特許第6553712号(P6553712)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6553712インタラクション情報におけるDOI(デジタルオブジェクト一意識別子)の処理メソッド及びその装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6553712
(24)【登録日】2019年7月12日
(45)【発行日】2019年7月31日
(54)【発明の名称】インタラクション情報におけるDOI(デジタルオブジェクト一意識別子)の処理メソッド及びその装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 13/00 20060101AFI20190722BHJP
【FI】
   G06F13/00 510C
【請求項の数】20
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2017-509006(P2017-509006)
(86)(22)【出願日】2015年9月21日
(65)【公表番号】特表2017-531239(P2017-531239A)
(43)【公表日】2017年10月19日
(86)【国際出願番号】US2015051257
(87)【国際公開番号】WO2016048907
(87)【国際公開日】20160331
【審査請求日】2018年5月16日
(31)【優先権主張番号】201410487306.4
(32)【優先日】2014年9月22日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】510330264
【氏名又は名称】アリババ・グループ・ホールディング・リミテッド
【氏名又は名称原語表記】ALIBABA GROUP HOLDING LIMITED
(74)【代理人】
【識別番号】110001243
【氏名又は名称】特許業務法人 谷・阿部特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】ビーツァイ ワン
(72)【発明者】
【氏名】シアン ジャン
【審査官】 米倉 秀明
(56)【参考文献】
【文献】 特開2014−059873(JP,A)
【文献】 国際公開第2013/189221(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2013/0043302(US,A1)
【文献】 中国特許出願公開第102821104(CN,A)
【文献】 国際公開第2014/123954(WO,A2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 13/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
1以上のコンピュータデバイスにより実施されるメソッドであって、前記メソッドでは、
インタラクション情報からデジタルオブジェクト一意識別子(DOI)を取得すること、
前記DOIを解析して前記DOIで識別された情報を取得すること、
前記DOIで識別された前記情報をクライアントエンドにプッシュし、前記クライアントエンドに前記DOIで識別された前記情報を情報対話型インタフェースに表示させること、を備える、前記メソッド。
【請求項2】
前記インタラクション情報の前記DOIが送信クライアントエンドから送信される、請求項1に記載のメソッド。
【請求項3】
前記DOIで識別された前記情報の前記クライアントエンドへのプッシュでは、前記DOIで識別された前記情報を含む新規インタラクション情報を前記クライアントエンドにプッシュすることを備える、請求項1に記載のメソッド。
【請求項4】
前記インタラクション情報からの前記DOIの取得では、
前記インタラクション情報から画像情報を取得すること、
前記画像情報が前記DOIを含むかどうかを判断すること、及び、
前記画像情報が前記DOIを含むとの判断に応答して前記画像情報から前記DOIを抽出すること、を備える、請求項1に記載のメソッド。
【請求項5】
前記DOIで識別された前記情報の前記クライアントエンドへのプッシュでは、
前記DOIで識別された前記情報の表示操作エントリを前記クライアントエンドにプッシュすること、及び、
前記DOIで識別された前記情報の表示トリガ命令の前記クライアントエンドからの受信に応答して、前記DOIで識別された前記情報を前記クライアントエンドにプッシュすること、を備え、前記表示トリガ命令は、ユーザによる前記表示操作エントリの操作によりトリガされる、請求項1に記載のメソッド。
【請求項6】
さらに、前記DOIで識別された前記情報の操作エントリを前記クライアントエンドにプッシュすることを備える、請求項1に記載のメソッド。
【請求項7】
前記インタラクション情報は、インスタントメッセージのインタラクション情報、ソーシャルネットワーキングプラットフォームのインタラクション情報、または電子メールのインタラクション情報を備える、請求項1に記載のメソッド。
【請求項8】
前記DOIは、二次元コード、バーコード、文字コード、またはネットワークドメイン名を備える、請求項1に記載のメソッド。
【請求項9】
さらに、前記DOIで識別された前記情報を前記クライアントエンドにプッシュする前に、前記DOIで識別された前記情報が安全であるかどうかを判断すること、及び、
前記DOIで識別された前記情報が安全であるとの判断に応答して、前記DOIで識別された前記情報を前記クライアントエンドにプッシュすること、を備える、請求項1に記載のメソッド。
【請求項10】
実行可能な命令を記憶する1以上のコンピュータ可読媒体であって、前記実行可能命令は、1以上のプロセッサにより実行される場合、前記1以上のプロセッサに、
インタラクション情報からデジタルオブジェクト一意識別子(DOI)を取得させること、
前記DOIを解析させて前記DOIで識別された情報を取得させること、及び、
前記DOIで識別された前記情報をクライアントエンドにプッシュさせ、前記クライアントエンドに前記DOIで識別された前記情報を情報対話型インタフェースに表示させること、を備える、前記1以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項11】
前記DOIで識別された前記情報の前記クライアントエンドへのプッシュでは、前記DOIで識別された前記情報を含む新規インタラクション情報を前記クライアントエンドにプッシュすることを含む、請求項10に記載の1以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項12】
前記インタラクション情報からの前記DOIの取得では、
前記インタラクション情報から画像情報を取得すること、
前記画像情報が前記DOIを含むかどうかを判断すること、及び、
前記画像情報が前記DOIを含むとの判断に応答して前記画像情報から前記DOIを抽出すること、を備える、請求項10に記載の1以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項13】
前記DOIで識別された前記情報の前記クライアントエンドへのプッシュでは、
前記DOIで識別された前記情報の表示操作エントリを前記クライアントエンドにプッシュすること、及び、
前記DOIで識別された前記情報の表示トリガ命令の前記クライアントエンドからの受信に応答して、前記DOIで識別された前記情報を前記クライアントエンドにプッシュすること、を備え、前記表示トリガ命令は、ユーザによる前記表示操作エントリの操作によりトリガされる、請求項10に記載の1以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項14】
さらに、前記DOIで識別された前記情報の操作エントリを前記クライアントエンドにプッシュすることを備える、請求項10に記載の1以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項15】
前記インタラクション情報は、インスタントメッセージのインタラクション情報、ソーシャルネットワーキングプラットフォームのインタラクション情報、または電子メールのインタラクション情報を備える、請求項10に記載の1以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項16】
さらに、前記DOIで識別された前記情報を前記クライアントエンドにプッシュする前に、前記DOIで識別された前記情報が安全であるかどうかを判断すること、及び、
前記DOIで識別された前記情報が安全であるとの判断に応答して、前記DOIで識別された前記情報を前記クライアントエンドにプッシュすること、を備える、請求項10に記載の1以上のコンピュータ可読媒体。
【請求項17】
1以上のプロセッサ、
メモリ、
前記メモリに記憶され、前記1以上のプロセッサによりインタラクション情報からデジタルオブジェクト一意識別子(DOI)を取得することを実行可能な取得ユニット、
前記メモリに記憶され、前記1以上のプロセッサにより前記DOIで識別された情報を取得するために前記DOIを解析することを実行可能な解析ユニットと、
前記メモリに記憶され、前記1以上のプロセッサにより前記DOIで識別された前記情報を情報対話型インタフェースに表示することを実行可能な表示ユニットを備える、装置。
【請求項18】
さらに、前記取得ユニットは、前記インタラクション情報から画像情報を取得し、前記画像情報が前記DOIを含むかどうかを判断し、前記画像情報が前記DOIを含むとの判断に応答して前記画像情報から、前記DOIを抽出する、請求項17に記載の装置。
【請求項19】
さらに、前記表示ユニットは、前記DOIで識別された前記情報の表示操作エントリを前記情報対話型インタフェースにプッシュし、前記DOIで識別された前記情報の表示トリガ命令の受信に応答して、前記DOIで識別された前記情報を前記情報対話型インタフェースに表示し、前記表示トリガ命令は、ユーザによる前記表示操作エントリの操作によりトリガされる、請求項17に記載の装置。
【請求項20】
前記インタラクション情報は、インスタントメッセージのインタラクション情報、ソーシャルネットワーキングプラットフォームのインタラクション情報、または電子メールのインタラクション情報を備え、前記DOIは、二次元コード、バーコード、文字コード、またはネットワークドメイン名を備える、請求項17に記載の装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
(関連出願の相互参照)
本出願は、2014年9月22日に出願され「Method and Apparatus of Processing a DOI in Interaction Information」と題された中国特許出願第201410487306.4号の外国の優先権を主張し、その全体を参照により本明細書に組み込む。
【0002】
本開示は、コンピュータ及びインタネット技術分野に関連し、特に、インタラクション情報におけるDOI(デジタルオブジェクト一意識別子)処理メソッド及びその装置に関する。
【背景技術】
【0003】
科学技術が急激に発展する情報化時代において、情報のやり取りが頻繁に行われており、インタラクション情報には、多量の文字情報、画像情報、リンク情報、または音声/映像情報が含まれてもよい。具体的には、デジタルオブジェクト一意識別子(DOI)もインタラクション情報に含まれてもよい。デジタル化時代での「識別カード」番号として、DOIには主に、二次元コード(QRコード(登録商標)としても知られる)、バーコード、文字コード、ネットワークドメイン名などの種類がある。
【0004】
例えば、インスタントメッセージ(略称IM)での情報のやり取りがある。クライアントエンドAは、クライアントエンドBから送付された二次元コード画像を受信する。二次元コード画像の二次元コードで識別された情報を取得するために、クライアントエンドAのユーザは、クライアントエンドAによりローカルで受信された二次元コード画像を保存し、IMインタフェースから出て、二次元コードスキャニンングソフトウェアを開き、ローカルで二次元コードスキャニングソフトウェアに保存されている二次元コード画像をロードする必要がある。二次元コードスキャニングソフトウェアが二次元コード画像を解析した後、ユーザは、二次元コードスキャニングソフトウェアのインタフェースから二次元コードで識別された情報を読み出してもよい。
【0005】
上記の現行技術には欠点がある。インタラクション情報の二次元コードで識別された情報を取得するためには、ユーザは、複数の操作を行う必要があり、操作量が比較的多く操作効率が悪い。
【0006】
ユーザが、バーコードなどの、DOIで識別された別種の情報でインタラクション情報に含まれた情報を取得しようとしても、同様に上記の技術的問題がある。
【発明の概要】
【0007】
本概要では、下記の発明を実施するための形態で詳述する概念のうち選択し、簡略化して紹介する。本概要では、請求する主題の全ての主要特徴または重要特徴を特定する意図は無く、単独で請求する主題の範囲を判断しやすくすることを意図しない。例えば、用語「技法」は、上記の文脈上許容されるように本開示を通して、デバイス(複数可)、システム(複数可)、メソッド(複数可)、及び/またはコンピュータ可読命令を意味してもよい。
【0008】
本開示の実施形態は、インタラクション情報のDOIの処理メソッドを提供し、DOIで識別された情報のユーザ取得効率を向上させる。
【0009】
本開示の実施形態はさらに、インタラクション情報のDOIの処理装置を提供し、DOIで識別された情報のユーザ取得効率を向上させる。
【0010】
本開示の実施形態は、以下の技術的解決策を採用する。インタラクション情報のDOIの処理メソッドであってサーバを備え、サーバは、インタラクション情報のデジタルオブジェクト一意識別子(DOI)を取得し、DOIを解析してDOIで識別された情報を取得し、DOIで識別された情報をクライアントエンドにプッシュしてクライアントエンドがDOIで識別された情報を情報対話型インタフェースに表示できるようにする。
【0011】
インタラクション情報のDOIの処理メソッドであってインスタントメッセージのクライアントエンドを備え、インスタントメッセージのクライアントエンドは、インタラクション情報のDOIを取得し、DOIを解析してDOIで識別された情報を取得し、DOIで識別された情報を情報対話型インタフェースに表示する。
【0012】
インタラクション情報のDOIの処理装置であって、インタラクション情報のDOIを取得する取得ユニット、DOIで識別された情報を取得するためにDOIを解析する解析ユニット、及び、クライアントエンドがDOIで識別された情報を情報対話型インタフェースに表示できるようにするために、DOIで識別された情報をクライアントエンドにプッシュするプッシュユニットを備える。
【0013】
インタラクション情報のDOIの処理装置であって、インタラクション情報のDOIを取得する取得ユニット、DOIで識別された情報を取得するためにDOIを解析する解析ユニット、及び、DOIで識別された情報を情報対話型インタフェースに表示する表示ユニットを備える。
【0014】
本開示の実施形態の技術的解決策により、ユーザは、情報のやり取り中に長々とした操作をする事無く、インタラクション情報のDOIで識別された情報を取得でき、そのため、DOIで識別された情報についてのユーザ取得効率は、現行の技術と比較して多いに向上している。
【0015】
本開示をより詳細に理解されるよう本明細書で説明する図を添付し、本開示の一部とする。本開示の典型的な実施形態及びその説明を用いて本開示を示すが、本開示を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0016】
図1A】本開示の実施態様による、インタラクション情報のDOIの例示的な処理メソッドを示すフローチャートである。
図1B】本開示の実施形態による、二次元コードを含むネームカード画像を表す概略図である。
図1C】本開示の実施形態による、情報対話型インタフェースに表示された二次元コードで識別された情報の状態変化を表す概略図である。
図2】本開示の実施形態による、インタラクション情報のDOIの別の例示的な処理メソッドを表すフローチャートである。
図3】本開示の実施形態による、インタラクション情報のDOIの別の例示的な処理メソッドを表すフローチャートである。
図4】本開示の実施形態による、インタラクション情報のDOIの処理装置を表す構造図である。
図5】本開示の実施形態による、インタラクション情報のDOIの別の処理装置を表す構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
本開示の実施形態の目的、技術的解決策、及び利点が十分理解されるよう、本開示の典型的な実施形態及び対応する添付図を参考に、本開示の技術的解決策を以下で十分かつ明確に説明する。説明する実施形態は、明らかに単に本開示の実施形態の一部を表したものに過ぎず、全てではない。本開示の実施形態に基づき創造的努力無く当業者により成し得る他のあらゆる実施形態は、本開示の保護の範囲に該当するものである。
【0018】
本開示の実施形態による技術的解決策を、添付図を参考に本明細書で詳述する。
【0019】
本実施形態は、インタラクション情報のDOIの処理メソッドを提供する。図1Aは本メソッドの例示的なフローチャートを示しており、以下のメソッドブロックを備える。
S11では、サーバがインタラクション情報のDOIを取得する。
S12では、DOIを解析してDOIで識別された情報を取得する。
S13では、DOIで識別された情報をクライアントエンドにプッシュし、DOIで識別された情報をクライアントエンドが情報対話型インタフェースに表示できるようにする。
【0020】
S11では、インタラクション情報の種類に制限が無い。例えば、インスタントメッセージ(例えば、QQ、WeChat、Fetion、IP Messenger、MSN Messenger、Baidu Hi、Sina UCなど)のインスタントメッセージ、ソーシャルネットワーキングプラットフォーム(MicroBlog、Twitter、Facebook、Tianya Clubなど)のインタラクション情報、電子メールのインタラクション情報などといったインタラクション情報であってもよい。インタラクション情報はDOIを含み、さらに文字情報、画像情報、リンク情報、音声/映像情報などを含んでもよい。デジタルオブジェクト一意識別子としてDOIは固有であり、それ故、DOIで一意に識別された情報を、対応する解析規則に基づき取得することができる。DOIの種類に制限は無く、例えば、二次元コード、バーコード、文字コード、ネットワークドメイン名などであってもよい。
【0021】
S12では、次の要領で、DOIを解析しDOIで識別された情報を取得してもよい。DOI符号化/復号化処理部をサーバに統合し、DOIロジック符号化/復号化規則に従って、対応して識別された情報をDOIから解析してもよい。
【0022】
S13では、DOIで識別された情報を受信クライアントエンド(すなわち、インタラクション情報を受信するクライアントエンド)にのみ、または、送信クライアントエンド(すなわち、インタラクション情報を送信するクライアントエンド)にのみプッシュしてもよい。或いは、DOIで識別された情報を受信クライアントエンド及び送信クライアントエンドのそれぞれにプッシュしてもよく、本明細書では特に限定しない。
【0023】
ある実施において、S11では、送信クライアントエンドが送信するインタラクション情報のDOIを取得してもよい。S13では、DOIで識別された情報を受信側である受信クライアントエンド、及び/または、送信側である送信クライアントエンドに同時にプッシュしてもよい。
【0024】
ある実施において、S13では、DOIで識別された情報を含むインタラクション情報をクライアントエンドにプッシュしてもよい。DOI及びDOIで識別された情報の両方を含むインタラクション情報か、DOIで識別された情報のみを含むインタラクション情報のいずれかをクライアントエンドにプッシュ可能であると解釈してもよい。この方法において、送信クライアントエンドにより送信されたインタラクション情報をサーバが受信クライアントエンドに送信する場合、サーバは、インタラクション情報の解析済DOIで識別された情報をインタラクション情報と併せて受信クライアントエンドに送信し、受信側である受信クライアントエンドが、インタラクション情報のDOIで識別された情報を直接取得するようにしてもよい。
【0025】
ある実施において、S11では、以下のメソッドサブブロックを実施してもよい。
インタラクション情報の画像情報の取得、ならびに、
画像情報がDOIを備えているかの判断、及び、DOIを備えていると判断した場合、画像情報からのDOIの抽出。
【0026】
画像情報はDOIを含んでもよく、またDOI以外の情報を含んでもよい。当該実施では、DOIを含む画像情報を自動で識別しDOIを抽出することができる。図1Bに示すように、画像は、企業のウェブサイトを識別する二次元コードに加え、文字情報を含む。上記のメソッドサブブロックの使用により、二次元コードを含むネームカード画像を自動で識別し、二次元コードを抽出する。
【0027】
【0028】
ある実施において、S13では、DOIで識別された情報の表示操作エントリをクライアントエンドにプッシュし、DOIで識別された情報の表示トリガ命令のクライアントエンドからの受信に応答して、DOIで識別された情報をクライアントエンドにプッシュする。その場合、表示トリガ命令は、ユーザによる表示操作エントリの操作によりトリガされる。
【0029】
表示操作エントリは、DOIで識別された情報を表示するかどうかをユーザが選択する操作エントリであり、ウィンドウ、ボタンなどであってもよい。図1Cの左図で示すように、サーバを通してクライアントエンドAにより送信された二次元コードを含む画像情報をクライアントエンドBが受信すると、プロンプトウィンドウが画像情報の下部に現れ、画像情報が二次元コードを含んでいることをユーザに伝え、二次元コードで識別された情報を読み出すかどうかをユーザに問うてもよい。ユーザが「YES(はい)」ボタンをクリックすると、プロンプトウィンドウが閉じられ、図1Cの右図で示すように、二次元コードで識別された情報が情報対話型インタフェースに表示される。ユーザが図1Cの左図の「NO(いいえ)」ボタンをクリックすると、プロンプトウィンドウが閉じられ、二次元コードで識別された情報は、情報対話型インタフェースに表示されない。
【0030】
上記の実施では、ユーザは、自身の必要性に応じてDOIで識別された情報を読み出すかどうかの選択が可能である。DOIで識別された情報の読出しが必要無ければ、DOIで識別された情報を情報対話型インタフェースに表示せず、そのためデータのローディングを削減し携帯端末のネットワークトラフィックリソースの節約になる。一方、DOIで識別された情報が安全なウェブサイトリンクでない場合、当該解決策によりユーザが安全でないウェブサイトに自動的にリンクしてしまう潜在的なリスク及び損失を低減することが出来る。
【0031】
別の実施では、DOIで識別された情報が事前に安全な情報であると検出されていれば、DOIで識別された情報の表示操作エントリを、クライアントエンドにプッシュしなくてもよい。或いは、DOIで識別された情報をクライアントエンドに直接プッシュしてもよい。
【0032】
ある実施において、DOI処理メソッドではさらに、DOIで識別された情報の操作エントリをクライアントエンドにプッシュしてもよい。
【0033】
図1Cの右図で示すように、二次元コードで識別された情報の操作エントリは、二次元コードで識別された情報がウェブサイトリンクであれば、リンクアクセスの操作エントリ(すなわち、「アクセスリンク」ボタン)、及び、情報共有の操作エントリ(すなわち、「情報共有」ボタン)を含む。さらに、DOIで識別された情報の操作エントリは、情報コピーの操作エントリ、情報収集の操作エントリ、情報転送の操作エントリなどであってもよい。DOIで識別された情報の操作エントリは、ウィンドウ、ボタンなどを含んでもよい。
【0034】
上記実施形態の技術的解決策により、ユーザは、インタラクション情報のDOIで識別された情報を、情報のやり取り中に複雑な操作をする事無く取得することができる。そのため、当該解決策により、現行の技術と比較して、DOIで識別された情報のユーザ取得効率は多いに向上する。
【0035】
本実施形態で提供されるメソッドのメソッドブロックを実施するエンティティは、同一デバイスであってもよく、複数の異なるデバイスであってもよいことに留意する。例えば、第一サーバデバイスがS11及びS12を実施し、第二サーバデバイスがS13を実施してもよい。また、別の実施例として、第一サーバデバイスがS11を実施し、第二サーバデバイスなどがS12及びS13を実施してもよい。実施形態では、インタラクション情報のDOIの別の処理メソッドを提供する。当該メソッドは、インスタントメッセージに適用可能であり、DOIは二次元コードである。サーバは、ログインサーバ、情報サーバ、及び、二次元コード処理モジュールに分けられる。二次元コード処理モジュールは、識別モジュール及びスキャニングモジュールを備えてもよい。図2を参考に、典型的なメソッドプロセスは以下のようなメソッドブロックを備える。
【0036】
S201では、ログインサーバは、クライアントエンドAにより送信されたログインリクエストを受信する。
【0037】
S202では、ログインサーバは、クライアントエンドAのログインリクエストを確認し、クライアントエンドAとの接続を確立する。
【0038】
S203では、情報サーバは、クライアントエンドAにより送信されたインタラクション情報を受信して保存し、そのインタラクション情報は文字情報及び画像情報を含み、画像情報は二次元コードを含む。
【0039】
S204では、ログインサーバは、クライアントエンドBにより送信されたログインリクエストを受信する。
【0040】
S205では、ログインサーバは、クライアントエンドBのログインリクエストを確認し、クライアントエンドBとの接続を確立する。
【0041】
S206では、情報サーバは、クライアントエンドBからインタラクション情報受信リクエストを受信する。
【0042】
S207では、情報サーバは、クライアントエンドB及び識別モジュールに対し、インタラクション情報をプッシュする。
【0043】
S208では、識別モジュールは、インタラクション情報が画像情報を含んでいるかどうかを判断する。画像情報を含んでいれば、S209を実施する。含んでいなければ、処理を終了する。
【0044】
S209では、識別モジュールは、画像情報が二次元コードを含んでいるかどうかを判断する。二次元コードを含んでいれば、S210を実施する。含んでいなければ、処理を終了する。
【0045】
S210では、識別モジュールは、二次元コードで識別された情報の表示操作エントリをクライアントエンドBにプッシュし、クライアントエンドBのユーザに二次元コードで識別された情報を読み出すかどうか問う。
【0046】
S211では、識別モジュールは、二次元コードで識別された情報の表示命令をクライアントエンドBから受信する。
【0047】
S212では、識別モジュールは、二次元コードを含む画像情報をスキャニングモジュールにプッシュする。
【0048】
S213では、スキャニングモジュールは、二次元コードを含む画像情報を既定の解析規則に従ってスキャン及び解析し、二次元コードで識別された情報を取得する。
【0049】
S214では、スキャニングモジュールは、二次元コードで識別された情報、及び、二次元コードで識別された情報の操作エントリを、クライアントエンドBにプッシュする。
【0050】
S214の後、クライアントエンドBのユーザは、インスタントメッセージの情報対話型インタフェースから二次元コードで識別された情報の取得が可能であり、対応する操作エントリを介して二次元コードで識別された情報について関連操作を実施してもよく、例えば、「コピー」ボタンをクリックして二次元コードで識別された情報をコピーし、二次元コードで識別された情報がウェブサイトリンクを含むのであれば、「アクセスリンク」ボタンをクリックしてウェブサイトリンクのウェブページにアクセスする。
【0051】
S210では、識別モジュールは、二次元コードで識別された情報の表示操作エントリを同時にクライアントエンドAにもプッシュし、クライアントエンドAのユーザに二次元コードで識別された情報を読み出すかどうかを問うてもよい。相応して、スキャニングモジュールは、二次元コードで識別された情報、及び、二次元コードで識別された情報の操作エントリを、S214でクライアントエンドAに同時にプッシュしてもよい。この場合、クライアントエンドAのユーザは、送付された画像情報の二次元コードで識別された情報を選択して見ることも可能で、操作の利便性が非常に高い。
【0052】
本開示の実施形態において、クライアントエンドAとクライアントエンドBとの間のやり取り(複数可)は、上記メソッドブロックとは異なってもよい。例えば、クライアントエンドAがクライアントエンドBにインタラクション情報を送信する場合、クライアントエンドAは、インタラクション情報をサーバに直接送信してもよい。サーバは、インタラクション情報から二次元コードを解析し、解析により識別された情報を取得し、クライアントエンドBに直接転送されるインタラクション情報の二次元コードを含んでもよい。サーバがインタラクション情報に含まれるDOIを解析でき、簡便な方法で解析後クライアントエンドに識別された情報を提供可能であれば、いかなる同様の実施にも制限はない。
【0053】
ソーシャルネットワーキングプラットフォームにおける、または、電子メールでの情報のやり取り(複数可)では、DOIの処理プロセスは上記プロセスに類似しており、以下に重ねて詳述しない。
【0054】
上記のプロセスからわかるように、ユーザは、情報のやり取り中に長々とした操作をする事無く、インタラクション情報の二次元コードで識別された情報を取得することができる。そのため、当該解決策により、現行技術と比較して、二次元コードで識別される情報のユーザ取得効率は多いに向上する。
【0055】
実施形態ではさらに、インタラクション情報のDOIの別の処理メソッドを提供する。図3は、そういったメソッドの典型的なフローチャートを示しており、以下のメソッドブロックを備える。
【0056】
S31では、インスタントメッセージのクライアントエンドがインタラクション情報のDOIを取得する。
【0057】
S32では、DOIを解析してDOIで識別された情報を取得する。
【0058】
S33では、DOIで識別された情報を情報対話型インタフェースに表示する。
【0059】
上記の実施形態とは異なり、送信クライアントエンドまたは受信クライアントエンドであるIMクライアントエンドが、本実施形態においてメソッドブロックを実施する。DOI符号化/復号化処理部は、IMクライアントエンドに統合されてもよく、DOI符号化/復号化処理部は、DOIから相応して識別された情報をDOIロジック符号化/復号化規則に従い解析してもよい。さらに、IMクライアントエンドは、DOI符号化/復号化処理部と統合されたサーバにもアクセスし、サーバを介してDOIを解析し、DOIで相応して識別された情報を取得してもよい。ある実施において、S31では、以下のメソッドサブブロックを備えてもよい。
【0060】
インタラクション情報の画像情報の取得、及び、
画像情報がDOIを含むかどうかの判断、及び、DOIを含んでいると判断すれば画像情報からのDOIの抽出。
【0061】
ある実施において、S33では、DOIで識別された情報の表示操作エントリを情報対話型インタフェースにプッシュし、DOIで識別された情報の表示トリガ命令の受信に応答して、情報対話型インタフェースにDOIで識別された情報を表示してもよい。その際、表示トリガ命令は、ユーザによる表示操作エントリの操作によりトリガされる。
【0062】
ある実施において、DOI処理メソッドではさらに、情報対話型インタフェースにDOIで識別された情報の操作エントリを表示してもよい。
【0063】
同一トークンを使うことで、ユーザは、情報のやり取りで長々とした操作をする事無く、インタラクション情報のDOIで識別された情報を取得でき、比較的効率が高い。
【0064】
同一の発明概念を基にして、実施形態で、インタラクション情報のDOIの処理装置を提供する。本装置は、1以上のコンピュータデバイスを備えてもよい。例えば、ある実施では図4に示すように、装置400が、1以上のプロセッサ402、入力/出力(I/O)インタフェース404、ネットワークインタフェース406、及び、メモリ408を備えてもよい。
【0065】
メモリ408は、揮発性メモリ、ランダムアクセスメモリ(RAM)、及び/または不揮発性メモリなどのコンピュータ可読媒体の形態であってもよく、例えば、読み出し専用記憶装置(ROM)またはフラッシュRAMなどがある。メモリ408は、コンピュータ可読媒体の実施例である。
【0066】
コンピュータ可読媒体は、永久または非永久タイプ、取外し可能または取外し不可媒体を含んでもよく、情報保存はいずれのメソッドまたは技術を用いてもよい。情報は、コンピュータ可読コマンド、データ構造、プログラムモジュールまたは他のデータを含んでもよい。コンピュータ記憶媒体の例に、相変化メモリ(PRAM)、スタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、ダイナミックランダムアクセスメモリ(DRAM)、他タイプのランダムアクセスメモリ(RAM)、読取専用メモリ(ROM)、電子的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EEPROM)、クイックフラッシュメモリ、または他の内部ストレージ技術、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD−ROM)、デジタルバーサタイルディスク(DVD)、または他の光学的記憶装置、磁気カセットテープ、磁気ディスク記憶装置、または他の磁気記憶装置、もしくは、他の非送信媒体があるが、これらに限定されず、コンピュータデバイスによりアクセスされる情報を記憶するのに使用されてもよい。本明細書に定義するように、コンピュータ可読媒体には、変調データ信号や搬送波などの一時的な媒体を含まない。
【0067】
ある実施形態において、メモリ408は、プログラムユニット410及びプログラムデータ412を備えてもよい。プログラムユニット410は、インタラクション情報からDOIを取得する取得ユニット414、DOIで識別された情報を取得するためにDOIを解析する解析ユニット416、及び、クライアントエンドにDOIで識別された情報を情報対話型インタフェースに表示させるよう、DOIで識別された情報をクライアントエンドにプッシュするプッシュユニット418を備えてもよい。
【0068】
ある実施では、取得ユニット414は、送信クライアントエンドにより送信されたインタラクション情報のDOIを取得してもよい。
【0069】
ある実施では、プッシュユニット418は、DOIで識別された情報を含むインタラクション情報をクライアントエンドにプッシュしてもよい。
【0070】
ある実施では、取得ユニット414は、インタラクション情報から画像情報を取得し、画像情報がDOIを含むかどうかを判断し、DOIを含んでいる場合、画像情報からDOIを抽出してもよい。
【0071】
ある実施では、プッシュユニット418は、DOIで識別された情報の表示操作エントリをクライアントエンドにプッシュし、クライアントエンドにより送信されたDOIで識別された情報の表示トリガ命令の受信に応答して、DOIで識別された情報をクライアントエンドにプッシュしてもよい。その際、表示トリガ命令は、ユーザによる表示操作エントリの操作によりトリガされる。
【0072】
ある実施では、プッシュユニット418はまた、DOIで識別された情報の操作エントリをクライアントエンドにプッシュしてもよい。
【0073】
上記の実施では、インタラクション情報は、インスタントメッセージのインタラクション情報、ソーシャルネットワーキングプラットフォームのインタラクション情報、電子メールのインタラクション情報などを含んでもよい。
【0074】
本実施形態の技術的解決策により、ユーザは、情報のやり取り中に長々とした操作をする事無く、インタラクション情報の二次元コードで識別された情報を取得することができる。そのため、当該解決策により、現行技術と比較して、二次元コードで識別される情報のユーザ取得効率は多いに向上する。
【0075】
同一の発明概念を基にして、実施形態で、インタラクション情報のDOIの別の処理装置を提供する。本装置は、1以上のコンピュータデバイスを備えてもよい。例えば、ある実施では図5に示すように、装置500が、1以上のプロセッサ502、I/Oインタフェース504、ネットワークインタフェース506、及び、メモリ508を備えてもよい。メモリ508は、既に記述したように、コンピュータ可読媒体の形態であってもよい。
【0076】
ある実施では、メモリ508は、プログラムユニット510及びプログラムデータ512を備えてもよい。プログラムユニット510は、インタラクション情報からDOIを取得する取得ユニット514、DOIで識別された情報を取得するためにDOIを解析する解析ユニット516、及び、情報対話型インタフェースにDOIで識別された情報を表示するよう構成された表示ユニット518を備えてもよい。
【0077】
ある実施では、取得ユニット514は、インタラクション情報から画像情報を取得し、画像情報がDOIを含むかどうかを判断し、DOIを含んでいると判断すれば画像情報からDOIを抽出してもよい。
【0078】
ある実施では、表示ユニット518は、DOIで識別された情報の表示操作エントリを情報対話型インタフェースにプッシュし、DOIで識別された情報の表示トリガ命令の受信に応答して、情報対話型インタフェースにDOIで識別された情報を表示してもよい。その場合、表示トリガ命令は、ユーザによる表示操作エントリの操作によりトリガされる。
【0079】
ある実施では、表示ユニット518は、さらに、情報対話型インタフェースにDOIで識別された情報の操作エントリを表示してもよい。
【0080】
同一トークンを使うことで、ユーザは、情報のやり取り中に長々とした操作をする事無く、インタラクション情報の二次元コードで識別された情報を取得できる。そのため、当該解決策により、現行の技術と比較して、二次元コードで識別される情報のユーザ取得効率は多いに向上する。
【0081】
当業者であれば、本開示の実施形態を、コンピュータプログラムのメソッド、システムまたはプロダクトとして提供可能であるとわかるであろう。そのため、本開示を、ハードウェアのみでの実施形態、ソフトウェアのみでの実施形態、またはハードウェア及びソフトウェアを組合せた実施形態として実施可能である。さらに、本開示を、コンピュータ実行可能命令を記憶した1以上のコンピュータ可読記憶媒体(磁気ディスク、CD−ROM、または光学ディスクなどを含むが、これらに限定されない)に記憶されたコンピュータプログラムのプロダクトとして実施可能である。
【0082】
典型的なメソッド、装置(システム)及びコンピュータプログラムプロダクトのフローチャート及び/またはブロック図に沿って、本開示を説明する。フローチャート及び/またはブロック図の各プロセス及び/またはブロック、ならびに、プロセス及び/またはブロックの組合せを、コンピュータプログラム命令の形態で実施してもよいことは理解されるであろう。そういったコンピュータプログラム命令を、汎用コンピュータ、専用コンピュータ、組込プロセッサ、または、マシンを形成するプログラマブルデータ処理装置を有する別の処理装置に提供し、コンピュータまたはプログラマブルデータ処理装置を有する他の処理装置に命令を実行させることで、フローチャートの1以上のプロセス、及び/または、ブロック図の1以上のブロックで説明した1以上のブロックに示す機能を有する装置を実施するようしてもよい。
【0083】
また、コンピュータまたは別のプログラマブルデータ処理装置に特定メソッドで機能させ得るコンピュータ可読メモリデバイスに、そういったコンピュータプログラム命令を保存し、コンピュータ可読メモリデバイスに保存された命令に基づき、命令装置を含めた製造を実施するようにする。当該命令デバイスは、フローチャートの1以上のプロセス及び/またはブロック図の1以上のブロックで記載した機能を実施する。
【0084】
また、コンピュータプログラム命令を、コンピュータまたは別のプログラマブルデータ処理装置にロードして、コンピュータまたは他のデータ処理装置が一連の操作を実行してコンピュータ実施プロセスを生成するようにしてもよい。そのため、コンピュータまたは他のプログラマブル装置が実行する命令を用いて、フローチャートの1以上のプロセス及び/またはブロック図の1以上のブロックを実施してもよい。
【0085】
「備える(comprise)」、「含む(include)」またはあらゆるそれらの変形といった用語は、非排他的な包含を意味するものであることにも留意する。一連の要素を備えるプロセス、メソッド、プロダクトまたは装置は、それら要素を備えるだけでなく、明示されていない他の要素も備え、さらにそういったプロセス、メソッド、プロダクトまたは装置に既存の要素を備える。追加制限が無い状態では、「include a/an...」といった表現で規定された要素は、プロセス、メソッド、プロダクトまたは装置に現存する要素とは異なるあらゆる類似要素を除外しない。
【0086】
本開示の実施形態をメソッド、システム、またはコンピュータプログラムプロダクトとして提供可能であることは、当業者であれば理解するであろう。そのため、本開示は、ハードウェアのみでの実施形態、ソフトウェアのみでの実施形態、または、ハードウェア及びソフトウェアを組み合わせた実施形態として実施可能である。さらに、本開示は、コンピュータ実行可能命令を記憶する1以上のコンピュータ可読記憶媒体(磁気ディスク、CD−ROMまたは光学ディスクなどを含むがこれらに限定されない)に記憶されたコンピュータプログラムプロダクトとして実施可能である。
【0087】
上記説明は、本開示の単なる典型的な実施形態であり、本開示を限定するものではない。当業者であれば、本開示の多様な変形及び変更が可能であろう。本開示の趣旨及び原則の範囲内で成されたあらゆる変形、同等の置き換え、及び改善などは、本開示の請求の保護範囲であるとする。
図1A
図1B
図1C
図2
図3
図4
図5