【課題を解決するための手段】
【0021】
一態様において、本発明は、シャフトに接続された単一のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
アプリケータは第1の表面を有し、アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位光出口まで延びる単一の導光素子に接続された単一の光出口を備え、導光素子は電磁波を光出口の方へと誘導するように構成され、導光素子は、タンパク質凝固による強膜の熱処置に適した波長の電磁波を誘導するように構成される。
【0022】
装置の一実施形態において、光出口の遠位表面は、発熱に適するように少なくとも部分的に着色される。
【0023】
装置の一実施形態では、アプリケータは、単一の導光素子に接続された複数の個別の光出口を備える。光出口のうちの少なくとも1つの遠位表面は、発熱に適するように着色されてよい。
【0024】
装置の一実施形態では、光出口はアプリケータの第1の表面に対して、規則的に、不規則に、または異なるように配置され、アプリケータの第1の表面は好ましくは、異なる光出口の分布を有する異なる領域に実質的に細分化される。光出口の密度は、アプリケータの第1の表面で変化してよい。
【0025】
装置の一実施形態では、アプリケータは対称形状を有し、光出口は、アプリケータの対称性に従って対称に配置される。
【0026】
装置の一実施形態では、アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの表面にある遠位チャネル開口部まで延びる単一の作用物質チャネルを備え、作用物質チャネルの近位端部は作用物質供給部に接続可能である。単一の作用物質チャネルは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある少なくとも2つの遠位チャネル開口部まで延びてよい。アプリケータは、余分な作用物質を吸引するチャネルをさらに備えてよい。
【0027】
装置の一実施形態では、アプリケータは複数の作用物質チャネルを備える。各作用物質チャネルは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある少なくとも2つの遠位チャネル開口部まで延びてよい。一実施形態において、1つまたは複数の作用物質チャネルはリボフラビン等の作用物質の適用のためのものであるのに対し、残りのチャネルの1つまたは複数は余分な作用物質を吸引するためのものである。
【0028】
装置の一実施形態では、作用物質チャネルは、電磁放射線から少なくとも部分的に分離され、好ましくは、100nm〜2000nmの範囲の波長の電磁放射線から分離され、最も好ましくは300nm〜800nmの範囲の波長の電磁放射線から分離される。
【0029】
装置の一実施形態では、アプリケータの表面は、作用物質が作用物質チャネルを通って導かれるときに作用物質の改善された分配を可能とするように構成された構造を有する。表面構造は好ましくは、面取り部を含むか、または、半球、角錐、もしくは円錐等の要素を含んでよい。
【0030】
装置の一実施形態では、アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位光出口まで延びる単一の導光素子に接続された単一の光出口をさらに備え、導光素子は、強膜組織を架橋させるように構成された電磁波を光出口の方へと誘導するように構成される。アプリケータは、導光素子に接続された複数の個別の光学表面領域を備えてよい。
【0031】
装置の一実施形態では、アプリケータは、第1の導光素子に接続された複数の個別の第1の光学表面領域と、第2の導光素子に接続された複数の個別の第2の光学表面領域とを備え、第1の導光素子および第2の導光素子は、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある対応する遠位光学表面領域まで延び、第1の導光素子は電磁波を光学的に第1の光学表面領域の方へと誘導するように構成され、第2の誘導(導光)素子は光増感剤と関連する。
【0032】
装置の一実施形態では、アプリケータは、単一の導体素子に接続された単一の単極または双極の電極をさらに備え、導体素子は、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある電極まで延びる。
【0033】
装置の一実施形態では、アプリケータは、複数の導体素子に接続された、並列の単極または双極の複数の電極をさらに備え、複数の導体素子は、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある電極まで延びる。電極は、ある場所においてタンパク質電気凝固を提供してよい。
【0034】
一態様において、本発明は、対応するシャフトにそれぞれ接続された2つ、3つ、4つ、またはそれ以上のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
各アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
各アプリケータは第1の表面を有し、アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
各アプリケータは、各シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位光出口まで延びる単一の導光素子に接続された単一の光出口を備え、導光素子は電磁波を光出口の方へと誘導するように構成され、導光素子は、タンパク質凝固による強膜の熱処置に適した波長の電磁波を誘導するように構成され、
アプリケータのシャフトは近位において単一の近位シャフトに接続される。
【0035】
装置の一実施形態において、光出口の遠位表面は、発熱に適するように少なくとも部分的に着色される。
【0036】
装置の一実施形態では、各アプリケータは、単一の導光素子に接続された複数の個別の光出口を備える。光出口のうちの少なくとも1つの遠位表面は、発熱に適するように着色されてよい。光出口は、アプリケータの第1の表面に対して、規則的に、不規則に、または異なるように配置されてよく、アプリケータの第1の表面は好ましくは、異なる光出口の分布を有する異なる領域に実質的に細分化される。光出口の密度は、アプリケータの第1の表面で変化してよい。アプリケータは対称形状を有してよく、光出口は、アプリケータの対称性に従って対称に配置される。
【0037】
装置の一実施形態では、各アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの表面にある遠位チャネル開口部まで延びる単一の作用物質チャネルを備え、作用物質チャネルの近位端部は作用物質供給部に接続可能である。単一の作用物質チャネルは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある少なくとも2つの遠位チャネル開口部まで延びてよい。各アプリケータは、余分な作用物質を吸引するチャネルをさらに備えてよい。各アプリケータは複数の作用物質チャネルを備えてよい。各作用物質チャネルは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある少なくとも2つの遠位チャネル開口部まで延びてよい。
【0038】
装置の一実施形態では、1つまたは複数の作用物質チャネルはリボフラビン等の作用物質の適用のためのものであるのに対し、残りのチャネルの1つまたは複数は余分な作用物質を吸引するためのものである。
【0039】
装置の一実施形態では、作用物質チャネルは、電磁放射線から少なくとも部分的に分離され、好ましくは、100nm〜2000nmの範囲の波長の電磁放射線から分離され、最も好ましくは300nm〜800nmの範囲の波長の電磁放射線から分離される。
【0040】
装置の一実施形態では、各アプリケータの表面は、作用物質が作用物質チャネルを通って導かれるときに作用物質の改善された分配を可能とするように構成された構造を有する。表面構造は、面取り部を含むか、または、半球、角錐、もしくは円錐等の要素を含んでよい。
【0041】
各アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位光出口まで延びる単一の導光素子に接続された単一の光出口を備えてよく、導光素子は、強膜組織を架橋させるように構成された電磁波を光出口の方へと誘導するように構成される。各アプリケータは、導光素子に接続された複数の個別の光学表面領域を備えてよい。
【0042】
装置の一実施形態では、各アプリケータは、第1の導光素子に接続された複数の個別の第1の光学表面領域と、第2の導光素子に接続された複数の個別の第2の光学表面領域とを備え、第1の導光素子および第2の導光素子は、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある対応する遠位光学表面領域まで延び、第1の導光素子は電磁波を光学上の第1の光学表面領域の方へと誘導するように構成され、第2の誘導素子は光増感剤と関連する。
【0043】
装置の一実施形態では、各アプリケータは、単一の導体素子に接続された単一の単極または双極の電極をさらに備え、導体素子は、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある電極まで延びる。
【0044】
装置の一実施形態では、各アプリケータは、複数の導体素子に接続された並列の単極または双極の複数の電極をさらに備え、複数の導体素子は、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある電極まで延びる。
【0045】
装置の一実施形態では、電極は、ある場所においてタンパク質電気凝固を提供する。
【0046】
装置の一実施形態では、装置は、装置の使用中、少なくとも部分的に角膜を覆うようにサイズ決めおよび成形されるシールド要素をさらに備える。
【0047】
装置の一実施形態では、装置は、アプリケータの縁部に形成された1つまたは複数の凹部を備える。1つまたは複数の凹部は、アプリケータが強膜の当該領域に配置されたときに凹部が眼筋、血管、および/または神経のための自由空間を残すように配置され形成されてよい。
【0048】
装置の一実施形態では、アプリケータは、好ましくは滅菌可能かつ耐熱性の、例えば医療用鋼またはプラスチックのうちの少なくとも1つである材料から製造されるベース層を含み、好ましくは光不透過性である。
【0049】
装置の一実施形態では、アプリケータは、1つまたは複数の追加の層を含み、ベース層および1つまたは複数の追加の層は、追加の層を支持するためにベース層をアプリケータの外側にして積み重ねられる層として配置され、1つまたは複数の追加の層はそれぞれ、好ましくはプラスチック材料または金属材料、より好ましくは光拡散性、遮光性かつ/またはスポンジ様の材料から製造される。追加の層のうちの少なくとも1つは電磁波を拡散させるのに適した散光器であってよく、遠位開口部の少なくとも一部は、散光器である追加の層の内側または外側に配置される。
【0050】
一態様において、本発明は、
(i)アプリケータの第1の表面が表面的に強膜領域の表面と接触するように、対象の眼のテノン嚢へと前述の請求項のいずれか一項に記載の装置のアプリケータを配置するステップと、
(ii)タンパク質凝固によって強膜を熱処置するのに適した波長の電磁放射線を対象の強膜に適用するステップと
を含む、対象の強膜を処置する方法を提供する。
【0051】
本方法は、架橋させるためにリボフラビンを強膜に適用するステップを含んでよい。
【0052】
本方法は、ある場所においてタンパク質電気凝固を適用することを含んでよい。
【0053】
本発明の一態様は、シャフトに接続された単一のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置に関し、
アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
アプリケータは表面を有し、アプリケータの表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
アプリケータおよびシャフトは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位開口部まで延びる単一の作用物質チャネルを備え、作用物質チャネルの近位端部は作用物質供給部に接続可能である。
【0054】
装置の一実施形態では、作用物質チャネルの単一の開口部は、強膜を処置するための局所的スポットを提供する。
【0055】
装置の一実施形態では、作用物質チャネルは、電磁放射線から少なくとも部分的に分離され、好ましくは、100nm〜2000nmの範囲の波長の電磁放射線から分離され、最も好ましくは300nm〜800nmの範囲の波長の電磁放射線から分離される。
【0056】
装置の一実施形態では、アプリケータの表面は、作用物質が作用物質チャネルを通って導かれるときに作用物質の改善された分配を可能とするように構成された構造を有し、表面構造は、面取り部を含むか、または、半球、角錐もしくは円錐等の要素を含むことができる。
【0057】
アプリケータは、余分な作用物質を吸引するために使用されてよいチャネルをさらに備えてよい。
【0058】
別の態様において、本発明は、シャフトに接続された単一のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
アプリケータは表面を有し、アプリケータの表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの表面にある単一の遠位光学表面領域まで延びる2つの誘導素子に接続された単一の光学表面領域を備え、一方の導光素子は電磁波を光学表面要素の方へと誘導するように構成され、他方の誘導素子は光増感剤と関連する。
【0059】
単一の遠位光学表面領域は発熱に適するように少なくとも部分的に着色されてよい。部分的な着色または半透過性着色により、着色部には吸収されずに通過する光を架橋のために使用可能である。
【0060】
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある遠位電極まで延びる導体素子に接続された単一の単極電極またはシャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある遠位電極まで延びる導体素子に接続された双極電極をさらに備えてよい。このことによって、ある場所においてタンパク質電気凝固を提供してよい。
【0061】
アプリケータは、余分な作用物質を吸引するために使用されてよいチャネルをさらに備えてよい。
【0062】
装置の一実施形態では、アプリケータの表面は、作用物質が作用物質チャネルを通って導かれるときに作用物質の改善された分配を可能とするように構成された構造を有し、表面構造は、面取り部を含むか、または、半球、角錐もしくは円錐等の要素を含むことができる。
【0063】
別の態様において、本発明は、シャフトに接続された単一のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
アプリケータは第1の表面を有し、アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位光出口まで延びる単一の導光素子に接続された単一の光出口を備え、導光素子は電磁波を光出口の方へと誘導するように構成される。
【0064】
導光素子は、好ましくは、強膜の熱処置に適した波長の電磁波を誘導するように構成される。
【0065】
光出口の遠位表面は、発熱に適するように、すなわち、熱が着色部に吸収される波長(colour absorbed wavelengths)で生じ、光を伝達させて架橋が可能であるように、少なくとも部分的に着色されてよい。
【0066】
本実施形態のアプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの表面にある遠位チャネル開口部まで延びる単一の作用物質チャネルを備え、作用物質チャネルの近位端部は作用物質供給部に接続可能である。
【0067】
アプリケータは、余分な作用物質を吸引するために使用されてよいチャネルをさらに備えてよい。
【0068】
装置の一実施形態では、アプリケータの表面は、作用物質が作用物質チャネルを通って導かれるときに作用物質の改善された分配を可能とするように構成された構造を有し、表面構造は、面取り部を含むか、または、半球、角錐もしくは円錐等の要素を含むことができる。
【0069】
別の態様において、本発明は、シャフトに接続された単一のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
アプリケータは表面を有し、アプリケータの表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位電極まで延びる導体素子に接続された単一の単極電極またはシャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある遠位電極まで延びる導体素子に接続された双極電極を備える。
【0070】
別の態様によると、本発明は、シャフトに接続された単一の偏平形アプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
アプリケータは表面を有し、アプリケータの表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある少なくとも2つの遠位チャネル開口部まで延びる単一の作用物質チャネルを備え、作用物質チャネルの近位端部は作用物質供給部に接続可能である。
【0071】
作用物質チャネルは、電磁放射線から少なくとも部分的に分離されてよく、好ましくは、100nm〜2000nmの範囲の波長の電磁放射線から分離され、最も好ましくは300nm〜800nmの範囲の波長の電磁放射線から分離される。
【0072】
アプリケータの表面は、作用物質が作用物質チャネルを通って導かれるときに作用物質の改善された分配を可能とするように構成された構造を有してよく、表面構造は、面取り部を含むか、または、半球、角錐もしくは円錐等の要素を含むことができる。
【0073】
アプリケータは、余分な作用物質を吸引するために使用されてよいチャネルをさらに備えてよい。
【0074】
別の態様において、本発明は、シャフトに接続された単一のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
アプリケータは第1の表面を有し、アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
アプリケータは、第1の導光素子に接続された第1の光学表面領域と、第2の誘導素子に接続された第2の光学表面領域とを備え、第1の誘導素子および第2の誘導素子は、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある対応する遠位光学表面領域まで延び、第1の導光素子は電磁波を光学表面領域の方へと誘導するように構成され、第2の誘導素子は光増感剤と関連する。
【0075】
第1の光学表面領域は発熱に適するように少なくとも部分的に着色されてよい。部分的な着色により、着色部には吸収されずに通過する光を架橋のために使用可能である。
【0076】
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある遠位電極まで延びる導体素子に接続された単一の単極電極またはシャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある遠位電極まで延びる導体素子に接続された双極電極をさらに備えてよい。このことによって、スポットにおける架橋によるタンパク質電気凝固を提供してよい。
【0077】
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位開口部まで延びる単一の作用物質チャネルをさらに備えてよく、作用物質チャネルの近位端部は作用物質供給部に接続可能である。
【0078】
加えて、複数の作用物質チャネルが設けられてもよい。1つまたは複数の作用物質チャネルは、この好ましい実施形態においてリボフラビン等の作用物質の適用のために使用されてもよいのに対し、残りのチャネルの1つまたは複数は余分な作用物質を吸引するために使用されてよい。
【0079】
別の態様において、本発明は、シャフトに接続された単一のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
アプリケータは第1の表面および反対側の第2の表面を有し、アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
アプリケータは、第1の導光素子に接続された複数の個別の第1の光学表面領域と、第2の誘導素子に接続された複数の個別の第2の光学表面領域とを備え、第1の導光素子および第2の導光素子は、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある対応する遠位光学表面領域まで延び、第1の導光素子は電磁波を光学上の第1の光学表面領域の方へと誘導するように構成され、第2の誘導素子は光増感剤と関連する。
【0080】
第1の光学表面領域のうちの少なくとも1つの遠位表面は、発熱に適するように少なくとも部分的に着色される。部分的な着色または半透過性着色により、着色部には吸収されずに通過する光を架橋のために使用可能である。
【0081】
アプリケータは、単一(または複数)の導体素子に接続された単一または並列の、単極または双極の一つの電極(または複数の電極)をさらに備えてよく、導体素子は、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある電極電極まで延びる。このことによって、ある場所においてタンパク質電気凝固を提供してよい。
【0082】
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位開口部まで延びる単一の作用物質チャネルをさらに備えてよく、作用物質チャネルの近位端部は作用物質供給部に接続可能である。
【0083】
加えて、複数の作用物質チャネルが設けられてもよい。1つまたは複数の作用物質チャネルは、この好ましい実施形態においてリボフラビン等の作用物質の適用のために使用されてもよいのに対し、残りのチャネルの1つまたは複数は余分な作用物質を吸引するために使用されてよい。
【0084】
装置の一実施形態では、作用物質チャネルは、電磁放射線から少なくとも部分的に分離され、好ましくは、100nm〜2000nmの範囲の波長の電磁放射線から分離され、最も好ましくは300nm〜800nmの範囲の波長の電磁放射線から分離される。
【0085】
装置の一実施形態では、アプリケータの第1の表面は、作用物質が作用物質チャネルを通って導かれるときに作用物質の改善された分配を可能とするように構成された構造を有し、表面構造は、面取り部を含むか、または、半球、角錐もしくは円錐等の要素を含むことができる。
【0086】
別の態様によると、本発明は、シャフトに接続された単一のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
アプリケータは第1の表面および反対側の第2の表面を有し、アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある遠位光出口まで延びる単一の導光素子に接続された複数の個別の光出口を備え、導光素子は電磁波を光出口の方へと誘導するように構成され、導光素子は、強膜の熱処置に適した波長の電磁波を誘導するように構成される。
【0087】
光出口は、アプリケータの第1の表面に対して、規則的に、不規則に、または異なるように配置されてよく、アプリケータの第1の表面は、異なる光出口の分布を有する異なる領域に実質的に細分化され得る。
【0088】
光出口の密度は、アプリケータの第1の表面で変化してよい。
【0089】
アプリケータは対称形状を有してよく、光出口は、好ましくは、アプリケータの対称性に従って対称に配置される。
【0090】
アプリケータは、単一(または複数)の導体素子に接続された単一または並列の、単極または双極の一つの電極(または複数の電極)をさらに備えてよく、導体素子は、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある電極まで延びる。このことによって、ある場所においてタンパク質電気凝固を提供してよい。
【0091】
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位開口部まで延びる単一の作用物質チャネルをさらに備えてよく、作用物質チャネルの近位端部は作用物質供給部に接続可能である。
【0092】
加えて、複数の作用物質チャネルが設けられてもよい。1つまたは複数の作用物質チャネルは、この好ましい実施形態においてリボフラビン等の作用物質の適用のために使用されてもよいのに対し、残りのチャネルの1つまたは複数は余分な作用物質を吸引するために使用されてよい。
【0093】
装置の一実施形態では、作用物質チャネルは、電磁放射線から少なくとも部分的に分離され、好ましくは、100nm〜2000nmの範囲の波長の電磁放射線から分離され、最も好ましくは300nm〜800nmの範囲の波長の電磁放射線から分離される。
【0094】
装置の一実施形態では、アプリケータの第1の表面は、作用物質が作用物質チャネルを通って導かれるときに作用物質の改善された分配を可能とするように構成された構造を有し、表面構造は、面取り部を含むか、または、半球、角錐もしくは円錐等の要素を含むことができる。
【0095】
別の態様によると、本発明は、シャフトに接続された単一のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
アプリケータは第1の表面および反対側の第2の表面を有し、アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある遠位光出口まで延びる単一の導光素子に接続された複数の個別の光出口を備え、導光素子は電磁波を光出口の方へと誘導するように構成され、光出口のうちの少なくとも1つの遠位表面は、発熱に適するように着色される。
【0096】
光出口は、アプリケータの第1の表面に対して、規則的に、不規則に、または異なるように配置されてよく、アプリケータの第1の表面は、異なる光出口の分布を有する異なる領域に実質的に細分化され得る。
【0097】
光出口の密度は、アプリケータの第1の表面で変化してよい。
【0098】
アプリケータは対称形状を有してよく、光出口は、好ましくは、アプリケータの対称性に従って対称に配置される。
【0099】
アプリケータは、単一(または複数)の導体素子に接続された単一または並列の単極電極または双極の複数の電極をさらに備えてよく、導体素子は、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある電極まで延びる。このことにより、ある場所においてタンパク質電気凝固を提供してよい。
【0100】
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位開口部まで延びる単一の作用物質チャネルをさらに備えてよく、作用物質チャネルの近位端部は作用物質供給部に接続可能である。
【0101】
加えて、複数の作用物質チャネルが設けられてもよい。1つまたは複数の作用物質チャネルは、この好ましい実施形態においてリボフラビン等の作用物質の適用のために使用されてもよいのに対し、残りのチャネルの1つまたは複数は余分な作用物質を吸引するために使用されてよい。
【0102】
装置の一実施形態では、作用物質チャネルは、電磁放射線から少なくとも部分的に分離され、好ましくは、100nm〜2000nmの範囲の波長の電磁放射線から分離され、最も好ましくは300nm〜800nmの範囲の波長の電磁放射線から分離される。
【0103】
装置の一実施形態では、アプリケータの第1の表面は、作用物質が作用物質チャネルを通って導かれるときに作用物質の改善された分配を可能とするように構成された構造を有し、表面構造は、面取り部を含むか、または、半球、角錐もしくは円錐等の要素を含むことができる。
【0104】
別の態様によると、本発明は、シャフトに接続された単一のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
アプリケータは第1の表面および反対側の第2の表面を有し、アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある少なくとも2つの遠位電極まで延びる単一の導体素子に接続された少なくとも2つの電極を備える。
【0105】
電極は、ある場所においてタンパク質電気凝固を提供してよい。電極は単極の電極または双極の電極であってよい。
【0106】
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位開口部まで延びる単一の作用物質チャネルをさらに備えてよく、作用物質チャネルの近位端部は作用物質供給部に接続可能である。
【0107】
加えて、複数の作用物質チャネルが設けられてもよい。1つまたは複数の作用物質チャネルは、この好ましい実施形態においてリボフラビン等の作用物質の適用のために使用されてもよいのに対し、残りのチャネルの1つまたは複数は余分な作用物質を吸引するために使用されてよい。
【0108】
別の態様によると、本発明は、対応するシャフトにそれぞれ接続された2つ、3つ、4つ、またはそれ以上のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
各アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
各アプリケータは第1の表面を有し、各アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
各アプリケータおよびシャフトは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位開口部まで延びる単一の作用物質チャネルを備え、作用物質チャネルの近位端部は作用物質供給部に接続可能であり、
アプリケータのシャフトは近位において単一の近位供給シャフトに接続される。
【0109】
装置の一実施形態では、作用物質チャネルの単一の開口部は、強膜を処置するための局所的スポットを提供する。
【0110】
装置の一実施形態では、作用物質チャネルは、電磁放射線から少なくとも部分的に分離され、好ましくは、100nm〜2000nmの範囲の波長の電磁放射線から分離され、最も好ましくは300nm〜800nmの範囲の波長の電磁放射線から分離される。
【0111】
装置の一実施形態では、アプリケータの表面は、作用物質が作用物質チャネルを通って導かれるときに作用物質の改善された分配を可能とするように構成された構造を有し、表面構造は、面取り部を含むか、または、半球、角錐もしくは円錐等の要素を含むことができる。
【0112】
アプリケータは、余分な作用物質を吸引するために使用されてよいチャネルをさらに備えてよい。
【0113】
別の態様によると、本発明は、対応するシャフトにそれぞれ接続された2つ、3つ、4つ、またはそれ以上のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
各アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
各アプリケータは第1の表面を有し、各アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
各アプリケータは、対応するシャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位光学表面領域まで延びる2つの誘導素子に接続された単一の光学表面領域を備え、一方の導光素子は電磁波を光学表面要素の方へと誘導するように構成され、他方の誘導素子は光増感剤と関連し、
アプリケータのシャフトは近位において単一の近位シャフトに接続される。
【0114】
単一の遠位光学表面領域は発熱に適するように少なくとも部分的に着色されてよい。部分的な着色により、着色部には吸収されずに通過する光を架橋のために使用可能である。
【0115】
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位電極まで延びる単一の導体素子に接続された単一の単極電極またはシャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある遠位電極まで延びる導体素子に接続された双極電極をさらに備えてよい。このことにより、ある場所においてタンパク質電気凝固を提供してよい。
【0116】
アプリケータは、余分な作用物質を吸引するために使用されてよいチャネルをさらに備えてよい。
【0117】
装置の一実施形態では、アプリケータの表面は、作用物質が作用物質チャネルを通って導かれるときに作用物質の改善された分配を可能とするように構成された構造を有し、表面構造は、面取り部を含むか、または、半球、角錐もしくは円錐等の要素を含むことができる。
【0118】
別の態様によると、本発明は、対応するシャフトにそれぞれ接続された2つ、3つ、4つ、またはそれ以上のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
各アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
各アプリケータは第1の表面を有し、各アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
各アプリケータは、各シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位光出口まで延びる単一の導光素子に接続された単一の光出口を備え、導光素子は電磁波を光出口の方へと誘導するように構成され、
アプリケータのシャフトは近位において単一の近位シャフトに接続される。
【0119】
導光素子は、強膜の熱処置に適した波長の電磁波を誘導するように構成されてよい。
【0120】
光出口の遠位表面は、発熱に適するように、すなわち、熱が着色部に吸収される波長で生じ、光を伝達させて架橋が可能であるように、少なくとも部分的に着色されてよい。
【0121】
本実施形態のアプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの表面にある遠位チャネル開口部まで延びる単一の作用物質チャネルを備えてよく、作用物質チャネルの近位端部は作用物質供給部に接続可能である。
【0122】
アプリケータは、余分な作用物質を吸引するために使用されてよいチャネルをさらに備えてよい。
【0123】
装置の一実施形態では、アプリケータの表面は、作用物質が作用物質チャネルを通って導かれるときに作用物質の改善された分配を可能とするように構成された構造を有し、表面構造は、面取り部を含むか、または、半球、角錐もしくは円錐等の要素を含むことができる。
【0124】
別の態様によると、本発明は、対応するシャフトにそれぞれ接続された2つ、3つ、4つ、またはそれ以上のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
各アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
各アプリケータは第1の表面を有し、各アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
各アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位電極まで延びる導体素子に接続された単一の単極電極またはシャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある遠位電極まで延びる導体素子に接続された双極電極を備え、
アプリケータのシャフトは近位において単一の近位シャフトに接続される。
【0125】
電極は、ある場所においてタンパク質電気凝固を提供してよい。電極は単極の電極または双極の電極であってよい。
【0126】
別の態様によると、本発明は、対応するシャフトにそれぞれ接続された2つ、3つ、4つ、またはそれ以上のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
各アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
各アプリケータは第1の表面を有し、アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
各アプリケータは、対応するシャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある少なくとも2つの遠位チャネル開口部まで延びる単一の作用物質チャネルを備え、作用物質チャネルの近位端部は作用物質供給部に接続可能であり、
アプリケータのシャフトは近位において単一の近位作用物質供給シャフトに接続される。
【0127】
作用物質チャネルは、電磁放射線から少なくとも部分的に分離されてよく、好ましくは、100nm〜2000nmの範囲の波長の電磁放射線から分離され、最も好ましくは300nm〜800nmの範囲の波長の電磁放射線から分離される。
【0128】
アプリケータの第1の表面は、作用物質が作用物質チャネルを通って導かれるときに作用物質の改善された分配を可能とするように構成された構造を有してよく、表面構造は、面取り部を含むか、または、半球、角錐もしくは円錐等の要素を含むことができる。
【0129】
遠位チャネル開口部は、アプリケータの第1の表面に対して、規則的に、不規則に、または異なるように配置されてよく、アプリケータの第1の表面は実質的に、異なる開口部の分布を有する異なる領域に細分化され得る。
【0130】
遠位チャネル開口部の密度は、アプリケータの第1の表面で変化してよい。
【0131】
アプリケータは対称形状を有してよく、遠位チャネル開口部は、好ましくは、アプリケータの対称性に従って対称に配置される。
【0132】
作用物質チャネルは、電磁放射線から少なくとも部分的に分離されてよく、好ましくは、100nm〜2000nmの範囲の波長の電磁放射線から分離され、最も好ましくは300nm〜800nmの範囲の波長の電磁放射線から分離される。
【0133】
アプリケータの第1の表面は、作用物質が作用物質チャネルを通って導かれるときに作用物質の改善された分配を可能とするように構成された構造を有してよく、表面構造は、面取り部を含むか、または、半球、角錐もしくは円錐等の要素を含むことができる。
【0134】
アプリケータは、余分な作用物質を吸引するために使用されてよいチャネルをさらに備えてよい。
【0135】
別の態様によると、本発明は、対応するシャフトにそれぞれ接続された2つ、3つ、4つ、またはそれ以上のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
各アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
各アプリケータは第1の表面を有し、アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
各アプリケータは、第1の導光素子に接続された第1の光学表面領域と、第2の誘導素子に接続された第2の光学表面領域とを備え、第1の導光素子および第2の導光素子は、対応するシャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある対応する遠位光学表面領域まで延び、第1の導光素子は電磁波を光学表面領域の方へと誘導するように構成され、第2の誘導素子は光増感剤と関連し、
アプリケータのシャフトは近位において単一の近位シャフトに接続される。
【0136】
第1の遠位光学表面領域は発熱に適するように少なくとも部分的に着色されてよい。部分的な着色により、着色部には吸収されずに通過する光を架橋のために使用可能である。
【0137】
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位電極まで延びる単一の導体素子に接続された単一の単極電極またはシャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある遠位電極まで延びる導体素子に接続された双極電極をさらに備えてよい。このことによって、スポットにおける架橋によるタンパク質電気凝固を提供してよい。
【0138】
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位開口部まで延びる単一の作用物質チャネルをさらに備えてよく、作用物質チャネルの近位端部は作用物質供給部に接続可能である。
【0139】
加えて、複数の作用物質チャネルが設けられてもよい。1つまたは複数の作用物質チャネルは、この好ましい実施形態においてリボフラビン等の作用物質の適用のために使用されてもよいのに対し、残りのチャネルの1つまたは複数は余分な作用物質を吸引するために使用されてよい。
【0140】
別の態様によると、本発明は、対応するシャフトにそれぞれ接続された2つ、3つ、4つ、またはそれ以上のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
各アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
各アプリケータは第1の表面を有し、アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
各アプリケータは、第1の導光素子に接続された複数の個別の第1の光学表面領域と、第2の誘導素子に接続された複数の個別の第2の光学表面領域とを備え、第1の導光素子および第2の導光素子は、対応するシャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある対応する遠位光学表面領域まで延び、第1の導光素子は電磁波を光学上の第1の光学表面領域の方へと誘導するように構成され、第2の誘導素子は光増感剤と関連し、
アプリケータのシャフトは近位において単一の近位シャフトに接続される。
【0141】
第1の光学表面領域のうちの少なくとも1つの遠位表面は、発熱に適するように少なくとも部分的に着色される。部分的な着色または半透過性着色により、着色部には吸収されずに通過する光を架橋のために使用可能である。
【0142】
アプリケータは、単一(または複数)の導体素子に接続された単一または並列の、単極または双極の一つの電極(または複数の電極)をさらに備えてよく、導体素子は、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある電極まで延びる。このことによって、スポットにおける架橋によるタンパク質電気凝固を提供してよい。
【0143】
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位開口部まで延びる単一の作用物質チャネルをさらに備えてよく、作用物質チャネルの近位端部は作用物質供給部に接続可能である。
【0144】
加えて、複数の作用物質チャネルが設けられてもよい。1つまたは複数の作用物質チャネルは、この好ましい実施形態においてリボフラビン等の作用物質の適用のために使用されてもよいのに対し、残りのチャネルの1つまたは複数は余分な作用物質を吸引するために使用されてよい。
【0145】
装置の一実施形態では、作用物質チャネルは、電磁放射線から少なくとも部分的に分離され、好ましくは、100nm〜2000nmの範囲の波長の電磁放射線から分離され、最も好ましくは300nm〜800nmの範囲の波長の電磁放射線から分離される。
【0146】
装置の一実施形態では、アプリケータの第1の表面は、作用物質が作用物質チャネルを通って導かれるときに作用物質の改善された分配を可能とするように構成された構造を有し、表面構造は、面取り部を含むか、または、半球、角錐もしくは円錐等の要素を含むことができる。
【0147】
別の態様によると、本発明は、対応するシャフトにそれぞれ接続された2つ、3つ、4つ、またはそれ以上のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
各アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
各アプリケータは第1の表面を有し、アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
各アプリケータは、対応するシャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある遠位光出口まで延びる単一の導光素子に接続された複数の個別の光出口を備え、導光素子は電磁波を光出口の方へと誘導するように構成され、導光素子は、強膜の熱処置に適した波長の電磁波を誘導するように構成され、
アプリケータのシャフトは近位において単一の近位シャフトに接続される。
【0148】
光出口は、アプリケータの第1の表面に対して、規則的に、不規則に、または異なるように配置されてよく、アプリケータの第1の表面は、異なる光出口の分布を有する異なる領域に実質的に細分化され得る。
【0149】
光出口の密度は、アプリケータの第1の表面で変化してよい。
【0150】
アプリケータは対称形状を有してよく、光出口は、好ましくは、アプリケータの対称性に従って対称に配置される。
【0151】
アプリケータは、単一(または複数)の導体素子に接続された単一または並列の、単極または双極の一つの電極(または複数の電極)をさらに備えてよく、導体素子は、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある電極まで延びる。このことによって、スポットにおける架橋によるタンパク質電気凝固を提供してよい。
【0152】
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位開口部まで延びる単一の作用物質チャネルをさらに備えてよく、作用物質チャネルの近位端部は作用物質供給部に接続可能である。
【0153】
加えて、複数の作用物質チャネルが設けられてもよい。1つまたは複数の作用物質チャネルは、この好ましい実施形態においてリボフラビン等の作用物質の適用のために使用されてもよいのに対し、残りのチャネルの1つまたは複数は余分な作用物質を吸引するために使用されてよい。
【0154】
装置の一実施形態では、作用物質チャネルは、電磁放射線から少なくとも部分的に分離され、好ましくは、100nm〜2000nmの範囲の波長の電磁放射線から分離され、最も好ましくは300nm〜800nmの範囲の波長の電磁放射線から分離される。
【0155】
装置の一実施形態では、アプリケータの第1の表面は、作用物質が作用物質チャネルを通って導かれるときに作用物質の改善された分配を可能とするように構成された構造を有し、表面構造は、面取り部を含むか、または、半球、角錐もしくは円錐等の要素を含むことができる。
【0156】
別の態様によると、本発明は、対応するシャフトにそれぞれ接続された2つ、3つ、4つ、またはそれ以上のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
各アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
各アプリケータは第1の表面および反対側の第2の表面を有し、アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
各アプリケータは、対応するシャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある遠位光出口まで延びる単一の導光素子に接続された複数の個別の光出口を備え、導光素子は電磁波を光出口の方へと誘導するように構成され、光出口のうちの少なくとも1つの遠位表面は、発熱に適するように着色され、
アプリケータのシャフトは近位において単一の近位シャフトに接続される。
【0157】
光出口は、アプリケータの第1の表面に対して、規則的に、不規則に、または異なるように配置されてよく、アプリケータの第1の表面は、異なる光出口の分布を有する異なる領域に実質的に細分化され得る。
【0158】
光出口の密度は、アプリケータの第1の表面で変化してよい。
【0159】
アプリケータは対称形状を有してよく、光出口は、好ましくは、アプリケータの対称性に従って対称に配置される。
【0160】
アプリケータは、単一(または複数)の導体素子に接続された単一または並列の、単極または双極の一つの電極(または複数の電極)をさらに備えてよく、導体素子は、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある電極まで延びる。このことにより、ある場所においてタンパク質電気凝固を提供してよい。
【0161】
アプリケータは、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位開口部まで延びる単一の作用物質チャネルをさらに備えてよく、作用物質チャネルの近位端部は作用物質供給部に接続可能である。
【0162】
加えて、複数の作用物質チャネルが設けられてもよい。1つまたは複数の作用物質チャネルは、この好ましい実施形態においてリボフラビン等の作用物質の適用のために使用されてもよいのに対し、残りのチャネルの1つまたは複数は余分な作用物質を吸引するために使用されてよい。
【0163】
装置の一実施形態では、作用物質チャネルは、電磁放射線から少なくとも部分的に分離され、好ましくは、100nm〜2000nmの範囲の波長の電磁放射線から分離され、最も好ましくは300nm〜800nmの範囲の波長の電磁放射線から分離される。
【0164】
装置の一実施形態では、アプリケータの第1の表面は、作用物質が作用物質チャネルを通って導かれるときに作用物質の改善された分配を可能とするように構成された構造を有し、表面構造は、面取り部を含むか、または、半球、角錐もしくは円錐等の要素を含むことができる。
【0165】
別の態様によると、本発明は、対応するシャフトにそれぞれ接続された2つ、3つ、4つ、またはそれ以上のアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
各アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
各アプリケータは第1の表面および反対側の第2の表面を有し、アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
各アプリケータは、対応するシャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある少なくとも2つの遠位電極まで延びる単一の導体素子に接続された少なくとも2つの電極を備え、
アプリケータのシャフトは近位において単一の近位シャフトに接続される。
【0166】
電極は、ある場所においてタンパク質電気凝固を提供してよい。電極は単極の電極または双極の電極であってよい。
【0167】
任意の実施形態による本発明の装置は、装置の使用中、少なくとも部分的に角膜を覆うようにサイズ決めおよび成形されるシールド要素をさらに備えてよい。
【0168】
任意の実施形態によるアプリケータは、2mm〜30mmの長さ、好ましくは5mm〜25mmの長さ、またはより好ましくは15mmの長さを有してよい。
【0169】
任意の実施形態によるアプリケータは、2mm〜25mm、好ましくは5mm〜20mm、またはより好ましくは10mm〜15mmの幅を有してよい。
【0170】
任意の実施形態によるアプリケータの厚さは、5mm以下、または好ましくは3mm以下であってよく、最小で2mmを有することが好ましい。
【0171】
任意の実施形態によると、1つまたは複数の凹部がアプリケータの縁部に形成される。1つまたは複数の凹部は、アプリケータが強膜の当該領域に配置されたときに凹部が眼筋、血管、および/または神経のための自由空間を残すように配置され形成されてよい。
【0172】
任意の実施形態によるアプリケータは、好ましくは滅菌可能かつ耐熱性の、例えば医療用鋼またはプラスチックのうちの少なくとも1つである材料から製造されるベース層を含んでよく、好ましくは光不透過性である。
【0173】
一実施形態において、アプリケータの外側表面およびアプリケータの縁部のうちの少なくとも1つは光不透過性である。
【0174】
一実施形態において、アプリケータは、1つまたは複数の追加の層を含み、ベース層および1つまたは複数の追加の層は、追加の層を支持するためにベース層をアプリケータの外側にして積み重ねられる層として配置され、1つまたは複数の追加の層はそれぞれ、好ましくはプラスチック材料または金属材料、より好ましくは光拡散性、遮光性かつ/またはスポンジ様の材料から製造される。
【0175】
一実施形態において、追加の層のうちの少なくとも1つは、電磁波を拡散させるのに適した散光器であり、遠位開口部の少なくとも一部は、散光器である追加の層の内側または外側に配置される。
【0176】
一実施形態において、ハンドルはアプリケータの縁部に配置される。ハンドルは単一の近位シャフトに接続されてよく、チューブとして構成され、チャネルシステムのそれぞれの第1のチャネルはハンドルを通って延びる。
【0177】
一実施形態において、ハンドルはディスクの縁部と接続可能であり、ハンドルは、好ましくはチューブとして構成され、作用物質チャネルはハンドルを通って導かれ得る。
【0178】
別の態様によると、本発明は、シャフトに接続された少なくとも1つのアプリケータを備えた、強膜を処置するための装置を提供し、
各アプリケータはテノン嚢内に配置されるように構成され、
各アプリケータは第1の表面および反対側の第2の表面を有し、アプリケータの第1の表面は、表面的に強膜の領域を覆うように当該領域の表面に表面的に接触可能であり、
各アプリケータおよびシャフトは、
シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある単一の遠位開口部まで延び、その近位端部は作用物質供給部に接続可能である、作用物質チャネルと、
シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある遠位光学表面領域まで延び、電磁波を光学表面要素の方へと誘導するように構成された導光素子に接続された光学表面領域と、シャフトの近位端部からアプリケータの第1の表面にある遠位電極まで延びる導体素子に接続された双極電極と
を備える。
【0179】
すべての実施形態において、本装置は、1つもしくは複数のセンサもしくは測定システム、例えば、温度センサ(特に、光凝固および電気凝固が使用される実施形態の場合)、および/またはカメラシステム(例えば、内視鏡によるアプリケータの最小侵襲移動の場合)、および/または生体力学センサ(例えば、アプリケータは強膜に接触しているかどうかを検出する場合)、好ましくは圧力センサ、および/またはpHメータをさらに備えてよい。
【0180】
記載されたすべての実施形態において、本装置は、突出部または周辺部をアプリケータの周縁に備えてよい。
【0181】
別の態様によると、本発明は、
(i)アプリケータの第1の表面が表面的に強膜領域の表面と接触するように、対象の眼のテノン嚢へと実施形態のいずれかの装置のアプリケータを配置するステップと、
(ii)作用物質を対象の強膜に適用するステップと
を含む、対象の強膜を処置する方法を提供する。
【0182】
別の態様によると、本発明は、
(i)アプリケータの第1の表面が表面的に強膜領域の表面と接触するように、対象の眼のテノン嚢へと実施形態のいずれかの装置のアプリケータを配置するステップと、
(ii)電磁放射線を対象の強膜に適用するステップと
を含む、対象の強膜を処置する方法を提供する。
【0183】
一実施形態において、本方法は、眼の病理学的変化または疾患を処置するためのものである。
【0184】
本発明による装置は、
− 眼の解剖学的構造およびサイズに適合可能である、
− 強膜組織の広範な処置(さらに後部強膜も)を可能にする
− 異なるシステム(例えば、物質適用および吸引、放射、視覚制御)の時間的かつ場所的に制御した使用を可能にする
− システム内外の表面変形のため物質の均一で広範な分配が可能である(カニューレを使用する場合、不可能である)
− 様々な処置(例えば、相互接続、凝固、および架橋)を組み合わせることができる。
【0185】
物質適用および放射システムは、強膜のコラーゲン架橋および/またはコラーゲン凝固のために外側強膜(眼の白色組織)の広範かつ/または場所を限定した処置を可能にする。特別な化学物質および/または異なる波長の光を強膜に適用することにより、コラーゲン分子を架橋させ、したがって組織の生体力学的特性を変えることが可能である。したがって、眼の特定の病理学的変化および疾患(例えば、進行性近視、強膜炎、組織浸潤性炎症、緑内障、屈折異常、老視)を処置できる。これらの病理学的変化により強膜の生体力学的安定性が最小化されてしまい、眼球の異常な膨張、ひいては重篤な視野狭窄または失明をもたらす。他方では、単独での照射または別の個々の処置は、様々な眼疾患を処置するために強膜組織の生体力学的特性に影響を与え得る、例えば、進行性近視の予防のために強膜の剛性を補うように増大させることが実行可能であると思われ、緑内障の処置および/または緑内障の進行予防のために、青色光の単独適用によって強膜組織の剛性を減少させることも実行可能であろう。
【0186】
さらに、本発明による物質適用および放射システム(SAIS−Spot)により、進行性近視、強膜の病理学的変化または様々な原因によって引き起こされ得る他の生体力学的浸潤症状(例えば、炎症、局所感染、強膜炎)を処置すべく強膜架橋するための外側強膜(眼の白色組織)の広範な処置を可能にする。これらの眼の特別な疾患に対する処置アプローチは新規のものであり、眼の複雑な解剖学的構造により、適合された形状および特定の技術特徴を有する外科的応用システムを必要とする。
【0187】
他方では、単独での照射または別の個々の処置は、様々な眼疾患を処置するために強膜組織の生体力学的特性に影響を与え得る、例えば、進行性近視の予防のために強膜の剛性を補うように増大させることが実行可能であると思われ、緑内障の処置および/または緑内障の進行予防のために、青色光の単独適用によって強膜組織の剛性を減少させることも実行可能であろう。
【0188】
本発明をここで、以下の図面に関連して詳細に説明する。