特許第6553634号(P6553634)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6553634頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6553634
(24)【登録日】2019年7月12日
(45)【発行日】2019年7月31日
(54)【発明の名称】頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子
(51)【国際特許分類】
   A42B 1/24 20060101AFI20190722BHJP
【FI】
   A42B1/24 N
   A42B1/24 E
【請求項の数】18
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2016-557853(P2016-557853)
(86)(22)【出願日】2014年11月27日
(65)【公表番号】特表2017-506295(P2017-506295A)
(43)【公表日】2017年3月2日
(86)【国際出願番号】KR2014011481
(87)【国際公開番号】WO2015083980
(87)【国際公開日】20150611
【審査請求日】2017年11月24日
(31)【優先権主張番号】10-2013-0151905
(32)【優先日】2013年12月6日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】514308151
【氏名又は名称】株式会社シークレットウーマン
【氏名又は名称原語表記】SSECRET WOMAN CO.,LTD
(74)【代理人】
【識別番号】110001427
【氏名又は名称】特許業務法人前田特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】金 永烋
【審査官】 姫島 卓弥
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3105073(JP,U)
【文献】 特開2008−163524(JP,A)
【文献】 特開2008−150761(JP,A)
【文献】 特開平05−161621(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3186883(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A42B 1/24
A42B 3/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者の頭部に対応する球形態で形成され、端部内側の一部又は全体にわたって高さ方向に所定の幅を有する帽子粘着部を設けた帽子;
前記帽子の端部内側の周りに接して形成され、高さ方向に所定の幅を有するフレーム粘着部が設けられた支持フレーム;及び
使用者の頭部に隣接して球形態に形状維持ができる強度で形成され前記帽子粘着部又はフレーム粘着部に対して高さ方向の位置を調整し、その調整された位置に結合させることができるように下端部の側面に高さ方向に所定の幅を有する第1補助粘着部が設けられた第1補助装置と、前記第1補助装置と互いに分離可能に構成され、前記帽子の内側に隣接して球形態に形状維持ができる強度で形成され前記帽子粘着部、フレーム粘着部又は第1補助粘着部に対して高さ方向の位置を調整し、その調整された位置で結合させることができるように下端部の側面に第2補助粘着部を設けた第2補助装置からなる補助装置;により構成され、
前記帽子の内側に前記支持フレーム及び補助装置が挿入結合した状態で、前記第1補助装置と第2補助装置との間に形成される第1空間部、前記第2補助装置と帽子との間に形成される第2空間部又は前記第1補助装置と使用者の頭部との間に形成される第3空間部によって使用者の頭形のボリュームアップと小型電子装置が外部に露出されないまま設置できる空間が確保されることを特徴とする、頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子。
【請求項2】
前記支持フレーム、帽子、第1補助装置又は第2補助装置には、小型電子装置を受容できる受容部が更に設けられることを特徴とする、請求項1に記載の頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子。
【請求項3】
使用者の頭部に対応する球形態で形成され、端部内側の一部又は全体にわたって高さ方向に所定の幅を有する帽子粘着部を設けた帽子;及び
使用者の頭部に隣接して球形態に形状維持ができる強度で形成され前記帽子粘着部に対して高さ方向の位置を調整し、その調整された位置に結合させることができるように下端部の側面に高さ方向に所定の幅を有する第1補助粘着部を設けた第1補助装置と、前記第1補助装置と互いに分離可能に構成され、前記帽子の内側に隣接して球形態に形状維持ができる強度で形成され前記帽子粘着部又は第1補助粘着部に対して高さ方向の位置を調整し、その調整された位置で結合させることができるように下端部の側面に第2補助粘着部を設けた第2補助装置からなる補助装置;により構成され,
前記帽子の内側に前記補助装置が挿入結合した状態で、前記第1補助装置と第2補助装置との間に形成される第1空間部、前記第2補助装置と帽子との間に形成される第2空間部又は前記第1補助装置と使用者の頭部との間に形成される第3空間部によって使用者の頭形のボリュームアップと小型電子装置が外部に露出されないまま設置できる空間が確保されることを特徴とする、頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子。
【請求項4】
前記帽子、第1補助装置又は第2補助装置の一部には、小型電子装置が受容できる受容部が更に設けられたことを特徴とする、請求項に記載の頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子。
【請求項5】
前記補助装置は、第1補助粘着部に結合する第2補助粘着部の位置を上下調節することで、前記第1空間部又は第2空間部の高さが調節できることを特徴とする、請求項1又はに記載の頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子。
【請求項6】
前記第1補助装置又は第2補助装置は通風のための通気孔が複数形成されることを特徴とする、請求項1、2、3、4のいずれか一つに記載の頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子。
【請求項7】
前記小型電子装置は、スマートフォン又はスマートグラスを含む装置と無線で通信可能なチップ又は回路基板を有する装置、前記スマートフォン又はスマートグラスを通してeメール又は文字メッセージが受信された場合、使用者に振動で知らせる振動発生装置、又は文字を音声に変換して耳で聞けるようにする骨伝導振動発生装置の全部又は一部を含むことを特徴とする、請求項1、3いずれか一つに記載の頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子。
【請求項8】
前記小型電子装置は、GPS受信機、超音波変換器、カメラ、レーザポインター、又は頭脳に波動信号を印加する波動信号発生装置の全部又は一部を含むことを特徴とする、請求項1、3いずれか一つに記載の頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子。
【請求項9】
前記小型電子装置は、使用者の頭部の周りで発生する脳電図、近赤外線、心電図、血圧又は体温などを含む生体信号、又は使用者周辺の温度、湿度、照度又は気圧などを含む環境信号を測定する装置の全部又は一部を含むことを特徴とする、請求項1、3いずれか一つに記載の頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子。
【請求項10】
前記第1補助装置は、帽子の内側で使用者の頭部全体を覆えるように形成され、第2補助装置は使用者の頭部一部を覆えるように形成されることを特徴とする、請求項1、2、
3、4のいずれか一つに記載の頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子。
【請求項11】
前記第2補助装置は、帽子の内側で使用者の両耳上部の左右方向、額と後頭の前後方向又は任意の方向に位置することを特徴とする、請求項10に記載の頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子。
【請求項12】
前記第1補助装置は、帽子の内側で使用者の頭部一部を覆えるように形成され、第2補助装置は使用者の頭部全体を覆えるように形成されることを特徴とする、請求項1、2、3、4のいずれか一つに記載の頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子。
【請求項13】
前記第1補助装置は、帽子の内側で使用者の両耳上部の左右方向、額と後頭の前後方向又は任意の方向に位置することを特徴とする、請求項12に記載の頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子。
【請求項14】
前記第1補助装置及び第2補助装置は、帽子の内側で使用者の頭部全体を覆えるように形成されることを特徴とする、請求項1、2、3、4のいずれか一つに記載の頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子。
【請求項15】
前記第1補助装置又は第2補助装置は、使用者の頭部の一部を覆えるように形成されることを特徴とする、請求項1、2、3、4のいずれか一つに記載の頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子。
【請求項16】
前記第1補助装置又は第2補助装置は、帽子の内側で使用者の両耳上部の左右方向、額と後頭の前後方向又は任意の方向に相互同一位置に置かれるか、方向が相互外れるように位置することを特徴とする、請求項15に記載の頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子。
【請求項17】
前記第1補助装置は、円形、+字型、X字型、T字型、Η字型又はΠ字型で形成されることを特徴とする、請求項10に記載の頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子。
【請求項18】
前記第2補助装置は、円形、+字型、X字型、T字型、Η字型又はΠ字型で形成されることを特徴とする、請求項12に記載の頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子に関するものである。より詳しくは、使用者の頭部と帽子との間に補助装置と支持フレームを設けて、前記補助装置と支持フレームにより使用者の頭形補正と小型電子装置などが外部に露出されないまま設置できる空間の確保と、前記補助装置、帽子又は支持フレームに受容部を設けて前記小型電子装置などの受容ができることを特徴とする、頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子に関するものである。
【背景技術】
【0002】
後頭部の所が平たい形態の頭形を有する使用者たちの場合、美容室などで頭頂部分を持ち上げることにより、短所を克服しようとしているが、時間の経過に従って頭頂部分がまた沈む問題があった。また、帽子をかぶった場合にも、後ろ髪の部分が押さえられ、帽子をかぶった頭形が綺麗に形成されないという問題があった。
【0003】
韓国登録実用新案公報第20−0448062号(登録日:2010.03.05.)は頭形補正用の補正具に関するものであり、平たい頭形を膨らませて表現したり、額をより膨らませて見せることにより帽子の審美感を高めようとすることを特徴とする。しかし、前記の技術による補正具の固定紐12は帯形態であり、耳上部の両方が押さえられるなどのことで頭形の補正が容易ではないという問題があった。
【0004】
また、従来には、人間の脳を測定や研究する場合、実験対象者を研究室、実験室又は医療施設などの制限された空間内で一時的に実験したため、日常生活内の自然的活動中に表れる多様な結果を得ることが難しいという面もあった。即ち、従来には、活動が制限された拘束状態で実験対象者に対する生体信号が測定が行われたため、実生活においての生体信号の測定が困難である問題があった。
【0005】
更に、従来には一部のカツラなどに空間を確保して小型チップの内蔵ができる形態で使用したが、カツラ自体が有する空間上の限界により多様な形態のフラットフォームの具現が容易ではないという面があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】韓国登録実用新案20−0448062号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、前記従来技術の問題点を解決するため創出したものであり、本発明において、使用者の頭部と帽子との間に補助装置を設け、前記補助装置が使用者の頭頂部分を覆える程度の一定幅を有するか頭部全体を覆える球形態で帽子に固定されることで、補助装置の間又は前記補助装置の上下に形成される空間部によって使用者の頭形が補正されたり、前記空間部に小型電子装置などが外部に露出されないまま設置でき、補助装置、帽子又は支持フレームに受容部を設けて前記小型電子装置などの受容ができることを特徴とする、頭形補正又は空間形成のための補助装置を備えた帽子に関するものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
前記目的を達成するため本発明のある実施例による帽子は、使用者の頭部に対応する球形態で形成され、端部内側の一部又は全体にわたって帽子粘着部を設けた帽子;前記帽子の端部内側の周りに接して形成され、フレーム粘着部を設けた支持フレーム;及び使用者の頭部に隣接して球形態で形成され、前記帽子粘着部又はフレーム粘着部に結合するため下端部の側面に第1補助粘着部を設けた第1補助装置と、前記帽子の内側に隣接して球形態で形成され前記帽子粘着部、フレーム粘着部又は第1補助粘着部に結合すため下端部の側面に第2補助粘着部を設けた第2補助装置からなる補助装置で構成され、前記帽子の内側に前記支持フレーム及び補助装置が挿入結合された状態で、前記第1補助装置と第2補助装置との間に形成される第1空間部、前記第2補助装置と帽子との間に形成される第2空間部又は前記第1補助装置と使用者の頭部との間に形成される第3空間部によって、使用者の頭形のボリュームアップや小型電子装置が外部に露出されないまま設置できる空間が確保されることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の他の実施例の帽子は、使用者の頭部に対応する球形態で形成され、端部内側に一部又は全体にわたって帽子粘着部を設けた帽子;前記帽子の端部内側の周りに接して形成され、フレーム粘着部を設けた支持フレーム;及び使用者の頭部と帽子内側との間に球形態で形成され前記帽子粘着部又はフレーム粘着部に結合するため下端部の側面に第1補助粘着部を設けた第1補助装置からなり、前記帽子の内側に前記支持フレーム及び第1補助装置が挿入結合した状態で、前記帽子と第1補助装置との間に形成される第4空間部又は前記第1補助装置と使用者の頭部との間に形成される第3空間部によって、使用者の頭形のボリュームアップや小型電子装置が外部に露出されないまま設置できる空間が確保されることを特徴とする。
【0010】
本発明のまた他の実施例による帽子は、使用者の頭部に対応する球形態で形成され、端部内側の一部又は全体にわたって帽子粘着部を設けた帽子;及び使用者の頭部に隣接して球形態で形成され前記帽子粘着部に結合するため下端部の側面に第1補助粘着部を設けた第1補助装置と、前記帽子の内側に隣接して球形態で形成され前記帽子粘着部又は第1補助粘着部に結合するため下端部の側面に第2補助粘着部を設けた第2補助装置からなる補助装置により構成され、前記帽子の内側に前記補助装置が挿入結合した状態で、前記第1補助装置と第2補助装置との間に形成される第1空間部、前記第2補助装置と帽子との間に形成される第2空間部又は前記第1補助装置と使用者の頭部との間に形成される第3空間部によって使用者の頭形のボリュームアップと小型電子装置が外部に露出されないまま設置できる空間が確保されることを特徴とする。
【0011】
本発明の更に他の実施例による帽子は、使用者の頭部に対応する球形態で形成され、端部内側の一部又は全体にわたって帽子粘着部を設けた帽子;及び使用者の頭部と帽子内側との間に球形態で形成され前記帽子粘着部に結合するため下端部の側面に第1補助粘着部を設けた第1補助装置からなり、前記帽子の内側に前記第1補助装置が挿入結合した状態で、前記帽子と第1補助装置との間に形成される第4空間部又は前記第1補助装置と使用者の頭部との間に形成される第3空間部によって使用者の頭形のボリュームアップと小型電子装置が外部に露出されないまま設置できる空間が確保されることを特徴とする。
【0012】
本発明の支持フレーム、帽子、第1補助装置又は第2補助装置には、小型電子装置が受容できる受容部が更に設けられることを特徴とする。
【0013】
本発明の第1補助装置と第2補助装置は第1補助粘着部に結合する第2補助粘着部の位置を上下調節して、前記第1空間部又は第2空間部の高さを調節することができ、前記第1補助装置又は第2補助装置は通風のための通気孔が複数形成されることを特徴とする。
【0014】
また、本発明の小型電子装置は、スマートフォン又はスマートグラスなどの装置と無線で通信可能なチップ又は回路基板を有する装置、前記スマートフォン又はスマートグラスによってeメール又は文字メッセージが受信される場合、使用者に振動で知らせる振動発生装置、又は文字を音声に変換して耳で聞けるようにする骨伝導振動発生装置を含むことができ、GPS受信機、超音波変換器、カメラ、レーザポインター、又は頭脳に波動信号を印加する波動信号発生装置を含むことと、使用者の頭部の周りで発生する脳電図、近赤外線、心電図、血圧又は体温などの生体信号、又は使用者周辺の温度、湿度、照度又は気圧などの環境信号を測定する装置が含まれることを特徴とする。
【0015】
本発明の第1補助装置又は第2補助装置は、帽子の内側で使用者の頭部の全体又は頭部の一部を覆えるように形成され、前記第1補助装置と第2補助装置が使用者の頭部の一部を覆えるように形成される場合、帽子の内側で使用者の両耳上部の左右方向、額と後頭の前後方向又は任意の方向に互いに同一位置に置かれることもできるし、方向が互いに外れる位置に置かれることも可能であり、第1補助装置又は第2補助装置に一方だけが使用者の頭部の一部を覆えるように形成される場合、使用者の頭部の一部を覆うように形成される第1補助装置又は第2補助装置は帽子の内側で使用者の両耳上部の左右方向、額と後頭の前後方向又は任意の方向に位置することができ、前記第1補助装置と第2補助装置は全て使用者の頭部全体を覆えるように形成されることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
本発明において、使用者の頭部と帽子との間に設けた補助装置によって空間部が形成され、前記空間部によって使用者の頭形補正が容易になされる。
【0017】
また本発明において、補助装置が使用者の頭部全体を覆うか頭頂部分を覆える程度の一定幅を持つ状態で帽子に固定されるため、使用者の頭頂部分を含む全体頭形が補正される長所がある。
【0018】
また、本発明において、使用者の頭部と帽子との間に設けた補助装置によって形成される空間部内部又は前記帽子、補助装置又は支持フレームに形成される受容部に、使用者の脳波を測定したり現代人の精神疾患又は頭脳の性向を操るニューロバイオフィードバック装置などの脳工学関連の小型電子装置、又は体温、血圧などのチェックが可能なセンサー、又はスマートフォンを含む通信装置と無線で通信できる装置などを小型化して内蔵することができる。
【図面の簡単な説明】
【0019】
図1図1(a)、(b)は本発明において補助装置のある実施例であり、使用者の頭部の一部を覆える第1補助装置と第2補助装置がお互い同一方向に結合した様子と受容部を備えた様子を示す図面である。
図2図2(a)、(b)は、本発明において補助装置の他の実施例であり、使用者の頭部の一部を覆える第1補助装置と前記第1補助装置に受容部を設けた様子を示す図面である。
図3図3(a)、(b)は、図1図2の実施例による補助装置と支持フレームが相互結合した様子を示す図面である。
図4図4(a)、(b)は、本発明において、図3の実施例による補助装置と支持フレームが帽子の内部に形成された様子を示す図面である。
図5図5(a)、(b)は、本発明において、図1の実施例による第1補助装置と第2補助装置が相互結合された状態で帽子の内部に結合した様子と、図2と実施例による第1補助装置が帽子の内部に結合した様子を示す図面である。
図6図6は、本発明において、第1補助装置が帽子の内部に結合した状態で小型電子装置が空間部に設けられた様子を実施例を示す図面である。
【発明を実施するための形態】
【0020】
以下、添付した図面を参照して本発明の好ましい実施例をより詳しく説明する。
【0021】
本発明において説明する「小型電子装置」は、使用者の頭部の周りで発生する脳電図、近赤外線、心電図、血圧又は体温などを含む生体信号と使用者の周辺の温度、湿度、照度又は気圧などの環境信号を測定するため、使用者が着用する帽子、支持フレーム、補助装置、空間部又は前記帽子、支持フレーム、補助装置又は空間部に設けた受容部に挿入される測定装置を意味するものであり、使用者の生体信号を測定するためのセンサーが使用者の頭部に付着されたり、使用者周辺の環境信号を測定するためのセンサーが帽子によって露出されないまま設けられた状態で、前記センサーが前記電子装置と有無線で繋がって生体信号と環境信号を送受信できるものを通称する。
【0022】
また、本発明の小型電子装置は、スマートフォン又はスマートグラスなどの装置と無線で通信可能なチップ又は回路基板を有する装置が含まれ、前記スマートフォン又はスマートグラスと通じてeメール又は文字メッセージが受信される場合、使用者に振動で知らせる振動発生装置を含むことができ、文字を音声に変換して耳で聞けるようにする骨伝導振動発生装置が含まれ得る。
【0023】
また、本発明に備えられる小型電子装置として、GPS受信機、超音波変換器、カメラ又はレーザポインターなどがあり、頭脳に波動信号を印加する波動信号発生装置を含むことができる。
【0024】
本発明の帽子は、後ろ髪の上部である頭頂部分をボリュームアップして後頭部の補正が可能である機能を含み、更に、段々発展する脳工学に用いられる小型電子装置、例えば、使用者の脳波を測定して脳機能の異常有無を測定したり、精神疾患などを研究するための機能を有する小型電子装置を設置できる空間を確保する機能を含ませるために用いられることを特徴とする。
【0025】
図4図5に示す本発明の帽子は前方にツバが形成されることを示しているが、帽子の形態は自由に構成できる。前記図4図5は、使用者の頭部の一部を覆える第1補助装置210と第2補助装置220が帽子の内側で互いに同一方向に結合した様子を示している。即ち、前記図4図5は、第1補助装置と第2補助装置が使用者の両耳上部の左右方向にお互い同一位置に置かれる実施例を示す。しかし、前記第1補助装置と第2補助装置は額と後頭の前後方向又は任意の方向にお互い同一位置に置かれたり、方向が互いに外れるように位置することもできる。
【0026】
また、図面には図示しなかったが、本発明の第1補助装置210は帽子の内側で使用者の頭部全体を覆えるように形成されることができ、第2補助装置220は使用者の頭部一部を覆えるように形成されることができる。一方、第1補助装置は帽子の内側で使用者の頭部一部を覆えるように形成され、第2補助装置が使用者の頭部全体を覆えるように形成されることもできる。また、第1補助装置と第2補助装置は使用者の頭部全体を覆えるように形成されることができる。
【0027】
第1補助装置が帽子の内側で使用者の頭部全体を覆えるように形成され、第2補助装置は使用者の頭部一部を覆えるように形成される実施例の場合、前記第2補助装置は帽子の内側で使用者の両耳上部の左右方向、額と後頭の前後方向又は任意の方向に位置することができる。反対に、第1補助装置は帽子の内側で使用者の頭部一部を覆えるように形成される一方、第2補助装置が使用者の頭部全体を覆えるように形成される実施例の場合、前記第1補助装置が帽子の内側で使用者の両耳上部の左右方向、額と後頭の前後方向又は任意の方向に位置することができる。
【0028】
第1補助装置及び/又は第2補助装置が使用者の頭部全体を覆えるように形成される場合、第1補助粘着部211及び/又は第2補助粘着部221は各々第1補助装置及び/又は第2補助装置の下端部の側面の全体にわたって形成されることも、下端部の一側面に一部形成されることもできる。
【0029】
第1補助装置又は第2補助装置が使用者の頭部全体を覆えるように形成される場合、前記第1補助装置又は第2補助装置は円形、+字型、X字型、T字型、Η字型又はΠ字型などの多様な形で形成できる。+字型を例としたら、第1補助装置が使用者の頭部全体を覆えるようにして、帯形態で設けられる事により空間を形成する。この際にも、使用者の頭部を支持した状態が空間確保が行われ、帯形態の上部面又は下部面に小型電子装置の搭載が可能である。
【0030】
本発明の第1補助装置又は第2補助装置が使用者の頭部の一部を覆う場合、その幅は自由に形成できるが、好ましくは2〜10cmの範囲で形成され、使用者が帽子を着用した状態で外部に露出しないようにする。第1補助装置と第2補助装置が全て使用者の頭部の一部を覆えるように形成される場合、前記第1補助装置と第2補助装置は帽子の内側で使用者の両耳上部の左右方向、額と後頭の前後方向又は任意の方向に相互同一位置に置かれることも、又は方向が相互外れるように位置することもできる。
【0031】
帽子内側に第2補助装置が省略されたまま第1補助装置だけを設けた状態において、前記第1補助装置が使用者の頭部全体又は一部を覆うように設けられることができるが、前記第1補助装置が使用者の頭部の一部を覆うように設けられた場合前記第1補助装置は使用者の両耳上部の左右方向、額と後頭の前後方向又は任意の方向に位置することができる。
【0032】
図1は、本発明の補助装置のある実施例であり、使用者の頭部の一部を覆える第1補助装置と第2補助装置が互いに同一方向に結合した様子と受容部が設けられた様子を示す図面である。図1(a)は第1補助装置210と第2補助装置220が互いに同一方向に結合できることを示し、図1(b)は受容部400が更に設けられることを示す。前記第1補助装置と第2補助装置は使用者の頭部に隣接して形成されるため球形態で形成される。
【0033】
前記第1補助装置と第2補助装置が帽子100と結合して空間部500が形成され、前記空間部が使用者の頭形を補正するとともに小型電子装置が外部に露出されないまま設置できる。即ち、脳波の測定が可能な装置、体温又は血圧などのチェックができるセンサー及び/又は通信機能を含むウェアラブル装置などが小型化して前記空間部に内蔵できる。図1の受容部400は、小型電子装置が内蔵できる空間を実施例として示し、前記受容部の大きさと形は小型電子装置の構造、大きさ又は用途などによって様々な変形ができ、前記小型電子装置は受容部の構成がなくても前記第1補助装置の上下部又は第2補助装置の上下部を介して形成される空間内に位置することもできる。また、前記受容部は、第1補助装置の上部面又は下部面と接して形成されるか、又は第2補助装置の上部面又は下部面に接して形成でき、帽子の下部面にも形成できる。
【0034】
図1には、第1補助装置210と第2補助装置220との間に形成される第1空間部510を示し、前記第1空間部が使用者の頭部の上部に形成されながら平たい形態の頭頂部分が補正され、また前記第1空間部の内部に小型電子装置の設置が可能になる。
【0035】
第1補助装置と第2補助装置との間の結合は様々な形で行うことができるが、本発明では第1補助装置の下端部の側面に第1補助粘着部211を形成し、第2補助装置の下端部の側面に第2補助粘着部221を形成し、前記第1補助装置210の上部に第2補助装置220が位置した状態で、前記第2補助粘着部が第1補助粘着部211に結合する。粘着部の例は多様であるが、雌雄形態を持つベルクロテープを用いることができ、前記第1補助粘着部と第2補助粘着部は下端部の外側面又は内側面の両方又は一方に形成することができる。
【0036】
第1補助装置及び/又は第2補助装置は、帽子の端部内側に形成される帽子粘着部110と粘着できるようにし、後述の支持フレーム600を備えた実施例の場合、前記支持フレームに形成されるフレーム粘着部610も前記帽子粘着部に粘着できるようにする。即ち、本発明において、第1補助装置、第2補助装置、フレーム粘着部及び/又は帽子粘着部が選択的に相互結合することで帽子の内側で安定な空間を形成することができ、これによって頭形補正も同時に行われる。前記帽子粘着部もベルクロテープの利用ができ、雌雄形態が相互対応して形成され相互間の結合が容易にできるようにする。
【0037】
本発明において、第1補助装置と結合する第2補助装置に設けられた第2補助粘着部が第1補助装置の第1粘着部と結合する高さを調節して第1空間部510の高さを調節することができる。即ち、第2補助粘着部を第1補助粘着部の上部の方に接合させる場合は第1空間部の高さが高くなり、一方第2補助粘着部を第1補助粘着部の下部の方に接合させる場合は第1空間部の高さは低くなる。これによって頭形補正の高さを調節し、ボリュームアップの高さを調節できるようになり、搭載される小型電子装置の大きさに柔軟な対処ができる。
【0038】
図2は本発明に適用される補助装置200の他の実施例であり、使用者の頭部の一部を覆える補助装置を示し、図2(a)は第1補助装置210を示し、図2(b)は前記第1補助装置に受容部400が更に設けられた様子を示す。即ち、図2の実施例は第2補助装置220がなく第1補助装置だけでボリュームアップ及び空間形成が可能であることを示す。前記第1補助装置の下端部の側面に設けられた第1補助粘着部211が帽子の端部内側に形成された帽子粘着部110に結合し空間部が形成される。図2は前記帽子粘着部が帽子の両側面内側に形成されることにしたが、前記帽子粘着部は第1補助粘着部及び/又は第2補助粘着部と相互結合できる程度の幅を持つ状態で帽子の内側の端部全体にわたって形成できる。
【0039】
図3は、図1図2の実施例による補助装置200と支持フレーム600が相互結合した様子を示す図面であり、図3(a)は図1(b)の補助装置が支持フレームと結合した様子を示し、図3(b)は図2(b)の第1補助装置が支持フレームと結合した様子を示す。本発明の支持フレームは帽子と補助装置とをより強く結合するための手段として使用し、一定幅を持つ状態で帽子の端部内側の周りに接して形成され得る。
【0040】
前記図3を参照すれば、帽子と補助装置との結合のため支持フレームの外側面にフレーム粘着部610が形成され、前記フレーム粘着部に第1補助装置210の第1補助粘着部211及び/又は第2補助装置220の第2補助粘着部221が相互結合し、帽子にも結合する。支持フレームの外側面に形成されるフレーム粘着部は端部の一定位置に形成されることも可能であるが、必要に応じて外側面の全体の周りにわたって形成され得る。
【0041】
前述において、第1補助粘着部及び/又は第2補助粘着部が支持フレームの外側面に粘着されるものを示したが、支持フレームの内側面にもフレーム粘着部が形成される場合前記第1補助粘着部及び/又は第2補助粘着部は支持フレームの内側面に結合できる。この場合、前記支持フレームが使用者の頭部に接するので、フレーム粘着部が内側面の全体の周りに形成される場合使用者に不快感を起こすため、第1補助粘着部及び/又は第2補助粘着部が結合される一部部分だけにフレーム粘着部が形成され得る。
【0042】
帽子の端部内側には前記フレーム粘着部との結合のため帽子粘着部110が更に設けられ、前記帽子粘着部110は端部の一部又は全体にわたって選択的に形成され得る。また前記支持フレームには小型電子装置が受容できる受容部400が一定位置に設けられ得るし、使用者の頭部と直接接触しない外側又は内側にも設けられ得る。
【0043】
図4は本発明において、図3の実施例による補助装置と支持フレームが帽子の内部に形成された様子を示す図面であり、図4(a)は第1補助装置、第2補助装置及び支持フレームが帽子に結合した様子であり、点線内部の図面はa−a’線による断面をA方向から見た様子を示し、図4(b)は第1補助装置と支持フレームが帽子に結合した様子を示し点線内部の図面はb−b’線による断面をB方向から見た様子を示す。前記図4(a)及び図4(b)の点線の内部図面の中で第1補助装置の下に図示した点線は使用者の頭部である。図4図5は説明の便宜のため、帽子は外部境界部分を線で表示し、内部の補助装置及び/又は支持フレームが表れるように表示した。
【0044】
図4(a)を参照すれば、第1補助装置210、第2補助装置220及び支持フレーム600が帽子100の内側に挿入された状態で、前記帽子の端部内側に形成された帽子粘着部110、支持フレームに設けられたフレーム粘着部、第1補助装置に設けられた第1補助粘着部及び/又は第2補助装置に設けられた第2補助粘着部が互いに結合する。
【0045】
図4(a)の実施例において、第1補助装置210と第2補助装置220との間に形成される第1空間部510、前記第2補助装置と帽子の上部との間に形成される第2空間部520及び前記第1補助装置と使用者の頭部との間に形成される第3空間部530によって使用者の頭形のボリュームアップと小型電子装置が外部に露出されないまま設置できる空間が確保できる。本発明において、前記第1補助装置及び第2補助装置の上部面及び下部面に接して受容部が形成され得るし、支持フレームの外側面に受容部が形成され得る。また、帽子の内側面に受容部が形成され得るし、ツバの下部面に受容部が形成され得る。前記受容部に小型電子装置を挿入され設けることができる。
【0046】
図4(b)を参照すれば、第1補助装置210と支持フレーム600が帽子100の内側に挿入した状態で、前記帽子の端部内側に形成された帽子粘着部110、支持フレームに設けられたフレーム粘着部及び第1補助装置の第1補助粘着部が互いに結合する。
【0047】
図4(b)の実施例において、前記第1補助装置と使用者の頭部との間に形成される第3空間部530と前記第1補助装置と帽子上部との間に形成される第4空間部540によって使用者の頭形のボリュームアップと小型電子装置が外部に露出されないまま設置できる空間が確保され得る。本発明において、前記第1補助装置の上部面及び下部面に接して受容部が形成されたり、支持フレームの外側面に受容部が形成される。また、帽子の内側面に受容部が形成されたり、ツバの下部面に受容部が形成され得る。前記受容部に小型電子装置を挿入して設けることができる。
【0048】
図5は本発明において、第1補助装置及び/又は第2補助装置が帽子の内部に結合した様子示す図面であり、図5(a)は図1の実施例による第1補助装置210と第2補助装置220が帽子100の内部で結合した様子を示し、図5(b)は図2の実施例による第1補助装置210が帽子100の内部で結合した様子をそれぞれ示している。即ち、図5図4の実施例と他の構成は同一であり、支持フレームだけ省略された形態を示している。したがって、帽子の端部内側に形成される帽子粘着部110と第1補助装置に形成された第1補助粘着部211及び/又は第2補助粘着部221が相互結合することで頭形のボリュームアップと空間形成が行われる。
【0049】
図5(a)の実施例において、第1補助装置210と第2補助装置220との間に形成される第1空間部510、前記第2補助装置と帽子上部との間に形成される第2空間部520及び前記第1補助装置と使用者の頭部との間に形成される第3空間部530によって、使用者の頭形のボリュームアップと小型電子装置が外部に露出されないまま設置できる空間が確保され得る。前記第1補助装置及び第2補助装置の上部面及び下部面に接して受容部が形成され得るし、支持フレームの外側面に受容部が形成され得る。また帽子の内側面に受容部が形成され得るし、ツバの下部面に受容部が形成され得る。前記受容部に小型電子装置を挿入して設けることができる。
【0050】
図5(b)の実施例において、前記第1補助装置と使用者の頭部との間に形成される第3空間部530と前記第1補助装置と帽子上部との間に形成される第4空間部540によって使用者の頭形のボリュームアップと小型電子装置が外部に露出されないまま設置できる空間が確保され得る。本発明において、前記第1補助装置の上部面及び下部面に接して受容部が形成され得るし、支持フレームの外側面に受容部が形成され得る。また、帽子の内側面に受容部が形成され得るし、ツバの下部面に受容部の形成ができる。帽子のツバの上部面にも受容部の形成が可能であるが、美観を考慮し下部面に形成することが好ましい。前記受容部に小型電子装置を挿入して設けることができる。
【0051】
本発明において第1補助装置、第2補助装置又は支持フレームは使用者の頭形をボリュームアップさせたり空間形成が可能であるよう、一定強度を持つ状態で形像維持が可能がプラスチックなどの合成樹脂が材料として利用できる。
【0052】
図6は本発明によって、第1補助装置が帽子の内部に結合した状態で小型電子装置が空間部に設けられた様子を実施例として示す図面であり、第1補助装置と帽子との間の空間部に使用者の頭脳の波動信号を印加する波動発生装置が設けられた様子を示す。
【0053】
図面には図示しなかったが、本発明において、支持フレームと補助装置を省略した状態で、帽子の内側面又は外側面、又は帽子のツバの下部面又は上部面に受容部を形成した後、前記受容部に小型電子装置を設けることができる。このとき帽子は頭形補正ということより小型電子装置による脳工学関連の測定用道具、又はスマートフォンなどと通信する無線装置、振動発生装置又はレーザポインターなどを受容するための道具として用いられる。
【0054】
本発明において、第1補助装置、第2補助装置及び支持フレームは使用者の頭形をボリュームアップさせたり、空間形成が可能であるように一定の強度を持つ状態で形状維持が可能がプラスチックなどの合成樹脂が材料として利用できる。図1と2を参照すれば、本発明の補助装置には複数の通気孔300が形成されている。前記通気孔を通して外部空気が使用者の頭部につながり、頭部から出る熱や汗などの排出が円滑に行われる。
【0055】
本発明において、使用者の頭部と帽子との間に設けた補助装置によって空間部が形成され、前記空間部によって使用者の頭形補正が容易に行われ、補助装置が使用者の頭頂部分を覆える程度の一定幅を持つ状態で帽子に固定するため、使用者の頭頂部分を含む全体頭形が補正されるという長所がある。更に、使用者の頭部と帽子との間に設けた補助装置によって形成される空間部内部又は前記帽子、補助装置又は支持フレームに形成される受容部に使用者の脳波測定や現代人の精神疾患又は頭脳の性向を操るニューロバイオフィードバック装置などの脳工学関連の小型電子装置又は体温・血圧などのチェックが可能であるセンサー及び/又は通信機器などが小型化されて内蔵できる。
【0056】
以上において、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明の権利範囲はこれらに限らず、本発明の実施例と実質的な均等範囲のものまで本発明の権利範囲が及ぶことと理解すべきであり、本発明の思想を超えない範囲において当該発明に属する技術分野で通常の知識を有する者により多様な変形実施が可能である。
【符号の説明】
【0057】
100:帽子
110:帽子粘着部
200:補助装置
210:第1補助装置
211:第1補助粘着部
220:第2補助装置
221:第2補助粘着部
300:通気孔
400:受容部
500:空間部
510:第1空間部
520:第2空間部
530:第3空間部
540:第4空間部
600:支持フレーム
610:フレーム粘着部
図1
図2
図3
図4
図5
図6