(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6554189
(24)【登録日】2019年7月12日
(45)【発行日】2019年7月31日
(54)【発明の名称】自動車両用投光装置の照明装置
(51)【国際特許分類】
F21S 41/675 20180101AFI20190722BHJP
F21S 41/16 20180101ALI20190722BHJP
F21S 41/176 20180101ALI20190722BHJP
F21S 45/47 20180101ALI20190722BHJP
F21V 29/503 20150101ALI20190722BHJP
F21V 29/74 20150101ALI20190722BHJP
F21W 102/10 20180101ALN20190722BHJP
F21Y 115/30 20160101ALN20190722BHJP
【FI】
F21S41/675
F21S41/16
F21S41/176
F21S45/47
F21V29/503
F21V29/74
F21W102:10
F21Y115:30
【請求項の数】15
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2017-568036(P2017-568036)
(86)(22)【出願日】2016年6月21日
(65)【公表番号】特表2018-519640(P2018-519640A)
(43)【公表日】2018年7月19日
(86)【国際出願番号】AT2016050216
(87)【国際公開番号】WO2017000009
(87)【国際公開日】20170105
【審査請求日】2018年2月15日
(31)【優先権主張番号】A50572/2015
(32)【優先日】2015年6月30日
(33)【優先権主張国】AT
(73)【特許権者】
【識別番号】593045569
【氏名又は名称】ツェットカーヴェー グループ ゲーエムベーハー
(74)【代理人】
【識別番号】100080816
【弁理士】
【氏名又は名称】加藤 朝道
(74)【代理人】
【識別番号】100098648
【弁理士】
【氏名又は名称】内田 潔人
(74)【代理人】
【識別番号】100119415
【弁理士】
【氏名又は名称】青木 充
(72)【発明者】
【氏名】マイヤー、マティアス
【審査官】
杉浦 貴之
(56)【参考文献】
【文献】
特開2012−221760(JP,A)
【文献】
特開2014−225411(JP,A)
【文献】
特開平08−055501(JP,A)
【文献】
国際公開第2014/008523(WO,A1)
【文献】
特開2007−005090(JP,A)
【文献】
特開2009−259654(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F21S 41/675
F21S 41/16
F21S 41/176
F21S 45/47
F21V 29/503
F21V 29/74
F21W 102/10
F21Y 115/30
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
自動車両用投光装置の照明装置(1)であって、
照明装置(1)は、
・可視光を放射する少なくとも1つの発光モジュール(2)、
・発光モジュール(2)の光を偏向及び/又は整形する少なくとも1つの光学構造体(3)、及び、
・発光モジュール(2)と結合され、少なくとも1つの光学構造体(3)を支持する保持モジュール(4)
を含み、
発光モジュール(2)は少なくとも1つのレーザ光源(2a)及び光変換要素(2b)を含み、
少なくとも1つのレーザ光源(2a)の光は光変換要素(2b)に導かれ、光変換要素(2b)はその光を可視光に変換して光学構造体(3)内に放射し、
保持モジュール(4)は少なくとも第1及び第2案内手段(4b’、4h)を有し、
光学構造体(3)は、第1案内手段(4b’)によって第1方向(x)に、第2案内手段(4h)によって第2方向(z)に、光変換要素(2b)に対しシフト可能であり、
第1方向(x)と第2方向(z)は互いに対し異なる方向であり、
発光モジュール(2)は、レーザ光源(2a)及び光変換要素(2b)を取り囲むハウジング(2c)を含み、
保持モジュール(4)は、担持要素(4b)及びアダプタ要素(4a)を含み、
担持要素(4b)は、光学構造体(3)を受容するよう構成され、アダプタ要素(4a)は、ハウジング(2c)に固定的に結合可能であり、
担持要素(4b)は、第1案内手段(4b’)によってアダプタ要素(4a、4a’)に係合しかつアダプタ要素(4a)に対しシフト可能であり、
第1方向(x)及び/又は第2方向(z)におけるシフト位置は、夫々、調節ネジ(8a、8b)によって固定可能であり、
担持要素(4b)は、第1調節ネジ(8a)を受容するための孔を有し、
第1調節ネジ(8a)は、アダプタ要素(4a)のネジ部に、又は、アダプタ要素(4a)のネジ部及び発光モジュール(2)のハウジング(2c)のネジ部に螺合し、
担持要素(4b)と発光モジュール(2)の間に配置された第1弾性要素(7a)は、担持要素(4b)を第1調節ネジ(8a)のネジ頭の方向における停止位置に押し付ける、
照明装置(1)。
【請求項2】
請求項1に記載の照明装置(1)において、
第2案内手段(4h)は、担持要素(4b)に設けられ、
光学構造体(3)は、第2案内手段(4h)によって担持要素(4b)に対しシフト可能である、
照明装置(1)。
【請求項3】
請求項1又は2に記載の照明装置(1)において、
第1方向(x)と第2方向(z)は互いに対し直角に配向されている、
照明装置(1)。
【請求項4】
請求項1〜3の何れかに記載の照明装置(1)において、
第1弾性要素(7a)は、発光モジュール(2)と担持要素(4b)の間に配置され、第1調節ネジ(8a)の周囲を取り囲む、中空シリンダ状のゴム要素である、
照明装置(1)。
【請求項5】
請求項1〜4の何れかに記載の照明装置(1)において、
アダプタ及び/又は発光モジュール(2)のハウジングは、第1弾性要素(7a)の弾性力の方向における担持要素(4b)のシフト運動を制限する第1ストッパ(4d)を有する、
照明装置(1)。
【請求項6】
請求項1〜5の何れかに記載の照明装置(1)において、
発光モジュール(2)と担持要素(4b)の間に、第1弾性要素(7a)の弾性力の方向の反対側への担持要素(4b)のシフト運動を制限する第2ストッパ(4g)が設けられている、
照明装置(1)。
【請求項7】
請求項1〜6の何れかに記載の照明装置(1)において、
第2案内手段は、担持要素(4b)に設けられており、
光学構造体(3)は、第2案内手段(4h)によって担持要素(4b)に対しシフト可能である、
照明装置(1)。
【請求項8】
請求項7に記載の照明装置(1)において、
第2案内手段(4h)は、担持要素(4b)から突設された少なくとも1つの案内レールを有し、該案内レールには光学構造体(3)がシフト可能に支持されており、
案内レールの突出端部には、案内レールに固定可能な終端要素(9)が設けられており、該終端要素(9)は、案内レールの突出端部の方向への光学構造体(3)の運動を制限するものであり、
担持要素(4b)には、光学構造体(3)を案内レールの突出端部の方向に押し付ける第2弾性要素(7b)が係合し、
終端要素(9)は、光学構造体(3)を第2弾性要素(7b)の弾性力に抗してシフト可能にする第2調節ネジ(8b)を有する、
照明装置(1)。
【請求項9】
請求項8に記載された照明装置(1)において、
光学構造体(3)は、第2調節ネジ(8b)の係合部分が当接する調整斜面(3a)を有し、
調整斜面(3a)と該係合部分は、第2調節ネジ(8b)の軸方向のシフトが第2方向(z)又はその反対方向への光学構造体(3)のシフト運動に変換されるよう、構成されている、
照明装置(1)。
【請求項10】
請求項9に記載された照明装置(1)において、
第2調節ネジ(8b)は、終端要素(9)を貫通通過し、
終端要素(9)の1つの側面に第2調節ネジ(8b)のネジ頭が配置されており、かつ、該側面に対向する側面に前記係合部分が配置されており、
該係合部分は、終端要素(9)に指向する係合面(8b’)を有する、
照明装置(1)。
【請求項11】
請求項8〜10の何れかに記載の照明装置(1)において、
第1調節ネジ(8a)と第2調節ネジ(8b)は、互いに対し実質的に平行に配向されている、
照明装置(1)。
【請求項12】
請求項1〜11の何れかに記載の照明装置(1)において、
発光モジュール(2)には、第1及び第2方向(x、z)におけるシフト位置のニュートラル位置を表す複数の基準マーキング(10)が設けられており、
複数の基準マーキング(10)は、少なくとも1つの共通の方向(BR)から視認可能である、
照明装置(1)。
【請求項13】
請求項1〜12の何れかに記載の照明装置(1)において、
光学構造体(3)は、レンズ及び/又はリフレクタを含む、
照明装置(1)。
【請求項14】
請求項1〜13の何れかに記載の照明装置(1)において、
別体の冷却体(5)が発光モジュール(2)に設けられている、
照明装置(1)。
【請求項15】
少なくとも1つの請求項1〜14の何れかに記載の照明装置(1)を有する自動車両用投光装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、自動車両用投光装置の照明装置であって、該照明装置は、可視光を放射する少なくとも1つの発光モジュール、発光モジュールの光を偏向及び/又は整形する少なくとも1つの光学構造体、及び、発光モジュールと結合され、少なくとも1つの光学構造体を支持する保持モジュールを含み、発光モジュールは少なくとも1つのレーザ光源及び光変換要素を含み、少なくとも1つのレーザ光源の光は光変換要素に導かれ、光変換要素はその光を可視光に変換して光学構造体内に放射する、照明装置に関する。
【0002】
本発明は、更に、少なくとも1つの本発明の照明装置を有する自動車両用投光装置に関する。
【背景技術】
【0003】
発光モジュールがそれに後置された光学構造体に固定的に結合されている照明装置であって、光学構造体が発光モジュールから放射された光を例えば道路に投射するものは、従来技術から既知になっている。従って、それによって形成される光像は、発光モジュールの光分布にも、光学構造体の光学特性にも依存する。例えば公差の不正確性に起因して発光モジュールや光学構造体の製造の際に生成し得る又は発光モジュールに対する光学構造体の不正確な位置決めによって引き起こされ得るエラーは、所望の光像からのずれをもたらす。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
それゆえ、本発明の課題は、当該照明装置の個々のコンポーネントが何らかの製造不正確性を含み得る場合であっても、所望の光像を簡単な方法で形成可能な照明装置を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の一視点により、自動車両用投光装置の照明装置が提供される。
照明装置は、
・可視光を放射する少なくとも1つの発光モジュール、
・発光モジュールの光を偏向及び/又は整形する少なくとも1つの光学構造体、及び、
・発光モジュールと結合され、少なくとも1つの光学構造体を支持する保持モジュール
を含み、
発光モジュールは少なくとも1つのレーザ光源及び光変換要素を含み、
少なくとも1つのレーザ光源の光は光変換要素に導かれ、光変換要素はその光を可視光に変換して光学構造体内に放射し、
保持モジュールは少なくとも第1及び第2案内手段を有し、
光学構造体は、第1案内手段によって第1方向に、第2案内手段によって第2方向に、光変換要素に対しシフト可能であり、
第1方向と第2方向は互いに対し異なる方向であり、
発光モジュールは、レーザ光源及び光変換要素を取り囲むハウジングを含み、
保持モジュールは、担持要素及びアダプタ要素を含み、
担持要素は、光学構造体を受容するよう構成され、アダプタ要素は、ハウジングに固定的に結合可能であり、
担持要素は、第1案内手段によってアダプタ要素に係合しかつアダプタ要素に対しシフト可能であり、
第1方向及び/又は第2方向におけるシフト位置は、夫々、調節ネジによって固定可能であり、
担持要素は、第1調節ネジを受容するための孔を有し、
第1調節ネジは、アダプタ要素のネジ部に、又は、アダプタ要素のネジ部及び発光モジュールのハウジングのネジ部に螺合し、
担持要素と発光モジュールの間に配置された第1弾性要素は、担持要素を第1調節ネジのネジ頭の方向における停止位置に押し付ける(形態1・基本構成)。
【発明を実施するための形態】
【0007】
光を放射する光変換要素に対し光学構造体をシフトすること、かくして、光変換要素の、光変換要素における光分布の中心の及び光学構造体の誤った位置を補償することが、本発明により可能になる。
【0008】
第1方向及び第2方向に沿ったシフトとは、典型的には、直線的(直進的)運動である。少なくとも1つのレーザ光源の光は、光変換要素に直接的に向けられることができ、又は幾つかの光学素子を介して光変換要素に向けられることができる。
【0009】
有利には、発光モジュールはレーザ光源及び光変換要素を取り囲むハウジングを含み、保持モジュールは光学構造体を受容するよう構成された担持要素を含み、担持要素は第1案内手段によってハウジングに対しシフト可能であり、第1案内手段はハウジングに直接係合するよう、構成可能である。第1案内手段とは、例えば、担持要素が相応の突出部によって嵌り込む、ハウジングの外側領域に配することが可能なレール状の案内溝である。かくして、格別にコスト的に有利で、コンパクトでかつ簡単な構造が得られる。
【0010】
これの代わりに、発光モジュールはレーザ光源及び光変換要素を取り囲むハウジングを含み、保持モジュールは担持要素及びアダプタ要素を含み、担持要素は光学構造体を受容するよう構成され、アダプタ要素はハウジングに固定的に結合可能であり、担持要素は第1案内手段によってアダプタ要素に係合しかつアダプタ要素に対しシフト可能であるよう、構成可能である。アダプタ要素を設けることによって、多くの種々異なる発光モジュールを本発明の照明装置のために使用することが可能になるが、これは、アダプタ要素は簡単な方法でそのような発光モジュールの夫々と固定的に結合することができるからである。
【0011】
ハウジング又はアダプタ(要素)に対するシフトとは、勿論、光変換要素に対するシフトを暗示している。
【0012】
格別に簡単な構造の照明装置を達成するために、第2案内手段は担持要素に設けられ、光学構造体は第2案内手段によって担持要素に対しシフト可能であるよう、構成可能である。
【0013】
とりわけ、第1方向と第2方向は互いに対し直角に配向されるよう、構成可能である。これによって格別に効率的な設定が可能になる。この場合、両者の方向への運動は互いに対し線形的に非依存的であり、かくして不所望の相互作用を回避することができる。「互いに対し直角に配向され」という表現は、本開示の枠内においては、(両者の方向の間の)なす角が85°〜95°の範囲にある配置と理解される。
【0014】
第1方向及び/又は第2方向におけるシフト位置は夫々調節ネジによって固定可能であると、格別に好都合であり得る。とりわけ、この場合、担持要素は第1調節ネジを受容するための孔を有し、第1調節ネジはアダプタ要素のネジ部及び/又は発光モジュールのハウジングのネジ部に螺合し、担持要素と発光モジュールの間に配置された第1弾性要素は担持要素を第1調節ネジのネジ頭の方向において停止位置に押し付けるよう、構成可能である。これによって、第1方向への光学構造体の格別に強固(ないし堅固:robust)かつ同時に簡単な(位置)調整を達成することができる。発光モジュールにアダプタ要素が配されている場合、弾性要素は、勿論、アダプタ(要素)と担持要素の間にも配設可能である。第1弾性要素の格別に実用的な形態は、第1弾性要素が発光モジュールと担持要素の間に配置され、第1調節ネジの周囲を取り囲む、中空シリンダ状のゴム要素であることによって、達成可能である。
【0015】
第1調節ネジの過誤による完全な螺脱(Herausschrauben)を阻止(予防)するために、アダプタ(要素)及び/又は発光モジュールのハウジングは第1弾性要素の弾性力の方向における担持要素のシフト運動を制限する第1ストッパを有するよう、構成可能である。担持要素の対応する面が第1ストッパに当接するまで調節ネジが螺脱されると、調節ネジの更なる螺脱は担持要素の更なる運動には至らず、かくして、最大の偏位(Auslenkung)が認識可能になる。
【0016】
第1弾性要素の押し潰しないし破壊を阻止するために、発光モジュールと担持要素の間に、第1弾性要素の弾性力の方向の反対側への担持要素のシフト運動を制限する第2ストッパが設けられるよう、構成可能である。
【0017】
第2案内手段は担持要素に設けられており、光学構造体は第2案内手段によって担持要素に対しシフト可能であると、格別に好都合であり得る。更に、第2案内手段は担持要素から突設された少なくとも1つの案内レールを有し、該案内レールには光学構造体がシフト可能に支持されており、案内レールの突出端部には案内レールに固定可能な終端要素が設けられており、該終端要素は案内レールの突出端部の方向への光学構造体の運動を制限するものであり、担持要素には光学構造体を案内レールの突出端部の方向に押し付ける第2弾性要素が係合し、終端要素は光学構造体を第2弾性要素の弾性力に抗してシフト可能にする第2調節ネジを有するよう、構成可能である。これによって、第2方向に光学構造体をシフトするための格別に強固(ないし確実)かつ同時に簡単な構造が得られる。
【0018】
光学構造体は第2調節ネジの部分(以下においては「係合部分」と称する。)が当接する調整斜面を有し、調整斜面と該係合部分は第2調節ネジの軸方向のシフトが第2方向又はその反対方向への光学構造体のシフト運動に変換されるよう構成されていると、とりわけ好都合であり得る。係合部分は有利には円錐状に構成されている。この場合、第2調節ネジは終端要素を貫通通過し、終端要素の1つの側面に第2調節ネジのネジ頭が配置されておりかつ該側面に対向する側面に係合部分が配置されており、係合部分は終端要素に指向する係合面(係止面)を有し、有利には該ネジ頭は同様に終端要素に指向する係合面(係止面)を有すると、とりわけ有利であり得る。これらの係合面(係止面)は夫々の運動を制限する。
【0019】
利用者又はロボットアームにより操作される調節工具による格別に簡単な調節を可能にするために、第1調節ネジと第2調節ネジは互いに対し実質的に平行に配向されるよう、構成可能である。これによって、両者の調節ネジの調節を共通の方向から行うことができる。
【0020】
調節プロセスを容易化するために及び手動(手操作)による適合化のためのスタート値を提案するために、発光モジュールには、第1及び第2方向におけるシフト位置のニュートラル位置を表す複数の基準マーキングが設けられ、複数の基準マーキングは、有利には第2調節ネジに対し平行に配向された少なくとも1つの共通の方向から視認可能であるよう、構成可能である。ニュートラル位置とは、第1及び第2方向に沿った光変換要素に対する光学構造体の位置であって、照明装置全体が製造及び組立不正確性がない場合に、所望の光像が達成されるような位置である。
【0021】
とりわけ、光学構造体は、レンズ及び/又はリフレクタ、とりわけレンズを有するハイパボリック型リフレクタ(hyperbolisch Reflektor)、を含むことが可能である。
【0022】
更に、別体の冷却体を発光モジュールに設けることも可能である。
【0023】
更に、本発明は、少なくとも1つの本発明の照明装置を有する自動車両用投光装置(前照灯等)に関する。
【0024】
以下に本発明の好ましい実施の形態を示す。
(形態1)上記基本構成参照。
(形態2)形態1の照明装置において、発光モジュールは、レーザ光源及び光変換要素を取り囲むハウジングを含み、
保持モジュールは、光学構造体を受容するよう構成された担持要素を含み、
担持要素は、第1案内手段によってハウジングに対しシフト可能であり、
第1案内手段は、ハウジングに直接係合することが好ましい。
(形態3)形態1又は2の照明装置において、第2案内手段は、担持要素に設けられ、
光学構造体は、第2案内手段によって担持要素に対しシフト可能であることが好ましい。
(形態4)形態1〜3の何れかの照明装置において、第1方向と第2方向は互いに対し直角に配向されていることが好ましい。
(形態5)形態1〜4の何れかの照明装置において、第1弾性要素は、発光モジュールと担持要素の間に配置され、第1調節ネジの周囲を取り囲む、中空シリンダ状のゴム要素であることが好ましい。
(形態6)形態1〜5の何れかの照明装置において、アダプタ及び/又は発光モジュールのハウジングは、第1弾性要素の弾性力の方向における担持要素のシフト運動を制限する第1ストッパを有することが好ましい。
(形態7)形態1〜6の何れかの照明装置において、発光モジュールと担持要素の間に、第1弾性要素の弾性力の方向の反対側への担持要素のシフト運動を制限する第2ストッパが設けられていることが好ましい。
(形態8)形態1〜7の何れかの照明装置において、第2案内手段は、担持要素に設けられており、
光学構造体は、第2案内手段によって担持要素に対しシフト可能であることが好ましい。
(形態9)形態8の照明装置において、第2案内手段は、担持要素から突設された少なくとも1つの案内レールを有し、該案内レールには光学構造体がシフト可能に支持されており、
案内レールの突出端部には、案内レールに固定可能な終端要素が設けられており、該終端要素は、案内レールの突出端部の方向への光学構造体の運動を制限するものであり、
担持要素には、光学構造体を案内レールの突出端部の方向に押し付ける第2弾性要素が係合し、
終端要素は、光学構造体を第2弾性要素の弾性力に抗してシフト可能にする第2調節ネジを有することが好ましい。
(形態10)形態9の照明装置において、光学構造体は、第2調節ネジの係合部分が当接する調整斜面を有し、
調整斜面と該係合部分は、第2調節ネジの軸方向のシフトが第2方向又はその反対方向への光学構造体のシフト運動に変換されるよう、構成されていることが好ましい。
(形態11)形態10の照明装置において、第2調節ネジは、終端要素を貫通通過し、
終端要素の1つの側面に第2調節ネジのネジ頭が配置されており、かつ、該側面に対向する側面に前記係合部分が配置されており、
該係合部分は、終端要素に指向する係合面を有することが好ましい。
(形態12)形態9〜11の何れかの照明装置において、第1調節ネジと第2調節ネジは、互いに対し実質的に平行に配向されていることが好ましい。
(形態13)形態1〜12の何れかの照明装置において、発光モジュールには、第1及び第2方向におけるシフト位置のニュートラル位置を表す複数の基準マーキングが設けられており、
複数の基準マーキングは、少なくとも1つの共通の方向から視認可能であることが好ましい。
(形態14)形態1〜13の何れかの照明装置において、光学構造体は、レンズ及び/又はリフレクタを含むことが好ましい。
(形態15)形態1〜14の何れかの照明装置において、別体の冷却体が発光モジュールに設けられていることが好ましい。
(形態16)少なくとも1つの形態1〜15の何れかの照明装置を有する自動車両用投光装置も好ましい。
本発明は、以下に、図面に記載された例示的かつ非限定的実施例を用いて詳細に説明されている。
なお、特許請求の範囲に付記した図面参照符号は専ら発明の理解を助けるためのものに過ぎず、本発明を図示の態様に限定することは意図していない。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【
図4】発光モジュールと、発光モジュールに配されたアダプタ要素の一例の斜視図。
【
図5】発光モジュールと、アダプタ要素に係合する(ないしアダプタ要素を掴持する)担持要素の一例の斜視図。
【
図8】
図7において、更に、光学構造体の一例が担持要素に受容された様子を示す図。
【
図9】
図7及び
図8において、更に、終端要素の一例が配された様子を示す図。
【実施例】
【0026】
図1は、自動車用投光装置(前照灯等)のための本発明の照明装置1の一例を斜視図で示す。照明装置1は、可視光を放射するための少なくとも1つの発光モジュール2と、発光モジュール2の光を偏向及び/又は整形する光学構造体3を有する。光学構造体3は図示の実施例ではリフレクタとして構成されている。また、光学構造体3は、少なくとも1つのレンズ、(複数の)レンズ及び/又は(複数の)リフレクタの組み合わせ、又は照明目的の光像の形成に適合する原理的に任意のその他の光学コンポーネントからなるレンズシステムであり得る。照明装置1は、更に、発光モジュール2に結合された保持モジュール4を有する。保持モジュール4は、図示の実施例では、2つのコンポーネント即ちアダプタ4a及び担持要素4bを有し、これらは以下に説明する態様で協働する。保持モジュール4は、光学構造体3をシフト可能に受容するよう構成されている。とりわけ
図3(これは発光モジュール2の一例の模式図を示す。)において見出すことができるように、発光モジュール2は少なくとも1つのレーザ光源2a及び光変換要素2b(例えば蛍光体(Phosphor))を含み、少なくとも1つのレーザ光源2aの光は光変換要素2bに導かれ、光変換要素2bはレーザ光を可視光に変換して光学構造体3内に放射する。現行の発光モジュール2は、しばしば、夫々のレーザ光が束ねられて1つの光変換要素2bに導かれる複数のレーザ光源2aを含む。
【0027】
保持モジュール4は、後続する(
図2以降の)図(複数)に基づき更に詳細に説明されるように、案内手段4b’及び4hを有する。これらの案内手段によって、光学構造体3は、光変換要素2bに対し第1方向x及び第2方向zにシフトされることができる。第1方向xと第2方向zは互いに相違する(互いに異なる方向である)。
【0028】
図2は、発光モジュール2の一例を斜視図で示す。この発光モジュール2はその電子的コンポーネントを冷却する冷却体5を付加的に有する。なお、冷却体5は後続する図においては見易さの観点から図示されていない。レーザ光源2aは、光変換要素2bが嵌め込まれているハウジング2cによって取り囲まれている。
【0029】
図4は、発光モジュール2とこれに配されたアダプタ要素4aの一例を斜視図で示す。アダプタ要素4aは、発光モジュール2に外嵌され、例えばネジ4c又はその他の適切な手段によって発光モジュール2に固定される。かくして、アダプタ要素4aは発光モジュール2に固定的に結合される。アダプタ要素4aは、更に、
図5及び
図6に示された第1弾性要素7aの弾性力の方向において、担持要素4bのシフト運動を制限する第1ストッパ4dを有する。この第1ストッパ4dは、典型的には担持要素4bの組付け後に配されるものであり、図示の実施例ではネジとして構成されている。アダプタ要素4aは、その互いに向かい合う(2つの)側部に夫々1つの凹部(ないし溝部)4a’を有する。凹部4a’は、当該凹部4a’に嵌り込む担持要素4bの嵌合部分4b’を受容及び案内するよう構成されている。第1案内手段は、凹部4a’への嵌合部分4b’の嵌り込みによって構成されている。第1方向xにおける保持モジュール4の案内を可能にする他の任意の構成及び可能性も当業者には勿論既知である。例えば、アダプタ要素4aには、担持要素4bの対応する案内溝に嵌り込む凸部を凹部4b’の代わりに設けることも可能であろう。更に、例えば発光モジュール2が担持要素4bの案内手段4b’に対応するコンポーネントを、とりわけ凸部又は凹部を既に備えている場合、アダプタ要素4aが省略可能でありかつ担持要素4bが直接的に発光モジュール2を掴持する実施形態も考えられる。
【0030】
図5は、発光モジュール2と、アダプタ要素4aに取り付けられた担持要素4bの一例を斜視図で示す。担持要素4bは、第1方向xにおいてシフト可能にアダプタ要素4aに支持されており、担持要素4bが外側に(外れる方向に)最大に導かれた(シフトされた)場合に第1ストッパ4dに接触し、以って、第1方向xへの更なるシフトを阻止するよう構成された突出部4c[4e]を有する。担持要素4bは、更に、第1調節ネジ8aを受容する孔4fを有する。調節ネジ8aは、アダプタ要素4aのネジ部及び/又は発光モジュール2のハウジング2cのネジ部に螺入する。アダプタ要素4aと発光モジュール2の間には第1弾性要素7aが配されている。第1弾性要素7aは、担持要素4bを調節ネジ8aのネジ頭の方向における停止位置に押し付けるよう構成されており、発光モジュール2ないしアダプタ要素4aと担持要素4bの間に配置され、第1調節ネジ8aの周囲を取り囲む、中空シリンダ状のゴム要素として構成されている。
図6は、これについての詳細例(部分拡大図)を示す。
【0031】
図6では、発光モジュール2ないしアダプタ要素4aと担持要素4bの間に配置されておりかつ第1弾性要素7aの弾性力の方向の反対側への担持要素4bのシフト運動を制限する第2ストッパ4gを見出すことができる。これによって、弾性要素7aの過大な押し付け及びそれに起因する損傷を予防(防止)することができる。両者のストッパ4d及び4gによって、ハウジング2c及びそれに設けられた光変換要素2bに対する担持要素4bのシフトの調節範囲を有効な(合理的な)範囲に制限することができる。
【0032】
第2方向zにおける光学構造体3のシフトのために、担持要素4bに設けられた第2案内手段4hが設けられている。これについては、以下に、
図7〜
図9を参照して詳細に説明する。
【0033】
第2案内手段4hは、図示の実施例では、担持要素4bから突設された2つの案内レールから構成されており、該案内レールは光学構造体3を第2方向zにおいてシフト可能に支持するよう構成されている。第2案内手段4hは、それによって第2方向zにおける案内が可能である限りにおいて、異なるように構成されることも勿論可能である。光学構造体3は案内レール4hにシフト可能に支持されている。更に、
図9に示されているように、終端要素9が案内レール4hの突出端部に設けられている(ないし案内レール4hの(突出)端部に固定可能である)。終端要素9は案内レールの(突出)端部の方向への光学構造体3の運動を制限する。終端要素9は当該終端要素9を貫通通過する第2調節ネジ8bを有する。終端要素9の1つの側部には、第2調節ネジ8bのネジ頭が配されており、その反対側の側部には、図示の実施例では円錐状に構成されている(第2調節ネジ8bの)係合部分が配されている。係合部分は終端要素9に向けられた係合面(係止面)8b’’を有し、係合面(係止面)8b’’によって、終端要素9に対する第2調節ネジ8bの最大の(位置)変位が制限される。更に、ネジ頭には、終端要素9に指向する更なる係合面(係止面)8b’が設けられるよう、構成可能である。そのような場合、終端要素9は2つの部分から構成可能であり、これら2つの部分の間に第2調節ネジ8bが受容されかつ包囲される。終端要素9を案内レール4hに配置するネジ結合は、当該2つの部分の固定的結合に寄与することができる。
【0034】
図8に良好に見出すことができるように、光学構造体3は第2調節ネジ8bの係合部分が当接する調整斜面3aを有し、調整斜面3aと(円錐状)係合部分は第2調節ネジ8bの軸方向のシフトが第2方向z又はその反対方向への光学構造体3のシフト運動に変換されるよう構成されている。
【0035】
図7に、担持要素4bに設けられた第2弾性要素7bを見出すことができる。第2弾性要素7bは光学構造体3を案内レール4hの(突出)端部の方向に押し付ける。これによって、調整斜面3aが第2調節ネジ8bの(円錐状)係合部分に向かって押し付けられ、かくして、光学構造体3の定義された停止位置が確定(固定)されることが保証される。第2弾性要素7bは有利な態様で担持要素4bの凹部に着座し(
図5において良好に見出すことができる)、かくして、一方では、弾性要素7bの位置は横方向に関し(lateral)固定される。付加的に、弾性要素7bの過大な押し付け及びそれに基づく損傷を阻止することができる。なぜなら、担持要素4bは、光学構造体3のシフト運動を、弾性要素7bの弾性力(の方向)の反対方向において制限するからである。
【0036】
図5、
図7、
図8及び
図9に見出すことができるように、保持モジュール4には、図示の実施例では具体的には担持要素4bには、第1ないし第2方向におけるシフト位置のニュートラル位置を表す複数の基準マーキング10が設けられている。有利には、複数の基準マーキング10は少なくとも1つの共通の注視方向BRから視認可能である。これらの基準マーキング10は例えば刻み目として又は突出部としても構成可能である。
【0037】
これについては、例えば、本発明の照明システム1を組立状態で示す
図1において良好に見出すことができる。この場合、調節ネジ8a及び8bは互いに対し平行に配向されており、かくして、調節ネジ8a及び8bは、異なる方向からのアプローチを要することなく、簡単な態様で利用者によってアクセスされることができる。
【0038】
本発明の照明装置1は、光変換要素2bに対する光学構造体3の位置調整を簡単な方法で可能にし、しかも、既述の第1及び第2方向x、zにおけるシフトを可能にする。ここで、第1及び第2方向x、zは相互に異なる方向であり、有利には互いに対し直角に配向されている。本発明の照明装置1を有する自動車用投光装置の場合、2つの方向x及びzは、有利には、自動車用投光装置が自動車に組込まれた状態において方向xが自動車の主走行方向(いわゆる自動車長手軸)に一致し、方向zが垂直(鉛直)軸(いわゆる車高軸)に相当するよう、選択される。
【0039】
本発明の教示を考慮することにより、当業者は、本発明の図示されていない他の実施形態に想到することができる。従って、本発明は図示の実施形態には限定されない。重要であるのは、当業者によって本書の知見の下で種々の態様で実施可能であるが、それ自体は不変に留まる本発明の基礎をなす思想である。
以下の本発明の態様を付記する。
(付記1)自動車両用投光装置の照明装置。照明装置は、
・可視光を放射する少なくとも1つの発光モジュール、
・発光モジュールの光を偏向及び/又は整形する少なくとも1つの光学構造体、及び、
・発光モジュールと結合され、少なくとも1つの光学構造体を支持する保持モジュール
を含む;
発光モジュールは少なくとも1つのレーザ光源及び光変換要素を含む;
少なくとも1つのレーザ光源の光は光変換要素に導かれ、光変換要素はその光を可視光に変換して光学構造体内に放射する;
保持モジュールは少なくとも第1及び第2案内手段を有する;
光学構造体は、第1案内手段によって第1方向に、第2案内手段によって第2方向に、光変換要素に対しシフト可能である;
第1方向と第2方向は互いに対し異なる方向である。
(付記2)上記の照明装置において、発光モジュールは、レーザ光源及び光変換要素を取り囲むハウジングを含む;
保持モジュールは、光学構造体を受容するよう構成された担持要素を含む;
担持要素は、第1案内手段によってハウジングに対しシフト可能である;
第1案内手段は、ハウジングに直接係合する。
(付記3)上記の照明装置において、発光モジュールは、レーザ光源及び光変換要素を取り囲むハウジングを含む;
保持モジュールは、担持要素及びアダプタ要素を含む;
担持要素は、光学構造体を受容するよう構成され、アダプタ要素は、ハウジングに固定的に結合可能である;
担持要素は、第1案内手段によってアダプタ要素に係合しかつアダプタ要素に対しシフト可能である。
(付記4)上記の照明装置において、第2案内手段は、担持要素に設けられる;
光学構造体は、第2案内手段によって担持要素に対しシフト可能である。
(付記5)上記の照明装置において、第1方向と第2方向は互いに対し直角に配向されている。
(付記6)上記の照明装置において、第1方向及び/又は第2方向におけるシフト位置は、夫々、調節ネジによって固定可能である。
(付記7)上記の照明装置において、担持要素は、第1調節ネジを受容するための孔を有する;
第1調節ネジは、アダプタ要素のネジ部及び/又は発光モジュールのハウジングのネジ部に螺合する;
担持要素と発光モジュールの間に配置された第1弾性要素は、担持要素を第1調節ネジのネジ頭の方向における停止位置に押し付ける。
(付記8)上記の照明装置において、第1弾性要素は、発光モジュールと担持要素の間に配置され、第1調節ネジの周囲を取り囲む、中空シリンダ状のゴム要素である。
(付記9)上記の照明装置において、アダプタ及び/又は発光モジュールのハウジングは、第1弾性要素の弾性力の方向における担持要素のシフト運動を制限する第1ストッパを有する。
(付記10)上記の照明装置において、発光モジュールと担持要素の間に、第1弾性要素の弾性力の方向の反対側への担持要素のシフト運動を制限する第2ストッパが設けられている。
(付記11)上記の照明装置において、第2案内手段は、担持要素に設けられている;
光学構造体は、第2案内手段によって担持要素に対しシフト可能である。
(付記12)上記の照明装置において、第2案内手段は、担持要素から突設された少なくとも1つの案内レールを有し、該案内レールには光学構造体がシフト可能に支持されている;
案内レールの突出端部には、案内レールに固定可能な終端要素が設けられており、該終端要素は、案内レールの突出端部の方向への光学構造体の運動を制限するものである;
担持要素には、光学構造体を案内レールの突出端部の方向に押し付ける第2弾性要素が係合する;
終端要素は、光学構造体を第2弾性要素の弾性力に抗してシフト可能にする第2調節ネジを有する。
(付記13)上記の照明装置において、光学構造体は、第2調節ネジの係合部分が当接する調整斜面を有する;
調整斜面と該係合部分は、第2調節ネジの軸方向のシフトが第2方向又はその反対方向への光学構造体のシフト運動に変換されるよう、構成されている。
(付記14)上記の照明装置において、第2調節ネジは、終端要素を貫通通過する;
終端要素の1つの側面に第2調節ネジのネジ頭が配置されており、かつ、該側面に対向する側面に前記係合部分が配置されている;
該係合部分は、終端要素に指向する係合面を有する;
有利には、該ネジ頭は、同様に、終端要素に指向する係合面を有する。
(付記15)上記の照明装置において、第1調節ネジと第2調節ネジは、互いに対し実質的に平行に配向されている。
(付記16)上記の照明装置において、発光モジュールには、第1及び第2方向におけるシフト位置のニュートラル位置を表す複数の基準マーキングが設けられている;
複数の基準マーキングは、有利には第2調節ネジに対し平行に配向された少なくとも1つの共通の方向から視認可能である。
(付記17)上記の照明装置において、光学構造体は、レンズ及び/又はリフレクタを含み、とりわけレンズを有するハイパボリック型リフレクタを含む。
(付記18)上記の照明装置において、別体の冷却体が発光モジュールに設けられている。
(付記19)少なくとも1つの付記1〜18の何れかの照明装置を有する自動車両用投光装置。