(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
温度の検知、湿度の検知、可用なネットワークの検知、接続装置の検知、電力管理の検知、近接の検知、ネットワーク装置の検知、距離の検知、動きの検知、音声の検知、光の検知、および気流の検知のうち、少なくとも1つ以上を提供するように構成されたセンサモジュールをさらに備える、請求項1に記載の機器。
前記プロセッサは、活動状態でセンサに基づく情報を送信するBluetooth LE装置と、ユーザが外出中または在宅中である場合、前記Bluetooth LE装置の動作モードを変更することによって、消費電力の低減を始動するように構成された電力管理モジュールとのうち、1つ以上を使用するように構成されている、
請求項5に記載の機器。
照明装置、温度装置、スピーカ装置、カメラ装置、ドアロック、および追加のネットワーク装置を含む1つ以上のネットワーク装置を有効化および無効化するためのタッチボタンをさらに備える、請求項1に記載の機器。
【発明を実施するための形態】
【0010】
異なる図面にて、同一の参照符号は、同様または同一の部品を示す。
発明の詳細な説明
以下の説明は、図面と組み合わせて、本明細書に開示された教示に対する理解を支援するために提供される。以下の説明は、本教示の特定の実現例および実施形態に集点をあてる。この集点をあてた説明は、教示の説明を支援するために提供されており、教示の範囲または適用を限定するものとして解釈されるべきではない。しかしながら、他の教示は、本願に疑問なく利用されることができる。また、これらの教示は、他の用途およびいくつかの異なる種類のアーキテクチャ、例えば、分散型コンピューティングアーキテクチャ、クライアント/サーバアーキテクチャ、またはミドルウェアサーバアーキテクチャおよび関連要素と共に利用されることができる。
【0011】
特に明記しない限り、相互通信する装置またはプログラムは、継続的に相互通信する必要がない。また、相互通信する装置またはプログラムは、1つ以上の媒介を介して、直接または間接的に通信してもよい。
【0012】
以下に説明する実施形態は、ネットワーク要素間の通信交流のすべてまたは一部を管理する分散型コンピューティングソリューションの一部を記載する。この文脈では、通信交流は、情報を送信する意図、情報の送信、情報の要求、情報の受信、情報の要求の受信、またはそれらの任意の組み合わせであってもよい。したがって、通信交流は、単方向、双方向、多方向、またはそれらの任意の組み合わせで行われてもよい。場合によって、通信交流は、比較的複雑であり、2つ以上のネットワーク要素を必要とする可能性がある。例えば、通信交流は、クライアントとサーバとの間の「会話」または一連の関連通信であり、すなわち、各ネットワーク要素が互いに情報を送受信する。ネットワーク要素間の通信交流は、必ずしも1つの特定の形態に限定されない。ネットワーク要素は、ノード、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、ミドルウェア、コンピューティングシステムの別の要素、またはそれらの任意の組み合わせであってもよい。
【0013】
本開示の目的のために、ネットワーク装置、環境コーディネータまたはインテリジェントリモートセンサは、さまざまな種類の装置、ソフトウェア、アプリケーション、方法、ドライバ、メディア、サービス、コントローラ、プラットフォーム、インターフェイスを含むことができ、さらに、環境管理システム、環境コントローラ、エネルギー管理システム、顧客関与ポータル、顧客関与プラットフォーム、エネルギー管理装置、ネットワーク装置、コントローラ、ホーム自動化コントローラ、エネルギーコントローラ、コントローラモジュール、サイトコントローラ、処理リソース、またはそれらの任意の組み合わせを含むことができ、さらには、任意形式の情報、インテリジェンス、もしくはビジネス、科学、制御、娯楽または他の目的のためのデータを計算、分類、処理、送信、受信、取得、発信、切換、記憶、表示、表明、検知、記録、再生、取扱、または利用するように動作可能な手段または手段の集合を含むことができる。
【0014】
例えば、ネットワーク装置、環境コーディネータまたはセンサは、エネルギー管理システム、エネルギー管理装置、モバイル装置、モバイルアプリケーション、パーソナルコンピュータ、デスクトップアプリケーション、ウェブインターフェイス、ホストアプリケーション、ホストソフトウェア、ホストサービス、アプリケーションインタフェース、PDA、家庭用電子機器、メディア装置、スマートフォン、携帯電話またはモバイル電話、スマート需給計器、先進の計量インフラストラクチャー、スマートエネルギー装置、エネルギー表示装置、ホーム自動化コントローラ、エネルギーハブ、スマートエネルギーゲートウェイ、セットトップボックス、デジタルメディア加入者システム、ケーブルモデム、ブロードバンド通信装置、光ファイバ対応通信装置、メディアゲートウェイ、ホームメディア管理システム、ロボット制御装置、Broomba(登録商標)のようなロボット制御掃除装置、メディアサーバ、ゲームコンソール、ネットワークサーバ、ネットワークストレージ装置、無線スピーカ、顧客関与プラットフォーム、顧客関与ポータル、小売りエネルギープロバイダサーバ、卸売りエネルギープロバイダサーバ、COOPエネルギープロバイダサーバ、小売り業務サーバ、商用サイトサーバ、産業用サイトサーバ、マルチ住宅サイトサーバ、一時宿泊施設サーバ、ホテルサーバ、モーテルサーバ、分譲アパートサーバ、廃棄物、水、電力またはそれらの組み合わせを含み得るユーティリティプロバイダサーバ、エネルギー変電所、ニュースメディアサーバ、天気サーバ、広告サーバまたはサービスプロバイダ、ネットワーク無線サーバまたはサービスプロバイダ、ネットワークメディアサーバまたはサービスプロバイダ、音楽サーバまたはサービスプロバイダ、検索エンジンサーバまたはサービスプロバイダ、情報サーバまたはサービスプロバイダ、無線情報ネットワーク装置、車両充電ステーション、再生可能なエネルギー生成装置、再生可能なエネルギー制御装置、エネルギー貯蔵管理システム、スマート製品、HVACシステム、ウォーターポンプ、熱ポンプ、給湯器、サーモスタット(TSTAT)、エネルギーコントローラ、灌漑システム、照明システム、警報システム、スマート電源コンセント、エネルギー検知装置、ガレージドア開閉システムまたは装置、電力測定装置、電力測定ユニット、エアハンドラ、無線エアダンパ、湿度制御システム、熱および動き検知装置、スマート電源コンセント、切換ルータ、無線ルータ、自動車または輸送機器、電気自動車、ネットワーク通信装置、または任意の他の適切な装置またはシステムのうち、1つまたは任意の組み合わせを含むことができ、サイズ、形状、性能、機能および価格上で変動することができる。
【0015】
一態様によれば、ネットワーク装置、環境コーディネータまたはセンサは、メモリ、処理リソース、もしくは、リソースの管理を可能にするためのマイクロコントローラまたは中央処理装置(CPU)またはハードウェアまたはソフトウェア制御ロジックなどのコントローラの組み合わせのうち、いずれか1つを含むことができる。追加の要素は、1つ以上の記憶装置、1つ以上の無線通信装置または有線通信装置またはそれらの任意の組み合わせ、モジュールおよび外部のリソースと通信するためのポート、ならびに、さまざまな入出力(I/O)装置、タッチコントローラ、タッチスクリーンおよびディスプレイ装置を含むことができる。リソースは、さまざまなハードウェア要素の間に管理情報を通信するように動作可能な1つ以上のバスを含むことができ、および有線データ通信バス、無線ネットワーク通信またはそれらの任意の組み合わせを用いて通信することができる。例えば、リソースは、装置内部のデータバスを用いて通信をデプロイすることができ、ネットワーク、無線ネットワーク、無線エネルギーネットワーク、情報ネットワーク、無線環境ネットワーク、無線ホーム環境ネットワーク、またはリソース情報を通信可能な他の任意種類のネットワークの使用を含むことができる。
【0016】
さらなる態様によれば、ネットワーク装置、環境コーディネータまたはセンサは、要素、装置またはモジュールの任意の組み合わせを用いて、情報を通信することができる。情報の通信は、サイト内の通信を管理および確立するために構成され得るさまざまな種類の無線通信、有線通信およびその変種、関連するプロトコルまたはその拡張を含む。通信は、IPに基づく通信、広帯域通信、IEEE802.15に基づく無線通信、Zigbee(登録商標)通信、INSETEON通信、X10通信プロトコル、Z波通信、Bluetooth(登録商標)通信、Bluetooth低エネルギー(LE)通信、WIFI(登録商標)通信、IEEE802.11に基づく通信、900MHz〜2.5GHz周波数範囲内の通信、赤外線通信、6LowPAN通信、電力線通信、RFID通信、NFC通信、IEEE802.16に基づく通信、赤外線に基づく通信、さまざまな専有無線通信、またはそれらの任意の組み合わせまたはその一部を含むがこれらに限定されない。
【0017】
さらなる態様によれば、情報は、ネットワーク装置、環境コーディネータ、またはインテリジェントリモートセンサによって処理され、使用され得る情報、環境の管理に使用され得る情報またはそれらの任意の組み合わせを含むことができ、さまざまなソースから受信した情報を含むことができる。一態様によれば、情報は、顧客関与情報、メディア管理情報、メディア可用性情報、リソース管理情報、メディアデータ、エネルギーデータ、制御データ、コンテンツ、メディアコンテンツ、広告、動画、音楽、アニメ広告、エネルギー管理情報、プロファイル情報、ユーザ情報、装置情報、プロビジョニング情報、装置識別子、装置名称、モデル番号、シリアル番号、初回使用の日付および時間などの起動データ、IPアドレス、サイトの座標、リソースの座標、装置ドライバ、および本明細書に記載されたさまざまな他の種類の情報を含むことができる。
【0018】
本明細書に記載したように、フローチャート化した技術、方法またはアルゴリズムは、一連の連続動作で説明することができる。特に明記しない限り、動作の順序および動作を実行する当事者は、本教示の範囲から逸脱することなく、自由に変更することができる。いくつかの方法で、動作を追加、削除または変更することができる。同様に、動作の順序を再編成またはループ化することができる。また、プロセス、方法、アルゴリズム等を一定の順序で説明することができるが、これらのプロセス、方法、アルゴリズムまたはこれらの任意の組み合わせは、別の順序で実行可能である。さらに、プロセス、方法またはアルゴリズム内のいくつかの動作は、少なくともある時間点で同時に実行する(すなわち、動作が並列に実行する)ことができ、全体的にまた部分的にまたはそれらの任意の組み合わせで実行することできる。
【0019】
「備える」、「備えている」、「含む」、「含んでいる」、「有する」、「有している」などの用語またはその他の変形は、本明細書に使用される場合、非排他的な包含を網羅することを意図している。例えば、一連の特徴を含むプロセス、方法、物品、システムまたは装置は、必ずしもこれらの特徴のみに限らず、明記されていない他の特徴またはこれらのプロセス、方法、物品、システムまたは装置に固有する他の特徴を含むことができる。また、特に明記しない限り、「または」という用語は、排他的ではなく包括的な意味を有する。例えば、条件AまたはBを満たすことは、Aが真であり(または存在する)、Bが偽である(または存在しない)こと、Aが偽であり(または存在しない)、Bが真である(または存在する)こと、AおよびBの両方が真である(または存在する)ことのいずれかを意味する。
【0020】
また、「a」または「an」は、本明細書に記載の要素および成分を記載するために使用される。これらは、単に便宜上、本発明の範囲の一般的な意味を与えるために使用される。このような記載は、1つまたは少なくとも1つを含むように理解されるべきである。また、特に明記しない限り、単数形のものは、複数形のものを含み、またはその逆、複数形のものは、単数形のものを含む。例えば、単一の装置が本明細書に記載された場合、複数の装置を用いて、単一の装置を置換することができる。同様に、複数の装置が本明細書に記載された場合、単一の装置を用いて、複数の装置を置換することができる。
【0021】
特に定義しない限り、本明細書に使用されたすべての技術的用語および科学的用語は、本発明が属する分野の当業者によって一般的理解される意味と同様の意味を有する。本明細書に記載の方法および材料と類似または同等のものを本発明の実施形態の実施または試験に用いることができるが、好適な方法および材料は、以下に記載される。特に明記しない限り、本明細書に言及されたすべての刊行物、特許出願、特許および他の参考文献は、その全体が参考として援用される。矛盾する場合、定義を含む本明細書は、優先する。また、材料、方法および実施例は、単なる例示であり、限定することを意図していない。
【0022】
本明細書に記載されていないものに限り、特定の材料、処理動作および回路に関する多くの詳細は、従来のものであり、教科書およびコンピューティング、エレクトロニクスおよびソフトウェア分野の他のソースから見出すことができる。
【0023】
図1は、本開示の一態様に従って、サイトの環境を調整するためのネットワークおよびシステムを示す図である。一般に100で示されたシステムおよびネットワークは、ネットワーク装置のリモートセンサ104およびイベントコーディネータ106のうち、1つ以上と接続可能なモバイル装置102を含むことができる。モバイル装置102は、インターネット110を介して、サイト116内の装置と直接通信することができる。
【0024】
一態様によれば、システムおよびネットワーク100は、本明細書に記載されているように、ユーザまたはモバイル装置がサイトから離れているときに、環境およびネットワーク装置を自動的に調整し、サイト内の領域、部屋またはゾーンに自動制御を提供するように構成されている。システムおよびネットワーク100は、マクロ近接始動環境およびマイクロ近接始動環境を提供するように構成されたため、簡単に使用でき、コスト効率が良いというユーザメリットをもたらす。
【0025】
一態様によれば、モバイル装置102は、さまざまな種類のポータブル装置、例えば、iPhone(登録商標)装置、Android(登録商標)装置、Blackberry(登録商標)装置、Windows(登録商標)装置または他のモバイル装置を含むことができ、iPad(登録商標)、Kindle(登録商標)などのタブレット装置、ラップトップなどのポータブルコンピュータ、カメラ、無線通信機および無線スピーカなどのポータブル電子装置、または環境調整システムおよびネットワーク100と共に使用することができるさまざまな他のポータブル装置を含むことができる。
【0026】
一態様によれば、環境コーディネータ106との通信は、上述のように、ネットワーク装置、モバイル装置、センサおよびシステムを含むがこれらに限定されないさまざまな実施形態に存在することができ、本明細書に記載された通信の任意の組み合わせを使用することを含むことができる。例えば、モバイル装置102は、ローカルWIFIまたは802.11に基づく通信、Bluetooth通信、またはさまざまな他のローカル無線通信、またはこれらの任意の組み合わせを用いて、環境コーディネータ106と直接通信することができる。さらなる態様によれば、モバイル装置102は、申し込みに基づく無線データ通信ネットワーク、例えば、3Gネットワーク、4Gネットワーク、EDGEネットワーク、セルラーネットワーク、他の無線データ通信、またはそれらの任意の組み合わせを用いて、モバイル環境内で通信することができる。
【0027】
別の態様によれば、公共リソース112を提供することができる。公共リソース112は、一般に公に入手可能であるまたは最小限の労力でアクセスおよび利用することができるホストリソースを含むことができる。リソースは、ストレージリソース、PUB−SUB、XMPP、インスタントメッセージング(IM)、SMSメッセージングおよびTCP/IPなどの通信インフラストラクチャリソース、他の特徴に加えてリソースのユニークアドレスをサポートするIPv4、IPv6などインターネット通信インフラストラクチャおよびプロトコル、およびインターネット110を用いて情報の通信と組み合わせて使用することができるさまざまな他の種類の公共リソースを含むことができる。
【0028】
他の態様によれば、リソース管理システム100は、1つ以上のクラウドサービス110の使用を含むことができる。クラウドサービス110は、同一のプロバイダによってホストされることができ、または場合によって、クラウドサービス110は、複数のプロバイダによってホストされ、必要または所望に応じて、さまざまな組み合わせでアクセスすることができる。クラウドサービス110は、リソース情報を含むことができるソース、例えば、ストリーミング音楽ライブラリソース、ストリーミングラジオソース、ストリーミングビデオソース、ペイパービューメディアソース、有料音楽ソース、加入サービスソース、オンライン写真ソース、エネルギー管理ソース、顧客関与ソース、ユーティリティソース、サーモスタット管理ソース、ウェブサービスソース、ホームセキュリティソース、ウェブサイト、顧客関与ソース、節約助言ソース、ビデオソース、ソフトウェア更新ソース、ストリーミング音楽ライブラリソース、またはそれらの任意の組み合わせのうち1つまたはその組み合わせを含むことができるが、これらに限定されない。
【0029】
さらなる態様によれば、環境コーディネータ106は、Pandora、Slackerラジオ、Spotify、TuneInラジオ、天気サービス、YouTube(登録商標)などの1つ以上のオンラインストリーミングメディアソースおよびクラウドサービス112の任意の組み合わせに対するアクセスを許可することができる。例えば、イベントコーディネータ104は、PandoraにホストされるAPIにアクセスすることができる暗号化ロジックを含むことができ、ホーム内の1つ以上の無線スピーカリソースに音声をストリーミングするように管理することができる。このように、イベントコーディネータ106は、Pandoraと無線スピーカとの間のブリッジとして機能することができ、またはスピーカリソースとの直接通信を始動するための一時的なブリッジとして機能することができる。さらに、ユーザは、モバイル装置102から、またはPandoraホストサービスから音楽の選択を可能にする他のリソースから音楽を選択し、スピーカリソースに送信することができる。
【0030】
さらなる態様によれば、モバイル装置102は、近接制御機能を含むことができる。例えば、近接制御は、さまざまな種類の位置特定サービスを使用してモバイル装置102の位置を検知すること、および、位置特定サービスを用いて決定することができる位置、距離、移動時間、移動速度およびさまざまな他のパラメータに基づいて、リソース情報を出力することを含むことができる。一態様によれば、モバイル装置102の位置を検知したときに、クラウドサービス110であり得る他のウェブサービスにアクセスすることができる。さらに、環境情報およびセンサに基づく情報は、モバイル機器102の位置に応じて通信されてもよい。
【0031】
図2は、本開示の一局面に従って、サイト内のインテリジェントリモートセンサを用いて、環境を調整するように構成されたシステムを示す図である。サイト200内に一般に示されたシステムを用いて、サイト200の環境を調整することができる。サイト200は、住宅サイトの一例であり、
図2のシステムは、他のさまざまな種類のサイトに配置することができる。例えば、小規模ビジネス、製造施設、オフィス、ホテル/モーテル、マンション、アパート、または
図2のシステムから恩恵を得ることができるさまざまな他のサイトを例として挙げることができる。また、サイト200は単一のサイトとして示されているが、必要または所望に応じて、複数のサイトを管理することができることを理解すべきである。
【0032】
一態様によれば、サイト200は、キッチン202、リビングルーム204、ユーティリティルーム206、寝室208、および廊下210を含む。明示的に図示されていないが、ドア、窓、錠および他のさまざまな建材がサイト200に使用されることができることを理解すべきである。また、各部屋は、サイト200内でアクセスできるさまざまな他の種類のネットワーク装置を含む。例えば、キッチン202は、オーブン、照明、食器洗い機、冷蔵庫、および1つ以上の電源スイッチ(各々が明示的に図示されていない)を含むことができる。同様に、リビングルーム204は、テレビ、照明、カメラ、および1つ以上の電源スイッチ(各々が明示的に図示されていない)を含むことができる。ユーティリティルーム206は、カメラ、洗濯機、乾燥機、室内および室外の照明、および1つ以上の電源スイッチ(各々が明示的に図示されていない)を含むことができる。寝室208は、照明、日よけ、テレビ、ファン、スピーカ、および1つ以上の電源スイッチ(各々が明示的に図示されていない)を含むことができる。廊下210は、サーモスタット、カメラ、ドアベル、室内および室外の照明、および1つ以上の電源スイッチ(各々が明示的に図示されていない)を含むことができる。
図2に示された各ネットワーク装置は、ユーザの所望に応じて、さまざまな方法、さまざまな構成、およびさまざまな組み合わせで設けることができる。
【0033】
本開示の目的のために、ネットワーク装置は、例えば、サイト200内のセンサ、リモートセンサ、コントローラ、環境コーディネータ、モバイル装置、モバイルアプリケーション、さまざまな他の装置またはそれらの組み合わせによってアクセスされ、制御されることができる。例えば、サイト200の所有者またはユーザは、サイト200の環境を変更、アクセスまたは制御するように構成されたオペレーティングシステム、モバイルアプリケーション、またはさまざまな他の装置通信機能を有するモバイル装置224を所持することができる。
【0034】
さらなる態様によれば、サイト200はまた、サイト200の各部屋に分散されたセンサを含む。各センサは、各部屋に配置されてもよく、インテリジェントリモートセンサ(後述)として設けられてもよい。例えば、キッチン202は、第1のセンサ214を含むことができ、リビングルーム204は、第2のセンサ216を含むことができ、ユーティリティルーム206は、第3のセンサ220を含むことができ、寝室208は、第4のセンサ218を含むことができ、廊下210は、第5のセンサ222を含むことができる。1つ以上のセンサは、各室内に設けられたものとして示されているが、建物またはサイト200の壁の内側または外側に配置されてもよい。
【0035】
一態様によれば、サイト200はまた、サイト200の温度を調節するために廊下210に配置されたサーモスタット212を含む。さまざまな形式の通信をデプロイして、サーモスタット212に接続することができる。サーモスタット212は、環境コーディネータ能力(後述)を有するネットワーク装置の一例を示す。
図2のシステムを説明する目的のために、サーモスタット212は、WIFI通信、Bluetooth BLE通信、Zigbee通信、およびZ波通信を含むことができる。さまざまな他の形式の追加の無線および有線通信は、
図2のシステムに使用されることができる。
【0036】
一態様によれば、
図2のシステムは、電池から電力を受けるインテリジェントリモートセンサを使用する。また、以下で説明するように、インテリジェントリモートセンサの各々は、必要に応じて、各部屋内に配置されたネットワーク装置、他のインテリジェントリモートセンサ、および部屋外部のネットワーク装置と無線通信することができる。例えば、センサ220は、ネットワーク装置として構成された、ユーティリティルーム206内部の装置の動作条件を変更するように構成されることができる。例えば、ユーティリティルーム220は、ネットワーク装置として使用可能なカメラおよびLEDライトを含むことができる。したがって、センサ220は、無線カメラをオンまたはオフするように構成されることができ、さらに、照明スイッチを使用せず、ライトをオンまたはオフすることができる。例えば、ネットワーク装置として構成されたLEDライトは、天井内に設置されてもよい。天井に設けられたライトハウジング内に配置されたライトをオンまたはオフする電力は、サイト200の電源から直接供給される。したがって、センサ220は、壁に設けられた照明スイッチを使用せず、LEDライトをオンまたはオフにするように構成されることができ、サイト200の天井または他の場所に設置された照明ライトと照明スイッチとの間に銅線を配置するための全体的なコストを削減する。このように、サイト200にインテリジェントリモートセンサを設けることによって、銅材料全体の消費量の大幅な削減をさらに実現することができる。
【0037】
他の態様において、各センサは、モバイル装置224との通信を介して、センサデータを環境コーディネータに提供することができる。例えば、センサは、サーモスタット212などの環境コーディネータと通信するように構成されたモバイル装置のモバイルアプリケーションを使用してセンサデータの通信の有無を検出することができる。例えば、モバイル装置は、Bluetooth LEを用いてセンサと通信することができる。モバイル装置は、Bluetooth LEを用いて情報を受信することができ、Wi-Fiなどの別のネットワークを用いて情報をサーモスタット212に通信することができる。
【0038】
他の態様において、センサは、環境コーディネータ212と直接通信することができ、コーディネータ212は、部屋ごとに環境の調整を始動することができる。
【0039】
他の態様によれば、サイト200は、サイト200の環境を調整することができるサーモスタット212を含むことができる。例えば、サーモスタット212は、Bluetooth LE、ZigbeeまたはZ波などの低電力通信を用いて、サイト200に設置された各センサと通信するように構成することができる。サーモスタット212は、センサから送信されたセンサに基づく情報を用いて環境を管理する環境コーディネータを含むことができる。センサに基づく情報は、例えば、Z波対応LEDおよびZigbee対応スイッチの動作状態を含むことができる。さらに、インテリジェントリモートセンサは、Bluetooth LE通信を用いて、Z波対応LEDおよびZigbee対応スイッチから受信したセンサに基づく情報をサーモスタット212に通信することができる。したがって、Bluetoothネットワークを介してサーモスタット212に送信することができるBluetooth LE通信に、マルチネットワーク通信を組み合わせることができる。
【0040】
さらなる態様によれば、インテリジェントリモートセンサは、部屋の温度およびその部屋に人の有無を検知することができる。よって、サーモスタット212は、この検知情報を受信し、これに応じて処理を行うことができる。例えば、ユーザが部屋内に存在し、LEDライトが点灯している場合、室温などの付加的な情報が取得されることができる。ユーザは、サーモスタット212を使用して、インテリジェントリモートセンサによって検知された温度を用いて別の部屋の温度を管理するような好み環境設定を設定することができる。例えば、サーモスタットは、一般的に廊下212などの離れた場所に設置され、リビングルーム204などの居住空間から離れている。したがって、廊下から読み取られた温度は、一般的にサイト200全体の温度を制御するように使用され、ユーザの有無または温度を変更する希望が考慮されない。リビングルーム204内のユーザの存在を検知するセンサ216を用いて、実際の室温を含む検知情報をサーモスタット212に通信することができ、サーモスタット212は、この温度検知情報を用いて、加熱条件および冷却条件を変更することができる。したがって、ユーザが一部屋から別の部屋に移動しても、室温が検知され、サーモスタット212に通信されることができる。このように、サーモスタット212は、ユーザのために、環境を調整することができる。
【0041】
さらなる態様によれば、モバイル装置224を使用して、サイト224の環境調整を始動または維持することができる。例えば、モバイル装置224にロードされた一般設定およびアプリケーションを使用して、環境を部屋ごとにまたはサイトごとに調整することができる。このような調整設定は、モバイル装置224に記憶されてもよく、サイト200内のさまざまな他のネットワーク装置またはサイト200にデプロイされた別のイベントコーディネータに送信されてもよい。一態様によれば、
図2のシステムは、センサに基づく情報をネットワーク装置およびモバイル装置224に通信可能なインテリジェントリモートセンサを含むことができる。環境コーディネータは、サーモスタット212、または、インテリジェントリモートセンサと通信することによってサイト200内のネットワーク装置の動作条件の調整を始動することができる他の装置などのネットワーク装置にインストールすることができる。また、モバイル装置224は、インテリジェントリモートセンサと通信することによって、サイト200内の特定の場所または領域内のネットワーク装置の動作条件を自動的に変更するように構成されたモバイルアプリケーションを含むことができる。
【0042】
さらなる態様によれば、モバイル装置224が部屋内に存在しなくても、その部屋の環境を調整することができる。例えば、ユーザは、キッチン202でモバイル装置224を充電する可能性がある。しかしながら、ユーザは、寝室208に入るときに、ライトを点灯し、音楽を再生し、日よけを下ろしたいことがある。手動選択またはタッチすることによってセンサ218を始動し、所望の各ネットワーク装置を所望の動作条件に変更することができる。その後、センサ218は、信号を環境コーディネータに送信することによって、動作条件の変更を始動し、環境を作成することができる。したがって、環境を調整するために、モバイル装置224は、その場に存在しなくてもよい。
【0043】
さらなる態様によれば、センサは、予めロードされたまたは作成された複数の使用環境を含むことができる。例えば、ユーザは、手動選択、スケジュールによる選択または人の存在による自動選択によって、複数のプログラムされた環境を室内に使用することができる。例えば、ユーザは、センサのタッチボタンに複数回タップすることによって、さまざまな組み合わせのネットワーク装置および動作条件を変更することができる。このようにして、ライト照度の増減、色の変更、日よけの閉め開けまたは部分的な閉め開け、食器洗い機のオンまたはオフ、室温の調節、テレビのオンまたはオフ、またはユーザ希望の他のさまざまな操作を行い、環境を調整することができる。いくつかの態様によれば、これらの操作またはイベントを予めロードすることができ、ネットワーク装置がサイト200に設置および接続されているため、ユーザは、アクセスすることができる。さらなる態様によれば、ユーザは、(明示的に示されていない)スケジューリングツールを用いて、ネットワーク装置の使用をスケジュールすることによって、環境を調整することができる。スケジューリングツールは、時刻、日、週などのスケジュールを作成し、これらのスケジュールは、インテリジェントリモートセンサによってアクセスされ、環境を調整することができる。したがって、環境のさまざまな組み合わせは、手動選択、スケジュールによる選択または人の存在による自動選択によってアクセスすることができる。
【0044】
一態様によれば、自動環境調整は、モバイル装置224およびセンサによりデプロイされたBluetooth LEまたはiBeacon技術を用いて行うことができる。例えば、センサ216は、リビングルーム204にゾーンを作成するための特定の範囲を有するBluetooth LE信号を送信するように、設定されることができる。モバイル装置224を所持するユーザがこのゾーンまたはリビングルーム204に入ると、モバイル装置224は、センサ情報を読み取ることができ、ネットワーク装置のための環境を自動的に調整することができる。同様に、モバイル装置224がルーム204から離れると、Bluetooth LEまたはiBeacon信号が失われ、リビングルーム204が別の環境に調整される。したがって、ルームごとにまたはゾーンごとに環境を自動的に作成することができる。一態様によれば、Bluetooth LEまたはiBeacon信号がセンサとモバイル装置との間に存在するときまたは失われたときに、センサ、モバイル装置またはネットワーク装置を用いて、環境を調整することができる。
【0045】
一態様によれば、サイト200において、複数のモバイル装置を使用することができる。例えば、モバイル装置内に自分の好みを有するように、各ユーザによって、
図2のシステムを設定し、使用することができる。しかしながら、別の形態で、設定または環境を作成する場合、各々のモバイルは、サイト200内の各部屋またはゾーンに対して同一の設定を含む。例えば、環境コーディネータは、独自の設定が使用されているか否かを確証し、ホーム内の各ユーザの活動を監視することができ、それに応じて環境を調整する。例えば、各々のモバイル装置の識別子および対応する設定またはユーザアカウントが調整されされ、ユーザがホーム内で移動するときに、それに応じて環境を変更する。別の形態で、複数のユーザに対して同一の設定を使用するように、モバイルアプリケーションからもしくはネットワーク装置または他の装置のディスプレイから、環境コーディネータを選択することができる。このように、環境コーディネータは、必要に応じて、モバイル装置とネットワーク装置との間に設定を共有することができる。
【0046】
さらなる態様によれば、センサを用いて、範囲を拡張することができる。例えば、センサが短距離無線通信を使用する場合、1つ以上のセンサを使用することによって、信号を他のセンサに接続またはブリッジすることができる。例えば、サーモスタット212は、キッチン202の温度を管理するために、リモートセンサ214から検知データを受信したい場合がある。また、サーモスタット214は、センサへの主な無線通信手段として、Bluetooth LEを使用している可能性がある。しかしながら、センサ214は、範囲外に位置する可能性がある。この場合、センサ222は、エクステンダとして機能し、センサ214とサーモスタット212との間に検知データを通信することができる。必要または所望に応じて、センサ216などの他のセンサを追加するまたは接続することができる。したがって、メッシュ状のネットワークを作成し、サイト200においてセンサ対応情報を通信することができる。
【0047】
別の態様によれば、センサの電力消費の管理は、ユーザがサイト200の外部または内部に位置することに基づいて、行うことができる。
図2のセンサなどの無線装置の重要な属性は、センサのネットワークまたは通信周波数がサイト200内のユーザの位置に応じて弱められることである。例えば、ユーザが部屋と部屋との間を移動する場合、送信または無線信号を弱めることによって、電池の寿命を延ばすできる。同様に、ユーザがセンサに近づくまたはセンサの範囲内に位置する場合、センサを喚起し、通信をアクティブにすることができる。他の形態で、部屋ごとにまたはゾーンごとにモバイル装置を検知することによって、通信周波数をアクティブまたは非アクティブにし、電池の寿命を保持することができる。
【0048】
別の態様によれば、電池の消耗は、サイト内にユーザの有無に基づいて低減することができる。例えば、モバイル装置224がサイト200から離れた場合、各センサまたは選択されたセンサ群の無線信号を弱めることができる。例えば、ユーザがWi-Fi喪失の距離またはジオフェンスなどを超えると、信号強度および周波数を弱めることができる。ユーザがホームに移動し始める場合またはホームに到着した場合、Wi-Fiの距離またはジオフェンスなどが検知され、所望に応じてセンサの信号強度および周波数を高くすることができる。このようにして、通常は6ヶ月しか持たない電池の寿命を2〜5年に延長し、電池の購入および消耗を大幅に減らすことができる。
【0049】
図3は、本開示の一態様に従って、インテリジェントリモートセンサとして構成されたセンサを示す斜視図である。一般に300で示されたセンサの底面
図302、上面
図308および側面
図328が示されている。底面
図302に含まれた底面304は、ABS、PCまたは他のプラスチック材料を含むことができる。また、底面304は、例えば、ゴムなどの摺動を抵抗するまたは摺動を弱める物質を含むことができる。さらに、センサ300を壁または垂直面に吊り下げることを可能にするために、底面204は、穴または開口306を含むことができる。
【0050】
一態様によれば、前面
図08に含まれた前面310は、照明およびセンサ300を手動で作動するためのタッチセンサを含む。前面310は、メインタッチセンサ324、および照明することができるいくつかのインジケータまたは視覚的な照明表面を含む。例えば、前面310は、第1のLED312、第2のLED314、第3のLED316、第4のLED320、および第5のLED322を含む。所望に応じて、さまざまな他のLEDを追加するまたは減らすことができる。使用中に、タッチセンサ324の周りに延設したLEDパイプまたは光パイプを用いて、タッチセンサ324を照明することもできる。
【0051】
さらに別の態様によれば、側面
図328は、センサ300を示している。センサ300は、使用しやすくするように、ウェッジ面または傾斜面330を有する。また、センサ300は、電力をセンサ300に供給する1つ以上の電池336にアクセスすることができるように、側面332に沿った空洞334を含む。
【0052】
使用中、本明細書に記載のBluetoothまたは他の無線通信の使用を介して、センサ300を自動で使用することができる。また、センサ300を手動で使用することによって、さまざまなネットワーク装置の使用を有効化および無効化することができる。例えば、ユーザは、センサ324をタッチすることによって、手動でセンサ300を使用することができる。センサ300の使用は、ネットワーク装置の動作条件を変更するために、さまざまなセンサ対応情報にアクセスすることを含む。本開示の
図2は、このような用途のいくつかの例を示している。また、各LEDは、ネットワーク装置の制御のために予め設計することができ、または手動でどのネットワーク装置を起動できることを示すように、さまざまな色を用いて点灯することができる。例えば、ユーザは、サーモスタットがセンサ300によって検知された温度を使用してほしい可能性がある。ユーザは、タッチセンサ324を選択し、周囲の温度を監視するように、センサ300によって読み取られた温度をサーモスタットに伝達することができる。電池の寿命を保持するために、温度は、エネルギー上効率的な時間間隔で、サーモスタットに定期的に送信されてもよい。
【0053】
図4は、本開示の一態様に従ったインテリジェントリモートセンサ装置を示すブロック図である。一般にセンサ400として示されたインテリジェントリモートセンサは、プロセッサ402、1つ以上のタッチセンサ/セレクタ404、1つ以上の電池などの電源406、ソーラ充電器、さまざまな異なる種類の充電式電池、およびメモリ408を含むことができる。メモリ408は、プロセッサ402の内部または外部に設けることができ、不揮発性メモリおよび場合によって追加の揮発性メモリを含むことができる。また、センサ400は、温度および湿度モジュール410、本明細書に記載された1つ以上の種類の無線および有線通信装置を有する通信装置412、近接検知モジュール414、動き検知モジュール416、およびネットワーク検知モジュール418を含むことができる。また、センサ400は、プロセッサ402に使用され、モジュールおよびファームウェアの更新を提供することができるように構成された更新可能な検知モジュール420を含む。いくつかの形態において、必要に応じて、センサ400に追加のモジュールを追加および使用することができる。また、センサ400は、センサ400と他の装置またはセンサによって展開された外部通信装置との間に通信トンネルを確立することができる通信トンネリングモジュール428を含む。通信トンネリングモジュール428を用いて、センサ400と他の通信装置またはモジュール(明確に図示せず)との間に情報の転送を可能にする通信トンネルを作成することができる。例えば、センサ400は、Zigbee通信装置、Z波通信装置、およびBluetooth通信装置を含むことができる。センサ400は、Zigbee構成情報を受信し、通信トンネリングモジュールを用いて、Bluetoothネットワークを介して、Zigbee情報をセンサ200とモバイル装置およびネットワーク装置などとの間に確立された通信トンネルを使用するモバイル装置に通信することができる。確立された同一のトンネルを使用して、Z波情報を通信することができる。したがって、少なくとも通信トンネリングモジュール428を使用することにによって、センサ400によって配置される必要のある処理能力およびメモリの量を大幅に低減することができ、さまざまな通信を他の形式に変換するのに必要なコスト、翻訳、および処理の削減につながる。
【0054】
一態様によれば、センサ400に、さまざまな種類のセンサに基づく情報を使用することができる。例えば、センサに基づく情報は、温度検知情報、湿度検知情報、可用なネットワーク検知情報、ネットワーク装置検知情報、接続されたネットワーク装置の検知情報、電源管理検知情報、近接検知情報、距離検知情報、動き検知情報、音検知情報、光検知情報、気流検知情報、顔認識検知情報、親指または指ID検知情報、またはさまざまな他の種類の検知情報およびそれらの組み合わせを含むことができる。
【0055】
使用時、センサ400を用いて、ネットワーク装置などのリモート装置によってデプロイされた環境コーディネータに情報を通信することができる。一態様によれば、通信装置412は、モバイル装置、および、上記の
図2の例に示されたサイトに位置する環境のコーディネータと通信するように構成されることができる。センサ400は、タッチセンサ404を利用して、ネットワーク装置の動作条件を有効化することができる。プロセッサ402は、選択された動作条件、選択されたネットワーク装置、ネットワーク装置およびセンサ400などの動作モードまたは状態を決定するために、タッチセンサ/セレクタ404の選択処理を行うことができる。例えば、プロセッサ402は、環境内のネットワーク装置の設定変更を始動することができる。また、プロセッサ402は、モバイル装置が通信装置412に接続できるか否かを検知することができ、ネットワーク装置の動作条件を変更するように、モバイル装置に設定情報の通信を始動することができる。その後、モバイル装置またはネットワーク装置に配置されたイベントコーディネータを用いて、動作条件を変更すべきか否かを決定することができる。例えば、設定情報は、センサ400からモバイル装置に通信することができ、モバイル装置は、動作条件を変更するように、選択されたネットワーク装置と直接通信することができる。他の形態において、モバイル装置は、選択された変更すべきネットワーク装置と通信することができるネットワーク装置に設定情報を送信することができる。センサ400およびプロセッサ402によって生成されたメッセージは、その後、モバイルを介して、環境コーディネータを有するネットワーク装置に通信することができる。このように、さまざまな種類の通信をデプロイすることによって、設定を起動することができる。
【0056】
さらなる態様によれば、メモリ408は、ROM、PROM、EPROM、EEPROM、フラッシュ、または固体記憶媒体、光学ドライブ、HDDまたはそれらの任意の組み合わせを含むさまざまな他の種類の記憶媒体の任意の組み合わせを含むことができる。
【0057】
さらなる態様によれば、メモリ408は、設定情報、センサに基づく情報、モジュール、ソフトウェア、ファームウェア、またはプロセッサ402によって使用することができるさまざまな他の種類の情報を記憶することができる。他の形態では、モジュールのすべてまたは一部は、プロセッサ402によってアクセスできる他の電子装置に記憶することができる。このように、構成要素または装置は、センサに基づく情報をプロセッサ402に直接提供することができ、または別の形態では、プロセッサ402は、メモリ408を用いて、ソフトウェアまたはファームウェアなどのモジュールを作動することができる。
【0058】
一態様によれば、プロセッサ402は、ARMプロセッサを含むことができ、いくつかの形態ではFreescale(登録商標)i.MXプロセッサ、Kinetisプロセッサ、Intel Atom(登録商標)プロセッサ、または処理能力を持っている無線モジュールなどの他の構成要素に組み込むことができる小型プロセッサを含むことができる。さまざまな他の種類のプロセッサを使用することができる。プロセッサ402は、プロセッサ402によって実行することができるLinux(登録商標)などのオペレーティングシステムを含むことができ、一態様ではJava(登録商標)コードおよびアプリケーションを処理するためのJava(登録商標)環境を含むことができる。必要または所望に応じて、代替的にまたは追加的に、埋め込み型ソフトウェアを含む他のソフトウェア環境をサポートしてもよい。
【0059】
他の態様において、照明およびディスプレイ424は、LEDディスプレイ、TFTディスプレイ、OLEDディスプレイ、LCDディスプレイ、フレキシブル照明ディスプレイ、フレキシブルLEDディスプレイ、薄膜LED、ピコプロジェクタ、またはそれらの任意の組み合わせを含むがこれらに限定されないさまざまな種類のディスプレイ技術を含むことができ、これらのディスプレイは、単色、多色、またはそれらの任意の組み合わせを有してもよい。また、タッチセンサ/セレクタ404は、抵抗性タッチセンサ、静電容量式タッチセンサ、動き検知センサ、赤外線センサ、熱センサ、またはユーザからの入力を検知することができるさまざまな他の種類のセンサを含むがこれらに限定されないさまざまな種類のタッチ技術およびその組み合わせを含むことができる。
【0060】
さらなる態様によれば、通信装置412は、ハードウェア、ソフトウェアまたはファームウェアの任意の組み合わせを使用するように構成され、シリアルバスインターフェイス、ネットワークバスインターフェイス、パラレルバスインターフェイス、シリアルパラレルバスインターフェイス、ユニバーサルシリアルバスインターフェイス、業界標準バスインターフェイス、コントローラエリアネットワークバスインターフェイス、シリアル周辺インターフェイス、HDMI(登録商標)インターフェイス、ユニバーサル非同期受送信インターフェイス、制御バスインターフェイス、標準デジタル入出力インターフェイス、専用バスインターフェイスまたはそれらの任意の組み合わせの任意の組み合わせまたはその一部を含むことができる。また、通信モジュール418は、情報ネットワークインターフェイス、ネットワーク装置識別子、モジュールのプロファイル情報、無線エネルギーネットワークメッセージ情報、ネットワークプロトコル構成データ、またはそれらの任意の組み合わせを含むことができる。さらに、通信トンネリングモジュール428は、通信装置412の構成の一部または全部を含むことができ、一実施形態において、通信装置412の一部として一体化されてもよい。
【0061】
一態様によれば、センサ400は、電力線通信、有線通信、無線通信、Zigbeeに基づく通信、ITNSETEOMに基づく通信、X10に基づく通信、Z波に基づく通信、WiMAXに基づく通信、Bluetoothに基づく通信、Bluetooth LEに基づく通信、iBeacon通信、WIFIに基づく通信、802.11に基づく通信、802.15に基づく通信、802.16に基づく通信、専用通信、本明細書に記載の他の通信、またはそれらの任意の組み合わせを含むがこれらに限定されない1つ以上の通信装置412をモジュールまたはチップの形で含むように構成することができる。
【0062】
一態様によれば、センサ400は、メモリ容量および他の機能性を増加するために、センサ400に追加される拡張スロット(明確に図示せず)、例えば、ネットワークインターフェイスカード(NIC)、イーサネット(登録商標)ポート、1つ以上のUSBインターフェイスまたはミニUSBインターフェイス、SDIOスロット、追加のデータまたはプラグインターフェイス、ZigbeeおよびZ波スロットインターフェイス、またはそれらの任意の組み合わせを含むことができる。
【0063】
さらなる態様によれば、センサ400は、スマートエネルギープロトコルおよび1つ以上の通信装置を使用して通信するように構成されたさまざまな他のスマートエネルギープロトコルを含むことができる。一態様によれば、センサ400は、本明細書中に参考として援用されるバージョン2.0のスマートエネルギープロファイル(SEP)、またはバージョン2.0のSEPのさまざまな更新プログラムを取り入れることができ、いくつかの形態では、以前のバージョンのSEPは、バージョン2.0のSEPまたはそれ以降バージョンのSEPと共存することができる。例えば、センサ400は、SEP標準のさまざまなバージョンにフォーマットされおよび処理された情報を受信することができる。構築自動化、リモートコントロール、スマートエネルギー、ヘルスケア、ホーム自動化、通信サービス、ネットワーク装置、ゲートウェイ、ウェアラブルまたはそれらの任意の組み合わせを含むがこれらに限定されないZigbee規格に準じて、センサ300を使用することができる。一態様によれば、さまざまな他の種類のプロファイルまたはプロトコルは、センサ400に使用することができ、必要に応じて追加、削除および変更するように更新することができ、メモリ408内に格納されているスマートエネルギーに基づくプロファイル、Echonet Liteに基づくプロファイル、Echonetに基づくプロファイル、UPNPに基づくプロファイル、DLNA(登録商標)に基づくプロファイル、環境マネジメントに基づくプロファイル、顧客関与に基づくプロファイル、Airplayに基づくプロファイル、ユーザプロファイル、装置プロファイル、システムプロファイル、ソースプロファイル、顧客プロファイル、サイトプロファイル、カスタムまたは専用プロファイル、または任意の組み合わせを含むことができる。一態様によれば、プロファイルは、ネットワーク装置に特有であって、センサ400に必要されるメモリ408の量を制限するプロトコル情報のみを含むことができる。
【0064】
さらなる態様によれば、必要または所望に応じて、通信装置412は、ブリッジ、アクセスポイント、ルータ、ネットワーク、エンドポイント、メッシュネットワーク、スターネットワークまたはさまざまな他の種類のネットワークトポロジおよび構成を含むがこれらに限定されない1つ以上の異なる動作モードで使用することができる。
【0065】
さらなる態様によれば、センサ400は、センサ400およびモジュールに使用される入力を提供することができる1つ以上の入力センサ430を含むことができる。例えば、入力センサ430は、温度センサ、湿度センサ、光センサ、動きセンサ、IRセンサ、カメラまたは光学センサ、運動センサ、電流センサと電圧センサとインピーダンスセンサとを含むがこれらに限定されない電子センサを含む電力検知装置、マイクロホン、またはこれらの任意の組み合わせを含むことができる。他のセンサは、ネットワーク帯域センサ、無線信号センサ、データを通信するビットレートセンサ、オーディオセンサ、またはセンサ400により使用できるさまざまな他の種類の入力センサの組み合わせを含むことができる。
【0066】
さらなる態様によれば、センサ400は、読み取り器、パッシブ装置またはタグ、またはそれらの組み合わせとして提供することができる近距離無線通信(NFC)検知モジュール426を含むことができる。例えば、センサ400は、NFC検知モジュール426を用いて、センサ400によってアクセスおよび管理することができる追加のネットワーク装置を追加または提供することができる。新たなネットワーク装置は、センサ400に近接して配置することができる。その後、必要に応じて、追加のリソースからのプロビジョニング情報を使用することができる。例えば、プロビジョニング情報は、通信プロファイル情報、装置識別子、またはネットワーク装置に供給できるさまざまな他の種類の情報を含むことができる。
【0067】
さらなる態様によれば、NFC検知モジュール426は、例えば、モデル情報、ウェブサイト情報、モバイルアプリケーション、広告情報、価格情報、サポートされている通信、ウェブサイトレビューまたはセンサ400のレビューを提供することができるレビューのリンク、またはそれらの任意の組み合わせに興味を有する第三者NFCリーダーによって、走査することができる。
【0068】
他の態様によれば、センサ400は、ネットワーク装置プロファイルなどの情報にアクセスすることができ、このネットワーク装置プロファイルを使用して、特定のネットワーク装置によって受信されるメッセージを出力することができる。例えば、ネットワーク装置データは、特定のネットワーク種類の無線エネルギーネットワークのネットワーク装置プロファイルを用いて、フォーマットすることができる。いくつかの形態では、ネットワーク装置プロファイルは、ネットワーク装置データの出力に十分な情報を含んでいない可能性がある。
【0069】
よって、プロファイル変更子を提供することができる。このプロファイル変更子は、リソースのプロファイル変更データを含むことができる。センサ400を用いて、動作条件、ホームプロファイル、ユーザプロファイル、装置プロファイル、ユーザスケジュール、近接検知、需要応答好み設定、省エネ好み設定、他の制御設定、またはそれらの任意の組み合わせのアクセス、作成および管理を行うことができる。必要または所望に応じて、他の設定および操作条件のアクセス、監視または管理を行うことができる。
【0070】
他の形態において、センサ400のプロビジョニングは、センサ400を1つ以上の種類のネットワークにアクセスするように有効化することを含むことができる。例えば、センサ400は、Z波通信装置を含むことができる。したがって、NFC検知モジュール426は、サイトにおいてネットワーク装置の使用を有効化するために、Z波プロファイル情報および認証情報を含むことができる。他の形態では、センサ400に通信機器の組み合わせを設けることができる。したがって、NFC検知モジュール426またはNFC装置は、複数の通信装置の認証情報を含み、センサ400の使用または管理を可能にするように情報を通信することができる。
【0071】
さらなる態様によれば、通信装置412は、チャネルID、PAN IDおよび装置IDを使用することができ、ネットワーク装置の位置、ネットワーク装置のグループ、装置の種類、セキュリティ情報、ネットワークキー、ネットワーク装置とセンサ400との間の通信を可能にするのに十分な情報を含む装置プロファイル情報を提供することができる。
【0072】
注意すべきことは、一般的な説明または実施例において上述した動作がすべて必要でなくてもよく、特定の動作の一部が必要でなくてもよく、記載された動作に加えて1つ以上のさらなる動作を行ってもよいことである。さらに、動作の列挙順が、必ずしも動作の実行順と一致しなくてもよい。
【0073】
明細書および本明細書に記載の実施形態の例示は、さまざまな実施形態の構成に対する一般的な理解を提供することを意図している。明細書および例示は、本明細書に記載された構成または方法を使用する装置およびシステムのすべての要素および特徴を網羅的かつ包括的に記載するように意図していない。本開示を参照した上で、他の多くの実施形態は、当業者にとって明らかであろう。本開示の範囲から逸脱することなく、他の実施形態、例えば、構造的置換、論理的置換または別の変更は、本開示に行うことができ、本開示から得ることができる。したがって、本開示は、限定的なものではなく、例示的ものとして見なされるべきである。
【0074】
明瞭性のために、別々の実施形態において記載された特定の特徴は、組み合わせで単一の実施形態に提供されてもよい。その逆、簡潔性のために、単一の実施形態に記載されたさまざまな特徴は、別々にまたは任意の組合せで提供されてもよい。さらに、範囲内に記載された値を言及する場合、その範囲内の各々の値およびすべての値を含む。
【0075】
利益、他の利点、および課題の解決策は、特定の実施形態に従って、上記で記載されている。しかしながら、任意の利益、利点、または課題の解決策を引き起こすまたはより顕著にさせ得る利益、利点、課題の解決策、および任意の特徴は、任意の請求項またはすべての請求項の必要且つ重要な特徴、または不可欠な特徴として解釈されるべきではない。
【0076】
上記に開示された主題は、例示的であり、限定的ではないと考えられるべきであり、添付の特許請求の範囲は、本発明の範囲内に含まれる任意およびすべての修正、改良、および他の実施形態を網羅することを意図している。したがって、法律に許容される最大範囲まで、本発明の範囲は、以下の特許請求の範囲およびその均等物の最も広い許容可能な解釈によって決定されるべきであり、前述の詳細な説明によって制限または限定されるものではない。
【0077】
明細書または特許請求の範囲を含む本願に使用された用語は、「手段」の使用などのミーンズプラスファンクション形式で明示的に表現していない場合、発明者の意図は、これらの用語が米国特許法第112第6項の規定に適用されないことである。
【0078】
上記でごく少数の例示的な実施形態を詳細に説明したが、当業者であれば、本開示の実施形態の新規な教示および利点から実質的に逸脱することなく、例示的な実施形態において多くの変形を実施可能であることを容易に理解するであろう。従って、すべての変形は、添付の特許請求の範囲によって規定される本開示の実施形態の範囲内に含まれることを意図している。特許請求の範囲において、ミーンズプラスファンクション文言は、本明細書に記載された機能を実行する構造物、構造的均等物および同等の構造物を網羅することを意図している。