(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6554529
(24)【登録日】2019年7月12日
(45)【発行日】2019年7月31日
(54)【発明の名称】リブをそれぞれ備えた雄ハウジングおよび雌ハウジングを有する電気コネクタ装置
(51)【国際特許分類】
H01R 13/42 20060101AFI20190722BHJP
H01R 13/64 20060101ALI20190722BHJP
【FI】
H01R13/42 F
H01R13/64
【請求項の数】11
【外国語出願】
【全頁数】11
(21)【出願番号】特願2017-237655(P2017-237655)
(22)【出願日】2017年12月12日
(65)【公開番号】特開2018-113252(P2018-113252A)
(43)【公開日】2018年7月19日
【審査請求日】2017年12月18日
(31)【優先権主張番号】15/405,654
(32)【優先日】2017年1月13日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】507164434
【氏名又は名称】ジェイ.エス.ティー.コーポレーション
(74)【代理人】
【識別番号】110000039
【氏名又は名称】特許業務法人アイ・ピー・ウィン
(72)【発明者】
【氏名】フランクリン エー ホラブ
(72)【発明者】
【氏名】ラジット アブラハム
(72)【発明者】
【氏名】カリド ジャブレーン
【審査官】
山下 寿信
(56)【参考文献】
【文献】
特開平10−050382(JP,A)
【文献】
特開2003−059574(JP,A)
【文献】
特開2009−117269(JP,A)
【文献】
特開平11−185880(JP,A)
【文献】
米国特許第05830013(US,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01R 13/42
H01R 13/64
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
端子セットを少なくとも受入れる端子窓セットを有する雌ハウジングと、
他の端子セットを受入れる端子窓セットを有する雄ハウジングと、を備え、
前記雌ハウジングが前記雌ハウジングの幅方向に長尺な底部スロット内に収容される雌側端子位置保証装置(TPA)を備え、さらに前記雌ハウジングが雌側リブを備え、
前記雌側リブが、前記雌側TPAの周囲に沿って位置し、さらに、前記雌側リブは、前記底部スロットの幅方向外側において、前記雌側TPAが前記雌ハウジングを輸送する際のプリセット位置のときの高さよりも高く形成されており、
前記雄ハウジングが、雄側端子位置保証装置(TPA)を受け入れる前記雄ハウジングの幅方向に長尺な開口と前記雌ハウジングとを受入れる開口とを備え、さらに前記雄ハウジングが雄側リブを備え、
前記雄側リブが、前記雄側TPAの周囲に沿って位置し、さらに前記雄側リブは、前記雄ハウジングの前記雄側TPAを受け入れる開口の幅方向外側において、前記雄ハウジングを輸送する際の前記雄側TPAのプリセット位置のときの高さよりも高く形成されており、
前記雄ハウジングに設けられた前記雄側リブが、前記雄側TPAを物理的な接触から保護し、および前記雌ハウジングに設けられた前記雌側リブが、前記雌側TPAを物理的な接触から保護する電気コネクタ装置。
【請求項2】
前記雌ハウジングの前記雌側TPAが、前記雌側TPAに、前記雌ハウジングの輸送の間にプリセット位置、および前記端子セットを嵌合させる最終ロック位置、をとらせる係止部材を含む請求項1記載の電気コネクタ装置。
【請求項3】
前記雄ハウジングの前記雄側TPAが、前記雄側TPAに、前記雄ハウジングの輸送の間にプリセット位置、および前記他の端子セットを嵌合させる最終ロック位置、をとらせる係止部材を含む請求項1記載の電気コネクタ装置。
【請求項4】
雌ハウジングの下部に位置する、幅方向に長尺な底部スロットと、
前記底部スロット内に収容される端子位置保証装置(TPA)と、
前記雌ハウジングに、前記TPAの周囲に沿って、前記TPAを物理的な接触から保護するために設けられたリブと、
を備え、
前記リブは、前記底部スロットの幅方向外側において、前記TPAが前記雌ハウジングを輸送する際のプリセット位置のときの高さよりも高く形成されている雌ハウジング。
【請求項5】
前記TPAが、前記TPAから延出し、前記雌ハウジングを輸送する際の前記プリセット位置と、および端子セットを嵌合させるための最終ロック位置と、をとらせることを可能とするための係止部材を含む請求項4記載の雌ハウジング。
【請求項6】
端子位置保証装置(TPA)を受入れる、幅方向に長尺な開口と、
端子セットを収容する窓セットを有する第1端と、
雌ハウジングを受入れる第2端と、
雄ハウジングに、前記TPAの周囲に沿って、前記TPAを物理的な接触から保護するために設けられたリブと、
を備え、
前記リブは、前記開口の幅方向外側において、前記雄ハウジングを輸送する際のプリセット位置のときの高さよりも高く形成されている雄ハウジング。
【請求項7】
前記TPAが、前記TPAに、前記雄ハウジングの輸送の間にプリセット位置、および前記端子セットを嵌合させる最終ロック位置、をとらせる、前記TPAから延出する係止部材を含む請求項6記載の雄ハウジング。
【請求項8】
前記TPAが最終ロック位置にあるとき、雌ハウジングが前記雄ハウジングの前記第2端内に挿入され、かつ収容され得る請求項6記載の雄ハウジング。
【請求項9】
端子セットを少なくとも受入れる端子窓セットと、雌側端子位置保証装置(TPA)を受け入れる、幅方向に長尺な底部スロットと、前記底部スロットの周囲に沿って位置するとともに前記底部スロットの幅方向外側において、前記雌側TPAのプリセット位置のときの高さよりも高く形成された雌側リブと、を有する雌ハウジングを提供するステップ、
前記雌ハウジングの下部に位置する底部スロット内に前記雌側端子位置保証装置(TPA)を収容するステップ、
他の端子セットを受入れる端子窓セットと、雄側端子位置保証装置(TPA)を受け入れる幅方向に長尺な開口と、当該開口の周囲に沿って位置するとともに前記開口の幅方向の外側において、前記雄側TPAのプリセット位置の高さよりも高く形成された雄側リブと、を有する雄ハウジングを提供するステップ、
前記雄ハウジングの開口内に雄側端子位置保証装置(TPA)を収容するステップ、および
前記雌ハウジングを前記雄ハウジングに収容するステップ、
を含む電気コネクタ装置の組立方法。
【請求項10】
前記雌ハウジングの下部に位置する前記底部スロットに前記雌側TPAを収容するステップが、前記雌側TPAに、前記雌ハウジングの輸送の間にプリセット位置、および前記端子セットを嵌合させる最終ロック位置、をとらせることを可能とする、前記雌側TPAから延出する係止部材を備える前記雌側TPAを提供するステップをさらに含む請求項9記載の電気コネクタ装置の組立方法。
【請求項11】
前記雄ハウジングの前記開口内に前記雄側TPAを収容するステップが、前記雄側TPAに、前記雄ハウジングの輸送の間にプリセット位置、および前記端子セットを嵌合させる最終ロック位置、をとらせることを可能とする、前記雄側TPAから延出する係止部材を備える前記雄側TPAを提供するステップをさらに含む請求項9記載の電気コネクタ装置の組立方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、全体として、端子位置保証装置(TPA)を有する、雄ハウジングおよび雌ハウジングを備えた電気コネクタ装置に関する。より詳細には、本発明は、雄ハウジングおよび雌ハウジングに設けられ、TPAがプリセット位置から最終ロック位置に移動することを防止する、リブおよび他の保護要素に関する。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0002】
本発明は、全体として、雄ハウジングおよび雌ハウジングを備えた電気コネクタ装置に関するが、雄ハウジングは少なくとも端子セットをそこに接続するための端子位置保証装置(TPA)を有し、雌ハウジングは少なくとも端子セットをそこに接続するための端子位置保証装置(TPA)を有する。
【0003】
雄ハウジングおよび雌ハウジングのそれぞれのTPAがプリセット位置にあるとき、雄ハウジングおよび雌ハウジングのそれぞれに端子が少なくとも設けられている。雄ハウジング用に設けられた端子セットは、雄ハウジングのTPAが最終ロック位置にあるときに、雄ハウジングに固定される。同様に、雌ハウジング用に設けられた端子セットは、雌ハウジングのTPAが最終ロック位置にあるときに、雌ハウジングに固定される。その後、雄ハウジングと雌ハウジングは、互いに嵌合され得る。
【0004】
電気コネクタ装置の雄ハウジングに設けられたTPAと雌ハウジングに設けられたTPAが、出荷および/または取り扱いの際に、プリセット位置から最終ロック位置に確実に移動しないようにするため、雄ハウジングおよび雌ハウジングにはTPAを物理的な接触から保護するためのリブが設けられる。これらのリブは、TPAがプリセット位置から最終ロック位置に移動することを防止する物理的な保護障壁を構成する。
【0005】
本発明の電気コネクタ装置は、組み立てられ、袋にまとめてパック詰めされ、TPAがプリセット位置の状態で出荷される。このようにして、操作員は、電気コネクタ装置を受取った後、直ちに端子を電気コネクタ装置に挿入することができる。
【0006】
しかしながら、電気コネクタ装置はまとめてパック詰めされ出荷されるため、出荷および/または取り扱いの間に様々な部分がTPAに接触し、これにより、保護されていないTPAのプリセット位置から最終ロック位置への移動が生じる場合がある。これが生じると、電気コネクタ装置の操作員は、端子を挿入するために、TPAを最終位置からプリセット位置へと戻さなければならなくなる。これは、端子を電気コネクタ装置に挿入する際に、操作員にとっての不便、および時間の浪費を招く。
【0007】
本発明のさらなる特徴、効果、および実施形態は、以下の詳細な説明、図面、および特許請求の範囲を考慮することにより明らかとなる。さらに、上述の発明の要約および下記の詳細な説明のいずれも例示に過ぎず、特許請求の範囲に記載された発明の範囲を限定することなく例示することを意図するものであることを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0008】
【
図1】
図1は、雄ハウジング、雌ハウジング、およびTPAを含む、本発明の電気コネクタ装置の分解斜視図である。
【
図2A】
図2Aは、TPAがプリセット位置にある電気コネクタ装置の雄ハウジングを示す、本発明の第1実施形態の断面図である。
【
図2B】
図2Bは、TPAが最終ロック位置にある電気コネクタ装置の雄ハウジングを示す、本発明の第1実施形態の断面図である。
【
図3A】
図3Aは、TPAがプリセット位置にある電気コネクタ装置の雌ハウジングを示す、本発明の第1実施形態の断面図である。
【
図3B】
図3Bは、TPAが最終ロック位置にある電気コネクタ装置の雌ハウジングを示す、本発明の第1実施形態の断面図である。
【
図4A】
図4Aは、TPAがプリセット位置にある電気コネクタ装置の雌ハウジングを示す、本発明の第1実施形態の斜視図である。
【
図4B】
図4Bは、TPAが最終ロック位置にある電気コネクタ装置の雌ハウジングを示す、本発明の第1実施形態の斜視図である。
【
図5A】
図5Aは、TPAがプリセット位置にある電気コネクタ装置の雄ハウジングを示す、本発明の第1実施形態の斜視図である。
【
図5B】
図5Bは、TPAが最終ロック位置にある電気コネクタ装置の雄ハウジングを示す、本発明の第1実施形態の斜視図である。
【
図6】
図6は、雄ハウジング、雌ハウジング、およびTPAを含む電気コネクタ組立体を示す、本発明の第2実施形態の分解斜視図である。
【
図7】
図7は、TPAがプリセット位置にある電気コネクタの雄ハウジングを示す、本発明の第2実施形態の斜視図である。
【
図8A】
図8Aは、電気コネクタ装置の雄ハウジングおよびTPAを示す、本発明の第2実施形態の斜視図である。
【
図8B】
図8Bは、TPAがプリセット位置にある電気コネクタの雄ハウジングを示す、本発明の第2実施形態の斜視図である。
【
図9A】
図9Aは、TPAがプリセット位置にある電気コネクタ装置の雌ハウジングを示す、本発明の第2実施形態の断面図である。
【
図9B】
図9Bは、TPAが最終ロック位置にある電気コネクタ装置の雌ハウジングを示す、本発明の第2実施形態の断面図である。
【
図10A】
図10Aは、TPAがプリセット位置にある電気コネクタ装置の雄ハウジングを示す、本発明の第2実施形態の断面図である。
【
図10B】
図10Bは、TPAが最終ロック位置にある電気コネクタ装置の雄ハウジングを示す、本発明の第2実施形態の断面図である。
【
図11A】
図11Aは、TPAがプリセット位置にある電気コネクタ装置の雌ハウジングを示す、本発明の第2実施形態の斜視図である。
【
図11B】
図11Bは、TPAが最終ロック位置にある電気コネクタ装置の雌ハウジングを示す、本発明の第2実施形態の斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
[好適実施形態の詳細な説明]
図1は、全体として参照番号1で参照される、本発明の電気コネクタ装置を示す分解斜視図である。電気コネクタ装置1は、雄ハウジング2および雌ハウジング3を含む。雄ハウジング2にはTPA4が設けられ、雌ハウジング3にはTPA5が設けられる。加えて、
図1は、雄ハウジング2のリブ6、7、8、9、10、および11を示している。
【0010】
リブ6、7、8、9、10、および11は、TPA4の物理的な接触から保護するために、雄ハウジング2に設けられる。したがって、出荷の間にTPA4がプリセット位置にセットされた際、リブ6、7、8、9、10、および11は、TPA4が最終ロック位置に移動することを防止する。さらに、リブ6、7、8、9、10、および11は、TPA4がすべての側から保護されるように、TPA4の周囲に位置する。
【0011】
さらに、
図1において視認可能なように、雄ハウジングは、他の端子セットを受入れるための端子窓セットを有する。雄ハウジングは、さらに雌ハウジングを受入れるための開口を備える。
【0012】
図2Aは、TPA4がプリセット位置にある、雄ハウジング2の断面図を表している。この位置は、電気コネクタ装置1の雄ハウジング2が出荷されるときの状態である。
図2Bは、TPA4が最終ロック位置にある、雄ハウジング2の断面図を示す。この最終ロック位置は、操作員による端子の電気コネクタ装置への挿入をより困難にさせるもので、したがって、出荷の間にはTPA4を最終ロック位置に移動させないようにすることが望ましい。
【0013】
図3Aは、TPA5がプリセット位置にある、雌ハウジング3の断面図を図示している。雄ハウジング2に類似して、この位置は、電気コネクタ装置1の雌ハウジング3が出荷されるときの状態である。
図3Bは、TPA5が最終ロック位置にある、雌ハウジング3の断面図を示す。上記に説明したように、出荷および/または取り扱いの間に、TPA5をこの最終ロック位置に移動させないようにすることが望ましい。
【0014】
図4Aは、TPA5がプリセット位置にある状態を示す、電気コネクタ装置1の雌ハウジング3の斜視図を図示している。TPA5は、雌ハウジング3の底部スロットの、下部あるいは下方に位置している。加えて、雌ハウジングは、少なくとも端子セットを受入れるための端子窓セットを有する。
【0015】
図4Aは、雌ハウジング3の底面に設けられ、出荷、取り扱い、あるいは操作員の手元に達するまでの間にTPA5が最終ロック位置に物理的に押し動かされることを防止するようにTPA5を包囲する、リブ12、13、14、15、16、17、および18をさらに示す。リブ12、13、14、15、16、17、および18は、TPA5がすべての側から保護されるように、TPA5の周囲に位置する。
図4Bは、TPA5が最終ロック位置にひとたび移動した、電気コネクタ装置1の雌ハウジング3を示す。
【0016】
図5Aは、TPA4がプリセット位置にある状態を示す、電気コネクタ装置1の雄ハウジング2の斜視図を図示している。
図5Aにおいて視認可能なように、出荷あるいは他のときに、TPA4がプリセット位置にある際、TPA4は、リブ6、7、8、9、10、および11によってすべての側から保護される。これらのリブ6、7、8、9、10、および11はTPA4の周囲に位置し、TPA4を最終ロック位置に押し下げられることから保護する。最終ロック位置に押し下げられたTPA4を備えた雄ハウジングの斜視図が、
図5Bに示されている。
【0017】
図6、
図7、
図8A、
図8B、
図9A、
図9B、
図10A、
図10B、
図11A、および
図11Bは、本発明の第2実施形態に係る電気コネクタ装置を図示している。特に、本発明の第2実施形態は、16のピンを有する、電気コネクタ装置100、TPA104、およびTPA105を含む。しかしながら、本発明は、電気コネクタ装置あるいはTPAを特定の数のピンに限定するものではない。
【0018】
本発明の第2実施形態において、雄ハウジング、雌ハウジング、TPA、およびリブは、上記に詳述したように第1実施形態と同様に機能する。
【0019】
特に、
図6は、本発明の第2実施形態に係る電気コネクタ装置100の分解斜視図を図示している。電気コネクタ装置100は、雄ハウジング102、TPA104、雌ハウジング103、およびTPA105を含む。さらに、
図6には、雄ハウジング102にリブ106、107、108、109、110、および111が設けられ、TPA104を保護することが示されている。
【0020】
図7は、TPA104がプリセット位置にある電気コネクタ装置100の雄ハウジング102を表す、斜視図である。リブ106、107、108、109、110、および111が、TPA104の周囲に沿ってTPA104を包囲するように、雄ハウジング102に設けられる。リブ106、107、108、109、110、および111は、出荷および/または取り扱いの間に、TPA104がプリセット位置から最終ロック位置に移動しないようにTPA104を保護する。
【0021】
図8Aは、TPA104の雄ハウジング102への取り付けを、完全に視認可能とするためTPA104を外した状態の、電気コネクタ装置100の雄ハウジング102の斜視図を図示している。
図8Bは、TPA104がひとたび雄ハウジング102に挿入され、プリセット位置にセットされた状態の、雄ハウジング102を示す。
【0022】
雌ハウジング103には、TPA103が
図11Aに示されるプリセット位置から
図11Bに示される最終ロック位置に移動することから保護する、リブ112、113、114、115、116、117、および118がさらに設けられる。これらのリブ112、113、114、115、116、117、および118は、TPA103の周囲に位置し、TPA103をすべての側から保護する物理的な障壁を形成する。
【0023】
図9Aおよび
図9Bにおいて視認可能なように、雌ハウジング103のTPA105は、プリセット位置あるいは最終ロック位置のいずれかをとり得る。同様に、雄ハウジング102のTPA104は、
図10Aに示されるプリセット位置あるいは
図10Bに示される最終ロック位置のいずれかをとり得る。