(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
前記弾性片主体と前記弾性支持部の間に固定軸が設けられ、前記固定溝は、前記固定軸を固定する軸孔をさらに含むことを特徴とする請求項5に記載のヘッドマウントディスプレイデバイス。
着脱モジュールであって、ヘッドマウントディスプレイデバイスのディスプレイデバイスが有する着脱素子と着脱可能とするために構成され、前記着脱素子は接続部及び前記接続部に設けられる固定部を含み、前記着脱モジュールは、
操作部及び駆動部を含むスライドノブと、ベースと、弾性片と、を含み、
前記ベースは、シュートと、接続溝とを含み、
前記シュートは、ベース内のシュートスペースと、前記シュートスペースからベースの外表面に伸びるように形成されるシュートノッチとを含み、前記操作部はシュートノッチにあり、前記駆動部はシュートスペースの内にあり、前記操作部によって、前記駆動部を駆動させてシュートスペースの内にスライドされ、
前記接続溝は、前記シュートに沿って拡張する接続スペースと、前記接続スペースからベースの外表面に伸びるように形成される接続ノッチと、接続溝の内に設けられ且つ前記接続スペースに連通される位置決め部とを含み、
前記弾性片は、前記シュートの内にあり、前記スライドノブに接続される、
ことを特徴とする着脱モジュール。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明の目的、技術手段及び利点をより明瞭にするために、以下に、実施形態及び図面を参照しながら本発明をより詳しく説明する。ここで記載される実施形態は、本発明を説明するためだけのものであって、本発明を制限するものではないと理解されるべきである。
【0013】
本発明の説明において、「第一」と「第二」は、ここでは記述目的で使用されており、相対的な重要性を指し又は暗示しまたは示される技術的特徴の数を暗示する意味がないと理解すべきである。このため、「第一」、「第二」と限定されている特徴は、一つまたはさらに多くの当該特徴を有することを明示または暗示していることになる。本発明の説明において、別途の明確的かつ具体的な限定がない限り、「複数」は二つまたはそれ以上を意味する。
【0014】
本発明の説明において、明確な規定と限定がない限り、「装着」、「互いに接続」、「接続」の意味は広く理解されるべきである。例えば、固定的な接続であってもよく、取り外し可能な接続であってもよく、または一体型接続であってもよく、機械的な接続であってもよく、電気的な接続または互いに通信可能であってもよく、直接的に接続されてもよく、または、中間媒体を介して間接的に接続されてもよく、二つの素子の内部が連通されてもよく、二つの素子の互いに作用関係であってもよい。当業者にとって、具体的な状況に応じて上記用語の本発明における具体的な意味を理解することができる。
【0015】
以下の説明は、本発明の異なる構造を実現するための複数の異なる実施形態または実施例を提供した。本発明を説明しやすくするために、以下の説明は特定の例の素子及び設定について説明する。言うまでもなく、それらは例示だけであり、本発明を制限するものではない。また、本発明は、異なる例示において、参照番号及び/又は参照文字を繰り替えしてもよく、これらの繰り替えは簡略化および明瞭を意図したものであり、それらは説明した様々な実施形態及び/又は設定の間の関係を指すものではない。さらに、本発明は様々な特定の技術及び材料の例を提供するが、当業者は他の技術の応用及び/又は他の材料の使用を意識することができる。
【0016】
図1は、本発明の好ましい実施例によるヘッドマウントディスプレイデバイスである。該ヘッドマウントディスプレイデバイスは、マルチメディア信号を出力して表示するためのディスプレイデバイス6と、音声信号を出力するためのイヤーピースデバイス7と、ディスプレイデバイス6とイヤーピースデバイス7の接続に用いられる接続機構8と、を含み、ディスプレイデバイス
6又はイヤーピースデバイス7は着脱素子をさらに含み、接続機構8は着脱モジュールをさらに含み、ディスプレイデバイス
6又はイヤーピースデバイス7の着脱素子によって着脱モジュールに取り外し可能に接続される。
【0017】
本発明によるヘッドマウントディスプレイデバイスは、接続機構において着脱モジュールを設けることによって、デバイスのモジュール化を実現し、異なる需要に応じて、都合よく分解かつ組み立てることができるため、デバイスの使用状態が多様に広がり、また、該モジュール分解は製品の携帯性を向上し、固定形状のヘッドマウントディスプレイデバイスに対して携帯スペースを有効的に省スペース化する
【0018】
以下、着脱モジュール及び着脱素子の異なる実施例について本発明の原理を説明する。
【0019】
[第一実施例]
図2〜
図6は、本発明の第一実施例による着脱モジュールである。該着脱モジュールは、操作部11及び駆動部12を含むスライドノブ1と、ベース2と、弾性片3と、着脱素子4とを含む。該ベース2は、ディスプレイデバイス6またはイヤーピースデバイス7の1つの一部分であってもよく、ベース2はシュート21と、接続溝22とを含む。該シュート21は、ベース2内のシュートスペース211と、シュートスペース211からベース2の外表面に伸びるように形成されるシュートノッチ212とを含み、操作部11はシュートノッチ212にあり、駆動部12はシュートスペース211の内にあり、操作部11によって、駆動部12を駆動させてシュートスペース211の内にスライドされる。該接続溝22は、シュート21に沿って拡張する接続スペース221と、接続スペース221からベース2の外表面に伸びるように形成される接続ノッチ222と、接続溝22の内に設けられる位置決め部223とを含む。該弾性片3は、シュート21の内にあり、スライドノブ1を接続する。該着脱素子4は、ディスプレイデバイス6またはイヤーピースデバイス7の1つの一部分であってもよい。着脱素子4は、接続スペース221に収容される接続部41と、接続部41に設けられる固定部42とを含み、該固定部42は位置決め部223に組み立てられるように構成される。
【0020】
スライドノブ1を操作する操作部11は、
図3における左右方向にスライドされることにより、スライドノブ1を駆動することができる駆動部12はシュートにおいて着脱素子4に当接されまたは当接されない位置(即ち、接続ノッチ222と位置合わせする位置、または接続ノッチ222と完全にずれる位置)にあり、着脱素子4の固定部42は位置決め部223に制限されることを実現して組み立てる固定状態に達し、及び、着脱素子4の固定部42を位置決め部223から離脱させることもでき取り外し可能な状態に達する。
【0021】
該実施例によるベース2は、円環状であり、これに応じて、該形状によく合わせるために、スライドノブ1の操作部11は、円環の外表面の弧度に応じた弧形であるが、本発明の着脱モジュールはこれに限定されていない。ベース2の形状は、具体的な製品の形状によって設定され得、これに応じて、ベース2の形状によく合わせるために、スライドノブ1の操作部11は、ベース2のシュートノッチ212が設けられる外表面と密着しかぶせて設けられ得る。
【0022】
該方法によって、二つのアセンブリーの組み立て及び取り外しを都合よく速く実現することができ、該着脱モジュールの応用は製品のモジュール化を実現することができる。
【0023】
以下、第一実施例による着脱モジュールの異なる実施形態によって原理をさらに説明する。
【0024】
<第一実施形態>
接続スペース221はシュート21の幅方向に沿って拡張する。スライドノブ1のシュート21でスライドする方向(
図3における左右方向)はシュートの長さの方向であり、これに応じて、該長さの方向と垂直な方向は、シュートの幅方向(
図4における左右方向)である。
図4〜図6に示すように、接続溝22の幅方向に沿う拡張距離d2は、着脱素子4の最大幅Dmaxより小さい。接続溝22の拡張距離d2とシュート幅d1の合計d1+d2は着脱素子4の最大幅Dmaxより大きい。
【0025】
装着の場合、スライドノブ1の操作部11にシュートの長さの方向に接続スペース221から離れる方向の作用力を加えるため、駆動部12はシュートスペース211及び接続スペース221と並列するシュートスペースX(
図3における破線からなるスペース)から離れてスライドする。該実施例において、スライドノブ1は、シュートスペースXから離れてスライドする過程において、弾性片3が圧縮変形され、接続ノッチ222と、それに対応するシュートノッチY(
図4における破線からなるスペース)とは、装着口を構成し、接続スペース221とシュートスペースXとは、装着スペースを構成する。着脱素子4は、接続部41及び固定部42でベース2と接合するように構成され、この時、装着口を通して装着スペースに入れる。装着スペースに入れ、固定部42をベース2の位置決め部223に組み立てた後、接続部41は接続スペース221に収容されることにより、シュートスペースXを解放し、この時、スライドノブ1の駆動部12は、弾性片3が変形によって形成される弾力の作用によって、シュートスペースXに戻り、接続部41を当接するため、固定部42は位置決め部223に制限される。そのため、着脱素子4は接続スペース221から離脱することができないので、
図2に示すように、固定組立を実現することができる。
【0026】
該実施形態の位置決め部223は制限溝の構造を採用する(該実施例において制限溝223を示す)。接続スペース221のシュートスペースXと対向する面で固定部42が収容される制限溝223を設ける。好ましい実施形態において、接続溝22は幅方向の拡張距離d2に沿って接続部41の幅に対応し、該対応は接続スペース221が接続部41にちょうど係合に収容されることを意味する。また、固定部42は制限溝223に係合された後、スライドノブ1の駆動部12をシュートスペースXに復帰させ、接続部41は接続スペース221に制限され、固定部42は制限溝223に固定され、着脱素子4はベース2に固定して接合されることを実現する。該実施例による係合形態は、組み立て後の製品の一体性を向上する。
【0027】
着脱素子4をベース2から取り外す時、スライドノブ1の操作部11にシュートの長さの方向に接続スペース221から離れる方向の作用力を加え、駆動部12は接続スペース221に対応するシュートスペースXから離れてスライドする。すなわち、着脱素子4は、装着スペースによって、固定部42を制限溝223から離脱させることができ、接続部11及び固定部42は装着口によって取り外され得る。
【0028】
他の実施形態において、
図18に示すように、固定部42は接続部41の長さの方向から伸びる一側または両側の突起構造であってもよい。それに応じて、位置決め部223は、接続部41の一側または両側の突起に対応して設けられる凹溝であってもよく、すなわち、前記長さの方向に接続スペース221の一対の側面であってもよい。該凹溝は、シュートスペース211に向かって通る開口を含み、すなわち、着脱素子4は、シュートノッチ212を通してシュートスペースXに伸びる。突起は開口の位置に合わせる時、すなわち、開口を通して凹溝にスライドして入ることができるため、接続部41は接続スペース221に入れられる。その後、シュートスペースXを開放し、スライドノブ1を弾性片3の復元力により、シュートスペースXに戻させるため、接続部41はシュートスペース211に制限され、突起は凹溝に制限され、そのため、固定組立を実現する。
【0029】
好ましくは、
図5に示すように、スライドノブ1の駆動部12は、フック13をさらに設ける。それに応じて、シュートスペース211にフック13に対応するスライドレール23が設けられるため、駆動部
12をシュートスペースXにスライドする時、シュート21から離脱しない。言うまでもなく、他の実施形態において、設けられる駆動部12の長さL1は、接続スペース221の長さL2より大きくてもよく、すなわち、駆動部12はシュート21から離脱しなくて接続スペース221に落ちない。
【0030】
<第二実施形態>
また、接続スペース221はシュート21の長さ方向に沿って拡張できる。接続溝22の拡張距離d2は接続部41の幅d3より大きいまたは同じである。
図7、8に示すように、この実施形態において、弾性片3は接続溝22に復帰する復元力をスライドノブ1に提供する。
【0031】
スライドノブ1にシュート21の長さ方向の作用力を加える時、スライドノブ1は接続溝22から離れてスライドし、この過程において、スライドノブ1は弾性片3を変形させる。ベース2と接合するように構成される着脱素子4の接続部41および固定部42は、接続ノッチ222を通して接続スペース221に入れられる。接続スペース221を入れた後、固定部42はベース2の位置決め部223に組み立てられ、一部の接続スペースを解放し、すなわち、d2-d3が対応するスペースを解放する。スライドノブ1は弾性片3の変形によって生成する回復力により、スライドノブ1を該解放する一部の接続スペースに戻させるため、固定部42は位置決め部223に制限され、固定組立を実現する。
【0032】
該実施形態の位置決め部223及び固定部42は第一実施形態を参照することができ、制限溝223の形態を採用することにおいて、シュート21と接続溝22とは一体化した槽体を形成し、すなわち、
図8に示すように、シュート21と接続溝22との平面図は、「I」のような形状を形成する。該実施形態において、接続溝22の拡張距離d2は接続部の幅d3と同じであってもよい。突起及び凹溝の手段を採用する時、
図9に示すように、シュート21と接続溝22との平面図は、「T」のような形状を形成する。着脱素子4の固定部42は、接続部41の長さの方向の一側または両側に設けられる。それに応じて、接続スペース221は凹溝223が一部に設けられるスペースを含み、着脱素子4は凹溝223が設けられるスペースを通して入れられる。固定部42は凹溝223の開口に対応する時、開口に沿って入れられ、接続部42は凹溝223からなる制限スペースに係合され、一部の接続スペースを解放し、すなわち、d2-d3が対応するスペースを解放する。スライドノブ1を弾性片3が変形によって生成する回復力により、該解放する一部の接続スペースに戻させるため、固定部42は位置決め部223に制限され、固定組立を実現する。
【0033】
<第三実施形態>
前記1つのスライドノブ1は弾性片3の回復力により、固定部42は位置決め部223に制限され、組み立てを実現する原理に基づいて、本発明の実施形態は、
図10、11、12に示すように、二つのスライドノブをさらに含むことができる。
【0034】
二つのスライドノブ1はシュート21のスライド方向に沿って並列するようにシュート21の内に設けられる。スライドノブ1は互いに離れる方向にシュート21でスライドして一部のシュートを解放し、接続溝22は解放したシュートの幅方向に沿って拡張するように設けられる。該実施例において、
図6に示す着脱素子4を例として説明する。それから、第一実施形態と類似し、接続溝22の該幅方向に沿う拡張距離は、着脱素子4の最大幅D
maxより小さい。接続溝22の拡張距離とシュート幅の合計は着脱素子4の最大幅D
maxより大きい。
【0035】
好ましい実施形態において、一つの弾性片3のみを設けることができ、該弾性片3の両端のそれぞれは、二つのスライドノブ1に接続される。具体的に、
図11に示すように、シュートスペース211の内に固定座31が設けられる。該実施例は「U」形に類似する弾性片3を採用し、該弾性片3は、二つの弾性アーム及び二つの弾性アームを接続する底部を含む。底部は固定座31に固定され、二つの弾性アームのそれぞれは、二つの駆動部12のスライド方向と垂直な側面に接続され、該側面はスライド方向に対向する外側面である。駆動部12のそれぞれは、二つの操作部11の互いに近くの端部に設けられる。該好ましい実施例において、初めの状態において、二つの駆動部12はシュート内に平行に密着される。弾性片3の両端のそれぞれは、駆動部12の互いに密着する側に対向する側に接続され、すなわち、外力をスライドノブ1に加えない時、二つのスライドノブ1は接続溝22に対応するシュート21領域を閉じる。二つのスライドノブ1を分離するための力を加える時、弾性片3が形変をし、二つのスライドノブ1を、着脱素子4の長さが十分に収容されるシュート21領域を解放するまで分離し、該領域は接続溝22に対応する。すなわち、接続ノッチ222と解放するシュート21領域のシュートノッチ212とは、装着口を構成し、接続スペース221と解放するシュート21領域のシュートスペース211とは、装着スペースを構成する。接続溝22の拡張距離とシュート幅の合計は着脱素子4の最大幅D
maxより大きいので、着脱素子4は装着口を通して装着スペースに入れることができる。着脱素子4の固定部42が接続溝22の位置決め部223に対応して収容される時、それらに対応するシュート21領域を解放し、スライドノブ1は弾性片3の回復力によって初めの状態に復帰する。この時、接続溝22の該幅方向に沿う拡張距離は、着脱素子4の最大幅D
maxより小さいので、着脱素子4は接続溝22に制限され得る。
【0036】
好ましくは、
図12に示すように、スライドノブ1の駆動部12は、フック13をさらに設ける。それに応じて、シュートスペース121にフック13に対応するスライドレール23が設けられるため、駆動部13を接続溝22に対応するシュート21領域にスライドする時、シュート21から離脱しない。
【0037】
[第二実施例]
図13、14に示すように、本発明の第二実施例による着脱モジュールは、弾性フック52と、圧着ネジ管53と、螺合ナット50と、固定ベース51とを含む。弾性フック52は、弾性片主体521と、弾性片主体521の両端のそれぞれに位置するフック部522及び弾性支持部523とを含む。圧着ネジ管53は、分割式の第一ネジ壁531を含む。螺合ナット50は、第一ネジ壁531と螺合可能な第二ネジ壁501を含む。固定ベース51は、第一ネジ壁531に対応する貫通溝511と、隣接する貫通溝511の間に設けられ、弾性支持部523を収容するように構成される固定溝512とを含む。第一ネジ壁531は固定ベース51の一側にあり、貫通溝511を通して他側の第二ネジ壁501を接続する。
【0038】
具体的に、固定ベース51は、枠514と、枠514内のセパレータ515とを含み、固定溝512は、セパレータ515から圧着ネジ管53の面に向いて伸びる二つの平面からなる収容スペースであってもよく、該スペースの内に弾性支持部523を収容するように構成される。それに応じて、圧着ネジ管53は、固定溝512に対応して開口532を設け、即ち、固定溝512に係合され得る。同時に、該開口532は圧着ネジ管53のネジ壁を分割式に形成する。圧着ネジ管53の分割される第一ネジ壁
531が貫通溝511を通して、螺合ナット50の第二ネジ壁502を螺合する時、弾性フック52の弾性支持部523が固定溝512内に収容され、フック部522は開口532と固定溝512との間の残留された空隙を通して圧着ネジ管53の外側に伸びるため、フック部522は外部を接続するための接続素子に係合され得る。例えば、本発明のヘッドマウントディスプレイデバイスのイヤーピースデバイスの結合部71は、接続素子として、フック部522に係合され得るステップおよびフック部522に制限される溝を設けることによって実現する。
【0039】
好ましくは、弾性フック52の弾性主体521と弾性支持部523の間に、固定軸524が設けられる。それに応じて、固定溝512は、前記固定軸524を固定する軸孔5121をさらに含む。
【0040】
以下、該実施形態による着脱モジュールの作動原理を説明する。
【0041】
螺合ナット50は圧着ネジ管53と螺合する状態にあるため、フック部522をイヤーピースデバイス7の結合部に入れることができる時、螺合ナット50を時計回りまたは反時計回りに回転し、螺合ナット50と圧着ネジ管53とを互いに近くさせる。螺合する過程において、圧着ネジ管53は、固定ベース51の貫通溝511の内で軸方向に移動する。螺合ナット50に向いて軸方向に移動する過程において、圧着ネジ管53の底部を押し動かして固定ベース51の固定溝512内の弾性支持部523に固定して、弾性支持部523を押し動かした後、固定軸524に沿って回転する。この時、フック部522は、圧着ネジ管53が弾性フック52を押し動かしてイヤーピースデバイス7の結合部71をチャッキングする位置に移動して、相対に閉じる。この時、イヤーピースデバイス7の装着過程を実現する。
【0042】
これを取り外す過程は、装着過程の時の回転方向と反対方向に螺合ナット50を回転すればよい。それにより、螺合ナット50と圧着ネジ管53を互いに離れ、すなわち、圧着ネジ管53は軸方向に沿って外側に移動する。同時に、フック部522は、弾性支持部523の作用によって相対に開く、最終的には、イヤーピースデバイス7の結合部71が取り外され得る開き角度に達する。
【0043】
好ましくは、ユーザが操作しやすいために、螺合ナット50の外輪表面にすべりにくい溝502が設けられる。螺合ナット50の環状は、操作部を構成し、操作部の内に第二ネジ壁
501を構成することが理解されるべきである。
【0044】
該実施例において、螺合ナット50は環状であり、第二ネジ壁
501は内輪表面に設けられ、圧着ネジ管53の第一ネジ壁531は外表面に設けられる。しかし、他の実施形態において、螺合ナットは、方形または円形の操作部および操作部中心から伸びる円柱体であってもよく、円柱体の外表面に第二ネジ壁
501が形成される。それに応じて、圧着ネジ管53の第一ネジ壁531は内表面に設けられる。
【0045】
以上の通り、
図15に示すように、本発明の好ましい実施例によるヘッドマウントディスプレイデバイス100は、それの接続機構8が
図16の組み立て形態を採用することができる。ディスプレイデバイス6の両端のそれぞれは、着脱素子64を接続し、該着脱素子64は前記実施例による着脱素子4を参考することができる。ここでの接続は、一体化の構造であってもよく、セパレート型組み立て構造であってもよいことが理解されるべきである(以下同様)。ディスプレイデバイス6の前端は、着脱素子64によって着脱可能に接続機構8のモジュールAに接続され得る。該モジュールAは、スライドノブ1A、弾性片3A、ベース2Aを含む。モジュールAは、着脱素子64と
接続されるように着脱モジュールを構成する。該構造及び原理は前記第一実施例の第一実施形態を参考することができ、詳しい説明がここで省略される。
【0046】
好ましくは、ヘッドマウントディスプレイデバイス100は、ヘッドマウントブラケット77をさらに含む。ヘッドマウントブラケットの両端のそれぞれは、着脱素子774を接続し、該着脱素子774は、前記実施例による着脱素子4を参考することができる。ヘッドマウントブラケット77は、着脱素子774によって着脱可能に接続機構8のモジュールBに接続され得る。該モジュールBは、スライドノブ1B、弾性片3B、ベース2Bを含む。該モジュールBは、着脱素子774と
接続されるように着脱モジュールを構成する。該構造及び原理は前記第一実施例の第三実施形態を参考することができる。
【0047】
イヤーピースデバイス7は、接続機構8を接続するための結合部71を含み、着脱モジュールCによって着脱可能なことを実現することができる。着脱モジュールCは、螺合ナット50、固定ベース51、弾性フック52及び圧着ネジ管53を含み、それの構造及び原理は前記第二実施例を参考することができる。
【0048】
好ましくは、
図16、17を参照して、該実施例の接続機構8は、ピン軸9をさらに含む。それに応じて、ベース2A、2Bは、貫通軸孔2A1、2B1を含む。ピン軸9は、前記貫通軸孔2A1、2B1を貫通してイヤーピースデバイス7を接続するように構成される。
【0049】
好ましくは、ピン軸9は歯形構造91を含み、
図3に示すように、貫通軸孔2A1の内壁が、歯形構造91と噛み合う噛合弾性片2A2を含む。噛合弾性片2A2とピン軸9における歯形構造91を合わせてダンピング機能付きの回転構造を形成する。具体的に、ピン軸9は制限部92をさらに含む。該制限部92は、ベース2Bの貫通軸孔2B1の内輪面のスナップフィット凹溝2B2に対応するスナップフィット突起92であり、ベース2Bを固定するように構成される。ベース2Aは、ピン軸9に対して回転する時、ベース2Bは、それに従って回転しない。該回転構造は、ディスプレイデバイス6のマウント角度を多角度に調整することを実現することができる。該回転構造は、ヘッドマウントブラケット77と重ね合わせることもできるため、収納しやすい。
【0050】
該実施例において、ピン軸9は、前記貫通軸孔2A1、2B1を貫通してイヤーピースデバイス7を接続する。具体的に、ピン軸9は、回転角軸93及び停止位置フック94をさらに含む。固定ベース51のセパレータ515の軸心に、回転角軸93と係合する貫通孔516と、停止位置フックに対応して係合する挟持溝517と、が設けられる。挟持溝517は貫通孔516の局部に沿って伸びる。停止位置フック94は、弾性形変の特性を有し、すなわち、貫通孔516を通す時、制限圧縮によって変形して閉じ、貫通孔516を通した後、
解放状態に戻り、挟持溝517を係合して固定組立を実現する。さらに、該着脱モジュールによってイヤーピースデバイス7を接続する。
【0051】
好ましい実施例によるヘッドマウントディスプレイデバイス100は、ユーザに多様な使用選択を提供する。ヘッドマウントブラケット77、イヤーピースデバイス7及びディスプレイデバイス6のそれぞれは、着脱モジュールB、C、Aによって接続機構8に装着される時、没入型ホームシアターなどを実現することができる。言うまでもなく、該モデルにおいて、ヘッドマウントブラケット77を採用しなくてもよい。音楽をきくのみの時、着脱モジュールAによって、ディスプレイデバイス6を取り外すことができる。異なるユーザの好みに対して、ヘッドマウントブラケット77を個性的にすることができる。また、異なる効果音、音質の需要に対して、イヤーピースデバイス7を個性的にして変更することができる。他の実施形態において、接続機構8は、着脱モジュールBを設けなくてもよく、着脱モジュールCによって直接に既存のヘッドマウントイヤーピースと組み合わせ、すなわち、同様にヘッドマウントブラケットを有する。
【0052】
他の実施形態において、前記着脱モジュールの組み立てる形態を柔軟に設けられ得、異なる製品の個性化の変更を実現する。
【0053】
以上は、本発明の好ましい実施形態に過ぎないが、本発明の保護範囲はこれに限定されない。本出願に開示された技術範囲を逸脱することなく、当業者が容易に得ることができる変化又は置換は、本発明の保護範囲に入るものと見なすべきである。