特許第6554312号(P6554312)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6554312
(24)【登録日】2019年7月12日
(45)【発行日】2019年7月31日
(54)【発明の名称】バルーンカテーテルシステム
(51)【国際特許分類】
   A61M 1/10 20060101AFI20190722BHJP
【FI】
   A61M1/10 161
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2015-93853(P2015-93853)
(22)【出願日】2015年5月1日
(65)【公開番号】特開2016-209177(P2016-209177A)
(43)【公開日】2016年12月15日
【審査請求日】2018年3月19日
(73)【特許権者】
【識別番号】000200677
【氏名又は名称】泉工医科工業株式会社
(73)【特許権者】
【識別番号】000108742
【氏名又は名称】タツタ電線株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】100099645
【弁理士】
【氏名又は名称】山本 晃司
(74)【代理人】
【識別番号】100161090
【弁理士】
【氏名又は名称】小田原 敬一
(72)【発明者】
【氏名】山内 哲也
(72)【発明者】
【氏名】呂 賢珠
(72)【発明者】
【氏名】井上 純一
【審査官】 松浦 陽
(56)【参考文献】
【文献】 特開平09−262214(JP,A)
【文献】 特開2015−047456(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2011/0301414(US,A1)
【文献】 特表2002−537913(JP,A)
【文献】 米国特許第04522194(US,A)
【文献】 実開昭63−006347(JP,U)
【文献】 米国特許第5045051(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61M 1/10 − A61M1/12
A61M 25/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
アウターチューブと、前記アウターチューブの内部に配置されたインナーチューブと、前記アウターチューブの一端と接続されるバルーンと、前記アウターチューブの他端と接続されて前記バルーンに駆動流体を供給するための駆動流体供給ポートを有するコネクタと、を備えたバルーンカテーテルと、前記バルーンカテーテルにおけるピンホールの発生を検出する装置とを含んだバルーンカテーテルシステムであって、
前記アウターチューブ及び前記バルーンの少なくともいずれか一方と、前記インナーチューブとの間には、液体を検出する液体検出手段が設けられ、
前記液体検出手段には、検出される液体に応じた抵抗値を信号として出力する所定のセンサパターンが設けられ、
前記装置には、前記センサパターンの出力信号の変化を検出し、前記液体に応じた抵抗値の差から前記変化が血液の検出に基づく信号の変化であるか否かを判別する手段が設けられているバルーンカテーテルシステム。
【請求項2】
前記液体検出手段には、前記センサパターンが付与されたシートが設けられ、前記シートが、前記アウターチューブの内周面に沿わせるようにして配置されている請求項1に記載のバルーンカテーテルシステム。
【請求項3】
前記インナーチューブの外周面には、前記センサパターンが付与されている請求項1又は2に記載のバルーンカテーテルシステム。
【請求項4】
前記コネクタ内で前記液体検出手段と接続されて前記コネクタ外へ延び、検出された液体に応じた信号を前記装置に送信する信号線を備えた請求項1〜3のいずれか一項に記載のバルーンカテーテルシステム。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は生体内に挿入される二重管構造のバルーンカテーテル、特に大動脈用バルーンカテーテルを含んだシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
大動脈内バルーンポンピング(Intra Aortic Balloon Pumping 以下、IABPと略称する。)に用いられるバルーンカテーテルが知られている。この種のバルーンカテーテルでは、バルーンにピンホールが生じてカテーテル内に血液が入り込むことがある。そこで、バルーンを膨張及び収縮させるための駆動ガスをカテーテルに導入するための駆動ガス配管上に血液の入り込みを検出するセンサを配置したバルーンカテーテルが提案されている(例えば特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平9−262214号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のバルーンカテーテルでは、センサが体外の駆動ガス配管上にあるため、入り込んだ体液がセンサの検出位置に達するまでに時間を要し、検出が遅れるおそれがある。
【0005】
そこで、本発明はピンホールの発生を短時間で検出できるバルーンカテーテルシステムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明のバルーンカテーテルシステムは、アウターチューブ(11)と、前記アウターチューブの内部に配置されたインナーチューブ(12)と、前記アウターチューブの一端(11a)と接続されるバルーン(13)と、前記アウターチューブの他端(11b)と接続されて前記バルーンに駆動流体を供給するための駆動流体供給ポート(14a)を有するコネクタ(14)と、を備えたバルーンカテーテル(1、1A、1B)と、前記バルーンカテーテルにおけるピンホールの発生を検出する装置(2)とを含んだバルーンカテーテルシステムであって、前記アウターチューブ及び前記バルーンの少なくともいずれか一方と、前記インナーチューブとの間には、液体を検出する液体検出手段(31、31A)が設けられ、前記液体検出手段には、検出される液体に応じた抵抗値を信号として出力する所定のセンサパターン(33)が設けられ、前記装置には、前記センサパターンの出力信号の変化を検出し、前記液体に応じた抵抗値の差から前記変化が血液の検出に基づく信号の変化であるか否かを判別する手段が設けられているものである。
【0007】
本発明によれば、液体検出手段は、アウターチューブ及びバルーンの少なくともいずれか一方とインナーチューブとの間に設けられることで、ピンホールを介してカテーテル内に入り込んだ液体を駆動流体供給ポートに達する前の早い段階で検出することができる。センサパターンの出力信号の変化を検出し、液体に応じた抵抗値の差から前記変化が血液の検出に基づく信号の変化であるか否かを判別することにより、バルーンカテーテルに生じたピンホールから入り込んだ血液をバルーンカテーテル内の水蒸気と区別して検出することができる。したがって、ピンホールの発生を短時間で検出できる。
【0008】
本発明のバルーンカテーテルシステムの一形態において、前記液体検出手段には、前記センサパターンが付与されたシート(32)が設けられ、前記シートが、前記アウターチューブの内周面に沿わせるようにして配置されていてもよい。これによれば、センサパターンが付与されたシートはアウターチューブ内で内周面に沿うようにして広がり固定される。また、この形態において、前記インナーチューブの外周面には、前記センサパターンが付与されていてもよい。インナーチューブの外周面にセンサパターンを付与することで、バルーン内にも液体検出手段を配置することができる
【0009】
本発明のバルーンカテーテルシステムの一形態において、前記コネクタ内で前記液体検出手段と接続されて前記コネクタ外へ延び、検出された液体に応じた信号を前記装置に送信する信号線(34)を備えてもよい。これによれば、アウターチューブ又はバルーン内に設けられる液体検出手段から出力信号を外部の前記装置に送信することができる。
【0010】
なお、以上の説明では本発明の理解を容易にするために添付図面の参照符号を括弧書きにて付記したが、それにより本発明が図示の形態に限定されるものではない。
【発明の効果】
【0011】
以上、説明したように、本発明のバルーンカテーテルシステムにおいては、液体検出手段は、アウターチューブ及びバルーンの少なくともいずれか一方とインナーチューブとの間に設けられることで、ピンホールを介してカテーテル内に入り込んだ液体を駆動流体供給ポートに達する前の早い段階で検出することができる。したがって、ピンホールの発生を短時間で検出できる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
図1】本発明の一形態に係るバルーンカテーテルの断面図。
図2】液体検出センサの拡大図。
図3】液体検出センサの配置を説明する模式図。
図4】バルーンカテーテルの使用例を説明する概略図。
図5】本発明の変形例に係るバルーンカテーテルの断面図。
図6】変形例に係るバルーンカテーテルのバルーンで切断した断面図。
図7】他の変形例に係るバルーンカテーテルのアウターチューブで切断した断面図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
図1は、本発明の一形態に係るバルーンカテーテルの断面図である。バルーンカテーテル1は、IABPに用いられるダブルルーメンタイプのカテーテルである。バルーンカテーテル1は、アウターチューブ11と、アウターチューブ11の内部に配置されたインナーチューブ12と、アウターチューブ11の一端11aと接続されるバルーン13と、アウターチューブ11の他端11bと接続されてバルーン13に駆動流体を供給するための駆動流体供給ポート14aを有するコネクタ14とを備えている。バルーンカテーテル1は、アウターチューブ11とインナーチューブ12とで構成される二重管構造を有し、アウターチューブ11は、その内部に第1ルーメン21を形成し、インナーチューブ12は、その内部に第2ルーメン22を形成する。アウターチューブ11、インナーチューブ12及びバルーン13は、各種周知の二重管構造を有するバルーンカテーテルを利用してよい。
【0014】
インナーチューブ12の先端は、アウターチューブ11の一端11aから突出して延び、先端チップ15が取り付けられている。バルーン13の他端は、先端チップ15を介してインナーチューブ12に接続される。先端チップ15には、インナーチューブ12の一端が開口する開口部15aが設けられている。また、先端チップ15の内部には、圧力検出センサ16が設けられている。圧力検出センサ16は、ダイアフラム15bの圧力変化に伴う変形を電気抵抗の変化として検出可能な半導体等で構成される歪みゲージである。圧力検出センサ16は、信号線17と接続されて信号を出力する。信号線17は、インナーチューブ12内に第2ルーメン22とは別に設けられた中空部18(図3参照)に沿って設けられる。なお、圧力検出センサ16は、各種周知技術を利用して構成してよい。
【0015】
アウターチューブ11とインナーチューブ12との間には、液体を検出する液体検出手段としての液体検出センサ31が設けられている。図2は、液体検出センサ31の拡大図を示す。液体検出センサ31は、一例としてPET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂で形成されたシート32上に所定のセンサパターン33を付与したものである。一例として、シート32にセンサパターン33が適宜の方式で印刷される。シート32は、長方形状にカットされた薄膜のシートで、シート32の短手方向の幅W1は、アウターチューブ11の内周長と同一の長さである。また、シート32の長手方向の幅W2は、アウターチューブ11の全長と同一の長さである。センサパターン33として、例えば螺旋形状、ストレート形状等の液体の導電率を測定可能な適宜のパターンが形成される。また、センサパターン33は、銀ペーストや銅ペースト等の適宜の素材で形成される。センサパターン33は、信号線34と接続されて測定される液体に応じた電気的特性の差が反映された信号を出力する。一例として、液体に応じた抵抗値が信号として出力される。なお、シート32の素材は、PET樹脂に限られず、適宜の素材を利用してよい。
【0016】
液体検出センサ31は、アウターチューブ11とインナーチューブ12との間にセンサパターン33の付与面をアウターチューブ11の内周面に向けて配置される。図3は、液体検出センサ31の配置を説明する模式図である。シート32は、アウターチューブ11の内周面に沿わせるようにして配置される。これにより、液体検出センサ31は、アウターチューブ11の内周面の全周をカバーするようにセンサパターン33が広がって固定される。なお、液体検出センサ31の短手方向の幅W1は、ピンホールが生じたことにより入り込んだ血液が検出できる程度に確保されていればよく、必ずしもアウターチューブ12の内周長と同一の長さである必要はない。長手方向の幅W2も同様、アウターチューブ11の全長と同一の長さである必要はない。アウターチューブ11の形状やバルーンカテーテル1の構成に応じて適宜設定してよい。
【0017】
図1に戻って説明を続ける。液体検出センサ31は、アウターチューブ12の全長に亘って設けられ、コネクタ14内には、シート32のセンサパターン33と接触する信号線34が配置される。圧力検出センサ16の信号線17及び液体検出センサ31の信号線34は、信号ケーブル19にまとめられてコネクタ14外に延びる。信号ケーブル19の他端には、駆動装置2(図4参照)に接続するための信号出力コネクタ19aが設けられている。また、コネクタ14には、インナーチューブ12の他端が開口する開口部14bが設けられている。
【0018】
図4は、バルーンカテーテル1の使用例を説明する概略図である。バルーンカテーテル1は、バルーン13及びアウターチューブ11を患者の体内に挿入し、バルーン13を大動脈内で膨張収縮させることにより患者の心機能を補助するためのものである。一例として以下に説明する。まず、図示されないガイドワイヤーを患者の大腿動脈より大動脈内に挿入し、その先端が大動脈弓部に達するまで挿入する。次にガイドワイヤーの他端をバルーンカテーテル1の先端チップ15の開口部15aからインナーチューブ12の第2ルーメン22に挿入し、ガイドワイヤーに案内されながらバルーンカテーテル1を体表から体内に挿入していく。このとき、バルーン13は予めインナーチューブ12の周りに巻かれ、アウターチューブ11とほぼ同径となっている。大動脈内の所定位置にバルーン13が到達すると、ガイドワイヤーをインナーチューブ12から抜き取る。その後、必要に応じてコネクタ14の開口部14bに薬液チューブ等を接続し、あるいは開口部14bに栓をする。
【0019】
バルーン13を駆動するための駆動流体は駆動装置2から供給される。コネクタ14の駆動流体供給ポート14aと駆動装置2とが駆動ガス配管3を介して接続される。駆動流体としてヘリウムガスが用いられるが、特に限定されない。駆動流体として例えば、酸素ガス、二酸化酸素ガス等の各種気体を用いてよい。また、駆動装置2には、コネクタ14から延びる信号ケーブル19の信号出力コネクタ19aが接続される。これにより、駆動装置2には、圧力検出センサ16の出力信号及び液体検出センサ31の出力信号が入力され、各信号がモニタリングされる。
【0020】
駆動装置2から駆動流体が供給されると、第1ルーメン21を介してバルーン13に駆動流体が流入する。これにより、バルーン13を膨張させることができる。また、駆動装置2が駆動流体を吸引することでバルーン13を収縮することができる。バルーンカテーテル1の使用中にバルーン13又はアウターチューブ11が血管内の石灰化した血管壁と接触するとピンホールが生じることがある。ピンホールの発生は、ピンホールを介して入り込んだ血液が液体検出センサ31のセンサパターン33に接触することで検出することができる。一方、バルーン13を透過する水蒸気が液体検出センサ31に接触することがある。水蒸気の検出は、ピンホールが生じたことを原因とするものではないので、血液の検出と区別する必要がある。この場合、水蒸気の導電率と、血液の導電率との差異に基づいて血液と他の液体(水蒸気)とを識別することができる。駆動装置2は、液体検出センサ31の出力信号の変化を検出し、液体に応じた抵抗値の差から血液の検出に基づく信号の変化であることを判別すると、ピンホールの発生を知らせる警報を発する。
【0021】
したがって、液体検出センサ31がアウターチューブ11内に設けられているのでピンホールを介してバルーンカテーテル1内に入り込んだ血液を駆動流体供給ポート14aに達する前の早い段階で検出することができる。よって、短時間でピンホールを検出することができる。
【実施例】
【0022】
本発明のバルーンカテーテル1の液体検出センサ31を用いて各種液体サンプルの導電率を測定する試験を実施した。臨床使用後のIABPに用いたバルーンカテーテルの駆動ガス配管にたまった液体を検体1、検体2として採取し、液体検出センサ31を用いて導電率を測定した。また、比較例として、血液を想定した0.9[%]塩化ナトリウム水溶液、及び蒸留水の導電率を測定した。
【0023】
【表1】
【0024】
以上の測定結果から明らかなように、血液を想定した塩化ナトリウム水溶液と、水蒸気のサンプルとされた検体1及び検体2とは、導電率に十分な差異が生じており、区別可能である。したがって、液体検出センサ31を用いてピンホールの発生を検出することができる。
【0025】
本発明は、上述した形態に限定されることなく、種々の形態にて実施することができる。例えば、本形態では、液体検出手段としてシート32にセンサパターン33が付与された液体検出センサ31で説明したがこれに限られない。例えば、インナーチューブ12の外周面にセンサパターン33が付与されていてもよい。図5は、本発明の変形例に係るバルーンカテーテル1Aの断面図、図6は、変形例に係るバルーンカテーテル1Aのバルーン13で切断した断面図である。なお、上述した形態と同様の構成については同一の参照符号を付し、説明を省略する。上述した形態と異なる点は、センサパターンが付与される対象である。変形例に係るバルーンカテーテル1Aでは、上述した形態のシート32に代えてインナーチューブ12Aの外周面に液体検出センサ31Aが設けられている。つまり、インナーチューブ12Aの外周面にセンサパターン33が印刷されている。インナーチューブ12Aの外周面にセンサパターン33を付与することで、バルーン13内に液体検出センサ31Aを配置することが可能になる。したがって、バルーン13に生じたピンホールを検出することができる。
【0026】
また、液体検出手段は、上述した形態で説明した液体検出センサ31のようにシート32で設置した上で、変形例で説明したようにさらにインナーチューブ12の外周面にもセンサパターン33を設けるようにしてもよい。図7は、他の変形例に係るバルーンカテーテル1Bのアウターチューブ11で切断した断面図である。本変形例においては、センサパターン33の配置箇所が増え、より短時間でピンホールの検出が可能となる。また、インナーチューブ12の外周面にセンサパターン33を付与した場合、センサパターン33を付与する領域はインナーチューブ12の外周面全域に限られず、適宜の領域に設定されてよい。例えば、バルーン13に挿入される領域のみにセンサパターン33を付与してもよい。また、センサパターン33と信号線34との接続位置についても、センサパターン33を設ける位置に応じて適宜の位置で接続してよい。
【符号の説明】
【0027】
1 バルーンカテーテル
11 アウターチューブ
12 インナーチューブ
13 バルーン
14 コネクタ
14a 駆動流体供給ポート
31 液体検出センサ
32 シート
33 センサパターン
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7