特許第6553231号(P6553231)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6553231
(24)【登録日】2019年7月12日
(45)【発行日】2019年7月31日
(54)【発明の名称】脊椎インプラントシステム
(51)【国際特許分類】
   A61F 2/44 20060101AFI20190722BHJP
【FI】
   A61F2/44
【請求項の数】12
【外国語出願】
【全頁数】22
(21)【出願番号】特願2018-47842(P2018-47842)
(22)【出願日】2018年3月15日
(62)【分割の表示】特願2016-545320(P2016-545320)の分割
【原出願日】2014年11月20日
(65)【公開番号】特開2018-110911(P2018-110911A)
(43)【公開日】2018年7月19日
【審査請求日】2018年3月26日
(31)【優先権主張番号】14/151,007
(32)【優先日】2014年1月9日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】506298792
【氏名又は名称】ウォーソー・オーソペディック・インコーポレーテッド
(74)【代理人】
【識別番号】100140109
【弁理士】
【氏名又は名称】小野 新次郎
(74)【代理人】
【識別番号】100118902
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 修
(74)【代理人】
【識別番号】100106208
【弁理士】
【氏名又は名称】宮前 徹
(74)【代理人】
【識別番号】100120112
【弁理士】
【氏名又は名称】中西 基晴
(74)【代理人】
【識別番号】100101373
【弁理士】
【氏名又は名称】竹内 茂雄
(72)【発明者】
【氏名】ゴーワン,キャリー・エル
【審査官】 松浦 陽
(56)【参考文献】
【文献】 特表2003−523263(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0202136(US,A1)
【文献】 特表2008−537498(JP,A)
【文献】 特表2013−518619(JP,A)
【文献】 特開2007−105477(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0253655(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2006/0030851(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61F 2/28 − 2/46
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
前方面と後方面の間を延びていて第1の椎骨係合面(18)及び第2の椎骨係合面(20)を含んでいるインプラント本体、
を備えている脊椎インプラントにおいて、
前記インプラント本体は、少なくとも第1の通路(24)及び前記第1の通路(24)から間隔を空けて配置されている第2の通路(26)を画定している内面(22)を更に含んでおり、
前記第1の通路(24)は、締結具を被術者身体の左右対称の軸(XB)に対して斜めに植え込むように向きを定められており、前記第2の通路(26)は、締結具を前記左右対称の軸(XB)と実質的に整列して植え込むように向きを定められており、
前記第1の通路(24)と前記第2の通路(26)は、前記インプラント本体を貫通しており、
前記内面(22)は更に横断孔(30)を画定しており、
前記脊椎インプラントは更に部材(40)を備え、
前記横断孔(30)には部材(40)を配置させることができ、前記部材(40)は、第1の空洞(48)と第2の空洞(50)とを有し、前記部材(40)を前記横断孔(30)に配置させているとき、前記第1の空洞(48)は前記第1の通路(24)の一部として形成され、前記第2の空洞(50)は前記第2の通路(26)の一部として形成される、
脊椎インプラント。
【請求項2】
前記第1の椎骨係合面(18)と前記第2の椎骨係合面(20)との一方は、前記被術者身体の頭方向きに配置可能である、請求項1に記載の脊椎インプラント。
【請求項3】
前記第1の通路(24)は斜方手術経路と整列して配置可能であり、前記第2の通路(26)は前方手術経路と整列して配置可能である、請求項1に記載の脊椎インプラント。
【請求項4】
前記第1の通路(24)は前記左右対称の軸(XB)に対して斜角に配置されている長手方向軸を画定しており、前記斜角は0−60度の範囲にある、請求項1に記載の脊椎インプラント。
【請求項5】
前記第1の通路(24)は、前記左右対称の軸(XB)に対して15度の角度に配置されていて斜方手術経路と実質的に整列する長手方向軸を画定しており、よって当該第1の通路(24)は前記締結具を前記斜方手術経路を経由して受け入れるように構成されている、請求項1に記載の脊椎インプラント。
【請求項6】
前記部材は前記インプラント本体に対して可動である、請求項1に記載の脊椎インプラント。
【請求項7】
前記部材は前記インプラント本体に対して回転可能である、請求項1に記載の脊椎インプラント。
【請求項8】
前記部材は前記インプラント本体に対して20度の回転範囲で回転可能である、請求項7に記載の脊椎インプラント。
【請求項9】
前記部材は前記インプラント本体に対して第1の方向に10度及び第2の方向に10度の回転範囲で回転可能である、請求項7に記載の脊椎インプラント。
【請求項10】
前記部材は前記第1の通路(24)の一部分を画定しているねじの切られた面及び前記第2の通路(26)の一部分を画定しているねじの切られた面を含んでいる、請求項1に記載の脊椎インプラント。
【請求項11】
前記部材は、前記インプラント本体に対して可動であり、その様な運動を阻止及び/又は防止するように構成されているストッパを含んでいる、請求項1に記載の脊椎インプラント。
【請求項12】
前記ストッパは第1の方向及び第2の方向への運動を阻止及び/又は防止する、請求項11に記載の脊椎インプラント。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
[0001]本開示は、概括的には筋骨格障害の治療のための医療装置に関し、より厳密には、脊椎を治療するための外科用システム及び方法において、脊椎に隣接する手術部位にアクセスするための1つ又は複数の手術経路と共に採用することのできる外科用システム及び方法に関する。
【背景技術】
【0002】
[0002]脊柱側弯症及び他の弯曲異常、脊柱後弯症、変性椎間板疾患、椎間板ヘルニア、骨粗鬆症、脊椎辷り症、狭窄症、腫瘍、及び骨折の様な脊椎の病変及び障害は、外傷、疾病、及び怪我や加齢によって引き起こされる変性病態を含む要因から生じることがある。脊椎障害は、変形、疼痛、神経損傷、及び可動性の一部喪失又は完全喪失を含む症状を生じさせるのが典型的である。
【0003】
[0003]投薬、リハビリ、及び体操の様な非外科的治療が効くこともあるが、これらの障害と関連付けられる症状を軽減するにはうまくいかないこともある。これらの脊椎障害の外科的治療は、融合、固定、矯正、椎間板切除術、椎弓切除術、及び植え込み式人工器官を含む。これらの外科的治療の一環として、例えば、骨締結具、椎骨ロッド、及び椎体間装置の様な脊椎構築物が治療対象領域へ安定性を提供するべく使用されることがある。例えば、外科的治療時には、外科用器械を使用し、関節を不動化するための骨との固定のために脊椎構築物の構成要素が手術部位へ送達される。本開示は、これらの先行技術の技術工学を凌ぐ改善を記載している。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】米国特許第6021343号
【特許文献2】米国特許第6725080号
【特許文献3】米国特許第6796988号
【発明の概要】
【0005】
[0004]1つの実施形態では、前方面と後方面の間を延びていて第1の椎骨係合面及び第2の椎骨係合面を含んでいるインプラント本体、を備えている脊椎インプラントが提供されている。インプラント本体は、少なくとも第1の空洞及び第1の空洞から間隔を空けて配置されている第2の空洞を画定している内面を含んでいる。第1の空洞は、締結具を被術者身体の左右対称の軸に対して斜めに植え込むように向きを定められている。第2の空洞は、締結具を左右対称の軸と実質的に整列して植え込むように向きを定められている。幾つかの実施形態では、システム及び方法が提供されている。
【0006】
[0005]本開示は添付図面を伴う具体的な説明からより容易に明らかになるであろう。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】[0006]本開示の原理によるシステムの1つの実施形態の構成要素の、一部仮想線による側面図である。
図2】[0007]図1に示されている構成要素の側面図である。
図3】[0008]図1に示されているシステムの構成要素の1つの実施形態の斜視図である。
図4】[0009]図1に示されている構成要素の側面図である。
図5】[0010]図1に示されている構成要素の側面図である。
図6】[0011]図5に示されている構成要素の側面図である。
図7】[0012]本開示の原理によるシステムの1つの実施形態の構成要素の側面図である。
図8】[0013]図7に示されている構成要素の斜視図である。
図9】[0014]本開示の原理によるシステムの1つの実施形態の構成要素の斜視図である。
図10】[0015]本開示の原理によるシステムの1つの実施形態の構成要素の斜視図である。
図11】[0016]本開示の原理によるシステムの1つの実施形態の構成要素の斜視図である。
図12】[0017]本開示の原理によるシステムの1つの実施形態の構成要素の側面図である。
図13】[0018]椎骨と一体に配置されている、本開示の原理によるシステムの1つの実施形態の構成要素の軸方向図である。
図14】[0019]図13に示されているシステムの構成要素と椎骨の軸方向図である。
図15】[0020]本開示の原理によるシステムの1つの実施形態の構成要素の側面図である。
図16】[0021]図15に示されている構成要素の側面図である。
図17】[0022]図15に示されている構成要素の斜視図である。
図18】[0023]椎骨と一体に配置されている、本開示の原理によるシステムの1つの実施形態の構成要素の軸方向図である。
図19】[0024]図18に示されているシステムの構成要素と椎骨の軸方向図である。
【発明を実施するための形態】
【0008】
[0025]開示されている外科用システム及び関連する使用方法の例示としての実施形態は、筋骨格障害の治療のための医療装置の観点から、より厳密には、手術部位へのインプラント送達のための外科用システム及び脊椎を治療するための方法において、1つ又は複数の手術経路と共に採用することのできるシステム及び方法の観点から論じられている。1つの実施形態では、本開示のシステム及び方法は、例えば脊椎の頸部、胸部、腰部、及び/又は仙骨の領域に係る脊椎関節融合に関して採用される。1つの実施形態では、患者の正中面から選択された斜角にある斜め側方手術経路又は前側方手術経路から脊椎関節融合を施行するためのインプラントが開示されている。1つの実施形態では、インプラントは、椎体間装置、板、及び/又は骨締結具を含んでいる。1つの実施形態では、インプラントは、斜め側方外科的進入法と共に使用するように構成されている器械案内具と共に採用されている。1つの実施形態では、インプラントは、前側方外科的進入法と共に使用するように構成されている器械案内具と共に採用されている。
【0009】
[0026]1つの実施形態では、外科用システムは、後腹膜解剖学的構造及び関連脈管構造の場所を使用する下部腰椎領域L5椎体−仙骨S1間進入法での斜め側方椎体間固定術(OLIF:oblique lateral interbody fusion)手技を含む方法と共に採用されており、当該進入法は経腹腔的及び後腹膜的を含み得る。1つの実施形態では、外科用システムは、下部腰椎領域での前側方椎体間固定術(ALIF:anterior lateral interbody fusion)手技を含む方法と共に採用されている。
【0010】
[0027]1つの実施形態では、外科用システムは、脊椎インプラントが2つの異なる挿入器穴を当該インプラントの近位側の面に組み入れているという具合にリバーシブルである脊椎インプラントを含んでいる。1つの実施形態では、脊椎インプラントは、第1の面を被術者身体の頭方の方位に向けた状態に向きを定められると、直角のALIF挿入器穴が
ALIF挿入器及び/又はねじ案内具の左側に位置するねじの切られたシャフトにとってアクセス可能となる。脊椎インプラントは、更に、回転又は反転させて第2の面を頭方の方位に向けた状態に入れられると、斜めのOLIF51挿入器穴が、被術者身体の前方軸及び/又は左右対称の軸から例えば15度だけ直進を外れて配置され、OLIF51挿入器及び/又はねじ案内具の左側に位置するねじの切られたシャフトにとってアクセス可能となる。脊椎インプラントのこの構成は、脊椎インプラントをALIFインプラントからOLIF技法及びOLIFインプラントへ転換することを実現し易くする。1つの実施形態では、脊椎インプラントは、OLIF51技法及びALIF技法向けに同じインプラント本体を提供することによって、在庫量及び/又は費用を低減する。1つの実施形態では、脊椎インプラントは、板及び/又はインプラント本体と接続される手技特化型穿孔器案内具を容易にする。
【0011】
[0028]1つの実施形態では、脊椎インプラントは、インプラントを180度回転又は反転させることによってALIF手技とOLIF手技の両方に適応するモジュール式/リバーシブル組合せインプラントを含んでいる。1つの実施形態では、脊椎インプラントは、単一インプラントでの2機能一体型手技性能を実現し易くする。1つの実施形態では、脊椎インプラントは、枢軸点周りに回転する。1つの実施形態では、枢動式ロッド上に位置するALIF挿入器穴とOLIF挿入器穴の両方を含んでいる。1つの実施形態では、枢動ロッドは、回転を制限するためのストッパを含んでいる。1つの実施形態では、枢動ロッドは、インプラントに対して大凡20度の回転範囲で回転可能である。1つの実施形態では、枢動ロッドはインプラントに対して一方の方向に大凡10度及び第2の方向に大凡10度の範囲で回転可能である。
【0012】
[0029]1つの実施形態では、脊椎インプラントは、1つ又は複数の外科的進入法のそれぞれに専用の外科用器械と共に利用されている。1つの実施形態では、インプラントは、ALFI挿入器/案内具を用いてリバーシブルインプラントへ取り付けられるALFI板を含んでいる。1つの実施形態では、OLIF板が、OLIF挿入器/案内具を用いてリバーシブルインプラントへ取り付けられる。1つの実施形態では、ALFI特化モジュール式ヘッド穿孔器/タップ/ねじ(DTS)案内具が、解放可能にインプラントと接続される。1つの実施形態では、OLIF特化モジュール式ヘッドDTS案内具が解放可能にインプラントと接続される。1つの実施形態では、DTS案内具は挿入器へねじの切られたシャフトを介して取り付けられる。1つの実施形態では、案内具は脊椎インプラントに対して大凡20度の回転範囲で回転可能である。1つの実施形態では、案内具は、脊椎インプラントに対して一方の方向に大凡10度及び第2の方向に大凡10度の回転範囲で回転可能である。
【0013】
[0030]1つの実施形態では、DTS案内具は、挿入器及び板に通して設置されインプラントの枢動ロッドの中へねじ込まれるねじの切られたシャフトを含んでいる。1つの実施形態では、ねじの切られたシャフトのノブを時計回りに回してシャフトを枢動ロッドの中へねじ込んでゆくと、その結果、挿入器は剛性構成を備える。幾つかの実施形態では、この構成は、板がインプラントの椎体間装置周りに枢動できるようにする。幾つかの実施形態では、ノブを反時計回りに回して、例えばねじの切られているロッドを枢動ロッドから後退させると、板が椎体間装置周りに自由に回転するという運動が可能になる。
【0014】
[0031]本開示は、次に続く実施形態の詳細な説明をこの開示の一部を形成する添付図面各図と関連付けて考察することによってより容易に理解されよう。本願は、ここに説明及び/又は図示されている特定の装置、方法、条件、又はパラメータに限定されるものではなく、またここに使用されている用語は、特定の実施形態を単に一例として説明するのが目的であって、限定を課すことを意図するものではないことを理解されたい。更に、幾つかの実施形態では、付随の特許請求の範囲を含め明細書での使用に際し、原文の単数形「
a」、「an」、及び「the」の対訳である「一」、「或る」、及び「当該」は複数形を含み、特定の数値への言及は、文脈により別途明白に指示されていない限り、少なくとも当該の特定の値を含む。範囲は、ここでは、「約」又は「大凡」に1つの特定値から、及び/又は「約」又は「大凡」に別の特定値まで、として表されていることがある。その様な範囲が表されているとき、別の実施形態は、当該一方の特定値から、及び/又は当該他方の特定値まで、を含んでいる。同様に、値が、先行詞「約」の使用によって近似として表されているとき、当該特定の値は別の実施形態を形成するものと理解しておきたい。更に、例えば、水平、垂直、上、上側、下側、下、左、及び右の様な全ての空間参照は、例示のみが目的であり、本開示の範囲内で変わり得るものと理解している。例えば、「上側」及び「下側」という参照は、相対であり、他方に対してという文脈でしか使用されず、必ずしも「上位」及び「下位」であるとは限らない。
【0015】
[0032]更に、付随の特許請求の範囲を含め明細書での使用に際し、疾患又は病態を「治療する」又は疾患又は病態の「治療」とは、疾患又は病態の徴候又は症状を緩和しようとして、1つ又はそれ以上の薬物を患者(普通はヒト、或いはそれ以外に他の哺乳類)へ投与すること、植え込み式装置を採用すること、及び/又は、疾患を治療する器械、例えば膨れている部分即ちヘルニアを生じている円板及び/又は骨棘を除去するのに使用される顕微鏡下椎間板切除術(microdiscectomy)器械の様な器械を採用すること、を含み得る
処置を施行することをいう。緩和は、疾患又は病態の徴候又は症状が現われる前に起こることもあれば、それらの出現後に起こることもある。而して、治療する又は治療は、疾患又は望ましからざる病態を予防すること又は疾患又は望ましからざる病態の予防(例えば、疾患が当該疾患に罹りやすいかもしれないがまだそれに罹っていると診断されていない患者に起こるのを予防すること)を含む。加えて、治療する又は治療は、徴候又は症状の完全緩和を要件とするのでもなければ、治癒を要件とするのでもなく、具体的には、患者への限界効果しかない処置を含む。治療には、疾患を抑制することであって例えばその発症を停止させること、又は疾患を軽減することであって例えば疾患の退行を引き起こすこと、を含めることができる。例えば、治療は、急性又は慢性の炎症を低減すること、疼痛の緩和と沈静化及び新しい靭帯、骨、又は他の組織の再成長を誘導すること、手術時の補助として、及び/又は何らかの修復処置、を含み得る。更に、付随の特許請求の範囲を含め明細書での使用に際し、「組織」という用語は、別途特に言及されていない限り、軟組織、筋肉、靭帯、腱、軟骨、及び/又は骨、を含む。
【0016】
[0033]次に続く論考は、本開示の原理による外科用システム及び当該外科用システムを採用する関連の方法の説明を含んでいる。代わりの実施形態も開示されている。添付図に示されている本開示の例示としての実施形態を詳細に参照してゆく。図1図6を見ると、例えば脊椎インプラントシステム10の様な外科用システムの構成要素が描かれている。
【0017】
[0034]脊椎インプラントシステム10の構成要素は、金属、合成ポリマー、セラミックス及び骨材料、及び/又はそれらの複合物を含め、医療用途に適した生物学的に受容され得る材料から製作することができる。例えば、脊椎インプラントシステム10の構成要素は、個別的に又は集合的に、ステンレス鋼合金、商業用純チタン、チタン合金、5等級チタン、超弾性チタン合金、コバルトクロム合金、ステンレス鋼合金、超弾性金属系合金(例えば、ニチノール、日本のトヨタマテリアルインコーポレイテッドによって製造されているGUM METAL(登録商標)の様な超弾塑性金属)、リン酸カルシウムの様なセラミックス及びその複合材(例えば、Biologix Inc.によって製造されているSKELITE(商標))、ポリエーテルエーテルケトン(PEEK)、ポリエーテルケトンケトン(PEKK)、及びポリエーテルケトン(PEK)、を含むポリアリールエーテルケトン(PAEK)の様な熱可塑性プラスチック、炭素PEEK複合材、PEEK−BaSOポリマーゴム、ポリエチレンテレフタレート(PET)、織物、シリコン、
ポリウレタン、シリコンポリウレタンコポリマー、ポリマーゴム、ポリオレフィンゴム、ヒドロゲル、半剛性及び剛性材料、エラストマー、ゴム、熱可塑性エラストマー、熱硬化性エラストマー、エラストマー複合材、ポリフェニレン、ポリアミド、ポリイミド、ポリエーテルイミド、ポリエチレン、エポキシ、を含む剛性ポリマー、自家移植片、同種移植片、異種移植片、又は遺伝子組み換え皮質骨及び/又は皮質海綿骨、を含む骨材料、及び組織成長又は分化因子、即ち、一部分解吸収性材料として、例えば、金属とカルシウムを基材とするセラミックスとの複合材、PEEKとカルシウムを基材とするセラミックスとの複合材、PEEKと分解吸収性ポリマーとの複合材、など、全分解吸収性材料として、例えば、ヒドロキシアパタイト(HA)、サンゴHA、二相系リン酸カルシウム、リン酸トリカルシウム、又はフルオロアパタイト、の様なリン酸カルシウム、リン酸三カルシウム(TCP)、HA−TCP、硫酸カルシウム、の様なカルシウムを基材とするセラミックス、など、又は他の分解吸収性ポリマーとして、ポリラクチド(polyaetide)、ポリグリコリド、ポリチロシンカーボネート、ポリカプロラクトン(polycaroplaetohe)、及びそれらの組合せ、など、生体適合性セラミックス、石灰化コラーゲン、生物活性ガラス、多孔質金属、骨粒子、骨繊維、小分割骨チップ(morselized bone chips)、骨形成タン
パク質(BMP)として、例えば、BMP−2、BMP−4、BMP−7、rhBMP−2、又はrhMBP−7、など、脱灰骨基質(DBM)、形質転換成長因子(TGF、例えばTGF−β)、骨芽細胞、成長及び分化因子(GDF)、インスリン様成長因子1、血小板由来成長因子、繊維芽細胞増殖因子、又はそれらの何れかの組合せ、から製作することができる。
【0018】
[0035]脊椎インプラントシステム10の様々な構成要素は、強度、剛性、弾性、伸展性、生体力学的性能、耐久性、及びX線透過性、又は画像化選好、の様な様々な所望の特性を実現するように、上記材料を含む材料複合物を有していてもよい。脊椎インプラントシステム10の構成要素は、個別的に又は集合的に、更に、上述の材料の2つ又はそれ以上から成る組合せの様な混成材料から製作されていてもよい。脊椎インプラントシステム10の構成要素は、モノリシックに形成されていてもよいし、一体に接続されていてもよいし、又は、例えばここに説明されている様に締結用の要素及び/又は器械を含んでいてもよい。1つの実施形態では、ここに説明されている脊椎インプラントは、実質的に、PEEKの様な生体適合性ポリマーで形成されていて、チタンの様な生体適合性金属又はHAの様な骨成長促進材料で選択的に被覆されていてもよい。幾つかの実施形態では、脊椎インプラントの表面へチタンをプラズマスプレイして、脊椎インプラントのX線撮影の痕跡を修正する及び/又は有孔又は半有孔チタン被覆の塗工によって脊椎インプラント上への骨の成長を改善するようにしてもよい。
【0019】
[0036]脊椎インプラントシステム10は、例えば図12及び図13に示されている様に、患者である被術者身体B内の例えば椎骨Vを有する脊椎を含んでいる手術部位に、器械及び/又は例えば椎体間インプラントの様なインプラントを送達及び導入するために、例えば、経皮的技法を含む低侵襲性手技、最小開放性手術技法、及び/又は開放性手術技法と共に採用することができる。幾つかの実施形態では、インプラントは、1つ又はそれ以上の骨締結具、脊椎ロッド、コネクタ、及び/又は板、を含む脊椎構築物を含んでいることもある。幾つかの実施形態では、脊椎インプラントシステム10の様々な構成要素は、開放性又は伝統的な脊椎手術技法で利用されている。幾つかの実施形態では、患者が手術手技に合わせて横向きの姿勢をとらされ、外科医は斜め前方手術経路及び/又は斜め側方手術経路の真上に立てるように患者の前方側に立つようにしている。
【0020】
[0037]脊椎インプラントシステム10は、椎体間インプラント12を含んでいる。椎体間インプラント12は、前正面Aを画定している前方面14と後正面Pを画定している後方面16の間を延びているインプラント本体を有している。幾つかの実施形態では、椎体間インプラント12が椎骨と一体に配置される際、前正面Aは、身体Bの前方側に面し例
えば図14に示されている様に椎骨Vの椎間空間の前方部分A1の様な椎骨の前方部分に隣接して配置されるように向きを定められる。幾つかの実施形態では、椎体間インプラント12が椎骨Vと一体に配置される際、前正面Aの少なくとも一部分は、前方部分A1と実質的に整列していて身体Bの左右対称の軸XBに直角の向きにある軸及び/又は平面を画定する。幾つかの実施形態では、椎体間インプラント12が椎骨Vと一体に配置される際、後正面Pは左右対称の軸XBに対して様々な角度に配置され得る。幾つかの実施形態では、椎体間インプラント12が椎骨と一体に配置される際、後正面Pは、身体Bの後方側に面し例えば椎骨Vの椎間空間の後方部分P1の様な椎骨の後方部分に隣接して配置されるように向きを定められる。幾つかの実施形態では、椎体間インプラント12が椎骨Vと一体に配置される際、後正面Pの少なくとも1部分は、後方部分P1と実質的に整列していて左右対称の軸XBに直角の向きにある軸及び/又は平面を画定する。幾つかの実施形態では、椎体間インプラント12が椎骨Vと一体に配置される際、後正面Pは左右対称の軸XBに対して様々な角度に配置され得る。
【0021】
[0038]椎体間インプラント12は、椎骨係合面18及び椎骨係合面20を含んでいる。面20は、実質的に平面状をしていて、例えば図13に仮想線で示されている終板E1の様な、椎体の終板組織に係合するように構成されている。面18は、例えば、終板E2の様な椎体の終板組織に係合するように構成されている。幾つかの実施形態では、面18及び/又は面20は、組織との係合をやり易くするように、粗い、肌理のある、有孔、半有孔、凹み付き、刻み付き、歯付き、溝付き、及び/又は磨き、であってもよい。幾つかの実施形態では、椎骨組織は、椎間組織、終板面、及び/又は皮質骨を含み得る。
【0022】
[0039]椎体間インプラント12は、面18又は面20が椎骨Vと一体に身体Bの頭方向き及び/又は尾方向きに配置可能であるようなモジュール式リバーシブルインプラントである。例えば、図19に関する実施例について説明されている様に、OLIF外科的進入法及び/又はその変型が選択されると、椎体間インプラント12は、椎体間インプラント12のOLIF進入路及び/又は経路に沿った送達をやり易くするように及び/又はここに論じられている様に椎体間インプラント12の椎骨Vとの固定のために、面18を身体の頭方向きに配置でき面20を尾方向きに配置できるように構成されている。
【0023】
[0040]図14に関する実施例について説明されている様に、椎体間インプラント12をALIF外科的進入法及び/又はその変型と共に採用する場合、椎体間インプラント12を回転又は反転させれば、椎体間インプラント12のALIF進入路及び/又は経路に沿った送達をやり易くするように及び/又は椎骨Vとの固定のために、面18を尾方向きに配置でき面20を頭方向きに配置できるようになる。幾つかの実施形態では、椎体間インプラント12を手術部位への送達前に又はOLIF進入法の様な第1の外科的進入法の選択の後に回転させ、次いでALIF進入法の様な第2の外科的進入法へ変更させることができる。
【0024】
[0041]椎体間インプラント12は内面22を含み、当該内面22は固定治療又は融合治療で採用するための骨移植片(図示せず)及び/又はそのためのここに説明されている他の材料を含む薬剤を受け入れるように構成されている開口部23を画定している。幾つかの実施形態では、椎体間インプラント12の断面幾何学形状は、例えば、円柱形、丸形、楕円形、長円形、三角形、平面状又は弧状の辺部分を有する多角形、不定、均一、不均一、一定、可変、馬蹄形状、U字形状、又はインゲン豆形状の様な、様々な構成を有することができる。椎体間インプラント12は、滑らか又は平坦な外面25を含んでいる。幾つかの実施形態では、外面25は、肌理のある、粗い、有孔、半有孔、凹み付き、及び/又は磨き、であってもよい。
【0025】
[0042]面22は、締結具を左右対称の軸XBに対して斜めに植え込むように向きを定められている例えば図1の仮想線及び図4に示されている通路24の様な空洞と、締結具を軸XBに対して実質的に平行に整列して植え込むように向きを定められている例えば通路26の様な空洞と、を画定している。通路24を画定している面22の全体又は一部分のみは、内ねじの切られた部分を画定している。通路24は、椎体間インプラント12の本体に沿って、正面A、正面Pに対して横断構成に延びている。幾つかの実施形態では、椎体間インプラント12が椎骨Vと一体に配置される際、通路24は、椎体間インプラント12に関し、ここに説明されている様に身体Bに関して形成される図19に示されている斜方手術経路POと実質的に整列して向きを定められる。例えば、通路24は、左右対称の軸XBに対して斜めの向きにある手術経路POと実質的に整列して配置される。幾つかの実施形態では、通路24の全体又は一部分のみと手術経路POの全体又は一部分のみとの実質的整列は、同軸、離間、オフセット、及び/又は角度的オフセットを含む。
【0026】
[0043]幾つかの実施形態では、通路24は左右対称の軸XBに対して斜めの向きにある軸X1を画定しており、よって通路24はここに説明されている締結具を左右対称の軸XBに対して斜めに部分A1に隣接して植え込む。左右対称の軸XBは、椎骨Vによって画定されている矢状面SPに在る。軸X1は、手術経路POと実質的に整列して左右対称の軸XBに対して斜角αに配置されている。幾つかの実施形態では、角度αは大凡0−60度の範囲にある。1つの実施形態では、角度αは左右対称の軸XBに対して大凡15度にあり手術経路POと実質的に整列しており、よって通路24は締結具を手術経路PO経由で受け入れるように構成されている。
【0027】
[0044]図14に示されている通路26は、左右対称の軸XBに対して平行な向きにある軸X2を画定しており、よって通路26はここに説明されている締結具を左右対称の軸XBに対して平行に部分A1に隣接して植え込む。通路26は、正面A、正面Pに直角に延びている。通路26は、椎体間インプラント12の本体に関し、ここに説明されている様に身体Bに形成される前方手術経路PAと実質的に整列した状態に向きを定められる。手術経路PAは、身体Bの左右対称の軸XB及び矢状面SPに対して平行な向きにある。幾つかの実施形態では、図4に示されている様に、椎体間インプラント12は、ここに説明されている様に、通路24、通路26の選択された向きを実現し易くするように枢軸点27周りに回転可能である。
【0028】
[0045]面22は、ここに説明されている様に、板及び/又は案内具の回転をやり易くするように構成された部材を配置させるように構成されている例えば図1及び図2に示されている横断孔30の様な空洞を画定している。孔30は面14に実質的に平行に延びていて内面32によって画定されている。孔30は面25の開口部34と開口部36の間を延びている。幾つかの実施形態では、孔30は面14に対し横断方向に延びていてもよい。幾つかの実施形態では、孔30は、例えば、丸形、楕円形、長円形、三角形、平面状又は弧状の辺部分を有する多角形、不定、均一、不均一、一定、可変、又は馬蹄形状の様な、様々な断面構成を有することができる。
【0029】
[0046]面32は、孔30の全体又は一部分のみに沿って例えば開口部34、開口部36に隣接して配置されている陥凹38を画定している。陥凹38は、ここに説明されている部材のストッパと係合して部材の運動範囲を第1可動限界と第2可動限界の間に制限することができる。
【0030】
[0047]椎体間インプラント12は、孔30内に可動に配置されるように構成されている例えば図3に示されている枢動ロッド40の様な部材を含んでいる。枢動ロッド40は円柱形の断面を有している。幾つかの実施形態では、枢動ロッド40は、例えば、楕円形、長円形、三角形、平面状又は弧状の辺部分を有する多角形、不定、均一、不均一、一定、可変、馬蹄形状の様な、様々な断面構成を有することができる。枢動ロッド40は、孔30を通って延びていて、開口部34と共に配置される端42及び開口部36と共に配置される端44を含んでいる。
【0031】
[0048]枢動ロッド40は、空洞48及び空洞50を画定している内面46を含んでいる。空洞48は端42に隣接して配置されていて通路24の一部分を形成している。空洞48を画定している面46の全体又は一部分のみは、内ねじの切られた部分を画定している。空洞50は端44に隣接して配置されていて通路26の一部分を形成している。空洞50を画定している面46の全体又は一部分のみは、内ねじの切られた部分を画定している。
【0032】
[0049]空洞48は、ここに説明されている様に、締結具を左右対称の軸XBに対して斜めに植え込むように通路24を向き付けるために椎体間インプラント12に対して枢動可能である。空洞50は、締結具を左右対称の軸XBと実質的に整列して植え込むように通路26を向き付けるために椎体間インプラント12に対して枢動可能である。空洞48は、正面A、正面Pに対して横断構成に配置されている。幾つかの実施形態では、椎体間インプラント12が椎骨Vと一体に配置される際、空洞48は、椎体間インプラント12に関し、ここに説明されている様に左右対称の軸XBに対して斜めの向きにある図19に示されている手術経路POと実質的に整列して向きを定められる。空洞50は、図14に示されている様に、正面A、正面Pに直角に延びている。空洞50は、椎体間インプラント12の本体に関し、ここに説明されている様に手術経路PAと実質的に整列して向きを定められる。
【0033】
[0050]枢動ロッド40は、空洞48、50と通路24、26との整列をやり易くするために椎体間インプラント12に対して枢動可能である。幾つかの実施形態では、枢動ロッド40は、ここに説明されている様に、椎体間インプラント12に対して案内器械を介して大凡20度の回転範囲で回転可能である。1つの実施形態では、枢動ロッド40は、椎体間インプラント12に対して第1の方向に10度及び第2の方向に10度の範囲で回転可能である。枢動ロッド40の回転は、椎体間インプラント12の椎間空間相手の位置決めをやり易くする。
【0034】
[0051]端42と端44の各々は、面32の、陥凹38を画定している互いに反対側の歯止め面32a、32bに係合するように構成されている例えばストッパ52の様なフランジを含んでいる。そいうものとして、陥凹38は椎体間インプラント12に対するロッド40の枢軸運動のためのギャップ又は運動範囲を画定している。歯止め面32a、32bは、枢動ロッド40の運動範囲を、図2に矢印aで示される第1の方向への面32aとの係合によって画定される第1の可動限界と矢印bで示される第2の方向への面32bとの係合によって画定される第2の可動限界の間に制限するように、ストッパ52と係合可能である。ストッパ52は、枢動ロッド40の第1の方向及び第2の方向への回転を阻止及び/又は防止するように構成されている。ストッパ52は、枢動ロッド40の回転が選択的回転角度に制限されるような具合に歯止め面32a、32bに係合するように、及び医師が椎体間インプラント12の運動及び位置決めに対する制御性を維持することを可能にさせるように、構成されている。
【0035】
[0052]図7及び図8に示されている1つの実施形態では、図1図6に関して説明されているシステムと同様の脊椎インプラントシステム10は、手術経路PAに沿って植え込まれるように構成されている、椎体間インプラント12と一体に配置されるALIF板60を含んでいる。板60は、椎骨V1(図13及び図14の仮想線)に係合するように構成されている部分62と椎骨V2(図13及び図14)に係合するように構成されている部分64を有している。板60は、椎体間インプラント12の面14に係合するように構成されているインプラント係合面61を含んでいる。1つの実施形態では面61は弧状である。
【0036】
[0053]幾つかの実施形態では、面61は、例えば、平面状、不定、均一、不均一、一定
、及び可変の様な、様々な構成を有することができる。幾つかの実施形態では、面61は、面14に対する運動及び/又は回転をやり易くするように又は防止するように、肌理のある、粗い、有孔、半有孔、凹み付き、及び/又は磨き、であってもよい。幾つかの実施形態では、板60は植え込みに先立って又は現場にて椎体間インプラント12と一体に取り付けられる。
【0037】
[0054]板60は、内面82を有するフランジ80を含んでいる。面82は、例えば通路84の様な空洞を画定している。通路84は、椎体間インプラント12に関し、板60及び椎体間インプラント12を例えば椎骨Vの様な組織と一体に取り付けるべく締結具を左右対称の軸XB(図14)と実質的に平行に整列して植え込むための通路26の向きに適するように配置される。通路84は、正面Aに対して実質的に直角の向きに配置される。通路84は、椎体間インプラント12の本体に関し、ここに説明されている手術経路PAと実質的に整列するように方向を定められる。板60は、板60及び椎体間インプラント12を例えば椎骨Vの様な組織と一体に取り付けるべくここに説明されている骨締結具を配置させるように構成された開口部68を画定している内面66を含んでいる。1つの実施形態では、板60は、例えば椎骨Vの様な組織及び/又はインプラント12及び/又は板60からの骨締結具の係合解除及び/又は脱離を阻止及び/又は防止するように骨締結具と係合可能なバックアウト要素70を含んでいる。
【0038】
[0055]脊椎インプラントシステム10は、ここに説明されている様に椎体間インプラント12及び/板60を組織と一体に取り付けるための図示されていない1つ又はそれ以上の締結具を含んでいる。幾つかの実施形態では、締結具は、組織相手に、例えば直列、並列、オフセット、喰い違い、及び/又は交互の椎骨レベルの様な、様々な配置向きに係合させることができる。幾つかの実施形態では、1つ又はそれ以上の締結具は、多軸ねじ、矢状方向角度形成ねじ、椎弓根ねじ、単軸ねじ、単平面ねじ、関節面ねじ、固定型のねじ、組織穿通ねじ、従来ねじ、展開ねじ、楔、アンカー、ボタン、クリップ、スナップ、摩擦嵌め、押圧嵌め、展開リベット、ステープル、釘、接着剤、支柱、固定用の板及び/又は支柱、を備えていてもよい。
【0039】
[0056]図9図12に示されている1つの実施形態では、図1図8に関連して説明されているシステムと同様の脊椎インプラントシステム10は、例えば、ALIFモジュール式穿孔器、タップ、及びねじ(DTS)案内具100の様な外科用器械を含んでいる。案内具100は、ここに説明されている様にシステム10の構成要素の手術経路PAに沿った向き付け及び送達のために椎体間インプラント12、板60、及び/又は骨締結具と接続される。案内具100は、椎体間インプラント12、板60、及び/又は骨締結具を左右対称の軸XB(図14)と実質的に平行に整列して植え込んで椎体間インプラント12、板60、及び/又は骨締結具を例えば椎骨Vの様な組織と一体に取り付けるために、脊椎インプラントシステム10の構成要素を手術経路PAに沿って導入する。
【0040】
[0057]案内具100は挿入器102と噛み合う。挿入器102は、挿入器102を通って近位端106と遠位端108の間を延びている取り外し可能なシャフト104を含んでいる。端108は枢動ロッド40に係合するように構成されているねじの切られた部分112を含んでいる。端106は、ねじの切られた部分112と枢動ロッド40との係合を操作するように構成されている作動器114を含んでいる。シャフト104は、挿入器102、案内具100、板60を通って、枢動ロッド40の中へ、ねじの切られた部分112が枢動ロッド40に係合するように挿入される。
【0041】
[0058]作動器114を第1の方向に回転させてねじの切られた部分112を枢動ロッド40のねじの切られた部分と係合させる。シャフト104と枢動ロッド40との係合が挿入器102を堅くして植え込みをやり易くする。板60の椎体間インプラント12に対す
る枢軸運動を可能にさせるには、作動器114を第1の方向とは反対の第2の方向に回転させ、ねじの切られた部分112を枢動ロッド40から一部係合解除して、医師が脊椎インプラントを椎体間インプラント12及び/又は板60の最終的設置に向けて操作できるような相対的な運動の自由度を実現し易くさせる。この構成は板60が椎体間インプラント12に対してトグルするのを許容し、医師が脊椎構築物を椎体間インプラント12及び/又は板60の最終的設置に向けて操作できるような相対的な運動の自由度をインプラント12及び板60に提供する。幾つかの実施形態では、板60は、椎体間インプラントン12に対して、図12に示されている様に椎体間インプラント12の前正面A周りに大凡20度の範囲で回転することができる。
【0042】
[0059]挿入器102は、外科的処置時に複数の用途をこなすように構成されている適応式器械である。幾つかの実施形態では、挿入器102は例えば骨の様な組織に空洞を前処置及び/又は作成することができる。挿入器102は、例えば、穿孔器、タップ、及び/又は錐の様な外科用器械を案内するとともに、締結具も案内して組織を穿通させる。幾つかの実施形態では、挿入器102は、板60及び椎体間インプラント12を一体に保持する案内具である。錐、タップ、及びねじを含む外科用器械は、挿入器102に通される。
【0043】
[0060]図11に示されている1つの実施形態では、挿入器102は、椎体間インプラント12、板60、及び/又は骨締結具を左右対称の軸XBと実質的に整列して植え込んで椎体間インプラント12、板60、及び/又は骨締結具を例えば椎骨Vの様な組織と一体に取り付けるにあたり、システム10の構成要素の手術経路PAに沿った配置、送達、及び/又は整列を監視、維持、調節、及び/又は確認するために画像ガイダンス及び/又は手術ナビゲーションを含んでいる。挿入器102は、椎体間インプラント12の椎間空間に関する設置をやり易くするようにシステム10の手術ナビゲーション構成要素を含んでいる。
【0044】
[0061]システム10の手術ナビゲーション構成要素は発光器120を含んでおり、当該発光器はそれと接続されている挿入器102及び/又は椎体間インプラント12の、例えば手術経路PAに沿った位置及び/又は手術部位に隣接した位置を表す信号を生成するように構成されている。幾つかの実施形態では、発光器120は1つ又は複数の発光体を含むことができる。1つの実施形態では、発光器120は、実質的にギリシャ文字パイの様な形状をしていて、挿入器102及び/又は椎体間インプラント12の患者の解剖学的構造の一部分に対する軌道及び挿入器102及び/又は椎体間インプラント12の手術経路PAに沿った深度及び/又は手術部位に隣接した深度を表す信号を生成するための4つの離間された発光体122を備えている。1つの実施形態では、発光器120は少なくとも1つの発光ダイオードを含んでいる。幾つかの実施形態では、発光器120は、対応するセンサアレイによって追跡できる他の追跡装置、例えば、音響信号、磁気信号、電磁信号、放射線学的信号を能動的に生成する追跡装置など、を含むことができる。幾つかの実施形態では、発光器120は取り外し可能に挿入器102へ取り付けられていてもよい。幾つかの実施形態では、挿入器102がモノリシックな単一体となるように発光器120は挿入器102と共に一体形成されていてもよい。
【0045】
[0062]幾つかの実施形態では、システム10は、患者の解剖学的構造の様々な身体基準点の位置を表す信号を生成する1つ又は複数の発光体を含む発光体アレイを有する追跡装置(図示せず)を含んでいる。センサ(図示せず)が発光器120及びアレイからの信号を受信する。センサは、例えばディジタイザ制御ユニットの様なプロセッサ(図示せず)と通信していて、当該プロセッサが発光器120及びアレイからの信号を処理して、挿入器102及び/又は椎体間インプラント12の患者の解剖学的構造の一部分に対する軌道及び挿入器102及び/又は椎体間インプラント12の手術経路PAに沿った深度及び/又は手術部位に隣接した深度に関する情報を提供する。プロセッサはこの情報をモニターへ送り、モニターは挿入器102及び/又は椎体間インプラント102の手術経路PAに
沿った位置及び/又は手術部位に隣接した位置の視覚的表現を提供して医学専門家が椎体間インプラント12を患者の解剖学的構造内の所望の場所へ案内してゆけるようにする。
【0046】
[0063]モニターは、例えばコンピュータの様な制御装置に記憶されているデータセットから画像を作成するように構成されている。幾つかの実施形態では、データセットは、例えばCATスキャナー又はMRIスキャナーの様な走査技法を使用して術前的に生成されていてもよい。画像データセットは、例えば患者の脊椎の様な少なくとも1つの身体部分についての基準点であって当該身体部分への固定された空間関係を有している基準点を含んでいる。プロセッサは、コンピュータの制御下にモニターへ、また挿入器102及び/又は椎体間インプラント12へ、接続されている。
【0047】
[0064]センサは、椎体間インプラント12、板60、及び/又は骨締結具を左右対称の軸XBと実質的に整列して植え込むために、発光器120及びアレイによって作成された信号を受信し三角測量して基準点の各々と手術経路PAに沿った挿入器102及び/又は椎体間インプラント12の相対位置を識別する。プロセッサ及びコンピュータは、画像データセットを処置中の基準点各々の識別された相対位置に従って修正する。発光器120及びアレイによって提供される、挿入器102及び/又は椎体間インプラント12の位置及び軌道は、プロセッサ及びコンピュータによって処理され、医学専門家に挿入器102及び/又は椎体間インプラント12の患者の解剖学的構造の一部分に対する軌道及び挿入器102の患者の解剖学的構造内の深度の視覚的表現を提供するように、コンピュータに記憶されている術前的画像データセットに照らして視覚的に表示される。例えば、米国特許第6021343号、同第6725080号、及び同第6796988号に記載されている同様の手術ナビゲーション構成要素及びそれらの使用を見られたし。
【0048】
[0065]組み立て、作動、及び使用においては、図13及び図14に示されている様に、ここに記載されているシステム及び方法と同様の脊椎インプラントシステム10は、患者の脊椎の一区分を冒しているここに説明されている様な脊椎疾患の治療にあたり、椎体間インプラント12、板60、及び/又は骨締結具を例えば図13に示されている椎骨Vの様な組織と一体に取り付けるべく椎体間インプラント12、板60、及び/又は骨締結具を左右対称の軸XBと実質的に平行に整列して植え込むための手術経路PAに沿った下部腰椎領域でのALIF手技と共に採用されている。脊椎インプラントシステム10は、他の手術手技と共に採用することもできる。
【0049】
[0066]椎骨Vの冒されている区分をALIF技法及び手術経路PAを使用して治療する場合、身体Bを、例えば身体Bを支えるように構成されている手術台の様な外科用の固定されている面に対して仰向けに配置させる。手術経路PAを作成するうえでの実質的な整列及び連通のために、例えばメスの様な外科用器械を用いて切開を作成する。
【0050】
[0067]幾つかの実施形態では、円板切除術が椎間空間に隣接して手術経路PA経由で施行される。幾つかの実施形態では、逐次試行用インプラントが手術経路PAに沿って送達され、椎間空間を伸延し椎間空間に適切な張力を掛けて間接的な除圧を可能にさせるように使用される。幾つかの実施形態では、椎体間インプラント12の寸法は、試行の後に選択され、椎体間インプラント12は、蛍光透視法によって視覚化され、椎間空間の中へ打ち込まれる前に向きを定められる。
【0051】
[0068]挿入器102を案内具100と接続して、椎体間インプラント12及び/又は板60を、面20が身体Bの頭方向きに配置され面18が身体Bの尾方向きに配置されるようにして、手術経路PAに沿って身体Bの中へ誘導する。シャフト104を、挿入器102、案内具100、板60を通して枢動ロッド40の中へ、ねじの切られた部分112が枢動ロッド40に係合するように挿入する。作動器114を図9に矢印Eで示されている
方向に回転させてねじの切られた部分112を枢動ロッド40の一部分と係合させる。ねじの切られた部分112と枢動ロッド40との係合が挿入器102を堅くし、運動及び/又は植え込みをやり易くする。
【0052】
[0069]挿入器102が、椎体間インプラント12を、切開を介し手術経路PAに沿って、椎間空間内への植え込みに備えて手術部位に隣接して送達する。図14に示されている通り、前正面Aはここに説明されている様に身体Bの前方部分A1に隣接して前方側に面し、後正面Pは身体Bの後方側P1に面する。面20は終板の終板組織E1に係合し、面18は終板組織E2に係合する。板60の椎体間インプラント12に対する枢軸運動を可能にさせるため、作動器114を図10に矢印Fで示されている反対の方向に回転させ、ねじの切られた部分112を枢動ロッド40から一部係合解除させて、医師が脊椎インプラントを椎体間インプラント12及び/又は板60の最終的設置に向けて操作できるような相対的な運動の自由度を実現し易くする。椎体間インプラント12及び/又板60を椎間空間に正しく嵌め込んで設置するために、図12に示されている様に、椎体間インプラント12及び/又は板60は、矢印Cで示されている第1の方向に大凡10度及び矢印Dで示されている第2の方向に大凡10度トグルさせることができる。
【0053】
[0070]枢動ロッド40を操作して空洞50を通路26と整列させる。通路84が通路26と整列するように板60を椎体間インプラント12と整列させる。通路26と通路84と空洞50を整列させ、椎体間インプラント12に関し、ここに説明されている様に手術経路PAと実質的に整列する状態に向き付ける。タップを案内具100と一体に配置し、パイロット穴又は同種のものを椎骨Vの選択された椎骨V1、V2に手術経路PA経由で作成する。通路26、84、及び空洞50は、締結具を手術経路PA経由で受け入れるように向きを定められていて、締結具が椎間空間へ手術経路PA経由で送達され終板の終板組織を穿通する向きになるような向きに配置されている。通路26、84、及び空洞50は、骨締結具を左右対称の軸XBに対して手術経路PAと実質的に平行に整列して案内する。ドライバ(図示せず)を案内具100と一体に椎間空間に隣接して配置し、骨締結具を駆動するように、トルクを与えるように、挿し込むように、又はそれ以外のやり方で椎間空間に隣接して椎骨V1、V2と一体に接続するように操作して、椎体間インプラント12、板60、及び/又は骨締結具を椎骨V1、V2と一体に取り付ける。
【0054】
[0071]ここに説明されている様に処置が完了したら、脊椎インプラントシステム10の外科用器械、組立体、及び植え込まれない構成要素を抜去し、(単数又は複数の)切開を閉じる。脊椎インプラントシステム10の構成要素のうちの1つ又はそれ以上はポリマーの様な放射線透過性材料で作られていてもよい。X線、蛍光透視法、CT、又は他の画像化技法下での識別のために放射線不透過性マーカーが含まれていてもよい。幾つかの実施形態では、脊椎の劣化又は損傷にアクセス、視認、及び修復するのに、手術ナビゲーション、顕微手術技法、及び画像誘導型技法の使用が脊椎インプラントシステム10の支援の下に採用されてもよい。幾つかの実施形態では、脊椎インプラントシステム10は、単一の椎骨レベル又は複数の椎骨レベルと共に使用するために1つ又は複数の板、コネクタ、及び/又は骨締結具を含んでいてもよい。
【0055】
[0072]1つの実施形態では、脊椎インプラントシステム10は、脊椎インプラントシステム10の構成要素及び/又は面の内、上、又は周りに配置、充填、被覆、又は積層させることのできる薬剤を含んでいる。幾つかの実施形態では、薬剤は、脊椎インプラントシステム10の構成要素及び/又は面と椎骨Vとの固定を強化する例えば骨移植片の様な骨成長促進材料を含んでいてもよい。幾つかの実施形態では、薬剤は、例えば疼痛、炎症、及び変質を治療するように徐放を含めたやり方で放出させる1つ又は複数の療法作用物質及び/又は薬理学的作用物質を含んでいてもよい。
【0056】
[0073]図15図17に示されている1つの実施形態では、図1図6に関して説明されているシステムと同様の脊椎インプラントシステム10は、ここに説明されている様に手術経路POに沿って植え込まれるように構成されている、椎体間インプラント12と一体に配置されるOLIF板260を含んでいる。板260は、椎骨V1(図18及び図19の仮想線)に係合するように構成されている部分262及び椎骨V2(図18及び図19)に係合するように構成されている部分264を有している。板260は、椎体間インプラント12の面14に係合するように構成されているインプラント係合面261を含んでいる。1つの実施形態では、面261は弧状である。
【0057】
[0074]板260は、内面282を有するフランジ280を含んでいる。面282は、例えば通路284の様な、空洞を画定している。通路284は、椎体間インプラント12に関し、板260及び椎体間インプラント12を椎骨Vと一体に取り付けるべく締結具を左右対称の軸XB(図19)に対して斜めに植え込むための通路24の向きに適するように配置される。通路284は、正面Aに対して横断する向きに配置される。通路284は、椎体間インプラント12の本体に関し、ここに説明されている手術経路POと実質的に整列して向きを定められる。板260は、板260及び椎体間インプラント12を椎骨Vと一体に取り付けるべくここに説明されている締結具を配置させるように構成された開口部268を画定している内面266を含んでいる。板260は、例えば椎骨Vの様な組織及び/又はインプラント12及び/又は板260からの骨締結具の係合解除及び/又は脱離を阻止及び/又は防止するように骨締結具と係合可能なバックアウト要素270(図17)を含んでいる。脊椎インプラントシステム10は、ここに説明されている様に椎体間インプラント12及び/又は板260を組織と一体に取り付けるための図示されていない1つ又はそれ以上の締結具を含んでいる。
【0058】
[0075]図18に示されている1つの実施形態では、図15図17に関して説明されているシステム及び方法と同様の脊椎インプラントシステム10は、ここに説明されている案内具100と同様の例えばOLIFモジュール式穿孔器、タップ、ねじ(DTS)案内具300の様な外科用器械を含んでいる。案内具300は、ここに説明されている様に、システム10の構成要素の手術経路POに沿った向き付け及び送達のために椎体間インプラント12、板260、及び/又は骨締結具と接続される。案内具300は、椎体間インプラント12、板260、及び/又は骨締結具を左右対称の軸XBに対して斜めに植え込んで椎体間インプラント12、板260、及び/又は骨締結具を椎骨Vと一体に取り付けるために、システム10の構成要素を手術経路POに沿って導入する。
【0059】
[0076]図18及び図19に示されている1つの実施形態では、ここに説明されているシステム及び方法と同様の脊椎インプラントシステム10は、椎体間インプラント12、板260、及び/又は骨締結具を椎骨Vと一体に取り付けるべく椎体間インプラント12、板260、及び/又は骨締結具を左右対称の軸XBに対して斜めに植え込むための手術経路POに沿った下部腰椎領域L5椎体−仙骨S1間進入法でのOLIF手技と共に採用されている。
【0060】
[0077]椎骨Vの冒されている区分を斜方手術経路POを使用して治療する場合、身体Bを手術台に対して横向きに配置させる。身体Bを横向きに左側を上にして設置する。身体Bは、選択された筋肉及び腹部解剖学的構造を避けながらもここに説明されている様に手術経路POに沿った椎間空間への直接アクセスを提供するべく処置が腸骨稜の前で斜めに施行できるように向きを定められる。幾つかの実施形態では、身体Bの横向きの設置は、左右対称の軸XBに対して斜角αに配置されている手術経路POへのアクセスをやり易くする。手術経路POを作成するうえでの実質的な整列及び連通のために、メスを用いて切開を作成する。
【0061】
[0078]幾つかの実施形態では、円板切除術が椎間空間に隣接して手術経路PO経由で施
行される。幾つかの実施形態では、逐次試行用インプラントが手術経路POに沿って送達され、椎間空間を伸延し椎間空間に適切な張力を掛けて間接的な除圧を可能にさせるように使用される。幾つかの実施形態では、椎体間インプラント12の寸法は、試行の後に選択され、椎体間インプラント12は、蛍光透視法によって視覚化され、椎間空間の中へ打ち込まれる前に向きを定められる。
【0062】
[0079]ここに説明されている挿入器102と同様の挿入器(図示せず)を案内具300と接続して、椎体間インプラント12及び/又は板260及び/又は締結具を、面18が身体Bの頭方向きに配置され面20が身体Bの尾方向きに配置されるように誘導する。挿入器と一体に配置されるシャフトを、挿入器、案内具300、板260を通して枢動ロッド40の中へ、シャフトが枢動ロッド40に係合するように挿入する。挿入器が、椎体間インプラント12及び/又は板260及び/又は骨締結具を、切開を介し手術経路POに沿って、椎間空間に隣接した植え込みに備えて手術部位に隣接して送達する。
【0063】
[0080]前正面Aは、ここに説明されている様に、身体Bの前方部分A1に隣接して前方側に面し、後正面Pは身体Bの後方部分P1に面する。面18は終板の終板組織E1に係合し、面20は終板組織E2に係合する。椎体間インプラント12及び/又は板260は、ここに説明されているのと同様の案内具300を用いて、トグルさせることができる。
【0064】
[0081]枢動ロッド40を操作して空洞48を通路24と整列させる。通路284が通路24と整列するように板260を操作する。通路24と通路284と空洞48を整列させ、椎体間インプラント12に関し、ここに説明されている様に手術経路POと実質的に整列して向き付ける。タップを案内具300と一体に配置し、例えば締結具を受け入れるためのパイロット穴又は同種のものを椎骨Vの選択された椎骨V1、V2に手術経路PO経由で作成する。通路24、284、及び空洞48は、締結具を手術経路PO経由で受け入れるように向きを定められていて、締結具が椎間空間へ手術経路PO経由で送達され終板の終板組織を穿通する向きになるような向きに配置されている。通路24、284、及び空洞48は、骨締結具を左右対称の軸XBに対して斜めに手術経路POと実質的に整列して案内する。ドライバ(図示せず)を案内具300と一体に椎間空間に隣接して配置し、骨締結具を駆動するように、トルクを与えるように、挿し込むように、又はそれ以外のやり方で椎間空間に隣接して椎骨V1、V2と一体に接続するように操作して、椎体間インプラント12、板260、及び/又は骨締結具を椎骨V1、V2と一体に取り付ける。
【0065】
[0082]ここに説明されているのと同様の処置が完了したら、脊椎インプラントシステム10の外科用器械、組立体、及び植え込まれない構成要素を抜去し、(単数又は複数の)切開を閉じる。
【0066】
[0083]ここに開示されている実施形態に対し様々な修正がなされ得るものと理解しておきたい。従って、以上の説明は、限定としてではなく、単に様々な実施形態の例示と解釈されるべきである。当業者には、ここに付随の特許請求の範囲による範囲と精神の内にある他の修正が想起されるであろう。
【符号の説明】
【0067】
10 脊椎インプラントシステム
12 椎体間インプラント
14 前方面
16 後方面
18、20 椎骨係合面
22 内面
23 開口部
24 通路(左右対称の軸XBに斜め)
25 外面
26 通路(左右対称の軸XBに整列)
27 枢軸点
30 横断孔
32 孔の内面
32a、32b 歯止め面
34、36 開口部
38 陥凹
40 枢動ロッド
42、44 枢動ロッドの端
46 内面
48 空洞(左右対称の軸XBに斜め)
50 空洞(左右対称の軸XBに整列)
52 ストッパ
60 ALIF板
61 インプラント係合面
62、64 椎骨に係合するように構成されている部分
66 内面
68 開口部
70 バックアウト要素
80 フランジ
82 内面
84 通路
100 ALIFモジュール式DTS案内具
102 挿入器
104 シャフト
106 近位端
108 遠位端
112 ねじの切られた部分
114 作動器
120 発光器
122 発光体
260 OLIF板
261 インプラント係合面
262、264 椎骨に係合するように構成されている部分
266 内面
268 開口部
270 バックアウト要素
280 フランジ
282 内面
284 通路
300 OLIFモジュール式DTS案内具
A インプラントの前正面
A1 被術者身体の前方部分
E1、E2 終板組織
P インプラントの後正面
P1 被術者身体の後方部分
PA 前方手術経路
PO 斜方手術経路
SP 被術者身体の矢状面
V、V1、V2 椎骨
XB 被術者身体の左右対称の軸
X1 左右対称の軸XBに対して斜めの軸
X2 左右対称の軸XBに対して平行な軸
α 斜角
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
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図15
図16
図17
図18
図19