特許第6555441号(P6555441)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6555441
(24)【登録日】2019年7月19日
(45)【発行日】2019年8月7日
(54)【発明の名称】使い捨てマスクの保管装置
(51)【国際特許分類】
   A62B 25/00 20060101AFI20190729BHJP
【FI】
   A62B25/00
【請求項の数】4
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-53919(P2019-53919)
(22)【出願日】2019年3月20日
【審査請求日】2019年3月22日
(31)【優先権主張番号】201910182381.2
(32)【優先日】2019年3月12日
(33)【優先権主張国】CN
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】519230101
【氏名又は名称】青島龍凹医療器械有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】718003500
【氏名又は名称】鄒 静文
(72)【発明者】
【氏名】方星
【審査官】 楠永 吉孝
(56)【参考文献】
【文献】 中国実用新案第204522051(CN,U)
【文献】 特開2013−230380(JP,A)
【文献】 特開2014−226184(JP,A)
【文献】 特開2013−048715(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A62B 25/00
A41D 13/11
A45C 11/00
A62B 18/02
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
マスクとマスク筐体を含み、前記マスク筐体の中には一方向機構が設けられ、前記一方向機構の内部がベルトによって摩擦して伝動を行い、前記一方向機構が駆動軸と、駆動歯車と、ラチェットと伝動軸とを含み、前記駆動軸と前記伝動軸が前記ラチェットによって回転できるように接続され、更に前記ラチェットの作用によって、前記伝動軸が一方向しか回転できなく、前記一方向機構の右側には切換機構が設けられ、前記切換機構の内部も前記ベルトによって摩擦して伝動を行い、前記切換機構がラックと、スイングロッドと、昇降ブロックと、ロープと、空チャンバと、旋転歯車と旋転ロッドとを含み、前記ラックが左へ運動する時に前記駆動歯車と噛み合え、更に前記一方向機構を作動連動させ、前記スイングロッドが回転して前記ロープを緩め、更に前記昇降ブロックを前記旋転歯車と噛み合うところまで上昇連動させ、更に前記旋転ロッドを回転連動させ、前記空チャンバの中には梯形ロッドと、横向き歯車とL字型ロッドとが設けられ、前記ラックが左へ運動すると前記梯形ロッドを押して上昇させて前記横向き歯車と噛み合わせることができ、これにより前記L字型ロッドを回転連動させ、前記切換機構の上側には保管機構が設けられ、前記保管機構がショートロッドと、保管軸と、ねじ山ロッドとねじ山ブロックとを含み、前記L字型と前記旋転ロッドの回転はいずれも前記ショーロロッドを押し動かして回転させることができ、前記ねじ山ロッドには二つのねじ山が逆方向に設置され、前記ねじ山ロッドが回転する時に前記ねじ山ブロックを連動させて互いに近づかせる又は遠離させることができ、前記保管軸の中には制限溝と、梯形ブロックと、角溝とが設けられ、前記梯形ブロックと前記角溝の制限によって、前記保管軸が一方向しか回転できなく、前記スイングロッドと前記制限溝の妨げによって前記保管軸を押し動かして回転させることができることを特徴とする使い捨てマスクの保管装置。
【請求項2】
前記一方向機構は駆動軸を含み、前記空軸の左端壁には梯形溝が設けられ、前記梯形溝の下端壁には鉛直溝が設けられ、前記鉛直溝の下端壁には駆動歯車と固定される前記駆動軸が回転できるように設けられ、前記駆動歯車の上側には伝動軸が設けられ、前記伝動軸と前記駆動軸とが前記ラチェットによって回転できるように接続され、前記伝動軸の上端には駆動傘歯車が固定され、前記梯形溝の後端壁には取手と従動軸とが回転できるように設けられ、前記従動軸には従動傘歯車と駆動プーリとが固定され、前記従動傘歯車と前記駆動傘歯車とが噛み合い、前記空チャンバの後端壁にはベルト軸が回転できるように設けられ、前記ベルト軸には前記ベルトによって前記駆動プーリと摩擦して動力を伝達する伝動プーリが固定され、前記ベルトには六つの置きブロックが均一的に固定的に接続され、前記空チャンバの右端壁には保管口が設けられ、前記保管口の後端壁には保管板が回転できるように設けられ、前記マスク筐体の左端面には引掛けブロックが固定され、前記マスク筐体の右端面には弾性ブロックが固定され、前記空チャンバの下端壁には収集溝が設けられ、前記収集溝の後端壁には底板がトーションバネによって回転できるように設けられ、なお、前記駆動傘歯車と前記従動傘歯車との噛合によって前記駆動プーリを回転連動させることができることを特徴とする請求項1に記載の使い捨てマスクの保管装置。
【請求項3】
前記切換機構はロングロッドを含み、前記空チャンバの後端壁には移動溝が設けられ、前記移動溝の中にはロングロッドがスライドできるように設けられ、前記ロングロッドの左端面には左端が前記移動溝の左端壁と固定的に接続される移動ばねが上下に対称的に固定され、前記ロングロッドの上端面には支持ブロックが固定され、前記支持ブロックの前端面には前記トーションバネによって前記スイングロッドが回転できるように接続され、前記ロングロッドの上端面には昇降溝が設けられ、前記昇降溝の下端壁には昇降ばねが固定され、前記昇降ばねの上端には前記ロープと前記スイングロッドとによって固定される昇降ブロックが固定され、前記ロングロッドの左端にはラックが固定され、前記空チャンバの後端壁には入力軸と出力軸とが回転できるように設けられ、前記入力軸には旋転歯車と入力車が固定され、前記出力軸には旋転ロッドと、前記ベルトによって前記入力車と摩擦して伝動する出力車とが固定され、前記空チャンバの後端壁には弾性溝が設けられ、前記弾性溝の中には梯形ロッドがスライドできるように設けられ、前記弾性溝の中において前記梯形ロッドの下端面には下端が前記弾性溝の下端壁と固定される弾性ばねが左右に対称的に固定され、前記空チャンバの左端壁には前記L字型ロッドが回転できるように設けられ、前記L字型ロッドには横向き歯車が固定され、なお、前記ロングロッドが左へ運動すると前記梯形ロッドを押し動かして上昇させて前記横向き歯車と噛み合わせることができることを特徴とする請求項1に記載の使い捨てマスクの保管装置。
【請求項4】
前記保管機構は前記角溝を含み、前記空チャンバの後端壁には円状溝が設けられ、前記円状溝を中心として四つの前記角溝が陳列で設けられ、前記円状溝の後端壁には前記保管軸が回転できるように設けられ、前記保管軸の左端面には圧力溝が設けられ、前記圧力溝の右端壁には圧力ばねが固定され、前記圧力ばねの左端には左端が左側の前記角溝の中に位置する前記梯形ブロックが固定され、前記保管軸の外端面には四つの前記制限溝が環状の陳列で設けられ、前記保管軸にはブロックが固定され、前記ブロックの外端面には四つの運動溝が環状の陳列で設けられ、上側の前記運動溝の左端面には前記ねじ山ロッドが回転できるように設けられ、前記ねじ山ロッドには前記運動溝とスライドできるように接続される二つのねじ山ブロックがねじ山によって噛み合い、前記ねじ山ロッドの前端面には前記ショートロッドが固定され、なお、前記スイングロッドが左へ運動すると前記保管軸を押し動かして回転させることができることを特徴とする請求項3に記載の使い捨てマスクの保管装置。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は防護用品分野に関し、具体的には使い捨てマスクの保管装置である。
【背景技術】
【0002】
使い捨てマスクとは短時間の防塵に使われるPM2.5対応の用品であり、風邪伝染の防止にも使われており、しかし、現在の使い捨てマスクは使用後に携帯や保管がめんどくさく、よごれやすいのである。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】中国特許出願公開第104432707号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明の目的は使い捨てマスクの保管装置を提供し、それは上記の現在の技術中の問題を解決できる。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は以下の技術プランを通じて実現する:本発明の使い捨てマスクの保管装置は、マスクとマスク筐体を含み、前記マスク筐体の中には一方向機構が設けられ、前記一方向機構の内部がベルトによって摩擦して伝動を行い、前記一方向機構が駆動軸と、駆動歯車と、ラチェットと伝動軸とを含み、前記駆動軸と前記伝動軸が前記ラチェットによって回転できるように接続され、更に前記ラチェットの作用によって、前記伝動軸が一方向しか回転できなく、前記一方向機構の右側には切換機構が設けられ、前記切換機構の内部も前記ベルトによって摩擦して伝動を行い、前記切換機構がラックと、スイングロッドと、昇降ブロックと、ロープと、空チャンバと、旋転歯車と旋転ロッドとを含み、前記ラックが左へ運動する時に前記駆動歯車と噛み合え、更に前記一方向機構を作動連動させ、前記スイングロッドが回転して前記ロープを緩め、更に前記昇降ブロックを前記旋転歯車と噛み合うところまで上昇連動させ、更に前記旋転ロッドを回転連動させ、前記空チャンバの中には梯形ロッドと、横向き歯車とL字型ロッドとが設けられ、前記ラックが左へ運動すると前記梯形ロッドを押して上昇させて前記横向き歯車と噛み合わせることができ、これにより前記L字型ロッドを回転連動させ、前記切換機構の上側には保管機構が設けられ、前記保管機構がショートロッドと、保管軸と、ねじ山ロッドとねじ山ブロックとを含み、前記L字型と前記旋転ロッドの回転はいずれも前記ショーロロッドを押し動かして回転させることができ、前記ねじ山ロッドには二つのねじ山が逆方向に設置され、前記ねじ山ロッドが回転する時に前記ねじ山ブロックを連動させて互いに近づかせる又は遠離させることができ、前記保管軸の中には制限溝と、梯形ブロックと、角溝とが設けられ、前記梯形ブロックと前記角溝の制限によって、前記保管軸が一方向しか回転できなく、前記スイングロッドと前記制限溝の妨げによって前記保管軸を押し動かして回転させることができる。
【0006】
優選的には、前記一方向機構は駆動軸を含み、前記空軸の左端壁には梯形溝が設けられ、前記梯形溝の下端壁には鉛直溝が設けられ、前記鉛直溝の下端壁には駆動歯車と固定される前記駆動軸が回転できるように設けられ、前記駆動歯車の上側には伝動軸が設けられ、前記伝動軸と前記駆動軸とが前記ラチェットによって回転できるように接続され、前記伝動軸の上端には駆動傘歯車が固定され、前記梯形溝の後端壁には取手と従動軸とが回転できるように設けられ、前記従動軸には従動傘歯車と駆動プーリとが固定され、前記従動傘歯車と前記駆動傘歯車とが噛み合い、前記空チャンバの後端壁にはベルト軸が回転できるように設けられ、前記ベルト軸には前記ベルトによって前記駆動プーリと摩擦して動力を伝達する伝動プーリが固定され、前記ベルトには六つの置きブロックが均一的に固定的に接続され、前記空チャンバの右端壁には保管口が設けられ、前記保管口の後端壁には保管板が回転できるように設けられ、前記マスク筐体の左端面には引掛けブロックが固定され、前記マスク筐体の右端面には弾性ブロックが固定され、前記空チャンバの下端壁には収集溝が設けられ、前記収集溝の後端壁には底板がトーションバネによって回転できるように設けられ、なお、前記駆動傘歯車と前記従動傘歯車との噛合によって前記駆動プーリを回転連動させることができる。
【0007】
優選的には、前記切換機構はロングロッドを含み、前記空チャンバの後端壁には移動溝が設けられ、前記移動溝の中にはロングロッドがスライドできるように設けられ、前記ロングロッドの左端面には左端が前記移動溝の左端壁と固定的に接続される移動ばねが上下に対称的に固定され、前記ロングロッドの上端面には支持ブロックが固定され、前記支持ブロックの前端面には前記トーションバネによって前記スイングロッドが回転できるように接続され、前記ロングロッドの上端面には昇降溝が設けられ、前記昇降溝の下端壁には昇降ばねが固定され、前記昇降ばねの上端には前記ロープと前記スイングロッドとによって固定される昇降ブロックが固定され、前記ロングロッドの左端にはラックが固定され、前記空チャンバの後端壁には入力軸と出力軸とが回転できるように設けられ、前記入力軸には旋転歯車と入力車が固定され、前記出力軸には旋転ロッドと、前記ベルトによって前記入力車と摩擦して伝動する出力車とが固定され、前記空チャンバの後端壁には弾性溝が設けられ、前記弾性溝の中には梯形ロッドがスライドできるように設けられ、前記弾性溝の中において前記梯形ロッドの下端面には下端が前記弾性溝の下端壁と固定される弾性ばねが左右に対称的に固定され、前記空チャンバの左端壁には前記L字型ロッドが回転できるように設けられ、前記L字型ロッドには横向き歯車が固定され、なお、前記ロングロッドが左へ運動すると前記梯形ロッドを押し動かして上昇させて前記横向き歯車と噛み合わせることができる。
【0008】
優選的には、前記保管機構は前記角溝を含み、前記空チャンバの後端壁には円状溝が設けられ、前記円状溝を中心として四つの前記角溝が陳列で設けられ、前記円状溝の後端壁には前記保管軸が回転できるように設けられ、前記保管軸の左端面には圧力溝が設けられ、前記圧力溝の右端壁には圧力ばねが固定され、前記圧力ばねの左端には左端が左側の前記角溝の中に位置する前記梯形ブロックが固定され、前記保管軸の外端面には四つの前記制限溝が環状の陳列で設けられ、前記保管軸にはブロックが固定され、前記ブロックの外端面には四つの運動溝が環状の陳列で設けられ、上側の前記運動溝の左端面には前記ねじ山ロッドが回転できるように設けられ、前記ねじ山ロッドには前記運動溝とスライドできるように接続される二つのねじ山ブロックがねじ山によって噛み合い、前記ねじ山ロッドの前端面には前記ショートロッドが固定され、なお、前記スイングロッドが左へ運動すると前記保管軸を押し動かして回転させることができる。
【発明の効果】
【0009】
本発明の有益効果は:本装置は構造が簡単で、携帯が便利で、複数のマスクを保管でき、また、マスクを保管する時、使用者はマスクの使用状態によりマスクを保管するか又は取り換えるかを選択でき、室外環境の使用に適用する。
【図面の簡単な説明】
【0010】
説明しやすいため、本発明は以下の具体的な実施例と付図を交え詳しく説明する。
【0011】
図1図1は本発明の使い捨てマスクの保管装置の全体断面正面構成略図である;
図2図2は本発明の使い捨てマスクの保管装置のブロックの拡大構造略図である;
図3図3は本発明の使い捨てマスクのマスクの構造略図である;
図4図4は本発明の使い捨てマスクの保管装置のスイングロッドの正面断面構造略図である。
図5図5は本発明の使い捨てマスクの保管装置の保管軸の正面断面構造略図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
本発明書に開示した全ての特徴、或いは開示した全ての方法、過程中のステップは、互いに排斥する特徴或いはステップ以外に、いかなる方式で組み合わせることができる。
【0013】
図1−5を参照し、本発明の使い捨てマスクの保管装置は、マスク63とマスク筐体10を含み、前記マスク筐体10の中には一方向機構80が設けられ、前記一方向機構80の内部がベルト24によって摩擦して伝動を行い、前記一方向機構80が駆動軸11と、駆動歯車12と、ラチェット15と伝動軸16とを含み、前記駆動軸11と前記伝動軸16が前記ラチェット15によって回転できるように接続され、更に前記ラチェット15の作用によって、前記伝動軸16が一方向しか回転できなく、前記一方向機構80の右側には切換機構81が設けられ、前記切換機構81の内部も前記ベルト24によって摩擦して伝動を行い、前記切換機構81がラック57と、スイングロッド40と、昇降ブロック49と、ロープ46と、空チャンバ33と、旋転歯車53と旋転ロッド55とを含み、前記ラック57が左へ運動する時に前記駆動歯車15と噛み合え、更に前記一方向機構80を作動連動させ、前記スイングロッド40が回転して前記ロープ46を緩め、更に前記昇降ブロック49を前記旋転歯車53と噛み合うところまで上昇連動させ、更に前記旋転ロッド55を回転連動させ、前記空チャンバ33の中には梯形ロッド26と、横向き歯車27とL字型ロッド31とが設けられ、前記ラック57が左へ運動すると前記梯形ロッド26を押して上昇させて前記横向き歯車27と噛み合わせることができ、これにより前記L字型ロッド31を回転連動させ、前記切換機構81の上側には保管機構82が設けられ、前記保管機構82がショートロッド62と、保管軸58と、ねじ山ロッド61とねじ山ブロック60とを含み、前記L字型31と前記旋転ロッド55の回転はいずれも前記ショーロロッド62を押し動かして回転させることができ、前記ねじ山ロッド61には二つのねじ山が逆方向に設置され、前記ねじ山ロッド61が回転する時に前記ねじ山ブロック60を連動させて互いに近づかせる又は遠離させることができ、前記保管軸58の中には制限溝64と、梯形ブロック65と、角溝68とが設けられ、前記梯形ブロック65と前記角溝68の制限によって、前記保管軸58が一方向しか回転できなく、前記スイングロッド40と前記制限溝64の妨げによって前記保管軸58を押し動かして回転させることができる。
【0014】
有益的には、前記一方向機構80は駆動軸11を含み、前記空軸33の左端壁には梯形溝23が設けられ、前記梯形溝23の下端壁には鉛直溝13が設けられ、前記鉛直溝13の下端壁には駆動歯車12と固定される前記駆動軸11が回転できるように設けられ、前記駆動歯車12の上側には伝動軸16が設けられ、前記伝動軸16と前記駆動軸11とが前記ラチェット15によって回転できるように接続され、前記伝動軸16の上端には駆動傘歯車17が固定され、前記梯形溝23の後端壁には取手22と従動軸20とが回転できるように設けられ、前記従動軸20には従動傘歯車21と駆動プーリ18とが固定され、前記従動傘歯車21と前記駆動傘歯車17とが噛み合い、前記空チャンバ33の後端壁にはベルト軸29が回転できるように設けられ、前記ベルト軸29には前記ベルト24によって前記駆動プーリ18と摩擦して動力を伝達する伝動プーリ30が固定され、前記ベルト24には六つの置きブロック19が均一的に固定的に接続され、前記空チャンバ33の右端壁には保管口34が設けられ、前記保管口34の後端壁には保管板35が回転できるように設けられ、前記マスク筐体10の左端面には引掛けブロック14が固定され、前記マスク筐体10の右端面には弾性ブロック38が固定され、前記空チャンバ33の下端壁には収集溝44が設けられ、前記収集溝44の後端壁には底板45がトーションバネ41によって回転できるように設けられ、なお、前記駆動傘歯車17と前記従動傘歯車21との噛合によって前記駆動プーリ18を回転連動させることができる。
【0015】
有益的には、前記切換機構81はロングロッド39を含み、前記空チャンバ33の後端壁には移動溝36が設けられ、前記移動溝36の中にはロングロッド39がスライドできるように設けられ、前記ロングロッド39の左端面には左端が前記移動溝36の左端壁と固定的に接続される移動ばね37が上下に対称的に固定され、前記ロングロッド39の上端面には支持ブロック42が固定され、前記支持ブロック42の前端面には前記トーションバネ41によって前記スイングロッド40が回転できるように接続され、前記ロングロッド39の上端面には昇降溝50が設けられ、前記昇降溝50の下端壁には昇降ばね51が固定され、前記昇降ばね51の上端には前記ロープ46と前記スイングロッド40とによって固定される昇降ブロック49が固定され、前記ロングロッド39の左端にはラック57が固定され、前記空チャンバ33の後端壁には入力軸52と出力軸28とが回転できるように設けられ、前記入力軸52には旋転歯車53と入力車48が固定され、前記出力軸28には旋転ロッド55と、前記ベルト24によって前記入力車48と摩擦して伝動する出力車43とが固定され、前記空チャンバ33の後端壁には弾性溝25が設けられ、前記弾性溝25の中には梯形ロッド26がスライドできるように設けられ、前記弾性溝25の中において前記梯形ロッド26の下端面には下端が前記弾性溝25の下端壁と固定される弾性ばね56が左右に対称的に固定され、前記空チャンバ33の左端壁には前記L字型ロッド31が回転できるように設けられ、前記L字型ロッド31には横向き歯車27が固定され、なお、前記ロングロッド39が左へ運動すると前記梯形ロッド26を押し動かして上昇させて前記横向き歯車27と噛み合わせることができる。。
【0016】
有益的には、前記保管機構82は前記角溝68を含み、前記空チャンバ33の後端壁には円状溝67が設けられ、前記円状溝67を中心として四つの前記角溝68が陳列で設けられ、前記円状溝67の後端壁には前記保管軸58が回転できるように設けられ、前記保管軸58の左端面には圧力溝66が設けられ、前記圧力溝66の右端壁には圧力ばね69が固定され、前記圧力ばね69の左端には左端が左側の前記角溝68の中に位置する前記梯形ブロック65が固定され、前記保管軸58の外端面には四つの前記制限溝64が環状の陳列で設けられ、前記保管軸58にはブロック32が固定され、前記ブロック32の外端面には四つの運動溝59が環状の陳列で設けられ、上側の前記運動溝59の左端面には前記ねじ山ロッド61が回転できるように設けられ、前記ねじ山ロッド61には前記運動溝59とスライドできるように接続される二つのねじ山ブロック60がねじ山によって噛み合い、前記ねじ山ロッド61の前端面には前記ショートロッド62が固定され、なお、前記スイングロッド40が左へ運動すると前記保管軸58を押し動かして回転させることができる。
【0017】
以下、図1−5と上記の本願発明の具体的な構成を合わせて本願発明の使用方法を詳しく説明する:
【0018】
使用する時、まずは、引掛けブロック14と弾性ブロック38によって本装置を使用者の腰に引掛け、左側のねじ山ブロック60と下側のねじ山ブロック60を除くすべての置きブロック19とねじ山ブロック60にはマスク63がいっぱいに掛けられ、保管板35を開け、右側のねじ山ブロック60にあるマスク63を取って使用することができ、もしまだ使えると思えば、マスク63を右側のねじ山ブロック60に掛け、もしマスクを変えようとしたらマスクを右側のねじ山ブロック60に掛け、ロングロッド39を押し動かして左へ運動させ、保管軸58を回転連動させ、これにより梯形ブロック65を連動させて次の角溝68の中に入らせ、上側のねじ山ブロック60が回転し、上側のねじ山ブロック60にあるマスク63を取って使い、ロングロッド39が梯形ロッド26を押し動かいて上昇させて横向き歯車27と噛み合わせ、これによりL字型ロッド31がねじ山ロッド61を回転連動させ、ねじ山ロッド61とねじ山ブロック60とのねじ山による噛合によって、二つのねじ山ブロック60を互いに離れさせ、置きブロック19にあるマスク63を取り外し、移動ばね37の復帰作用によってロングロッド39を右に運動連動させ、これによりラチェット15を回転連動させ、置きブロック19を連動させてベルト24に従って運動させ、置きブロック19を取り替え、梯形ブロック65が角溝68の中での妨げによって、スイングロッド40は制限溝64を押し動かしてねじりを生じてロープ46を緩めることができなく、昇降ばね51が復帰して昇降ブロック49を旋転歯車53と噛み合うまで上昇連動させ、旋転ロッド55を押し動かして回転させ、これによりショートロッド62を押し動かして二つのねじ山ブロック60を互いに近づかせ、使用済のマスク63が収集溝44の中に落ちる。
【0019】
本発明の有益効果は:本装置は構造が簡単で、携帯が便利で、複数のマスクを保管でき、また、マスクを保管する時、使用者はマスクの使用状態によりマスクを保管するか又は取り換えるかを選択でき、室外環境の使用に適用する。
【0020】
以上に述べたのはただ本発明の具体的な実施方式で、しかし本発明の保護範囲はここに限らないである。全部の創造的な労働を通じなく思いついた変化と取替は本発明の保護範囲にカバーされる。だから本発明の保護範囲は権利要求書が限定される保護範囲を標準とする。
【要約】
【課題】本発明は使い捨てマスクの保管装置を開示した。
【解決手段】マスクとマスク筐体を含み、前記マスク筐体の中には一方向機構が設けられ、前記一方向機構の内部がベルトによって摩擦して伝動を行い、前記一方向機構が駆動軸と、駆動歯車と、ラチェットと伝動軸とを含み、前記駆動軸と前記伝動軸が前記ラチェットによって回転できるように接続され、更に前記ラチェットの作用によって、前記伝動軸が一方向しか回転できなく、前記一方向機構の右側には切換機構が設けられ、本装置は構造が簡単で、携帯が便利で、複数のマスクを保管でき、また、マスクを保管する時、使用者はマスクの使用状態によりマスクを保管するか又は取り換えるかを選択でき、室外環境の使用に適用する。
【選択図】図1
図1
図2
図3
図4
図5