【課題を解決するための手段】
【0012】
以上の課題を解決するために、
第1の発明は、相続財産と相続人の情報の入力を受け付けて相続人毎の相続税申告手続を支援するための相続情報管理装置であって、
相続財産に関する情報として、
相続財産の種類と規模や金額の入力を受け付ける相続財産情報入力受付手段と、
相続財産毎に、相続税申告で必要となる提出書類の収集状況を含む手続状況の入力を受け付ける提出書類等手続情報入力受付手段と、
相続人に関する情報として、
相続人の氏名及び属性を含む相続人情報の入力を受け付ける相続人情報入力受付手段と、を備え、
前記相続財産情報入力受付手段においては、
相続財産毎に、財産の額又は規模が概算であるか/確定であるかを区別して受け付ける概算/確定区別入力受付手段を備えると共に、
相続財産毎に、相続税の申告で必要となる提出書類や手続に関する情報を管理する
提出書類等手続管理手段(提出書類データ管理テーブル)を備え、
相続財産毎に、相続税の申告で必要となる提出書類の収集状況及び又は必要な専門家への相談を含む手続の状況を受け付けて、前記提出書類等手続管理手段(提出書類データ管理テーブル)に登録する、提出書類等手続状況受付手段を備え、
相続人毎に、どの相続財産を分配するかの情報に基づいて、各相続人の相続人情報と、各相続人に分配された相続財産とを紐付けると共に、
各相続人に紐づいた相続財産および各相続財産に対応する提出書類の収集状況を含む手続状況を、各相続財産の金額や規模が概算であるか/確定であるかの区別を伴って、相続人毎に列挙する相続財産手続状況出力手段と
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明の相続情報管理装置において、
さらに、
前記相続人情報入力受付手段で受け付けた相続人の情報に基づいて相続家系図を生成して出力する相続家系図生成出力手段を備え、
相続家系図生成出力手段において、各相続人に紐付いた相続財産と手続状況を、相続人毎に出力(表示、電子ファイル、印刷)することを備えて、
相続財産情報の手続状況の情報過不足リスクについて、負債等の注意点及び情報を含み、相談者に随時通知、連絡、アドバイス、指導できる
ことを特徴とする。
また、第3の発明は、
第1又は第2の発明のいずれか一つに記載の装置であって、
前記相続家系図生成出力手段における画面表示において、
画面中の所定の領域に対する選択指示を受け付ける選択受付手段を備え、
相続家計図において相続人を示す領域を選択したときに
該当する相続人に紐づいた相続財産および当該相続財産に対応付けられた相続財産手続状況を列挙する表示手段、
を備えることを特徴とする。
また、第4の発明は、第1〜第3の発明のいずれか一つに記載の装置であって、
前記相続家系図生成出力手段における画面表示において、
前記選択受付手段により、特定の相続人を示す領域を選択したときに
該当する相続人に紐づいた各相続財産を抽出すると共に、
概算/確定区別入力受付手段で受け付けた概算/確定の区別情報に基づいて、
当該相続人が相続する各相続財産についての概算/確定の金額を集計して、
当該相続人が相続する財産の総額について、概算/確定の割合を算出する概算/確定割合算出手段を備え、
当該算出した概算/確定の割合を表示する概算/確定割合表示手段、
を備えることを特徴とする。
また、第5の発明は、相続財産と相続人の情報の入力を受け付けて相続人毎の相続税申告手続を支援するためのシステムであって、
相続財産に関する情報として、
相続財産の種類と規模や金額の入力を受け付ける相続財産情報入力受付手段と、
相続財産毎に、相続税申告で必要となる提出書類の収集状況を含む手続状況の入力を受け付ける提出書類等手続情報入力受付手段と、
相続人に関する情報として、
相続人の氏名及び属性を含む相続人情報の入力を受け付ける相続人情報入力受付手段と、を備え、
前記相続財産情報入力受付手段においては、
相続財産毎に、財産の額又は規模が概算であるか/確定であるかを区別して受け付ける概算/確定区別入力受付手段を備えると共に、
相続財産毎に、相続税の申告で必要となる提出書類や手続に関する情報を管理する
提出書類等手続管理手段(提出書類データ管理テーブル)を備え、
相続財産毎に、相続税の申告で必要となる提出書類の収集状況及び又は必要な専門家への相談を含む手続の状況を受け付けて、前記提出書類等手続管理手段(提出書類データ管理テーブル)に登録する、提出書類等手続状況受付手段を備え、
相続人毎に、どの相続財産を分配するかの情報に基づいて、各相続人の相続人情報と、各相続人に分配された相続財産とを紐付けると共に、
各相続人に紐づいた相続財産および各相続財産に対応する提出書類の収集状況を含む手続状況を、各相続財産の金額や規模が概算であるか/確定であるかの区別を伴って、相続人毎に列挙する相続財産手続状況出力手段と
を備えることを特徴とする。
また、第6の発明は、
第5の発明の相続情報管理システムにおいて、さらに、
前記相続人情報入力受付手段で受け付けた相続人の情報に基づいて相続家系図を生成して出力する相続家系図生成出力手段を備え、
相続家系図生成出力手段において、各相続人に紐付いた相続財産と手続状況を、相続人毎に出力(表示、電子ファイル、印刷)することを備えて、
相続財産情報の手続状況の情報過不足リスクについて、負債等の注意点及び情報を含み、相談者に随時通知、連絡、アドバイス、指導できることを特徴とする。
また、第7の発明は、第5又は第6の発明のいずれか一つに記載のシステムであって、
前記相続家系図生成出力手段における画面表示において、
画面中の所定の領域に対する選択指示を受け付ける選択受付手段を備え、
相続家計図において相続人を示す領域を選択したときに
該当する相続人に紐づいた相続財産および当該相続財産に対応付けられた相続財産手続状況を列挙する表示手段、を備えることを特徴とする。
また、第8の発明は、第5〜第7の発明のいずれか一つに記載のシステムであって、
前記相続家系図生成出力手段における画面表示において、
前記選択受付手段により、特定の相続人を示す領域を選択したときに
該当する相続人に紐づいた各相続財産を抽出すると共に、
概算/確定区別入力受付手段で受け付けた概算/確定の区別情報に基づいて、
当該相続人が相続する各相続財産についての概算/確定の金額を集計して、
当該相続人が相続する財産の総額について、概算/確定の割合を算出する概算/確定割合算出手段を備え、
当該算出した概算/確定の割合を表示する概算/確定割合表示手段、
を備えることを特徴とする。
また、第9の発明は、第5〜第8の発明のいずれか一つに記載のシステムであって、
ネットワークを介して相互に接続した両者間の端末及びサーバーにおいて、
相談者端末で財産情報を入力し、それを相談受付端末と情報共有、及び通知、報告できることで適切で効率よく相続財産情報を収集し、管理する事で指導ができることを特徴とする。
また、第10の発明は、相続財産と相続人の情報の入力を受け付けて相続人毎の相続税申告手続を支援するための相続情報管理方法であって、
相続財産に関する情報として、
相続財産の種類と規模や金額の入力を受け付ける相続財産情報入力受付ステップと、
相続財産毎に、相続税申告で必要となる提出書類の収集状況を含む手続状況の入力を受け付ける提出書類等手続情報入力受付ステップと、
相続人に関する情報として、
相続人の氏名及び属性を含む相続人情報の入力を受け付ける相続人情報入力受付ステップと、を備え、
前記相続財産情報入力受付ステップにおいては、
相続財産毎に、財産の額又は規模が概算であるか/確定であるかを区別して受け付ける概算/確定区別入力受付ステップを備えると共に、
相続財産毎に、相続税の申告で必要となる提出書類や手続に関する情報を管理する
提出書類等手続管理ステップ(提出書類データ管理テーブル)を備え、
相続財産毎に、相続税の申告で必要となる提出書類の収集状況及び又は必要な専門家への相談を含む手続の状況を受け付けて、前記提出書類等手続管理ステップ(提出書類データ管理テーブル)に登録する、提出書類等手続状況受付ステップを備え、
相続人毎に、どの相続財産を分配するかの情報に基づいて、各相続人の相続人情報と、各相続人に分配された相続財産とを紐付けると共に、
各相続人に紐づいた相続財産および各相続財産に対応する提出書類の収集状況を含む手続状況を、各相続財産の金額や規模が概算であるか/確定であるかの区別を伴って、相続人毎に列挙する相続財産手続状況出力ステップと
を備えることを特徴とする。
また、第11の発明は、第10の発明の相続情報管理方法において、さらに、
前記相続人情報入力受付ステップで受け付けた相続人の情報に基づいて相続家系図を生成して出力する相続家系図生成出力ステップを備え、
相続家系図生成出力ステップにおいて、各相続人に紐付いた相続財産と手続状況を、相続人毎に出力(表示、電子ファイル、印刷)することを備えて、
相続財産情報の手続状況の情報過不足リスクについて、負債等の注意点及び情報を含み、相談者に随時通知、連絡、アドバイス、指導できることを特徴とする。
また、第12の発明は、
第10又は第11の発明のいずれか一つに記載の方法であって、
前記相続家系図生成出力ステップにおける画面表示において、
画面中の所定の領域に対する選択指示を受け付ける選択受付ステップを備え、
相続家計図において相続人を示す領域を選択したときに
該当する相続人に紐づいた相続財産および当該相続財産に対応付けられた相続財産手続状況を列挙する表示ステップ、を備えることを特徴とする。
また、第13の発明は、第10〜第12の発明のいずれか一つに記載の方法であって、
前記相続家系図生成出力ステップにおける画面表示において、
前記選択受付ステップにより、特定の相続人を示す領域を選択したときに
該当する相続人に紐づいた各相続財産を抽出すると共に、
概算/確定区別入力受付ステップで受け付けた概算/確定の区別情報に基づいて、
当該相続人が相続する各相続財産についての概算/確定の金額を集計して、
当該相続人が相続する財産の総額について、概算/確定の割合を算出する概算/確定割合算出ステップを備え、
当該算出した概算/確定の割合を表示する概算/確定割合表示ステップ、
を備えることを特徴とする。
また、第14の発明は、第10〜第13のいずれか一つに記載の方法であって、
ネットワークを介して相互に接続した両者間の端末及びサーバーにおいて、
相談者端末で財産情報を入力し、それを相談受付端末と情報共有、及び通知、報告できることで適切で効率よく相続財産情報を収集し、管理する事で指導ができることを特徴とする。
また、第15の発明は、第1〜第4のいずれかに記載の相続情報管理装置としてコンピュータに機能させるためのプログラムである。