【文献】
探検チョコボ情報まとめ,GAYM,2017年 7月23日,[online],平成30年10月16日検索,URL,https://games.gaym.jp/iPhone/FFBE/wiki/?%E6%8E%A2%E6%A4%9C%E3%83%81%E3%83%A7%E3%82%B3%E3%83%9C
【文献】
LINEAGE II THE CHAOTIC THRONE 希望のグレシア GRACIA THE 2ND THRONE,ファミ通Connect!On Vol.23,株式会社エンターブレイン,2008年10月 2日,第23巻,PP.116-117
【文献】
ファイナルファンタジーXIV FINAL FANTASY XIV,月刊ファミ通コネクト!オン 第2巻 第8号 Connect!On,株式会社エンターブレイン,2012年 6月27日,第2巻,PP.33,40-43
【文献】
岩片 翼,アイドルマスターSP パーフェクトサン/ワンダリングスター/ミッシングムーン プロデューサーズガイド 初版 THE IDOLM@STER SP PERFECT SUN/WONDERING STAR/MISSING MOON Producer's Guide,株式会社エンターブレイン 浜村 弘一,2009年 4月 9日,第1版,PP.69
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記制約は、ユーザの入力により、所定の期間、ユーザによるゲームプレイヘの参加もしくはサーバヘのアクセスに対して、制限を設けることもしくは条件を付けること、又は、ゲームルールに関する禁止事項を設けることである、請求項1に記載のビデオゲーム処理プログラム。
通信ネットワークと、ユーザの操作を受け付ける入力装置を備えるゲーム装置と、該ゲーム装置と通信可能なサーバ装置とを備え、ユーザの操作に応じて、ビデオゲームの進行を制御するビデオゲーム処理システムであって、
アカウントを管理するアカウント管理手段と、
ユーザの操作に基づいて、ユーザに対して、前記ゲーム装置におけるゲームプレイに制約を設ける制約設定手段と、
前記アカウントと前記制約とを関連付けて管理するユーザ管理手段と、
前記制約に応じて前記ユーザのゲーム進行を制御するゲーム進行手段と
を備え、
前記制約設定手段では、
複数の時間帯を記憶する時間帯記憶手段と、
記憶された時間帯からユーザにより選択された時間帯を前記制約として記憶する制約時間帯記憶手段と
を備え、
前記ゲーム進行手段では
ユーザによるアクセスを受け付けた時刻が前記選択された時間帯に含まれるか否かを判定する時間帯判定手段を備え、
前記ビデオゲーム処理システムがさらに、
前記選択された時間帯に含まれないと判定された場合に、ユーザに対して特典を付与する時間帯特典付与手段
を備えるビデオゲーム処理システム。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の実施形態の例について図面を参照して説明する。なお、以下で説明する各実施形態の例における各種構成要素は、矛盾等が生じない範囲で適宜組み合わせ可能である。また、ある実施形態の例として説明した内容については、他の実施形態においてその説明を省略している場合がある。また、各実施形態の特徴部分に関係しない動作や処理については、その内容を省略している場合がある。さらに、以下で説明する各種フローを構成する各種処理の順序は、処理内容に矛盾等が生じない範囲で順不同である。
【0015】
[第一の実施形態]
本発明の第一の実施の形態の概要について説明をする。
図1は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、サーバ装置の構成を示すブロック図である。サーバ装置1は、アカウント管理部101、制約設定部102、ユーザ管理部103、及び、ゲーム進行部104を少なくとも備える。
【0016】
アカウント管理部101は、アカウントを管理する機能を有する。制約設定部102は、ユーザの操作に基づいて、ユーザに対して、ゲーム装置におけるゲームプレイに制約を設ける機能を有する。
【0017】
ユーザ管理部103は、アカウントと、制約設定部102により設けられた制約とを関連付けて管理する機能を有する。ゲーム進行部104は、制約設定部102により設けられた制約に応じて前記ユーザのゲーム進行を制御する機能を有する。
【0018】
本発明の第一の実施の形態におけるプログラム実行処理について説明する。
図2は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【0019】
サーバ装置1は、ユーザの操作に基づいて、ユーザに対して、ゲーム装置におけるゲームプレイに制約を設ける(ステップS1)。次に、サーバ装置1は、前記制約に応じて前記ユーザのゲーム進行を制御し(ステップS2)、終了する。
【0020】
第一の実施の形態の一側面として、ユーザの操作に基づいて、ユーザに対して、ゲーム装置におけるゲームプレイに制約を設け、前記制約に応じて前記ユーザのゲーム進行を制御するゲーム進行機能を実現させることで、ビデオゲームに対するユーザの満足度を向上させることが可能となる。
【0021】
第一の実施の形態において、「ゲーム」とは、例えば、コンピュータ装置においてプログラムを起動して実行するコンピュータゲームをいい、ゲーム内容のジャンルは問わない。「ゲーム装置」とは、例えば、ゲームプログラムを実行可能なコンピュータ装置をいう。コンピュータ装置の例としては、デスクトップ型又はノート型パーソナルコンピュータ、タブレットコンピュータ、又は、PDA等をなどがあり表示画面がタッチパネルセンサを備える携帯型端末であってもよい。
【0022】
「操作」とは、例えば、コンピュータ装置に装着可能な入力装置に対する操作の指示である。「ユーザの操作」とは、例えば、ユーザによる入力装置に対して指示した操作内容を意味する。また、「ユーザの操作を受け付ける」とは、ユーザの操作を少なくとも一部の処理に利用することを意味する。ユーザの操作に基づいてゲーム内要素を選択するための構成は特に限定されないが、ユーザが、自身の入力によりゲーム内要素の選択が行われたことを認識し得る構成であることが好ましい。
このような構成の例には、ユーザの操作がゲーム内要素を選択し制約を設定した際、所定のゲーム要素を選択した際に、該制約の成立判断に応じてゲーム進行が変化する構成がある。または、ユーザの操作が所定の付与条件を満たした際、複数のゲーム内要素から所定数のゲーム内要素を所定規則に従って選択する構成がある。なお、ゲーム内要素を選択するための規則についても、その内容は特に限定されないが、ユーザが望むゲーム内要素を必ずしも提供しない内容であることが好ましい。
このような規則の例には、複数のゲーム内要素からランダムに1つのゲーム内要素を選択する規則や、ユーザ操作が成功条件を満たした際に当該成功条件を満たしたゲーム内要素を選択する規則、ユーザ操作が制約を破った場合に当該制約を満たした場合とは異なるゲーム内容要素を選択するもしくはゲーム進行においてユーザに不利益を与える規則がある。
【0023】
「サーバ装置」とは、例えば、端末装置からの要求に応じて処理を実行する装置をいう。「アカウント」とは、例えば、プレイヤを識別するための情報をいう。
【0024】
「制約」とは、例えば、ユーザの操作によって設定された管理部に記憶されているユーザからのアクセス時刻が設定時間内である、ポイントが所定の閾値を越えた、所定の経過時間を越えた、残り時間が所定の時間以内である、あるいは、所定の順番でオブジェクトを指定した等の所定の条件である。すなわち、ゲームの進行のための前提あるいは、所定のオブジェクトが指定されるまでのゲームの履歴、又は、所定のオブジェクトが指定された際のゲームの進行状況に応じた条件である。
【0025】
「ゲーム進行」とは、例えば、ビデオゲームで発生し得る種々の進行あるいは変化等が生じたことを意味する。「ゲーム進行を制御する」とは、例えば、ビデオゲームで発生し得る種々の進行あるいは変化等が生じたことを特定の処理の契機や基準として、さらなるビデオゲームで発生し得る種々の進行あるいは変化等をもたらすことを意味する。特定の処理の例としては、判定処理や情報更新処理などがある。また、ビデオゲームで発生し得る種々の進行あるいは変化等の例としては、時間の進行、ゲーム要素値の変化、特定のステータス若しくはフラグの更新、あるいはユーザによる操作入力等がある。
【0026】
[第二の実施の形態]
次に、本発明の第二の実施の形態の概要について説明をする。
図3は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、サーバ装置の構成を示すブロック図である。サーバ装置1は、アカウント管理部111、制約設定部112、ユーザ管理部113、及び、ゲーム進行部114を少なくとも備える。
【0027】
アカウント管理部111は、アカウントを管理する機能を有する。制約設定部112は、ユーザの操作に基づいて、ユーザに対して、ゲーム装置におけるゲームプレイに制約を設ける機能を有する。
【0028】
ユーザ管理部113は、アカウントと、制約設定部112により設けられた制約とを関連付けて管理する機能を有する。ゲーム進行部114は、制約設定部112により設けられた制約に応じて前記ユーザのゲーム進行を制御する機能を有する。
【0029】
本発明の第二の実施の形態におけるプログラム実行処理について説明する。
図4は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【0030】
サーバ装置1は、ユーザの操作に基づいて、ユーザに対して、ゲーム装置におけるゲームプレイに制約を設ける(ステップS11)。次に、サーバ装置1は、前記制約に応じて前記ユーザのゲーム進行を制御し(ステップS12)、終了する。
【0031】
第二の実施の形態において、制約は、ユーザの入力により、所定の期間、ユーザによるゲームプレイへの参加もしくはサーバへのアクセスに対して、制限を設けることもしくは条件を付けること、又は、ゲームルールに関する禁止事項を設けることである。
【0032】
第二の実施の形態の一側面として、制約が、ユーザの入力により、所定の期間、ユーザによるゲームプレイへの参加もしくはサーバへのアクセスに対して、制限を設けることもしくは条件を付けること、又は、ゲームルールに関する禁止事項を設けることであることにより、ユーザが、自身の利益となるようにゲームプレイ時間をコントロールすることができ、より満足度の高いゲームを提供することが可能になる。
【0033】
第二の実施の形態において、「ゲーム」、「ゲーム装置」、「操作」、「ユーザの操作」、「ユーザの操作を受け付ける」、「サーバ装置」、「アカウント」、「制約」、「ゲーム進行」、及び、「ゲーム進行を制御する」とは、それぞれ第一の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0034】
第二の実施の形態において、「ゲームプレイへの参加」とは、例えば、ユーザからゲーム内のアイテムに関する取得要求を受け付ける、ゲーム内要素を選択する、あるいはダンジョンへ入る、ゲーム内の仮想戦闘に参加する等である。すなわち、ゲームへのユーザの操作入力に基づき、その操作がゲーム内に反映されることである。「制限を設ける」とは、例えば、実行できるコマンド、選択できるゲーム内要素もしくは取得できる特典等を制限する、または、ゲーム内要素が有するパラメータに上限もしくは下限を設定する、あるいは、実行可能な範囲を設定することをいう。また、パラメータとは、例えば、ゲーム媒体の属性を表す文字、数値、記号、あるいはこれらを組み合わせた情報をいう。
【0035】
第二の実施の形態において、「条件を付ける」とは、例えば、前記制限を遵守させること、所定のゲーム内要素が指定されること、所定の順番でゲーム内要素を指定すること、あるいは、所定のゲーム内ポイントの消費を条件として設定することを意味する。「条件」とは、ビデオゲームの進行に応じて充足されうる条件であればよい。「ゲームルールに関する禁止事項を設ける」とは、例えば、所定の条件が充足されたとしてもその効果が発動しないことをいう。より具体的には、ログインしたことで必ずもらえるログインボーナスがもらえない、あるいは、所定の条件を満たしたのに報酬を得ることができない等である。
【0036】
[第三の実施の形態]
次に、本発明の第三の実施の形態の概要について説明をする。
図5は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、サーバ装置の構成を示すブロック図である。サーバ装置1は、アカウント管理部121、制約設定部122、ユーザ管理部123、ゲーム進行部124、制約時間記憶部125、計時部126、時間判定部127、及び、時間経過特典付与部128を少なくとも備える。
【0037】
アカウント管理部121は、アカウントを管理する機能を有する。制約設定部122は、ユーザの操作に基づいて、ユーザに対して、ゲーム装置におけるゲームプレイに制約を設ける機能を有する。
【0038】
ユーザ管理部123は、アカウントと、制約設定部122により設けられた制約とを関連付けて管理する機能を有する。ゲーム進行部124は、制約設定部122により設けられた制約に応じて前記ユーザのゲーム進行を制御する機能を有する。
【0039】
制約時間記憶部125は、ユーザにより入力された時間を、制約設定部122により設定される制約として記憶する機能を有する。計時部126は、ユーザによる時間の入力を受け付けた時刻から経過した時間を計時する機能を有する。
【0040】
時間判定部127は、計時部126にて計時した時間が、ユーザにより入力された時間、すなわち、制約時間記憶部125により制約として記憶された時間を上回るか否かを判定する機能を有する。時間経過特典付与部128は、制約時間記憶部125により記憶された時間を上回ると時間判定部127により判定された場合に、ユーザに対して特典を付与する機能を有する。
【0041】
本発明の第三の実施の形態におけるプログラム実行処理について説明する。
図6は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【0042】
サーバ装置1は、ユーザの操作に基づいて、ユーザに対して、ゲーム装置におけるゲームプレイに制約を設ける(ステップS21)。サーバ装置1は、ユーザにより入力された時間を制約として記憶する。
【0043】
次に、サーバ装置1は、ユーザによる時間の入力を受け付けた時刻から経過した時間を計時する(ステップS22)。サーバ装置1は、ステップS22において計時した時間が、ステップS21において記憶された、前記入力された時間を上回るか否かを判定する(ステップS23)。入力した時間を上回ると判定された場合(ステップS23にてYES)には、サーバ装置1は、ユーザに対して特典を付与し(ステップS24)、終了する。
【0044】
第三の実施の形態の一側面として、ユーザにより入力された時間を制約として記憶し、時間の入力を受け付けた時刻から経過した時間が、前記入力された時間を上回ると判定された場合に、ユーザに対して特典を付与することにより、ユーザが、ユーザ自身の利益になるように時間を自由に設定することができるようになり、ビデオゲームに対するユーザの満足度を向上させることが可能となる。
【0045】
第三の実施の形態において、「ゲーム」、「ゲーム装置」、「操作」、「ユーザの操作」、「ユーザの操作を受け付ける」、「サーバ装置」、「アカウント」、「制約」、「ゲーム進行」、及び、「ゲーム進行を制御する」とは、それぞれ第一の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0046】
第三の実施の形態において、「ゲームプレイへの参加」、「制限を設ける」、「条件を付ける」、「条件」、及び、「ゲームルールに関する禁止事項を設ける」とは、それぞれ第二の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0047】
第三の実施の形態において、「特典」とは、例えば、ゲームを有利に進行させるためにユーザに付与されるものであり、内容は特に限定されない。特典の具体例として、ゲーム内要素の付与や、ビデオゲームにおける一時的な効果の発生等が挙げられる。
【0048】
[第四の実施の形態]
次に、本発明の第四の実施の形態の概要について説明をする。
図7は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、サーバ装置の構成を示すブロック図である。サーバ装置1は、アカウント管理部131、制約設定部132、時間帯記憶部133、制約時間帯記憶部134、ユーザ管理部135、ゲーム進行部136、時間帯判定部137、及び、時間帯特典付与部138を少なくとも備える。
【0049】
アカウント管理部131は、アカウントを管理する機能を有する。制約設定部132は、ユーザの操作に基づいて、ユーザに対して、前記ゲーム装置におけるゲームプレイに制約を設ける機能を有する。時間帯記憶部133は、複数の時間帯を記憶する機能を有する。
【0050】
制約時間帯記憶部134は、ユーザにより入力された時間を、制約設定部132により設定される制約として記憶する機能を有する。ユーザ管理部135は、アカウントと、制約設定部132により設けられた制約とを関連付けて管理する機能を有する。
【0051】
ゲーム進行部136は、制約設定部132により設けられた制約に応じて前記ユーザのゲーム進行を制御する機能を有する。時間帯判定部137は、ユーザによるアクセスを受け付けた時刻が前記選択された時間帯に含まれるか否かを判定する機能を有する。時間帯特典付与部138は、ユーザにより入力された時間を上回ると時間帯判定部137により判定された場合に、ユーザに対して特典を付与する機能を有する。
【0052】
本発明の第四の実施の形態におけるプログラム実行処理について説明する。
図8は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【0053】
サーバ装置1は、ユーザに対して、ゲーム装置におけるゲームプレイに制約を設ける(ステップS31)。次に、サーバ装置1は、ユーザによるアクセスを受け付けた時刻が制約として設定された時間帯に含まれるか否かを判定する(ステップS32)。ユーザにより受け付けられた時刻が制約として設定された時間帯に含まれるとサーバ装置1が判定した場合(ステップS32にてYES)には、ユーザに対して特典を付与しないで終了する。一方、ユーザにより受け付けられた時刻が選択した時間帯に含まれないとサーバ装置1が判定した場合(ステップS32にてNO)には、サーバ装置1は、ユーザに対して特典を付与し(ステップS34)、終了する。
【0054】
第四の実施の形態の一側面として、ユーザにより選択された時間帯を制約として記憶し、ユーザによるアクセスを受け付けた時刻が前記選択された時間帯に含まれないと判定された場合に、ユーザに対して特典を付与することにより、ビデオゲームに対するユーザの満足度を向上させることが可能となる。
【0055】
第四の実施の形態において、「ゲーム」、「ゲーム装置」、「操作」、「ユーザの操作」、「ユーザの操作を受け付ける」、「サーバ装置」、「アカウント」、「制約」、「ゲーム進行」、及び、「ゲーム進行を制御する」とは、それぞれ第一の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0056】
第四の実施の形態において、「ゲームプレイへの参加」、「制限を設ける」、「条件を付ける」、「条件」、及び、「ゲームルールに関する禁止事項を設ける」とは、それぞれ第二の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。第四の実施の形態において、「特典」とは、第三の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0057】
第四の実施の形態において、「時間帯」とは、例えば、期間の起点と、期間の長さを設定する概念である。
【0058】
[第五の実施の形態]
次に、本発明の第五の実施の形態の概要について説明をする。
図9は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの構成を示すブロック図である。システムは、アカウント管理部201、制約設定部202、ユーザ管理部203、及び、ゲーム進行部204を少なくとも備える。
【0059】
アカウント管理部201は、アカウントを管理する手段を有する。制約設定部202は、ユーザに対して、前記ゲーム装置におけるゲームプレイに制約を設ける手段を有する。
【0060】
ユーザ管理部203は、アカウントと、制約設定部202により設けられた制約とを関連付けて管理する手段を有する。ゲーム進行部204は、制約設定部202により設けられた制約に応じて前記ユーザのゲーム進行を制御する手段を有する。
【0061】
本発明の第五の実施の形態におけるビデオゲーム実行処理について説明する。
図10は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、ビデオゲーム実行処理のフローチャートである。
【0062】
システム2は、ユーザの操作に基づいて、ユーザに対して、ゲーム装置におけるゲームプレイに制約を設ける(ステップS41)。次に、前記制約に応じて前記ユーザのゲーム進行を制御し(ステップS42)、終了する。
【0063】
第五の実施の形態の一側面として、ユーザの操作に基づいて、ユーザに対して、ゲーム装置におけるゲームプレイに制約を設け、前記制約に応じて前記ユーザのゲーム進行を制御するゲーム進行機能を実現させることで、ビデオゲームに対するユーザの満足度を向上させることが可能となる。
【0064】
第五の実施の形態において、「ゲーム」、「ゲーム装置」、「操作」、「ユーザの操作」、「ユーザの操作を受け付ける」、「サーバ装置」、「アカウント」、「制約」、「ゲーム進行」、及び、「ゲーム進行を制御する」とは、それぞれ第一の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0065】
第五の実施の形態において、「システム」とは、例えば、ハードウェア、ソフトウェア、ネットワーク等を組み合わせたものをいう。
【0066】
[第六の実施の形態]
次に、本発明の第六の実施の形態の概要について説明する。以下では、本発明の第六の実施の形態として、入力装置を有するコンピュータ装置と通信接続が可能なサーバ装置においてゲームを実行するためのビデオゲーム処理プログラムを例示して説明をする。
【0067】
図11は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの構成を示すブロック図である。図示するように、システムは、サーバ装置1と、通信ネットワーク4と、複数のユーザ(ユーザA、B・・・Z)によって操作される複数のコンピュータ装置3(コンピュータ装置3a、3b・・・3z)とから構成される。サーバ装置1は、通信ネットワーク4を介してコンピュータ装置3と接続されている。なお、サーバ装置1とコンピュータ装置3とは常時接続していなくてもよく、必要に応じて、接続が可能であればよい。
【0068】
図12は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、サーバ装置の構成を示すブロック図である。サーバ装置1は、制御部11、RAM12、ストレージ部13及び通信インタフェース14を備え、それぞれ内部バスにより接続されている。
【0069】
制御部11は、CPUやROMから構成され、ストレージ部13に格納されたプログラムを実行し、サーバ装置1の制御を行う。また、制御部11は時間を計時する内部タイマを備えている。RAM12は、制御部11のワークエリアである。ストレージ部13は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。制御部11は、プログラム及びデータをRAM12から読み出し、コンピュータ装置3から受信した要求情報をもとに、プログラム実行処理を行う。通信インタフェース14は、無線又は有線により通信ネットワーク4に接続が可能であり、通信ネットワーク4を介してデータを受信することが可能である。通信インタフェース14を介して受信したデータは、RAM12にロードされ、制御部11により演算処理が行われる。
【0070】
図13は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、コンピュータ装置の構成を示すブロック図である。コンピュータ装置3は、制御部31、RAM(Random Access Memory)32、ストレージ部33、サウンド処理部34、グラフィックス処理部35、DVD/CD−ROMドライブ36、通信インタフェース37、及び、インタフェース部38を少なくとも備え、それぞれ内部バスにより接続されている。
【0071】
制御部31は、CPU(Central Processing Unit)やROM(Read Only Memory)から構成される。制御部31は、ストレージ部33や記録媒体44に格納されたプログラムを実行し、コンピュータ装置3の制御を行う。また、制御部31は時間を計時する内部タイマを備えている。RAM32は、制御部31のワークエリアである。ストレージ部33は、プログラムやデータを保存するための記憶領域である。
【0072】
DVD/CD−ROMドライブ36は、DVD−ROMやCD−ROMなどのプログラムが格納された記録媒体44を装着することが可能である。記録媒体44には、例えばプログラム及びデータが記憶されている。DVD/CD−ROMドライブ36により、プログラム及びデータが記録媒体44から読み出され、RAM32にロードされる。
【0073】
制御部31は、プログラム及びデータをRAM32から読み出して処理を行う。制御部31は、RAM32にロードされたプログラム及びデータを処理することで、サウンド出力の指示をサウンド処理部34に出力し、描画命令をグラフィックス処理部35に出力する。
【0074】
サウンド処理部34は、スピーカであるサウンド出力装置41に接続されている。制御部31がサウンド出力の指示をサウンド処理部34に出力すると、サウンド処理部34はサウンド出力装置41にサウンド信号を出力する。
【0075】
グラフィックス処理部35は表示装置42に接続されている。表示装置42は表示画面43を有している。制御部31が描画命令をグラフィックス処理部35に出力すると、グラフィックス処理部35は、フレームメモリ(フレームバッファ)39に画像を展開し、表示画面43上に画像を表示するためのビデオ信号を出力する。グラフィックス処理部35は、フレーム単位で1枚の画像の描画を実行する。画像の1フレーム時間は、例えば30分の1秒である。グラフィックス処理部35は、制御部31だけで行ってきた描画に関する演算処理の一部を受け持ち、システム全体の負荷を分散させる役割を有する。
【0076】
インタフェース部38には入力部40(例えば、マウスやキーボード等)が接続され得る。ユーザによる入力部40からの入力情報はRAM32に格納され、制御部31は入力情報をもとに各種の演算処理を実行する。あるいは、インタフェース部38に記憶媒体読取装置を接続し、メモリ等からプログラム及びデータ等を読み込むことも可能である。また、タッチパネルを備えた表示装置42を入力部40とすることもできる。
【0077】
通信インタフェース37は無線又は有線により通信ネットワーク4に接続が可能であり、通信ネットワーク4を介して他のコンピュータ装置との間で情報の送受信を行うことが可能である。
【0078】
図14は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、システムの例であるゲームシステム10の構成を示すブロック図である。ゲームシステム10は、アカウント管理部141と、制約設定部142と、ユーザ管理部143と、ゲーム進行部144と、制約時間記憶部145と、計時部146と、時間判定部147と、時間経過特典付与部148とを少なくとも備える。
【0079】
アカウント管理部141は、ユーザのアカウントを管理する機能を有する。制約設定部142は、ユーザの操作に基づいて、ユーザに対して、コンピュータ装置におけるゲームプレイに制約を設ける機能を有する。本例において、制約設定部142は、各ユーザが入力した時間をRAM12又はストレージ部13に記憶することで、設定された制約が有効か否かを判定する。
【0080】
ユーザ管理部143は、アカウントと、制約設定部142により設けられた制約とを関連付けて管理する機能を有する。ゲーム進行部144は、制約設定部142により設けられた制約に応じて前記ユーザのゲーム進行を制御する機能を有する。制約時間記憶部145は、ユーザにより入力された時間を、制約設定部142により設定される制約として記憶する機能を有する。
【0081】
計時部146は、ユーザによる時間の入力を受け付けた時刻から経過した時間を計時する機能を有する。時間判定部147は、計時部146にて計時した時間が、ユーザにより入力された時間、すなわち、制約時間記憶部145により制約として記憶された時間を上回るか否かを判定する機能を有する。時間経過特典付与部148は、制約時間記憶部145により記憶された時間を上回ると時間判定部147により判定された場合に、ユーザに対して特典を付与する機能を有する。
【0082】
時間経過特典付与部148は、入力した時間を経過していないと時間判定部147により判定された場合に、特典を付与しない。あるいは、入力した時間を経過したと判定された場合に付与される特典とは異なる特典を付与することとしてもよい。ここで、所定の特典を付与することとは異なる処理を実行するための構成は特に限定されないが、当該処理が実行された理由をユーザが認識し得る構成であることが好ましい。このような構成の例には、所定のゲーム内要素とは異なるゲーム内要素をユーザに付与し、併せて当該ゲーム内要素の付与理由をユーザに提示する構成がある。なお、所定の特典を付与することとは異なる処理として、特典をユーザに付与しない処理を実行する構成としてもよい。
【0083】
第六の実施の形態では、一例として、プレイヤのアカウントに関連付けられた複数のプレイヤオブジェクトを用いて、敵オブジェクトと仮想対戦を行う対戦ゲームを挙げる。敵オブジェクトは、他のユーザにより操作されるオブジェクトであったもよいし、サーバ装置1により制御されるオブジェクトであってもよい。本発明が適用されるゲームは対戦ゲームに限定されるものではなく、ゲームのジャンルは問わず、広く多様なゲームに対して適用可能である。
【0084】
対戦ゲームを行う際に、プレイヤアカウントに関連付けられた値である行動ポイントを消費するようにしてもよい。行動ポイントは、数値として表示され、対戦を行うたびに所定の値が減じられるものでもよいし、対戦可能回数又は回数を表す記号や図形として表示されるものであってもよい。
【0085】
対戦ゲームは、各プレイヤオブジェクトの行動をコマンド形式で決定するコマンドバトルを採用することができる。対戦ゲームのルールとして、各オブジェクトの行動により、プレイヤオブジェクト又は敵オブジェクトが有するパラメータ(例えば、体力値や耐久値等)が0以下になったオブジェクトを行動不能状態に設定し、すべてのプレイヤオブジェクト又は敵オブジェクトが行動不能状態になった場合に、行動可能なオブジェクトが存在する側の勝利として仮想対戦を終了させるようにしてもよい。その他の終了条件として、例えば、所定の敵オブジェクトを倒すこと、所定の数の敵オブジェクトを倒すこと、あるいは、ゲーム開始から所定の時間が経過することとしてもよい。時間の経過によりゲームが終了する場合には、終了時にゲームフィールド上に存在するオブジェクトに関する情報に基づいて勝敗を判定するようにしてもよい。
【0086】
[プログラム実行処理]
次に、本発明の第六の実施の形態における、プログラム実行処理について説明する。
図15は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、プログラム実行処理のフローチャートである。
【0087】
サーバ装置1は、最初に、初期設定を行う(ステップS51)。初期設定とは、例えば、プログラムを実行後、コンピュータ装置3からアクセスを受付可能な状態で待機することをいう。コンピュータ装置3は、ユーザによる制約情報の入力を受け付ける(ステップS52)。制約情報とは、制約を設定するために用いる情報であり、例えば、ゲームを開始することができない時間数や、アクセスすることができない時間帯に関する情報、あるいは、制約を設定するための変数等である。ユーザが入力する制約情報は、予め定められた制約に対して入力する情報であってもよいし、複数の制約条件から1つをユーザが選択して、入力する情報であってもよい。
【0088】
コンピュータ装置3は、ステップS52において受け付けた制約情報をサーバ装置1へ送信する(ステップS53)。サーバ装置1は、ステップS53において送信された制約情報を受信する(ステップS54)。サーバ装置1は、計時部146により計時を開始する(ステップS55)。サーバ装置1は、制約設定部142により制約を設定する(ステップS56)。
【0089】
[制約の設定]
サーバ装置1は、ステップS52において受け付けられた制約情報を用いて制約を設定する。
図16は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、制約データテーブルを表す図である。制約データテーブル300は、ユーザID301に関連付けて、条件内容302、ユーザ入力情報303、開始時刻304、及び終了時刻305が記憶されている。ユーザID301は、ステップS52において時間情報を入力したユーザに関連付けられたアカウントを識別する情報である。条件内容302は、制約の内容及びユーザが特典を獲得するための内容である。ユーザ入力情報303は、ステップS52において入力された制約情報である。開始時刻304及び終了時刻305は、ステップS52において入力された制約情報及びステップS55において開始された計時により、適宜定められる情報である。
【0090】
制約の設定について、
図16を用いてより詳細に説明する。ユーザID301が「User001」の場合には、条件内容302が「設定された時間を経過までアクセスを我慢すると特典獲得」である。ステップS55において計時を開始した時刻が10時である場合に、ステップS52において入力されたユーザ入力情報303が「6」であることから制約は6時間となり、開始時刻304が「10:00」、終了時刻305が「16:00」と定められる。
【0091】
同様に、ユーザID301が「User002」の場合には、条件内容302が定められた時間帯以外にアクセスをすると特典を獲得できる内容である。ステップS52において入力されたユーザ入力情報303が「9:30〜18:00」であることから、開始時刻304が「9:30」、終了時刻305が「18:00」と定められる。
【0092】
ユーザID301が「User004」の場合には、経時的に回復する行動ポイントがx個(図中では3個)回復した場合にアクセスをすると特典を獲得できる内容である。この場合に、「User004」の行動ポイントが3個回復した状態である時間をユーザ情報テーブル(非図示)から取得及び算出し、開始時刻304及び終了時刻305に設定することができる。
【0093】
ユーザID301が「User012」の場合には、ステップS52において、ユーザがオブジェクトを指定する順番を入力している。この場合には、開始時刻304及び終了時刻305は、サーバ装置1が制約情報を受信した年月日における0時から23時59分までと設定するようにしてもよい。
【0094】
図15に戻り、サーバ装置1は、コンピュータ装置3からプレイ開始要求等のアクセス信号を受信するまで待機する。アクセス信号とは、ゲームの開始要求であってもよいし、アプリケーションの起動時に行われる要求信号の送信であってもよい。
【0095】
コンピュータ装置3は、ユーザの操作指示により、プレイ開始要求を送信する(ステップS57)。サーバ装置1は、プレイ開始要求を受信する(ステップS58)。サーバ装置1は、時間判定部147により、ステップS56において設定された制約を満たすか判定する(ステップS59)。例えば、制約が
図16における「設定された時間を経過までアクセスを我慢すると特典獲得」である場合には、終了時刻305の「16:00」を経過しているか否かを判定する。
【0096】
制約を満たす場合(ステップS59にてYES)には、サーバ装置1は、時間経過特典付与部148により、ユーザのアカウントに対して特典を付与する(ステップS60)。一方、制約を満たさない場合(ステップS59にてNO)には、特典を付与しない。あるいは、特典を付与しないだけでなく、ゲームの進行を不利にするような罰則をユーザに対して与えてもよい。罰則は、例えば、所定のメニューが使用できない、プレイヤオブジェクトが弱くなる、敵オブジェクトが強くなる、抽選等の当たりの確率が低く設定される、文章の表示速度が遅くなりゲームをしづらくなる等が挙げられる。
【0097】
[特典付与処理]
ステップS60において付与される特典は、充足した制約に応じて変化する設計とすることができる。
図17は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、特典マスタテーブルを表す図である。特典マスタテーブル310は、条件内容311及び追加条件312に関連付けて、特典313が記憶されている。条件内容311は、ステップS52においてユーザが情報を入力する際に選択可能としてもよいし、サーバ装置1がランダムに選択してユーザに提示するようにしてもよい。追加条件312は、ステップS52においてユーザが入力した情報に基づいて決定される。
【0098】
例えば、条件内容311が「設定された時間を経過までアクセスを我慢すると特典獲得」であって、ユーザが「6」を入力した場合には、制約を充足させる場合には6時間以上間隔を空けてアクセスするため、特典313は「行動ポイント+70」となる。これは、ユーザアカウントに関連付けられた行動ポイントの上限を一時的に70上昇させるものであってもよいし、行動ポイントを70回復させるアイテム等のゲーム要素を付与するものであってもよい。あるいは、対戦する度に消費する所定の値を一定期間減じるものであってもよい。
【0099】
図15に戻り、サーバ装置1は、制約を充足したか否かの判定結果に関する情報を送信する(ステップS61)。判定結果に関する情報とは、例えば、「制約を満たしたため特典を付与された」や「制約を満たさなかったため特典を獲得できなかった」、「制約を満たさなかったためグレードの低い特典が付与された」等の情報をいう。コンピュータ装置3は、ステップS61において送信された情報を受信する(ステップS62)。コンピュータ装置3は、ステップS62において受信した情報を表示画面43に表示する(ステップS63)。サーバ装置1は、ゲーム進行部144によりゲームを進行(ステップS64)し、終了する。
【0100】
ゲーム進行部144がゲームを進行する際に、ステップS56において設定された制約に基づいてゲームの進行を制御するようにしてもよい。例えば、「所定のオブジェクトのみ使用可能であるが、戦闘に勝利して得られる経験値が2倍である」であった場合には、ゲーム進行部144は、制約の効力が発生している間、ユーザに対して所定のオブジェクトのみ使用可能とする状態を継続するように制御する。また、戦闘に勝利した場合には、ユーザが得られる経験値を2倍にするよう制御する。一方、制約を充足させた場合に、アイテムを付与される場合には、ユーザのアカウントにアイテムを関連付けるだけで、ゲームの進行に影響を与えないようにしてもよい。
【0101】
以上に説明したように、第六の実施形態の一側面として、ユーザの操作に応じてビデオゲームの進行を制御する機能を備えたゲームシステム10が、アカウント管理部141と、制約設定部142と、ユーザ管理部143と、ゲーム進行部144と、制約時間記憶部145と、計時部146と、時間判定部147と、時間経過特典付与部148とを備える構成としているので、ユーザの操作に基づいて少なくとも1つの制約時間を入力し、ユーザと、前記時間とを対応付けて記憶する制約時間記憶部145を参照し、計時部146にて計測された時間が時間判定部147にて前記制約時間を上回るか否かを判定する。前記入力した時間を上回ると判定された場合、所定の特典をユーザに付与し、ビデオゲームに対するユーザの満足度を向上させることができる。
【0102】
第六の実施形態の一側面として、ユーザの入力により制約を設定し、制約を満たした場合にはユーザに対して特典を付与することにより、ゲームの趣向性を高めることができる。さらに、課される制約をユーザに選択させることにより、ユーザは自分が必要な特典が得られる可能性がある制約を選択することができ、ゲームの進行において、自身に制約を課して特典を使用しながらゲームを進行させるか、制約を課さずに地道にゲームを進行させるか戦略的に判断する必要が生じ、ゲームの戦略性も高めることができる。
【0103】
第六の実施の形態において、ユーザに対する特典の付与判定(すなわち、選択結果が特典の付与条件を満たすか否かの判定)が行われる構成であることが好ましい。
【0104】
第六の実施の形態において、所定の特典を付与することとは異なる処理として、特典をユーザに付与しない処理を実行する構成としてもよい。
【0105】
第六の実施の形態において、ゲーム内要素の付与が複数のゲーム内要素から所定数のゲーム内要素を所定規則に従って選択する構成としてもよい。このような規則の例には、複数のゲーム内要素からランダムに1つのゲーム内要素を選択する規則や、ユーザ操作が制約を満たした際に当該制約を満たしたゲーム内要素を選択する規則、ユーザ操作が制約を破った場合に当該制約を満たした場合とは異なるゲーム内容要素を選択するもしくはゲーム進行においてユーザに不利益を与える規則、などがある。
【0106】
第六の実施の形態において、「ゲーム」、「ゲーム装置」、「操作」、「ユーザの操作」、「ユーザの操作を受け付ける」、「サーバ装置」、「アカウント」、「ゲーム進行」、及び、「ゲーム進行を制御する」とは、それぞれ第一の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0107】
第六の実施の形態において、「ゲームプレイへの参加」、「制限を設ける」、「条件を付ける」、「条件」、及び、「ゲームルールに関する禁止事項を設ける」とは、それぞれ第二の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。「時間帯」とは、第四の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。「システム」とは、第五の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0108】
第六の実施の形態において、「制約」とは、例えば、特典を付与する際に用いる条件であり、ユーザにより選択あるいは入力された制約が充足されたと判定されると、該制約に対応する特典がユーザに付与されるものである。より具体的には、例えば、アカウント管理部141に記憶されているユーザからのアクセス時刻が、ユーザの操作によって設定された設定時間内である、ポイントが所定の閾値を越えた、所定の経過時間を越えた、残り時間が所定の時間以内である、あるいは、所定の順番でオブジェクトを指定した等の条件である。すなわち、制約とは、ゲームの進行のための前提となる状況、又は、所定のオブジェクトが指定されるまでのゲームの履歴若しくは所定のオブジェクトが指定された際のゲームの進行状況に応じた条件である。
【0109】
第六の実施の形態において、「特典」とは、例えば、ゲーム内で使用可能なゲーム内要素の付与や、ゲームにおける効果の発生であり、前記制約を満たしたユーザに付与されるものを意味する。特典の効果は、一時的なものであっても、永続的なものであってもよい。特典の内容は特に限定されないが、制約に対応付けられているものであること、あるいは、ユーザが望むゲーム内要素を必ずしも提供しない内容であることが好ましい。「特典の付与」とは、例えば、特典を付与するか否かの判断基準となる所定の要素をユーザが所有する場合、あるいは、ユーザにより選択された結果に所定の要素が含まれていない場合に、ユーザに対してゲーム内要素の付与をすることをいう。
【0110】
特典の具体例として、例えば、ユーザアカウントに関連付けられているオブジェクトのパラメータまたは能力を変化させることが挙げられる。また、ユーザアカウントに関連付けられた、経時的に値が回復する所定のパラメータから、ゲームを進行させる毎に所定の値を減算する場合に、該パラメータの上限を一時的に増加させる、あるいは、減算する値を減少させることが挙げられる。ゲームを進行させる毎に減算される所定のパラメータとは、特に限定されないが、ゲーム内仮想通貨、あるいは、ゲーム内要素を意味する。例えば、アクションポイントやアタックポイント等が含まれる。抽選によりオブジェクトを取得する権利に相当するポイント等であってもよい。
【0111】
第六の実施の形態において、「オブジェクト」とは、特に限定されないが、例えば、ゲーム内キャラクタ、アカウント、アイテム、カード等が含まれる。オブジェクトのパラメータまたは能力を変化させるとは、例えば、オブジェクトが有する特定のパラメータを変化させ、対応付けられた別のパラメータを変化させるような処理を実行する構成としてもよい
【0112】
第六の実施の形態において、「ゲームの進行において」とは、例えば、ビデオゲームで発生し得る種々の進行あるいは変化等が生じたことを特定の処理の契機や基準とすることを意味する。特定の処理の例としては、判定処理や情報更新処理、などがある。例えばアクションポイントを使用してゲームが進行するものである。また、ビデオゲームで発生し得る種々の進行あるいは変化等の例としては、時間の進行、ゲーム要素値の変化、特定のステータス若しくはフラグの更新、あるいはユーザによる操作入力などがある。
【0113】
第六の実施の形態において、「ゲーム内要素」とは、例えば、ゲームを成り立たせている内容や条件を意味する。ゲーム内要素の内容は特に限定されないが、ユーザが、自身の入力によりゲーム内要素の選択が行われたことを認識し得る構成であることが好ましい。ゲーム内要素の例には、抽選対象に含まれるアイテムや、特定の希少度以上の複数のうちから所定数のアイテムを取得する権利がある。抽選処理に関連する制約を満たしたユーザに特典を付与する構成とすることもできる。
【0114】
[第七の実施の形態]
次に、本発明の第七の実施の形態の概要について説明する。以下では、本発明の第七の実施の形態として、入力装置を有するコンピュータ装置と、該コンピュータ装置と通信接続が可能なサーバ装置とを含み、ゲームを実行するゲームシステムを例示して説明をする。
【0115】
システムの構成は、
図11に記載されたブロック図を必要な範囲で採用することができる。サーバ装置の構成は、
図12に記載されたブロック図を必要な範囲で採用することができる。コンピュータ装置の構成は、
図13に記載されたブロック図を必要な範囲で採用することができる。システムの構成を示すブロック図は、
図14に記載されたブロック図を必要な範囲で採用することができる。
【0116】
第七の実施の形態では、一例として、プレイヤのアカウントに関連付けられた複数のプレイヤオブジェクトを用いて、敵オブジェクトと仮想対戦を行う対戦ゲームを挙げる。敵オブジェクトは、他のユーザにより操作されるオブジェクトであったもよいし、サーバ装置1により制御されるオブジェクトであってもよい。本発明が適用されるゲームは対戦ゲームに限定されるものではなく、ゲームのジャンルは問わず、広く多様なゲームに対して適用可能である。
【0117】
対戦ゲームを行う際に、プレイヤアカウントに関連付けられた値である行動ポイントを消費するようにしてもよい。行動ポイントは、数値として表示され、対戦を行うたびに所定の値が減じられるものでもよいし、対戦可能回数又は回数を表す記号や図形として表示されるものであってもよい。対戦ゲームの定義は、第六の実施の形態に記載された対戦ゲームの定義を必要な範囲で採用することができる。
【0118】
[プログラム実行処理]
次に、本発明の第七の実施の形態における、ゲーム実行処理について説明する。
図18は、本発明の実施の形態の少なくとも1つに対応する、ゲーム実行処理のフローチャートである。
【0119】
ゲームシステム10は、最初に、初期設定を行う(ステップS71)。初期設定とは、例えば、プログラムを実行後、ゲームを開始可能な状態にして待機することをいう。ゲームシステム10は、ユーザによる制約情報の入力を受け付ける(ステップS72)。制約情報とは、制約を設定するために用いる情報であり、例えば、ゲームを開始することができない時間数や、アクセスすることができない時間帯に関する情報、あるいは、制約を設定するための変数等である。ユーザが入力する制約情報は、予め定められた制約に対して入力する情報であってもよいし、複数の制約条件から1つをユーザが選択して、入力する情報であってもよい。
【0120】
ゲームシステム10は、計時を開始する(ステップS73)。ゲームシステム10は、制約を設定する(ステップS74)。制約の設定は、第六の実施の形態に記載された制約の設定に関する記載を必要な範囲で採用することができる。
【0121】
ゲームシステム10は、ユーザからプレイ開始要求等のアクセス信号を受け付けるまで待機する。アクセス信号とは、ゲームの開始要求であってもよいし、アプリケーションの起動時に行われる要求信号の送信であってもよい。
【0122】
ゲームシステム10は、ユーザの操作指示により、プレイ開始要求を受け付ける(ステップS75)。ゲームシステム10は、ステップS74において設定された制約を満たすか判定する(ステップS76)。制約を満たす場合(ステップS76にてYES)には、ゲームシステム10は、ユーザのアカウントに対して特典を付与する(ステップS77)。一方、制約を満たさない場合(ステップS76にてNO)には、特典を付与しない。あるいは、特典を付与しないだけでなく、ゲームの進行を不利にするような罰則をユーザに対して与えてもよい。罰則は、例えば、所定のメニューが使用できない、プレイヤオブジェクトが弱くなる、敵オブジェクトが強くなる、抽選等の当たりの確率が低く設定される、文章の表示速度が遅くなりゲームをしづらくなる等が挙げられる。特典付与処理は、第六の実施の形態に記載された特典付与処理に関する記載を必要な範囲で採用することができる。
【0123】
ゲームシステム10は、制約を充足したか否かの判定結果に関する情報を表示画面43に表示する(ステップS78)。ゲームシステム10は、ゲームを進行(ステップS79)し、終了する。ゲーム進行の制御について、制約に基づいてゲームの進行を制御するようにしてもよい。
【0124】
第七の実施形態の一側面として、制約として入力された情報を充足すると判定された場合に、所定の特典をユーザに付与することで、ビデオゲームに対するユーザの満足度を向上させることができる。
【0125】
第七の実施形態の一側面として、ユーザの入力により制約を設定し、制約を満たした場合にはユーザに対して特典を付与することにより、ゲームの趣向性を高めることができる。さらに、課される制約をユーザに選択させることにより、ユーザは自分が必要な特典が得られる可能性がある制約を選択することができ、ゲームの進行において、自身に制約を課して特典を使用しながらゲームを進行させるか、制約を課さずに地道にゲームを進行させるか戦略的に判断する必要が生じ、ゲームの戦略性も高めることができる。
【0126】
第七の実施の形態において、ユーザに対する特典の付与判定(すなわち、選択結果が特典の付与条件を満たすか否かの判定)が行われる構成であることが好ましい。
【0127】
第七の実施の形態において、所定の特典を付与することとは異なる処理として、特典をユーザに付与しない処理を実行する構成としてもよい。
【0128】
第七の実施の形態において、ゲーム内要素の付与が複数のゲーム内要素から所定数のゲーム内要素を所定規則に従って選択する構成としてもよい。このような規則の例には、複数のゲーム内要素からランダムに1つのゲーム内要素を選択する規則や、ユーザ操作が制約を満たした際に当該制約を満たしたゲーム内要素を選択する規則、ユーザ操作が制約を破った場合に当該制約を満たした場合とは異なるゲーム内容要素を選択するもしくはゲーム進行においてユーザに不利益を与える規則、などがある。
【0129】
第七の実施の形態において、「ゲーム」、「ゲーム装置」、「操作」、「ユーザの操作」、「ユーザの操作を受け付ける」、「サーバ装置」、「アカウント」、「ゲーム進行」、及び、「ゲーム進行を制御する」とは、それぞれ第一の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0130】
第七の実施の形態において、「ゲームプレイへの参加」、「制限を設ける」、「条件を付ける」、「条件」、及び、「ゲームルールに関する禁止事項を設ける」とは、それぞれ第二の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。「時間帯」とは、第四の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。「システム」とは、第五の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0131】
第七の実施の形態において、「制約」、「特典」、「特典の付与」、「オブジェクト」、「ゲームの進行において」、「ゲーム内要素」とは、それぞれ第六の実施形態において記載した内容を必要な範囲で採用できる。
【0132】
以上に説明したように、本願の各実施形態により1または2以上の不足が解決される。なお、夫々の実施形態による効果は、非限定的な効果または効果の一例である。
【0133】
[付記]
上で述べた実施の形態の説明は、下記の発明を、発明の属する分野における通常の知識を有する者がその実施をすることができるように記載した。
【0134】
[1] ユーザの操作を受け付ける入力装置を備えるゲーム装置と、該ゲーム装置と通信可能なサーバ装置に実現させるためのビデオゲーム処理プログラムであって、
前記サーバ装置に、
アカウントを管理するアカウント管理機能、
ユーザの操作に基づいて、ユーザに対して、前記ゲーム装置におけるゲームプレイに制約を設ける制約設定機能、
前記アカウントと前記制約とを関連付けて管理するユーザ管理機能、
前記制約に応じて前記ユーザのゲーム進行を制御するゲーム進行機能
を実現させるためのビデオゲーム処理プログラム。
【0135】
[2] 前記制約は、ユーザの入力により、所定の期間、ユーザによるゲームプレイへの参加もしくはサーバへのアクセスに対して、制限を設けることもしくは条件を付けること、又は、ゲームルールに関する禁止事項を設けることである、[1]に記載のビデオゲーム処理プログラム。
【0136】
[3] 前記ゲーム進行機能では、
ユーザにより入力された時間を前記制約として記憶する制約時間記憶機能、
前記時間の入力を受け付けた時刻から経過した時間を計時する計時機能、
前記計時機能にて計時した時間が前記入力された時間を上回るか否かを判定する時間判定機能
を備え、
前記入力した時間を上回ると判定された場合に、ユーザに対して特典を付与する時間経過特典付与機能
を実現させるための[1]又は[2]に記載のビデオゲーム処理プログラム。
【0137】
[4] 前記制約設定機能では、
複数の時間帯を記憶する時間帯記憶機能、
記憶された時間帯からユーザにより選択された時間帯を前記制約として記憶する制約時間帯記憶機能
を備え、
前記ゲーム進行機能では
ユーザによるアクセスを受け付けた時刻が前記選択された時間帯に含まれるか否かを判定する時間帯判定機能を備え、
前記サーバ装置に、
前記選択された時間帯に含まれないと判定された場合に、ユーザに対して特典を付与する時間帯特典付与機能
を実現させるための[1]又は[2]に記載のビデオゲーム処理プログラム。
【0138】
[5] 前記時間経過特典付与機能又は時間帯特典付与機能では、前記特典として、前記アカウントに関連付けられているオブジェクトのパラメータまたは能力を変化させる、[3]又は[4]に記載のビデオゲーム処理プログラム。
【0139】
[6] 前記ゲーム進行機能は、所定の対価の消費と引き換えに、ゲームを進行させるものであり、
前記時間経過特典付与機能又は時間帯特典付与機能では、前記特典として、ゲーム進行機能において消費させる対価の額を変化させる、[3]〜[5]のいずれかに記載のビデオゲーム処理プログラム。
【0140】
[7] 前記サーバ装置に、
前記制約の内容と関連付けて、前記時間経過特典付与機能又は前記時間帯特典付与機能により付与される特典を記憶する特典記憶機能
を実行させ、
前記時間経過特典付与機能又は前記時間帯特典付与機能により付与される特典が、前記制約の内容に応じて異なる、[3]〜[6]のいずれかに記載のビデオゲーム処理プログラム。
【0141】
[8] 前記時間経過特典付与機能又は前記時間帯特典付与機能では、特典として、抽選によりオブジェクトを取得する権利が付与される、[3]〜[7]のいずれかに記載のビデオゲーム処理プログラム。
【0142】
[9] 前記時間経過特典付与機能は、前記入力した時間を経過していないと前記時間判定機能により判定された場合に、特典を付与しない、又は、前記入力した時間を経過したと判定された場合に付与される特典とは異なる特典を付与する、[3]〜[8]のいずれかに記載のビデオゲーム処理プログラム。
【0143】
[10] 前記時間帯特典付与機能は、前記選択された時間帯であると前記時間帯判定機能により判定された場合に、前記特典を付与しない、又は、前記選択された時間帯ではないと判定された場合とは異なる特典を付与する、[4]〜[8]のいずれかに記載のビデオゲーム処理プログラム。
【0144】
[11] [1]に記載のプログラムがインストールされたサーバ装置。
【0145】
[12] 通信ネットワークと、ユーザの操作を受け付ける入力装置を備えるゲーム装置と、該ゲーム装置と通信可能なサーバ装置とを備え、ユーザの操作に応じてビデオゲームの進行を制御するビデオゲーム処理システムであって、
アカウントを管理するアカウント管理手段と、
ユーザの操作に基づいて、ユーザに対して、前記ゲーム装置におけるゲームプレイに制約を設ける制約設定手段と、
前記アカウントと前記制約とを関連付けて管理するユーザ管理手段と、
前記制約に応じて前記ユーザのゲーム進行を制御するゲーム進行手段と
を備えるビデオゲーム処理システム。
【0146】
[13] ユーザの操作を受け付ける入力装置を備えるゲーム装置に実現させるためのビデオゲーム処理プログラムであって、
前記ゲーム装置に、
アカウントを管理するアカウント管理機能、
ユーザの操作に基づいて、ユーザに対して、前記ゲーム装置におけるゲームプレイに制約を設ける制約設定機能、
前記アカウントと前記制約とを関連付けて管理するユーザ管理機能、
前記制約に応じて前記ユーザのゲーム進行を制御するゲーム進行機能
を実現させるためのビデオゲーム処理プログラム。
【0147】
[14] [13]に記載のプログラムがインストールされた端末装置。
【0148】
[15] ユーザの操作を受け付ける入力装置を備えるゲーム装置と、該ゲーム装置と通信可能なサーバ装置に実現させるためのビデオゲーム進行方法であって、
ユーザの操作に基づいて、ユーザに対して、前記ゲーム装置におけるゲームプレイに制約を設けるステップと、
前記制約に応じて前記ユーザのゲーム進行を制御するステップと
を有するビデオゲーム進行方法。
【0149】
[16] 通信ネットワークと、ユーザの操作を受け付ける入力装置を備えるゲーム装置と、該ゲーム装置と通信可能なサーバ装置とを備えるシステムにおいて実行されるビデオゲーム進行方法であって、
ユーザの操作に基づいて、ユーザに対して、前記ゲーム装置におけるゲームプレイに制約を設けるステップと、
前記制約に応じて前記ユーザのゲーム進行を制御するステップと
を有するビデオゲーム進行方法。