特許第6553945号(P6553945)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6553945
(24)【登録日】2019年7月12日
(45)【発行日】2019年7月31日
(54)【発明の名称】シュレッダー
(51)【国際特許分類】
   B02C 18/06 20060101AFI20190722BHJP
   B02C 18/22 20060101ALI20190722BHJP
   B02C 18/24 20060101ALI20190722BHJP
【FI】
   B02C18/06 A
   B02C18/22
   B02C18/24
【請求項の数】4
【全頁数】8
(21)【出願番号】特願2015-104841(P2015-104841)
(22)【出願日】2015年5月22日
(65)【公開番号】特開2016-215158(P2016-215158A)
(43)【公開日】2016年12月22日
【審査請求日】2018年3月9日
(73)【特許権者】
【識別番号】390006921
【氏名又は名称】ナカバヤシ株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100095647
【弁理士】
【氏名又は名称】濱田 俊明
(72)【発明者】
【氏名】藤森 茂
【審査官】 宮部 裕一
(56)【参考文献】
【文献】 実開昭52−014587(JP,U)
【文献】 特開昭50−136784(JP,A)
【文献】 特開2001−137733(JP,A)
【文献】 特開昭63−091147(JP,A)
【文献】 特開昭62−042752(JP,A)
【文献】 実開昭52−056390(JP,U)
【文献】 特開2007−204209(JP,A)
【文献】 米国特許第06799737(US,B1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B02C 18/06
B02C 18/22
B02C 18/24
D21B 1/14
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
一対の多板ディスク状回転カッターが噛合して紙を縦方向に細断する縦切り細断部と、その後段に、前記縦切り細断部から排出される縦切り屑を固定カッターとスパイラル状回転カッターとによってさらに横方向に細断する横切り細断部とを備えたシュレッダーであって、前記縦切り細断部と前記横切り細断部との間に、前記縦切り屑を保持しながら前記横切り細断部に送り出す中間保持部を設け、中間保持部は、一対の多板ディスク状回転カッターそれぞれよりも直径が小さく、互いの外周面が密接して縦切り屑を挟み込む一対のローラーを送り出し方向に回転するように構成してなり、多板ディスク状回転カッターとローラーとの間にはさらに、前記多板ディスク状回転カッターの回転動力を前記ローラーに伝達する動力伝達ギアを設けると共に、前記ローラーは前記動力伝達ギアを介して前記多板ディスク回転カッターよりも速い周速で送り出し方向に回転するようにし、さらに、一対のローラーと動力伝達ギアの間にワンウェイクラッチを設け、多板ディスク状回転カッターの正転時に前記ローラーを送り出し方向に回転させる一方、前記多板ディスク状回転カッターが逆回転した時は前記ワンウェイクラッチによって動力伝達を切断して前記ローラーを自由回転としたことを特徴とするシュレッダー。
【請求項2】
中間保持部は、一対の多板ディスク状回転カッターが噛合する部分を通る接線上に一対のローラーによって縦切り屑を挟み込む部分が位置する請求項記載のシュレッダー。
【請求項3】
中間保持部と縦切り細断部との間に、縦切り屑の排出方向を前記一対のローラーの間に修正可能な誘導部を設けた請求項1または2記載のシュレッダー。
【請求項4】
一対のローラのうち少なくとも一方のローラーは、他方のローラーの外周面との密接力を弾性的に可変自在とした請求項1から3のうち何れか一項記載のシュレッダー。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、縦切り細断部と横切り細断部とを備えたシュレッダーに係り、特に、紙の最終細断時に排出される最後の切り屑の長さを短く細断するために、縦切り細断部の排出側において該縦切り細断部と横切り細断部との間に縦切り屑の保持部を設けた構成に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、細断屑(シュレッダーダスト)の細断寸法を小さくする目的から、紙を複数平行して縦切りした後、これをさらに横切りするシュレッダーが開発され、特許文献1では縦切り細断部の排出側に引き込みローラを設け、引き込みローラによって縦切り細断部から排出される縦切り屑を引きちぎるようにしている。しかし、引きちぎりでは細断寸法が一定せず、また、紙質によっては引きちぎれなかったりするため、現在では、例えば特許文献2に示されるような、縦切り細断部の排出側に横切り細断部を備えたシュレッダーが採用されている。
【0003】
図3は、従来のシュレッダーの主要部を示したものであり、多数のディスク状カッターを回転駆動軸上に配置した一対の多板ディスク状回転カッター11・12を噛み合わせて、当該噛合部を通過する紙Pを所定幅の幾つもの細長いヌードル状の縦切り屑Q1に縦切りする縦切り細断部10と、スパイラル状に細断刃を配したスパイラル状回転カッター21とこれと対向する平刃の横切り用固定カッター22とを有して、前記縦切り細断部10から排出される前記縦切り屑Q1をさらに細かく横切り(みじん切り)する横切り細断部20とを備え、これら縦切り細断部10と横切り細断部20を主要部として細断機構を構成している。
【0004】
このシュレッダーによれば、通常は、同図に示すように、縦切り細断部10から排出されるヌードル状の縦切り屑Q1は、後段の横切り細断部20におけるスパイラル状回転カッター21の刃先が回転により横切り用固定カッター22を通過する際に横切りされ、短冊状の細断屑Q2を排出するようになっている。この細断屑Q2の長さは、多板ディスク状回転カッター11・12の送り速度、スパイラル状回転カッター21の回転速度、及びスパイラル状回転カッター21の刃数によって決まる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】実公昭48−13990号公報
【特許文献2】特開2002−18302号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
上記構成では、ヌードル状の縦切り屑Q1を、その後、短冊状の細断屑Q2に細断する際、縦切り細断部10における一対の多板ディスク状回転カッター11・12の噛合部で縦切り屑Q1の基端側(上側)が保持されている(図3)。しかしながら、その紙Pの最終の細断段階では、図4に示すように、残りの紙片の縦切りが完了した最終の縦切り屑(以下、「最終切り屑」という。)Q3は、その基端(紙Pの上縁)が前記噛合部から離脱した瞬間に、縦切り細断部10で保持されなくなって、横切りされないまま落下する。
【0007】
このため、従来のシュレッダーでは、最終切り屑Q3については、それまでの細断屑Q2よりも長さが長い屑として排出されていた。具体的には、この最終切り屑Q3は、図4上、一対の多板ディスク状回転カッター11・12の噛合部から固定カッター22の刃先までの距離X1に相当する長さを有し、それまでの細断屑Q2の2倍以上の長さとなる。
【0008】
このように、従来のシュレッダーは、細断終期における細断寸法が大きくなって、細断屑全体の嵩が大きくなると共に、細断寸法が大きくなることによって、その部分の機密性にも影響するおそれがあった。
【0009】
本発明は、上述した課題に鑑みなされたもので、その目的とするところは、縦切り細断部と横切り細断部とを備えたシュレッダーにおいて、細断終期の細断寸法を小さくすることができる構成を開示することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上述した目的を達成するために本発明では、一対の多板ディスク状回転カッターが噛合して紙を縦方向に細断する縦切り細断部と、その後段に、前記縦切り細断部から排出される縦切り屑を固定カッターとスパイラル状回転カッターとによってさらに横方向に細断する横切り細断部とを備えたシュレッダーであって、前記縦切り細断部と前記横切り細断部との間に、前記縦切り屑を保持しながら前記横切り細断部に送り出す中間保持部を設けるという手段を用いた。
【0011】
上記手段によれば、細断終期までは、従来と同じ細断寸法の細断屑が得られ、細断終期において最終の縦切り屑(最終切り屑)が縦切り細断部から離脱した後も、その基端が中間保持部で保持されるため、この最終切り屑についても、横切り細断部による横切りが行われる。したがって、縦切り細断部よりも中間保持部が横切り細断部に近接した分、最終切り屑の長さを従来よりも短くすることができる。
【0012】
中間保持部は、具体的には、一対の多板ディスク状回転カッターそれぞれよりも直径が小さく、互いの外周面が密接して縦切り屑を挟み込む一対のローラーを送り出し方向に回転するように構成してなる。この構成によれば、一対のローラーの外周面による挟み込みにより縦切り屑を保持しながら、横切り細断部に送り出すことができる。また、ローラーの直径が多板ディスク状回転カッターよりも小さいので、この中間保持部を縦切り細断部と横切り細断部との間に設けても、中間保持部と横切り細断部との距離が、従来の縦切り細断部と横切り細断部との距離よりも短縮され、従来よりも短い最終切り屑を得ることができる。
【0013】
なお、中間保持部は、一対の多板ディスク状回転カッターが噛合する部分を通る接線上で一対のローラーにより縦切り屑を挟み込むことによって、縦切り屑をスムーズに横切り細断部に送り出すことができる。
【0014】
また、中間保持部と縦切り細断部との間に、縦切り屑の排出方向を前記一対のローラーの間に修正可能な誘導部を設けることによって、より確実に縦切り屑を一対のローラーで挟み込むことができる。
【0015】
さらに、多板ディスク状回転カッターとローラーとの間に前記多板ディスク状回転カッターの回転動力を前記ローラーに伝達する動力伝達ギアを設けると共に、前記ローラーは前記動力伝達ギアを介して前記多板ディスク回転カッターよりも速い周速で送り出し方向に回転するようにすれば、ローラーの送り速度が多板ディスク状回転カッターの送り速度よりも速くなる。この速度差によって、多板ディスク状回転カッターから排出される縦切り屑がローラー側に引っ張られ、両者間で縦切り屑が滞留することを回避することができる。
【0016】
縦切り細断部は紙詰まり等によって多板ディスク状回転カッターを細断方向とは反対向きに逆回転することがあるが、上記動力伝達ギアを設ける手段において、ローラーを多板ディスク状回転カッターと正逆とも同期して回転させるようにすると、細断終期において、最終切り屑が多板ディスク状回転カッターから離脱した後、この多板ディスク状回転カッターを逆回転させた場合、ローラーも逆回転して最終切り屑が縦切り細断部側に逆戻りしてしまい、次回、正転時に最終切り屑を再度挟み込むことができなくなって、横切りもできなくなるおそれがある。そこで、本発明では、一対のローラーと動力伝達ギアの間にワンウェイクラッチを設け、多板ディスク状回転カッターの正転時に前記ローラーを送り出し方向に回転させる一方、前記多板ディスク状回転カッターが逆回転した時は前記ワンウェイクラッチによって動力伝達を切断して前記ローラーを自由回転とするという手段を用いる。これによって、多板ディスク状回転カッターの逆回転時にローラーが同期して逆回転することがなく、ローラーによって最終切り屑を保持した状態を維持し、再度の正転時に横切り細断部への送り出しを可能として、上記不都合を回避する。
【0017】
なお、多板ディスク状回転カッターとローラーの双方に縦切り屑が噛み込んだ状態から多板ディスク状回転カッターを逆回転した場合は、自由回転となっているローラーが縦切り屑の多板ディスク状回転カッターによる引き込みと連動して逆回転し、ローラーの噛み込みを解消することができる。
【0018】
また、本発明では、一対のローラのうち少なくとも一方のローラーは、他方のローラーの外周面との密接力を弾性的に可変自在とする。この手段によれば、縦切り屑の厚みに応じて一対のローラーの外周面の距離が調節され、紙詰まりすることなく、より確実に縦切り屑を横切り細断部へ送り出すことができる。
【発明の効果】
【0019】
本発明によれば、縦切り細断部と横切り細断部の間に細断屑の中間保持部を設けたので、最終切り屑の細断寸法を小さくして、細断屑の嵩を小さく抑えると共に、廃棄文書の機密性もより確実に保持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】本発明の一実施形態に係るシュレッダーの主要部を示した説明図
図2】同、細断終期の状態を示す説明図
図3】従来のシュレッダーの主要部を示した説明図
図4】同、細断終期の状態を示す説明図
【発明を実施するための形態】
【0021】
以下、本発明の好ましい実施の形態を添付した図面に従って説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るシュレッダーの主要部を示したもので、1は縦切り細断部、2は横切り細断部、3は縦切り細断部1と横切り細断部2の間に位置して設けた縦切り細断屑の中間保持部である。
【0022】
縦切り細断部1は、一対の多板ディスク状回転カッター1a・1bを、その刃が互いに噛合した状態で紙Pの送り出し方向に回転するように配列してなり、当該噛合部を通過する紙Pを縦方向に細断してヌードル状の細長い縦切り屑Q1とする部分である。
【0023】
横切り細断部2は、複数の刃先を有するスパイラル状回転カッター2aと、その回転軌道上に刃先を位置させた固定カッター2bとを備え、縦切り細断部1から排出される縦切り屑Q1を上記スパイラル状回転カッター2aと固定カッター2bとで、さらに横方向に細断(横切り)する部分である。
【0024】
一方、本発明の特徴部分である中間保持部3は、縦切り細断部1から排出される縦切り屑Q1を保持しながら横切り細断部2に送り出すもので、この実施形態では、縦切り細断部1における多板ディスク状回転カッター1a・1bの直径よりも十分に小さい直径を有する一対のローラー3a・3bを、互いの外周面が密接して縦切り屑Q1を挟み込みながら横切り細断部2へと送り出すように回転する構成としている。
【0025】
これらローラー3a・3bは、本実施形態の場合、縦切り細断部1における多板ディスク状回転カッター1a・1bの回転動力によって回転するもので、両者3・1間には一対の動力伝達ギア4・5を設けている。より具体的には、ローラー3a・3b、多板ディスク状回転カッター1a・1b、及び動力伝達ギア4・5のそれぞれの回転駆動軸3c・3d、1c・1d、4a・5aには、隣合う同士が互いに噛合する歯車部3e・3f、1e・1f、4b・5bを設けており、これら歯車部によって、多板ディスク状回転カッター1a・1bの回転動力を動力伝達ギア4・5を介してローラー3a・3bに伝達し、ローラー3a・3bを送り出し方向に同期回転させるようにしている。
【0026】
しかも、この実施形態では、歯車部のギア比によって、ローラー3a・3bによる送り速度(周速)を多板ディスク状回転カッター1a・1bよりも速く設定しており、この速度差によって、多板ディスク状回転カッター1a・1bの噛合部から排出される縦切り屑Q1がローラー3a・3b側に引っ張られて、両者1・3間で縦切り屑Q1が滞留することを回避することができる。
【0027】
なお、各動力伝達ギア4・5はローラー3a・3bごとに一つである必要はなく、奇数であれば3以上の数であってもよい。2を含む偶数であると、ローラー3a・3bが送り出し方向とは逆に回転させることになるからである。
【0028】
さらに、この実施形態では、ローラー3a・3bは、外周面が密接して縦切り屑Q1を挟み込む部分を、多板ディスク状回転カッター1a・1bが噛合する部分を通る接線S上に位置させている。これによって、縦切り細断部1から排出される縦切り屑Q1を、より確実にローラー3a・3bで挟み込むように送り出すことができる。
【0029】
これに加えて、中間保持部3と縦切り細断部1との間に、縦切り屑Q1の排出方向を前記一対のローラー3a・3bの間に修正可能な誘導部6・7を対向して設けている。誘導部6・7は対向する先鋭部分によってハの字の通過孔を形成するように構成している。
【0030】
また、ローラー3a・3bのうち一方のローラー3aについては、対応する動力伝達ギア4の回転駆動軸4aを中心として、他方のローラー3bと接離するように回動する可動軸受8を設けている。この可動軸受8の基端部には引張コイルバネ9を接続しており、これによって、ローラー3a・3bの外周面との密接力を弾性的に可変自在としている。
【0031】
本実施形態に係るシュレッダーによれば、最終の細断段階までは、図1に示すように、縦切り細断部1と横切り細断部2とによって、一定幅と一定長さの短冊状の細断屑Q2を排出することは従来のシュレッダーと同じである。
【0032】
さらに、縦切り細断部1から紙片が送り出し方向に離脱する最終の細断段階では、図2に示すように、縦切り細断部1から離脱した最終切り屑Q3は中間保持部3によって保持され、該中間保持部3から離脱するまでは、当該最終切り屑Q3は横切り細断部2によって横切りが行われる。
【0033】
即ち、本実施形態における最終切り屑Q3は、中間保持部3におけるローラー3a・3bの挟み込み部分(接点部分)から横切り細断部2における固定カッター2bの刃先までの距離X2に応じた長さとなる。この距離X2は、従来のシュレッダーを示した図4上のX1よりも小さいから、本実施形態では最終切り屑Q3を従来のシュレッダーよりも短く細断することができる。ちなみに、細断屑Q2の長さを14mmとした場合、図2におけるX2は18.4mm、図4におけるX1は37.8mmであり、本発明では最終切り屑Q3の長さを従来の半分以下とすることができる。ただし、この数値は一例であり、多板ディスク状回転カッターやローラー等の直径、その配置によって変わることがある。
【0034】
なお、ローラー3a・3bに対する動力伝達は、送り出し方向の正転のみで行うことが好ましく、そのためには、ローラー3a・3bと動力伝達ギア4・5とをワンウエイクラッチ(図示せず)を介して接続し、仮に、多板ディスク状回転カッター1a・1bが逆回転したときはクラッチを切断して、ローラー3a・3bを自由回転の状態とする。
【0035】
また、本実施形態では、一対のローラー3a・3bのうち、図面上、上側のローラー3aを可動軸受部8によって角度可変にしたが、下側のローラー3bについても同じ構造の可動軸受部8によって角度可変にしてもよく、さらには、下側のローラー3bだけを角度可変にすることも本発明に含まれる。
【0036】
さらに、縦切り細断部1と横切り細断部2の配置は上記実施形態に限定されない。即ち、上記実施形態では、多板ディスク状回転カッター1a・1bを斜め方向に配置し、その縦切り屑Q1の排出方向に対して、横切り細断部2の固定カッター2bをほぼ直角に配置しているが、この関係を維持しながら縦切り細断部1と横切り細断部2の全体の傾斜角度を変更することは設計事項の範囲である。具体的には、多板ディスク状回転カッター1a・1bを左右に対称に配置して、縦切り屑Q1を垂直方向に排出すると共に、固定カッター2bを水平に配置することも本発明に含まれる。この場合、中間保持部2の一対のローラー3a・3bは左右対称に配置することになる。本発明で必要なことは、縦切り細断部1と横切り細断部2の間に、縦切り細断部1から排出される縦切り屑Q1を保持しながら横切り細断部2に送り出すように中間保持部3を設けることである。
【符号の説明】
【0037】
1 縦切り細断部
1a・1b 多板ディスク状回転カッター
2 横切り細断部
2a スパイラル状回転カッター
2b 固定カッター
3 中間保持部
3a・3b ローラー
4・5 動力伝達ギア
6・7 誘導部
8 可動軸受
9 引張コイルバネ
図1
図2
図3
図4