(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6556877
(24)【登録日】2019年7月19日
(45)【発行日】2019年8月7日
(54)【発明の名称】ファスニングテープ
(51)【国際特許分類】
A44B 18/00 20060101AFI20190729BHJP
【FI】
A44B18/00
【請求項の数】29
【全頁数】17
(21)【出願番号】特願2017-566959(P2017-566959)
(86)(22)【出願日】2017年2月7日
(86)【国際出願番号】JP2017004433
(87)【国際公開番号】WO2017138535
(87)【国際公開日】20170817
【審査請求日】2018年7月17日
(31)【優先権主張番号】15/018,359
(32)【優先日】2016年2月8日
(33)【優先権主張国】US
(73)【特許権者】
【識別番号】000006828
【氏名又は名称】YKK株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110002000
【氏名又は名称】特許業務法人栄光特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】デイビッド スミス
(72)【発明者】
【氏名】任 志宇
(72)【発明者】
【氏名】湊 強志
【審査官】
西本 浩司
(56)【参考文献】
【文献】
国際公開第2010/146667(WO,A1)
【文献】
国際公開第2016/002049(WO,A1)
【文献】
特開2007−167678(JP,A)
【文献】
特許第3886965(JP,B2)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A44B 18/00
B29C 39/10
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
ファスニングテープであって、
互いに平行に延在する複数のファスニングテープ部分と、
複数のファスニングテープ部分の各々はファスニングテープの底部から上方に延出する複数の付着部を含んでおり、
複数のファスニングテープ部分の隣り合うファスニングテープ部分の内壁間に空洞が配置されるように複数の付着部のうちの少なくとも一部に隣接して配置された少なくとも1個の内壁と、
空洞に配置された注入発泡体部材と、を備え、
前記注入発泡体部材は、前記ファスニングテープが金型の型室内に配置された際、前記型室に導入される構成要素発泡体が前記付着部に到達するのを防ぐようにシールする、ファスニングテープ。
【請求項2】
少なくとも1個の磁気部をさらに備える、請求項1に記載のファスニングテープ。
【請求項3】
少なくとも1個の磁気部は、ファスニングテープの縦方向に延在する磁性体が含まれたモノフィラメントを含む、請求項2に記載のファスニングテープ。
【請求項4】
注入発泡体部材はそれに混合された磁性体を含む、請求項1に記載のファスニングテープ。
【請求項5】
注入発泡体部材は感圧接着性樹脂を含む、請求項1に記載のファスニングテープ。
【請求項6】
少なくとも1個の内壁は注入発泡体部材を空洞内の適所に保持するように構成された内向き突出部を含む、請求項1に記載のファスニングテープ。
【請求項7】
空洞の基部は複数の突出部を備えており、
注入発泡体部材は複数の突出部を取り囲む、請求項1に記載のファスニングテープ。
【請求項8】
少なくとも1個の内壁は複数の切欠きを備える、請求項1に記載のファスニングテープ。
【請求項9】
少なくとも1個の内壁は連続している、請求項1に記載のファスニングテープ。
【請求項10】
ファスニングテープであって、
互いに平行に延在する複数のファスニングテープ部分と、
複数のファスニングテープ部分の各々はファスニングテープの底部から上方に延出する複数の付着部を含んでおり、
複数のファスニングテープ部分の内壁の働きをする少なくとも1列の付着部と、
複数のファスニングテープ部分の隣り合うファスニングテープ部分の間に配置された少なくとも1個の空洞と、
少なくとも1個の空洞に配置された注入発泡体部材と、を備え、
前記注入発泡体部材は、前記ファスニングテープが金型の型室内に配置された際、前記型室に導入される構成要素発泡体が前記付着部に到達するのを防ぐようにシールする、ファスニングテープ。
【請求項11】
少なくとも1個の磁気部をさらに備える、請求項10に記載のファスニングテープ。
【請求項12】
少なくとも1個の磁気部は、ファスニングテープの縦方向に延在する磁性体が含まれたモノフィラメントを含む、請求項11に記載のファスニングテープ。
【請求項13】
注入発泡体部材はそれに混合された磁性体を含む、請求項10に記載のファスニングテープ。
【請求項14】
注入発泡体部材は感圧接着性樹脂を含む、請求項10に記載のファスニングテープ。
【請求項15】
少なくとも1個の空洞の基部は複数の突出部を備えており、
注入発泡体部材は複数の突出部を取り囲む、請求項10に記載のファスニングテープ。
【請求項16】
ファスニングテープであって、
ファスニングテープの底部から上方に延出する複数の付着部と、
複数の付着部のうちの少なくとも一部に隣接して配置された少なくとも1個の内壁と、
少なくとも1個の内壁と少なくとも1個の外壁との間に空洞が配置されるように少なくとも1個の内壁からずらされた少なくとも1個の外壁と、
空洞に配置された注入発泡体部材と、を備え、
前記注入発泡体部材は、前記ファスニングテープが金型の型室内に配置された際、前記型室に導入される構成要素発泡体が前記付着部に到達するのを防ぐようにシールし、
少なくとも1個の内壁および少なくとも1個の外壁の少なくとも一方は、少なくとも1個の内壁および少なくとも1個の外壁の少なくとも一方が空洞の側面の大部分またはほぼ50%超を閉塞するように空洞の長さおよび高さに沿って延在する、ファスニングテープ。
【請求項17】
少なくとも1個の磁気部をさらに含む、請求項16に記載のファスニングテープ。
【請求項18】
少なくとも1個の磁気部は、ファスニングテープの縦方向に延在する磁性体が含まれたモノフィラメントを含む、請求項17に記載のファスニングテープ。
【請求項19】
少なくとも1個の磁気部は複数の主部および複数の切欠きを含み、
少なくとも1個の磁気部は空洞内に配置される、請求項17に記載のファスニングテープ。
【請求項20】
少なくとも1個の磁気部は複数のフック部を含み、
少なくとも1個の磁気部は注入発泡体部材が複数のフック部を取り囲むように空洞内に配置される、請求項17に記載のファスニングテープ。
【請求項21】
注入発泡体部材はそれに混合された磁性体を含む、請求項16に記載のファスニングテープ。
【請求項22】
注入発泡体部材は感圧接着性樹脂を含む、請求項16に記載のファスニングテープ。
【請求項23】
少なくとも1個の内壁および少なくとも1個の外壁の少なくとも一方は、注入発泡体部材を空洞内の適所に保持するように構成された内向き突出部を各々含む、請求項16に記載のファスニングテープ。
【請求項24】
空洞の基部は複数の突出部を備えており、
注入発泡体部材は複数の突出部を取り囲む、請求項16に記載のファスニングテープ。
【請求項25】
少なくとも1個の内壁および少なくとも1個の外壁の少なくとも一方は連続している、請求項16に記載のファスニングテープ。
【請求項26】
少なくとも1個の内壁および少なくとも1個の外壁の少なくとも一方は複数の切欠きを備え、前記切欠き内に注入発泡部材の少なくとも一部が進入している、請求項16に記載のファスニングテープ。
【請求項27】
ファスニングテープはファスニングテープの少なくとも一部が磁性であるようにプラスチック樹脂と磁性体の混合物を含む、請求項16に記載のファスニングテープ。
【請求項28】
前記注入発泡体部材の前記ファスニングテープの底部からの高さは、前記内壁の高さよりも大きい、請求項1に記載のファスニングテープ。
【請求項29】
前記注入発泡体部材の前記ファスニングテープの底部からの高さは、前記内壁および/または前記外壁の高さよりも大きい、請求項16に記載のファスニングテープ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、シーリング効果を高め製造効率を増大するために1個以上の注入発泡体ガスケットを含むフックおよび/またはループ式のファスニングテープに関する。
【背景技術】
【0002】
フックおよび/またはループを含むファスニングテープは多数の装置が利用している。例えば、自動車および他の類似産業では、ファスニングテープは最初に型室内のキャビティまたは突出部にファスナーテープを置くことによって座席クッションその他の構成要素に設置され得る。ファスニングテープをそのように配置した後、(ウレタンフォームといった)構成要素発泡体が型室に導入され、それはファスニングテープのまわりに座席クッションその他の構成要素を形成する。構成要素発泡体がファスニングテープの締結部分に侵入した場合、ファスニングテープのフック/ループは不良になりがちである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
特定の状況では、ファスニングテープの不良を防ぐためにファスニングテープの締結部分を構成要素発泡体からシールすることが望ましいとしてよい。
【課題を解決するための手段】
【0004】
この特許において使用される用語「発明」、「該発明」、「この発明」および「本発明」は、この特許の内容および以下の特許クレームの全部を幅広く指すように意図している。これらの用語を含んでいる論述は、本書に記載された内容を限定するものではない、または以下の特許クレームの意味または範囲を限定するものではないと理解しなければならない。この特許によって包含される本発明の異種は、この概要ではなく以下のクレームによって規定される。この概要は、本発明の各種態様の高水準の概説であり、以下の詳細な説明部でさらに述べる概念の一部を提示する。この概要は、請求する内容の重要また本質的な特徴を識別するように意図していないし、または請求する内容の範囲を決定するために分離して使用されるように意図してもいない。内容は、この特許の明細書全体の適切な部分、一部または全部の図面および各請求項の参照によって理解しなければならない。
【0005】
特定の事例によれば、ファスニングテープは、互いに平行に延在する複数のファスニングテープ部分と、複数のファスニングテープ部分の各々はファスニングテープの底部から上方に延出する複数の付着部を備えており、複数のファスニングテープ部分の隣り合うファスニングテープ部分の内壁間に空洞が配置されるように複数の付着部のうちの少なくとも一部に隣接して配置された少なくとも1個の内壁と、空洞に配置された注入発泡体部材とを含
み、注入発泡体部材は、ファスニングテープが金型の型室内に配置された際、型室に導入される構成要素発泡体が付着部に到達するのを防ぐようにシールする。
【0006】
特定の事例によれば、ファスニングテープは、互いに平行に延在する複数のファスニングテープ部分と、複数のファスニングテープ部分の各々はファスニングテープの底部から上方に延出する複数の付着部を備えており、複数のファスニングテープ部分の内壁の働きをする少なくとも1列の付着部と、複数のファスニングテープ部分の隣り合うファスニングテープ部分の間に配置された少なくとも1個の空洞と、少なくとも1個の空洞に配置された注入発泡体部材とを含
み、注入発泡体部材は、ファスニングテープが金型の型室内に配置された際、型室に導入される構成要素発泡体が付着部に到達するのを防ぐようにシールする。
【0007】
特定の事例によれば、ファスニングテープは、ファスニングテープの底部から上方に延出する複数の付着部と、複数の付着部のうちの少なくとも一部に隣接して配置された少なくとも1個の内壁と、少なくとも1個の内壁と少なくとも1個の外壁との間に空洞が配置されるように少なくとも1個の内壁からずらされた少なくとも1個の外壁と、空洞に配置された注入発泡体部材とを含んでおり、
注入発泡体部材は、ファスニングテープが金型の型室内に配置された際、型室に導入される構成要素発泡体が付着部に到達するのを防ぐようにシールし、少なくとも1個の内壁および少なくとも1個の外壁の少なくとも一方は空洞の長さの大部分に沿って延在する。
【0008】
本開示の例示的な実施形態を以下の図面に関して以下で詳述する。
【図面の簡単な説明】
【0009】
【
図1A】特定の態様に従ったファスニングテープの斜視図である。
【
図1C】金型に隣接して配置された
図1Aのファスニングテープの端面図である。
【
図2A】特定の態様に従ったファスニングテープの斜視図である。
【
図3A】特定の態様に従ったファスニングテープの斜視図である。
【
図4A】特定の態様に従ったファスニングテープの斜視図である。
【
図5A】特定の態様に従ったファスニングテープの斜視図である。
【
図6A】特定の態様に従ったファスニングテープの斜視図である。
【
図7A】特定の態様に従ったファスニングテープの斜視図である。
【
図8A】特定の態様に従ったファスニングテープの斜視図である。
【
図8D】
図8Aのファスニングテープのフックの詳細図である。
【
図9A】特定の態様に従ったファスニングテープの斜視図である。
【
図10A】特定の態様に従ったファスニングテープの斜視図である。
【
図11A】特定の態様に従ったファスニングテープの斜視図である。
【
図12A】特定の態様に従ったファスニングテープの斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0010】
本発明の異種の内容は法定要件を満たすために本書では特定的に説明するが、この説明は必ずしも請求の範囲を限定するように意図していない。請求する内容は、他のやり方で実施してよいし、異なる要素またはステップを含んでもよく、他の現行または将来の技術と連係して使用してもよい。この説明は、個々のステップの順序または要素の配列が明示的に述べられている場合を除き、各種ステップまたは要素間のいかなる特定の順序または配列も意味していると解釈してはならない。
【0011】
図1A〜
図12Bは、ファスニングテープの非限定実施例を図示している。種々の図面において異なる参照番号を使用しているが、図面のいずれに関して図示または記載された特徴のいずれも、追加の実施例を提示するために包含、結合、代替または省略してもよい。
【0012】
図1Aおよび
図1Bは、改良した付着システム用のファスニングテープ100の非限定実施例を図示している。図示の通り、ファスニングテープ100は複数の付着部120、外タブ110、1個以上の横に延在する壁121および1個以上の空洞150を含む。
図1Aおよび
図1Bに示すように、ファスニングテープ100は、2個の空洞150を含み得る。第1の空洞は、連続する内壁102からずらされた連続する外壁101を含み、その2個の壁間に空洞150があり、連続する内壁102は複数の付着部120に隣接しているとしてよい。同様に、第2の空洞は内壁104からずらされた外壁103を含み、2個の壁間に空洞150があるとしてよい。
図1Aおよび
図1Bに示すように、各々の横に延在する壁121は付着部120の列と整列しているとしてよい。付着部120はフックとして図示されているが、ループであっても、フックおよびループの組み合わせであってもよい。付着部120がフックである場合、それらは任意の適格な形状および構成を有し得る。
【0013】
一部実施例において、
図1Cに示すように、ファスニングテープ(100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000)は、ファスニングテープと金型表面3との間に隙間Zを伴いファスニングテープの上面が金型1の金型表面3に隣接するように金型1内に配置される。場合によっては、磁石2を金型1内に配置し、ファスニングテープの1個以上の磁気部(130、230、330、430、730、830、1030)を引きつける。
【0014】
図示のように、内壁および/または外壁(101〜104、201〜204、301、303、330、401〜404、501〜504、601〜604、701〜704、801〜804、901〜904、1001〜1004、1102a〜1102c、1104a〜1104c)は、ファスニングテープ(100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200)の縦方向に延在する。場合によっては、ファスニングテープを(壁表面に対し直角かつ縦方向に対し垂直な)側面から見た時、内壁および/または外壁の各々は、空洞の側面の長さおよび高さに沿って延在し、各々の壁が空洞の側面の大部分または約50%超を閉塞して、空洞内に配置された発泡体部材を保持するのを助ける。場合によっては、壁(複数も)は、空洞の約60%、70%、80%または90%といった、または任意の適切な百分率といった空洞の大きな百分率に沿って延在し、従って閉塞する。これにより発泡体部材を空洞内に保持するのを助ける。
【0015】
一部実施例において、
図1A、
図1B、
図5A〜
図5C、
図11Aおよび
図11Bに示すように、内壁/外壁の一部または全部は、ファスニングテープの縦方向に延在する固体連続要素であるとしてよい。ファスニングテープの柔軟性を高めるために、内壁/外壁を別個の部分に分断するか、または内壁/外壁での一連の切欠きを付けた連続壁にすることによって(例えば、
図2A〜
図2C、
図3A、
図3B、
図4A、
図4B、
図6A、
図6B、
図7A、
図7B、
図8A〜
図8C、
図9A〜
図9Cおよび
図10A〜
図10C参照)、内壁/外壁の一部または全部を修正してもよい。例えば、
図2Cに示すように、外壁201は切欠き201.2によって分離された主部201.1を含み得る。連続する内壁/外壁が切欠き201.2を含むので、ファスニングテープはより柔軟であり、それゆえ(例えば金型表面3が平面でない時に)ファスニングテープが配置される曲面にファスニングテープが良好に適合可能なようにする。上記の切欠きは連続する外壁の文脈で述べたが、連続する内壁も切欠きを含み得る。
【0016】
内壁および/または外壁の切欠きは、(ファスニングテープの縦方向で)壁の長さに沿って互いに離間され得る。さらに切欠きは、ファスニングテープを(壁表面に対し直角かつ縦方向に対し垂直な)側面から見た時に、内壁および/または外壁の各々が空洞の側面の長さおよび高さに沿って延在し、各壁が空洞の側面の大部分または約50%超を閉塞して、空洞内に配置された発泡体部材を保持するのを助けるように配置されるとしてよい。場合によっては、壁(複数も)は、空洞の約60%、70%、80%または90%といった、または任意の適切な百分率といった空洞の大きな百分率に沿って延在し、従って閉塞する。これにより発泡体部材を空洞内に保持するのを助ける。場合によっては、切欠きに注入発泡部材の一部が進入することで注入発泡部材とファスニングテープとの保持力を高める。場合によっては、切欠きがまったく存在しない場合(
図1A、
図1B、
図5A〜
図5C、
図11Aおよび
図11B参照)、壁は空洞の約100%が閉塞されるように空洞のほぼ全体の長さおよび/または高さに沿って延在し得る。
【0017】
切欠きは内壁および/または外壁の局所部分(複数も)を画成し、壁高さ(
図5CのX)は縮小し(すなわち壁高さXよりも小さい)、それにより発泡体部材の非圧縮高さ(
図5CのY)からのオフセット(
図5CのΔ)は切欠きの領域において増大する(すなわちオフセットΔよりも大きい)。その長さに沿って、内壁および/または外壁はその長さの大部分または50%超について全高さである(すなわち壁高さXに等しい)。場合によっては、壁(複数も)は、例えば約60%、70%、80%または90%または任意の適切な百分率といった長さの大きな百分率について全高さである。場合によっては、切欠きがまったく存在しない場合(
図1A、
図1B、
図5A〜
図5C、
図11Aおよび
図11B参照)、壁はそれらの長さの約100%について全高さである。
【0018】
図2A〜
図2C、
図5A〜
図6Bおよび
図8A〜
図9Bに示すように、空洞は製造プロセス中1個以上の空洞内部に挿入(注入)された発泡体部材(251、551、651、851、951)を含む。構成要素発泡体が型室に導入される前にファスニングテープを型室のキャビティまたは突出部に置いた時に、発泡体部材はガスケットまたはシーリング部材の働きをする。詳細には、ファスニングテープ(100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200)は、発泡体部材(251、551、651、851、951)が金型表面3に接触しシールするように反転される。発泡体部材は構成要素発泡体が付着部(120、220、320、420、520、620、720、720、820、920、1020、1120a〜1120c、1220a〜1220c)に到達するのを防ぐとしてよい。一部実施例において、発泡体はファスニングテープの縦方向に連続方式で注入される。
図5Cに示すように、連続する外壁501および連続する内壁502はファスニングテープ500の底面から距離X(すなわち壁高さ)で延出する。発泡体部材551は金型表面3に押圧された時に圧縮するように設計されているので(すなわち
図1Cに示すように)、発泡体部材551はファスニングテープ500の底面から距離Y(すなわち非圧縮高さ)で延出し、ここにY>Xである。外壁501および/または内壁502の壁高さXと発泡体部材551の非圧縮高さYとの間の差またはオフセットはΔである。一部の非限定的実施例において、オフセットΔは約0.5mmである。例えば、壁高さXは約1.7mmであり、非圧縮高さYは約2.2mmであるとしてよい。発泡体部材の圧縮に基づき、ファスニングテープ(100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200)と金型1との間の最終的な隙間Z(
図1C参照)はおよそ0.0〜0.2mmになり得る。距離X、YおよびZは特定の応用について必要に応じて異なり得る。
【0019】
また、発泡体部材の非圧縮高さYは、外壁あるいは内壁側へ向かって小さくなる。すなわち、発泡体部材の金型表面3との接触面を小さくすることができるとともに、発泡体部材に圧縮力が加わったときに変形しやすい。すなわち、金型表面3と発泡体部材とのシール性が向上する。
【0020】
一部実施例において、ファスニングテープの1個以上の空洞は、内壁を伴わず、外壁を伴わず、または内壁および外壁の両方を伴わずに構成可能である。例えば、
図11Aおよび
図11Bは、外壁を含まないファスニングテープ1100を図示している。ファスニングテープ1100は多数のファスニングテープ部分を含む。場合によっては、多数のファスニングテープ部分を互いに平行に押出しできる。多数のファスニングテープ部分は隣り合っているが、互いに離間される。すなわち、複数の付着部を備える各付着部領域が隣り合っているが、付着部のない空洞1150.1〜1150.4によって互いに離間される。さらに、ファスニングテープ部分は、互いに分離してよいし(すなわちファスニングテープ部分とほぼ平行な線に沿って空洞1150.1〜1150.4で切断する)、連結したままでもよい。
図11A〜
図12Bは3個のファスニングテープ部分を互いに平行に製造した事例を示すが、任意の適格な数のファスニングテープ部分を平行に製造できる。図示の通り、
図11Aおよび
図11Bの第1のファスニングテープ部分は第1の内壁1102aおよび第2の内壁1104aを含む。第1の空洞1150.1が第1の内壁1102aに隣り合って配置される。
図11Bに示すように、空洞1150.2が第1のファスニングテープ部分の第2の内壁1104aと第2のファスニングテープ部分の第1の内壁1102bとの間に位置する。発泡体部材は空洞1150.1〜1150.4の1個以上に注入され得る。発泡体部材はファスニングテープ部分が互いに分離される前に注入され、それにより隣り合うファスニングテープ部分の内壁が発泡体部材を空洞内に保持するのを助ける。例えば、発泡体部材はファスニングテープ部分が互いに分離される前に空洞1150.2および/または空洞1150.3に注入され得る。必要に応じて、発泡体部材は、分離後に各々のファスニングテープ部分が発泡体部材を含むように、ほぼその中心で長さに沿って切断できる。
【0021】
図12Aおよび
図12Bは、内壁または外壁を含まないファスニングテープ部分を図示している。空洞1250.1〜1250.4は、付着部1220a〜1220cおよび横に延在する壁1221a〜1221cに隣接して配置される。これらの事例では、付着部および/または横に延在する壁は各々のファスニングテープ部分の中心部への発泡体部材の侵入を防ぐ壁として機能する。場合によっては、(縦方向に延在する)1以上の列の付着部1220a〜1220cがファスニングテープ部分の内壁の働きをし得る。
【0022】
ファスニングテープ(100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200)はまた、磁気材料で構成された1個以上の磁気部(130、230、330、430、730、830、1030、1130、1230)を含み得る。磁気部は、例えば、鉄、フェライト、コバルト、ニッケル、鉄アルミニウム合金、鉄コバルト合金、鉄コバルトクロム合金、鉄ニッケル合金、鉄ニッケルクロム合金、コバルトニッケル合金、コバルトニッケルマンガン合金、ニッケルマンガン合金などの磁性体(磁気材料)が挙げられる。例えば、磁気部(130、230、1130、1230)は、ほぼ円筒形である磁性体を含むモノフィラメントであるとしてよく、1個以上の空洞(150、250、1150.1〜1150.4、1250.1〜1250.4)と概ね平行にファスニングテープの縦方向に延在し得る。磁気部は磁性粉(鉄粉)を含有するナイロン樹脂で作ってもよく、それによりナイロンは押出プロセスで発生する熱によって軟化し得る。特定の場合、磁気部は、樹脂が加熱によって軟化している間に磁気部を樹脂に押込むことによって(化学的にではなく)物理的にファスニングテープに固定される。一部実施例において、磁気部(330、430、730)はプラスチック樹脂と鉄粉の混合物から構成され得る。特定の場合、磁気部は押出しできる。さらに、ファスニングテープ自体を磁気材料(例えば鉄粉)と混合してからファスニングテープを押出して、ファスニングテープの少なくとも一部が磁性であり、場合によってはファスニングテープの全体が磁性であるようにしてもよい。例えば、ファスニングテープ(100、200、300、400、600、700、800、1000、1100、1200)は磁気部に加えてファスニングテープの材料に混合した磁気材料を含み得る。さらに、一部実施例において、磁気材料は磁気部の代わりにファスニングテープの材料と混合される(例えばファスニングテープ500、900)。
【0023】
磁気部(130、230、330、430、730、830、1030、1130、1230)はファスニングテープの底面からずらしてもよく、場合によっては、
図7Aおよび
図7Bに示すようにファスニングテープ700の上面まで、またはその近くに延出してよく、それらの図は単一の(例えば横方向で)中央に配置された磁気部730を図示している。ファスニングテープを反転して金型の磁石に直接置いてもよいので、磁気部をファスニングテープの上面近くに配置してファスニングテープの磁気特性を向上させることが有利なこともある。場合によっては、磁気部は付着部とほぼ同じ高さであるように配置されるが、必ずしもその必要はない。一部実施例において、(例えば製造効率を高めるか、重量配分を最適化するために)磁気部をファスニングテープの底面に隣接して配置することが有利なこともある。
【0024】
一部実施例において、1個以上の磁気部は、磁気部を別個の部分に切断するか、または磁気部に一連の切欠きを作るかのいずれかによって(例えば
図3Cおよび
図4C参照)、より柔軟に構成される。例えば、
図4Cに示すように、磁気部430は連続していてよく、切欠き430.2によって分離された主部430.1を含み得る。磁気部が切欠き430.2を含むので、ファスニングテープはより柔軟であり、それゆえファスニングテープはファスニングテープが配置される曲面に良好に適合でき、それは転じて構成要素発泡体が付着部(120、220、320、420、520、620、720、820、920、1020、1120a〜1120c、1220a〜1220c)に侵入する可能性を低減する。
図4Aおよび
図4Bに示すように、場合によっては、磁気部430は1個以上の空洞450に配置できる。磁気部430をこのように配置することにより各空洞450の容積を縮小し、それゆえ1個以上の空洞450に発泡体を注入する時に必要な材料の量を低減する。
図4Aおよび
図4Bは発泡体部材を示していないが、発泡体部材は磁気部430の上の空洞450に配置され得ると理解しなければならない。同様に、図示していないが、空洞150、350、750、1050、1150.1〜1150.4および1250.1〜1250.4もまた発泡体部材を含むとしてよい。上述の通り、発泡体部材はこれらの空洞の1個以上に注入できる。
【0025】
切欠きを付けた磁気部の別の選択肢が
図3A〜
図3Cに示されている。1個以上の空洞350は磁気材料の壁を含み得る。詳細には、
図3A〜
図3Cは、各空洞350の内壁330が磁気材料を含む実施例を示す。場合によっては、外壁(301、303)または内壁および外壁が磁気材料を含み得る。場合によっては、
図3Bおよび
図3Cに示すように、磁気内壁330は、外層330.1、中心層330.2および内層330.3を含む三層を含み得る。
図3Cに示すように、内層および外層(330.3、330.1)は類似であってよいが、1層の当該切欠きが他層の主部と整列するように互いにずらされ得る。中心層330.2は、内層および外層(330.3、330.1)の一方または両方の切欠きと整列する切欠きを含むように構成できる。
【0026】
一部実施例において、ファスニングテープはいずれの磁気部も含まない。例えば、ファスニングテープ500および900は、いずれの磁気部も含まず(
図5A〜
図5Cおよび
図9A〜
図9C参照)、対応する金型もまたいずれの磁石を含む必要はない。場合によっては、ファスニングテープ500は、発泡体部材551と金型表面との間の接合または付着を促進する接着または粘着機能を有する発泡体部材551を含み得る。接着機能は発泡体部材551を空洞550内に付着させることも助ける。同様に、ファスニングテープ900は、発泡体部材951と金型表面との間、さらに発泡体部材951と空洞950との間の接合または付着を促進する接着または粘着機能を有する発泡体部材951を含み得る。発泡体部材(551、951)は感圧接着性樹脂および/または粘着付与樹脂であるとしてよい。粘着付与樹脂は以下、テルペン、合成テルペン、変性テルペン、テルペンフェノール樹脂およびそれらの誘導体の1つ以上を含み得るが、これらに限らない。さらなる粘着付与剤も存在するとしてよく、以下、ウッドロジン、トール油およびガムロジン、ロジンエステル、脂肪族、芳香族および脂肪族−芳香族石油系粘着付与剤を含むが、これらに限らない。また、発泡体部材(551、951)はガスケット材料を使用しやすくする可塑剤を含み得る。可塑剤は、炭化水素油、ポリブチレン、液状粘着付与樹脂およびエラストマーといった液体または固体可塑剤を含み得るが、これらに限らない。固体可塑剤は約50℃を上回る軟化点を持たなければならない。磁気機能の代わりに接着機能を持つ発泡体部材(551、951)を含むファスニングテープは、製造プロセスを単純にするとともに、磁気材料を製造プロセスから削除することによってコストを低減する。加えて、これらの接着または粘着機能は、ファスニングテープと対応する金型表面との付着を最適化するために本書に述べた磁気その他の機能と組み合わせてもよい。
【0027】
図6Aおよび
図6Bに示した発泡体部材651は、1個以上の空洞650に注入される材料に混合した磁気材料を含み得る。例えば、一部実施例において、1個以上の発泡体部材651を形成するために注入される材料と鉄粉が混合される。加えて、発泡体部材の中に磁気材料を含むこの特徴は、上述した接着または粘着機能と、かつ/またはファスニングテープと対応する金型表面との付着を最適化するために本書に述べた磁気その他の機能と組み合わせてもよい。例えば、発泡体部材は、感圧性接着剤およびそれに混合された磁気材料の両方を含み得る。さらに、そのような発泡体部材(接着剤および一体の磁気材料の一方または両方を備える)は1個以上の磁気部(130、230、330、430、730、830、1030、1130、1230)と組み合わせてもよい。
【0028】
磁気部(330、430、730)はプラスチック樹脂と鉄粉の混合物から構成され得る。一部実施例において、磁気部は押出しできる。さらに、
図6Aおよび
図6Bに示した実施例について、(上述のように)発泡体部材651に磁気材料が混合される代わりに、ファスニングテープ600を押出す前にファスニングテープ600自体に磁気材料(例えば鉄粉)を混合して、それによりファスニングテープ600全体が磁性であるようにしてもよい。
【0029】
図1A〜
図3Cは空洞に隣接して各々配置された複数の磁気部を示しているが、一部実施例において、ファスニングテープは、
図7A、
図7B、
図10Aおよび
図10Bに示すように(例えばファスニングテープの横方向で)中央に配置された単一の磁気部(730、1030)を含み得る。
図7A、
図7B、
図10Aおよび
図10Bに示した磁気部(730、1030)は、付着部(720、1020)および横に延在する壁(721、1021)と同じ高さまでファスニングテープ(700、1000)の頂部に向けて延出していない。しかし、一部実施例において、磁気部(730、1030)の上面は付着部(720、1020)および横に延在する壁(721、1021)の上面とほぼ同一平面である。
【0030】
磁気部が1個以上の空洞内に配置される一部実施例において(例えば上述の磁気部430)、磁気部はファスニングテープの上面へ上方に延出する1個以上の突出部を含み得る。例えば、
図8A〜
図8Dに示したファスニングテープ800は、複数の突出部を有する磁気部830を含む。
図8Aは発泡体部材851がある各空洞850を示しており、
図8Bは一方の発泡体部材851を取り除き空洞850の一方に1個の発泡体部材がある端面図を示しており、
図8Cは発泡体部材851がない1個の空洞を示している。図示のように、各突出部は、磁気部830の基部表面830.1から上方に延出する部分830.2および1個以上のフック部830.3を含む。突出部はアンカー効果を備える形状であればその形状に制限はなく、任意の所要の構成(例えばJ字形その他)を有し、図示の実施例に限らない。発泡体部材が1個以上の空洞に注入される時に、フック部830.3は発泡体部材が空洞から脱離するのを防ぐために抵抗を付与する。
図8A〜
図8Dは、上方に延出する部分830.2からファスニングテープの縦方向に平行な方向で延出するフック部830.3を示している。しかし、フック部830.3は、ファスニングテープの横方向を含む他の方向で、上方に延出する部分830.2から延出してもよい。さらに、
図8A〜
図8Dはファスニングテープ800の縦方向に延在する1列の突出部を示している。しかし、空洞850は任意の数の列の突出部を含み得る。
【0031】
図8A〜
図8Dの実施例は磁気部830から延出する突出部を示しているが(磁気部830は少なくとも1個の空洞に配置される)、一部実施例において、突出部は磁気部からではなく1個以上の空洞850から直接延出してもよい。例えば、
図10A〜
図10Cに示すように、ファスニングテープ1000は空洞1050内に配置された複数の突出部1052を含む。突出部1052は空洞1050の基部表面1052.1から延出する。各突出部1052は、空洞1050の基部表面1052.1から上方に延出する部分1052.2および1個以上のフック部1052.3を含む。任意の数の突出部が使用でき、それらは任意の所要の構成を有し得る。一部実施例において、突出部1052は(ファスニングテープ1000の縦方向に各々延在する)2列に配置され、第1列は上方に延出する部分1052.2からファスニングテープ1000の縦方向に平行な第1の方向で延出するフック部1052.3を含む。
図10Cに示すように、第2列は上方に延出する部分1052.2からファスニングテープ1000の縦方向に平行な第2の方向で延出するフック部1052.3を含み、第2の方向は第1の方向の反対である。しかし、突出部は任意の適格な構成で配列できる。
【0032】
ファスニングテープは、発泡体部材が空洞から外れるのを防ぐように構成された他の特徴を含み得る。例えば、
図9A〜
図10Cに示すように、外壁(901、903、1001、1003)および/または内壁(902、904、1002、1004)は、発泡体部材を捕捉するか、または1個以上の空洞からの発泡体部材の除去を防止するように構成された壁の上端に配置された特徴を含み得る。例えば、ファスニングテープ900の場合、第1の外壁901は内向き突出部901.1(すなわち空洞950に突出する)を含み、第2の外壁903は内向き突出部903.1(すなわち空洞950に突出する)を含み得る。追加的または代替的に、第1の内壁902は内向き突出部902.1(すなわち空洞に突出する)を含み、第2の内壁904は内向き突出部904.1(すなわち空洞に突出する)を含み得る。ファスニングテープ1000の場合、第1の外壁1001は内向き突出部1001.1(すなわち空洞に突出する)を含み、第2の外壁1003は内向き突出部1003.1(すなわち空洞に突出する)を含み得る。追加的または代替的に、第1の内壁1002は内向き突出部1002.1(すなわち空洞に突出する)を含み、第2の内壁1004は内向き突出部1004.1(すなわち空洞に突出する)を含み得る。場合によっては、内向き突出部はそれぞれの壁の頂部を下方に押圧することによって形成される。
【0033】
発泡体部材を少なくとも1個の空洞に配置した(例えば注入した)後、内向き突出部は空洞の頂部の開口の大きさを制限して発泡体部材に係合し発泡体部材が空洞から外れるのに要する力を増大させ、それにより空洞からの発泡体部材の脱離の可能性を低減する。加えて、内向き突出部の特徴は、接着機能(
図5A〜
図5Cおよび
図9A〜
図9C参照)または突出部機能(
図8A〜
図8Dおよび
図10A〜
図10C参照)といった発泡体部材を空洞内に確保するために構成された他の特徴と組み合わせできる。
【0034】
ファスニングテープの構成要素は、以下に限らないが、ナイロン、ポリプロピレン、不織ポリプロピレン、他のプラスチック材料、熱可塑性物質、金属材料、他の複合材料、綿、羊毛、合成織物その他の類似材料を含む材料から形成できる。さらに、ファスニングテープの構成要素は、以下に限らないが、膠剤または任意の適格な接着剤、フック・ループ式ファスニングテープ、超音波溶接、他の機械的または化学的締結装置を含む適格な締結装置によって互いに付着できる。
【0035】
図面に図示または上述した構成要素ばかりでなく、図示または記載していない構成要素およびステップの異なる配列が可能である。同様に、一部の特徴および部分組み合せが有用であり、他の特徴および部分組み合せに関わらず使用できる。本発明の事例は制限的目的ではなく例示的目的で記載しており、代替的な事例はこの特許の読者には明らかであろう。従って、本発明は上述または図面に図示した事例に限定されず、以下の請求の範囲を逸脱しなければ種々の事例および修正が行い得る。
【0036】
本出願は、2016年2月8日出願のアメリカ合衆国特許出願(15/018,359)に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
【符号の説明】
【0037】
100、200、300、400、500、600、700、800、900、1000、1100、1200 ファスニングテープ
101、103、201、203、301、303、401、403、501、503、601、603、701、703、801、803、901、903、1001、1003 外壁
102、104、202、204、330、402、404、502、504、602、604、702、704、802、804、902、904、1002、1004 内壁
110、210、310、410、510、610、710、810、910、1010 外タブ
120、220、320、420、520、620、720、820、920、1020、1120a〜1120c、1220a〜1220c 付着部
121、221、321、421、521、621、721、821、921、1021、1121a〜1121c、1221a〜1221c 横に延在する壁
130、230、330、430、730、830、1030、1130、1230 磁気部
150、250、350、450、550、650、750、850、950、1050、1150.1〜1150.4、1250.1〜1250.4 空洞
251、551、651、851、951 発泡体部材
330.1 外層
330.2 中心層
330.3 内層
201.1、430.1 主部
201.2、430.2 切欠き
1052 突出部
830.1、1052.1 基部表面
830.2、1052.2 上方に延出する部分
830.3、1052.3 フック部
901.1、902.1、903.1、904.1、1001.1、1002.1、1003.1、1004.1 内向き突出部