【課題を解決するための手段】
【0005】
無線アクセスネットワークの複数の無線リソースについてのそれぞれの対の主優先度インジケータ値と補助優先度インジケータ値を、前記無線アクセスネットワークによる1つまたは複数の送信において検出するステップと、サービングセルとして採用するセルを、前記主インジケータ値と前記補助インジケータ値との両方に少なくとも部分的に基づいて選択するステップと、を含む方法であって、前記複数の無線リソースについての主優先度インジケータ値が、前記複数の無線リソースについての優先順位のインジケーション(indication)を第1の分解度(degree of resolution)に提供し、前記複数の無線リソースについての主優先度インジケータ値と補助優先度インジケータ値との組み合わせが、前記複数の無線リソースについての優先順位のインジケーションを前記第1の分解度より高い第2の分解度に提供する方法が、本明細書において提供される。
【0006】
一実施形態によれば、本方法は、複数のセルからサービングセルとして採用するセルを、前記複数のセルについての無線リソースについての前記主優先度インジケータ値の比較に少なくとも部分的に基づいて選択し、前記複数のセルのうちの1つまたは複数が、同じ主優先度インジケータ値をもつ無線リソースを有する場合には、前記1つまたは複数のセルについての無線リソースについての前記補助優先度インジケータ値の比較にさらに基づいて選択するステップさらに含む。
【0007】
一実施形態によれば、本方法は、複数のセルのそれぞれについての無線リソースについての第3の優先度値を、無線リソースについてのそれぞれの対の主優先度値と補助優先度値から計算するステップと、前記複数のセルのいずれをサービングセルとして採用するかを、前記第3の優先度インジケータ値の比較に少なくとも部分的に基づいて決定するステップとをさらに含む。
【0008】
一実施形態によれば、前記主インジケータ値は単位値(unit value)の倍数を示し、前記第2の主インジケータ値は前記単位値の単位分数(unit fraction)の倍数を示す。
【0009】
主優先度インジケータ値および補助優先度インジケータ値を無線アクセスネットワークの複数の無線リソースに、前記無線アクセスネットワークによる送信および1つまたは複数の通信デバイスによる検出のために割り当てるステップを含む方法であって、前記複数のセルについての主優先度インジケータ値が、前記複数の無線リソースについての優先順位のインジケーションを第1の分解度に提供し、前記複数の無線リソースについての主優先度インジケータ値と補助優先度インジケータ値との組み合わせが、前記複数の無線リソースについての優先順位のインジケーションを前記第1の分解度より高い第2の分解度に提供する方法も提供される。
【0010】
一実施形態によれば、サービングセルとして採用するセルを選択する場合に、前記無線リソースの1つまたは複数が同じ主優先度インジケータ値を有するとき、補助優先度インジケータ値は、少なくともいくつかの通信デバイスによって、比較すべき値として認識可能である。
【0011】
一実施形態によれば、無線リソースについての第3の優先度値は、少なくともいくつかの通信デバイスに既知の1つまたは複数の所定の規則に従って、無線リソースについてのそれぞれの対の主優先度値と補助優先度値から計算可能である。
【0012】
一実施形態によれば、前記主インジケータ値は単位値の倍数を示し、前記第2の主インジケータ値は前記単位値の単位分数の倍数を示す。
【0013】
本明細書では、無線アクセスネットワークの1つまたは複数の無線リソースについての主優先度インジケータ値と補助優先度インジケータ値を、1つまたは複数の通信デバイスによる検出のために送信するステップを含む方法であって、無線リソースについての補助優先度インジケータ値が、前記無線リソースと同じ主優先度インジケータ値を有する1つまたは複数の他の無線リソースに対する前記無線リソースについての優先度のインジケーションとして、少なくともいくつかの通信デバイスに認識可能である方法も提供される。
【0014】
一実施形態によれば、サービングセルとして採用するセルを選択する場合、無線リソースについての補助優先度インジケータ値は、前記無線リソースと同じ主優先度インジケータ値を有する1つまたは複数の他の無線リソースについての補助優先度インジケータ値と比較すべき値として、少なくともいくつかの通信デバイスによって認識可能である。
【0015】
一実施形態によれば、無線リソースについての第3の優先度値は、少なくともいくつかの通信デバイスに既知の1つまたは複数の所定の規則に従って、前記無線リソースについての主優先度値と補助優先度値から計算可能である。
【0016】
一実施形態によれば、前記主インジケータ値は単位値の倍数を示し、前記第2の主インジケータ値は前記単位値の単位分数の倍数を示す。
【0017】
一実施形態によれば、前記複数の無線リソースは、1つまたは複数の無線アクセス技術のための複数の搬送周波数を含む。
【0018】
本明細書では、プロセッサと、コンピュータプログラムコードを含むメモリとを備える装置であって、メモリおよびコンピュータプログラムコードが、プロセッサによって、装置に、無線アクセスネットワークの複数の無線リソースについてのそれぞれの対の主優先度インジケータ値と補助優先度インジケータ値を、前記無線アクセスネットワークによる1つまたは複数の送信において検出させ、サービングセルとして採用するセルを、前記主インジケータ値と前記補助インジケータ値との両方に少なくとも部分的に基づいて選択させるように構成されており、前記複数の無線リソースについての主優先度インジケータ値が、前記複数の無線リソースについての優先順位のインジケーションを第1の分解度に提供し、前記複数の無線リソースについての主優先度インジケータ値と補助優先度インジケータ値との組み合わせが、前記複数の無線リソースについての優先順位のインジケーションを前記第1の分解度より高い第2の分解度に提供する装置も提供される。
【0019】
一実施形態によれば、メモリおよびコンピュータプログラムコードは、プロセッサによって、装置に、複数のセルからサービングセルとして採用するセルを、前記複数のセルについての無線リソースについての前記主優先度インジケータ値の比較に少なくとも部分的に基づいて選択させ、前記複数のセルのうちの1つまたは複数が、同じ主優先度インジケータ値をもつ無線リソースを有する場合には、前記1つまたは複数のセルについての無線リソースについての前記補助優先度インジケータ値の比較にさらに基づいて選択させるようにさらに構成されている。
【0020】
一実施形態によれば、メモリおよびコンピュータプログラムコードは、プロセッサによって、装置に、複数のセルのそれぞれについての無線リソースについての第3の優先度値を、無線リソースについてのそれぞれの対の主優先度値と補助優先度値から計算させ、前記複数のセルのいずれをサービングセルとして採用するかを、前記第3の優先度インジケータ値の比較に少なくとも部分的に基づいて決定させるようにさらに構成されている。
【0021】
一実施形態によれば、前記主インジケータ値は単位値の倍数を示し、前記第2の主インジケータ値は前記単位値の単位分数の倍数を示す。
【0022】
プロセッサと、コンピュータプログラムコードを含むメモリとを備える装置であって、メモリおよびコンピュータプログラムコードが、プロセッサによって、装置に、主優先度インジケータ値および補助優先度インジケータ値を無線アクセスネットワークの複数の無線リソースに、前記無線アクセスネットワークによる送信および1つまたは複数の通信デバイスによる検出のために割り当てさせるように構成されており、前記複数のセルについての主優先度インジケータ値が、前記複数の無線リソースについての優先順位のインジケーションを第1の分解度に提供し、前記複数の無線リソースについての主優先度インジケータ値と補助優先度インジケータ値との組み合わせが、前記複数の無線リソースについての優先順位のインジケーションを前記第1の分解度より高い第2の分解度に提供する装置も提供される。
【0023】
一実施形態によれば、サービングセルとして採用するセルを選択する場合に、前記無線リソースの1つまたは複数が同じ主優先度インジケータ値を有するとき、補助優先度インジケータ値は、少なくともいくつかの通信デバイスによって、比較すべき値として認識可能である。
【0024】
一実施形態によれば、無線リソースについての第3の優先度値は、少なくともいくつかの通信デバイスに既知の1つまたは複数の所定の規則に従って、無線リソースについてのそれぞれの対の主優先度値と補助優先度値から計算可能である。
【0025】
一実施形態によれば、前記主インジケータ値は単位値の倍数を示し、前記第2の主インジケータ値は前記単位値の単位分数の倍数を示す。
【0026】
本明細書では、プロセッサと、コンピュータプログラムコードを含むメモリとを備える装置であって、メモリおよびコンピュータプログラムコードが、プロセッサによって、装置に、無線アクセスネットワークの1つまたは複数の無線リソースについての主優先度インジケータ値と補助優先度インジケータ値を、1つまたは複数の通信デバイスによる検出のために送信させるように構成されており、無線リソースについての補助優先度インジケータ値が、前記無線リソースと同じ主優先度インジケータ値を有する1つまたは複数の他の無線リソースに対する前記無線リソースについての優先度のインジケーションとして、少なくともいくつかの通信デバイスに認識可能である装置も提供される。
【0027】
一実施形態によれば、サービングセルとして採用するセルを選択する場合、無線リソースについての補助優先度インジケータ値は、前記無線リソースと同じ主優先度インジケータ値を有する1つまたは複数の他の無線リソースについての補助優先度インジケータ値と比較すべき値として、少なくともいくつかの通信デバイスによって認識可能である。
【0028】
一実施形態によれば、無線リソースについての第3の優先度値は、少なくともいくつかの通信デバイスに既知の1つまたは複数の所定の規則に従って、前記無線リソースについての主優先度値と補助優先度値から計算可能である。
【0029】
一実施形態によれば、前記主インジケータ値は単位値の倍数を示し、前記第2の主インジケータ値は前記単位値の単位分数の倍数を示す。
【0030】
一実施形態によれば、前記複数の無線リソースは、1つまたは複数の無線アクセス技術のための複数の搬送周波数を含む。
【0031】
本明細書では、コンピュータにロードされると、コンピュータを制御して、無線アクセスネットワークの複数の無線リソースについてのそれぞれの対の主優先度インジケータ値と補助優先度インジケータ値を、前記無線アクセスネットワークによる1つまたは複数の送信において検出し、サービングセルとして採用するセルを、前記主インジケータ値と前記補助インジケータ値との両方に少なくとも部分的に基づいて選択するプログラムコード手段を含むコンピュータプログラム製品であって、前記複数の無線リソースについての主優先度インジケータ値が、前記複数の無線リソースについての優先順位のインジケーションを第1の分解度に提供し、前記複数の無線リソースについての主優先度インジケータ値と補助優先度インジケータ値との組み合わせが、前記複数の無線リソースについての優先順位のインジケーションを前記第1の分解度より高い第2の分解度に提供するコンピュータプログラム製品も提供される。
【0032】
本明細書では、コンピュータにロードされると、コンピュータを制御して、主優先度インジケータ値および補助優先度インジケータ値を無線アクセスネットワークの複数の無線リソースに、前記無線アクセスネットワークによる送信および1つまたは複数の通信デバイスによる検出のために割り当てるプログラムコード手段を含むコンピュータプログラム製品であって、前記複数のセルについての主優先度インジケータ値が、前記複数の無線リソースについての優先順位のインジケーションを第1の分解度に提供し、前記複数の無線リソースについての主優先度インジケータ値と補助優先度インジケータ値との組み合わせが、前記複数の無線リソースについての優先順位のインジケーションを前記第1の分解度より高い第2の分解度に提供するコンピュータプログラム製品も提供される。
【0033】
本明細書では、コンピュータにロードされると、コンピュータを制御して、無線アクセスネットワークの1つまたは複数の無線リソースについての主優先度インジケータ値と補助優先度インジケータ値を、1つまたは複数の通信デバイスによる検出のために送信するプログラムコード手段を含むコンピュータプログラム製品であって、無線リソースについての補助優先度インジケータ値が、前記無線リソースと同じ主優先度インジケータ値を有する1つまたは複数の他の無線リソースに対する前記無線リソースについての優先度のインジケーションとして、少なくともいくつかの通信デバイスに認識可能であるコンピュータプログラム製品も提供される。
【0034】
本発明の実施形態は、添付の図面を参照しながら、あくまで例として、以下で詳細に説明される。