えば、図1−2を再度参照すると、実施形態は、デジタル電子回路で、またはコンピューターハードウェア、ファームウェア、ソフトウェアで、またはそれらの組み合わせで、実装されることができる。一実施形態では、デバイスは、1つのプロセッサまたは複数のプロセッサからなっていても良い。プロセッサは、プロセッサに結合されたランダムアクセスメモリー(RAM)のような、コンピューター読み取り可能な媒体からなる。プロセッサは、画像を編集するための1つ以上のコンピュータープログラムを実行することのように、メモリー中に格納されたコンピューター実行可能なプログラム命令を実行する。そのようなプロセッサは、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP),アプリケーション特定集積回路(ASIC)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGAs)およびステートマシーンからなっていても良い。そのようなプロセッサは、PLCsのようなプログラム可能な電子デバイス、プログラム可能な割り込みコントローラ(PICs)、プログラム可能な論理デバイス(PLDs)、プログラム可能なリードオンリーメモリー(PROMs)、電子的にプログラム可能なリードオンリーメモリー(EPROMsまたはEEPROMs)、またはその他の同様なデバイスから更になっていても良い。
【0098】
そのようなプロセッサは、プロセッサによって実行された時に、ここにプロセッサによって行われるかまたは支援されるように記載されたステップをプロセッサが行うことを引き起こすことができる命令を格納し得る媒体、例えばコンピューター読み取り可能な媒体、からなっていても良く、またはそれと通信していても良い。コンピューター読み取り可能な媒体の実施形態は、ウェブサーバー中のプロセッサのようなプロセッサにコンピューター読み出し可能な命令を提供することが可能な電子的、光学的、磁気的またはその他の格納デバイスからなっていても良いが、それらに限定はされない。媒体のその他の例は、フロッピー(登録商標)ディスク、CD−ROM、磁気ディスク、メモリーチップ、ROM、RAM、ASIC、構成されたプロセッサ、全光学的媒体、全磁気的テープまたはその他の磁気的媒体、またはそれからコンピュータープロセッサが読み出すことができるあらゆるその他の媒体からなるが、それらに限定はされない。記載されたプロセッサと処理は、1つ以上の構造にあっても良く、1つ以上の構造を通して分散されていても良い。プロセッサは、ここに記載された方法(または方法の部分)の1つ以上を行うためのコードからなっていても良い。
【0099】
発明のいくつかの実施形態の前述の記載は、描写と記載の目的のためだけに提示されており、網羅的であることや、開示されたその通りの形に発明を限定することは意図されていない。その多数の変形および適応が、発明の精神と範囲から逸脱することなく当業者には明らかであろう。
【0100】
ここでの「一実施形態」または「実施形態」への言及は、実施形態との関係で記載された特定の特徴、構造、動作、またはその他の特性が、発明の少なくとも1つの実装に含まれていても良いことを意味する。発明は、そのように記載された特定の実施形態に制約はされない。明細書の様々な場所における「一実施形態では」または「実施形態では」という言回しの出現は、必ずしも同じ実施形態を指さない。「一実施形態」との関係でこの明細書に記載されたあらゆる特定の特徴、構造、動作、またはその他の特性は、あらゆるその他の実施形態に対して記載されたその他の特徴、構造、動作、またはその他の特性と組み合わされても良い。
図1
図2
図3
図4
図5
図6A
図6B
図6C
図7
図8
図9