特許第6557361号(P6557361)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6557361近距離オブジェクトを照会するための方法およびデバイス
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6557361
(24)【登録日】2019年7月19日
(45)【発行日】2019年8月7日
(54)【発明の名称】近距離オブジェクトを照会するための方法およびデバイス
(51)【国際特許分類】
   G06F 16/909 20190101AFI20190729BHJP
   H04W 4/021 20180101ALI20190729BHJP
   H04M 11/00 20060101ALI20190729BHJP
【FI】
   G06F16/909
   H04W4/021
   H04M11/00 302
【請求項の数】24
【全頁数】23
(21)【出願番号】特願2017-560968(P2017-560968)
(86)(22)【出願日】2016年10月8日
(65)【公表番号】特表2018-520422(P2018-520422A)
(43)【公表日】2018年7月26日
(86)【国際出願番号】CN2016101480
(87)【国際公開番号】WO2017067384
(87)【国際公開日】20170427
【審査請求日】2017年12月14日
(31)【優先権主張番号】201510677758.3
(32)【優先日】2015年10月19日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】506379493
【氏名又は名称】▲騰▼▲訊▼科技(深▲セン▼)有限公司
(74)【代理人】
【識別番号】100110364
【弁理士】
【氏名又は名称】実広 信哉
(74)【代理人】
【識別番号】100140534
【弁理士】
【氏名又は名称】木内 敬二
(72)【発明者】
【氏名】田 元
(72)【発明者】
【氏名】李 霖
【審査官】 鹿野 博嗣
(56)【参考文献】
【文献】 米国特許出願公開第2010/0178939(US,A1)
【文献】 特開2013−225338(JP,A)
【文献】 米国特許出願公開第2015/0095793(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2012/0281686(US,A1)
【文献】 特開2014−209395(JP,A)
【文献】 特開2012−168745(JP,A)
【文献】 特開2014−2455(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
G06F 16/909
H04M 11/00
H04W 4/021
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
プロセッサと、前記プロセッサによって実行すべきプログラム命令を格納するためのメモリとを含むサーバで実行される、短距離オブジェクトを検索するための方法であって、
対象端末によって送られた短距離オブジェクト検索要求を受信し、前記対象端末の位置情報を取得するステップと、
前記対象端末の前記位置情報、短距離オブジェクト検索のためのオブジェクトの事前に記憶された位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って、前記対象端末からの距離が各距離範囲内にあるオブジェクトを別個に決定して、各距離範囲に対応するオブジェクトを取得するステップと、
各距離範囲に対応する前記オブジェクトから提示されるべきオブジェクトを別個にランダムに選択し、前記提示されるべきオブジェクトを前記対象端末に提示するステップと
を備え
各距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量が決定された後、前記サーバは、前記複数の距離範囲に対応する距離の昇順で前記複数の距離範囲内の前記提示されるべきオブジェクトをランダムに選択し、所定の距離範囲に対応するオブジェクトの数量が、前記所定の距離範囲に対応する提示されるオブジェクトの数量より少ない場合、前記サーバは、前記所定の距離範囲に対応するすべてのオブジェクトを選択し、次の距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量に対して、前記所定の距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量と前記所定の距離範囲に対応するオブジェクトの数量との差を累積する方法。
【請求項2】
前記短距離オブジェクト検索のオブジェクトが、アカウントであり、
前記位置情報、短距離オブジェクト検索のためのオブジェクトの事前に記憶された位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って、前記対象端末からの距離が各距離範囲内にあるオブジェクトを別個に決定して各距離範囲に対応するオブジェクトを取得する前記ステップが、
前記位置情報、短距離オブジェクト検索のためのアカウントがログインする端末の事前に記憶された位置情報、および前記複数の事前設定された距離範囲に従って、現在ログインし、かつ前記アカウントがログインする端末が最後に短距離オブジェクト検索要求を送った時間と現在の時間との差が事前設定された時間の長さの閾値より少ないアカウントにおいて、前記アカウントがログインする端末と前記対象端末との距離が各距離範囲内にあるアカウントを別個に決定して、各距離範囲に対応するアカウントを取得するステップ
を備え、前記アカウントがログインする端末が前記短距離オブジェクト検索要求を最後に送った時間は、事前に記憶され、前記アカウントがログインする端末と前記対象端末との距離は、前記アカウントがログインする前記端末の事前に記憶された位置情報と前記対象端末の位置情報とに基づいて取得される、請求項1に記載の方法。
【請求項3】
各距離範囲に対応する前記オブジェクトから提示されるべきオブジェクトを別個にランダムに選択する前記ステップが、
各距離範囲に対応する重みを取得するステップと、
各距離範囲に対応する前記重みおよび提示されるオブジェクトの事前設定された総数量に従って、各距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量を決定するステップと、
各距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの前記数量に従って、前記提示されるべきオブジェクトを各距離範囲に対応する前記オブジェクトから別個にランダムに選択するステップと
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項4】
各事前設定された距離範囲に対応する重みを取得する前記ステップが、
各距離範囲について、事前設定された履歴時間の長さ内に前記距離範囲内で短距離オブジェクト検索要求を使用することによってアカウントライブラリ内のアカウントによって発見されたオブジェクトの数量、および前記距離範囲内で前記短距離オブジェクト検索要求を使用することによって発見された前記オブジェクトの中の選択されたオブジェクトの数量を取得するステップと、
各距離範囲について、前記距離範囲内で選択されたオブジェクトの前記数量の前記距離範囲内で発見されたオブジェクトの前記数量に対する比率を決定するステップと、
各距離範囲に対応する前記比率に従って、各距離範囲に対応する前記重みを決定するステップと
を備える、請求項3に記載の方法。
【請求項5】
各距離範囲に対応する重みを取得する前記ステップが、 各距離範囲について、事前設定された履歴時間の長さ内に前記距離範囲内の前記対象端末にログインする対象アカウントによって、短距離オブジェクト検索要求を使用することによって、発見されたオブジェクトの数量、および、前記距離範囲内で前記短距離オブジェクト検索要求を使用することによって発見された前記オブジェクトの中の選択されたオブジェクトの数量を取得するステップと、
各距離範囲について、前記距離範囲内で選択されたオブジェクトの前記数量の前記距離範囲内で発見されたオブジェクトの前記数量に対する比率を決定するステップと、
各距離範囲に対応する前記比率に従って、各距離範囲に対応する前記重みを決定するステップと
を備える、請求項3に記載の方法。
【請求項6】
各距離範囲に対応する前記オブジェクトから提示されるべきオブジェクトを別個にランダムに選択する前記ステップが、
提示されるオブジェクトの事前設定された総数量に基づいて各距離範囲に対応する前記オブジェクトから同数量の提示されるべきオブジェクトを別個にランダムに選択するステップ
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項7】
前記提示されるべきオブジェクトを前記対象端末に提示する前記ステップが、
前記選択された提示されるべきオブジェクトと前記対象端末との間の現在の距離の短い順に前記提示されるべきオブジェクトを前記対象端末に提示するステップ
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項8】
前記対象端末によって送られた短距離オブジェクト検索要求を受信する前記ステップの前に、前記方法がさらに、
オブジェクトブラックリストが、少なくとも1つのオブジェクトを備える、前記対象端末によって送られたおよび前記オブジェクトブラックリストを運ぶオブジェクトブロック要求を受信するステップ
を備え、
提示されるべきオブジェクトを各距離範囲に対応する前記オブジェクトから別個にランダムに選択し、前記提示されるべきオブジェクトを前記対象端末に提示する前記ステップが、
前記少なくとも1つのオブジェクト以外の各距離範囲に対応するオブジェクトから前記提示されるべきオブジェクトを別個にランダムに選択し、前記提示されるべきオブジェクトを前記対象端末に提示するステップ
を備える、請求項1に記載の方法。
【請求項9】
対象端末によって送られた短距離オブジェクト検索要求を受信し、前記対象端末の位置情報を取得するように構成された、第1の受信モジュールと、
前記対象端末の前記位置情報、短距離オブジェクト検索のためのオブジェクトの事前に記憶された位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って、前記対象端末からの距離が各距離範囲内にあるオブジェクトを別個に決定して、各距離範囲に対応するオブジェクトを取得するように構成された、決定モジュールと、
各距離範囲に対応する前記オブジェクトから提示されるべきオブジェクトを別個にランダムに選択し、前記提示されるべきオブジェクトを前記対象端末に提示するように構成された、提示モジュールと
を備え
前記提示モジュールは、各距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量が決定された後、前記複数の距離範囲に対応する距離の昇順で前記複数の距離範囲内の前記提示されるべきオブジェクトをランダムに選択し、所定の距離範囲に対応するオブジェクトの数量が、前記所定の距離範囲に対応する提示されるオブジェクトの数量より少ない場合、前記所定の距離範囲に対応するすべてのオブジェクトを選択し、次の距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量に対して、前記所定の距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量と前記所定の距離範囲に対応するオブジェクトの数量との差を累積する、短距離オブジェクトを検索するための装置。
【請求項10】
短距離オブジェクト検索の前記オブジェクトが、アカウントであり、
前記決定モジュールが、
前記位置情報、短距離オブジェクト検索のためのアカウントがログインする端末の事前に記憶された位置情報、および前記複数の事前設定された距離範囲に従って、現在ログインし、かつ前記アカウントがログインする端末が最後に短距離オブジェクト検索要求を送った時間と現在の時間との差が事前設定された時間の長さの閾値より少ないアカウントにおいて、前記アカウントがログインする端末と前記対象端末との距離が各距離範囲内にあるアカウントを別個に決定して、各距離範囲に対応するアカウントを取得し、
前記アカウントがログインする端末が前記短距離オブジェクト検索要求を最後に送った時間は、事前に記憶され、前記アカウントがログインする端末と前記対象端末との距離は、前記アカウントがログインする前記端末の事前に記憶された位置情報と前記対象端末の位置情報とに基づいて取得されるように構成された、請求項9に記載の装置。
【請求項11】
前記提示モジュールが、
各距離範囲に対応する重みを取得するように構成された、取得サブモジュールと、
各距離範囲に対応する前記重みおよび提示されるオブジェクトの事前設定された総数量に従って各距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量を決定するように構成された、決定サブモジュールと、
各距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの前記数量に従って各距離範囲に対応する前記オブジェクトから前記提示されるべきオブジェクトを別個にランダムに選択するように構成された、選択サブモジュールと
を備える、請求項9に記載の装置。
【請求項12】
前記取得サブモジュールが、
各距離範囲について、事前設定された履歴時間の長さ内に前記距離範囲内で短距離オブジェクト検索要求を使用することによってアカウントライブラリ内のアカウントによって発見されたオブジェクトの数量、および前記距離範囲内で前記短距離オブジェクト検索要求を使用することによって発見された前記オブジェクトの中の選択されたオブジェクトの数量を取得するように構成された、第1の取得ユニットと、
各距離範囲について、前記距離範囲内で選択されたオブジェクトの前記数量の前記距離範囲内で発見されたオブジェクトの前記数量に対する比率を決定するように構成された、第1の決定ユニットと、
各距離範囲に対応する前記比率に従って各距離範囲に対応する前記重みを決定するように構成された、第2の決定ユニットと
を備える、請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記取得サブモジュールが、
各距離範囲について、事前設定された履歴時間の長さ内に前記距離範囲内で前記対象端末にログインする対象アカウントによって、短距離オブジェクト検索要求を使用することによって、発見されたオブジェクトの数量、および、前記距離範囲内で前記短距離オブジェクト検索要求を使用することによって発見された前記オブジェクトの中の選択されたオブジェクトの数量を取得するように構成された、第2の取得ユニットと、
各距離範囲について、前記距離範囲内で選択されたオブジェクトの前記数量の前記距離範囲内で発見されたオブジェクトの前記数量に対する比率を決定するように構成された、第3の決定ユニットと、
各距離範囲に対応する前記比率に従って各距離範囲に対応する前記重みを決定するように構成された、第4の決定ユニットと
を備える、請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記提示モジュールが、
提示されるオブジェクトの事前設定された総数量に基づいて各距離範囲に対応する前記オブジェクトから同数量の提示されるべきオブジェクトを別個にランダムに選択する
ように構成された、請求項9に記載の装置。
【請求項15】
前記提示モジュールが、
前記提示されるべきオブジェクトを前記選択された提示されるべきオブジェクトと前記対象端末との間の現在の距離の短い順に前記対象端末に提示する
ように構成された、請求項9に記載の装置。
【請求項16】
前記装置がさらに、
オブジェクトブラックリストが少なくとも1つのオブジェクトを備え、前記対象端末によって送られたおよび前記オブジェクトブラックリストを運ぶオブジェクトブロック要求を受信するように構成された、第2の受信モジュール
を備え、前記提示モジュールが、
前記少なくとも1つのオブジェクト以外の各距離範囲に対応するオブジェクトから前記提示されるべきオブジェクトを別個にランダムに選択し、前記提示されるべきオブジェクトを前記対象端末に提示する
ように構成された、請求項9に記載の装置。
【請求項17】
1つまたは複数のプロセッサと、
メモリと
を備え、
前記メモリが、1つまたは複数のプログラムを記憶し、前記1つまたは複数のプログラムが、前記1つまたは複数のプロセッサによって実行されるように構成され、前記1つまたは複数のプログラムが、
対象端末によって送られた短距離オブジェクト検索要求を受信し、前記対象端末の位置情報を取得する動作と、
前記対象端末の前記位置情報、短距離オブジェクト検索のためのオブジェクトの事前に記憶された位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って、前記対象端末からの距離が各距離範囲内にあるオブジェクトを別個に決定して、各距離範囲に対応するオブジェクトを取得する動作と、
各距離範囲に対応する前記オブジェクトから提示されるべきオブジェクトを別個にランダムに選択し、前記提示されるべきオブジェクトを前記対象端末に提示する動作と
を実行するための命令を備え
各距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量が決定された後、サーバは、前記複数の距離範囲に対応する距離の昇順で前記複数の距離範囲内の前記提示されるべきオブジェクトをランダムに選択し、所定の距離範囲に対応するオブジェクトの数量が、前記所定の距離範囲に対応する提示されるオブジェクトの数量より少ない場合、前記サーバは、前記所定の距離範囲に対応するすべてのオブジェクトを選択し、次の距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量に対して、前記所定の距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量と前記所定の距離範囲に対応するオブジェクトの数量との差を累積する、サーバ。
【請求項18】
短距離オブジェクト検索のための前記オブジェクトが、アカウントであり、そして、
前記1つまたは複数のプログラムが、
前記位置情報、短距離オブジェクト検索のためのアカウントがログインする端末の事前に記憶された位置情報、および前記複数の事前設定された距離範囲に従って、現在ログインし、かつ前記アカウントがログインする端末が最後に短距離オブジェクト検索要求を送った時間と現在の時間との差が事前設定された時間の長さの閾値より少ないアカウントにおいて、前記アカウントがログインする端末と前記対象端末との距離が各距離範囲内にあるアカウントを別個に決定して、各距離範囲に対応するアカウントを取得する動作
を実行するための命令をさらに備え、
前記アカウントがログインする端末が前記短距離オブジェクト検索要求を最後に送った時間は、事前に記憶され、前記アカウントがログインする端末と前記対象端末との距離は、前記アカウントがログインする前記端末の事前に記憶された位置情報と前記対象端末の位置情報とに基づいて取得される、請求項17に記載のサーバ。
【請求項19】
前記1つまたは複数のプログラムが、
各距離範囲に対応する重みを取得する動作と、
各距離範囲に対応する前記重みおよび提示されるオブジェクトの事前設定された総数量に従って、各距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量を決定する動作と、
各距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの前記数量に従って、前記提示されるべきオブジェクトを各距離範囲に対応する前記オブジェクトから別個にランダムに選択する動作と
を実行するための命令をさらに備える、請求項17に記載のサーバ。
【請求項20】
前記1つまたは複数のプログラムが、
各距離範囲について、事前設定された履歴時間の長さ内に前記距離範囲内で短距離オブジェクト検索要求を使用することによってアカウントライブラリ内のアカウントによって発見されたオブジェクトの数量、および前記距離範囲内で前記短距離オブジェクト検索要求を使用することによって発見された前記オブジェクトの中の選択されたオブジェクトの数量を取得する動作と、
各距離範囲について、前記距離範囲内で選択されたオブジェクトの前記数量の前記距離範囲内で発見されたオブジェクトの前記数量に対する比率を決定する動作と、
各距離範囲に対応する前記比率に従って、各距離範囲に対応する前記重みを決定する動作と
を実行するための命令をさらに備える、請求項19に記載のサーバ。
【請求項21】
前記1つまたは複数のプログラムがさらに、
各距離範囲について、事前設定された履歴時間の長さ内に前記距離範囲内で前記対象端末にログインする対象アカウントによって、短距離オブジェクト検索要求を使用することによって、発見されたオブジェクトの数量、および、前記距離範囲内で前記短距離オブジェクト検索要求を使用することによって発見された前記オブジェクトの中の選択されたオブジェクトの数量を取得する動作と、
各距離範囲について、前記距離範囲内で選択されたオブジェクトの前記数量の前記距離範囲内で発見されたオブジェクトの前記数量に対する比率を決定する動作と、
各距離範囲に対応する前記比率に従って、各距離範囲に対応する前記重みを決定する動作と
を実行するための命令を備える、請求項19に記載のサーバ。
【請求項22】
前記1つまたは複数のプログラムがさらに、
提示されるオブジェクトの事前設定された総数量に基づいて各距離範囲に対応する前記オブジェクトから同数量の提示されるべきオブジェクトを別個にランダムに選択する動作
を実行するための命令を備える、請求項17に記載のサーバ。
【請求項23】
前記1つまたは複数のプログラムがさらに、
前記選択された提示されるべきオブジェクトと前記対象端末との間の現在の距離の短い順に前記提示されるべきオブジェクトを前記対象端末に提示する動作
を実行するための命令を備える、請求項17に記載のサーバ。
【請求項24】
前記1つまたは複数のプログラムがさらに、
オブジェクトブラックリストが少なくとも1つのオブジェクトを備える、前記対象端末によって送られたおよび前記オブジェクトブラックリストを運ぶオブジェクトブロック要求を受信する動作と、
前記少なくとも1つのオブジェクト以外の各距離範囲に対応するオブジェクトから前記提示されるべきオブジェクトを別個にランダムに選択し、前記提示されるべきオブジェクトを前記対象端末に提示する動作と
を実行するための命令を備える、請求項17に記載のサーバ。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、参照によりその全部が本明細書に組み込まれている、2015年10月19日に中国特許庁に出願した、「METHOD AND DEVICE FOR QUERYING CLOSE-RANGE OBJECTS」という題名の中国特許出願第201510677758.3号の優先権を主張するものである。
【0002】
本開示は、モバイル端末技術の分野に関し、より詳細には、短距離オブジェクトを検索するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0003】
モバイル端末技術の開発とともに、携帯電話およびタブレットコンピュータなどの端末が、広く適用される。端末上により多くのタイプのアプリケーションが存在し、アプリケーションはより豊富な機能を有する。たとえば、短距離オブジェクト検索機能が、ソーシャルアプリケーションに追加される。ユーザは、近くのアカウント、近くのグループ、または近くのアクティビティなど、その機能を使用することによって近くのオブジェクトを検索することができる。
【0004】
オブジェクトがアカウントである例を使用すると、ユーザが、短距離オブジェクト検索機能を使用することによって、近くのアカウントを検索するとき、ユーザの端末(対象端末と称され得る)は、ユーザが見るために、特定の数量のアカウントのオプションを表示する。アカウントの表示されたオプションは、対応するアカウントがログインする端末と対象端末との距離の短い順に配列される。ユーザは、それらのアカウントからそのユーザが興味を持つアカウントを選択し、選択されたアカウントと通信することができる。
【0005】
本開示の実装のプロセスにおいて、本発明者は、関連技術が少なくとも以下の問題を有することを発見した。
【0006】
前述の処理に基づいて、ユーザが、特定の場所(住居など)において近くのオブジェクトを複数回検索する場合、端末によってその都度表示されるオブジェクトのほとんどは、同じであり得る。以前の短距離オブジェクト検索結果においてユーザが興味を持たなかったオブジェクトが、現在の短距離オブジェクト検索結果において表示される可能性はかなり高い。その結果として、短距離オブジェクト検索機能の有効性は乏しい。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
関連技術の問題を解決するために、本開示の実施形態は、短距離オブジェクトを検索するための方法および装置を提供する。その技術的解決法は、以下のとおりである。
【0008】
第1の態様によれば、以下を含む、短距離オブジェクトを検索するための方法が提供される:
対象端末によって送られた短距離オブジェクト検索要求を受信し、対象端末の位置情報を取得するステップと、
対象端末の位置情報、短距離オブジェクト検索のための事前に記憶されたオブジェクトの位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って、対象端末からの距離が各距離範囲内にあるオブジェクトを別個に決定して、各距離範囲に対応するオブジェクトを取得するステップと、
提示されるべきオブジェクトを各距離範囲に対応するオブジェクトから別個にランダムに選択し、提示されるべきオブジェクトを対象端末に提示するステップ。
【0009】
第2の態様によれば、以下を含む、短距離オブジェクトを検索するための装置が提供される:
対象端末によって送られたおよび対象端末の位置情報を運ぶ短距離オブジェクト検索要求を受信するように構成された、受信モジュールと、
対象端末の位置情報、短距離オブジェクト検索のための事前に記憶されたオブジェクトの位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って、対象端末からの距離が各距離範囲内にあるオブジェクトを別個に決定して、各距離範囲に対応するオブジェクトを取得するように構成された、決定モジュールと、
提示されるべきオブジェクトを各距離範囲に対応するオブジェクトから別個にランダムに選択し、提示されるべきオブジェクトを対象端末に提示するように構成された、提示モジュール。
【0010】
第3の態様によれば、サーバが提供され、そのサーバは以下を含む:
1つまたは複数のプロセッサと、
メモリ、
メモリは1つまたは複数のプログラムを記憶し、1つまたは複数のプログラムは1つまたは複数のプロセッサによって実行されるように構成され、1つまたは複数のプログラムは、以下の動作を実行するための命令を含む:
対象端末によって送られた短距離オブジェクト検索要求を受信し、対象端末の位置情報を取得する動作と、
対象端末の位置情報、短距離オブジェクト検索のための事前に記憶されたオブジェクトの位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って、対象端末からの距離が各距離範囲内にあるオブジェクトを別個に決定して、各距離範囲に対応するオブジェクトを取得する動作と、
提示されるべきオブジェクトを各距離範囲に対応するオブジェクトから別個にランダムに選択し、提示されるべきオブジェクトを対象端末に提示する動作。
【0011】
本開示の実施形態において提供される技術的解決法は、以下の有益な効果を有する。
【0012】
本開示の実施形態において、対象端末によって送られた短距離オブジェクト検索要求が受信され、対象端末の位置情報が取得され、対象端末からの距離が各距離範囲内にあるオブジェクトが、各距離範囲に対応するオブジェクトを取得するために、対象端末の位置情報、短距離オブジェクト検索のための事前に記憶されたオブジェクトの位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って、別個に決定され、そして、提示されるべきオブジェクトが、各距離範囲に対応するオブジェクトから別個にランダムに選択され、提示されるべきオブジェクトが、対象端末に提示される。この方法で、サーバが短距離オブジェクトを提示するときに相対的に多大なランダム性が存在し、複数回発見されるオブジェクトの重複を低下させ、それによって、短距離オブジェクト検索機能の有効性を高める。
【0013】
本開示の実施形態の技術的解決法をより明確に説明するために、以下に実施形態を説明するために必要とされる添付の図面を簡単に紹介する。明らかに、以下の説明にある添付の図面は、本発明のいくつかの実施形態を示すに過ぎず、当業者は、創造的努力なしにこれらの添付の図面から他の図面をさらに導出し得る。
【図面の簡単な説明】
【0014】
図1】本開示の一実施形態による短距離オブジェクトを検索するための方法の流れ図である。
図2】本開示の一実施形態によるシナリオの概略図である。
図3】本開示の一実施形態による各距離範囲に対応するオブジェクトの取得の概略図である。
図4】本開示の一実施形態による各距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトのランダムな選択の概略図である。
図5】本開示の一実施形態による短距離オブジェクトを検索するための装置の概略的構造図である。
図6】本開示の一実施形態による短距離オブジェクトを検索するための装置の概略的構造図である。
図7】本開示の一実施形態による短距離オブジェクトを検索するための装置の概略的構造図である。
図8】本開示の一実施形態による短距離オブジェクトを検索するための装置の概略的構造図である。
図9】本開示の一実施形態による短距離オブジェクトを検索するための装置の概略的構造図である。
図10】本開示の一実施形態によるサーバの概略的構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
本開示の目的、技術的解決法および利点をより明確にするために、以下ではさらに、本開示の実装形態を添付図面を参照して詳細に説明する。
【0016】
実施形態1
本開示のこの実施形態は、短距離オブジェクトを検索するための方法を提供する。図1に示されるように、本方法の処理プロセスは、以下のステップを含み得る:
【0017】
ステップ101:対象端末によって送られた短距離オブジェクト検索要求を受信し、対象端末の位置情報を取得する。
【0018】
ステップ102:対象端末の位置情報、短距離オブジェクト検索のための事前に記憶されたオブジェクトの位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って、対象端末からの距離が各距離範囲内にあるオブジェクトを別個に決定して、各距離範囲に対応するオブジェクトを取得する。
【0019】
ステップ103:提示されるべきオブジェクトを各距離範囲に対応するオブジェクトから別個にランダムに選択し、提示されるべきオブジェクトを対象端末に提示する。
【0020】
本開示のこの実施形態では、対象端末によって送られた短距離オブジェクト検索要求が受信され、対象端末の位置情報が取得され、対象端末からの距離が各距離範囲内にあるオブジェクトが、各距離範囲に対応するオブジェクトを取得するために、対象端末の位置情報、短距離オブジェクト検索のための事前に記憶されたオブジェクトの位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って別個に決定され、そして、提示されるべきオブジェクトが、各距離範囲に対応するオブジェクトから別個にランダムに選択され、提示されるべきオブジェクトが、対象端末に提示される。この方法で、サーバが短距離オブジェクトを提示するときに相対的に多大なランダム性が存在し、複数回発見されるオブジェクトの重複を低下させ、それによって、短距離オブジェクト検索機能の有効性を高める。
【0021】
実施形態2
本開示のこの実施形態は、短距離オブジェクトを検索するための方法を提供する。本方法は、サーバによって実行される。サーバは、短距離オブジェクトを検索するように構成されたサーバでもよく、または、短距離オブジェクト検索機能を有するアプリケーションのためのバックエンドサーバでもよい。たとえば、短距離オブジェクト検索機能は、ソーシャルアプリケーションにおける「近くの人」機能でもよく、対応するオブジェクトは、アカウントであり、サーバは、ソーシャルアプリケーションのためのバックエンドサーバでもよい。プロセッサ、メモリ、およびトランシーバが、サーバにおいて提供され得る。プロセッサは、短距離オブジェクトの検索に関係する処理プロセスのために構成され得る。メモリは、以下の処理プロセスにおいて必要とされるおよび生成されるデータを記憶するように構成され得る。トランシーバは、データを受信するおよび送信するように構成され得る。
【0022】
図1に示される処理プロセスが、特定の実装形態を参照して以下に詳しく説明される。内容は、以下のようになり得る:
【0023】
ステップ101:対象端末によって送られた短距離オブジェクト検索要求を受信し、対象端末の位置情報を取得する。
【0024】
実装の間、ユーザが近くの人とチャットしようとする、近くのアクティビティに参加しようとする、または近くのチャットグループに加わろうとするとき、ユーザは、アプリケーションにおいて短距離オブジェクト検索機能を使用することによって、近くの人、近くのアクティビティ、または近くのグループを検索することができる。たとえば、ユーザは、ソーシャルアプリケーションにおいて「近くの人」機能を使用することによってユーザの端末(対象端末と称され得る)の近くの端末に対応するユーザを検索し、ユーザと通信することができる。短距離オブジェクト検索機能に対応するボタン(短距離オブジェクト検索ボタンと称され得る)が、ソーシャルアプリケーションにおいて設定され得る。アプリケーションにおいて短距離オブジェクト検索機能を使用するとき、ユーザは、アプリケーションにおいて短距離オブジェクト検索ボタンをタップし得る。これは、端末が短距離オブジェクト検索要求を生成することをトリガする。端末は、サーバの事前に記憶されたアドレスおよび現在の位置情報を取得し、次いで、短距離オブジェクト検索要求をサーバに送り得る。短距離オブジェクト検索要求は、対象端末の位置情報を運び得る。図2に示すように、サーバは、対象端末によって送られた短距離オブジェクト検索要求を受信し、短距離オブジェクト検索要求を解析して、短距離オブジェクト検索要求において運ばれる対象端末の位置情報を取得することができる。加えて、位置照会サーバが、本解決法においてさらに提供され得る。位置照会サーバは、端末の位置情報を記録するように専用に構成されたサーバでもよい。この方法で、ユーザが、アプリケーションにおいて短距離オブジェクト検索ボタンをタップするとき、端末は、サーバの事前に記憶されたアドレスに従って、サーバに短距離オブジェクト検索要求を送ることができる。対象端末によって送られた短距離オブジェクト検索要求を受信した後、サーバは、位置照会サーバから対象端末の位置情報を取得することができる。
【0025】
ステップ102:対象端末の位置情報、短距離オブジェクト検索のための事前に記憶されたオブジェクトの位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って、対象端末からの距離が各距離範囲内にあるオブジェクトを別個に決定して、各距離範囲に対応するオブジェクトを取得する。
【0026】
オブジェクトは、アカウント、アクティビティ、およびチャットグループでもよい。「近くの人」機能について、短距離オブジェクト検索のオブジェクトは、サーバに短距離オブジェクト検索要求を送った端末にログインするアカウントでもよい。短距離オブジェクト検索のオブジェクトの位置情報は、短距離オブジェクト検索要求をサーバに送った端末の位置情報でもよい。「近くのアクティビティ」および「近くのグループ」機能について、短距離オブジェクト検索のオブジェクトは、アクティビティまたはチャットグループを作成するアカウントがログインする端末によってサーバに送られたチャットグループのアクティビティまたはグループ名でもよい。短距離オブジェクト検索のオブジェクトの位置情報は、チャットグループを作成するときの作成端末の位置情報、または、端末を使用することによってユーザに設定されたアクティビティの組織位置情報でもよい。
【0027】
実装の間、図3に示すように、短距離オブジェクト検索要求において運ばれる対象端末の位置情報を取得した後、サーバは、短距離オブジェクト検索の事前に記憶されたオブジェクトの位置情報および複数の事前設定された距離範囲を取得し得る。複数の事前設定された距離範囲は、オブジェクトと対象端末との距離の範囲でもよい。事前設定値までの距離区分は、複数の連続する距離範囲に分割され得る(等距離で分割され得る、またはランダムに分割され得る)。たとえば、事前設定値は、3kmでもよく、複数の距離範囲は、以下のようでもよい:[0, 0.3)km、[0.3, 0.9)km、[0.9, 1.8)km、および[1.8, 3)km。サーバは、各距離範囲に対応するオブジェクトを取得するために、対象端末の取得された位置情報および短距離オブジェクト検索のオブジェクトの位置情報に従って、短距離オブジェクト検索のためのすべての事前に記憶されたオブジェクトと対象端末との距離を計算し、各計算された距離がその範囲に収まる距離範囲を決定することができる。
【0028】
オプションで、オブジェクトがアクティビティであるとき、サーバは、アクティビティ組織時間と現在の時間との差に従って、各距離範囲に対応するアクティビティを予備選択することができる。それに応じて、ステップ102の処理プロセスは、以下のようになり得る:短距離オブジェクト検索のオブジェクトがアクティビティであり、対象端末からの距離が各距離範囲内にあるアクティビティが、各距離範囲に対応するアクティビティを取得するために、位置情報、短距離オブジェクト検索のための事前に記憶されたアクティビティの位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って、アクティビティ組織時間と現在の時間との差が事前設定された時間の長さの閾値より少ないアクティビティ内で別個に決定される。
【0029】
実装の間、サーバは、アクティビティの予備選択のための時間の長さの閾値を事前に記憶し得る。短距離オブジェクト検索のオブジェクトがアクティビティであるとき、取得された短距離オブジェクト検索要求において運ばれた対象端末の位置情報、短距離オブジェクト検索の事前に記憶されたオブジェクトの位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って、各距離範囲に対応するアクティビティを決定した後、サーバはさらに、すべての事前に記憶されたアクティビティに対応するアクティビティ組織時間を取得し、次いで、現在の時間から各アクティビティ組織時間を差し引いて、各アクティビティに対応する時間差を取得することができる。次いで、アクティビティ組織時間と現在の時間との差が事前設定された時間の長さの閾値より少ないアクティビティが、各距離範囲に対応する決定されたアクティビティから選択され、それらのアクティビティが、各距離範囲に対応するアクティビティとして使用されるように、取得された時間差が、時事前設定された時間の長さの閾値と比較される。この方法で、各距離範囲に対応するアクティビティの組織時間はすべて、現在の時間と相対的に近い。これは、ユーザがアクティビティにサインアップするかどうかをユーザの時間条件に従って決定するのに便利である(サインアップアクティビティは、通信の1つのタイプと見なされ得る)。
【0030】
オプションで、オブジェクトがアカウントであるとき、サーバは、短距離オブジェクト検索要求が最後に送られた時間と現在の時間との差に従って、各距離範囲に対応するアクティビティを予備選択することができる。それに応じて、ステップ102の処理プロセスは、以下のようになり得る:短距離オブジェクト検索のオブジェクトはアカウントであり、対象端末からの距離が各距離範囲内にある端末にログインするアカウントが、各距離範囲に対応するアカウントを取得するために、位置情報、短距離オブジェクト検索のための事前に記憶されたアカウントがログインする端末の位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って、現在ログインするおよびアカウントが最後に短距離オブジェクト検索要求を送った時間と現在の時間との差が事前設定された時間の長さの閾値より少ないアカウント内で別個に決定される。
【0031】
実装の間、サーバは、アカウントを予備選択するための時間の長さの閾値を事前に記憶し得る。短距離オブジェクト検索のオブジェクトがアカウントであるとき、アカウントがログインする端末が、短距離オブジェクト検索要求を送った後、サーバは、ある期間にわたり端末の位置情報を保持し得る。端末によって送られる位置情報削除メッセージを受信した後、サーバは、端末のローカルに記憶された位置情報を削除し得る、または、サーバは、位置情報の記憶期間が特定の事前設定された期間に達した後に、端末の位置情報を自動的に削除し得る。
【0032】
短距離オブジェクト検索要求において運ばれる対象端末の位置情報を取得した後、サーバはさらに、各距離範囲に対応するアカウントを取得するために、現在まだ記憶されている短距離オブジェクト検索のためのアカウントがログインする端末の位置情報を取得し、次いで、事前に記憶された端末と対象端末との距離を計算し、各計算された距離がその中に収まる距離範囲を決定し得る。位置情報に従って各距離範囲に対応するアカウントを決定した後、サーバはさらに、ログインしているアカウントと、アカウントが短距離オブジェクト検索要求を最後に送った時間とを取得し、次いで、現在の時間から短距離オブジェクト検索要求が最後に送られた取得された時間を差し引いて、各アカウントに対応する時間差を取得することができる。サーバは、取得された時間差を事前設定された時間の長さの閾値と比較することができ、位置情報に従って決定された各距離範囲に対応するアカウントから、アカウントが短距離オブジェクト検索要求を送った時間と現在の時間との差が事前設定された時間の長さの閾値より少ないアカウントを選択し、そのアカウントを各距離範囲に対応するアカウントとして使用することができる。この方法で、各距離範囲に対応するアカウントは、短距離オブジェクト検索要求を最近送ったおよびログイン状態に現在あるすべてのアカウントであり、それによって、ユーザと別の人との通信の成功率を向上させる。
【0033】
ステップ103:提示されるべきオブジェクトを各距離範囲に対応するオブジェクトから別個にランダムに選択し、提示されるべきオブジェクトを対象端末に提示する。
【0034】
提示されるべきオブジェクトは、対象端末に提示するためにサーバによって選択されたオブジェクトでもよい。
【0035】
実装の間、図4に示すように、各距離範囲に対応するオブジェクトを取得した後、サーバは、各距離範囲に対応するオブジェクトから特定の数量の提示されるべきオブジェクトを別個にランダムに選択し、選択された提示されるべきオブジェクトを対象端末に送ることができる。具体的には、提示されるべきオブジェクトが、アカウントである場合、サーバは、提示されるべきアカウントのアカウント、ニックネーム、および署名などのアカウント情報を提示のために対象端末に送ることができる。提示されるべきオブジェクトが、アクティビティである場合、サーバは、提示のために対象端末にアクティビティのテーマ、時間、場所などのアクティビティ情報を送ることができる。提示されるべきオブジェクトが、チャットグループである場合、サーバは、提示のために対象端末にチャットグループのグループ名、人の数、およびグループ所有者などのグループ情報を送ることができる。
【0036】
オプションで、各距離範囲において選択された提示されるべきオブジェクトの数量が、各距離範囲に対応する重みに従って、決定され得る。それに応じて、処理プロセスは、以下のようになり得る:各距離範囲に対応する重みを取得するステップと、各距離範囲に対応する重みおよび提示されるオブジェクトの事前設定された総数量に従って、各距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量を決定するステップと、各距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量に従って、提示されるべきオブジェクトを各距離範囲に対応するオブジェクトから別個にランダムに選択するステップ。
【0037】
実装の間、サーバは、各距離範囲に対応するオブジェクトを決定した後に、選択されることになる提示されるべきオブジェクトの総数量(すなわち、提示されるオブジェクトの事前設定された総数量)を事前に記憶することができ、各距離範囲に対応する重みを取得することができ、次いで、各距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量を決定するために、提示されるオブジェクトの事前設定された総数量を各距離範囲に対応する重みに別個に掛けることができる。各距離範囲について、サーバは、距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量の提示されるべきオブジェクトを距離範囲に対応するオブジェクトから別個にランダムに選択することができる。
【0038】
オプションで、各距離範囲に対応する取得される重みは、サーバにおいて事前設定された重みでもよい。
【0039】
オプションで、各距離範囲に対応する重みは、各距離範囲内のアカウントライブラリにおいてアカウントによって選択されたオブジェクトの数量のその距離範囲内で発見されたオブジェクトの数量に対する比率に従って、設定され得る。それに応じて、処理プロセスは、以下のようになり得る:各距離範囲について、事前設定された履歴時間の長さ内に距離範囲内で短距離オブジェクト検索要求を使用することによってアカウントライブラリ内のアカウントによって発見されたオブジェクトの数量と、距離範囲内で短距離オブジェクト検索要求を使用することによって発見されたオブジェクトの中の選択されたオブジェクトの数量とを取得するステップと、各距離範囲について、その距離範囲内で選択されたオブジェクトの数量のその距離範囲内で発見されたオブジェクトの数量に対する比率を決定するステップと、各距離範囲に対応する比率に従って、各距離範囲に対応する重みを決定するステップ。
【0040】
実装の間、各距離範囲について、サーバは、アカウントライブラリ内のアカウントが事前設定された履歴時間の長さ内に短距離オブジェクト検索要求を送るときに発見されたオブジェクトの数量と、距離範囲内でアカウントによって発見されたオブジェクトから選択されたオブジェクトの数量とを取得することができる。発見されたオブジェクトの数量は、短距離オブジェクト検索要求が過去に送られたときにサーバによって選択された提示されるべきオブジェクトの数量である。選択されたオブジェクトの数量は、それと通信が実行される発見されたオブジェクト内のオブジェクトの数量である。短距離オブジェクト検索機能が、近くの人の検索に対応するとき、選択されたオブジェクトの数量は、ユーザのアカウントと通信する発見されたアカウント内のアカウントの数量である。短距離オブジェクト検索機能が、近くのアクティビティまたは近くのチャットグループの検索に対応するとき、選択されたオブジェクトの数量は、ユーザがサインアップして参加する発見されたアクティビティ内のアクティビティの数量、または、ユーザが参加を要求する発見されたチャットグループ内のチャットグループの数量である。前述の2つの数量を取得した後、各距離範囲について、サーバは、各距離範囲内の選択されたオブジェクトの数量を発見されたオブジェクトの数量で割って、各距離範囲に対応する比率を取得することができる。より高い比率は、そのユーザが距離範囲内のユーザと通信する可能性がより高いことを示す。サーバは、距離範囲に対応する重みを取得するために、各距離範囲に対応する比率をすべての距離範囲に対応する比率の合計で割ることができる。距離範囲に対応するより大きい比率はその距離範囲に対応するより大きい重みおよびその距離範囲内でランダムに選択された提示されるべきオブジェクトのより大きい数量を示すことを理解するのは難しくない。この方法で、ユーザが短距離オブジェクト検索要求を複数回送るときに、提示されるべきオブジェクトの重複は、減じることができ、ユーザとランダムに選択された提示されるべきオブジェクトとの通信の成功率もまた、改善され得る。
【0041】
オプションで、各距離範囲に対応する重みはまた、各距離範囲内の対象端末にログインする対象アカウントによって選択されたオブジェクトの数量のその距離範囲内で発見されたオブジェクトの数量に対する比率に従って、設定され得る。それに応じて、処理プロセスは、以下のようになり得る:各距離範囲について、事前設定された履歴時間の長さ内に距離範囲内で短距離オブジェクト検索要求を使用することによって対象端末にログインする対象アカウントによって発見されたオブジェクトの数量と、その距離範囲内で短距離オブジェクト検索要求を使用することによって発見されたオブジェクトのうちの選択されたオブジェクトの数量とを取得するステップと、各距離範囲について、その距離範囲内で選択されたオブジェクトの数量のその距離範囲内で発見されたオブジェクトの数量に対する比率を決定するステップと、各距離範囲に対応する比率に従って、各距離範囲に対応する重みを決定するステップ。
【0042】
実装の間、各距離範囲について、サーバは、対象アカウントが事前設定された履歴時間の長さ内に短距離オブジェクト検索要求を送るときに発見されたオブジェクトの数量と、その距離範囲内で対象アカウントによって発見されたオブジェクトから選択されたオブジェクトの数量とを取得することができる。発見されたオブジェクトの数量は、短距離オブジェクト検索要求が過去に送られたときにサーバによって選択された提示されるべきオブジェクトの数量である。選択されたオブジェクトの数量は、それと通信が実行される発見されたオブジェクト内のオブジェクトの数量である。短距離オブジェクト検索機能が、近くの人の検索に対応するとき、選択されたオブジェクトの数量は、ユーザのアカウントと通信する発見されたアカウント内のアカウントの数量である。短距離オブジェクト検索機能が、近くのアクティビティまたは近くのチャットグループの検索に対応するとき、選択されたオブジェクトの数量は、ユーザがサインアップして参加する発見されたアクティビティ内のアクティビティの数量、または、ユーザが参加を要求する発見されたチャットグループ内のチャットグループの数量である。前述の2つの数量が取得された後、各距離範囲について、サーバは、各距離範囲内の選択されたオブジェクトの数量を発見されたオブジェクトの数量で割って、各距離範囲に対応する比率を取得することができる。より高い比率は、対象ユーザがその距離範囲内のユーザと通信する可能性がより高いことを示す。サーバは、距離範囲に対応する重みを取得するために、各距離範囲に対応する比率をすべての距離範囲に対応する比率の合計で割ることができる。距離範囲に対応するより大きい比率は、その距離範囲に対応するより大きい重みおよびその距離範囲内でランダムに選択された提示されるべきオブジェクトのより大きい数量を示すことを理解することは難しくない。この方法で、ユーザが短距離オブジェクト検索要求を複数回送るとき、提示されるべきオブジェクトの重複は、減じることができ、ユーザとランダムに選択された提示されるべきオブジェクトとの通信の成功率もまた、改善され得る。
【0043】
オプションで、同数量の提示されるべきオブジェクトが、各距離範囲内で選択され得る。それに応じて、処理プロセスは、以下のようになり得る:提示されるオブジェクトの事前設定された総数量に基づいて各距離範囲に対応するオブジェクトから同数量の提示されるべきオブジェクトを別個にランダムに選択するステップ。
【0044】
実装の間、サーバは、各距離範囲に対応する数量を取得するために、選択されることになる提示されるべきオブジェクトの総数量(すなわち、提示されるオブジェクトの事前設定された総数量)を事前に記憶することができ、提示されるオブジェクトの事前設定された総数量を事前設定された距離範囲の数量で割ることができる。サーバは、各距離範囲に対応する発見されたオブジェクトから同数量の提示されるべきオブジェクトをランダムに選択することができる。
【0045】
オプションで、サーバは、選択された提示されるべきオブジェクトと対象端末との間の現在の距離の短い順に、提示されるべきオブジェクトを対象端末に提示することができる。それに応じて、処理プロセスは、以下のようになり得る:選択された提示されるべきオブジェクトと対象端末との間の現在の距離の短い順に、提示されるべきオブジェクトを対象端末に提示するステップ。
【0046】
実装の間、各距離範囲内の提示されるべきオブジェクトをランダムに選択した後、サーバは、選択された提示されるべきオブジェクトと対象端末との間の現在の距離の短い順に、各距離範囲内で選択されたオブジェクトを配列することができる。サーバは、事前設定された複数の距離範囲に対応する距離の短い順に、提示されるべきオブジェクトを対象端末に提示することができ、フィードバックメッセージを対象端末に送ることができる。フィードバックメッセージは、選択された提示されるべきオブジェクトの識別子を運ぶ。端末は、サーバによって送られるフィードバックメッセージを受信し、フィードバックメッセージを解析し、フィードバックメッセージにおいて運ばれる提示されるべきオブジェクトの識別子を取得し、提示されるべきオブジェクトの識別子を表示することができる。
【0047】
加えて、サーバが、各距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量を決定し、各距離範囲内の提示されるべきオブジェクトをランダムに選択するときに、距離範囲に対応するオブジェクトの数量が、提示されるべきオブジェクトの数量より少ない場合、サーバは、その距離範囲に対応するすべてのオブジェクトを選択することができる。対応する提示されるべきオブジェクトが、各距離範囲内で選択された後、選択された提示されるべきオブジェクトの総数量が、さらに選択される必要がある提示されるべきオブジェクトの数量を取得するために、提示されるオブジェクトの事前設定された総数量から差し引かれ得る。サーバは、ランダムに選択された提示されるべきオブジェクト以外のすべての距離範囲に対応するオブジェクトから、さらに選択される必要がある提示されるべきオブジェクトの数量の提示されるべきオブジェクトをランダムに選択することができる。加えて、サーバはまた、事前設定された距離範囲を超える対象端末からの距離に対応するオブジェクトを取得することができ、事前設定された距離範囲を超える距離に対応するオブジェクトから、さらに選択される必要がある提示されるべきオブジェクトの数量の提示されるべきオブジェクトをランダムに選択することができる。たとえば、事前設定された距離範囲に対応する距離が0kmから20kmであり、提示されるオブジェクトの事前設定された総数量は100であり、そして、0kmから20kmに対応するオブジェクトから選択された提示されるべきオブジェクトの総数量は80である。この場合、20の提示されるべきオブジェクトが、20kmより長い距離に対応するオブジェクトからランダムに選択され得る。加えて、各距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量を決定した後、サーバは、対応する距離の短い順に複数の距離範囲内の提示されるべきオブジェクトをランダムに選択することができる。距離範囲に対応するオブジェクトの数量が、提示されるべきオブジェクトの数量より少ないとき、サーバは、その距離範囲に対応するすべてのオブジェクトを選択し、次の距離範囲まで、その距離範囲に対応して選択されるべき提示されるべきオブジェクトの数量とその距離範囲に対応するオブジェクトの数量との差を累計することができる。すなわち、複数の事前設定された距離範囲内の第1の距離範囲について、提示されるべきオブジェクトは、各距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量に従って、第1の距離範囲に対応するオブジェクトからランダムに選択される。複数の事前設定された距離範囲のうちの第1の距離範囲以外の他のあらゆる距離範囲について、提示されるべきアカウントは、その距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量と、その距離範囲より前の距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量とその距離範囲より前の距離範囲に対応するオブジェクトの数量との差とに従って、ランダムに選択される。たとえば、複数の事前設定された距離範囲が、それぞれ、[0, 0.1)km、[0.1, 0.8)km、および[0.8, 2)kmである。距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量は、それぞれ、40、30、および30である。距離範囲に対応するオブジェクトの数量は、35、40、および50である。第1の距離範囲は、[0, 0.1)kmである。その距離範囲内で選択された提示されるべきオブジェクトの数量は、35である。第2の距離範囲[0.1, 0.8)km内でランダムに選択された提示されるべきオブジェクトの数量は、35である。第3の距離範囲[0.8, 2)km内でランダムに選択された提示されるべきオブジェクトの数量は、30である。
【0048】
オプションで、ユーザは、いくつかのオブジェクトを能動的にブロックすることができ、サーバは、これらのオブジェクトを提示しないことが可能である。対応する処理は、以下のようになり得る:オブジェクトブラックリストが少なくとも1つのオブジェクトを含む、対象端末によって送られたおよびオブジェクトブラックリストを運ぶオブジェクトブロック要求を受信するステップと、その少なくとも1つのオブジェクト以外の各距離範囲に対応するオブジェクトから提示されるべきオブジェクトを別個にランダムに選択するステップと、提示されるべきオブジェクトを対象端末に提示するステップ。
【0049】
実装の間、本アプリケーションの短距離オブジェクト検索機能を使用することによって近くの人、近くのアクティビティ、または近くのグループを検索するとき、ユーザは、オブジェクトブラックリストを設定することができる。オブジェクトブラックリストは、ユーザがブロックを意図する少なくとも1つのオブジェクトを記録することができる。具体的には、ユーザは、本アプリケーションを開くことができ、短距離オブジェクトブロック機能に対応するボタンが、本アプリケーション内に設定され得る。ユーザは、そのボタンをタップすることができ、ユーザが、オブジェクトブラックリストにおいて、ユーザがブロックを意図するオブジェクトの名を入力することができるように、端末は、オブジェクトブラックリストを表示することができる。名は、アカウントのニックネーム、アクティビティのテーマまたはチャットグループのグループ名でもよい。ユーザが、入力を完了し、確認ボタンをタップした後、端末は、オブジェクトブラックリストを運ぶオブジェクトブロック要求をサーバに送るようにトリガされ得る。オブジェクトブラックリストは、少なくとも1つのオブジェクトを含み得る。
【0050】
対象端末によって送られたオブジェクトブロック要求を受信した後、サーバは、オブジェクトブラックリストにおいて少なくとも1つのオブジェクトを取得することができる。次いで、各距離範囲に対応するオブジェクトを取得した後、サーバは、その少なくとも1つのオブジェクト以外の各距離範囲に対応するオブジェクトから提示されるべきオブジェクトの数量を別個にランダムに選択し、選択された提示されるべきオブジェクトを対象端末に送ることができる。
【0051】
加えて、対象端末が、端末によって送られた提示されるべきオブジェクトを表示するとき、対応するブロックボタンが、各オブジェクトの近くに設定され得る。ユーザが、ブロックボタンをタップした後、端末は、オブジェクトブラックリストにそのブロックボタンに対応するオブジェクトを自動的に追加することができる。この方法で、端末が、次にサーバに短距離オブジェクト検索要求を送る前に、オブジェクトブラックリストを運ぶオブジェクトブロック要求が先ず、送られ得る。
【0052】
本開示のこの実施形態では、対象端末によって送られた短距離オブジェクト検索要求が受信され、対象端末の位置情報が取得され、対象端末からの距離が各距離範囲内にあるオブジェクトが、各距離範囲に対応するオブジェクトを取得するために、対象端末の位置情報、短距離オブジェクト検索のための事前に記憶されたオブジェクトの位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って、別個に決定され、そして、提示されるべきオブジェクトが、各距離範囲に対応するオブジェクトから別個にランダムに選択され、提示されるべきオブジェクトが、対象端末に提示される。この方法で、サーバが短距離オブジェクトを提示するときに相対的に多大なランダム性が存在し、複数回発見されるオブジェクトの重複を低下させ、それによって、短距離オブジェクト検索機能の有効性を高める。
【0053】
実施形態3
同技術的概念に基づいて、本開示のこの実施形態はさらに、短距離オブジェクトを検索するための装置を提供する。図5に示すように、本装置は、以下を含む:
対象端末によって送られた短距離オブジェクト検索要求を受信し、対象端末の位置情報を取得するように構成された、第1の受信モジュール510と、
対象端末の位置情報、短距離オブジェクト検索のための事前に記憶されたオブジェクトの位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って、対象端末からの距離が各距離範囲内にあるオブジェクトを別個に決定して、各距離範囲に対応するオブジェクトを取得するように構成された、決定モジュール520と、
提示されるべきオブジェクトを各距離範囲に対応するオブジェクトから別個にランダムに選択し、提示されるべきオブジェクトを対象端末に提示するように構成された、提示モジュール530。
【0054】
オプションで、短距離オブジェクト検索のオブジェクトは、アクティビティであり、そして、
決定モジュール520は:
各距離範囲に対応するアクティビティを取得するために、位置情報、短距離オブジェクト検索のための事前に記憶されたアクティビティの位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って、アクティビティ組織時間と現在の時間との差が事前設定された時間の長さの閾値より少ないアクティビティにおいて、対象端末からの距離が各距離範囲内にあるアクティビティを別個に決定するように構成される。
【0055】
オプションで、短距離オブジェクト検索のオブジェクトは、アカウントであり、そして、
決定モジュール520は:
各距離範囲に対応するアカウントを取得するために、その位置情報、短距離オブジェクト検索のための事前に記憶されたアカウントがログインする端末の位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って、現在ログインするおよびアカウントが最後に短距離オブジェクト検索要求を送った時間と現在の時間との差が事前設定された時間の長さの閾値より少ないアカウントにおいて、アカウントがログインする端末と対象端末との距離が各距離範囲内にあるアカウントを別個に決定するように構成される。
【0056】
オプションで、図6に示すように、提示モジュール530は、以下を含む:
各距離範囲に対応する重みを取得するように構成された、取得サブモジュール5301と、
各距離範囲に対応する重みおよび提示されるオブジェクトの事前設定された総数量に従って各距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量を決定するように構成された、決定サブモジュール5302と、
各距離範囲に対応する提示されるべきオブジェクトの数量に従って各距離範囲に対応するオブジェクトから提示されるべきオブジェクトを別個にランダムに選択するように構成された、選択サブモジュール5303。
【0057】
オプションで、図7に示すように、取得サブモジュール5301は、以下を含む:
各距離範囲について、事前設定された履歴時間の長さ内に距離範囲内で短距離オブジェクト検索要求を使用することによってアカウントライブラリ内のアカウントによって発見されたオブジェクトの数量、および距離範囲内で短距離オブジェクト検索要求を使用することによって発見されたオブジェクトの中の選択されたオブジェクトの数量を取得するように構成された、第1の取得ユニット53011と、
各距離範囲について、その距離範囲内で選択されたオブジェクトの数量のその距離範囲内で発見されたオブジェクトの数量に対する比率を決定するように構成された、第1の決定ユニット53012と、
各距離範囲に対応する比率に従って各距離範囲に対応する重みを決定するように構成された、第2の決定ユニット53013。
【0058】
オプションで、図8に示すように、取得サブモジュール5301は、以下を含む:
各距離範囲について、事前設定された履歴時間の長さ内に距離範囲内で対象端末にログインする対象アカウントによって、短距離オブジェクト検索要求を使用することによって、発見されたオブジェクトの数量、および、その距離範囲内で短距離オブジェクト検索要求を使用することによって発見されたオブジェクトのうちの選択されたオブジェクトの数量を取得するように構成された、第2の取得ユニット53014と、
各距離範囲について、その距離範囲内で選択されたオブジェクトの数量のその距離範囲内で発見されたオブジェクトの数量に対する比率を決定するように構成された、第3の決定ユニット53015と、
各距離範囲に対応する比率に従って各距離範囲に対応する重みを決定するように構成された、第4の決定ユニット53016。
【0059】
オプションで、提示モジュール530は:
提示されるオブジェクトの事前設定された総数量に基づいて各距離範囲に対応するオブジェクトから同数量の提示されるべきオブジェクトを別個にランダムに選択するように構成される。
【0060】
オプションで、提示モジュール530は:
提示されるべきオブジェクトを選択された提示されるべきオブジェクトと対象端末との間の現在の距離の短い順に対象端末に提示するように構成される。
【0061】
オプションで、図9に示すように、本装置は、以下をさらに含む:
オブジェクトブラックリストが少なくとも1つのオブジェクトを含む、対象端末によって送られたおよびオブジェクトブラックリストを運ぶオブジェクトブロック要求を受信するように構成された、第2の受信モジュール540、
提示モジュール530は:
その少なくとも1つのオブジェクト以外の各距離範囲に対応するオブジェクトから提示されるべきオブジェクトを別個にランダムに選択し、提示されるべきオブジェクトを対象端末に提示するように構成される。
【0062】
本開示のこの実施形態では、対象端末によって送られた短距離オブジェクト検索要求が受信され、対象端末の位置情報が取得され、対象端末からの距離が各距離範囲内にあるオブジェクトが、各距離範囲に対応するオブジェクトを取得するために、対象端末の位置情報、短距離オブジェクト検索のための事前に記憶されたオブジェクトの位置情報、および複数の事前設定された距離範囲に従って、別個に決定され、そして、提示されるべきオブジェクトが、各距離範囲に対応するオブジェクトから別個にランダムに選択され、提示されるべきオブジェクトが、対象端末に提示される。この方法で、サーバが短距離オブジェクトを提示するときに相対的に多大なランダム性が存在し、複数回発見されるオブジェクトの重複を低下させ、それによって、短距離オブジェクト検索機能の有効性を高める。
【0063】
前述の機能モジュールの分割は、前述の実施形態において提供される短距離オブジェクトを検索するための装置が短距離オブジェクトを検索するときに単に例示を目的として説明されていることに留意されたい。実際のアプリケーションでは、前述の機能は、要件に応じて異なる機能モジュールによって達成されるように割り当てることができ、すなわち、装置の内部構造は、異なる機能モジュールに分割されて、前述の機能のうちのすべてのまたは一部の機能を達成する。さらに、短距離オブジェクトを検索するための方法の前述の1つまたは複数の実施形態において提供される短距離オブジェクトを検索するための装置は、同概念に属する。その特定の実装プロセスの詳細については本方法実施形態を参照されたい。詳細は、ここでは説明されない。
【0064】
実施形態4
図10は、本開示の一実施形態によるサーバの概略的構造図である。サーバ1900は、異なる構成またはパフォーマンスにより大きく変化し得、1つまたは複数の中央処理装置(CPU)1922(たとえば、1つまたは複数のプロセッサ)およびメモリ1932、および、アプリケーション1942またはデータ1944を記憶する1つまたは複数の記憶媒体1930(たとえば、1つまたは複数の大容数量記憶装置)を含み得る。メモリ1932および記憶媒体1930は、一時的または永続的ストレージでもよい。記憶媒体1930に記憶されたプログラムは、1つまたは複数のモジュール(図示されない)を含み得、各モジュールは、統計サーバのための一連の命令および動作を含み得る。さらに、CPU1922は、記憶媒体1930と通信し、記憶媒体1930内の一連の命令および動作をサーバ1900で実行するように構成され得る。
【0065】
サーバ1900は、1つまたは複数の電源1926、1つまたは複数のワイヤードまたはワイヤレスネットワークインターフェース1950、1つまたは複数の入力/出力インターフェース1958、1つまたは複数のキーボード1956、および/または、1つまたは複数のオペレーティングシステム1941、たとえば、Windows Server(登録商標)、Mac OS X(登録商標)、Unix(登録商標)、Linux(登録商標)、またはFreeBSD(登録商標)、をさらに含み得る。
【0066】
サーバ1900は、メモリおよび1つまたは複数のプログラムを含み得る。1つまたは複数のプログラムは、メモリに記憶され、1つまたは複数のプロセッサによって実行されるように構成される。1つまたは複数のプログラムは、前述の実施形態において短距離オブジェクトを検索するための方法を実行するための命令を含む。
【0067】
例示的実施形態では、命令を含む非一時的コンピュータ可読記憶媒体、たとえば、命令を含むメモリ、がさらに提供される。命令は、短距離オブジェクトを検索するための方法を実行するために、モバイル端末のプロセッサによって実行され得る。たとえば、非一時的コンピュータ可読記憶媒体は、読み取り専用メモリ(ROM)、ランダムアクセスメモリ(RAM)、コンパクトディスク読み取り専用メモリ(CD-ROM)、磁気テープ、フロッピーディスク、光データストレージデバイスなどでもよい。
【0068】
前述の実施形態のステップのすべてまたはいくつかは、ハードウェアを使用することによって実装され得、あるいは関連ハードウェアに命令するプログラムによって実装され得ることが、当業者には理解されよう。プログラムは、コンピュータ可読記憶媒体に記憶され得る。記憶媒体は、読み取り専用メモリ、磁気ディスク、光ディスクなどでもよい。
【0069】
前述の説明は、単に本開示の好ましい実施形態であり、本開示を制限することは意図されていない。本開示の趣旨および原理内で行われる任意の修正、同等置換、または改良は、本開示の保護範囲内にあるものとする。
【符号の説明】
【0070】
510 第1の受信モジュール
520 決定モジュール
530 提示モジュール
540 第2の受信モジュール
1900 サーバ
1922 中央処理装置
1926 電源
1930 記憶媒体
1932 メモリ
1941 オペレーティングシステム
1942 アプリケーション
1944 データ
1950 ワイヤードまたはワイヤレスネットワークインターフェース
1956 キーボード
1958 入力/出力インターフェース
5301 取得サブモジュール
5302 決定サブモジュール
5303 選択サブモジュール
53011 第1の取得ユニット
53012 第1の決定ユニット
53013 第2の決定ユニット
53014 第2の取得ユニット
53015 第3の決定ユニット
53016 第4の決定ユニット
図1
図2
図3
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図10