特許第6557668号(P6557668)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6557668
(24)【登録日】2019年7月19日
(45)【発行日】2019年8月7日
(54)【発明の名称】切換装置
(51)【国際特許分類】
   H01F 29/04 20060101AFI20190729BHJP
   F25D 9/00 20060101ALI20190729BHJP
【FI】
   H01F29/04 502J
   F25D9/00 B
【請求項の数】9
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2016-550245(P2016-550245)
(86)(22)【出願日】2015年2月13日
(65)【公表番号】特表2017-508282(P2017-508282A)
(43)【公表日】2017年3月23日
(86)【国際出願番号】EP2015053126
(87)【国際公開番号】WO2015124511
(87)【国際公開日】20150827
【審査請求日】2018年2月9日
(31)【優先権主張番号】102014102262.9
(32)【優先日】2014年2月21日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】390035459
【氏名又は名称】マシイネンフアブリーク・ラインハウゼン・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング
(74)【代理人】
【識別番号】100069556
【弁理士】
【氏名又は名称】江崎 光史
(74)【代理人】
【識別番号】100111486
【弁理士】
【氏名又は名称】鍛冶澤 實
(74)【代理人】
【識別番号】100173521
【弁理士】
【氏名又は名称】篠原 淳司
(74)【代理人】
【識別番号】100153419
【弁理士】
【氏名又は名称】清田 栄章
(72)【発明者】
【氏名】ライヒ・アレクサンダー
(72)【発明者】
【氏名】フロッツィンガー・ジーモン
(72)【発明者】
【氏名】ウンターライナー・ニコラウス
【審査官】 木下 直哉
(56)【参考文献】
【文献】 特表2011−522428(JP,A)
【文献】 実開昭62−112127(JP,U)
【文献】 実開昭60−116216(JP,U)
【文献】 実開昭57−093155(JP,U)
【文献】 独国特許発明第00695679(DE,C2)
【文献】 独国特許出願公開第2303550(DE,A1)
【文献】 国際公開第2008/083242(WO,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2004/0216613(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01F 29/00−29/14
F25D 1/00− 9/00
H01H 1/06− 1/66
H01H 9/30− 9/52
H01H 33/00−33/26
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
切換装置(1)であって、この切換装置が、
−ケーシング(2)と、
−ケーシング(2)の内部に配置されており、かつ切換要素(4)と冷却管(5)を備えた切換モジュール(3,3’,3”)と、
−ケーシング(2)の内部の絶縁液体(6)であって、切換モジュール(3,3’,3”)を取囲んでいる絶縁液体と、
−ポンプ(8)、冷却管(5)および熱交換機(10)を有する冷却回路(7)とを備えており、
−ケーシング(2)の内部と冷却回路(7)が液圧式に互いに接続されていることを特徴とする切換装置。
【請求項2】
−切換モジュール(3,3’,3”)が冷却容器(20)を備えており、この冷却容器内に冷却管(5)が構成されており、
−冷却容器(20)と切換要素(4)が、熱伝導で互いに接続されていることを特徴とする請求項1に記載の切換装置。
【請求項3】
−切換モジュール(3,3’,3”)が切換モジュール柱状体(30)を備えており、
−切換モジュール柱状体(30)が冷却容器(20)と切換要素(4)を備えており、これらの冷却容器と切換要素が、重なり合って配置されており、かつ熱伝導で互いに接続されていることを特徴とする請求項2に記載の切換装置(1)。
【請求項4】
−切換モジュール柱状体(30)が上側の予圧板(15)と下側の予圧板(16)の間に配置されていることを特徴とする請求項3に記載の切換装置(1)。
【請求項5】
−上側の予圧板(15)と下側の予圧板(16)が、複数のクランプ柱状体(42)を介して機械式に互いに接続されており、
−クランプ柱状体(42)が中空に構成されており、
−上側の分配板(50)が上側の予圧板(15)の上方に配置されておりかつこの上側の予圧板と機械式に接続されており、
−下側の分配板(51)が下側の予圧板(16)の下方に配置されておりかつこの下側の予圧板と機械式に接続されており、
−クランプ柱状体(42)が冷却管(5)と液圧式に接続されており、
−下側の分配板とクランプ柱状体の内の一つを通って絶縁液体(6)を冷却管(5)内に導入するために、下側の分配板(51)とクランプ柱状体(42)の内の一つが送流部として使用され、
−上側の分配板と他のクランプ柱状体の内の一つを通って絶縁液体(6)を冷却管(5)から導出するために、上側の分配板(50)と他のクランプ柱状体(42)の内の一つが環流部として使用されることを特徴とする請求項4に記載の切換装置(1)。
【請求項6】
−ケーシング(2)の内部と冷却回路(7)が、膨張タンク(11)を介して互いに接続されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一つに記載の切換装置(1)。
【請求項7】
−切換モジュール(3,3’,3”)が四つの切換モジュール柱状体(30)を備えており、
一つの冷却管(5)と一つの切換要素(4)とを有する各切換モジュール柱状体(30)、クランプ柱状体(42)の内の一つが送流部(60)として並設されていて、他のクランプ柱状体(42)の内の一つが環流部(61)として並設されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一つに記載の切換装置(1)。
【請求項8】
前記冷却管(5)と前記切換要素(4)とを有する切換モジュール柱状体(30)が、圧力分配ユニット(70)により切換モジュール(3,3’,3”)内で保持されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載の切換装置(1)。
【請求項9】
−切換装置(1)が制御巻線を備えたタップ付き変圧器において電圧静調整するための負荷時タップ切換器であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載の切換装置(1)。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は切換モジュールと冷却管を備えた切換装置に関する。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
本発明の課題は、冷却装置が簡単に原価が安くかつ手入れが楽に構成されている、切換モジュールを備えた切換装置を供給することである。
【課題を解決するための手段】
【0003】
この課題は、独立請求項による切換装置により解決される。その際に、従属請求項の特徴は本発明の別の形態を形成する。
【0004】
本発明は、切換装置を提案しており、この切換装置は、
−ケーシングと、
−ケーシングの内部に配置されており、かつ少なくとも一つの切換要素となくとも一つの冷却管を備えた少なくとも一つの切換モジュールと、
−ケーシングの内部の絶縁液体であって、この絶縁液体が切換モジュールを取囲んでいる絶縁液体と、
−ポンプ、冷却管および熱交換機を有する冷却回路とを備えており、−ケーシングの内部と冷却回路が液圧式に互いに接続されている。
【0005】
冷却回路とケーシングの内部の間の液圧式の接続により、このケーシング内では少なくとも一つの切換モジュールが配置されているが、切換要素を冷却するためのかつ切換モジュールを絶縁するための同じ絶縁液体が使用されることができる。冷却管内の起こりうる漏損は、同じ一つの絶縁液体を使用することにより、切換装置への憂慮すべき影響は、例えば異なる絶縁液体及び冷却液体、例えば水を使用する場合に比べてわずかである。異なる液体、例えば水と油の使用は、破滅的な結果をもたらす恐れがある。それにより整備も著しく困難になる。この点で、二つではなく、ただ一つだけの絶縁液体を交換せねばならない。わずかな冷却管内の漏損は、液圧式の接続により緩和され、従って即座の整備、従って切換装置の停止が強制されない。
【0006】
切換装置は、任意の様式で構成されていてもよく、例えば定電圧領域、中電圧領域および高電圧領域でのタップ付き変圧器のためのタップ切換器として、およびエネルギーグリッドあるいは溶融炉の使用におけるタップ付き変圧器のためのタップ切換器として構成されていてもよい。
【0007】
切換装置の切換モジュールは任意の様式で構成されていてもよく、例えば半導体ウェハセル、特にサイリスタ、絶縁ゲートバイポーラトランジスタなどから成っていてもよい。
【0008】
絶縁液体は任意の様式で構成されていてもよく、例えば絶縁油あるいはエステル液として構成されていてもよい。
【0009】
切換装置は任意に多数の切換モジュール含んでいてもよく、好ましくはタップ付き変圧器の各切換すべき相のための一つの切換モジュールを含んでいてもよい。
【0010】
ケーシングの内部と冷却回路の間の接続部は、任意の様式で構成されていてもよく、例えばこれは切換装置の外部の膨張タンクに配置されることができる。
【0011】
−切換モジュールが少なくとも一つの冷却容器を備えており、この冷却容器内にそこに割当てられた冷却管が構成されており、
−各冷却管が絶縁液体を送流するための入口と絶縁液体を環流するための出口を備えており、
−各冷却容器と割当てられた切換要素が、熱的に、電気的にかつ機械的に互いに接続されていることが考慮されていてもよい。
【0012】
冷却容器は例えばアルミニウムのような電気的にならびに熱伝導性の材料から構成されている。冷却管は冷却容器の内部、例えば蛇行形状を通過する。
【0013】
−各切換モジュールが少なくとも一つの切換モジュール柱状体を備えており、
−各切換モジュール柱状体が少なくとも一つの冷却容器と少なくとも一つの切換要素を備えており、これらの冷却容器と切換要素が、重なり合って配置されており、かつ熱的に、機械的にかつ電気的に伝達するように接続されていることが考慮されていてもよい。
【0014】
切換要素は任意の様式で構成されていてもよく、例えば個々にあるいはグループで電気的に接続されることができる。グループにおいて、切換要素4は列である電気的に列を成してあるいは並列に接続されている。切換モジュールは任意に四つの切換モジュール柱状体を含んでもよい。
【0015】
−各切換モジュール柱状体が上側の予圧板と下側の予圧板の間に配置されていることが考慮されていてもよい。
−各上側の予圧板と割当てられた下側の予圧板が、クランプ柱状体を介して機械式に互いに接続されており、
−クランプ柱状体が中空に構成されており、
−上側の分配板が上側の予圧板の上方に配置されておりかつこの予圧板と機械式に接続されており、
−下側の分配板が下側の予圧板の下方に配置されておりかつこの予圧板と機械式に接続されており、
−クランプ柱状体が冷却管と液圧式に接続されており、
−下側の分配板とクランプ柱状体の内の一つを通って絶縁液体を冷却管内に導入するために、下側の分配板とクランプ柱状体の内の一つが送流部として使用され、
−上側の分配板と他のクランプ柱状体の内の一つを通って絶縁液体を冷却管から導出するために、上側の分配板と他のクランプ柱状体の内の一つが環流部として使用されることが考慮されていてもよい。
【0016】
クランプ柱状体と冷却管の間の液圧式の接続は、導管を介してクランプ柱状体と接続されている少なくとも一つの冷却容器を介して実現されることができる。冷却管は例えば並列にあるいは列を成して液圧式に接続される冷却容器を介して構成されていてもよい。
【0017】
クランプ柱状体と分配板は、任意の様式で、例えばガラス繊維強化プラスチックのような高強度で電気的に絶縁された材料から構成されていてもよい。
【0018】
−ケーシングの内部と冷却回路が、膨張タンクを介して互いに接続されていることが考慮されていてもよい。
−切換モジュールが四つの切換モジュール柱状体を備えており、
−各切換モジュール柱状体に並設して、クランプ柱状体の内の少なくとも一つが送流部として設けられており、他のクランプ柱状体の内の少なくとも一つが環流部として設けられていることは考慮されていてもよい。
−切換モジュール柱状体が切換モジュールの圧力分配ユニットにより保持されることが考慮されていてもよい。
−切換装置が制御巻線を備えたタップ付き変圧器において電圧静調整するための負荷時タップ切換器であることが考慮されていてもよい。
【0019】
以下に本発明と添付された図に関する本発明の長所をより詳しく記載する。
【図面の簡単な説明】
【0020】
図1】冷却回路を備えた切換装置を示す。
図2】切換モジュールの一部を示す。
図3】切換モジュールを示す。
図4】切換モジュールのB−B断面を示す。
図5】ケーシング内にある切換モジュールを示す。
図6】切換モジュールの圧力分配ユニットを示す。
【発明を実施するための形態】
【0021】
本発明の同じ要素あるいは同様に作用する要素に対しては同一の符号が使用される。さらに明瞭にするために符号だけが個々の図に示されており、これらの符号は各々の図の説明に必要である。図示された実施形態は、本発明による切換装置であってもよく、従って本発明の最終的限定を示すものではない単なる実例にすぎない。
【0022】
図1は切換装置、特に冷却回路7を備えた、制御巻線を有する調整変圧器において電圧を調整するための負荷時タップ切換器を示している。切換装置1はケーシング2を備えており、このケーシングは絶縁液体6で充填されている。ケーシング2内には切換モジュール3,3’,3”が配置されている。各切換モジュール3,3’,3”は、少なくとも一つの切換要素4と少なくとも一つの冷却管5を備えている。各冷却管5は冷却回路7の一部である。さらに冷却回路7には熱交換機10とポンプ8が配置されている。ケーシング2の内部と冷却回路7は互いに液圧式に接続されている。すなわち冷却回路7とケーシング2の内部の間の絶縁液体6の交換が可能である。ここに示された実施形態において、ケーシング2の内部と冷却回路7の接続は膨張タンク11を介して実現される。絶縁液体6はエステルあるいは絶縁油として構成されており、エステルは各切換モジュール3,3’,3”を冷却するための冷却回路7においても、ケーシング2の内部においても絶縁剤として使用されることができる。切換要素4は半導体ウェハセルであり、かつ例えばサイリスタ、絶縁ゲートバイポーラトランジスタなどとして構成されていてもよい。
【0023】
図2は切換モジュール3の部分図、特に複数の切換要素4と冷却容器20を示しており、これらの切換要素と冷却容器は交互に機械式に熱的にかつ電気的に互いに接続されている。各冷却容器20の内部には、冷却管5が案内されており、この冷却管を通って絶縁液体6は切換要素4を冷却するために運搬される。このために、冷却容器20は各々絶縁液体6を導入するための入口21と絶縁液体6を導出するための出口22を有する。
【0024】
切換要素4は個々にあるいはグループで電気的に接続されることができる。グループにおいて、切換要素4は列を成してあるいは並列に相互に接続されている。
【0025】
図3は切換モジュール3全体を示す。これは切換モジュール柱状体30を備えており、これらの切換モジュール柱状体は、各々重なり合って積重ねられ、機械式に、熱的にかつ電気的に接続された複数の切換要素4とそこに案内される冷却管5を備えた冷却容器4から構成されている。個々の冷却容器20の冷却管5は、重なり合って液圧式に導管18を介して接続されている。切換モジュール柱状体30は、上側の予圧板15と下側の予圧板16の間に配置されている。さらに予圧板15,16の間には八つのクランプ柱状体42が位置決めされている。これらのクランプ柱状体42は、予圧板15,16と機械式に接続されており、かつ切換モジュール3の骨組を形成する。クランプ柱状体42はガラス繊維強化プラスチック管として構成されているのが好ましく、従って内部が中空であり、かつ電気的に絶縁されている。それに加えてクランプ柱状体42は、導管18を介して冷却容器20と接続されている。冷却容器20は共に列を成してあるいは並列に液圧式に接続されている。
【0026】
上側の予圧板15の上方に、上側の分配板50が配置されており、下側の予圧板16の下方には下側の分配板51が配置されている。環流部61として使用される上側の分配板50は、内部に管を備えており、これらの管は一方ではクランプ柱状体42と液圧式に接続されており、他方では冷却回路7の熱交換機10あるいはポンプ8と液圧式に接続されている。送流部61として使用される下側の分配板51も内部に管を備えており、これらの管は一方ではクランプ柱状体42と接続されており、他方では却回路7の熱交換機10あるいはポンプ8と接続されている。下側の分配板51は付加的に切換モジュール3の支承に役立つ。両分配板50,51はプラスチックから成るので、これらは同時にケーシング2にある電位に対して切換モジュール3を絶縁するために使用される。
【0027】
図4図3の切換モジュール3のB−B断面図を示す。 その際にクランプ柱状体40は機械式にかつ液圧式に下側の予圧板16と接続されている。付加的に第一のクランプ柱状体40は複数の導管18を介して、冷却容器20内に案内されている冷却管5と液圧式に接続されている。第二のクランプ柱状体41は機械式にかつ液圧式に上側の予圧板15と接続されている。付加的に第二のクランプ柱状体41は、同様に複数の導管18を介して冷却容器20内に案内されている冷却管5と機械式にかつ液圧式に接続されている。従って、切換モジュール3全体が冷却管5と見なされることができる。その際に、冷却容器20は並列にあるいは列を成して互いにクランプ柱状体40,41の間に液圧式に接続されていてもよい。
【0028】
図5は切換装置1のケーシング2内の切換モジュール3を示す。ここで環流部61と送流部60、特に上側および下側の分配板50,51は、導管36を介して、ケーシング2の外側に配置されたポンプ8および熱交換機10と接続されている。ここで切換モジュール3は絶縁液体6により取囲まれている。
【0029】
図6は切換モジュール3の詳細図を示す。切換モジュール3の切換モジュール柱状体30を固定できるように、圧力分配ユニット70は上側の冷却容器20と上側の予圧板15の間に挿入される。圧力分配ユニット70は冷却容器20に配置された領域にフランジ71を備えている。圧力分配ユニット70の上側の領域はネジ山72を備えており、その上側端部にはナット74が配置されている。フランジ71とナット74の間には板バネ73と板バネ台架75が配置されている。圧力分配ユニット70は、差当りプレス下で切換モジュール3に必要とされる規定の予圧力に調節される。板バネ73は予圧の際に板バネ台架75を介してフランジ71に抗して押圧されかつナット74により固定される。圧力分配ユニット70が各切換モジュール柱状体30の上側の冷却容器20に当接するまで、圧力分配ユニット70は板バネ台架75を介して予圧板15内にネジで締め付けられる。圧力分配ユニット70はその後固定されかつ回転に対して保護される。ナット74を緩めることにより、板バネ73の規定された予圧は切換モジュール柱状体30に伝達される。
【0030】
各切換モジュール柱状体30は独立した圧力分配ユニット70を介して張力をかけられるので、両切換モジュール柱状体30は機械式に互いに連結を外されており、従って高さの違いが補整されることができる。
【符号の説明】
【0031】
1 切換装置
2 ケーシング
3,3’,3” 切換モジュール
4 切換要素
5 冷却管
6 絶縁液体
7 冷却回路
8 ポンプ
10 熱交換機
11 膨張タンク
15 上側の予圧板
16 下側の予圧板
18 導管
20 冷却容器
21 入口
22 出口
30 切換モジュール柱状体
36 導管
40 第一のクランプ柱状体
41 第二のクランプ柱状体
42 クランプ柱状体
50 上側の分配板
51 下側の分配板
60 送流部
61 環流部
70 圧力分配ユニット
71 フランジ
72 ネジ山
73 板バネ
74 ナット
75 板バネ台架
図1
図2
図3
図4
図5
図6