特許第6557877号(P6557877)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6557877
(24)【登録日】2019年7月26日
(45)【発行日】2019年8月14日
(54)【発明の名称】ストレッチ器具
(51)【国際特許分類】
   A61H 1/02 20060101AFI20190805BHJP
   A61H 39/04 20060101ALI20190805BHJP
【FI】
   A61H1/02 K
   A61H39/04 R
【請求項の数】1
【全頁数】9
(21)【出願番号】特願2017-117252(P2017-117252)
(22)【出願日】2017年5月30日
(65)【公開番号】特開2018-202111(P2018-202111A)
(43)【公開日】2018年12月27日
【審査請求日】2018年10月30日
【早期審査対象出願】
(73)【特許権者】
【識別番号】517210288
【氏名又は名称】瀧上 順一
(72)【発明者】
【氏名】瀧上 順一
【審査官】 村上 勝見
(56)【参考文献】
【文献】 実公昭63−040994(JP,Y2)
【文献】 特開2009−034472(JP,A)
【文献】 特開2006−061251(JP,A)
【文献】 特開平11−253287(JP,A)
【文献】 実開昭56−066310(JP,U)
【文献】 登録実用新案第3187504(JP,U)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0236560(US,A1)
【文献】 米国特許出願公開第2010/0286729(US,A1)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
A61H 1/02
A61H 39/04
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
施術者が把持する1角と、施術台に固定する1角と、患者に当接する1角を有する略3角柱形構造であり、前記施術者と前記患者方向に垂直に複数の分割された部品からなるストレッチ器具であって、
中央土台部品と、
前記中央土台部品に固定され、前記患者の左腰部筋肉に当接する左ストレッチ部品と、
前記左ストレッチ部品と前記中央土台部品とが固定されている面と対向する面に固定され、前記患者の右腰部筋肉に当接する右ストレッチ部品と、
前記中央土台部品の前記患者側に配置され、前記患者の椎骨に当接する中央ストレッチ部品と、を備え
前記中央土台部品に可動レールと、前記中央ストレッチ部品に前記可動レール上を移動し固定するための可動部品と、を配置し前記中央ストレッチ部品を移動させ前記患者の椎骨に当接する位置を可変するようにしたことを特徴とするストレッチ器具。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明はストレッチ器具に関する。特に椎間部・腰部筋肉をストレッチすることにより、腰痛等の症状を解消または軽減させるためのストレッチ器具に関する。
【背景技術】
【0002】
一般的に、施術者が患者に行う椎間部・腰部筋肉のストレッチとして、施術者の指、もしくは可動なしの三角形のブロックを使用することが知られている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
しかし施術者の指でストレッチを行う場合、相手の体型により施術者の指では支えきれず、患部の部位を適切に施術できないという問題があった。また、可動なしの三角形のブロックを使用した場合、三角形のブロックと体に接する部分が平坦なため、体型により的確に椎間部のみ、腰部筋肉のみ、椎間部・腰部筋肉を同時にストレッチすることは困難であるという問題があった。
本発明は上記の問題を解決するためで、その目的は様々な人の体型に合わせることが可能なストレッチ器具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記課題を解決するために本発明は以下に記載の手段による。
1)施術者が把持する1角と、施術台に固定する1角と、患者に当接する1角を有する略3角柱形構造であり、前記施術者と前記患者方向に垂直に複数の分割された部品からなるストレッチ器具であって、
中央土台部品と、
前記中央土台部品に固定され、前記患者の左腰部筋肉に当接する左ストレッチ部品と、
前記左ストレッチ部品と前記中央土台部品とが固定されている面と対向する面に固定され、前記患者の右腰部筋肉に当接する右ストレッチ部品と、
前記中央土台部品の前記患者側に配置され、前記患者の椎骨に当接する中央ストレッチ部品と、を備え
前記中央土台部品に可動レールと、前記中央ストレッチ部品に前記可動レール上を移動し固定するための可動部品と、を配置し前記中央ストレッチ部品を移動させ前記患者の椎骨に当接する位置を可変するようにしたことを特徴とするストレッチ器具。
【発明の効果】
【0005】
本発明によれば、様々な人の体型に合わせることが可能なストレッチ器具を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
図1】実施の形態にかかるストレッチ器具の斜視図である。
図2】実施の形態にかかるストレッチ器具の左側面図である。
図3】実施の形態にかかるストレッチ器具、中央部の左側面図である。
図4】実施の形態にかかるストレッチ器具を上方から見た図である。
図5】実施の形態にかかるストレッチ器具を上方から見た図で、中央ストレッチ部品5を前方に移動させた図である。
図6】実施の形態にかかるストレッチ器具を上方から見た図で、中央ストレッチ部品5を後方に移動させた図である。
図7】実施の形態にかかるストレッチ器具を患者の腰部に配置した図である。
図8】実施の形態にかかる中央ストレッチ部品5を前方に移動させて患者の腰部に配置した図である。
図9】実施の形態にかかる中央ストレッチ部品5を後方に移動させて患者の腰部に配置した図である。
【発明の実施するための形態】
【0007】
以下、図面を参照して本発明のストレッチ器具の実施の形態について説明する。図1は、実施の形態にかかるストレッチ器具1の外観図斜視図である。図1に示すように、ストレッチ器具1は、左ストレッチ部品2、右ストレッチ部品3、中央土台部品4、中央ストレッチ部品5、後方補強部品6、可動部品7、可動レール8、上方補強部品9から構成されている。中央ストレッチ部品5は、可動部品7、可動レール8を使用することにより、前後に移動可能であり所望の位置で固定できる仕組みである。
【0008】
ストレッチ器具1であるが、患者に施術する際、施術者は後方補強部品6を把持し、中央ストレッチ部品5の先端を患者に当接してストレッチを行うものである。図1において、左ストレッチ部品2、右ストレッチ部品3、中央土台部品4、中央ストレッチ部品5の尖端方向を前方、後方補強部品6を後方、後方から前方に向かって左右、として説明するものとする。ストレッチ器具1側面から見た形状は三角形で、上方から見た形は長方形である。
【0009】
左ストレッチ部品2は、中央土台部品4の左側に固定され、左ストレッチ部品2の後方は、後方補強部品6と固定している。左ストレッチ部品2の前方先端は、施術時に患者の左腰部筋肉に接しストレッチする。
【0010】
右ストレッチ部品3は、中央土台部品4の右側に固定され、右ストレッチ部品3の後方は、後方補強部品6と固定している。右ストレッチ部品3の前方先端は、施術時に患者の右腰部筋肉に接しストレッチする。
【0011】
中央土台部品4は、中央ストレッチ部品5、可動部品7、可動レール8の土台である。中央土台部品4は、左ストレッチ部品2、右ストレッチ部品3、可動レール8と固定している。
【0012】
中央ストレッチ部品5は、可動部品7と固定しており、可動部品7、可動レール8を使用し、前後に移動する仕組みである。中央ストレッチ部品5の前方先端は、施術時に患者の椎骨に接し、椎骨間をストレッチする。
【0013】
後方補強部品6は、左ストレッチ部品2、右ストレッチ部品3に固定され、ストレッチ器具の破損を防ぐ補強部品である。
【0014】
可動部品7は、中央ストレッチ部品5と固定しており、可動レール8を使用し、中央ストレッチ部品5を前後に移動させ固定する部品である。
【0015】
可動レール8は、中央土台部品4に固定され、可動部品7をスムーズに移動させるための部品である。
【0016】
上部補強部品9は、左ストレッチ部品2、右ストレッチ部品3に固定され、ストレッチ器具の破損を防ぐ補強部品である。
【0017】
図2は、ストレッチ器具1の左側面図で構造を説明する図である。側面の形状は三角形である。破線部は、中央土台部品4、中央ストレッチ器具5、可動部品7、可動レール8である。
【0018】
図3は、中央土台部品4、中央ストレッチ器具5、可動部品7、可動レール8の構造を説明する左側面図である。図3では構造を見やすくするため、左ストレッチ器具2を外してある。中央ストレッチ部品5は可動部品7と固定している。可動部品7は可動レール8の上に載っており、可動レール8は中央土台部品4と固定している。中央土台部品4は、後方補強部品6と接している。
【0019】
図4は、ストレッチ器具1を上方から見た図である。中央ストレッチ部品5、左ストレッチ部品2、右ストレッチ部品3、の前方先端が揃っており、中央ストレッチ部品5を前後に移動させていない通常の状態である。上方から見た形は長方形である。
【0020】
図5は、ストレッチ器具1の中央ストレッチ部品5を、前方に移動(可動部品7使用)させ上方から見た図である。中央ストレッチ部品5は、可動部品7と固定している。可動部品7と可動レール8を使用することにより、中央ストレッチ部品5を前後に移動させ最適な位置で固定できる仕組みである。上方から見た形は凸形である。
【0021】
図6は、ストレッチ器具1の中央ストレッチ部品5を、後方に移動(可動部品7使用)させ上方から見た図である。中央ストレッチ部品5は、可動部品7と固定している。可動部品7と可動レール8を使用することにより、中央ストレッチ部品5を前後に可動させ最適な位置で固定できる仕組みである。上方から見た形は凹形である。
【0022】
施術者がストレッチ器具1を使用して施術を行う場合、施術者が患者の体型・状態・症状に合わせて、中央ストレッチ部品5を、前後に移動(可動部品7使用)させ固定する。ストレッチ器具を前後に調節することで、様々な人の体型・状態・症状に合わせて最適に施術することが可能となる。
【0023】
図7を用いて、ストレッチ器具1の使用方法・施術方法を説明する。患者は施術台に座り、施術者は患者の腰部後方に位置する。患者は少し前かがみになり、施術者は後方からストレッチ器具1の前方先端を患者の腰部(ストレッチする部位)に当て、ストレッチ器具1の後方補強部品6の下部を施術台に接地させる。図7の様にストレッチ器具1を配置する。患者は少し前かがみの状態から、ストレッチ器具1の前方先端が腰部に当たるよう、後方に寄りかかる。施術者は患者の腰部後方から患者の寄りかかる力に負けないように、ストレッチ器具を把持し、しっかり固定する。ストレッチ器具1は患者の寄りかかる力を利用することで、腰部のストレッチができる器具である。
【0024】
図7に示す患者の椎骨10は患者の腰椎である。腰椎とは背骨の腰の部分で正常な人の腰椎の数は5つある。腰椎は上半身の全体重を支えるため太くて大きい。また棘突起も幅広く頑丈にできている。棘突起は背中を丸めた時に見える骨の突起である。中央ストレッチ部品5の前方先端が接する場所は、棘突起下部である。椎骨と椎骨の間には椎間円板という線維性軟骨組織があり、脊柱のクッションの役割をしている。椎骨間は日常生活での疲労、過度の負担をかけるなどで、圧迫され間隔が狭くなるといったようなことが起きる。椎骨間の問題で、痛みなどの不快な症状が出ることがある。
【0025】
図7の患者の腰部筋肉11は、脊柱起立筋と多裂筋である。作用は脊柱の支持と背屈、側屈、回旋を主に行う筋肉である。脊柱起立筋は、最大の背筋で外側から腸肋筋、最長筋、棘筋が並び、3筋は筋群として協同して働く。多裂筋は脊椎深層を走行している筋肉で、頸椎から骨盤まで伸びている筋肉である。腰部筋肉は日常生活での疲労、過度の負担をかけるなどで、腰部筋肉が疲労し正常に働かなくなり、脊柱に負担がかかり痛みなどの不快な症状が出ることがある。
【0026】
図8を用いて、ストレッチ器具1の中央ストレッチ部品5を、前方に移動(可動部品7使用)させた時の、使用方法・施術方法を説明する。目的は椎骨間が狭くなり起こる、不快な症状の改善、軽減である。使用方法は中央ストレッチ部品5を前方に移動(可動部品7使用)させる。図8の様に中央ストレッチ部品5の前方先端が、患者の椎骨10(棘突起下部)に接することになる。左ストレッチ部品2、右ストレッチ部品3の前方先端が患者の体に接することはない。施術方法は段落0023に記載の方法と同じだが、中央ストレッチ部品5を前方に移動(可動部品7使用)させ固定することにより、患者の椎骨間のみストレッチすることが可能になる。
【0027】
図9を用いて、ストレッチ器具1の中央ストレッチ部品5を、後方に移動(可動部品7使用)させた時の、使用方法・施術方法を説明する。目的は腰部筋肉の緊張による、不快な症状の改善、軽減である。使用方法は中央ストレッチ部品5を後方に移動(可動部品7使用)させる。図9の様に左ストレッチ部品2、右ストレッチ部品3の前方先端が、患者の腰部筋肉11と接することになる。中央ストレッチ部品5の前方先端は、患者の椎骨に接することはない。施術方法は段落0023に記載の方法と同じだが、中央ストレッチ部品5を後方に移動(可動部品7使用)させ固定することにより、患者の腰部筋肉のみストレッチすることが可能になる。
【0028】
患者の椎骨間・腰部筋肉を同時にストレッチする時の使用方法・施術方法を説明する。目的は、症状により椎骨間・腰部筋肉を、同時にストレッチする必要がある場合である。使用方法は患者の体型(肥満型・やせ型)、状態、症状を考慮し、中央ストレッチ部品5、左ストレッチ部品2、右ストレッチ部品3の前方先端が患者の体に接するように、中央ストレッチ部品5を少し前方、または少し後方に移動(可動部品7使用)させ微調節し固定する。施術方法は段落0023に記載の方法と同じだが、椎骨間・腰部筋肉を同時にストレッチするため、椎骨間のストレッチをする中央ストレッチ部品5の、椎骨への力の掛かり度合いで、腰部筋肉のストレッチ度合いが変化することになる。椎骨間のストレッチ度合いを強くすれば、腰部筋肉のストレッチ度合いは弱くなる。椎骨間のストレッチを弱くすれば腰部筋肉のストレッチ度合いが強くなる。このように本発明のストレッチ器具では、椎骨間・腰部筋肉を同時にストレッチする時の、比率を変えることができ、最適に患者の椎骨間・腰部筋肉を同時にストレッチすることが可能になる。
【0029】
ストレッチ器具1に補強部品をさらに設けた例について説明する。図1は、上部補強部品9を左ストレッチ部品2、右ストレッチ部品3に固定して設けた例である。また、後方補強部品6も左ストレッチ部品2、右ストレッチ部品3に固定して設けた例である。図1は、ストレッチ器具1に上部補強部品9、後方補強部品6を設けた例であるが、前述の説明のように補強部品は設けていなくともよい。
【0030】
図1に示すように、上部補強部品9を平らな補強部品から凹凸型のように変形して設け、中央土台部品4と左ストレッチ部品2、右ストレッチ部品3を固定している留め具を、固定位置変更可能な留め具に変更する。そうすることで中央ストレッチ部品5を上下方向に移動させることにより、中央ストレッチ部品5を前後方向のみならず、上下方向にも移動させることが可能となる。これにより患者の体形に応じて左ストレッチ部品2、右ストレッチ部品3、中央ストレッチ部品5の位置を施術に最適な配置とすることが可能となり、様々な人の体型に合わせることが可能となる。
【0031】
ストレッチ器具1の先端部の形状について説明する。先端部は患者の体に接する部分であるため、先端部の角を丸く形成し刺激を最小限に抑えなければならない。ストレッチ器具1の先端部は角を無くし丸みがある形状をしている。
【0032】
中央ストレッチ部品5について説明する。中央ストレッチ部品5は取り外し交換が可能で、先端が様々な形状、素材の部品に交換が可能である。例えば先端の形状が丸みのあるU字またはV字の形状で、先端部の素材をゴム、ウレタン、ゲル、シリコンなどの衝撃吸収クッション材で形成すれば、棘突起を包み込むように椎骨間のストレッチが可能になる。
【0033】
左ストレッチ部品2と右ストレッチ部品3の先端部について説明する。左ストレッチ部品2と右ストレッチ部品3の先端部は角を無くし丸みがある形状をしている。左ストレッチ部品2と右ストレッチ部品3の先端部は患者の腰部筋肉に接するため、筋肉をストレッチする目的で、丸みのあるM字またはW字の形状にしても良い。
【0034】
ストレッチ器具1の材質は、施術に用いるだけの強度と、施術者が把持して使用するため軽量が求められる。施術に用いるだけの強度と、施術時に扱いやすい重さであれば材質は問わない。材質の例として木材があげられる。木材は施術に用いるだけの強度と施術者が扱いやすい重さである。木材は加工し易く製作コスト面の上でも望ましく最適である。
【0035】
また、ストレッチ器具1に外装を設ける構成としてもよい。ストレッチ器具1に外装を設ける目的は、施術時に患者の体とストレッチ器具1が接した時に、患者への刺激を最小限に抑えるためである。施術者が把持した時の刺激も最小限に抑えることもでき、すべり止めの効果もある。ストレッチ器具1本体の保護の役割もあるため、施術に用いるだけの強度と、人の体に触れるためクッション性を有する素材が好適である。外装の例としてレザー(本皮・合皮)があげられる。レザー(本皮・合皮)は加工もし易く強度・クッション性もあり、すべり止めの効果もあるため最適である。
【0036】
さらに、ストレッチ器具1にクッション材を設ける構成としてもよい。ストレッチ器具1と外装との間にクッション材を設け、施術時に患者の体とストレッチ器具1が接した時に、患者への刺激を最小限に抑えるためと、施術者が把持した時の刺激も最小限に抑えるためでもある。外装の内側とストレッチ器具1が直接触れて起こる、摩擦による外装の破損を防ぐ目的でもある。クッション材の例として、綿、スポンジ、フエルト、ゴム、ウレタン、ゲル、シリコン等があり、硬さや厚さを選べる素材や調節できるものが好適である。
【0037】
ストレッチ器具1の全体の寸法は、施術者がストレッチ器具1を把持の場合、あるいは施術台に置いて使う場合の両方を考慮すれば、縦20cm前後、横10前後、高さ10cm前後が最適である。
【符号の説明】
【0038】
1 ストレッチ器具
2 左ストレッチ部品
3 右ストレッチ部品
4 中央土台部品
5 中央ストレッチ部品
6 後方補強部品
7 可動部品
8 可動レール
9 上部補強部品
10 患者の椎骨
11 患者の腰部筋肉
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9