特許第6559084号(P6559084)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6559084
(24)【登録日】2019年7月26日
(45)【発行日】2019年8月14日
(54)【発明の名称】推進力を発生させる装置
(51)【国際特許分類】
   F03G 3/00 20060101AFI20190805BHJP
【FI】
   F03G3/00 D
【請求項の数】2
【全頁数】5
(21)【出願番号】特願2016-38496(P2016-38496)
(22)【出願日】2016年3月1日
(65)【公開番号】特開2017-155633(P2017-155633A)
(43)【公開日】2017年9月7日
【審査請求日】2018年3月22日
(73)【特許権者】
【識別番号】510274027
【氏名又は名称】▲なら▼原 裕
(74)【代理人】
【識別番号】100112737
【弁理士】
【氏名又は名称】藤田 考晴
(74)【代理人】
【識別番号】100140914
【弁理士】
【氏名又は名称】三苫 貴織
(74)【代理人】
【識別番号】100136168
【弁理士】
【氏名又は名称】川上 美紀
(72)【発明者】
【氏名】楢原 裕
【審査官】 金田 直之
(56)【参考文献】
【文献】 特開2009−150372(JP,A)
【文献】 特開2012−137082(JP,A)
【文献】 英国特許出願公開第02466682(GB,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
F03G 1/00,3/00,7/00
F03H 99/00
DWPI(Derwent Innovation)
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
3次元の直交座標系においてYZ平面を基準面とし下記の(1)から(3)を定義するとき、
(1)傾斜周回軌道A:原点を中心に有しY軸とZ軸とにそれぞれに対し30°〜45°の傾斜角を有する周回軌道。
(2)回転軸B:Z=0を通りX軸と平行な前記傾斜周回軌道Aの外を通る軸。
(3)物質C:前記傾斜周回軌道Aで周回運動する物質。
1つ以上の前記傾斜周回軌道Aによる前記回転軸Bを中心とした回転運動と前記物質Cによる周回運動を同時かつ連続的に行わせることにより、前記傾斜周回軌道Aが前記回転軸Bを中心に180°回転する毎にY軸とZ軸とに対しそれぞれ最大90°の前記物質Cによる周回軌道の傾斜角の変化を作り出す推進力を発生させる装置。
【請求項2】
前記直交座標系において、Z≠0を通りX軸と平行前記傾斜周回軌道Aの外を通る軸を回転軸B2と定義するとき、前記回転軸Bの代わりに前記回転軸B2を用いることを特徴とする請求項1の装置
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
進力を発生させる装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の全ての推進力は、推進装置がその外部環境後方に向け、物質に作用を及ぼすことにより発生する反作用を用いる方法により得ている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の方法を用いる推進装置は、プロペラ・回転翼・ジェットエンジン等の一部又は全部をその外部環境に露出させる必要があるため、それらの露出部分は外部環境中の物体との接触事故が起きやすく、同時に騒音源になるという問題があった。
【0004】
本発明はこれら従来の、物質による反作用を推進力として用いる方法に起因する問題を解決するための手段として、物質による反作用を用いず推進力を発生させるという目的を達成するためになされた発明である。
【課題を解決するための手段】
【0005】
3次元の直交座標系においてYZ平面を基準面とし下記の(1)から(3)を定義するとき、
(1)傾斜周回軌道A:原点を中心に有しY軸とZ軸とにそれぞれに対し30°〜45°の傾斜角を有する周回軌道。
(2)回転軸B:Z=0を通りX軸と平行な傾斜周回軌道Aの外を通る軸。
(3)物質C:傾斜周回軌道Aで周回運動する物質。
1つ以上の傾斜周回軌道Aによる回転軸Bを中心とした回転運動と物質Cによる周回運動を同時かつ連続的に行わせることにより、傾斜周回軌道Aが回転軸Bを中心に180°回転する毎にY軸とZ軸とに対しそれぞれ最大90°の物質Cによる周回軌道の傾斜角の変化を作り出す。
【発明の効果】
【0006】
本発明を用いる推進装置は反作用を用いないため、外部環境に露出させる部分が全く必要なく、推進装置を真空の密閉された空間に設置し運用できる。
【0007】
この特徴により本発明を用いる推進装置は、外部環境中の物体との接触事故と騒音源となることの両方の問題を解決できる。
【図面の簡単な説明】
【0008】
図1】本発明の実施形態に物理独楽を用いる推進装置例をX軸方向から見た平面図である。
図2図1の推進装置例をZ軸方向から見た正面図である。
図3図1の推進装置例の底面図である。
図4図1の推進装置例をY軸方向から見た側面図である。
図5】請求項2を適用した、図1と同様の推進装置例の平面図である。
図6】本発明の実施形態にコイルを用いる推進装置例をX軸方向から見た平面図である。
図7図6の推進装置例をZ軸方向から見た正面図である。
図8図6の推進装置例の底面図である。
図9図6の推進装置例をY軸方向から見た側面図である。
【発明を実施するための形態】
【0009】
以下に二つの実施例について説明する。
【実施例1】
【0010】
図1は物理独楽を用いる推進装置例をX軸方向から見た平面図である。
【0011】
この推進装置例は2つの物理独楽1を備え、それぞれは中心に垂直な駆動軸2を有する。
【0012】
2つの駆動軸2は、中心に垂直な回転駆動軸4を有する回転装置3によりその中心から左右の等距離で支持され、回転装置3が回転駆動軸4により駆動されたとき2つの物理独楽1を、回転軸Bを中心に回転する互いに180°離れた2つの傾斜周回軌道Aとして機能させるための位置と傾きを有する。
【0013】
これらの特徴を有する装置で物理独楽1を駆動軸2で駆動させながら回転装置3を回転駆動軸4で駆動させることにより、物理独楽1を構成する物質による傾斜周回軌道Aでの周回運動とその軌道の傾斜角の変化を作り出し、この変化に対し物理独楽1が示す抵抗との相互作用を推進力として用いる方法を実施する形態である。
【0014】
使用方法について述べる。
【0015】
X軸方向から観察できる周回軌道が成す面の表面が、前面となり進むよう回転装置3を回転駆動軸4で回転させながら周回軌道上での周回運動を行わせ、周回軌道の裏面のX軸方向に推進力を発生させる。
【0016】
X軸方向から観察できる周回軌道が成す面の表面が、背面となり進むよう回転装置3を回転駆動軸4で回転させながら周回軌道上での周回運動を行わせ、周回軌道の表面のX軸方向に推進力を発生させる。
【実施例2】
【0017】
図6はコイルを用いる推進装置例をX軸方向から見た平面図である。
【0018】
この推進装置例は2つのコイル5を有する。
【0019】
2つのコイル5は、中心に垂直な回転駆動軸4を有する回転装置3によりその中心から左右の等距離に配置され、回転装置3が回転駆動軸4により駆動されたとき、回転軸Bを中心に回転する互いに180°離れた2つの傾斜周回軌道Aとして機能させるための傾きを有する。
【0020】
これらの特徴を有する装置でコイル5に電流を流しながら回転装置3を回転駆動軸4で駆動させることにより、コイル5を流れる電子による傾斜周回軌道Aでの周回運動とその軌道の傾斜角の変化を作り出し、この変化に対し電子が物質として示す抵抗との相互作用を推進力として用いる方法を実施する形態である。
【0021】
以上に実施例について説明した。
【符号の説明】
【0022】
1 物理独楽
2 駆動軸
3 回転装置
4 回転駆動軸
5 コイル
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8
図9