(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6557776
(24)【登録日】2019年7月19日
(45)【発行日】2019年8月7日
(54)【発明の名称】パッケージ構造およびパッケージング方法
(51)【国際特許分類】
H01L 23/02 20060101AFI20190729BHJP
H01L 23/12 20060101ALI20190729BHJP
【FI】
H01L23/02 F
H01L23/12 501B
【請求項の数】11
【全頁数】15
(21)【出願番号】特願2018-511033(P2018-511033)
(86)(22)【出願日】2016年9月1日
(65)【公表番号】特表2018-526827(P2018-526827A)
(43)【公表日】2018年9月13日
(86)【国際出願番号】CN2016097797
(87)【国際公開番号】WO2017036410
(87)【国際公開日】20170309
【審査請求日】2018年4月24日
(31)【優先権主張番号】201510552405.0
(32)【優先日】2015年9月2日
(33)【優先権主張国】CN
(31)【優先権主張番号】201520673688.X
(32)【優先日】2015年9月2日
(33)【優先権主張国】CN
(73)【特許権者】
【識別番号】517280373
【氏名又は名称】蘇州晶方半導体科技股▲分▼有限公司
【氏名又は名称原語表記】CHINA WAFER LEVEL CSP CO., LTD.
(74)【代理人】
【識別番号】110001195
【氏名又は名称】特許業務法人深見特許事務所
(72)【発明者】
【氏名】王 之 奇
(72)【発明者】
【氏名】洪 方 圓
【審査官】
木下 直哉
(56)【参考文献】
【文献】
特開2014−216394(JP,A)
【文献】
国際公開第2011/118116(WO,A1)
【文献】
特開2010−067836(JP,A)
【文献】
特開2009−064839(JP,A)
【文献】
特開2007−142194(JP,A)
【文献】
特開2012−169488(JP,A)
【文献】
中国特許出願公開第104637967(CN,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
H01L 23/02−23/10
H01L 23/12−23/15
H01L 27/14−27/148
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パッケージング構造であって、
チップユニットを備え、前記チップユニットの第1の面は、検知領域を備え、上記パッケージング構造はさらに、
上部カバープレートを備え、
前記上部カバープレートの第1の面は、支持構造を備え、
前記上部カバープレートは、前記チップユニットの前記第1の面を被覆し、
前記支持構造は、前記上部カバープレートと前記チップユニットとの間に位置し、
前記検知領域は、前記支持構造および前記チップユニットの前記第1の面によって囲まれるキャビティ内に位置し、
前記上部カバープレートは、前記上部カバープレートの側壁によって反射された光が前記検知領域に直接入射しないように、予め設定された厚みを有し、
前記支持構造の幅に対する前記予め設定された厚みの比率は、前記検知領域の幅に対する前記支持構造の高さの比率よりも小さい、パッケージング構造。
【請求項2】
前記予め設定された厚みは、50μmから200μmである、請求項1に記載のパッケージング構造。
【請求項3】
前記予め設定された厚みは、100μmである、請求項2に記載のパッケージング構造。
【請求項4】
前記上部カバープレートの材料は、透過性材料である、請求項1に記載のパッケージング構造。
【請求項5】
前記チップユニットはさらに、
前記検知領域の外側に位置するコンタクトパッドと、
前記チップユニットの前記第1の面とは反対側の前記チップユニットの第2の面から前記チップユニットを貫通する貫通孔とを備え、前記コンタクトパッドは、前記貫通孔を介して露出され、前記チップユニットはさらに、
前記チップユニットの前記第2の面および前記貫通孔の側壁の面を被覆する絶縁層と、
前記絶縁層の面上に位置し、前記コンタクトパッドに電気的に接続された金属層と、
前記金属層の面および前記絶縁層の前記面上に位置するはんだマスクとを備え、前記はんだマスクは、前記金属層の一部を露出させる開口を備え、前記チップユニットはさらに、
前記開口を埋める外部接続のための突起を備え、前記外部接続のための突起は、前記はんだマスクの面の外側で露出される、請求項1に記載のパッケージング構造。
【請求項6】
請求項1〜5のいずれか1項に記載のパッケージング構造を形成するためのパッケージング方法であって、
パッケージング対象のウェハを設けるステップを備え、前記パッケージング対象のウェハの第1の面は、複数のチップユニットと、前記複数のチップユニット間に位置する切断経路領域とを備え、前記複数のチップユニットの各々は、検知領域を備え、前記パッケージング方法はさらに、
カバー基板を設けるステップを備え、前記カバー基板の第1の面上に複数の支持構造が形成され、前記支持構造は、前記パッケージング対象のウェハ上の前記検知領域に対応し、前記パッケージング方法はさらに、
前記カバー基板の前記第1の面を前記パッケージング対象のウェハの前記第1の面に取り付けるステップを備え、前記支持構造および前記パッケージング対象のウェハの前記第1の面によってキャビティが形成され、前記検知領域は、前記キャビティ内に位置し、前記パッケージング方法はさらに、
前記切断経路領域に沿って前記パッケージング対象のウェハおよび前記カバー基板を切断するステップを備え、前記複数のパッケージング構造の各々は、前記複数のチップユニットのうちの1つと、前記カバー基板を切断することによって形成される前記上部カバープレートとを備え、前記上部カバープレートは、前記上部カバープレートの側壁によって反射された光が前記検知領域に直接入射しないように、予め設定された厚みを有し、
前記支持構造の幅に対する前記予め設定された厚みの比率は、前記検知領域の幅に対する前記支持構造の高さの比率よりも小さい、パッケージング方法。
【請求項7】
前記予め設定された厚みは、50μmから200μmである、請求項6に記載のパッケージング方法。
【請求項8】
前記設けられたカバー基板は、前記予め設定された厚みを有する、請求項6に記載のパッケージング方法。
【請求項9】
前記設けられたカバー基板は、前記予め設定された厚みよりも大きな厚みを有し、前記パッケージング方法はさらに、前記カバー基板を薄くして、前記薄くされたカバー基板が前記予め設定された厚みを有するようにするステップを備える、請求項6に記載のパッケージング方法。
【請求項10】
前記切断経路領域に沿って前記パッケージング対象のウェハおよび前記カバー基板を切断するステップは、
前記パッケージング対象のウェハの前記第1の面に到達するまで、前記パッケージング対象のウェハの前記第1の面とは反対側の前記パッケージング対象のウェハの第2の面から前記切断経路領域に沿って前記パッケージング対象のウェハを切断して、第1の切断溝を形成することを備える、第1の切断プロセスを実行するステップと、
前記カバー基板を切断して、前記第1の切断溝と接続された第2の切断溝を形成し、複数のチップパッケージング構造を形成することを備える、第2の切断プロセスを実行するステップとを備える、請求項6に記載のパッケージング方法。
【請求項11】
前記チップユニットはさらに、前記検知領域の外側に位置するコンタクトパッドを備え、前記カバー基板の前記第1の面を前記パッケージング対象のウェハの前記第1の面に取り付けた後、前記パッケージング方法はさらに、
前記パッケージング対象のウェハの前記第1の面とは反対側の前記パッケージング対象のウェハの第2の面から前記パッケージング対象のウェハを薄くするステップと、
前記パッケージング対象のウェハの前記第2の面から前記パッケージング対象のウェハをエッチングして、前記チップユニットの前記コンタクトパッドを露出させる貫通孔を形成するステップと、
前記パッケージング対象のウェハの前記第2の面および前記貫通孔の側壁の面上に絶縁層を形成するステップと、
前記絶縁層の面上に金属層を形成するステップとを備え、前記金属層は、前記コンタクトパッドと接続され、前記パッケージング方法はさらに、
前記金属層の面および前記絶縁層の前記面上にはんだマスクを形成するステップを備え、前記はんだマスクは、前記金属層の前記面の一部を露出させる開口を備え、前記パッケージング方法はさらに、
前記はんだマスクの面上に外部接続のための突起を形成するステップを備え、前記開口は、前記外部接続のための突起によって埋められる、請求項6に記載のパッケージング方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本願は、2015年9月2日に中華人民共和国国家知識産権局に出願された「パッケージ構造およびパッケージング方法(PACKAGE STRUCTURE AND PACKAGING MEHTOD)」と題される中国特許出願番号第201510552405.0号に対する優先権、および、2015年9月2日に中華人民共和国国家知識産権局に出願された「パッケージ構造(PACKAGE STRUCTURE)」と題される中国特許出願番号第201520673688.X号に対する優先権を主張し、これらは全文が引用によって本明細書に援用される。
【0002】
分野
本開示は、半導体の技術分野に関し、特にパッケージング構造およびパッケージング方法に関する。
【背景技術】
【0003】
背景
従来の技術では、ICチップは金属ワイヤボンディングによって外部回路と接続される。ICチップの寸法が小さくなり、集積回路の規模が拡大するにつれて、ワイヤボンディング技術は適さなくなっている。
【0004】
ウェハレベルチップサイズパッケージング(wafer level chip size packaging:WLCSP)技術は、ウェハ全体をパッケージングおよび試験し、次いでウェハ全体を切断して単一の完成したチップを得る技術であり、パッケージングされたチップのサイズは、ベアチップのサイズと同じである。ウェハレベルチップサイズパッケージング技術は、セラミックリードレスチップキャリアパッケージング方法および有機リードレスチップキャリアパッケージング方法などの従来のパッケージング方法を覆すものであり、ますます軽量、小型、短尺、薄型および安価になっている超小型電子製品の市場要件を満たす。ウェハレベルチップサイズパッケージング技術によりパッケージングされたチップは非常に小型化され、チップのコストは大幅に削減されて、チップのサイズが小さくなるとともにウェハのサイズが大きくなる。ウェハレベルチップサイズパッケージング技術は、IC設計、ウェハ作製およびパッケージ試験を統合し、現在のパッケージング分野の中心であり開発トレンドである。
【0005】
画像センサチップは、検知領域を含み、光学画像を電子信号に変換することができる。画像センサチップが既存のウェハレベルチップサイズパッケージング技術を使用してパッケージングされる場合、検知領域がパッケージングプロセス中に損傷を受けたり汚染されたりすることから保護するために、一般的には、検知領域上に上部カバー基板が形成される。上部カバー基板は、検知領域が画像センサチップの使用中に損傷を受けたり汚染されたりすることから保護し続けるために、ウェハレベルチップサイズパッケージングプロセスが終了した後も保持されてもよい。
【0006】
しかし、上記のウェハレベルチップサイズパッケージング技術によって形成された画像センサは、低い性能を示す。
【発明の概要】
【課題を解決するための手段】
【0007】
概要
本開示によって対処される問題は、従来の技術によって形成された画像センサが低い性能を示すことである。
【0008】
上記の問題に対処するために、本開示の実施形態に係るパッケージング構造が提供され、上記パッケージング構造は、チップユニットを含み、上記チップユニットの第1の面は、検知領域を含み、上記パッケージング構造はさらに、上部カバープレートを含み、上記上部カバープレートの第1の面は、支持構造を備え、上記上部カバープレートは、上記チップユニットの上記第1の面を被覆し、上記支持構造は、上記上部カバープレートと上記チップユニットとの間に位置し、上記検知領域は、上記支持構造および上記チップユニットの上記第1の面によって囲まれるキャビティ内に位置し、上記上部カバープレートは、上記上部カバープレートの側壁によって反射された光が上記検知領域に直接入射しないように、予め設定された厚みを有する。
【0009】
任意に、上記予め設定された厚みは、50μmから200μmであってもよい。
任意に、上記予め設定された厚みは、100μmであってもよい。
【0010】
任意に、上記予め設定された厚みは、上記検知領域の幅、上記支持構造の幅、および上記支持構造の高さに基づいて決定されてもよい。
【0011】
任意に、上記支持構造の上記幅に対する上記予め設定された厚みの比率は、上記検知領域の上記幅に対する上記支持構造の上記高さの比率よりも小さくてもよい。
【0012】
任意に、上記上部カバープレートの材料は、透過性材料であってもよい。
任意に、上記チップユニットはさらに、上記検知領域の外側に位置するコンタクトパッドと、上記チップユニットの上記第1の面とは反対側の上記チップユニットの第2の面から上記チップユニットを貫通する貫通孔とを含んでもよく、上記コンタクトパッドは、上記貫通孔を介して露出され、上記チップユニットはさらに、上記チップユニットの上記第2の面および上記貫通孔の側壁の面を被覆する絶縁層と、上記絶縁層の面上に位置し、上記コンタクトパッドに電気的に接続された金属層と、上記金属層の面および上記絶縁層の上記面上に位置するはんだマスクとを含んでもよく、上記はんだマスクは、上記金属層の一部を露出させる開口を備え、上記チップユニットはさらに、上記開口を埋める外部接続のための突起を含んでもよく、上記外部接続のための突起は、上記はんだマスクの面の外側で露出される。
【0013】
上記パッケージング構造に対応して、本開示の実施形態に係るパッケージング方法がさらに提供され、上記パッケージング方法は、パッケージング対象のウェハを設けるステップを含み、上記パッケージング対象のウェハの第1の面は、複数のチップユニットと、上記複数のチップユニット間に位置する切断経路領域とを含み、上記複数のチップユニットの各々は、検知領域を含み、上記パッケージング方法はさらに、カバー基板を設けるステップを含み、上記カバー基板の第1の面上に複数の支持構造が形成され、上記支持構造は、上記パッケージング対象のウェハ上の上記検知領域に対応し、上記パッケージング方法はさらに、上記カバー基板の上記第1の面を上記パッケージング対象のウェハの上記第1の面に取り付けるステップを含み、上記支持構造および上記パッケージング対象のウェハの上記第1の面によってキャビティが形成され、上記検知領域は、上記キャビティ内に位置し、上記パッケージング方法はさらに、上記切断経路領域に沿って上記パッケージング対象のウェハおよび上記カバー基板を切断するステップを含み、上記複数のパッケージング構造の各々は、上記複数のチップユニットのうちの1つと、上記カバー基板を切断することによって形成される上記上部カバープレートとを含み、上記上部カバープレートは、上記上部カバープレートの側壁によって反射された光が上記検知領域に直接入射しないように、予め設定された厚みを有する。
【0014】
任意に、上記予め設定された厚みは、50μmから200μmである。
任意に、上記支持構造の幅に対する上記予め設定された厚みの比率は、上記検知領域の幅に対する上記支持構造の高さの比率よりも小さくてもよい。
【0015】
任意に、上記設けられたカバー基板は、上記予め設定された厚みを有してもよい。
任意に、上記設けられたカバー基板は、上記予め設定された厚みよりも大きな厚みを有してもよく、上記パッケージング方法はさらに、上記カバー基板を薄くして、上記薄くされたカバー基板が上記予め設定された厚みを有するようにするステップを含んでもよい。
【0016】
上記パッケージング方法はさらに、上記カバー基板を薄くして、上記薄くされたカバー基板が50μmから200μmの上記予め設定された厚みを有するようにするステップを含んでもよい。
【0017】
任意に、上記切断経路領域に沿って上記パッケージング対象のウェハおよび上記カバー基板を切断するステップは、上記パッケージング対象のウェハの上記第1の面に到達するまで、上記パッケージング対象のウェハの上記第1の面とは反対側の上記パッケージング対象のウェハの第2の面から上記切断経路領域に沿って上記パッケージング対象のウェハを切断して、第1の切断溝を形成することを含む、第1の切断プロセスを実行するステップと、上記カバー基板を切断し続けて、上記第1の切断溝と接続された第2の切断溝を形成し、複数のチップパッケージング構造を形成することを含む、第2の切断プロセスを実行するステップとを含んでもよい。
【0018】
任意に、上記チップユニットはさらに、上記検知領域の外側に位置するコンタクトパッドを含み、上記カバー基板の上記第1の面を上記パッケージング対象のウェハの上記第1の面に取り付けた後、上記パッケージング方法はさらに、上記パッケージング対象のウェハの上記第1の面とは反対側の上記パッケージング対象のウェハの第2の面から上記パッケージング対象のウェハを薄くするステップと、上記パッケージング対象のウェハの上記第2の面から上記パッケージング対象のウェハをエッチングして、上記チップユニットの上記コンタクトパッドを露出させる貫通孔を形成するステップと、上記パッケージング対象のウェハの上記第2の面および上記貫通孔の側壁の面上に絶縁層を形成するステップと、上記絶縁層の面上に金属層を形成するステップとを含んでもよく、上記金属層は、上記コンタクトパッドと接続され、上記パッケージング方法はさらに、上記金属層の面および上記絶縁層の上記面上にはんだマスクを形成するステップを含んでもよく、上記はんだマスクは、上記金属層の上記面の一部を露出させる開口を備え、上記パッケージング方法はさらに、上記はんだマスクの面上に外部接続のための突起を形成するステップを含んでもよく、上記開口は、上記外部接続のための突起によって埋められる。
【0019】
従来の技術と比較して、本開示の実施形態に係る技術的解決策は、以下の利点を有する。
【0020】
本開示の実施形態に係るパッケージング構造は、チップユニットと上部カバープレートとを含み、チップユニットの第1の面は、検知領域を含み、上部カバープレートの第1の面は、支持構造を備え、上部カバープレートは、チップユニットの第1の面を被覆し、支持構造は、上部カバープレートとチップユニットとの間に位置し、検知領域は、支持構造およびチップユニットの第1の面によって囲まれるキャビティ内に位置する。上部カバープレートは、上部カバープレートの側壁によって反射された光が検知領域に直接入射しないように、小さな予め設定された厚みを有し、それによって、画像センサの役割を果たすパッケージング構造の画質を向上させる。
【0021】
対応して、上記のパッケージング構造を形成するために使用される本開示の実施形態に係るパッケージング方法も、上記の利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【
図1】従来の技術に係る画像センサチップの構造を示す断面図である。
【
図2】本開示の実施形態に係るパッケージング構造の構造を示す断面図である。
【
図3】本開示の実施形態に係るパッケージング方法の実行中に形成される中間構造の概略構造図である。
【
図4】本開示の実施形態に係るパッケージング方法の実行中に形成される中間構造の概略構造図である。
【
図5】本開示の実施形態に係るパッケージング方法の実行中に形成される中間構造の概略構造図である。
【
図6】本開示の実施形態に係るパッケージング方法の実行中に形成される中間構造の概略構造図である。
【
図7】本開示の実施形態に係るパッケージング方法の実行中に形成される中間構造の概略構造図である。
【
図8】本開示の実施形態に係るパッケージング方法の実行中に形成される中間構造の概略構造図である。
【
図9】本開示の実施形態に係るパッケージング方法の実行中に形成される中間構造の概略構造図である。
【発明を実施するための形態】
【0023】
詳細な説明
技術背景から、従来の技術によって形成された画像センサが低い性能を示すことが分かる。
【0024】
本開示の発明者は、従来のウェハレベルチップサイズパッケージング技術を使用して画像センサチップをパッケージングするプロセスを研究し、従来の技術を使用して形成された画像センサチップが低い性能を示すことを見出す。低い性能を示す理由は、検知領域に入射した光が、チップパッケージング手順中に、検知領域の上方に形成された上部カバー基板によって妨害され、画質を低下させるからである。
【0025】
具体的に、従来の技術を使用して形成された画像センサチップの構造を示す断面図である
図1を参照する。画像センサチップは、基板10と、基板10の第1の面上に位置する検知領域20と、基板10の第1の面上に検知領域20の両側に位置するコンタクトパッド21と、貫通孔(
図1には図示せず)とを含み、当該貫通孔は、基板10の第1の面とは反対側の第2の面から基板10を貫通し、当該貫通孔を介してコンタクトパッド21が露出される。画像センサチップはさらに、貫通孔の側壁および基板10の第2の面上に位置する絶縁層11と、第2の面からコンタクトパッド21および絶縁層11の一部を被覆する配線層12と、配線層12および絶縁層11を被覆する、開口を含むはんだマスク13と、はんだマスク13の開口内に位置し、配線層12を介してコンタクトパッド21と電気的に接続されるはんだボール14と、検知領域20の周囲および基板10の第1の面上に位置するキャビティ壁31と、キャビティ壁上に位置する上部カバー基板30とを含む。キャビティは、上部カバー基板30、キャビティ壁31および基板10の第1の面によって形成され、そのため、センサ20はキャビティ内に位置し、それによって、検知領域20がパッケージングおよび使用中に汚染されたり損傷を受けたりすることを防止する。上部カバー基板30は、一般に、400μmなどの大きな厚みを有する。
【0026】
本開示の発明者は、上記の画像センサチップの使用中に、光I1が画像センサの上部カバー基板30に入射すると、上部カバー基板30に入った光の一部は、上部カバー基板30の側壁30sに入射し、屈折されて反射されることを見出した。反射光が検知領域20に入射すると、画像センサによる撮像が妨害される。画像センサの撮像手順において、当該妨害の結果、反射光I2の光路とは反対の方向に虚像が形成され、画質の低下を生じさせる。
【0027】
また、ウェハレベルチップサイズパッケージの小型化の傾向に伴って、ますます多くのセンサチップパッケージがウェハレベルチップ上に集積されるようになるとともに、単一の完成したチップパッケージのサイズが小さくなり、その結果、上部カバー基板30の側壁から検知領域20の端縁までの距離が短くなる。この場合、上記の妨害はより深刻である。
【0028】
上記の研究に基づいて、本開示の実施形態に係るパッケージング構造およびパッケージング構造を形成するためのパッケージング方法が提供される。パッケージング構造は、チップユニットと上部カバープレートとを含む。チップユニットの第1の面は、検知領域を含む。上部カバープレートの第1の面は、支持構造を備え、上部カバープレートは、チップユニットの第1の面を被覆し、支持構造は、上部カバープレートとチップユニットとの間に位置し、検知領域は、支持構造およびチップユニットの第1の面によって囲まれるキャビティ内に位置する。本開示に係るパッケージング構造では、上部カバープレートは、上部カバープレートの側壁によって反射された光が検知領域に直接入射しないように、予め設定された厚みを有し、それによって、検知領域に入る干渉光を減少させて、検知領域の画質を向上させる。対応して、本開示の実施形態に係る上記のパッケージング構造を形成するためのパッケージング方法も、上記の利点を有する。
【0029】
本開示の上記の目的、特徴および利点をより明らかにして理解を容易にするために、本開示の具体的な実施形態について図面と併せて以下で詳細に説明する。
【0030】
なお、図面を提供する目的は、本開示の実施形態の理解を手助けするというものであり、本開示を過度に限定するように解釈されるべきではない。明確にする目的で、図中の寸法は、一定の縮尺に応じて描かれているわけではなく、拡大されたり、縮小されたり、他の態様で変更されたりしてもよい。
【0031】
まず、本開示の実施形態に係るパッケージング構造が提供される。
図2を参照して、パッケージング構造は、チップユニット210を含み、チップユニット210は、第1の面210aと、第1の面210aとは反対側の第2の面210bとを含み、第1の面210aは、検知領域211を含む。パッケージング構造はさらに、上部カバープレート330を含み、上部カバープレート330は、第1の面330aと、第1の面330aとは反対側の第2の面330bとを含み、第1の面330aは、支持構造320を備え、上部カバープレート330は、チップユニット210の第1の面210aを被覆し、支持構造320は、上部カバープレート330とチップユニット210との間に位置し、検知領域211は、支持構造320およびチップユニット210の第1の面210aによって囲まれるキャビティ内に位置する。上部カバープレート330は、上部カバープレート330の側壁330sによって反射された光が検知領域211に直接入射しないように、予め設定された厚みを有する。
【0032】
本開示の実施形態では、上部カバープレート330の予め設定された厚みは、50μmから200μmである。たとえば、上部カバープレート330の予め設定された厚みは、100μmである。上部カバープレート330は厚みが薄いので、上部カバープレート330の側壁330sによって反射された光は、検知領域211に直接入射しない。光が検知領域211に直接入射するとは、光が検知領域211に入射する前に他の界面によって反射されないことを指す。具体的に、本開示の実施形態に係るパッケージング構造を、入射光I1が一例として挙げられている
図1に示される従来技術に係る画像センサと比較する。
図1では、光I1は、画像センサの上部カバー基板30に入り、上部カバー基板30の側壁30sによって反射されて検知領域20に入射し、検知領域20の撮像と干渉する。しかし、
図2に示されるように、本開示の実施形態に係るパッケージング構造では、上部カバープレート330は、比較的小さな100μmなどの予め設定された厚みを有するため、光I1は、上部カバープレート330に入らず、上部カバープレート330の側壁330sによって反射されず、したがって、検知領域211との干渉を回避することができる。
【0033】
いくつかの実施形態では、上部カバープレート330の予め設定された厚みは、検知領域330の幅ならびに支持構造320の幅および高さに基づいて決定される。具体的には、続けて
図2を参照して、光I3は上部カバープレート330に入射して側壁330sによって反射されるものとする。いくつかの状況では、上部カバープレート330の側壁330sによって反射された光(I4で示される)は、支持構造320の最上面に入射する。したがって、反射光I4が検知領域211に直接入射するか否かは、支持構造320の幅に関係する。いくつかの他の状況では、上部カバープレート330の側壁330sによって反射された光(I5で示される)は、検知領域211が位置するキャビティに入り、検知領域211を横切って、他方の側の支持構造320に入射する。したがって、反射光I5が検知領域211に直接入射するか否かは、支持構造320の高さおよび検知領域211の幅、すなわち検知領域211が位置するキャビティの形状、にさらに関係する。要約すると、本開示の実施形態によれば、上部カバープレート330の予め設定された厚みは、上部カバープレート330の側壁330sによって反射された光が検知領域211に直接入射しないように、検知領域211の幅ならびに支持構造320の幅および高さに基づいて決定される。たとえば、支持構造の幅に対するカバープレートの予め設定された厚みの比率は、検知領域の幅に対する支持構造の高さの比率よりも小さく設定される。
【0034】
いくつかの他の実施形態では、上部カバープレート330の予め設定された厚みは、検知領域211と支持構造320の内側側壁との間の距離および上部カバープレート330の屈折率などの要素をさらに検討することに基づいて決定される。要約すると、上部カバープレート330の予め設定された厚みは、上部カバープレート330の側壁330sによって反射された光が検知領域211に直接入射しないように決定される。
【0035】
この実施形態では、パッケージング構造はさらに、検知領域211の外側に位置するコンタクトパッド212と、貫通孔(図示せず)とを含み、当該貫通孔は、チップユニット210の第1の面210aとは反対側のチップユニット210の第2の面210bからチップユニット210を貫通し、当該貫通孔を介してコンタクトパッド212が露出される。パッケージング構造はさらに、チップユニット210の第2の面210bおよび貫通孔の側壁の面を被覆する絶縁層213と、絶縁層213の面上に位置し、コンタクトパッド212に電気的に接続された金属層214と、金属層214の面および絶縁層213の面上に位置するはんだマスク215とを含み、はんだマスク215は、金属層214の一部を露出させる開口(図示せず)を含む。パッケージング構造はさらに、開口を埋める外部接続のための突起216を含み、外部接続のための突起216は、はんだマスク215の面の外側で露出される。上記の構造では、検知領域211は、コンタクトパッド212、金属層214および外部接続のための突起216を介して外部回路に電気的に接続され、それによって、電気信号を送信する。
【0036】
対応して、本開示の実施形態に係る
図2に示されるパッケージング構造を形成するためのパッケージング方法が提供される。本開示の実施形態に係るパッケージング方法を使用してパッケージングプロセスにおいて形成される中間構造を示す概略図である
図3〜
図9を参照する。
【0037】
まず、
図3および
図4を参照して、パッケージング対象のウェハ200を設ける。
図3は、パッケージング対象のウェハ200の構造を示す平面図である。
図4は、
図3におけるAA1に沿った断面図である。
【0038】
パッケージング対象のウェハ200は、第1の面200aと、第1の面200aとは反対側の第2の面200bとを含む。パッケージング対象のウェハ200の第1の面200aは、複数のチップユニット210と、チップユニット210間に位置する切断経路領域220とを備える。
【0039】
この実施形態では、パッケージング対象のウェハ200上の複数のチップユニット210は、アレイ状に配置されており、切断経路領域220は、隣接するチップユニット210間に位置している。その後、パッケージング対象のウェハ200を切断経路領域220に沿って切断して、各々がチップユニット210を含む複数のチップパッケージング構造を形成する。
【0040】
この実施形態では、チップユニット210は、画像センサチップユニットであり、検知領域211と、検知領域211の外側に位置するコンタクトパッド212とを含む。検知領域211は、光学式検知領域であり、たとえばアレイ状に配置された複数のフォトダイオードによって形成されてもよく、フォトダイオードは、検知領域211に入射した光信号を電気信号に変換することができる。コンタクトパッド212は、検知領域211内のコンポーネントを外部回路に接続する入力端子および出力端子の役割を果たす。いくつかの実施形態では、チップユニット210は、シリコン基板上に形成され、シリコン基板内に形成された他の機能的コンポーネントをさらに含む。
【0041】
なお、明らかにするために、
図3に示されるAA1に沿ったパッケージング対象のウェハ200の断面図は、本開示の実施形態に係るパッケージング方法の後続のステップにおいて説明するために一例として挙げられているに過ぎず、同様のプロセスステップは他の領域でも実行される。
【0042】
次に、
図5を参照して、カバー基板300を設ける。カバー基板300は、第1の面300aと、第1の面300aとは反対側の第2の面300bとを含む。カバー基板300の第1の面300a上には複数の支持構造320が形成される。支持構造320および第1の面300aによって形成される溝構造が、パッケージング対象のウェハ200上の検知領域211に対応する。
【0043】
この実施形態では、カバー基板300は、パッケージング対象のウェハ200上の検知領域211を保護するために、後続のプロセスにおいてパッケージング対象のウェハ200の第1の面200aを被覆する。光は、検知領域211に到達する前にカバー基板300を通過する必要がある。したがって、カバー基板300は、高い透明度を有する透過性材料で作られる。カバー基板300の面300aおよび300bは両方とも、平坦かつ平滑であり、入射光の拡散および乱反射を生じさせない。具体的には、カバー基板300の材料は、無機ガラスであってもよく、有機ガラスであってもよく、または一定の強度を有する他の透過性材料であってもよい。
【0044】
いくつかの実施形態では、支持構造320は、カバー基板300の第1の面300a上に支持構造材料層を堆積させ、支持構造材料層をエッチングすることによって、形成される。具体的には、まず、カバー基板300の第1の面300aを被覆する支持構造材料層(図示せず)が形成され、次いで、支持構造材料層がパターニングされ、支持構造材料層の一部が除去されて、支持構造320を形成する。カバー基板300上に支持構造320および第1の面300aによって形成される溝構造の位置は、パッケージング対象のウェハ200上の検知領域211の位置に対応し、そのため、後続の取付けプロセスが実行された後に検知領域211は溝内および支持構造320間に位置することができる。いくつかの実施形態では、支持構造材料層は、湿式膜フォトレジストまたは乾式膜フォトレジストで作られ、吹付けプロセス、スピンコーティングプロセス、接着プロセスなどによって形成される。支持構造320は、露光および現像によって支持構造材料層をパターニングすることによって形成される。いくつかの実施形態では、支持構造材料層は、酸化ケイ素、窒化ケイ素および酸窒化ケイ素などの絶縁誘電材料で、堆積プロセスによって形成されてもよく、その後、フォトリソグラフィプロセスおよびエッチングプロセスを使用してパターニングされて、支持構造320を形成する。
【0045】
いくつかの他の実施形態では、支持構造320は、カバー基板300をエッチングすることによって形成されてもよい。具体的には、パターニングされたフォトレジスト層がカバー基板300上に形成されてもよい。次いで、パターニングされたフォトレジスト層をマスクとして用いてカバー基板300をエッチングして、カバー基板300に支持構造320を形成する。支持構造320は、カバー基板300の第1の面300a上の隆起部分である。
【0046】
本開示の実施形態では、カバー基板300は、予め設定された厚みを有する。その後、カバー基板を切断してパッケージング構造の上部カバープレートを形成した後では、上部カバープレートも、上部カバープレートの側壁によって反射された光がチップユニットの検知領域211に直接入射しないように、当該予め設定された厚みを有する。いくつかの実施形態では、予め設定された厚みは、50μmから200μmであってもよく、たとえば100μmであってもよい。
【0047】
いくつかの実施形態では、予め設定された厚みを有するカバー基板300が直接設けられ、次いで、支持構造320がカバー基板300上に形成され、カバ-基板300がパッケージング対象のウェハ200に取り付けられる。いくつかの他の実施形態では、予め設定された厚みよりも大きな厚みを有するカバー基板300が設けられる。支持構造320がカバー基板300の第1の面300a上に形成された後、カバー基板300は、第2の面300bから予め設定された厚みに薄くされる。より大きな厚みを有するカバー基板300は、支持構造320を形成するプロセス中により強い機械的支持を提供することができ、それによって損傷を防止する。いくつかの他の実施形態では、予め設定された厚みよりも大きな厚みを有するカバー基板300が設けられる。支持構造320がカバー基板300上に形成され、カバー基板300がパッケージング対象のウェハ200に取り付けられた後、カバー基板300は、カバー基板の第2の面300bから予め設定された厚みに薄くされる。同様に、より大きな厚みを有するカバー基板300は、後続のプロセス中により強い機械的支持を提供することができる。上記の薄くするプロセスは、マスキングプロセス、エッチングプロセスなどであってもよいが、本明細書では限定されない。
【0048】
次に、
図6を参照する。カバー基板300の第1の面300aをパッケージング対象のウェハ200の第1の面200aに取り付ける。カバー基板300の第1の面300aとパッケージング対象のウェハ200の第1の面200aとの間に支持構造320が位置し、そのため、支持構造320およびパッケージング対象のウェハ200の第1の面200aによってキャビティ(図示せず)が形成され、検知領域211はキャビティ内に位置することになる。
【0049】
この実施形態では、カバー基板300は、接着剤層(図示せず)を介してパッケージング対象のウェハ200に取り付けられる。たとえば、接着剤層は、吹付けプロセス、スピンコーティングプロセスまたは接着プロセスによって、カバー基板300の第1の面300a上および/またはパッケージング対象のウェハ200の第1の面200a上の支持構造320の最上面上に形成されてもよい。次いで、カバー基板300の第1の面300aは、当該接着剤層を介してパッケージング対象のウェハ200の第1の面200aに取り付けられる。接着剤層は、接着機能、絶縁機能および封止機能を果たす。接着剤層は、シリカゲル、エポキシ樹脂、ベンゾシクロブテン、および他の高分子材料などの高分子接着材料で作られてもよい。
【0050】
この実施形態では、カバー基板300の第1の面300aをパッケージング対象のウェハ200の第1の面200aに取り付けた後、支持構造320およびパッケージング対象のウェハ200の第1の面200aはキャビティを形成する。キャビティの位置は、検知領域211の位置に対応し、キャビティの面積は、検知領域211の面積よりもわずかに大きく、そのため、検知領域211はキャビティ内に位置することになる。この実施形態では、カバー基板300をパッケージング対象のウェハ200に取り付けた後、パッケージング対象のウェハ200上のコンタクトパッド212は、カバー基板300上の支持構造320によって被覆される。カバー基板300は、後続のプロセスにおいてパッケージング対象のウェハ200を保護することができる。
【0051】
次に、
図7を参照する。パッケージング対象のウェハ200をパッケージングする。
まず、貫通孔を形成するための後続のエッチングを容易にするために、パッケージング対象のウェハ200は、パッケージング対象のウェハ200の第2の面200bから薄くされる。パッケージング対象のウェハ200は、機械研磨プロセス、化学機械研磨プロセスなどによって薄くされてもよい。次いで、パッケージング対象のウェハ200は、パッケージング対象のウェハ200の第2の面200bからエッチングされて、貫通孔(図示せず)を形成し、当該貫通孔を介してコンタクトパッド212がパッケージング対象のウェハ200の第1の面200a側で露出される。次に、パッケージング対象のウェハ200の第2の面200bおよび貫通孔の側壁上に絶縁層213が形成され、絶縁層213を介してコンタクトパッド212が貫通孔の底部で露出される。絶縁層213は、パッケージング対象のウェハ200の第2の面200bに対して電気的絶縁を提供することができ、貫通孔を介して露出されたパッケージング対象のウェハ200の基板に対して電気的絶縁を提供することができる。絶縁層213の材料は、酸化ケイ素、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素、または絶縁樹脂であってもよい。次いで、絶縁層213の面上に、コンタクトパッド212と接続された金属層214が形成される。金属層214は、外部回路との接続のためにパッケージング対象のウェハ200の第2の面200bまでコンタクトパッド212を延長させる再分配層として使用されてもよい。金属層214は、金属薄膜を堆積させてエッチングすることによって形成される。次に、金属層214の面および絶縁層213の面上に、開口(図示せず)を有するはんだマスク215が形成され、当該開口を介して金属層214の面の一部が露出される。はんだマスク215の材料は、酸化ケイ素および窒化ケイ素などの絶縁誘電材料である。はんだマスク215は、金属層214を保護するように機能する。次いで、はんだマスク215の面上に、外部接続のための突起216が形成され、外部接続のための突起216によって開口が埋められる。外部接続のための突起216は、はんだボールおよび金属柱などの接続構造であってもよく、銅、アルミニウム、金、スズ、および鉛などの金属材料で作られてもよい。
【0052】
パッケージング対象のウェハ200をパッケージングした後、後続の切断プロセスによって得られたチップパッケージング構造は、外部接続のための突起216を介して外部回路と接続することができる。チップユニットの検知領域211によって光信号が電気信号に変換された後、当該電気信号は、コンタクトパッド212、金属層214および外部接続のための突起216を順次通過し、外部回路に送信されて、処理される。
【0053】
次に、
図8および
図9を参照して、パッケージング対象のウェハ200およびカバー基板300を切断経路領域220(
図4参照)に沿って切断して、
図2に示される複数のパッケージング構造を形成する。パッケージング構造の各々は、チップユニット210と、チップユニット210上に位置し、カバー基板300を切断することによって形成される上部カバープレート330とを含む。上部カバープレート330は、上部カバープレート330の側壁330sによって反射された光が検知領域に直接入射しないように、予め設定された厚みを有する。
【0054】
この実施形態では、パッケージング対象のウェハ200およびカバー基板300に対して行われる切断は、第1の切断プロセスと第2の切断プロセスとを含む。具体的には、
図8に示されるように、まず、第1の切断プロセスが実行され、パッケージング対象のウェハ200の第1の面200aに到達するまで、パッケージング対象のウェハ200がパッケージング対象のウェハ200の第2の面200bから
図4に示される切断経路領域220に沿って切断されて、第1の切断溝410を形成する。第1の切断プロセスでは、スライスナイフ切断またはレーザ切断が使用されてもよく、スライスナイフ切断は、金属ナイフまたは樹脂ナイフを用いて行われてもよい。
【0055】
次に、
図9を参照して、第2の切断プロセスが実行され、パッケージング対象のウェハ200の第1の面200aに到達するまで、カバー基板300が、カバー基板300の第2の面300bから、
図4に示される切断経路領域220に対応する領域に沿って切断されて、第1の切断溝410と接続された第2の切断溝420を形成し、複数のパッケージング構造を形成して、それによって切断プロセスが終了する。第2の切断プロセスでは、スライスナイフ切断またはレーザ切断が使用されてもよい。
【0056】
いくつかの他の実施形態では、第2の切断プロセスは、カバー基板300の第1の面300aから第1の切断溝410に沿ってカバー基板300を切断し続けて、カバー基板300を貫通する第2の切断溝420を形成し、それによって切断プロセスが終了することを含んでもよい。
【0057】
なお、いくつかの他の実施形態では、第1の切断プロセスは第2の切断プロセス後に実行されてもよく、いくつかの他の実施形態では、パッケージング対象のウェハ200およびカバー基板300は1回の切断プロセスによってのみ切断されてもよいが、本明細書では限定されない。
【0058】
本明細書に記載されていない本開示の実施形態に係るパッケージング方法によって形成されたパッケージング構造を説明するために、
図2に示されるパッケージング構造の説明を参照することができる。
【0059】
本開示について上記したが、それに限定されるものではない。本開示の精神および範囲から逸脱することなく、当業者によって本開示の技術的解決策に対してさまざまな変更および変形がなされてもよい。したがって、本開示の保護範囲は、添付の特許請求の範囲によって定義される。