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特許6554560モバイルデバイス時間の表示方法及び装置
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6554560
(24)【登録日】2019年7月12日
(45)【発行日】2019年7月31日
(54)【発明の名称】モバイルデバイス時間の表示方法及び装置
(51)【国際特許分類】
   G06F 3/0487 20130101AFI20190722BHJP
   G09G 5/00 20060101ALI20190722BHJP
   G04G 5/00 20130101ALI20190722BHJP
   H04M 1/73 20060101ALI20190722BHJP
【FI】
   G06F3/0487
   G09G5/00 510H
   G09G5/00 550B
   G09G5/00 550C
   G04G5/00 J
   H04M1/73
【請求項の数】13
【全頁数】16
(21)【出願番号】特願2017-564013(P2017-564013)
(86)(22)【出願日】2017年8月1日
(65)【公表番号】特表2019-511018(P2019-511018A)
(43)【公表日】2019年4月18日
(86)【国際出願番号】CN2017095521
(87)【国際公開番号】WO2018145427
(87)【国際公開日】20180816
【審査請求日】2017年12月8日
(31)【優先権主張番号】201710075227.6
(32)【優先日】2017年2月10日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】516180667
【氏名又は名称】北京小米移動軟件有限公司
【氏名又は名称原語表記】Beijing Xiaomi Mobile Software Co.,Ltd.
(74)【代理人】
【識別番号】100074332
【弁理士】
【氏名又は名称】藤本 昇
(74)【代理人】
【識別番号】100114432
【弁理士】
【氏名又は名称】中谷 寛昭
(72)【発明者】
【氏名】李 国盛
【審査官】 桜井 茂行
(56)【参考文献】
【文献】 特表2016−531357(JP,A)
【文献】 欧州特許出願公開第2857932(EP,A1)
【文献】 特開2014−219489(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2014/0333608(US,A1)
【文献】 中国特許出願公開第104143321(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 3/0487
G09G 5/00
G04G 5/00
H04M 1/73
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
モバイルデバイス時間の表示方法であって、
スクリーンをオフにした状態で、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたか否かを決定するステップと、
デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定された場合、タッチチップを介して前記タッチチップにより算出して得られたデバイス時間を表示駆動チップに送信するステップであって、アプリケーションプロセッサがオフにされる時に前記タッチチップが標準時間を取得すると共に内部クロックに基づいて算出してデバイス時間を取得するステップと、
前記表示駆動チップによりスクリーンを点灯して前記デバイス時間をスクリーンに表示するステップと、
を含む、
ことを特徴とするモバイルデバイス時間の表示方法。
【請求項2】
アプリケーションプロセッサがオフにされる時に前記タッチチップが標準時間を取得するステップは、
スクリーンがオフにされていると決定された場合、アプリケーションプロセッサをオフにし、且つアプリケーションプロセッサがオフにされる時に対応する標準時間を前記タッチチップに同期させるステップと
を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のモバイルデバイス時間の表示方法。
【請求項3】
スクリーンを点灯した状態で、アプリケーションプロセッサを起動するための予め設定された操作が検出された場合、タッチチップがデバイス時間を表示駆動チップに送信することを停止し、アプリケーションプロセッサを起動して且つ前記アプリケーションプロセッサにより算出して得られた標準時間を表示駆動チップに送信するステップと、
前記表示駆動チップにより前記標準時間をスクリーンに表示するステップと、
を更に含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のモバイルデバイス時間の表示方法。
【請求項4】
前記表示駆動チップによりスクリーンを点灯して前記デバイス時間をスクリーンに表示するステップは、
前記表示駆動チップによりタッチパネルのデータ線と制御線とを駆動し、スクリーンを点灯し、且つ前記デバイス時間をスクリーンに表示するステップ、
を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のモバイルデバイス時間の表示方法。
【請求項5】
前記表示駆動チップによりスクリーンを点灯して前記デバイス時間をスクリーンに表示するステップは、
現在の環境輝度に基づいて、予め設定された輝度閾値を決定するステップと、
前記表示駆動チップにより前記予め設定された輝度閾値でスクリーンを点灯し、且つ前記デバイス時間をスクリーンに表示するステップと、
を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のモバイルデバイス時間の表示方法。
【請求項6】
デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたか否かを決定するステップは、
スクリーンをオフにした状態で、スクリーンをダブルタップするタップ操作が検出された場合、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定するステップ、又は、
電源ボタンが押下されたと検出された場合、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定するステップ、
を含む、
ことを特徴とする請求項1に記載のモバイルデバイス時間の表示方法。
【請求項7】
モバイルデバイス時間の表示装置であって、
スクリーンをオフにした状態で、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたか否かを決定するように構成される検出モジュールと、
前記検出モジュールによりデバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定された場合、タッチチップを介して前記タッチチップにより算出して得られたデバイス時間を表示駆動チップに送信する時間送信モジュールであって、アプリケーションプロセッサがオフにされる時に前記タッチチップが標準時間を取得すると共に内部クロックに基づいて算出してデバイス時間を取得するように構成される時間送信モジュールと、
前記表示駆動チップによりスクリーンを点灯して前記時間送信モジュールにより送信された前記デバイス時間をスクリーンに表示するように構成される第1表示モジュールと、
を含む、
ことを特徴とするモバイルデバイス時間の表示装置。
【請求項8】
スクリーンがオフにされていると決定された場合、アプリケーションプロセッサをオフにし、且つアプリケーションプロセッサがオフにされた時に対応する標準時間を前記タッチチップに同期させるように構成される時間同期モジュールを更に含む、
ことを特徴とする請求項7に記載のモバイルデバイス時間の表示装置。
【請求項9】
スクリーンを点灯した状態で、アプリケーションプロセッサを起動するための予め設定された操作が検出された場合、タッチチップがデバイス時間を表示駆動チップに送信することを停止し、アプリケーションプロセッサを起動して且つ前記アプリケーションプロセッサにより算出して得られた標準時間を表示駆動チップに送信するように構成される起動モジュールと、
前記表示駆動チップにより前記起動モジュールにより決定された前記標準時間をスクリーンに表示するように構成される第2表示モジュールと、
を更に含む、
ことを特徴とする請求項7に記載のモバイルデバイス時間の表示装置。
【請求項10】
前記第1表示モジュールは、
前記表示駆動チップによりタッチパネルのデータ線と制御線とを駆動し、スクリーンを点灯し、且つ前記デバイス時間をスクリーンに表示するように構成される表示サブモジュールを含む、
ことを特徴とする請求項7に記載のモバイルデバイス時間の表示装置。
【請求項11】
前記第1表示モジュールは、
現在の環境輝度に基づいて、予め設定された輝度閾値を決定するように構成される輝度決定サブモジュールと、
前記表示駆動チップにより前記予め設定された輝度閾値でスクリーンを点灯し、且つ前記デバイス時間をスクリーンに表示するように構成される点灯サブモジュールと、
を含む、
ことを特徴とする請求項7に記載のモバイルデバイス時間の表示装置。
【請求項12】
前記検出モジュールは、
スクリーンをオフにした状態で、スクリーンをダブルタップするタップ操作が検出された場合、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定するように構成される第1決定サブモジュール、又は
電源ボタンが押下されたことが検出された場合、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定するように構成される第2決定サブモジュール、
を含む、
ことを特徴とする請求項7に記載のモバイルデバイス時間の表示装置。
【請求項13】
モバイルデバイス時間の表示装置であって、
プロセッサと、
プロセッサにより実行可能な命令を記憶するためのメモリとを含み、
プロセッサは、
スクリーンをオフにした状態で、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたか否かを決定し、
デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定された場合、タッチチップを介して前記タッチチップにより算出して得られたデバイス時間を表示駆動チップに送信し、アプリケーションプロセッサがオフにされる時に前記タッチチップが標準時間を取得すると共に内部クロックに基づいて算出してデバイス時間を取得し、
前記表示駆動チップによりスクリーンを点灯して前記デバイス時間をスクリーンに表示するように構成される、
ことを特徴とするモバイルデバイス時間の表示装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電気技術分野に関し、特にモバイルデバイス時間の表示方法及び装置に関する。
【背景技術】
【0002】
モバイルデバイスが広く利用されるにつれ、ユーザはモバイルデバイスにより時間を確認することにますます依存するようになってきているが、スクリーンを頻繁に点灯して時間を見ることの消費電力は非常に高く、モバイルデバイスの使用可能時間を大幅に縮める。関連技術において、モバイルデバイスにスクリーン常時オン(Always−On)機能を加えることにより、ユーザがスクリーンを点灯することなく、長時間に時間を表示する課題が実現できる。しかしながら、Always−On機能を利用するには、依然として所定時間ごとに、例えば1分ごとにアプリケーションプロセッサ(ApplicationProcessor、APと略称する)をウェイクアップしてデバイス時間を算出する必要があるが、アプリケーションプロセッサをウェイクアップすることにより、デバイス時間を算出することの消費電力も比較的高くなり、モバイルデバイスのバッテリーの減りも早くなり、モバイルデバイスの使用可能時間を大幅に縮める。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
関連技術の課題を解決するために、本発明の実施例は、モバイルデバイスの使用可能時間を延長するための、モバイルデバイス時間の表示方法及び装置を提供する。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明の実施例の第1側面によれば、モバイルデバイス時間の表示方法を提供し、当該方法は、
スクリーンをオフにした状態で、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたか否かを決定するステップと、
デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定された場合、タッチチップを介して前記タッチチップにより算出して得られたデバイス時間を表示駆動チップに送信するステップであって、アプリケーションプロセッサがオフにされる時に前記タッチチップが標準時間を取得すると共に内部クロックに基づいて算出してデバイス時間を取得するステップと、
前記表示駆動チップによりスクリーンを点灯して前記デバイス時間をスクリーンに表示するステップと、
を含む。
【0005】
一実施例において、アプリケーションプロセッサがオフにされる時に前記タッチチップが標準時間を取得ステップは、
スクリーンがオフにされていると決定された場合、アプリケーションプロセッサをオフにし、且つアプリケーションプロセッサがオフにされる時に対応する標準時間を前記タッチチップに同期させるステップと
を含む。
【0006】
一実施例において、前記方法は、
スクリーンを点灯した状態で、アプリケーションプロセッサを起動するための予め設定された操作が検出された場合、タッチチップがデバイス時間を表示駆動チップに送信することを停止し、アプリケーションプロセッサを起動して且つ前記アプリケーションプロセッサにより算出して得られた標準時間を表示駆動チップに送信するステップと、
前記表示駆動チップにより前記標準時間をスクリーンに表示するステップと
を更に含む。
【0007】
一実施例において、前記表示駆動チップによりスクリーンを点灯して前記デバイス時間をスクリーンに表示するステップは、
前記表示駆動チップによりタッチパネルのデータ線と制御線とを駆動し、スクリーンを点灯し、且つ前記デバイス時間をスクリーンに表示するステップと
を含む。
【0008】
一実施例において、前記表示駆動チップによりスクリーンを点灯して前記デバイス時間をスクリーンに表示するステップは、
現在の環境輝度に基づいて、予め設定された輝度閾値を決定するステップと、
前記表示駆動チップにより前記予め設定された輝度閾値でスクリーンを点灯し、且つ前記デバイス時間をスクリーンに表示するステップと
を含む。
【0009】
一実施例において、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたか否かを決定するステップは、
スクリーンをオフにした状態で、スクリーンをダブルタップするタップ操作が検出された場合、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定するステップ、又は、
電源ボタンが押されたと検出された場合、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定するステップ、
を含む。
【0010】
本発明の実施例の第2側面によれば、モバイルデバイス時間の表示装置であって、当該装置は、
スクリーンをオフにした状態で、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたか否かを決定するように構成される検出モジュールと、
前記検出モジュールは、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定された場合、タッチチップを介して前記タッチチップにより算出して得られたデバイス時間を表示駆動チップに送信するステップであって、アプリケーションプロセッサがオフにされる時に前記タッチチップが標準時間を取得すると共に内部クロックに基づいて算出してデバイス時間を取得するように構成される時間送信モジュールと、
前記表示駆動チップによりスクリーンを点灯して前記デバイス時間をスクリーンに表示するように構成される第1表示モジュールと、
を含む。
【0011】
一実施例において、当該装置は、
スクリーンがオフにされていると決定された場合、アプリケーションプロセッサをオフにし、且つアプリケーションプロセッサがオフにされる時に対応する標準時間を前記タッチチップに同期させるように構成される時間同期モジュール、
を更に含む。
【0012】
一実施例において、当該装置は、
スクリーンを点灯した状態で、アプリケーションプロセッサを起動するための予め設定された操作が検出された場合、タッチチップがデバイス時間を表示駆動チップに送信することを停止し、アプリケーションプロセッサを起動して且つ前記アプリケーションプロセッサにより算出して得られた標準時間を表示駆動チップに送信するように構成される起動モジュールと、
前記表示駆動チップにより前記標準時間をスクリーンに表示するように構成される第2表示モジュールと、
を更に含む。
【0013】
一実施例において、第1表示モジュールは、
前記表示駆動チップによりタッチパネルのデータ線と制御線とを駆動し、スクリーンを点灯し、且つ前記デバイス時間をスクリーンに表示するように構成される表示サブモジュールを含む。
【0014】
一実施例において、第1表示モジュールは、
現在の環境輝度に基づいて、予め設定された輝度閾値を決定するように構成される輝度決定サブモジュールと、
前記表示駆動チップにより前記予め設定された輝度閾値でスクリーンを点灯し、且つ前記デバイス時間をスクリーンに表示するように構成される点灯サブモジュールと、
を含む。
【0015】
一実施例において、検出モジュールは、
スクリーンをオフにした状態で、スクリーンをダブルタップするタップ操作が検出された場合、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定するように構成される第1決定サブモジュール、又は
電源ボタンが押下されたと検出された場合、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定するように構成される第2決定サブモジュールと、
を含む。
【0016】
本発明の実施例の第3側面によれば、モバイルデバイス時間の表示装置であって、当該装置は、
プロセッサと、
プロセッサにより実行可能な命令を記憶するためのメモリとを含み、
プロセッサは、
スクリーンをオフにした状態で、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたか否かを決定し、
デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定された場合、タッチチップを介して前記タッチチップにより算出して得られたデバイス時間を表示駆動チップに送信するステップであって、アプリケーションプロセッサがオフにされる時に前記タッチチップが標準時間を取得すると共に内部クロックに基づいて算出してデバイス時間を取得し、
前記表示駆動チップによりスクリーンを点灯して前記デバイス時間をスクリーンに表示するように構成される。
【発明の効果】
【0017】
本発明の実施形態に供される技術解決方法は、以下の有益な効果を含むことができる。
【0018】
スクリーンをオフにした状態でデバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出された場合、タッチチップを介して前記タッチチップにより算出して得られたデバイス時間を表示駆動チップに送信し、且つ前記表示駆動チップによりスクリーンを点灯して前記デバイス時間をスクリーンに表示し、デバイス時間が、アプリケーションプロセッサにより得られることなく、低消費電力のタッチチップを介して内部クロックに基づいて算出して得られることができるため、ユーザが時間を閲覧する場合にアプリケーションプロセッサをウェイクアップする必要がなく、アプリケーションプロセッサをウェイクアップすることにより時間を算出する消費電力を抑止することができ、時間を閲覧するデバイス消費電力を大幅に低下させ、デバイス使用可能時間を延長することができる。
【0019】
また、スクリーンをオフにする必要があるごとに、アプリケーションプロセッサがオフにされる時に現在標準時間をタッチチップに同期させるため、タッチチップが内部クロックに基づいて算出したデバイス時間の誤差を低下させ、デバイス時間の精度を向上させることができる。
【0020】
表示駆動チップによりデバイス時間を予め設定された輝度閾値より低い輝度でスクリーンに表示するため、表示時間の消費電力を更に低下させることができる。
【0021】
以上の一般的な記述と下記の詳細な説明は、単に例示と解説のためのものであって、本発明を限定するものではないことを理解されたい。
【図面の簡単な説明】
【0022】
ここでの図面は、明細書を構成する一部として見なされ、本発明に適した実施例を示し、明細書とともに本発明の原理を解釈するために用いられる。
図1】一つの例示的な実施例によるモバイルデバイス時間の表示方法を示すフローチャートである。
図2】一つの例示的な実施例1によるモバイルデバイス時間の表示方法を示すフローチャートである。
図3A】一つの例示的な実施例2による表示駆動チップ表示時間を示すフローチャート1である。
図3B】一つの例示的な実施例2による表示駆動チップ表示時間を示すフローチャート2である。
図4】一つの例示的な実施例によるモバイルデバイス時間の表示装置を示すブロック図である。
図5】一つの例示的な実施例による他のモバイルデバイス時間の表示装置を示すブロック図である。
図6】一つの例示的な実施例によるモバイルデバイス時間の表示装置に適用される装置のブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
次に、添付の図面に示した例示の実施形態を詳細に説明する。以下の説明は図面に関連し、特に示さない限り、異なる図面における同じ符号は、同一又は類似の要素を示す。以下の実施形態に記載される実施方法は、本発明と一致するすべての実施方式を示しているわけではない。むしろ、それらは、添付の特許請求の範囲に記載されるように、本発明のいくつかの態様と一致する装置及び方法の例に過ぎない。
【0024】
図1は、一つの例示的な実施例によるモバイルデバイス時間の表示方法を示すフローチャートである。当該モバイルデバイス時間の表示方法は、モバイルデバイスに適用され、例えばスマート携帯電話、タブレットコンピュータである。図1に示すように、当該モバイルデバイス時間の表示方法は、以下のようなステップ101〜103を含む。
【0025】
ステップ101では、スクリーンをオフにした状態で、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたか否かを決定する。
【0026】
一実施例において、予め設定された操作は、表示時間の一つの予め設定された特定操作であっても良い、例えばスクリーンをダブルタップするタップ操作、又は電源ボタンが押下されるとの押下操作等である。
【0027】
ステップ102では、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されていると決定された場合、タッチチップを介してタッチチップにより算出して得られたデバイス時間を表示駆動チップに送信する。
【0028】
一実施例において、タッチチップは、アプリケーションプロセッサがオフにされる時標準時間を取得し、内部クロックに基づいてデバイス時間を算出して得られる。
【0029】
一実施例において、スクリーンをオフにする間に、タッチチップ内部クロックに基づいてデバイス時間を算出し、スクリーンをオフにする間にも予め設定された時間ごとに、例えば1分ごとにアプリケーションプロセッサをウェイクアップしてデバイス時間を算出することを避けることができる。
【0030】
一実施例において、タッチパネルが予め設定された操作を受信した場合、タッチチップが算出された時間を表示駆動チップに送信することができる。
【0031】
他の一実施例において、前記タッチチップにより実現した機能と表示駆動チップにより実現した機能は、一つのチップに集積されることができる。
【0032】
ステップ103では、表示駆動チップによりスクリーンを点灯して且つデバイス時間をスクリーンに表示する。
【0033】
一実施例において、タッチパネルがデバイス時間及び他の表示必要のデバイス情報をスクリーンに表示するように、表示駆動チップがタッチパネルのデータ線と制御線とを駆動する。
【0034】
一実施例において、表示駆動チップは、比較的に低い輝度でデバイス時間をスクリーンに表示し、図3Aと3Bに示す実施例を参照でき、ここでは詳細に説明しない。
【0035】
本実施例において、スクリーンをオフにした状態でデバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出された場合、タッチチップを介してタッチチップにより算出して得られたデバイス時間を表示駆動チップに送信し、且つ表示駆動チップによりスクリーンを点灯してデバイス時間をスクリーンに表示し、デバイス時間が、アプリケーションプロセッサにより得られることなく、低消費電力のタッチチップを介して内部クロックに基づいて算出して得られることができるため、ユーザが時間を閲覧する場合にアプリケーションプロセッサをウェイクアップする必要がなく、アプリケーションプロセッサをウェイクアップすることにより時間を算出する消費電力を抑止することができ、時間を閲覧するデバイス消費電力を大幅に低下させ、デバイス使用可能時間を延長することができる。
【0036】
一実施例において、タッチチップが、アプリケーションプロセッサがオフにされる時標準時間を取得するステップは、
スクリーンがオフにされていると決定された場合、アプリケーションプロセッサをオフにし、且つアプリケーションプロセッサがオフにされる時に対応する標準時間をタッチチップに同期させるステップを含む。
【0037】
一実施例において、当該方法は、
スクリーンを点灯した状態で、アプリケーションプロセッサを起動するための予め設定された操作が検出された場合、タッチチップがデバイス時間を表示駆動チップに送信することを停止し、アプリケーションプロセッサを起動して且つアプリケーションプロセッサにより算出して得られた標準時間を表示駆動チップに送信するステップと、
表示駆動チップにより標準時間をスクリーンに表示するステップとを含む。
【0038】
一実施例において、表示駆動チップによりスクリーンを点灯してデバイス時間をスクリーンに表示するステップは、
表示駆動チップによりタッチパネルのデータ線と制御線とを駆動し、スクリーンを点灯し、且つデバイス時間をスクリーンに表示するステップと
を含む。
【0039】
一実施例において、表示駆動チップによりスクリーンを点灯してデバイス時間をスクリーンに表示するステップは、
現在の環境輝度に基づいて、予め設定された輝度閾値を決定するステップと、
表示駆動チップにより予め設定された輝度閾値でスクリーンを点灯し、且つデバイス時間をスクリーンに表示するステップと
を含む。
【0040】
一実施例において、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたか否かを決定するステップは、
スクリーンをオフにした状態で、スクリーンをダブルクリックするクリック操作が検出された場合、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定するステップ、 又は、
電源ボタンが押下されたと検出された場合、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定するステップと
を含む。
【0041】
具体的に、デバイス時間を如何に表示することは、後述の実施例を参照する。
【0042】
従って、本発明の実施例が提供する前記方法により、スクリーンをオフにした状態でデバイス時間が、アプリケーションプロセッサにより得られることなく、低消費電力のタッチチップを介して内部クロックに基づいて算出して得られることができるため、ユーザが時間を閲覧する場合にアプリケーションプロセッサをウェイクアップする必要がなく、アプリケーションプロセッサをウェイクアップすることにより時間を算出する消費電力を抑止することができ、時間を閲覧するデバイス消費電力を大幅に低下させ、デバイス使用可能時間を延長することができる。
【0043】
図2は、一つの例示的な実施例1によるモバイルデバイス時間の表示方法を示すフローチャートである。本実施例は、本発明の実施例が提供する前記方法を利用し、デバイス時間をどのようにして表示するかについての例示的な説明である。図2に示すように、以下のようなステップを含む。
【0044】
ステップ201では、スクリーンがオフにされていると決定された場合、アプリケーションプロセッサがオフにする場合標準時間をタッチチップに同期させる。
【0045】
一実施例において、スクリーンをオフにするごとの前に、アプリケーションプロセッサを制御してデバイスの現在標準時間をタッチチップに同期させるため、タッチチップが算出したデバイス時間の精度を向上させることができる。
【0046】
ステップ202では、タッチチップは、標準時間に基づいてモバイルデバイスがスクリーンのオフ状態にある場合、デバイス時間を算出する。
【0047】
一実施例において、タッチチップが現在標準時間に基づいて内部クロックを利用してデバイス時間を算出することができる。
【0048】
ステップ203では、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたか否かを決定する場合、例えばデバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出された場合に、ステップ204を実行する。
【0049】
一実施例において、スクリーンをオフにした状態で、スクリーンをダブルクリックするクリック操作が検出された場合、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定する。他の一実施例において、電源ボタンが押下されたと検出された場合、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定する。
【0050】
ステップ204では、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出された場合、タッチチップによりタッチチップが算出して得られたデバイス時間を表示駆動チップに送信する。
【0051】
一実施例において、タッチチップは、アプリケーションプロセッサがオフにされる時標準時間を取得し、内部クロックに基づいてデバイス時間を算出して得られる。
【0052】
ステップ205では、表示駆動チップによりスクリーンを点灯して、且つデバイス時間をスクリーンに表示する。
【0053】
一実施例において、ステップ203からステップ205までの説明は、図1に示す実施例のステップ101からステップ103までの説明を参照でき、ここでは詳細に説明しない。
【0054】
本実施例において、スクリーンをオフにする必要があるごとに、アプリケーションプロセッサが現在標準時間をタッチチップに同期させるため、タッチチップが内部クロックに基づいて算出したデバイス時間の誤差を低下させ、デバイス時間の精度を向上させることができる。
【0055】
図3Aは、一つの例示的な実施例2による表示駆動チップ表示時間を示すフローチャート1である。図3Bは、一つの例示的な実施例2による表示駆動チップ表示時間を示すフローチャート2である。本実施例は、本発明の実施例が提供する前記方法を利用し、デバイス時間をどのようにして表示するかについての例示的な説明である。図3Aに示すように、スクリーンのオフ状態にあるモバイルデバイスで、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出された場合時間を表示するフローであり、以下のようなステップを含む。
【0056】
ステップ301では、現在の環境輝度に基づいて、予め設定された輝度閾値を決定する。
【0057】
一実施例において、現在の環境輝度に相応する予め設定された輝度閾値は、経験に応じて設定されることができ、スマートデバイス供給者は、大量のユーザから生じた実際に使用するデータにより統計して得られる、且つスマートデバイスに記録される、例えば、現在の環境輝度が比較的に高い場合、ユーザが時間を明確に見ることができるるように、予め設定された輝度閾値はやや高く設定されるが、ユーザが時間を明確に見ることができ、且つ消費電力を省けることを評価基準として、予め設定された輝度閾値は高すぎないように設定される。
【0058】
一実施例において、ユーザがモバイルデバイスを利用するテスト時間帯に、モバイルデバイスを制御して現在環境の輝度を測ることができ、スクリーンがモバイルデバイス出力情報を明確に表示する予め設定された輝度閾値を決定し、且つモバイルデバイスに記録される。
【0059】
ステップ302では、表示駆動チップにより予め設定された輝度閾値でスクリーンを点灯し、且つデバイス時間をスクリーンに表示する。
【0060】
一実施例において、バックライト輝度を制御することにより、予め設定された輝度閾値の輝度でデバイス時間の表示を実現することができ、バックライト輝度が比較的に小さく設定されることができるため、消費電力を省くことができる。
【0061】
図3Bに示すように、モバイルデバイスがスクリーンを点灯した状態でアプリケーションプロセッサを起動するための予め設定された操作が検出された場合表示時間のフローであり、以下のようなステップを含む。
【0062】
ステップ311では、タッチチップがデバイス時間を表示駆動チップに送信することを停止し、アプリケーションプロセッサを起動し、且つアプリケーションプロセッサにより算出された標準時間を表示駆動チップに送信する。
【0063】
ステップ312では、表示駆動チップにより標準時間をスクリーンに表示する。
【0064】
本実施例において、表示駆動チップによりデバイス時間を予め設定された輝度閾値より低い輝度でスクリーンに表示するため、表示時間の消費電力を更に低下させることができる。また、スクリーンを点灯した状態で、且つアプリケーションプロセッサを起動する後、アプリケーションプロセッサが算出するデバイス時間を表示できるため、デバイス時間の精度を向上させることができる。
【0065】
図4は、一つの例示的な実施例によるモバイルデバイス時間の表示装置を示すブロック図である。図4に示すように、モバイルデバイス時間の表示装置は、
スクリーンをオフにした状態で、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたか否かを決定するように構成される検出モジュール410と、
デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定された場合、タッチチップを介して前記タッチチップにより算出して得られたデバイス時間を表示駆動チップに送信するステップであって、前記タッチチップは、アプリケーションプロセッサがオフにされる時標準時間を取得し、内部クロックに基づいて算出してデバイス時間を取得するように構成される時間送信モジュール420と、
表示駆動チップによりスクリーンを点灯してデバイス時間をスクリーンに表示するように構成される第1表示モジュール430と、
を含む。
【0066】
図5は、一つの例示的な実施例による他のモバイルデバイス時間の表示装置を示すブロック図である。図5に示すように、前記図4に示す実施例の基に、一実施例において、装置は、
スクリーンがオフにされていると決定された場合、アプリケーションプロセッサをオフにし、且つアプリケーションプロセッサがオフにされる時に対応する標準時間をタッチチップに同期させるように構成される時間同期モジュール440とを更に含む。
【0067】
一実施例において、装置は、
スクリーンを点灯した状態で、アプリケーションプロセッサを起動するための予め設定された操作が検出された場合、タッチチップがデバイス時間を表示駆動チップに送信することを停止し、アプリケーションプロセッサを起動して且つ前記アプリケーションプロセッサにより算出して得られた標準時間を表示駆動チップに送信するように構成される起動モジュール450と、
表示駆動チップを介して起動モジュール450による標準時間をスクリーンに表示するように構成される第2表示モジュール460と、
を更に含む。
【0068】
一実施例において、第1表示モジュール430は、
表示駆動チップによりタッチパネルのデータ線と制御線とを駆動し、スクリーンを点灯し、且つデバイス時間をスクリーンに表示するように構成される表示サブモジュール431とを含む。
【0069】
一実施例において、第1表示モジュール430は、
現在の環境輝度に基づいて、予め設定された輝度閾値を決定するように構成される輝度決定サブモジュール432と、
表示駆動チップにより予め設定された輝度閾値でスクリーンを点灯し、且つデバイス時間をスクリーンに表示するように構成される点灯サブモジュール433と、
を含む。
【0070】
一実施例において、検出モジュール410は、
スクリーンをオフにした状態で、スクリーンをダブルタップするタップ操作が検出された場合、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定するように構成される第1決定サブモジュール411、又は
電源ボタンが押下されたと検出された場合、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定するように構成される第2決定サブモジュール412と、
を含む。
【0071】
前記実施例における装置に関し、それぞれのモジュールを実行する操作が既に相関の実施例に詳細の説明を行いたので、ここでは詳細に説明しない。
【0072】
図6は、一つの例示的な実施例によるモバイルデバイス時間の表示装置に適用される装置のブロック図である。例えば、装置600は、スマートフォン、タブレットコンピュータ等であっても良い。
【0073】
図6を参照すると、装置600は、プロセッサ部602、メモリ604、電源部606、マルチメディア部608、オーディオ部610、入出力(I/O)インターフェース612、センサー部614、及び通信部616のうちの一種以上を含むことが可能である。
【0074】
プロセッサ部602は、典型的には装置600の全般の動作を制御するものであって、例えばディスプレイに関連した動作、電話着呼、データ通信、カメラ動作、及び録音動作などを制御する。プロセッサ部602は、一個以上のプロセッサ620を含むことで、上述した方法の有するステップのすべてもしくは一部を実施するための命令を実行可能である。さらにプロセッサ部602は、プロセッサ部602と他の部品との間の相互作用を促進するための一個以上のモジュールを含んでもよい。例えばプロセッサ部602が、マルチメディアモジュールを含むことで、マルチメディア部608とプロセッサ部602との間の相互作用を促進できる。
【0075】
メモリ604は、装置600の動作をサポートするために、種々のデータを格納するように構成される。そうしたデータの例としては、装置600上で作業される任意のアプリケーションもしくはメソッドのための命令、交友録データ、電話帳データ、メッセージ、写真、動画などが挙げられる。メモリ604は、任意の種類の揮発性もしくは不揮発性のメモリ装置又はそれらの組み合わせを用いて実施可能であり、例えばスタティックランダムアクセスメモリ(SRAM)、電気的消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EEPROM)、消去可能プログラマブル読取専用メモリ(EPROM)、プログラマブル読取専用メモリ(PROM)、読取専用メモリ(ROM)、磁気メモリ、フラッシュメモリ、磁気ディスク、又は光学ディスクといった装置を用いることが可能である。
【0076】
電源部606は、装置600の有する種々の部品に電力を供給する。電源部606が含むことができるものとしては、電力管理システム、一個以上の電源、ならびに装置600中の電力発電、管理、及び分配に関連する任意の他の部品がある。
【0077】
マルチメディア部608は、装置600とユーザとの間をとりもつ出力インターフェースを提供する画面を含む。そうした画面に、液晶ディスプレイ(LCD)やタッチパネル(TP)が含まれる実施形態があってもよい。画面にタッチパネルが含まれる場合には、ユーザからの入力信号を受けつけるタッチスクリーンとして当該画面を実装してもよい。そうしたタッチパネルには、タッチ、スワイプ、及びタッチパネル上のジェスチャーを感知するための一個以上のタッチセンサーが含まれる。そうしたタッチセンサーは、タッチやスワイプの動作の境界を感知するにはとどまらず、タッチやスワイプの動作に伴う持続時間と圧力をも感知するものであってもよい。或る実施形態でのマルチメディア部608には、前方カメラ及び/又は後方カメラが含まれる。そうした前方カメラ及び/又は後方カメラは、装置600が動作モード(撮像モードや動画撮影モードなど)に在るときに、外部からのマルチメディアデータを受信することが可能である。前方カメラと後方カメラの各々は、固定式光学レンズ系であってもよいし、フォーカス機能と光学ズーム機能を含むものであってもよい。
【0078】
オーディオ部610は、オーディオ信号を出力及び/又は入力をするように構成される。例えばオーディオ部610が含むものとしては、装置600が動作モード(通話モード、録音モード、音声認識モードなど)に在るときに、外部からのオーディオ信号を受信するように構成されたマイクロフォン(MIC)がある。受信されたオーディオ信号を、さらにメモリ604に格納してもよいし、通信部616により伝送してもよい。或る実施形態においては、オーディオ部610がさらにオーディオ信号を出力するためのスピーカーを含む。
【0079】
I/Oインターフェース612は、プロセッサ部602と周辺インターフェースモジュール(キーボード、クリックホイール、ボタンなど)のためのインターフェースを提供するものである。そうしたボタンとしては例えば、ホームボタン、音量ボタン、起動ボタン、及びロッキングボタンなどが含まれるが、これらに限定はされない。
【0080】
センサー部614は、装置600の種々の態様の状態評価を提供するための一個以上のセンサーを含む。例えばセンサー部614は、装置600の開閉状態、及び部品間の相対位置(例えば装置600のディスプレイとキーパッドとの相対位置など)を検出することが可能である。またセンサー部614は、装置600の位置変化や装置600中の部品の位置変化、装置600にユーザが接触しているか否か、装置600の向きもしくは加減速、ならびに装置600の温度変化を検出することも可能である。センサー部614には、物理的な接触はしていないが近接した物体を検出するように構成された近接センサーを含めてもよい。またセンサー部614は、撮像用途のために光センサー(CMOSイメージセンサーもしくはCCDイメージセンサーなど)を含んでもよい。或る実施形態においては、センサー部614は、加速度センサー、ジャイロスコープセンサー、磁気センサー、圧力センサー、又は温度センサーを含んでいてもよい。
【0081】
通信部616は、装置600と他の装置との間での有線通信もしくは無線通信を容易にするために構成されている。装置600は通信規格に基づいた無線ネットワークにアクセス可能であり、そうした通信規格としては例えばWi−Fi、2G、もしくは3G、又はこれらの組み合わせといったものが挙げられる。例示的な一実施形態においては、通信部616は、ブロードキャスト信号もしくはブロードキャストの関連情報を、外部のブロードキャスト管理システムからブロードキャストチャネルにより受信可能である。例示的な一実施形態においては、通信部616がさらにNFC(near field communication)モジュールを含むことで、近距離通信を容易にする。例えばそうしたNFCモジュールは、RFID(無線周波数認識)技術、IrDA(赤外線データ通信)技術、UWB(超広帯域無線)技術、Bluetooth(登録商標)(BT)技術、及び他の技術に基づいたものであってよい。
【0082】
例示的な実施形態では、装置600は上述した方法を行うために、一種以上の特定用途用集積回路(ASIC)、デジタル信号プロセッサ(DSP)、デジタル信号処理デバイス(DSPD)、プログラマブル論理デバイス(PLD)、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサ、又はその他の電子部品でを実施してもよい。上述した方法は、スクリーンをオフにした状態で、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたか否かを決定するステップと、デバイス時間を表示するための予め設定された操作が検出されたと決定された場合、タッチチップを介して前記タッチチップにより算出して得られたデバイス時間を表示駆動チップに送信し、タッチチップは、アプリケーションプロセッサがオフにされる時標準時間を取得し、内部クロックに基づいて算出してデバイス時間を取得するステップと、前記表示駆動チップによりスクリーンを点灯して前記デバイス時間をスクリーンに表示するステップと、を含む。
【0083】
例示的な実施形態においては、命令(メモリ604に含まれる命令など)を含んだ非一過性のコンピュータ可読記憶媒体が提供され、当該命令は上述した方法を行うために装置600中のプロセッサ620によって実行可能なものである。例えば非一過性のコンピュータ可読記憶媒体としては、ROM、ランダムアクセスメモリ(RAM)、CD−ROM、磁気テープ、フロッピーディスク、光学データ記憶装置などを挙げることができる。
【0084】
当業者であれば、本明細書及びここに開示された本発明の実施を考慮することで、本発明のその他の実施形態に容易に想到できる。本出願は、本発明の原理に従い且つ当該技術分野において公知又は慣用の技術に包含される派生例をも含むような、本発明のあらゆる変形例、用途、又は応用例をも包摂することを企図している。本明細書及び実施形態は、あくまで例示のためのものであることを企図しており、本発明の真の範囲及び精神は下記の特許請求の範囲によって示される。
【0085】
本発明は、上述した詳細や添付の図面に示したとおりのそのままの構成には限定はされず、本発明の範囲から逸脱することなく種々の改変や変形を施してもよいことを理解されたい。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定されることを企図している。
図1
図2
図3A
図3B
図4
図5
図6