特許第6559205号(P6559205)IP Force 特許公報掲載プロジェクト 2022.1.31 β版

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特許6559205パンチリベット取付用金型及びパンチリベット取付方法
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(19)【発行国】日本国特許庁(JP)
(12)【公報種別】特許公報(B2)
(11)【特許番号】6559205
(24)【登録日】2019年7月26日
(45)【発行日】2019年8月14日
(54)【発明の名称】パンチリベット取付用金型及びパンチリベット取付方法
(51)【国際特許分類】
   B21J 15/30 20060101AFI20190805BHJP
   B21J 15/00 20060101ALI20190805BHJP
   F16B 5/04 20060101ALI20190805BHJP
【FI】
   B21J15/30 L
   B21J15/00 U
   F16B5/04 A
【請求項の数】17
【全頁数】14
(21)【出願番号】特願2017-207066(P2017-207066)
(22)【出願日】2017年10月26日
(62)【分割の表示】特願2015-520880(P2015-520880)の分割
【原出願日】2013年6月20日
(65)【公開番号】特開2018-58122(P2018-58122A)
(43)【公開日】2018年4月12日
【審査請求日】2017年11月24日
(31)【優先権主張番号】102012013829.6
(32)【優先日】2012年7月13日
(33)【優先権主張国】DE
(73)【特許権者】
【識別番号】504075577
【氏名又は名称】ニューフレイ リミテッド ライアビリティ カンパニー
(74)【代理人】
【識別番号】100094569
【弁理士】
【氏名又は名称】田中 伸一郎
(74)【代理人】
【識別番号】100088694
【弁理士】
【氏名又は名称】弟子丸 健
(74)【代理人】
【識別番号】100067013
【弁理士】
【氏名又は名称】大塚 文昭
(74)【代理人】
【識別番号】100086771
【弁理士】
【氏名又は名称】西島 孝喜
(74)【代理人】
【識別番号】100109070
【弁理士】
【氏名又は名称】須田 洋之
(74)【代理人】
【識別番号】100109335
【弁理士】
【氏名又は名称】上杉 浩
(74)【代理人】
【識別番号】100120525
【弁理士】
【氏名又は名称】近藤 直樹
(72)【発明者】
【氏名】バーティグ ポール
(72)【発明者】
【氏名】ヴィースナー マルコ
【審査官】 豊島 唯
(56)【参考文献】
【文献】 特表2004−501774(JP,A)
【文献】 特表2009−541057(JP,A)
【文献】 特開2006−021220(JP,A)
(58)【調査した分野】(Int.Cl.,DB名)
B21J 15/00 − 15/30
F16B 5/04
F16B 19/08
(57)【特許請求の範囲】
【請求項1】
パンチリベット接合部の底部を形成するための凹部(32)を有する基部本体(24)を備え、前記凹部(32)が基部(46)及び環状壁(48)を有する、パンチリベット取付用工具(10)のためのパンチリベット取付用金型(22)であって、
環状の半径流抑止装置(40;40I;40III;40IV;40V)が前記基部(46)の中央領域に設けられ、前記環状半径流抑止装置は、前記凹部(32)の前記基部(46)上にキャビティ(52)を有し、前記キャビティ(52)から出る材料の半径方向流を制限するものであり、
前記キャビティ(52)のキャビティ直径(DV)は、前記パンチリベット取付用金型(22)と共に使用できる半中空パンチリベット(18)のシャンク内径(DNi)に0.5乃至1.0のキャビティ直径係数を乗じた値の範囲にあり、
前記キャビティ(52)の内側領域が、前記凹部(32)の前記基部(46)に対してオフセットされている
ことを特徴とするパンチリベット取付用金型。
【請求項2】
前記半径流抑止装置(40;40I;40II;40III)は、前記凹部(32)の前記基部(46)上に環状隆起部(42)を有することを特徴とする、請求項1に記載のパンチリベット取付用金型。
【請求項3】
前記基部(46)に対する前記環状隆起部(42)の高さ(TE)は、前記凹部(32)の深さ(TA0.05乃至0.5の範囲の高さ係数を乗じた値であることを特徴とする、請求項2に記載のパンチリベット取付用金型。
【請求項4】
前記高さ係数は、0.1乃至0.4の範囲にあることを特徴とする、請求項3に記載のパンチリベット取付用金型。
【請求項5】
前記環状隆起部(42III)は、先端領域において角丸にされ、前記角丸部分は0.1mm乃至1mmの範囲の先端半径(RSE)を有することを特徴とする、請求項2〜請求項4のいずれかに記載のパンチリベット取付用金型。
【請求項6】
前記先端半径(RSE)は、0.15mm乃至0.4mmの範囲にあることを特徴とする、請求項5に記載のパンチリベット取付用金型。
【請求項7】
前記環状隆起部(42)は、先端に向かって鋭角をもたせて設けられることを特徴とする、請求項2〜請求項4のいずれかに記載のパンチリベット取付用金型。
【請求項8】
前記環状隆起部(42II)は、先端の領域で平らにされることを特徴とする、請求項2〜請求項4のいずれかに記載のパンチリベット取付用金型。
【請求項9】
前記環状隆起部(42)の隆起部直径(DE)は、前記リベット取付用金型(22)と共に用いることができる半中空パンチリベット(18)のシャンク内径(DNi1.0乃至2.0の隆起部直径係数を乗じた値の範囲にあることを特徴とする、請求項2〜請求項のいずれかに記載のパンチリベット取付用金型。
【請求項10】
前記隆起部直径係数は、1.2乃至1.8の範囲にあることを特徴とする、請求項9に記載のパンチリベット取付用金型。
【請求項11】
前記キャビティ(52V)は、環状キャビティであることを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載のパンチリベット取付用金型。
【請求項12】
前記キャビティ(52)は、前記凹部(32)の前記深さ(TA0.05乃至0.5の範囲の深さ係数を乗じた値の深さ(TV)を有することを特徴とする、請求項〜請求項11のいずれかに記載のパンチリベット取付用金型。
【請求項13】
前記深さ係数は、0.1乃至0.4の範囲にあることを特徴とする、請求項12に記載のパンチリベット取付用金型。
【請求項14】
前記キャビティ(52)の環状外壁(56)から前記キャビティ(52)のキャビティ基部(58)への遷移部は角丸にされ、前記角丸にされた部分は、0.1mm乃至1mmの範囲キャビティ基部半径(RVB)を有することを特徴とする、請求項〜請求項13のいずれかに記載のパンチリベット取付用金型。
【請求項15】
前記キャビティ(52)の環状外壁(56)から前記凹部(32)の前記基部(46)への遷移部は角丸にされ、前記角丸にされた部分は、0.1mm乃至2mmの範囲にあるキャビティ遷移部半径(RVU)を有することを特徴とする、請求項〜請求項14のいずれかに記載のパンチリベット取付用金型。
【請求項16】
パンチリベット取付用パンチ(16)を備えるパンチリベット取付用ヘッド(14)がパンチする方向(15)に可動であるようにフレーム(12)上に取り付けられ、かつ請求項1〜請求項15のいずれかに記載のパンチリベット取付用金型(22)が前記フレーム(12)上に固定された、パンチリベット取付用工具(10)。
【請求項17】
請求項1〜請求項15のいずれかに記載のパンチリベット取付用金型(22)の上面上に配置された少なくとも2つの被加工物(62、64、66)にパンチリベット接合部(60)を形成するための方法であって、
半中空パンチリベット(18)を前記最上部の被加工物(66)に打ち込み、前記半中空パンチリベット(18)の中空シャンクを前記最下部被加工物(62)内に貫入させ、そこで半径方向に広がらせ、前記パンチリベット取付用金型(22)により前記パンチリベット接合部(60)の底部が形成されるようにするステップを含むことを特徴とする、方法。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、パンチリベット接合部の底部を形成するための、基部及び環状壁を有する凹部を有する基部本体を備える、パンチリベット取付用工具のためのパンチリベット取付用金型に関する。
さらに、本発明は、パンチリベット取付用パンチを備えるパンチリベット取付用ヘッドがパンチ方向に可動に取り付けられ、かつパンチリベット取付用金型が固定されたフレームを備える、パンチリベット取付用工具に関する。
最後に、本発明は、パンチリベット取付用金型を使用して、少なくとも2つの被加工物のパンチリベット接合部を形成するための方法に関する。
【背景技術】
【0002】
通常、パンチリベット取付方法においては、パンチリベットを、パンチを用いてシート内に打ち込むことにより、金属シート部分が互いに接合される。
この場合において、中実リベットを用いるパンチリベット取付方法と、半中空リベットを用いるパンチリベット取付方法とは区別される。中実リベットを用いるパンチリベット取付方法では、リベット自体が非常に硬い材料により構成され、被加工物の配列内に完全に打ち込まれ、パンチングにより生じる残留物は排出される。この場合には、被加工物の配列が互いに押し付けられ、少なくとも1つの被加工物の材料が中実リベットの半径方向溝に押し込まれることにより、接合部が形成される。
【0003】
本発明は、本質的に、半中空リベットを用いるパンチリベット取付方法に関する。半中空リベットの場合には、リベットは、ヘッドと、ヘッドに隣接する中空シャンクとを有する。リベットは、被加工物配列内に打ち込まれ、中空シャンクが半径方向に広がり、これにより、被加工物の恒久的接合をもたらすのに必要なバックテーパが形成される。シャンクの端部は、被加工物配列から突出しない。むしろ、被加工物最下層の材料のいわゆる残留基部厚さが、リベットシャンクの端部とこのように形成されたパンチリベット接合部の底面との間に残る。
【0004】
パンチリベット及びパンチリベット接合部を形成するための金型が、特許文献1に記載されている。特許文献1は、一つの実施形態において、基部表面に中央キャビティが形成され、該中央キャビティの直径が凹部の直径の半分より小さく、該中央キャビティの深さがリベットシャンクの外径の0.3倍より大きくされた、パンチリベット取付用金型を提案する。キャビティと凹部との間の遷移部には、0.3mmより大きいか又はこれと等しい値を有する半径が形成される。該キャビティは、接合工程における圧力の解放を意図して設けられたものであり、結果としてパンチリベット接合部における過剰な半径方向応力を防ぎ、亀裂発生のリスクを低減させる。
【0005】
中央キャビティの深さが比較的大きいので、パンチリベット取付用金型を用いて形成されたパンチリベット接合部は、非常に厚いものとなる。
さらに、一般的に、2つの被加工物、特に複数の被加工物を互いに接合するパンチリベット接合部を形成するためには、比較的長いパンチリベットを用いることが必要になるので、そのようなパンチリベット接合部の形成は困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】独国特許10 2006 028 537 B3号明細書
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
この背景に対して、本発明の目的は、2つより多い被加工物を互いに接合する場合であっても、軸方向にコンパクトであり、及び/又は機能及び品質の面で満足できるパンチリベット接合部を形成できる、改良されたパンチリベット取付用金型、改良されたパンチリベット取付用工具及び改良されたパンチリベット接合部を形成するための方法を特定することである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の目的は、冒頭部分で述べたパンチリベット取付用金型において、基部の中央領域に環状の半径流抑止装置を形成し、該環状の半径流抑止装置が、該環状の半径流抑止装置の内周領域から流出する半径方向の材料流を制限するようにすることにより達成される。
【0009】
上述の特許文献1においては、用いる手法は、実質的に、材料成形動作中に、中央領域において圧力を解放させるものであるが、本発明は、環状の半径流抑止装置を設けることを提案する。この場合に達成できることは、半径流抑止装置の環状形状により、中央領域に比較的高い圧力が作用する可能性があるにも関わらず、材料の流れ、特に被加工物最下層の材料の流れが、半径方向には制限できることである。
【0010】
これは、安全な残留基部厚さを達成することを可能にするものであり、特に長いパンチリベット、例えば8mmより長いもの、特に10mmより長いパンチリベットの場合においても、安全な残留基部厚さを達成することを可能にするものである。
言い換えると、該環状形状により、かつ、中央領域において比較的高い力をかけることができるという事実により、安全な残留基部厚さが達成される。
安全な残留基部厚さを達成することにより、パンチリベット接合部が、パンチリベットの端部とパンチリベット接合部の底面との間の領域において閉じられた状態に留まること、つまり、特に、ひび割れが発生しないという状態を達成することが可能になる。これは、腐食の問題の防止を可能にするものである。
さらに、好ましいことに、比較的小さい軸方向厚さを有するパンチリベット接合部を形成することが可能になる。
【0011】
使用できるパンチリベットは、6mmより長く、特に7mmより長い軸方向の全長を有するものであることが好ましい。特に、全長は、8乃至14mmの範囲とすることができる。
これにより、目的は完全に達成される。
【0012】
特に好ましい実施形態によれば、半径流抑止装置は、凹部の基部上に環状隆起部を有する。凹部の基部は、平坦であることが好ましいが、環状隆起部内の中央領域に、基部に対してオフセットされたキャビティを有するものとすることもできる。
【0013】
このパンチリベット取付用金型を用いて実施されるパンチリベット取付方法の場合には、パンチの圧力を通して、リベットシャンクの中の材料に高い圧力が印加される。特に成形動作の最終段階において、環状隆起部内の中央領域から出る被加工物最下層の半径方向材料流は、環状隆起部により防止されるか、又は少なくとも抑制される。その結果、高い圧力にも関わらず、残留基部厚さがゼロまで減少するのが防止され、すなわち、この領域におけるひび割れの発生が防止される。
【0014】
中央領域に比較的高い圧力を作用させることができるので、さらに、被加工物最下層の領域において、中空シャンクの安全な拡がりを達成でき、高い強度のパンチリベット接合部を達成することができる。
基部に対する環状隆起部の高さは、凹部の深さに高さ係数0.05乃至0.5を乗じた範囲にあることが特に好ましい。
特に、高さ係数は、0.1乃至0.4の範囲であることが好ましく、0.15乃至0.25の範囲であることが特に好ましい。
かかる高さの環状隆起部は、特に良好なパンチリベット接合部をもたらすことが分かっている。
【0015】
さらに別の好ましい実施形態によれば、環状隆起部は、先端の領域において丸められ、この丸められた部分は、0.1mm乃至1mmの範囲の先端半径を有するものとされる。
この先端半径は、0.15mm乃至0.4mmの範囲であることが特に好ましく、特に0.2mm乃至0.3mmの範囲にあることが好ましい。
このような丸めた形状にすることにより、ノッチにおける応力の増大を防止できる。
【0016】
代替的実施形態によれば、環状隆起部は、先端に向かって鋭角となるように、つまり断面が概ね三角形となるように形成される。
過剰なノッチの応力が先端領域で発生しない状態が保証されるように隆起部を形成する必要があるが、この実施形態の場合には、必要に応じて、半径方向流をより大きい程度まで抑止することができる。
【0017】
好ましい実施形態によれば、環状隆起部は、先端領域で平らにされる。
この変形態様は、必要に応じて安価に作製でき、それにも関わらず半径流抑止装置の機能を達成できる。
先端の領域で平らにされた環状隆起部の場合にも、基部に対する高さは、凹部の深さに0.01乃至0.3の高さ係数を乗じた範囲とすることができる。
【0018】
さらに、環状隆起部の隆起部直径は、パンチリベット取付用金型と共に用いることができる半中空リベットのシャンク内径に隆起部直径係数1.0乃至2.0を乗じた範囲とすることが有利である。
隆起部直径係数は、1.2乃至1.8の範囲、特に1.4乃至1.6の範囲であることが特に好ましい。
【0019】
この手法により達成されることは、パンチリベットの取付工程中に、シャンクの底部端が半径方向に広げられた状態にされた場合であっても、広げられたパンチリベットシャンクの下方に位置する凹部の基部の比較的大きい部分が環状隆起部により囲まれた状態にあり、材料の半径方向流出が防止されることである。
この場合において、隆起部の直径は、凹部の基部の直径の0.5倍より大きく、特に0.55倍より大きくすることができる。
【0020】
さらに別の好ましい実施形態は、請求項1の前提部分と組み合わせることにより明確に区別される発明を構成するものであるが、この実施形態によれば、半径流抑止装置が凹部の基部にキャビティを有し、該キャビティが、該キャビティから出る半径方向の材料流を制限する。この場合における基部のキャビティは、このキャビティがパンチリベット取付工程中にパンチリベットのシャンク内の圧力を大きくは低下させず、かつ長いパンチリベット及び/又は2つより多い被加工物を用いるパンチリベット接合部の場合であっても、シャンクの安全な拡がりを可能にするように設けられることが好ましい。しかし、このキャビティの縁部により、キャビティの領域から出る材料の半径方向流が制限され、それにより、なお安全な残留基部厚さを達成することができる。
【0021】
一般的に、キャビティは、均一の深さ、つまりキャビティの基部が平坦なものすることができる。その結果、安全な残留基部厚さを達成することができる。
代替的な好ましい実施形態によれば、キャビティは環状のキャビティである。
環状のキャビティの場合には、該環状キャビティの内側領域は、パンチリベット取付の接合動作中に、リベットシャンクの内側領域に比較的高い圧力を維持することができる。
この環状キャビティの内側領域は、凹部の基部と少なくとも部分的に同一平面内にあるように位置決めすることができる。
しかし、環状キャビティの内側領域は、凹部の基部に対してオフセットされることが特に好ましい。
【0022】
これにより、パンチの軸方向の圧力によって材料がキャビティ内に流入させられたとき、半径方向流を環状キャビティの外径部分により制限することを保証できる。
一般的に、環状キャビティの内側領域は、凸状、つまり突起の形態で設けることができる。特に、環状キャビティは、断面がW形状を有するように形成することができる。
一般的に、キャビティの型式に関わらず、該キャビティは、凹部の深さに0.05乃至0.5の深さ係数を乗じた範囲の深さを有するものとすることが好ましい。
【0023】
深さが比較的小さいので、パンチリベット取付工程中に、パンチリベットシャンクの内側に、特にパンチリベットシャンクの端部の領域に、比較的高い圧力を作用させて多くの被加工物を接合する場合、及び/又はパンチリベットの軸長が長い場合であっても、安全な拡がりを達成することができる。
【0024】
深さ係数は、0.1乃至0.4の範囲、特に0.15乃至0.25の範囲にあることが好ましい。
さらに別の好ましい実施形態によれば、キャビティの直径は、パンチリベット取付用金型と共に用いることができる半中空リベットのシャンク内径に0.1乃至1.0のキャビティ直径係数を乗じた範囲にされる。
この実施形態においては、半径方向流は中央領域に制限され、その結果、該半径方向流は、中空パンチリベットシャンクの広げられた端部よりも小さくなる。
【0025】
残留基部厚さが許容できないほど減少する危険性があり、特に中央領域においてそのような危険性があるが、該中央領域における半径方向流のこのような制限は、パンチリベット接合部の所望の品質を達成するのに十分であるようにするものであることが分かった。
【0026】
キャビティ直径係数は、0.5乃至1.0の範囲、特に0.8乃至1.0の範囲にあることが特に好ましい。
一般的に、最終的に半径方向流を制限するものとなるキャビティの環状外壁からキャビティ基部まで、すなわち凹部基部までの遷移部分を、傾斜させて設けることが考えられる。
しかし、遷移部は半径部とされることが好ましい。
【0027】
特に好ましい実施形態によると、キャビティの環状外壁からキャビティ基部までの遷移部は、丸みを付された形状とし、その丸みを付された部分は、0.1mm乃至1mmの範囲、好ましくは0.3mm乃至0.7mmの範囲、特に好ましくは0.4mm乃至0.6mmの範囲のキャビティ基部半径を有するものとする。
特に、上述のキャビティの深さとの組み合わせにより、この実施形態の場合には、一方では、最下部被加工物の材料の半径方向流の十分な制限を達成し、同時に、許容できない応力、又は縁部の剥がれを防止することができる。
【0028】
同様の理由により、キャビティの環状外壁から凹部の基部までの遷移部は、丸みを付されており、この丸みを付された部分は、0.1mm乃至2mmの範囲、特に0.1mm乃至1mmの範囲、特に好ましくは0.1mm乃至0.6mmの範囲、好ましくは0.2mm乃至0.4mmの範囲のキャビティ遷移部半径を有するものとすることができる。
さらに、上記の目的は、パンチリベット取付用パンチを備えるパンチリベット取付用ヘッドがパンチング方向に可動であるように取り付けられ、かつパンチリベット取付用金型が固定されたフレームを備える、パンチリベット取付用工具により達成される。
【0029】
最後に、上記の目的は、本発明による型式のパンチリベット取付用金型の上面に配置された、少なくとも2つ、好ましくは3つの被加工物のパンチリベット接合部を形成するための方法であって、半中空パンチリベットを最上部の被加工物に打ち込み、半中空パンチリベットの中空シャンクを最下部被加工物に貫入させ、そこで半径方向に広がらせ、パンチリベット取付用金型によりパンチリベット接合部の底部が形成されるようにするステップを含む方法により達成される。
【0030】
上述の特徴及び以下にこれから説明する特徴は、それぞれ特定される組み合わせのみでなく、本発明の範囲から逸脱することなく、他の組み合わせ又は単独でも適用できることを理解されたい。
本発明の例示的実施形態は、図面に示され、以下により完全に説明される。
【図面の簡単な説明】
【0031】
図1】本発明によるパンチリベット取付用金型を有する、本発明によるパンチリベット取付用工具の概略図を示す。
図2】本発明によるパンチリベット取付用金型のさらに別の実施形態の斜視図を示す。
図3】本発明によるパンチリベット取付方法において、本発明によるパンチリベット取付用金型と組み合わせて用いることができるパンチリベットの部分的長手方向断面図を示す。
図4図2のパンチリベット取付用金型の基部本体上部の断面図を示す。
図5】本発明によるパンチリベット取付用金型の2つの代替的実施形態を示す。
図6】本発明によるパンチリベット取付用金型のさらに別の実施形態を示す。
図7】本発明によるパンチリベット取付用金型のさらに別の実施形態を示す。
図8図6のパンチリベット取付用金型を用いて作製されたパンチリベット接合部を示す。
【発明を実施するための形態】
【0032】
パンチリベット取付用工具は、図1に概略的形態で表され、10により示される。
パンチリベット取付用工具10は、いわゆるC型フレームとして設けられたフレーム12を有する。該フレーム12の上部端に、キャリッジ14が長手方向軸(パンチ軸)15に沿って移動可能であるように取り付けられる。パンチ16は、パンチリベット取付工程を行うために、キャリッジ14上に配置される。パンチリベット18は、詳しくは図示されていない保持装置を用いて、パンチ16上に配置される。パンチリベット18は、パンチ16上の、詳細は図示されていない保持装置によって保持される。
【0033】
フレーム上12には、パンチリベット取付用金型22を受けるための金型受け20がさらに設けられる。
パンチリベット取付用金型22は、基部本体24と、基部本体から軸方向に延びる、より小さい直径の金型シャンク26とを有する。基部本体24とシャンク26との間の遷移部の半径方向表面は、金型受け20の肩部28に当接する。基部本体24は、形態が回転方向対称であることが好ましい。
【0034】
パンチリベット取付用金型22は、パンチ16に面する第1の軸方向面30(上面)を有する。第1の軸方向面30には、形成される材料を受けるための凹部32が設けられる。
パンチリベット取付用金型22は、金型シャンク26の軸方向端面により構成される、第2の軸方向面34をさらに有する。
【0035】
通常、パンチリベット取付工程では、シート形態の2つ又はそれ以上の被加工物がパンチ16と金型22との間に配置される。さらに、被加工物のスタックを、パンチリベット取付用金型22に対して上面から動かないように固定することができる。次に、パンチ16を長手方向軸15に沿って下向きに動かし、その結果、パンチリベット18を被加工物構成に打ち込む。この場合、パンチリベット18の中空シャンクは、被加工物内で半径方向に変形し、半径方向外向きに撓み、その結果、被加工物間に非ポジティブ及び/又はポジティブ接合が形成される。パンチリベット取付用金型22の凹部32は、特別な形状により、被加工物、又はパンチリベット18のこの種の材料変形に役立つ。結果として形成されるパンチリベット接合部の品質は、使用するパンチリベット18及びパンチリベット取付用金型22に大いに影響される。この型式のパンチリベット接合部は、自動車工業の分野、特に車体外殻構造の分野に使用されるのが好ましい。異なる材料の被加工物を、この型式のパンチリベット接合部によって一緒に接合できる。
【0036】
工程の安全上、金型の交換の間違いを防止するため、パンチリベット取付用金型22は、金型22の第2の軸方向面34に設けられることが好ましい、符号化手段36を有する。パンチリベット取付用金型22が挿入されると、挿入されたパンチリベット取付用金型22が計画した工程に対して正しい金型であるかどうかを検知するための、符号化手段36を解読できる符号解読手段38を金型受け20の領域に設けることができる。
【0037】
図1は、パンチリベット取付用工具10が、例えば、第1のアームA1及び/又は第2のアームA2、及びさらに別のアームを有するロボットRに固定できることをさらに示す。
さらに、図1は、半径流抑止装置40が、パンチリベット取付用金型22の凹部32の基部に配置されることを示す。半径流抑止装置は、パンチリベット取付用工程中に、比較的厚い被加工物の積重ね体及び/又は3つ又はそれ以上の被加工物を有する被加工物スタック及び/又は長い軸方向全長を有するパンチリベットを用いる場合であっても、形成されるパンチリベット接合部に対して十分な残留基部厚さを達成できるように、最下部被加工物の材料の半径方向流を抑止し、又は制限する。
【0038】
図2は、上述のパンチリベット取付用金型に、構造及び動作様式に関して一般的に対応する、パンチリベット取付用金型22Iのさらに別の実施形態の斜視図を示す。同一の要素は、同一の参照符号で示す。以下では、主として違いを説明する。
パンチリベット取付用金型22Iの場合、凹部32の基部の中央領域に環状隆起部42が設けられ、隆起部が半径流抑止装置40Iを構成する。環状隆起部42の詳細は、パンチリベット取付用金型22Iの基部本体24を通る断面図を示す図4を参照して以下に説明する。
【0039】
初めに、図3を参照して典型的パンチリベット18Iを説明し、パンチリベット18Iは、上述のパンチリベット取付用金型と組み合わせて及び/又は以下に説明するパンチリベット取付用金型の各々と組み合わせて使用することができる。
パンチリベット18Iは、いわゆるC型リベットとして作製され、軸方向全長LNを有し、軸方向全長LNは、好ましくは6mmより大きい、好ましくは7mmより大きい、特に8mm乃至15mmの範囲とすることができる。
【0040】
さらに、パンチリベット18Iは、皿頭として設けられた、より詳しくは示さないヘッドと、ヘッドに隣接する中空シャンクとして設けられたシャンクとを有する。中空シャンクの外径は、DNaで示され、例えば5乃至6mmの範囲、特に5.2乃至5.5mmの範囲とすることができる。
シャンクの内径DNiは、3乃至3.5mmの範囲、特に3.1乃至3.3mmの範囲にあることが好ましい。
図4は、図2のパンチリベット取付用金型22Iの基部本体24を通る断面図を示す。
【0041】
基部本体24の上面30上の凹部32は、軸方向深さTAを有し、軸方向深さTAは、2乃至3mmの範囲、特に2.2乃至2.6mmの範囲にあることが好ましい。さらに、凹部32は、長手方向軸に対して概ね横方向に位置合わせされた基部46と、基部46と上面30との間に延びる環状壁48とを有する。
壁48は、15乃至25°の範囲、特に17.5乃至22.5°の範囲のテーパ角度を有する円錐台表面の様式で設けられる。
壁48は、凹部基部半径RABを介して、基部46へと次第に変化する。凹部基部半径RABは、0.5乃至2mmの範囲、特に0.75乃至1.5mmの範囲であることが好ましく、好ましくは1mmである。
【0042】
さらに、壁48は、角丸部を介して、基部本体24の上面30へと次第に変化し、この目的のために用いられる凹部遷移半径RAUは、0.1乃至1mmの範囲、特に0.25乃至0.75mmの範囲、特に0.4乃至0.6mmの範囲とすることができる。
壁48は、上部端に、遷移半径RAUに隣接して、例えば、10乃至13mmの範囲、特に10.5乃至12.5mmの範囲、特に11乃至12mmの範囲とすることができる第1の凹部直径DA1を有する。
さらに、壁は、基部半径RABに隣接して、例えば、10乃至12mmの範囲、特に10.5乃至11.5mmの範囲とすることができる、軸方向により低い、第2の凹部直径DA2を有する。
【0043】
基部46の、より詳細には示されない外径(半径方向の、基部半径RAB内の)は、8乃至10mmの範囲、特に8.5乃至9.5mmの範囲にあることが好ましい。
【0044】
環状隆起部42は、長手方向軸15に対して同軸に配置され、凹部32の深さTA掛ける0.05乃至0.5の高さ係数の範囲にある高さTEを有する。基部46に対する環状隆起部の軸方向高さTEは、例えば、0.2乃至0.8mmの範囲、特に0.3乃至0.7mmの範囲、特に0.4乃至0.6mmの範囲とすることができる。
環状隆起部42は、断面が三角形であり、先端部に向かって鋭角をつけて設けられる。基部46の軸方向高さにおいて、環状隆起部42は半径方向厚さ、つまり半径方向幅BEを有し、半径方向幅BEは、例えば0.5乃至2mmの範囲、特に0.2乃至1mmの範囲とすることができる。
環状隆起部の直径DEは、用いられる半中空パンチリベット18Iのシャンク内径DNi掛ける1.0乃至2.0の隆起部直径係数の範囲にあることが好ましい。例えば、隆起部直径DEは、4乃至6mmの範囲、特に4.5乃至5.3mmの範囲、特に4.7乃至4.9mmの範囲とすることができる。この場合、環状隆起部42の直径DEは、環状隆起部の先端部で測定される。
【0045】
パンチリベット取付用金型22Iを用いて行われるパンチリベット取付方法において、パンチリベット取付用パンチに加わる軸方向力は、被加工物が少なくとも部分的に凹部32の領域に貫通するような方法で、被加工物の変形を生じさせる。すると、凹部32により、仕上げられたパンチリベット接合部の底部が形成される。被加工物最下層が凹部の基部46の領域に入ると、環状隆起部42から出る、最下部被加工物の材料の半径方向流は抑止される。これにより、十分に大きい残留基部厚さをもたせてパンチリベット接合部を形成することを保証することができる。同時に、環状隆起部内の中央領域で生じる圧力解放が事実上ないか、又は圧力解放があってもごくわずかなので、シャンク内部の圧力を十分に高くさせることができるため、パンチリベットのシャンクを好適に広げることができる。
【0046】
図5乃至図7は、上述のパンチリベット取付用金型に、構造及び動作様式に関して一般的に対応する、本発明によるパンチリベット取付用金型のさらに別の実施形態を示す。従って、同一の要素は、同一の参照符号で示される。特に、以下の全ての実施形態において、凹部32の設計は、上述の実施形態と同一である。以下では、主に違いを説明する。
【0047】
図5の左側は、先端部の領域が平らにされた環状隆起部42IIを有するパンチリベット取付用金型22IIのさらに別の実施形態を示す。この実施形態において、対応する高さTEIIは、上述の実施形態においてより小さく、特に、凹部32の深さTA掛ける0.02乃至0.3の高さ係数の範囲とすることができる。
図5の右側は、先端部の領域で環状隆起部42IIIが角丸にされたパンチリベット取付用金型22IIIのさらに別の実施形態を示す。ここでは、図5に示す先端半径RSEは、0.1mm乃至1mmの範囲、特に0.15mm乃至0.4mmの範囲にあることが好ましく、特に0.2mm乃至0.3mmの範囲にあることが好ましい。
環状隆起部42IIIの高さTEIIIは、図4の環状隆起部42の高さTEと同一とすることができる。
【0048】
さらに、この実施形態において、環状隆起部は、遷移半径を介して、凹部32の基部46へと次第に変化することが好ましく、図5にはより詳細には示さない隆起遷移半径は、先端半径RSEの1.5乃至2.5倍の範囲にあり、0.3乃至0.7mmの範囲にあることが好ましい。
図6は、変形において、環状隆起部を有する代わりに、凹部32の基部46上に中央キャビティを有する、さらに別のパンチリベット取付用金型22IVを示し、キャビティは、図6において52により示される。別の変形において、キャビティ52は、上述の隆起部42と組み合わせることができる。
【0049】
キャビティ52は、凹部の深さTAかける0.05乃至0.5の深さ係数の範囲にある、基部46に対する深さTVを有する。深さ係数は、0.1乃至0.4の範囲、特に0.15乃至0.25の範囲にあることが特に好ましい。
結果として得られた小さい軸方向深さにより、パンチリベット取付動作中に、凹部32の中央領域に十分高い圧力を維持して、パンチリベット18Iのシャンクを適正に広げさせることができる。キャビティ52は、基部46に平行に位置合わせされたキャビティ基部58を有する。さらに、キャビティ52は、キャビティ基部58を凹部基部46に接続する、外壁56を有する。
【0050】
キャビティ52には、半中空パンチリベット18のシャンク内径DNi掛ける0.1乃至1.0のキャビティ直径係数の範囲にあるキャビティ直径DVを与えることができる。特に、キャビティ直径係数は、0.5乃至1.0の範囲、特に0.8乃至1.0の範囲にあることが好ましい。キャビティ直径係数は、0.9乃至1.0であることが好ましい。
キャビティ直径DVは、ボアの直径に対応し、ボアを用いてキャビティ52が形成される。キャビティ直径DVから始まり、外壁56は、キャビティ遷移半径RVUを介して、凹部基部46へと次第に変化し、キャビティ遷移半径RVUは、0.1mm乃至2mmの範囲、特に0.2mm乃至0.4mmの範囲とすることができる。
【0051】
さらに、キャビティ基部半径RVBがキャビティ直径DVとキャビティ基部58との間に設けられ、キャビティ基部半径RVBは、キャビティ遷移半径RVUより大きいことが好ましく、かつ例えば、0.1mm乃至1mmの範囲、好ましくは0.3mm乃至0.7mmの範囲、特に0.4mm乃至0.6mmの範囲とすることができる。
図7は、構造及び動作様式に関して一般的にパンチリベット取付用金型22IVに対応する、パンチリベット取付用金型22Vを示す。従って、同一の要素は、同一の参照符号で示す。
【0052】
キャビティ52Vは、環状キャビティとして設けられる。外壁56及び遷移半径は、図6の実施形態の様式と同一の様式で設けることができる。
しかし、キャビティ52の中央部には、キャビティ52Vの深さTVより小さい軸方向高さTWを有する突起54が設けられる。その結果、環状キャビティ52Vの内側領域は、凹部32の基部46に対してオフセットされる。
この構成により、パンチリベット取付用動作中、中央領域において、圧力を比較的高く保持できる。
図6及び図7の実施形態において、キャビティ52、52Vの外壁56は、特に、半径流抑止装置の機能を発揮する。
【0053】
図8は、パンチリベット取付用金型22IVを用いて形成されたパンチリベット接合部60を示す。さらに、図3によるパンチリベット18Iを用いてパンチリベット接合部が形成される。パンチリベット接合部60は、第1の被加工物62、第2の被加工物64及び第3の被加工物66を接合し、第3の被加工物66は、最上部の被加工物であり、上面がパンチリベット18Iの上面と概ね面一であるように位置合わせされる。パンチリベット18Iのシャンクは、打ち抜いた材料がパンチリベット18Iの中空シャンクの内側にあるように、第3の被加工物及び第2の被加工物66、64を打ち抜く。さらに、中空シャンクは、特に最下部被加工物62の領域で半径方向に広がり、最上部被加工物66と最下部被加工物62との間に非ポジティブ又はポジティブ接合が形成される。
【0054】
パンチリベット接合部60の底部は、概ねパンチリベット取付用金型22IVの凹部32の形状を引き継ぐ。さらに、この場合は、中央のより低い領域に、形状がキャビティ52の形状に対応する突起がある。
キャビティ52により、中央領域における半径方向流は制限されるか、又は抑制され、一方、形成動作は、最下部被加工物62の材料の十分な残留基部厚さ68があるように行われ、特に、残留基部厚さ68にひび割れ等がなく、発錆のリスクが低減されるように行われる。
【符号の説明】
【0055】
10:パンチリベット取付用工具
12:フレーム
14:キャリッジ
15:長手方向軸(パンチ軸)
16:パンチ
18、18I、:パンチリベット
20:金型受け
22、22I、22II、22III、22IV、22V:パンチリベット取付用金型
24:基部本体
26:シャンク
28:肩部
30:第1の軸方向面(上面)
32:凹部
34:第2の軸方向面
36:符号化手段
38:符号解読手段
40、40I、40III、40IV、40V:半径流抑止装置
42、42II、42III:環状隆起部
46:基部
48:壁
52、52V:キャビティ
54:突起
56:外壁
58:キャビティ基部
60:パンチリベット接合部
62:第1の被加工物
64:第2の被加工物
66:第3の被加工物
図1
図2
図3
図4
図5
図6
図7
図8