(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記第1保護層及び前記第2保護層のうちの少なくとも1つの保護層の厚さは、1μm〜20μmである、請求項1から10のいずれか一項に記載の静電容量式タッチセンサ。
前記第1保護層は、前記複数の感知電極のうちの少なくとも1つの感知電極の上面及び側面のうちの少なくとも1つの面を覆う、請求項1から12のいずれか一項に記載の静電容量式タッチセンサ。
前記表示パネルは、液晶表示装置(LCD)、電界放出表示装置(Field Emission Display)、プラズマ表示装置(PDP)、有機発光表示装置(OLED)または電気泳動表示装置(EPD)を含む、請求項14に記載の表示装置。
【発明を実施するための形態】
【0011】
本発明を説明するに当たって、各層(膜)、領域、パターン、または構造物が、基板、各層(膜)、領域、パッド、またはパターンの「上/の上(on)」に、または「下/の下(under)」に形成されるという記載は、直接(directly)または他の層を介して形成されることを全て含む。また、各層上/の上、または下/の下に対する基準は、図面を基準として説明する。
【0012】
図面において、各層(膜)、領域、パターン、または構造物の厚さやサイズは説明の明確性及び便宜のために変形できるので、実際のサイズを全的に反映するものではない。
【0013】
以下、添付した図面を参照して本発明の実施形態を詳細に説明すれば、次の通りである。
【0014】
まず、
図1から
図3を参照して、実施形態に係るタッチウィンドウを説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るタッチウィンドウの平面図である。
図2及び
図3は、
図1のA−A’に沿って切断した断面を示す断面図である。
【0015】
図1を参照すると、実施形態に係るタッチウィンドウは、入力装置(例えば、指など)の位置を感知する有効領域AAとこの有効領域AAの周囲に配置される非有効領域UAが定義される基板100を含む。
【0016】
ここで、有効領域AAには入力装置が感知できるように感知電極200が形成できる。そして、非有効領域UAには感知電極200を電気的に連結する配線300が形成できる。また、非有効領域UAには前記配線300に連結される外部回路などが位置することができる。
【0017】
このようなタッチウィンドウに指などの入力装置が接触すれば、入力装置が接触した部分で静電容量の差が発生し、このような差が発生した部分を接触位置として検出することができる。
【0018】
このようなタッチウィンドウをより詳しく説明すれば、次の通りである。
【0019】
基板100は、この上に形成される感知電極200、配線300、及び回路基板などを支持することができる多様な物質で形成できる。前記基板100は、ガラス基板、ポリエチレンテレフタレート(poly(ethylene terephthalate):PET)フィルムまたは樹脂を含むプラスチックを含むか、またはサファイア基板で形成できる。
【0020】
サファイアは誘電率などの電気特性が非常に優れてタッチ反応速度を画期的に上げることができるだけでなく、ホバリング(Hovering)など、空間タッチを容易に具現することができ、表面強度が高くてカバー基板にも適用可能な物質である。ここで、ホバリングとは、ディスプレイから若干離れた距離でも座標を認識する技術を意味する。また、前記基板100は部分的には曲面を有しながら撓むことができる。即ち、基板は部分的に平面を有し、部分的に曲面を有しながら撓むことができる。より詳しくは、前記基板100の端部が曲面を有しながら撓むか、ランダム(random)な曲率を含んだ表面を有し、撓んだり曲がったりすることができる。
【0021】
基板100の非有効領域UAに外郭ダミー層が形成される。外郭ダミー層は配線300とこの配線300を外部回路に連結する印刷回路基板などが外部から見えないようにするように所定の色を有する物質を塗布して形成できる。外郭ダミー層は、所望の外観に適合した色を有することができるが、一例に、黒色顔料などを含んで黒色を表すことができる。そして、この外郭ダミー層には多様な方法により所望のロゴなどを形成することができる。このような外郭ダミー層は、蒸着、印刷、湿式コーティングなどにより形成できる。
【0022】
基板100の上には感知電極200が形成できる。前記感知電極200は指などの入力装置が接触されたかを感知することができる。
図1では、前記感知電極200が基板上で一方向に延びることを図示したが、実施形態はこれに限定されるものではない。したがって、前記感知電極200は一方向と交差する他方向に延長できる。また、前記感知電極200は一方向に延びる形状及び他方向に延びる形状を有する2種類の感知電極200を含むこともできる。
【0023】
前記感知電極200は透明伝導性物質を含むことができる。一例として、前記感知電極200はインジウムスズ酸化物(indium tin oxide)、インジウム亜鉛酸化物(indium zinc oxide)、銅酸化物(copper oxide)、スズ酸化物(tin oxide)、亜鉛酸化物(zinc oxide)、チタニウム酸化物(titanium oxide)などの金属酸化物を含むことができる。前記物質は光の透過を妨害しないので視認性に非常に有利な物質である。
【0024】
前記感知電極200の上に保護層400が配置される。前記保護層400は、前記感知電極200と直接接触することができる。即ち、前記保護層400は前記感知電極200の上面と直接接触することができる。前記保護層400は、前記感知電極200を保護することができる。具体的に、
図3のように、基板が曲がったり撓んだりするベンディング時、前記保護層400は前記感知電極200を物理的な打撃から保護することができる。即ち、前記保護層400は前記感知電極200を補強して信頼性を向上させることができる。
【0025】
また、前記保護層400が前記感知電極200との屈折率の調節によりインデックスマッチング(index matching)されることによって、光特性及び視認性を向上させることができる。
【0026】
前記保護層400は多様な高分子物質を含むことができる。前記保護層400は、ポリウレタン、アクリレート、メタクリレート、エポキシ、ポリカーボネート、ポリエチレン、またはポリスチレンを含むことができる。
【0027】
前記保護層400の厚さ(T)は1μmから20μmでありうる。前記保護層400の厚さ(T)が1μm以上の場合、前記感知電極200を物理的に補強することができる。前記保護層400の厚さ(T)が20μm以下の場合、タッチウィンドウの厚さの増加を防止することができる。好ましくは、前記保護層400の厚さは2μmから15μmでありうる。より好ましくは、前記保護層400の厚さは4μmから10μmでありうる。
【0028】
次に、前記配線300は前記非有効領域UAに形成される。前記配線300は、前記感知電極200に電気的信号を印加することができる。前記配線300は、前記非有効領域UAに形成されて見えないようにすることができる。
【0029】
一方、図面に図示してはいないが、前記配線300と連結される回路基板がさらに位置することができる。回路基板には多様な形態の印刷回路基板が適用できるが、一例として、フレキシブル印刷回路基板(flexible printed circuit board:FPCB)などが適用できる。
【0030】
以下、
図4から
図13を参照して、他の実施形態に係るタッチウィンドウを説明する。明確で、かつ簡略な説明のために、前述した部分と同一または類似部分に対しては詳細な説明を省略する。
【0031】
まず、
図4を参照すると、前記保護層400は第1保護層401及び第2保護層402を含む。前記第1保護層401は、感知電極200の上面に配置される。第2保護層402は前記感知電極200の下面に配置される。即ち、前記第1保護層401及び前記第2保護層402を通じて感知電極200の上面及び下面を保護することができる。したがって、感知電極200の強度向上効果を極大化することができる。
【0032】
次に、
図5及び
図6を参照すると、感知電極200は伝導性パターンを含むことができる。一例として、前記感知電極200はメッシュ形状に配置される。
【0033】
具体的には、前記感知電極200はメッシュ開口部OA及びメッシュ線部LAを含むことができる。この際、前記メッシュ線部LAの線幅が0.1μmから10μmとすることができる。線幅が0.1μm以下のメッシュ線部LAは製造工程上、不可能でありうる。線幅が10μm以下の場合、感知電極200のパターンが目に見えないようにすることができる。好ましくは、前記メッシュ線部LAの線幅は0.5μmから7μmでありうる。より好ましくは、前記メッシュ線部LAの線幅は1μmから3.5μmでありうる。
【0034】
一方、
図5に示すように、メッシュ開口部OAは四角形形状にすることができる。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、メッシュ開口部OAはダイアモンド型、五角形、六角形の多角形形状、または円形形状など、多様な形状を有することができる。また、前記メッシュ開口部OAは規則的な(regular)形状またはランダム(random)な形状に形成できる。
【0035】
前記感知電極200がメッシュ形状を有することによって、有効領域AA上で前記感知電極200のパターンが見えないようにすることができる。即ち、前記感知電極200が金属で形成されても、パターンが見えないようにすることができる。また、前記感知電極200が大型サイズのタッチウィンドウに適用されてもタッチウィンドウの抵抗を低下することができる。
【0036】
図6を参照すると、前記感知電極200は、第1サブパターン110、第2サブパターン120、及び電極層210を含むことができる。
【0037】
前記第1サブパターン110は、樹脂層150の上に配置される。前記第1サブパターン110は、前記メッシュ線部LAに配置される。したがって、前記第1サブパターン110はメッシュ形状に配置される。前記第1サブパターン110は陽刻(凸部)でありうる。
【0038】
一方、前記第1サブパターン110に隣接して第2サブパターン120が配置される。前記第2サブパターン120は、前記樹脂層150の上に配置される。前記第2サブパターン120は、前記メッシュ開口部OAに配置される。したがって、前記第2サブパターン120は前記第1サブパターン110の間に配置できる。前記第2サブパターン120は陽刻(凸部)でありうる。
【0039】
前記第1サブパターン110及び前記第2サブパターン120は、樹脂(resin)またはポリマーを含むことができる。前記第1サブパターン110及び前記第2サブパターン120は、インプリンティング(imprinting)工程により形成できる。即ち、樹脂層150の上に形成しようとするパターンが形成されたモールドを通じて形成できる。
【0040】
前記電極層210は、前記第1サブパターン110の上に配置される。したがって、前記電極層210は前記メッシュ線部LAに配置され、前記電極層210はメッシュ形状に配置される。
【0041】
前記感知電極200は、電気伝導性に優れる金属物質を含むことができる。一例に、前記感知電極200はCu、Au、Ag、Al、Ti、Ni、またはこれらの合金のうち、少なくともいずれか1つを含むことができる。これを通じて、前記感知電極200が適用されたタッチウィンドウの電気的特性を向上させることができる。
【0042】
前記電極層210の上に保護層400が配置できる。前記保護層400は前記電極層210の上面及び側面を囲むように配置できる。
図6に示すように、前記電極層210のみに保護層400が配置できる。したがって、前記保護層400はメッシュ形状に配置できる。
【0043】
一方、
図7を参照すると、前記基板100の上に樹脂層150が配置され、前記樹脂層150は陰刻部150a(凹部)を含むことができる。この際、前記電極層210は前記陰刻部150aの内に配置できる。即ち、前記感知電極200は前記陰刻部150aの内に電極物質270を充填して形成することができる。したがって、既存の蒸着及びフォトリソグラフィ工程に比べて、工程数、工程時間、及び工程費用を減らすことができる。
【0044】
図8を参照すると、前記基板100の上に金属物質をエッチングして伝導性パターンの感知電極200を形成することもできる。一例として、前記基板100の上に銅(Cu)を蒸着した後、金属エッチングを進行して形成することができる。
【0045】
図9を参照すると、前記感知電極200は連結構造体(interconnecting structure)222を含むことができる。前記連結構造体222は、直径が10nmから200nmの微細構造体でありうる。一例として、前記感知電極200はナノワイヤーを含むことができる。前記感知電極200は、金属ナノワイヤーを含むことができる。
【0046】
図10を参照すると、前記感知電極200は母材221及びナノワイヤーを含むことができる。前記母材221は、感光性物質を含む。前記母材221が感光性物質を含むことによって、前記感知電極200は露光及び現像などの工程により形成できる。
【0047】
前記感知電極200は、感光性ナノワイヤーフィルムを含むことができる。前記感知電極200が感光性ナノワイヤーフィルムで形成されることによって、前記感知電極200の厚さが薄くなることができる。即ち、前記感知電極200がナノワイヤーを含みながらも、全体的な厚さが薄くなることができる。
【0048】
一方、
図5から
図10では保護層400が前記基板100の前面に配置されることを図示したが、実施形態はこれに限定されるものではない。したがって、前記保護層400が感知電極200の上のみに配置されることもできる。
【0049】
次に、
図11から
図14を参照すると、基板は第1有効領域1AA及び第2有効領域2AAを含む。
【0050】
前記第1有効領域1AAには第1感知電極201が配置できる。
【0051】
前記第2有効領域2AAは、前記第1有効領域1AAの側面に配置できる。図面に示したように、前記第2有効領域2AAは前記第1有効領域1AAの両側面に配置できる。
図13を参照すると、前記第2有効領域2AAは前記第1有効領域1AAから撓むことができる。即ち、前記第2有効領域2AAは曲がることができる。
【0052】
前記第1有効領域1AAから撓んだり曲がったりする第2有効領域2AAは、撓んだ状態で固定されてベンディングされた状態の形状を維持するようにすることができる。また、ベンディングされた状態の形状が維持された状態でベンディングされた反対方向への物理的な力が加えられる場合、力が加えられる量と方向に対応するようにベンディングされるか、またはフラット(flat)に変形できる。
【0053】
前記第1感知電極201及び前記第2感知電極202は、互いに異なる物質を含むことができる。具体的に、前記第1感知電極201及び前記第2感知電極202は互いに異なる特性を有する物質を含むことができる。
【0054】
一例として、前記第1感知電極201は第1物質を含むことができる。前記第1物質は、インジウムスズ酸化物(indium tin oxide)、インジウム亜鉛酸化物(indium zinc oxide)、銅酸化物(copper oxide)、スズ酸化物(tin oxide)、亜鉛酸化物(zinc oxide)、チタニウム酸化物(titanium oxide)などの金属酸化物を含むことができる。前記第1物質は光の透過を妨害しないので視認性に非常に有利な物質である。しかしながら、一方で前記第1物質は基板の曲げと撓みにより物理的に容易に打撃を受けることもある物質である。
【0055】
前記第2感知電極202は、前記第1物質と異なる第2物質を含むことができる。一例として、前記第2物質は、ナノワイヤー、炭素ナノチューブ(CNT)、グラフェン(graphene)、または伝導性ポリマーを含む多様な金属を含むことができる。また、前記第2感知電極202は、Cu、Au、Ag、Al、Ti、Ni、またはこれらの合金のうち、少なくともいずれか1つを含むことができる。前記第2物質は基板の曲げと撓み(bending)に適用することができるフレキシブル(flexible)な特性を有する。
【0056】
一方、これと反対に、前記第1感知電極201が前記第2物質を含み、前記第2感知電極202が前記第1物質を含むこともできる。
【0057】
この際、前記第2感知電極202の上には保護層400が配置される。即ち、前記保護層400は前記第2有効領域2AAに配置される。即ち、前記保護層400がベンディングされる前記第2有効領域2AAのみに配置されることによって、前記第2感知電極202が物理的打撃無しで撓むことができる。
【0058】
また、第1感知電極201と第2感知電極202との間に保護層400が配置できる。即ち、前記保護層400は第1有効領域1AAと第2有効領域2AAの境界領域に配置される。即ち、前記保護層400が第1有効領域1AAから第2有効領域2AAに撓む境界領域に配置されることによって、前記ベンディング時、物理的な打撃無しで撓むことができる。
【0059】
即ち、前記保護層400を通じて一部分のみ撓むタッチウィンドウを具現することができる。したがって、撓むタッチウィンドウの構造的な多様性を確保することができる。
【0060】
一方、前記保護層400は前記第1有効領域1AAにも追加的に配置されて、基板100の前面に配置できることは勿論である。
【0061】
図15及び
図16を参照して本発明の他の実施形態に従って前記タッチウィンドウが適用されるタッチデバイスを説明する。
図15及び
図16は、本発明の他の実施形態に係るタッチウィンドウが適用されるタッチデバイスを説明するための図である。前述した実施形態と重複する説明は省略できる。同一な構成に対しては同一な図面符号を与える。
【0062】
図15及び
図16を参照すると、本発明の他の実施形態に係るタッチデバイスは表示パネル700と一体形成されたタッチウィンドウを含むことができる。即ち、少なくとも1つの感知電極を支持する基板が省略できる。
【0063】
より詳しくは、前記表示パネル700の少なくとも一面に少なくとも1つの感知電極が形成できる。前記表示パネル700は第1基板701及び第2基板702を含む。即ち、前記第1基板701または前記第2基板702の少なくとも一面に少なくとも1つの感知電極が形成できる。
【0064】
前記表示パネル700が液晶表示パネルの場合、前記表示パネル700は薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)と画素電極を含む第1基板701とカラーフィルタ層を含む第2基板702が液晶層を挟んで合着した構造で形成できる。
【0065】
また、前記表示パネル700は、薄膜トランジスタ、カラーフィルタ、及びブラックマトリックスが第1基板701に形成され、第2基板702が液晶層を挟んで前記第1基板701と合着するCOT(color filter on transistor)構造の液晶表示パネルでありうる。即ち、前記第1基板701の上に薄膜トランジスタを形成し、前記薄膜トランジスタ上に保護膜を形成し、前記保護膜上にカラーフィルタ層を形成することができる。また、前記第1基板701には前記薄膜トランジスタと接触する画素電極を形成する。この際、開口率を向上し、マスク工程を単純化するためにブラックマトリックスを省略し、共通電極がブラックマトリックスの役割を兼ねるように形成することもできる。
【0066】
また、前記表示パネル700が液晶表示パネルの場合、前記表示装置は前記表示パネル700の背面で光を提供するバックライトユニットをさらに含むことができる。
【0067】
前記表示パネル700が有機電界発光表示パネルの場合、前記表示パネル700は別途の光源が必要でない自発光素子を含む。前記表示パネル700は第1基板701の上に薄膜トランジスタが形成され、前記薄膜トランジスタと接触する有機発光素子が形成される。前記有機発光素子は、正極、負極、及び前記正極と負極との間に形成された有機発光層を含むことができる。また、前記有機発光素子上にインカプセルレーションのための封止基板の役割をする第2基板702をさらに含むことができる。
【0068】
この際、上部に配置された基板の上面に少なくとも1つの感知電極が形成できる。図面上には第2基板702の上面に感知電極が形成される構成を図示したが、前記第1基板701が上部に配置される場合、前記第1基板701の上面に少なくとも1つの感知電極が形成できる。
【0069】
図15を参照すると、前記表示パネル700の上面に第1感知電極210が形成できる。また、前記第1感知電極210と連結される第1配線が形成できる。前記第1感知電極210が形成された前記表示パネル700の上には第2感知電極220及び第2配線が形成されたタッチ基板105が形成できる。前記タッチ基板105と前記表示パネル700との間には第1接着層66が形成できる。
【0070】
図面上にはタッチ基板105の上面に第2感知電極220が形成され、前記タッチ基板105の上に第2接着層67を挟んで配置されるカバー基板400を図示したが、これに限定されるものではない。前記タッチ基板105の背面に前記第2感知電極220が形成されることができ、この際、前記タッチ基板105がカバー基板の役割をすることもできる。
【0071】
即ち、図面に限定されず、前記表示パネル700の上面に第1感知電極210が形成され、前記第2感知電極220を支持するタッチ基板105が前記表示パネル700の上に配置され、前記タッチ基板105と前記表示パネル700とが合着する構造であれば充分である。
【0072】
また、前記タッチ基板105は偏光板でありうる。即ち、前記第2感知電極220は偏光板の上面または背面に形成できる。これによって、前記第2感知電極と偏光板は一体形成できる。
【0073】
また、前記タッチ基板105と別途に偏光板をさらに含むことができる。この際、前記偏光板は前記タッチ基板105の下部に配置できる。例えば、前記偏光板は前記タッチ基板105と表示パネル700との間に配置できる。また、前記偏光板は前記タッチ基板105の上部に配置できる。
【0074】
前記偏光板は線偏光板または外光反射防止偏光板でありうる。例えば、前記表示パネル700が液晶表示パネルの場合、前記偏光板は線偏光板でありうる。また、前記表示パネル700が有機電界発光表示パネルの場合、前記偏光板は外光反射防止偏光板でありうる。
【0075】
図16を参照すると、前記表示パネル700の上面に第1感知電極210及び第2感知電極220が形成できる。また、前記表示パネル700の上面に前記第1感知電極210と連結される第1配線と前記第2感知電極220と連結される第2配線が形成できる。
【0076】
また、前記第1感知電極210の上に形成され、前記第2感知電極220を露出する絶縁層600が形成できる。前記絶縁層600の上には前記第2感知電極220を連結するためのブリッジ電極230がさらに形成できる。
【0077】
但し、図面に限定されず、前記表示パネル700の上面に第1感知電極210、第1配線及び第2配線が形成され、前記第1感知電極210及び第1配線上に絶縁層が形成できる。前記絶縁層上に第2感知電極220が形成され、前記第2感知電極220と前記第2配線とを連結する連結部をさらに含むことができる。
【0078】
また、前記表示パネル700の上面に、第1感知電極210、第2感知電極220、第1配線及び第2配線が有効領域に形成できる。前記第1感知電極210及び第2感知電極220は互いに離隔して形成され、隣接するように配置できる。即ち、絶縁層、ブリッジ電極などが省略できる。
【0079】
即ち、図面に限定されず、前記表示パネル700の上に別途の感知電極支持基板無しで第1感知電極210及び第2感知電極220が形成されれば充分である。
【0080】
前記表示パネル700の上に接着層68を挟んでカバー基板400が配置できる。この際、前記表示パネル700と前記カバー基板400との間には偏光板が配置できる。
【0081】
次に、
図17から
図20を参照して本発明の更に他の実施形態に係るタッチデバイスについて説明する。
図17から
図20は、本発明の更に他の実施形態に係るタッチウィンドウが適用されるタッチデバイスを説明するための図である。前述した実施形態と重複する説明は省略できる。同一な構成に対しては同一な図面符号を与える。
【0082】
図17から
図20を参照して本発明の更に他の実施形態に係るタッチデバイスは表示パネルと一体形成されたタッチウィンドウを含むことができる。即ち、少なくとも1つの感知電極を支持する基板が省略されることができ、感知電極を支持する基板が全て省略できる。
【0083】
有効領域に配置されてタッチを感知するセンサーの役割をする感知電極と前記感知電極に電気的信号を印加する配線が前記表示パネルの内側に形成できる。より詳しくは、少なくとも1つの感知電極または少なくとも1つの配線が前記表示パネルの内側に形成できる。
【0084】
前記表示パネルは、第1基板701及び第2基板702を含む。この際、前記第1基板701及び第2基板702の間に第1感知電極210及び第2感知電極220のうち、少なくとも1つの感知電極が配置される。即ち、前記第1基板701または前記第2基板702の少なくとも一面に少なくとも1つの感知電極が形成できる。
【0085】
図17及び
図20を参照すると、前記第1基板701及び第2基板702の間に、第1感知電極210、第2感知電極220、第1配線及び第2配線が配置できる。即ち、表示パネルの内側に第1感知電極210、第2感知電極220、第1配線及び第2配線が配置できる。
【0086】
図17を参照すると、前記表示パネルの第1基板710の上面に第1感知電極210及び第1配線が形成され、前記第2基板702の背面に第2感知電極220及び第2配線が形成できる。
図18を参照すると、前記第1基板701の上面に第1感知電極210、第2感知電極220、第1配線及び第2配線が形成できる。前記第1感知電極210及び第2感知電極220の間には絶縁層620が形成できる。また、
図19を参照すると、前記第2基板702の背面に第1感知電極210及び第2感知電極220が形成できる。前記第1感知電極210及び第2感知電極220の間には絶縁層630が形成できる。
【0087】
図20を参照すると、前記第1基板701及び第2基板702の間に第1感知電極210及び第1配線が形成できる。また、前記第2感知電極220及び第2配線はタッチ基板106に形成できる。前記タッチ基板106は前記第1基板701及び第2基板702を含む表示パネル上に配置できる。即ち、表示パネルの内側に第1感知電極210及び第1配線が配置され、表示パネルの外側に第2感知電極220及び第2配線が配置できる。
【0088】
前記第1感知電極210及び第1配線は、前記第1基板701の上面または前記第2基板702の背面が形成できる。また、前記タッチ基板106と前記表示パネルとの間には接着層が形成できる。この際、前記タッチ基板106がカバー基板の役割をすることもできる。
【0089】
図面上にはタッチ基板106の背面に第2感知電極220が形成される構成を図示したが、これに限定されるものではない。前記タッチ基板106の上面に前記第2感知電極220が形成されることができ、前記タッチ基板106と接着層を挟んで配置されるカバー基板がさらに形成できる。
【0090】
即ち、図面に限定されず、表示パネルの内側に第1感知電極210及び第1配線が配置され、表示パネルの外側に第2感知電極220及び第2配線が配置される構造であれば充分である。
【0091】
また、前記タッチ基板106は偏光板でありうる。即ち、前記第2感知電極220は偏光板の上面または背面に形成できる。これによって、前記第2感知電極と偏光板は一体形成できる。
【0092】
また、前記タッチ基板106と別途に偏光板をさらに含むことができる。この際、前記偏光板は前記タッチ基板106の下部に配置できる。例えば、前記偏光板は前記タッチ基板106と表示パネルとの間に配置できる。また、前記偏光板は前記タッチ基板106の上部に配置できる。
【0093】
前記表示パネルが液晶表示パネルの場合、前記感知電極が第1基板701の上面に形成される場合、前記感知電極は薄膜トランジスタ(Thin Film Transistor:TFT)または画素電極と共に形成できる。また、前記感知電極が第2基板702の背面に形成される場合、前記感知電極上にカラーフィルタ層が形成されるか、または前記カラーフィルタ層上に感知電極が形成できる。前記表示パネルが有機電界発光表示パネルの場合、前記感知電極が第1基板701の上面に形成される場合、前記感知電極は薄膜トランジスタまたは有機発光素子と共に形成できる。
【0094】
一方、
図15を参照すると、このようなタッチウィンドウ10は駆動部である表示パネル20の上に配置できる。このようなタッチウィンドウ10及び表示パネル20が合着してタッチデバイスを構成することができる。
【0095】
前記表示パネル20には映像を出力するための表示領域が形成されている。このようなタッチデバイスに適用される表示パネルは、一般的に上部基板21及び下部基板22を含むことができる。下部基板22には、データライン、ゲートライン、及び薄膜トランジスタ(TFT)などが形成できる。上部基板21は、下部基板22と接合して下部基板22の上に配置される構成要素を保護することができる。
【0096】
表示パネル20は、本発明に係るタッチデバイスが如何なる種類のタッチデバイスなのかによって多様な形態に形成できる。即ち、本発明に係るタッチデバイスは、液晶表示装置(LCD)、電界放出表示装置(Field Emission Display)、プラズマ表示装置(PDP)、有機発光表示装置(OLED)、及び電気泳動表示装置(EDP)などになることができ、これによって表示パネル20は多様な形態に構成できる。
【0097】
図16に示すように、このようなタッチデバイスは移動式端末機でありうる。特に、前記タッチウィンドウは曲面(curved)タッチウィンドウを含むことができる。したがって、これを含むタッチデバイスは曲面ディスプレイ装置でありうる。特に、タッチデバイスのエッジ部分のみ曲がる形態でありうる。
【0098】
一方、
図17を参照すると、タッチデバイスは曲面(curved)ディスプレイ装置であり、タッチデバイスが全体的に曲がった形状でありうる。
【0099】
一方、
図18を参照すると、タッチウィンドウは撓むフレキシブル(flexible)タッチウィンドウを含むことができる。したがって、これを含むディスプレイ装置はフレキシブルディスプレイ装置でありうる。したがって、ユーザが手で撓めたり 曲げたりすることができる。
【0100】
一方、
図19を参照すると、このようなタッチウィンドウは移動式端末機だけでなく、自動車ナビゲーションにも適用できる。図面には自動車ナビゲーションを図示したが、実施形態はこれに限定されるものではない。したがって、PND(Personal Navigation Display)だけでなく、計器板(dashboard)などに適用されてCID(Center Information Display)も具現することができる。しかしながら、実施形態はこれに限定されるものではなく、このようなディスプレイ装置は多様な電子製品に使用できることは勿論である。
【0101】
以上、実施形態に説明された特徴、構造、効果などは、本発明の少なくとも1つの実施形態に含まれ、必ず1つの実施形態のみに限定されるものではない。延いては、各実施形態で例示された特徴、構造、効果などは、実施形態が属する分野の通常の知識を有する者により他の実施形態に対しても組合または変形されて実施可能である。したがって、このような組合と変形に関連した内容は本発明の範囲に含まれることと解釈されるべきである。
【0102】
以上、本発明を好ましい実施形態をもとに説明したが、これは単なる例示であり、本発明を限定するものでなく、本発明が属する分野の通常の知識を有する者であれば、本発明の本質的な特性を逸脱しない範囲内で、以上に例示していない多様な変形及び応用が可能であることが分かる。例えば、実施形態に具体的に表れた各構成要素は変形して実施することができる。そして、このような変形及び応用にかかわる差異点も、特許請求の範囲で規定する本発明の範囲に含まれるものと解釈されるべきである。