特許第6553685号(P6553685)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6553685
(24)【登録日】2019年7月12日
(45)【発行日】2019年7月31日
(54)【発明の名称】反射型イメージ検出センサ
(51)【国際特許分類】
   G01V 8/20 20060101AFI20190722BHJP
【FI】
   G01V8/20 P
【請求項の数】14
【全頁数】30
(21)【出願番号】特願2017-155335(P2017-155335)
(22)【出願日】2017年8月10日
(65)【公開番号】特開2018-28539(P2018-28539A)
(43)【公開日】2018年2月22日
【審査請求日】2017年8月10日
(31)【優先権主張番号】10-2016-0104291
(32)【優先日】2016年8月17日
(33)【優先権主張国】KR
(73)【特許権者】
【識別番号】517015731
【氏名又は名称】オートニクス コーポレイション
(74)【代理人】
【識別番号】100099759
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 篤
(74)【代理人】
【識別番号】100123582
【弁理士】
【氏名又は名称】三橋 真二
(74)【代理人】
【識別番号】100165191
【弁理士】
【氏名又は名称】河合 章
(74)【代理人】
【識別番号】100114018
【弁理士】
【氏名又は名称】南山 知広
(74)【代理人】
【識別番号】100159259
【弁理士】
【氏名又は名称】竹本 実
(72)【発明者】
【氏名】リム チェジョン
(72)【発明者】
【氏名】キム ポヨン
(72)【発明者】
【氏名】チョン チェファン
【審査官】 素川 慎司
(56)【参考文献】
【文献】 国際公開第2014/097940(WO,A1)
【文献】 実開昭55−053842(JP,U)
【文献】 特開2011−232190(JP,A)
【文献】 特開2004−301828(JP,A)
【文献】 特開2010−266450(JP,A)
【文献】 実開昭53−019091(JP,U)
【文献】 特開昭51−016973(JP,A)
【文献】 特開平04−059429(JP,A)
【文献】 特開平07−324999(JP,A)
【文献】 特開平11−241917(JP,A)
【文献】 特開2002−214361(JP,A)
【文献】 特開2013−134178(JP,A)
【文献】 特開2013−251246(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第02701209(EP,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G01V 1/00 − 99/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ハウジングと、
前記ハウジングに設置された受光部と、
前記ハウジングの一方向に沿って前記ハウジングに設けられた複数の発光部を含み、
前記複数の発光部は、
前記受光部の一側に隣接して位置する第1グループの発光部と、
前記受光部の他側に隣接して位置し、前記受光部を中心に前記第1グループの発光部と対称である第2グループの発光部を含み、
前記受光部は、
前記ハウジングにおいて前記ハウジングの外部に伸びていく受光軸を有し、
前記複数の発光部は、
各々が前記受光軸と交差する複数の発光軸を有
前記第1グループの発光部は
第1発光部と
前記第1発光部と前記受光部との間に位置する第2発光部を含み
前記第1発光部は第1発光軸を有し
前記第2発光部は第2発光軸を有し
前記第1発光軸と前記受光軸のなす角度は
前記第2発光軸と前記受光軸がなす角度より大きい、反射型イメージ検出センサ。
【請求項2】
前記第1発光部と前記第2発光部の間隔は、前記受光部と前記第2発光部の間隔より大きい、請求項に記載の反射型イメージ検出センサ。
【請求項3】
前記受光軸は、前記ハウジングの1方向の法線から傾斜された、請求項1に記載の反射型イメージ検出センサ。
【請求項4】
前記複数の発光部は、前記ハウジングの1方向に沿って一列に整列され、
前記受光部は、前記一列から外れている、請求項1に記載の反射型イメージ検出センサ。
【請求項5】
前記受光部は、
前記受光軸上に置かれるイメージセンサと、
前記受光軸上に形成されるスリットと、
前記イメージセンサと、前記スリットの間に位置するレンズを含む、請求項1に記載の反射型イメージ検出センサ。
【請求項6】
前記受光部は、
前記レンズと前記イメージセンサの間に位置するフィルタを含む、請求項に記載の反射型イメージ検出センサ。
【請求項7】
前記ハウジングは、
前記スリットの周りに形成される隔壁を含む、請求項に記載の反射型イメージ検出センサ。
【請求項8】
前記隔壁は、
前記受光部の前面から突出され、前記スリットの周囲を囲む、請求項に記載の反射型イメージ検出センサ。
【請求項9】
前記隔壁は、
前記スリットと離隔され、前記スリットの長さ方向に沿って延長され、前記スリットの上部に位置する第1パートと、
前記スリットと離隔され、前記スリットの長さ方向に沿って延長され、前記スリットの下部に位置する第2パートと、
前記第1パートの一端から前記第2パートの一端に延長される第3パートを含み、
前記スリットから前記第1パートまたは前記第2パートまでの距離は、前記スリットから前記第3パートの距離より近い、請求項に記載の反射型イメージ検出センサ。
【請求項10】
前記発光部は、
前記発光軸上に置かれる発光素子と、
前記発光軸上に位置するレンズと、
前記発光素子と前記レンズとの間に形成されるスリットを含む、請求項1に記載の反射型イメージ検出センサ。
【請求項11】
前記ハウジングに設けられた第1受光部と、
前記第1受光部と離隔して設けられた第2受光部と、
前記第1受光部から前記第2受光部に順次設置された複数の発光部を含み、
前記複数の発光部の内の少なくとも一つは、前記第1受光部の受光軸と交差する発光軸を有し、
前記複数の発光部の内の少なくとも他の一つは、前記第2受光部の受光軸と交差する発光軸を有する、請求項1に記載の反射型イメージ検出センサ。
【請求項12】
前記第1受光部の受光軸と交差する発光軸を有する複数の発光部の内の少なくとも一つは、
前記第2受光部の受光軸と交差する発光軸を有する複数の発光部の内の少なくとも他の一つより前記第2受光部に近い、請求項11に記載の反射型イメージ検出センサ。
【請求項13】
前記ハウジングは、
前記複数の発光部が置かれる複数の安着部含み、
前記複数の安着部は、
前記受光部の一側に隣接して位置する第1グループの安着部と、
前記受光部の他側に隣接して位置し、前記受光部を中心に前記第1グループの安着部と対称である第2グループの安着部を含み、
前記第1グループの安着部の内のいずれか1つの安着部は、
前記第1グループの安着部の他の一つの安着部と、他の傾斜を有する、請求項1に記載の反射型イメージ検出センサ。
【請求項14】
前記第1グループの安着部は、
それぞれの安着部との間の距離が互いに異なる、請求項13に記載の反射型イメージ検出センサ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、反射型イメージ検出センサに関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、LCD製造用ガラス(Glass)は、複数の工程に投入されるため、カセットに積層されて移送されることができる。このようなガラス(Glass)は世代ごとにサイズが異なり、カセット内に積層されるガラス(Glass)のピッチ(Pitch)が異なる場合がある。
【0003】
従来はガラスを検出するために、透過型あるいは反射型マッピングセンサを用いた。透過型あるいは反射型マッピングセンサは、当該ガラスを検出するために規則的な場所に検出光軸を位置させなければならなかった。これにより、従来の透過型あるいは反射型マッピングセンサは工程別、世代別の他のピッチ(Pitch)に基づいて、複数の製品を開発及び製造するしかなかった。また、透過型マッピングセンサの場合には、設置環境に応じて設置垂直角度、ガラス(Glass)基準取り付け高さなどを考慮しなければならない多くの問題が発生した。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は、前述した問題及びその他の問題を解決することにある。また、他の目的は、受光部に基づいて、複数の発光部を対称に構成することにより、様々なサイズのガラスを検出することができる反射型イメージ検出センサを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
前記または他の目的を達成するために、本発明の一側面によると、ハウジングと前記ハウジングに設置された受光部と、前記ハウジングの1方向に沿って前記ハウジングに設けられた複数の発光部を含み、前記複数の発光部は、前記受光部の一側に隣接して位置する第1グループの発光部と、前記受光部の他側に隣接して位置し、前記受光部を中心に前記第1グループの発光部と対称である第2グループの発光部を含み、前記受光部は、前記ハウジングから前記ハウジングの外部に伸びていく受光軸を有し、前記複数の発光部は、それぞれが、前記受光軸と交差する複数の発光軸を有する反射型イメージ検出センサを提供する。
【0006】
本発明の他の側面によれば、前記第1グループの発光部は、第1発光部と、前記第1発光部と前記受光部との間に位置する第2発光部を含むことができる。
【0007】
本発明また他の側面によれば、前記第1発光部と前記第2発光部の間隔は、前記受光部と前記第2発光部の間隔より大きいことができる。
【0008】
本発明また他の側面によれば、前記第1発光部は、第1発光軸を有し、前記第2発光部は第2発光軸を有するが、前記第1発光軸と前記受光軸のなす角度は、第2発光軸と前記受光軸がなす角度より大きいことがある。
【0009】
本発明また他の側面によれば、前記受光軸は、前記ハウジングの1方向の法線からチルト(傾斜)することができる。
【0010】
本発明の他の側面によると、前記複数の発光部は、前記ハウジングの1方向に沿って一列に整列され、前記受光部は、前記一列から外れることができる。
【0011】
本発明の他の側面によれば、前記受光部は、前記受光軸上に置かれるイメージセンサと前記受光軸上に形成されるスリットと、前記イメージセンサと、前記スリットの間に位置するレンズを含むことができる。
【0012】
本発明の他の側面によれば、前記受光部は、前記レンズと前記イメージセンサの間に位置するフィルタを含むことができる。
【0013】
本発明の他の側面によれば、前記ハウジングは、前記スリットの周りに形成される隔壁を含むことができる。
【0014】
本発明の他の側面によれば、前記隔壁は、前記受光部の前面から突出され、前記スリットの周りを囲むことができる。
【0015】
本発明の他の側面によれば、前記隔壁は、前記スリットと離隔され、前記スリットの長さ方向に沿って延長され、前記スリットの上部に位置する第1パートと前記スリットと離隔され、前記スリットの長さ方向に沿って延長され、前記スリットの下部に位置する第2パートと、前記第1パートの一端から前記第2パートの一端に延長される第3パートを含み、前記スリットから前記第1パートまたは前記第2パートまでの距離は、前記スリットから前記第3パートの距離より近いことがありうる。
【0016】
本発明の他の側面によれば、前記発光部は、前記発光軸上に置かれる発光素子と前記発光軸上に位置するレンズと、前記発光素子と前記レンズとの間に形成されるスリットを含むことができる。
【0017】
本発明の他の側面によれば、前記ハウジングに設けられた第1受光部と前記第1受光部と離隔して設けられた第2受光部と、前記第1受光部から前記第2受光部に順次設置された複数の発光部を含み、前記複数の発光部の内の少なくとも一つは、前記第1受光部の受光軸と交差する発光軸を有し、前記複数の発光部の内の少なくとも他の一つは、第2受光部の受光軸と交差する発光軸を有することがある。
【0018】
本発明の他の側面によれば、前記第1受光部の受光軸と交差する発光軸を有する複数の発光部の内の少なくとも一つは、前記第2受光部の受光軸と交差する発光軸を有する複数の発光部の内の少なくとも他の一つより前記第2受光部に近いことがある。
【0019】
本発明の他の側面によれば、前記ハウジングは、前記複数の発光部が置かれる複数の安着部を含む、前記複数の安着部は前記受光部の一側に隣接して位置する第1グループの安着部と、前記受光部の他側に隣接して位置し、前記受光部を中心に前記第1グループの安着部と対称である第2グループの安着部含み、前記第1グループの安着部の内の1つの安着部は、前記第1グループの安着部の他の一つの安着部と、他の傾斜を有することがある。
【0020】
本発明のまた他の側面によれば、前記第1グループの安着部は、それぞれの安着部との間の距離が互いに異なることがある。
【発明の効果】
【0021】
本発明の実施の形態に係る反射型イメージ検出センサの効果について説明すると、次の通りである。
【0022】
本発明の実施の形態の内、少なくとも一つによれば、受光部に基づいて、複数の発光部を対称に構成することにより、様々なサイズのガラスを検出することができる。
【0023】
本発明の実施の形態の内、少なくとも一つによれば、受光部に基づいて、複数の発光部を対称に構成することにより、受光部の数を減らすことができる。
【0024】
本発明の実施の形態の内、少なくとも一つによれば、受光部に基づいて、複数の発光部を対称に構成することで、製品を単純化させることができる。
【0025】
本発明の実施の形態の内、少なくとも一つによれば、複数の発光部と受光部がフレキシブルケーブルに締結されることにより、様々な製品に容易に適用させることができる。
【0026】
本発明の実施の形態の内、少なくとも一つによれば、発光領域を重畳させガラスを検出することにより、製品の信頼性と正確性が改善されることができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
図1】本発明の一実施の形態に係る反射型イメージ検出センサを含む検出装置の一例を示す図である。
図2】本発明の一実施の形態に係る反射型イメージ検出センサの検出アルゴリズムの一例を示す図である。
図3】本発明の一実施の形態に係る反射型イメージ検出センサの配置の一例を示す図である。
図4A】本発明の一実施の形態に係る発光部と受光部の位置の一例を示す図である。
図4B】本発明の一実施の形態に係る発光部と受光部の位置の一例を示す図である。
図5A】本発明の一実施の形態に基づいて受光部が傾斜される一例を示す図である。
図5B】本発明の一実施の形態に基づいて受光部が傾斜される一例を示す図である。
図6】本発明の一実施の形態に係る発光部の分解の一例を示す図である。
図7】本発明の一実施の形態に係る受光部の分解の一例を示す図である。
図8】本発明の一実施の形態に応じて1つのセットで構成された反射型イメージ検出センサの一例を示す図である。
図9図8の光信号の光範囲の一例を示す図である。
図10図8の光信号の光範囲の一例を示す図である。
図11】本発明の一実施の形態に応じて2つのセットで構成された、反射型イメージ検出センサの一例を示す図である。
図12図11の光信号の光範囲の一例を示す図である。
図13図11の光信号の光範囲の一例を示す図である。
図14】第1セットと第2セットの間に発生する死角地帯の一例を示す図である。
図15】本発明の一実施の形態に基づいて受光されたスペクトルの一例を示す図である。
図16】本発明の一実施の形態に係る反射型イメージ検出センサが距離に応じて変化する傾斜角の光経路の一例を示す図である。
図17】本発明の一実施の形態に係る反射型イメージ検出センサが距離に応じて変化する傾斜角の光経路の一例を示す図である。
図18】本発明の一実施の形態に係る反射型イメージ検出センサが距離に応じて変化する傾斜角の光経路の一例を示す図である。
図19】本発明の一実施の形態に基づいてパワーと画素数との間の関係の一例を示す図である。
図20】本発明の他の実施の形態に係る反射型イメージ検出センサのフレキシブルケーブルの一例を示す図である。
図21】本発明の他の実施の形態に基づいてフレキシブルケーブルと発光部が締結されるものの一例を示す図である。
図22】本発明の他の実施の形態に基づいてフレキシブルケーブルと発光部が締結されるものの一例を示す図である。
図23】本発明の他の実施の形態に基づいてフレキシブルケーブルと発光部が締結されるものの一例を示す図である。
図24】本発明の他の実施の形態に基づいて発光部がフレキシブルケーブルに締結された状態の一例を示す図である。
図25】本発明の他の実施の形態に係るモジュール固定部の一例を示す図である。
図26】本発明の他の実施の形態に応じて2つのセットで構成された、反射型イメージ検出センサにモジュール固定部が配置されるものの一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0028】
以下、添付された図面を参照して、本明細書に開示された実施の形態を詳細に説明するが、図面符号に関係なく、類似の構成要素は、同じ参照番号を付与し,これに対する重複される説明は省略する。以下の説明で使用される構成要素の接尾辞「モジュール」及び「部」は、明細書作成の容易さだけが考慮されて付与されたり混用されるものであり、その自体で、互いに区別される意味または役割を有するものはない。また、本明細書に開示された実施の形態を説明するにあたって、関連する公知技術に対する具体的な説明が本明細書に開示された実施の形態の要旨を曖昧にすることができると判断される場合、その詳細な説明を省略する。また、添付された図面は、本明細書に開示された実施の形態を容易に理解できるようにするためのものだけで、添付された図面によって本明細書に開示された技術的思想が制限されず、本発明の思想及び技術範囲に含まれるすべての変更、均等物乃至代替物を含むものと理解されるべきである。
【0029】
第1、第2などのように序数を含む用語は、様々な構成要素を説明するために使用することができるが、構成要素は用語によって限定されるものはない。用語は一つの構成要素を他の構成要素から区別する目的にのみ使用される。
【0030】
いずれかの構成要素が他の構成要素に“接続されて"いるとか“結合されて"いると言及された場合は、その他の構成要素に直接的に接続されているか、または結合されていることもあるが、中間に他の構成要素が存在することもあると理解するべきである。
【0031】
一方、いずれかの構成要素が他の構成要素に“直接接続されて"いるとか、"直接結合されて"いると言及されたときには、中間に他の構成要素が存在しないことで理解するべきである。
【0032】
単数の表現は、文脈上明らかに異なるように意味しない限り、複数の表現を含む。
【0033】
本出願において、「含む」または「有する」などの用語は、明細書上に記載された特徴、数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものが存在することを指定しようとするのであって、一つまたはそれ以上の他の特徴や数字、段階、動作、構成要素、部品またはこれらを組み合わせたものの存在または付加可能性を予め排除しないものと理解されるべきである。
【0034】
図1を参照すると、積載装置(Cassette、110)は、四角形の立体ボックスに形成され、一側面がオープンされることができる。積載装置(Cassette、110)は、内部に少なくとも一つ以上のスロット(Slot)が一定の間隔で離隔して配置されることができる。
【0035】
積載装置(Cassette、110)は、オープンされた一側面を介して少なくとも一つ以上のディスプレイ製造用ガラス(Glass、111)をスロット(Slot)毎に積載させることができる。積載装置(Cassette、110)は、ディスプレイ製造用ガラス(Glass、111)の大きさに応じて、四角形の立体ボックスの体積が変わることがある。
【0036】
様々なサイズのディスプレイ製造用ガラス(Glass、111)は、互いに異なる体積を有する積載装置(Cassette、110)のスロットに積載することができる。積載装置(Cassette、110)は、複数の工程に投入されるため、ディスプレイ製造用ガラス(Glass、111)を積層して移送することができる。
【0037】
検出センサ120は、ディスプレイ製造用ガラス(Glass、111)が積載された積載装置の一側面から所定の距離だけ離隔して配置されることができる。検出センサ120は、縦方向に長く延長されたハウジング(HA:図8及び11を参照)、ハウジング(HA)に設置された受光部(LR:図8及び11を参照)及びハウジング(HA)の長さ方向に沿ってハウジング(HA)に設置された複数の発光部(LP)を含むことができる。検出センサ120は、複数の発光部(LP)を用いて、積載されたディスプレイ製造用ガラス(Glass、111)に光信号を出力することができる。光信号は、ディスプレイ製造用ガラス(Glass、111)の側面またはエッジ面に反射されて受光部(LR)に受光されることができる。検出センサ120の詳細な説明は後述する。
【0038】
メイン制御部130は、検出センサ120と有線または無線通信を用いて電気的に接続することができる。メイン制御部130は、検出センサ120からの信号の供給を受け識別アルゴリズムを用いて分析することができる。メイン制御部130は、受光した光信号を識別アルゴリズムで分析し、積載装置のスロットにディスプレイ製造用ガラス(Glass、111)が積載されたかどうかを認識することができる。
【0039】
メイン制御部130は、ディスプレイ部(図示せず)を用いて、積載するかどうかを表示することができる。メイン制御部130は、スロットにディスプレイ製造用ガラス(Glass、111)が積載されていれば、緑(Green)LEDをターンオン(turn on)させ、積載されていなければ、赤(Red)LEDをターンオン(turn on)させることができる。また、メイン制御部130は、スロットに積載されたディスプレイ製造用ガラス(Glass、111)が設定された基準範囲より低いと、不良率が多いと判断して、これを管理者に知らせることができる通知部をさらに含むことができる。
【0040】
ここにおいてはメイン制御部130にディスプレイ部が配置されることを説明したが、これに限定されるものではなく、検出センサ120にディスプレイ部が備えられることができる。検出センサ120は、発光部(LP)または受光部(LR)が配置される反対側にディスプレイ部を配置することができる。検出センサ120は、メイン制御部130からの光信号を分析した判別データの供給を受け、ディスプレイ部に緑(Green)LEDまたは赤(Red)のLEDをターンオン(turn on)させることができる。
【0041】
また、図1においては、メイン制御部130と検出センサ120が、互いに分離されて配置されることを示したが、これに限定されるものではなく、メイン制御部130と検出センサ120が一つで設計されることもできる。
【0042】
図2を参照すると、反射型イメージ検出センサ120が設置距離に応じてガラス111を検出することができる数式は次の通りである。
【0043】
【数1】
【0044】
θは受光軸(LRA)に基づいて積載装置110のスロットに積層された最後のガラス111で受光することができる受光最大角である。Yは検出センサ120と積載装置110のスロットに積層されたガラス111との間の最大距離であり、Xは受光部(LR)に基づいて積載装置ガラス110のスロットに積層された最後のガラス111の配置距離を示すことができる。
【0045】
【数2】
【0046】
Φ1は入光角であり、Φ受光部(LR)に配置されるレンズの前面を介して受光される感知受光角であり、Mレンズ倍率を示すことができる。
【0047】
【数3】
【0048】
X1は、受光経路上積載装置110のスロットに積層されたガラス111の離脱距離であり、Yは検出センサ120と積載装置110のスロットに積層されたガラス111との間の最大設置距離であり、Y1は積載装置110のスロットに積層されたガラス111が物理的に離脱することができる離脱距離を示すことができる。
【0049】
【数4】
【0050】
Lは受光軸(LRA)を中心に受光部(LR)のイメージセンサが受光することができる距離であり、Dはレンズの歪みによる受光経路を決定する常数を示すことができる。
【0051】
前述した数式1〜数式4を適用する場合、当該スロット(Slot)でガラス111が離脱したり、積載装置110の位置ずれ、ガラス111のたわみなどがあってもガラス111の側面またはエッジ面に反射して回帰する経路は、一定の範囲を有することができる。
【0052】
このような数式に基づいて、複数の製品を一つの検出方法で整理して、製品を簡素化させることができる。
【0053】
図3を参照すると、ハウジング(HA)は、第1方向(DR1)に長く延長された四角形の立体ボックスに形成されることができる。ハウジング(HA)は、積載装置110を眺める一面には、受光部(LR)と、複数の発光部(LP1乃至LP6)が並行するように配置されることができる。
【0054】
受光部(LR)は、ハウジング(HA)の実質的に中央に配置されることができる。
【0055】
発光部(LP1乃至LP6)は、少なくとも複数のハウジング(HA)の長さ方向である第1方向に沿ってハウジング(HA)に設置されることができる。複数の発光部(LP1乃至LP6)は、少なくとも一つ以上の発光部(LP)を含む第1グループの発光部(LP1乃至LP3)と少なくとも一つ以上の発光部(LP)を含む第2グループの発光部(LP3乃至LP6)を含むことができる。
【0056】
第1グループの発光部(LP1乃至LP3)は受光部(LR)の一側に隣接して位置することができる。第1グループの発光部(LP1乃至LP3)は、第1発光部(LP1)乃至第3発光部(LP3)を含むことができる。第3発光部(LP3)は、第2発光部(LP2)と受光部(LR)の間に位置することができる。第2発光部(LP2)の一側には、第1発光部(LP1)が配置され、他側には第3発光部(LP3)が配置されることができる。
【0057】
第2発光部(LP2)と第3発光部(LP3)の間隔(W2)は、第3発光部(LP3)と受光部(LR)の間隔(W1)より大きいことができる。第1発光部(LP1)と第2発光部(LP2)の間隔(W3)は、第2発光部(LP2)と第3発光部(LP3)の間隔(W2)より大きいことができる。
【0058】
受光部(LR)と第3発光部(LP3)との間の距離(W1)、第3発光部(LP3)と第2発光部(LP2)の距離(W2)と、第2発光部(LP2)と、第1発光部(LP1)の距離(W3)は、徐々に増加することができる。
【0059】
また、受光部(LR)は、ハウジング(HA)の外部に伸びていく、受光軸(LRA)を有することができる。受光軸は、第2方向(DR2)に伸びていくことができる。受光軸(LRA)は、縦方向(DR1)と交差される横方向(DR2)で有り得る。ここで、横方向(DR2)は検出センサ120が積載装置110を眺める方向で有り得る。
【0060】
複数の発光部(LP1乃至LP6)のそれぞれは受光軸(LRA)と交差する複数の発光軸(LPA)を有することができる。第1発光部(LP1)は、第1発光軸(LPA1)を有し、第2発光部(LP2)は、第2発光軸(LPA2)を有し、第3発光部(LP3)は、第3発光軸(LPA3)を有することができる。
【0061】
第1発光軸(LPA1)と受光軸(LRA)のなす角度は、第2発光軸(LPA2)と受光軸(LRA)がなす角度より大きくできる。第2発光軸(LPA2)と受光軸(LRA)のなす角度は、第3発光軸(LPA3)と受光軸(LRA)がなす角度より大きくできる。これに第1グループの発光部(LP1乃至LP3)は受光部(LR)の一側から離れるほど発光部(LP1乃至LP3)間の間隔も大きくなり、受光軸(LRA)となす角度も大きくできる。
【0062】
第2グループの発光部(LP4乃至LP6)は受光部(LR)の他側に隣接して位置することができる。第2グループの発光部(LP4乃至LP6)は、第4発光部(LP4)乃至第6発光部(LP6)を含むことができる。第4発光部(LP4)は、第5発光部(LP5)と受光部(LR)の間に位置することができる。第5発光部(LP5)の一側には、第4発光部(LP4)が配置され、他側には第6発光部(LP6)が配置されることができる。
【0063】
第4発光部(LP4)と第5発光部(LP5)の間隔(W2)は、第4発光部(LP4)と受光部(LR)の間隔(W1)より大きいことがある。第5発光部(LP5)と第6発光部(LP6)の間隔(W3)は、第4発光部(LP4)と第5発光部(LP5)の間隔(W2)より大きいことがある。
【0064】
受光部(LR)と第4発光部(LP4)との間の距離(W1)、第4発光部(LP4)と第5発光部(LP5)の距離(W2)、それと第5発光部(LP5)と第6発光部(LP6)の距離(W3)は、徐々に増加することができる。
【0065】
また、第4発光部(LP4)は、第4発光軸(LPA4)を有し、第5発光部(LP5)は、第5発光軸(LPA5)を有し、第6発光部(LP6)は、第6発光軸(LPA6)を有することができる。
【0066】
第6発光軸(LPA6)と受光軸(LRA)のなす角度は、第5発光軸(LPA5)と受光軸(LRA)がなす角度より大きくできる。第5発光軸(LPA5)と受光軸(LRA)のなす角度は、第4発光軸(LPA4)と受光軸(LRA)がなす角度より大きくできる。ここで、第2グループの発光部(LP4乃至LP6)は受光部(LR)の一側から離れるほど発光部(LP)間の間隔も大きくなり、受光軸(LRA)に向かって傾斜される角度も大きくできる。
【0067】
受光部(LR)を中心に受光部(LR)の一側に配置される第1グループの発光部(LP1乃至LP3)と受光部(LR)の他側に配置される第2グループの発光部(LP4乃至LP6)は対称で有り得る。すなわち、第3発光部(LP3)は、第4発光部(LP4)と互いに対称であり、第2発光部(LP2)は、第5発光部(LP5)と互いに対称であり、第1発光部(LP1)は第6発光部(LP6)と互いに対称で有り得る。
【0068】
これにより、受光部(LR)は、対称に構成される複数の発光部(LP1乃至LP6)から発光される光を受光することができる。
【0069】
例えば、H=85mm、W=120mm、W1=32mm、W2=40mm、W3=48mmで有り得、第1発光部(LP1)は約20度、第2発光部(LP2)は、約10度、第3発光部(LP3)は、約5度の角度だけ傾くことができる。
【0070】
図3においては検出センサ120が積載装置110と一定の距離だけ離隔して配置されることを示したが、これに限定されるものではない。検出センサ120と積載装置110の離隔距離が変わることにより、第1グループの発光部(LP1乃至LP3)と第2グループの発光部(LP4乃至LP6)のチルトされる角度も変えることができる。これに対する詳細な説明は後述する。
【0071】
図4Aを参照すると、複数の発光部(LP)のそれぞれは、中心点(CP)を有することができる。中心点(CP)は、発光部(LP)の光軸が通る地点として定義することができる。発光中心ライン(CL)は、複数の中心点(CP)をつないだラインで定義することができる。発光部(LP)は、発光中心ライン(CL)に基づいてハウジング(HA)の長さ方向(DR1)に沿って一列に整列されることができる。
【0072】
また、受光軸(LRA)と交差する発光軸(LPA)は、中心点(CP)を通過することができる。
【0073】
図4Bを参照すると、受光部(LR)は、受光部(LR)の中心点を含むことができる。受光部(LR)の中心点は、受光部(LR)の光軸が通る地点として定義することができる。受光部(LR)の中心点は、発光中心ラインから離隔(h1)されてハウジング(HA)に配置されることができる。これに受光部(LR)は、一列に整列された複数の発光部(LP)から外れハウジング(HA)に配置されることができる。
【0074】
受光部(LR)は、複数の発光部(LP)から出力される光信号を多く受光するほど、さらに広い領域を感知することができる。つまり、受光部(LR)は、光信号の数が増加するほど感知エリアが広くなることができる。
【0075】
受光部(LR)は、受光部(LR)の中心点が発光中心ラインから離隔(h1)されて配置されることにより、受光部(LR)の中心点が発光中心ライン上にあるときより相対的に検出センサ120の感度を向上させることができる。
【0076】
つまり、発光部(LP)で提供される光が感知物に反射して受光部(LR)に感知されるが、この過程で感知物、例えば、ガラス基板が曲がったり、感知物のサイズが互いに異なる場合、外乱が起こることがあるが、先に説明した受光部(LR)の配置は、このような外乱にかかわらず、検出センサ120の感度を向上させることができる。
【0077】
別の例においては、発光部(LP)から提供される光は、感知物ではなく、感知物の後方に位置することができる背景に反射されて受光部(LR)に入射されることがあるが、受光部(LR)の配置は、このような外乱にかかわらず、検出センサ120の感度を向上させることができる。
【0078】
例えば、受光部(LR)の中心点が発光中心ラインと離隔される所定の範囲(h1)は、3.30 mm以上3.44 mm以下で有り得る。
【0079】
図5Aに示されるように、受光部(LR)は、ハウジング(HA)の外部に伸びていく、受光軸(LRA)を有することができる。
【0080】
図5Bに示すように、受光軸(LRA)は、発光軸(LPA)からチルトされることができる。このとき、受光軸(LRA)は、発光軸(LPA)に基づいて、約4.0度以上、約4.5以下のチルト角度を有することができる。
【0081】
受光軸(LRA)が発光軸(LPA)からチルトされることで、受光軸(LRA)が発光軸(LPA)と一致するときに、さらに相対的に検出センサ120の感度を向上させることができる。
【0082】
つまり、発光部(LP)から提供される光が感知物に反射して受光部(LR)に感知されるが、この過程で感知物、例えば、ガラス基板が曲がったり、感知物のサイズが互いに異なる場合、外乱が起こることがあるが、先に説明した受光部(LR)の傾斜は、このような外乱にかかわらず、検出センサ120の感度を向上させることができる。
【0083】
別の例を挙げて、発光部(LP)から提供される光は、検出物ではなく、検出物の後方に位置することができる背景に反射されて受光部(LR)に入射されることがあるが、受光部(LR)の傾斜は、このような外乱にかかわらず、検出センサ120の感度を向上させることができる。
【0084】
受光部(LR)は、受光部(LR)の中心点が、発光中心点が発光中心ライン(CL)を抜け出し、受光軸(LRA)がチルトされるように配置されることにより、検出領域を広げると同時に、ディスプレイ製造用ガラス111のエッジ面をさらに正確に検出することができる。
【0085】
図6を参照すると、発光部(LP)は、発光素子(LED)、レンズ(LN)及びスリッと(LPST)を含むことができる。
【0086】
発光素子(LED)は、発光軸(LPA)上に配置されることができる。発光素子(LED)は、発光ダイオードであるLED(Light-Emitting Diode)または有機発光ダイオードであるOLED(Organic Light Emitting Diodes)を含むことができる。
【0087】
レンズ(LN)は、発光軸(LPA)上に配置されることができる。レンズ(LN)は、発光素子(LED)から入射した光を互いに異なる角度で屈折させて積載装置110に積載されたディスプレイ製造用ガラス111のエッジ面に提供することができる。
【0088】
スリット(LPST)は、発光素子(LED)とレンズ(LN)との間に配置されることができる。スリット(LPST)は二枚の面を並行するように対向して作成された狭い隙間と定義することができる。スリット(LPST)は狭い隙間を用いて、発光素子から出力される光の幅を制限することができる。
【0089】
図7を参照すると、受光部(LR)は、スリット(LRST)、レンズ(LN)及びイメージセンサ(IS)を含むことができる。
【0090】
スリット(LRST)は受光軸(LRA)上に配置されることができる。スリット(LRST)は、ディスプレイ製造用ガラス111のエッジ面に反射される光が通過することができる。
【0091】
レンズ(LN)は、受光軸(LRA)上に配置されることができる。レンズ(LN)は、スリット(LRST)とイメージセンサ(IS)との間に配置されることができる。レンズ(LN)は、スリット(LRST)を介して受光された光をイメージセンサ(IS)に 収斂させることができる。
【0092】
イメージセンサ(IS)は、受光軸(LRA)上に配置されることができる。イメージセンサ(IS)は、変換された光信号をメイン制御部130に供給することができる。
【0093】
フィルタ(FL)は、レンズ(LN)とイメージセンサ(IS)との間に配置されることができる。フィルタ(FL)は、受光された光信号をフィルタ(FL)リングして歪みや不要な反射光を除去することができる。
【0094】
図8図10を参照すると、反射型イメージ検出センサ120は、ハウジング(HA1、HA2)、受光部(LR1)及び発光部(LP)を含むことができる。
【0095】
ハウジング(HA1、HA2)は、第1ハウジング(HA1)それと第2ハウジング(HA2)を含むことができる。第1ハウジング(HA1)は、複数の発光部(LP11〜LP16)と受光部(LR1)を一側面に備えることができる。隔壁140は、受光部(LR1)のスリット(LRST)の周辺に配置されることができる。隔壁140がスリット(LRST)の周辺を一定の高さで囲まれながら配置されることにより、受光部(LR1)の周辺光が受光部(LR1)に流入されることを遮断することができる。第2ハウジング(HA2)は、第1ハウジング(HA1)の他側面に結合されて、複数の発光部(LP11〜LP16)と受光部(LR1)を固定させることができる。
【0096】
図8を参照すると、隔壁140は、スリット(LRST)の周りに位置することができる。隔壁140は、スリット(LRST)の周囲を囲んで受光部(LR1)の前面から突出することができる。隔壁140は、第1パート141、第2パート142、第3パート143それと、第4パート144を備えることができる。
【0097】
第1パート141は、スリット(LRST)の上部に位置することができる。このとき、第1パート141は、スリット(LRST)から一定の距離(D1)だけ離隔されることができる。第2パート142は、スリット(LRST)の下部に位置することができる。第2パート142は、スリット(LRST)から一定の距離(D2)だけ離隔されることができる。距離(D2)は、距離(D1)と同じことができる。第2パート142は、第1パート141と対向することができる。
【0098】
第3パート143は、第1パート141の一端から第2パート142の一端に延長することができる。第4パート144は、第1パート141の他端から第2パート142の他端に延長することができる。第4パート144は、第3パート143と対向することができる。第3パート143は、スリット(LRST)の右側または左側に位置することができる。このとき、第3パート143は、スリット(LRST)から一定の距離(D3)だけ離隔されることができる。第4パート144は、スリット(LRST)の左側または右側に位置することができる。このとき、第4パート144は、スリット(LRST)から一定の距離(D4)だけ離隔されることができる。
【0099】
距離(D3、D4)は、距離(D1、D2)より大きいことがある。これにより、スリット(LRST)を通過する光の範囲をスリット(LRST)に基づいて左右により広くすることができる。これは、発光部(LP)で提供される光が受光部(LR)さらに多く流入するようにすることで有り得る。
【0100】
図9を参照すると、ハウジング(HA1)は安着部(121〜126)を備えることができる。
【0101】
ハウジング(HA1)は、複数の安着部(121〜126)を備えることができる。安着部(121〜126)は、発光部(LP)が装着されることができるベースを提供することができる。複数の安着部(121〜126)は、一定に傾いたベースを備えることがあるが、このベースの角度は、前述または後述する発光部(LP)の発光軸(LPA)と垂直することができる。
【0102】
図9及び図10において、複数のディスプレイ製造用ガラス111を第1ガラス1乃至第11ガラス11で表現することにする。
【0103】
図9及び図10に示すように、複数の発光部(LP)は、第11発光部(LP11)乃至第16発光部(LP16)を含むことができる。第11発光部(LP11)乃至第13発光部(LP13)は、受光部(LR1)の一側に配置されることができ、第14発光部(LP14)から第16発光部(LP16)は、受光部(LR1)の他側に配置することができる。
【0104】
第11発光部(LP11)は、第1ガラス1乃至第3ガラス3を検出することができる光範囲(LS11)または照射角を有することができる。
【0105】
第12発光部(LP12)は、第3ガラス3及び/または第4ガラス4を検出したり、第3ガラス3乃至第5ガラス5を検出することができる光範囲(LS12)または照射角を有することができる。
【0106】
第13発光部(LP13)は、第4ガラス4乃至第6ガラス6を検出することができる光範囲(LS13)または照射角を有することができる。
【0107】
第14発光部(LP14)は、第6ガラス6乃至第8ガラス8を検出することができる光範囲(LS14)または照射角を有することができる。
【0108】
第15発光部(LP15)は、第8ガラス8及び/または第9ガラス9を検出したり、第7ガラス7乃至第9ガラス9を検出することができる光範囲(LS15)または照射角を有することができる。
【0109】
第16発光部(LP16)は、第9ガラス9乃至第11ガラス11を検出することができる光範囲(LS16)または照射角を有することができる。
【0110】
光範囲(LS)または照射角は光信号と称することができる。
【0111】
反射型イメージ検出センサ120は、第11光信号(LS11)乃至第16光信号(LS16)の内、一部を互いに重畳させ第1ガラス1乃至第11ガラス11を検出することができる。
【0112】
第11発光部(LP11)乃至第16発光部(LP16)は、互いに重畳されるよう第11光信号(LS11)乃至第16光信号(LS16)を出力することにより、積載装置110のスロットに積載された第1ガラス1乃至第11ガラス11を抜け落ちなしに正確に検出することができる。
【0113】
第12光信号(LS12)と第13光信号(LS13)が重畳される重畳範囲(OL2)は、第11光信号(LS11)と第12光信号(LS12)が重畳される重畳範囲(OL1)より広いことがある。つまり、重畳される光信号(LS)は、受光部(LR1)に近づくほど広くなることができる。
【0114】
受光部(LR1)の両側に配置される第13発光部(LP13)と第14発光部(LP14)は、第13光信号(LS13)と第14光信号(LS14)を互いに重畳させることにより、受光部(LR1)に対応する領域に配置される第5ガラス5乃至第7ガラス7を正確に検出することができる。
【0115】
反射型イメージ検出センサ120は、光信号(LS)を重畳させることにより、積載装置110のスロットに積載されたディスプレイ製造用ガラス111が曲がったり、スロットに正確に配列されなくても、ディスプレイ製造用ガラス111を正確に検出することができる。
【0116】
図11図13を参照すると、反射型イメージ検出センサ120は、複数のセットで構成されることができる。複数セットのそれぞれは、複数の発光部(LP)と受光部(LR)を含むことができる。複数のセットは、第1セット(Set1)と第2セット(Set2)で説明することにする。
【0117】
第1,2セット(Set1,2)は、積載装置110に積載された複数のディスプレイ製造用ガラス111を検出することができる。図12及び図13においては、複数のディスプレイ製造用ガラス111を第1ガラス1乃至第22ガラス22で表現することにする。
【0118】
図11を参照すると、隔壁140は、スリット(LRST)の周りに位置することができる。隔壁140は、スリット(LRST)の周囲を囲んで受光部(LR1)の前面から突出することができる。隔壁140は、第1パート141、第2パート142、第3パート143と、それと第4パート144を備えることができる。
【0119】
第1パート141は、スリット(LRST)の上部に位置することができる。このとき、第1パート141は、スリット(LRST)から一定の距離(D1)だけ離隔されることができる。第2パート142は、スリット(LRST)の下部に位置することができる。第2パート142は、スリット(LRST)から一定の距離(D2)だけ離隔されることができる。距離(D2)は、距離(D1)と同じことができる。第2パート142は、第1パート141と対向することができる。
【0120】
第3パート143は、第1パート141の一端から第2パート142の一端に延長することができる。第4パート144は、第1パート141の他端から第2パート142の他端に延長することができる。第4パート144は、第3パート143と対向することができる。第3パート143は、スリット(LRST)の右側または左側に位置することができる。このとき、第3パート143は、スリット(LRST)から一定の距離(D3)だけ離隔されることができる。第4パート144は、スリット(LRST)の左側または右側に位置することができる。このとき、第4パート144は、スリット(LRST)から一定の距離(D4)だけ離隔されることができる。
【0121】
距離(D3、D4)は、距離(D1、D2)より大きくできる。これにより、スリット(LRST)を通過する光の範囲をスリット(LRST)に基づいて左右により広くすることができる。これは、発光部(LP)から提供される光が受光部(LR)にさらに多く流入するようにするためのことで有り得る。
【0122】
図12を参照すると、ハウジング(HA1)は安着部(121〜126,121’〜126‘)を備えることができる。ハウジング(HA1)は、複数の安着部(121〜126,121’〜126‘)を備えることができる。安着部(121〜126,121’〜126‘)は、発光部(LP)が装着されることができるベースを提供することができる。複数の安着部(121〜126)は、一定に傾いたベースを備えることがあるが、このベースの角度は、前述または後述する発光部(LP)の発光軸(LPA)と垂直にすることができる。
【0123】
第1受光部(LR1)で安着部124の距離は安着部124で安着部125の距離よりも小さいことができる。安着部125で安着部126の距離は安着部124で安着部125の距離より大きいことができる。
【0124】
安着部126の傾きは、安着部125の傾きより大きくでき、安着部125の傾きは、安着部124の傾きより大きいことがある。つまり、安着部(121〜126,121’〜126’)の傾きは、第1受光部(LR1)または第2受光部(LR2)から離れるほど大きくなることができる。
【0125】
安着部126は、安着部121’と、全体的にV字形状を成すことができる。これらまたはこれらのベースの傾きは、同じとすることができる。安着部(121〜126,121’〜126’)に発光部(LP)が置かれたり、装着することができる。
【0126】
図11及び図12に示すように、第1セット(Set1)で、複数の発光部(LP)は、第11発光部(LP11)乃至第16発光部(LP16)を含むことができる。第11発光部(LP11)から第13発光部(LP13)は、第1受光部(LR1)の一側に配置されることができ、第14発光部(LP14)から第16発光部(LP16)は、第1受光部(LR1)の他側に配置されることができる。
【0127】
第2セット(Set2)において、複数の発光部(LP)は、第21発光部(LP21)乃至第26発光部(LP26)を含むことができる。第21発光部(LP21)乃至第23発光部(LP23)は、第2受光部(LR2)の一側に配置されることができ、第24発光部(LP24)乃至第26発光部(LP26)は、第2受光部(LR2)の他側に配置されることが出来る。
【0128】
図12及び13を参照すると、第21発光部(LP21)は、第12ガラス12乃至第14ガラス14を検出することができる光範囲(LS21)または照射角を有することができる。
【0129】
第21発光部(LP21)は、第15発光部(LP15)と第16発光部(LP16)との間に配置されることができる。第21発光部(LP21)の光軸は、第16発光部(LP16)の光軸と互いに交差することができる。
【0130】
第22発光部(LP22)は、第14ガラス14及び/または第15ガラス15を検出したり、第14ガラス14乃至第16ガラス16を検出することができる光範囲(LS22)または照射角を有することができる。
【0131】
第21発光部(LP21)と第22発光部(LP22)の間には、第16発光部(LP16)が配置されることができる。
【0132】
第23発光部(LP23)は、第15ガラス15乃至第17ガラス17を検出することができる光範囲(LS23)または照射角を有することができる。
【0133】
第24発光部(LP24)は、第17ガラス17乃至第19ガラス19を検出することができる光範囲(LS24)または照射角を有することができる。
【0134】
第25発光部(LP25)は、第19ガラス19及び/または第20ガラス20を検出したり、第18ガラス18乃至第20ガラス20を検出することができる光範囲(LS25)または照射角を有することができる。
【0135】
第26発光部(LP26)は、第20ガラス20乃至第22ガラス22を検出することができる光範囲(LS26)または照射角を有することができる。
【0136】
反射型イメージ検出センサ120は、第11光範囲(LS11)乃至第26光範囲(LS26)の内、一部を互いに重畳させ第1ガラス1乃至第22ガラス22を検出することができる。
【0137】
これにより、積載装置110のスロットに積載された第1ガラス1乃至第11ガラス11を抜け落ちなしに正確に検出することができる。
【0138】
第12光範囲(LS12)と第13光範囲(LS13)が重畳される重畳範囲は、第11光範囲(LS11)と第12光範囲(LS12)が重畳される重畳範囲より広いことができる。つまり、重複する光範囲は、第1受光部(LR1)に近づくほど広くなることができる。
【0139】
または第22光範囲(LS22)と第23光範囲(LS23)が重畳される重畳範囲は、第21光範囲(LS21)と第22光範囲(LS22)が重畳される重畳範囲より広いことができる。つまり、重複する光範囲は、第2受光部(LR2)に近づくほど広くなることができる。
【0140】
第1受光部(LR1)の両側に配置される第13発光範囲(LS13)と第14発光範囲(LS14)を互いに重畳させることで、第1受光部(LR1)に対応する領域に配置される第5ガラス5乃至第7ガラス7を正確に検出することができる。
【0141】
第2受光部(LR2)の両側に配置される第23光範囲(LS23)と第24光範囲(LS24)を重畳させることで、第2受光部(LR2)に対応する領域に配置される第16ガラス16乃至第18ガラス18を正確に検出することができる。
【0142】
図14に示すように、第1セット(Set1)の第16発光部(LP16)と第2セット(Set2)の第21発光部(LP21)の光軸が互いに交差しない場合、死角地帯(BS)が発生することができる。
【0143】
このように、死角地帯(BS)があれば、検出センサ120は、死角地帯(BS)に配置されるディスプレイ製造用ガラス111(Glass、111)を検出することができない。
【0144】
前述した死角地帯(BS)をなくすために、反射型イメージ検出センサ120は、第1セット(Set1)の第15発光部(LP15)と第16発光部(LP16)との間に第2セット(Set2)の第21発光部(LP21)を配置し、第2セット(Set2)の第21発光部(LP21)と第22発光部(LP22)との間に第1セット(Set1)の第16発光部(LP16)を配置することができる。
【0145】
反射型イメージ検出センサ120は、第1セット(Set1)の第16発光部(LP16)と第2セット(Set2)の第21発光部(LP21)の光軸が互いに交差して配置することにより、第1セット(Set1)と第2セット(Set2)間の境界領域の死角地帯(BS)を除去することができる。
【0146】
これにより、反射型イメージ検出センサ120は、積載装置110のスロットに積層されるディスプレイ製造用ガラス111(Glass、111)を抜け落ちなしに正確に検出することができる。
【0147】
また、積載装置110のスロットに積載されたディスプレイ製造用ガラス111が曲がったり、スロットに正確に配列されなくても、ディスプレイ製造用ガラス111をさらに正確に検出することができる。
【0148】
図15の(a)は、発光軸(LPA)と受光軸(LRA)が図5Aのように水平であるときの画像を表示するものである。発光軸(LPA)と受光軸(LRA)が平行であれば、ガラス基板以外の背景光が発生することがありうる。
【0149】
背景光によってディスプレイ製造用ガラス111の側面またはエッジ面を正確に検出することができないだけでなく、読み取ることができない場合がある。
【0150】
図15の(b)は、受光軸(LRA)が図5Bに示すように、一定の角度で傾斜されたときの画像を示すものである。積載装置110のスロットに積層されたディスプレイ製造用ガラス111の側面またはエッジ面をさらに正確に検出することができる。
【0151】
図16図18を参照すると、検出センサ120は、積載装置110と所定の距離(SD)だけ離隔されて配置されることができる。検出センサ120は、積載装置110と離隔される距離(SD)に基づいて発光部(LP)のチルト角度が変化することができる。
【0152】
図16を参照すると、検出センサ120は、積載装置110と、第1離隔距離(SD1)だけ離隔されて配置されることができる。検出センサ120は、第1発光部(LP1)から第6発光部(LP6)を含むことができる。第1発光部(LP1)乃至第3発光部(LP3)は受光部(LR)の一側に配置され、第4発光部(LP4)乃至第6発光部(LP6)は受光部(LR)の他側に配置ことができる。
【0153】
ここで、チルト角度は、発光軸(LPA)が受光部(LRA)となす角度として定義されることができる。
【0154】
第1発光部(LP1)は、第11チルト角(a11)を有することができる。第2発光部(LP2)は、第11チルト角(a11)よりも小さい第12チルト角(a12)を有することができる。第3発光部(LP3)は、第12チルト角(a12)より小さい第13チルト角(a13)を有することができる。
【0155】
第4発光部(LP4)は、第14チルト角(a14)を有することができる。第14チルト角(a14)は、第13チルト角(a13)と絶対値が同じであり、受光軸(LRA)に基づいて対称になることができる。第5発光部(LP5)は、第15チルト角(a15)を有することができる。第15チルト角(a15)は、第12チルト角(a12)と絶対値が同じであり、受光軸(LRA)に基づいて対称になることができる。第6発光部(LP16)は、第16チルト角(a16)を有することができる。第16チルト角(a16)は、第11チルト角(a11)と絶対値が同じであり、受光軸(LRA)に基づいて対称になることができる。
【0156】
図17を参照すると、検出センサ120は、積載装置110と第2離隔距離(SD2)だけ離隔されて配置されることができる。検出センサ120は、第1発光部(LP1)乃至第6発光部(LP6)を含むことができる。第1発光部(LP1)乃至第3発光部(LP3)は受光部(LR)の一側に配置され、第4発光部(LP4)乃至第6発光部(LP6)は受光部(LR)の他側に配置ことができる。
【0157】
第1離隔距離(SD1:図16参照)は、第2離隔距離(SD2)より長くできる。第21チルト角(a21)は、第11チルト角(a11:図16)に対応し、第11チルト角(a11)より大きくできる。第22チルト角(a22)は、第12チルト角(a12:図16)に対応し、第12チルト角(a12)より大きくできる。第23チルト角(a23)は、第13チルト角(a13)に対応し、第13チルト角(a13)より大きくできる。
【0158】
図18を参照すると、検出センサ120は、積載装置110と第3離隔距離(SD3)だけ離隔されて配置されることができる。検出センサ120は、第1発光部(LP1)乃至第6発光部(LP6)を含むことができる。第1発光部(LP1)乃至第3発光部(LP3)は受光部(LR)の一側に配置され、第4発光部(LP4)乃至第6発光部(LP6)は受光部(LR)の他側に配置ことができる。
【0159】
第1発光部(LP1)は、第31チルト角(a31)を有することができる。第2発光部(LP2)は、第31チルト角(a31)より小さい第32チルト角(a32)を有することができる。第3発光部(LP3)は、第32チルト角(a32)より小さい第33チルト角(a33)を有することができる。ここで、第31チルト角(a31)乃至第33チルト角(a33)は、発光部(LP)のそれぞれの発光軸(LPA)が受光軸(LRA)となす角度として定義することができる。
【0160】
第4発光部(LP4)は、第34チルト角(a34)を有することができる。第34チルト角(a34)は、第33チルト角(a33)と絶対値が同じであり、受光軸(LRA)に基づいて対称とすることができる。第5発光部(LP5)は、第35チルト角(a35)を有することができる。第35チルト角(a35)は、第32チルト角(a32)と絶対値が同様であり、受光軸(LRA)に基づいて対称とすることができる。第6発光部(LP6)は、第36チルト角(a36)を有することができる。第36チルト角(a36)は、第31チルト角(a31)と絶対値が同様であり、受光軸(LRA)に基づいて対称とすることができる。
【0161】
図17及び図18を参照すると、第2離隔距離(SD2)は、第3離隔距離(SD3)より長くできる。第31チルト角(a31)は、第21チルト角(a21)に対応し、第21チルト角(a21)より大きくできる。第32チルト角(a32)は、第22チルト角(a22)に対応し、第22チルト角(a22)より大きくできる。第33チルト角(a33)は、第23チルト角(a23)に対応し、第23チルト角(a23)より大きくできる。
【0162】
検出センサ120は、積載装置110との離隔距離(SD)に応じて発光部(LP)のチルト角度が変化することができる。つまり、検出センサ120は、積載装置110との離隔距離に短くなるほど発光部(LP)のチルト角度が大きいことがある。
【0163】
また、検出センサ120は、発光部(LP)と受光部(LR)との間の間隔に応じて発光部(LP)のチルト角度が変化することができる。つまり、検出センサ120は、発光部(LP)が受光部(LR)から間隔が長くなるほど、発光部(LP)のチルト角度が大きいことがある。
【0164】
例えば、SD2=80〜90mmである場合、図3を参照して説明されたW、W1、W2、W3、及び角度(a21〜a26)の値を有することができる。
【0165】
別の例としては、SD1=105mm内外の場合、W1=32mm、W2=40mm、W3=53mmで有り得、a11=約20度、a12=約10度、a13=約5度で有り得る。
【0166】
また別の例としは、SD3=55mm内外の場合、W1=32mm、W2=40mm、W3=53mmで有り得、a31=約25度、a32=約15度、a33=約10度で有り得る。
【0167】
つまり、a11、a21、a31は距離(SD1、SD2、SD3)に応じて20〜25度の範囲で変化することができ、a12、a22、a32は距離(SD1、SD2、SD3)に応じて、10〜15度の範囲で変化することができ、a13、a23、a33は距離(SD1、SD2、SD3)に応じて5〜10度の範囲で変化することができる。
【0168】
前述したように、本発明の実施の形態に係る検出センサ120は、積載装置110と離隔距離(SD)または受光部(LR)と発光部(LP)との間の間隔に対応して発光部(LP)のチルト角度を変化させることで、さらに正確に検出するとともに、検出領域を拡大することができる。
【0169】
図19を参照すると、イメージセンサの入力または出力信号と画素数の関係を示したものである。縦方向は、入力または出力(Power、W)を示し、横方向は画素数(Pixel Number)を示すことができる。図19において、図15を参照して説明された反射型イメージ検出センサ120の効果を定量的なグラフで見ることができる。
【0170】
図20を参照すると、反射型イメージ検出センサ120は、フレキシブルケーブル(CA)を含むことができる。図20の(a)は、フレキシブルケーブル(CA)を斜視図で示し、図20の(b)は、フレキシブルケーブル(CA)の第2面(CA2)を示した図である。
【0171】
フレキシブルケーブル(CA)は、一定の幅と長さを有する第1面(CA1)と第1面(CA1)と離隔される第2面(CA2)を含むことができる。
【0172】
フレキシブルケーブル(CA)の先端は、検出センサ120を全体的に制御することができる検出センサ120のPCBに電気的に接続されたり、メイン制御部130に電気的に接続することができる。
【0173】
フレキシブルケーブル(CA)の先端と検出センサ120のPCB間とフレキシブルケーブル(CA)の先端とメイン制御部130との間には、少なくとも一つ以上のモジュールPCBが配置されることができる。
【0174】
フレキシブルケーブル(CA)の第1面(CA1)と第2面(CA2)の間には、伝導性が良い物質が少なくとも一つ以上の電気ラインに配置することができる。フレキシブルケーブル(CA)の第1面(CA1)と第2面(CA2)は、電気ラインを絶縁させることができる絶縁物質(a)を含むことができる。フレキシブルケーブル(CA)の第1面(CA1)と第2面(CA2)は、電気ラインを囲みながら配置することができる。
【0175】
フレキシブルケーブル(CA)の第2面(CA2)は、電気ラインを外部に開放することができる開放面(b)を含むことができる。開放面(b)は、フレキシブルケーブル(CA)の幅と実質的に同じ幅と所定の長さを有することができる。開放面(b)は、フレキシブルケーブル(CA)の第2面(CA2)で複数配置することができる。複数の開放面(b)は、一定の間隔を維持しながら配置することができる。
【0176】
開放面(b)は、中央領域を曲げ(バンディング)して、複数の発光部(LP)または受光部(LR)と締結することができる。これに対する詳細な説明は、図21図23で詳しく説明することにする。
【0177】
図21を参照すると、フレキシブルケーブル(CA)が折り曲げ前を示したものである。フレキシブルケーブル(CA)の第2面(CA2)に一定の間隔での開方面(b)が配置されることができる。開放面(b)は、少なくとも一つ以上の電気ラインを外部に開放させることができる。
【0178】
複数の発光部(LP)は、フレキシブルケーブル(CA)の第2面(CA2)で離隔されて配置されることができる。図21では、1つの発光部(LP)を中心に説明することにする。
【0179】
図22を参照すると、フレキシブルケーブル(CA)が折り曲げられて、発光部(LP)に挿入される過程を示したものである。フレキシブルケーブル(CA)の開放面(b)は、一側端と他側端の中間領域である中央ラインを中心に折れ曲がることができる。つまり、開放面(b)は、「∨」または「∧」のような形状に折ることができる。「∨」または「∧」のような形状で開放面(b)は、発光部(LP)の内部に挿入されて締結されるように折れることができる。
【0180】
図23を参照すると、フレキシブルケーブル(CA)が折り曲げられて、発光部(LP)に挿入されて締結されることを示したものである。 折り曲げられた開放面(b)が発光部(LP)の内部に挿入されて締結されることにより、フレキシブルケーブル(CA)と発光部(LP)が電気的に接続することができる。
【0181】
前述したように、フレキシブルケーブル(CA)は、第2面(CA2)の開放面(b)を 折り曲げて、発光部(LP)に挿入されることで、発光部(LP)または受光部(LR)に容易に締結されたり、分離することができる。
【0182】
また、フレキシブルケーブル(CA)は、第2面(CA2)の開放面(b)を折り曲げて 発光部(LP)に挿入されることにより、フレキシブルケーブル(CA)と発光部(LP)を締結させる工程が単純になることができる。例えば、フレキシブルケーブル(CA)と発光部(LP)を締結させる工程の内、一つであるはんだ付けする工程を除去することができる。
【0183】
また、フレキシブルケーブル(CA)と発光部(LP)との間の締結可否も肉眼で容易に区別することができ、製品の不良率を低減すると同時に、製品の検査時間もさらに短縮させることができる。
【0184】
図24を参照すると、複数の発光部(LP)がフレキシブルケーブル(CA)に一定の間隔で離隔して配置されることができる。
【0185】
複数のフレキシブルケーブル(CA)の開放面(b:図23参照)、それぞれは、折り曲げることによって、複数の発光部(LP)の底部に挿入されることができる。複数の発光部(LP)は、底部にフレキシブルケーブル(CA)の開放面(b)を挿入して順次締結されることができる。
【0186】
複数の発光部(LP)は、第1発光部(LP)乃至第6発光部(LP)を含むことができる。第1発光部(LP)乃至第6発光部(LP)は、フレキシブルケーブル(CA)の開放面(b)に締結されるが、実質的に同一の間隔で離隔されることができる。例えば、第2発光部(LP)と第3発光部(LP)との間の間隔(D1)は、第3発光部(LP)と第4発光部(LP)との間の間隔(D2)とほぼ同一であることができる。
【0187】
図25を注意深く見ると、第1発光部(LP1)乃至第3発光部(LP3)はフレキシブルケーブル(CA)の開方面(b:図23参照)に締結されるが、実質的に同一の間隔で離隔されることができる。第1発光部(LP1)乃至第3発光部(LP3)の間には、モジュール固定部(CV1、CV2)が配置されることができる。
【0188】
モジュール固定部(CV)は、第1モジュール固定部(CV1)と第2モジュール固定部(CV2)を含むことができる。第1モジュール固定部(CV1)は第1発光部(LP1)と第2発光部(LP2)の間に配置されることができる。第2モジュール固定部(CV2)は、第2発光部(LP2)と第3発光部(LP3)との間に配置されることができる。
【0189】
第1モジュール固定部(CV1)は、第1発光部(LP1)の一側と第2発光部(LP2)の他側に締結され、第1発光部(LP1)と第2発光部(LP2)との間の距離を維持させながら、これらを固定させることができる。第2モジュール固定部(CV2)は、第2発光部(LP2)の一側と第3発光部(LP3)の他側に締結され、第2発光部(LP2)と第3発光部(LP3)との間の距離を維持させながら、これらを固定させることができる。
【0190】
第1モジュール固定部(CV1)と第2モジュール固定部(CV2)は、発光部(LP)の幅より小さい幅を有することができ、フレキシブルケーブル(CA)の幅とほぼ同じか、大きな幅を有することができる。
【0191】
第1モジュール固定部(CV1)と第2モジュール固定部(CV2)は、ケーブル(CA)の長さ方向に長く配置され、互いに異なる長さを有することができる。例えば、第1モジュール固定部(CV1)は、第2モジュール固定部(CV2)より短い長さを有することができる。これに第1発光部(LP1)と第2発光部(LP2)との間の間隔は、第2発光部(LP2)と第3発光部(LP3)との間の間隔より短くできる。
【0192】
図26においては、図12に示された、第1セット(Set1)と第2セット(Set2)で構成された、反射型イメージ検出センサ120の内、一部の発光部(LP)を説明することにする。
【0193】
図26を参照すると、第14発光部(LP14)、第15発光部(LP15)、第21発光部(LP21)及び第16発光部(LP16)は、フレキシブルケーブル(CA)の開放面(b)に締結されるが、他の間隔で離隔されることができる。
【0194】
第14発光部(LP14)と第15発光部(LP15)との間には、第1モジュール固定部(CV1)が配置され、第15発光部(LP15)と第21発光部(LP21)の間には、第2モジュール固定部(CV2)が配置され、第21発光部(LP21)と第16発光部(LP16)の間には、第3モジュール固定部(CV3)が配置されることができる。
【0195】
第1モジュール固定部(CV1)の長さは、第2モジュール固定部(CV2)の長さよりさらに長いことがあり、第2モジュール固定部(CV2)の長さは、第3モジュール固定部(CV3)の長さよりさらに長いことがある。
【0196】
複数の発光部(LP)は、一定の間隔をフレキシブルケーブル(CA)の開放面(b)に締結され、モジュール固定部(CV)を用いて、発光部(LP)間の間隔が異なるようにすることができる。このように構成されることにより、様々な製品に容易に適用することができる。
【0197】
前で説明した本発明のいずれの実施の形態または他の実施の形態は、互に排他的であるか、区別されるものではない。先に説明した本発明のいずれの実施の形態または他の実施の形態は、それぞれの構成または機能が併用されたり組み合わせることができる。
【0198】
前記の詳細な説明は、すべての面で制限的に解釈してはならないし、例示的なものとみなされるべきである。本発明の範囲は、添付された請求項の合理的解釈によって決定されるべきであり、本発明の等価的範囲内でのすべての変更は、本発明の範囲に含まれる。
図1
図2
図3
図4A
図4B
図5A
図5B
図6
図7
図8
図9
図10
図11
図12
図13
図14
図15
図16
図17
図18
図19
図20
図21
図22
図23
図24
図25
図26