特許第6557429号(P6557429)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6557429蜜蜂巣箱用の天板およびこれを用いた蜜蜂巣箱
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B1)
(11)【特許番号】6557429
(24)【登録日】2019年7月19日
(45)【発行日】2019年8月7日
(54)【発明の名称】蜜蜂巣箱用の天板およびこれを用いた蜜蜂巣箱
(51)【国際特許分類】
   A01K 47/06 20060101AFI20190729BHJP
   A01K 53/00 20060101ALI20190729BHJP
【FI】
   A01K47/06
   A01K53/00
【請求項の数】7
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2019-296(P2019-296)
(22)【出願日】2019年1月4日
【審査請求日】2019年2月1日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】591048520
【氏名又は名称】片倉工業株式会社
(74)【代理人】
【識別番号】110000590
【氏名又は名称】特許業務法人 小野国際特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】井上 純二
【審査官】 吉田 英一
(56)【参考文献】
【文献】 中国特許出願公開第105519455(CN,A)
【文献】 特開2002−125506(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A01K 47/06
A01K 53/00
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
内部に巣脾框を収納可能な蜜蜂巣箱の本体上部の開口を閉塞する蜜蜂巣箱用天板であって、該天板は蜜蜂が巣箱内からのみ出入可能に設けた給餌室と、該給餌室に蜜蜂の餌を供給するための餌投入部と、該給餌室の上部開口を封止するための蓋部を備え、該餌投入部は流入口を介して給餌室内へ連通するとともに、該流入口には蜜蜂の出入りの規制手段を設け、該蜜蜂の出入りの規制手段が前記蓋部の一部を下方へ凹陥して形成した凸部である蜜蜂箱用天板。
【請求項2】
蜜蜂の出入り規制手段が、前記蓋部の辺部から突設されたフランジ片の一部を下方へ凹陥して形成した凸部であり、該凸部が流入口の外側に配置されるとともに、該凸部と流入口との隙間が蜜蜂が通り抜けられない幅であることを特徴とする請求項に記載の蜜蜂巣箱用天板。
【請求項3】
前記餌投入部は、その底部が流入口側へと下る勾配面となるように形成されていることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の蜜蜂巣箱用天板。
【請求項4】
前記給餌室の底部から所定の高さまで階段部が設けられ、該階段部の天面には蜜蜂が出入り可能な出入口が穿設されていることを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の蜜蜂巣箱用天板。
【請求項5】
透明な材質で形成された観察部を備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の蜜蜂巣箱用天板。
【請求項6】
前記餌投入部には、勾配面よりも高く形成された堰堤部を備えたことを特徴とする請求項1ないしのいずれか1項に記載の蜜蜂巣箱用天板。
【請求項7】
請求項1ないしのいずれか1項に記載の蜜蜂巣箱用天板を備えた蜜蜂巣箱。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、蜜蜂の巣脾を保持する巣枠を収納し、蜜蜂を飼育あるいは輸送するための蜜蜂巣箱用の天板とこれを用いた蜜蜂巣箱に関するものである。
【背景技術】
【0002】
蜜蜂を利用して蜂蜜を得る養蜂は、女王蜂を中心とする数万匹の群を用いて行われているが、近年は、果物、野菜等のハウス栽培においても、受粉を行うために蜜蜂の利用が行われている。 この方法は、一般に昆虫のいない時期の受粉のために、数千匹単位の蜜蜂をハウス内に放ち、受粉させるというものである。
【0003】
このような蜜蜂は、ハウス栽培を行う農家により取り扱われるが、養蜂家と異なり蜜蜂の取扱に習熟しているとはいえず、問題が生じる場合があった。例えば、蜜蜂の群に問題がないかどうかは、蜜蜂巣箱を開けて確認する必要がある。また、蜜蜂の活動範囲がハウス内だけであると蜜蜂の餌が不足することになり、蜜蜂巣箱内に例えば糖蜜等を給餌する必要がある。
【0004】
しかし、不用意に蜜蜂巣箱の蓋体を開けると、蜜蜂が興奮し、攻撃される場合もある。このようなことに備え、一般の養蜂家では覆面布や燻煙器を用いているが、ハウス栽培を行う農家ではこのような準備はないことが多く、より安全に蜜蜂を取り扱うための手段が求められている。
【0005】
そこで、本出願人は、かかる課題を解決すべく、箱体上部に、蜜蜂の観察と給餌可能な透明天板を設けたことを特徴とする蜜蜂巣箱を開発した(特許文献1)。このものは、蜜蜂巣箱用の天板を透明な材質で形成することにより、巣箱中の蜜蜂の状態を安全に観察し、また、給餌部を介して簡単に給餌することができるというものである。
【0006】
ところで、この発明にかかる蜜蜂巣箱は、一般的な養蜂用巣箱と同様に、内部に蜜蜂の餌を入れるための給餌器を備えたものである。かかる給餌器とは、本来、巣脾框又は仕切り板(隔離板ともいい防寒対策などで使用する板のこと)が入るスペースに設置される餌用の一種の受け皿のことである。このスペースの外側は輸送時にミツバチが巣箱内に分散し放熱するための空間として確保する必要があり、したがって、給餌箱を設置する為には、巣箱の幅を給餌器の分だけ大きくする必要があった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】特許第4627864号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
そこで本発明は、従来の蜜蜂巣箱用天板のかかる欠点を克服し、巣箱内の蜜蜂への給餌を簡単に行えるとともに、蜜蜂の様子を安全に観察することができ、さらに、巣脾框の側面ではなく上部に給餌部を設けたことで本来のスペースが確保され、巣箱の幅を広げることに伴う様々なデメリットを解消し、かつ、ミツバチ及び巣脾框を巣箱に詰める際や取り出す際に、邪魔や手間にならない蜜蜂巣箱用天板および該天板を用いた蜜蜂巣箱の提供をその課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明は、上記課題を解決するものであり、内部に巣脾框を収納可能な蜜蜂巣箱の本体上部の開口を閉塞する蜜蜂巣箱用天板であって、該天板は蜜蜂が巣箱内からのみ出入可能に設けた給餌室と、該給餌室に蜜蜂の餌を供給するための餌投入部を備え、該餌投入部は流入口を介して給餌室内へ連通するとともに、該流入口には蜜蜂の出入りの規制手段を設けた蜜蜂巣箱用天板である。
【0010】
また、本発明は、前記の蜜蜂巣箱用天板を備えた蜜蜂巣箱である。
【発明の効果】
【0011】
本発明にかかる蜜蜂巣箱用天板は、餌投入部に餌を投入するだけで簡単に巣箱内の蜜蜂への給餌を行うことができ、また、観察部から巣箱内の様子を安全に観察することができる。
【0012】
さらに、本発明にかかる蜜蜂巣箱用天板は、巣脾框の側面ではなく上部に給餌部を設けたことで巣箱内において本来のスペースが確保され、巣箱の幅を広げなくて済むため、運送サイズアップ、巣箱材料のコストアップ、農家が手に持って運びにくい、ハウス内で(設置)場所をとる等の様々なデメリットが解消され、かつ、蜜蜂及び巣脾框を巣箱に詰める際や取り出す際に、邪魔や手間にならないというものである。
【図面の簡単な説明】
【0013】
図1】本発明に係る蜜蜂巣箱用天板、蓋部、フロートおよび網部の組み立て方を示す分解斜視図。
図2】本発明に係る蜜蜂巣箱用天板の平面図。
図3】(a)本発明に係る蜜蜂巣箱用天板の蓋部の平面図、(b)同側面図。
図4】餌投入部後の給餌室内の様子を示す部分拡大断面図。
図5】本発明に係る蜜蜂巣箱用天板の蜜蜂巣箱への取り付け方を示す分解斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0014】
以下、本発明の蜜蜂巣箱用天板の実施態様を、図面に基づいて具体的に説明する。なお、本発明はこれら実施態様に何ら制約されるものではない。
【0015】
図に示すように、本発明に係る蜜蜂巣箱用の天板1は、巣箱本体2の上部開口を閉塞するために矩形の略板状に形成されており、基本的な構成としては、巣箱本体2の開口部を閉塞する部分には観察部11、巣脾框抑え部12、給餌室15、餌投入部17及び餌投入用開口18を有し、その2つの長手辺には差込片14が、また、2つの短手辺にはフランジ片13がそれぞれ突設されている。
【0016】
より詳しくは、天板1の短手辺側に設けられたフランジ片13の内側に沿って巣脾框抑え部12が設けられている。該巣脾框抑え部12は天板1から巣箱内側へと突出するように形成されている。かかる巣脾框抑え部12により、トラック輸送中などに巣脾框4が跳ね上がって巣脾框4を固定している凹部(図示せず)から外れそうになったときに、巣脾框4を押し戻して凹部から外れることを防ぐことができる。
【0017】
両側の巣脾框抑え部12の内側には、観察部11が設けられている。該観察部11は透明な材質で平坦に形成されているため、かかる観察部11から巣箱本体2内部が容易に観察できる。なお、透明な材質で形成するのは観察部11に限定されず、天板1全体を同じ透明な材質で形成しても良い。また、観察部11には、図に示すように複数の通気孔111を設けてもよい。
【0018】
かかる観察部11の一部の領域には、給餌室15が設けられている。給餌室15は、観察部11よりも巣箱内側へ凹陥して受け皿状に形成され、その上部開口を蓋部16で封止することにより内部に蜜蜂を収容可能な空間が区画形成される。本実施態様では、平面視で略正方形の底部151と、該底部151の各辺部より立設された4面の側壁152および蓋部16により略直方体の空間が形成されるが、給餌室15の形状はこれに限定されず、例えば、立方体、円柱形、角錐台など、その他の形状としてもよい。
【0019】
該給餌室15はその底部151から所定の高さまで階段部153が階段状に形成され、該階段部153の天面には蜜蜂が出入り可能な出入口154が穿設されている。なお、本実施態様は、階段部153及び出入口154がともに平面視で円形に形成されているが、形状はこれに限定されず、例えば、楕円形、四角形、その他の多角形としてもよい。かかる階段部153を設けることにより、給餌の際の足場とすることができ、蜜蜂が誤って液状の餌に落ちて溺れることを防ぐことができる。
【0020】
給餌室15のひとつの側壁152には流入口172が設けられ、かかる流入口172を介して餌投入部17が給餌室15内と連通している。該餌投入部17は、観察部11よりも巣箱内側へ凹陥して形成され、その底部が流入口172側へと下る勾配面171となるように形成され、その最も低い部分が流入口172と同じ高さに形成されている。餌投入部17は流入口172側の幅が狭まるよう平面視で略台形に形成されているが、その形状はこれに限定されず、この他の形状としてもよい。また、本実施態様では台形の脚の一方から内側へと突出するように堰堤部173が設けられている。かかる堰堤部173は、勾配面171よりも高く形成され、砂糖水や液糖などの液状の餌の流れを遮るように形成されており、該堰堤部173により、餌投入部17に投入された餌が一気に流入口172に流れ込んで溢れたりすることを防ぐことができる。
【0021】
また、給餌室15と差込片14の間には、餌投入用開口18が穿設されている。この餌投入用開口18は矩形のスリット状開口部であり、該開口部には蜜蜂の出入りを規制する網部181が付設されるが、かかる網部181の代わりに、餌投入用開口18の開口形状を蜜蜂の出入りができない大きさの網状やスリット状に形成しても良い。なお、かかる網部181は餌投入用開口18の周縁部に貼付してもよいが、単に餌投入用開口18の上に載置し、蓋部16により上から抑えて固定してもよい。
【0022】
図3は、給餌室15の上部開口を閉塞するための蓋部16を示す。蓋部16は給餌室15の上部開口と略同一の形状・大きさに形成された蓋本体161の一の辺部であって、蓋部16を取り付けたときに流入口172の外側にあたる位置にフランジ片162が突設されている。また、フランジ片162が設けられた辺とは異なる辺で、蓋部16を取り付けたときに餌投入用開口18にあたる位置にはフランジ片163が設けられている。
【0023】
フランジ片162は、その中央部分が下方へ凹陥して凸部165を形成している。該凸部165は、蓋部16を給餌室15の開口へ取り付けたときに、餌投入部17内の流入口172のすぐ外側に配置される。その際、凸部165と餌投入部17の間には、餌が給餌室15内に流入するのに十分な隙間が形成されているが、かかる隙間は蜜蜂が通ることができない幅に形成されているため、給餌室15内の蜜蜂が流入口172を通って巣箱外へ漏れることを防ぐことができる。かかる蜜蜂の出入りの規制手段を設けることにより、給餌室15への蜜蜂の出入りは出入口154のみにより可能となる。
【0024】
なお、本実施態様では凸部165により蜜蜂の出入りを規制しているが、給餌室15からの蜜蜂の出入りの規制手段はこれに限定されず、例えば、流入口172に蜜蜂が通り抜けできない大きさの網目を有する網状体を設けたり、蜜蜂が通り抜けられない幅のスリットを設けてもよい。本実施態様のように、蓋部16に蜜蜂の出入りの規制手段としての凸部165を設けるメリットは、成形が容易であること、構造が単純化できて製造コストが抑えられる点などが挙げられる。
【0025】
フランジ片163には、蓋部16を給餌室15の開口へ取り付けたときに、餌投入用開口18が露出するように形成された開口部166が設けられている。かかる開口部166により、餌投入用開口18は常に露出した状態となっているため、蓋部16を取り付けたままで、餌投入用開口18より巣箱内へとジェル状の餌等を投入することができる。
【0026】
蓋部16は、観察部11もしくは天板1全体と同じ透明な材質で形成することが好ましい。また、蓋本体161には、図に示すように複数の通気孔164を設けてもよい。さらに、蓋本体161の任意の部分に、使用者に対して注意喚起する表示、例えば「外すな」「!」などの表示を付してもよい。
【0027】
図4は、蓋部16が取り付けられて内部に餌が投入された状態の給餌室15内の様子を断面図で示したものである。餌投入部17に投入された液状の餌は勾配面171上を流れて凸部165と勾配面171の隙間を通り、流入口172から給餌室15内に流入する。こうして餌Xは給餌室15内に貯留するが、本実施態様のように、給餌室15内には餌Xの上に浮くフロート19を設けても良い。このフロート19は底部151と略同一の形状であり、その中央には階段部153を挿入するための開口部191が設けられている。かかるフロート19を餌Xに浮かせることにより、給餌の際の足場とすることができ、蜜蜂が誤って液状の餌Xに落ちて溺れることを防ぐことができる。かかるフロート19の材質としては、発泡スチロールなど、液状の餌に浮く程度の浮力があれば特に制限されない。
【0028】
餌が給餌室15内に投入されると、巣箱内の蜜蜂は出入口154から給餌室15内に入り、階段部153あるいはフロート19の上にとまって餌Xを食べることができる。蓋部16が透明の素材の場合、かかる給餌の様子を蓋部16を介して観察することができる。
【0029】
図5により、本発明にかかる蜜蜂巣箱用の天板1の取り付けについて説明する。なお、天板1を取り付ける巣箱本体2は、内部に複数の巣脾框4を収納可能なものであって、その上部開口を巣箱蓋体3により閉塞する一般的な構成のものを利用することができるが、その側板21が二重構造となっており、その内部に後述する凹部を設けたものが好ましい。
【0030】
本発明にかかる天板1を巣箱本体2に取り付けるに際し、予め、天板1の差込片14の先端が下方へ向くように、根元部分から折り曲げておく。そして、かかる差込片14を巣箱本体2の側板21の間に差し込みながら天板1を巣箱本体2の開口部に載置する。このとき、差込片14の嵌合凸部141を、二重の側板21の内部に設けられた凹部(図示せず)に嵌合させることにより、天板1を固定することができる。
【0031】
本発明の天板1の材質としては、透明な観察部11と同様の材質で一体に形成することが好ましく、例えば全面がアクリル、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレート等の透明なプラスチックであってもよい。また、観察部11の部分だけアクリル板やガラス板とし、他の部分は不透明な材質で構成しても良い。さらに、蓋部16も観察部11と同様に透明な材質で形成することが好ましい。
【0032】
また、本発明の巣箱本体2の材質としては、軽量で保温性を有する材質、例えば、ダンボール、厚紙、ハードボード、パーティクルボード等や、発泡スチロール等の合成樹脂で形成することが好ましい。 このうち、経済性の面からはダンボールまたは発泡スチロールで形成することが特に好ましい。
【産業上の利用可能性】
【0033】
本発明にかかる蜜蜂巣箱用天板を備えた蜜蜂巣箱は、養蜂に不慣れなものであっても巣箱中の蜜蜂の状態を安全に観察し、また給餌することができるものである。従って、受粉用の蜜蜂巣箱として多くの利点を有するものであり、ハウス栽培等の農業において広く利用することができるものである。また、それのみにとどまらず、例えば学校教育用や趣味用の簡易巣箱としても利用できるものである。
【符号の説明】
【0034】
1 … … 天板
2 … … 巣箱本体
3 … … 巣箱蓋体
4 … … 巣脾框
11 … … 観察部
12 … … 巣脾框抑え部
13 … … フランジ片
14 … … 差込片
15 … … 給餌室
16 … … 蓋部
17 … … 餌投入部
18 … … 餌投入用開口
19 … … フロート
21 … … 側板
22 … … 通気扉
23 … … 巣門
24 … … スライド機構
111 … … 通気孔
141 … … 嵌合凸部
151 … … 底部
152 … … 側壁
153 … … 階段部
154 … … 出入口
161 … … 蓋本体
162 … … フランジ片
163 … … フランジ片
164 … … 通気孔
165 … … 凹陥部
166 … … 開口部
171 … … 勾配面
172 … … 流入口
173 … … 堰堤部
181 … … 網部
191 … … 開口部
X … … 餌
【要約】
【課題】巣箱内の蜜蜂への給餌を簡単に行えるとともに、蜜蜂の様子を安全に観察することができ、さらに、巣脾框の側面ではなく上部に給餌部を設けたことで本来のスペースが確保され、巣箱の幅を広げることに伴う様々なデメリットを解消し、かつ、ミツバチ及び巣脾框を巣箱に詰める際や取り出す際に、邪魔や手間にならない蜜蜂巣箱用天板および該天板を用いた蜜蜂巣箱の提供。
【解決手段】内部に巣脾框を収納可能な蜜蜂巣箱の本体上部の開口を閉塞する蜜蜂巣箱用天板であって、該天板は蜜蜂が巣箱内からのみ出入可能に設けた給餌室と、該給餌室に蜜蜂の餌を供給するための餌投入部を備え、該餌投入部は流入口を介して給餌室内へ連通するとともに、該流入口には蜜蜂の出入りの規制手段を設けた蜜蜂巣箱用天板。
【選択図】 図1
図1
図2
図3
図4
図5