(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
【発明の概要】
【0006】
本発明は、式I:
【化1】
[式中、置換基及び可変基は、以下及び特許請求の範囲に記載されるとおりである]で示される化合物又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
【0007】
本化合物は、Asp2(β−セクレターゼ、BACE1又はメマプシン−2)阻害活性を有し、そしてしたがって、上昇したβ−アミロイドレベル及び/又はβ−アミロイドオリゴマー及び/又はβ−アミロイド斑及び更なる沈着によって特徴付けられる疾患及び障害、特にアルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置において使用されてもよい。
【0008】
発明の詳細な説明
本発明は、式Iの化合物及びその薬学的に許容し得る塩、前述の化合物の調製、これらを含有する医薬及びこれらの製造、並びにBACE1の阻害に関連する疾患及び障害、例えばアルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置における前述の化合物の使用を提供する。更には、神経組織(例えば、脳)内、同組織上又は同組織周囲のβ−アミロイド斑の形成、又は形成及び沈着は、本化合物により、APP又はAPP断片からのAβ産生を阻害することによって阻害される。
【0009】
本説明において使用される一般用語の以下の定義は、問題の用語が単独で出現するか、又は他の基と組み合わされて出現するかに関わらず適用される。
【0010】
特に断りない限り、明細書及び特許請求の範囲を包含する本出願において使用される以下の用語は、以下に示される定義を有する。本明細書及び添付の特許請求の範囲において使用されるとき、単数形の「a」、「an」、及び「the」は、文脈上明白に断りない限り、複数の指示対象を包含することに留意しなければならない。
【0011】
用語「C
1−6−アルキル」は、単独で又は他の基と組み合わされて、直鎖であっても、分岐(単一分岐又は多分岐)していてもよい炭化水素基を表し、ここで、アルキル基は一般に1〜6個の炭素原子を含む(例えば、メチル(Me)、エチル(Et)、プロピル、イソプロピル(i−プロピル)、n−ブチル、i−ブチル(イソブチル)、2−ブチル(sec−ブチル)、t−ブチル(tert−ブチル)、イソペンチル、2−エチル−プロピル(2−メチル−プロピル)、1,2−ジメチル−プロピル等)。特定の「C
1−6−アルキル」は、「C
1−3−アルキル」である。具体的な基は、メチル及びエチルである。最も具体的な基は、メチルである。
【0012】
用語「ハロゲン−C
1−6−アルキル」又は「C
1−6−アルキル−ハロゲン」は、単独で又は他の基と組み合わされて、1個又は複数のハロゲン、特に1〜5個のハロゲン、より特には1〜3個のハロゲンによって置換されている、本明細書で定義されたとおりのC
1−6−アルキルを指す。特定のハロゲンは、フルオロである。特定の「ハロゲン−C
1−6−アルキル」は、フルオロ−C
1−6−アルキルであり、そして特定の「ハロゲン−C
1−3−アルキル」は、フルオロ−C
1−3−アルキルである。例は、トリフルオロメチル、ジフルオロメチル、フルオロメチル等である。具体的な基は、フルオロメチルである。
【0013】
用語「シアノ」は、単独で又は他の基と組み合わされて、N≡C−(NC−)を指す。
【0014】
用語「ハロゲン」は、単独で又は他の基と組み合わされて、クロロ(Cl)、ヨード(I)、フルオロ(F)及びブロモ(Br)を示す。特定の「ハロゲン」は、Cl、I及びFである。具体的な基は、Fである。
【0015】
用語「ヘテロアリール」は、単独で又は他の基と組み合わされて、単一の4〜8員環、特に5〜8員環、又は6〜14個、特に6〜10個の環原子を含む縮合多環を有し、かつN、O及びSより個々に選択される1、2又は3個のヘテロ原子、特に1N又は2Nを含有する、芳香族炭素環基(その基において、少なくとも1個の複素環は、芳香族である)を指す。「ヘテロアリール」の例は、ベンゾフリル、ベンゾイミダゾリル、1H−ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサジニル、ベンゾオキサゾリル、ベンゾチアジニル、ベンゾチアゾリル、ベンゾチエニル、ベンゾトリアゾリル、フリル、イミダゾリル、インダゾリル、1H−インダゾリル、インドリル、イソキノリニル、イソチアゾリル、イソオキサゾリル、オキサゾリル、ピラジニル、ピラゾリル(ピラジル)、1H−ピラゾリル、ピラゾロ[1,5−a]ピリジニル、ピリダジニル、ピリジニル(ピリジル)、ピリミジニル(ピリミジル)、ピロリル、キノリニル、テトラゾリル、チアゾリル、チエニル、トリアゾリル、6,7−ジヒドロ−5H−[1]ピリンジニル等を含む。特定の「ヘテロアリール」基は、ピリジニルである。
【0016】
用語「アリール」は、6〜10個の炭素環原子を含む、一価の芳香族炭素環式の単又は二環式環系を示す。アリール部分の例は、フェニル及びナフチルを含む。特定の「アリール」は、フェニルである。
【0017】
用語「薬学的に許容し得る塩」は、ヒト及び動物の組織と接触させての使用に適した塩を指す。無機及び有機酸との適切な塩の例は、酢酸、クエン酸、ギ酸、フマル酸、塩酸、乳酸、マレイン酸、リンゴ酸、メタンスルホン酸、硝酸、リン酸、p−トルエンスルホン酸、コハク酸、硫酸(硫酸)、酒石酸、トリフルオロ酢酸等であるが、これらに限定されない。特定の酸は、ギ酸、トリフルオロ酢酸及び塩酸である。具体的な酸は、トリフルオロ酢酸である。
【0018】
用語「アミノ」は、単独で又は他の基と組み合わされて、−NH
2を指す。
【0019】
用語「ヒドロキシル」又は「ヒドロキシ」は、単独で又は他の基と組み合わされて、−OHを指す。
【0020】
用語「C
2−6−アルキニル−C
1−6−アルコキシ」は、単独で又は他の基と組み合わされて、本明細書で定義されたとおりの1個又は複数のC
2−6−アルキニル、特に1個のC
2−6−アルキニルによって置換されている、本明細書で定義されたとおりのC
1−6−アルコキシを指す。
【0021】
用語「C
2−6−アルキニル」は、単独で又は他の基と組み合わされて、1、2又は3個の三重結合を含む、2〜6個の炭素原子、特に2〜4個の炭素原子の一価の直鎖又は分岐鎖飽和炭化水素基を示す。C
2−6−アルキニルの例は、エチニル、プロピニル、及びn−ブチニルを含む。
【0022】
用語「C
1−6−アルコキシ−C
1−6−アルキル」は、単独で又は他の基と組み合わされて、本明細書で定義されたとおりの1個又は複数のC
1−6アルコキシ、特に1個のC
1−6−アルコキシによって置換されている、本明細書で定義されたとおりのC
1−6−アルキルを指す。特定の「C
1−6−アルコキシ−C
1−6−アルキル」は、メトキシ−C
1−6−アルキルである。例は、メトキシメチル、メトキシエチル等である。
【0023】
用語「C
3−6−シクロアルキル」は、3〜8員炭素環、例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル(cyclopheptyl)又はシクロオクチルを指す。特に、3、4、5又は6員炭素環を有するシクロアルキル基である。具体的にはシクロプロピルである。
【0024】
用語「C
1−6−アルコキシ」は、単独で又は他の基と組み合わされて、直鎖であっても、分岐(単一分岐又は多分岐)していてもよい−O−C
1−6−アルキル基(ここで、アルキル基は一般に、1〜6個の炭素原子を含む)、例えば、メトキシ(OMe、MeO)、エトキシ(OEt)、プロポキシ、イソプロポキシ(i−プロポキシ)、n−ブトキシ、i−ブトキシ(イソ−ブトキシ)、2−ブトキシ(sec−ブトキシ)、t−ブトキシ(tert−ブトキシ)、イソペンチルオキシ(i−ペンチルオキシ)等を表す。特定の「C
1−6−アルコキシ」は、1〜4個の炭素原子を有する基である。具体的にはエトキシ及びメトキシである。
【0025】
用語「ハロゲン−C
1−6−アルコキシ」は、単独で又は他の基と組み合わされて、1個又は複数のハロゲン、特にフルオロによって置換されている、本明細書で定義されたとおりのC
1−6−アルコキシを指す。特定の「ハロゲン−C
1−6−アルコキシ」は、フルオロ−C
1−6−アルコキシである。具体的な「ハロゲン−C
1−6−アルコキシ」は、CHF
2−CF
2−CH
2−O−、CHF
2−O−及びCF
2−O−である。
【0026】
用語「薬学的に許容し得る担体」及び「薬学的に許容し得る補助物質」は、製剤のその他の成分と併用できる希釈剤又は賦形剤などの担体及び補助物質を指す。
【0027】
用語「医薬組成物」は、特定の成分を所定の量又は割合で含む製品、並びに特定の成分を特定の量で混合することに直接又は間接的に由来する任意の製品を包含する。特に、それは、1種以上の活性成分、及び不活性成分を含む場合による担体を含む製品を、並びに直接又は間接的に、任意の2種以上の成分の混合、錯体形成若しくは凝集に由来するか、又は1種以上の成分の解離に由来するか、又は1種以上の成分の他のタイプの反応若しくは相互作用に由来する、任意の製品を包含する。
【0028】
用語「阻害剤」は、特定のリガンドの特定の受容体への結合と競合するか、それを減少させるか又は防ぐ、あるいは特定のタンパク質の機能の阻害を減少させるか又は防ぐ、化合物を示す。
【0029】
用語「半最大阻害濃度」(IC
50)は、インビトロで生物学的プロセスの50%阻害を得るために必要とされる特定の化合物の濃度を示す。IC
50値を、pIC
50値(−log IC
50)に対数変換することができ、より高い値は、指数関数的により大きい効力を示す。IC
50値は絶対値ではなく、実験条件、例えば、用いられる濃度に依存する。IC
50値を、Cheng-Prusoff式を使用して、絶対阻害定数(Ki)に変換することができる(Biochem. Pharmacol. (1973) 22:3099)。用語「阻害定数」(Ki)は、特定の阻害剤の受容体に対する絶対結合親和性を示す。それは、競合結合アッセイを使用して測定され、そして競合リガンド(例えば、放射性リガンド)が存在しない場合に特定の阻害剤が受容体の50%を占めるであろう濃度に等しい。Ki値を、pKi値(−log Ki)に対数変換することができ、より高い値は、指数関数的により高い効力を示す。
【0030】
「治療有効量」は、疾患状態を処置するために対象に投与されるとき、疾患状態についてそのような処置を果たすために十分な、化合物の量を意味する。「治療有効量」は、化合物、処置されている疾患状態、処置される疾患の重症度、対象の年齢及び相対的な健康状態、投与の経路及び形態、担当医師又は獣医の判断並びに他の要素に依存して変わるであろう。
【0031】
用語「本明細書で定義されたとおり」及び「本明細書において記載されたとおり」は、変数(変形)について言及するとき、その変数(変形)の広い定義、並びに存在するならば、特定の、より特定の、及び最も特定の定義を参照により組み込むものである。
【0032】
化学反応に言及するとき、用語「処理すること」、「接触すること」及び「反応すること」は、2つ以上の試薬を適切な条件下で加えるか又は混合して、指示された及び/又は所望の生成物を生成することを意味する。示された及び/又は所望の生成物を生成する反応が必ずしも、最初に加えられた2つの試薬の混合に直接的に由来しなくてもよいこと、即ち、最終的に示された及び/又は所望の生成物の形成につながる混合物中に生成された1つ以上の中間体が存在してもよいことが認識されるべきである。
【0033】
用語「芳香族」は、文献、特にIUPAC - Compendium of Chemical Terminology, 2nd, A. D. McNaught and A. Wilkinson (Eds). Blackwell Scientific Publications, Oxford (1997)に定義されるような芳香族性の従来の概念を示す。
【0034】
用語「薬学的に許容し得る賦形剤」は、治療活性を有さず、かつ非毒性である任意の成分、例えば、医薬製品を製剤化する際に使用される、崩壊剤、結合剤、充填剤、溶媒、緩衝剤、等張化剤、安定剤、酸化防止剤、界面活性剤又は滑沢剤を示す。
【0035】
キラル炭素が化学構造内に存在する場合は、そのキラル炭素に関連する全ての立体異性体が、純粋な立体異性体及びそれらの混合物として、その構造に包含されることが意図される。
【0036】
本発明はまた、医薬組成物、前述の化合物の使用方法及び調製方法を提供する。
【0037】
全ての別々の実施態様は組み合わされてもよい。
【0038】
本発明の一つの実施態様は、式I:
【化2】
[式中、
nは、2又は3であり;
R
1は、以下:
i)H、
ii)ハロゲン、
iii)C
1−6−アルキル、及び
iv)ハロゲン−C
1−6−アルキル
からなる群より選択され;
R
2は、以下:
i)H、
ii)ハロゲン、
iii)C
1−6−アルキル、及び
iv)ハロゲン−C
1−6−アルキル
からなる群より選択され;
R
3は、以下:
i)アリール、
ii)アミノ、シアノ、ハロゲン、ハロゲン−C
1−6−アルキル、ハロゲン−C
1−6−アルコキシ、C
1−6−アルコキシ、C
1−6−アルコキシ−C
1−6−アルキル、C
2−6−アルキニル−C
1−6−アルコキシ、C
2−6−アルキニル、C
1−6−アルキル、C
3−6−シクロアルキル、C
3−6−シクロアルキル(ハロゲン、シアノ、C
1−6−アルキル及びC
1−6−アルコキシからなる群より個々に選択される1〜4個の置換基によって場合により置換されている)、C
3−6−シクロアルキル−C
1−6−アルコキシ及びC
3−6−シクロアルキル−C
1−6−アルコキシより個々に選択される1〜4個の置換基によって置換されているアリールであって、ここで、シクロアルキル単位は、ハロゲン、シアノ、C
1−6−アルキル及びC
1−6−アルコキシからなる群より個々に選択される1〜4個の置換基によって置換されている、アリール;
iii)ヘテロアリール、及び
iv)アミノ、シアノ、ハロゲン、ハロゲン−C
1−6−アルキル、ハロゲン−C
1−6−アルコキシ、C
1−6−アルコキシ、C
1−6−アルコキシ−C
1−6−アルキル、C
2−6−アルキニル−C
1−6−アルコキシ、C
2−6−アルキニル、C
1−6−アルキル、C
3−6−シクロアルキル、C
3−6−シクロアルキル(ハロゲン、シアノ、C
1−6−アルキル及びC
1−6−アルコキシからなる群より個々に選択される1〜4個の置換基によって場合により置換されている)、C
3−6−シクロアルキル−C
1−6−アルコキシ及びC
3−6−シクロアルキル−C
1−6−アルコキシより個々に選択される1〜4個の置換基によって置換されているヘテロアリールであって、ここで、シクロアルキル単位は、ハロゲン、シアノ、C
1−6−アルキル及びC
1−6−アルコキシからなる群より個々に選択される1〜4個の置換基によって置換されている、ヘテロアリール
からなる群より選択される]
で示される化合物又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
【0039】
本発明の特定の実施態様は、R
1がC
1−6−アルキルである、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を提供する。
【0040】
本発明の特定の実施態様は、R
1がメチルである、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を提供する。
【0041】
本発明の特定の実施態様は、R
2がC
1−6−アルキル又はハロゲン−C
1−6−アルキルである、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を提供する。
【0042】
本発明の特定の実施態様は、R
2がメチル又はCH
2Fである、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を提供する。
【0043】
本発明の特定の実施態様は、R
2がC
1−6−アルキルである、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を提供する。
【0044】
本発明の特定の実施態様は、R
2がメチルである、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を提供する。
【0045】
本発明の特定の実施態様は、R
3が、アミノ、シアノ、ハロゲン、ハロゲン−C
1−6−アルキル、ハロゲン−C
1−6−アルコキシ、C
1−6−アルコキシ、C
1−6−アルコキシ−C
1−6−アルキル、C
2−6−アルキニル−C
1−6−アルコキシ、C
2−6−アルキニル、C
1−6−アルキル、C
3−6−シクロアルキル、C
3−6−シクロアルキル(ハロゲン、シアノ、C
1−6−アルキル及びC
1−6−アルコキシからなる群より個々に選択される1〜4個の置換基によって場合により置換されている)、C
3−6−シクロアルキル−C
1−6−アルコキシ及びC
3−6−シクロアルキル−C
1−6−アルコキシより個々に選択される1〜4個の置換基によって置換されているヘテロアリールであって、ここで、シクロアルキル単位が、ハロゲン、シアノ、C
1−6−アルキル及びC
1−6−アルコキシからなる群より個々に選択される1〜4個の置換基によって置換されている、ヘテロアリールである、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を提供する。
【0046】
本発明の特定の実施態様は、R
3がシアノ及びC
1−6−アルキルによって置換されているヘテロアリールである、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を提供する。
【0047】
本発明の特定の実施態様は、R
3がシアノ及びメチルによって置換されているピリジニルである、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を提供する。
【0048】
本発明の特定の実施態様は、式Ia:
【化3】
[式中、n、R
1及びR
2は、請求項1に記載されたとおりであり、そしてR
4は、アミノ、シアノ、ハロゲン、ハロゲン−C
1−6−アルキル、ハロゲン−C
1−6−アルコキシ、C
1−6−アルコキシ、C
1−6−アルコキシ−C
1−6−アルキル、C
2−6−アルキニル−C
1−6−アルコキシ、C
2−6−アルキニル、C
1−6−アルキル、C
3−6−シクロアルキル、C
3−6−シクロアルキル(ハロゲン、シアノ、C
1−6−アルキル及びC
1−6−アルコキシからなる群より個々に選択される1〜4個の置換基によって場合により置換されている)、C
3−6−シクロアルキル−C
1−6−アルコキシ及びC
3−6−シクロアルキル−C
1−6−アルコキシより個々に選択され、ここで、シクロアルキル単位は、ハロゲン、シアノ、C
1−6−アルキル及びC
1−6−アルコキシからなる群より個々に選択される1〜4個の置換基によって置換されている]で示される、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を提供する。
【0049】
本発明の特定の実施態様は、以下:
N−[6−(5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−メトキシピラジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−3,5−ジクロロピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−フルオロ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−3−クロロ−5−シアノピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−メトキシピラジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−3,5−ジクロロピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−フルオロ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−3−クロロ−5−シアノピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、及び
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピリジン−2−カルボキサミド
からなる群より選択される、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
【0050】
本発明の特定の実施態様は、以下:
N−[6−(5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−メトキシピラジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−3,5−ジクロロピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−フルオロ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド(立体異性体A)、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド(立体異性体B)、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド(立体異性体D)、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−メトキシピラジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−3,5−ジクロロピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−フルオロ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−3−クロロ−5−シアノピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−(ジフルオロメトキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−(2,2−ジフルオロエトキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aR,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド
N−{6−[(4aS,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aR,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−3−クロロ−5−シアノピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aS,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−3−クロロ−5−シアノピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aR,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aS,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aR,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aS,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aR,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aS,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aR,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aS,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aS,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aR,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aS,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aS,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aS,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、及び
N−{6−[(4aR,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド
からなる群より選択される、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
【0051】
本発明の特定の実施態様は、以下:
N−{6−[(4aS,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aR,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド(立体異性体A)、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド(立体異性体B)、
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド(立体異性体D)、
N−{6−[(4aR,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド
N−{6−[(4aS,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aR,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−3−クロロ−5−シアノピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aS,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−3−クロロ−5−シアノピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aR,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aS,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aR,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aS,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aR,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aS,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aR,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aS,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aS,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aS,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、
N−{6−[(4aS,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、及び
N−{6−[(4aR,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド
からなる群より選択される、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
【0052】
本発明の特定の実施態様は、以下:
N−(6−(5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル)−5−シアノ−3−メチルピコリンアミド、
N−(6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル)−5−シアノ−3−メチルピコリンアミド(立体異性体A)、
N−(6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル)−5−シアノ−3−メチルピコリンアミド(立体異性体B)、及び
N−(6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル)−5−シアノ−3−メチルピコリンアミド(立体異性体D)
からなる群より選択される、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物又はその薬学的に許容し得る塩を提供する。
【0053】
本発明の特定の実施態様は、本明細書において記載されたとおりの方法によって調製される、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を提供する。
【0054】
本発明の特定の実施態様は、治療活性物質としての使用のための、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を提供する。
【0055】
本発明の特定の実施態様は、BACE1活性の阻害剤としての使用のための、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を提供する。
【0056】
本発明の特定の実施態様は、上昇したβ−アミロイドレベル及び/又はβ−アミロイドオリゴマー及び/又はβ−アミロイド斑及び更なる沈着によって特徴付けられる疾患及び障害、即ちアルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置のための治療活性物質としての使用のための、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を提供する。
【0057】
本発明の特定の実施態様は、アルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置のための治療活性物質としての使用のための、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を提供する。
【0058】
本発明の特定の実施態様は、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物と薬学的に許容し得る担体及び/又は薬学的に許容し得る補助物質とを含む医薬組成物を提供する。
【0059】
本発明の特定の実施態様は、BACE1活性の阻害における使用のための医薬の製造のための、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物の使用を提供する。
【0060】
本発明の特定の実施態様は、上昇したβ−アミロイドレベル及び/又はβ−アミロイドオリゴマー及び/又はβ−アミロイド斑及び更なる沈着によって特徴付けられる疾患及び障害、即ちアルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置のための医薬の製造のための、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物の使用を提供する。
【0061】
本発明の特定の実施態様は、アルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置のための医薬の製造のための、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物の使用を提供する。
【0062】
本発明の特定の実施態様は、アルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置のための医薬の製造のための、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物の使用を提供する。
【0063】
本発明の特定の実施態様は、BACE1活性の阻害における使用のための、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を提供する。
【0064】
本発明の特定の実施態様は、上昇したβ−アミロイドレベル及び/又はβ−アミロイドオリゴマー及び/又はβ−アミロイド斑及び更なる沈着によって特徴付けられる疾患及び障害、即ちアルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置における使用のための、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を提供する。
【0065】
本発明の特定の実施態様は、アルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置における使用のための、本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を提供する。
【0066】
本発明の特定の実施態様は、BACE1活性の阻害における使用のため、特に上昇したβ−アミロイドレベル及び/又はβ−アミロイドオリゴマー及び/又はβ−アミロイド斑及び更なる沈着によって特徴付けられる疾患及び障害、即ちアルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置のための方法であって、ヒト又は動物に本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を投与することを含む方法を提供する。
【0067】
本発明の特定の実施態様は、アルツハイマー病の治療的及び/又は予防的処置における使用のための方法であって、ヒト又は動物に本明細書において記載されたとおりの式Iの化合物を投与することを含む方法を提供する。
【0068】
更に本発明は、式Iの化合物の全ての光学異性体、即ちジアステレオ異性体、ジアステレオマー混合物、ラセミ混合物、全てのこれらの対応するエナンチオマー及び/又は互変異性体、並びにこれらの溶媒和物を包含する。
【0069】
当業者は、式Iの化合物が互変異性型:
【化4】
で存在することができることを認識するであろう。
【0070】
全ての互変異性型は、本発明に包含される。
【0071】
式Iの化合物は、1個以上の不斉中心を含有してもよく、そしてしたがってラセミ体、ラセミ混合物、単一エナンチオマー、ジアステレオマー混合物及び個々のジアステレオマーとして生じることができる。分子上の種々の置換基の性質に応じて、更なる不斉中心が存在してもよい。このような各不斉中心は、独立に2個の光学異性体を生み出すであろうし、そして可能な光学異性体及びジアステレオマーの全ては、混合物で、及び純粋又は部分的に精製された化合物として、本発明に包含されることが意図される。本発明は、これらの化合物のこのような全ての異性体形を包含することが意味される。これらのジアステレオマーの独立した合成法又はそれらのクロマトグラフィー分離法は、本明細書において開示される方法論の適切な変法により、当技術分野において公知のとおりにして達成されてもよい。これらの絶対立体化学は、必要ならば絶対立体配置がわかっている不斉中心を含有する試薬で誘導体化された、結晶性生成物又は結晶性中間体のX線結晶解析によって決定されてもよい。必要に応じて、本化合物のラセミ混合物は、個々のエナンチオマーが単離されるように分離されてもよい。分離は、化合物のラセミ混合物をエナンチオマーとして純粋な化合物にカップリングさせてジアステレオマー混合物を形成し、続いて個々のジアステレオマーを分別結晶法又はクロマトグラフィーなどの標準的方法により分離するというような、当技術分野において周知の方法によって実施されることができる。
【0072】
光学的に純粋なエナンチオマーが提供される実施態様において、光学的に純粋なエナンチオマーは、本化合物が、>90重量%の目的異性体を、特に>95重量%の目的異性体を、又はより特には>99重量%の目的異性体を含有することを意味する(該重量パーセントはこの化合物の異性体の総重量に基づく)。キラリティ−について純粋な化合物又はキラル濃縮化合物は、キラル選択的合成法により、又はエナンチオマーの分離により調製されてもよい。エナンチオマーの分離は、最終生成物に、又は代替的に適切な中間体に実施されてもよい。
【0073】
【化5】
式IIIで示される(メチルチオプロパン)ニトリル中間体を、室温〜還流でアセトニトリルなどの溶媒中、ナトリウムメトキシドと式II(式中、LGは、クロリド又はブロミドのような脱離基である)で示されるニトリルとの反応によって、調製することができる。式IVで示される化合物を、当技術分野において公知の方法に従って、例えば、リチウムジイソプロピルアミド又はリチウムビス(トリメチルシリル)アミドなどの有機塩基、そして1−クロロ−3−ヨードプロパンなどの求電子反応剤での式IIIで示される化合物の逐次処理によって、得る。式Vで示されるスルホキシド中間体を、室温で1,4−ジオキサン及び水などの溶媒混合物中、式IVで示される化合物の過ヨウ素酸ナトリウムなどの酸化試薬での処理によって得る。式VIで示される化合物を、式Vで示されるスルホキシド中間体から、当技術分野において公知の方法によって、例えば、触媒量の酢酸二ロジウムダイマーを使用し、室温でジクロロメタンなどの溶媒中、ヨードベンゼンジアセタート、トリフルオロアセトアミド及び酸化マグネシウムでの処理によって得る。式VIIで示されるスルホキシイミン中間体を、メタノール中、炭酸カリウムを使用する式VIで示される化合物の加水分解によって調製することができる。式VIII-a及びVIII-bで示される中間体を、式VIIで示される中間体から、水素化ナトリウムなどの塩基を使用し、室温〜還流でテトラヒドロフランなどの溶媒中での分子内アルキル化によって調製することができる。代替的に、式VIII-a及びVIII-bで示される中間体を、炭酸セシウム又はカリウムなどの塩基を使用し、室温〜還流でアセトニトリルなどの溶媒中での分子内アルキル化によって調製することができる。
【0074】
【化6】
式Xで示される中間体を、−78℃でテトラヒドロフラン中でのリチウムジイソプロピルアミドなどの塩基、そしてトリエチルクロロシランでの式IXで示される化合物の逐次処理によって、調製することができる。式XIで示される中間体を、−78℃でテトラヒドロフラン中でのリチウムジイソプロピルアミドなどの塩基、そしてジメチルアセトアミドでの式Xで示される化合物の逐次処理によって、調製することができる。チタン(IV)エトキシドを使用し、60℃で酢酸エチル中、(R)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドでの式XIで示される中間体の処理が、式XIIで示されるケチミン中間体を与える。
【0075】
【化7】
式XIIIで示される中間体を、−60℃でジクロロメタン中でのリチウムビス(トリメチルシリル)アミド、そして式XIIで示されるケチミン中間体での式VIIIで示されるスルホキシイミン中間体の逐次処理によって、調製することができる。代替的に、式XIIIで示される中間体を、−78℃でテトラヒドロフラン中でのn−ブチルリチウム、そして式XIIIで示されるケチミン中間体での式VIIIで示されるスルホキシイミン中間体の逐次処理によって、調製することができる。0℃でメタノール中、塩化水素での式XIIIで示される中間体の脱保護が、式XIVで示される中間体を与え、それを当技術分野において公知の方法に従って、例えば、75℃でエタノール中、塩化銅(I)での処理、又は室温〜60℃でトルエン中、アルミニウムトリメチルでの処理によって、式XVで示される中間体へ環化させることができる。室温でテトラヒドロフラン中、ジ−tert−ブチルジカルボナートでの式XVで示される中間体の処理が、式XVIで示される中間体を与え、それを室温でテトラヒドロフラン/N,N−ジメチルホルムアミド中、フッ化カリウム及び酢酸での処理によって、式XVIIで示される中間体へと変換することができる。式xxxで示されるアミノピリジン中間体を、式XVIIIで示される中間体から、ヨウ化銅(I)及びtrans−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミンを使用し、70℃で1,4−ジオキサン/水中、アジ化ナトリウム及びアスコルビン酸ナトリウムでの処理によって、調製することができる。式XIXで示される中間体を、ジクロロメタン中、1−クロロ−N,N,2−トリメチルプロパ−1−エン−1−アミン又は塩化オキサリルなどの活性化剤を用い、市販されているか又は当技術分野において周知の方法及び出発物質によって容易に調製されるかのいずれかである式XVIで示される酸中間体での式XVIIIで示されるアミノピリジン中間体の処理によって、調製することができる。ジクロロメタン中、トリフルオロ酢酸での式XIXで示される中間体の処理が、式Iで示される化合物を与える。
【0076】
【化8】
式XXで示される中間体を、−78℃で脱水ジエチルエーテル中でのn−ブチルリチウムなどの塩基、そしてn−メトキシ−n−メチルアセトアミドでの式IXで示される化合物の逐次処理によって、調製することができる。チタン(IV)エトキシドを使用し60℃で脱水テトラヒドロフラン中、(R)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドでの式XXで示される中間体の処理が、式XXIで示されるケチミン中間体を与える。
【0077】
【化9】
式XXIIで示される化合物を、当技術分野において公知の方法に従って、例えば、室温で1,4−ジオキサン及び水などの溶媒混合物中、過ヨウ素酸ナトリウムなどの酸化試薬での、又は0℃でジクロロメタン中、m−CPBAでの式IIIで示される化合物の処理によって得る。式XXIIIで示される化合物を、テトラヒドロフランなどの溶媒中、水素化ナトリウム又はリチウムビス(トリメチルシリル)アミドなどの適切な塩基及び臭化アリルなどの求電子反応剤での化合物XXIIの処理によって得る。式XXIVで示されるスルホキシイミン中間体を、式XXIIIで示される化合物から、当技術分野において公知の方法によって、例えば、触媒量の硝酸銀及び4,4’,4”−トリ−tert−ブチル−2,2’:6’,2”−ターピリジンなどの適切な配位子を使用し、60℃でアセトニトリルなどの溶媒中、ジアセトキシヨードソベンゼン、4−ニトロベンゼンスルホンアミドでの処理によって調製する。式XXVで示されるスルホキシイミンを、アセトニトリル中、チオフェノール及び炭酸セシウムを使用する式XXIVで示される化合物の加水分解によって、調製することができる。式XXVIで示される中間体を、化合物XXVから、水素化ナトリウムなどの適切な塩基、そして溶媒としてのジメトキシエタン中、ヨウ化アリルなどの求電子試薬での逐次処理によって、合成する。式XXVIIで示される環構造を、化合物XXVIから、触媒量の第二世代グラブス触媒を使用するメタセシス反応によって得て、4つの立体異性体の混合物を生成し、それをシリカクロマトグラフィーによって2つのラセミ混合物XXVII-A及びXXVII-Bに分離することができる。式XXVIII-A及びXXVIII-Bで示される環式スルホキシイミン構造を、エタノール又はメタノールなどの適切な溶媒中、加圧水素雰囲気下、活性炭担持パラジウムなどの適切な触媒を使用する、それぞれ中間体XXVII-A及びXVII-Bの還元によって、調製する。
【0078】
【化10】
次に、ケチミン中間体XXIを、強塩基、例えばリチウムヘキサメチルジシラジドなどのアルカリヘキサメチルジシラジド、リチウムジイソプロピルアミドなどのアルカリジイソプロピルアミド、又はn−ブチルリチウムなどのアルキルリチウムの存在下、適切な非プロトン溶媒、例えばテトラヒドロフラン中、無水条件下で、スルホキシイミンXXVIII-Aと反応させて、2つの主要立体異性体の混合物として中間体mix-A-XXIXを形成することができる。単一の立体異性体XXIX-A及びXXIX-Bを、シリカクロマトグラフィーによってこの段階で分離することができる。
【0079】
【化11】
0℃でメタノール中、塩化水素での式、例えば立体異性体XXIX-Aで示される中間体の脱保護が、式XXX-Aで示される中間体を与え、それを、当技術分野において公知の方法、例えば、75℃でエタノール中、塩化銅(I)での処理、又は室温〜60℃でトルエン中、トリメチルアルミニウムでの処理により、式XXXI-Aで示される中間体へ環化させることができる。室温でテトラヒドロフラン中、ジ−tert−ブチルジカルボナート、及びトリエチルアミン又はジイソプロピルエチルアミンなどの適切な塩基での式XXXI-Aで示される中間体の処理が、式XXXII-Aで示される中間体を与える。式XXXIII-Aで示されるアミノピリジン中間体を、式XXXII-Aで示される中間体から、触媒量のヨウ化銅(I)及びtrans−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミンなどの適切なジアミン配位子を使用し、70℃で1,4−ジオキサン/水の混合物中、アジ化ナトリウム及びアスコルビン酸ナトリウムでの処理によって、調製することができる。式XXXIV-Aで示される中間体を、ジクロロメタン中、1−クロロ−N,N,2−トリメチルプロパ−1−エン−1−アミンなどの活性化剤を用いる、市販されているか又は当技術分野において周知の方法及び出発物質によって容易に調製されるかのいずれかであるカルボン酸での式XXXIII-Aで示されるアミノピリジン中間体の処理によって、調製することができる。0℃で脱水ジクロロメタン中、トリメチルシリルトリフラート及び1,3−ジメトキシベンゼンでの式XXXIV-Aで示される中間体の最終脱保護が、単一の立体異性体としての式I-Aで示される化合物を与える。
【0080】
中間体XXIX-Aの中間体I-Aへの変換に関してスキーム7において先に記載した化学と同様にして、中間体XXIX-Bを、単一の立体異性体としての化合物I-Bへ変換することができる。
【0081】
【化12】
代替的に及び同様の方法で、基本の中間体XXIを、強塩基、例えばリチウムヘキサメチルジシラジドなどのアルカリヘキサメチルジシラジド、リチウムジイソプロピルアミドなどのアルカリジイソプロピルアミド、又はn−ブチルリチウムなどのアルキルリチウムの存在下、適切な非プロトン溶媒、例えばテトラヒドロフラン中、無水条件下で、スルホキシイミンXXVIII-Bと反応させて、mix-A-XXIX中間体と比べてその段階でのクロマトグラフィーによる分離がより困難な立体異性体の混合物としての中間体mix-B-XXIXを形成することもできる。0℃でメタノール中、塩化水素での式mix-B-XXIXで示される中間体の脱保護が、立体異性体の混合物としての式mix-XXXで示される中間体を与え、それから、単一の立体異性体XXX-C及びXXX-Dを、シリカクロマトグラフィーによって分離することができる。
【0082】
【化13】
中間体XXX-Aの中間体I-Aへの変換に関してスキーム7において先に記載した化学と同様にして、極性のより高い中間体XXX-Dを、I-Dへ変換することができる。
【0083】
【化14】
式Xで示される中間体を、−78℃でテトラヒドロフラン中でのリチウムジイソプロピルアミドなどの塩基、そしてトリエチルクロロシランでの式IXで示される化合物の逐次処理によって、調製することができる。式XXXVで示される中間体を、−78℃でテトラヒドロフラン中でのリチウムジイソプロピルアミドなどの塩基、そしてフルオロ酢酸メチルでの式Xで示される化合物の逐次処理によって、調製することができる。チタン(IV)エトキシドを使用し、60℃で酢酸エチル中、(R)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドでの式XXXVで示される中間体の処理が、式XXXVIで示されるケチミン中間体を与える。
【0084】
【化15】

式XIII-a及びXIII-bで示される中間体を、−60℃でジクロロメタン中でのリチウムビス(トリメチルシリル)アミド、そして式XIIで示されるケチミン中間体での式VIII-aで示されるスルホキシイミン中間体の逐次処理によって得ることができる。代替的に、式XIII-a及びXIII-bで示される中間体を、−78℃でテトラヒドロフラン中でのn−ブチルリチウム、そして式XIIで示されるケチミン中間体での式VIII-aで示されるスルホキシイミン中間体の逐次処理によって、調製することができる。室温でテトラヒドロフラン/N,N−ジメチルホルムアミド混合物中、フッ化カリウム及び酢酸での式XIII-a又はXIII-bで示される中間体の処理が、式XXXVII-a又はXXXVII-bで示される中間体を与える。0℃でメタノール中、塩化水素での式XXXVII-a又はXXXVII-bで示される中間体の脱保護が、式XXXVIII-a又はXXXVIII-bで示される中間体を与え、それを、当技術分野において公知の方法に従って、例えば、75℃でエタノール中、臭化銅(I)での処理、又は室温〜60℃でトルエン中、アルミニウムトリメチルでの処理により、式XXXIX-a又はXXXIX-bで示される中間体へ環化させることができる。室温でテトラヒドロフラン中、ジ−tert−ブチルジカルボナートでの式XXXIX-a又はXXXIX-bで示される中間体の処理が、式XVII-a又はXVII-bで示される中間体を与える。式XVIII-a又はXVIII-bで示されるアミノピリジン中間体を、式XVII-a又はXVII-bで示される中間体から、ヨウ化銅(I)及びtrans−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミンを使用し、70℃で1,4−ジオキサン/水中、アジ化ナトリウム及びアスコルビン酸ナトリウムでの処理によって、調製することができる。式XIX-a又はXIX-bで示される中間体を、市販されているか、又は、ジクロロメタン中、1−クロロ−N,N,2−トリメチルプロパ−1−エン−1−アミン又は塩化オキサリルなどの活性化剤を用いる、当技術分野において周知の方法及び出発物質によって容易に調製されるかのいずれかである式XVIで示される酸中間体での式XVIII-a又はXVIII-bで示されるアミノピリジン中間体の処理によって、調製することができる。代替的に、式XIX-a又はXIX-bで示される中間体を、市販されているか、又は、室温〜還流でテトラヒドロフランなどの溶媒中、プロピルホスホン酸無水物などの活性化剤及びトリエチルアミン又はHunig塩基などの塩基を用いる、当技術分野において周知の方法及び出発物質により容易に調製されるかのいずれかである式XVIで示される酸中間体での式XVIII-a又はXVIII-bで示されるアミノピリジン中間体の処理によって、調製することができる。室温でジクロロメタン中、過剰トリフルオロ酢酸での式XIX-a又はXIX-bで示される中間体の処理が、式I-a又はI-bで示される化合物を与える。
【0085】
【化16】
式I-c及びI-dで示される化合物を、化合物I-a及びI-bの合成に関してスキーム11において先に記載した化学と同様にし、式XIIで示されるケチミン中間体及び式VIII-bで示されるスルホキシイミン中間体から出発して、調製することができる。
【0086】
【化17】
式I-e及びI-fで示される化合物を、化合物I-a及びI-bの合成に関してスキーム11において先に記載した化学と同様にし、式XXXVIで示されるケチミン中間体及び式VIII-aで示されるスルホキシイミン中間体から出発して、調製することができる。
【0087】
【化18】
式I-g及びI-hで示される化合物を、化合物I-a及びI-bの合成に関してスキーム11において先に記載した化学と同様にし、式XXXVIで示されるケチミン中間体及び式VIII-bで示されるスルホキシイミン中間体から出発して、調製することができる。
【0088】
対応する薬学的に許容し得る酸との塩を、当業者に公知の標準的方法によって、例えば、式Iの化合物を例えばジオキサン又はテトラヒドロフランなどの適切な溶媒に溶解し、そして適切な量の対応する酸を加えることによって得ることができる。この生成物を通常、濾過によるか、又はクロマトグラフィーにより単離することができる。式Iの化合物の薬学的に許容し得る塩基との塩への変換を、そのような化合物のそのような塩基での処理によって実施することができる。そのような塩を形成するための1つの可能な方法は、例えば、1/n当量の塩基性塩、例えば、M(OH)
n(ここで、M=金属又はアンモニウムカチオン、そしてn=水酸化物アニオンの数)などの、適切な溶媒(例えば、エタノール、エタノール−水混合物、テトラヒドロフラン−水混合物)中の本化合物の溶液への添加、そして蒸発又は凍結乾燥によって溶媒を除去することによるものである。特定の塩は、塩酸塩、ギ酸塩及びトリフルオロ酢酸塩である。
【0089】
それらの調製法が実施例に記載されていない場合、式Iの化合物並びに全ての中間体生成物を、類似方法によるか、又は本明細書において記載される方法によって、調製することができる。出発物質は、市販されているか、当技術分野において公知であるか、又は当技術分野において公知の方法により、若しくはそれと同様にして、調製することができる。
【0090】
本発明における一般式Iの化合物を、官能基で誘導体化して、親化合物に戻る変換がインビボでできる誘導体を提供することができることが理解されるであろう。
【0091】
薬理学的試験
式Iの化合物及びその薬学的に許容し得る塩は、有益な薬理学的特性を有する。本発明の化合物は、BACE1活性の阻害に関連することが見いだされた。本化合物を以下に示される試験に従って調査した。
【0092】
細胞Aβ−低下アッセイ:
Aβ40αLISAアッセイを使用することができる。HEK293APP細胞を、96ウェルマイクロタイタープレートにおいて細胞用培地(Iscove、+10%(v/v)ウシ胎仔血清、ペニシリン/ストレプトマイシン)中、約80%集密度に播種し、そして化合物を、3×濃度で培地の1/3容量に加えた(最終DMSO濃度を1%v/vに保持した)。加湿インキュベーター内37℃及び5% CO
2での18〜20時間インキュベーション後、培養上清を、Perkin-Elmerヒトアミロイドβ1−40(高特異性)キット(Cat# AL275C)を使用するAβ40濃度の決定のために収集した。
【0093】
Perkin-Elmer White Optiplate-384(Cat# 6007290)において、培養上清 2ulを、10×αLISA抗hAβアクセプタービーズ+ビオチン化抗体抗Aβ1−40ミックス(50μg/mL/5nM) 2μLと混合した。1時間の室温インキュベーション後、1.25×ストレプトアビジン(SA)ドナービーズ調製物(25μg/mL) 16μLを加え、そして暗所で30分間インキュベートした。次に、615nmでの発光を、EnVision-Alpha Readerを使用して記録した。培養上清中のAβ40のレベルを、最大シグナル(阻害剤を用いずに1% DMSOで処理した細胞)のパーセントとして計算した。IC
50値を、Excel XLfitソフトウェアを使用して計算した。
【0094】
野生型マウスの脳内Aβ40の低下:
動物及び収容条件.動物を12/12時間の明/暗サイクルに維持し、午前6時に光を当て始め、そして実験を明相の間に行った。動物収容及び実験手順は、倫理的及び合法的指針に沿い、かつ現地獣医当局(local veterinary authorities)によって認可された。
【0095】
実験.雌C57Bl/6Jマウスを、化合物 30mg/kgの用量で処理し、1処理群当たり動物3〜4匹であった。試験化合物を、5% EtOH、10% Solutolに溶解し、そして10mL/kgで経口投与した。4時間後、動物を屠殺し、そして脳及び血漿を回収した。脳を半分に切断し、そしてすぐにドライアイスで凍結させた。脳をAβ40の測定のために使用し、そして血漿を化合物曝露の決定のために使用した。脳溶解物中のAβ40の決定のための方法は公知の手順に従った(Lanz, T. A.; Schachter, J. B. Demonstration of a common artifact in immunosorbent assays of brain extracts: development of a solidphase extraction protocol to enable measurement of amyloid-β from wild-type rodent brain. J. Neurosci. Methods 2006, 157, 71-81.)。脳組織を、Roche MagnaLyser(20″、4000rpm)内で2% DEA緩衝液中にホモジナイズし、そしてその後、100000gで1時間遠心分離した。DEAを50mM NaCl中0.2%まで減らし、そしてDEA溶解物の半分を、MeOHの存在下で活性化し、かつdH2O(各1mL)中で平衡化しておいた、Oasis固相抽出プレート(Waters; cat. no. 186000679)に通した。10%及び30% MeOH(各1mL)で洗浄後、Aβ−ペプチドを、90% MeOH中2% NH4OH 0.8mLに溶出した。溶出液をN2流で乾燥させ、そして乾燥させたサンプルを、αLISAアッセイ緩衝液 30μL中で再構成した。Aβ40をαLISAアッセイ(Perkin-Elmer)によって決定した。白色96ウェルの1/2面積マイクロプレート(Perkin-Elmer cat. no. 6005561)内で、再構成したサンプル 20μLを、ビオチン化BAP−24 5μL(Aβ40のC末端に特異的)(Brockhaus, M.; Grunberg, J.; Rohrig, S.; Loetscher, H.; Wittenburg, N.; Baumeister, R.; Jacobsen, H.; Haass, C. Caspasemediated cleavage is not required for the activity of presenilins in amyloidogenesis and NOTCH signaling. NeuroReport 1998, 9, 1481-1486.) 原液=4.4mg/mL、f.c. 5.5μg/mL)、及びαLISAアクセプタービーズ(Perkin-Elmer cat. no. 6772002);最終希釈 1:500)と予め接合させておいた252Q6アクセプタービーズ(252Q6抗体、Invitrogen AMB0062) 5μLと混合した。この混合物を、暗所において室温で1時間インキュベートした。次に、ストレプトアビジン被覆ドナービーズ(Perkin-Elmer cat. no. 6760002、最終希釈 1:125) 20μLを加え、そしてこの最終混合物を、暗所において室温でさらに30分間インキュベートし、その後、RFUを、AlphaScreen Reader(Perkin-Elmer Envision 2104)で測定した。処理済み動物中のAβ40について得られた値を、ビヒクル群における値と関連付け、そして%で示した。代替的に、市販のELISAを、製造業者の説明書に従って、Aβ40決定のために使用した(Wako ELISA: ("Human/Rat β Amyloid (40) ELISA kit Wako II"; cat nr. 294-64701)。またここで、Aβ低下効力を、ビヒクル群のパーセンテージとして計算した。
【0097】
医薬組成物
式Iの化合物及び薬学的に許容し得る塩は、治療活性物質として、例えば医薬製剤の形態で使用され得る。医薬製剤は、例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠、硬及び軟ゼラチンカプセル剤、液剤、乳剤又は懸濁剤の形態で、経口投与され得る。しかしながら、投与はまた、例えば坐剤の形態で経直腸的に、又は例えば注射液剤の形態で非経口的に実施され得る。
【0098】
式Iの化合物及びその薬学的に許容し得る塩は、医薬製剤の製造のため、薬学的に不活性な無機又は有機の担体と共に加工され得る。乳糖、トウモロコシデンプン又はその誘導体、タルク、ステアリン酸又はその塩等が、例えば、錠剤、コーティング錠、糖衣錠及び硬ゼラチンカプセル剤のためのそのような担体として使用され得る。軟ゼラチンカプセル剤に適切な担体は、例えば、植物油、ロウ、脂肪、半固体及び液体ポリオール類等である。しかしながら、活性物質の性質に応じて、軟ゼラチンカプセル剤の場合は、通常担体を必要としない。液剤及びシロップ剤の製造に適切な担体は、例えば、水、ポリオール類、グリセリン、植物油等である。坐剤に適切な担体は、例えば、天然又は硬化油、ロウ、脂肪、半液体又は液体のポリオール類等である。
【0099】
更に医薬製剤は、薬学的に許容し得る補助物質、例えば、保存剤、可溶化剤、安定剤、湿潤剤、乳化剤、甘味料、着色料、香味剤、浸透圧を変化させる塩、緩衝剤、マスキング剤又は酸化防止剤を含有することができる。これらはまた、更に他の治療上価値のある物質を含有することができる。
【0100】
式Iの化合物又はその薬学的に許容し得る塩及び治療上不活性な担体を含有する医薬も、本発明により提供され、また、それらの製造のための方法であって、1つ以上の式Iの化合物及び/又はその薬学的に許容し得る塩と、所望により、1つ以上の他の治療上価値のある物質とを、1つ以上の治療上不活性な担体と共にガレヌス製剤の投与形態にすることを含む方法も、本発明により提供される。
【0101】
投与量は、広い範囲内で変化させることができ、そして当然ながら各特定の症例における個々の要求に合わせる必要があろう。経口投与の場合には、成人の投与量は、1日に約0.01mg〜約1000mgの一般式Iの化合物、又は対応する量のその薬学的に許容し得る塩と変化させることができる。1日投与量は、1回用量として又は分割用量で投与されてもよく、加えて、必要性が示される場合、上限を超えることもできる。
【0102】
下記の例は、本発明を限定することなく説明するものであり、単にその代表的なものとして役立つ。医薬製剤は好都合には、約1〜500mg、特に1〜100mgの式Iの化合物を含有する。以下は本発明による組成物の例である:
【0103】
例A
以下の組成の錠剤を通常の方法で製造する。
【表2】
【0104】
製造手順
1.成分1、2、3及び4を混合し、そして精製水で顆粒化する。
2.顆粒を50℃で乾燥させる。
3.顆粒を適切な微粉砕装置に通す。
4.成分5を加え、そして3分間混合し;適切な成形機で圧縮する。
【0105】
例B−1
以下の組成のカプセル剤を製造する。
【表3】
【0106】
製造手順
1.成分1、2及び3を適切なミキサーで30分間混合する。
2.成分4及び5を加え、そして3分間混合する。
3.適切なカプセルに充填する。
【0107】
式Iの化合物、乳糖及びトウモロコシデンプンを、最初にミキサーで、そして次に微粉砕機で混合する。混合物をミキサーに戻し;タルクをそれに加え、そして十分に混合する。混合物を、機械により適切なカプセル、例えば硬ゼラチンカプセルに充填する。
【0108】
例B−2
以下の組成の軟ゼラチンカプセル剤を製造する。
【表4】
【0110】
製造手順
式Iの化合物を、その他の成分の加温溶融物に溶解し、そして混合物を適切な大きさの軟ゼラチンカプセルに充填する。充填した軟ゼラチンカプセルを、通常の手順に従って処理する。
【0111】
例C
以下の組成の坐剤を製造する。
【表6】
【0112】
製造手順
坐剤用錬剤をガラス又はスチール容器内で溶融し、十分に混合し、そして45℃に冷却する。その後、微粉砕した式Iの化合物をそれに加え、そしてそれが完全に分散するまで撹拌する。混合物を適切な大きさの坐剤成形型に注ぎ、放置して冷却し;次に坐剤を成形型から取り外し、そしてパラフィン紙又は金属箔で個別に包む。
【0113】
例D
以下の組成の注射液剤を製造する。
【表7】
【0114】
製造手順
式Iの化合物を、ポリエチレングリコール400と注射液用水(一部)との混合物に溶解する。酢酸でpHを5.0に調整する。残量の水を加えて、容量を1.0mLに調整する。溶液を濾過し、適切な過剰量を使用してバイアルに充填し、そして滅菌する。
【0115】
例E
以下の組成のサッシェ剤を製造する。
【表8】
【0116】
製造手順
式Iの化合物を、乳糖、微晶質セルロース及びカルボキシメチルセルロースナトリウムと混合し、そしてポリビニルピロリドンの水中混合物で顆粒化する。顆粒をステアリン酸マグネシウム及び香味添加剤と混合し、そしてサッシェに充填する。
【0117】
実験の部
以下の実施例は、本発明の例示のため提供される。それらは、本発明の範囲を制限するものと見なされるべきではなく、単に本発明の代表的なものとして見なされるべきである。
【0118】
式Xの中間体
2−ブロモ−5−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン
【化19】
テトラヒドロフラン(1500ml)中のジイソプロピルアミン(130g、183ml、1.28mol)の溶液に、テトラヒドロフラン中の1.6M n−ブチルリチウム(800ml、1.28mol)を−20℃で加えた。反応混合物を0℃まで放温し、さらに30分間撹拌した。テトラヒドロフラン(200ml)中の2−ブロモ−5−フルオロピリジン(205g、1.16mol)からなる溶液を、−70℃で加えた。60分後、トリエチルクロロシラン(193g、217ml、1.28mol)を30分間滴下した。撹拌を−70℃で1時間続け、次に−30℃まで放温した。反応混合物を1M 塩化水素溶液(1000ml)と13%塩化アンモニウム水溶液との混合物に注いだ。層を分離した。水層をtert−ブチル メチルエーテル(2000ml)で抽出した。合わせた有機層を水1500mlで1回洗浄し、真空下で濃縮して、粗標記化合物(345g、定量)を橙色の油状物として与え、これをさらに精製することなく次の工程に使用した。MS m/e:290、292([M+H]
+)。
【0119】
式XIの中間体
1−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)エタノン
【化20】
テトラヒドロフラン(2200ml)中のジイソプロピルアミン(160g、225ml、1.55mol)の溶液に、テトラヒドロフラン中の1.6M n−ブチルリチウム(950ml、1.52mol)を−20℃で加えた。反応混合物を0℃まで放温し、さらに30分間撹拌した。テトラヒドロフラン(300ml)中の2−ブロモ−5−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン(338g、1.16mol)の溶液を、−70℃で30分間滴下した。80分後、N,N−ジメチルアセトアミド(107g、115ml、1.22mol)を10分間滴下した。冷却浴を取り外し、反応混合物を25%塩化水素水溶液(255g、227ml、1.75mol)と10%塩化ナトリウム水溶液(2500ml)との混合物に注いだ。層を分離した。水層をtert−ブチル メチルエーテル(2500ml)で抽出した。合わせた有機層を真空下で濃縮して、粗標記化合物(392g、定量的)を暗褐色の粘性油状物として与え、これをさらに精製することなく次の工程に使用した。MS m/e:332、334([M+H]
+)。
【0120】
式XXXVの中間体
1−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−2−フルオロエタノン
【化21】
テトラヒドロフラン(70ml)中のジイソプロピルアミン(3.83g、5.4ml、37.9mmol、当量:1.1)の溶液に、n−ヘキサン中の1.6M n−ブチルリチウム(23.7ml、37.9mmol、当量:1.1)を−40℃で加えた。ドライアイス/アセトン浴を取り外し、撹拌を−10℃で20分間続けた。テトラヒドロフラン中の溶液(10ml)として、2−ブロモ−5−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン(10g、34.5mmol、当量:1)を−70℃で加えた。撹拌を30分間続けた。メチル 2−フルオロアセタート(3.25ml、41.3mmol、当量:1.2)を加えた。撹拌を30分間続けた。反応物を飽和塩化アンモニウム溶液(20ml)を用いて−40℃でクエンチした。冷却浴を取り外し、撹拌を45分間続けた。反応混合物を、TBME(50ml)と飽和塩化アンモニウム溶液(50ml)との間で分配した。層を分離した。水層を、TBME 100mlで1回抽出した。合わせた有機層をブライン50mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗標記化合物を与え、これをさらに精製することなく次の工程に使用した。MS m/e:350、352([M+H]
+)。
【0121】
式XIIのケチミン
(R,E)−N−(1−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)エチリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
【化22】
酢酸エチル(2000ml)中の1−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)エタノン(200g、512mmol)と(R)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(77.5g、640mmol)との混合物に、チタン(IV)エトキシド(187g、171ml、819mmol)を加えた。反応混合物を60℃で加熱し、一晩撹拌した。熱浴を取り外し、過剰のチタン(IV)エトキシドを、水(24.0g、24ml、1.33mol)を加えることにより40℃でクエンチした。固体を濾過により除去し、水500mlで2回洗浄した。濾液を5%塩化水素溶液1000mlで1回及び5%炭酸水素ナトリウム水溶液で1回洗浄した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、真空下で濃縮した。溶離剤としてn−ヘプタン/酢酸エチルを用いたフラッシュクロマトグラフィーによる精製が、標記化合物を褐色の粘性油状物として与えた。MS m/e:435、437([M+H]
+)。
【0122】
式XXXVIのケチミン
(R,E)−N−(1−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−2−フルオロエチリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
【化23】
酢酸エチル(136ml)中の1−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−2−フルオロエタノン(11.9g、34mmol、当量:1)と(R)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(5.35g、44.2mmol、当量:1.3)との混合物に、チタン(IV)エトキシド(12.4g、11.4ml、54.4mmol、当量:1.6)を室温で加えた。反応混合物を50℃(50℃のホットプレート)で6時間加熱した。熱浴を冷水浴に取り替え、撹拌を5分間続けた。水(1.59g、1.59ml、88.3mmol、当量:2.6)を加えた。撹拌を1時間続けた。褐色の沈殿物が形成された。固体を濾過により除去し、酢酸エチル50mlで3回洗浄した。濾液を、水/ブライン(1:1)100mlで1回及びブライン100mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、真空下で濃縮した。粗物質を、溶離剤としてn−ヘプタン/酢酸エチルを用いたフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物(7.2g、47%)を明褐色の粘性油状物として与えた。MS m/e:453、455([M+H]
+)。
【0123】
式IIIの中間体
2−(メチルチオ)プロパンニトリル
【化24】
アセトニトリル(107ml)中の2−クロロプロパンニトリル(20.2g、20ml、215mmol)の溶液に、0〜5℃でナトリウムチオメトキシド(19.6g、279mmol)を少量ずつ加えた。添加後、冷却浴を取り外し、反応混合物を60分間加熱還流した。熱浴を取り外し、撹拌を15時間続けた。30分後、tert−ブチル メチルエーテル100mlを1回加えた。固体を濾過により除去し、tert−ブチル メチルエーテルで洗浄した。濾液を真空下で濃縮した。残留物を、tert−ブチル メチルエーテル(50ml)中でトリチュレートした。固体を濾過により除去した。濾液を真空下で濃縮し、標記化合物(21.7g、定量)を明褐色の油状物として与えて、これをさらに精製することなく次の工程に使用した。MS m/e:101([M]
+)。
【0124】
式IVの中間体
5−クロロ−2−メチル−2−(メチルチオ)ペンタンニトリル
【化25】
テトラヒドロフラン(99ml)中の2−(メチルチオ)プロパンニトリル(10.0g、98.8mmol)の溶液に、テトラヒドロフラン/エチルベンゼン中の1.0M リチウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(109ml、109mmol)を−15〜−10℃で加えた。1時間後、1−クロロ−3−ヨードプロパン(22.2g、11.5ml、109mmol)を、速やかな方法で加えた。添加後、冷却浴を取り外し、撹拌を2時間続けた。反応混合物を、tert−ブチル メチルエーテル(100ml)と飽和塩化アンモニウム水溶液(50ml)との間で分配した。層を分離した。有機層を、飽和塩化アンモニウム水溶液100mlで1回及びブライン100mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、真空下で濃縮した。溶離剤としてn−ヘプタン/酢酸エチルを用いたフラッシュクロマトグラフィーによる精製が、標記化合物(12.4g、71%)を明黄色の油状物として与えた。MS m/e:177([M]
+)。
【0125】
式Vのスルホキシド中間体
5−クロロ−2−メチル−2−(メチルスルフィニル)ペンタンニトリル
【化26】
1,4−ジオキサン(70ml)/水(140ml)中の5−クロロ−2−メチル−2−(メチルチオ)ペンタンニトリル(12.4g、69.8mmol)の溶液に、過ヨウ素酸ナトリウム(14.9g、69.8mmol)を加えた。反応混合物を4時間撹拌した。さらに過ヨウ素酸ナトリウム(1.49g、6.98mmol)を一度に加えた。反応混合物を2時間撹拌した。固体を濾過により除去し、テトラヒドロフランで洗浄した。溶媒を蒸発させた。水性残留物を酢酸エチル(100ml)とブライン(100ml)との間で分配した。層を分離した。水層を酢酸エチル100mlで2回抽出した。合わせた有機層をブライン100mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、粗標記化合物(13.7g、定量)を橙色の粘性油状物として与え、これをさらに精製することなく次の工程に使用した。MS m/e:194([M+H]
+)。
【0126】
式VIの中間体
N−[(5−クロロ−2−シアノペンタン−2−イル)(メチル)オキシド−λ
6−スルファニリデン]−2,2,2−トリフルオロアセトアミド
【化27】
ジクロロメタン(692ml)中の5−クロロ−2−メチル−2−(メチルスルフィニル)ペンタンニトリル(13.4g、69.2mmol)、2,2,2−トリフルオロアセトアミド(15.6g、138mmol)、マグネシウムオキシド(11.4g、277mmol)及び酢酸ロジウム(II)二量体(0.764g、1.73mmol)の懸濁液に、ヨードベンゼンジアセタート(33.4g、104mmol)を加えた。反応混合物を72時間撹拌した。固体を濾過により除去し、ジクロロメタンで洗浄した。溶媒を蒸発させた。溶離剤としてn−ヘプタン/酢酸エチルを用いたフラッシュクロマトグラフィーによる精製が、標記化合物(7.1g、34%)を褐色の粘性油状物として与えた。MS m/e:303([M−H]
+)。
【0127】
式VIII-aの中間体
trans−1,6−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド
【化28】
及び
式VIII-bの中間体
cis−1,6−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド
【化29】
メタノール(126ml)中のN−[(5−クロロ−2−シアノペンタン−2−イル)(メチル)オキシド−λ
6−スルファニリデン]−5 2,2,2−(11.5g、37.7mmol、当量:1)の溶液に、炭酸カリウム(26.1g、189mmol、当量:5)を0〜5℃で少量ずつ加えた。撹拌を1時間続けた。反応混合物をTBME(100ml)で希釈し、10分間撹拌した。固体をデカライトでの濾過により除去し、メタノール/TBME(150ml)で洗浄した。濾液を真空下で濃縮した。残留物をジクロロメタン(100ml)と1M 炭酸ナトリウム(50ml)との間で分配した。層を分離した。水層をジクロロメタン100mlで2回抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、真空下で濃縮して、非環化中間体、trans−1,6−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド及びcis−1,6−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシドの混合物を与えた。生成物の混合物、触媒量のヨウ化テトラブチルアンモニウム及び炭酸セシウム(24.6g、75.5mmol、当量:2)を、アセトニトリル(126ml)中、70℃で加熱し、3日間撹拌した。溶媒を蒸発させた。残留物を酢酸エチル(100ml)と水/ブライン(1:1)(100ml)との間で分配した。層を分離した。水層を酢酸エチル100mlで2回抽出した。合わせた有機層をブライン50mlで1回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過して、真空下で濃縮した。粗物質を、溶離剤としてn−ヘプタン/酢酸エチルを用いたフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、trans−1,6−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド及びcis−1,6−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシドを与えた。
【0128】
trans−1,6−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシドを、収率48%で明黄色の固体として得た。MS m/e:173([M+H]
+)。
【0129】
cis−1,6−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシドを、収率22%で明黄色の固体として得た。MS m/e:173([M+H]
+)。
【0130】
式XIIIの中間体
一般手順I: ケチミン付加
乾燥ジクロロメタン(0.3M)中の式VIIIの中間体の溶液に、市販の1M リチウムビス(トリメチルシリル)アミド溶液(テトラヒドロフラン/エチルベンゼン中)(1.3当量)を−60℃で加える。反応混合物を1時間撹拌する。乾燥ジクロロメタン(0.5M)中の式XII又はXXXVIのケチミン中間体の溶液を滴下する。1〜3時間後に反応混合物を飽和塩化アンモニウム水溶液でクエンチし、tert−ブチル メチルエーテル又はジクロロメタンのような有機溶媒で2回又は3回抽出する。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮乾固する。フラッシュクロマトグラフィーによる精製が、式XIIIの中間体を与える。
【0131】
式XIII-aの中間体
(R)−N−((R)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−((1S,6S)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
(又はジアステレオマー)
【化30】
及び
式XIII-bの中間体
(R)−N−((R)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−((1R,6R)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
(又はジアステレオマー)
【化31】
標記化合物を、一般手順Iに従って、trans−(1R,6R)−1,6−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド及び(R,E)−N−(1−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)エチリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドから、調製した。溶離剤としてn−ヘプタン/酢酸エチルを用いたフラッシュクロマトグラフィーによる精製が、(R)−N−((R)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−((1S,6S)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)及び(R)−N−((R)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−((1R,6R)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)を与えた。
【0132】
(R)−N−((R)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−((1S,6S)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)を、収率58%で明黄色の固体として得た。MS m/e:607、609([M+H]
+)。
【0133】
(R)−N−((R)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−((1R,6R)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)を、収率25%で明黄色の固体として得た。MS m/e:607、609([M+H]
+)。
【0134】
式XIII-eの中間体
及び
式XIII-fの中間体
(R)−N−((2S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−((1S,6S)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
及び
(R)−N−((2S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−((1R,6R)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
【化32】
標記化合物の混合物を、一般手順Iに従って、trans−(1R,6R)−1,6−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド及び(R,E)−N−(1−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−2−フルオロエチリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドから、調製した。溶離剤としてn−ヘプタン/酢酸エチルを用いたフラッシュクロマトグラフィーによる精製が、標記化合物の混合物(3.3g、60%)を明黄色の粘性油状物として与えた。MS m/e:625、627([M+H]
+)。
【0135】
式XIII-gの中間体
(R)−N−((S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−((1R,6S)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
(又はジアステレオマー)
【化33】
及び
式XIII-hの中間体
(R)−N−((S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−((1S,6R)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
(又はジアステレオマー)
【化34】
標記化合物を、一般手順Iに従って、cis(1R,6S)−1,6−ジメチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド及び(R,E)−N−(1−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−2−フルオロエチリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドから、調製した。溶離剤としてn−ヘプタン/酢酸エチルを用いたフラッシュクロマトグラフィーによる精製が、(R)−N−((S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−((1R,6S)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)及び(R)−N−((S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−((1S,6R)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(ジアステレオマーb)(又はエナンチオマー)を与えた。
【0136】
(R)−N−((S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−((1R,6S)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)を、収率27%で明黄色の無定形の固体として得た。MS m/e:625、627([M+H]
+)。
【0137】
(R)−N−((S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−((1S,6R)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)を、収率27%で明黄色の粘性油状物として得た。MS m/e:625、627([M+H]
+)。
【0138】
式XXXVIIの中間体
一般手順II: TES−脱保護
式XIIIの中間体の、テトラヒドロフランとN,N−ジメチルホルムアミドとの混合物中の溶液(1:1、0.3M)に、フッ化カリウム(2当量)及び酢酸(2当量)を室温で加える。反応混合物を2〜24時間撹拌する。反応混合物を、1M 重炭酸ナトリウム水溶液と酢酸エチルのような溶媒との間で分配する。層を分離する。水層を酢酸エチルのような有機溶媒で1回又は2回抽出する。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮乾固する。フラッシュクロマトグラフィーによる精製が、式XXXVIIの中間体を与える。
【0139】
式XXXVII-aの中間体
(R)−N−((R)−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−((1S,6S)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
(又はジアステレオマー)
【化35】
標記化合物を、一般手順IIに従って、(R)−N−((R)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−((1S,6S)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)から、収率95%でオフホワイトの固体として得た。MS m/e:493、495([M+H]
+)。
【0140】
式XXXVII-bの中間体
(R)−N−((R)−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−((1R,6R)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
(又はジアステレオマー)
【化36】
標記化合物を、一般手順IIに従って、(R)−N−((R)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−((1R,6R)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)から、収率92%でオフホワイトの固体として得た。MS m/e:493、495([M+H]
+)。
【0141】
式XXXVII-eの中間体
(R)−N−((S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−((1S,6S)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
(又はジアステレオマー)
【化37】
及び
式XXXVII-fの中間体
(R)−N−((S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−((1R,6R)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
(又はジアステレオマー)
【化38】
標記化合物を、一般手順IIに従って、(R)−N−((2S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−(6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミドから、得た。
【0142】
(R)−N−((S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−((1S,6S)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)を、収率23%で、ee純度80%の白色の固体として得た。MS m/e:511、513([M+H]
+)。
【0143】
(R)−N−((S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−((1R,6R)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)を、収率70%で、ee純度100%の明赤色の固体として得た。MS m/e:511、513([M+H]
+)。
【0144】
式XXXVII-gの中間体
(R)−N−((S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−((1R,6S)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
(又はジアステレオマー)
【化39】
標記化合物を、一般手順IIに従って、(R)−N−((S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−((1R,6S)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)から、定量的収率で明褐色の粘性油状物として得た。MS m/e:511、513([M+H]
+)。
【0145】
式XXXVII-hの中間体
(R)−N−((S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−((1S,6R)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
(又はジアステレオマー)
【化40】
標記化合物を、一般手順IIに従って、(R)−N−((S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロ−4−(トリエチルシリル)ピリジン−2−イル)−1−((1S,6R)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)から、定量的収率で褐色の粘性油状物として得た。MS m/e:511、513([M+H]
+)。
【0146】
式XXVIIIの中間体
一般手順III: スルフィンアミド加水分解
メタノール(0.5M)中の式XXXVIIの中間体の溶液に、1,4−ジオキサン中の4M 塩化水素溶液(10当量)を0〜5℃で加える。撹拌を30〜90分間続ける。反応混合物を1M 炭酸ナトリウム水溶液と酢酸エチルのような溶媒との間で分配する。層を分離する。水層を酢酸エチルのような有機溶媒で1回又は2回抽出する。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮乾固する。フラッシュクロマトグラフィーによる精製が、式XXXVIIIの中間体を与える。
【0147】
式XXVIII-aの中間体
(1S,6S)−1−((R)−2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)プロピル)−6−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド
(又はジアステレオマー)
【化41】
標記化合物を、一般手順IIIに従って、(R)−N−((R)−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−((1S,6S)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)から、収率93%で明黄色の固体として得た。MS m/e:389、391([M+H]
+)。
【0148】
式XXVIII-bの中間体
(1R,6R)−1−((R)−2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)プロピル)−6−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド
(又はジアステレオマー)
【化42】
標記化合物を、一般手順IIIに従って、(R)−N−((R)−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−((1R,6R)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)から、収率83%で明黄色の粘性油状物として得た。MS m/e:389、391([M+H]
+)。
【0149】
式XXVIII-eの中間体
(1S,6S)−1−((S)−2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−3−フルオロプロピル)−6−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド
(又はジアステレオマー)
【化43】
標記化合物を、一般手順IIIに従って、(R)−N−((S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−((1S,6S)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)から、収率83%でオフホワイトの固体として得た。MS m/e:407、409([M+H]
+)。
【0150】
式XXVIII-fの中間体
(1R,6R)−1−((S)−2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−3−フルオロプロピル)−6−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド
(又はジアステレオマー)
【化44】
標記化合物を、一般手順IIIに従って、(R)−N−((S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−((1R,6R)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)から、収率77%で明黄色の固体として得た。MS m/e:407、409([M+H]
+)。
【0151】
式XXVIII-gの中間体
(1R,6S)−1−((S)−2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−3−フルオロプロピル)−6−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド
(又はジアステレオマー)
【化45】
標記化合物を、一般手順IIIに従って、(R)−N−((S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−((1R,6S)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)から、定量的収率で明黄色の固体として得た。MS m/e:407、409([M+H]
+)。
【0152】
式XXVIII-hの中間体
(1S,6R)−1−((S)−2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−3−フルオロプロピル)−6−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド
(又はジアステレオマー)
【化46】
標記化合物を、一般手順IIIに従って、(R)−N−((S)−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−((1S,6R)−6−シアノ−6−メチル−1−オキシド−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−1−イル)−3−フルオロプロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(又はジアステレオマー)から、定量的収率で明黄色の粘性油状物として得た。MS m/e:407、409([M+H]
+)。
【0153】
式XVIIの中間体
一般手順IV: 環化及びN−BOC−保護
エタノール中の式XVIIIの中間体(0.1M)と臭化銅(I)との混合物を、6〜24時間加熱還流する。溶媒を蒸発させて、式XXXIXの粗中間体を与える。テトラヒドロフラン中の式XXXIXの中間体の溶液(0.1M)及び1M 重炭酸ナトリウム水溶液(2当量)に、ジ−tert−ブチル ジカルボナート(1当量)及びDMAPの触媒量を室温で加える。撹拌を2〜24時間続ける。反応混合物を1M 重炭酸ナトリウム水溶液と酢酸エチルのような溶媒との間で分配する。層を分離する。水層を酢酸エチルのような有機溶媒で1回又は2回抽出する。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮乾固する。フラッシュクロマトグラフィーによる精製が、式XVIIの中間体を与える。
【0154】
式XVII-aの中間体
tert−ブチル ((4aS,7R,9S)−7−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート
(又はジアステレオマー)
【化47】
標記化合物を、一般手順IVに従って、(1S,6S)−1−((R)−2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)プロピル)−6−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド(又はジアステレオマー)から、収率8%で明黄色の固体として得た。MS m/e:489、491([M+H]
+)。
【0155】
式XVII-bの中間体
tert−ブチル ((4aR,7R,9R)−7−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート
(又はジアステレオマー)
【化48】
標記化合物を、一般手順IVに従って、(1R,6R)−1−((R)−2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)プロピル)−6−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド(又はジアステレオマー)から、収率30%でオフホワイトの固体として得た。MS m/e:489、491([M+H]
+)。
【0156】
式XVII-eの中間体
tert−ブチル ((4aS,7S,9S)−7−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート
(又はジアステレオマー)
【化49】
標記化合物を、一般手順IVに従って、(1S,6S)−1−((S)−2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−3−フルオロプロピル)−6−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド(又はジアステレオマー)から、収率24%で明黄色の固体として得た。MS m/e:507、509([M+H]
+)。
【0157】
式XVII-fの中間体
tert−ブチル ((4aR,7S,9R)−7−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート
(又はジアステレオマー)
【化50】
標記化合物を、一般手順IVに従って、(1R,6R)−1−((S)−2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−3−フルオロプロピル)−6−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド(又はジアステレオマー)から、収率25%で明黄色の固体として得た。MS m/e:507、509([M+H]
+)。
【0158】
式XVII-gの中間体
tert−ブチル ((4aS,7S,9R)−7−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート
【化51】
標記化合物を、一般手順IVに従って、(1R,6S)−1−((S)−2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−3−フルオロプロピル)−6−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド(又はジアステレオマー)から、収率13%で白色の固体として得た。MS m/e:507、509([M+H]
+)。
【0159】
式XVII-hの中間体
tert−ブチル ((4aR,7S,9S)−7−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート
【化52】
標記化合物を、一般手順IVに従って、(1S,6R)−1−((S)−2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−3−フルオロプロピル)−6−メチル−3,4,5,6−テトラヒドロ−1,2−チアジン−6−カルボニトリル 1−オキシド(又はジアステレオマー)から、収率6%で白色の固体として得た。MS m/e:507、509([M+H]
+)。
【0160】
式XVIIIの中間体
一般手順V: ブロモピリジンのアミノ化
式XVIIのブロモピリジン中間体の、1,4−ジオキサン/水の混合物中の溶液(3:1、0.1M)に、アジ化ナトリウム(10当量)、ヨウ化銅(I)(0.56当量)、アスコルビン酸ナトリウム(0.28当量)及びtrans−N,N’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(0.89当量)を加える。反応混合物を70℃で加熱し、2〜6時間撹拌する。反応混合物を1M 水酸化ナトリウム水溶液と酢酸エチルのような溶媒との間で分配する。層を分離する。水層を酢酸エチルのような有機溶媒で1回又は2回抽出する。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濃縮乾固する。フラッシュクロマトグラフィーによる精製が、式XVIIIの中間体を与える。
【0161】
式XVIII-aの中間体
tert−ブチル ((4aS,7R,9S)−7−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート
(又はジアステレオマー)
【化53】
標記化合物を、一般手順Vに従って、tert−ブチル ((4aS,7R,9S)−7−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート(又はジアステレオマー)から、収率31%で明黄色の固体として得た。MS m/e:426([M+H]
+)。
【0162】
式XVIII-bの中間体
tert−ブチル ((4aR,7R,9R)−7−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート
(又はジアステレオマー)
【化54】
標記化合物を、一般手順Vに従って、tert−ブチル ((4aR,7R,9R)−7−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート(又はジアステレオマー)から、収率55%で明黄色の固体として得た。MS m/e:426([M+H]
+)。
【0163】
式XVIII-eの中間体
tert−ブチル ((4aS,7S,9S)−7−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート
(又はジアステレオマー)
【化55】
標記化合物を、一般手順Vに従って、tert−ブチル ((4aS,7S,9S)−7−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート(又はジアステレオマー)から、収率41%で明黄色の固体として得た。MS m/e:444([M+H]
+)。
【0164】
式XVIII-fの中間体
tert−ブチル ((4aR,7S,9R)−7−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート
(又はジアステレオマー)
【化56】
標記化合物を、一般手順Vに従って、tert−ブチル ((4aR,7S,9R)−7−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート(又はジアステレオマー)から、収率53%で明黄色の固体として得た。MS m/e:444([M+H]
+)。
【0165】
式XVIII-gの中間体
tert−ブチル ((4aS,7S,9R)−7−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート
(又はジアステレオマー)
【化57】
標記化合物を、一般手順Vに従って、tert−ブチル ((4aS,7S,9R)−7−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート(又はジアステレオマー)から、収率75%でオフホワイトの固体として得た。MS m/e:444([M+H]
+)。
【0166】
式XVIII-hの中間体
tert−ブチル ((4aR,7S,9S)−7−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート
(又はジアステレオマー)
【化58】
標記化合物を、一般手順Vに従って、tert−ブチル ((4aR,7S,9S)−7−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート(又はジアステレオマー)から、収率75%でオフホワイトの固体として得た。MS m/e:444([M+H]
+)。
【0167】
式XXの中間体
1−(6−ブロモ−3−フルオロ−2−ピリジル)エタノン
【化59】
ジエチルエーテル(348ml)中の2−ブロモ−5−フルオロピリジン(16.78g、95.3mmol)の溶液に、ブチルリチウム(ヘキサン中1.6M)(65.6ml、105mmol)をアルゴン雰囲気下、−78℃でゆっくりと加えた。得られた黄色の反応混合物を−78℃で2時間撹拌し、n−メトキシ−n−メチルアセトアミド(10.8g、11.2ml、105mmol)を加えた。反応混合物をさらに−78℃で1時間撹拌した後、4.0M 塩酸水溶液10mlでクエンチし、反応物を室温まで温めた。混合物のpHを、2M 塩酸水溶液の添加により7に調整した。反応混合物をブライン50mlで洗浄し、有機相を集めた。水層を酢酸エチルで2回逆抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、真空下で濃縮した。粗物質をフラッシュクロマトグラフィー(シリカゲル、20g、ヘプタン中0%〜7%酢酸エチルの勾配)により精製して、標記化合物(10.76g、51.8%)を明黄色の油状物として与えた。MS m/e:220.0([M+H]
+)。
【0168】
式XXIの中間体
(R,E)−N−[1−(6−ブロモ−3−フルオロ−2−ピリジル)エチリデン]−2−メチル−プロパン−2−スルフィンアミド
【化60】
アルゴン雰囲気下、室温で、乾燥テトラヒドロフラン(15.5ml)中の1−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)エタノン(中間体-XX、1.76g、7.76mmol)の溶液に、(R)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(959mg、7.76mmol)及びチタン(IV)エトキシド(3.54g、3.28ml、15.5mmol)を加えた。次に、反応溶液を50℃で48時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチル20mlで希釈し、水2mlの添加によりクエンチした。10分間撹拌した後、形成されたスラリーをCelite(登録商標)パッドで濾別した。有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発させて、黄色の粗油状物を与えた。粗物質を、ヘプタン中の0%〜10%酢酸エチルの勾配で溶離するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物(2.143g、86.0%)を明黄色の油状物として生成した。MS m/e:323.1([M+H]
+)。
【0169】
式XXIIの中間体
2−メチルスルフィニルプロパンニトリル
【化61】
0℃で冷却したジクロロメタン(400ml)中の2−(メチルチオ)プロパンニトリル(中間体-III、15g、141mmol)の溶液に、m−CPBA(31.6g、141mmol)を少量ずつ加えて、反応混合物を0℃で2時間撹拌した。冷懸濁液をCelite(登録商標)パッドで濾過し、フィルターパッドをジクロロメタンで洗浄した。濾液を2.0M 炭酸ナトリウム水溶液100ml(+少量のチオ硫酸ナトリウム)で抽出した。有機相を集め、水相をジクロロメタンで逆抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発乾固させて、標記化合物(15.8g、96%)を与え、これをさらに精製することなく用いた。MS m/e:118.0([M+H]
+)。
【0170】
式XXIIIの中間体
2−メチル−2−メチルスルフィニル−ペンタ−4−エンニトリル
【化62】
アルゴン雰囲気下、0℃に冷却した乾燥テトラヒドロフラン(250ml)中の2−(メチルスルフィニル)プロパンニトリル(中間体-XXII、10g、85.3mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(3.93g、98.1mmol)を少量ずつ加え、反応物を0℃で15分間及び室温で45分間撹拌した。3−ブロモプロパ−1−エン(11.9g、8.49ml、98.1mmol)を反応混合物に加えて、次にこれを室温で14時間撹拌した。反応物を水の添加によりクエンチし、反応混合物を酢酸エチルで希釈した。有機相を水で抽出し、集めた。水相を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発乾固させて、標記化合物(14.1gr、95%、純度:90%)を粗油状物として与え、これをさらに精製することなく用いた。MS m/e:158.0([M+H]
+)。
【0171】
式XXIVの中間体
N−(2−シアノペンタ−4−エン−2−イル−メチル−オキソ−λ
6−スルファニリデン)−4−ニトロベンゼンスルホンアミド
【化63】
アセトニトリル(300ml)中の2−メチル−2−(メチルスルフィニル)ペンタ−4−エンニトリル(中間体-XXIII、7.8g、44.6mmol)の溶液に、4−ニトロベンゼンスルホンアミド(10.8g、53.6mmol)、ヨードベンゼンジアセタート(21.6g、67mmol)、4,4’,4’’−トリ−tert−ブチル−2,2’:6’,2’’−ターピリジン(1.79g、4.46mmol)及び硝酸銀(758mg、4.46mmol)を加えた。次に、反応物を60℃で24時間撹拌し、反応物を真空下で濃縮して、残留物を酢酸エチルに溶解した。有機相を1.0M 炭酸水素ナトリウム(sodium hydrogenocarbonate)水溶液で抽出し、有機相を集めた。水相を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発乾固させた。粗物質をジクロロメタンで溶離するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物(9.51g、59%)を明黄色の固体として生成した。MS m/e:358.1([M+H]
+)。
【0172】
式XXVの中間体
2−メチル−2−(メチルスルホンイミドイル)ペンタ−4−エンニトリル
【化64】
アセトニトリル(190ml)中のN−(2−シアノペンタ−4−エン−2−イル−メチル−オキソ−λ
6−スルファニリデン)−4−ニトロベンゼンスルホンアミド(中間体-XXIV、8.2g、22.9mmol)の溶液に、炭酸セシウム(13.5g、41.3mmol)を加え、続いてチオフェノール(4.04g、3.78ml、36.7mmol)を加えた。次に、反応物を室温で16時間撹拌し、不溶物をCelite(登録商標)での濾過により除去した。フィルターパッドをアセトニトリルで洗浄し、濾液を真空下で濃縮した。得られた残留物を酢酸エチルに溶解し、ブラインで抽出した。有機相を集め、水相を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発乾固させた。粗物質をジクロロメタン及びメタノール(0%〜4%)の勾配で溶離するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物(3.21g、81%)を明黄色の油状物として与えた。MS m/e:173.1([M+H]
+)。
【0173】
式XXVIの中間体
2−(N−アリル−S−メチルスルホンイミドイル)−2−メチルペンタ−4−エンニトリル
【化65】
アルゴン雰囲気下、0℃まで冷却した乾燥ジメトキシエタン(90ml)中の2−メチル−2−(S−メチルスルホンイミドイル)ペンタ−4−エンニトリル(中間体-XXV、3.2g、18.6mmol)の溶液に、水素化ナトリウム(892mg、22.3mmol)を加え、反応混合物を0℃で20分間、続いて室温で40分間撹拌した。反応混合物に、3−ヨードプロパ−1−エン(3.74g、2.04ml、22.3mmol)を加え、反応物を室温で14時間撹拌した。反応を水でのクエンチングにより停止させ、5分間撹拌した。次に、反応物を酢酸エチルで希釈し、飽和塩化アンモニウム水溶液で抽出した。有機相を集め、水相を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗物質を、ヘプタン及び酢酸エチルの勾配で溶離するシリカゲル上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物(2.85g、72%)を明黄色の油状物として生成した。MS m/e:213.2([M+H]
+)。
【0174】
式XXVII-Aの中間体
1,7−ジメチル−6,7−ジヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−7−カルボニトリル 1−オキシド(ラセミ体A)
【化66】
アルゴン雰囲気下、ジクロロメタン(280ml)中の2−(N−アリル−S−メチルスルホンイミドイル)−2−メチルペンタ−4−エンニトリル(中間体-XXVI、2.83g、13.3mmol)の溶液に、Grubbs第二世代触媒(905mg、1.07mmol)を加え、次に反応物を50℃で14時間撹拌した。次に、反応混合物を真空下で濃縮し、得られた粗残留物をヘプタンと酢酸エチルとの混合物で溶離するシリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより直接精製した。2つのラセミ混合物を分離することができ、標記化合物を極性が最も低いラセミ混合物として与えた(1.192g、48%)。MS m/e:185.1([M+H]
+)。
【0175】
式XXVII-Bの中間体
1,7−ジメチル−6,7−ジヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−7−カルボニトリル 1−オキシド(ラセミ体B)
【化67】
標記化合物を、中間体XXVII-Aの調製と同様にして、出発物質として2−(N−アリル−S−メチル−スルホンイミドイル)−2−メチル−ペンタ−4−エンニトリル(中間体-XXVI)を用いて合成し、極性のより高いラセミ混合物(720mg、29%)としてクロマトグラフィーにより単離した;MS m/e:185.1([M+H]+)。
【0176】
式XXVIII-Aの中間体
1,7−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−7−カルボニトリル 1−オキシド(ラセミ体A)
【化68】
アルゴン雰囲気下、エタノール(20ml)中の1,7−ジメチル−6,7−ジヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−7−カルボニトリル 1−オキシド(ラセミ体A)(中間体-XXVII-A、1.19g、6.46mmol)の溶液に、10%活性炭担持パラジウム(10%w/w)(119mg、1.12mmol)を加えた。次に、反応器内の雰囲気を、水素の雰囲気に変え、反応物を水素2.5barの圧力下で8時間撹拌した。反応混合物をCelite(登録商標)パッドで濾過し、フィルターパッドをエタノールで3回洗浄した。濾液を真空下で濃縮して粗生成物を与え、、これをヘプタンと酢酸エチルとの混合物で溶離するシリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物(921mg、77%)を明黄色の油状物として生成した。MS m/e:187.1([M+H]
+)。
【0177】
式XXVIII-Bの中間体
1,7−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−7−カルボニトリル 1−オキシド(ラセミ体B)
【化69】
標記化合物を、中間体XXVIII-Aの調製と同様にして、出発物質として1,7−ジメチル−6,7−ジヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−7−カルボニトリル 1−オキシド(ラセミ体B)(中間体-XXVII-B)を用いて合成し、明黄色の油状物として単離した(640mg、88%);MS m/e:187.1([M+H]+)。
【0178】
式XXIX-Aの中間体
(R)−N−(2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−(7−シアノ−7−メチル−1−オキシド−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(立体異性体A)
【化70】
アルゴン雰囲気下、乾燥テトラヒドロフラン(12ml)中の1,7−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−7−カルボニトリル 1−オキシド(ラセミ体A)(中間体-XXVIII-A、913mg、4.9mmol)の溶液に、ヘキサン中の1.6M n−ブチルリチウム溶液(3.06ml、4.9mmol)を−70℃で加えた。反応混合物を−73℃で90分間撹拌した。次に、乾燥テトラヒドロフラン(6ml)中の(R,E)−N−(1−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)エチリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(中間体-XXI、1.05g、3.27mmol、当量:1)の溶液を、反応混合物に−73℃で加えた。撹拌を−75℃で3時間続け、次に反応混合物を酢酸(353mg、337μl、5.88mmol)を用いて−70℃でクエンチした。反応物を−70℃で10分間撹拌し、次に0℃まで温めて、酢酸エチルを用いて分液漏斗に注いだ。有機相を2.0M 炭酸ナトリウム水溶液で抽出し、有機相を集めた。水相を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発乾固させて、黄色の粗油状物を立体異性体の混合物として与えた。粗物質を、ヘプタンと酢酸エチルとの混合物で溶離するシリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物を明黄色の油状物として生成したが、これは極性が最も低い立体異性体(1.19g、純度:65%、47%)であり、スルホキシイミン反応体が混入していた。この化合物をさらに精製することなく用いた。MS m/e:509.2([M+H]
+)。
【0179】
式XXIX-Bの中間体
(R)−N−(2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−(7−シアノ−7−メチル−1−オキシド−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(立体異性体B)
【化71】
標記化合物を、中間体XXIX-Aの調製と同様にして、出発物質として1,7−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−7−カルボニトリル 1−オキシド(ラセミ体A)(XXVIII-A)及び(R,E)−N−(1−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)エチリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(中間体-XXI)を用いて合成し、これはクロマトグラフィーにより単離された明黄色の油状物として極性のより高い立体異性体であった(535mg、29%);MS m/e:509.2([M+H]+)。
【0180】
式 mix-XXIXの中間体
(R)−N−(2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−(7−シアノ−7−メチル−1−オキシド−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド
【化72】
乾燥テトラヒドロフラン(10ml)中の1,7−ジメチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−7−カルボニトリル 1−オキシド(ラセミ体B)(中間体-XXVIII-B、635mg、3.41mmol)の溶液に、ヘキサン中の1.6M n−ブチルリチウム溶液(2.13ml、3.41mmol、当量:1.5)を−70℃で加えた。反応混合物を−73℃で90分間撹拌した。次に、−73℃で乾燥テトラヒドロフラン(5ml)中の(R,E)−N−(1−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)エチリデン)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(中間体-XXI、730mg、2.27mmol)の溶液を加えた。反応混合物を−75℃で6時間撹拌した。次に、反応混合物を酢酸(246mg、234μl、4.09mmol)を用いて−70℃でクエンチし、混合物を−70℃で10分間撹拌した。反応物を0℃まで温めて、酢酸エチル及び2.0M 炭酸ナトリウム水溶液が入っている分液漏斗に注いだ。抽出の後、有機相を集め、水相を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機層を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗物質を、ヘプタンと酢酸エチルとの混合物で溶離するシリカ上のクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物(1.08g、70%、純度:75%)を2つの主要な立体異性体の混合物として生成し、スルホキシイミン反応体が混入していた。生成物をさらに精製することなく次の工程に用いた。MS m/e:509.2([M+H]
+)。
【0181】
式XXX-Aの中間体
1−(2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)プロピル)−7−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−7−カルボニトリル 1−オキシド(立体異性体A)
【化73】
メタノール(10ml)中の(R)−N−(2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−(7−シアノ−7−メチル−1−オキシド−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(立体異性体A)(中間体-XXIX-A、1.19g、1.52mmol)の溶液に、ジオキサン中の4.0M 塩酸溶液(1.14ml、4.57mmol)を加えた。反応混合物を室温で1時間撹拌した。揮発物を真空下で除去し、得られた残留物を酢酸エチルに懸濁した。有機相を2.0M 炭酸ナトリウム水溶液で抽出し、有機相を集めた。水相を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗物質を、ヘプタンと酢酸エチルとの混合物で溶離するシリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物(577mg、85%)を明黄色の油状物として生成した。MS m/e:405.1([M+H]
+)。
【0182】
式XXX-Bの中間体
1−(2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)プロピル)−7−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−7−カルボニトリル 1−オキシド(立体異性体B)
【化74】
標記化合物を、中間体XXX-Aの調製と同様にして、出発物質として(R)−N−(2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−(7−シアノ−7−メチル−1−オキシド−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(立体異性体B)(XXIX−B)を用いて合成し、明黄色の油状物として単離した(535mg、29%);MS m/e:403.1([M+H]+)。
【0183】
式XXX-Cの中間体
1−(2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)プロピル)−7−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−7−カルボニトリル 1−オキシド(立体異性体C)
【化75】
標記化合物を、中間体XXX-Aの調製と同様にして、出発物質として(R)−N−(2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−(7−シアノ−7−メチル−1−オキシド−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(中間体-mix-XXIX)を用いて、合成した。単一立体異性体を分離することができ、そして標記化合物はクロマトグラフィー(402mg、純度:〜30%、14%)により単離された明黄色の油状物として極性が最も低い立体異性体であった;MS m/e:405.1([M+H]+)。
【0184】
式XXX-Dの中間体
1−(2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)プロピル)−7−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−7−カルボニトリル 1−オキシド(立体異性体D)
【化76】
標記化合物を、中間体XXX-Aの調製と同様にして、出発物質として(R)−N−(2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−1−(7−シアノ−7−メチル−1−オキシド−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−1−イル)プロパン−2−イル)−2−メチルプロパン−2−スルフィンアミド(中間体-mix-XXIX)を用いて、合成した。単一立体異性体を分離することができ、そして標記化合物はクロマトグラフィー(506mg、53%)により単離された明黄色の油状物として極性のより高い立体異性体であった;MS m/e:405.1([M+H]+)。
【0185】
式XXXI-Aの中間体
6−アミノ−8−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−5a,8−ジメチル−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン 10−オキシド(立体異性体A)
【化77】
アルゴン雰囲気下、0℃に冷却した乾燥トルエン(15ml)中の1−(2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)プロピル)−7−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−7−カルボニトリル 1−オキシド(立体異性体A)(中間体-XXX-A、555mg、1.24mmol)の溶液に、ヘプタン中の2.0M トリメチルアルミニウム溶液(681μl、1.36mmol)を加え、反応混合物を0℃で5分間続いて室温で15分間撹拌した。次に、反応混合物を60℃で1時間撹拌した。反応物を注意深い水の添加によりクエンチし、反応物を室温で25分間激しく撹拌した。濃い懸濁液が形成し、これをCelite(登録商標)パッドで濾過して除去した。フィルターパッドを酢酸エチルで3回洗浄した。濾液を2.0M 炭酸ナトリウム水溶液で抽出した。有機相を集め、水相を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗物質を、ジクロロメタンとMeOH中の3% NH3溶液との混合物で溶離するシリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物(141mg、28%)を明黄色の油状物として生成した。MS m/e:405.1([M+H]
+)。
【0186】
式XXXI-Bの中間体
6−アミノ−8−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−5a,8−ジメチル−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン 10−オキシド(立体異性体B)
【化78】
標記化合物を、中間体XXXI-Aの調製と同様にして、出発物質として1−(2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)プロピル)−7−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−7−カルボニトリル 1−オキシド(立体異性体B)(中間体-XXX-B)を用いて合成し、明黄色の油状物として単離した(152mg、46%);MS m/e:405.1([M+H]+)。
【0187】
式XXXI-Dの中間体
6−アミノ−8−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−5a,8−ジメチル−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン 10−オキシド(立体異性体D)
【化79】
標記化合物を、中間体XXXI-Aの調製と同様にして、出発物質として1−(2−アミノ−2−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)プロピル)−7−メチル−4,5,6,7−テトラヒドロ−3H−1,2−チアゼピン−7−カルボニトリル 1−オキシド(立体異性体D)(中間体-XXX-D)を用いて合成し、明黄色の油状物として単離した(154mg、31%);MS m/e:405.1([M+H]+)。
【0188】
式XXXIII-Aの中間体
tert−ブチル (8−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−6−イル)カルバマート(立体異性体A)
【化80】
ジクロロメタン(2.5ml)中の6−アミノ−8−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−5a,8−ジメチル−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン 10−オキシド(立体異性体A)(中間体-XXXI-A、141mg、350μmol)の溶液に、トリエチルアミン(46mg、63.3μl、454μmol,)及びジ−tert−ブチル ジカルボナート(83.9mg、89.3μl、385μmol)を加えた。次に、反応物を室温で1時間撹拌した。次に、反応物をジクロロメタンで希釈し、2.0M 炭酸ナトリウム水溶液で抽出した。有機相を集め、水相をジクロロメタンで逆抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発乾固し、明黄色の油状物として粗中間体XXXII-A 164mgを与えて、これをさらに精製することなく用いた。ジオキサン(2.5ml)/水(0.5ml)の混合物中の粗中間体XXXII-Aの溶液(164mg)に、アジ化ナトリウム(68.2mg、1.05mmol)、ヨウ化銅(I)(26.6mg、140μmol)、trans−n,n’−ジメチルシクロヘキサン−1,2−ジアミン(19.9mg、140μmol)及びアスコルビン酸ナトリウム(55.4mg、280μmol)を加えた。反応混合物を70℃で1時間撹拌し、反応を室温に冷やし、続いて酢酸エチルで希釈した。有機相を2.0M 炭酸ナトリウム水溶液で抽出し、有機相を集めた。水相を酢酸エチルで逆抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗物質を、ヘプタンと酢酸エチルとの混合物で溶離するシリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物(55mg、36%)をオフホワイトの固体として生成した。MS m/e:440.3([M+H]
+)。
【0189】
式XXXIII-Bの中間体
tert−ブチル (8−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−6−イル)カルバマート(立体異性体B)
【化81】
標記化合物を、中間体XXXIII-Aの調製と同様にして、出発物質として6−アミノ−8−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−5a,8−ジメチル−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン 10−オキシド(立体異性体B)(中間体-XXXI-B)を用いて合成し、オフホワイトの固体として単離した(87mg、66%);MS m/e:440.3([M+H]
+)。
【0190】
式XXXIII-Dの中間体
tert−ブチル (8−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−6−イル)カルバマート(立体異性体D)
【化82】
標記化合物を、中間体XXXIII-Aの調製と同様にして、出発物質として6−アミノ−8−(6−ブロモ−3−フルオロピリジン−2−イル)−5a,8−ジメチル−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン 10−オキシド(立体異性体D)(中間体-XXXI−D)を用いて合成し、オフホワイトの粉末として単離した(91mg、55%);MS m/e:440.3([M+H]
+)。
【0191】
実施例
一般手順VI: アミドカップリング及びN−BOC脱保護
ジクロロメタン(0.1M)中の式XVIの酸誘導体(1.3当量)の溶液に、1−クロロ−N,N,2−トリメチル−1−プロペニルアミン(1.3当量)を室温で加える。反応混合物を30分間撹拌する。式XVIIIのアミノピリジン中間体(1当量)及びトリエチルアミン又はHunig's塩基のような有機塩基(1当量)の溶液を、酸クロリド溶液に0〜5℃で加える。撹拌を1時間続ける。反応混合物を1M 炭酸ナトリウム水溶液と酢酸エチル又はジクロロメタンのような溶媒との間で分配する。層を分離する。水層を酢酸エチル又はジクロロメタンのような有機溶媒で1回又は2回抽出する。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固する。フラッシュクロマトグラフィーによる精製が、式XIXの中間体を与える。ジクロロメタン中の式XIXの中間体の溶液(0.1M)に、トリフルオロ酢酸(20当量)を室温で加える。撹拌を1〜6時間続ける。反応混合物を濃縮乾固する。残留物を1M 重炭酸ナトリウム水溶液と酢酸エチル又はジクロロメタンのような溶媒との間で分配する。層を分離する。水層を酢酸エチル又はジクロロメタンのような有機溶媒で1回又は2回抽出する。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、濃縮乾固して、式Iの標記化合物を与える。
【0192】
実施例1
N−[6−(5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド、すなわち
N−{6−[(4aS,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド
又は
N−{6−[(4aR,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド
標記化合物を、tert−ブチル ((4aS,7R,9S)−7−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート(又はジアステレオマー)及び5−シアノ−3−メチルピコリン酸から、ee100%でオフホワイトの固体として得た(0.023g、52%)。MS m/e:470([M+H]
+)。
【0193】
実施例2
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド(立体異性体A)
【0194】
a) tert−ブチル (8−(6−(5−シアノ−3−メチルピコリンアミド)−3−フルオロピリジン−2−イル)−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−6−イル)カルバマート(立体異性体A)
アルゴン雰囲気下、乾燥ジクロロメタン(1ml)中の5−シアノ−3−メチルピコリン酸(26.4mg、0.163mmol)の懸濁液に、1−クロロ−n,n,2−トリメチルプロペニルアミン(21.7mg、0.163mmol)を加え、反応混合物を室温で30分間撹拌し、続いてジクロロメタン中のtert−ブチル (8−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−6−イル)カルバマート(立体異性体A)(中間体-XXXIII-A、55mg、125μmol)及びトリエチルアミン(19mg、0.026ml、0.188mmol)の溶液を加えた。反応物を室温で1時間撹拌した。反応物をジクロロメタンで希釈し、2.0M 炭酸ナトリウム水溶液で抽出した。有機相を集め、水相をジクロロメタンで逆抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗物質を、ヘプタンと酢酸エチルとの混合物で溶離するシリカ上のフラッシュクロマトグラフィーにより精製して、標記化合物(75mg、88%)を白色の固体として生成した。MS m/e:584.3([M+H]
+)。
【0195】
b) N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド(立体異性体A)
アルゴン雰囲気下、0℃まで冷却した乾燥ジクロロメタン(1ml)中のtert−ブチル (8−(6−(5−シアノ−3−メチルピコリンアミド)−3−フルオロピリジン−2−イル)−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−6−イル)カルバマート(立体異性体A)(実施例2a、75mg、0.128mmol)の溶液に、1,3−ジメトキシベンゼン(35.5mg、0.034ml、0.257mmol)及びトリメチルシリル トリフルオロメタンスルホナート(85.7mg、0.070ml、0.385mmol)を加えた。次に、反応物を0℃で2時間撹拌した。反応物をジクロロメタンで希釈し、混合物を分液漏斗に注ぎ、有機相を2.0M 炭酸ナトリウム水溶液で抽出した。有機相を集め、水相をジクロロメタンで逆抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥させ、蒸発乾固した。粗物質を、分取HPLCにより精製して、標記化合物(34mg、55%)を白色の粉末として生成した。MS m/e:484.3([M+H]
+)。
【0196】
実施例3
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド(立体異性体B)
【0197】
a) tert−ブチル (8−(6−(5−シアノ−3−メチルピコリンアミド)−3−フルオロピリジン−2−イル)−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−6−イル)カルバマート(立体異性体B)
標記化合物を、実施例2aと同様にして、出発物質としてtert−ブチル (8−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−6−イル)カルバマート(立体異性体B)(中間体-XXXIII-B)を用いて合成し、白色の粉末として単離した(53mg、78%);MS m/e:584.3([M+H]
+)。
【0198】
b) N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド(立体異性体B)
標記化合物を、実施例2bと同様にして、出発物質としてtert−ブチル (8−(6−(5−シアノ−3−メチルピコリンアミド)−3−フルオロピリジン−2−イル)−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−6−イル)カルバマート(立体異性体B)を用いて合成し、白色の粉末として単離した(28mg、64%);MS m/e:484.3([M+H]
+)。
【0199】
実施例4
N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド(立体異性体D)
【0200】
a) tert−ブチル (8−(6−(5−シアノ−3−メチルピコリンアミド)−3−フルオロピリジン−2−イル)−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−6−イル)カルバマート(立体異性体D)
標記化合物を、実施例2aと同様にして、出発物質としてtert−ブチル (8−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−6−イル)カルバマート(立体異性体D)(中間体-XXXIII-D)を用いて合成し、白色の粉末として単離した(37mg、62%);MS m/e:584.3([M+H]
+)。
【0201】
b) N−[6−(6−アミノ−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−10λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−8−イル)−5−フルオロピリジン−2−イル]−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド(立体異性体D)
標記化合物を、実施例2bと同様にして、出発物質としてtert−ブチル (8−(6−(5−シアノ−3−メチルピコリンアミド)−3−フルオロピリジン−2−イル)−5a,8−ジメチル−10−オキシド−3,4,5,5a,8,9−ヘキサヒドロ−2H−[1,4]チアジノ[2,1−g][1,2]チアゼピン−6−イル)カルバマート(立体異性体D)を用いて合成し、白色の粉末として単離した(15mg、53%);MS m/e:484.3([M+H]
+)。
【0202】
実施例5
N−{6−[(4aS,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド
又は
N−{6−[(4aS,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド
【化83】
標記化合物を、tert−ブチル ((4aS,7S,9S)−7−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート(又はジアステレオマー)及び5−シアノ−3−メチルピコリン酸から、74%で、ee純度81%の明黄色の固体として得た。MS m/e:488([M+H]
+)。
【0203】
実施例6
N−{6−[(4aR,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド
又は
N−{6−[(4aS,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド
【化84】
標記化合物を、tert−ブチル ((4aR,7S,9R)−7−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート(又はジアステレオマー)及び5−シアノ−3−メチルピコリン酸から、64%で、ee純度100%の明黄色の固体として得た。MS m/e:488([M+H]
+)。
【0204】
実施例7
N−{6−[(4aR,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピリジン−2−カルボキサミド
又は
N−{6−[(4aS,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピリジン−2−カルボキサミド
【化85】
標記化合物を、tert−ブチル ((4aR,7S,9R)−7−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート(又はジアステレオマー)及び5−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピコリン酸から、69%でオフホワイトの固体として得た。MS m/e:579([M+H]
+)。
【0205】
実施例8
N−{6−[(4aS,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド
又は
N−{6−[(4aR,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド
【化86】
標記化合物を、tert−ブチル ((4aS,7S,9R)−7−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート(又はジアステレオマー)及び5−シアノ−3−メチルピコリン酸から、77%で、ee純度100%のオフホワイトの固体として得た。MS m/e:488([M+H]
+)。
【0206】
実施例9
N−{6−[(4aR,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド
又は
N−{6−[(4aS,7S)−5−アミノ−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド
【化87】
標記化合物を、tert−ブチル ((4aR,7S,9S)−7−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−7−(フルオロメチル)−4a−メチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート(又はジアステレオマー)及び5−シアノ−3−メチルピコリン酸から、65%で、ee純度100%のオフホワイトの固体として得た。MS m/e:488([M+H]
+)。
【0207】
実施例10
N−{6−[(4aR,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド
又は
N−{6−[(4aS,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−シアノ−3−メチルピリジン−2−カルボキサミド
【化88】
標記化合物を、tert−ブチル ((4aR,7R,9R)−7−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート(又はジアステレオマー)及び5−シアノ−3−メチルピコリン酸から、54%でオフホワイトの固体として得た。MS m/e:470([M+H]
+)。
【0208】
実施例11
N−{6−[(4aR,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−3−クロロ−5−シアノピリジン−2−カルボキサミド
又は
N−{6−[(4aS,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−3−クロロ−5−シアノピリジン−2−カルボキサミド
【化89】
標記化合物を、tert−ブチル ((4aR,7R,9R)−7−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート(又はジアステレオマー)及び3−クロロ−5−シアノピコリン酸から、62%で明褐色の固体として得た。MS m/e:490([M+H]
+)。
【0209】
実施例12
N−{6−[(4aR,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピリジン−2−カルボキサミド
又は
N−{6−[(4aS,7R)−5−アミノ−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−9λ
4−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−7−イル]−5−フルオロピリジン−2−イル}−5−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピリジン−2−カルボキサミド
【化90】
標記化合物を、tert−ブチル ((4aR,7R,9R)−7−(6−アミノ−3−フルオロピリジン−2−イル)−4a,7−ジメチル−9−オキシド−2,3,4,4a,7,8−ヘキサヒドロ−[1,4]チアジノ[2,1−f][1,2]チアジン−5−イル)カルバマート(又はジアステレオマー)及び5−(2,2,3,3−テトラフルオロプロポキシ)ピコリン酸から、61%で白色の固体として得た。MS m/e:561([M+H]
+)。
【0210】
実施例13〜25は、同様にして調製できる。