(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6553836
(24)【登録日】2019年7月12日
(45)【発行日】2019年7月31日
(54)【発明の名称】入浴用機器
(51)【国際特許分類】
A61H 33/00 20060101AFI20190722BHJP
【FI】
A61H33/00 310K
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2013-146331(P2013-146331)
(22)【出願日】2013年7月12日
(65)【公開番号】特開2015-16198(P2015-16198A)
(43)【公開日】2015年1月29日
【審査請求日】2016年7月7日
【審判番号】不服2018-3769(P2018-3769/J1)
【審判請求日】2018年3月16日
(73)【特許権者】
【識別番号】000103471
【氏名又は名称】オージー技研株式会社
(72)【発明者】
【氏名】松岡 良樹
(72)【発明者】
【氏名】藤原 康孝
【合議体】
【審判長】
中川 真一
【審判官】
島田 信一
【審判官】
仁木 学
(56)【参考文献】
【文献】
米国特許出願公開第2010/5589(US,A1)
【文献】
特開2006−42853(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H33/00,A61G7/00-7/16
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
載置部の一部に、非可動載置部に対して起立倒伏可能に設けられた可動載置部と、前記可動載置部の側部に設けられ、該可動載置部の起立倒伏に伴い移動するサイドガードと、前記非可動載置部に固定された支持フレームとを具備する入浴用機器であって、
前記サイドガードと他のサイドガードまたは前記非可動載置部との間隔を維持するように前記サイドガードを移動させるサイドガード移動機構を備え、
前記サイドガード移動機構は、前記サイドガードを前記可動載置部の起立倒伏に連動させる連動機構であり、
前記サイドガードは、前記サイドガードの外周部の内側部位において、前記支持フレームに軸支される、
ことを特徴とする入浴用機器。
【請求項2】
前記サイドガード移動機構は、前記間隔を維持するように前記サイドガードを回動させるものである、
請求項1に記載の入浴用機器。
【請求項3】
前記サイドガードの外周において前記他のサイドガードまたは前記非可動載置部と対向する一部が前記サイドガードの回動中心を円中心とする円形状になっている、
ことを特徴とする請求項2に記載の入浴用機器。
【請求項4】
前記載置部において、前記サイドガードと対向する位置に別のサイドガードを具備する、
ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の入浴用機器。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、入浴用機器に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の入浴用機器、例えば担架には、上半身と下半身それぞれの載置部を長手方向両側に備え、上半身側の載置部は被介助者の背凭れとしてリクライニングして被介助者の上半身を起こせるようにする一方、前記両載置部それぞれに、被介助者の転落防止用のサイドガードを備えたものがある(特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特許4663269号公報
【特許文献2】特開2000−175985号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
上記担架においては、上半身側の載置部を起立させていくと、この起立に伴い、上半身側の載置部に一体で固定されたサイドガードが回転する。これにより、上半身側の載置部のサイドガードは下半身側の載置部のサイドガードに近接し、当該両サイドガードの対向間隔が狭くなってくる。そうすると、上半身側の載置部が起立される前に、当該両サイドガード間に被介助者の手が位置していると、当該被介助者の手が両サイドガードで挟み込まれるおそれがあり、危険である。
【0005】
この危険を回避するため、例えば両サイドガードの間隔や担架や他の構造物との間隔を被介助者の身体の一部が挟み込まれない位置まで広げる(特許文献2参照)などすれば、被介助者の手が挟み込まれずに、上半身側の載置部をリクライニングさせることができる。しかし、かかるサイドガードでは、被介助者の頭部付近のみしかガードできないので、被介助者の転落やはみ出しを十分防止することはできず、サイドガード本来の機能を発揮することができなくなる。
【0006】
本発明は、上述の問題点に鑑みてなされたものであり、被介助者の転落やはみ出しを防止するというサイドガードの機能を維持しつつ、載置部がリクライニングされる際に、被介助者の身体の一部が挟み込まれるといった危険を排除し、被介助者を安全に移送できる入浴用機器を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
請求項1に記載の発明は、載置部の一部に
、非可動載置部に対して起立倒伏可能に設けられた可動載置部と、前記可動載置部の側部に設けられ、該可動載置部の起立倒伏に伴い移動するサイドガードと
、前記非可動載置部に固定された支持フレームとを具備する入浴用機器であって、前記サイドガードと他の
サイドガードまたは前記非可動載置部との間隔を維持するように前記サイドガードを移動させるサイドガード移動機構を備え、前記サイドガード移動機構は、前記サイドガードを前記可動載置部の起立倒伏に連動させる連動機構であり、前記サイドガードは、前記サイドガードの外周部の内側部位において、
前記支持フレームに軸支される、ことを特徴とする。
【0009】
請求項
1の発明によれば、サイドガードは、可動載置部が起立倒伏と共に移動しても、非可動載置部に軸支された部分を回転中心とし起立倒伏可能であり、それと共にサイドガード移動機構により、サイドガードは他の
サイドガードまたは非可動載置部との隙間がほぼ一定に保たれ移動するので、可動載置部が起立倒伏される際に、被介助者が前記隙間で手が挟み込まれるという危険がなくなり、安全である。また、可動載置部と、サイドガードを別個に操作する必要がないので、介助者の手間が少なく負担とならない
。
【0010】
前記連動機構は、前記可動載置部及び前記サイドガードの内の一方に設けられた長穴と、前記可動載置部及び前記サイドガードの内の他方に設けられて前記長穴に沿って挿通する突出部材とを含み、前記可動載置部の起立倒伏と共に前記突出部材が前記長穴内を移動する機構としてもよいし、前記可動載置部と前記サイドガードとを平行リンク機構を介して連結してもよい。こうすれば連動機構を簡素化でき、コストダウンができる。
【0011】
請求項
2に記載の発明は、前記サイドガード移動機構は、前記間隔
を維持するように前記サイドガードを回動させるものである。
【0012】
この発明によれば、前記サイドガード移動機構が前記間隔を維持するように前記サイドガードを回動させるので、前記隙間を一定に保つことができ、安全である。
【0013】
請求項
3に記載の発明は、前記サイドガードの外周において前記他の
サイドガードまたは前記非可動載置部と対向する一部が前記サイドガードの回動中心を円中心とする円形状になっている。
【0014】
この発明によれば、前記サイドガードの外周の一部が円形状になっているので、当該一部と対向する前記他の
サイドガードまたは前記非可動載置部との前記隙間を一定に保つことができ、危険がより低くなって一層安全である。
【0015】
請求項
4に記載の発明は、前記載置部において、前記サイドガードと対向する位置に別のサイドガードを具備する。
【0016】
この発明によれば、前記サイドガードに対向する位置に前記別のサイドガードが配備され、当該サイドガードが前記可動載置部の起立倒伏に伴い回転しても、当該サイドガードと前記別のサイドガードとの距離は一定に維持される結果、被介助者が前記隙間で手が挟み込まれるという危険がなくなり、安全であることに加えて、サイドガードが少なくとも2つ設けられるので、被介助者の身体のより多くの部分をサイドガードでガードすることができ、転落防止効果が高まる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、被介助者の転落を防止するサイドガードの機能を維持しつつ、身体の一部が挟み込まれるといった危険を排除し、被介助者が安全に搬送できる入浴用機器を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【
図1】本発明の実施形態に係る担架を備えた入浴用機器の斜視図である。
【
図3】本発明の実施形態に係り、入浴用機器が備える担架の正面図であり、第1及び第2可動載置部が共に水平姿勢状態にある担架を示す。
【
図4】
図3の要部の拡大図であり、円S内に図中のA−A断面図を示す。
【
図5】本発明の実施形態に係り、入浴用機器が備える担架の正面図であり、第1可動載置部が起立状態にある担架を示す。
【
図7】本発明の実施形態の変形例であり、(a)は第1可動載置部が水平姿勢の状態、(b)は第1可動載置部が起立している状態を示す図である。
【
図8】本発明の実施形態の別の変形例であり、(a)は第1可動載置部が水平姿勢の状態、(b)は第1可動載置部が起立している状態を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施形態に係る入浴用機器を説明する。
【0022】
図1及び
図2を参照して、入浴用機器1は、ストレッチャー2と、担架3とから構成される。ストレッチャー2は、台車部4と、担架昇降機構5とを有する。
【0023】
台車部4は、4つのフレーム6〜9が矩形状に枠組みされると共に、フレーム6〜8の下面に車輪6a,6b,7a,8aが設けられて構成されている。
【0024】
担架昇降機構5は、フレーム6の長手方向中央部に垂直に立設された昇降ガイド柱部5aと、該昇降ガイド柱部5aに外挿された昇降筒部5bとを有する。昇降筒部5bは、昇降ガイド柱部5aに沿って昇降することができる。昇降筒部5bは、例えばモータ(図示省略)を含む駆動装置により昇降ガイド柱部5aに沿って昇降駆動される。
【0025】
昇降筒部5bの上端側に取付用部材5cが担架3方向に突出して設けられている。取付用部材5cには水平方向平行に一対の手摺5dが延設されている。また、取付用部材5cには担架3方向とは反対方向にL形状の入浴用機器操作部材(ハンドル)5eが設けられている。
【0026】
入浴用機器1は、入浴用機器操作部材5eを操作することにより、台車部4を任意の方向に移動させ、これにより担架3を搬送することができる。担架3には、支持フレーム10が固定されている。支持フレーム10は、一対のL形状のフレーム部10a,10bと、水平フレーム部10cとからなる。一対のL形状のフレーム部10a,10bはその上端側が水平フレーム部10cで連結されると共に、その下端側が担架3の下部に入り込むことで、担架3を支持している。
【0027】
担架3は、担架昇降機構5により、
図2中矢印A方向に昇降する。位置P1から位置P2に下降することで、位置P2にある浴槽(図示省略)に担架3を浸漬させて被介助者を入浴させることができる。
【0028】
担架3は、長手方向に延びる載置部11と、載置部11の一方の側部に設けられた第1及び第2サイドガード12a,12bと、載置部11の他方の側部において該他方の側部とは別体とされた第3及び第4サイドガード13a,13bとを具備する。
【0029】
図3〜
図6において、載置部11は、長手方向両側に第1及び第2可動載置部14a,14bを有すると共に、両第1及び第2可動載置部14a,14bの長手方向中間に非可動載置部(基部)14cが設けられて構成される。
【0030】
第1、第2載置部14a,14bは共に非可動載置部(基部)14cに対して起立倒伏つまりリクライニングが可能である。
【0031】
第1及び第2可動載置部14a,14bは、それぞれ、非可動載置部(基部)14cの両側に設けられた第1回転軸14d,14eに回転可能に軸支され、第1回転軸14d,14eを回転中心として矢印B,C方向に起立倒伏してリクライニングできるようになっている。
【0032】
図示される担架3は、第1可動載置部14aに枕部15が設置されて、被介助者(図示省略)の頭部が枕部15上に載置されると共に、該被介助者の上半身側が第1可動載置部14aに、下半身側が第2可動載置部14bに、また、腰部近傍が非可動載置部(基部)14cに載置され、第1可動載置部14aの起立倒伏により被介助者は上半身がリクライニングされる。非可動載置部(基部)14cには、支持フレーム10が固定されている。尚、第1可動載置部14aと第2可動載置部14bは対称になっており、枕部15を第2可動載置部14bに取り付ければ、上半身側と下半身側を入れ替えて使用することができるようになっている。
【0033】
第1サイドガード12aは、自身の外周部12a1より内側部位において、支持フレーム10の一方のフレーム部10aに設けた回転軸10dに軸支され、第2サイドガード12bは、自身の外周部12b1より内側部位において支持フレーム10の他方のフレーム部10bに設けた回転軸10eに軸支されている。
【0034】
第1サイドガード12aは、第1可動載置部14aにサイドガード移動機構として第1連動機構20を介して接続されている。第1可動載置部14aは、非可動載置部(基部)14cに設けた回転軸14dを回転中心として矢印B方向に起立倒伏可能になっている。
【0035】
第2サイドガード12bは、第2可動載置部14bにサイドガード移動機構として第2連動機構21を介して接続されている。第2可動載置部14bは、非可動載置部(基部)14cに設けた回転軸14eを回転中心として矢印C方向に起立倒伏可能になっている。
【0036】
第1サイドガード12aにおいて、第2サイドガード12bと対向する外周面12a1は、回転軸10dを円中心とした円形状になっている。第1連動機構20は、第1サイドガード12aに取り付けた長穴20a1付きの板状部材20aと、突出部材であるピン20b1が突設された板状部材20bとから構成される。なお、第1可動載置部14a及び第2可動載置部14bの下面には、これらを倒伏方向に付勢する付勢バネ14a1,14b1が設けられている。
【0037】
板状部材20aの長穴20a1には、板状部材20bのピン20b1が挿通されている。
【0038】
同様に、第2サイドガード12bにおいて、第1サイドガード12aと対向する外周面12b1は、回転軸10eを円中心とした円形状になっている。第2連動機構21は、第2サイドガード12bに取り付けた長穴21a1付きの板状部材21aと、ピン21b1が突設された板状部材21bとから構成される。
【0039】
板状部材21aの長穴21a1には、板状部材21bのピン21b1が挿通されている。
【0040】
図3及び
図4に示すように、第1可動載置部14aが起立されていない水平姿勢のとき、第1サイドガード12aの外周部12a1と、第2サイドガード12bの外周部12b1との対向間隔をdとする。
【0041】
次に、第1可動載置部14aが回転軸14dを回転中心として
図3及び
図4の水平姿勢の状態から
図5及び
図6に示すように起立されたときにおいても、その外周部12a1と、第2サイドガード12bの外周部12b1との対向間隔は前記と同一の間隔dに維持される。この場合、第1連動機構20においては、ピン20b1は長穴20a1により
図3及び
図4の図示右側の位置から
図5及び
図6の図示左側方向にガイドされる。
【0042】
以上の実施形態によれば、第1サイドガード12aは、第1可動載置部14aが起立倒伏しても、第1サイドガード12aの外周部分12a1が回転軸10dの回転中心を円中心とする円形状になっているので、第1可動載置部14aを回転させても、第1サイドガード12aと第2サイドガード12bとの間隔が一定の間隔dに保たれると同時に、第1、第2サイドガード12aと非可動載置部14cとの間隔も保たれるため、第1可動載置部14aを起立倒伏させても被介助者の手が第1及び第2サイドガード12a,12bの隙間や、第1サイドガード12aと非可動載置部14cの隙間で挟み込まれるという危険がなくなり、安全である。前記では、第1サイドガード12aの外周部は円形の一部であったが、間隔dが保持される形状であれば、円形に限定されず、矩形の一部や五角形以上の多角形の一部であってもよい。
【0043】
上記では、第1サイドガード12aの回転中心と第1可動載置部14aの回転中心を一致させない場合は、第1連動機構20を備える必要があるが、第1サイドガード12aの回転中心と第1可動載置部14aの回転中心を一致させる場合は、第1連動機構20は必要としない。
【0044】
同様に第2サイドガード12bの回転中心と第2可動載置部14bの回転中心とを一致させない場合は、第2連動機構21を備える必要があるが、第2サイドガード12bの回転中心と第2可動載置部14bの回転中心とを一致させる場合は、第2連動機構21は必要としない。
【0045】
例えば、
図7(a)及び(b)に示すように、第1可動載置部14aと第1サイドガード12aそれぞれが、共に、回転軸22で一体回転するように構成して第2サイドガード12bの回転中心と第2可動載置部14bの回転中心とを一致させた場合であっても、外周部12aを第1可動載置部14aが回転しても間隔dが狭くならない円形状とすることで、第1可動載置部14aが
図7(a)の位置から起立倒伏し、
図7(b)に示すようにリクライニングしても、第1サイドガード12aの外周部12a1と第2サイドガード12bの外周部12b1との間隔は、
図7(a)においても、
図7(b)においても、一定の間隔dに保持される。尚、本実施態様では第1、第2サイドガード12a、12bと非可動載置部14cの隙間は第1、第2サイドガード12a、12bで塞いでいるため隙間が存在せず手を挟まない構造になっている。
【0046】
サイドガード移動機構として先に述べた実施形態の第1、第2連動機構20,21に代えて、
図8に示すように第1、第2サイドガード12a,12bそれぞれにリンク30a,30bを設け、第1、第2サイドガード12a側では、第3連動機構として回転軸10d,14d,30a1,30a2を一点鎖線で結ぶ第1平行リンク機構と、第4連動機構として第2サイドガード12b側では回転軸10e,14e,30b1,30b2を一点鎖線で結ぶ第2平行リンク機構とすることで、
図8(a)に示すように第1、第2可動載置部14a,14bが水平姿勢の場合でも、また
図8(b)に示すように第1可動載置部14aが起立している場合でも、第1、第2サイドガード12a,12bの間隔を、一定の間隔dに維持できるようにしてもよい。
【0047】
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で種々適宜に変更可能である。入浴用機器は昇降式のストレッチャーであっても、非昇降式のストレッチャーであっても同様に実施できるのはいうまでもない。同様に、担架をストレッチャーに載せて搬送し、ストレッチャーを浴槽に横付けした後、担架のみを担架支持台の上方に移動させて、浴槽を昇降機構により上昇させて被介助者を浴湯に浸漬し入浴させる介護用の入浴装置の担架であってもよく、入浴用の車椅子型のストレッチャーであっても同様に実施できるのはいうまでもない。
【符号の説明】
【0048】
1 入浴用機器
2 ストレッチャー
3 担架
4 台車部
5 担架昇降機構
11 載置部
12a 第1サイドガード
12a1 外周部
12b 第2サイドガード
12b1 外周部
14a 第1可動載置部
14b 第2可動載置部
14c 非可動載置部(基部)
20 第1連動機構
21 第2連動機構
20a 長穴20a1付きの部材
20b ピン20b1突設の部材