特許第6554624号(P6554624)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6554624
(24)【登録日】2019年7月12日
(45)【発行日】2019年7月31日
(54)【発明の名称】練習用ボール
(51)【国際特許分類】
   A63B 69/00 20060101AFI20190722BHJP
   A63B 43/00 20060101ALI20190722BHJP
【FI】
   A63B69/00 505B
   A63B43/00 F
【請求項の数】1
【全頁数】7
(21)【出願番号】特願2017-221874(P2017-221874)
(22)【出願日】2017年11月17日
(65)【公開番号】特開2019-92545(P2019-92545A)
(43)【公開日】2019年6月20日
【審査請求日】2017年11月17日
(73)【特許権者】
【識別番号】513196201
【氏名又は名称】阿部 良一
(72)【発明者】
【氏名】阿部 良一
【審査官】 槙 俊秋
(56)【参考文献】
【文献】 登録実用新案第3206549(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3121290(JP,U)
【文献】 実開昭59−137754(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3033902(JP,U)
【文献】 特開2015−141710(JP,A)
【文献】 実開昭56−14359(JP,U)
【文献】 実開昭47−28058(JP,U)
【文献】 特開2015−159848(JP,A)
【文献】 特開2015−66895(JP,A)
【文献】 登録実用新案第3057547(JP,U)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A63B 69/00
A63B 37/00−37/14
A63B 43/00−43/06
A63B 45/00−45/02
A63B 47/00
A63B 41/00−41/12
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
野球又はソフトボールの各球種の握り方を各球種の握ったときの指手の位置として表示してなる練習用ボールにおいて、
ボールと各球種のボールを握っている指手とを立体物成型したボール7を透明な球体8に埋め込んでいることを特徴とする練習用ボール。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、カーブ、フォーク等の各種変化球を簡単に投げることが出来、投球練習用としても有効な変化球等の練習用ボールに関するものである。本発明は、投手の各球種のボールの握り方を透明な球体内側に白いボールを持った各球種の指手表示し、透明な球体外側から見られるように表示し各球種の握り球体内側の白いボールの指手に合わせて球体外側に指手を合わせて球体を握り、各球種を覚える為のボールに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、投手がなげている球種の覚えるには、人から教えてもらったり写真や本をみたりしてボールの握り方を覚え投げていた。時には間違ったボール握り方してしまう事もあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実用新案登録第3206549号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
そのために次のような問題点があった。間違ったボールの握り方をしていたり教わったりして、その球種を投げられなかつたり、おかしなボールの握り方で指手を傷めたりすることがあった。ボールに直接表示されている握り方などは古くなったりすると消えてしまったりして不便であつた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
野球、ソフトボールと同じ大きさの透明な球体内側表面に各球種の白いボールを握った時の指手を表示し透明な球体外側表面から見えるようにし、透明な球体外側表面から見える球体内側に表示された各球種の指手の上に、指手合わせ重ねて球体握り各球種を覚える。
【発明の効果】
【0006】
球種を覚えるには人から聞いたり、教わったりしていたのでいろいろな情報が入ってきて迷うこともあった。本考案は覚えたい球種のボールの握り方をボールのどの部分をどの様に、指手で握り投げれば良いのかをボールと同じ大きさの透明な球体内側に各球種ボールを握った時の指手を表示し、透明な外側球体表面から内側各球種ボールを握った指手を見られるように表示し、表記されている球体内側のボールを握った指手の上に、球体外側上から球体内側のボールを握った指手を合わせ重ね、球体を握り各球種ボールの握り方を覚える。球体外側表面に球体内側表面に表記されているボールの縫い目と同じ位置に球体外側表面に凹凸の縫い目模様を付ければボール握った感触を体感できる。なお、凹凸模様は切削等の機械加工で形成しても良いし、予め成形時に形成するようにしても良い。
各球種の表示方法が球体内側表示にされているので球体外側を何度握り持つても各球種ボールの握り方表示が見えにくくなることがない。
【図面の簡単な説明】
【0007】
図1】本発明の透明な球体の内側表面に表記された指手図を球体外側上部から見た球体上部図
図2】本発明の透明な球体の内側表面に表記された指手図を球体外側の薬指側から見た球体側部図
図3】本発明の透明な球体の内側表面に表記された指手図を球体外側の正面から見た球体正面部図
図4】本発明の透明な球体の内側表面に表記された指手図を球体外側の親指側から見た球体側部図
図5】本発明の透明な球体を半球体にして半球体内側に各球種のボールの指手の握り方を表示した半球体側部図
図6】本発明の球体表面に各球種のボール握り方を表示し各球種のボールの握り方を表示した球体表面に透明な半球体の上部を重ね着け、透明な半球体下部を表示した各球種の白いボールの握り方の重ね側面図。
図7】本発明の1は各球種ボールの握り方のボールを持った指手を3D立体物成型にした図2は各球種のボールを握った指手3D立体物成型を透明な球体で埋め込まれた立体物図。
図8】Aはボールに指手を表示した側断面図、Bは透明な球体内側表面にボール、指手を表示した側断面図、Cは球体表面にボール、指手を表示しボール、指手を表示した球体に透明な球体を重ね合わせた球体側断面図
【発明を実施するための形態】
【0008】
以下本発明の実施の形態について説明する。
図1について説明する。透明な球体8の内側表面に各球種のボールの握りを表示し、球体の外側表面から見えるボール握りをあらわした上部図である。この状態は、ボール7の握り方の人差し指2、中指3の位置が球体に表されている。前記指手は指や手の絵にて表示されている。または指や手の輪郭のみを線図等で表示しても良い。
図2について説明する。透明な球体8の内側表面に各球種のボール握りを表示し球体外側表面から見えるボール握りに合わせて球体外側を握りボール7の握り方の中指3、薬指4、小指5の位置を球体にあらわした薬指4側から見た側部図である。
図3について説明する。透明な球体8の内側表面に各球種のボール握りを表示し球体外側表面から見えるボール握りに合わせて球体外側を握りボール7の握り方の親指1、人差し指2、中指3、薬指4、小指5の球体にあらわした正面から見た正面図である。
図4について説明する。透明な球体8の内側表面に各球種のボール握りを表示し球体外側表面から見えるボール握りに合わせて球体外側を握りボール7の握り方の親指1、人差し指2の球体にあらわした親指側から見た側部図である。
図5について説明する。透明な球体8の内側に各球種のボール握り方を透明な球体外側に表示されるように透明な半球体11を二つ作り半球体11内側に各球種のボールの握り方指手を表示し、半球体上下部を合わせ球体にした。各球種の白いボールの握り方を球体外側から見た球体の半球体11上下図である。
図6について説明する。球体12を設け外側表面に各球種のボールの握り方を表示し、各球種の白いボールの握り方表示した表面上部に透明な半球体11を上下左右重ね合わせ各球種ボールの握り方を透明な球体でカバーし外側表面から見られるように表示した球体である。
なお、外側の透明な球体は、必ずしも半球状でなくてもよく、要は透明なカバー体であればよい。更には、カバーは液体の中に漬けて球体12を透明な被膜(コーティング)で覆って形成することも可能である。また、球体12はどのような色であっても良い。できれば白色であれば通常のボールと同様であり、違和感なく練習に使用することができる。
図7について説明する。ボール7、各球種ボールを握っている1〜6の指手を立体物表示、立体物表示されたボール7、各球種ボールを握っている指手1〜6を軟性のあるプラスチック、シリコン等の透明な球体埋め込みボールを握った時に公式ボールを握った様な感触が得られるように透明な球体8で埋め込まれた立体物球体である。
図8について説明する。
Aは従来例を示す。ボール上に各球種ボールの握り方を表示した側断面図である。ボールの外側に印刷等で表示されているので、何度も握ったりすることで汚れが付いたり、印刷部分が摩耗したり、剥がれ落ちたりして、握り方の表示が薄れてしまう恐れがあった。
Bは本発明の一例を断面図で表したものである。各球種ボールの握り方を透明な球体の内側表面に印刷、シールなどで表示した断面図である。
Cは本発明の他の実施例を断面図で表したものである。各球種ボールの握り方を球体表面に印刷、シールなどで表示し、印刷、シールなどで表示した球体表面に透明な球体を重ね着けた球体の断面図である。
【符号の説明】
【0009】
1 親指
2 人差し指
3 中指
4 薬指
5 小指
6 手
7 ボール
8 透明な球体
9 球体外側表面の凸凹のボールの縫い目
10 内側表面のボールの縫い目
11 透明な半球体
12 球体
13 印刷、シール
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8